JP2023060656A - 操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム - Google Patents

操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023060656A
JP2023060656A JP2021170372A JP2021170372A JP2023060656A JP 2023060656 A JP2023060656 A JP 2023060656A JP 2021170372 A JP2021170372 A JP 2021170372A JP 2021170372 A JP2021170372 A JP 2021170372A JP 2023060656 A JP2023060656 A JP 2023060656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
mobile terminal
images
user
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021170372A
Other languages
English (en)
Inventor
邦彦 大村
Kunihiko Omura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2021170372A priority Critical patent/JP2023060656A/ja
Publication of JP2023060656A publication Critical patent/JP2023060656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】画像処理装置に対するユーザーの操作手順を案内しつつ、ユーザーが誤った操作を行った場合には速やかにその誤りをユーザーに気付かせることで作業効率の低下を防ぐ操作案内システム、携帯端末及びプログラムを提供する。【解決手段】携帯端末2を用いて画像処理装置10に対する操作手順を案内する操作案内システム1において、携帯端末2は、操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報7を取得する情報取得部と、一連の画像を表示する表示部21と、画像処理装置10を撮影するカメラと、を備える。操作案内システム1は、カメラによって撮影された撮影画像と、一連の画像に含まれる基準画像とを比較し、撮影画像と基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、その画像部分を表示部21に表示させることで、ユーザーに操作の誤りを気付かせる。【選択図】図1

Description

本発明は、操作案内システム、携帯端末、及び、プログラムに関し、特にユーザーが画像処理装置に対する操作を行う際の操作手順を案内する技術に関する。
MFP(Multifunction Peripherals)などの画像処理装置は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を備えており、トナーボトルやファクシミリスタンプなどの様々な消耗部品を搭載している。また、画像処理装置には、オプション機能を搭載することが可能であり、オプション機能を搭載する際には画像処理装置にオプション部品が装着されることもある。このような画像処理装置において、消耗部品が交換される際、オプション部品の取り付けや取り外しが行われる際、或いは、ジャムなどのトラブルが発生した際、ユーザーによるメンテナンス作業が行われる。ユーザーによるメンテナンス作業はその作業内容に応じて操作手順が予め定められている。ユーザーは、その操作手順に従って画像処理装置に対する操作を進めることで作業を完了することができる。
ところが、画像処理装置に対するメンテナンス作業の作業内容によっては複雑な操作手順が定められていることがある。そのため、従来、ユーザーによる作業を支援するため、様々な手法が提案されている。
例えば、画像処理装置に対するメンテナンス作業を支援するため、メンテナンス作業の部品リスト情報を記憶しておき、部品リスト情報に登録されている作業対象部品の数と、画像処理装置を撮影した画像データに基づいて特定した実際の作業対象部品の数とを比較し、その差が大きい場合に、警告表示やエラー表示を行うことが提案されている(例えば特許文献1)。
また、ユーザーが携帯している携帯端末にユーザーが作業を行うべき箇所を適切に表示できるようにするため、携帯端末が画像処理装置を撮影した撮影画像を携帯端末から取得し、その撮影画像に基づいて画像処理装置のうちの携帯端末によって撮影された撮影箇所を判断し、その撮影箇所に応じた表示情報を携帯端末に表示させることが提案されている(例えば特許文献2)。
また、携帯端末が画像処理装置に関する装置情報をサーバーへ送信し、サーバーから画像処理装置に対する操作手順を説明する動画データを取得し、その動画データに基づいてユーザーが行うべき操作手順を説明する説明動画を再生することが提案されている(例えば特許文献3)。この従来技術では、携帯端末は、カメラを起動して画像処理装置を撮影した撮影画像を取得し、その撮影画像と、サーバーから取得した動画データに含まれる各作業の代表画像とを比較し、ユーザーによって行われようとしている作業を複数の作業の中から特定し、その特定した作業に対応する説明動画を再生するようにしている。
特開2017-97856号公報 特開2012-156872号公報 特開2016-189141号公報
しかしながら、上記従来技術は、いずれもユーザーによって行われた操作が正しい操作であるか否かを検証できるものではない。
例えば、特許文献1の従来技術は、ユーザーが行おうとしている作業を正しく行うことができるか否かを作業対象部品の数に基づいて判断しており、正しい作業を行うことができない場合にはエラー表示を行うようにしている。しかし、この従来技術は、ユーザーによる作業が行われた後に、その作業が正しく行われたかどうかを判断するものではない。
また、特許文献2の従来技術は、ユーザーの携帯端末にユーザーが作業を行うべき箇所を適切に表示できるようにしている。しかし、この従来技術も、ユーザーによる作業が行われた後に、その作業が正しく行われたかどうかを判断するものではない。
更に、特許文献3の従来技術は、携帯端末によって撮影された撮影画像に基づいてユーザーがこれから行おうとしている作業を特定し、その特定した作業に対応する説明動画を再生することで、ユーザーが説明動画を見ながら作業を行えるように支援する。しかし、この従来技術も、上記と同様であり、ユーザーによる作業が行われた後に、ユーザーによる作業が正しく行われたどうかを判断するものではない。
例えば、特許文献3に記載されているように、ユーザーが説明動画を見ながら画像処理装置に対する操作を行ったとしても、細部に対する操作を誤って行ってしまうことがある。特に、ユーザーは、説明動画に含まれる作業終了時の画像と、実際に作業を終了した状態の作業箇所とを見比べても細部の違いに気付かないことがある。この場合、ユーザーは、その後の作業を進めていく過程において説明動画通りに作業を行うことができない状態であることが判明すると、先に行った作業に誤りがあったことに気付く。また、ユーザーは、作業終了後に画像処理装置が正常動作しないことによって先に行った作業に誤りがあったことに気付くこともある。
しかし、ユーザーは、説明動画に基づいて行った操作のどこに誤りがあったかを理解していないため、何度同じ作業を行っても同じ誤りを繰り返し行ってしまう可能性があり、作業効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、画像処理装置に対するユーザーの操作手順を案内しつつ、ユーザーが誤った操作を行った場合には速やかにその誤りをユーザーに気付かせることで作業効率の低下を防ぐことを可能にした操作案内システム、携帯端末、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、携帯端末を用いて画像処理装置に対する操作手順を案内する操作案内システムであって、前記携帯端末は、前記操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報を取得する取得手段と、前記一連の画像を表示する表示手段と、前記画像処理装置を撮影する撮影手段と、を備え、前記撮影手段によって撮影された撮影画像と、前記一連の画像に含まれる基準画像とを比較し、前記撮影画像と前記基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、当該画像部分を前記表示手段に表示させることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の操作案内システムにおいて、前記携帯端末は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示し、前記撮影画像及び前記基準画像のそれぞれにおける前記画像部分を強調表示することを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項2の操作案内システムにおいて、前記携帯端末は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示している状態において、前記撮影画像と前記基準画像とのいずれか一方に対する拡大操作を検知した場合、前記拡大操作に基づき、前記撮影画像と前記基準画像との双方を拡大表示させることを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの操作案内システムにおいて、前記携帯端末は、前記表示手段に前記一連の画像を表示するとき、ユーザーが前記一連の画像のうちから任意の画像を選択表示させることが可能な操作用ツールを表示し、前記操作用ツールに対するユーザーの操作に基づいて前記表示手段に表示する画像を変更することを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかの操作案内システムにおいて、前記操作手順は、複数の工程を含んでおり、前記携帯端末は、前記複数の工程のうちの少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、前記操作手順を次の工程に進行させないことを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項5の操作案内システムにおいて、前記携帯端末は、前記少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とが同一画像であると判定された場合に、前記操作手順を次の工程に進行させることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかの操作案内システムにおいて、前記操作手順情報は、前記操作手順を示すテキスト情報を更に含んでおり、前記携帯端末は、音声出力手段を更に備え、前記表示手段に前記一連の画像を表示することに伴い、前記テキスト情報に基づく音声を前記音声出力手段から出力することを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかの操作案内システムにおいて、前記取得手段は、前記画像処理装置から前記操作手順情報を取得することを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかの操作案内システムにおいて、前記携帯端末と通信可能なサーバーを更に備え、前記取得手段は、前記サーバーから前記操作手順情報を取得することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項9の操作案内システムにおいて、前記取得手段は、前記操作手順情報を取得するとき、前記画像処理装置を特定可能な装置情報と、前記操作手順を特定可能な作業情報とを前記サーバーへ送信することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項9の操作案内システムにおいて、前記取得手段は、前記操作手順情報を取得するとき、前記撮影手段によって前記画像処理装置の操作対象箇所が撮影された操作対象画像を前記サーバーへ送信することを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項9乃至11のいずれかの操作案内システムにおいて、前記携帯端末は、前記撮影画像を前記サーバーへ送信し、前記サーバーにおいて前記撮影画像と前記基準画像とが比較された比較結果を取得することを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項9乃至12のいずれかの操作案内システムにおいて、前記サーバーは、前記画像処理装置に搭載されていることを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、携帯端末であって、画像処理装置に対する操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報を取得する取得手段と、前記一連の画像を表示する表示手段と、前記画像処理装置を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された撮影画像と、前記一連の画像に含まれる基準画像とに異なる画像部分が存在する場合に当該画像部分を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項14の携帯端末において、前記制御手段は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示し、前記撮影画像及び前記基準画像のそれぞれにおける前記画像部分を強調表示することを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項15の携帯端末において、前記制御手段は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示している状態において、前記撮影画像と前記基準画像とのいずれか一方に対する拡大操作を検知した場合、前記拡大操作に基づき、前記撮影画像と前記基準画像との双方を拡大表示させることを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、請求項14乃至16のいずれかの携帯端末において、前記制御手段は、前記表示手段に前記一連の画像を表示するとき、ユーザーが前記一連の画像のうちから任意の画像を選択表示させることが可能な操作用ツールを表示し、前記操作用ツールに対するユーザーの操作に基づいて前記表示手段に表示する画像を変更することを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、請求項14乃至17のいずれかの携帯端末において、前記操作手順は、複数の工程を含んでおり、前記制御手段は、前記複数の工程のうちの少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、前記操作手順を次の工程に進行させないことを特徴とする構成である。
請求項19に係る発明は、請求項18の携帯端末において、前記制御手段は、前記少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とが同一画像であると判定された場合に、前記操作手順を次の工程に進行させることを特徴とする構成である。
請求項20に係る発明は、請求項14乃至19のいずれかの携帯端末において、音声出力手段を更に備え、前記操作手順情報は、前記操作手順を示すテキスト情報を更に含んでおり、前記制御手段は、前記表示手段に前記一連の画像を表示することに伴い、前記テキスト情報に基づく音声を前記音声出力手段から出力することを特徴とする構成である。
請求項21に係る発明は、請求項14乃至20のいずれかの携帯端末において、前記制御手段は、前記撮影画像と前記基準画像とを比較して前記撮影画像と前記基準画像とに前記画像部分が存在するか否かを判定することを特徴とする構成である。
請求項22に係る発明は、請求項21の携帯端末において、前記制御手段は、前記撮影画像を所定のサーバーに送信し、前記サーバーにおいて前記撮影画像と前記基準画像とを比較させ、前記サーバーから比較結果を取得し、当該比較結果に基づいて前記画像部分が存在するか否かを判定することを特徴とする構成である。
請求項23に係る発明は、画像を表示する表示手段と、画像を撮影する撮影手段とを備えた携帯端末において実行されるプログラムであって、前記携帯端末に、画像処理装置に対する操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報を取得する取得ステップと、前記表示手段に前記一連の画像を表示する表示ステップと、前記撮影手段によって前記画像処理装置を撮影する撮影ステップと、前記撮影手段によって撮影された撮影画像と、前記一連の画像に含まれる基準画像とに異なる画像部分が存在する場合に当該画像部分を前記表示手段に表示して誤操作が行われた部分を示す誤操作報知ステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、画像処理装置に対するユーザーの操作手順を案内しつつ、ユーザーが誤った操作を行った場合には速やかにその誤りをユーザーに気付かせることができ、ユーザーによる作業効率の低下を防ぐことが可能である。
操作案内システムの一構成例を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。 操作画面の一例を示す図である。 携帯端末がサーバーから操作手順情報を取得する例を示す図である。 操作手順情報の一例を示す図である。 操作案内部によって行われる操作手順の案内例を示す図である。 撮影案内部によって行われる撮影案内の例を示す図である。 基準画像と撮影画像の例を示す図である。 誤操作報知画面の例を示す図である。 基準画像及び撮影画像を拡大表示する例を示す図である。 携帯端末において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 携帯端末がサーバーから操作手順情報を取得する例を示す図である。 操作対象画像の一例を示す図である。 サーバーにおいて画像比較を行う例を示す図である。 携帯端末と画像処理装置との通信例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態である操作案内システム1の一構成例を示す図である。この操作案内システム1は、画像処理装置10と、携帯端末2と、サーバー3と、記憶部4と、ネットワーク5とを備えている。画像処理装置10は、例えばMFPなどで構成され、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を備えている。この画像処理装置10は、トナーボトルやファクシミリスタンプなどの様々な消耗部品を搭載している。また、画像処理装置10には、様々なオプション機能を搭載することが可能であり、オプション機能を搭載する際には画像処理装置10に対してオプション部品が装着されることもある。このような画像処理装置10において、消耗部品が交換される際、オプション部品の取り付けや取り外しが行われる際、或いは、ジャムなどのトラブルが発生した際、ユーザーによるメンテナンス作業が行われる。この操作案内システム1は、ユーザーによるメンテナンス作業が行われる際に、画像処理装置10に対する操作手順を案内するように構成される。
画像処理装置10は、装置本体の上部にスキャナ部11を備えている。スキャナ部11は、画像読取装置17と、自動原稿送り装置(以下、「ADF」という。)18と、を有している。ADF18は、原稿載置部18aを有し、原稿載置部18aにセットされる原稿を1枚ずつピックアップし、画像読取装置17による所定の読取位置に向けて原稿を自動搬送する。画像読取装置17は、ADF18によって搬送される原稿が読取位置を通過する際に原稿の画像を光学的に読み取り、画像データを生成する。このようなスキャナ部11は、例えば画像処理装置10においてスキャン機能又はファクシミリ機能が利用される際に動作し、ユーザーによってセットされた原稿を読み取って画像データを生成する。
ADF18は、上部左側に開閉可能なカバー18bを有している。例えば、カバー18bは、原稿の自動搬送時にジャムが発生した場合にその原稿を取り除くために開放されるカバーである。また、ADF18は、カバー18bの内側に、ファクシミリスタンプが実装されている。ファクシミリスタンプは、ファクシミリ送信の際に読み取った原稿にスタンプを押印することで、ファクシミリ送信した原稿を識別できるようにするためのものである。このファクシミリスタンプは、消耗部品であり、予め充填されているインクが無くなると、新品に交換される部品である。
また、画像処理装置10は、装置本体の中央部にプリンタ部12を備え、プリンタ部12の下部に給紙部13を備えている。例えば、給紙部13は、複数の給紙カセットを有している。各給紙カセットには、印刷用紙などの記録シートが収容される。給紙部13は、複数の給紙カセットのうちのいずれかから、記録シートを給紙し、プリンタ部12へ搬送する。プリンタ部12は、給紙部13から搬送される記録シートに対し、例えば電子写真方式によって画像を印刷し、プリンタ部12の上部に設けられている排紙トレイ15に画像を印刷した記録シートを出力する。プリンタ部12及び給紙部13の側面には、搬送中の記録シートが詰まってジャムが生じた場合に、その記録シートを取り除くための開閉扉16が設けられている。
更に、画像処理装置10は、装置本体の正面側に操作パネル14を備えている。操作パネル14は、ユーザーが画像処理装置10を使用する際のユーザーインタフェースとして設けられており、各種の操作画面や案内画面を表示する表示部と、ユーザーの操作を受け付ける操作部とを備えている。ユーザーは、操作パネル14に対する操作を行うことで、各機能に関するジョブの設定操作やジョブの実行指示を行うことができる。
携帯端末2は、画像処理装置10のメンテナンス作業を行うユーザーによって携帯される情報処理端末であり、例えばタブレット端末やスマートフォンなどによって構成される。この携帯端末2は、液晶ディスプレイなどで構成される表示部21を備えている。携帯端末2は、その表示部21に操作手順を示す一連の画像を表示することで、ユーザーに操作手順を案内する。この携帯端末2は、例えば無線通信によってLAN(Local Area Network)やインターネットなどを含むネットワーク5に接続し、ネットワーク5を介してサーバー3と通信を行うことが可能である。
サーバー3は、例えばインターネットなどのクラウド上に設置されており、ネットワーク5を介して携帯端末2と通信を行うことが可能な情報処理装置である。サーバー3は、記憶部4を備えている。記憶部4は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などの不揮発性の記憶デバイスによって構成される。この記憶部4は、画像処理装置10に関する電子マニュアルデータベース6を記憶している。電子マニュアルデータベース6は、画像処理装置10に対して行われる作業毎に、予め定められた操作手順を示す操作手順情報7を記録したデータベースである。画像処理装置10に対する操作手順は、画像処理装置10に対して行われる作業内容に応じて異なる手順となり、また画像処理装置10の機種によっても異なる手順となる。そのため、電子マニュアルデータベース6には、画像処理装置10を特定可能な装置情報と、作業内容を特定可能な作業情報とに関連付けられた状態で操作手順情報7が記録される。
携帯端末2には、サーバー3と連携して画像処理装置10に対する操作手順を案内するための操作案内アプリケーションが予めインストールされている。ユーザーは、画像処理装置10に対する作業を行う際に、携帯端末2においてその操作案内アプリケーションを起動する。すると、携帯端末2は、サーバー3との通信を開始し、サーバー3から画像処理装置10及び作業内容に応じた操作手順情報7を取得する。そして携帯端末2は、その操作手順情報7に基づいて画像処理装置10に対する操作手順をユーザーに案内する。
例えば、画像処理装置10に対するメンテナンス作業が行われる際には画像処理装置10の電源がオフにされ、画像処理装置10に対する通電が行われていない状態で作業が行われることがある。そのため、本実施形態では、携帯端末2は、サーバー3と通信を行い、サーバー3から操作手順情報7を取得するように構成される。これにより、画像処理装置10に電力が供給されていない状態であっても、携帯端末2は、画像処理装置10に対して行うべき作業に対応した操作手順情報7を取得することが可能であり、ユーザーが画像処理装置10に対する操作を進める際にはサーバー3から取得した操作手順情報7に基づいてユーザーに操作手順を案内することが可能である。
図2は、携帯端末2のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。携帯端末2は、ハードウェア構成として、制御部20と、表示部21と、操作部22と、カメラ23と、音声出力部24と、通信インタフェース25と、記憶部26とを備えている。
制御部20は、各部の動作を制御する制御手段であり、CPU27とメモリ28とを備えている。CPU27は、記憶部26に記憶されているプログラム29を読み出して実行するハードウェアプロセッサーである。メモリ28は、CPU27がプログラム29を実行する際のワークエリアとして使用される。
記憶部26は、ソリッドステートドライブ(SSD)などで構成される不揮発性の記憶デバイスであり、CPU27によって実行されるプログラム29が予めインストールされている。プログラム29は、CPU27において操作案内アプリケーション30を起動させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
表示部21は、携帯端末2の表面側に配置される表示デバイスであり、画像処理装置10に対する操作手順を示す一連の画像を表示することが可能である。操作部22は、ユーザーによる操作を検知する操作デバイスであり、例えば表示部21の表示画面上に配置されるタッチパネルセンサーなどによって構成される。カメラ23は、例えば携帯端末2の背面側に配置されており、携帯端末2の周囲にある被写体を撮影して画像データを生成する撮影デバイスである。音声出力部24は、スピーカーによって構成され、携帯端末2の周囲に音声を出力する。通信インタフェース25は、携帯端末2をネットワーク5に接続して通信を行うためのインタフェースであり、例えば無線通信機能を備えている。
次に、CPU27がプログラム29を実行することによって実現される機能について説明する。CPU27は、プログラム29を実行することにより、操作案内アプリケーション30として機能する。例えば、ユーザーによって操作案内アプリケーション30の起動が指示されると、CPU27は、記憶部26からプログラム29を読み出して実行し、操作案内アプリケーション30を機能させる。操作案内アプリケーション30は、情報取得部31、操作案内部32、撮影案内部33、画像取得部34、画像比較部35、操作判定部36、及び、誤操作報知部37を備えている。
情報取得部31は、サーバー3から操作手順情報7を取得する処理部である。情報取得部31は、例えば図3に示すような操作画面G1を表示部21に表示させる。この操作画面G1は、画像処理装置10の装置名と、画像処理装置10に対して行う作業名とを入力する画面である。
操作画面G1には、画像処理装置10の装置名を入力する入力欄41が表示され、その入力欄41の右側にはプルダウンメニューを表示させるボタン42が表示されている。ユーザーは、ボタン42を操作すると、画像処理装置10の装置名がリスト表示されたプルダウンメニューを表示させることができ、そのプルダウンメニューの中から作業対象である画像処理装置10の装置名を選択することで入力欄41に画像処理装置10の装置名を表示させることができる。
また、操作画面G1には、画像処理装置10に対する作業名を入力する入力欄43が表示され、その入力欄43の右側にはプルダウンメニューを表示させるボタン44が表示されている。ユーザーは、ボタン44を操作すると、画像処理装置10に対する作業名がリスト表示されたプルダウンメニューを表示させることができ、そのプルダウンメニューの中から画像処理装置10に対する作業内容に対応した作業名を選択することで入力欄43に作業名を表示させることができる。尚、図3の例では、作業名として「ファクシミリスタンプ交換」が選択された状態を示している。この作業は、ADF18のカバー18bの内側に実装されているファクシミリスタンプを新品に交換する作業である。
更に、操作画面G1には、入力欄41,43に入力された装置名及び作業名でサーバー3にリクエストを送信する際にユーザーが操作するOKボタン45が表示されている。ユーザーによってOKボタン45が操作されると、情報取得部31は、操作画面G1に入力された情報に基づくリクエストを生成し、そのリクエストをサーバー3へ送信する。
図4は、情報取得部31がサーバー3から操作手順情報7を取得する例を示す図である。図4に示すように、情報取得部31は、装置情報D11と作業情報D12とを含むリクエストD10を生成し、そのリクエストD10をサーバー3へ送信する。装置情報D11は、作業対象である画像処理装置10を特定可能な情報であり、例えばユーザーによって入力される装置名を含む情報である。尚、装置名には、画像処理装置10のオプション装着状態を示す情報が含まれていても良い。また、作業情報D12は、画像処理装置10に対して行われる作業に対応した操作手順を特定可能な情報であり、例えばユーザーによって入力される作業名を含む情報である。
サーバー3は、携帯端末2からリクエストD10を受信すると、そのリクエストD10に含まれる装置情報D11及び作業情報D12に基づいて画像処理装置10と作業内容とを特定する。そして、サーバー3は、電子マニュアルデータベース6の中から、特定した画像処理装置10及び作業内容に対応する操作手順情報7を読み出し、携帯端末2へ送信する。その結果、携帯端末2は、サーバー3から、画像処理装置10に対して行うべき作業に対応した操作手順情報7を取得することができる。
図5は、操作手順情報7の一例を示す図である。操作手順情報7は、ユーザーが画像処理装置10に対する作業を行う際の操作手順を定めた情報であり、ユーザーに対してその操作手順を案内するための情報である。例えば、操作手順情報7は、図5に示すように、複数の工程を含んでいる。それら複数の工程が正しい順序で適切に行われることにより、画像処理装置10に対する作業が正常に終了できるようになっている。また、操作手順情報7は、複数の工程のそれぞれに対応付けられている画像情報とテキスト情報とを含んでいる。ただし、テキスト情報は、必ずしも各工程に含まれていなくても構わない。
画像情報は、各工程においてユーザーが行うべき操作手順を示す一連の画像を含む情報である。一連の画像は、例えば動画像として構成されるものであっても良いし、複数枚の静止画像によって構成されるものであっても構わない。例えば、ファクシミリスタンプの交換作業である場合、第1工程において定義されている操作は、ADF18の上部左側にあるカバー18bを開く操作である。そのため、第1工程の画像情報には、ADF18のカバー18bを開くための一連の画像が登録されている。例えば、一連の画像のうち、最初の画像は各工程の操作開始時の状態を示す画像となっており、最後の画像は各工程の操作終了時の状態を示す画像となっている。
テキスト情報は、各工程においてユーザーが行うべき操作手順をテキストで表した情報である。例えば、ファクシミリスタンプの交換作業である場合、第1工程において定義されている操作は、ADF18の上部左側にあるカバー18bを開く操作である。そのため、第1工程のテキスト情報には、「ADFの左カバーを開いてください。」というテキストが登録されている。
情報取得部31は、サーバー3から、上記のような操作手順情報7を取得すると、その操作手順情報7をメモリ28に格納する。そして情報取得部31は、操作案内部32を機能させる。
操作案内部32は、メモリ28に格納された操作手順情報7に基づき、ユーザーに対して操作手順を案内する処理を行う。まず、操作案内部32は、操作手順情報7から第1工程の画像情報を読み出し、その画像情報に含まれる一連の画像を表示部21に表示する。一連の画像が動画像によって構成されている場合、操作案内部32は、その動画像を再生することで表示部21に一連の画像を表示する。また、一連の画像が複数枚の静止画像によって構成される場合、操作案内部32は、表示部21に表示する静止画像を所定時間毎に更新していくことで一連の画像を表示する。また、操作案内部32は、操作手順情報7の第1工程にテキスト情報が含まれている場合、そのテキスト情報に基づく音声情報を生成して音声出力部24へ出力することにより、音声出力部24からテキスト情報に基づく音声を出力する。ただし、第1工程にテキスト情報が含まれていない場合、操作案内部32は、音声出力を行わない。そして、第1工程として定められた操作手順が適切に行われた場合、操作案内部32は、操作手順を第2工程へと進める。そして操作案内部32は、上記と同様に、第2工程の画像情報に含まれる一連の画像を表示部21に表示すると共に、テキスト情報に基づく音声を音声出力部24から出力する。以後、各工程について同様の処理を繰り返すことにより、操作案内部32は、操作手順情報7に定められている各工程の操作手順をユーザーに案内する。
図6は、操作案内部32によって行われる操作手順の案内例を示す図である。図6では、図5に示した操作手順情報7の第7工程の操作手順を案内している例を示している。操作案内部32は、操作手順情報7に基づいて操作案内画面G2を表示部21に表示する。例えば、操作案内画面G2は、第7工程の画像情報に含まれる一連の画像51を全画面表示する画面である。操作案内部32は、一連の画像51を携帯端末2において全画面表示させることにより、ユーザーが行うべき操作を案内する画像をユーザーに分かりやすく表示することができる。
また、操作案内画面G2の画面隅には、ユーザーが操作可能な操作用ツール53が表示される。この操作用ツール53は、一連の画像51の進行状況を示すプログレスバー53aと、現在の表示位置を示すポインタ53bとを含んでいる。例えば、一連の画像51の表示開示時には、ポインタ53bはプログレスバー53aの左端に位置している。そして一連の画像51が進行していくことに伴い、プログレスバー53aに対するポインタ53bの位置が右端に向かって移動する。操作案内部32は、一連の画像51の表示状態が進行することに伴い、ポインタ53bの位置を移動させていくことで、ユーザーに現在の表示状況を示している。また、ポインタ53bは、ユーザーが手動操作で左右に移動させることができる。ユーザーによる移動操作を検知すると、操作案内部32は、ポインタ53bの位置をユーザーの操作に基づいて移動させると共に、操作案内画面G2において全画面表示している一連の画像51の表示状況をポインタ53bの位置に応じて更新する。したがって、ユーザーは、操作用ツール53に対する操作を行うことで、一連の画像51のうちの所望の画像を表示部21に表示させることが可能であり、分かりづらい操作があればその操作が映っている画像を選択的に繰り返し見ることが可能である。
また、操作案内画面G2の別の画面隅には、操作手順情報7に含まれているテキスト情報に基づくテキスト52が表示される。操作案内画面G2にテキスト52が表示されることにより、ユーザーは一連の画像51を見るときに、テキスト52も同時に見ることができ、操作内容を把握しやすいという利点がある。ただし、操作案内画面G2内にテキスト52を表示すると、一連の画像51の一部がテキスト52によって隠蔽されてしまう可能性がある。そのため、操作案内画面G2においてテキスト52を表示するかどうかをユーザーが選択可能とし、ユーザーによって非表示設定が選択されている場合、操作案内部32は、操作案内画面G2にテキスト52を表示しないようにすることが好ましい。
また、操作案内部32は、図6に示すように、操作手順情報7に含まれているテキスト情報に基づき、音声出力部24から音声54を出力する。これにより、ユーザーは、操作案内画面G2の一連の画像51を視認しつつ、音声54を聞くことができるので、操作内容を把握しやすいという利点がある。尚、テキスト情報に基づく音声54を出力するときには、操作案内画面G2においてテキスト52を表示しないことが好ましい。
このように操作案内部32は、操作手順を示す一連の画像51を表示部21に表示することで操作手順をユーザーに案内する。そのため、ユーザーは、一連の画像51を見るだけでどのような手順で操作を行うべきかを把握することができる。また、操作案内部32は、テキスト情報が含まれていれば、そのテキスト情報に基づく音声出力を行う。そのため、ユーザーは、画像処理装置10に対する操作を行う際にテキストを読む必要がなく、携帯端末2から出力される音声54で操作内容を把握できるという利点がある。
また、操作案内部32は、各工程の操作手順の案内が終了した場合、ユーザーによって行われた操作が正しい操作であることが確認されることを条件として次の工程の操作手順を案内する。つまり、操作案内部32は、現在の工程においてユーザーが操作手順に定められている正しい操作を行わない限り、次の工程の操作手順を案内しないように構成される。そのため、ユーザーは、操作手順の案内が次の工程に進まないときには、現在の工程において誤った操作を行っていることが分かる。
操作案内部32は、各工程の操作手順の案内が終了すると、撮影案内部33を機能させる。例えば、操作案内部32は、現在の工程に含まれる一連の画像51を最後まで表示して所定時間が経過すると、撮影案内部33を機能させる。
撮影案内部33は、ユーザーに、現在の工程で操作した箇所をカメラ23で撮影するように案内する。図7は、撮影案内部33によって行われる撮影案内の例を示す図である。操作案内部32によって一連の画像51が最後まで表示されると、操作用ツール53のポインタ53bは右端まで移動した状態となり、一連の画像51の更新が止まる。このとき、操作案内画面G2は、一連の画像51のうちの最後の画像を表示した状態で停止している。つまり、操作案内画面G2における一連の画像51は、現在の工程が終了した時点における理想的な操作終了状態を表示した状態で停止していることになる。その状態で撮影案内部33が機能すると、撮影案内部33は、例えば、操作案内画面G2の画面隅に、カメラ23により、操作した箇所を撮影することを促す案内メッセージ55を表示する。また、撮影案内部33は、音声出力部24から、操作した箇所を撮影することを促す案内音声56を出力する。これにより、ユーザーは、現在の工程において自身が操作した箇所を撮影するようになる。
また、撮影案内部33は、ユーザーに対して撮影案内を行うとき、操作案内画面G2において表示している一連の画像51(例えば一連の画像51の最後の画像)と同じ画像を撮影するように案内することが好ましい。例えば、撮影案内部33は、一連の画像51と同じ画像を撮影できるように、カメラ23による撮影方向及び撮影倍率をユーザーに案内することが好ましい。撮影方向及び撮影倍率を一連の画像51に合わせるように案内することで、一連の画像51に含まれる基準画像と比較可能な画像を撮影することができる。ここで、基準画像とは、現在の工程が終了した時点における理想的な操作終了状態を表した画像であり、例えば一連の画像51のうちの最後の画像が基準画像として用いられる。ただし、基準画像は、必ずしも一連の画像51のうちの最後の画像に限られず、理想的な操作終了状態が映っている画像であれば構わない。
また、撮影案内部33は、一連の画像51に含まれる基準画像と同じ画像を簡単に撮影できるようにするため、例えば表示部21の画面を2分割し、一方の画面に一連の画像51(より具体的には基準画像)を表示し、他方の画面にカメラ23が撮影した画像を表示しても良い。これにより、ユーザーは、一方の画面を見ながら他方の画面に映し出される画像の撮影方向及び撮影倍率を調整できるようになり、一連の画像51に含まれる基準画像とほぼ同じ画像を撮影することができる。
画像取得部34は、撮影案内部33による撮影案内が行われているときに、カメラ23を駆動し、カメラ23が撮影した撮影画像を取得する。例えば撮影案内部33による撮影案内が行われているとき、画像取得部34は、カメラ23によって逐次撮影される画像と、一連の画像51に含まれる基準画像との差分を抽出し、その差分が所定量以下となったときの撮影画像を基準画像との比較対象画像として取得する。すなわち、撮影案内部33による撮影案内が行われているとき、ユーザーは、一連の画像51に含まれる基準画像と同じ画像を撮影するために撮影方向及び撮影倍率を調整している。そしてカメラ23によって逐次撮影される撮影画像が基準画像と比較可能な画像になると、撮影画像と基準画像との差分が所定量以下となる。そのため、画像取得部34は、撮影画像が基準画像と比較可能となったタイミングで、その撮影画像を比較対象画像として取得することができる。ただし、これに限られるものではなく、例えば画像取得部34は、ユーザーによる撮影指示が行われたタイミングでカメラ23により撮影された撮影画像を比較対象画像として取得するようにしても構わない。画像取得部34は、上記のようにして撮影画像を取得すると、その撮影画像を画像比較部35へ出力する。
画像比較部35は、カメラ23によって比較対象画像として撮影された撮影画像と、一連の画像51に含まれる基準画像とを比較し、撮影画像と基準画像とに異なる画像部分が存在するか否かを判定する。例えば、画像比較部35は、公知の画像認識技術を用いて撮影画像と基準画像とを比較し、2つの画像に異なる画像部分が存在すればその画像部分を抽出する。
具体例をひとつ挙げると、画像比較部35は、基準画像に映っている特徴点に基づいて操作対象箇所を特定し、その操作対象箇所にある部品の数や位置、姿勢などを特定する。続いて画像比較部35は、カメラ23から得られた撮影画像に映っている特徴点に基づいて操作対象箇所を特定し、その操作対象箇所にある部品の数や位置、姿勢などを特定する。そして画像比較部35は、撮影画像から特定した部品の数や位置、姿勢などが、基準画像から特定した部品の数や位置、姿勢などと一致するか否かを判定する。その結果、部品の数や位置、姿勢などが撮影画像と基準画像とで一致すれば、2つの画像に異なる画像部分が存在せず、2つの画像が略同一の画像となる。これに対し、部品の数や位置、姿勢などが撮影画像と基準画像とで一致しない場合、2つの画像には異なる画像部分が存在することになる。その場合、画像比較部35は、撮影画像と基準画像との比較結果に基づいて異なる画像部分を抽出する。尚、画像比較部35が2つの画像から異なる画像部分を抽出する処理は、必ずしも上述した処理に限られるものではなく、他の処理を採用しても構わない。
カメラ23で撮影された撮影画像には、現在の工程が終了した時点における実際の操作終了状態が映し出されている。一方、上述したように基準画像には、現在の工程が終了した時点における理想的な操作終了状態が映し出されている。したがって、画像比較部35は、上記のような処理を行うことにより、ユーザーによる操作が終了した時点の実際の操作終了状態と、理想的な操作終了状態とを比較し、実際の操作終了状態が理想的な操作終了状態と異なっていれば、その異なる部分を抽出することができる。
図8は、基準画像と撮影画像の例を示す図である。図8では、図5に示した操作手順情報7の第7工程の操作手順が終了した時点の基準画像と撮影画像とを例示しており、図8(a)が基準画像57を、図8(b)が撮影画像58を示している。
例えば、図8(a)に示す基準画像57では、原稿が通紙される通紙領域の下部に凹部60が設けられており、その凹部60に、スタンプユニット61が装着され、アース端子62がネジ63によって固定されている。また、基準画像57では、凹部60に、ハーネスを接続するコネクタ64が配置されており、そのコネクタ64が凹部60の上縁部よりも下側に配置されている。したがって、基準画像57が示す理想的な操作終了状態になると、後の工程において凹部60の上面側に透明カバーが装着されるとき、透明カバーが浮いた状態とならない。
一方、図8(b)に示す撮影画像58では、基準画像57と同様に、原稿が通紙される通紙領域の下部に凹部60が設けられており、その凹部60に、スタンプユニット61が装着され、アース端子62がネジ63によって固定されている。また、撮影画像58では、凹部60に、ハーネスを接続するコネクタ64が配置されている。ただし、撮影画像58におけるコネクタ64は、凹部60の上縁部から更に上側に突出した状態となっている。そのため、ユーザーが第7工程の操作手順を終えた時点の操作終了状態は、図8(a)の基準画像に示される理想的な操作終了状態とは異なっている。例えば、コネクタ64が凹部60の上縁部から更に上側に突出した状態になっていると、後の工程において凹部60の上面側に透明カバーが装着されたときに透明カバーが浮いた状態となる。この場合、画像処理装置10を稼働させてADF18が原稿の搬送を行うと、原稿が透明カバーの浮いた部分に引っかかり、ジャムが発生する可能性がある。そのため、第7工程の操作終了状態において、コネクタ64が凹部60の上縁部から更に上側に突出していることは好ましくない。
画像比較部35は、図8(a)の基準画像57と、図8(b)の撮影画像58とを比較すると、コネクタ64が映っている画像部分を異なる画像部分として抽出する。画像比較部35は、基準画像57及び撮影画像58のそれぞれから異なる画像部分を抽出すると、操作判定部36を機能させる。
操作判定部36は、画像比較部35による画像の比較結果に基づき、ユーザーによって行われた操作が誤った操作であるか否かを判定する。例えば、基準画像57及び撮影画像58のそれぞれから異なる画像部分が抽出された場合、操作判定部36は、ユーザーによって行われた操作が誤った操作であると判定する。この場合、操作判定部36は、誤操作報知部37を機能させる。これに対し、基準画像57及び撮影画像58のそれぞれから異なる画像部分が抽出されなかった場合、操作判定部36は、基準画像57と撮影画像58とが同一画像であると判断し、ユーザーによって行われた操作が正しい操作であると判定する。この場合、操作判定部36は、誤操作報知部37を機能させることなく、操作案内部32に対して次の工程の操作手順の案内を指示する。したがって、ユーザーによる操作が正しい操作であると判定されると、操作案内部32によってユーザーに案内される操作手順が次の工程に進むことになる。
誤操作報知部37は、画像比較部35によって抽出された異なる画像部分を表示部21に表示し、誤った操作が行われた箇所をユーザーに報知する。図9は、誤操作報知部37によって表示される誤操作報知画面G3の例を示す図である。例えば、誤操作報知部37は、図9に示すように表示部21の画面を2分割し、一方の画面に基準画像57を表示し、他方の画面に撮影画像58を表示した誤操作報知画面G3を表示する。つまり、誤操作報知部37は、基準画像57と撮影画像58とを隣接配置した状態で同時に表示部21に表示するのである。このような誤操作報知画面G3が表示されることにより、ユーザーは、現在の工程において自身が行った操作に誤りがあったことを認識することができる。また、誤操作報知画面G3において基準画像57と撮影画像58とが同時に表示されるため、ユーザーは、基準画像57と撮影画像58とを対比して同時に観察することができる。
また、誤操作報知部37は、基準画像57及び撮影画像58のそれぞれから抽出された異なる画像部分の位置を特定し、基準画像57及び撮影画像58のそれぞれを表示部21に表示する際に互いに異なる画像部分を強調表示する。図9に示す例では、基準画像57及び撮影画像58において互いに異なる画像部分に矢印画像66が表示され、誤った操作がなされた箇所をユーザーが特定しやすくなるような強調表示が行われている。尚、強調表示の態様は、図9に示すような矢印画像66を表示する態様に限られない。例えば、互いに異なる画像部分を円形枠や角形枠などで囲むような強調表示を行うようにしても良い。基準画像57及び撮影画像58のそれぞれにおいて異なる画像部分に強調表示がなされることにより、ユーザーは、誤操作報知画面G3が表示されると直ぐに、誤操作した箇所を特定することができる。
また、誤操作報知部37は、誤操作報知画面G3を表示するとき、図9に示すように、基準画像57を表示している画面の隅に、上述した操作用ツール53を表示する。操作用ツール53が表示されるため、ユーザーは、誤操作報知画面G3が表示されている状態において一連の画像51を所望の位置から再生することができる。そのため、ユーザーは、現在の工程の操作手順のどこで操作を誤ったかを簡単に確認することが可能であり、効率的に正しい操作を行うことができる。
また、誤操作報知部37は、誤操作報知画面G3においてユーザーが操作をやり直した後に操作するOKボタン59を表示する。誤操作報知部37は、ユーザーによってOKボタン59が操作されたことを検知すると、再び撮影案内部33を機能させる。これにより、携帯端末2において撮影案内部33による撮影案内が再び行われ、ユーザーが操作をやり直した箇所が再びカメラ23によって撮影される。そして、カメラ23によって撮影された撮影画像と基準画像とが再び比較され、撮影画像と基準画像とが同一画像であることが判定されると、操作案内部32によって次の工程の操作手順が案内されるようになる。特に本実施形態では、理想的な操作終了状態を示す基準画像57と、ユーザーによって操作が行われた実際の操作終了状態を示す撮影画像58とを同時に表示部21に表示しているため、ユーザーは、誤って行った操作箇所を速やかに特定し、その操作箇所に対する操作をやり直すことで基準画像57と同様の正しい操作終了状態を早期に実現することができる。そのため、ユーザーが何度も同じ誤りを繰り返し行ってしまうことを未然に防ぐことができ、操作効率の低下を抑制することが可能である。
また、誤操作報知部37は、ユーザーの操作に基づき、誤操作報知画面G3に表示している基準画像57及び撮影画像58の拡大表示又は縮小表示を行う。図10は、基準画像57及び撮影画像58を拡大表示する例を示す図である。例えば、図10(a)に示すように、ユーザーが、誤操作報知画面G3に表示されている撮影画像58の2点Pa,Pbを2本の指先でタップし、それら2本の指先を矢印MVで示す方向に移動させることにより、2点Pa,Pbの間隔を広げる拡大操作(ピンチアウト操作)を行った場合、誤操作報知部37は、その拡大操作に基づき、撮影画像58を拡大表示させると共に、基準画像57も撮影画像58に連動させて拡大する。その結果、図10(a)に示す誤操作報知画面G3は、図10(b)に示すような表示状態に遷移する。このように誤操作報知部37は、撮影画像58と基準画像57とのいずれか一方に対する拡大操作を検知すると、その拡大操作に基づき、撮影画像58と基準画像57との双方を連動させて拡大表示させる。また、誤操作報知部37は、撮影画像58と基準画像57とのいずれか一方に対する縮小操作を検知した場合には、その縮小操作に基づき、撮影画像58と基準画像57との双方を連動させて縮小表示させる。つまり、誤操作報知部37は、誤操作報知画面G3において互いに隣接した位置に表示している撮影画像58と基準画像57の双方を常に同じ表示態様で表示するようにしている。これにより、ユーザーにとっては、誤って行った操作箇所を特定しやすくなるという利点がある。
次に、上記のように構成される携帯端末2の具体的な処理手順について説明する。図11は、携帯端末2において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。図11に示す処理手順は、携帯端末2において制御部20のCPU27がプログラム29を実行することによって行われる処理手順である。
携帯端末2は、図11に示す処理を開始すると、まず表示部21に操作画面G1を表示し(ステップS10)、ユーザーによる装置名及び作業名の入力を受け付ける(ステップS11)。装置名及び作業名が入力されると、携帯端末2は、装置情報D11及び作業情報D12を含むリクエストD10をサーバー3へ送信し(ステップS12)、サーバー3から操作手順情報7を取得する(ステップS13)。そして携帯端末2は、操作手順情報7をメモリ28に格納し、操作手順の工程番号を示す変数iを1に初期化する(ステップS14)。
次に、携帯端末2は、サーバー3から取得した操作手順情報7の中から変数iによって示される第i工程の情報を読み出し(ステップS15)、第i工程の操作手順をユーザーに案内する処理を開始する。すなわち、携帯端末2は、第i工程の画像情報に基づき、第i工程の操作手順を示す一連の画像51を表示部21に表示する(ステップS16)。これにより、ユーザーは、表示部21に表示される一連の画像51を見ることで、画像処理装置10に対する操作手順を把握することができる。また、携帯端末2は、第i工程の情報にテキスト情報が含まれているか否かを判断し(ステップS17)、テキスト情報が含まれている場合(ステップS17でYES)、そのテキスト情報に基づく音声を音声出力部24から出力する(ステップS18)。これにより、ユーザーは、テキストを読まなくても音声出力部24から出力される音声を聞くことで操作手順を把握することができる。
第i工程の操作手順を示す一連の画像51を表示してから所定時間が経過すると、携帯端末2は、ユーザーによって操作された箇所をカメラ23で撮影することを促す撮影案内を行う(ステップS19)。このとき、携帯端末2は、一連の画像51に含まれる基準画像と同じ撮影画像を取得できるように、カメラ23の撮影方向及び撮影倍率をユーザーに案内する。そして携帯端末2は、カメラ23から撮影画像を取得する(ステップS20)。
続いて携帯端末2は、第i工程の一連の画像51の中から基準画像を選択して読み出し(ステップS21)、その基準画像と撮影画像とを比較する(ステップS22)。そして携帯端末2は、画像比較を行った結果、基準画像と撮影画像とに異なる画像部分が存在するか否かを判断する(ステップS23)。その結果、異なる画像部分が存在する場合(ステップS23でYES)、携帯端末2は、その異なる画像部分を表示部21に表示する(ステップS24)。例えば、携帯端末2は、上述した誤操作報知画面G3を表示部21に表示することにより、ユーザーによって行われた操作が誤操作であることを報知する。これにより、ユーザーは、基準画像と撮影画像とを見比べながら誤った操作箇所を特定することができ、操作をやり直すことで正しい操作終了状態を実現することができる。そして携帯端末2による処理は、ステップS19へ戻り、ユーザーが操作をやり直した後に、ユーザーによって操作された箇所を再びカメラ23で撮影することを促す撮影案内を行う。その後の処理は、上記と同様である。すなわち、携帯端末2は、カメラ23から撮影画像を取得して撮影画像と基準画像とを比較し、撮影画像と基準画像とに異なる画像部分が存在しない状態となるまで上記と同様の処理を繰り返す。
撮影画像と基準画像とに異なる画像部分が存在しない場合(ステップS23でNO)、携帯端末2は、現在の工程(第i工程)が最後の工程であるか否かを判断する(ステップS25)。現在の工程が最後の工程ではない場合(ステップS25でNO)、携帯端末2は、変数iの値に1を加算し(ステップS26)、上述したステップS15以降の処理を繰り返し実行する。すなわち、画像処理装置10に対する操作手順は次の工程へと進み、次の工程の操作手順がユーザーに案内される。これに対し、現在の工程が最後の工程である場合(ステップS25でYES)、携帯端末2による処理は終了する。
以上のように、本実施形態の操作案内システム1は、表示部21とカメラ23とを備えた携帯端末2において、カメラ23で取得した撮影画像と、操作手順を示す一連の画像に含まれる基準画像とを比較し、撮影画像と基準画像とに異なる画像部分が存在する場合にはその異なる画像部分を表示部21に表示させることが可能な構成を有している。このような構成によれば、ユーザーが誤った操作を行った場合には、携帯端末2の表示部21に、撮影画像と基準画像との異なる画像部分が表示されることになるため、速やかに操作の誤りをユーザーに気付かせることができる。その結果、ユーザーが何度も同じ誤りを繰り返してしまうことを防ぐことが可能であり、作業効率の低下を未然に防ぐことができる。
また、携帯端末2の表示部21に、撮影画像と基準画像との異なる画像部分を表示することにより、例えば画像処理装置10の電源がオフとなっている場合であっても、ユーザーに、誤った操作が行われた箇所を教示できるという利点がある。
また、本実施形態の操作案内システム1は、上述したように携帯端末2において撮影画像と基準画像とを同時に表示部21に表示し、撮影画像及び基準画像のそれぞれにおいて互いに異なる画像部分を強調表示するように構成されている。このような構成によれば、ユーザーは、撮影画像及び基準画像のそれぞれにおいて強調表示される画像部分を見れば、どの箇所に誤りがあるかを簡単に把握することができるという利点がある。
また、本実施形態の操作案内システム1は、携帯端末2が撮影画像と基準画像とを同時に表示部21に表示している状態において、撮影画像と基準画像とのいずれか一方に対する拡大操作を検知すると、その拡大操作に基づき、撮影画像と基準画像との双方を拡大表示させるように構成されている。このような構成によれば、ユーザーが異なる画像部分の細部を確認するために一方の画像を拡大表示させれば、他方の画像も拡大表示されるため、異なる画像部分の細部の確認を簡単に行うことができるという利点がある。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、携帯端末2がサーバー3から操作手順情報7を取得する際に、ユーザーが画像処理装置10の装置名と、画像処理装置10に対して行う作業名とを入力する例を説明した。画像処理装置10の装置名は画像処理装置10の筐体に表示されていることが多く、ユーザーはその表示を確認することにより画像処理装置10の装置名を正確に入力することができる。しかし、ユーザーは、画像処理装置10に対して行う作業の作業名がわからないことがある。そこで、本実施形態では、ユーザーが携帯端末2に対して作業名を入力しなくても、携帯端末2のカメラ23で操作対象箇所を撮影することにより操作手順情報7を取得できるようにした例を説明する。
図12は、携帯端末2がサーバー3から操作手順情報7を取得する例を示す図である。本実施形態では、携帯端末2がサーバーから操作手順情報7を取得しようとするとき、第1実施形態と同様に表示部21に操作画面G1を表示し、ユーザーによる画像処理装置10の装置名の入力操作を受け付ける。そして携帯端末2は、ユーザーによって入力された装置名に基づいて装置情報D11を生成する。また、携帯端末2は、ユーザーによって装置名が入力されると、次にカメラ23を起動し、操作対象箇所をカメラ23で撮影することをユーザーに促す。これにより、ユーザーは、操作対象箇所をカメラ23で撮影する。そして携帯端末2は、ユーザーの撮影操作に基づきカメラ23から操作対象画像D15を取得する。更に、携帯端末2は、装置情報D11と、操作対象箇所を撮影した操作対象画像D15とを含むリクエストD10を生成し、サーバー3へ送信する。
サーバー3は、携帯端末2からリクエストD10を取得すると、リクエストD10に含まれる装置情報D11に基づいて画像処理装置10を特定する。また、サーバー3は、リクエストD10に含まれる操作対象画像D15と、電子マニュアルデータベース6に登録されている操作手順情報7の一連の画像とを比較し、操作手順情報7の一連の画像の中に、操作対象画像D15に類似する画像が含まれているか否かを判断する。そしてサーバー3は、操作対象画像D15に類似する画像が一連の画像に含まれている操作手順情報7を抽出する。
このとき、サーバー3は、複数の操作手順情報7を抽出することもある。その場合、サーバー3は、複数の操作手順情報7のそれぞれに対応する作業名を携帯端末2に送信し、携帯端末2の表示部21に複数の作業名を表示させる。これにより、ユーザーは、サーバー3において抽出された複数の作業名の中から一の作業名を選択することができる。例えば、サーバー3の電子マニュアルデータベース6には多数の作業名に対応する操作手順情報7が登録されているため、第1実施形態で説明したように、携帯端末2の表示部21に、画像処理装置10に対する作業名がリスト表示されたプルダウンメニューを表示させると、電子マニュアルデータベース6に登録されている全ての作業名がリスト表示されたプルダウンメニューが表示される。そのため、ユーザーは、プルダウンメニューにおいて表示される多数の作業名の中から、画像処理装置10に対してこれから行おうとしている作業名を選択する必要があり、正しい作業名を選択するのに時間を要し、作業効率を低下させてしまう可能性がある。これに対し、本実施形態では、サーバー3が、操作対象画像D15に類似する画像が一連の画像に含まれている操作手順情報7を抽出するため、ユーザーは、電子マニュアルデータベース6に登録されている作業名の数よりも少ない数の作業名のリストの中から、画像処理装置10に対してこれから行おうとしている作業名を選択すれば良い。そのため、本実施形態では、ユーザーが作業名を選択する際の作業効率を向上させることが可能である。
また、サーバー3において、操作対象画像D15に類似する画像が一連の画像に含まれている操作手順情報7が1つしか抽出されなかった場合には、ユーザーが作業名を選択する操作を行う必要がなく、作業効率が著しく向上する。
図13は、操作対象画像D15の一例を示す図である。図13に示す操作対象画像D15は、第1実施形態で説明したように、ファクシミリスタンプを交換するための操作対象箇所を撮影した画像であり、ADF18に搭載されているガイド板71が起立姿勢となっており、スタンプユニット61を収容している凹部60の上面側に透明カバー72が取り付けられた状態を撮影した画像である。例えば、電子マニュアルデータベース6に記録されている複数の操作手順情報7の中に、図13に示す操作対象画像D15に類似する画像を含むものが1つしか存在しない場合、サーバー3は、画像処理装置10に対して行われる作業名、及び、その作業名に対応する操作手順情報7を特定することができる。
そして、サーバー3は、画像処理装置10に対して行われる作業名を特定することができると、その作業名に対応する操作手順情報7を電子マニュアルデータベース6から読み出し、携帯端末2へ送信する。また、携帯端末2は、サーバー3から送信される操作手順情報7を取得すると、その操作手順情報7に基づく、第1実施形態と同様にして、画像処理装置10に対する操作手順をユーザーに案内する。
このように本実施形態では、携帯端末2がサーバー3から操作手順情報7を取得するとき、カメラ23によって画像処理装置10の操作対象箇所が撮影された操作対象画像D15をサーバー3へ送信するように構成される。このような構成によれば、ユーザーが多数の作業名の中から所望の作業名を選択する作業を軽減することが可能であり、ユーザーの作業効率を向上させることができる。
尚、本実施形態において上述した点以外の構成及び動作については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。上記第1実施形態では、ユーザーによって画像処理装置10に対する操作が行われた後、カメラ23によって撮影された撮影画像と、操作手順情報7の一連の画像51に含まれる基準画像との比較を行う画像比較部35が携帯端末2に設けられており、携帯端末2において撮影画像と基準画像との画像比較を行う例を説明した。これに対し、本実施形態では、サーバー3において、撮影画像と基準画像との画像比較を行う例を説明する。
本実施形態では、図2に示した画像比較部35は、携帯端末2に設けられない。その代わりに、本実施形態では、サーバー3が、第1実施形態で説明した画像比較部35を備える構成である。
図14は、サーバー3において画像比較を行う例を示す図である。携帯端末2は、現在の工程の操作手順をユーザーに案内した後、ユーザーによる操作が行われた実際の操作終了状態をカメラ23で撮影した撮影画像D21を取得する。そして携帯端末2は、その撮影画像D21をサーバー3へ送信する。このとき、携帯端末2は、現在の工程を特定可能な情報を撮影画像D21に付加して送信する。サーバー3は、携帯端末2から撮影画像D21を取得すると、ユーザーが行っている工程を特定し、その工程の一連の画像51に含まれる基準画像と、撮影画像D21とを比較する。サーバー3は、基準画像と撮影画像D21とを比較することにより、基準画像と撮影画像D21とに異なる画像部分が存在するか否かを判定するのである。そして、サーバー3は、基準画像と撮影画像D21との比較結果D22を携帯端末2へ送信する。この比較結果D22には、基準画像と撮影画像D21とに異なる画像部分が存在するか否かを示す情報、異なる画像部分が存在する場合にはその異なる画像部分の位置を示す情報などが含まれる。
携帯端末2は、サーバー3から比較結果D22を受信すると、操作判定部36を機能させる。そして携帯端末2は、比較結果D22に基づき、ユーザーによって行われた操作が誤った操作であるか否かを判定する。例えば、サーバー3において基準画像及び撮影画像D21のそれぞれから異なる画像部分が抽出されている場合、携帯端末2は、ユーザーによって行われた操作が誤った操作であると判定する。この場合、携帯端末2は、誤操作報知部37を機能させ、第1実施形態と同様に、誤操作報知画面G3を表示部21に表示し、基準画像と撮影画像D21との異なる画像部分を表示する。また、サーバー3において基準画像及び撮影画像D21のそれぞれから異なる画像部分が抽出されていない場合、携帯端末2は、ユーザーによって行われた操作が正しい操作であると判定する。この場合、携帯端末2は、次の工程の操作手順をユーザーに案内する。ただし、次の工程がない場合、携帯端末2による処理が終了する。
このように本実施形態では、携帯端末2が撮影画像D21をサーバー3へ送信し、サーバー3が撮影画像D21と基準画像との画像比較を行うように構成される。このような構成によれば、携帯端末2の処理負担を軽減できるという利点がある。
尚、本実施形態において上述した点以外の構成及び動作については、第1及び第2実施形態で説明したものと同様である。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態について説明する。上記第1実施形態では、画像処理装置10に対する作業が行われるときには画像処理装置10の電源がオフにされる可能性があることから、携帯端末2は、サーバー3と通信を行うことで、ユーザーに操作手順を案内できるようにした構成例を説明した。しかし、画像処理装置10に対して行われる作業がジャムの解消などの比較的軽微な作業である場合には、電源がオフにされることなく、電源供給を継続させたままでユーザーの作業が行われることもある。そのような場合、携帯端末2は、サーバー3ではなく、画像処理装置10と通信を行うことで、ユーザーに操作手順を案内することも可能である。本実施形態では、携帯端末2が画像処理装置10と通信を行うことでユーザーに操作手順を案内する例を説明する。
本実施形態の画像処理装置10は、上述した各実施形態におけるサーバー3の機能を搭載している。ただし、画像処理装置10は、上述した各実施形態のサーバー3とは異なり、自機に対してユーザーによる作業が行われる際の操作手順情報7だけを記録した電子マニュアルデータベース6を記憶する構成としても良い。そして携帯端末2は、画像処理装置10との間で通信を行うことにより、上述した各実施形態と同様の処理を行うことができる。
図15は、携帯端末2と画像処理装置10との通信例を示す図である。携帯端末2と画像処理装置10との通信は、例えばBluetooth(登録商標)などの無線通信であっても良いし、有線LAN又は無線LANを介したネットワーク通信であっても良い。
図15(a)に示すように、携帯端末2は、操作手順情報7を取得する際に、画像処理装置10に対してリクエストD10を送信する。このとき、携帯端末2は、作業対象である画像処理装置10に対してリクエストD10を送信するため、リクエストD10に装置情報D11を含めなくても良い。画像処理装置10は、リクエストD10を受信すると、そのリクエストD10に基づいてユーザーが行おうとしてる作業を特定し、その作業に対応する操作手順情報7を携帯端末2へ送信する。したがって、携帯端末2は、画像処理装置10が設置されているローカル環境で操作手順情報7を取得することができる。
また、本実施形態では、画像処理装置10において、撮影画像と基準画像との画像比較を行うこともできる。すなわち、図15(b)に示すように、携帯端末2は、現在の工程の操作手順をユーザーに案内した後、ユーザーによる操作が行われた実際の操作終了状態をカメラ23で撮影した撮影画像D21を画像処理装置10へ送信する。このとき、携帯端末2は、現在の工程を特定可能な情報を撮影画像D21に付加して送信する。画像処理装置10は、携帯端末2から撮影画像D21を取得すると、ユーザーが行っている工程を特定し、その工程の一連の画像51に含まれる基準画像と、撮影画像D21とを比較する。画像処理装置10は、基準画像と撮影画像D21とを比較することにより、基準画像と撮影画像D21とに異なる画像部分が存在するか否かを判定するのである。そして、画像処理装置10は、基準画像と撮影画像D21との比較結果D22を携帯端末2へ送信する。この比較結果D22には、基準画像と撮影画像D21とに異なる画像部分が存在するか否かを示す情報、異なる画像部分が存在する場合にはその異なる画像部分の位置を示す情報などが含まれる。
携帯端末2は、画像処理装置10から比較結果D22を受信すると、操作判定部36を機能させる。そして携帯端末2は、比較結果D22に基づき、ユーザーによって行われた操作が誤った操作であるか否かを判定する。例えば、画像処理装置10において基準画像及び撮影画像D21のそれぞれから異なる画像部分が抽出されている場合、携帯端末2は、ユーザーによって行われた操作が誤った操作であると判定する。この場合、携帯端末2は、誤操作報知部37を機能させ、第1実施形態と同様に、誤操作報知画面G3を表示部21に表示し、基準画像と撮影画像D21との異なる画像部分を表示する。また、画像処理装置10において基準画像及び撮影画像D21のそれぞれから異なる画像部分が抽出されていない場合、携帯端末2は、ユーザーによって行われた操作が正しい操作であると判定する。この場合、携帯端末2は、次の工程の操作手順をユーザーに案内する。ただし、次の工程がない場合、携帯端末2による処理が終了する。
尚、本実施形態では画像処理装置10に対する電源供給が継続されているため、画像処理装置10は、基準画像と撮影画像D21とを比較した結果、基準画像と撮影画像D21とに異なる画像部分が存在する場合、その異なる部分を、画像処理装置10の操作パネル14に表示することも可能である。すなわち、画像処理装置10は、誤操作報知画面G10を操作パネル14の表示部に表示し、ユーザーに誤操作が行われたことを報知するようにしても構わない。
このように本実施形態の操作案内システム1は、携帯端末2が画像処理装置10と通信を行うことでユーザーに操作手順を案内する構成である。このような構成によれば、画像処理装置10が設置されている環境がインターネットなどの外部に接続されていない環境であっても、携帯端末2は、画像処理装置10とローカル環境で通信を行うことにより、画像処理装置10に対する操作手順をユーザーに案内することができるという利点がある。
尚、本実施形態において上述した点以外の構成及び動作については、第1乃至第3実施形態で説明したものと同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの好ましい実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、上記実施形態では、画像処理装置10がMFPなどで構成され、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を備える装置である場合を例示した。しかし、上述した画像処理装置10は、MFPなどに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、携帯端末2において操作案内アプリケーション30が起動したときに、ユーザーによって入力される情報に基づいて携帯端末2がサーバー3又は画像処理装置10から操作手順情報7を取得する例を説明した。しかし、これに限られるものではなく、携帯端末2は、記憶部26に電子マニュアルデータベース6を予め記憶したものであっても構わない。この場合、携帯端末2は、操作案内アプリケーション30の起動時に、ユーザーによって入力される情報に基づいて記憶部26に記憶されている電子マニュアルデータベース6から操作手順情報7を取得することが可能である。そのため、携帯端末2は、サーバー3や画像処理装置10との通信を発生させることなく、操作手順情報7を取得することができるという利点がある。
また、上記実施形態では、画像処理装置10に対して行われる作業として、ファクシミリスタンプを交換する作業を例示した。しかし、画像処理装置10に対して行われる作業には様々な作業があり、どのような作業が行われる場合であっても、上記各実施形態で説明した手法を適用可能であることは勿論である。
また、上記実施形態では、操作手順情報7が複数の工程を含む情報である場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、操作手順情報7は、単一の工程から構成される情報であっても構わない。
また、上記実施形態では、携帯端末2のCPU27によって実行されるプログラム29が予め記憶部26に記憶されている場合を例示した。しかし、プログラム29は、例えば通信インタフェース25を介して携帯端末2にインストールされるものであっても構わない。この場合、プログラム29は、インターネットなどを介してダウンロード可能な態様で提供される。また、これに限らず、プログラム29は、CD-ROMやUSBメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された態様で提供されるものであっても構わない。
1 操作案内システム
2 携帯端末
3 サーバー
7 操作手順情報
10 画像処理装置
20 制御部(制御手段)
21 表示部(表示手段)
23 カメラ(撮影手段)
24 音声出力部(音声出力手段)
29 プログラム
31 情報取得部(取得手段)

Claims (23)

  1. 携帯端末を用いて画像処理装置に対する操作手順を案内する操作案内システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報を取得する取得手段と、
    前記一連の画像を表示する表示手段と、
    前記画像処理装置を撮影する撮影手段と、
    を備え、
    前記撮影手段によって撮影された撮影画像と、前記一連の画像に含まれる基準画像とを比較し、前記撮影画像と前記基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、当該画像部分を前記表示手段に表示させることを特徴とする操作案内システム。
  2. 前記携帯端末は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示し、前記撮影画像及び前記基準画像のそれぞれにおける前記画像部分を強調表示することを特徴とする請求項1に記載の操作案内システム。
  3. 前記携帯端末は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示している状態において、前記撮影画像と前記基準画像とのいずれか一方に対する拡大操作を検知した場合、前記拡大操作に基づき、前記撮影画像と前記基準画像との双方を拡大表示させることを特徴とする請求項2に記載の操作案内システム。
  4. 前記携帯端末は、前記表示手段に前記一連の画像を表示するとき、ユーザーが前記一連の画像のうちから任意の画像を選択表示させることが可能な操作用ツールを表示し、前記操作用ツールに対するユーザーの操作に基づいて前記表示手段に表示する画像を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の操作案内システム。
  5. 前記操作手順は、複数の工程を含んでおり、
    前記携帯端末は、前記複数の工程のうちの少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、前記操作手順を次の工程に進行させないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作案内システム。
  6. 前記携帯端末は、前記少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とが同一画像であると判定された場合に、前記操作手順を次の工程に進行させることを特徴とする請求項5に記載の操作案内システム。
  7. 前記操作手順情報は、前記操作手順を示すテキスト情報を更に含んでおり、
    前記携帯端末は、音声出力手段を更に備え、前記表示手段に前記一連の画像を表示することに伴い、前記テキスト情報に基づく音声を前記音声出力手段から出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の操作案内システム。
  8. 前記取得手段は、前記画像処理装置から前記操作手順情報を取得することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の操作案内システム。
  9. 前記携帯端末と通信可能なサーバーを更に備え、
    前記取得手段は、前記サーバーから前記操作手順情報を取得することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の操作案内システム。
  10. 前記取得手段は、前記操作手順情報を取得するとき、前記画像処理装置を特定可能な装置情報と、前記操作手順を特定可能な作業情報とを前記サーバーへ送信することを特徴とする請求項9に記載の操作案内システム。
  11. 前記取得手段は、前記操作手順情報を取得するとき、前記撮影手段によって前記画像処理装置の操作対象箇所が撮影された操作対象画像を前記サーバーへ送信することを特徴とする請求項9に記載の操作案内システム。
  12. 前記携帯端末は、前記撮影画像を前記サーバーへ送信し、前記サーバーにおいて前記撮影画像と前記基準画像とが比較された比較結果を取得することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の操作案内システム。
  13. 前記サーバーは、前記画像処理装置に搭載されていることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の操作案内システム。
  14. 画像処理装置に対する操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報を取得する取得手段と、
    前記一連の画像を表示する表示手段と、
    前記画像処理装置を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された撮影画像と、前記一連の画像に含まれる基準画像とに異なる画像部分が存在する場合に当該画像部分を前記表示手段に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  15. 前記制御手段は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示し、前記撮影画像及び前記基準画像のそれぞれにおける前記画像部分を強調表示することを特徴とする請求項14に記載の携帯端末。
  16. 前記制御手段は、前記撮影画像と前記基準画像とを同時に前記表示手段に表示している状態において、前記撮影画像と前記基準画像とのいずれか一方に対する拡大操作を検知した場合、前記拡大操作に基づき、前記撮影画像と前記基準画像との双方を拡大表示させることを特徴とする請求項15に記載の携帯端末。
  17. 前記制御手段は、前記表示手段に前記一連の画像を表示するとき、ユーザーが前記一連の画像のうちから任意の画像を選択表示させることが可能な操作用ツールを表示し、前記操作用ツールに対するユーザーの操作に基づいて前記表示手段に表示する画像を変更することを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の携帯端末。
  18. 前記操作手順は、複数の工程を含んでおり、
    前記制御手段は、前記複数の工程のうちの少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とに異なる画像部分が存在する場合、前記操作手順を次の工程に進行させないことを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の携帯端末。
  19. 前記制御手段は、前記少なくとも1つの工程において、前記撮影画像と前記基準画像とが同一画像であると判定された場合に、前記操作手順を次の工程に進行させることを特徴とする請求項18に記載の携帯端末。
  20. 音声出力手段を更に備え、
    前記操作手順情報は、前記操作手順を示すテキスト情報を更に含んでおり、
    前記制御手段は、前記表示手段に前記一連の画像を表示することに伴い、前記テキスト情報に基づく音声を前記音声出力手段から出力することを特徴とする請求項14乃至19のいずれかに記載の携帯端末。
  21. 前記制御手段は、前記撮影画像と前記基準画像とを比較して前記撮影画像と前記基準画像とに前記画像部分が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項14乃至20のいずれかに記載の携帯端末。
  22. 前記制御手段は、前記撮影画像を所定のサーバーに送信し、前記サーバーにおいて前記撮影画像と前記基準画像とを比較させ、前記サーバーから比較結果を取得し、当該比較結果に基づいて前記画像部分が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項21に記載の携帯端末。
  23. 画像を表示する表示手段と、画像を撮影する撮影手段とを備えた携帯端末において実行されるプログラムであって、
    前記携帯端末に、
    画像処理装置に対する操作手順を示す一連の画像を含む操作手順情報を取得する取得ステップと、
    前記表示手段に前記一連の画像を表示する表示ステップと、
    前記撮影手段によって前記画像処理装置を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影手段によって撮影された撮影画像と、前記一連の画像に含まれる基準画像とに異なる画像部分が存在する場合に当該画像部分を前記表示手段に表示して誤操作が行われた部分を示す誤操作報知ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
JP2021170372A 2021-10-18 2021-10-18 操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム Pending JP2023060656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021170372A JP2023060656A (ja) 2021-10-18 2021-10-18 操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021170372A JP2023060656A (ja) 2021-10-18 2021-10-18 操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023060656A true JP2023060656A (ja) 2023-04-28

Family

ID=86098180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021170372A Pending JP2023060656A (ja) 2021-10-18 2021-10-18 操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023060656A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9191532B2 (en) Image display device and computer-readable storage medium storing a display control program
JP5545497B2 (ja) 入力表示装置、画像形成装置、撮像装置、及びプログラム
JP2009143141A (ja) 画像形成装置
JP2019161463A (ja) 画像処理装置、プログラム、画像処理方法
WO2013042253A1 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
CN107800910A (zh) 图像形成装置和图像形成装置的控制方法
JP2007223239A (ja) 画像形成装置
JP4866297B2 (ja) 画像形成装置
JP5022608B2 (ja) 画像形成装置
JP2023060656A (ja) 操作案内システム、携帯端末、及び、プログラム
JP4627270B2 (ja) 画像形成装置
US11754961B2 (en) Image forming apparatus, and method of controlling image forming apparatus
US20140117611A1 (en) Image forming apparatus, non-transitory computer readable medium storing image forming program, and image forming method
JP2015012307A (ja) 画像形成装置
JP2018120372A (ja) 電子機器及び画像形成装置
JP5819887B2 (ja) 印刷設定プログラムおよび電子機器
JP2012134773A (ja) 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
JP6855757B2 (ja) 画像処理システム、携帯端末装置及びプログラム
US20190356790A1 (en) Image processing apparatus, non-transitory storage medium, and image processing method
JP2010030148A (ja) 画像形成装置
JP2023169789A (ja) 情報処理装置
JP2014130619A (ja) 装置
JP5401515B2 (ja) 画像形成装置
JP4596278B2 (ja) 画像処理装置およびそのプログラム
JP6841007B2 (ja) 画像処理システム、携帯端末装置及びプログラム