JP2023059696A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】瞳分割機能を有する撮像素子を用いて焦点検出を行う場合に、焦点検出精度を向上させることができる撮像装置を提供する。【解決手段】画素が行列状に配置され、画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列と、画素からの信号を列出力線を介して読み出す読み出し回路と、を備え、読み出し回路は、画素配列の第1の画素群から、第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、画素配列の第1の画素群とは異なる第2の画素群から、第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、第1の読み出し走査により水平方向の位相差信号を読み出し、第2の読み出し走査により垂直方向の位相差信号を読み出す。【選択図】 図9
Description
本発明は、撮像装置及びその制御方法に関する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置にはCMOSイメージセンサー等の撮像素子が使用されている。
撮像素子には瞳分割機能を有するものがあり、このような撮像素子を備える撮像装置では、瞳分割された被写体像を光電変換して得られる複数の信号から位相差を検出することにより、自動焦点調節(オートフォーカス)が可能となる。
特許文献1には、1つのマイクロレンズに対して複数の光電変換部が設けられた撮像素子を有する撮像装置が開示されている。特許文献1に開示されている撮像装置では、瞳分割された被写体像からA像信号とB像信号の位相差信号を生成する。A像信号とB像信号に対して相関演算を行うことにより焦点のずれ量(デフォーカス量)を算出することができる。
また、特許文献2には、水平方向だけではなく垂直方向にも瞳分割を行い、位相差を検出する撮像装置が開示されている。特許文献2に開示されている撮像装置によれば、瞳分割の方向を所定の周期で切り替えることにより、撮像素子の像分離方向と被写体の像方向(縦線または横線)の不一致による焦点検出精度の低下を抑制することが可能となる。
特許文献2に開示されているように、撮像素子の像の分離方向と被写体の像方向が一致しない場合は焦点検出精度が低下してしまう。
また、特許文献2に開示された従来技術では、撮像素子に配置された複数の画素から画素信号を読み出す際、予め定められた方向に順次画素信号の読み出しを行う。画素信号の読み出しを行方向に順次行う方法で水平方向(行方向)に瞳分割された位相差信号を取得する場合、概略1行分の読み出し時間で同一行の焦点検出が可能である。
一方、画素信号の読み出しを行方向に順次行う方法で垂直方向(列方向)に瞳分割された位相差信号を取得する場合、同一列の位相差信号を全て読み出すまで同一列の焦点検出ができない。つまり、列方向の焦点検出を行うためには、概略1フレーム分の信号を読み出す必要があり、1フレーム分の読み出し時間に相当する時間がかかる。これにより、撮像素子の信号読み出しの走査方向と瞳分割の方向とによって、焦点調節にかかる時間が異なってくる。
また、瞳分割の方向と信号読み出し方向に起因する焦点検出が可能となる時間の違いは、被写体が移動体の場合に、より焦点検出性能に影響を与える。
つまり、瞳分割が水平方向(行方向)である場合は概略1行分(数マイクロ~数十マイクロ秒)の時間で読み出しが完了するため、被写体が移動体であっても被写体位置のずれは小さい。しかし、瞳分割が垂直方向(列方向)である場合は、概略1フレーム分(数ミリ~数十ミリ秒)の読み出し時間がかかるため、被写体位置のずれが相対的に大きくなり、焦点検出性能が低下してしまう。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、瞳分割機能を有する撮像素子を用いて焦点検出を行う場合に、焦点検出精度を向上させることができる撮像装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置は、画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列と、前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し回路と、を備え、前記読み出し回路は、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により水平方向の位相差信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により垂直方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする。
本発明によれば、瞳分割機能を有する撮像素子を用いて焦点検出を行う場合に、焦点検出精度を向上させることが可能となる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像素子100の画素と周辺回路の構成例を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像素子100の画素と周辺回路の構成例を示すブロック図である。
図1において、画素部(画素配列)101には行列状に画素102が配置され、それぞれにカラーフィルタが形成されたいわゆるベイヤー配列が構成されている。本実施形態では、画素配列の各一列の画素列に2本の列出力線が配置されているものとして説明するが、列出力線の数はこれに限られるものではなく、4本、12本、20本等、要求性能に応じて任意の本数配置することが可能である。
画素102Aは、不図示の選択スイッチにより列出力線105Aに接続され、画素信号を行ごとに列回路106Aへ出力する。本実施形態では他に画素102C,102D,102Fが列出力線105Aに接続されている。
画素102Bは、不図示の選択スイッチにより列出力線105Bに接続され、画素信号を行ごとに列回路106Bへ出力する。本実施形態では他に画素102Eが列出力線105Bに接続されている。
ここで、各画素に選択スイッチを複数設け、各画素が列出力線105Aと105Bの両方に接続されるように構成しても構わない。
選択スイッチは垂直走査回路104から信号線103を介して特定行の画素の選択制御を行うスイッチであり、垂直走査回路104によって行方向に走査される。
タイミングジェネレータ(以下TG)110は、垂直走査回路104や画素102内のトランジスタ等を制御するパルス信号、および比較基準信号を発生させる。またD/A変換器(以下DAC)111は時間とともにレベルが変化する参照信号(スロープ信号またはランプ信号)を発生させる。参照信号は、TG110の制御により、比較器107の一方の信号として入力される。
列回路106としては、列出力線105A,105Bに対応した列回路106A,106Bが配置されている。
列回路106は、比較器107、カウンタ108、列メモリ109を備えて構成される。
比較器107の一方の入力にはDAC111で生成された参照信号が入力され、他方の入力には列出力線105が接続されている。比較器107は列出力線105の電位Vを時刻とともに変化する参照信号と比較し、その大小関係が反転するまでの時間を検出する。
カウンタ108は、上記の大小関係が反転するまでの時間をクロックに基づいて計測し、その計測時間をもってデジタル信号とする。列メモリ109は、カウンタ108の計測したデジタル信号を保持する。
水平走査回路112は、列回路を行方向に走査し、列ごとに共通して接続された水平信号線113A,113Bを通して、列メモリ109に保持されたデジタル信号を出力する。水平走査回路112もまたTG110によって制御される。
図2は、画素102の構成を示す図である。図2(a)において、単位画素102は、光電変換部をそれぞれ含む副画素201,202,203,204を有し、これらの4つの副画素は一つのマイクロレンズを共有している。
図2(b)のように、この4つの副画素のうち、副画素201,202の合成信号と、副画素203,204の合成信号を分離して読み出すことにより、左右方向(行方向)に瞳分割された信号が得られる。また、図2(c)のように、副画素201,203の合成信号と、副画素202,204の合成信号を分離して読み出すことにより、上下方向(列方向)に瞳分割された信号が得られる。そして、図2(d)のように、4つの副画素の信号を全て合成することにより、撮像信号が得られる。
左右方向(行方向)に瞳分割された信号は、主に縦線を含む被写体の検出に向いており、この分割方向を横目と称することもある。また、上下方向(列方向)に瞳分割された信号は、主に横線を含む被写体の検出に向いており、この分割方向を縦目と称することもある。
以下では、副画素201,202,203,204の光電変換に基づく信号を、それぞれA信号、B信号、C信号、D信号と呼ぶ。また、例えば副画素201,202の合成信号をA+B信号と呼ぶ。
図3は、画素102の構成の一例を示す回路図である。副画素201に含まれる光電変換部であるフォトダイオード(以下、PD)301Aは、転送スイッチ302Aを介して共通のフローティングディフュージョン(以下、FD)303に接続される。ここで転送スイッチ302Aは、垂直走査回路104から出力された転送パルスPTXAによって制御される。
副画素202,203,204も同様であり、それぞれのPD301B,301C,301Dは、転送スイッチ302B,302C,302Dを介して共通のFD303に接続される。各副画素202,203,204の転送スイッチ302B,302C,302Dは、それぞれ転送パルスPTXB,PTXC,PTXDによって制御される。
FD303は、PD301A~301Dから転送された電荷を一時的に蓄積し、電荷を電圧に変換する。リセットスイッチ304は、リセットパルスPRESによって制御され、FD303に基準電位VDDを供給する。
画素アンプ305は、MOSトランジスタと定電流源からなるソースフォロア回路である。選択スイッチ306は、選択パルスPSELによって制御され、画素アンプ305の電位変動を列出力線105から列回路106へ出力する。
図4は、本実施形態の撮像素子100の構造を示す模式図である。撮像素子100は、画素部101などが形成された第1の基板401と、列回路106などの読み出し回路が形成された第2の基板402とが積層されて構成されている。
第2の基板402は、列回路106、デジタルフロントエンド403、基板メモリ404を備えて構成される。列回路106は、第1の基板401とバンプ等により電気的に接続される。デジタルフロントエンド403は、各種演算処理や補正処理を行う。基板メモリ404は、DRAM等の揮発性メモリであり、列回路106からの信号をデジタルフロントエンド403で処理する際に一時的にデータを保持する目的等で用いられる。
図5は、本実施形態の撮像装置500の構成を示すブロック図である。
撮像素子100は、入射光を電気信号に変換して出力する。撮影レンズ501は、レンズ駆動回路502によってフォーカス制御などが行われ、被写体の光学像を撮像素子100に結像させる。
露光量を制御するシャッタ503は、メカ駆動回路504により制御される。信号処理回路505は、画像信号に対するゲイン処理、オフセット補正処理、ホワイトバランス補正処理などの各種の演算処理を行う。
撮像素子100と信号処理回路505は、複数の信号線で接続されている。本実施形態の撮像装置500では、撮像素子100の水平信号線113Aと113Bから出力された信号が独立に信号処理回路505に入力されるように構成されている。
制御回路506は、撮像素子100の駆動制御、オートフォーカス演算、シャッタ制御など、様々な処理を行いながら撮像装置500全体を制御する。信号処理回路505は、制御回路506内に組み込まれていてもよい。
記憶回路507は、画像データやオフセット補正値を保持する記憶メモリである。記憶回路507は、信号処理回路505にも接続される。さらに記憶回路507は、撮像素子100のデジタルフロントエンド403とも接続され、選択的にデータや補正値の通信が可能に構成されていても構わない。
半導体メモリ等の着脱可能な記録回路508は、画像データを記録する。操作・表示回路509は、ユーザーの操作を受け付けるとともに、各種の情報を表示する。
図6は、本実施形態における第1の読み出しモードを表すタイミングチャートである。図6は、撮像信号のみを読み出す場合を示している。
時刻t600までの時点で画素部101がリセットされ、電荷蓄積が開始されているものとする。ここでリセットはリセットパルスPRESをHi、転送パルスPTXをHiとし、電荷蓄積中はリセットパルスPRESをHi、転送パルスPTXをLoとしている。
時刻t601において、選択パルスPSELにより、ある行の単位画素102が列出力線105と接続される。
時刻t602において、リセットパルスPRESがHiからLoとなることでリセット解除後のFD303の電位V(N信号)が列出力線105を介して比較器107に入力される。
時刻t603において、DAC111は、ランプ状に変化する参照信号VLの出力を開始する。DAC111が参照信号VLを出力するのと同時に、カウンタ108によるカウントが開始される。
時刻t604において、入力信号と参照信号VLの大小関係が逆転することにより、比較器107の出力が反転し、そのときのカウンタ108のカウント値が列メモリ109に保持される。その後、参照信号VLが時刻t605で所定の上限値に達するまで遷移した後、水平走査回路112で信号が出力されることにより、画素102のリセット解除後の信号(N信号)の読み出しが終了する。
時刻t606において、転送パルスPTXA,PTXB,PTXC,PTXDにより、4つの副画素201~204の電荷がFD303に転送され、列出力線105の電位Vが画素信号(A+B+C+D信号)に応じた電位となる。また、比較器107のリセットがなされる。
時刻t607において、DAC111は、ランプ状に変化する参照信号VLの出力を開始する。DAC111が参照信号VLを出力するのと同時に、カウンタ108によるカウントが開始される。
時刻t608において、入力信号と参照信号VLの大小関係が逆転することにより、比較器107の出力が反転し、そのときのカウンタ108のカウント値が列メモリ109に保持される。その後、参照信号VLが時刻t609で所定の上限値に達するまで遷移した後、水平走査回路112で信号が出力されることにより、画素102の画素信号(A+B+C+D信号)の読み出しが終了する。
その後、A+B+C+D信号からN信号を減算する等の所定の信号処理が行われる。
上記の一連の動作が列出力線105A,105B、列回路106A,106B、水平信号線113A,113Bで独立に行われる。
図7は、本実施形態における第2の読み出しモードを表すタイミングチャートである。図7は、撮像信号と左右方向(水平方向)の位相差信号の両方を読み出す場合を示している。
時刻t705のリセット解除後の信号(N信号)の読み出し終了までは図6と同様であるため説明を省略する。
時刻t706において、転送パルスPTXA,PTXBにより、副画素201,202の電荷がFD303に転送され、列出力線105の電位Vが画素信号(A+B信号)に応じた電位となる。また、比較器107のリセットがなされる。
時刻t707において、DAC111は、ランプ状に変化する参照信号VLの出力を開始する。DAC111が参照信号VLを出力するのと同時に、カウンタ108によるカウントが開始される。
時刻t708において、入力信号と参照信号VLの大小関係が逆転することにより、比較器107の出力が反転し、そのときのカウンタ108のカウント値が列メモリ109に保持される。その後、参照信号VLが時刻t709で所定の上限値に達するまで遷移した後、水平走査回路112で信号が出力される。これにより、画素102の画素信号(A+B信号)の読み出しが終了する。
時刻t710において、転送パルスPTXA,PTXB,PTXC,PTXDにより、4つの副画素201~204の電荷がFD303に転送され、列出力線105の電位Vが画素信号(A+B+C+D信号)に応じた電位となる。また、比較器107のリセットがなされる。
時刻t711において、DAC111は、ランプ状に変化する参照信号VLの出力を開始する。DAC111が参照信号VLを出力するのと同時に、カウンタ108によるカウントが開始される。
時刻t712において、入力信号と参照信号VLの大小関係が逆転することにより、比較器107の出力が反転し、そのときのカウンタ108のカウント値が列メモリ109に保持される。その後、参照信号VLが時刻t713で所定の上限値に達するまで遷移した後、水平走査回路112で信号が出力される。これにより、画素102の画素信号(A+B+C+D信号)の読み出しが終了する。
その後、A+B信号とA+B+C+D信号からN信号を減算する等の所定の信号処理が行われる。また、A+B+C+D信号からA+B信号を減算することにより、C+D信号が得られる。A+B+C+D信号により撮像信号が構成され、A+B信号とC+D信号により位相差信号が構成される。
図8は、本実施形態における第3の読み出しモードを表すタイミングチャートである。図8は、撮像信号と上下方向(垂直方向)の位相差信号の両方を読み出す場合を示す。
図7と同様の箇所は冗長となるため説明を省略する。図7と異なる点は、時刻t806における電荷転送を転送パルスPTXA,PTXCにより行うことである。これにより副画素201,203の電荷がFD303に転送され、画素102の画素信号(A+C信号)が読み出される。
A+B+C+D信号からA+C信号を減算することにより、B+D信号が得られる。A+B+C+D信号により撮像信号が構成され、A+C信号とB+D信号により位相差信号が構成される。
このように取得された撮像信号がライブビュー表示などに使用され、位相差信号が焦点検出などに使用される。なお、双方の信号が読み出された場合、双方とも使用されるか、一方のみが使用されるかは撮像装置の動作モードに応じて適宜使い分けられる。
図9は、本実施形態における画素信号の読み出し動作において、読み出し走査と瞳分割方向の関係を説明する概念図である。図9においては、例として6行分の画素が示されており、読み出し走査が行単位で順次行われる場合が示されている。
図9において、行番号6N、6N+2、6N+3、6N+5は左右瞳分割の位相差信号を得るための行を示し、これらを第1の画素群とする。行番号6N+1、6N+4は上下瞳分割の位相差信号を得るための行を示し、これらを第2の画素群とする。
本実施形態では、第1の画素群の信号が列出力線105Aを介して第2の読み出しモードで読み出され、これを走査1と表す。同じく第2の画素群の信号が列出力線105Bを介して第3の読み出しモードで読み出され、これを走査2と表す。
図9の左図は、垂直同期信号(VD)によって撮像タイミングが規定された、いわゆるスリットローリング動作を示している。図の縦軸が行番号を示し、横軸が時間を示している。実線が該当行の信号読み出しタイミングを、破線が該当行のリセット(電子シャッタの蓄積開始)のタイミングを表し、ハッチングを施した部分が該当行の露光時間に当たる。
垂直同期信号VDから走査1の信号読み出しが開始される。走査1でのリセット(蓄積開始)は、前のフレームで開始されている。走査1の信号読み出し開始後、所定の時間後に走査2の信号読み出しが独立に開始される。走査2のリセット(蓄積開始)は、走査1とは異なるタイミング、異なる蓄積時間で設定することが可能である。例えば走査1の6N+3行と走査2の6N+4行では、同時間帯に異なる長さで蓄積が行われ、同時間帯に異なる系統で並列的に信号の読み出しが行われる。また走査1が1つのVDの間に1回の信号読み出しであるのに対して、走査2は複数回の信号読み出しが可能である。
走査1では、撮像装置100のライブビュー撮像と左右方向の焦点検出のために、6行中の4行を間引き読み出しする。一方、走査2では上下方向の焦点検出のために、フレームレートを重視し6行中の2行を間引き読み出しする。
上述のように、本実施形態では、走査1を左右瞳分割で行い、走査2を上下瞳分割で行うため、双方の走査で焦点検出が可能である。走査2は走査1で間引かれた行の画素信号を読み出し、走査1よりも信号読み出し行数が少ないため、高速に位相差信号を取得することができる。
言い換えると、走査1においては、第1の画素群の信号を第1のフレームレートで読み出す。そして、走査2においては、第2の画素群の信号を第1のフレームレートよりも速い第2のフレームレートで読み出す。そのため、走査2では、走査1で上下方向の位相差信号を読み出すよりも読み出し時間を短縮することができ(この例では3分の1程度に短縮)、被写体の移動速度が速いことによる焦点検出精度の低下を抑制することが可能である。
走査1、走査2でそれぞれ読み出された撮像信号と位相差信号には、信号処理回路505、制御回路506で補正処理や相関演算などの所定の処理が施される。そして操作・表示回路509でのライブビュー表示やレンズ駆動回路502を介した撮影レンズ501の焦点調節動作に用いられる。撮影レンズ501の焦点調節は、走査1または走査2で読み出された位相差信号を用いて、制御回路506により行われる。
このように、選択行ごとにオートフォーカス用の瞳分割の方向に応じて走査を分けることにより、垂直方向の瞳分割の場合で且つ被写体が動いている場合でも、被写体位置のずれを抑制し、焦点検出の精度を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態における画素信号の読み出し動作において、読み出し走査と瞳分割方向の関係を説明する概念図である。図10においては、例として6行分の画素が示されており、読み出し走査が行単位で順次行われる場合が示されている。
図10は、第2の実施形態における画素信号の読み出し動作において、読み出し走査と瞳分割方向の関係を説明する概念図である。図10においては、例として6行分の画素が示されており、読み出し走査が行単位で順次行われる場合が示されている。
図10において、行番号6N、6N+2は左右瞳分割の位相差信号を得るための行を示し、行番号6N+3、6N+5は上下瞳分割の位相差信号を得るための行を示している。これらを、第1の画素群とする。行番号6N+1、6N+4は上下瞳分割の位相差信号を得るための行を示し、これらを第2の画素群とする。
第2の実施形態では、第1の画素群のうちの6N、6N+2行の信号が列出力線105Aを介して第2の読み出しモードで読み出され、第1の画素群のうちの6N+3、6N+5行の信号が列出力線105Aを介して第3の読み出しモードで読み出され、これを走査1と表す。同じく第2の画素群の信号が列出力線105Bを介して第3の読み出しモードで読み出され、これを走査2と表す。
なお、図10の左図は図9と同様であるため、説明を省略する。
走査1では、撮像装置のライブビュー撮像と左右方向および上下方向の焦点検出のために、6行中の4行を間引き読み出しする。一方、走査2では、上下方向の焦点検出のために、フレームレートを重視し、6行中の2行を間引き読み出しする。
以上のように、第2の実施形態では、走査1を左右瞳分割と上下瞳分割で行い、走査2を上下瞳分割で行うため、双方の走査で焦点検出が可能である。
走査1では左右方向と上下方向双方の位相差信号を読み出すため、被写体の像方向による焦点検出精度の低下を抑制することが可能である。また、走査2は、走査1で間引かれた行の画素信号を読み出し、走査1よりも信号読み出し行数が少ないため、高速に位相差信号を取得することができる。そのため、走査2では、被写体の移動速度が速いことによる焦点検出精度の低下を抑制することが可能である。
被写体の特徴に応じて、走査1と走査2の位相差信号を使い分ける。例えば、走査1は走査2よりも解像度が高いため、静物に対する精度の高い焦点検出を行うことができる。一方、走査2は高速である利点を生かし、焦点検出の頻度(演算回数)を高めることや、移動体の検出に好適である。
走査1と走査2は、画角内の同じ領域で同じ被写体の相関演算を行ってもよいし、異なる領域で異なる被写体の相関演算を行ってもよい。
また、走査2も左右瞳分割で読み出しを行ってもよい。この場合は走査1、走査2の双方で左右方向と上下方向双方の位相差信号を読み出すことになり、走査1よりも高速に左右方向の焦点検出が可能である。
走査1と走査2でそれぞれ読み出された左右方向または上下方向の位相差信号を、信号処理回路505や制御回路506で合成して一つの位相差信号としても構わない。
例えば、図10の走査1の6N+3行と走査2の6N+4行は、ほぼ同時刻に蓄積が行われているため、ほぼ同じ被写体像を検出していることになる。これら双方で間引かれた行の信号を補間処理で補うことによって、焦点検出の解像度を向上させることができる。この場合は走査1と走査2の蓄積時間の違いをゲイン処理などで補正して使用する。
このように、選択行ごとにオートフォーカス用の瞳分割の方向に応じて走査を分けることにより、垂直方向の瞳分割の場合で且つ被写体が動いている場合でも、被写体位置のずれを抑制し、焦点検出の精度を向上させることが可能となる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態における画素信号の読み出し動作において、読み出し走査と瞳分割方向の関係を説明する概念図である。図11においては、例として6行分の画素が示されており、読み出し走査が行単位で順次行われる場合が示されている。
図11は、第3の実施形態における画素信号の読み出し動作において、読み出し走査と瞳分割方向の関係を説明する概念図である。図11においては、例として6行分の画素が示されており、読み出し走査が行単位で順次行われる場合が示されている。
図11において、行番号6N、6N+2、6N+3、6N+5は撮像信号のみを得るための行を示し、これらを第1の画素群とする。行番号6N+1、6N+4は上下瞳分割の位相差信号を得るための行を示し、これらを第2の画素群とする。
第3の実施形態では、第1の画素群の信号が列出力線105Aを介して第1の読み出しモードで読み出され、これを走査1と表す。同じく、第2の画素群の信号が列出力線105Bを介して第3の読み出しモードで読み出され、これを走査2と表す。
なお、図11の左図は図9と同様であるため、説明を省略する。
走査1では、撮像装置100のライブビュー撮像のために、6行中の4行を間引き読み出しする。一方、走査2では、上下方向の焦点検出のために、フレームレートを重視し、6行中の2行を間引き読み出しする。
以上のように、第3の実施形態では、走査1を瞳分割なしで行い、走査2を上下瞳分割で行うため、走査2のみで焦点検出が可能である。走査1では位相差信号を読み出さないため、フレームレートの向上を図ったり、あるいはブランキング中のパワーセーブを実施することで消費電力の低減を図ったりすることができる。
走査2では、走査1で間引かれた行の画素信号を読み出し、走査1よりも信号読み出し行数が少ないため、高速に位相差信号を取得することができる。そのため、走査2では、被写体の移動速度が速いことによる焦点検出精度の低下を抑制することが可能である。
このように、選択行ごとにオートフォーカス用の瞳分割の方向に応じて走査を分けることにより、垂直方向の瞳分割の場合で且つ被写体が動いている場合でも、被写体位置のずれを抑制し、焦点検出の精度を向上させることが可能となる。
(第3の実施形態の変形例)
上述のように、第3の実施形態では、走査2を上下瞳分割で行っているが、これを左右瞳分割とすることもできる。さらには、例えば、走査2の第1のフレームでは上下瞳分割を適用し、走査2の第2のフレームでは左右瞳分割を適用するというように、撮影フレームによって瞳分割の方向を変更する構成であっても構わない。このようにすることで、被写体の像方向によらず焦点検出が可能となる。
上述のように、第3の実施形態では、走査2を上下瞳分割で行っているが、これを左右瞳分割とすることもできる。さらには、例えば、走査2の第1のフレームでは上下瞳分割を適用し、走査2の第2のフレームでは左右瞳分割を適用するというように、撮影フレームによって瞳分割の方向を変更する構成であっても構わない。このようにすることで、被写体の像方向によらず焦点検出が可能となる。
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態における画素の構成を示す図である。図12では、ベイヤー配列の単位画素配列(4画素)において、瞳分割が左右方向(行方向)の画素102と瞳分割が上下方向(列方向)の画素102が混在している。この例ではR、G1、Bと記載された画素102は、それぞれ赤、緑、青のカラーフィルタを備え、左右方向に瞳分割されている。G2と記載された画素102は、緑のカラーフィルタを備え、上下方向に瞳分割されている。
図12は、第4の実施形態における画素の構成を示す図である。図12では、ベイヤー配列の単位画素配列(4画素)において、瞳分割が左右方向(行方向)の画素102と瞳分割が上下方向(列方向)の画素102が混在している。この例ではR、G1、Bと記載された画素102は、それぞれ赤、緑、青のカラーフィルタを備え、左右方向に瞳分割されている。G2と記載された画素102は、緑のカラーフィルタを備え、上下方向に瞳分割されている。
図12(a)に示すように、1つの単位画素102内で4分割された副画素201,202,203,204が、転送パルスPTXA,PTXB,PTXC,PTXDの制御によって、画素102ごとに左右方向と上下方向のどちらかの瞳分割画素として読み分けられる。
例えば、画素G2の副画素202の転送スイッチ302Bは転送パルスPTXCで制御され、副画素203の転送スイッチ302Cは転送パルスPTXBで制御されるよう配線を接続してもよい。この場合は画素R,G1,Bと画素G2は常に異なる方向に位相差信号が読み出される。
あるいは、副画素202,203の転送スイッチ302に2本以上の信号線を配し、単位画素R,G1,G2,Bごとに異なる転送パルスを接続してもよい。この場合は副画素202,203の転送パルスを単位画素R,G1,G2,Bごとに個別に制御することで、一度の走査で左右方向と上下方向双方の位相差信号を読み出すことができる。
また、図12(b)に示すように、副画素を4分割ではなく単純な2分割として形成し、左右方向の瞳分割と上下方向の瞳分割を単位画素102ごとに混在して配置する構成であっても構わない。この場合は単位画素R,G1,G2,Bによらず副画素201の転送スイッチ302は転送パルスPTXAで、副画素202の転送スイッチ302は転送パルスPTXCで制御されるよう配線が接続される。なお、転送パルスPTXB,PTXDは使用しない。
このような構成にすることで、単位画素G2が含まれる行では一度の走査で左右方向と上下方向双方の位相差信号を読み出すことができる。
図13は、第4の実施形態における画素信号の読み出し動作において、読み出し走査と瞳分割方向の関係を説明する概念図である。図13においては、例として6行分の単位画素が示されており、読み出し走査が行単位で順次行われる場合が示されている。
図13において、行番号6N、6N+2、6N+3、6N+5は位相差信号を得るための行を示し、これらを第1の画素群とする。行番号6N+1、6N+4は撮像信号のみを得るための行を示し、これらを第2の画素群とする。
第4の実施形態では、第1の画素群に信号が列出力線105Aを介して第2の読み出しモードで読み出され、これを走査1と表す。同じく第2の画素群の信号が列出力線105Bを介して第1の読み出しモードで読み出され、これを走査2と表す。
なお、図13の左図は、図9と同様であるため説明を省略する。
走査1では、撮像装置のライブビュー撮像と左右方向および上下方向の焦点検出のために、6行中の4行を間引き読み出しする。一方、走査2ではフレームレートを重視し、6行中の2行を間引き読み出しする。さらに、図12で示した構成によると、6N、6N+2行は左右方向の位相差信号が読み出される。また6N+3、6N+5行の単位画素G2が含まれる列では上下方向の位相差信号が読み出され、6N+3、6N+5行の画素Bが含まれる列では左右方向の位相差信号が読み出される。
以上のように、第4の実施形態では、単位画素の物理的な構成がすでに左右方向と上下方向双方の位相差信号を出力できる構成となっている。そのため、走査1では被写体の像方向による焦点検出精度の低下を抑制することが可能である。走査2は走査1で間引かれた行の画素信号を読み出し、走査1よりも信号読み出し行数が少なく、さらに位相差信号を読み出さないため、高速に撮像信号を取得することができる。走査1では、位相差信号が撮像信号を兼ねているため、走査2の撮像信号は必ずしも表示画像に用いられる必要はない。例えば調光やフリッカー検知等のための測光用信号として用いてもよい。
このように、選択行ごとにオートフォーカス用の瞳分割の方向に応じて走査を分けることにより、被写体の像方向によらず焦点検出の精度を向上することが可能となる。
なお、上記の実施形態で示した動作は被写体の特性や撮像装置の各種モードによって使い分けられる。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:画素部、102:画素、103:信号線、104:垂直走査回路、105:列出力線、106:列回路、107:比較器、108:カウンタ、109:列メモリ、110:タイミングジェネレータ、111:D/A変換機、112:水平走査回路、113:水平信号線、301:フォトダイオード、302:転送スイッチ、303:フローティングディフュージョン、304:リセットスイッチ、305:画素アンプ、306:選択スイッチ
Claims (16)
- 画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列と、
前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し回路と、を備え、
前記読み出し回路は、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により水平方向の位相差信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により垂直方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする撮像装置。 - 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により、水平方向の位相差信号および垂直方向の位相差信号の双方を読み出し、前記第2の読み出し走査により、垂直方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により、水平方向の位相差信号および垂直方向の位相差信号の双方を読み出し、前記第2の読み出し走査により、水平方向の位相差信号および垂直方向の位相差信号の双方を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により、撮像信号をさらに読み出すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記読み出し回路は、前記第2の読み出し走査により、撮像信号をさらに読み出すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記第1の読み出し走査で読み出された水平方向の位相差信号または垂直方向の位相差信号と、前記第2の読み出し走査で読み出された水平方向の位相差信号または垂直方向の位相差信号の少なくとも一方の瞳分割の方向が同じ位相差信号を合成して焦点調節を行う焦点調節手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列と、
前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し回路と、を備え、
前記読み出し回路は、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により撮像信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により位相差信号を読み出すことを特徴とする撮像装置。 - 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により、撮像信号と位相差信号の双方を読み出すことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記読み出し回路は、前記第2の読み出し走査により、垂直方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
- 画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列と、
前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し回路と、を備え、
前記読み出し回路は、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により位相差信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により測光用信号を読み出すことを特徴とする撮像装置。 - 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により水平方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により垂直方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする請求項10または11に記載の撮像装置。
- 前記読み出し回路は、前記第1の読み出し走査により、前記位相差信号とともに撮像信号を読み出すことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列を備える撮像装置を制御する方法であって、
前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し工程を有し、
前記読み出し工程では、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により水平方向の位相差信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により垂直方向の位相差信号を読み出すことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列を備える撮像装置を制御する方法であって、
前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し工程を有し、
前記読み出し工程では、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により撮像信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により位相差信号を読み出すことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 画素が行列状に配置され、前記画素の一列につき、第1の列出力線と第2の列出力線とを含む複数の列出力線がそれぞれ配置された複数の画素列を有する画素配列を備える撮像装置を制御する方法であって、
前記画素からの信号を前記列出力線を介して読み出す読み出し工程を有し、
前記読み出し工程では、前記画素配列の第1の画素群から、前記第1の列出力線を介して信号を読み出す第1の読み出し走査と、前記画素配列の前記第1の画素群とは異なる第2の画素群から、前記第2の列出力線を介して信号を読み出す第2の読み出し走査とを行い、前記第1の読み出し走査により位相差信号を読み出し、前記第2の読み出し走査により測光用信号を読み出すことを特徴とする撮像装置の制御方法。
Priority Applications (2)
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JP2021169849A JP2023059696A (ja) | 2021-10-15 | 2021-10-15 | 撮像装置及びその制御方法 |
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JP2021169849A JP2023059696A (ja) | 2021-10-15 | 2021-10-15 | 撮像装置及びその制御方法 |
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