JP2016009552A - 電源システム - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡易な構成で電池の状態を監視することができる電源システムを提供することである。
【解決手段】実施形態の電源システムは、組電池と、電圧検出部と、監視部とを持つ。電源システムは、電池ごとに電圧を検出することなく複数の電池の状態を監視する。組電池は、複数の電池が直列に接続される。電圧検出部は、複数の電池のうち互いに隣接し直列に接続された電池群の両端の電圧を検出し、複数の電池群について、複数設けられる。監視部は、複数の電圧検出部の検出結果に基づいて、複数の電池の状態を監視する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態の電源システムは、組電池と、電圧検出部と、監視部とを持つ。電源システムは、電池ごとに電圧を検出することなく複数の電池の状態を監視する。組電池は、複数の電池が直列に接続される。電圧検出部は、複数の電池のうち互いに隣接し直列に接続された電池群の両端の電圧を検出し、複数の電池群について、複数設けられる。監視部は、複数の電圧検出部の検出結果に基づいて、複数の電池の状態を監視する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、電源システムに関する。
従来、接続された複数の電池(セル)の状態(電圧、電流など)を監視するための装置が知られている。しかしながら、従来の装置では、電池ごとに電圧や電流を検出することにより、構成が複雑となり、コストや演算処理負荷が増大する場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、より簡易な構成で電池の状態を監視することができる電源システムを提供することである。
実施形態の電源システムは、組電池と、電圧検出部と、監視部とを持つ。電源システムは、電池ごとに電圧を検出することなく複数の電池の状態を監視する。組電池は、複数の電池が直列に接続される。電圧検出部は、複数の電池のうち互いに隣接し直列に接続された電池群の両端の電圧を検出し、複数の電池群について、複数設けられる。監視部は、複数の電圧検出部の検出結果に基づいて、複数の電池の状態を監視する。
以下、実施形態の電源システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の電源システム1の構成例を示す図である。電源システム1は、負荷10と、組電池20と、電圧検出部30と、電流検出部40と、監視部50と、出力部60と、を備える。組電池20は、モータやインバータ等の負荷10に接続されている。組電池20は、モータを駆動するための電源として電気自動車やハイブリッド自動車、エンジン車両等に搭載されたり、停電時のバックアップ用電源として家庭や商業ビル、工場等の家屋に設置されたりする。
図1は、第1の実施形態の電源システム1の構成例を示す図である。電源システム1は、負荷10と、組電池20と、電圧検出部30と、電流検出部40と、監視部50と、出力部60と、を備える。組電池20は、モータやインバータ等の負荷10に接続されている。組電池20は、モータを駆動するための電源として電気自動車やハイブリッド自動車、エンジン車両等に搭載されたり、停電時のバックアップ用電源として家庭や商業ビル、工場等の家屋に設置されたりする。
組電池20は、複数の電池(セル)21が直列にn個接続(積層)されたものを筐体に内蔵し、正極端子と、負極端子と、ガス排出弁が筐体表面に設けられている。電池21は、例えばリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池は、正極と負極とがセパレータを挟んで対向する構造である。リチウムイオン電池は、好ましくは、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを、それぞれ用いている。このような態様とすることにより、充電の受け入れ速度を向上させると共に、リチウムの析出により内部短絡が生じる可能性を低減することができる。なお、電池21は、正極にリチウム金属酸化物を、負極にグラファイトなどの炭素材を用いたリチウムイオン電池であってもよい。
電圧検出部30は、例えば組電池20を構成するリチウムイオン電池のうち、互いに隣接し直列に接続された2つの電池21(以下、「電池群22」という。)の電圧[V]を検出する。電圧検出部30の正極端子は、電池群22の一方の端部にある正極側に接続され、電圧検出部30の負極端子は、電池群22の他方の端部にある負極側に接続されている。また、電圧検出部30は、監視部50と電気的に接続され、検出結果を監視部50に出力する。
電流検出部40は、組電池20の充放電する電流[A]を検出する。電流検出部40は、組電池20の充放電する電流を検出できるように、例えば負荷10と電池21−nとの間に配置される。また、電流検出部40は、監視部50と電気的に接続され、検出結果を監視部50に出力する。
監視部50は、例えば記憶部52と、異常判定部54と、電池特性マップ算出部56と、を備える。これらのうち、異常判定部54と、電池特性マップ算出部56は、例えば、監視部50が備えるCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部52に格納されたプログラムを実行することで機能するソフトウェア機能部である。なお、これらの機能部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。なお、監視部50は、各種機器(負荷10や、電圧検出部30、電流検出部40、データベース(不図示))と通信可能な通信部を備え、通信部を介して各種機器より取得した情報に基づき、処理を実行してもよい。また、監視部50は、各種機器より取得した情報または電池特性マップ53に基づき、抵抗値を算出する。
記憶部52は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory),ROM(Read Only Memory),またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。また、記憶部52には、ファームウェアやアプリケーションプログラム等の各種プログラム、各種機能部による処理結果、負荷10の設定電圧、後述する電池特性マップ53などが記憶される。
異常判定部54は、電圧、電流、および記憶部52に記憶された情報に基づき、電池21、電池群22の異常を判定する。異常判定部54は、電流検出部40により検出された電流値に対応する電流値の電池特性マップ53と、電圧検出部30により検出された電圧、および電流検出部40により検出された電流値の積算値とが合致しているか否かを判定することによって、複数の電池21の状態を監視する。具体的な処理については、後述する。電池特性マップ算出部56は、電流検出部40により検出された電流に対応する電池特性マップ53が存在しない場合に、電池特性マップ53を参照して、電池特性マップ53の補間演算を実行する。また、電池特性マップ算出部56は、補間演算に基づき、電池特性マップ53を生成する。
出力部60は、例えばディスプレイや異常を知らせる警報を出力するスピーカなどである。出力部60は、異常判定部54により出力された信号に基づき、電池群22の異常を知らせる画像を出力する。出力部60は、ディスプレイに組電池20の電圧、電流、電池群22の電圧などを、出力する。
図2は、電源システム1により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図2に示す処理では、監視部50は、電圧検出部30や電流検出部40により検出された検出結果に基づく電池群22の電池特性と、記憶部52に記憶されている電池特性マップ53とを比較して、電池群22の異常を検出する。
まず、電流検出部40は、組電池20が充放電する電流を検出する(ステップS100)。異常判定部54は、記憶部52に記憶された電池特性マップ53を参照して、電流検出部40により検出された電流に対応する電池特性マップ53が存在するか否かを判定する、(ステップS102)。
ここで、電池特性マップ53について、説明する。図3は、電池特性マップ53の一例を示す図である。電池特性マップ53は、電池特性を示すマップであり、電池の電圧と電流積算値[Ah]との関係が電流値ごとに対応づけられたものである。図3の縦軸は、電池群22の電圧を示し、横軸は、放電容量すなわち放電電流の積算値[Ah]から充電電流の積算値を差し引いた値を示している。また、図中、a〜dは、それぞれが、組電池20が充放電する、異なる電流に対応した電池特性マップ53である。電池特性マップaに対応する電流Iaが最も大きく、次いで電池特性マップbに対応する電流Ibが大きく、次いで電池特性マップcに対応する電流Icが大きく、電池特性マップdに対応する電流Idが最も小さい。電流検出部40により、例えば組電池20の充放電する電流が、「Ia」に十分近い値に検出された場合、異常判定部54は、電流「Ia」に対応する電池特性マップaが存在するため、電池特性マップ53のうち電池特性マップaを選択する(ステップS104)。
一方、例えば組電池20の電流が「Ic」と「Id」の間の電流「Ix」であり、電流「Ic」と「Id」のいずれにも十分に近くない場合、異常判定部54は、電流「Ix」に対応する電池特性マップ53は存在しないと判定する。この場合、電池特性マップ算出部56は、補間演算によって、電流「Ix」に対応する電池特性マップ53を生成する(ステップS106)。ここで、電池特性マップ53の算出方法の一例について、説明する。電池特性マップ算出部56は、まず、電流「Ix」に最も近く、電流「Ix」よりも大きい電流Icと小さい電流Idを抽出し、それらに対応する電池特性マップ「c」「d」を抽出する。電池特性マップ算出部56は、例えば、電池特性マップ53の電圧範囲を所定の電圧幅で区切った複数の電圧毎に、Ic−Ixの大きさと、Ix−Idの大きさとの逆比で、電池特性マップ「c」上の当該電圧に対応する電流積算値と、電池特性マップ「d」上の当該電圧に対応する電流積算値との加重平均を求めることで、電流Ixに対応する電池特性マップ「x」を生成する。
次に、異常判定部54は、時刻t1における電池群22の電圧を検出すると共に、時刻t1における電流積算値C1を計算する。(ステップS108)。次に、異常判定部54は、時刻t2における電池群22の電圧を検出すると共に、時刻t2における電流積算値C2を計算する。(ステップS110)。
次に、異常判定部54は、時刻t1における電圧値および電流積算値と、時刻t2における電圧値および電流積算値との組合わせが、電池特性マップ53と合致しているか否かを判定する(ステップS112)。
図4は、異常判定部54による判定の手法を説明するための図である。図中、yは、時刻t1における電圧V1および電流積算値C1を座標とする点と、時刻t2における電圧V2および電流積算値C2を座標とする点とを結んだ仮想直線yを示している。また、図中xは、図2のフローチャートにおけるステップS104で選択され、またはステップS106で生成された電池特性マップ53である。異常判定部54は、まず、電池特性マップxにおける電流積算値C1およびC2に対応する2点(V1#,C1)および(V2#,C2)を抽出し、2点(V1#,C1)および(V2#,C2)を結ぶ仮想直線を生成する。そして、異常判定部54は、例えば、(1)(V1,C1)および(V2,C2)を結ぶ仮想直線と、(V1#,C1)および(V2#,C2)を結ぶ仮想直線とのなす角度の絶対値が所定角度以下であり、且つ、(2)仮想直線間の距離が所定距離以下である場合に、時刻t1における電圧値および電流積算値と、時刻t2における電圧値および電流積算値との組合わせが、電池特性マップ53と合致していると判定する。ここで、仮想直線間の距離としては、図中d1とd2の平均を求めてもよいし、d1またはd2のいずれかを採用してもよい。なお、上記(2)の条件を省略しても構わない。また、時刻t1とt2における電流積算値を電池特性マップ53に適用して対応する仮想直線を求めることを例示したが、時刻t1とt2における電圧を電池特性マップ53に適用して対応する仮想直線を求めてもよい。
時刻t1における電圧値および電流積算値と、時刻t2における電圧値および電流積算値との組合わせが、電池特性マップ53と合致していないと判定した場合、異常判定部54は、電池群22に異常が存在することを知らせる出力を出力部60にさせる(ステップS114)。一方、電池特性マップ53と合致していると判定した場合、本フローチャートの1ルーチンが終了する。
このように、複数の電池21が直列に接続された組電池20と、複数の電池21のうち互いに隣接し、直列に接続された複数の電池群22の両端の電圧を検出する電圧検出部30であって、複数の電池群22について設けられた複数の電圧検出部30と、組電池20の電流値を検出する電流検出部40と、電池群22の状態を監視する監視部50を備え、監視部50は、電池21の電圧と電流積算値との関係が電流値ごとに対応づけられた電池特性マップ53を参照し、電流検出部40により検出された電流値に対応する電池特性マップ53と、電圧検出部30により検出された電圧および電流検出部40により検出された電流値の積算値とが合致しているか否かを判定することによって、簡易な構成で複数の電池21の状態を監視することができる。
なお、第1の実施形態では、電池21が充電された状態から電流を放電するときに、電池21の状態を監視する場合について説明したが、電池21を充電する過程における電池21の状態を監視してもよい。この場合、図3で示した電池特性マップ53を左右反転させたものを利用することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態では、電池群22の特性を電池特性マップ53と比較することにより、電池群22の異常を検出したが、第2の実施形態では、電池群22のそれぞれの電圧を閾値と比較することにより、電池群22の異常を検出する。第2の実施形態における電池21は、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを、それぞれ用いたリチウムイオン電池である。
以下、第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態では、電池群22の特性を電池特性マップ53と比較することにより、電池群22の異常を検出したが、第2の実施形態では、電池群22のそれぞれの電圧を閾値と比較することにより、電池群22の異常を検出する。第2の実施形態における電池21は、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを、それぞれ用いたリチウムイオン電池である。
図5は、第2の実施形態の電源システム1により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、異常判定部54は、電圧検出部30により検出された電圧を取得する(ステップS200)。次に、異常判定部54は、電圧検出部30により検出された電圧が、第1の電圧範囲であるV1min〜V1max(例えば3.0[V]以上、5.4[V]以下)の範囲内に存在するか否かを判定する(ステップS202)。第1の電圧範囲は、2つの電池21を直列に接続したときに、出力される電圧の範囲である。従って、異常判定部54は、電圧が第1の電圧範囲内である場合に、電池群22に異常はない判断し、本フローチャートの1ルーチンを終了する。
電圧がV1min〜V1maxの範囲内でない場合、異常判定部54は、電圧検出部30により検出された電圧が、第2の電圧範囲であるV2min〜V2max(例えば1.5[V]以上、2.7[V]以下)の範囲内に存在するか否かを判定する(ステップS204)。
第2の電圧範囲は、1つの電池21から出力される電圧の範囲である。従って、電圧が、第1の電圧範囲外、且つ第2の電圧範囲内であるということは、電池群22を構成する2つの電池21のいずれか一方が正常な電圧を保っており、他方が正常な電圧を保っていないことを意味する。従って、電圧が第2の電圧範囲内である場合、異常判定部54は、電池群22を構成する電池21のうち、一方の電池21が異常であることを示す情報を出力部60に出力させる(ステップS206)。
一方、電圧が、第1の電圧範囲内、または第2の電圧範囲内のいずれにも存在しないということは、電池群22を構成する2つの電池21のいずれもが適正な電圧を維持していないこと、或いは電池群22の電圧測定が正常に機能していないことを意味する。従って、電圧が第2の電圧範囲内でない場合、異常判定部54は、電池群22を構成する双方の電池21の異常、または組電池20に接続された機器等の異常を示す情報を、出力部60に出力させる(ステップS208)。
このように、異常判定部54は、電圧検出部30により検出された電圧に基づき、電池群22を構成する電池21のうち一方または双方に異常が存在するか否かを判定することができる。
前述したように電池群22を構成する電池21は、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを、それぞれ用いたリチウムイオン電池である。これによって、本実施形態の電源システム1は、図5に示す簡易なソフトウェア処理で電池21の状態を監視することができる。以下、これについて説明する。図6は、本実施形態によるリチウムイオン電池を用いた電池群22の特性(1)と、他の態様のリチウムイオン電池を用いた電池群22の特性(2)を比較した図である。他の態様のリチウムイオン電池とは、例えば、正極にリチウム金属酸化物を、負極にグラファイトなどの炭素材を用いたリチウムイオン電池である。それぞれの特性は、リチウムイオン電池単体の特性と、2つのリチウムイオン電池を直列に2個接続した場合の電圧特性を重畳させて示している。
特性(1)に示すように、本実施形態に係る、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを、それぞれ用いたリチウムイオン電池は、単独での電圧範囲が1.5〜2.7[V]であるため、2つ直列に接続すると、電池群22としての電圧範囲は3.0〜5.4[V]となる。すなわち、単独での電圧範囲と、2つ直列に接続した場合の電圧範囲が重ならないという特性を示している。従って、電池群22としての電圧を監視するだけで、電池群22を構成する電池21の一つ一つを監視することができる。
一方、特性(2)に示すように、他の態様のリチウムイオン電池は、単独での電圧範囲が2.0〜4.2[V]であるため、2つ直列に接続すると、電池群としての電圧範囲は4.0〜8.4[V]となる。すなわち、単独での電圧範囲と、2つ直列に接続した場合の電圧範囲が重なってしまう。このため、電池群22として用いた場合の電圧が、4.0[V]と4.2[V]の間である場合、電池21の双方が下限電圧V2min付近を維持しているのか、1つの電池21に異常が生じたのかを判別することができない。
上述したように、第2の実施形態の電源システム1は、電池群22ごとに備えた電圧検出部30により検出された電圧が、第1の電圧範囲内である場合、電池群22を構成する2つの電池21が正常であると判定し、電池群22ごとに備えた電圧検出部30により検出された電圧が、第1の電圧範囲と重複しない第2の電圧範囲内である場合、電池群22を構成する2つの電池21のうち、いずれか一方の電池21に異常が存在すると判定するため、簡易な構成でありながら、電池21の状態を監視することができる。
(その他の実施形態)
異常判定部54は、例えば電池群22同士の電圧を比較し、所定以上の電位差が存在する場合には、いずれかの電池群22に異常が発生したと判定してもよい。この場合、2つの電池群22の間に所定以上の電位差が存在する場合に、当該2つとは異なる第三の電池群22との間で(或いは他の電池群22の電圧の平均との間で)電圧を比較し、第三の電池群22との間で電位差が小さい方を、異常でないと判断してよい。また、異常判定部54は、ある電池群22の電圧を、他の電池群22の電圧の平均値と比較し、所定以上の電位差が存在する場合には、電池群22に異常が発生したと判定してもよい。このように、異常判定部54は、2つの電池群22の電圧と、当該2つとは異なる第三の電池群22の電圧(或いは他の電池群22の電圧の平均値)とを、比較することで異常の疑われる電池群22を特定することができる。
異常判定部54は、例えば電池群22同士の電圧を比較し、所定以上の電位差が存在する場合には、いずれかの電池群22に異常が発生したと判定してもよい。この場合、2つの電池群22の間に所定以上の電位差が存在する場合に、当該2つとは異なる第三の電池群22との間で(或いは他の電池群22の電圧の平均との間で)電圧を比較し、第三の電池群22との間で電位差が小さい方を、異常でないと判断してよい。また、異常判定部54は、ある電池群22の電圧を、他の電池群22の電圧の平均値と比較し、所定以上の電位差が存在する場合には、電池群22に異常が発生したと判定してもよい。このように、異常判定部54は、2つの電池群22の電圧と、当該2つとは異なる第三の電池群22の電圧(或いは他の電池群22の電圧の平均値)とを、比較することで異常の疑われる電池群22を特定することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、複数の電池21が直列に接続された組電池20と、複数の電池21のうち互いに隣接し直列に接続された電池群22の両端の電圧を検出する電圧検出部30であって、複数の電池群22について設けられた複数の電圧検出部30と、電圧検出部30の検出結果に基づいて、複数の電池21の状態を監視する監視部50とを持つことにより、簡易な構成で電池21の状態を監視することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電源システム、10…負荷、20…組電池、21(21−1〜21−n)…電池、22(22−1〜22−k)…電池群、30(30−1〜30−k)…電圧検出部、40…電流検出部、50…監視部、52…記憶部、53…電池特性マップ、54…異常判定部、56…電池特性マップ算出部、60…出力部
Claims (6)
- 複数の電池が直列に接続された組電池と、
前記複数の電池のうち互いに隣接し直列に接続された電池群の両端の電圧を検出する電圧検出部であって、複数の前記電池群について設けられた複数の電圧検出部と、
前記複数の電圧検出部の検出結果に基づいて、前記複数の電池の状態を監視する監視部と、を備え、
前記電池ごとに電圧を検出することなく前記複数の電池の状態を監視する電源システム。 - 前記複数の電池は、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを、それぞれ用いたリチウムイオン電池である、
請求項1に記載の電源システム。 - 前記組電池の電流値を検出する電流検出部を備え、
前記監視部は、前記電池の電圧と電流積算値との関係が電流値ごとに対応づけられた電池特性マップを参照し、前記電流検出部により検出された電流値に対応する電池特性マップと、前記電圧検出部により検出された電圧および前記電流検出部により検出された電流値の積算値とが合致しているか否かを判定することによって、前記複数の電池の状態を監視する、
請求項1または2に記載の電源システム。 - 前記監視部は、前記電流検出部により検出された電流値に対応する電流値の電池特性マップが存在しない場合、補間演算によって、前記電流検出部により検出された電流値に対応する電流値の電池特性マップを生成する、
請求項3に記載の電源システム。 - 前記電池群は、2つの電池を含み、
前記監視部は、前記電圧検出部により検出された電圧が、第1の電圧範囲内である場合、電池群を構成する2つの電池が正常であると判定し、前記電圧検出部により検出された電圧が、前記第1の電圧範囲と重複しない第2の電圧範囲内である場合、電池群を構成する2つの電池のうち、いずれか一方の電池が異常であると判定する、
請求項2に記載の電源システム。 - 前記監視部は、前記複数の電圧検出部により検出された電圧同士を比較し、所定の電位差がある場合には、前記複数の電圧検出部に対応する電池群のいずれかに異常があると判定する、
請求項1から5のうちいずれか1項に記載の電源システム。
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US10539626B2 (en) | 2016-09-30 | 2020-01-21 | Gs Yuasa International Ltd. | Energy storage apparatus, energy storage system, and method of determining state of energy storage apparatus |
JP7434116B2 (ja) | 2020-09-08 | 2024-02-20 | 株式会社東芝 | 電池モジュール及び制御システム |
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2014
- 2014-06-23 JP JP2014128526A patent/JP2016009552A/ja active Pending
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