JP2023061162A - バッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法 - Google Patents

バッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】識別用の部品を取り付けることなくバッテリの種別を判定することができるバッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法を提供すること。【解決手段】集電体と、巻回体又は積層体を有するバッテリに特定の電流を印加するように電流印加回路に指示する出力制御部と、前記出力制御部から前記電流が印加されたことにより前記バッテリに発生する磁場特性を測定する磁場特性測定部と、バッテリの種別に応じた磁場特性の規定値を記憶する記憶部と、前記規定値と前記磁場特性測定部の測定値を比較することで前記対象バッテリの種別を判定する判定部と、を備え、前記磁場特性測定部は、前記バッテリの前記集電体を流れる電流によって発生する磁場を測定する、バッテリ種別判定装置。【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法に関する。
従来、バッテリの充電時における直流内部抵抗と、放電時における直流内部抵抗とに基づいてバッテリの種別を識別する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。このような方法では、予め定められた抵抗値を有する抵抗をバッテリに取り付けておき、識別時にその抵抗値を測定することによりバッテリの種別を判定している。また、ICチップをバッテリに取り付けておき、ICチップが出力する識別用の信号に基づいてバッテリの種別を判定する方法もある。
国際公開第2015/133068号
しかしながら、従来技術では、バッテリに抵抗やICチップなどの部品を取り付ける必要があるためコストがかかる。また、これらの部品を模造されてしまうと、意図しないバッテリに取り付けられて、バッテリの種別を正しく識別することができなくなってしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、識別用の部品を取り付けることなくバッテリの種別を判定することができるバッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法を提供することを目的の一つとする。
この発明に係るバッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法は、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係るバッテリ種別判定装置は、集電体と、巻回体又は積層体を有するバッテリに特定の電流を印加するように電流印加回路に指示する出力制御部と、前記出力制御部から前記電流が印加されたことにより前記バッテリに発生する磁場特性を測定する磁場特性測定部と、バッテリの種別に応じた磁場特性の規定値を記憶する記憶部と、前記規定値と前記磁場特性測定部の測定値を比較することで前記対象バッテリの種別を判定する判定部と、を備え、前記磁場特性測定部は、前記バッテリの前記集電体を流れる電流によって発生する磁場を測定するものである。
(2):上記(1)の態様において、前記磁場特性測定部は、前記集電体と、前記巻回体又は積層体の接続部を流れる電流によって発生する磁場を測定するものである。
(3):この発明の一態様に係るバッテリ種別判定装置は、上記(1)の態様において、集電体と、巻回体又は積層体を有するバッテリセルと、前記バッテリセルを所定の方向に積層されるバッテリセル群に特定の電流を印加するように電流印加回路に指示する出力制御部と、前記出力制御部から前記電流が印加されたことにより前記バッテリセル群に発生する磁場特性を測定する磁場特性測定部と、バッテリセル群の種別に応じた磁場特性の規定値を記憶する記憶部と、前記規定値と前記磁場特性測定部の測定値を比較することで前記バッテリセル群の種別を判定する判定部と、を備え、前記磁場特性測定部は、隣接するバッテリセルの集電体を流れる電流によって発生する磁場が増幅される領域に配置されるものである。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記バッテリと前記磁場特性測定部と前記判定部は移動体に搭載され、前記磁場特性測定部は、前記移動体の電源オフ時に測定された前回の磁場特性を記録するとともに、次回の電源オン時に今回の磁場特性を測定し、前記判定部は、前記前回の磁場特性と前記今回の磁場特性とを比較することで、前記バッテリの変化を検出するものである。
(5):上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記特定の電流は正弦波若しくは矩形波である。
(6):この発明の一態様に係るバッテリ種別判定方法は、コンピュータが、集電体と、巻回体又は積層体とを有するバッテリに特定の電流を印加するように電流印加回路に指示し、前記電流が印加されたことにより前記バッテリに発生する磁場特性を測定する測定処理を実行し、バッテリの種別に応じた磁場特性の規定値と、前記電流の印加により前記バッテリに発生した前記磁場特性の測定値とを比較することで前記対象バッテリの種別を判定し、前記測定処理では、前記バッテリの前記集電体を流れる電流によって発生する磁場を測定するものである。
(7):この発明の一態様に係るバッテリ種別判定方法は、コンピュータが、集電体と、巻回体又は積層体とを有するバッテリセルを所定の方向に積層したバッテリセル群に特定の電流を印加するように電流印加回路に指示し、前記電流が印加されたことにより前記バッテリセル群に発生する磁場特性を測定する測定処理を実行し、バッテリセル群の種別に応じた磁場特性の規定値と、前記電流の印加により前記バッテリセル群に発生した前記磁場特性の測定値とを比較することで前記バッテリセル群の種別を判定し、前記測定処理では、隣接するバッテリセルの集電体を流れる電流によって発生する磁場が増幅される領域について前記磁場特性を測定するものである。
(1)~(7)によれば、バッテリ種別判定装置が、バッテリセルまたはバッテリセル群(バッテリ)に電流を印加し、それにより発生する磁場特性を測定し、前記バッテリセルまたはバッテリセル群の種別に応じた磁場特性の規定値と、前記磁場特性の測定値とを比較することで前記バッテリセルまたはバッテリセル群の種別を判定することにより、識別用の部品を取り付けることなくバッテリの種別を判定することができる。
バッテリセルの構成の概略を示す図である。 バッテリセルを構成する電池群の集電機構の概略を示す図である。 巻回電極体の構成の概略を示す図である。 第1実施形態におけるバッテリ種別判定装置の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるバッテリ種別判定装置が対象バッテリセルのバッテリ種別を判定する処理の一例を示すフローチャートである。 バッテリセルの集電体付近における磁場特性の様子を説明する図である。 第1実施形態におけるバッテリ種別判定装置がバッテリセルの集電体付近における磁場特性の測定結果の一例を示す図である。 第1実施形態におけるバッテリ種別判定装置の適用例を示す図である。 第2実施形態におけるバッテリ種別判定装置の構成例を示す図である。 バッテリの構成例を示す図である。 バッテリにおけるバッテリセルの接続例を示す図である。 識別用電流の向きによって正極および負極に引力または反発力が生じることを説明する図である。 バッテリ内部の非正規バッテリを検出する様子を示す図である。 第2実施形態におけるバッテリ種別判定装置の適用例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明のバッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1~図3は、本実施形態におけるバッテリセルの一例を示す図である。図1は、バッテリセル200の構成の概略を示し、図2は、バッテリセル200を構成する電池群の集電機構の概略を示す。図3は、バッテリセル200の電池機構の概略を示す。図1に示すバッテリセル200は、1つ以上の巻回電極体300(巻回体)と電解液(図示せず)とを内部に有し、正極端子210および負極端子220を備える。
また、バッテリセル200は、図2に示すように、1つ以上の巻回電極体300の正極340および負極350(図3参照)をそれぞれ集電する正極集電体301Aおよび負極集電体301Bを備える。正極集電体301Aは、バッテリセル200の正極端子210に接続され、負極集電体301Bはバッテリセルの負極端子220に接続される。
また、個々の巻回電極体300は、図3に示すように、正極タブ310と、負極タブ320と、セパレータ330と、正極340と、負極350と、を備える。セパレータ330は、正極340と負極350とを隔離し、電解液を保持して正極340と負極350との間のイオン伝導性を確保する部材である。巻回電極体300は、正極タブ310と、負極タブ320と、セパレータ330と、正極340と、負極350と、を図3に示すような順序で積層して巻回することによって構成される。
図4は、本実施形態におけるバッテリ種別判定装置400Aの構成例を示す図である。バッテリ種別判定装置400Aは、内部バッテリ410と、電流出力部420と、磁場特性測定部430と、記憶部440と、制御部450と、判定結果出力部460と、入力部470とを備える。制御部450は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
内部バッテリ410は、バッテリ種別判定装置400Aの動作に必要な電力を供給するバッテリである。バッテリ種別判定装置400Aの各機能部は、内部バッテリ410によって供給される電力によって動作可能である。内部バッテリ410は、電池であってもよいし、他の電源から電力を取得するインターフェースであってもよい。
電流出力部420は、対象バッテリセル200に特定の電流を印加するように制御される電流印加回路である。特定の電流とは、対象バッテリセル200のバッテリ種別の識別を目的として対象バッテリセル200に印加する電流(以下「識別用電流」という。)である。電流出力部420は、制御部450が指示する強度の電流を対象バッテリ100に印加する。電流出力部420が出力する電流は、プローブP1を介してバッテリ100に印加される。
磁場特性測定部430は、磁場測定プローブP2により取得されたプローブ信号に基づいて測定対象の磁場特性を測定する回路である。より具体的には、バッテリ種別判定装置400Aは、ユーザの操作により、プローブP2が対象バッテリセル200の内部(または側面部)の正極集電体301Aまたは/および負極集電体301Bの付近を走査する。以下、特に区別しない場合、正極集電体301Aまたは/負極集電体301Bを集電体301と記載する。磁場特性測定部430は、走査により取得されたプローブ信号に基づいて、対象バッテリセル200に特定の電流が印加されている状態における集電体301付近の磁場特性を測定する。なお、磁場特性測定部430が対象バッテリセル200の磁場特性を測定するタイミングは、制御部450により、識別用電流の印加に合わせて適切に制御されるものとする。磁場特性測定部430は、対象バッテリセル200の磁場特性の測定値を制御部450に出力する。
記憶部440は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置やSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置を用いて構成される。記憶部440は、バッテリ種別判定装置400Aの動作に関する各種情報を記憶する。例えば、記憶部440には、対象バッテリセル200の磁場特性の測定データや、バッテリ種別の判定結果を示す情報、対象バッテリセル200に印加する電流の設定情報、制御部450を実現する各種プログラムデータなどを記憶する。また、記憶部440は、後述する対応情報を予め記憶している。
制御部450は、バッテリ種別判定装置400Aの各機能部を制御して、バッテリ種別判定装置400Aが対象バッテリ100のバッテリ種別を判定することを可能にする。具体的には、制御部450は、出力制御部451および判定部454を備える。
出力制御部451は、電流出力部420の出力強度を制御することにより、対象バッテリセル200に対して識別用電流を印加する機能を有する。例えば、出力制御部451は、電流出力部420の出力強度を連続的に変化させることにより、対象バッテリセル200に対して正弦波状に変化する交流電流を印加することができる。また、出力制御部451は、電流出力部420の出力強度を所定のタイミングで変化させることにより、対象バッテリセル200に対して矩形波状に変化する直流電流を出力印加することもできる。
なお、出力制御部451は、対象バッテリセル200がバッテリ種別判定装置400Aに接続されたことを検知して対象バッテリセル200に対する識別用電流の印加を開始するように構成されてもよい。また、バッテリ種別判定装置400Aが、マウスやキーボード等の入力装置を備えている場合、出力制御部451は、ユーザの入力操作に応じて、対象バッテリセル200に対する識別用電流の印加を開始するように構成されてもよい。
判定部454は、対象バッテリセル200について取得された集電体301付近の磁場特性値に基づいて対象バッテリセル200のバッテリ種別を判定する。具体的には、判定部454は、バッテリの種別と、各種別のバッテリセルについて測定された集電体付近の磁場特性値とが対応づけられた対応情報に基づいて対象バッテリセル200のバッテリ種別を判定する。なお、対応情報は予め記憶部440に記憶されているものとする。判定部454は、対象バッテリセル200について行ったバッテリ種別の判定の結果を示す情報(以下「判定結果情報」という。)を判定結果出力部460に出力する。
判定結果出力部460は、判定部454から出力された判定結果情報を所定の態様で出力する。例えば、判定結果出力部460は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備え、これらの表示装置に判定結果情報を表示させてもよい。また、例えば、判定結果出力部460は、有線又は無線の通信インターフェースを備え、これらの通信インターフェースを介して判定結果情報を他の通信装置に送信してもよい。また、判定結果出力部460は、スピーカ等の音声出力装置を備え、判定結果情報の内容を示す音声を音声出力装置に出力させてもよい。
入力部470は、バッテリ種別判定装置400Aの動作に関する情報を入力する機能を有する。例えば、入力部470は、マウスやキーボード等の入力装置を備え、これらの入力装置を介して必要な情報の入力を行うように構成されてもよい。また、入力部470は、有線又は無線の通信インターフェースを備え、これらの通信インターフェースを介して必要な情報の入力を行うように構成されてもよい。入力部470は、入力した情報を制御部450に出力する。
図5は、本実施形態のバッテリ種別判定装置400Aが対象バッテリセル200のバッテリ種別を判定する処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、フローチャートの開始時点において、バッテリ種別判定装置400Aは、判定対象のバッテリセル200(対象バッテリセル)と接続された状態であるものとする。まず、バッテリ種別判定装置400Aにおいて、入力部470を介して、対象バッテリセル200に対して識別用電流を印加する操作が入力される。この操作入力に応じて、出力制御部451が電流出力部420を制御して、対象バッテリセル200に識別用電流を印加する(ステップS101)。
続いて、プローブP2が集電体301付近の磁場特性に応じたプローブ信号を出力する(ステップS102)。プローブP2には、コイルセンサやリードセンサ、ホール素子、MR(Magneto Resistive)センサ、MI(Magneto-Impedance)センサ等を用いることができる。例えば、プローブP2は、磁場により誘導された電流値を示すプローブ信号を出力し、磁場特性測定部430は、プローブ信号が示す電流値に基づいて磁場成分を算出する(ステップS103)ことにより磁場特性を測定する。
続いて、判定部454が、磁場特性測定部430による磁場特性の測定結果に基づいて、対象バッテリセル200が正当なバッテリセルであるか否かを判定する。具体的には、判定部454は、測定された磁場成分が前回の測定値の誤差範囲内にあるか、または、予め定められた規定値の範囲内にあるか否かを判定し(ステップS104)、いずれかに該当する場合には対象バッテリセル200が正当なバッテリセルであると判定し、いずれにも該当しない場合には対象バッテリセル200が正当なバッテリセルでないと判定する。
ここで、対象バッテリセル200が正当なバッテリセルであると判定した場合(ステップS104-YES)、判定部454は正常時処理を実行する(ステップS105)。正常時処理は、対象バッテリセル200を使用可能にする処理や、対象バッテリセル200を使用した処理などである。一方、ステップS104において、対象バッテリセル200が正当なバッテリでないと判定した場合(ステップS104-NO)、判定部454は異常時処理を実行する(ステップS106)。異常時処理は、対象バッテリセル200を使用不可とする処理や、対象バッテリセル200が正当なバッテリセルでないことを通知する処理、対象バッテリセル200の使用について警告等の動作を行う処理などである。
正常時処理は、対象バッテリ100が正当なバッテリである場合に実行されるべき処理であればどのような処理であってもよい。同様に、異常時処理は、対象バッテリ100が正当なバッテリでない場合に実行されるべき処理であればどのような処理であってもよい。例えば、判定部454は、対象バッテリ100を搭載する車両の制御システムに対して、本来の性能を発揮させる処理を正常時処理として実行し、その車両が発揮できる性能を制限する処理を異常時処理として実行してもよい。このような制御によれば、自社製の車両に非純正のバッテリが使用されている場合に車両の発揮できる性能を制限することで、車両が危険にさらされてしまうことを未然に防止することができる。
また、例えば、判定部454は、対象バッテリ100を搭載している車両の保証を管理するシステムに対して、その車両の保証を維持させる処理を正常時処理として実行し、その車両の保証を停止させる処理を異常時処理として実行してもよい。このような制御によれば、純正品のバッテリを使用しない車両に発生した事故等の保証により、車両のメーカに対して不当なコストが課せられてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、判定部454は、テレマティクスにより収集された車両データを分析して各種サービスの提供を行うシステムに対して、対象バッテリ100を搭載している車両の車両データを統計処理の対象に含めさせる処理を正常時処理として実行し、その車両データを統計処理の対象から除外させる処理を異常時処理として実行してもよい。このような制御によれば、純正品のバッテリを使用していない車両の車両データにより、統計処理の信頼性が低下し、サービス提供の品質が低下してしまうことを抑制することができる。
なお、このようなバッテリ種別の判定や、判定結果に応じた正常時処理または異常時処理は、対象バッテリ100の搭載する車両の点検時に実行されてもよいし、対象バッテリ100の搭載する車両の始動時等において実行されてもよい。
図6および図7は、本実施形態のバッテリ種別判定装置400Aによるバッテリセル200の集電体301付近における磁場特性の測定結果の一例を示す図である。図6は、測定用電流の印加によって生じる磁場の概略を示し、図7は測定結果を示す。図6において、破線矢印は識別用電流の流れを表す。識別用電流は、正極端子210から正極集電体301Aを通って巻回電極体300に至り、巻回電極体300を通って負極集電体301Bに至り、負極集電体301Bから負極端子220に至る。このとき、右ねじの法則により、識別用電流の方向を軸として周方向に磁場が発生する。
この場合、図7に示すように、バッテリセル200の正極端子210および負極端子220の付近と、それに近い正極集電体301Aおよび負極集電体301Bの付近に特徴的な磁場特性MD1およびMD2が形成されることが分かった。そしてさらに、このような磁場特性は電池機構の物理的特徴に応じた分布を示すことが分かった。すなわち、予め特徴的な磁場特性を示す箇所(以下「特徴点」という。)が分かっている場合、バッテリ種別判定装置400Aは、少なくともそのような特徴点について磁場を測定すればよく、必ずしもバッテリセル200の表面全域について磁場を測定する必要はない。例えば、バッテリセル200の特徴点には、予めバッテリ種別判定用の磁場センサ(プローブP2に相当)が取り付けられていてもよい。本実施形態のバッテリ種別判定装置400Aは、このような物理的特徴に応じた磁場特性を予め取得しておき、対象バッテリセル200について測定した磁場特性と比較することにより、対象バッテリセル200のバッテリ種別を判定するものである。
図8は、第1実施形態のバッテリ種別判定装置400Aの適用例を示す図である。図8は、バッテリ種別判定装置400Aの適用例として、バッテリ種別判定装置400Aと一体に構成されたバッテリセル200を示す。図8の例は、バッテリセル200の正極集電体301Aに近い側面にバッテリ種別判定装置400Aを配置した例である。これは、正極集電体301A付近の特徴点について磁場を測定することを想定したものであり、この場合、少なくとも磁場特性を測定するプローブP2が正極集電体301Aの付近に設置されればよく、必ずしもバッテリ種別判定装置400Aの全体が正極集電体301A側の側面に配置される必要はない。また、負極集電体301Bの付近の磁場特性によりバッテリ種別を判定する場合には、プローブP2は負極集電体301Bの付近に設置されてもよい。また、プローブP2が正極集電体301Aおよび負極集電体301Bの両方の付近に設置され、バッテリ種別判定装置400Aは、両方の集電体301の磁場特性に基づいてバッテリ種別を判定してもよい。また、バッテリ種別を判定するための磁場特性は、集電体301の付近に限らず、バッテリ種別の判定が可能な任意の特徴点について測定されてよい。
このように構成された実施形態のバッテリ種別判定装置400Aは、対象バッテリ100に特定の電流を印加し、その応答として観測される磁場特性値に基づいて対象バッテリの種別を判定することができる。そのため、実施形態のバッテリ種別判定装置400Aによれば、識別用の部品を取り付けることなく対象バッテリ100の種別を判定することが可能となる。
例えば、識別用電流の印加により発生する磁場特性値が純正品であることの特徴を示すものであれば、バッテリ種別判定装置400Aは、対象バッテリセル200が純正品であるか、または非純正品であるかをバッテリ種別として判定するように構成されてもよい。さらに磁場特性値が、車種ごとに異なるバッテリセル200の特徴を示すものであれば、バッテリ種別判定装置400Aは、対象バッテリセル200が搭載されるべき車種をバッテリ種別として判定するように構成されてもよい。このほか、バッテリ種別判定装置400Aは、識別用電流の印加により発生する磁場特性値に相関する属性であれば、対象バッテリセル200について他の属性を識別するように構成されてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態では、バッテリ種別判定装置によりバッテリセル200を集積したバッテリ100のバッテリ種別を判定する場合について説明する。図9は、第2実施形態におけるバッテリ種別判定装置400Bの構成例を示す図である。バッテリ種別判定装置400Bは、バッテリ種別の判定対象がバッテリセル200に代えてバッテリ100となる点、対応情報テーブルT1に代えて対応情報テーブルT2を記憶部440に記憶している点において第1実施形態のバッテリ種別判定装置400Aと異なる。その他の構成は、第1実施形態のバッテリ種別判定装置400Bと同様である。そのため、図9では、それらの同様の構成については図4と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
対応情報テーブルT2は、判定部454がバッテリ種別を判定するために使用する情報である点は対応情報テーブルT1と同じであるが、対応情報テーブルT1がバッテリセル200についての磁場特性とバッテリ種別との対応関係を示したのに対し、バッテリ100についての磁場特性とバッテリ種別との対応関係を示す点で対応情報テーブルT1と異なる。
図10は、第2実施形態におけるバッテリ100の一例を示す図である。バッテリ100は、第1実施形態で説明したバッテリセル200を複数直列に接続して構成される。バッテリ100は、正極端子110および負極端子120と、1つ以上のバスバー130と、複数のバッテリセル200とを備える。図10は、複数のバッテリセル200の一例として、バッテリセル200-1~200-Mを示す。Mは1以上の整数である。
個々のバッテリセル200は、巻回電極体300(巻回体)と電解液(図示せず)とを内部に有し、正極端子210および負極端子220を備える。バッテリセル200-1の正極端子210-1はバッテリバッテリ100の正極端子110に接続され、バッテリセル200-Mの負極端子210-Mはバッテリバッテリ100の負極端子120に接続される。また、バッテリセル200-i(2≦i≦M)の正極端子210-iは、バスバー130-j(j=i-1)によりバッテリセル200-jの負極端子220-jに接続される。一方、バッテリセル200-k(1≦k≦M-1)の負極端子220-kは、バスバー130-kによりバッテリセル200-l(l=k+1)の正極端子210-lに接続される。
図11は、バッテリ100におけるバッテリセル200の接続例を示す図である。バッテリセル200を図11のような配置で接続することにより、識別用電流の印加時に発生する磁場が特定の位置で強め合って増幅されたり、弱め合って減衰したりする現象が発生する。このような磁場強度に関する現象は、バッテリ種別を判定するための特徴となり得るので、第2実施形態のバッテリ種別判定装置400Bは、このような特徴を有する磁場特性とバッテリ種別とを対応づけた対応情報テーブルT2を記憶部440に予め記憶している。これにより、バッテリ種別判定装置400Bは、バッテリ100に識別用電流を印加したときに観測された磁場特性に基づいてバッテリ100のバッテリ種別を判定することができる。
具体的には、例えば、バスバー130-Aにより負極および正極が接続されたバッテリセル200Aおよび200Bにおいて、接続部付近R1に生じる磁場特性は、分布図D1のようになる。ここで、負極と正極とでは流れる識別用電流の向きが異なるため、右ねじの法則により、それぞれ逆向きの回転磁場MG1とMG2とが発生する。そして、この場合、負極と正極との間の領域R2について角度θが45度以内であれば領域R2の内部では磁場MG1とMG2とが強め合い、磁束方向に増幅される。また、このような磁場の増幅は、次の図12に示すように、負極と正極の位置を変化させる場合もある。
図12は、識別用電流の向きによって正極および負極に引力または反発力が生じることを説明する図である。まず、上側の図のように、正極および負極を流れる電流の向きが同じ場合、正極と負極との間の領域では向きが異なる磁場同士が弱め合って磁力線の密度が小さくなり、それを解消しようとして負極および正極に互いに近づこうとする力が働くことになる。この場合、互いに近づこうとする力により負極または正極の位置が変化する可能性がある。一方で、下側の図のように、正極および負極を流れる電流の向きが異なる場合、正極と負極との間の領域では向きが異なる磁場同士が強め合って磁力線の密度が大きくなり、それを解消しようとして負極および正極に互いに離れようとする力が働くことになる。この場合、互いに離れようとする力により負極または正極の位置が変化する可能性がある。
図11の説明に戻る。また、磁場の強度は、回転軸(電流方向)からの距離が大きくなるにつれて弱まるので、バッテリ100の内部におけるバッテリセル200の配置の状況により、磁場特性をバッテリ100の外部から観測したときの結果が異なってくる。バッテリセル200の配置などは、バッテリ100を製造する際の設計事項であるので、製品によっては設計の違いが磁場特性に表れる場合もある。
本実施形態のバッテリ種別判定装置400Bは、このようなバッテリ100の構造上の特徴により観測される磁場特性とバッテリ種別との対応関係を対応情報テーブルT2として予め保持しておくことにより、磁場特性の観測結果をもとにバッテリ100のバッテリ種別を判定することができる。このような構成によれば、例えば次の図13に示すように、バッテリ100に含まれている複数のバッテリセル200の一部に非正規のバッテリセルが含まれているような場合にも、バッテリ100について筐体外部の所定位置から磁場特性を観測することにより、非正規のバッテリセルを検出することができる。
図14は、第2実施形態のバッテリ種別判定装置400Bの適用例を示す図である。図14は、バッテリ種別判定装置400Bの適用例として、バッテリ種別判定装置400Bを搭載した車両Mを示す。図14の車両Mは四輪駆動する乗用車を想定したものであるが、バッテリ種別判定装置400Bを搭載する車両は、バッテリ100を動力源として用いる車両であれば他のどのような車両であってもよい。車両Mは、自車両の各部を制御する車両制御部M1と、バッテリ100を車両Mに装着するためのバッテリ装着部M2と、自車両に搭載されたバッテリ100のバッテリ種別を判定するバッテリ種別判定装置400Bとを備える。
この場合、例えば、バッテリ種別判定装置400Bは、第1実施形態の場合と同様に、車両Mに搭載されたバッテリ100についてバッテリ種別の判定を行い、その判定結果に応じた正常時処理または異常時処理を行う。例えば、バッテリ種別判定装置400Bは、自車両Mに搭載されたバッテリ100が正規品であると判定された場合に、車両制御部M1に対して車両Mを走行させることの許可を与えることを正常時処理として行ってもよい。また、これとは逆に、例えば、バッテリ種別判定装置400Bは、自車両Mに搭載されたバッテリ100が正規品でないと判定された場合に、車両制御部M1に対して車両Mの走行を行わないように指示することを異常時処理として行ってもよい。
また、この場合、例えば、バッテリ種別判定装置400Bは、磁場特性測定部430により車両Mのエンジンオフ時(電源オフ時の一例)の磁場特性を前回の磁場特性として測定して記録するとともに、次回のエンジンオン時(電源オン時の一例)に今回の磁場特性を測定し、判定部454により、前回の磁場特性と今回の磁場特性とを比較することで、バッテリの変化を検出するように構成されてもよい。なお、車両Mは「移動体」の一例である。
このように構成された第2実施形態のバッテリ種別判定装置400Bは、バッテリセル200を集積したバッテリ100について、対象バッテリ100に特定の電流を印加し、その応答として観測される磁場特性値に基づいて対象バッテリの種別を判定することができる。そのため、実施形態のバッテリ種別判定装置400Bによれば、識別用の部品を取り付けることなく対象バッテリ100の種別を判定することが可能となる。
また、以上の実施形態では、主にバッテリ種別として正規品か否かを判定することについて説明したが、識別用電流印加時に発生する磁場特性値は、バッテリ100の内部のバッテリセル200に異常が発生した場合にも変化し得るので、このような磁場特性値の変化を異常の種別と対応づけて対応情報テーブルT2に保持しておくことにより、バッテリ種別判定装置400Aまたは400B(以下、総称してバッテリ種別判定装置400と記載)をバッテリ100やバッテリセル200の異常を検出するために使用することも可能である。
また、以上の実施形態で説明したバッテリ種別判定装置400によれば、識別用の信号を出力可能なICチップなどを搭載していないバッテリ(またはバッテリセル)についても、バッテリ種別を識別することが可能となる。そのため、バッテリにICチップを搭載することが必ずしも必要なくなり、ICチップのインターフェースや耐久性に起因するバッテリの課題を解決することができる。
また、以上の実施形態で説明したバッテリ種別判定装置400は、予めバッテリ種別の識別を可能にする磁場特性が測定できるバッテリであれば、車両用バッテリ以外の任意のバッテリのバッテリ種別の判定に適用可能である。例えば、バッテリ種別判定装置400は、小型電動モビリティーの動力や、家庭での電源として活用できる着脱可能な可搬式バッテリである、いわゆるMPP(モバイルパワーパック:Mobile Power Pack)のバッテリ種別を判定するように構成されてもよい。また、例えば、バッテリ種別判定装置400は、使用済みのMPPを回収して充電し、充電済みのMPPを再度貸出し可能にするバッテリ充電装置またはバッテリ返却装置(いわゆる、バッテリエクスチェンジャー:BEX)に備えられてもよい。バッテリ種別判定装置400は、これらのMPPやBEXと一体に構成されてもよいし、別体に構成されてもよい。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
集電体と、巻回体又は積層体とを有するバッテリに特定の電流を印加するように電流印加回路に指示し、
前記電流が印加されたことにより前記バッテリに発生する磁場特性を測定する測定処理を実行し、
バッテリの種別に応じた磁場特性の規定値と、前記電流の印加により前記バッテリに発生した前記磁場特性の測定値とを比較することで前記対象バッテリの種別を判定し、
前記測定処理では、前記バッテリの前記集電体を流れる電流によって発生する磁場を測定する、
ように構成されている、バッテリ種別判定装置。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
集電体と、巻回体又は積層体とを有するバッテリセルを所定の方向に積層したバッテリセル群に特定の電流を印加するように電流印加回路に指示し、
前記電流が印加されたことにより前記バッテリセル群に発生する磁場特性を測定する測定処理を実行し、
バッテリセル群の種別に応じた磁場特性の規定値と、前記電流の印加により前記バッテリセル群に発生した前記磁場特性の測定値とを比較することで前記バッテリセル群の種別を判定し、
前記測定処理では、隣接するバッテリセルの集電体を流れる電流によって発生する磁場が増幅される領域について前記磁場特性を測定する、
ように構成されている、バッテリ種別判定装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
100…バッテリ、110…正極端子、120…負極端子、130…バスバー、200…バッテリセル、210…正極端子、220…負極端子、300…巻回電極体、301…集電体、301A…正極集電体、301B…負極集電体、310…正極タブ、320…負極タブ、330…セパレータ、340…正極、350…負極、400A…バッテリ種別判定装置、400B…バッテリ種別判定装置、410…内部バッテリ、420…電流出力部、430…磁場特性測定部、440…記憶部、450…制御部、451…出力制御部、454…判定部、460…判定結果出力部、470…入力部

Claims (7)

  1. 集電体と、巻回体又は積層体を有するバッテリに特定の電流を印加するように電流印加回路に指示する出力制御部と、
    前記出力制御部から前記電流が印加されたことにより前記バッテリに発生する磁場特性を測定する磁場特性測定部と、
    バッテリの種別に応じた磁場特性の規定値を記憶する記憶部と、
    前記規定値と前記磁場特性測定部の測定値を比較することで前記対象バッテリの種別を判定する判定部と、
    を備え、
    前記磁場特性測定部は、前記バッテリの前記集電体を流れる電流によって発生する磁場を測定する、
    バッテリ種別判定装置。
  2. 前記磁場特性測定部は、
    前記集電体と、前記巻回体又は積層体の接続部を流れる電流によって発生する磁場を測定する、
    請求項1に記載のバッテリ種別判定装置。
  3. 集電体と、巻回体又は積層体を有するバッテリセルと、
    前記バッテリセルを所定の方向に積層されるバッテリセル群に特定の電流を印加するように電流印加回路に指示する出力制御部と、
    前記出力制御部から前記電流が印加されたことにより前記バッテリセル群に発生する磁場特性を測定する磁場特性測定部と、
    バッテリセル群の種別に応じた磁場特性の規定値を記憶する記憶部と、
    前記規定値と前記磁場特性測定部の測定値を比較することで前記バッテリセル群の種別を判定する判定部と、
    を備え、
    前記磁場特性測定部は、隣接するバッテリセルの集電体を流れる電流によって発生する磁場が増幅される領域に配置される、
    バッテリ種別判定装置。
  4. 前記バッテリと前記磁場特性測定部と前記判定部は移動体に搭載され、
    前記磁場特性測定部は、前記移動体の電源オフ時に測定された前回の磁場特性を記録するとともに、次回の電源オン時に今回の磁場特性を測定し、
    前記判定部は、前記前回の磁場特性と前記今回の磁場特性とを比較することで、前記バッテリの変化を検出する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のバッテリ種別判定装置。
  5. 前記特定の電流は正弦波若しくは矩形波である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のバッテリ種別判定装置。
  6. コンピュータが、
    集電体と、巻回体又は積層体とを有するバッテリに特定の電流を印加するように電流印加回路に指示し、
    前記電流が印加されたことにより前記バッテリに発生する磁場特性を測定する測定処理を実行し、
    バッテリの種別に応じた磁場特性の規定値と、前記電流の印加により前記バッテリに発生した前記磁場特性の測定値とを比較することで前記対象バッテリの種別を判定し、
    前記測定処理では、前記バッテリの前記集電体を流れる電流によって発生する磁場を測定する、
    バッテリ種別判定方法。
  7. コンピュータが、
    集電体と、巻回体又は積層体とを有するバッテリセルを所定の方向に積層したバッテリセル群に特定の電流を印加するように電流印加回路に指示し、
    前記電流が印加されたことにより前記バッテリセル群に発生する磁場特性を測定する測定処理を実行し、
    バッテリセル群の種別に応じた磁場特性の規定値と、前記電流の印加により前記バッテリセル群に発生した前記磁場特性の測定値とを比較することで前記バッテリセル群の種別を判定し、
    前記測定処理では、隣接するバッテリセルの集電体を流れる電流によって発生する磁場が増幅される領域について前記磁場特性を測定する、
    バッテリ種別判定方法。
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