JP2023058797A - フック構造及びこれを用いた車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】外れ難いフック構造を提供する。【解決手段】第1の構造10は、円形筒状部11と、円形筒状部11を支持する台座12と、台座12の端部である押面12aと円形筒状部11とを繋げて円形筒状部11に後方向の撓み(応力)を与える台座リブ13a、13bとを有する。円形筒状部11の外周軸方向に突起リブ11a、11bを設ける。第2の構造は、前方が開口され、第1の構造の円形筒状部を挿通させるための円形溝を有する受け部と、組付け後の第1の構造の上下振動を抑止するための受け押え部と、受け部の着地面に設けられた着地面リブとを有する。受け押え部は台座12を摺動させるための摺動リブを有する。【選択図】 図3
Description
本発明はフック構造及びこれを用いた車両用灯具に関する。
一般に、車両用灯具は、ハウジング、ブラケット、発光基板、リフレクタ、インナレンズ、エクステンション及びアウタレンズ等をねじ固定法、フック固定法及び熱板溶着法などによって組立てられている。
例えば、特許文献1に記載の灯具は、一面が開口した箱形状をしたケースに光源が収容されており、このケースの開口を閉じるように板状の蓋部を有している。この灯具は、ケースの側方から突出した嵌合突部と、蓋部から板状に突出した垂下部とを有しており、垂下部の先端に設けられた開口が嵌合突部に引っ掛かかることで、ケースと蓋部とが上下方向で連結する。
また、比較例として図8に示すようなたとえば前後方向でも連結されるフック構造が車両用灯具に用いられている。
図8の(A)において、フック構造は、たとえばエクステンション側に設けられた第1の構造100と、たとえばハウジング側に設けられた第2の構造200とによって構成されている。第1の構造100は板状であり、その先端部は傾斜面100a、水平面100b及び垂直面100cを有する。他方、第2の構造200は、第1の構造100の先端部の受ける溝部201aを有する受け部201と、受け押え部202とを有する。さらに、受け部201は、溝部201aの反対側の垂直面201b、水平面201c及び溝部201a側の垂直面201dを有する。
図8の(A)のフック構造の組付け動作を図8の(B)~(E)を参照して説明する。
始めに、エクステンションがハウジング側に近づくと、図8の(B)に示すごとく、第1の構造100が第2の構造200に近づく。この結果、第1の構造100の傾斜面100aが第2の構造200の垂直面200bの下端を降下する。この結果、第1の構造100は垂直方向に大きく撓む。
さらに、エクステンションがハウジング側に近づくと、図8の(C)に示すごとく、第2の構造200の垂直面201bの下端において第1の構造100の傾斜面100aの接触から第1の構造100の水平面100bの接触に切替わる。この場合、第1の構造100を受け押え部202によって押えられる。
さらに、エクステンションがハウジング側に近づくと、図8の(D)に示すごとく、第1の構造100の水平面100bと第2の構造200の水平面201cとが接触して摺動し、第1の構造100は撓みながら摺動する。
さらに、エクステンションがハウジング側に近づくと、図8の(E)に示すごとく、第1の構造100の撓みが解除され、第1の構造100の垂直面100cが第2の構造200の垂直面201dと接触し、第1の構造100と第2の構造200との組付け動作は終了する。
しかしながら、上述の比較例としてのフック構造においては、第1の構造100の先端部が第2の構造200の溝部201aに引っ掛かっているだけであり、たとえば上下振動によってフック構造が外れてしまうという課題がある。すなわち、図9に示すごとく、図8に示した比較例のフック構造では、組付け動作の際には、第1の構造100は撓んで変形し、その後、撓みを解除するが、第1の構造100の先端部が第2の構造200の溝部201a内に十分入り込めず、引っ掛かりの掛り代K2が不足することがある。また、垂直面(100c、201a)しか引っ掛かっておらず、第1の構造100の先端部は押えられていないので、上下振動などにより外れてしまうおそれもある。また、撓ませる為に弾性変形しやすい形状にしている為、振動などにより意図せず変形しフック構造が外れてしまうおそれがある。
上述の課題を解決するために、本開示に係るフック構造は、第1の構造を第2の構造に第1の方向に組付けて構成されるフック構造において、第1の構造は、第1の方向に沿って板状に設けられた台座と、台座の一面において、第1の方向と直交する第2の方向へ突出するように設けられた筒状部とを具備し、第2の構造は、筒状部が挿し込まれるための開口部、及び第1の方向において開口部と連続して設けられ筒状部が係合するための溝部を有する受け部を具備するものである。
また、本開示に係る車両用灯具は、上述のフック構造を具備するものである。
本開示によれば、組込の際に、第1の構造の筒状部の側面を第2の構造の受け部が囲むように保持することができ、振動などの要因によって第1の構造と第2の構造との係合状態が解除されるのを抑制することができる。
図1は本発明に係る車両用灯具を示す正面図である。
図1の車両用灯具は、左側前灯具であり、ロービーム用プロジェクタ光源LBP1、LBP2、ロービーム用リフレクタ光源LBR1、LBR2、及びハイビーム用プロジェクタ光源HBPが設けられている。尚、本願の図中における「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」は車両の運転者から見た方向である。また、上下方向を第1の方向とし、前後方向を第2の方向とし、左右方向を第3の方向とする。この場合、第1の方向、第2の方向および第3の方向はそれぞれ直交する方向である。また、左側前灯具を用いて説明を行ったが一例であり、本発明は左右方向を対象にして右側前灯具にも適用することできるものである。
図2は図1の車両用灯具の分解斜視図である。
図2に示すように、車両用灯具は、ハウジング1、ハウジング1上に設けられたブラケット/光源/リフレクタアッシ2、ブラケット/光源/リフレクタアッシ2を保護するエクステンション3及び灯室を規定するアウタレンズ4よりなる。ハウジング1は内側に収容空間を有し、ブラケット/光源/リフレクタアッシ2がこの収容空間に収容されるように取り付けられる。ブラケット/光源/リフレクタアッシ2は、ロービーム用プロジェクタ光源LBP1、LBP2、ロービーム用リフレクタ光源LBR1、LBR2及びハイビーム用プロジェクタ光源HBPの発光ダイオード(LED)素子基板及びリフレクタを有する。エクステンション3は、前方向から見た正面図においてC字形状に形成されており、ハウジング1およびブラケット/光源/リフレクタアッシ2の縁を覆うようにハウジング1に取り付けられている。
図2の車両用灯具の組立方法は以下の通りである。始めに、ブラケット/光源/リフレクタアッシ2をハウジング1にねじ固定によって組立て、次いで、エクステンション3をハウジング1にねじ固定及びフック固定によって組立て、最後に、アウタレンズ4をハウジング1に嵌合して熱板溶着する。
尚、本実施の形態の形態においては、エクステンション3とハウジング1との固定は3ヶ所で行い、外観上見え易い左外側下部の1ヶ所をフック固定とし、他の2ヶ所をねじ固定とするが、これに限定されるものではない。但し、エクステンション3とハウジング1とを連結する左外側下部の右端部側をフック固定としたのは、エクステンション3とハウジング1との当該場所に隙間ができる箇所であり、この隙間を介してねじ頭などが外部から確認できてしまうのを抑制する為である。
次に、本実施の形態のフック構造について説明をする。フック構造は、エクステンション3に設けられた第1の構造10が、ハウジング1に設けられた第2の構造20に、前側から後側に向かって挿し込まれて係合するものである。
図3はフック構造を構成する第1の構造10を説明するための図であって、(A)はエクステンション3の正面図、(B)は(A)のエクステンション3の左外側下部に設けられた第1の構造10の拡大下面図、(C)は該第1の構造10の拡大下面斜視図である。
図3の(A)に示すように、第1の構造10はエクステンション3の左外側下部に設けられる。
第1の構造10は、円形筒状部11と、円形筒状部11を支持しエクステンション3側の押面12aに設けられた台座12と、台座12の端部に位置する押面12aと円形筒状部11とを繋げて台座12に上下方向への撓みに対する剛性を向上させる台座リブ13a、13bとを有する。台座12はエクステンション3側の押面12aから突設している。尚、台座リブ13a、13bは1本又は3本以上でもよい。
円形筒状部11は、円柱の内側が空間になっておる筒状形状であり、台座12から下方向へ突設するように設けられている。
台座12は板状に設けられており、前後方向に沿って延設するように設けられている。円形筒状部11と押面12aとは、前後方向において対向するように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、円形筒状部11と押面12aとを繋げるように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、エクステンション3の本体からの前後方向応力を円形筒状部11に組付け圧力として伝達するものである。なお、台座リブ13a、13bを設けることで、台座12の板厚を小さくしてもよい。
台座12は板状に設けられており、前後方向に沿って延設するように設けられている。円形筒状部11と押面12aとは、前後方向において対向するように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、円形筒状部11と押面12aとを繋げるように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、エクステンション3の本体からの前後方向応力を円形筒状部11に組付け圧力として伝達するものである。なお、台座リブ13a、13bを設けることで、台座12の板厚を小さくしてもよい。
円形筒状部11の外周軸方向に突起リブ11a、11bを設ける。
突起リブ11a、11bは、円形筒状部11の側面から放射状に突設し、複数設けられている。突起リブ11a、11bはハウジング1の後述の第2の構造20の受け部21の円形溝21aに当接し、組付後に円形筒状部11が円形溝21aの内側を意図せず動いてしまうのを抑えることができる。尚、突起リブ11a、11bの数は、前後方向および左右方向への移動を抑制できる数であれば良く、1つ又は3つ以上とすることもできる。
突起リブ11a、11bは、円形筒状部11の側面から放射状に突設し、複数設けられている。突起リブ11a、11bはハウジング1の後述の第2の構造20の受け部21の円形溝21aに当接し、組付後に円形筒状部11が円形溝21aの内側を意図せず動いてしまうのを抑えることができる。尚、突起リブ11a、11bの数は、前後方向および左右方向への移動を抑制できる数であれば良く、1つ又は3つ以上とすることもできる。
突起リブ11a、11bを含めて円形筒状部11は台座12から離れる程小径となっている。つまり、突起リブ11a、11bは上下方向において傾斜するように設けられている。これにより、上下方向において突起リブ11a、11bが円形溝21aに引っ掛かり、円形筒状部11が円形溝21aに対して下方向へ移動するのを抑制することができる。
次に、本実施の形態のフック構造の他方である第2の構造20について説明をする。
図4は第2の構造20を説明するための図であって、(A)はハウジング1の正面図、(B)は(A)のハウジング1の左外側下部に設けられた第2の構造20の拡大正面図、(C)は(B)の該第2の構造20の下面図、(D)は(B)の該第2の構造20の下面斜視図である。
図4の(A)に示すように、第2の構造20はハウジング1の左外側下部に設けられる。第2の構造20は、前後方向において第1の構造10と対向する位置に設けられている。
第2の構造20は、板状の受け部21と、受け部21の上方向に受け部21と対向するよう板状に設けられた受け押え部22を有している。
受け部21は、前側が円形筒状部11が挿し込まれるように開口され、この開口と連続して設けられ第1の構造10の円形筒状部11を保持する円形溝21aを有している。この開口は、左右方向において前側が円形溝21a側よりも大きく形成されており、円形筒状部11が挿し込まれる際に誘導するように傾斜したガイド部21bを有している。また、左右方向において、円形溝21aの開口と連通する箇所の大きさは円形筒状部11の左右方向の大きさより小さく、円形溝21aの径方向の大きさは円形筒状部11(突起リブ11a、11bを含まない箇所にて)の左右方向の大きさより大きく形成されている。受け部21は、円形筒状部11が開口に挿し込まれた際、開口が左右方向へ広がるように弾性し、円形筒状部11が円形溝21aに収容される。
また、受け部21は、ハウジング1の本体と斜めに接続するように着地面リブ23を有しており、受け部21が上下方向へ変形もしくは破損するのを抑制されている。
また、受け部21は、ハウジング1の本体と斜めに接続するように着地面リブ23を有しており、受け部21が上下方向へ変形もしくは破損するのを抑制されている。
受け押え部22は、組付け後の第1の構造10の上方向への移動を抑制する為のものである下振動を抑止するためのものである。受け押え部22は、下側の面に前後方向に亘って突設した摺動リブ22aを有する。摺動リブ22aの左右方向の大きさは受け押え部22の左右方向の大きさよりも小さく形成されている。
第1の構造10が第2の構造20に組込み後、第1の構造10の台座12は第2の構造20の受け部21と受け押え部22とによって挟持される。着地面リブ23は組込み時の受け部21の折れや変形を抑止する。
また、受け押え部22の摺動リブ22aは、第1の構造10が挿し込まれた際に台座12が摺動する箇所である。摺動リブ22aは台座12との抵抗を少なくして組付けを容易にすると共に、組付け後に第1の構造10を下方向へ押圧へ押圧するものであり、第1の構造10の上下方向への意図しない移動を抑止するものである。
図5は図3の第1の構造10と図4の第2の構造20との組付け動作を説明するための図であって、(A)は組付け前の第1、第2の構造の状態を示す側面図、(B)は組付け後の第1、第2の構造の状態を示す側面図、(C)は組付け後の第1、第2の構造の状態を示す下面図、(D)は(C)のD-D線断面図、(E)は(C)のE-E線断面図である。尚、図5の(A)、(B)においては、第2の構造20について受け部21及び受け押え部22のみを簡易に示してある。
図5の(A)、(B)に示すごとく、第1の構造10を第2の構造20に接近させると、第1の構造10の円形筒状部11が第2の構造20の円形溝21aに向って後方向HDに進むので、第1の構造10の上下方向撓みVDは小さい。また、たとえ上下方向撓みVDがあっても、図5の(C)に示す台座リブ13a(13b)による挿し込み方向への補強によって上下方向撓みVDが緩和されて台座12が折れたり変形が抑制される。従って、第1の構造10が上下方向へ変形することなく第2の構造20に挿し込むことができ、組付することが容易となる。また、押面12aを介して後方向へ移動させる力を的確に伝えることができる。
また、台座リブ13aにより台座12の強度が向上することで、振動などの外的要因により第1の構造10が上下方向へ意図せずに変形もしくは破損してしまうことを抑制することができる。
また、台座リブ13aにより台座12の強度が向上することで、振動などの外的要因により第1の構造10が上下方向へ意図せずに変形もしくは破損してしまうことを抑制することができる。
また、組付け後も、第1の構造10の円形筒状部11と第2の構造20の受け部21の円形溝21aは、円形溝21aが円形筒部21aの周方向で覆うように保持しているので外れ難い。
また、突起リブ11a、11bによって、円形溝21aの内側に亘って接触しているので、振動などにより前後左右方向および上下方向への意図しない移動を抑制することができる。
また、図5の(C)、(D)、(E)に示すごとく、円形筒状部11に突起リブ11a、11bを設けると共に、受け押え部22に摺動リブ22aを設けているので、組付け後の第1の構造10と第2の構造20との透き詰めがさらに可能となり、さらにがたつきを抑えかつ振動性能を向上できる。
図6は、図3のエクステンション3を図4のハウジング1に取り付ける工程を説明するための下方向から視た斜視図であり、図6の(A)は組付け前であり、図6の(B)は組付け後であり、図6の(A)の状態からエクステンション3を後方向へ移動させたものである。エクステンション3の押面12aの内側(前方側)に操作窪み部3aを設ける。すなわち、操作窪み部3aは押面12aの台座12の反対側に設けられる。第1の構造10を第2の構造20に挿し込む際は、この操作窪み部3aに作業者の指や機器が挿し込まれ押面12aが後方向に押されて組付けされる。なお、操作窪み部3aはエクステンション3の下側枠部に下方向から上方向に窪むように形成され、灯具を正面から視た際に外観上に現れ難くしている。
図7は図3の円形筒状部11の変更例を示す下面図である。
図7に示すように、図3の円形筒状部11の代りに、多角形筒状部(たとえば菱形筒状部)11’を設ける。この場合、多角形筒状部11’のエッジ部が図3の突起リブ11a、11bの作用をするので、図3の突起リブ11a、11bは設ける必要がない。この多角形筒状部11’は円形筒状部11とほぼ同一の作用をし、フック構造を強固にする。
また、エクステンション3は、フック構造の係合が強くなることで、エクステンション3がハウジング1から外れ難くなるとともに、ハウジング1の補強としても作用する。フック構造が強化されることで、ハウジング1への負荷をフック構造がはずれることなくなくエクステンション3に伝えることができ、エクステンション3が負荷を吸収することができる。
尚、上述の実施の形態においては、第1の構造10をエクステンション3側に設け、第2の構造20をハウジング1側に設けているが、第1の構造10をハウジング1側に設け、第2の構造20をエクステンション3側に設けてもよい。また、本発明に係るフック構造は車両用灯具のエクステンション3及びハウジング1との間ではなく、他の部品間に設けてもよい。
また、エクステンション3は、前側から視た際にC字形状として、ねじとフック構造の両方でハウジングで固定していたが、エクステンション3はC字形状でなく、直線形状でもよく、ロの字形状であってもよい。
また、ねじを用いずにすべてフック構造で組付けしてもよく、フック構造の数を増やしより外れ難くしてもよい。
また、ねじを用いずにすべてフック構造で組付けしてもよく、フック構造の数を増やしより外れ難くしてもよい。
さらに、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲でいかなる変更にも適用できる。
本発明に係るフック構造は車両用灯具以外でも、2つの樹脂部品間の結合に利用できる。
1:ハウジング
2:ブラケット/光源/リフレクタアッシ
3:エクステンション
3a:操作窪み部
4:アウタレンズ
10:第1の構造
11:円形筒状部
11’:多角形筒状部
11a、11b:突起リブ
12:台座
12a:押面
13a、13b:台座リブ
20:第2の構造
21:受け部
21a:円形溝
21b:ガイド部
22:受け押え部
22a:摺動リブ
23:着地面リブ
LBP1、LBP2:ロービーム用プロジェクタ光源
LBR1、LBR2:ロービーム用リフレクタ光源
HBP:ハイビーム用プロジェクタ光源
100:第1の構造
100a:傾斜面
100b:水平面
100c:垂直面
200:第2の構造
201:受け部
201a:溝部
201b:垂直面
201c:水平面
201d:垂直面
202:受け押え部
2:ブラケット/光源/リフレクタアッシ
3:エクステンション
3a:操作窪み部
4:アウタレンズ
10:第1の構造
11:円形筒状部
11’:多角形筒状部
11a、11b:突起リブ
12:台座
12a:押面
13a、13b:台座リブ
20:第2の構造
21:受け部
21a:円形溝
21b:ガイド部
22:受け押え部
22a:摺動リブ
23:着地面リブ
LBP1、LBP2:ロービーム用プロジェクタ光源
LBR1、LBR2:ロービーム用リフレクタ光源
HBP:ハイビーム用プロジェクタ光源
100:第1の構造
100a:傾斜面
100b:水平面
100c:垂直面
200:第2の構造
201:受け部
201a:溝部
201b:垂直面
201c:水平面
201d:垂直面
202:受け押え部
図8の(A)において、フック構造は、たとえばエクステンション側に設けられた第1の構造100と、たとえばハウジング側に設けられた第2の構造200とによって構成されている。第1の構造100は板状であり、その先端部は傾斜面100a、水平面100b及び垂直面100cを有する。他方、第2の構造200は、第1の構造100の先端部を受ける溝部201aを有する受け部201と、受け押え部202とを有する。さらに、受け部201は、溝部201aの反対側の垂直面201b、水平面201c及び溝部201a側の垂直面201dを有する。
始めに、エクステンションがハウジング側に近づくと、図8の(B)に示すごとく、第1の構造100が第2の構造200に近づく。この結果、第1の構造100の傾斜面100aが第2の構造200の垂直面201bの下端を降下する。この結果、第1の構造100は垂直方向に大きく撓む。
しかしながら、上述の比較例としてのフック構造においては、第1の構造100の先端部が第2の構造200の溝部201aに引っ掛かっているだけであり、たとえば上下振動によってフック構造が外れてしまうという課題がある。すなわち、図9に示すごとく、図8に示した比較例のフック構造では、組付け動作の際には、第1の構造100は撓んで変形し、その後、撓みを解除するが、第1の構造100の先端部が第2の構造200の溝部201a内に十分入り込めず、引っ掛かりの掛り代K2が不足することがある。また、垂直面(100c、201d)しか引っ掛かっておらず、第1の構造100の先端部は押えられていないので、上下振動などにより外れてしまうおそれもある。また、撓ませる為に弾性変形しやすい形状にしている為、振動などにより意図せず変形しフック構造が外れてしまうおそれがある。
円形筒状部11は、円柱の内側が空間になっている筒状形状をなしており、台座12から下方向へ突設するように設けられている。
台座12は板状に設けられており、前後方向に沿って延設するように設けられている。円形筒状部11と押面12aとは、前後方向において対向するように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、円形筒状部11と押面12aとを繋げるように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、エクステンション3の本体からの前後方向応力を円形筒状部11に組付け圧力として伝達するものである。なお、台座リブ13a、13bを設けることで、台座12の板厚を小さくしてもよい。
台座12は板状に設けられており、前後方向に沿って延設するように設けられている。円形筒状部11と押面12aとは、前後方向において対向するように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、円形筒状部11と押面12aとを繋げるように台座12から突出して設けられている。
台座リブ13a、13bは、エクステンション3の本体からの前後方向応力を円形筒状部11に組付け圧力として伝達するものである。なお、台座リブ13a、13bを設けることで、台座12の板厚を小さくしてもよい。
図5の(A)、(B)に示すごとく、第1の構造10を第2の構造20に接近させると、第1の構造10の円形筒状部11が第2の構造20の円形溝21aに向って後方撓み(応力)方向HDに進むので、第1の構造10の上下撓み(応力)方向VDの撓みは小さい。また、たとえ上下撓み(応力)方向VDの撓みがあっても、図5の(C)に示す台座リブ13a(13b)による挿し込み方向への補強によって上下撓み(応力)方向VDの撓みが緩和されて台座12が折れたり変形が抑制される。従って、第1の構造10が上下方向へ変形することなく第2の構造20に挿し込むことができ、組付することが容易となる。また、押面12aを介して後方向へ移動させる力を的確に伝えることができる。
また、台座リブ13aにより台座12の強度が向上することで、振動などの外的要因により第1の構造10が上下方向へ意図せずに変形もしくは破損してしまうことを抑制することができる。
また、台座リブ13aにより台座12の強度が向上することで、振動などの外的要因により第1の構造10が上下方向へ意図せずに変形もしくは破損してしまうことを抑制することができる。
また、突起リブ11a、11bによって、円形溝21aの内側に亘って接触しているので、振動などにより前後方向、左右方向および上下方向への意図しない移動を抑制することができる。
Claims (11)
- 第1の構造を第2の構造に第1の方向に沿って組付けて構成されるフック構造において、
前記第1の構造は、
前記第1の方向に沿って板状に設けられた台座と、
前記台座の一面において、前記第1の方向と直交する第2の方向へ突出するように設けられた筒状部と
を具備し、
前記第2の構造は、前記筒状部が挿し込まれるための開口部、及び前記第1の方向において前記開口部と連続して設けられ前記筒状部が係合するための溝部を有する受け部を具備するフック構造。 - 前記第1の構造は、
前記第1方向において、前記筒状部と対向するように前記台座から突設した押面と、
前記筒状部と前記押面とを繋ぐように前記台座から突設した台座リブとを具備している請求項1に記載のフック構造。 - 前記第2の構造は、前記受け部に対向して設けられ、組付けに際して前記第1の構造の前記台座を前記受け部と共に挟むための受け押え部を具備する請求項1に記載のフック構造。
- 前記受け押え部は前記受け部側に前記第1の構造の前記台座の摺動方向の摺動リブを具備する請求項3に記載のフック構造。
- 前記筒状部は円形筒状部を具備する請求項1に記載のフック構造。
- 前記第1の構造は前記円形筒状部の外周軸方向に沿って設けられた突起リブを具備する請求項5に記載のフック構造。
- 前記筒状部は多角形筒状部を具備する請求項1に記載のフック構造。
- 前記第2の構造は前記溝部の前記開口の反対側の前記受け部上に設けられた着地面リブを具備する請求項1に記載のフック構造。
- 前記第1の構造の前記押面の前記台座と反対側に操作窪み部を設けた請求項2に記載のフック構造。
- 請求項1~9のいずれかに記載のフック構造を具備する車両用灯具。
- 前記車両用灯具はハウジング及びエクステンションを具備し、
前記エクステンションは前記第1の構造又は前記第2の構造を具備し、
前記ハウジングは前記第2の構造又は前記第1の構造を具備する請求項10に記載の車両用灯具。
Priority Applications (2)
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JP2021168515A JP2023058797A (ja) | 2021-10-14 | 2021-10-14 | フック構造及びこれを用いた車両用灯具 |
PCT/JP2022/035063 WO2023063034A1 (ja) | 2021-10-14 | 2022-09-21 | 外れ難いフック構造及びこれを用いた車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021168515A JP2023058797A (ja) | 2021-10-14 | 2021-10-14 | フック構造及びこれを用いた車両用灯具 |
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Family Applications (1)
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JP2021168515A Pending JP2023058797A (ja) | 2021-10-14 | 2021-10-14 | フック構造及びこれを用いた車両用灯具 |
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2021
- 2021-10-14 JP JP2021168515A patent/JP2023058797A/ja active Pending
-
2022
- 2022-09-21 WO PCT/JP2022/035063 patent/WO2023063034A1/ja unknown
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WO2023063034A1 (ja) | 2023-04-20 |
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