JP2023059513A - 冷蔵庫 - Google Patents

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【課題】除霜運転において冷却器に送られた風により貯蔵室内の温度が上昇することを抑制できるようにした冷蔵庫を提供する。【解決手段】本実施形態に係る冷蔵庫は、それぞれ異なる温度帯に冷却される複数の貯蔵室と、前記貯蔵室内を冷却するための冷気を生成する冷却器と、前記冷却器に風を送ることにより、当該冷却器に付着している霜を融解する除霜運転を実行可能に構成されている除霜制御部と、前記除霜運転において前記冷却器に送られた風を除霜後風として前記貯蔵室内に供給可能に構成されている送風制御部と、を備え、前記送風制御部は、前記除霜制御部が前記除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、前記除霜後風を供給する前記貯蔵室を切り替え可能に構成されている。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫においては、冷気を生成する冷却器に霜が付着するという課題がある。そのため、冷却器に付着した霜を融解するための除霜運転を実行可能に構成された冷蔵庫が考えられている。この種の冷蔵庫として、例えば特許文献1には、冷却器への冷媒の供給を停止した状態で当該冷却器に0度以上の風を送ることにより、冷却器に付着した霜を融解することが開示されている。
特開2020-34207号公報
ところで、従来構成においては、除霜運転において冷却器に送られた風つまり冷却器の除霜に用いられた風が貯蔵室内に流れるようになっている。そのため、冷却器の除霜に用いられた風により貯蔵室内の温度が上昇してしまうという課題がある。近年では、複数の貯蔵室を備える冷蔵庫において、それぞれの貯蔵室を異なる温度帯に冷却する構成が考えられている。そのため、特に、低い温度帯に冷却される貯蔵室については、冷却器の除霜に用いられた風により温度が上昇してしまうことを回避したいという要求が強い。
そこで、除霜運転において冷却器に送られた風により貯蔵室内の温度が上昇することを抑制できるようにした冷蔵庫を提供する。
本実施形態に係る冷蔵庫は、それぞれ異なる温度帯に冷却される複数の貯蔵室と、前記貯蔵室内を冷却するための冷気を生成する冷却器と、前記冷却器に風を送ることにより、当該冷却器に付着している霜を融解する除霜運転を実行可能に構成されている除霜制御部と、前記除霜運転において前記冷却器に送られた風を除霜後風として前記貯蔵室内に供給可能に構成されている送風制御部と、を備え、前記送風制御部は、前記除霜制御部が前記除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、前記除霜後風を供給する前記貯蔵室を切り替え可能に構成されている。
第1実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す縦断正面図 第1実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構成例を概略的に示す図 第1実施形態に係る冷蔵庫における冷蔵室および切替室の構成例を概略的に示す縦断側面図 第1実施形態に係る冷蔵庫の制御系の構成例を概略的に示すブロック図 第1実施形態に係る冷蔵庫による除霜運転の制御例を概略的に示すフローチャート 第2実施形態に係る冷蔵庫による除霜運転の制御例を概略的に示すフローチャート 第3実施形態に係る冷蔵庫における冷蔵室および切替室の構成例を概略的に示す縦断側面図
以下、冷蔵庫に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15を備えている。貯蔵室12,13,14,15の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体など、種々の断熱材を適用することができる。
貯蔵室12,13,14,15の前面開口部は、それぞれ、図示しない貯蔵室扉によって開閉可能に構成されている。図示しない貯蔵室扉は、例えば、左右方向に回動可能に設けられた回動式の貯蔵室扉であってもよいし、前後方向に移動可能に設けられた引き出し式の貯蔵室扉であってもよい。
貯蔵室12は、この場合、冷蔵温度帯に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室12を「冷蔵室12」と称する場合がある。貯蔵室13は、この場合、冷蔵温度帯に維持される切替室である。以下、貯蔵室13を「切替室13」と称する場合がある。切替室13は、この場合、冷蔵室12の内部に設けられている。即ち、切替室13は、冷蔵室12内の空間の一部を区画することにより形成されている。切替室13は、いわゆる「チルド室」と称されている貯蔵室である。なお、切替室13は、冷蔵室12の外部に設けられていてもよい。即ち、切替室13は、冷蔵室12とは別個の独立した貯蔵室であってもよい。
貯蔵室14は、この場合、冷凍温度帯に維持される冷凍室である。以下、貯蔵室14を「冷凍室14」と称する場合がある。貯蔵室15は、この場合、冷凍温度帯に維持される製氷室である。以下、貯蔵室15を「製氷室15」と称する場合がある。製氷室15は、この場合、冷凍室14とは別個の独立した貯蔵室として設けられている。なお、製氷室15は、冷凍室14の内部に設けられていてもよい。即ち、製氷室15は、冷凍室14内の空間の一部を区画することにより形成されていてもよい。
また、冷蔵庫10は、図2に例示する冷凍サイクル20を備えている。冷凍サイクル20は、圧縮機21、放熱器22、切替弁23、冷蔵用絞り器24、冷蔵用冷却器25、冷凍用絞り器26、冷凍用冷却器27を冷媒管28によって接続した循環サイクルを構成している。圧縮機21は、冷媒を圧縮して放熱器22に圧送する。放熱器22は、圧縮機21から送られる冷媒を受けて放熱する。
切替弁23は、1つの入口と2つの出口を有する三方弁であり、放熱器22から流入する冷媒を、冷蔵用冷却器25側に流出する冷蔵用切替状態と、冷凍用冷却器27側に流出する冷凍用切替状態と、に切り替え可能に構成されている。
切替弁23が冷蔵用切替状態に切り替えられている場合には、冷媒は、冷蔵用絞り器24を経由して冷蔵用冷却器25に供給される。これにより、冷蔵用冷却器25が冷却される。そして、冷蔵用冷却器25を通過した冷媒は、圧縮機21に戻される。
一方、切替弁23が冷凍用切替状態に切り替えられている場合には、冷媒は、冷凍用絞り器26を経由して冷凍用冷却器27に供給される。これにより、冷凍用冷却器27が冷却される。そして、冷凍用冷却器27を通過した冷媒は、圧縮機21に戻される。
なお、冷媒管28のうち圧縮機21と冷凍用冷却器27との間を接続する部分には逆止弁29が設けられている。逆止弁29は、圧縮機21側から冷凍用冷却器27側に冷媒が逆流することを阻止する。
また、冷蔵庫10は、冷蔵用送風機31および冷凍用送風機32を備えている。冷蔵庫10は、冷凍サイクル20にて冷蔵用冷却器25が冷却されている状態において、冷蔵用送風機31を駆動することにより、冷蔵用冷却器25が生成する冷気を冷蔵室12内および切替室13内のうち少なくとも何れか一方の貯蔵室内に供給可能に構成されている。また、冷蔵庫10は、冷凍サイクル20にて冷凍用冷却器27が冷却されている状態において、冷凍用送風機32を駆動することにより、冷凍用冷却器27が生成する冷気を冷凍室14内および製氷室15内のうち少なくとも何れか一方の貯蔵室内に供給可能に構成されている。
次に、冷蔵庫10のうち冷蔵室12および切替室13の構成例について、さらに詳細に説明する。図3に例示するように、冷蔵庫10は、冷蔵室12の後部に冷蔵用冷気生成室41を備えている。冷蔵用冷却器25および冷蔵用送風機31は、この冷蔵用冷気生成室41内に設けられている。なお、詳しい説明は省略するが、冷凍用冷却器27および冷凍用送風機32は、冷凍室14の後部に設けられている図示しない冷凍用冷気生成室内に設けられている。
また、冷蔵用冷気生成室41は、冷蔵室側冷気流出口42および切替室側冷気流出口43を備えている。冷蔵室側冷気流出口42は、冷蔵室12内に連通している。この場合、冷蔵室側冷気流出口42は、冷気ダクト46を介して冷蔵室12内に間接的に連通している。冷気ダクト46には、複数の冷気吹き出し口46aが設けられている。一方、切替室側冷気流出口43は、切替室13内に連通している。この場合、切替室側冷気流出口43は、例えば冷気ダクト46といった他の構成要素を介することなく切替室13内に直接的に連通している。
また、冷蔵室側冷気流出口42には、冷蔵室側開閉装置44が設けられている。冷蔵室側開閉装置44は、いわゆるダンパーであり、冷蔵室側冷気流出口42の開度を全開状態と全閉状態との間において調整可能に構成されている。一方、切替室側冷気流出口43には、切替室側開閉装置45が設けられている。切替室側開閉装置45は、いわゆるダンパーであり、切替室側冷気流出口43の開度を全開状態と全閉状態との間において調整可能に構成されている。
なお、冷蔵室12内あるいは切替室13内に供給された冷気は、図示しない戻り流路を介して冷蔵用冷気生成室41内に戻されるように構成されている。また、詳しい説明は省略するが、冷凍室14側においても、冷蔵室12側と同様に、このような冷気を循環させるための構成が設けられている。
図4に例示する制御装置51は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されており、制御プログラムや各種の設定情報に基づいて冷蔵庫10の動作全般を制御可能に構成されている。制御装置51には、上述した圧縮機21、切替弁23、冷蔵用送風機31、冷凍用送風機32、冷蔵室側開閉装置44、切替室側開閉装置45などといった冷蔵庫10が備える各種の駆動系の構成要素が接続されている。制御装置51は、これらの駆動系の構成要素の駆動を制御することにより、冷蔵庫10の動作全般を制御可能に構成されている。
制御装置51は、冷蔵室側開閉装置44の駆動を制御することによって、冷蔵室側冷気流出口42の開度を適宜調整する。これにより、制御装置51は、冷蔵室12内を通常冷却モードにより冷却可能に構成されている。通常冷却モードは、冷蔵室12内を所定の通常冷蔵温度帯に冷却する冷却モードである。所定の通常冷蔵温度帯に冷却される冷蔵室12は、通常温度貯蔵室の一例として定義することができる。なお、通常冷蔵温度帯の温度範囲は、適宜変更して設定することができ、例えば、2度~4度の温度範囲が設定されている。但し、冷蔵室12は、その冷却モードを切り替えることはできない。
また、制御装置51は、冷蔵室側開閉装置44および切替室側開閉装置45の駆動を制御することによって、冷蔵室側冷気流出口42の開度および切替室側冷気流出口43の開度を適宜調整する。これにより、制御装置51は、切替室13内を高温冷却モードおよび低温冷却モードに切り替えて冷却可能に構成されている。このように、切替室13は、冷蔵室12とは独立して、目標とする冷却温度帯を切り替えることができる。よって、切替室13は、目標とする冷却温度帯を冷蔵室12とは独立して設定可能である第2貯蔵室の一例として定義することができる。一方、冷蔵室12は、目標とする冷却温度帯を切り替えることができない。よって、冷蔵室12は、目標とする冷却温度帯を切り替え不能である第1貯蔵室の一例として定義することができる。なお、冷蔵室12は、その目標とする冷却温度帯を切り替え可能に構成してもよい。この場合、冷蔵室12は、目標とする冷却温度帯を切替室13とは独立して設定可能に構成してもよい。
高温冷却モードが設定された場合には、制御装置51は、切替室側開閉装置45によって切替室側冷気流出口43の開度を小さくする。あるいは、切替室側冷気流出口43を全閉状態とする。これにより、冷蔵用冷気生成室41内の冷気が切替室13内に供給されにくくなり、切替室13内が比較的高い温度帯、例えば、4度~15度の温度範囲で冷却されるようになる。高温冷却モードが設定された場合における切替室13は、所定の通常冷蔵温度帯よりも高い温度帯に冷却される高温度貯蔵室の一例として定義することができる。
なお、高温冷却モードにおいて、制御装置51は、さらに、冷蔵室側開閉装置44によって冷蔵室側冷気流出口42の開度を大きくする、あるいは、冷蔵室側冷気流出口42を全開状態とするように構成してもよい。これにより、冷蔵用冷気生成室41内の冷気が冷蔵室12内に供給されやすくなり、換言すれば、冷蔵用冷気生成室41内の冷気が切替室13内に一層供給されにくくなる。これにより、切替室13内を比較的高い温度帯に冷却しやすくできる。
一方、低温冷却モードが設定された場合には、制御装置51は、切替室側開閉装置45によって切替室側冷気流出口43の開度を大きくする。あるいは、切替室側冷気流出口43を全開状態とする。これにより、冷蔵用冷気生成室41内の冷気が切替室13内に供給されやすくなり、切替室13内が比較的低い温度帯、例えば、0度~2度の温度範囲で冷却されるようになる。低温冷却モードが設定された場合における切替室13は、所定の通常冷蔵温度帯よりも低い温度帯に冷却される低温度貯蔵室の一例として定義することができる。
なお、低温冷却モードにおいて、制御装置51は、さらに、冷蔵室側開閉装置44によって冷蔵室側冷気流出口42の開度を小さくする、あるいは、冷蔵室側冷気流出口42を全閉状態とするように構成してもよい。これにより、冷蔵用冷気生成室41内の冷気が冷蔵室12内に供給されにくくなり、換言すれば、冷蔵用冷気生成室41内の冷気が切替室13内に一層供給されやすくなる。これにより、切替室13内を比較的低い温度帯に冷却しやすくできる。
上述した高温冷却モードおよび低温冷却モードの切り替えは、例えば、冷蔵庫10が備える図示しない操作部を介して行うことができる。操作部は、例えば、冷蔵室12の前面開口部を開閉する貯蔵室扉の前面に組み込まれており、使用者によって操作可能である。
また、制御装置51は、除霜運転を実行可能に構成されている。除霜運転を実行する場合、制御装置51は、圧縮機21の駆動を停止することによって、あるいは、切替弁23を冷凍用切替状態に切り替えることによって、冷蔵用冷却器25への冷媒の供給を停止する。そして、制御装置51は、冷蔵用冷却器25への冷媒の供給を停止した状態つまり冷蔵用冷却器25の冷却を停止した状態で冷蔵用送風機31を駆動する。これにより、制御装置51は、冷却が停止されている冷蔵用冷却器25に対して風を送る。
このとき、冷蔵用冷却器25に送られる風は、冷蔵室12内あるいは切替室13内から冷蔵用冷気生成室41内に戻された空気、つまり、冷蔵室12内あるいは切替室13内の冷却に用いられた後の空気であり、比較的高温の空気、例えば、0度以上の空気となっている。制御装置51は、このような比較的高温の風を、冷却停止状態の冷蔵用冷却器25に送ることにより、当該冷蔵用冷却器25に付着している霜を融解可能に構成されている。このような除霜運転を実行可能に構成されている制御装置51は、除霜制御部の一例として定義することができる。
また、除霜運転の開始条件は、適宜変更して設定することができる。即ち、除霜運転の開始条件としては、例えば、前回の除霜運転の終了から所定のサイクル時間が経過した場合、冷蔵用冷却器25の温度が所定の除霜開始温度よりも低下した場合、使用者によって除霜運転の実行開始が入力された場合、などといった条件を設定することができる。制御装置51は、所定の開始条件が満たされた場合に、上述した除霜運転を開始するように構成されている。
また、除霜運転の終了条件は、適宜変更して設定することができる。即ち、除霜運転の終了条件としては、例えば、除霜運転の開始から所定の実行時間が経過した場合、冷蔵用冷却器25の温度が所定の除霜終了温度よりも上昇した場合、使用者によって除霜運転の実行終了が入力された場合、などといった条件を設定することができる。制御装置51は、所定の終了条件が満たされた場合に、上述した除霜運転を終了するように構成されている。
なお、前回の除霜運転の終了からの経過時間、除霜運転の開始からの経過時間は、例えば、制御装置51が備える図示しないタイマー回路によって計測することができる。また、冷蔵用冷却器25の温度は、例えば、冷蔵用冷却器25あるいはその近傍部分に設けられている図示しない温度センサーによって測定することができる。また、除霜運転の実行開始や実行終了の入力は、例えば、冷蔵庫10が備える図示しない操作部を介して行うことができる。
また、所定のサイクル時間、所定の除霜開始温度、所定の実行時間、所定の除霜終了温度などといった除霜運転の開始条件や終了条件を規定する各種の所定値は、適宜変更して設定することができる。
また、制御装置51は、除霜運転において冷蔵用冷却器25に送られた風を除霜後風として冷蔵室12内および切替室13内に供給可能に構成されている。このような制御装置51は、送風制御部の一例として定義することもできる。
そして、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、冷蔵室12および切替室13のうち除霜後風を供給する貯蔵室を、低温度貯蔵室から通常温度貯蔵室に切り替えるように構成されている。次に、この点について、さらに詳細に説明する。また、ここでは、切替室13が低温度貯蔵室に切り替えられている場合、つまり、切替室13が低温冷却モードに切り替えられている場合について説明する。
図5に例示するように、制御装置51は、除霜運転の開始条件が満たされたか否かを監視している(ステップA1)。そして、制御装置51は、除霜運転の開始条件が満たされると(ステップA1:YES)、上述した除霜運転を開始すると判断し、その後、実際に、上述した除霜運転を開始する(ステップA2)。また、制御装置51は、切替室側開閉装置45によって切替室側冷気流出口43を開く。これにより、制御装置51は、除霜運転において冷蔵用冷却器25に送られた風つまり除霜後風を切替室13内に供給する(ステップA3)。なお、切替室側開閉装置45によって切替室側冷気流出口43を開く動作は、例えば、除霜運転を開始すると判断すると同時に行ってもよいし、除霜運転を開始すると判断してから所定時間が経過した後に行ってもよいし、除霜運転を実際に開始すると同時に行ってもよいし、除霜運転を実際に開始してから所定時間が経過した後に行ってもよい。
なお、除霜運転の初期段階においては、冷蔵用冷却器25に多量の霜が付着した状態であることから、除霜後風の温度は、それほど上昇しない。そのため、切替室13内に除霜後風が供給されたとしても、切替室13内の温度上昇を抑制することができる。
また、制御装置51は、切替室13内に除霜後風を供給する場合には、冷蔵室側開閉装置44によって冷蔵室側冷気流出口42の開度を小さくする、あるいは、全閉状態とするように構成してもよい。これにより、切替室13内に除霜後風が一層流れやすくなる。
そして、制御装置51は、所定の切替条件が満たされたか否かを監視する(ステップA4)。所定の切替条件としては、例えば、除霜運転の開始から所定の切替時間が経過した場合、冷蔵用冷却器25の温度が所定の切替温度よりも上昇した場合、低温度貯蔵室の一例である切替室13内の温度が所定の切替温度よりも上昇した場合、通常温度貯蔵室の一例である冷蔵室12内の温度が所定の切替温度よりも上昇した場合、などといった条件を設定することができる。
なお、除霜運転の開始からの経過時間は、例えば、制御装置51が備える図示しないタイマー回路によって計測することができる。また、冷蔵用冷却器25の温度は、例えば、冷蔵用冷却器25あるいはその近傍部分に設けられている図示しない温度センサーによって測定することができる。また、切替室13内の温度は、例えば、切替室13内に設けられている図示しない温度センサーによって測定することができる。
また、所定の切替時間、所定の切替温度などといった各種の所定値は、適宜変更して設定することができる。
そして、制御装置51は、所定の切替条件が満たされると(ステップA4:YES)、除霜後風を供給する貯蔵室を、切替室13から冷蔵室12に切り替える(ステップA5)。より詳細に説明すると、制御装置51は、冷蔵室側開閉装置44によって冷蔵室側冷気流出口42の開度を大きくする、あるいは、全開状態とする。これにより、除霜運転において冷蔵用冷却器25に送られた風つまり除霜後風が冷蔵室12内に供給されるようになる。
また、制御装置51は、除霜後風を供給する貯蔵室を切替室13から冷蔵室12に切り替えた場合には、切替室側開閉装置45によって切替室側冷気流出口43の開度を小さくする、あるいは、全閉状態とするように構成してもよい。これにより、切替室13内に除霜後風が一層流れにくくなる。
除霜運転の中期段階以降においては、除霜運転の初期段階に比べ、冷蔵用冷却器25に付着している霜の量が減少している。そのため、除霜後風の温度は、冷蔵用冷却器25の除霜の進行に伴い徐々に上昇する。そのため、このように高温化する除霜後風を切替室13内には供給しないようにすることにより、切替室13内の温度上昇を抑制することができる。
そして、制御装置51は、除霜運転の終了条件が満たされたか否かを監視する(ステップA6)。そして、制御装置51は、除霜運転の終了条件が満たされると(ステップA6:YES)、上述した除霜運転を終了すると判断し、その後、実際に、この除霜運転制御を終了する。
なお、制御装置51は、除霜運転を終了した後においては、冷蔵用送風機31の駆動をそのまま継続してもよいし、停止してもよい。また、制御装置51は、除霜運転を終了した後において冷蔵用冷却器25への冷媒の供給を開始する。そのため、制御装置51は、例えば、除霜運転の終了後に直ちに冷蔵用冷却器25への冷媒の供給を開始する場合には、冷蔵用送風機31の駆動を停止することなく、そのまま継続するようにするとよい。これにより、除霜運転後に冷蔵用冷却器25が生成する冷気を迅速に冷蔵室12内や切替室13内に供給することができる。
また、制御装置51は、運転内容を記憶する記憶機能を備える構成とし、除霜運転を開始する場合には、その開始直前時における運転内容を記憶するようにしてもよい。そして、制御装置51は、除霜運転を終了した後においては、その記憶機能によって記憶している運転内容に戻る構成とするとよい。この構成例によれば、除霜運転の実行前に行われていた運転内容に迅速に復帰することができる。
また、制御装置51は、除霜運転を終了した後においては、所定の除霜後運転を実行するように構成してもよい。所定の除霜後運転としては、例えば、冷蔵用冷却器25による冷却度合いを通常時よりも高くする制御などである。除霜運転を実行することに伴い冷蔵室12内および切替室13内の温度は多少なりとも上昇する。そのため、除霜運転の終了後における冷蔵用冷却器25の冷却強度を通常時よりも高めることにより、除霜運転の終了後における冷蔵室12内および切替室13内の冷却を迅速に行うことができる。
以上に例示した冷蔵庫10によれば、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、冷蔵室12および切替室13のうち除霜後風を供給する貯蔵室を切り替え可能に構成されている。より詳細には、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、除霜後風を供給する貯蔵室を、低温度貯蔵室の一例である切替室13から通常温度貯蔵室である冷蔵室12に切り替え可能に構成されている。この構成例によれば、除霜運転において冷蔵用冷却器25に送られた風により貯蔵室内、この場合、特に低温度貯蔵室の一例である切替室13内の温度が上昇することを抑制することができる。
なお、冷蔵庫10によれば、切替室13が低温冷却モードに切り替えられている場合には、切替室13内が冷蔵室12内に比べ比較的低温に冷却される状態となる。つまり、切替室13が冷蔵室12よりも低い冷却温度帯に冷却されるように切り替えられている状態となる。この場合には、上述したように、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、除霜後風を供給する貯蔵室を、低温度貯蔵室である切替室13から通常温度貯蔵室である冷蔵室12に切り替えるようにすればよい。しかし、切替室13が高温冷却モードに切り替えられている場合には、冷蔵室12内が切替室13内に比べ比較的低温に冷却される状態となる可能性がある。つまり、切替室13が冷蔵室12よりも高い冷却温度帯に冷却されるように切り替えられている状態となる可能性がある。このような場合には、冷蔵室12が低温度貯蔵室の一例となり、切替室13が通常温度貯蔵室の一例となる。
そのため、この場合には、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、除霜後風を供給する貯蔵室を、低温度貯蔵室である冷蔵室12から通常温度貯蔵室である切替室13に切り替えるようにするとよい。これにより、除霜運転において冷蔵用冷却器25に送られた風により貯蔵室内、この場合、特に低温度貯蔵室の一例である冷蔵室12内の温度が上昇することを抑制することができる。
(第2実施形態)
図6に例示するように、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断すると(ステップB1)、冷蔵室側開閉装置44による冷蔵室側冷気流出口42の開度、および、切替室側開閉装置45による切替室側冷気流出口43の開度を確認する(ステップB2)。つまり、制御装置51は、実際に除霜運転を開始する直前あるいは開始時における冷蔵室側冷気流出口42の開度および切替室側冷気流出口43の開度を確認する。そして、制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度および切替室側冷気流出口43の開度に基づいて、除霜運転の開始直前時あるいは開始時における冷蔵室12内および切替室13内への風の供給態様が、次の複数の態様のうち何れの態様であるのかを判定する(ステップB3,B4,B5)。なお、制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度および切替室側冷気流出口43の開度を確認すると、あるいは、風の供給態様を判定すると、実際に除霜運転を開始する。
≪供給態様1≫
供給態様1は、冷蔵室12内および切替室13内の双方に風が積極的に供給される態様である。制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度が所定の開度以上の状態または全開状態であり、且つ、切替室側冷気流出口43の開度が所定の開度以上の状態または全開状態である場合に、除霜運転の開始直前時あるいは開始時における風の供給態様が供給態様1であると判定する。
≪供給態様2≫
供給態様2は、冷蔵室12内には風が積極的に供給されず、且つ、切替室13内には風が積極的に供給される態様である。制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度が所定の開度よりも小さい状態または全閉状態であり、且つ、切替室側冷気流出口43の開度が所定の開度以上の状態または全開状態である場合に、除霜運転の開始直前時あるいは開始時における風の供給態様が供給態様2であると判定する。
≪供給態様3≫
供給態様3は、冷蔵室12内には風が積極的に供給され、且つ、切替室13内には風が積極的に供給されない態様である。制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度が所定の開度以上の状態または全開状態であり、且つ、切替室側冷気流出口43の開度が所定の開度よりも小さい状態または全閉状態である場合に、除霜運転の開始直前時あるいは開始時における風の供給態様が供給態様3であると判定する。
制御装置51は、除霜運転の開始直前時あるいは開始時における風の供給態様が供給態様1である場合には(ステップB3:YES)、冷蔵室12内への除霜後風の供給を継続するとともに、切替室13内への除霜後風の供給を抑制あるいは停止する(ステップB6)。より具体的に説明すると、制御装置51は、切替室側冷気流出口43の開度を所定の開度よりも小さくする、あるいは、全閉状態とすることにより、切替室13内への除霜後風の供給を抑制あるいは停止する。このとき、制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度をさらに大きくする、あるいは、全開状態とするようにしてもよい。
また、制御装置51は、除霜運転の開始時における風の供給態様が供給態様2である場合には(ステップB4:YES)、冷蔵室12内への除霜後風の供給を促進させるとともに、切替室13内への除霜後風の供給を抑制あるいは停止する(ステップB7)。より具体的に説明すると、制御装置51は、切替室側冷気流出口43の開度を所定の開度よりも小さくする、あるいは、全閉状態とすることにより、切替室13内への除霜後風の供給を抑制あるいは停止する。また、制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度を所定の開度以上、あるいは、全開状態とすることにより、冷蔵室12内への除霜後風の供給を促進させる。
また、制御装置51は、除霜運転の開始時における風の供給態様が供給態様3である場合には(ステップB5:YES)、冷蔵室12内への除霜後風の供給を継続するとともに、切替室13内への除霜後風の供給が抑制あるいは停止された状態を維持する(ステップB8)。より具体的に説明すると、制御装置51は、切替室側冷気流出口43の開度が所定の開度よりも小さ状態を維持する、あるいは、全閉状態を維持することにより、切替室13内への除霜後風の供給が抑制あるいは停止された状態を維持する。このとき、制御装置51は、冷蔵室側冷気流出口42の開度をさらに大きくする、あるいは、全開状態とするようにしてもよい。また、制御装置51は、いったん、切替室側冷気流出口43の開度を所定の開度以上の状態または全開状態にした後に、切替室側冷気流出口43の開度を所定の開度よりも小さい状態あるいは全閉状態に戻す制御を行うようにしてもよい。これにより、切替室13内をある程度冷却してから除霜後風が供給されない状態を形成することができ、切替室13内が過度に高温となってしまうことを回避することができる。
以上に例示した制御例によれば、制御装置51は、除霜運転の開始直前時あるいは開始時において冷蔵室12内に風を供給していた場合には、そのまま冷蔵室12に風が供給される状態を維持して、除霜後風を冷蔵室12内に供給する。また、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、低温度貯蔵室の一例である切替室13内には除霜後風を積極的に供給せず、通常温度貯蔵室の一例である冷蔵室12内には除霜後風を積極的に供給する。
上述した通り、除霜運転の初期段階においては、冷蔵用冷却器25に多量の霜が付着した状態であることから、除霜後風の温度は、それほど上昇しない。しかしながら、除霜後風が切替室13内に流入することに伴い、仮に、その除霜後風の温度がそれほど高温ではなかったとしても、切替室13内の温度は多少なりとも上昇する。
上述した制御例によれば、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、除霜後風が切替室13内には積極的に供給されないようにしている。これにより、除霜運転において冷蔵用冷却器25に送られた風により貯蔵室内、この場合、特に低温度貯蔵室の一例である切替室13内の温度が上昇することを抑制することができる。
(第3実施形態)
図7に例示するように、冷蔵庫10は、さらにヒータ61を備えている。ヒータ61は、加熱部の一例である。ヒータ61は、冷蔵用冷却器25に、あるいは、その近傍部分に設けられており、当該冷蔵用冷却器25を加熱可能に構成されている。制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、さらにヒータ61によって冷蔵用冷却器25を加熱する。これにより、冷蔵用冷却器25の除霜を一層迅速に行うことができる。
なお、制御装置51は、除霜運転の全体にわたって、ヒータ61による冷蔵用冷却器25の加熱を継続するように構成してもよい。また、制御装置51は、除霜運転の一部において、ヒータ61による冷蔵用冷却器25の加熱を行うように構成してもよい。この場合、制御装置51は、特に除霜運転の初期段階において、ヒータ61による冷蔵用冷却器25の加熱を行うように構成するとよい。これにより、除霜運転の初期段階において冷蔵用冷却器25に付着している多量の霜を迅速に融解することができる。また、制御装置51は、除霜運転において、ヒータ61による冷蔵用冷却器25の加熱を断続的に複数回行うように構成してもよい。
また、ヒータ61は、通電されることにより発熱可能な構成のものであればよく、例えば、パイプヒータやガラス管ヒータなどといった周知のヒータを適用することができる。また、ヒータ61の形状は、適宜変更して実施することができるが、好ましくは、平面形状にするとよい。これにより、概ね矩形状の冷蔵用冷却器25に沿わせるようにしてヒータ61を配置することができ、ヒータ61から冷蔵用冷却器25への熱の伝達効率を向上することができる。また、ヒータ61は、冷蔵用冷却器25の背面側、つまり、冷蔵室12や切替室13とは反対側に配置するとよい。これにより、ヒータ16が発生する熱が冷蔵室12内や切替室13内に影響してしまうことを抑制することができる。
また、冷蔵庫10は、冷蔵用冷却器25の下方に設けられている図示しない樋や排水路にもヒータを備える構成としてもよい。図示しない樋は、除霜運転により冷蔵用冷却器25から発生する除霜水を受けるための構成要素である。また、図示しない排水路は、その樋によって受けた除霜水を排出するための構成要素である。そして、このような樋や排水路にもヒータを備えた構成とした場合には、制御装置51は、ヒータ61と、樋や排水路に設けられているヒータとを連動して駆動するようにするとよい。より具体的に説明すると、制御装置51は、ヒータ61と、樋や排水路に設けられているヒータとに対し、同時に通電を開始し、同時に通電を停止するようにするとよい。これにより、除霜水が樋や排水路において再凍結してしまうことを抑制することができ、除霜水の排出を一層効率良く行うことができる。
なお、除霜運転は、冷蔵用送風機31による送風とヒータ61による加熱とを併用する運転内容に限られず、例えば、冷蔵用送風機31による送風を行わず、ヒータ61による加熱のみによって行う態様であってもよい。
(その他の実施形態)
以上、冷蔵庫10に係る複数の実施形態を例示したが、本実施形態は、上述した複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や拡張を行うことができる。例えば、冷蔵庫10は、上述した複数の実施形態を適宜選択して組み合わせた構成としてもよい。
また、切替室13の冷却モードの切り替え、つまり、高温冷却モードおよび低温冷却モードの切り替えは、例えば、切替室13に設定された用途に応じて自動的に切り替えるように構成してもよい。より具体的に説明すると、切替室13の用途として、例えば、「高温冷却」、「チルド冷却」などを選択して設定可能に構成されている場合には、切替室13の用途として「チルド冷却」が設定されたことに応じて、当該切替室13の冷却モードを自動的に低温冷却モードに切り替え、「高温冷却」が設定されたことに応じて、当該切替室13の冷却モードを自動的に高温冷却モードに切り替えるようにするとよい。
また、切替室13の冷却モードの切り替え、つまり、高温冷却モードおよび低温冷却モードの切り替えは、例えば、切替室13に設定された冷却強度に応じて自動的に切り替えるように構成してもよい。より具体的に説明すると、切替室13の冷却強度として、例えば、「強」、「中」、「弱」、「節電」を選択して設定可能に構成されている場合には、切替室13の冷却強度として「強」や「中」が設定されたことに応じて、当該切替室13の冷却モードを自動的に低温冷却モードに切り替え、「弱」や「節電」が設定されたことに応じて、当該切替室13の冷却モードを自動的に高温冷却モードに切り替えるようにするとよい。
また、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間ではなく、除霜運転を実際に開始してから実際に終了するまでの間において、除霜後風を供給する貯蔵室を切り替えるように構成してもよい。また、制御装置51は、除霜運転を開始すると判断してから終了すると判断するまでの間において、除霜後風を供給する貯蔵室を切り替えるように構成してもよい。
また、制御装置51は、例えば除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において除霜後風を供給する貯蔵室を切り替える場合には、冷蔵室側開閉装置44の開度および切替室側開閉装置45の開度を、瞬時つまり例えば数秒といった比較的短い期間内に調整するようにしてもよいし、所定期間つまり例えば数十秒から数分といった比較的長い期間をかけて徐々に調整するようにしてもよい。冷蔵室側開閉装置44の開度および切替室側開閉装置45の開度を徐々に調整する場合には、例えば、除霜運転の開始からの経過時間、冷蔵用冷却器25の温度、切替室13内の温度、冷蔵室12内の温度などに応じて、その調整期間や調整速度を適宜変更するように構成してもよい。
また、上述した複数の実施形態は、冷蔵室12および切替室13だけでなく、例えば、冷凍室14および製氷室15にも適用することができる。即ち、冷凍室14および製氷室15のうち何れか一方の貯蔵室を通常温度貯蔵室の一例として設定し、且つ、他方の貯蔵室を低温度貯蔵室の一例として設定することにより、上述した複数の実施形態を適宜選択して適用することができる。また、上述した複数の実施形態は、冷蔵庫に一般的に備えられる種々の貯蔵室に適用することができる。
以上、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、あくまでも例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその均等の範囲に含まれる。
図面において、10は冷蔵庫、12は冷蔵室(貯蔵室、通常温度貯蔵室、低温度貯蔵室、第1貯蔵室)、13は切替室(貯蔵室、低温度貯蔵室、通常温度貯蔵室、第2貯蔵室)、14は冷凍室(貯蔵室)、15は製氷室(貯蔵室)、25は冷蔵用冷却器(冷却器)、27は冷凍用冷却器(冷却器)、51は制御装置(除霜制御部、送風制御部)、61はヒータ(加熱部)、を示す。

Claims (5)

  1. それぞれ異なる温度帯に冷却される複数の貯蔵室と、
    前記貯蔵室内を冷却するための冷気を生成する冷却器と、
    前記冷却器に風を送ることにより、当該冷却器に付着している霜を融解する除霜運転を実行可能に構成されている除霜制御部と、
    前記除霜運転において前記冷却器に送られた風を除霜後風として前記貯蔵室内に供給可能に構成されている送風制御部と、
    を備え、
    前記送風制御部は、前記除霜制御部が前記除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、前記除霜後風を供給する前記貯蔵室を切り替え可能に構成されている冷蔵庫。
  2. 前記貯蔵室として、
    所定の通常温度帯に冷却される通常温度貯蔵室と、
    前記通常温度貯蔵室よりも低い温度帯に冷却される低温度貯蔵室と、
    を備え、
    前記送風制御部は、前記除霜制御部が前記除霜運転を開始する直前において前記低温度貯蔵室に風を供給していた場合には、前記除霜運転の途中において、前記除霜後風を供給する前記貯蔵室を、前記低温度貯蔵室から前記通常温度貯蔵室に切り替える請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記貯蔵室として、
    所定の通常温度帯に冷却される通常温度貯蔵室と、
    前記通常温度貯蔵室よりも低い温度帯に冷却される低温度貯蔵室と、
    を備え、
    前記送風制御部は、前記除霜制御部が前記除霜運転を開始する直前において前記通常温度貯蔵室に風を供給していた場合には、そのまま前記通常温度貯蔵室に風が供給される状態を維持して、前記除霜後風を前記通常温度貯蔵室に供給する請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室として、
    第1貯蔵室と、
    目標とする冷却温度帯を前記第1貯蔵室とは独立して設定可能である第2貯蔵室と、
    を備え、
    前記送風制御部は、
    前記第2貯蔵室が前記第1貯蔵室よりも低い冷却温度帯に冷却されるように設定されている場合には、前記除霜運転の途中において、前記除霜後風を供給する前記貯蔵室を、前記第2貯蔵室から前記第1貯蔵室に切り替え、
    前記第2貯蔵室が前記第1貯蔵室よりも高い冷却温度帯に冷却されるように設定されている場合には、前記除霜運転の途中において、前記除霜後風を供給する前記貯蔵室を、前記第1貯蔵室から前記第2貯蔵室に切り替える請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷却器を加熱する加熱部を備え、
    前記除霜制御部は、前記除霜制御部が前記除霜運転を開始すると判断してから終了するまでの間において、さらに前記加熱部によって前記冷却器を加熱する請求項1から4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
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