JP2023050216A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023050216000001
【課題】ユーザにとってより利便性の高いサービスを提供すること。
【解決手段】情報処理装置は、交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得する第1取得部と、前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信する第1送信部と、前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得する第2取得部と、前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信する第2送信部と、前記第1取得部により取得された交換リクエストおよび前記第2取得部により取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う処理部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法に関する。
従来、バッテリの充電施設の利用に関して、予め予約をしていた予約者に対し、後から予約を希望するユーザが、予め予約をしていた予約者に対して対価を支払うことで、優先して充電施設を利用することが可能なサービスを提供する装置が開示されている(例えば引用文献1参照)。
特開2021-43657号公報
しかしながら、上記の装置が提供するサービスではユーザにとっての利便性が十分でない場合があった。例えば、ユーザが優先して充電施設を使用できたとしても充電自体に要する時間は一定程度以上であり、早急にバッテリの充電度合を所定度合以上にして、次の目的地に向かいたい場合に、利便性が低い場合あった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザにとってより利便性の高いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法を提供することを目的の一つとする。例えば、上記のようにバッテリの電力を用いた車両の利用に関して、ユーザの利便性を向上させることで、より当該車両の利用を促進させ、地球環境を考慮した社会の実現に貢献することを目的の一つとする。
この発明に係る情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法は、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る情報処理装置は、交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得する第1取得部と、前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信する第1送信部と、前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得する第2取得部と、前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信する第2送信部と、前記第1取得部により取得された交換リクエストおよび前記第2取得部により取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う処理部とを備える情報処理装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記第1送信部は、前記交換リクエストを、前記車両に搭載された前記交換型バッテリをバッテリの充電施設で充電している前記第2ユーザの端末装置に送信するものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記処理部は、前記第1ユーザから対価を取得して、前記取得した対価を付与するための処理を行って前記第2ユーザに付与するものである。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記処理部は、第1ユーザが交換を要求する交換型バッテリの個数をさらに取得し、第2ユーザが交換を許諾する交換型バッテリの個数をさらに取得し、取得した前記交換を要求する交換型バッテリの個数と前記交換を許諾する交換型バッテリの個数が一致した場合に交換を成立させるものである。
(5):上記(4)の態様において、前記処理部は、前記第2取得部が取得する前記第2ユーザが前記交換を許諾する交換型バッテリの個数を、第2ユーザが前記交換を行ったと想定した場合に、前記交換した後の電力使用予想量に基づいて自動で決定するものである。
(6):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記対価は、前記第2ユーザが提案可能である。
(7):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記対価は、前記第2ユーザが交換を許諾した交換型バッテリに蓄電された電力量と、前記第1ユーザの前記交換型バッテリに蓄電された電力量との差分に基づいて決定されるものである。
(8):上記(1)から(7)のいずれかの態様において、前記第2ユーザの第2車両に前記第1ユーザの前記交換型バッテリが装着された場合、前記装着された交換型バッテリは、自動で前記交換型バッテリの充電施設から電力の供給を受けて充電を行うものである。
(9):上記(1)から(8)のいずれかの態様において、前記第1送信部は、更に前記交換型バッテリを交換する作業場所および作業を開始する時間を前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2送信部は、更に前記作業場所および前記作業を開始する時間を前記第1ユーザの端末装置に送信するものである。
(10):上記(1)から(8)のいずれかの態様において、前記第2ユーザの第2車両は、認証を行って前記第1ユーザであることを認識した場合、前記第2車両の前記交換型バッテリを着脱可能な状態に制御するものである。
(11):上記(1)から(10)のいずれかの態様において、前記処理部は、前記充電中または充電度合が所定以上の交換型バッテリの劣化度合を取得し、取得した劣化度合が所定度合以上のバッテリを交換対象のバッテリから除外するものである。
(12):上記(1)から(11)のいずれかの態様において、前記第2ユーザは、前記交換リクエストに対して予め前記交換型バッテリの交換を許諾しているユーザであり、予め前記交換許諾情報を提供しているユーザであるものである。
(13):この発明の一態様に係る情報処理システムは、交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得する第1取得部、前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信する第1送信部、前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得する第2取得部、前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信する第2送信部、および前記第1取得部により取得された交換リクエストおよび前記第2取得部により取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う処理部を備える情報処理装置、前記情報処理装置と通信して前記情報処理装置に前記交換リクエストまたは交換許諾情報を送信するアプリケーションプログラムとを備える情報処理システムである。
(14):この発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得し、前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得し、前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信し、前記取得された交換リクエストおよび前記取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う情報処理方法である。
(1)によれば、情報処理装置は、交換リクエストおよび交換許諾情報に基づいて、第2ユーザにバッテリの交換の許諾に対する対価を付与するための処理を行うことで、ユーザにとってより利便性の高いサービスを提供することができる。例えば、第1ユーザはすぐに充電された交換型バッテリを使用することができ、第2ユーザは対価を受け取ることができるため各人のニーズに合った充電施設の利用ができる。
(2)によれば、第2ユーザは充電施設で充電をしているので、比較的充電待ちを許容することができるので、第1ユーザから受け取った交換型バッテリを充電することに抵抗がない場合がある。よって、より各人のニーズに合った利用ができる。
(3)によれば、第1ユーザは対価を支払うことですぐに充電された交換型のバッテリを使用することができるようになり、システムの安定化がはかれる。
(4)または(5)によれば、交換されるバッテリの個数が考慮されるため、必要以上のバッテリが交換されてしまい、第2ユーザの使用に支障をきたすことが抑制される。
(6)または(7)によれば、情報処理装置は、対価を適切な値に設定することができる。
(8)によれば、第1ユーザの操作を介することなく充電が行われるため、ユーザの利便性が向上する。
(9)によれば、情報処理装置が交換作業に関連する情報をユーザに提供することにより、ユーザ同士で交換作業を行う場合に容易に交換作業を行うことができる。
(10)によれば、情報処理装置は、認証を行うため、権限を有さないユーザによる作業を抑制することができる。
(11)によれば、情報処理装置は、バッテリの劣化度合を考慮するため、劣化度合が比較的に大きいバッテリの利用を抑制することができる。
実施形態の情報処理装置が提供するサービスの概要を説明するための図である。 情報処理装置200を含む情報処理システム1の構成の一例を示す図である。 車両Mが備える車両システム10の機能構成の一例を示す図である。 バッテリ46が交換される際の態様の一例について説明するための図である。 情報処理装置200の機能構成の一例を示す図である。 充電アプリ120と情報処理装置200とにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 車両関連情報284の内容の一例を示す図である。 充電アプリ120が提供するインタフェース画面の一例を示す図である。 充電アプリ120が情報処理装置200に送信するリクエスト情報286の一例を示す図である。 ステップS112の合致するユーザの抽出手法の一例について説明するための図である。 ステップS112の合致するユーザの抽出手法の他の一例について説明するための図である。 許諾が求められたユーザの充電アプリ120が提供するインタフェース画面の一例を示す図である。 交換するバッテリを提供する車両と、情報処理装置200と、バッテリの交換をリクエストした充電アプリ120とにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 変形例1の車両関連情報284Aの内容の一例を示す図である。 変形例2の車両関連情報284Bの内容の一例を示す図である 変形例3の車両関連情報284Cの内容の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法の実施形態について説明する。
<実施形態>
[処理の概要]
図1は、実施形態の情報処理装置が提供するサービスの概要を説明するための図である。車両Aおよび車両Bは、バッテリを搭載する。車両Aおよび車両Bは、少なくもバッテリに蓄電された電力をモータ等の駆動源に供給して、駆動源が供給された電力を用いて車両を走行させる車両である。本実施形態で利用される車両は、例えば、バッテリと、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関とを組み合わせた駆動によって走行するハイブリッド車両(いわゆるプラグインハイブリッド車両)であってもよい。車両は、自動車、鞍乗り型の車両(電動二輪車)、電動三輪車、電動四輪車、電動キックスケータ、またはロボット等であってもよい。本実施形態において、車両は電動自動車であるものとする。本実施形態では、バッテリは車両に搭載され、ユーザが簡易に取り出したり、交換したりすることができるものとする。
時刻Tにおいて、車両Aは、例えば、充電施設においてバッテリを充電している。車両Bのバッテリの残量は少なく、車両Bが次の目的地に到達するには充電が必要である。しかし、車両Bは、早急に目的地に向かいたい。このとき、車両Bのユーザは、バッテリのリクエストを行う。情報処理装置は、リクエストを満たす車両Aに交換が可能かを問い合わせ、許諾が得られた場合、交換を行うための処理を行う。
時刻T+1において、車両Bが車両Aとの待ち合わせ場所に到着すると、車両Aのバッテリと車両Bとのバッテリとが交換される。これにより、車両Bには、車両Aに搭載されていた所定度合以上の充電量のバッテリが搭載され、車両Aには、車両Bに搭載されていた所定度合未満の充電量のバッテリが搭載される。
バッテリの交換がされた時刻T+2において、車両Bは、次の目的地に向かうことができる。車両Aは、充電施設において、交換後のバッテリを充電する。車両Aのユーザは、バッテリの交換に伴う対価を得ることができる。対価は、車両Bのユーザにより提供される。
例えば、商業施設や飲食店などに充電施設付きの駐車場が用意され、駐車しながら充電が可能な場合がある。滞在時間が長いユーザや充電時間を気にしないユーザが存在する場合がある。ユーザは、滞在時間が長いユーザなどからバッテリの供給を受け、迅速に充電されたバッテリを利用することができる。更にバッテリを提供したユーザは、対価を受けとることができる。
なお、車両Aは、充電を行う必要がない場合は充電を行わずに、次の目的地に向かってもよい。また、バッテリの交換がされる場所は、充電施設に限らず任意の場所であってもよい。例えば、車両Aは、充電中の車両でなく、走行している車両や、所定の施設や場所で停車している車両であってもよい。
また、バッテリは、車両に搭載されたバッテリに限らず、施設に準備されているバッテリや、ユーザが所持しているバッテリであってもよい。バッテリの提供者は、本実施形態で利用されるバッテリを有するユーザであればよく、例えば施設や駐車場の管理者であってもよい。
[情報処理システムの構成]
図2は、情報処理装置200を含む情報処理システム1の構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、例えば、一以上の車両M(図中、M1からMn)と、一以上の端末装置100(図中、100-1から100-n)と、情報処理装置200と、充電施設300と、監視カメラ400とを備える。「n」は任意の自然数である。
端末装置100(後述する充電アプリ120)と、情報処理装置200と、充電施設300とは、例えば、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、セルラー網や、Wi-Fi網、Bluetooth(登録商標)、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局等を含む。
端末装置100のそれぞれに、充電アプリ120(図中、120-1から120-n)がインストールされている。車両Mと、充電アプリ120とは、無線通信または有線通信を用いて互いに通信する。無線通信とは、例えば、予め設定されたBluetooth(登録商標)などの通信規格の短距離無線通信である。
[端末装置]
端末装置100は、例えば、ユーザU(図中、U1からUn)が保持する端末装置である。ユーザUは、車両M(図中、M1からMn)を利用するユーザである。端末装置100は、支援サービスを利用するユーザが保持する端末装置である。支援サービスは、充電施設300の利用の予約を支援するサービスや、バッテリの交換を支援するサービスである。端末装置100は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどのユーザが携帯可能な端末装置である。端末装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶装置に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。端末装置100が実行する機能のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
端末装置100では、情報処理システム1が提供する支援サービスを利用するためのアプリケーションプログラム、或いはブラウザなどが起動し、支援サービスをサポートする。以下の説明では端末装置100がスマートフォンであり、支援サービスに関する処理においてアプリケーションプログラム(充電アプリ120)が利用されることを前提とする。充電アプリ120は、ユーザUの操作に応じて情報処理装置200と通信し、ユーザUのリクエストを情報処理装置200に送信したり、情報処理装置200から受信した情報に基づくプッシュ通知を行ったりする。
上記の端末装置100の機能構成の一部または全部は、車両Mに搭載されてもよい。例えば、充電アプリ120に係る機能は車両Mに搭載されてもよい。この場合、情報処理装置200と車両Mとが情報処理を行って支援サービスを実現する。
[車両]
図3は、車両Mが備える車両システム10の機能構成の一例を示す図である。車両Mには、車両システム10が搭載されている。車両システム10は、例えば、通信部12、情報処理部14、制御部16、バッテリ制御部18、位置特定部30、扉ロック部40、セットアクチュエータ42、セッティングセンサ44、およびバッテリ46を備える。
通信部12は、情報処理装置200と通信する通信インタフェースである。情報処理部14は、車両システム10が保持する情報や、他の装置から送信された情報を管理する。情報処理部14は、上記の各情報を不図示の記憶装置に記憶させたり、記憶装置に記憶された情報を取得して取得した情報を他の装置に提供したりする。
情報処理部14は、例えば、位置特定部30により特定された車両Mの位置情報を取得し、取得した情報を管理したり、他の装置に送信したりする。位置特定部30は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から受信した信号に基づいて、車両Mの位置を特定する。
制御部16は、扉ロック部40およびセットアクチュエータ42を制御する。制御部16は、セッティングセンサ44から取得した情報に基づいて、バッテリ46が規定の位置に取り付けられているか否かを判定する。扉ロック部40、セットアクチュエータ42、およびセッティングセンサ44の詳細については後述する。
バッテリ制御部18は、バッテリ46の状態を取得したり、バッテリ46の充電または放電を制御したりする。バッテリ46は、リチウムイオン電池などの繰り返し充電または放電が可能な二次電池である。バッテリ46の状態とは、バッテリ46に蓄電された電力量や充電率などである。バッテリ制御部18は、バッテリ46から種々のパラメータを取得し、取得したパラメータを用いてバッテリ46の状態を算出する。バッテリ制御部18は、例えば、OCV(開放電圧)推定法や、電池を電気回路で表現した等価回路モデルを用いる手法、非線形カルマンフィルタを用いた手法等など公知の種々の手法が用いてバッテリ46の充電率を算出する。また、バッテリ制御部18は、バッテリ46の劣化度合を算出する。バッテリ制御部18は、例えば、充放電曲線の形状の変化度合(出力電力に対するSOC(State Of Charge)の変化量)や、充放電回数、製造後の経過時間、電圧などに基づいて劣化度合を算出したり、他の公知の手法により劣化度合を算出したりする。上記の各種パラメータ(充放電回数や製造日など)は、例えば、バッテリ46に設けられた記憶装置に記憶され、バッテリ制御部18は、記憶装置に記憶された情報から各種パラメータを取得する。バッテリ46の状態を算出する処理は、情報処理装置200において行われてもよい。
車両Mのバッテリ46は、ユーザが交換可能である。図4は、バッテリ46が交換される際の態様の一例について説明するための図である。車両MのボディBには、扉Dが設けられている。扉Dは、例えば、リアクォータや、ボンネットなどユーザがバッテリ46の出し入れをしやすい箇所に設けられる。
制御部16は、情報処理装置200から指示を受け付けると、扉ロック部40をロック状態からアンロック状態に制御する。扉ロック部40がアンロック状態において扉部Dが開放されると、図4の中図に示すように車両Mに設けられたスペースSPにユーザはアクセス可能となる。スペースSPには、一以上のバッテリ46(図4では3つのバッテリ46-1から46-3)が取り付けられている。バッテリ46のそれぞれは、固定部43(43-1Aから43-3B)によって固定されている。
制御部16は、ユーザがバッテリ46を交換する際、固定部43を制御してバッテリ46を固定状態から非固定状態に制御する。制御部16は、セットアクチュエータ42を制御して、固定部43を車両Mのボディに設けられた収納部に収めるように制御する。例えば、固定部43は、車両Mの収納部(不図示)にスライドするように移動してバッテリ46を固定状態から非固定状態にする。
図4の下図のように、バッテリ46-1およびバッテリ46―2が非固定状態になると、ユーザは、バッテリ46-1およびバッテリ46-2を取り出して、バッテリ46-1およびバッテリ46-2の代わりに交換用のバッテリ46を取り付けることができる。セッティングセンサ44は、交換用のバッテリ46が予め定められた状態に取り付けられた否かを検出する。予め定められた状態とは、例えば、交換用のバッテリ46の接点と、車両側の接点とが電気的に接続可能な状態である。制御部16は、セッティングセンサ44の検出結果に基づいて、交換用のバッテリ46が予め定められた状態に取り付けられたこと、または取り付けられていないことを示す情報をユーザに通知する。
[情報処理装置]
情報処理装置200は、上述した支援サービスを提供する。サービス事業者は、例えば、バッテリ46を販売している事業者や、バッテリ46をリースしている事業者である。図5は、情報処理装置200の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置200は、例えば、通信部210と、通信制御部220と、情報管理部230と、マッチング部240と、対価管理部250と、認証管理部260と、記憶部280とを備える。通信制御部220、情報管理部230、マッチング部240、対価管理部250、および認証管理部260は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶装置に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部280は、例えば、ユーザ情報282と、車両関連情報284、リクエスト情報286と、対価情報288とを含む。これらの情報については後述する。
通信部210は、ネットワークNWを介して他の装置と通信するための通信インタフェースである。通信部210は、例えば、端末装置100により送信された情報や、充電施設300により送信された情報を取得する。通信部210は、車両Mのバッテリ46の充電状態や、車両Mの位置等を取得する。
通信制御部220は、例えば、第1取得部222と、第2取得部224と、第1送信部226と、第2送信部228とを含む。第1取得部222は、バッテリ46を搭載した車両の第1ユーザの端末装置100からバッテリ46を交換するためのリクエスト情報(交換リクエスト)を取得する。第2取得部224は、第2ユーザがリクエスト情報に対して、充電中または充電度合が所定度合以上のバッテリ46の交換を許諾する交換許諾情報を取得する。第1送信部226は、リクエスト情報を第2ユーザの端末装置100に送信する。第2送信部228は、交換許諾情報を第1ユーザの端末装置100に送信する。「送信する」とは、第1送信部226または第2送信部228が、通信部210を用いて情報を送信先に送信することである。
情報管理部230は、例えば、通信制御部220が取得した情報を記憶部280に記憶させたり、情報処理装置200が生成した情報を記憶部280に記憶させたりする。
マッチング部240は、リクエスト情報に含まれる条件を満たすまたは合致する車両Mまたはバッテリ46を抽出する。この処理の詳細については後述する。
対価管理部250は、第1取得部222により取得されたリクエスト情報および第2取得部224により取得された交換許諾情報に基づいて、第2ユーザに許諾に対する対価を付与するための処理を行う。対価は、金銭や、割引、クーポンなどである。対価は、電子的に管理される。例えば、金銭の額や、割引額、クーポンなどがユーザID(ユーザの識別情報)に対して電子的に対応付けられたユーザ情報282が記憶部280に記憶されている。例えば、対価管理部250は、ユーザに対価を付与するための処理において、ユーザ情報282においてユーザIDに対応付けられた対価を電子的に書き換えることで対価を付与する。
第2ユーザに付与される対価は、例えば、第1ユーザによって提供される。第2ユーザに付与される対価は、例えば、第1ユーザによって提供される対価から所定の手数料を差し引いた度合の対価である。対価は、予め情報処理装置200の事業者または第2ユーザによって設定されていてもよいし、ユーザ間の交渉によって決定されてもよいし、ユーザが提案してもよい。
認証管理部260は、リクエスト情報を送信したユーザが、交換を許諾した車両Mに搭載されたバッテリ46の交換を行う場合に、権限の存在するユーザであるかを認証する。認証は、ユーザの位置情報(車両Mまたは端末装置100の位置情報)が、所定の位置に存在することによって行われてもよいし、監視カメラ400により撮像されたユーザを含む画像を解析して、画像に含まれるユーザが権限を有するユーザであるか否かによって行われてもよい。また、認証管理部260は、ユーザを認証するための情報をバッテリの交換を許諾したユーザの車両Mに送信し、車両Mと充電アプリ120とが通信して、ユーザを認証するための情報に基づいて、ユーザの権限が認証されてもよい。
[充電施設]
充電施設300は、例えば、バッテリ46を充電するための施設である。予約したユーザや、権限を有するユーザが、車両Mの充電口と充電施設の電力線とを電気的に接続することで、車両Mのバッテリ46の充電が可能である。
[監視カメラ]
監視カメラ400は、例えば、充電施設300に設けられ、充電施設内またはその周辺を監視するカメラである。監視カメラ400により撮像された画像は、例えば、情報処理装置200に送信され、情報処理装置200が画像を解析して解析結果に基づいて種々の処理(例えば上述した認証や監視)を行う。
[シーケンス]
図6は、充電アプリ120と情報処理装置200とにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。充電アプリ120-1(車両M1)が、車両関連情報284を情報処理装置200に送信する(ステップS100)。次に、情報処理装置200が、ステップS100で送信された車両関連情報284を取得する(ステップS102)。次に、充電アプリ120-n(車両M-n)が、車両関連情報284を情報処理装置200に送信する(ステップS104)。次に、情報処理装置200が、ステップS104で送信された車両関連情報284を取得する(ステップS106)。上記のように、情報処理装置200は、各車両Mにより送信された車両関連情報284を取得する。
図7は、車両関連情報284の内容の一例を示す図である。車両関連情報284は、例えば、ユーザIDと、バッテリ46の状態、想定走行可能距離、車両Mの位置情報、および車両の状態が互いに対応付けられた情報である。バッテリ46の状態とは、ユーザIDに対応するバッテリ46の充電率や充電された電力量などを示す情報である。
想定走行可能距離とは、当該バッテリ46の状態で想定される走行可能距離である。想定走行可能距離は、例えば、車種ごとに求められている。例えば、当該バッテリ46が車種A(例えば大型車)に搭載された場合に想定される走行可能距離や、当該バッテリ46が車種B(例えば中型車)に搭載された場合に想定される走行可能距離、当該バッテリ46が車種C(例えば小型車)に搭載された場合に想定される走行可能距離が求められている。車両Mの状態とは、車両Mの現在の状態である。車両Mの状態とは、車両Mが走行中である状態や、車両Mが充電施設Aで充電中である状態、車両Mが施設Cに停車している状態、車両Mが地点A付近を走行している状態等である。
図6の説明に戻る。次に、所定の充電アプリ120によりリクエスト情報が送信されると(ステップS108)、情報処理装置200の第1取得部222は、リクエスト情報を取得し、情報処理装置200のマッチング部240が取得したリクエスト情報に含まれる条件に合致するユーザを検索する(ステップS110)。詳細については後述する。
図8は、充電アプリ120が提供するインタフェース画面の一例を示す図である。バッテリ46の交換を希望する第1ユーザは、例えば、インタフェース画面において目的地または走行距離(例えば次の目的地までの距離や交換後のバッテリ46で走行したい距離)、交換を行う希望場所、および交換を行う希望時間を入力する。地図において交換を行う希望場所は座標指定されてもよい。
充電アプリ120は、インタフェース画面において入力された情報および車両Mから取得した情報に基づいてリクエスト情報を生成し、生成したリクエスト情報を情報処理装置200に送信する。図9は、充電アプリ120が情報処理装置200に送信するリクエスト情報286の一例を示す図である。リクエスト情報は、ユーザID、目的地または走行距離、交換希望場所、交換希望時間、車両の位置情報、および交換を希望するフラグが互いに対応付けられた情報である。
図6の説明に戻る。次に、情報処理装置200のマッチング部240は、リクエスト情報の条件に合致するユーザを抽出して、情報処理装置200の第1送信部226が、抽出された合致するユーザにバッテリ46の交換の許諾を求める(ステップS112)。許諾を求められたユーザは、充電アプリ120を操作して、許諾をするか、許諾をしないかを示す回答を情報処理装置200に送信する(ステップS114)。
情報処理装置200の第2取得部224は、ステップS114の回答を取得すると(例えば許諾をする旨の回答を取得すると)、情報処理装置200の第2送信部228が、リクエスト情報を送信した第1ユーザの充電アプリ120に許諾がされたことを示す情報や、待ち合わせ場所、時間等を送信する(ステップS116)。また、この場合、情報処理装置の第1送信部226は、第2ユーザに確定した待ち合わせ場所や時間等の情報を第2ユーザの充電アプリ120に送信してもよい。上記処理において、待ち合わせ場所や時間は、第2ユーザが指定してもよい。この場合、第1ユーザと第2ユーザとの間で待ち合わせ場所や時間が合意できた場合、リクエストの条件が満たされると判定される。
図10は、ステップS112の合致するユーザの抽出手法の一例について説明するための図である。まず、情報処理装置200が、リクエスト情報に含まれる希望する場所および希望する時間(または希望する場所付近および希望する時間付近)に存在する一以上の車両を抽出する(ステップS200)。
次に、情報処理装置200は、抽出した車両のバッテリ46の状態を確認し、当該バッテリ46の状態が第1ユーザのリクエストの条件に合致するか否かを確認する(ステップS202)。そして、情報処理装置200は、リクエストに合致するバッテリ46を有する車両Mを抽出する(ステップS204)。リクエストに合致するバッテリ46とは、リクエストを行った第1ユーザの車両が、バッテリ46の電力を用いて目的地に到達することができる充電率や電力量を有するバッテリである。そして、情報処理装置200は、抽出したバッテリ46を有する車両のユーザに許諾を求める。抽出される車両Mは、例えば、充電施設300で充電している車両Mであってもよいし、充電施設300での充電を予約していて、これから充電施設300で充電を行う予定の車両であってもよい。また、リクエストを行った第1ユーザには、プライバシーを考慮して許諾を求める車両の位置情報や車両を特定するための情報は提供されずに、車両が位置する施設の情報が提供される。
図11は、ステップS112の合致するユーザの抽出手法の他の一例について説明するための図である。図10の例では、マッチング部240が積極的に条件に合う車両を抽出したが、マッチング部240は、第1ユーザの操作に応じて条件に合う車両を抽出してもよい。マッチング部240は、例えば、図11に示すようなインタフェース画面を充電アプリ120に提供し、端末装置100の表示部に表示させる。インタフェース画面には、例えば、バッテリ46の交換を希望する第1ユーザの周辺の施設や駐車場で交換可能なバッテリ46の情報が含まれる。バッテリ46の情報は、施設単位や駐車場単位でなく、領域単位や区画単位で表示されてもよい。バッテリ46の情報とは、例えば、交換可能なバッテリ46(充電度合が所定以上のバッテリ46)の数や、バッテリ46の充電度合などの情報である。上記の施設の情報は、例えば、地図情報に対応付けられて表示されてもよい。
第1ユーザは、充電アプリ120において条件を指定して条件を満たす施設などの情報を表示させてもよい。条件とは、交換を希望するバッテリ46の数(施設で交換可能なバッテリ46の数)や、場所(交換場所)、希望する交換のための料金などである。場所は、座標で指定されてもよいし、施設名や駐車場名で指定されてもよい。また、インタフェース画面には、施設において、必要な個数のバッテリ46を交換するために必要な最低料金や平均料金などの情報や、現在地から施設までの距離や時間などの情報が含まれていてもよい。例えば、対価がバッテリを提供する施設に存在するユーザにより決定される場合、料金は施設ごとに異なる。
更に、施設が選択され絞り込まれた際、その施設においてバッテリ46を提供する第2ユーザに関する情報がインタフェース画面に表示されてもよい。第2ユーザに関する情報とは、第2ユーザごとの交換可能なバッテリ46の情報や、バッテリ46の充電量に関する情報、バッテリ46の交換に対する対価、他のユーザによってされた評価結果などの情報である。
上記のような情報を参照して、ユーザは、どの施設でどのユーザにバッテリ46の交換の許諾を求めるかを決定することができる。
図12は、許諾が求められたユーザの充電アプリ120が提供するインタフェース画面の一例を示す図である。インタフェース画面には、バッテリ46の交換場所や、交換時間、交換後のバッテリ46で走行可能な距離、目的地までの距離(または交換後のバッテリ46で目的地に到達できるか否かを示す情報)、目的地に向かうために必要な充電時間、バッテリ46を交換したことによって付与される対価を示す情報などが含まれる。更にインタフェース画面には、許諾ボタンおよび非許諾ボタンが含まれる。許諾ボタンが操作されると、バッテリ46の交換を許諾することを示す情報が情報処理装置200に送信され、非許諾ボタンが操作されると、バッテリ46の交換を許諾しないことを示す情報が情報処理装置200に送信される。
対価は、第2ユーザによって提案されてもよい。例えば、第2ユーザは、充電アプリ120を操作して、許諾する条件の対価を第1ユーザに提案してもよい。対価は、充電アプリ120を介して、第1ユーザと第2ユーザとが交渉して決定されてもよい。第1ユーザと第2ユーザとが対価について合意した(許諾ボタンが操作された)ことによって、バッテリ46を交換するための処理が進められる。
また、対価は、第2ユーザが交換を許諾したバッテリ46に蓄電された電力量と、第1ユーザのバッテリ46に蓄電された電力量との差分に基づいて決定されてもよい。例えば、対価管理部250は、上記の電力量の差分を算出し、算出した差分が大きいほど対価を大きく設定し、差分が小さいほど対価を小さく決定する。対価は、差分の範囲ごとに変動してもよい。例えば、差分が第1度合以上、差分が第1度合未満且つ第2度合以上、差分が第2度合未満である場合、この順で対価が大きい傾向で設定されてもよい。
また、バッテリ46の交換場所は、ユーザ同士で決定されてもよい。例えば、第1ユーザが、指定した場所(座標指定した場所)を集合場所とすることに、第2ユーザが合意した場合、その場所が集合場所として設定される。また、充電アプリ120は、現在地から集合場所まで時間が掛かる場合、移動に掛かる時間を示す情報をユーザに提供したり、互いの承認が得られれば互いの位置情報を、地図コンテンツ上に表示させたりしてもよい。また、既に交換できる場所にバッテリ46の提供者の車両Mが駐車し、且つリクエスト情報の条件が、第2ユーザが予め設定した最低条件を満たしている場合に自動で許諾が行われるようにされてもよい。
情報処理装置200が、ユーザがバッテリ46の交換を許諾することを示す情報を取得すると、図13の処理が行われる。図13は、交換するバッテリ46を提供する車両と、情報処理装置200と、バッテリ46の交換をリクエストした充電アプリ120とにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、バッテリ46の交換をリクエストしたユーザの車両(リクエスト車両)が、待ち合わせ場所に到着した場合、ユーザは、充電アプリ120を操作して、待ち合わせ場所に到着したことを示す情報および車両Mの位置情報(または端末装置100の位置情報)を情報処理装置200に送信する(ステップS300)。
次に、情報処理装置200が、ステップS300で送信された情報を取得した場合、交換モードを開始する条件を満たすか否かを判定する(ステップS302)。交換モードとは、バッテリ46の交換を許諾した車両(許諾車両)が、バッテリ46の交換が行えるような挙動を行うモードである。交換モードを開始する条件とは、ステップS300で送信された位置情報が待ち合わせ場所または待ち合わせ付近であること、および現在の時間が待ち合わせ時間または待ち合わせ時間付近であることである。これらの条件が満たされることは、「認証」が成立したことの一例である。
また、認証は、例えば、待ち合わせ場所の充電施設300の監視カメラ400が第1ユーザを撮像したことであってもよいし(取得された画像から予め情報処理装置200が保持している第1ユーザの特徴が抽出され第1ユーザが認識されたこと)、充電施設300や第2ユーザの車両Mと第1ユーザの充電アプリ120が通信したことであってもよい。また、「認証」とは、他の装置が認証を行い認証が成立したことを示す情報が取得されたことであってもよい。例えば、第2車両が、情報処理装置200から認証が成立したことを示す情報を取得した場合、認証が行われたとみなすことができる。
情報処理装置200は、交換モードを開始する条件を満たす場合、交換モードの開始を許諾車両に指示する(ステップS304)。本処理では、許諾車両は、充電施設で充電を行っているものとする。ステップS306からステップS316の処理は交換モードに含まれる処理の一例である。
次に、指示を示す情報(認証が行われたことを示す情報)を許諾車両が取得すると、許諾車両は充電を停止する(ステップS306)。例えば、リクエスト車両のユーザまたは許諾車両のユーザが充電を停止する。例えば、許諾車両のユーザが不在の場合は、リクエスト車両のユーザが充電を停止する。この際、情報処理装置200は、許諾車両のバッテリ46を充電している充電施設300に充電の停止を依頼し、充電を停止させてもよい。この場合、ユーザは、許諾車両に接続されている電気線をバッテリ46から引き離せばよい。
次に、許諾車両は、扉部Dをロック状態からアンロック状態に制御する(ステップS308)。次に、許諾車両は、交換する対象のバッテリ46を固定している固定部43を固定状態から非固定状態に制御する(ステップS310)。これにより、許諾車両に搭載されたバッテリ46は交換可能となり、リクエスト車両のユーザがリクエスト車両に搭載されたバッテリ46と、許諾車両に搭載されたバッテリ46とを交換する。
バッテリ46が交換されると、許諾車両は、セッティングセンサ44から取得した情報に基づいて、交換されたバッテリ46が規定の位置に取り付けられているか否かを判定する(ステップS312)。バッテリ46が規定の位置に取り付けられた場合、許諾車両は、バッテリ46が規定の位置に取り付けられたことを示す情報をリクエスト車両のユーザに通知する。バッテリ46が規定の位置に取り付けられていない場合、許諾車両は、バッテリ46が規定の位置に取り付けられていなため、バッテリ46を規定の位置に取り付けることを促す情報をリクエスト車両のユーザに通知する。通知は、許諾車両が行ってもよいし、充電アプリ120を介して行われてもよい。
バッテリ46が規定の位置に取り付けられた場合、リクエスト車両のユーザが充電施設の電気線(ケーブル)を許諾車両に接続して、許諾車両のバッテリ46の充電を開始する。次に、許諾車両が、充電が開始されたか否かを判定する(ステップS314)。充電が開始された場合、完了通知を情報処理装置200に送信する(ステップS316)。情報処理装置200は、完了通知を取得した場合、バッテリ46の交換に関する処理が完了したことを示す通知をリクエスト車両の充電アプリ120に送信する(ステップS318)。
上記の処理において、情報処理装置200は、監視カメラ400により撮像された動画または画像を解析し、ユーザの行動や許諾車両の状態を認識してもよい。例えば、情報処理装置200は、ユーザがバッテリ46を交換した後、許諾車両に搭載されたバッテリ46の充電を行っているかを画像に基づいて判定してもよい。また、情報処理装置200は、画像を解析して、上記の処理とは異なる処理をユーザが行っている場合には、充電アプリ120や許諾車両を介して、ユーザに通知を行ってもよい。これにより、情報処理装置200は、許諾車両のユーザが不在の場合であっても、許諾車両のユーザが安心させて、バッテリ46の交換が行われることを支援することができる。
監視カメラ400により映像は第2ユーザが充電アプリ120を介して確認できるように提供されてもよい。このように、映像を監視できるようにすることでバッテリ46の交換以外の作業(窃盗やいたずら)を防止できる。また、監視カメラ400は、作業場所が隠れないように、複数視点から車両を撮像できるように複数設けられてもよい。更に、有事の際に証拠映像として利用できるように映像は録画され保管されてもよい。また、警備会社と提携して有事の際に警備会社が駆け付けられるようにシステムが構成されていてもよい。また、映像は、バッテリ46の交換時の事故(落下や接触による傷つきなど)後の修正処理のエビデンスに用いられるように保存されてもよい。
上記の処理において、リクエスト車両のバッテリ46が許諾車両に取り付けられた場合(バッテリ46が外され、これまでの識別情報のバッテリ46とは異なるバッテリ46が取り付けられた場合)、充電が自動で行われてもよい。例えば、許諾車両は、これまでの識別情報のバッテリ46とは異なるバッテリ46が取り付けられ、更に充電施設の電力線が許諾車両に接続された場合、充電の準備が完了したことを示す情報を情報処理装置200または充電施設300に送信し、充電施設300が自動で充電を開始してもよい。また、電力線は許諾車両に取り付けられたままバッテリ46は交換されてもよい。この場合も、充電の準備が完了したことを示す情報を情報処理装置200または充電施設300に送信し、充電施設300が自動で充電を開始してもよい。
また、バッテリ46の交換は、第1ユーザと第2ユーザとが立ち会って行われてもよい。また、施設には施錠可能なボックスが用意され、バッテリ46の提供者は、交換用のバッテリ46をボックスに収納して施錠する。第1ユーザは、所定の手法によってボックスを開錠して収納されたバッテリ46を取り出してもよい。所定の手法とは、ボックスとユーザの充電アプリ120とが通信して認証を行うことや、開錠するための暗証番号をボックスの操作部を操作して入力すること、指紋などの生体認証などの手法である。認証に利用される情報は、例えば、情報処理装置200により各装置等に提供される。また、バッテリ46の交換は、施設に待機する作業者によって行われてもよいし、ロボット装置などによって行われてもよい。
また、バッテリ46が交換された後、バッテリ46の提供者が依頼者を評価したり、依頼者が提供者を評価したりしてもよい。評価は、充電アプリ120が提供する評価入力画面によって行われる。そして、情報処理装置200は、評価結果を集計して、サービスを利用するユーザが評価結果を閲覧可能なようにしてもよい。これにより、ユーザは、サービスの利用において評価を参照してサービスの利用を判断することができる。更に、情報処理装置200が、評価が高い人のサービス利用料を下げたり、バッテリ46の交換料金の代わりに使用できるポイントの付与率を上げたりすることで、サービス利用の活発化が期待できる。
更に、ユーザが緊急でバッテリ46を交換した場合、情報処理装置200は、交換個数と料金とを提示した上で、周囲の車両Mや施設などにバッテリ46の交換が可能かを呼びかける通知を行ってもよい。呼びかけに応じられるユーザが、交換可能なバッテリ46の個数や、料金、交換場所への移動時間を呼びかけたユーザに充電アプリ120を介して提案してもよい。
以上説明した実施態様によれば、情報処理装置200が、取得したリクエスト情報および取得した交換許諾情報に基づいて、第2ユーザにバッテリ46の交換の許諾に対する対価を付与するための処理を行うことで、ユーザにとってより利便性の高いサービスを提供することができる。例えば、第1ユーザはすぐに充電されたバッテリ46を使用することができ、第2ユーザは対価を受け取ることができるため各人のニーズに合った充電施設の利用ができる。このように、バッテリ46の電力を用いた車両の利用に関して、ユーザの利便性を向上させることで、より当該車両の利用を促進させ、地球環境を考慮した社会の実現に貢献することが期待される。
<変形例1>
上述した実施形態では、情報処理装置200が、第2ユーザにバッテリ46の交換を許諾するか否かを問い合わせて、問い合わせに対する回答に基づいて、バッテリ46の交換を第1ユーザに許可する処理を行うものとした。変形例1では、第2ユーザは、事前にバッテリ46の交換を許諾することを示す情報を登録する。情報処理装置200は、記憶部280の車両関連情報284Aに事前に登録されたバッテリ46の交換を許諾することを示す情報に基づいて、バッテリ46の交換が可能な第2ユーザを抽出する。
図14は、変形例1の車両関連情報284Aの内容の一例を示す図である。車両関連情報284Aは、充電施設で停車中にバッテリ46の交換を許諾する旨の情報および許諾の条件を含む。例えば、第2ユーザは、充電アプリ120が提供するインタフェース画面において、停車中にバッテリ46の交換を許諾する旨の情報を入力すると、車両関連情報284Aに、その旨の情報が登録される。
更に、第2ユーザがインタフェース画面において、許諾の条件を入力すると、車両関連情報284Aに、その旨の情報が登録される。許諾の条件とは、例えば、○○時までに第2ユーザのバッテリ46の充電率が△△パーセント以上であることや、○○時までに第2ユーザのバッテリ46の電力で□□km以上走行することができること等である。
前述した図10で説明したステップS200-S204の処理において、マッチング部240は、リクエストに合致するバッテリ46を有する車両Mを抽出する。そして、マッチング部240は、抽出した車両のユーザが事前にバッテリ46の交換の許諾をしているか否かを判定し、許諾をしているユーザを優先して抽出する。そして、マッチング部240は、抽出したユーザの許諾条件を満たすか否かを判定し、許諾条件を満たす場合、当該ユーザのバッテリ46を交換するバッテリ46に決定する。
マッチング部240は、例えば、許諾の条件を満たすか否かを以下の処理を行って判定する。許諾の条件は、設定時刻に第2ユーザの車両Mが充電施設を出発して目的地に到着することができることである。まず、マッチング部240は、第2ユーザの車両に第1ユーザの車両のバッテリ46が搭載されたことを想定し、そのときから充電が開始され、設定された時刻まで充電された場合のバッテリ46の充電量を算出する。マッチング部240は、充電量から当該車両が走行できる距離を算出し、第2ユーザの目的地が走行できる距離の範囲内であるか否かを判定し、範囲内である場合、許諾の条件を満たすと判定する。そして、情報処理装置200は、許諾の条件を満たす第2ユーザの車両のバッテリ46を交換対象のバッテリ46に決定する。
上記のように、事前にバッテリ46の交換を許諾するか否かが登録されていることにより、情報処理装置200は、より迅速かつ容易にバッテリ46を交換する車両を抽出することができる。
<変形例2>
上述した実施形態では、バッテリ46の劣化度合は考慮されていなかった。これに対して、変形例2では、バッテリ46の劣化度合が所定の度合以上のバッテリ46は、交換対象から除外される。
図15は、変形例2の車両関連情報284Bの内容の一例を示す図である。車両関連情報284Bには、車両関連情報284Aの情報に加え、バッテリ46の劣化度合(例えばバッテリ46ごとの劣化度合)がユーザIDに対して対応付けられている。
マッチング部240は、バッテリ46の劣化度合が所定の度合以上のバッテリ46は、交換対象のバッテリ46から除外する。例えば、マッチング部240は、ユーザID「002」の車両Mが充電施設Bで充電中であり、当該車両Mのバッテリ46はリクエスト情報の条件を満たすが、バッテリ46の劣化度合が所定の度合以上であるため、交換対象のバッテリ46から除外される。この場合、例えば、マッチング部240は、当該車両Mのバッテリ46はリクエスト情報の条件を満たし、バッテリ46の劣化度合が所定の度合未満であるバッテリ46を検索し、検索したバッテリ46を交換対象のバッテリ46に決定する。
上記のように、情報処理装置200が、劣化度合が所定度合以上のバッテリ46を交換対象のバッテリ46から除外する。これにより、リクエストを行った車両のユーザは、より好適なバッテリ46に交換することができる。
なお、ユーザが予め劣化したバッテリ46を交換対象とする旨の意思表示をしている場合、劣化したバッテリ46を交換対象としてもよい。この場合、支払う料金がディスカウントされてもよいし、ユーザ間で料金を含めて合意ができた場合に交換が行われてもよい。
ユーザが劣化したバッテリ46を所定のバッテリ管理業者に持って行くと、ユーザには対価が付与されてもよい。例えば、バッテリ管理業者は、劣化したバッテリ46を受け取った場合、情報処理装置200と連携可能な端末装置を操作して、劣化したバッテリ46を持ち込んだユーザの識別情報などを入力してユーザに対価を付与する処理を行う。これによりユーザに対価が付与される。こうすることで、バッテリ管理業者はある程度まとまった(管理するのに効率的な)場所に劣化したバッテリを持ち込んでもらえるようになるので、バッテリ管理業者が少施設・少人数でも運営できるインフラを構築できる可能性が上がり、施設や物流に対するコストの最適化が期待できる。
<変形例3>
変形例3では、交換するバッテリ46の数が考慮される。図16は、変形例3の車両関連情報284Cの内容の一例を示す図である。車両関連情報284Cでは、車両Mに搭載されたバッテリ46ごとのバッテリ46の状態がユーザIDに対応付けられている。図16に示すように、車両Mに搭載された3つのバッテリ46の状態がユーザIDに対応付けられている。例えば、ユーザID「001」に対して、バッテリ1、バッテリ2、およびバッテリ3のそれぞれの電力による想定走行可能距離が対応付けられている。
マッチング部240は、例えば、リクエスト情報に含まれる条件に基づいて、バッテリ46を交換する対象の車両Mを抽出する。マッチング部240は、抽出した車両Mに搭載されたバッテリ46のうち、交換対象のバッテリ46の個数やバッテリ46の識別情報を特定する。例えば、マッチング部240は、リクエスト情報におけるバッテリ46の交換後の第1ユーザの車両Mの走行距離を満たすように、交換するバッテリ46の数および識別情報を特定する。
マッチング部240は、例えば、図16のユーザID「001」に対応するバッテリ46のうち、バッテリ1およびバッテリ2を交換対象として特定する。更に、マッチング部240は、リクエスト情報を送信した第1ユーザの第1車両Mのバッテリ46のうち2つのバッテリ46を交換することを特定し、第1ユーザに交換対象のバッテリ46の情報を通知する。第1ユーザの交換対象のバッテリ46は、例えば、充電度合が最も小さいバッテリ46である。
情報処理装置200は、バッテリ1およびバッテリ2の交換を許諾するか否かを第2ユーザの充電アプリ120に問い合わせ、許諾を得た場合、バッテリ1およびバッテリ2の交換が行われる。
上記の処理において、マッチング部240は、第2ユーザの車両Mのバッテリ46が交換された後に、消費されると推定される電力量(推定電力量)に基づいて、交換されるバッテリ46の数が決定してもよい。例えば、マッチング部240は、第1ユーザのリクエスト情報の条件を満たし、且つ第2ユーザの推定電力量が第2車両に提供可能なように、交換するバッテリ46の数および交換するバッテリ46を決定する。例えば、マッチング部240は、バッテリ1およびバッテリ2を交換した場合、リクエスト情報の条件は満たされるが、バッテリ3の残量(および交換後のバッテリの残量)では推定電力量を提供することができない。例えば、マッチング部240は、バッテリ1およびバッテリ3を交換した場合、リクエスト情報の条件は満たされ、且つバッテリ2の残量(および交換後のバッテリの残量)で推定電力量を提供することができる。この場合、マッチング部240は、バッテリ1およびバッテリ3を交換対象に決定する。
上記の例において、バッテリ46の交換後の充電時間または交換されたバッテリ46の残電力量が加味されて、交換対象のバッテリ46が決定されてもよい。例えば、バッテリ46の交換後の充電時間が所定時間存在し、その所定時間においてバッテリが充電されれば、推定電力量を供給できる場合、他のバッテリは交換対象とされてもよい。また、所定のバッテリと、交換後のバッテリ46とで、推定電力量を供給可能な場合、他のバッテリは交換対象とされてもよい。また、所定時間において所定のバッテリが充電され、充電後の電力量と、交換後のバッテリ46の電力量とを合わせれば、推定電力量が供給可能な場合、他のバッテリは交換対象とされてもよい。充電時間の有無は、ユーザによって提供されてもよいし、充電アプリに登録されたスケジュールによって認識されてもよい。
上記の充電において、通常の充電の他に充電時間を短くすることが可能な急速充電が加味されてもよい。急速充電は充電時間の短縮のためには効果的だが、一般的にバッテリ46の発熱などにより劣化を早める恐れがある。そのため、充電システム(バッテリ管理業者)としては標準状態では劣化しすぎないように充電速度を抑え気味にする必要がある。これは、バッテリ46の寿命を延ばして廃棄数を減らすために重要である。一方、短時間でどうしても急ぎで十分充電できたバッテリ46を利用したいユースケースは存在する。そこで、オプションとしての急速充電をサポートしてもよい。急速充電する場合、バッテリ管理業者の提示するマージンを、バッテリ46が必要な依頼者もしくは提供者のいずれかもしくは折半(または所定の負担比率)により上乗せで課金できるようにしてもよい。例えば、充電アプリ120が表示部に表示する画面において、急速充電する場合に追加で負担するコストを示す情報が含まれる。ユーザは、コストを負担してもいいと考える場合、充電アプリ120を操作して急速充電を行うことの意思を示すことができる。
このように急速充電を利用可能にすることで、バッテリ管理業者は急速充電に起因するバッテリ46の寿命の低下によるバッテリ46の交換コストを回収できる。また、バッテリ46の提供者の利益重視の運用によるバッテリ46の短寿命劣化による環境負荷を削減する効果が期待できる。また、急速充電の度合いを評価して評価に関する情報を利用者・提供者が確認可能なように表示部に表示できるようにしても良い。こうすることで、利用者・提供者双方が環境負荷を考慮しているユーザかどうかを評価してサービスを利用することができ、ユーザの環境意識向上が期待できる。
また、バッテリ46の交換対象は、一つの車両Mのバッテリ46に限らず、複数の車両Mのバッテリ46であってもよい。例えば、マッチング部240は、一つ車両Mからリクエスト条件を満たすバッテリ46を抽出できない場合、複数の車両Mのバッテリ46を交換対象としてもよい。例えば、マッチング部240は、ユーザID「001」に対応するバッテリ1と、ユーザID「002」に対応するバッテリ1とを交換対象とすれば、リクエスト情報の条件を満たす場合、二つの車両Mのバッテリ46を交換対象に決定してもよい。この際、交換後にユーザID「001」の車両Mに推定電力量が供給可能であり、且つユーザID「002」の車両Mに推定電力量が供給可能であることが条件とされてもよい。更に、上述したようにバッテリ46の交換後の充電時間が加味されて交換の是非が決定されてもよい。
また、バッテリ46の提供者は、実際に搭載されているバッテリ46のうちどれだけの個数を交換対象にするかを指定してもよい。指定は、許諾をするか否かの問い合わせ前に設定されてもよいし、問い合わせ時に指定してもよい。例えば、情報処理装置200は、提供者の次の目的地やユースケース(キャンプ場での活用など)に応じて利用する電力量を予測して予測した電力量に基づいて交換の上限個数を自動的に変更してもよい。
また、提供者は、交換個数に応じて別々の料金を設定できる。情報処理装置200は、需要と供給が成立するよう周辺の利用データから相場を割り出し、提供者が料金設定する前のデフォルト値を自動設定してもよい。また、料金は、常に自動設定し続けられてもよい(変更し続けられてもよい)。バッテリ46の交換の依頼があった時点で提供者の状況が変化している可能性を考慮し、依頼者の希望個数・料金に対して、提供者がそれを下回る個数と料金を再提示し、再交渉できるようにしてもよい。提供者の交換対象のバッテリ46の数と料金は、充電アプリ120を利用してリアルタイムに参照できるように、情報処理装置200が情報を提供する。
上記の変形例3によれば、交換されるバッテリ46の数が加味されるため、ユーザにとってより利便性の高いサービスを提供することができる。
なお、上記の実施形態および各変形例は、重畳して実施されてもよいし、適宜一部または全部が組み合わされて実施されてもよい。また、情報処理装置200または車両Mに含まれる機能構成の一部は、他の装置において実施されてもよいし、複数の装置に分散された実施されてもよい。更に、上述したシーケンス図などで説明した各処理のうち一部の処理は省略されてもよいし、目的を達成するように適宜改変されたり、順序が変更されたりしてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1‥情報処理システム、10‥車両システム、46‥バッテリ、100‥端末装置、120‥充電アプリ、200‥情報処理装置、210‥通信部、220‥通信制御部、222‥第1取得部、224‥第2取得部、226‥第1送信部、228‥第2送信部、230‥情報管理部、240‥マッチング部、250‥対価管理部、260‥認証管理部

Claims (14)

  1. 交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得する第1取得部と、
    前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信する第1送信部と、
    前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得する第2取得部と、
    前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信する第2送信部と、
    前記第1取得部により取得された交換リクエストおよび前記第2取得部により取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1送信部は、前記交換リクエストを、前記車両に搭載された前記交換型バッテリをバッテリの充電施設で充電している前記第2ユーザの端末装置に送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理部は、前記第1ユーザから対価を取得して、前記取得した対価を付与するための処理を行って前記第2ユーザに付与する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、
    第1ユーザが交換を要求する交換型バッテリの個数をさらに取得し、
    第2ユーザが交換を許諾する交換型バッテリの個数をさらに取得し、
    取得した前記交換を要求する交換型バッテリの個数と前記交換を許諾する交換型バッテリの個数が一致した場合に交換を成立させる、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理部は、
    前記第2取得部が取得する前記第2ユーザが前記交換を許諾する交換型バッテリの個数を、第2ユーザが前記交換を行ったと想定した場合に、前記交換した後の電力使用予想量に基づいて自動で決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記対価は、前記第2ユーザが提案可能である、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記対価は、前記第2ユーザが交換を許諾した交換型バッテリに蓄電された電力量と、前記第1ユーザの前記交換型バッテリに蓄電された電力量との差分に基づいて決定される、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2ユーザの第2車両に前記第1ユーザの前記交換型バッテリが装着された場合、前記装着された交換型バッテリは、自動で前記交換型バッテリの充電施設から電力の供給を受けて充電を行う、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1送信部は、更に前記交換型バッテリを交換する作業場所および作業を開始する時間を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
    前記第2送信部は、更に前記作業場所および前記作業を開始する時間を前記第1ユーザの端末装置に送信する、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2ユーザの第2車両は、認証を行って前記第1ユーザであることを認識した場合、前記第2車両の前記交換型バッテリを着脱可能な状態に制御する、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記処理部は、前記充電中または充電度合が所定以上の交換型バッテリの劣化度合を取得し、取得した劣化度合が所定度合以上のバッテリを交換対象のバッテリから除外する、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記第2ユーザは、前記交換リクエストに対して予め前記交換型バッテリの交換を許諾しているユーザであり、予め前記交換許諾情報を提供しているユーザである、
    請求項1から11のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得する第1取得部、
    前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信する第1送信部、
    前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得する第2取得部、
    前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信する第2送信部、および
    前記第1取得部により取得された交換リクエストおよび前記第2取得部により取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う処理部、を備える情報処理装置と、
    前記情報処理装置と通信して前記情報処理装置に前記交換リクエストまたは交換許諾情報を送信するアプリケーションプログラムと、
    を備える情報処理システム。
  14. コンピュータが、
    交換型バッテリを搭載した車両の第1ユーザの端末装置から前記交換型バッテリを交換するための交換リクエストを取得し、
    前記交換リクエストを第2ユーザの端末装置に送信し、
    前記第2ユーザが前記交換リクエストに対して充電中または充電度合が所定度合以上の交換型バッテリの交換を許諾する交換許諾情報を取得し、
    前記交換許諾情報を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
    前記取得された交換リクエストおよび前記取得された交換許諾情報に基づいて、前記第2ユーザに前記許諾に対する対価を付与するための処理を行う、
    情報処理方法。
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