JP2023058419A - 自動ドア装置、自動ドア用センサ、動線判断方法、動線判断プログラム - Google Patents
自動ドア装置、自動ドア用センサ、動線判断方法、動線判断プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】自動ドア周辺の通行状況を把握することが可能な自動ドア装置の技術を提供することを目的とする。【解決手段】ある態様の自動ドア装置100は、複数の検知領域からなる検知エリアを有し、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知する起動センサ4と、起動センサ4が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する特定部5と、特定部5で特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する動線判断部7と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、自動ドア装置、自動ドア用センサ、動線判断方法および動線判断プログラムに関する。
センサを用いて自動ドアの入退場者を計数する装置が知られている。例えば、特許文献1には、ドアを開閉作動させるためのモータを有する自動ドアの入退場者計数装置が記載されている。この装置は、通行体を検出する建物の内外に設置されるセンサと、通行体がドアに挟まれることを防止するための補助センサを備え、センサの信号により駆動装置を制御する。この装置は、これらのセンサにより通行体の移動方向と通行体がドアを通過したこととを検知して、その検知結果から通行体を計数する。
自動ドアを有する施設について、効率的なレイアウトを実現する観点から、自動ドア周辺の通行状況を把握することが重要である。特許文献1に記載の装置は、内外センサ、補助センサが時系列的に通行者を検知することによって入退場者を計数可能であるが、自動ドアの前方を横切る通行者、もしくはUターンして建物内に入室しなかった通行者の人数を計数できない。このため、この装置は、自動ドア周辺の通行状況を把握するという観点からは、十分であるとはいえない。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、自動ドア周辺の通行状況を把握することが可能な自動ドア装置の技術を提供することを目的の一つとしている。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の自動ドア装置は、複数の検知領域からなる検知エリアを有し、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知する起動センサと、起動センサが非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する特定部と、特定部で特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する動線判断部と、を備える。
なお、以上の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、自動ドア周辺の通行状況を把握することが可能な自動ドア装置の技術を提供できる。
本明細書で開示した実施形態のうち、複数の物体で構成されているものは、当該複数の物体を一体化してもよく、逆に一つの物体で構成されているものを複数の物体に分けることができる。一体化されているか否かにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていればよい。
本明細書で開示した実施形態のうち、複数の機能が分散して設けられているものは、当該複数の機能の一部または全部を集約して設けても良く、逆に複数の機能が集約して設けられているものを、当該複数の機能の一部または全部が分散するように設けることができる。機能が集約されているか分散されているかにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていればよい。
また、共通点のある別々の構成要素には、名称の冒頭に「第1、第2」等と付して区別し、総称するときはこれらを省略する。また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
ある態様の自動ドア装置は、複数の検知領域からなる検知エリアを有し、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知する起動センサと、起動センサが非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する特定部と、特定部で特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する動線判断部と、を備える。
この構成によれば、最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断できる。検知対象の動線を判断することにより、自動ドア周辺の検知対象の通行状態を把握できる。
一例として、検知エリアは、複数の区分エリアに区分され、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の両方が、複数の区分エリアのうち同一の区分エリアに含まれる場合、動線のパターンをUターンと判断してもよい。この場合、簡易な構成でUターンに関する通行状況を把握できる。
一例として、検知エリアは、開口部の左右方向に並べて設定された左エリアと右エリアを含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が左エリアに含まれ、他方が右エリアに含まれる場合、動線のパターンを横切りと判断してもよい。この場合、簡易な構成で横切りに関する通行状況を把握できる。
一例として、検知エリアは、見込み方向において、開口部の近傍に設定された近傍エリアと、近傍エリアよりも開口部から遠くに設定された遠方エリアを含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が近傍エリアに含まれ、他方が遠方エリアに含まれる場合、動線のパターンを通過と判断してもよい。この場合、簡易な構成で通過に関する通行状況を把握できる。
一例として、上記の遠方エリアは、開口部の左右方向に並べて設定された遠方左エリアと遠方右エリアと、を含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が近傍エリアに含まれ、他方が遠方左エリアに含まれる場合、動線のパターンを左方向通過と判断し、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が近傍エリアに含まれ、他方が遠方右エリアに含まれる場合、動線のパターンを右方向通過と判断してもよい。この場合、通過動線を左右別々に把握でき、開口部周辺または自動ドア設置エリア周辺での広告掲載にあたって人通りの多くなる方に設置する判断を行うのに資する等の効果が得られる。
一例として、検知エリアは、左右中間に設定された中間エリアと、中間エリアの左右両側に設定された側部エリアを含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が中間エリアに含まれ、他方が左右両側の側部エリアの1つに含まれる場合、動線のパターンをL字型ターンと判断してもよい。この場合、簡易な構成でL字型ターンに関する通行状況を把握できる。
一例として、自動ドア装置は、それぞれの動線のパターンについて、動線判断部で判断された判断回数を記憶する記憶部を備えてもよい。この場合、それぞれの動線のパターンについての通行状況を把握できる。
ある態様の自動ドア用センサは、複数の検知領域からなる検知エリアを有し、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知する検知部と、検知部が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する特定部と、特定部で特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する動線判断部と、を備える。
この構成によれば、最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断できる。検知対象の動線を判断することにより、自動ドア周辺の検知対象の通行状態を把握できる。
一例として、自動ドア用センサに関する検知エリアは、複数の区分エリアに区分され、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の両方が、複数の区分エリアのうち同一の区分エリアに含まれる場合、動線のパターンをUターンと判断してもよい。この場合、簡易な構成でUターンに関する通行状況を把握できる。
一例として、自動ドア用センサに関する検知エリアは、開口部の左右方向に並べて設定された左エリアと右エリアを含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が左エリアに含まれ、他方が右エリアに含まれる場合、動線のパターンを横切りと判断してもよい。この場合、簡易な構成で横切りに関する通行状況を把握できる。
一例として、自動ドア用センサに関する検知エリアは、見込み方向において、開口部の近傍に設定された近傍エリアと、近傍エリアよりも開口部から遠くに設定された遠方エリアを含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が近傍エリアに含まれ、他方が遠方エリアに含まれる場合、動線のパターンを通過と判断してもよい。この場合、簡易な構成で横切りに関する通行状況を把握できる。
一例として、自動ドア用センサに関する検知エリアは、左右中間に設定された中間エリアと、中間エリアの左右両側に設定された側部エリアを含み、動線判断部は、最先検知領域と最後検知領域の一方が中間エリアに含まれ、他方が左右両側の側部エリアの1つに含まれる場合、動線のパターンをL字型ターンと判断してもよい。この場合、簡易な構成でL字型ターンに関する通行状況を把握できる。
一例として、自動ドア用センサは、それぞれの動線のパターンについて、動線判断部で判断された判断回数を記憶する記憶部を備えてもよい。この場合、それぞれの動線のパターンについての通行状況を把握できる。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態及び変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
[第1実施形態]
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。図1は、本実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す正面図である。図1に示す自動ドア装置100は、両引分け戸タイプであり、2枚の扉9が左右に自動的に開閉する。扉9は、左右一対であり、開口部23を挟んで左右に間隔を開けて固定配置されたフィックス22に沿って往復移動可能に構成され、開口部23を開閉する。一例として、自動ドア装置100は、駅、ホテル、デパート、病院、老人保健施設等の各種施設において、空間を仕切る壁等の間口を開閉するための扉を開閉動作させる装置である。
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。図1は、本実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す正面図である。図1に示す自動ドア装置100は、両引分け戸タイプであり、2枚の扉9が左右に自動的に開閉する。扉9は、左右一対であり、開口部23を挟んで左右に間隔を開けて固定配置されたフィックス22に沿って往復移動可能に構成され、開口部23を開閉する。一例として、自動ドア装置100は、駅、ホテル、デパート、病院、老人保健施設等の各種施設において、空間を仕切る壁等の間口を開閉するための扉を開閉動作させる装置である。
以下、自動ドア装置100の開閉方向に沿った方向を左右方向という。図1のように自動ドア装置100を正面視で、向かって左側を「左」、「左方」といい、向かって右側を「右」、「右方」という。また、自動ドア装置100の見込み方向に沿った方向を前後方向という。自動ドア装置100から離れる側を「前」、「前方」といい、前後方向に自動ドア装置100に接近する側を「後」、「後方」という。図1では、開口部23およびフィックス22の前に検知エリア70が配置されている。また、自動ドア装置100の上下方向を単に「上下方向」という。また、左右方向の寸法を「左右幅」と、前後方向の寸法を「前後幅」ということがある。
扉9は、左右それぞれの戸先が突き合わされるように接触して開口部23が閉ざされた全閉状態となる。扉9は、戸先が離間するように移動し、戸先がフィックス22の開口部23側の端部付近まで移動して停止し、開口部23が開いた全開状態となる。尚、自動ドア装置100は、両引分け戸タイプのほか、片引き戸タイプ等のものであってもよい。
自動ドア装置100は、自動ドア用センサ10と、扉9を開閉駆動する自動ドア駆動装置90とを備える。自動ドア用センサ10は、起動センサ4と、補助光電センサ30を含む。起動センサ4は、開口部23周辺で人又は物(以下、「検知対象」という)を検知する。
起動センサ4は、例えば開口部23の上方の無目16に配置されており、無目16における配置位置から斜め下方に向けて赤外光を投受光し、扉9へ進入してくる検知対象を検知し、起動信号を出力する。起動センサ4の詳細については後述する。
補助光電センサ30は、光電方式による検知装置であり、フィックス22の開口部23の近傍に配置された投光器301および受光器302を有している。補助光電センサ30は、投光器301と受光器302の間に通った光線が遮られることを検知しており、扉9の軌道上に人または物体が存在していることを示す検知情報を、通信部8を介して制御部91へ送信する。尚、補助光電センサ30は、光電方式の他、無目16に取り付けられる光線反射方式または超音波方式による検知装置等であってもよい。
図1に示すように、自動ドア駆動装置90は、制御部91とドアエンジン92を含む。制御部91は、自動ドア用センサ10からの制御情報に基づいて扉9を開閉するようにドアエンジン92を制御する。自動ドア用センサ10からの制御情報を伝送する伝送路96に限定はないが、この例の伝送路96は、装置内バス(例えば、CAN:Controller Area Network)を含む。ドアエンジン92は、制御部91の制御に基づいて、駆動モータ(不図示)を回転させて扉9を開閉駆動する。
制御部91は、自動ドア用センサ10から起動センサ4の起動信号を受信するとドアエンジン92のモータ(不図示)を作動させて扉9が全開状態となるまで駆動する。制御部91は、扉9が全開状態に変化した後、一定時間、全開状態を保持し、ドアエンジン92を反転方向へ作動させて扉9が全閉状態となるまで駆動する。制御部91は、補助光電センサ30からの検知情報を扉9の閉駆動中に受信すると、ドアエンジン92による扉9の駆動方向を反転し、扉9を全開状態とする。
図2は、本発明に係る自動ドア装置100を概略的に示すブロック図である。図2に示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのプロセッサ、CPU、メモリをはじめとする素子や電子回路、機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
自動ドア用センサ10を説明する。自動ドア用センサ10は、起動センサ4および補助光電センサ30の検知結果を処理する情報処理部20を有する。情報処理部20は、入力部25と、開閉処理部26と、特定部5と、動線判断部7と、記憶部3と、通信部8とを備える。
入力部25は、起動センサ4の検知信号の入力を受付け、後述する各検知領域71における検知信号の検知レベルを順次取得する。開閉処理部26は、入力部25の取得結果に基づいて、いずれかの検知領域71における検知レベルが所定の範囲以内にある場合に、検知対象が存在していると判定し、起動信号を生成する。いずれかの検知領域71で検知対象が存在すると判定された状態を検知状態といい、検知状態でない状態を非検知状態という。入力部25は、補助光電センサ30の検知結果を取得する。
特定部5は、起動センサ4が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する。動線判断部7は、特定部5で特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する。
記憶部3は、動線判断部7の判断結果に基づいて、各動線のパターンを個別に累積的にカウントしたカウント数(以下、「判断回数」という)を記憶する。また、記憶部3は、取得情報や中間処理情報を時系列的に記憶できる。また、記憶部3は、後述するプログラムP100を記憶できる。通信部8は、開閉処理部26の起動信号を自動ドア駆動装置90の制御部91に送信する。特定部5および動線判断部7については後述する。
図3も参照して起動センサ4を説明する。図3は、複数の検知領域71からなる検知エリア70を示す模式図である。この図は、床面における検知エリア70を示す。起動センサ4は、複数の検知領域71からなる検知エリア70を有し、開口部23周辺の検知対象を検知する。この例の起動センサ4は、赤外線を検知エリア70に投光し、検知対象からの反射光を受光する赤外線反射式センサである。
検知エリア70は、床面から起動センサ4が配置される無目16や天井に至る立体的な範囲を有する。検知エリア70は、扉9の移動方向に平行な左右方向に12列並び、扉9の移動方向に直交する前後方向に6列並ぶようにマトリックス状に配列された複数の検知領域71で構成される。各検知領域71には、配列の位置に対応するアドレス1A、1B、・・・、6K、6Lが割り当てられている。割り当てられた各アドレスは、各検知領域71の位置情報に相当している。尚、各検知領域71の形状および検知エリア70全体の形状は、円形、楕円、長方形、矩形以外の多角形であってもよい。検知領域71は、上述のように様々な形状であってもよく、センサ方式等によっても形状が変わり、検知エリア70を複数の部分に分割した個々の領域を意味する。逆に、複数の検知領域によって全体として検知エリア70が形成されると考えても良い。
自動ドア用センサ10は、検知エリア70の各検知領域71が検知対象を検知したときに扉9を開閉するための起動信号を生成する。この意味で、各検知領域71は、起動スポットと称されることがある。また、検知領域71は、検知スポットと称されることがある。
図3を参照して、特定部5を説明する。図3の符号Qは、検知対象の動線の一例を示す。上述したように、特定部5は、起動センサ4が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域61と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域62を特定する。以下、各動線の黒丸印を付した検知領域71は、最先検知領域61または最後検知領域62である。
動線Qにおいて、最初に検知対象を検知するのはアドレス6Eの検知領域71で、この検知領域71が検知対象を検知すると、起動センサ4は非検知状態から検知状態に第1の変化をする。動線Qにおいて、最後に検知対象を検知するのはアドレス1Eの検知領域71で、この検知領域71が検知対象を検知しなくなると、起動センサ4は検知状態から非検知状態に第2の変化をする。動線Qにおいて、起動センサ4は、第1の変化から第2の変化の間、検知状態を維持する。
このように、動線Qにおいて、アドレス6Eの検知領域71は、起動センサ4が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知した最先検知領域61であり、アドレス1Eの検知領域71は、起動センサ4が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域62である。
検知エリアは、動線のパターンを特定するために、複数の区分エリアに区分されてもよい。図4は、複数の区分エリアに区分された検知エリア70の一例を示す。図4の例では、検知エリア70は、区分エリアD、区分エリアP、区分エリアA、区分エリアLおよび区分エリアRに区分されている。区分エリアの数は、2以上であればよい。
区分エリアDは、アドレス1A~2Lの検知領域71からなり、検知エリア70の左右方向全幅にわたり扉9の手前に設定されている。区分エリアPは、アドレス3D~4Iの検知領域71からなり、検知エリア70の左右方向における中間部分で、区分エリアDと区分エリアAの間に設定されている。区分エリアAは、アドレス5D~6Iの検知領域71からなり、検知エリア70の左右方向における中間部分で、区分エリアPを挟んで区分エリアDと反対側に設定されている。区分エリアLは、アドレス3A~6Cの検知領域71からなり、区分エリアPと区分エリアAの左隣に設定されている。区分エリアRは、アドレス3J~6Lの検知領域71からなり、区分エリアPと区分エリアAの右隣に設定されている。
(第1の例)
動線判断部7の判断動作の第1の例を説明する。上述したように、動線判断部7は、特定部5で特定された最先検知領域61と最後検知領域62に基づいて検知対象の動線を判断する。図5は、動線U1~U4を示す模式図である。動線U1、U2では、最先検知領域61および最後検知領域62は区分エリアAに含まれる。動線U3では、最先検知領域61および最後検知領域62は区分エリアLに含まれる。動線U4では、最先検知領域61および最後検知領域62は区分エリアRに含まれている。これらのように、最先検知領域61と最後検知領域62の両方が、複数の区分エリアのうち同一の区分エリアに含まれる場合、動線判断部7は、動線のパターンをUターンと判断する。
動線判断部7の判断動作の第1の例を説明する。上述したように、動線判断部7は、特定部5で特定された最先検知領域61と最後検知領域62に基づいて検知対象の動線を判断する。図5は、動線U1~U4を示す模式図である。動線U1、U2では、最先検知領域61および最後検知領域62は区分エリアAに含まれる。動線U3では、最先検知領域61および最後検知領域62は区分エリアLに含まれる。動線U4では、最先検知領域61および最後検知領域62は区分エリアRに含まれている。これらのように、最先検知領域61と最後検知領域62の両方が、複数の区分エリアのうち同一の区分エリアに含まれる場合、動線判断部7は、動線のパターンをUターンと判断する。
(第2の例)
図6を参照して、動線判断部7の判断動作の第2の例を説明する。図6は、動線C1、C2を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、開口部23の左右方向に並べて設定された左エリア(区分エリアL)と右エリア(区分エリアR)とを含む。動線C1、C2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアLに含まれ、他方が区分エリアRに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンを横切りと判断する。
図6を参照して、動線判断部7の判断動作の第2の例を説明する。図6は、動線C1、C2を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、開口部23の左右方向に並べて設定された左エリア(区分エリアL)と右エリア(区分エリアR)とを含む。動線C1、C2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアLに含まれ、他方が区分エリアRに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンを横切りと判断する。
図6の例では、左右に離れて設定された検知エリア70の一方が区分エリアLであり、他方が区分エリアRである。区分エリアLと区分エリアRは、扉9から離れた位置に設定されているが、これらは扉9に隣接してもよい。区分エリアLと区分エリアRの左右幅は互いに異なっていてもよいし、これらの前後幅は互いに異なっていてもよい。
(第3の例)
図7を参照して、動線判断部7の判断動作の第3の例を説明する。図7は、動線S1、S2を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、見込み方向において、開口部23近傍に設定された近傍エリア(区分エリアD)と、近傍エリアよりも開口部23から遠くに設定された遠方エリア(区分エリアA)を含む。動線S1、S2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアDに含まれ、他方が区分エリアAに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンを通過と判断する。
図7を参照して、動線判断部7の判断動作の第3の例を説明する。図7は、動線S1、S2を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、見込み方向において、開口部23近傍に設定された近傍エリア(区分エリアD)と、近傍エリアよりも開口部23から遠くに設定された遠方エリア(区分エリアA)を含む。動線S1、S2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアDに含まれ、他方が区分エリアAに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンを通過と判断する。
図7の例では、区分エリアDと区分エリアAは、互いに離間しており、間に別の区分エリア(区分エリアP)が介在しているが、区分エリアDと区分エリアAは、互いに隣接していてもよい。また、区分エリアDと区分エリアAの左右幅は互いに異なっていてもよいし、これらの前後幅は互いに異なっていてもよい。
(第4の例)
図8を参照して、動線判断部7の判断動作の第4の例を説明する。図8は、動線T1、T2を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、左右中間に設定された中間エリア(区分エリアA)と、中間エリアの左右両側に設定された側部エリア(区分エリアL、R)を含む。動線T1、T2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアAに含まれ、他方が2つの区分エリアL、Rの1つに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンをL字型ターンと判断する。本明細書で、L字型ターンは、動線が検知エリア70に入る方向に対して、検知エリア70から動線が出る方向の角度が平面視で約90°であるターンである。
図8を参照して、動線判断部7の判断動作の第4の例を説明する。図8は、動線T1、T2を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、左右中間に設定された中間エリア(区分エリアA)と、中間エリアの左右両側に設定された側部エリア(区分エリアL、R)を含む。動線T1、T2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアAに含まれ、他方が2つの区分エリアL、Rの1つに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンをL字型ターンと判断する。本明細書で、L字型ターンは、動線が検知エリア70に入る方向に対して、検知エリア70から動線が出る方向の角度が平面視で約90°であるターンである。
図8の例では、左右に3つに区分された検知エリア70の左のエリアが区分エリアLであり、右のエリアが区分エリアRであり、中央のエリアが区分エリアAであり、それぞれは連続している。これらの区分エリアは、互いに離間していてもよいし、間に別の区分エリアが介在してもよい。区分エリアL、Rは、扉9から離れた位置に設定されているが、これらは扉9に隣接していてもよい。区分エリアL、Rの前後幅と、区分エリアAの前後幅とは異なっているが、これらの前後幅は等しくてもよい。
(第5の例)
図9を参照して、動線判断部7の判断動作の第5の例を説明する。図9は、動線S3、S4、S5、S6を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、見込み方向において、開口部23近傍に設定された近傍エリア(区分エリアD)と、近傍エリアよりも開口部23から遠くに設定されたエリアであって、開口部23の左右方向に並べて設定された遠方左エリア(区分エリアL)と遠方右エリア(区分エリアR)とを含む遠方エリアを有する。
図9を参照して、動線判断部7の判断動作の第5の例を説明する。図9は、動線S3、S4、S5、S6を示す模式図である。この例では、検知エリア70は、見込み方向において、開口部23近傍に設定された近傍エリア(区分エリアD)と、近傍エリアよりも開口部23から遠くに設定されたエリアであって、開口部23の左右方向に並べて設定された遠方左エリア(区分エリアL)と遠方右エリア(区分エリアR)とを含む遠方エリアを有する。
動線S3、S4では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアDに含まれ、他方が区分エリアLに含まれる。動線S5、S6では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアDに含まれ、他方が区分エリアRに含まれる。動線S3、S4、S5、S6の場合、動線判断部7は、動線のパターンを通過と判断するとともに、動線S3、S4を左方向から/左方向への通過、S5、S6を右方向から/右方向への通過と区別する。動線の左右を区別することで、開口部23を通過する人が左右のどちらから多く来るか、または、左右のどちらに多く出ていくのかが判別可能になる。図9の例は一例であり、近傍エリア、遠方左エリアおよび遠方右エリアの設定は、各種の変形が可能である。
上述したように、記憶部3は、各動線のパターンを個別に累積的にカウントした判断回数を記憶する。例えば、記憶部3は、動線判断部7が、動線パターンはUターンであると判定した場合、格納されたUターンに関する累積判断回数に1を加算することにより得られる新たな累積判断回数を記憶する。例えば、記憶部3は、動線判断部7が、動線パターンは横切りであると判定した場合、格納された横切りに関する累積判断回数に1を加算することにより得られる新たな累積判断回数を記憶する。例えば、記憶部3は、動線判断部7が、動線パターンは通過であると判定した場合、格納された通過に関する累積判断回数に1を加算することにより得られる新たな累積判断回数を記憶する。例えば、記憶部3は、動線判断部7が、動線パターンはL字型ターンであると判定した場合、格納されたL字型ターンに関する累積判断回数に1を加算することにより得られる新たな累積判断回数を記憶する。
自動ドア装置100の管理者は、記憶部3から各動線パターンに関する累積判断回数を任意に取得できる。記憶部3は、所定のタイミングに達したとき、または自動ドア装置100の管理者が所定の操作を行ったとき、各累積判断回数をリセットする。
図4、図10、図11を参照して、本実施形態の自動ドア装置100の動作の一例を説明する。この説明では、図4の検知エリア70での動作を示す。図10は、自動ドア装置100の動作S110を示すフローチャートである。図11は、最先検知領域61および最後検知領域62と動線パターンの関係を示す表である。
動作S110が開始されると、特定部5は、起動センサ4が非検知状態から検知状態に変化したかどうかを判定する(ステップS111)。起動センサ4が非検知状態のまま変化しない場合(ステップS111のN)、特定部5は、処理をステップS111の先頭に戻し、ステップS111を繰り返す。
起動センサ4が検知状態に変化した場合(ステップS111のY)、特定部5は、最初に検知対象を検知していた最先検知領域61を特定する(ステップS112)。ステップS112を実行したら、特定部5は、起動センサ4が検知状態から非検知状態に変化したかどうかを判定する(ステップS113)。
起動センサ4が検知状態のまま変化しない場合(ステップS113のN)、特定部5は、処理をステップS113の先頭に戻し、ステップS113を繰り返す。起動センサ4が非検知状態に変化した場合(ステップS113のY)、特定部5は、最後に検知対象を検知していた最後検知領域62を特定する(ステップS114)。
ステップS114を実行したら、動線判断部7は、特定部5で特定された最先検知領域61と最後検知領域62に基づいて検知対象の動線を判断する(ステップS115)。このステップで動線判断部7は、図11に従って動線を判断できる。
ステップS115を実行したら、記憶部3は、各動線パターンについて、動線判断部7で判断された判断回数を記憶する(ステップS116)。ステップS116を実行したら、処理はステップS111の先頭に戻り、ステップS111~S116のループを繰り返す。上述の各ステップはあくまでも一例であって、各種の変形が可能である。
図12、図13を参照して、検知エリア70の区分エリアの変形例を説明する。検知エリア70の区分エリアは各種の変形が可能である。図12は、複数の区分エリアに区分された検知エリア70の第1変形例を示す模式図である。第1変形例では、図4の区分エリアに対して、区分エリアLがアドレス2A~2Cの検知領域71を含み、区分エリアRがアドレス2J~2Lの検知領域71を含む点で相違し、区分エリアL、Rの後端が扉9に近い側に前後方向に拡大されている。このことにより、区分エリアDから区分エリアL、Rへ向かう検知対象、また区分エリアL、Rから区分エリアDに向かう検知対象を高い確率で検知できる。
図13は、複数の区分エリアに区分された検知エリア70の第2変形例を示す模式図である。第2変形例では、図12の区分エリアに対して、区分エリアLが区分エリアLnと区分エリアLfとに前後に分けられ、区分エリアRが区分エリアRnと区分エリアRfとに前後に分けられている点で相違する。区分エリアLnは、区分エリアLfの後方に位置し、区分エリアLfよりも扉9に近い。区分エリアRnは、区分エリアRfの後方に位置し、区分エリアRfよりも扉9に近い。この例では、Ln:Lfの比は2:3であり、Rn:Rfの比は2:3であるが、区分エリアLn、Lfの比および区分エリアRn、Rfの比に制限はない。
区分エリアL、Rを前後に分けることにより、区分エリアDからLnもしくは区分エリアDからLfへ向かう検知対象の方向を区別して検知できる。また、区分エリアAからLnもしくは区分エリアAからLfへ向かう検知対象の方向も区別して検知できる。
図14を参照して、動線判断部7の判断動作の変形例を説明する。図14は、動線C1、C2の変形例を示す模式図である。図6では、検知エリア70が5つに区分される例を示したが、区分の形態はこれに限定されない。図14の例では、検知エリア70は、開口部23の左右方向に並べて設定された左エリア(区分エリアL)と右エリア(区分エリアR)とを含む。この例では、左右に2等分された検知エリア70の一方が区分エリアLであり、他方が区分エリアRであり、これらは互いに隣接している。動線C1、C2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアLに含まれ、他方が区分エリアRに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンを横切りと判断する。
区分エリアLと区分エリアRは、互いに離間していてもよいし、間に別の区分エリアが介在してもよい。また、区分エリアLと区分エリアRは、扉9に隣接しているが、これらは扉9から離れた位置に設定されてもよい。区分エリアLと区分エリアRの左右幅は互いに異なっていてもよいし、これらの前後幅は互いに異なっていてもよい。
図15を参照して、動線判断部7の判断動作の変形例を説明する。図15は、動線S1、S2の変形例を示す模式図である。図7では、検知エリア70が5つに区分される例を示したが、区分の形態はこれに限定されない。図15の例では、検知エリア70は、見込み方向において、開口部23近傍に設定された近傍エリア(区分エリアD)と、近傍エリアよりも開口部23から遠くに設定された遠方エリア(区分エリアA)を含む。この例では、前後に2等分された検知エリア70の一方が区分エリアDであり、他方が区分エリアAであり、これらは互いに隣接している。動線S1、S2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアDに含まれ、他方が区分エリアAに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンを通過と判断する。
区分エリアDと区分エリアAは、互いに離間していてもよいし、間に別の区分エリアが介在してもよい。また、区分エリアDと区分エリアAの左右幅は互いに異なっていてもよいし、これらの前後幅は互いに異なっていてもよい。
図16を参照して、動線判断部7の判断動作の変形例を説明する。図16は、動線T1、T2の変形例を示す模式図である。図8では、検知エリア70が5つに区分される例を示したが、区分の形態はこれに限定されない。図16の例では、検知エリア70は、左右中間に設定された中間エリア(区分エリアM)と、中間エリアの左右両側に設定された側部エリア(区分エリアL、R)を含む。この例では、左右に3つに区分された検知エリア70の左のエリアが区分エリアLであり、右のエリアが区分エリアRであり、中央のエリアが区分エリアMであり、それぞれは連続している。動線T1、T2では、最先検知領域61と最後検知領域62の一方が区分エリアMに含まれ、他方が2つの区分エリアL、Rの1つに含まれる。この場合、動線判断部7は、動線のパターンをL字型ターンと判断する。
これらの区分エリアは、互いに離間していてもよいし、間に別の区分エリアが介在してもよい。また、区分エリアL、M、Rは、扉9に隣接しているが、これらは扉9から離れた位置に設定されてもよい。区分エリアL、M、Rそれぞれの左右幅は互いに異なっていてもよいし、これらの前後幅は互いに異なっていてもよい。
以上が第1実施形態の説明である。
以下、本発明の第2~第6実施形態を説明する。第2~第6実施形態の図面及び説明では、第1実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1実施形態と重複する説明を適宜省略し、第1実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は、自動ドアを用いた動線判断方法である。この方法は、複数の検知領域からなる検知エリアを有する検知部を用いて、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知した結果が変化したかどうかを判定するステップ(S111、S113)と、検知結果が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域を特定するステップ(S112)と、検知結果が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定するステップ(S114)と、特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断するステップ(S115)と、を含む。
本発明の第2実施形態は、自動ドアを用いた動線判断方法である。この方法は、複数の検知領域からなる検知エリアを有する検知部を用いて、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知した結果が変化したかどうかを判定するステップ(S111、S113)と、検知結果が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域を特定するステップ(S112)と、検知結果が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定するステップ(S114)と、特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断するステップ(S115)と、を含む。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態は、自動ドアを用いた動線判断プログラムP100(コンピュータプログラム)である。このプログラムP100は、複数の検知領域からなる検知エリアを有する検知部を用いて、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知した結果が変化したかどうかを判定するステップ(S111、S113)と、検知結果が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域を特定するステップ(S112)と、検知結果が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定するステップ(S114)と、特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断するステップ(S115)と、をコンピュータに実行させる。
本発明の第3実施形態は、自動ドアを用いた動線判断プログラムP100(コンピュータプログラム)である。このプログラムP100は、複数の検知領域からなる検知エリアを有する検知部を用いて、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知した結果が変化したかどうかを判定するステップ(S111、S113)と、検知結果が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域を特定するステップ(S112)と、検知結果が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定するステップ(S114)と、特定された最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断するステップ(S115)と、をコンピュータに実行させる。
プログラムP100のこれらの機能は、自動ドア用センサ10の機能ブロックに対応する複数のモジュールが実装されたアプリケーションプログラムとして自動ドア用センサ10のストレージ(例えば記憶部3)にインストールされてもよい。プログラムP100は自動ドア用センサ10に組み込まれたコンピュータのプロセッサ(例えばCPU)のメインメモリに読み出しされて実行されてもよい。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。
[第4実施形態]
次に、図17~図19を参照して、本発明の第4実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。図17は、本実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す正面図であり、図1に対応する。図18は、本実施形態の自動ドア装置100を概略的に示すブロック図であり、図2に対応する。図19は、複数の区分エリアに区分された検知エリアを示す模式図であり、図4に対応する。
次に、図17~図19を参照して、本発明の第4実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。図17は、本実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す正面図であり、図1に対応する。図18は、本実施形態の自動ドア装置100を概略的に示すブロック図であり、図2に対応する。図19は、複数の区分エリアに区分された検知エリアを示す模式図であり、図4に対応する。
第1実施形態の説明では、起動センサ4は、1つの検知部(第1実施形態では赤外線反射式センサ)を有し、無目16の一箇所に配置した1つの検知部によって、検知エリア70全体の検知対象を検知する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、起動センサ4は、複数の検知部を有してもよいし、当該複数の検知部は互いに離間して配置されてもよい。当該複数の検知部は、無目、天井、壁等の同じ構造体に配置されてもよいし、それぞれ異なる構造体に配置されてもよい。当該複数の検知部の検知原理は互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第4実施形態の自動ドア装置100は、起動センサ4が互いに離間して配置される複数の検知部41、42と、統合部43とを有する点で第1実施形態と相違し、他の構成は同様である。よって、重複する説明を省略し、相違点を重点的に説明する。
検知エリア70は、複数の検知部に対応して複数に区分されてもよい。図19の例では、検知エリア70は、第1検知エリア70(A)と第2検知エリア70(B)とに区分される。区分比率に限定はないが、この例では、検知エリア70の左半分が第1検知エリア70(A)であり、検知エリア70の右半分が第2検知エリア70(B)である。第1検知エリア70(A)は、アドレス1A~6Fの検知領域71を含み、第2検知エリア70(B)は、アドレス1G~6Lの検知領域71を含む。第1検知エリア70(A)と第2検知エリア70(B)とは互いに離れていてもよいが、この例では互いに隣接する。検知エリア70は複数の検知部に対応して前後に区分されてもよい。
複数の検知部41、42は、無目16において左右に離間して配置される第1検知部41と第2検知部42を含む。第1検知部41は、第1検知エリア70(A)について検知対象を検知する。第2検知部42は、第2検知エリア70(B)について検知対象を検知する。このように、離間配置された複数の検知部41、42を有する場合、より広い開口に設置された自動ドア装置100であっても開口幅に応じた検知エリアを備えることができるとともに、単一箇所に検知部を設ける場合に比べて、検知部から各検知領域71までの距離が短くなるので、検知エリア70からの反射光をより正確に検知できる。
この例では、第1検知部41は、第1検知エリア70(A)に赤外線を投光し、その反射光に基づいて検知対象を検知して検知信号を出力する赤外線反射式センサである。第2検知部42は、第2検知エリア70(B)において検知対象の画像を撮像し、その撮像結果に基づいて検知対象を検知して検知信号を出力する画像センサである。自動ドア装置100は、第2検知エリア70(B)に赤外線等の非可視光または可視光を投光する投光手段を備えてもよい。
統合部43は、第1検知部41および第2検知部42の検知信号を統合する。統合部43は、情報処理部20に設けられてもよいが、本実施形態では起動センサ4に設けられている。統合部43は、第1検知エリア70(A)および第2検知エリア70(B)の各検知領域71における検知信号を統合して順次出力する。即ち、統合部43は、検知エリア70全体の検知信号を出力する。
このように構成された本実施形態の自動ドア装置100は、第1実施形態と同様に動作可能で、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。また、本実施形態によれば、より広い検知エリアで通行状況を把握できる。
[第5実施形態]
次に、図20を参照して、本発明の第5実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。
図20は、本発明の第5実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す平面図である。
次に、図20を参照して、本発明の第5実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。
図20は、本発明の第5実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す平面図である。
第1実施形態の説明では、1つの検知エリア70と1つの起動センサ4とにより、1つの開口部23の扉9の開閉動作を制御する構成に本発明が適用される例を示したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、1つの起動センサが複数の開口部の各自動ドアの起動センサとして兼用される構成にも適用できる。
第5実施形態の自動ドア装置100は、1つの起動センサ4が複数の開口部23、24の各自動ドアの起動センサとして兼用される点で第1実施形態と相違し、他の構成は同様である。よって、重複する説明を省略し、相違点を重点的に説明する。
本実施形態の自動ドア装置100は、例えば風除室に適用できる。この例では、第1開口部23とは別に第2開口部24が設けられる。第2開口部24は、検知エリア70を挟んで第1開口部23と対称に配置される。第2開口部24には、2枚の扉9と、当該2枚の扉9を開閉駆動する自動ドア駆動装置90とが設けられる。起動センサ4は、第1開口部23の無目に配置され、第1開口部23と、第2開口部24とで兼用される。つまり、第1開口部23の自動ドア駆動装置90および第2開口部24の自動ドア駆動装置90の両方のドアエンジン92は、第1開口部23に配置された起動センサ4によって制御される。1つの起動センサ4により複数の開口部の各扉9の開閉動作を制御できるので、起動センサを複数設ける場合よりもコスト的に有利である。
本実施形態は、例えば、起動センサ4の検知エリア70のうち、検知対象を検知したときに第1開口部23の自動ドア駆動装置90を開閉するための起動信号を生成する複数の検知領域71又は第2開口部24の自動ドア駆動装置90を開閉するための起動信号を生成する複数の検知領域71が、非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定し、当該最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する。
このように構成された本実施形態の自動ドア装置100は、第1実施形態と同様に動作可能で、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。また、本実施形態によれば、開口部が設けられた室内の人の通行状況をより正確に把握できる。
[第6実施形態]
次に、図21を参照して、本発明の第6実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。図21は、本発明の第6実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す平面図である。
次に、図21を参照して、本発明の第6実施形態に係る自動ドア装置100を説明する。図21は、本発明の第6実施形態の自動ドア装置100を概略的に示す平面図である。
第1実施形態の説明では、本発明が、1つの検知エリア70の情報に基づいて動線を判断する例を示したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、複数の検知エリアの情報に基づいて動線を判断する構成にも適用できる。複数の検知エリアは、それぞれ別の起動センサで検知されてもよいし、1つの起動センサで検知されてもよい。
第6実施形態の自動ドア装置100は、複数の開口部23、24と、複数の検知エリア70、76を備え、1つの起動センサ4により複数の開口部23、24の各扉9の開閉動作を制御する点で第1実施形態と相違し、他の構成は同様である。よって、重複する説明を省略し、相違点を重点的に説明する。
本実施形態の自動ドア装置100は、例えば風除室に適用できる。この例では、第1開口部23とは別に第2開口部24が設けられ、第1検知エリア70とは別に第2検知エリア76が設けられる。第2検知エリア76は、第1開口部23の扉9の開閉を制御するための検知エリアであり、第1検知エリア70は、第2開口部24の扉9の開閉を制御するための検知エリアである。第2検知エリア76は、第1検知エリア70の前側に第1検知エリア70と対称に設けられる。第2検知エリア76は、第1検知エリア70と接していてもよいが、この例では前後に離れている。
第2開口部24は、検知エリア70、76を挟んで第1開口部23と対称に配置される。第2開口部24には、2枚の扉9と、当該2枚の扉9を開閉駆動する自動ドア駆動装置90とが設けられる。起動センサ4は、第1開口部23の無目に配置され、第1開口部23と、第2開口部24とで兼用される。つまり、第1開口部23の自動ドア駆動装置90および第2開口部24の自動ドア駆動装置90の両方のドアエンジン92は、第1開口部23に配置された起動センサ4によって制御される。
本実施形態は、複数の検知エリア70、76を一体的に統合した統合検知エリアの検知情報に基づいて検知対象の動線を判断する。特に、本実施形態は、統合検知エリアにおける起動センサ4が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定し、当該最先検知領域と最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する。
このように構成された本実施形態の自動ドア装置100は、第1実施形態と同様に動作可能で、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。また、本実施形態によれば、開口を通過した人の通行状況をより正確に把握できる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。上述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除などの多くの設計変更が可能である。上述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。
[変形例]
以下、変形例を説明する。変形例の図面及び説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
以下、変形例を説明する。変形例の図面及び説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施形態の説明では、記憶部3が起動センサ4に設けられる例を示したが、これに限定されない。記憶部は、自動ドア駆動装置などの起動センサの外部に設けられてもよいし、自動ドア装置の外部に設けられてもよい。
実施形態の説明では、起動センサ4が赤外線反射式センサまたは画像センサを含む例を示したが、これに限定されない。起動センサは、電波式センサや、超音波式センサ、レーザスキャン式センサであってもよい。
実施形態の説明では、検知エリア70の全ての検知領域71が検知対象を検知したときに扉9を開閉するための起動信号を生成する起動スポットである例を示したが、これに限定されない。検知エリア70の検知領域71の一部は、起動信号を生成しない無効スポットに設定されてもよい。
実施形態の説明では、特定部5が自動ドア用センサ10に搭載される例を示したが、これに限定されない。特定部は自動ドア駆動装置に搭載されてもよい。
実施形態の説明では、動線判断部7が図11に記載されている動線パターンについて判断する例を示したが、これに限定されない。動線判断部は、図11に記載されていない動線パターンについて判断してもよい。
実施形態の説明では、伝送路96が装置内バスを含む例を示したが、これに限定されない。伝送路として、有線または無線による公知の情報伝達手段を採用できる。
実施形態の説明では、補助光電センサ30の検知情報が情報処理部20を介して制御部91へ送信される例を示したが、これに限定されない。補助光電センサの検知情報は直接制御部91へ送信されてもよいし、他の経路によって制御部91へ送信されてもよい。
上述の変形例は、各実施形態と同様の作用と効果を奏する。
上述した各実施形態及び変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態及び変形例それぞれの効果をあわせもつ。
4 起動センサ、 5 特定部、 7 動線判断部、 9 扉、 10 自動ドア用センサ、 23 開口部、 61 最先検知領域、 62 最後検知領域、 70 検知エリア、 71 検知領域、 100 自動ドア装置。
Claims (16)
- 複数の検知領域からなる検知エリアを有し、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知する起動センサと、
前記起動センサが非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する特定部と、
前記特定部で特定された前記最先検知領域と前記最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する動線判断部と、
を備える自動ドア装置。 - 前記検知エリアは、複数の区分エリアに区分され、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の両方が、前記複数の区分エリアのうち同一の区分エリアに含まれる場合、動線のパターンをUターンと判断する、
請求項1に記載の自動ドア装置。 - 前記検知エリアは、前記開口部の左右方向に並べて設定された左エリアと右エリアを含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記左エリアに含まれ、他方が前記右エリアに含まれる場合、動線のパターンを横切りと判断する、
請求項1に記載の自動ドア装置。 - 前記検知エリアは、見込み方向において、前記開口部の近傍に設定された近傍エリアと、前記近傍エリアよりも前記開口部から遠くに設定された遠方エリアを含み、前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記近傍エリアに含まれ、他方が前記遠方エリアに含まれる場合、動線のパターンを通過と判断する、
請求項1に記載の自動ドア装置。 - 前記遠方エリアは、前記開口部の左右方向に並べて設定された遠方左エリアと遠方右エリアと、を含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記近傍エリアに含まれ、他方が前記遠方左エリアに含まれる場合、動線のパターンを左方向通過と判断し、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記近傍エリアに含まれ、他方が前記遠方右エリアに含まれる場合、動線のパターンを右方向通過と判断する、
請求項4に記載の自動ドア装置。 - 前記検知エリアは、左右中間に設定された中間エリアと、前記中間エリアの左右両側に設定された側部エリアを含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記中間エリアに含まれ、他方が左右両側の前記側部エリアの1つに含まれる場合、動線のパターンをL字型ターンと判断する、
請求項1に記載の自動ドア装置。 - それぞれの動線のパターンについて、前記動線判断部で判断された判断回数を記憶する記憶部を備える、
請求項1から6のいずれか1項に記載の自動ドア装置。 - 複数の検知領域からなる検知エリアを有し、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知する検知部と、
検知部が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域と、検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定する特定部と、
前記特定部で特定された前記最先検知領域と前記最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断する動線判断部と、
を備える自動ドア用センサ。 - 前記検知エリアは、複数の区分エリアに区分され、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の両方が、複数の区分エリアのうち同一の区分エリアに含まれる場合、動線のパターンをUターンと判断する、
請求項8に記載の自動ドア用センサ。 - 前記検知エリアは、前記開口部の左右方向に並べて設定された左エリアと右エリアを含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記左エリアに含まれ、他方が前記右エリアに含まれる場合、動線のパターンを横切りと判断する、
請求項8に記載の自動ドア用センサ。 - 前記検知エリアは、見込み方向において、前記開口部の近傍に設定された近傍エリアと、前記近傍エリアよりも前記開口部から遠くに設定された遠方エリアを含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記近傍エリアに含まれ、他方が前記遠方エリアに含まれる場合、動線のパターンを通過と判断する、
請求項8に記載の自動ドア用センサ。 - 前記遠方エリアは、前記開口部の左右方向に並べて設定された遠方左エリアと遠方右エリアと、を含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記近傍エリアに含まれ、他方が前記遠方左エリアに含まれる場合、動線のパターンを左方向通過と判断し、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記近傍エリアに含まれ、他方が前記遠方右エリアに含まれる場合、動線のパターンを右方向通過と判断する、
請求項11に記載の自動ドア用センサ。 - 前記検知エリアは、左右中間に設定された中間エリアと、前記中間エリアの左右両側に設定された側部エリアを含み、
前記動線判断部は、前記最先検知領域と前記最後検知領域の一方が前記中間エリアに含まれ、他方が左右両側の前記側部エリアの1つに含まれる場合、動線のパターンをL字型ターンと判断する、
請求項8に記載の自動ドア用センサ。 - それぞれの動線のパターンについて、前記動線判断部で判断された判断回数を記憶する記憶部を備える、請求項8から13のいずれか1項に記載の自動ドア用センサ。
- 複数の検知領域からなる検知エリアを有する検知部を用いて、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知した結果が変化したかどうかを判定するステップと、
前記検知結果が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域を特定するステップと、
前記検知結果が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定するステップと、
特定された前記最先検知領域と前記最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断するステップと、
を含む、自動ドアを用いた動線判断方法。 - 複数の検知領域からなる検知エリアを有する検知部を用いて、開口部周辺の人又は物である検知対象を検知した結果が変化したかどうかを判定するステップと、
前記検知結果が非検知状態から検知状態に変化したときに最初に検知対象を検知していた最先検知領域を特定するステップと、
前記検知結果が検知状態から非検知状態に変化したときに最後に検知対象を検知していた最後検知領域を特定するステップと、
特定された前記最先検知領域と前記最後検知領域に基づいて検知対象の動線を判断するステップと、
をコンピュータに実行させる、自動ドアを用いた動線判断プログラム。
Applications Claiming Priority (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022075035A Pending JP2023058419A (ja) | 2021-10-13 | 2022-04-28 | 自動ドア装置、自動ドア用センサ、動線判断方法、動線判断プログラム |
Country Status (1)
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2022
- 2022-04-28 JP JP2022075035A patent/JP2023058419A/ja active Pending
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