JP2023050961A - 車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具 Download PDF

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Abstract

【課題】ランプレンズの内面の結露発生を抑制することができる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具を提供することにある。【解決手段】この発明は、ランプレンズ2と共に灯室10を形成するランプハウジング3である。ランプハウジング3の内部には、中空構造の空気循環管路6が設けられている。ランプハウジング3のうち、灯室10内に向き合う箇所には、灯室10内と空気循環管路6内とを連通させる開口60が、設けられている。この結果、この発明は、ランプレンズの内面の結露発生を抑制することができる。【選択図】 図2

Description

この発明は、車両用灯具のランプハウジングに関する。また、この発明は、車両用灯具に関する。
灯室内の結露発生を抑制する車両用灯具として、たとえば、特許文献1に示すものがある。以下、特許文献1について説明する。
特許文献1の車両用灯具は、ランプボディと透光カバーとによって灯室が形成されていて、ランプボディと透光カバーとにそれぞれ呼吸構造を設けた、ものである。
ランプボディの呼吸構造は、ランプボディにボス部を形成し、ボス部に灯室の内外の空間を連通させる通気孔を形成し、フィルタをキャップに嵌め込み、キャップをボス部に装着してなる、ものである。
透光カバーの呼吸構造は、透光カバーに灯室の内外の空間を連通させる通気孔を形成し、透光カバーにフィルタを装着し、フィルタで通気孔を塞ぐようにしてなる、ものである。
特許文献1の車両用灯具は、ランプボディの通気孔および透光カバーの通気孔を介して灯室の内外の空間を連通させることにより、灯室内の結露発生を抑制することができる。しかも、特許文献1の車両用灯具は、ランプボディのフィルタおよび透光カバーのフィルタにより、水がランプボディの通気孔および透光カバーの通気孔を介して灯室内に侵入を防ぐことができる。
特開2018-45879号公報
前記の通り、かかる車両用灯具においては、透光カバー(ランプレンズ)の内面の結露発生を抑制することが重要である。
この発明が解決しようとする課題は、ランプレンズの内面の結露発生を抑制することができる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具を提供することにある。
この発明の車両用灯具のランプハウジングは、ランプレンズと共に灯室を形成する車両用灯具のランプハウジングであって、ランプハウジングの内部には、中空構造の空気循環管路が設けられていて、ランプハウジングのうち、灯室内に向き合う箇所には、灯室内と空気循環管路内とを連通させる開口が、設けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具のランプハウジングにおいて、空気循環管路および開口は、複数設けられていて、複数の空気循環管路および開口は、ランプハウジングのうち、灯室内の空気の流れが滞り易い部位、または、灯室内に配置される光源による発熱温度が高い部位の少なくともいずれか一方の部位において、他の部位よりも多く設定されている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具のランプハウジングにおいて、空気循環管路および開口は、複数設けられていて、複数の空気循環管路および開口の断面積は、ランプハウジングのうち、灯室内の空気の流れが滞り易い部位、または、灯室内に配置される光源による発熱温度が高い部位の少なくともいずれか一方の部位において、他の部位よりも大きく設定されている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具のランプハウジングにおいて、空気循環管路および開口におけるランプハウジングの板厚方向の寸法は、ランプハウジングの板厚寸法に対して、2分の1もしくはほぼ2分の1である、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具のランプハウジングにおいて、ランプハウジングは、一部が開口されている本体部分と、本体部分の開口縁部に設けられていて、ランプレンズがシールされるシール部分と、を有し、開口は、シール部分のうち、灯室内に向き合う箇所に、設けられていて、空気循環管路は、本体部分の内部およびシール部分の内部に貫通して設けられていて、開口を介して灯室内と連通する、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具のランプハウジングにおいて、ランプハウジングは、3Dプリンターにより作製された3Dプリント体から構成されている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、灯室を形成するランプレンズおよびこの発明の車両用灯具のランプハウジングと、灯室内に配置されている光源ユニットまたはランプユニットと、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具において、ランプハウジングまたはランプレンズの少なくともいずれか一方には、灯室内と灯室外とを連通する呼吸構造が、設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具は、ランプレンズの内面の結露発生を抑制することができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具の実施形態を示す正面図である。 図2は、灯室内の空気の循環状態を示す縦断面図(図1におけるII-II線断面図)である。 図3は、灯室内の空気の循環状態を示す一部拡大縦断面図(図2におけるIII部拡大縦断面図)である。 図4は、ランプレンズを取り外した状態のランプハウジングを示す正面図である。 図5は、ランプハウジングの空気循環管路および開口を示す一部拡大縦断面図(図3に対応する一部拡大縦断面図であって、図4におけるV-V線一部拡大断面図)である。 図6は、ランプハウジングの空気循環管路および開口を示す一部拡大正面図である。図6(A)は、疎に配置された空気循環管路および開口を示す図4におけるVIA部拡大正面図である。図6(B)は、密に配置された空気循環管路および開口を示す図4におけるVIB部拡大正面図である。 図7は、ランプハウジングを3Dプリンターにより作製(造形)している状態を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
なお、図面は、この発明にかかる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具を示す概略図であるから、この発明にかかる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具の詳細な部分は、図面においては省略されている。また、ハッチングの一部が省略されている。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング、車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具(以下、単に「車両用灯具」と称する)である。
(車両用灯具1の説明)
車両用灯具1は、この例では、リヤコンビネーションランプである。車両用灯具1は、車両の後部の左右両側にそれぞれ装備される。
車両用灯具1は、図1から図3に示すように、ランプレンズ(あるいは、透光カバー)2と、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング(あるいは、ランプボディ、以下、単に、「ランプハウジング」と称する)3と、光源ユニット4と、呼吸構造としての呼吸グロメット5と、を備える。
ランプレンズ2とランプハウジング3とは、相互に取り付けられている。これにより、ランプレンズ2およびランプハウジング3は、灯室10を形成する。ランプレンズ2とランプハウジング3との取付は、レーザー溶着、超音波溶着、熱溶着、ホットメルトなどの接着、スクリューなどの機械的取付などがある。
(ランプレンズ2の説明)
ランプレンズ2は、車両用灯具1の意匠部品である。ランプレンズ2は、たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなどである。ランプレンズ2は、この例では、PC、PMMAなどの光透過性の樹脂部材から構成されている。ランプレンズ2は、図1から図3に示すように、本体部分20と、シール部分21と、を有する。
本体部分20は、背面部が開口されていて、正面部および側面部が閉塞されている。本体部分20の正面(側面を含む場合がある)は、車両の後部の意匠面の一部を形成する。
シール部分21は、本体部分20の開口縁部に全周に亘って一体に設けられている。ランプレンズ2のシール部分21は、凸形状をなしている。
(ランプハウジング3の説明)
ランプハウジング3は、車両用灯具1の非意匠部品および取付部品である。ランプハウジング3は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプハウジング3は、図1から図5に示すように、本体部分30と、シール部分31と、を有する。
本体部分30は、正面部が開口されていて、背面部および側面部が閉塞されている。本体部分30には、車体取付部32、光源ユニット取付部33および呼吸グロメット取付部34が、一体に設けられている。
シール部分31は、本体部分30の開口縁部に全周に亘って一体に設けられている。ランプハウジング3のシール部分31は、凹形状をなしている。ランプレンズ2のシール部分21とランプハウジング3のシール部分31とは、シール部材11を介して、相互にシールされている。
車体取付部32は、ランプハウジング3の外側面(灯室10に向き合う側の面に対して反対側の面)の4つの角部にそれぞれ設けられている。4個の車体取付部32は、それぞれ、車体に取り付けられる。これにより、車両用灯具1は、車両に取り付けられる。
光源ユニット取付部33は、4個のボスから構成されている。4個の光源ユニット取付部33は、ランプハウジング3の内側面(灯室10に向き合う側の面)に、上下左右にそれぞれ設けられている。左右の上下2個の光源ユニット取付部33には、リブ35が一体に設けられている。
呼吸グロメット取付部34は、筒形状をなしていて、ランプハウジング3の外側面に、左上と右上にそれぞれ設けられている。左右2個の呼吸グロメット取付部34には、灯室10内と外部とを連通する呼吸孔36が設けられている。
(光源ユニット4の説明)
光源ユニット4は、車両用灯具1の光源部品である。光源ユニット4は、図2に示すように、基板40と、基板40に実装されている発光素子(図示せず)や回路素子(図示せず)などと、を有する。なお、車両用灯具1の光源部品としては、この例の光源ユニット4以外の物、たとえば、光源バルブなどであっても良い。
基板40は、ランプハウジング3の光源ユニット取付部33に取り付けられている。これにより、光源ユニット4は、灯室10内に配置される。発光素子は、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型発光素子(半導体発光素子)である。発光素子は、光をランプレンズ2側に放射する。
(呼吸グロメット5の説明)
呼吸グロメット5は、この例では、合成ゴムや合成樹脂などの弾性部材から構成されている。呼吸グロメット5は、図2に示すように、上部と下部とを湾曲中部により、一体に連結したU形状の管部材から構成されている。
呼吸グロメット5の上部は、ランプハウジング3の呼吸グロメット取付部34に外側から嵌合して取り付けられている。呼吸グロメット5の下部は、ランプハウジング3の呼吸グロメット取付部34よりも下位の箇所に向き合っている。
管部材の呼吸グロメット5の内部および呼吸グロメット取付部34の呼吸孔36を介して、灯室10内と外部とが呼吸可能に連通する。呼吸グロメット5および呼吸グロメット取付部34は、呼吸構造を構成する。なお、呼吸構造に、通気性を有する防水フィルタを設けることにより、水が灯室10内に侵入するのを防ぐことができる。
(空気循環管路6および開口60の説明)
図2から図7に示すように、ランプハウジング3の内部には、中空構造の空気循環管路6が設けられている。ランプハウジング3のうち、灯室10内に向き合う箇所には、開口60が設けられている。開口60は、灯室10内と空気循環管路6内とを連通させる。開口60は、1本の空気循環管路6の両端にそれぞれ設けられている。空気循環管路6の中空構造は、図7に示すように、円柱や角柱など特に限定しない。
開口60は、ランプハウジング3のシール部分31であって、凹部の内側(灯室10側)のシール脚部(足部、リブ部)のうち、灯室10内に向き合う箇所に、設けられている。空気循環管路6は、ランプハウジング3の本体部分30の内部およびシール部分31の内部に貫通して設けられていて、上下2個の開口60を介して灯室10内と連通する。
空気循環管路6および開口60は、複数設けられている。複数の空気循環管路6および開口60は、ランプハウジング3のうち、灯室10内の空気の流れが滞り易い部位、および、灯室10内に配置される光源すなわち光源ユニット4による発熱温度が高い部位において、他の部位よりも多く(密に、高密度に)設定されている。
灯室10内の空気の流れが滞り易い部位は、この例では、車両用灯具1の左上の鋭角の角部(回り込み部)と右上の鋭角の角部(回り込み部)との2箇所である。この2箇所における灯室10内の容積が他の箇所の灯室10内の容積よりも小さい。このため、この2箇所においては、灯室10内の空気の流れが滞り易い。この2箇所の上辺における開口60は、この2箇所の斜辺における開口60よりも多く(密に、高密度に)設定されている。
この例においては、空気循環管路6および開口60を、空気の流れが滞り易い部位および発熱温度が高い部位に、多めに設定している。なお、空気循環管路6および開口60の多めの設定は、空気の流れが滞り易い部位または発熱温度が高い部位の少なくともいずれか一方の部位であれば良い。
空気循環管路6および開口60におけるランプハウジング3の板厚方向の寸法tは、約0.5mmから約1.0mmである。一方、ランプハウジング3の板厚寸法Tは、約2mmである。この結果、空気循環管路6および開口60の板厚方向の寸法tは、ランプハウジング3の板厚寸法Tに対して、2分の1もしくはほぼ2分の1である。
(3Dプリンターによるランプハウジング3の作製の説明)
ランプハウジング3は、図7に示すように、3Dプリンターにより作製された3Dプリント体から構成されている。
3Dプリンターは、ノズル7を、図7中の実線矢印に示すように、走査させながら、ノズル7から、熱溶融樹脂70を押し出して、1層造形する。1層の走査において、空気循環管路6および開口60に対応する箇所には、熱溶融樹脂70の押し出しを停止させて、中空部71を形成する。1層の造形が完了すると、その1層の上に新たな1層を造形する。層を複数積み上げることにより、3Dプリント体から構成されているランプハウジング3が作製(造形)される。1層の厚み寸法は、この例では、約0.1mmから約0.2mmである。なお、図7において、1層の厚みは、拡大して図示されている。
なお、ランプハウジング3を作製する3Dプリンターは、前記の方式以外の方式により、ランプハウジング3を作製するものであっても良い。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源ユニット4の発光素子に電力(電流)を供給して発光素子を点灯する。すると、光源ユニット4の発光素子から光は、ランプレンズ2側に放射され、ランプレンズ2を透過して外部に所定のランプの配光パターンで照射される。
また、灯室10内と外部とは、図2中の破線矢印に示すように、呼吸構造の呼吸グロメット5および呼吸グロメット取付部34の呼吸孔36を介して通気状態にある。また、灯室10内の空気は、空気循環管路6および開口60を通じて、図2、図3、図5中の実線矢印に示すように、灯室10内を循環する。なお、灯室10内の空気は、図2、図3、図5中の実線矢印の方向に対して、反対方向に循環する場合もある。
これにより、ランプレンズ2の内面の結露発生を抑制することができる。また、発光素子の点灯発熱により高温となる光源ユニット4を冷却することができる。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング3のうち、灯室10内に向き合う箇所に、開口60を設け、ランプハウジング3に空気循環管路6を貫通させて設け、かつ、空気循環管路6を開口60を介して灯室10内と連通させる、ものである。
この結果、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、灯室10内の空気を、空気循環管路6および開口60を通じて、図2、図3、図5中の実線矢印に示すように、灯室10内において循環させることができる。これにより、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプレンズ2の内面の結露発生を抑制することができる。
しかも、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング3に中空構造の空気循環管路6および開口60を設けるので、ランプハウジング3の軽量化を図ることができ、カーボンフリーに貢献することができる。
その上、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング3に設けた中空構造の空気循環管路6および開口60により、灯室10内の空気を灯室10内において循環させることができ、かつ、灯室10内の内容積を増加させることができるので、車両用灯具1の内容積を減少させても、ランプレンズ2の内面の結露発生を抑制することができ、小型化や薄型化を図ることができる。
さらに、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプレンズ2の内面の結露発生を抑制することができるので、ランプレンズ2の内面への防曇塗料の塗装が不要となり、その分、コストを安価にすることができる。
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1において、空気循環管路6および開口60は、複数設けられていて、複数の空気循環管路6および開口60は、ランプハウジング3のうち、灯室10内の空気の流れが滞り易い部位において、他の部位よりも多く設定されている。
この結果、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプレンズ2の内面の結露発生を効率良く抑制することができる。
また、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1において、空気循環管路6および開口60は、複数設けられていて、複数の空気循環管路6および開口60は、ランプハウジング3のうち、灯室10内に配置される光源ユニット4による発熱温度が高い部位において、他の部位よりも多く設定されている。
この結果、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、発光素子の点灯発熱により高温となる光源ユニット4を効率良く冷却することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1において、空気循環管路6および開口60におけるランプハウジング3の板厚方向の寸法tは、ランプハウジング3の板厚寸法Tに対して、2分の1もしくはほぼ2分の1である。
この結果、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、空気循環管路6をランプハウジング3内部に確実に貫通させることができ、前記の結露発生抑制効果などを達成することができ、しかも、ランプハウジング3の強度(剛性)を従前と同様に維持することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、開口60をランプハウジング3のシール部分31に設け、空気循環管路6をランプハウジング3の本体部分30およびシール部分31の内部に貫通させて設けたものであるから、空気の循環経路(図2、図3、図5中の実線矢印を参照)を、灯室10内を広い範囲(もしくは、灯室10内全域)に亘って、形成することができるので、前記の結露発生抑制効果などを確実に達成することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング3を、3Dプリンターにより作製された3Dプリント体から構成するものである。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具のランプハウジング3、この実施形態にかかる車両用灯具1は、射出成型では作製(造形)不可能な空気循環管路6を有するランプハウジング3を、作製(造形)することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング3に、灯室10内と灯室10外とを連通する呼吸構造、すなわち、呼吸グロメット取付部34、呼吸孔36および呼吸グロメット5を、設けたものであるから、灯室10内の呼吸により、ランプレンズ2の内面の結露発生をさらに効率良く抑制することができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、車両用灯具1として、リヤコンビネーションランプについて説明するものである。しかしながら、この発明においては、車両用灯具1として、リヤコンビネーションランプ以外、例えば、フロントコンビネーションランプ、あるいは、その他のランプなどにも適用することができる。
また、前記の実施形態においては、灯室10内の空気の流れが滞り易い部位、灯室10内に配置される光源ユニット4による発熱温度が高い部位における空気循環管路6および開口60の数を、他の部位における空気循環管路6および開口60の数よりも多く設定されている、ものである。
しかしながら、この発明においては、灯室10内の空気の流れが滞り易い部位、灯室10内に配置される光源ユニット4による発熱温度が高い部位における空気循環管路6および開口60の断面積を、他の部位における空気循環管路6および開口60の断面積よりも大きく設定しても、良い。この場合においては、前記の実施形態と同様の効果を達成することができる。
さらに、前記の実施形態においては、ランプハウジング3に呼吸構造の呼吸グロメット5および呼吸グロメット取付部34、呼吸孔36を設けたものである。しかしながら、この発明においては、ランプレンズ2に呼吸構造の呼吸グロメットおよび呼吸グロメット取付部、呼吸孔を設けても良いし、ランプハウジング3とランプレンズ2とに呼吸構造の呼吸グロメットおよび呼吸グロメット取付部、呼吸孔を設けても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、灯室10内に光源ユニット4を配置したものである。しかしながら、この発明においては、光源ユニット4の代わりにランプユニットを灯室10内に配置しても良い。ランプユニットは、たとえば、ランズ部材、光源ユニット、ヒートシンク、および、これらを保持するブラケットなどの保持部材などから構成されている。
なお、この発明は、前記の実施形態により限定されるものではない。
1 車両用灯具
10 灯室
11 シール部材
2 ランプレンズ
20 本体部分
21 シール部分
3 ランプハウジング(車両用灯具のランプハウジング)
30 本体部分
31 シール部分
32 車体取付部
33 光源ユニット取付部
34 呼吸グロメット取付部
35 リブ
36 呼吸孔
4 光源ユニット
40 基板
5 呼吸グロメット(呼吸構造)
6 空気循環管路
60 開口
7 ノズル
70 熱溶融樹脂
71 中空部
T 板厚寸法
t 板厚方向の寸法(内径)

Claims (8)

  1. ランプレンズと共に灯室を形成する車両用灯具のランプハウジングであって、
    ランプハウジングの内部には、中空構造の空気循環管路が設けられていて、
    前記ランプハウジングのうち、前記灯室内に向き合う箇所には、前記灯室内と前記空気循環管路内とを連通させる開口が、設けられている、
    ことを特徴とする車両用灯具のランプハウジング。
  2. 前記空気循環管路および前記開口は、複数設けられていて、
    複数の前記空気循環管路および前記開口は、前記ランプハウジングのうち、前記灯室内の空気の流れが滞り易い部位、または、前記灯室内に配置される光源による発熱温度が高い部位の少なくともいずれか一方の部位において、他の部位よりも多く設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具のランプハウジング。
  3. 前記空気循環管路および前記開口は、複数設けられていて、
    複数の前記空気循環管路および前記開口の断面積は、前記ランプハウジングのうち、前記灯室内の空気の流れが滞り易い部位、または、前記灯室内に配置される光源による発熱温度が高い部位の少なくともいずれか一方の部位において、他の部位よりも大きく設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具のランプハウジング。
  4. 前記空気循環管路および前記開口における前記ランプハウジングの板厚方向の寸法は、前記ランプハウジングの板厚寸法に対して、2分の1もしくはほぼ2分の1である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用灯具のランプハウジング。
  5. 前記ランプハウジングは、
    一部が開口されている本体部分と、
    前記本体部分の開口縁部に設けられていて、前記ランプレンズがシールされるシール部分と、
    を有し、
    前記開口は、前記シール部分のうち、前記灯室内に向き合う箇所に、設けられていて、
    前記空気循環管路は、前記本体部分の内部および前記シール部分の内部に貫通して設けられていて、前記開口を介して前記灯室内と連通する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用灯具のランプハウジング。
  6. 前記ランプハウジングは、3Dプリンターにより作製された3Dプリント体から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用灯具のランプハウジング。
  7. 灯室を形成するランプレンズおよび前記請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用灯具のランプハウジングと、
    前記灯室内に配置されている光源ユニットまたはランプユニットと、
    を備える、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  8. 前記ランプハウジングまたは前記ランプレンズの少なくともいずれか一方には、前記灯室内と前記灯室外とを連通する呼吸構造が、設けられている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具。
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