JP2023056767A - 塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。 - Google Patents

塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。 Download PDF

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【課題】塩素含有灰を十分に脱塩すると共に灰に含まれるカルシウムを効果的に回収することができる処理方法を提供する。【解決手段】塩素含有灰を水スラリーにして脱塩洗浄する水洗浄工程、水洗浄灰と水洗浄濾液を分ける第1固液分離工程、回収した水洗浄灰を塩酸スラリーにして塩素とカルシウムを溶出させる塩酸洗浄工程、塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液を分ける第2固液分離工程、回収した塩酸洗浄濾液にアルカリを加えて該濾液中のカルシウムを水酸化物にするアルカリ添加工程、生成した水酸化カルシウムを回収する第3固液分離工程を有することを特徴とする塩素含有灰の脱塩とCa回収方法【選択図】 図1

Description

本発明は、塩素含有灰を脱塩洗浄してカルシウムを効果的に回収する方法に関する。
一般廃棄物や産業廃棄物の焼却によって発生した焼却灰(主灰、飛灰、燃え殻、煤塵)や最終処分場に埋め立て処分された焼却灰、あるいはセメント工場から発生するクリンカダスト等をセメント原料等として再利用することが進められている。一方、これらの焼却灰等には十質量%前後の塩素が含まれているので、これらの塩素を含む上記各種の焼却灰やクリンカダスト等(以下、これらを塩素含有灰と云う)を再資源化するには用途に応じた程度まで脱塩する必要がある。
また、上記塩素含有灰にはカルシウム分が酸化物換算で概ね20~50質量%程度と豊富に含まれおり、このカルシウム分を有効に回収できれば、セメント原料以外にも様々な用途に再利用することが可能となる。一方、塩素含有灰には、塩素やカルシウムの他に、ケイ素、鉄、アルミニウム、チタンなどが含まれているので、再利用の用途を広げるにはこれらの不純物をできるだけ除去する必要がある。
上記塩素含有灰の脱塩において、該塩素含有灰に含まれる塩素化合物の大部分は水溶性なので水洗浄して脱塩できるが、塩素化合物の一部は水に難溶性のフリーデル氏塩(3CaO・AlO・CaCl・10HO)等を形成しており、水洗浄だけでは十分に脱塩することができない。一方、フリーデル氏塩等に酸を加えて脱塩する方法が知られているが、酸を加えると塩素と共にカルシウムも溶出するので、酸洗浄だけではカルシウムを十分に回収することができない。
また、塩素含有灰に炭酸塩を含む水を加えて洗浄する方法(特開2006-326462公報)や塩素含有灰の水スラリーに炭酸ガスを吹き込んで洗浄する方法が知られている(特許第3924822号公報)。しかし、炭酸塩や炭酸ガスを用いて洗浄すると、フリーデル氏塩は分解して脱塩されるが、カルシウムの一部は水に難溶性の炭酸カルシウムを形成し、これが洗浄灰と共に回収される。この炭酸カルシウムを含む洗浄灰をセメント原料として用いるとその製造工程で多量のCOが発生する問題がある。
また、特開2015-218369号公報には、セメント製造の排ガスから回収したダストを硫酸浸出した後にアルカリ浸出して金、銀を回収する方法が開示されているが、この方法では硫酸カルシウムが生成し、固形分に残留するSiやFe等の不純物との分離が面倒になり、効率よくカルシウムを回収することができない。
従来の上記処理方法に対して、特願2020-165152には、塩素含有灰を塩酸洗浄して脱塩灰を回収する一方、その洗浄濾液にアルカリを添加してカルシウムを水酸化物にして回収する処理方法が開示されている。この処理方法は脱塩効果が高く、不純物の少ないカルシウムを効率よく回収できる利点を有している。
特開2006-326462号公報 特許第3924822号公報 特開2015-218369号公報 特願2020-165152号明細書
本発明は、従来の脱塩方法における問題を解決すると共に、特許文献4の処理方法を改良して脱塩効果をさらに高めた処理方法を提供する。
本発明の方法は、以下の構成によって、塩素含有灰の脱塩効果を高めると共に不純物の少ないカルシウムを効率よく回収する方法である。
〔1〕塩素含有灰を水スラリーにして脱塩洗浄する水洗浄工程、水洗浄灰と水洗浄濾液を分ける第1固液分離工程、回収した水洗浄灰を塩酸スラリーにして塩素とカルシウムを溶出させる塩酸洗浄工程、塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液を分ける第2固液分離工程、回収した塩酸洗浄濾液にアルカリを加えて該濾液中のカルシウムを水酸化物にするアルカリ添加工程、生成した水酸化カルシウムを回収する第3固液分離工程を有することを特徴とする塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。
〔2〕アルカリ添加工程において、第1固液分離工程で回収した水洗浄濾液と酸洗浄濾液を混合してアルカリ添加を行う上記[1]に記載する塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。
〔3〕塩酸洗浄工程においてpH3.0~5.0の液性下で塩酸洗浄を行い、アルカリ添加工程においてpH12以上の液性下および50℃~80℃の液温下で水酸化カルシウムを生成させる上記[1]または上記[2]に記載する塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。
〔具体的な説明〕
本発明の処理方法は、塩素含有灰を水スラリーにして脱塩洗浄する水洗浄工程、水洗浄灰と水洗浄濾液を分ける第1固液分離工程、回収した水洗浄灰を塩酸スラリーにして脱塩洗浄する塩酸洗浄工程、塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液を分ける第2固液分離工程、回収した塩酸洗浄濾液にアルカリを加えて該濾液中のカルシウムを水酸化物にするアルカリ添加工程、生成した水酸化カルシウムを回収する第3固液分離工程を有することを特徴とする塩素含有灰の脱塩とCa回収方法である。
本発明の処理方法の概略を図1の工程図に示す。
<水洗浄工程>
焼却灰等の塩素含有灰には一般に十質量%前後の塩素が含まれており、この塩素化合物の大部分は水溶性であるので、塩素含有灰に水を加えて水スラリーにし、水洗浄を行う。水スラリーの液固比(L/S)および洗浄時間などは塩素含有灰の性状に応じて定めればよい。例えば、液固比5~20、好ましくは液固比10前後、常温、10分~3時間ほど撹拌して脱塩洗浄する。この水洗浄によって塩素含有灰の塩素濃度を1%程度まで低減させることができる。
<第1固液分離工程>
水洗浄した水スラリーを水洗浄灰と水洗浄濾液に固液分離する。水洗浄濾液には塩素含有灰中の水溶性カルシウム化合物の一部が溶出して含まれているので、固液分離した水洗浄濾液をアルカリ添加工程に送ってカルシウムを回収すると良い。固液分離した水洗浄灰は脱水してケーキ状にし、このケーキ状水洗浄灰にさらに水を加えて間隙水を洗浄除去(ケーキ洗浄)すると良い。
<塩酸洗浄工程>
上記水洗浄灰には難溶性の塩素化合物が含まれているので、水洗浄灰を塩酸スラリーにして塩酸洗浄を行う。水洗浄灰に塩酸を直接加えて塩酸スラリーにしても良く、水洗浄灰に水を加えてスラリー化した後に塩酸を加えて塩酸スラリーにしても良い。水洗浄灰は強アルカリ性であるので、塩酸を加えて適切な酸性pHの範囲にして塩酸洗浄を行う。この塩酸洗浄によって、水洗浄灰に含まれている難溶性塩素化合物から塩素が溶出して脱塩が進み、またカルシウムが溶出する。この塩酸洗浄によって、例えば、塩酸洗浄灰の塩素濃度を概ね0.2質量%以下に低減することができる。
塩酸洗浄において、灰中の塩素濃度を低下させるには塩素の溶解率をできるだけ高くすることが望ましい。一方、通常、塩素含有灰にはSi、Al、Fe、Pなどの不純物が含まれており、水洗浄ではこれらの不純物が溶出せずに灰中に残留している。最終的に高純度のカルシウムを回収するには、これらの不純物が塩酸洗浄によってできるだけ溶出しないことが好ましい。
塩酸洗浄時の塩酸スラリーのpHと各元素の溶解率の関係を図2に示す。図示するように、pH2以下の範囲では、塩素とカルシウムの溶解率は約80%以上と高いが、不純物の溶解率も約50%~約60%であり、液中の不純物量が多くなり、アルカリを添加して水酸化カルシウムを生成させる際に、これらの不純物が水酸化カルシウムに取り込まれるため高純度のカルシウムを回収し難くなる。pH3.0~5.0の範囲では、塩素とカルシウムの溶解率は約60%~約75%であるのに対して、不純物の多くは溶解率が約30%以下に低下する。一方、pH6.0以上の範囲では塩素とカルシウムの溶解率が低下する。従って、脱塩を進めると共に不純物の少ないカルシウムを回収するには、塩酸スラリーのpHは3.0~5.0の範囲がよく、pH3.5~4.5の範囲が好ましく、pH4.0前後がより好ましい。
塩酸に代えて硝酸を用いると、排水に窒素分が混入するため排水処理に大きな負荷がかかるので好ましくない。また、塩酸に代えて硫酸を用いると、難溶性の硫酸カルシウムが生成してカルシウムが溶出し難くなる。このためアルカリ添加によって液中のカルシウムを回収する際に、カルシウム回収量が少なくなるので適さない。
上記塩酸スラリーの液固比(L/S)は2~20(L/S=2~20)が好ましく、3~10がより好ましい。液固比がこれより小さいとスラリー濃度が高くなり、配管やポンプ等の摩耗が激しくなる。一方、液固比がこれより大きいと、塩酸量が多くなり薬剤コストが嵩むとともに排水処理の負荷が増す。
塩酸洗浄工程の液温は40~80℃程度が好ましい。40℃未満ではカルシウムの溶解が不十分となるおそれがあり、80℃を超えると加温に多大なエネルギーコストが必要となるため経済合理性に乏しいため好ましくない。
<第2固液分離工程>
塩酸洗浄したスラリーを塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液に固液分離する。上記pH範囲で塩酸洗浄した洗浄灰には原灰(塩素含有灰)に含まれる不純物のSi、Fe、Alなどの大部分が残留するので、これらの不純物が少ない塩酸洗浄濾液を回収することができる。一方、塩酸洗浄灰は脱水してケーキ状にし、このケーキ状洗浄灰にさらに水を加えて間隙水を洗浄除去(ケーキ洗浄)すると良い。このケーキ洗浄した塩酸洗浄灰は回収してセメント原料等に利用することができる。
<アルカリ添加工程>
上記塩酸洗浄濾液にアルカリを加えてpH12.0以上のアルカリスラリーにする。該スラリーに含まれるカルシウムは水酸化カルシウムを生成して沈澱するので、固液分離して水酸化カルシウムを回収する。このアルカリ添加の際に塩酸洗浄濾液に先の水洗浄で回収した水洗浄濾液を混合してアルカリを添加するとよい。水洗浄濾液には水洗浄で溶出したカルシウムが含まれているので、カルシウム回収量を高めることができる。これらの濾液を混合してアルカリ添加し、水酸化カルシウムを生成させることによって、例えば、原灰に含まれるカルシウムの約70質量%以上を回収することができる。
pH12.0未満のアルカリ液性下では水酸化カルシウムの生成量が少なく、酸性液性下ではカルシウムの大部分は液中に溶存して水酸化カルシウムが形成され難い。添加するアルカリは溶液でもよく粉末状ないし粒状でもよい。アルカリの種類は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど一般的なアルカリ金属の水酸化物を用いることができる。
アルカリ添加工程の液温は50~80℃程度が好ましい。水酸化カルシウムの溶解度は液温の上昇に伴って低下するので、上記液温に加温することによって水酸化カルシウムの回収量を増やすことができる。50℃未満では水酸化カルシウムの析出量が少なく、80℃を超えると加温に多大なエネルギーコストが必要となるため経済合理性に乏しいため好ましくない。なお、アルカリ添加工程では、大気中の二酸化炭素の混入によるカルシウムの炭酸化を防ぐために、密閉雰囲気にし、あるいは窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気にすること良い。
<第3固液分離工程>
アルカリスラリーを固液分離して水酸化カルシウムを回収する。原灰に含まれるSi、Fe、Al、Tiなどの不純物は上記pH範囲の塩酸洗浄で殆ど溶出せずに塩酸洗浄灰に残り、塩酸洗浄濾液中の不純物は少ないので、生成する水酸化カルシウムにはこれらの不純物が殆ど含まれず、また原灰に含まれる塩素の大部分は水洗浄によって脱塩されるので塩酸洗浄濾液中の塩素量は少なく、塩素および不純物の少ない水酸化カルシウムを回収することができる。回収した水酸化カルシウムを脱水してケーキ状にした後に水で洗浄し、間隙水を除去してさらに脱塩すると良い。これらの処理によって、例えば、塩素量1.5質量%以下、不純物量2.0質量%以下の水酸化カルシウムを回収することができる。この固液分離によって得たアルカリ性濾液はアルカリ添加工程のアルカリ源として利用することができる。
本発明の処理方法によれば、塩素含有灰に含まれる塩素の大部分は水洗浄によって脱塩され、さらに塩酸洗浄によって難溶性塩素化合物の塩素が溶出するので、脱塩効果が高く、塩素含有量が大幅に少ない塩酸洗浄灰を回収することができる。また、原灰に含まれるSi、Fe、Al、Tiなどの不純物が溶出し難いpH域で塩酸洗浄することによって、これらの不純物が少ない塩酸洗浄濾液を得ることができ、また、塩素の大部分は水洗浄によって脱塩されているので、塩素および不純物が格段に少ない水酸化カルシウムを回収することができる。
本発明の処理方法は炭酸源を用いず、カルシウムは水酸化物の形態で回収されるので、セメント原料として用いたときに炭酸ガスを排出せず、セメント製造時の低炭素化に適する。また、この水酸化カルシウムは不純物が少ないので多くの用途に再利用することができる。具体的には、例えば、セメント原料の他に、排水や排ガスの処理薬剤、肥料などに利用することができる。
本発明の処理方法の概略を示す工程図。 塩酸洗浄時のpHと各元素の溶解率の関係を示すグラフ。
以下、本発明の実施例を示す。Cl濃度はイオンクロマトグラフィーで測定した。不純物濃度はICP-AESによって測定した。
〔実施例1:水洗浄〕
塩素含有灰(表1に示すCl濃度、Ca濃度、不純物濃度の焼却飛灰)に水を加え、pH12.22~12.73、液固比10の水スラリー500mLにした。これを常温下、10分間撹拌して水洗浄を行った。次いで、該水スラリーを固液分離して水洗浄灰と水洗浄濾液を回収し、この水洗浄灰を脱水してケーキ状にし、これを水で洗浄(ケーキ洗浄)して間隙水を除去した。水洗浄時のpH、回収した水洗浄灰と水洗浄濾液のCl濃度、Ca濃度、不純物濃度を表2に示す。
〔実施例2:塩酸洗浄〕
実施例1で回収した水洗浄灰に塩酸を加えてpH3.5~4.5、液固比10の塩酸スラリー500mLにした。これを240分間振とうして塩酸洗浄を行った。次いで、該塩酸スラリーを固液分離して塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液を回収した。この塩酸水洗浄灰を脱水してケーキ状にし、これを水で洗浄(ケーキ洗浄)して間隙水を除去した。塩酸洗浄のpH、回収した塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液のCl濃度、Ca濃度、不純物濃度を表3に示す。
〔実施例3:アルカリ添加〕
実施例2で回収した塩酸洗浄濾液800mLに、実施例1で回収した水洗浄濾液を加え、この混合濾液に水酸化ナトリウム溶液を加えてpH12.0のアルカリスラリー830mLにし、液温40℃~80℃で1時間撹拌して水酸化カルシウムを生成させた。このアルカリスラリーを固液分離して水酸化カルシウムを回収した。このCl濃度、Ca濃度、不純物濃度を表4に示す。
表3に示すように、塩素濃度が格段に少ない(塩素濃度0.2質量%以下)塩酸洗浄灰を回収することができる。さらに、表4に示すように、アルカリ添加時の液温60℃~80℃では塩素濃度0.114質量%以下の水酸化カルシウムを回収することができる。
Figure 2023056767000002
Figure 2023056767000003
Figure 2023056767000004
Figure 2023056767000005

Claims (3)

  1. 塩素含有灰を水スラリーにして脱塩洗浄する水洗浄工程、水洗浄灰と水洗浄濾液を分ける第1固液分離工程、回収した水洗浄灰を塩酸スラリーにして塩素とカルシウムを溶出させる塩酸洗浄工程、塩酸洗浄灰と塩酸洗浄濾液を分ける第2固液分離工程、回収した塩酸洗浄濾液にアルカリを加えて該濾液中のカルシウムを水酸化物にするアルカリ添加工程、生成した水酸化カルシウムを回収する第3固液分離工程を有することを特徴とする塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。
  2. アルカリ添加工程において、第1固液分離工程で回収した水洗浄濾液と酸洗浄濾液を混合してアルカリ添加を行う請求項1に記載する塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。
  3. 塩酸洗浄工程においてpH3.0~5.0の液性下で塩酸洗浄を行い、アルカリ添加工程においてpH12以上の液性下および50℃以上、80℃以下の液温下で水酸化カルシウムを生成させる請求項1または請求項2に記載する塩素含有灰の脱塩とCa回収方法。
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