JP2023061050A - 計測装置、計測方法及びプログラム - Google Patents

計測装置、計測方法及びプログラム Download PDF

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寿昭 加藤
Toshiaki Kato
哲男 武久
Tetsuo Takehisa
欣也 和田
Kinya Wada
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Abstract

【課題】液面の高さを正確に計測する。【解決手段】計測装置は、一つ又は複数の容器に収容された液体の液面に上方から測距光を照射し、液面で反射した光を受光して計測値を出力する複数のセンサであって、それぞれ異なる高さに取付けられた複数のセンサと、複数のセンサ又は各容器の一方を移動するための移動機構と、移動機構を制御し、かつ、複数のセンサから出力される計測値を取得する制御装置とを備え、複数のセンサは、複数のセンサが移動する方向又は各容器が移動する方向に沿って並んで配置されており、制御装置は、複数のセンサ又は各容器の一方を移動することにより液面における所定位置についての計測値を複数のセンサから取得し、かつ、複数のセンサから取得した計測値の何れか一つを選択し、選択した計測値に基づいて、液面における所定位置についての液面の高さを計測する。【選択図】図3

Description

本発明は、計測装置、計測方法及びプログラムに関する。
試験管などの容器に薬液などの液体を収容する場合、容器に収容された液体の量は目視で検査されている。液体の量の検査は、液面の高さを計測することにより行われており、液体の高さの計測の正確性が顧客の魅力となっている。特許文献1には、処理液槽内の異なる液面高さを検出する複数の液面センサを含む処理液量測定機構が開示されている。
特開2010-232520号公報
目視による検査は、検査を行う作業者の技能により正確性が異なる。特許文献1に開示の処理液量測定機構は、試験管などのスケールの容器の液面の高さを正確に計測するのに適していない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、液面の高さを正確に計測することが可能な技術を提供することにある。
本発明の一観点に係る計測装置は、一つ又は複数の容器に収容された液体の液面に上方から測距光を照射し、前記液面で反射した光を受光して計測値を出力する複数のセンサであって、それぞれ異なる高さに取付けられた複数のセンサと、前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動するための移動機構と、前記移動機構を制御し、かつ、前記複数のセンサから出力される計測値を取得する制御装置とを備え、前記複数のセンサは、前記複数のセンサが移動する方向又は前記各容器が移動する方向に沿って並んで配置されており、前記制御装置は、前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値を前記複数のセンサから取得し、かつ、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、計測装置である。
制御装置は、複数のセンサ又は各容器の一方を移動することにより液面における所定位置についての計測値を複数のセンサから取得し、かつ、複数のセンサから取得した計測値の何れか一つを選択し、選択した計測値に基づいて、液面における所定位置についての液面の高さを計測する。これにより、容器内の液体の液面の高さを正確に計測することができる。複数のセンサ又は各容器の一方を移動しながら、制御装置が複数のセンサから出力される計測値を取得するため、容器内の液体の液面の広範囲において液面の高さを正確に計測することができる。
前記制御装置は、前記液面における複数の前記所定位置についての前記液面の高さを計測してもよい。前記制御装置は、前記液面における前記各容器との境界及び境界近傍の位置を除外して、前記液面における複数の位置についての前記液面の高さを計測してもよい。
前記制御装置は、前記複数の容器ごとに決定された前記複数のセンサと前記複数の容器との対応関係に基づいて、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測してもよい。
前記制御装置は、前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値及び計測品質値を前記複数のセンサから取得し、かつ、前記計測品質値に基づいて、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測してもよい。
前記計測品質値は、前記液面で反射した光の受光量であってもよい。前記複数のセンサの測定中心距離が同じであってもよい。
前記各容器の基準面に上方から測距光を照射し、前記基準面で反射した光を受光して計測値を出力する基準センサを備え、前記各センサの測定中心距離及び前記基準センサの測定中心距離が同じであり、前記各センサが出力する前記計測値は、前記各センサから前記液面までの距離を含み、前記基準センサが出力する前記計測値は、前記基準センサから前記基準面までの距離を含み、前記制御装置は、前記基準センサによって出力される前記計測値を取得し、下記式に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測してもよい。
液面の高さ=V1-V2+取付オフセット
前記V1は、前記基準センサから前記基準面までの距離と前記基準センサの前記測定中心距離との差分であり、前記V2は、前記各センサから前記液面までの距離と前記各センサの測定中心距離との差分であり、前記取付オフセットは、前記基準センサの取付高さと前記各センサの取付高さとの差分である。
前記複数のセンサは、共焦点センサであってもよい。
本発明の一観点に係る計測装置の計測方法は、一つ又は複数の容器に収容された液体の液面に上方から測距光を照射し、前記液面で反射した光を受光して計測値を出力する複数のセンサであって、それぞれ異なる高さに取付けられた複数のセンサと、前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動するための移動機構と、を備える計測装置の計測方法であって、前記複数のセンサは、前記複数のセンサが移動する方向又は前記各容器が移動する方向に沿って並んで配置されており、コンピュータが、前記移動機構を制御して前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値を前記複数のセンサから取得するステップと、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測するステップと実行する計測方法である。計測方法における各ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。
本発明によれば、液面の高さを正確に計測することが可能な技術を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るカートリッジの斜視図である。 図2(A)~(C)は、第1実施形態に係るカートリッジの概略構成図である。 図3は、第1実施形態に係る計測装置の概略構成図である。 図4は、複数のセンサを側面から見た図である。 図5(A)及び(B)は、複数のセンサの移動処理の説明図である。 図6(A)及び(B)は、複数のセンサがトレイ上を移動するパターンの説明図である。 図7は、複数のセンサを用いた計測処理の説明図である。 図8(A)及び(B)は、カートリッジ及び複数のセンサの位置関係を示す図である。 図9は、容器内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する処理の一例を説明する図である。 図10は、制御装置で利用可能なファンクションブロックの一例を示す図である。 図11は、制御装置で利用可能なファンクションブロックの一例を示す図である。 図12は、記憶装置に記憶されるロギングデータの一例を示す図である。 図13は、制御装置によって生成されるプロファイルデータの一例を示す図である 図14は、制御装置が、複数のセンサから出力される計測値を取得する処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、制御装置が、プロファイルデータを生成する処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、複数のセンサを側面から見た図である。 図17は、共焦点センサの測定中心距離と、受光量との関係を示す図である。 図18は、容器内の液体の液面の高さを示すデータである。 図19は、第4実施形態に係る計測装置の概略構成図である。
以下、実施形態について図を参照しながら説明する。以下に示す実施形態は、本願の一態様であり、本願の権利範囲を限定するものではない。
<適用例>
以下、本発明が適用される場面の一例について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るカートリッジ1の斜視図である。図2(A)~(C)は、第1実施形態に係るカートリッジ1の概略構成図であり、図2(A)は、カートリッジ1の平面図であり、図2(B)及び(C)は、カートリッジ1の側面図である。カートリッジ1は、複数の容器2を有する。図1及び図2では、カートリッジ1が、複数の容器2を有するが、カートリッジ1が、一つの容器2を有してもよい。容器2に試薬などの液体を収容することが可能である。図1及び図2では、複数のカートリッジ1が、トレイ3上に載置されているが、一つのカートリッジ1が、トレイ3上に載置されてもよい。図1及び図2に示すカートリッジ1は、カートリッジ1をトレイ3上に固定するための柱部4と、複数の容器2を支持するための支持部5とを有する。
カートリッジ1と複数の容器2とが一体成形されていてもよいし、カートリッジ1と複数の容器2とが別体で成形されていてもよい。カートリッジ1及び容器2は、樹脂、ガラス、金属などの材料で形成されてもよい。カートリッジ1と複数の容器2とが一体成形される場合、カートリッジ1及び容器2は、同一材料で構成されていてもよい。容器2は、カートリッジ1に設けられた溝(凹部)であってもよい。カートリッジ1と複数の容器2とが別体で成形される場合、カートリッジ1及び容器2は、同一材料又は異なる材料で構成されていてもよい。容器2は、カートリッジ1に着脱可能であってもよい。
図3は、第1実施形態に係る計測装置10の概略構成図である。計測装置10は、制御装置11と、記憶装置12と、入力装置13と、表示装置14と、センサユニット15と、を備える。制御装置11は、記憶装置12、入力装置13、表示装置14及びセンサユニット15を制御する。制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)等のプロ
セッサ、プロセッサが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM(Read Only Memory)、プロセッサのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)等で構成されている。制御装置11は、PLC(Programmable Logic Controller)であってもよい。記憶装置12は、制御装置11による演算処理の結果などのデータ
や情報を記憶する。表示装置14は、制御装置11による演算処理の結果などのデータや情報を出力したり、記憶装置12に記憶されたデータや情報を出力したりする。入力装置13は、ユーザが操作するためのデバイスであり、例えば、キーボード、ボタン、タッチパネルなどを有してもよい。なお、計測装置10に、外部装置(例えば、外部のコンピュータやサーバなど)に情報を送信する通信装置を設けてもよい。
センサユニット15は、センサ21~24と、サーボモータ25とを備える。センサユニット15が備えるセンサの個数は任意に設定することが可能であり、図3に示すセンサの個数に限定されない。測距センサとしてのセンサ21~24は、対象物に測距光を照射し、対象物で反射した光を受光して計測値を出力する。測距光として、例えば、白色光、レーザ光などを用いてもよい。センサ21~24から出力される計測値は、制御装置11に入力される。センサ21~24としては、共焦点センサ、三角測距方式センサなどを利用することができる。センサ21~24として三角測距方式センサを用いる場合、センサ21~24は、測距光としてレーザ光を対象物に照射する。センサ21~24として共焦点センサを用いる場合、センサ21~24は、測距光として白色光を対象物に照射し、対象物で反射した光(対象物までの距離に応じた波長の光)を受光する。センサ21~24として共焦点センサを用いることで、三角測距方式センサでは計測できない口径が小さく、深さが深い容器2の液面を計測することができる。
サーボモータ25は、センサユニット15を移動するための移動機構である。制御装置11がサーボモータ25を制御してセンサユニット15を水平方向に移動することにより、センサユニット15に設けられたセンサ21~24及びサーボモータ25が水平方向に移動する。制御装置11は、センサ21~24から出力される計測値を取得する。
図4は、センサ21~24を側面から見た図である。センサ21~24は、鉛直下方向に向かって測距光が照射されるように配置されており、センサ21~24の取付高さがそれぞれ異なっている。すなわち、センサ21~24は、それぞれ異なる高さに取付けられており、鉛直方向における対象物からの距離がそれぞれ異なる。センサ21~24の測定中心距離(計測中心距離)が同じである。図4では、センサ21~24の測定中心距離(計測中心距離)をWD1~WD4で示している。
センサ21~24には、測定中心距離が設定されている。測定中心距離は、センサ21~24から出射された測距光のスポット径が最小となる距離(焦点距離)である。例えば、センサ21~24の測定中心距離から鉛直方向に±3mmの範囲が、センサ21~24の計測可能範囲(計測対象距離範囲)である。なお、センサ21~24の計測可能範囲は、センサ21~24の測定中心距離から鉛直方向に±3mmの範囲に限定されず、他の範囲に設定してもよい。センサ22の取付高さとセンサ23の取付高さとの差分(取付高さオフセット)は、センサ22又は23の計測可能範囲と同じ値であってもよい。センサ23の取付高さとセンサ24の取付高さとの差分(取付高さオフセット)は、センサ23又は24の計測可能範囲と同じ値であってもよい。
図5(A)及び(B)は、センサ21~24の移動処理の説明図である。図5(A)は、センサ21~24を上面から見た図であり、図5(A)は、センサ21~24を側面から見た図である。センサ21~24を水平方向(図5(A)及び(B)ではX軸方向)に移動することにより、センサ21~24をカートリッジ1の上方を通過させる。センサ21~24がカートリッジ1の上方を通過している間に、センサ21~24がカートリッジ1の上方からカートリッジ1に測距光を照射する。センサ21~24は、カートリッジ1で反射した光を受光して計測値を出力する。
センサ21~24は、センサ21~24が移動する方向(図5(A)及び(B)ではX軸方向)に沿って並んで配置されている。すなわち、センサ21~24が移動する方向において、センサ21~24のそれぞれの中心がずれている。そのため、同一のタイミングでセンサ21~24から測距光が照射された場合、センサ21~24の測距光の照射位置はそれぞれ異なる。センサ21は、センサ21~24が移動する方向と直交する方向(図5(A)ではY軸方向)において、センサ22~24とずらして配置されている。すなわち、センサ21~24が移動する方向と直交する方向において、センサ21の中心が、センサ22~24のそれぞれの中心とずれている。
センサ21~24が移動する場合、センサ21の中心が支持部5の上面の上方を通過するが、センサ21の中心は複数の容器2内の液体の液面の上方を通過しない。例えば、センサ21~24が移動する方向に向かって支持部5の上面の上方を通過する仮想線L1を引いた場合、センサ21の中心が仮想線L1上を通るようにして、センサ21が移動する。センサ21~24が移動する場合、センサ22~24のそれぞれの中心が複数の容器2内の液体の液面の上方を通過する。例えば、センサ21~24が移動する方向に向かって複数の容器2内の液体の液面の上方を通過する仮想線L2を引いた場合、センサ22~24のそれぞれの中心が仮想線L2上を通るようにして、センサ22~24が移動する。
センサ21は、容器2を支持する支持部5の上面を計測する。すなわち、センサ21は、容器2の基準面である支持部5の上面に上方から測距光を照射し、支持部5の上面で反射した光を受光して計測値を出力する。このように、センサ21は、カートリッジ1の支持部5の上面を計測対象としている。センサ22~24は、容器2内の液体の液面を計測する。すなわち、センサ22~24は、容器2内の液体の液面に上方から測距光を照射し、容器2内の液体の液面で反射した光を受光して計測値を出力する。このように、センサ22~24は、容器2内の液体の液面を計測対象としている。
複数の容器2ごとに容器2内の液体の液面を計測するセンサ22~24が予め決められている。容器2の深さに応じて容器2内の液体の液面を計測するセンサ22~24を予め決めてもよい。図5(A)及び(B)では、容器2A,2B,2Cの深さが同じであり、容器2D,2E,2Fの深さが同じであり、容器2G,2Hの深さが同じである。また、図5(A)及び(B)では、容器2Aの深さと、容器2Dの深さと、容器2Gの深さとがそれぞれ異なっている。例えば、センサ22が容器2A,2B,2C内の液体の液面を計測し、センサ23が容器2D,2E内の液体の液面を計測し、センサ24が容器2F,2G内の液体の液面を計測してもよい。また、容器2の形状に応じて容器2内の液体の液面を計測するセンサ22~24を予め決めてもよい。容器2の開口の大きさ(口径)や容器2の形状に応じて容器2内の液体の液面を計測するセンサ22~24を予め決めてもよい。
図6(A)及び(B)は、センサ21~24がトレイ3上を移動するパターンの説明図である。図6(A)に示すセンサ21~24の移動パターン(以下、「移動パターンA」と表記する。)の場合、センサ21~24が、XY座標におけるX軸原点からX軸の+方向(X軸+方向、X軸プラス方向)に向かって移動を開始する。また、移動パターンAの
場合、カートリッジ1の変更時に、センサ21~24が、XY座標におけるY軸の+方向(Y軸+方向、Y軸プラス方向)に向かって移動すると共にX軸原点に戻り、X軸原点からX軸の+方向に向かって移動を再開する。移動パターンAの場合、センサ21~24がXY座標におけるX軸の+方向に向かって移動することが繰り返される。このように、移動パターンAでは、カートリッジ1A~1Fを計測する場合におけるセンサ21~24の移動方向が同じである。
図6(B)に示すセンサ21~24の移動パターン(以下、「移動パターンB」と表記する。)では、センサ21~24が、X軸原点からX軸の+方向に向かって移動を開始する。また、移動パターンBの場合、カートリッジ1の変更時に、センサ21~24が、Y軸の+方向に向かって移動すると共にX軸の-方向に向かって移動を再開する。移動パターンBの場合、センサ21~24がXY座標におけるX軸の+方向に向かって移動すること、及び、センサ21~24がXY座標におけるX軸の-方向に向かって移動すること、が交互に繰り返される。移動パターンBでは、カートリッジ1A,1C,1Eを計測する場合には、センサ21~24がXY座標におけるX軸の+方向に向かって移動する。移動パターンBでは、カートリッジ1B,1D,1Fを計測する場合には、センサ21~24がXY座標におけるX軸の-方向に向かって移動する。このように、移動パターンBでは、カートリッジ1A,1C,1Eを計測する場合におけるセンサ21~24の移動方向と、カートリッジ1B,1D,1Fを計測する場合におけるセンサ21~24の移動方向とが互いに反対になる。
図7は、センサ22~24を用いた計測処理の説明図である。図7は、容器2に収容された液体の液面の計測位置を示す図である。図7には、容器2に液体が収容された状態が示されている。図7に示す例では、容器2内の液体の液面の計測位置であるP0~P9(10箇所)に対応するXY座標におけるX軸方向の位置が、パラメータとして記憶装置12に登録されている。容器2内の液体の液面の計測位置の個数は10に限定されず、他の個数であってもよい。容器2内の液体の液面の計測位置の個数は1以上9以下であってもよいし、容器2内の液体の液面の計測位置の個数は11以上であってもよい。
センサ22~24が容器2内の液体の液面を計測する際、制御装置11は、センサ22~24に対して同じパラメータを用いる。これにより、センサ22~24のそれぞれが、容器2内の液体の液面における複数の箇所(図7に示す例では、P0~P9)を計測する。ただし、XY座標におけるX軸方向のセンサ22~24の位置が互いにずれた状態でセンサ22~24が配置されているので、センサ22~24は、それぞれ異なるタイミングで、容器2内の液体の液面を計測する。センサ22~24がそれぞれ異なるタイミングで、容器2内の液体の液面を計測することにより、センサ22~24のそれぞれが、容器2内の液体の液面の同じ位置を計測することができる。すなわち、XY座標におけるセンサ22~24の計測位置は、X軸方向及びY軸方向で一致している。
また、センサ21が、容器2を支持する支持部5の上面(基準面)を計測する際、制御装置11は、センサ21に対して用いるパラメータと、センサ22~24に対して用いるパラメータとを同じにする。これにより、センサ21が、容器2を支持する支持部5の上面における複数の箇所を計測する。XY座標におけるY軸方向のセンサ21の位置と、XY座標におけるY軸方向のセンサ22~24の位置とがずれた状態でセンサ21~24が配置されている。そのため、XY座標におけるセンサ21の計測位置は、XY座標におけるセンサ22~24の計測位置とX軸方向で一致しているが、XY座標におけるセンサ22~24の計測位置とY軸方向でずれている。
図8(A)は、XY座標におけるセンサ24の位置が容器2Aの位置よりもX軸の-方向側にある場合のカートリッジ1及びセンサ21~24の位置関係を示す図である。図8
(A)には、カートリッジ1及びセンサ21~24を上面から見た図が示されている。図8(A)は、センサ24の位置がXY座標におけるX軸の原点位置にあり、カートリッジ1に対する計測が行われる前の状態が示されている。
図8(B)は、XY座標におけるセンサ21の位置が容器2Hの位置よりもX軸の+方向側にある場合のカートリッジ1及びセンサ21~24の位置関係を示す図である。図8(B)には、カートリッジ1及びセンサ21~24を上面から見た図が示されている。図8(B)は、XY座標におけるセンサ21の位置が容器2Hの位置よりもX軸の+方向側にあり、この場合、カートリッジ1の変更が行われる又は計測処理が終了する。
図6(A)に示す移動パターンAの場合、各容器2内の液体の液面の計測順番は、常に、計測位置P0,P1,・・・P9を計測する順番になる。図6(B)に示す移動パターンBの場合、各容器2内の液体の液面の計測順番は、計測位置P0,P1,・・・P9(+方向)を計測する順番と、計測位置P9,P8,・・・P0(-方向)を計測する順番とが、カートリッジ1毎に変わる。すなわち、図6(B)に示す移動パターンBの場合、カートリッジ1を計測する毎に、各容器2内の液体の液面を計測する方向を設定する。
制御装置11は、センサユニット15からの信号を取得することにより、XY座標におけるセンサ21~24の位置を常時監視する。制御装置11は、記憶装置12に登録されたパラメータにおける計測位置とXY座標におけるX軸方向のセンサ21~24の位置とが一致した場合、センサ21~24から出力される計測値を取得する。このようにして、制御装置11は、各容器2内の液体の液面における所定位置についての計測値をセンサ22~24から取得する。各容器2内の液体の液面における所定位置は、一つであってもよいし、複数であってもよい。また、制御装置11は、支持部5の上面における所定位置についての計測値をセンサ21から取得する。支持部5の上面における所定位置は、一つであってもよいし、複数であってもよい。制御装置11は、センサ21~24から取得した計測値を記憶装置12に記憶する。
制御装置11は、センサ22~24から取得した計測値の何れか一つを選択し、選択した計測値に基づいて、各容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する。これにより、容器2内の液体の液面の高さを正確に計測することができる。容器2のスケールに応じて、カートリッジ1のサイズを変更することにより、大きいスケールの容器2又は小さいスケールの容器2にも対応することが可能である。
センサ21~24を移動しながら制御装置11がセンサ21~24の計測値を取得するため、容器2内の液体の液面がU字状などの形状である場合にも、容器2内の液体の液面の高さを正確に計測することができる。また、センサ21~24を移動しながら制御装置11がセンサ21~24の計測値を取得するため、容器2内の液体の液面の広範囲において液面の高さを正確に計測することができる。
センサ21~24を移動して、制御装置11がセンサ21~24の計測値を取得する場合、容器2内の液体の液面の揺れがない。容器2内の液体の液面が揺れると、容器2内の液体の液面の高さの計測の正確性が下がる可能性がある。容器2内の液体の液面の揺れが無くなるまでの待機時間を確保する必要がないため、容器2内の液体の液面の高さを計測する時間が短くなる。
制御装置11は、複数の容器2ごとに決定されたセンサ22~24と複数の容器2との対応関係に基づいて、センサ22~24から取得した計測値の何れか一つを選択してもよい。容器2の深さ、開口の大きさ及び形状などを用いて、複数の容器2ごとにセンサ22~24と複数の容器2との対応関係を決めてもよい。制御装置11は、各容器2内の液体
の液面における所定位置についての液面の高さを計測する場合、選択した計測値と、センサ21から取得した計測値とを用いて、各容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測してもよい。
図9は、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する処理の一例を説明する図である。図9には、容器2に液体が収容された状態が示されている。ここでは、センサ21から出力される計測値及びセンサ22から出力される計測値を用いて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する場合について説明する。なお、図9を用いた説明は、センサ21から出力される計測値及びセンサ23又は24から出力される計測値を用いて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する場合についても適用される。
制御装置11は、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを、以下の式1に基づいて算出してもよい。
液面の高さ=液面距離-(基準面距離-取付オフセット)・・・(式1)
図9では、液面の高さをH1で示す。液面距離は、センサ22から容器2内の液体の液面までの距離である。センサ22は、液面距離を計測値として出力してもよい。図9では、液面距離をD1で示す。基準面距離は、センサ21から支持部5の上面51までの距離である。ここでは、支持部5の上面51を基準面として用いている。センサ21は、基準面距離を計測値として出力してもよい。取付オフセットは、センサ21の取付高さ(鉛直方向におけるセンサ21の取付位置)とセンサ22の取付高さ(鉛直方向におけるセンサ22の取付位置)との間の差分である。図9では、センサ21の取付高さとセンサ22の取付高さとの差分(取付オフセット)をOS1で示す。取付オフセットは、記憶装置12に予め記憶されている。制御装置11は、センサ21から基準面距離を取得し、センサ22から液面距離を取得し、記憶装置12から取付オフセットを読み出し、上記の式1に基づいて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを算出してもよい。なお、図9では、センサ21の計測可能範囲をR1で示し、センサ22の計測可能範囲をR2で示している。
制御装置11は、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを、以下の式2に基づいて算出してもよい。
液面の高さ=(WD1-V1)-(WD2-V2)+取付オフセット・・・(式2)
WD1は、センサ21の測定中心距離であり、WD2は、センサ22の測定中心距離である。WD1とWD2とは同じ値である。V1は、基準面距離とWD1との差分である。V2は、液面距離とWD2との差分である。センサ21のメモリ(記憶部)にWD1を予め記憶しておくことで、センサ21は、V1を計測値として出力してもよい。センサ22のメモリ(記憶部)にWD2を予め記憶しておくことで、センサ22は、V2を計測値として出力してもよい。また、WD1及びWD2は、記憶装置12に予め記憶されている。制御装置11は、センサ21からV1を取得し、センサ22からV2を取得し、記憶装置12から取付オフセット、WD1及びWD2を読み出し、上記の式2に基づいて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを算出してもよい。
WD1及びWD2は同じ値であるため、上記の式2を以下の式3で表すことができる。
液面の高さ=V1-V2+取付オフセット・・・(式3)
したがって、制御装置11は、センサ21からV1を取得し、センサ22からV2を取得し、記憶装置12から取付オフセットを読み出し、上記の式3に基づいて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを算出してもよい。
センサ21~24から出力される計測値を用いて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測することにより、容器2内の液体の液面の高さをより正
確に計測することができる。なお、センサ21から出力される計測値を用いずに、センサ22~24から出力される計測値を用いて、容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測してもよい。
制御装置11は、カートリッジ1の計測が終了するまで、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値を取得する。そのため、カートリッジ1の先端側における支持部5の上面の高さと、カートリッジ1の後端側における支持部5の上面の高さとが異なる場合、すなわち、支持部5の上面が変化する場合であっても、容器2内の液体の液面の高さを正確に計測することができる。
図10及び図11は、制御装置11で利用可能なファンクションブロックの一例を示す図である。図10には、計測値ロギングファンクションブロック(FB)100が示されており、図11には、プロファイル生成ファンクションブロック(FB)200が示されている。プロファイル生成FB200は、ファン(FUN)であってもよい。
図10を参照して、計測値ロギングFB100は、入力部110~118と、出力部120~122とを含む。「Execute」として示される入力部110は、カートリッジ1の計測処理を実行するか否かの入力を受け付ける。一例として、入力部110は、「True」又は「False」の入力を受け付ける。入力部111には、XY座標におけるX軸方向のセンサ21~24の位置のデータが入力される。入力部111には、センサ21~24が移動するごとにセンサ21~24の位置のデータが入力される。すなわち、入力部111には、XY座標におけるX軸方向のセンサ21~24の位置の現在値が入力される。
入力部112には、センサ21から出力される計測値のデータが入力される。入力部113には、センサ22から出力される計測値のデータが入力される。入力部114には、センサ23から出力される計測値のデータが入力される。入力部115には、センサ24から出力される計測値のデータが入力される。入力部116には、計測パターンに関するデータが入力される。計測パターンに関するデータとして、例えば、移動パターンA又は移動パターンBに関するデータが、入力部116に入力されてもよい。入力部116には、パラメータが入力される。パラメータとして、例えば、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応するXY座標におけるX軸方向の位置のデータが、入力部116に入力されてもよい
計測値ロギングFB100の処理が正常に終了した場合、「Done」として示される出力部120は、計測値ロギングFB100の処理が正常に終了したことを示す信号を出力する。
出力部121は、センサ21のロギングデータを出力する。計測値ロギングFB100は、入力部111に入力されるデータと、入力部112に入力されるデータと、入力部116に入力されるパラメータとに基づいて、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値を取得する。支持部5の上面の複数の所定位置は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応している。計測値ロギングFB100は、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値を、センサ21のロギングデータとして出力部121から出力する。
出力部122は、センサ22のロギングデータを出力する。計測値ロギングFB100は、入力部111に入力されるデータと、入力部113に入力されるデータと、入力部116に入力されるパラメータとに基づいて、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ22の計測値を取得する。計測値ロギングFB100は、容
器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ22の計測値を、センサ22のロギングデータとして出力部122から出力する。
出力部123は、センサ23のロギングデータを出力する。計測値ロギングFB100は、入力部111に入力されるデータと、入力部114に入力されるデータと、入力部116に入力されるパラメータとに基づいて、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ23の計測値を取得する。計測値ロギングFB100は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ23の計測値を、センサ23のロギングデータとして出力部123から出力する。
出力部124は、センサ24のロギングデータを出力する。計測値ロギングFB100は、入力部111に入力されるデータと、入力部115に入力されるデータと、入力部116に入力されるパラメータとに基づいて、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ24の計測値を取得する。計測値ロギングFB100は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ24の計測値を、センサ24のロギングデータとして出力部124から出力する。
図11を参照して、プロファイル生成FB200は、入力部210~214と、出力部220,221とを含む。計測値ロギングFB100の処理が正常に終了した場合、「Execute」として示される入力部210には、計測値ロギングFB100の処理が正常に終了したことを示す信号が入力される。入力部211~214には、出力部121~124から出力されるロギングデータが入力される。
プロファイル生成FB200の処理が正常に終了した場合、「Done」として示される出力部220は、プロファイル生成FB200の処理が正常に終了したことを示す信号を出力する。
出力部221は、プロファイルデータを出力する。プロファイル生成FB200は、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値と、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についてのセンサ22~24の計測値とに基づいて、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についての液面の高さを算出する。プロファイル生成FB200は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)についての液面の高さを、プロファイルデータとして出力部221から出力する。
図10を参照して説明したように、制御装置11は、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値を、センサ21のロギングデータとして取得する。制御装置11は、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値を記憶装置12に記憶してもよい。図10を参照して説明したように、制御装置11は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置についてのセンサ22~24の計測値を、センサ22~24のロギングデータとして取得する。制御装置11は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置についてのセンサ22~24の計測値を記憶装置12に記憶してもよい。また、制御装置11は、容器2内の液体の液面の一つの計測位置についてのセンサ22~24の計測値を取得し、記憶装置12に記憶してもよい。
図11を参照して説明したように、制御装置11は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置についての液面の高さを算出する。制御装置11は、容器2内の液体の液面の複数の計測位置についての液面の高さを記憶装置12に記憶してもよい。また、制御装置11は、容器2内の液体の液面の一つの計測位置についての液面の高さを算出し、記憶装置12に記憶してもよい。
第1実施形態では、複数の容器2ごとに容器2内の液体の液面を計測するセンサ22~24が予め決められている。したがって、制御装置11は、複数の容器2ごとに、容器2内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についての液面の高さを算出する。例えば、センサ22が容器2A,2B,2C内の液体の液面を計測することが決められている場合、制御装置11は、センサ22の計測値を用いて、容器2A,2B,2C内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についての液面の高さを算出する。例えば、センサ23が容器2D,2E,2F内の液体の液面を計測することが決められている場合、制御装置11は、センサ23の計測値を用いて、容器2D,2E,2F内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についての液面の高さを算出する。例えば、センサ24が容器2G,2H内の液体の液面を計測することが決められている場合、制御装置11は、センサ24の計測値を用いて、容器2G,2H内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についての液面の高さを算出する。
図12は、記憶装置12に記憶されるロギングデータの一例を示す図である。図12は、容器2A~2E内の液体の液面が計測された場合において、記憶装置12に記憶されるロギングデータが示されている。図12の「位置」の項目は、センサ21の場合、センサ21によって計測された支持部5の上面の所定位置を示しており、センサ22~24の場合、センサ22~24によって計測された各容器2内の液体の液面の計測位置を示している。図12の+0~+9は、センサ22~24の場合、容器2A内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応している。図12の+10~+19は、センサ22~24の場合、容器2B内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応している。図12の+20~+29は、センサ22~24の場合、容器2C内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応している。図12の+30~+39は、センサ22~24の場合、容器2D内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応している。図12の+40~+49は、センサ22~24の場合、容器2E内の液体の液面の複数の計測位置(P0~P9)に対応している。
図12に示すように、センサ21によって計測された支持部5の上面の複数の所定位置と、支持部5の上面の複数の所定位置についてのセンサ21の計測値とが対応付けて記憶装置12に記憶されている。図12に示すように、センサ22~24によって計測された各容器2内の液体の液面の複数の計測位置と、各容器2内の液体の液面の複数の計測位置についてのセンサ22~24の計測値とが対応付けて記憶装置12に記憶されている。
図13は、制御装置11によって生成されるプロファイルデータの一例を示す図である。図13は、容器2A~2D内の液体の液面が計測された場合において、プロファイルデータにおける液面の高さが示されている。図13に示すように、容器2A~2D内の液体の液面の複数の計測位置と、容器2A~2D内の液体の液面の複数の計測位置についての液面の高さとが対応付けられている。また、制御装置11は、カートリッジ1ごとにプロファイルデータを生成してもよい。
図14は、制御装置11が、センサ21~24から出力される計測値を取得する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図14に示すフローチャートは例示であり、処理結果に矛盾や不整合を生じない限りにおいて、図示しない他の処理やステップが更に含まれてもよい(以下に説明する他のフローチャートにおいても同様である)。
制御装置11は、センサユニット15が、サンプリング開始監視位置に到達したか否かを判定する(S1)。サンプリング開始監視位置は、サンプリング開始位置-(移動速度×計測周期)によって求めることができる。サンプリング開始位置は、例えば、カートリッジ1の容器2A内の液体の液面の計測位置P0に対応するXY座標におけるX軸方向の位置である。移動速度は、例えば、センサユニット15の移動速度である。計測周期は、
例えば、制御装置11がセンサ21~24から計測値を取得する周期である。
センサユニット15が、サンプリング開始監視位置に到達した場合(S1;YES)、制御装置11は、センサ21~24から出力される計測値の取得を開始する(S2)。制御装置11は、記憶装置12に登録されたパラメータにおける計測位置とXY座標におけるX軸方向のセンサ21~24の位置とが一致する場合、センサ21~24から出力される計測値をロギングデータとして取得する(S3)。制御装置11は、ロギングデータを記憶装置12に記憶する(S4)。
制御装置11は、センサユニット15が、サンプリング終了監視位置に到達したか否かを判定する(S5)。サンプリング終了監視位置は、サンプリング終了位置+(移動速度×計測周期)によって求めることができる。サンプリング終了位置は、例えば、カートリッジ1の容器2H内の液体の液面の計測位置P9に対応するXY座標におけるX軸方向の位置である。
センサユニット15が、サンプリング終了監視位置に到達していない場合(S5;NO)、処理がS3に戻る。センサユニット15が、サンプリング終了監視位置に到達した場合(S5;YES)、制御装置11は、トレイ3上の全てのカートリッジ1に対して計測処理を行ったかを判定する(S6)。計測処理を行っていないカートリッジ1が存在する場合(S6;NO)、制御装置11は、計測パターンに関するデータに基づいて、センサユニット15を移動することにより、カートリッジ1を変更し(S7)、処理がS1に戻る。トレイ3上の全てのカートリッジ1に対して計測処理が行われた場合(S6;YES)、図14に示すフローチャートの処理が終了する。
図15は、制御装置11が、プロファイルデータを生成する処理の流れを示すフローチャートである。制御装置11は、データ抽出開始位置を読み出しポインタとして設定し、基準センサであるセンサ21の計測値を記憶装置12から抽出する(S11)。具体的には、制御装置11は、支持部5の上面の一つ又は複数の所定位置についてのセンサ21の計測値を記憶装置12から抽出する。制御装置11は、液面計測用センサであるセンサ22~24の計測値を記憶装置12から抽出する(S12)。具体的には、制御装置11は、容器2内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についてのセンサ22~24の計測値を記憶装置12から抽出する。制御装置11は、センサ21の計測値と、センサ22~24の計測値の何れかとに基づいて、容器2内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についての液面の高さを算出する(S13)。
制御装置11は、容器2内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についての液面の高さのプロファイルデータを生成する(S14)。制御装置11は、プロファイルデータを記憶装置12に記憶する(S15)。制御装置11は、読み出しポインタがデータ抽出終了位置に到達又は抽出数がサンプリング数に到達するまで、S11~S15の処理を繰り返す。なお、制御装置11は、抽出するデータに矛盾があれば、エラーが発生したとして図15に示すフローチャートの処理を中断してもよい。
図16は、センサ22~24を側面から見た図である。図16に示すように、容器2内の液体の液面の高さを計測する際に使用するセンサ22~24は計測可能範囲(計測対象距離範囲)が狭い。図16では、センサ22の計測可能範囲をR2で示し、センサ23の計測可能範囲をR3で示し、センサ24の計測可能範囲をR4で示している。図16では、センサ22の取付高さとセンサ23の取付高さとの差分(取付オフセット)をOS2で示し、センサ23の取付高さとセンサ24の取付高さとの差分(取付オフセット)をOS3で示し、センサ22の取付高さとセンサ24の取付高さとの差分(取付オフセット)をOS4で示す。センサ22~24の計測可能範囲ずつセンサ22~24の取付高さをずら
すことで、センサ22~24は計測可能範囲が重ならないようにしている。これにより、広範囲の計測可能範囲(R2+R3+R4)を実現している。
容器2内の液体の液面を計測する場合、センサ22~24の計測可能範囲内に容器2内の液体の液面が存在している必要がある。センサ22~24の計測可能範囲内に容器2内の液体の液面が存在しない場合、容器2内の液体の液面の高さを正確に計測できない可能性がある。したがって、各容器2に対してセンサ22~24のうちの一つを用いることを予め決定しておく必要がある。センサ22~24の計測可能範囲内に各容器2内の液体の液面が存在するという条件が満たされるように、複数の容器2ごとにセンサ22~24と複数の容器2との対応関係を決めてもよい。各容器2に対してセンサ22~24のうちの一つを用いることを予め決定するには、トライ&エラーが繰り返される。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。第2実施形態では、各容器2に対してセンサ22~24のうちの一つを用いることを予め決定せずに、容器2内の液体の液面の高さを計測する方法について説明する。
(準備1)センサ22~24の計測可能範囲外ではセンサ22~24が異常値を出力するようにセンサ22~24に対して設定を行う。
準備1の詳細について説明する。センサ22~24から計測値及び計測品質値が出力されるように、センサ22~24に対して設定を行う。計測品質値は、容器2内の液体の液面で反射した光の受光量などである。センサ22~24として共焦点センサを用いることで、センサ22~24から計測値及び計測品質値が出力されるように、センサ22~24に対して設定を行う。
図17は、共焦点センサの測定中心距離と、受光量との関係を示す図である。図17の横軸は、共焦点センサの測定中心距離を示し、図17の縦軸は、受光量を示している。このように、共焦点センサから出力される計測値は計測品質値としての受光量を含んでいる。図17では、共焦点センサの計測可能範囲内に対象物が存在している場合を示している。共焦点センサの測定中心距離が0に近いほど受光量が多くなっている。共焦点センサの計測可能範囲外では、受光量が無くなり、共焦点センサは異常値を出力する。
(手順1)制御装置11は、センサ22~24の計測値及び計測品質値を、センサ22~24のロギングデータとして取得する。
手順1の詳細について説明する。制御装置11は、各容器2内の液体の液面の一つ又は複数の所定位置についての計測値及び計測品質値をセンサ22~24から取得する。このように、制御装置11は、容器2内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についてのセンサ22~24の計測値及び計測品質値を、センサ22~24のロギングデータとして取得する。制御装置11は、容器2内の液体の液面の一つ又は複数の計測位置についてのセンサ22~24の計測値及び計測品質値を記憶装置12に記憶してもよい。
(手順2)制御装置11は、計測品質値に基づいて、センサ22~24から取得した計測値の何れか一つを選択し、選択した計測値に基づいて、各容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する。制御装置11は、各容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測する場合、選択した計測値と、センサ21から取得した計測値とを用いて、各容器2内の液体の液面における所定位置についての液面の高さを計測してもよい。
第2実施形態によれば、各容器2に対してセンサ22~24のうちの一つを用いること
を予め決定せずに、容器2内の液体の液面の高さを正確に計測することができる。これにより、各容器2に対してセンサ22~24のうちの一つを用いることを予め決定するためのトライ&エラーに要する作業工数を削減することができる。また、各容器2に対してセンサ22~24のうちの一つを用いることを予め決定する必要がないため、計測装置10の立ち上げ時の設定が簡単になり、ユーザビリティが向上する。
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。第3実施形態において、第1,第2実施形態と同一の構成要素については、第1,第2実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
例えば、容器2の深さが深い場合、容器2内の液体の液面の全体を計測できないことがある。図18は、容器2内の液体の液面の高さを示すデータである。図18の横軸は、容器2内の液体の液面の計測位置を示しており、図18の縦軸、基準点からの容器2内の液体の液面の相対的な高さを示している。図18には、サンプル(1)~(5)が示されており、サンプル(3)及び(4)における円で囲んだ領域に異常値又はノイズが含まれている。サンプル(3)及び(4)のようなデータを用いて、容器2内の液体の液面の高さのプロファイルデータを生成すると、ノイズ又は異常値を含んだプロファイルデータが生成されてしまう。ノイズ又は異常値を含んだプロファイルデータの生成を回避するため、第3実施形態では、容器2内の液体における容器2との境界及び境界近傍の位置を除外して、容器2内の液体の液面の高さを計測する方法について説明する。
センサ22を用いて容器2Aを計測し、センサ22から出力される計測値にノイズ(異常値)が含まれているか否かを決定する方法について説明する。ここでは、センサ22から出力される計測値は10個であり、センサ22から出力される10個の計測値は、容器2A内の液体の液面の計測位置P0~P9についてのセンサ22の計測値とする。制御装置11は、センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率を算出する。例えば、センサ22から連続して出力される2個の計測値は、容器2A内の液体の液面の計測位置P0,P1についてのセンサ22の計測値である。制御装置11は、センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率が閾値以上であるか否かを判定する。制御装置11は、センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率が閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、センサ22から連続して出力される2個の計測値を線で結んだときの線の傾きが一定範囲内に収まっているか否かを判定する。制御装置11は、センサ22から連続して出力される10個の全てについて、センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率が閾値以上であるか否かを判定する。
センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率が閾値以上である場合、制御装置11は、センサ22から連続して出力される2個の計測値をノイズと決定する。すなわち、センサ22から連続して出力される2個の計測値を線で結んだときの線の傾きが一定範囲内に収まっていない場合、制御装置11は、センサ22から連続して出力される2個の計測値をノイズと決定する。
制御装置11は、センサ22から所定個数以上連続して出力される計測値の全てについて、センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率が閾値未満であるか否かを判定する。すなわち、制御装置11は、センサ22から所定個数以上連続して出力される計測値を線で結んだときのそれぞれの線の傾きが一定範囲内に収まっているか否かを判定する。制御装置11は、センサ22から所定個数以上連続して出力される計測値の全てについて、センサ22から連続して出力される2個の計測値の変化率が閾値未満である場合、センサ22から所定個数以上連続して出力される計測値を有効値と決定する。すなわち、制御装置11は、センサ22から所定個数以上連続して出力される計測値を線で結んだときのそれぞれの線の傾きが一定範囲内に収まっている場合、センサ22から所定個数以
上連続して出力される計測値を有効値と決定する。
制御装置11は、センサ22から出力される10個の計測値のうちノイズと判定された計測値を除外し、センサ22から出力される10個の計測値のうち有効値と決定した計測値を、記憶装置12に記憶する。制御装置11は、センサ22から出力される10個の計測値のうち有効値と決定した計測値に基づいて、容器2A内の液体の液面の複数の計測位置についての液面の高さを算出する。
制御装置11が、センサ22~24から出力される複数の計測値のうちノイズと判定された計測値を除外することにより、容器2内の液体における容器2との境界及び境界近傍の位置を除外して、容器2内の液体の液面の高さを計測することができる。換言すれば、制御装置11が、センサ22~24から出力される複数の計測値のうち有効値と判定された計測値を用いることにより、容器2内の液体における容器2との境界及び境界近傍の位置を除外して、容器2内の液体の液面の高さを計測することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態について説明する。第4実施形態において、第1~第3実施形態と同一の構成要素については、第1~第3実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。第1~第3実施形態では、センサ21~24を移動して、制御装置11がセンサ21~24の計測値を取得する処理の一例について説明している。この例に限定されず、一つ又は複数の容器2を移動して、制御装置11がセンサ21~24の計測値を取得してもよい。
図19は、第4実施形態に係る計測装置10の概略構成図である。計測装置10は、制御装置11と、記憶装置12と、入力装置13と、表示装置14と、センサユニット15と、トレイ3を設置可能な移動装置61と、を備える。制御装置11は、記憶装置12、入力装置13、表示装置14、センサユニット15及び移動装置61を制御する。移動装置61は、トレイ3を移動可能なサーボモータ(移動機構)62を有する。サーボモータ62が、トレイ3を移動することにより、トレイ3上に載置された一つ又は複数のカートリッジ1が移動する。また、複数のカートリッジ1が移動することにより、一つ又は複数の容器2が移動する。このように、移動装置61が有するサーボモータ62が、一つ又は複数の容器2を移動する。なお、センサ21~24は、一つ又は複数の容器2が移動する方向に沿って並んで配置されている。
制御装置11は、センサユニット15のサーボモータ25又は移動装置61のサーボモータ62を制御することにより、センサ21~24又は各容器2の一方を移動してもよい。制御装置11は、センサユニット15のサーボモータ25及び移動装置61のサーボモータ62の少なくとも一方を制御することにより、センサ21~24及び各容器2の少なくとも一方を移動してもよい。制御装置11は、センサユニット15のサーボモータ25及び移動装置61のサーボモータ62を制御することにより、センサ21~24及び各容器2を移動してもよい。
<変形例>
第1~4実施形態では、容器2内の液体の液面を通る1本の直線に沿って複数の計測位置を設定する例について説明している。この例に限定されず、容器2内の液体の液面を通る複数の直線に沿って複数の計測位置を設定してもよい。容器2内の液体の液面を通る複数の直線に沿って複数の計測位置を設定することにより、容器2内の液体の液面を通る1本の直線に沿って複数の計測位置を設定する場合に比べて、容器2内の液体の液面の複数の計測位置が増加する。これにより、容器2内の液体の液面のより広範囲において液面の高さを正確に計測することができる。したがって、容器2内の液体の液面の高さをより正確に計測することができる。
また、第1~第4実施形態で説明した各処理は、計測装置10の計測方法、制御方法などとして捉えてもよい。第1~第4実施形態で説明した各処理は、コンピュータが実行する方法として捉えてもよい。また、第1~第4実施形態で説明した各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを、ネットワークを通じて、又は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体等からコンピュータに提供してもよい。なお、上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
<付記>
一つ又は複数の容器(2)に収容された液体の液面に上方から測距光を照射し、前記液面で反射した光を受光して計測値を出力する複数のセンサ(22~24)であって、それぞれ異なる高さに取付けられた複数のセンサ(22~24)と、
前記複数のセンサ(22~24)又は前記各容器(2)の一方を移動するための移動機構(25、62)と、
前記移動機構(25、62)を制御し、かつ、前記複数のセンサ(22~24)から出力される計測値を取得する制御装置(11)と
を備え、
前記複数のセンサ(22~24)は、前記複数のセンサ(22~24)が移動する方向又は前記各容器(2)が移動する方向に沿って並んで配置されており、
前記制御装置(11)は、前記複数のセンサ(22~24)又は前記各容器の(2)一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値を前記複数のセンサ(22~24)から取得し、かつ、前記複数のセンサ(22~24)から取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、
計測装置(10)。
1:カートリッジ
2:容器
3:トレイ
4:柱部
5:支持部
10:計測装置
11:制御装置
12:記憶装置
13:入力装置
14:表示装置
15:センサユニット
21~24:センサ
25,62:サーボモータ

Claims (11)

  1. 一つ又は複数の容器に収容された液体の液面に上方から測距光を照射し、前記液面で反射した光を受光して計測値を出力する複数のセンサであって、それぞれ異なる高さに取付けられた複数のセンサと、
    前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動するための移動機構と、
    前記移動機構を制御し、かつ、前記複数のセンサから出力される計測値を取得する制御装置と
    を備え、
    前記複数のセンサは、前記複数のセンサが移動する方向又は前記各容器が移動する方向に沿って並んで配置されており、
    前記制御装置は、前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値を前記複数のセンサから取得し、かつ、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、
    計測装置。
  2. 前記制御装置は、前記液面における複数の前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、
    請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記制御装置は、前記液面における前記各容器との境界及び境界近傍の位置を除外して、前記液面における複数の位置についての前記液面の高さを計測する、
    請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記制御装置は、前記複数の容器ごとに決定された前記複数のセンサと前記複数の容器との対応関係に基づいて、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の計測装置。
  5. 前記制御装置は、前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値及び計測品質値を前記複数のセンサから取得し、かつ、前記計測品質値に基づいて、前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の計測装置。
  6. 前記計測品質値は、前記液面で反射した光の受光量である、
    請求項5に記載の計測装置。
  7. 前記複数のセンサの測定中心距離が同じである、
    請求項1から6の何れか一項に記載の計測装置。
  8. 前記各容器の基準面に上方から測距光を照射し、前記基準面で反射した光を受光して計測値を出力する基準センサを備え、
    前記各センサの測定中心距離及び前記基準センサの測定中心距離が同じであり、
    前記各センサが出力する前記計測値は、前記各センサから前記液面までの距離を含み、
    前記基準センサが出力する前記計測値は、前記基準センサから前記基準面までの距離を含み、
    前記制御装置は、前記基準センサによって出力される前記計測値を取得し、下記式に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測する、
    請求項1から6の何れか一項に記載の計測装置。
    液面の高さ=V1-V2+取付オフセット
    前記V1は、前記基準センサから前記基準面までの距離と前記基準センサの前記測定中心距離との差分であり、
    前記V2は、前記各センサから前記液面までの距離と前記各センサの測定中心距離との差分であり、
    前記取付オフセットは、前記基準センサの取付高さと前記各センサの取付高さとの差分である。
  9. 前記複数のセンサは、共焦点センサである、
    請求項1から8の何れか一項に記載の計測装置。
  10. 一つ又は複数の容器に収容された液体の液面に上方から測距光を照射し、前記液面で反射した光を受光して計測値を出力する複数のセンサであって、それぞれ異なる高さに取付けられた複数のセンサと、
    前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動するための移動機構と、
    を備える計測装置の計測方法であって、
    前記複数のセンサは、前記複数のセンサが移動する方向又は前記各容器が移動する方向に沿って並んで配置されており、
    コンピュータが、
    前記移動機構を制御して前記複数のセンサ又は前記各容器の一方を移動することにより前記液面における所定位置についての前記計測値を前記複数のセンサから取得するステップと、
    前記複数のセンサから取得した前記計測値の何れか一つを選択し、選択した前記計測値に基づいて、前記液面における前記所定位置についての前記液面の高さを計測するステップと
    を実行する計測方法。
  11. 請求項10に記載の各ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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