JP2023053684A - 光コネクタ - Google Patents

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泰之 藤谷
Yasuyuki Fujitani
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勝昭 谷口
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Abstract

【課題】光ファイバの芯部が被覆部により被覆されている被覆領域と光ファイバの芯部が被覆部により被覆されていない非被覆領域との境界部分の冷却効率を改善する。【解決手段】光ファイバ10と、内部スリーブ20と、外部スリーブ30と、導光部材40と、内部スリーブ20の内側の流入空間S1に冷却媒体を供給する供給機構50と、内部スリーブ20と外部スリーブ30との間の流出空間S2から冷却媒体を排出する排出機構60と、を備え、光ファイバ10は、芯部11と、被覆部12と、を有し、芯部11は、被覆領域R1において被覆部12により被覆されるとともに非被覆領域R2において被覆部12により被覆されておらず、供給機構50は、被覆領域R1において流入空間S1に冷却媒体を供給し、内部スリーブ20は、流入空間S1と流出空間S2とを連通させる連通穴21を非被覆領域R2に有する光コネクタ100を提供する。【選択図】図1

Description

本開示は、光コネクタに関するものである。
従来、レーザ光を光ファイバによりレーザ加工装置に伝送するときに、光ファイバとレーザ加工装置との接続するための光コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される光コネクタは、円筒形状のハウジングの内面に支持される第1スリーブと第2スリーブの内面に支持される第2スリーブとを備え、第2スリーブの内側に光ファイバが配置されている。
特許文献1では、第1スリーブと第2スリーブとの間の冷却水貯留部に冷却水が供給され、第2スリーブによって冷却水が軸方向に案内されて第2スリーブの先端で折り返す。第2スリーブの先端で折り返された冷却水は、第1スリーブと第2スリーブとの間の第1冷却水貯留部と、第2スリーブの内部との双方を流通し、冷却水貯留部から排出される。
特開2020-8668号公報
発明者らが光コネクタの発熱状態について検討を進めたところ、光ファイバの芯部が被覆部により被覆されている被覆領域と光ファイバの芯部が被覆部により被覆されていない非被覆領域との境界部分で特に発熱量が大きくなることが分かった。特許文献1の光コネクタでは、被覆領域と非被覆領域との境界位置の被覆部が冷却水により冷却されるものの、冷却効率に改善の余地があった。
特許文献1の光コネクタでは、第1スリーブと第2スリーブとの間の冷却水貯留部に供給された冷却水は、第2スリーブによって軸方向に案内されて第2スリーブの先端で折り返した後に被覆領域と非被覆領域との境界位置の被覆部に到達する。冷却水が被覆領域と非被覆領域との境界位置の被覆部に到達するまでに加熱されてしまうため、境界位置の被覆部の冷却効率に改善の余地があった。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光ファイバの芯部が被覆部により被覆されている被覆領域と光ファイバの芯部が被覆部により被覆されていない非被覆領域との境界位置の被覆部の冷却効率を改善した光コネクタを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る光コネクタは、軸線に沿って配置される光ファイバと、前記軸線に沿って円筒状に形成されるとともに前記光ファイバを内周側に保持する内部スリーブと、前記軸線に沿って円筒状に形成されるとともに前記内部スリーブを内周側に保持する外部スリーブと、光源から出射されたレーザ光が入射する第1端面と前記光ファイバの入射端面に接合された第2端面とを有するとともに前記第1端面から前記第2端面へ前記レーザ光を導く導光部材と、前記内部スリーブの内側の流入空間に冷却媒体を供給する供給機構と、前記内部スリーブと前記外部スリーブとの間の流出空間から前記冷却媒体を排出する排出機構と、を備え、前記光ファイバは、前記レーザ光を伝送する芯部と、前記芯部を被覆する被覆部と、を有し、前記芯部は、前記軸線に沿った被覆領域において前記被覆部により被覆されるとともに前記被覆領域と前記入射端面との間の非被覆領域において前記被覆部により被覆されておらず、前記供給機構は、前記被覆領域において前記流入空間に前記冷却媒体を供給し、前記内部スリーブは、前記流入空間と前記流出空間とを連通させる連通穴を前記非被覆領域に有する。
本開示によれば、光ファイバの芯部が被覆部により被覆されている被覆領域と光ファイバの芯部が被覆部により被覆されていない非被覆領域との境界部分の冷却効率を改善した光コネクタを提供することができる。
本開示の一実施形態に係る光コネクタを示す縦断面図である。 図1に示す光コネクタのA-A矢視端面図である。 図1のB部分の部分拡大図である。 本実施形態の光コネクタの制御構成を示すブロック図である。 内部スリーブの変形例を示す横断面図である。
以下、本開示の一実施形態に係る光コネクタ100について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る光コネクタ100を示す縦断面図である。図2は、図1に示す光コネクタ100のA-A矢視端面図である。図3は、図1のB部分の部分拡大図である。図4は、本実施形態に係る光コネクタ100の制御構成を示すブロック図である。図5は、内部スリーブの変形例を示す横断面図である。図1に示す矢印は、冷却媒体の流通方向を示す。
本実施形態の光コネクタ100は、光源LSから出射されたレーザ光を光ファイバ10によりレーザ加工装置(図示略)に伝送するときに、光ファイバ10とレーザ加工装置との接続するための装置である。図1および図3に示すように、光コネクタ100は、光ファイバ10と、内部スリーブ20と、外部スリーブ30と、導光部材40と、供給機構50と、流量調整弁(供給量調整部)55と、排出機構60と、保持部材70と、前部固定スリーブ72と、後部固定スリーブ74と、温度センサ(温度検出部)80と、制御部(出力調整部)90と、を備える。
光ファイバ10は、軸線Xに沿って配置されるとともに光源LSから導光部材40を介して入射端面10aから入射するレーザ光を伝送する部材である。光ファイバ10は、レーザ光を伝送するとともに軸線Xに直交する断面が円形である芯部11と、芯部11の外周面を被覆する被覆部12と、を有する。光源LSが照射するレーザ光の出力は、1W以上とするのが好ましく、更に好ましくは1kW以上である。
ここで使用する光ファイバは中実タイプのファイバおよび中空を有するフォトニック結晶ファイバ(PCF)両方に対し効果を有する。特に高出力かつシングルモードファイバレーザのような高品質のレーザを伝送可能なファイバにおいて高い効果を有する。
芯部11は、石英ガラス製のコアの外側に石英ガラス製のクラッドが設けられた部材である。被覆部12は、ポリイミド等の紫外線硬化樹脂により形成されている。図1に示すように、芯部11は、軸線Xに沿った被覆領域R1において被覆部12により被覆されている。一方、芯部11は、軸線Xに沿った非被覆領域R2においては被覆部12により被覆されていない。
内部スリーブ20は、軸線Xに沿って円筒状に形成されるとともに光ファイバ10を内周側に保持する部材である。内部スリーブ20は、黄銅等の熱伝導性が高い金属材料により形成されている。内部スリーブ20の内側は、供給機構50により冷却水等の冷却媒体が流入する流入空間S1となっている。図2に示すように、流入空間S1は、軸線X回りに環状に形成される空間となっている。
図2に示す内部スリーブ20の内周面は、断面視が円形に形成されているが、他の態様としてもよい。例えば、図5に示すように、内部スリーブ20の内周面には、軸線X回りの周方向に間隔を空けて配置される複数の溝部22が形成されていてもよい。図5は、内部スリーブ20の変形例を示す横断面図である。図5に示す溝部22は、軸線Xに沿って延びるように直線状に形成されている。溝部22が内周面に形成された内部スリーブ20によれば、流入空間S1へ流入した冷却媒体が軸線Xに沿って連通穴21に向けて流通するように適切に調整することができる。
外部スリーブ30は、軸線Xに沿って円筒状に形成されるとともに内部スリーブ20を内周側に保持する部材である。外部スリーブ30は、熱伝導性に優れた銅合金や真鍮、アルミ合金などにより形成されている。内部スリーブ20と外部スリーブ30との間には、排出機構60から流出する冷却媒体を導く流出空間S2となっている。図2に示すように、流出空間S2は、軸線X回りに環状に形成される空間となっている。
内部スリーブ20は、流入空間S1と流出空間S2とを連通させる連通穴21を非被覆領域R2に有する。図1に示すように、連通穴21は、光ファイバ10の入射端面10aと導光部材40の第2端面40bとが接合(融着)される位置の近傍に形成されている。連通穴21は、図1に示す1箇所にのみ形成してもよいし、軸線X回りの周方向の複数箇所に形成してもよい。
導光部材40は、光源LSから軸線Xに沿って出射されるレーザ光を光ファイバ10の入射端面10aに導く部材である。導光部材40は、光源LSから出射されたレーザ光が入射する第1端面40aと、光ファイバ10の入射端面10aに融着により接合された第2端面40bとを有する。導光部材40は、第1端面40aから第2端面40bへレーザ光を導く。
導光部材40は、円柱状に形成される第1部材41と略円錐状に形成される第2部材42とを一体に形成した部材である。導光部材40は、例えば、石英により形成されている。図1に示すように、内部スリーブ20の前部固定スリーブ72側(一端側)の内周面には、第1部材41の外周面が接着剤を介して接合されている。
供給機構50は、被覆領域R1において、流入空間S1に冷却媒体を供給する機構である。供給機構50は、供給源(図示略)から流量調整弁55を介して供給される冷却媒体を流通させる管体である。供給機構50は、外部スリーブ30を貫通するとともに内部スリーブ20の内側の流入空間S1と連通している。
図3に示すように、被覆領域R1と非被覆領域R2との境界位置X1と供給機構50が冷却媒体を流入空間S1へ流入させる流入位置X2との軸線Xに沿った距離はLとなっている。また、芯部11の外径はDとなっている。そして、距離Lおよび外径Dは、以下の式(1)を満たすように設定する。
1≦L/D≦200 (1)
また、距離Lおよび外径Dは、以下の式(2)を満たすように設定するのが更に好ましい。
10≦L/D≦100 (2)
図3に示すように、軸線Xに直交する径方向において、被覆部12の外周面と内部スリーブ20の内周面との間の幅はWとなっている。そして、幅Wおよび外径Dは、以下の式(3)を満たすように設定する。
1≦W/D≦50 (3)
流量調整弁55は、制御部90から伝達される制御信号に応じて開度が調整される弁体である。流量調整弁55は、開度に応じた供給量で供給源から供給機構50へ冷却媒体を導く。
排出機構60は、供給機構50から流入空間S1へ流入し連通穴21から流出空間S2へ導かれた冷却媒体を、被覆領域R1において、流出空間S2から外部へ排出する機構である。排出機構は、流出空間S2から冷却媒体を外部へ向けて流通させる管体である。排出機構60は、外部スリーブ30を貫通して流出空間S2と連通している。
保持部材70は、軸線Xに沿って円柱状に形成されるとともに光ファイバ10を保持する部材である。図1に示すように、内部スリーブ20の後部固定スリーブ74側(他端側)の内周面には、保持部材70の外周面が固定されている。保持部材70は、後部固定スリーブ74に突き当てられた状態で取り付けられている。
保持部材70と後部固定スリーブ74とが突き当てられる部分を密閉するように、例えばシリコーン樹脂製のシール材74aが充填されている。また、前述したように、内部スリーブ20の前部固定スリーブ72側(一端側)の内周面には、第1部材41の外周面が接着剤を介して接合されている。これにより、流入空間S1は、導光部材40および保持部材70により密閉された空間となっている。
前部固定スリーブ72は、内部スリーブ20および外部スリーブ30の光源LS側の端部に取り付けられるとともに軸線Xに沿って円筒状に形成される部材である。前部固定スリーブ72は、本体部72aと、石英により形成される窓部材72bと、窓部材72bを本体部72aに固定する固定部材72cとを有する。光源LSから出射されたレーザ光は、窓部材72bを透過して導光部材40の第1端面40aに導かれる。
後部固定スリーブ74は、内部スリーブ20および外部スリーブ30の光源LSの反対側の端部に取り付けられるとともに軸線Xに沿って円筒状に形成される部材である。後部固定スリーブ74の光源LS側に内部スリーブ20および外部スリーブ30が取り付けられる。後部固定スリーブ74の光源LSの反対側には、ファイバケーブルCAが取り付けられる。
温度センサ80は、被覆領域R1と非被覆領域R2との境界位置を通過した冷却媒体の温度を検出する装置である。温度センサ80は、光ファイバ10の入射端面10aと導光部材40の第2端面40bとが接合(融着)される位置の近傍において、内部スリーブ20の温度を検出する。温度センサ80は、内部スリーブ20の温度を検出することにより、光ファイバ10の入射端面10aと導光部材40の第2端面40bとが融着される位置を通過する冷却媒体の温度を検出することができる。
制御部90は、温度センサ80が検出した温度に応じて流量調整弁55および光源LSのレーザ光の出力を調整する装置である。制御部90は、温度センサ80が検出した温度が目標温度よりも高い場合には、流量調整弁55の開度を大きくするように流量調整弁55を制御する。また、制御部90は、温度センサ80が検出した温度が目標温度よりも低い場合には、流量調整弁55の開度を小さくするように流量調整弁55を制御する。
制御部90は、温度センサ80が検出した温度が所定の閾値温度よりも高い場合には、光源LSから出力されるレーザ光の出力を停止するように光源LSを調整する。レーザ光の出力を停止することで、光コネクタ100が閾値温度よりも高い温度に維持されて損傷することを防止することができる。
次に、本実施形態の光コネクタ100の内部を流通する冷却媒体の流れについて説明する。
供給源から供給される冷却媒体は、流量調整弁55により供給量が調整され、供給機構50により被覆領域R1の流入空間S1に供給される。被覆領域R1の流入空間S1に供給された冷却媒体は、軸線Xに沿って被覆領域R1から非被覆領域R2に向けて流通し、被覆領域R1と非被覆領域R2との境界位置X1を通過する。境界位置X1を通過する冷却媒体は、境界位置X1の近傍の被覆部12を冷却する。
境界位置X1を通過した冷却媒体は、軸線Xに沿って導光部材40へ向けて流通し、連通穴21から非被覆領域R2の流出空間S2へ導かれる。流入空間S1を被覆領域R1から非被覆領域R2へ向けて流通した冷却媒体は、連通穴21で折り返し、流出空間S2を非被覆領域R2から被覆領域R1へ向けて逆方向に流通する。非被覆領域R2と被覆領域R1との境界位置を通過した冷却媒体は、排出機構60により流出空間S2から外部へ排出される。
以上説明した本実施形態の光コネクタ100は、以下の作用及び効果を奏する。
本実施形態の光コネクタ100によれば、光ファイバ10が内部スリーブ20の内周側に保持され、内部スリーブ20が外部スリーブ30の内周側に保持される。光ファイバ10は、被覆領域R1において被覆部12により被覆されるとともに非被覆領域R2においては被覆部12に被覆されていない。導光部材40の第1端面40aから入射して第2端面40bへ導かれるレーザ光は、光ファイバ10の入射端面10aから入射し、非被覆領域R2を通過して被覆領域R1に到達する。
レーザ光は、非被覆領域R2を通過する際には、芯部11(石英ガラス製で1μm帯における屈折率が約1.5)と冷却媒体(水である場合は1μm帯における屈折率が約1.3)との屈折率の差が比較的大きいため、そのほとんどが芯部11から透過せずにほとんど全反射する。
一方、被覆部12の屈折率が約1.4と芯部11と冷却媒体との間の数値であり、芯部11と被覆部12との屈折率の差が比較的小さいため、レーザ光が被覆領域R1を通過する際にはその一部が被覆部12に透過して被覆部12を加熱する。したがって、非被覆領域R2と被覆領域R1との境界位置で被覆部12が発熱し、また、芯部11に比べて被覆部12は耐熱性が劣るため、温度が上昇すると焼損が生じやすい。
本実施形態の光コネクタ100によれば、供給機構50が、被覆領域R1において内部スリーブ20の内側の流入空間S1に冷却媒体を供給する。また、内部スリーブ20は、流入空間S1と流出空間S2とを連通させる連通穴21を非被覆領域R2に有する。そのため、供給機構50により供給される冷却媒体は、流入空間S1に流入した直後に被覆領域R1から非被覆領域R2に設けられた連通穴21に向けて移動し、非被覆領域R2と被覆領域R1との境界位置X1で被覆部12を冷却する。そのため、非被覆領域R2と被覆領域R1との境界位置X1の被覆部12の冷却効率が改善する。
また、本実施形態の光コネクタ100によれば、内部スリーブ20の一端側が導光部材40により閉塞され、内部スリーブ20の他端側が保持部材70により閉塞され、密閉された流入空間S1が形成される。流入空間S1が密閉されているため、供給機構50から流入空間S1に流入した冷却媒体は、その全てが連通穴21を介して流出空間S2へ導かれる。供給機構50から連通穴21へ向けた一様な流れが形成されるため、冷却媒体が流入空間S1を淀みなく流通し、境界位置の被覆部12を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態の光コネクタ100によれば、排出機構60が被覆領域R1において流出空間S2から冷却媒体を排出するため、供給機構50から連通穴21へ向けた方向に流通した冷却媒体が連通穴21で折り返し、連通穴21から排出機構60へ向けて逆方向に流通する。冷却媒体が連通穴21で折り返す長い流路を淀みなく流通するため、境界位置の被覆部12を含む光コネクタ100の各部を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態の光コネクタ100によれば、内部スリーブ20の内周面に軸線Xに沿って延びる溝部22が形成されているため、流入空間S1へ流入した冷却媒体が軸線Xに沿って連通穴21に向けて流通するように適切に調整することができる。
また、本実施形態の光コネクタ100によれば、発熱量が大きい被覆領域R1と非被覆領域R2との境界位置X1の被覆部12を冷却した冷却媒体の温度に応じて供給機構50から流入空間S1へ供給される冷却媒体の供給量を調整することにより、発熱量に応じて境界位置の被覆部12を適切に冷却することができる。
また、本実施形態の光コネクタ100によれば、発熱量が大きい被覆領域R1と非被覆領域R2との境界位置の被覆部12を冷却した冷却媒体の温度に応じて光源LSから出力されるレーザ光の出力を調整することにより、発熱量に応じて境界位置の被覆部12を適切に冷却することができる。
また、本実施形態の光コネクタ100によれば、被覆領域R1と非被覆領域R2との境界位置X1と、供給機構50が冷却媒体を流入空間S1へ流入させる流入位置X2との軸線Xに沿った距離をLとし、芯部11の外径をDとした場合、1≦L/D≦200(より好ましくは10≦L/D≦100)を満たすように距離Lおよび外径Dを設定することにより、非被覆領域R2と被覆領域R1との境界位置X1の近傍に冷却媒体が流入するため、被覆部12の冷却効率が改善する。
以上説明した本実施形態に記載の光コネクタは、例えば以下のように把握される。
本開示に係る光コネクタ(100)は、軸線(X)に沿って配置される光ファイバ(10)と、前記軸線に沿って円筒状に形成されるとともに前記光ファイバを内周側に保持する内部スリーブ(20)と、前記軸線に沿って円筒状に形成されるとともに前記内部スリーブを内周側に保持する外部スリーブ(30)と、光源から出射されたレーザ光が入射する第1端面(41)と前記光ファイバの入射端面(10a)に接合された第2端面とを有するとともに前記第1端面から前記第2端面へ前記レーザ光を導く導光部材(40)と、前記内部スリーブの内側の流入空間(S1)に冷却媒体を供給する供給機構(50)と、前記内部スリーブと前記外部スリーブとの間の流出空間(S2)から前記冷却媒体を排出する排出機構(60)と、を備え、前記光ファイバは、前記レーザ光を伝送する芯部(11)と、前記芯部を被覆する被覆部(12)と、を有し、前記芯部は、前記軸線に沿った被覆領域(R1)において前記被覆部により被覆されるとともに前記被覆領域と前記入射端面との間の非被覆領域(R2)において前記被覆部により被覆されておらず、前記供給機構は、前記被覆領域において前記流入空間に前記冷却媒体を供給し、前記内部スリーブは、前記流入空間と前記流出空間とを連通させる連通穴(21)を前記非被覆領域に有する。
本開示に係る光コネクタによれば、光ファイバが内部スリーブの内周側に保持され、内部スリーブが外部スリーブの内周側に保持される。光ファイバは、被覆領域において被覆部により被覆されるとともに非被覆領域においては被覆部に被覆されていない。導光部材の第1端面から入射して第2端面へ導かれるレーザ光は、光ファイバの入射端面から入射し、非被覆領域を通過して被覆領域に到達する。
レーザ光は、非被覆領域を通過する際には、芯部と冷却媒体との屈折率の差が比較的大きいため、そのほとんどが芯部から透過せずにほとんど反射する。一方、被覆部の屈折率が芯部と冷却媒体との間の数値であり、芯部と被覆部との屈折率の差が比較的小さいため、レーザ光が被覆領域を通過する際にはその一部が被覆部に透過して被覆部を加熱する。したがって、非被覆領域と被覆領域との境界位置で被覆部が発熱し、また、芯部に比べて被覆部は耐熱性が劣るため、温度が上昇すると焼損が生じやすい。
本開示に係る光コネクタによれば、供給機構が、被覆領域において内部スリーブの内側の流入空間に冷却媒体を供給する。また、内部スリーブは、流入空間と流出空間とを連通させる連通穴を非被覆領域に有する。そのため、供給機構により供給される冷却媒体は、流入空間に流入した直後に被覆領域から非被覆領域に設けられた連通穴に向けて移動し、非被覆領域と被覆領域との境界位置で被覆部を冷却する。そのため、非被覆領域と被覆領域との境界位置の被覆部の冷却効率が改善する。
本開示に係る光コネクタにおいては、前記内部スリーブの一端側の内周面には前記軸線に沿って円柱状に形成される前記導光部材の外周面が接合されており、前記内部スリーブの他端側の内周面には前記軸線に沿って円柱状に形成されるとともに前記光ファイバを保持する保持部材(70)の外周面が接合されており、前記流入空間は、前記導光部材および前記保持部材により密閉された空間である構成としてもよい。
本構成の光コネクタによれば、内部スリーブの一端側が導光部材により閉塞され、内部スリーブの他端側が保持部材により閉塞され、密閉された流入空間が形成される。流入空間が密閉されているため、供給機構から流入空間に流入した冷却媒体は、その全てが連通穴を介して流出空間へ導かれる。供給機構から連通穴へ向けた一様な流れが形成されるため、冷却媒体が流入空間を淀みなく流通し、境界位置の被覆部を効率よく冷却することができる。
本開示に係る光コネクタにおいて、前記排出機構は、前記被覆領域において前記流出空間から前記冷却媒体を排出する構成としてもよい。
本構成の光コネクタによれば、排出機構が被覆領域において流出空間から冷却媒体を排出するため、供給機構から連通穴へ向けた方向に流通した冷却媒体が連通穴で折り返し、連通穴から排出機構へ向けて逆方向に流通する。冷却媒体が連通穴で折り返す長い流路を淀みなく流通するため、境界位置の被覆部を含む光コネクタの各部を効率よく冷却することができる。
本開示に係る光コネクタにおいて、前記内部スリーブの内周面には、前記軸線に沿って延びる溝(22)が形成されている構成としてもよい。
本構成の光コネクタによれば、内部スリーブの内周面に軸線に沿って延びる溝部が形成されているため、流入空間へ流入した冷却媒体が軸線に沿って連通穴に向けて流通するように適切に調整することができる。
本開示に係る光コネクタにおいては、前記被覆領域と前記非被覆領域との境界位置を通過した前記冷却媒体の温度を検出する温度検出部(80)と、前記温度検出部が検出する前記冷却媒体の温度に応じて前記供給機構から前記流入空間へ供給される前記冷却媒体の供給量を調整する供給量調整部(55)と、を備える構成としてもよい。
本構成の光コネクタによれば、発熱量が大きい被覆領域と非被覆領域との境界位置の被覆部を冷却した冷却媒体の温度に応じて供給機構から流入空間へ供給される冷却媒体の供給量を調整することにより、発熱量に応じて境界位置の被覆部を適切に冷却することができる。
本開示に係る光コネクタにおいては、前記被覆領域と前記非被覆領域との境界位置を通過した前記冷却媒体の温度を検出する温度検出部(80)と、前記温度検出部(80)が検出する前記冷却媒体の温度に応じて前記光源から出射される前記レーザ光の出力を調整する出力調整部(90)と、を備える構成としてもよい。
本構成の光コネクタによれば、発熱量が大きい被覆領域と非被覆領域との境界位置の被覆部を冷却した冷却媒体の温度に応じて光源から出力されるレーザ光の出力を調整することにより、発熱量に応じて境界位置の被覆部を適切に冷却することができる。
本開示に係る光コネクタにおいては、前記被覆領域と前記非被覆領域との境界位置と、前記供給機構が前記冷却媒体を前記流入空間へ流入させる流入位置との前記軸線に沿った距離をLとし、前記芯部の外径をDとした場合、1≦L/D≦200を満たす構成としてもよい。10≦L/D≦100を満たす構成とするのが更に好ましい。
1≦L/D≦200(より好ましくは10≦L/D≦100)を満たすように距離Lおよび外径Dを設定することにより、非被覆領域と被覆領域との境界位置の近傍に冷却媒体が流入するため、被覆部の冷却効率が改善する。
10 光ファイバ
10a 入射端面
11 芯部
12 被覆部
20 内部スリーブ
21 連通穴
22 溝部
30 外部スリーブ
40 導光部材
40a 第1端面
40b 第2端面
41 第1部材
42 第2部材
50 供給機構
55 流量調整弁
60 排出機構
70 保持部材
72 前部固定スリーブ
72a 本体部
72b 窓部材
72c 固定部材
74 後部固定スリーブ
74a シール材
80 温度センサ
90 制御部
100 光コネクタ
CA ファイバケーブル
D 外径
L 距離
LS 光源
R1 被覆領域
R2 非被覆領域
S1 流入空間
S2 流出空間
X 軸線
X1 境界位置
X2 流入位置

Claims (8)

  1. 軸線に沿って配置される光ファイバと、
    前記軸線に沿って円筒状に形成されるとともに前記光ファイバを内周側に保持する内部スリーブと、
    前記軸線に沿って円筒状に形成されるとともに前記内部スリーブを内周側に保持する外部スリーブと、
    光源から出射されたレーザ光が入射する第1端面と前記光ファイバの入射端面に接合された第2端面とを有するとともに前記第1端面から前記第2端面へ前記レーザ光を導く導光部材と、
    前記内部スリーブの内側の流入空間に冷却媒体を供給する供給機構と、
    前記内部スリーブと前記外部スリーブとの間の流出空間から前記冷却媒体を排出する排出機構と、を備え、
    前記光ファイバは、前記レーザ光を伝送する芯部と、前記芯部を被覆する被覆部と、を有し、
    前記芯部は、前記軸線に沿った被覆領域において前記被覆部により被覆されるとともに前記被覆領域と前記入射端面との間の非被覆領域において前記被覆部により被覆されておらず、
    前記供給機構は、前記被覆領域において前記流入空間に前記冷却媒体を供給し、
    前記内部スリーブは、前記流入空間と前記流出空間とを連通させる連通穴を前記非被覆領域に有する光コネクタ。
  2. 前記内部スリーブの一端側の内周面には前記軸線に沿って円柱状に形成される前記導光部材の外周面が接合されており、
    前記内部スリーブの他端側の内周面には前記軸線に沿って円柱状に形成されるとともに前記光ファイバを保持する保持部材の外周面が接合されており、
    前記流入空間は、前記導光部材および前記保持部材により密閉された空間である請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記排出機構は、前記被覆領域において前記流出空間から前記冷却媒体を排出する請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記内部スリーブの内周面には、前記軸線に沿って延びる溝が形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  5. 前記被覆領域と前記非被覆領域との境界位置を通過した前記冷却媒体の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部が検出する前記冷却媒体の温度に応じて前記供給機構から前記流入空間へ供給される前記冷却媒体の供給量を調整する供給量調整部と、を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  6. 前記被覆領域と前記非被覆領域との境界位置を通過した前記冷却媒体の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部が検出する前記冷却媒体の温度に応じて前記光源から出射される前記レーザ光の出力を調整する出力調整部と、を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  7. 前記被覆領域と前記非被覆領域との境界位置と、前記供給機構が前記冷却媒体を前記流入空間へ流入させる流入位置との前記軸線に沿った距離をLとし、前記芯部の外径をDとした場合、1≦L/D≦200を満たす請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  8. 10≦L/D≦100を満たす請求項7に記載の光コネクタ。
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