JP2023049926A - 眼科データ管理システム及び眼科装置 - Google Patents

眼科データ管理システム及び眼科装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023049926000001
【課題】データベースに眼情報を保存する際、眼情報が間違った添付情報に関連付けられることを防止できる眼科データ管理システムを提供する。
【解決手段】被検者の眼情報を取得する眼検査部11と、被検者を特定する識別情報に関連付けられた眼情報を保存するデータベース22と、眼検査部11によって取得されると共に識別情報を含む添付情報が添付された眼情報を受信してデータベース22に保存するデータ管理部21と、を備えている。そして、データ管理部21は、眼検査部11によって新たに取得された第1眼情報と、データベース22に既に保存されている第2眼情報との照合結果に基づいて、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、眼科データ管理システム及び眼科装置に関するものである。
従来、被検者を特定する識別情報と検査を行って取得した検査情報(例えば、眼検査によって取得した眼情報)等とを関連付けてデータベースに蓄積し、データベースにアクセス可能な複数の端末から識別情報を検索キーにして必要な情報を取り出すデータ管理システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002-366655号公報
ところで、新たに取得された眼情報は、眼検査を受けた被検者を特定する識別情報を含む添付情報が添付されてデータベースに送信される。そして、データベースに送信された眼情報は、添付情報に含まれる識別情報に関連付けられてデータベースに保存される。しかしながら、識別情報を含む添付情報の入力は、検者等が手入力で入力したり、データ読み取りスキャナで入力したりすることが一般的に行われている。そのため、添付情報(識別情報)の入力時に間違った情報が入力された場合、新たに取得された眼情報は、間違った添付情報(間違った識別情報)が添付されてデータベースに送信される。この結果、新たに取得された眼情報は、間違った識別情報に関連付けられてデータベースに保存されてしまう。そのため、識別情報を検索キーにしてデータベースから必要な情報を取り出す際、情報の取り違いが生じるという問題がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、データベースに眼情報を保存する際、眼情報が間違った添付情報に関連付けられることを防止できる眼科データ管理システム及び眼科装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の眼科データ管理システムは、被検者の眼情報を取得する眼検査部と、前記被検者を特定する識別情報に関連付けられた前記眼情報を保存するデータベースと、前記眼検査部によって取得されると共に前記識別情報を含む添付情報が添付された眼情報を受信して前記データベースに保存するデータ管理部と、を備え、前記データ管理部は、前記眼検査部によって新たに取得された眼情報である取得眼情報と前記データベースに既に保存されている眼情報である保存済み眼情報との照合結果に基づいて、前記添付情報の正誤を判定する。
上記目的を達成するため、本発明の眼科装置は、被検者の眼情報を取得する眼検査部を備えている。そして、前記眼検査部によって取得されると共に前記被検者を特定する識別情報を含む添付情報が添付された眼情報を受信し、前記識別情報に関連付けられた前記眼情報を保存するデータベースに前記眼情報を保存するデータ管理部を備え、前記データ管理部は、前記眼検査部によって新たに取得された眼情報と前記データベースに既に保存されている眼情報との照合結果に基づいて、前記添付情報の正誤を判定する。
このように構成された本発明の眼科データ管理システム及び眼科装置では、データベースに眼情報を保存する際、眼情報が間違った添付情報に関連付けられることを防止できる。
実施例1の眼科データ管理システムの構成を示す説明図である。 実施例1の眼科検査装置を示すブロック図である。 実施例1の眼科データ管理システムにて実施するデータ管理処理手順を示すフローチャートである。 添付情報に含まれる識別情報が明白な場合の眼情報の照合処理手順を示すフローチャートである。 添付情報に含まれる識別情報が不明な場合の眼情報の照合処理手順を示すフローチャートである。 実施例2の制御部にて実施する眼情報送信手順を示すフローチャートである。 実施例3の眼科データ管理システムの構成を示す説明図である。 実施例4の眼科データ管理システムの構成を示す説明図である。
以下、本発明の眼科データ管理システム及び眼科装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1から実施例4に基づいて説明する。
(実施例1)
実施例1の眼科データ管理システム1は、病院や診療所、眼鏡店等の各種の施設に設置された眼科検査装置10(眼科装置)によって取得された被検者の眼情報を、管理サーバ20に搭載されたデータベース22に保存し、蓄積していくシステムである。図1に示すように、実施例1の眼科データ管理システム1は、複数の眼科検査装置10と、管理サーバ20と、これらを接続する通信ネットワーク30と、によって構築されている。
眼科検査装置10は、眼検査部11と、ユーザインターフェイス部(UI部)12と、通信部13と、制御部14と、を備える。これらの構成要素は、一体的に(単一の筐体内に)設けられていてもよいし、二以上の筐体内に分散配置されていてもよい。眼科検査装置10は、例えば、レフラクトメータ、ケラトメータ、眼圧計、スペキュラーマイクロスコープ、ウェーブフロントアナライザ、視野計、マイクロペリメータ、光干渉断層計(Optical coherence tomography:以下「OCT」という)、眼底カメラ、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:以下「SLO」という)等である。レフラクトメータ及びケラトメータは、被検眼の屈折特性(屈折度数、角膜曲率等)を測定する。眼圧計は、被検眼の眼圧を測定する。スペキュラーマイクロスコープは、被検眼の角膜特性(角膜厚、角膜内皮細胞分布、角膜内皮細胞数等)を測定する。ウェーブフロントアナライザは、ハルトマン-シャックセンサを用いて被検眼の眼球の収差情報を測定する。視野計は、被検眼の視野を測定する。マイクロペリメータは、被検眼の視感度を測定する。OCTは、光干渉を利用して被検眼の眼底や前眼部、網膜等の断面像や3次元データ、解析データ(以下「OCTデータ」という)を取得する。眼底カメラは、被検眼の眼底画像を撮影する。SLOは、共焦点光学系を用いたレーザ走査によって被検眼の眼底画像を取得する。さらに、眼科検査装置10は、視標呈示装置とフォロプタとを含む視力検査装置等の自覚検査装置であってもよい。
眼検査部11は、制御部14による制御を受けて被検眼Eの検査(眼検査)を実施し、各種の眼情報を取得する。眼検査部11によって取得される被検眼Eの眼情報は、眼科検査装置10の種別に応じて異なり、例えば屈折特性、眼圧、角膜特性、眼球の収差情報、視野、視感度、OCTデータ、眼底画像、前眼部画像、自覚検査結果等である。
眼検査部11は、被検眼Eの特性を測定する機能又は被検眼Eを撮影する機能の少なくとも一方を備えている。図2に示すように、眼検査部11は、検査光学部111と、図示しない機構(アクチュエータ、動力伝達機構等)と、を備えている。検査光学部111は、被検眼Eに光を投射するための光学系と、被検眼Eに投射された光の戻り光を検出するための光学系と、を含む。また、検査光学部111は、被検眼Eに固視標を投影するための光学系や、アライメントを行うための光学系や、フォーカシングを行うための光学系等を含んでもよい。そして、検査光学部111の各種光学系は、それぞれ光学素子112、投射系113及び図示しない受光系を有している。さらに、検査光学部111は、受光系で検出した戻り光の検出結果(画像信号、映像信号等)を処理するためのプロセッサを有していてもよい。
光学素子112は、投射系113から出力された光束を被検眼Eに導く。光学素子112は、例えば、レンズ(対物レンズ等)、プリズム(対物プリズム等)、凹面鏡(放物面鏡等)、ガラス板等の各種光学素子のいずれかを含む。
投射系113は、光学素子112を介して被検眼Eを検査するための光束(検査光束)を被検眼Eに投射する。投射系113には、必要に応じてLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)114が設けられている。LCD114は、制御部14の制御を受けて動作する。LCD114は、検査に用いられる情報(検査情報:視標、固視標等)を表示する。
受光系は、被検眼Eに投射された光の戻り光を検出する。受光系は、必要に応じてCCD等の受光素子を有し、受光素子等で受信した信号を眼情報として制御部14へ送信する。
ユーザインターフェイス部12は、検者等によって操作され、情報入力や操作指示に使用される。また、ユーザインターフェイス部12は、被検者や検者に向けた情報を出力(表示)する。ユーザインターフェイス部12は、図2に示すように、操作装置121と、表示装置122と、音声入力装置123と、音声出力装置124と、を有している。
操作装置121は、眼科検査装置10の筐体や外部に設けられたボタン、キー、コントロールレバー、ノブ、操作パネル等の操作デバイスである。また、操作装置121は、眼科検査装置10に接続されたパーソナルコンピュータ等の操作デバイス(マウス、キーボード、トラックパッド、ボタン、タッチパネル等)を含んでもよい。表示装置122は、フラットパネルディスプレイ等の表示デバイスである。音声入力装置123は、音声情報を電気信号に変換するマイクロフォンと、マイクロフォンで変換された電気信号を処理する回路とを含んで構成される。また、音声出力装置124は、例えば、出力される音声情報(音声信号)を処理する回路と、処理された音声情報を出力するスピーカとを含んで構成される。
なお、ユーザインターフェイス部12は、操作装置121と表示装置122とが一体化されたタッチパネル等のデバイスや、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)によって構成されてもよい。また、ユーザインターフェイス部12は、音声入力装置123から入力された検者等の音声に基づいて、情報入力や操作指示を行うためのプロセッサ及びコンピュータプログラムを有していてもよい。さらに、ユーザインターフェイス部12は、一部又は全部をパーソナルコンピュータ、携帯端末、テレビ受像機、スマートテレビ等によって構成してもよい。
通信部13は、通信ネットワーク30を介して管理サーバ20との間でデータ通信を行う。通信部13によるデータ通信の方式は、通信ネットワーク30に応じて任意に設定される。通信部13によるデータ通信は、有線通信でも無線通信でもよい。なお、通信部13により送受信されるデータは暗号化されてもよい。この場合、例えば、制御部14は、送信データを暗号化する暗号化処理部と、受信データを復号化する復号化処理部とを含む。
制御部14は、各種の制御や演算を実行する。制御部14はプロセッサを含む。なお、本明細書において「プロセッサ」は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。制御部14は、図示しない記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出し実行することで、各種の制御や演算を実行する。制御部14は、さらにRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等を含んでいてもよい。なお、制御部14は、一部又は全部をパーソナルコンピュータや携帯端末によって構成することができる。
管理サーバ20は、図1に示すように、データ管理部21と、データベース22と、を備える。管理サーバ20は、通信ネットワーク30を介して複数の眼科検査装置10と個別に双方向のデータ通信が可能である。なお、管理サーバ20は、クラウドサーバであってもよいし、自社サーバ等であってもよい。
データ管理部21は、眼検査部11によって取得されると共に、識別情報を含む添付情報が添付された眼情報を眼科検査装置10から受信し、データベース22に保存する。また、データ管理部21は、眼検査部11によって新たに取得された眼情報である取得眼情報と、データベース22に既に保存されている眼情報である保存済み眼情報との照合結果に基づいて、添付情報の正誤を判定する。データ管理部21はプロセッサを含み、記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出して実行することで、眼情報の受送信や、データベース22への眼情報の保存処理、添付情報の正誤判定処理等を実行する。
データベース22は、大規模記憶装置である。データベース22は、識別情報と、検査情報と、所定の識別情報及び所定の検査情報に関連付けられた眼情報と、を保存する。識別情報は、被検者を特定する情報であり、例えば、被検者ごとに割り振られたIDや、被検者の氏名、生年月日、年齢等である。検査情報は、被検者が受けた眼検査の内容を特定する情報である。検査情報は、例えば、検査日時、検査種別、検査項目(屈折度数、眼圧、前眼部画像等)、左右眼や固視位置、画角等の指定、検査の順番等である。なお、検査情報は識別情報に関連付けられている。眼情報は、眼科検査装置10によって取得された眼検査の検査結果である。
通信ネットワーク30は、眼科検査装置10と管理サーバ20のデータ管理部21との間で情報の相互伝送を可能とする通信機構である。通信ネットワーク30は、インターネット、LAN(Local Area Network)、例えばBluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信等がある。なお、通信ネットワーク30を介したデータ通信は、ケーブルを用いた有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
以下、実施例1の眼科データ管理システム1におけるデータ管理処理の手順を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、データ管理処理は、眼科検査装置10によって検査を実施するごとに実行される。また、検者による作業は、被検者やその他の関係者によって行われてもよい。
ステップS1では、検者は、操作装置121を介して眼検査の対象となる被検者の識別情報を眼科検査装置10に入力し、ステップS2へ進む。眼科検査装置10に入力された識別情報は、制御部14に一時的に保存される。なお、識別情報の入力は、キーボード等を使った検者による手入力で行われてもよいし、バーコードリーダ等のレーザや画像を用いた入力で行われてもよい。急患等、識別情報が不明な場合には、検者は、「不明」等の被検者を特定しない非正規の識別情報を入力することが可能である。
ステップS2では、ステップS1での識別情報の入力に続き、検者は、操作装置121を介して眼検査の内容を特定する検査情報を入力し、ステップS3へ進む。眼科検査装置10に入力された検査情報は、制御部14に一時的に保存される。検査情報は、識別情報に応じて予め決められていてもよいし、検者が決定してもよい。また、検査情報の入力は、キーボード等を使った検者の手入力で行われてもよいし、バーコードリーダ等のレーザや画像を用いた入力で行われてもよい。
ステップS3では、ステップS2での検査情報の入力に続き、検者は、眼科検査装置10の眼検査部11によって眼検査を実施し、被検者の眼情報を取得し、ステップS4へ進む。眼検査に応じた眼科検査装置10の設定は、検査情報に基づいて制御部14によって自動的に行われてもよいし、検査情報を確認した検者による指示や操作によって行われてもよい。眼検査部11によって取得された眼情報は、制御部14に一時的に保存される。
また、眼検査部11が、被検眼の前眼部画像を取得する機能を有する場合、つまり、眼検査部11が前眼部を撮影可能な光学系を備えている場合、制御部14は、検査情報に拘らず、眼検査部11によって前眼部画像を取得する。そして、制御部14は、眼検査部11によって取得した眼情報に前眼部画像を含める。
ステップS4では、ステップS3での眼検査の実施又はステップS13での添付情報の訂正に続き、眼科検査装置10の制御部14は、眼検査部11によって新たに取得された取得眼情報(以下、「第1眼情報」という)を管理サーバ20へ送信し、ステップS5へ進む。また、制御部14は、管理サーバ20に第1眼情報を送信する際、眼検査の前に入力された識別情報及び検査情報を含む添付情報を第1眼情報に添付する。管理サーバ20への第1眼情報の送信は、通信部13から通信ネットワーク30を介して行われる。
ステップS5では、ステップS4での第1眼情報の送信に続き、管理サーバ20のデータ管理部21は、眼科検査装置10から第1眼情報を受信し、ステップS6へ進む。
ステップS6では、ステップS5での第1眼情報の受信に続き、データ管理部21は、第1眼情報に添付された添付情報を解析することで、添付情報に含まれる識別情報を確認し、ステップS7へ進む。
ステップS7では、ステップS6での識別情報の確認に続き、データ管理部21は、添付情報に含まれる識別情報が明白であるか否かを判断する。YES(識別情報が明白)の場合にはステップS8へ進む。NO(識別情報が不明)の場合にはステップS15へ進む。なお、「識別情報が明白」とは、添付情報に含まれる識別情報が被検者を特定可能な正規の識別情報であることを意味する。つまり、この場合、正規の識別情報が第1眼情報に添付されていることを意味する。また、「識別情報が不明」とは、添付情報に含まれる識別情報が被検者を特定しない非正規の識別情報であることを意味する。つまり、この場合、非正規の識別情報が第1眼情報に添付されていることを意味し、添付情報に含まれる識別情報(第1眼情報に添付された識別情報)によって、被検者を特定することができないことを意味する。なお、「識別情報が不明」には、添付情報に識別情報が含まれていない(第1眼情報に識別情報が添付されていない)ことも含まれる。
ステップS8では、ステップS7での識別情報が明白との判断に続き、データ管理部21は、ステップS6にて確認した識別情報(添付情報に含まれる識別情報)を検索キーとしてデータベース22に既に保存されている保存済み眼情報をスクリーニングする。そして、データ管理部21は、データベース22に既に保存されている保存済み眼情報の中から、添付情報に含まれる識別情報に関連付けられた眼情報(以下、「第2眼情報A」という)を取得し、ステップS9へ進む。第2眼情報Aは、添付情報に含まれる識別情報を検索キーとして取得されているため、第2眼情報Aが関連付けられた識別情報は、添付情報に含まれる識別情報と同一である。
ステップS9では、ステップS8での第2眼情報Aの取得に続き、データ管理部21は、第1眼情報と、ステップS8にて取得した第2眼情報Aとを照合し、ステップS10へ進む。なお、ステップS9における識別情報が明白な場合の眼情報の照合処理は、図4に基づいて後述する。
ステップS10では、ステップS9での眼情報の照合に続き、データ管理部21は、照合結果が「添付情報=正確」であるか否かを判断する。つまり、データ管理部21は、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する。YES(添付情報=正確)の場合にはステップS11へ進む。NO(識別情報=不正確)の場合はステップS12へ進む。なお、「添付情報」とは、第1眼情報に添付されて眼科検査装置10から管理サーバ20に送信された情報であり、識別情報及び検査情報を含んでいる。また、「添付情報=正確」及び「添付情報=不正確」との照合結果については後述する。
ステップS11では、ステップS10での「添付情報=正確」との照合結果に続き、データ管理部21は、第1眼情報を、添付情報に含まれる識別情報及び検査情報に関連付けてデータベース22に保存し、ステップS14へ進む。つまり、後述するように、データ管理部21は、第1識別子データの固有特徴点に一致する固有特徴点を有する第2識別子データを含む第2眼情報Cが関連付けられた識別情報及び検査情報、又は、第1非識別子データとの差異が所定範囲内の第2非識別子データを含む第2眼情報Cが関連付けられた識別情報及び検査情報に、第1眼情報を関連付ける。
ステップS12では、ステップS10での「添付情報=不正確」との照合結果に続き、データ管理部21は、添付情報に含まれる識別情報又は検査情報のいずれかが間違っていることを検者やデータ管理者、被検者等に通知し、ステップS13へ進む。なお、検者等への通知は、例えば眼科検査装置10の表示装置122に表示したり、音声出力装置124によって音声出力したりして行われる。
ステップS13では、ステップS12での添付情報の間違いの通知に続き、検者は、間違っていると通知を受けた添付情報、及び、当該添付情報が添付された第1眼情報を確認し、識別情報又は検査情報、或いはその双方を訂正し、ステップS4へ戻る。なお、添付情報の訂正は、キーボード等を使った検者等の手入力で行われてもよいし、バーコードリーダ等のレーザや画像を用いた入力で行われてもよい。訂正された識別情報又は検査情報は、第1眼情報と共に制御部14に一時的に保存される。そして、ステップS4へ戻ることで、眼科検査装置10の制御部14は、検者によって訂正された識別情報又は検査情報を第1眼情報に添付した上で、第1眼情報を管理サーバ20に再度送信する。その後、再度ステップS5以降の処理が行われる。
ステップS14では、ステップS11又はステップS20での眼情報の保存に続き、データ管理部21は、データベース22への眼情報の保存が完了したことを検者等に通知し、エンドへ進む。なお、検者等への通知は、例えば眼科検査装置10の表示装置122に表示したり、音声出力装置124によって音声出力したりして行われる。
ステップS15では、ステップS7での識別情報が不明との判断に続き、データ管理部21は、添付情報に含まれる識別情報が不明であることを検者やデータ管理者、被検者等に通知(警告)し、ステップS16へ進む。なお、検者等への通知は、例えば眼科検査装置10の表示装置122に表示したり、音声出力装置124によって音声出力したりして行われる。
ステップS16では、ステップS15での検者等への通知に続き、データ管理部21は、データベース22に保存されている全ての眼情報(以下、「第2眼情報B」という)を取得し、ステップS17へ進む。
ステップS17では、ステップS16での第2眼情報Bの取得に続き、データ管理部21は、第1眼情報と、ステップS16にて取得した第2眼情報Bとを照合し、ステップS18へ進む。なお、識別情報が不明な場合の眼情報の照合処理は、図5に基づいて後述する。
ステップS18では、ステップS17での眼情報の照合に続き、データ管理部21は、照合結果が「識別情報の紐付け=可」であるか否かを判断する。YES(識別情報の紐付け=可)の場合にはステップS19へ進む。NO(識別情報の紐付け=不可)の場合にはステップS21へ進む。なお、「識別情報の紐付け」とは、第1眼情報と第2眼情報Bとの照合結果に基づいて選択された所定の識別情報に、第1眼情報を関連付けが可能であることを意味する。また、「識別情報の紐付け=可」及び「識別情報の紐付け=不可」との照合結果については後述する。
ステップS19では、ステップS18での「識別情報の紐付け=可」との照合結果に続き、データ管理部21は、第1眼情報と、第1眼情報の関連付けが可能として選択された所定の識別情報(以下「紐付け識別情報」という)との関連確率を算出し、ステップS20へ進む。関連確率は、第1眼情報が、紐付け識別情報によって特定される被検者の眼情報である可能性の程度(確率)である。関連確率が高いほど、第1眼情報は、紐付け識別情報によって特定される被検者の眼情報である可能性が高くなる。また、関連確率が低いほど、第1眼情報は、紐付け識別情報によって特定される被検者の眼情報ではない可能性が高くなる。つまり、関連確率が低いほど、紐付け識別情報が間違っている可能性が高くなる。また、関連確率は、後述する識別子データの一致の程度(度合)や、非識別子データの差異の大きさに基づいて算出される。識別子データが一致する程度が高いほど関連確率は高くなる。また、非識別子データの差異が小さいほど関連確率は高くなる。
なお、ステップS17において、複数の識別情報に対して紐付けが可能であると判断された場合、つまり、複数の紐付け識別情報が選択された場合には、データ管理部21は、第1眼情報と、複数の紐付け識別情報との関連確率をそれぞれ算出する。
ステップS20では、ステップS19での関連確率の算出に続き、データ管理部21は、第1眼情報を、紐付け識別情報に関連付けてデータベース22に保存し、ステップS14へ進む。また、データ管理部21は、添付情報に含まれる検査情報に、第1眼情報を関連付けてデータベース22に保存する。さらに、データ管理部21は、ステップS19にて算出した関連確率を第1眼情報に含めてデータベース22に保存する。
また、ステップS17において複数の紐づけ情報が選択された場合には、データ管理部21は、ステップS19にて算出した関連確率が最も高い紐付け識別情報に、第1眼情報を関連付けてデータベース22に保存する。
ステップS21では、ステップS18での「識別情報の紐付け=不可」との照合結果に続き、データ管理部21は、第1眼情報のデータベース22への保存を保留し、ステップS22へ進む。なお、「第1眼情報のデータベース22への保存の保留」には、データベース22に第1眼情報を保存しないことや、被検者を特定しない非正規の識別情報(例えば「不明」と定義した識別情報)に関連付けて第1眼情報をデータベース22に保存する場合を含んでもよい。
ステップS22では、ステップS21での第1眼情報の保存保留に続き、データ管理部21は、第1眼情報の保存を保留したことを検者やデータ管理者、被検者等に通知し、エンドへ進む。なお、検者等への通知は、例えば眼科検査装置10の表示装置122に表示したり、音声出力装置124によって音声出力したりして行われる。
以下、添付情報に含まれる識別情報が明白な場合の眼情報の照合処理(ステップS9)の手順を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、図4に示す眼情報の照合処理は、全てデータ管理部21によって行われる。
ステップS101では、データ管理部21は、第1眼情報に添付された添付情報を解析することで、添付情報に含まれる検査情報を確認し、ステップS102へ進む。
ステップS102では、ステップS101での検査情報の確認に続き、データ管理部21は、ステップS101にて確認した検査情報(添付情報に含まれる検査情報)を検索キーとして、ステップS8にて取得された第2眼情報Aをスクリーニングする。そして、データ管理部21は、第2眼情報Aの中から、添付情報に含まれる検査情報に関連付けられた眼情報(以下、「第2眼情報C」という)を取得し、ステップS103へ進む。なお、第2眼情報Cは、添付情報に含まれる検査情報を検索キーとして取得されている。このため、第2眼情報Cが関連付けられた検査情報は、添付情報に含まれる検査情報と同一である。また、第2眼情報Cの取得母体である第2眼情報Aは、添付情報に含まれる識別情報を検索キーとして取得されている。このため、第2眼情報Cが関連付けられた識別情報は、添付情報に含まれる識別情報と同一になる。この結果、第2眼情報Cが関連付けられた識別情報及び検査情報は、添付情報に含まれる識別情報及び検査情報と同一となる。
ステップS103では、ステップS102での第2眼情報Cの取得に続き、データ管理部21は、第1眼情報に第1識別子データが含まれると共に、第2眼情報Cに第2識別子データが含まれているか否かを判断する。YES(第1識別子データ及び第2識別子データあり)の場合はステップS104へ進む。NO(第1識別子データ又は第2識別子データの少なくとも一方がない)場合はステップS106へ進む。
第1識別子データ及び第2識別子データは、被検者ごとに固有の特徴点である固有特徴点を有する眼情報である。第1識別子データ及び第2識別子データは、例えば、光干渉断層画像、眼底画像、前眼部画像の少なくともいずれかである。すなわち、眼底の網膜の血管や視神経乳頭、黄斑の位置や大きさ等は個人によって異なり、固有特徴点となる。光干渉断層画像や眼底画像によって、網膜の血管等の情報を取得可能であるため、光干渉断層画像及び眼底画像は、第1識別子データ及び第2識別子データになり得る。また、前眼部の虹彩の模様は個人によって異なり、固有特徴点となる。前眼部画像によって、虹彩の模様の情報を取得可能であるため、前眼部画像は、第1識別子データ及び第2識別子データになり得る。
ステップS104では、ステップS103での第1識別子データ及び第2識別子データありとの判断に続き、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1識別子データの固有特徴点と、第2眼情報Cに含まれる第2識別子データの固有特徴点とを照合し、ステップS105へ進む。
ステップS105では、ステップS104での識別子データの照合に続き、データ管理部21は、第1識別子データの固有特徴点と、第2識別子データの固有特徴点とが一致したか否かを判断する。YES(固有特徴点一致)の場合にはステップS108へ進む。NO(固有特徴点不一致)の場合にはステップS109へ進む。なお、データ管理部21は、固有特徴点が完全に一致した場合だけでなく、第1識別子データの固有特徴点と第2識別子データの固有特徴点との差異が予め定めた誤差の範囲に収まっている場合も、「一致」と判断する。また、データ管理部21は、複数の第1識別子データと複数の第2識別子データを、それぞれ照合してもよい。すなわち、データ管理部21は、例えば、第1眼情報に含まれる眼底像と第2眼情報に含まれる眼底像を照合すると共に、第1眼情報に含まれるプロジェクション画像(OCT像から生成した眼底像)と第2眼情報に含まれるプロジェクション画像を照合してもよい。
ステップS106では、ステップS103での第1識別子データ又は第2識別子データの少なくとも一方がないとの判断に続き、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1非識別子データと、第2眼情報Cに含まれる第2非識別子データとを照合し、ステップS107へ進む。
第1非識別子データ及び第2非識別子データは、固有特徴点を有していない眼情報である。第1非識別子データ及び第2非識別子データは、例えば、レフラクトメータ、ケラトメータ、眼圧計、スペキュラーマイクロスコープ、自覚検査装置、視野計の少なくともいずれかを用いて得られた眼情報であり、具体的には、屈折度数や角膜曲率、眼圧、角膜厚、角膜内皮細胞分布、角膜内皮細胞数、眼球の収差情報、視野、視感度、自覚検査結果等である。
ステップS107では、ステップS106での非識別子データの照合に続き、データ管理部21は、第1非識別子データと第2非識別子データとの差異が、予め設定した所定の範囲内であるか否かを判断する。YES(所定範囲内)の場合にはステップS108へ進む。NO(所定範囲を逸脱)の場合にはステップS109へ進む。なお、「所定範囲」は、非識別子データが想定できないような変動をしたと推定されたり、左右眼の取り違いをしていると推定されたりするような眼情報の変動幅に基づいて設定される。また、データ管理部21は、複数の第1非識別子データと複数の第2非識別子データを、それぞれ照合してもよい。すなわち、データ管理部21は、例えば、第1眼情報に含まれる屈折度数と第2眼情報に含まれる屈折度数を照合すると共に、第1眼情報に含まれる角膜曲率と第2眼情報に含まれる角膜曲率を照合してもよい。
ステップS108では、ステップS105での固有特徴点が一致との判断又はステップS107の非識別子データの差異が所定範囲内との判断に続き、データ管理部21は、照合結果を「添付情報=正確」とし、エンドへ進む。
ここで、「添付情報=正確」との照合結果になる理由は、以下の通りである。すなわち、第1眼情報が関連付けられるべき識別情報及び検査情報は、第1眼情報と固有特徴点が一致する眼情報に関連付けられた識別情報及び検査情報、或いは、第1眼情報に対して非識別子データの差異が所定範囲内の眼情報に関連付けられた識別情報及び検査情報と同一と考えられる。一方、上述のように、固有特徴点が一致或いは非識別子データの差異が所定範囲内の第2眼情報Cが関連付けられた識別情報及び検査情報は、添付情報に含まれる識別情報及び検査情報と同一である。このことから、第1眼情報に添付された添付情報に含まれる識別情報及び検査情報は、第1眼情報が関連付けられるべき情報と判断することができる。この結果、添付情報は正しい(添付情報=正確)と判定される。
ステップS109では、ステップS105での識別子データが不一致との判断又はステップS107での非識別子データの差異が所定範囲を逸脱との判断に続き、データ管理部21は、照合結果を「添付情報=不正確」とし、エンドへ進む。
ここで、「添付情報=不正確」との照合結果になる理由は、以下の通りである。すなわち、第1眼情報と第2眼情報Cとは、固有特徴点が不一致、或いは非識別子データの差異が所定範囲を逸脱する。そのため、第2眼情報Cに関連付けられた識別情報及び検査情報と、第1眼情報が関連付けられるべき識別情報及び検査情報は、異なると考えられる。このことから、第1眼情報に添付された添付情報に含まれる識別情報及び検査情報は、第1眼情報が関連付けられるべき情報ではないと判断することができる。この結果、第1眼情報に添付された添付情報は間違っている(添付情報=不正確)と判定される。
つまり、「添付情報=不正確」との照合結果は、第1眼情報が、少なくとも、添付情報に含まれる識別情報によって特定される被検者の眼情報ではない、又は、添付情報に含まれる検査情報によって特定される検査内容に応じた眼情報ではないことを意味する。
以下、添付情報に含まれる識別情報が不明な場合の眼情報の照合処理(ステップS17)の手順を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、図5に示す眼情報の照合処理は、全てデータ管理部21によって行われる。また、ステップS201からステップS207までの各ステップは、図4に示す識別情報が明白な場合の眼情報の照合処理におけるステップS101からステップS107での各ステップと実質的に同一の手順である。そのため、詳細な説明は省略する。
ステップS201では、データ管理部21は、添付情報を解析することで、添付情報に含まれる検査情報を確認し、ステップS202へ進む。
ステップS202では、ステップS201での検査情報の確認に続き、データ管理部21は、ステップS201にて確認した検査情報(添付情報に含まれる検査情報)を検索キーとして、ステップS16にて取得された第2眼情報Bをスクリーニングする。そして、データ管理部21は、第2眼情報Bの中から、添付情報に含まれる検査情報に関連付けられた眼情報(以下、「第2眼情報D」という)を取得し、ステップS203へ進む。第2眼情報Dは、添付情報に含まれる検査情報を検索キーとして取得されている。このため、第2眼情報Dが関連付けられた検査情報は、添付情報に含まれる検査情報と同一である。また、第2眼情報Dの取得母体である第2眼情報Bは、データベース22に保存された全ての眼情報である。このため、第2眼情報Dが関連付けられた識別情報は様々になる。
ステップS203では、ステップS202での第2眼情報Dの取得に続き、データ管理部21は、第1眼情報に第1識別子データが含まれると共に、第2眼情報Dに第2識別子データが含まれているか否かを判断する。YES(第1識別子データ及び第2識別子データあり)の場合はステップS204へ進む。NO(第1識別子データ又は第2識別子データの少なくとも一方がない)場合はステップS206へ進む。
ステップS204では、ステップS203での第1識別子データ及び第2識別子データありとの判断に続き、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1識別子データの固有特徴点と、第2眼情報Dに含まれる第2識別子データの固有特徴点とを照合し、ステップS205へ進む。
ステップS205では、ステップS204での識別子データの照合に続き、データ管理部21は、照合した第1識別子データの固有特徴点と、第2識別子データの固有特徴点とが一致したか否かを判断する。YES(固有特徴点一致)の場合にはステップS208へ進む。NO(固有特徴点不一致)の場合にはステップS209へ進む。
ステップS206では、ステップS203での第1識別子データ又は第2識別子データの少なくとも一方がないとの判断に続き、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1非識別子データと、第2眼情報Dに含まれる第2非識別子データとを照合し、ステップS207へ進む。
ステップS207では、ステップS206での非識別子データの照合に続き、データ管理部21は、照合した第1非識別子データと第2非識別子データとの差異が、予め設定した所定の範囲内であるか否かを判断する。YES(所定範囲内)の場合にはステップS208へ進む。NO(所定範囲を逸脱)の場合にはステップS209へ進む。
ステップS208では、ステップS205での固有特徴点が一致との判断又はステップS207の非識別子データの差異が所定範囲内との判断に続き、データ管理部21は、照合結果を「識別情報の紐付け=可」とし、エンドへ進む。
すなわち、「識別情報の紐付け=可」との照合結果は、第1識別子データの固有特徴点に一致する固有特徴点を有する第2識別子データを含む第2眼情報D、又は、第1非識別子データとの差異が所定範囲内の第2非識別子データを含む第2眼情報Dが関連付けられた識別情報を選択し、選択した識別情報に、第1眼情報を関連付けることが可能であることを意味する。ここで、データ管理部21は、第1眼情報の識別情報(第1眼情報と第2眼情報Dとの照合結果から推定される)は、第1眼情報と固有特徴点が一致する第2眼情報Dに関連付けられた識別情報、或いは、第1眼情報と非識別子データの差異が所定範囲内の第2眼情報Dに関連付けられた識別情報と、同一であると判断することができる。そのため、データ管理部21は、第1眼情報を、第1眼情報と第2眼情報Dとの照合結果に基づいて選択された識別情報(固有特徴点が一致又は非識別子データの差異が所定範囲内と判断された第2眼情報Dが関連付けられた識別情報)に関連付けることができ、識別情報の紐付けが可能(識別情報の紐付け=可)と判断する。
つまり、「識別情報の紐付け=可」との照合結果は、第1眼情報を、所定の識別情報(固有特徴点が一致又は非識別子データの差異が所定範囲内と判断された第2眼情報Dが関連付けられた識別情報)に関連付けることが可能であることを意味する。
ステップS209では、ステップS205での識別子データが不一致との判断又はステップS207での非識別子データの差異が所定範囲を逸脱との判断に続き、データ管理部21は、照合結果を「識別情報の紐付け=不可」とし、エンドへ進む。
すなわち、「識別情報の紐付け=不可」のと照合結果は、自身の有する固有特徴点が第1識別子データの固有特徴点に一致しない(不一致な)第2識別子データを含む第2眼情報D、または、第1非識別子データとの差異が所定範囲を逸脱する第2非識別子データを含む第2眼情報Dが関連付けられた識別情報には、第1眼情報を関連付けることができないことを意味する。この場合、データ管理部21は、第1眼情報の識別情報(第1眼情報と第2眼情報Dとの照合結果から推定される)は、第1眼情報と固有特徴点が一致しない第2眼情報Dに関連付けられた識別情報、或いは、第1眼情報に対し非識別子データの差異が所定範囲を逸脱する第2眼情報Dに関連付けられた識別情報とは、異なると判断することができる。そのため、データ管理部21は、第1眼情報が関連付けられる識別情報を特定できず、識別情報の紐付けが不可能(識別情報の紐付け=不可)と判断する。
つまり、「識別情報の紐付け=不可」との照合結果は、第1情報を所定の識別情報に関連付けられないことを意味する。なお、データ管理部21は、第1眼情報を、被検者を特定しない非正規の識別情報(例えば「不明」と定義した識別情報)に関連付ける場合には、「識別情報の紐付け=不可」との照合結果にする。
以下、実施例1の眼科データ管理システム1の作用効果を説明する。
(1)明白な識別情報が添付された第1眼情報をデータベース22に保存する場合
実施例1の眼科データ管理システム1において、被検者の眼検査を実施し、取得した眼情報をデータベース22に保存する際、まず、検者は、眼科検査装置10に識別情報及び検査情報を入力し(ステップS1、ステップS2)、次に、眼検査部11によって眼検査を実施して眼情報を取得する(ステップS3)。眼科検査装置10の制御部14は、眼情報を取得した後、新たに取得した取得眼情報(第1眼情報)に、検者によって入力された添付情報(識別情報及び検査情報)を添付して管理サーバ20に送信する(ステップS4)。
続いて、データ管理部21は、第1眼情報を受信し(ステップS5)、添付情報に含まれる識別情報を確認して(ステップS6)、識別情報が明白であるか否かを判断する(ステップS7)。
添付情報に含まれる識別情報が明白な場合、データ管理部21は、データベース22に既に保存されている眼情報の中から、添付情報に含まれる識別情報に関連付けられた眼情報(第2眼情報A)を取得する(ステップS8)。そして、データ管理部21は、第1眼情報と第2眼情報Aとを照合し(ステップS9)、照合結果が「添付情報=正確」であるか否かを判断する(ステップS10)。
照合結果が「添付情報=正確」の場合は、データ管理部21は、添付情報に含まれる識別情報に第1眼情報を関連付け、データベース22に保存する(ステップS11)。最後に、データ管理部21は、データベース22への第1眼情報の保存が完了したことを検者等に通知する(ステップS14)。
このように、実施例1の眼科データ管理システム1では、眼科検査装置10によって被検者の眼情報を取得し、新たに取得した取得眼情報(第1眼情報)をデータベース22に保存する際、既にデータベース22に保存された保存済み眼情報(第2眼情報A)と照合する。そして、データ管理部21は、添付情報の正誤を判定し、「添付情報=正確」との照合結果に基づいて、添付情報に含まれる識別情報に第1眼情報を関連付ける。
ここで、眼情報は、被検者ごとに特有の情報である。そのため、実施例1の眼科データ管理システム1は、添付情報に含まれる識別情報の正誤を、被検者ごとに特有の第1眼情報と第2眼情報Aとの照合結果に基づいて判定する。そして、眼科データ管理システム1は、第1眼情報をデータベース22に保存する際、照合結果に基づいて正しいと判定された添付の識別情報に第1眼情報を関連付ける。つまり、実施例1の眼科データ管理システム1では、第1眼情報をデータベース22に保存する際、添付された識別情報に無条件で第1眼情報を関連付けることはなく、被検者ごとに特有の眼情報の照合結果に基づいて関連付けの正誤を判定する。
これにより、実施例1の眼科データ管理システム1は、第1眼情報に間違った識別情報(関連付けられるべき識別情報とは異なる識別情報)が添付されていても、第1眼情報をデータベース22に保存する際、第1眼情報が間違った識別情報に関連付けられることを防止できる。このため、眼科データ管理システム1は、識別情報を検索キーにしてデータベース22から必要な眼情報を取り出す際、眼情報の取り違いを防ぐことができる。
そして、実施例1の眼科データ管理システム1は、眼情報の取り違いを防ぐことができるので、取り違えた眼情報を基にした誤診や、誤診によって生じる不要な検査や治療、手術等の発生を防止することができる。すなわち、眼科データ管理システム1は、例えば、間違って眼検査を受けた被検眼の反対眼に対する再検査の発生や、別の患者が受けるべき眼検査の実施等を防止することができる。この結果、眼科データ管理システム1は、患者負担の軽減を図ることができる。
また、実施例1の眼科データ管理システム1では、第1眼情報と第2眼情報Aとの照合結果が「添付情報=不正確」の場合には、データ管理部21は、添付情報に含まれる識別情報又は検査情報のいずれかが間違っていることを検者等に通知する(ステップS12)。これに対し、検者等は、通知に基づいて識別情報又は検査情報、或いはその双方を訂正する(ステップS13)。そして、眼科検査装置10の制御部14は、検者によって訂正された識別情報又は検査情報を第1眼情報に添付した上で、第1眼情報を再度管理サーバ20へと送信する(ステップS4)。
このように、実施例1の眼科データ管理システム1では、第1眼情報に添付された添付情報に含まれる識別情報又は検査情報が間違っている場合には、添付情報の間違いを検者等に通知し、訂正させることができる。これにより、眼科データ管理システム1は、データベース22に第1眼情報を保存する際、第1眼情報を正確な識別情報に関連付けることができる。
また、添付情報の間違いを通知されることで、検者等は、第1眼情報に添付された添付情報が間違っていることを認識することができる。このため、検者等は、第1眼情報が間違った添付情報に関連付けられてデータベース22に保存されることを防止できる。
(2)不明な眼情報が添付された第1眼情報をデータベース22に保存する場合
実施例1の眼科データ管理システム1では、添付情報に含まれる識別情報が不明な場合は、データ管理部21が、まず、添付情報に含まれる識別情報が不明であること、すなわち第1眼情報に添付された識別情報によって被検者を特定できないことを通知(警告)する(ステップS15)。これにより、検者等は、第1眼情報に添付された識別情報が不明であることを認識することができる。このため、検者等は、第1眼情報が間違った添付情報に関連付けられてデータベース22に保存されることを防止できる。
次に、データ管理部21は、データベース22に既に保存されている全ての眼情報(第2眼情報B)を取得し(ステップS16)、第1眼情報と第2眼情報Bとを照合する(ステップS17)。そして、データ管理部21は、照合結果が「識別情報の紐付け=可」であるか否かを判断する(ステップS18)。
そして、照合結果が「識別情報の紐付け=可」場合は、データ管理部21は、第1眼情報と、第1眼情報が関連付けられる所定の識別情報(紐付け識別情報)との関連確率を算出する(ステップS19)。そして、データ管理部21は、第1眼情報を、紐付け識別情報に関連付けてデータベース22に保存し(ステップS20)、データベース22への眼情報の保存が完了したことを検者等に通知する(ステップS14)。
このように、実施例1の眼科データ管理システム1では、第1眼情報の識別情報が不明であっても、第1眼情報とデータベース22に保存された眼情報(第2眼情報B)との照合結果に基づいて妥当な識別情報(紐付け識別情報)を選択し、第1眼情報を関連付けることができる。これにより、実施例1の眼科データ管理システム1は、第1眼情報をデータベース22に保存する際、識別情報が不明な第1眼情報が、間違った識別情報に関連付けられることを防止できる。
しかも、実施例1の眼科データ管理システム1は、第1眼情報の識別情報が不明な場合、第1眼情報と、第1眼情報を関連付ける識別情報(紐付け識別情報)との関連確率を算出する。そして、眼科データ管理システム1は、第1眼情報をデータベース22に保存する際、算出した関連確率を第1眼情報に含める。このため、検者等は、第1眼情報をデータベース22から取り出した際、関連付けられている識別情報と第1眼情報との関連確率を把握することができる。
そして、実施例1の眼科データ管理システム1では、添付情報に含まれる識別情報が不明な場合において、第1眼情報と第2眼情報Bとの照合結果が「識別情報の紐付け=不可」の場合には、データ管理部21は、第1眼情報のデータベース22への保存を保留する(ステップS21)。このため、眼科データ管理システム1は、間違った識別情報に関連付けられた第1眼情報がデータベース22に保存されてしまうことを防止できる。
また、実施例1の眼科データ管理システム1は、データベース22への第1眼情報の保存を保留した場合、保存を保留したことを検者等に通知する(ステップS22)。このため、検者等は、識別情報が不明な第1眼情報が、データベース22に保存されていないことを把握でき、例えば識別情報の付与や、識別情報の訂正等適切な対応を行うことができる。
(3)明白な識別情報が添付された第1眼情報を照合する場合
実施例1の眼科データ管理システム1では、添付情報に含まれる識別情報が明白な場合に眼情報を照合する際、データ管理部21は、まず、添付情報に含まれる検査情報を確認し(ステップS101)、第2眼情報Aの中から添付情報に含まれる検査情報に関連付けられた眼情報(第2眼情報C)を取得する(ステップS102)。次に、データ管理部21は、第1眼情報に第1識別子データが含まれると共に、第2眼情報Cに第2識別子データが含まれているか否かを判断する(ステップS103)。すなわち、データ管理部21は、第1眼情報及び第2眼情報Cに、被検者ごとに固有の特徴点(固有特徴点)を有する眼情報が含まれているか否かを判断する。
そして、第1眼情報及び第2眼情報Cにそれぞれ識別子データが含まれている場合は、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1識別子データの固有特徴点と、第2眼情報Cに含まれる第2識別子データの固有特徴点とを照合する(ステップS104)。そして、データ管理部21は、固有特徴点が一致したか否かに基づいて、「添付情報=正確」又は「添付情報=不正確」の照合結果を出力する(ステップS105、ステップS108、ステップS109)。つまり、データ管理部21は、第1識別子データと第2識別子データとが一致するとき、添付情報に含まれる識別情報が正しいと判定する。
これにより、データ管理部21は、第1識別子データの固有特徴点と、第2眼情報Cに含まれる第2識別子データの固有特徴点とを抽出し、その照合の程度(度合)を判定することで、添付情報の正誤を判定することができる。また、固有特徴点は、被検者ごとに特有の特徴点であるため、添付情報の正誤判定の精度を向上することができる。この結果、眼科データ管理システム1は、短時間で正確に添付情報の正誤を判定することができる。
なお、第1識別子データ及び第2識別子データは、光干渉断層画像、眼底画像、前眼部画像の少なくともいずれかである。このため、データ管理部21は、生体認証にも使用される識別子データを用いて添付情報の正誤を判断することができ、添付情報の正誤を高精度に判断することができる。
また、第1眼情報及び第2眼情報Cにそれぞれ識別子データが含まれていない場合は、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1非識別子データと、第2眼情報Cに含まれる第2非識別子データとを照合する(ステップS106)。そして、データ管理部21は、第1非識別子データと第2非識別子データとの差異が所定範囲内にあるか否かに基づいて、「添付情報=正確」又は「添付情報=不正確」の照合結果を出力する(ステップS107、ステップS108、ステップS109)。つまり、データ管理部21は、第1非識別子データと第2非識別子データとの差異が所定範囲内のとき、添付情報に含まれる識別情報が正しいと判定する。
これにより、データ管理部21は、第1眼情報及び第2眼情報Cに、被検者ごとに特有の特徴点(固有特徴点)がない場合であっても、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定することができる。そして、眼科データ管理システム1は、第1眼情報をデータベース22に保存する際、第1眼情報が間違った識別情報や検査情報に関連付けられることを防止できる。
(4)不明な識別情報が添付された第1眼情報を照合する場合
実施例1の眼科データ管理システム1では、添付情報に含まれる識別情報が不明な場合に眼情報を照合する際、データ管理部21は、まず、添付情報に含まれる検査情報を確認し(ステップS201)、第2眼情報Bの中から添付情報に含まれる検査情報に関連付けられた眼情報(第2眼情報D)を取得する(ステップS202)。次に、データ管理部21は、第1眼情報に第1識別子データが含まれると共に、第2眼情報Dに第2識別子データが含まれているか否かを判断する(ステップS203)。すなわち、データ管理部21は、第1眼情報及び第2眼情報Dに、被検者ごとに固有の特徴点(固有特徴点)を有する眼情報が含まれているか否かを判断する。
そして、第1眼情報及び第2眼情報Dにそれぞれ識別子データが含まれている場合は、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1識別子データの固有特徴点と、第2眼情報Dに含まれる第2識別子データの固有特徴点とを照合する(ステップS204)。そして、データ管理部21は、固有特徴点が一致したか否かに基づいて、「識別情報の紐付け=可」又は「識別情報の紐付け=不可」との照合結果を出力する(ステップS205、ステップS208、ステップS209)。そして、「識別情報の紐付け=可」の場合には、データ管理部21は、第1識別子データに一致する第2識別子データを含む第2眼情報Dが関連付けられた識別情報に、第1眼情報を関連付けてデータベース22に保存する(ステップS20)。
これにより、データ管理部21は、第1識別子データの固有特徴点と、第2眼情報Dに含まれる第2識別子データの固有特徴点とを抽出し、その照合の程度(度合)を判定することで、第1眼情報を関連付ける妥当な識別情報を選択することができる。また、固有特徴点は、被検者ごとに特有の特徴点であるため、識別情報を選択する際の選択精度を向上することができる。この結果、眼科データ管理システム1は、添付情報に含まれる識別情報が不明であっても、短時間で正確に第1眼情報を関連付ける識別情報を選択することができる。
また、第1眼情報及び第2眼情報Dにそれぞれ識別子データが含まれていない場合は、データ管理部21は、第1眼情報に含まれる第1非識別子データと、第2眼情報Dに含まれる第2非識別子データとを照合する(ステップS206)。そして、データ管理部21は、第1非識別子データと第2非識別子データとの差異が所定範囲内にあるか否かに基づいて、「識別情報の紐付け=可」又は「識別情報の紐付け=不可」との照合結果を出力する(ステップS207、ステップS208、ステップS209)。そして、照合結果が「識別情報の紐付け=可」の場合には、データ管理部21は、第1非識別子データとの差異が所定範囲内の第2非識別子データを含む第2眼情報Dが関連付けられた識別情報に、第1眼情報を関連付けてデータベース22に保存する(ステップS20)。
これにより、データ管理部21は、第1眼情報及び第2眼情報Dが、被検者ごとに特有の特徴点(固有特徴点)を有していない場合であっても、第1眼情報を関連付ける識別情報を選択することができる。そして、眼科データ管理システム1は、第1眼情報をデータベース22に保存する際、第1眼情報が間違った識別情報に関連付けられることを防止できる。
(5)その他の特徴的作用
実施例1の眼科データ管理システム1では、眼検査部11が、被検眼の前眼部画像を取得する機能を有する場合、制御部14は、検査情報に拘らず、眼検査部11によって前眼部画像を取得する。そして、制御部14は、眼検査部11によって取得した眼情報(第1眼情報)に前眼部画像を含める(ステップS3)。
ここで、前眼部画像は、被検者ごとに固有の特徴点である固有特徴点である虹彩の模様の情報を取得可能である。そのため、第1眼情報に前眼部画像を含めることで、第1眼情報に固有特徴点を有する第1識別子データを含ませることができる。これにより、データ管理部21は、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する際、確実に第1識別子データを利用することができる。よって、眼科データ管理システム1は、眼検査以外のタイミングで前眼部画像を撮影する等の手間を掛けずに添付情報の正誤判定の精度を向上することができる。
また、実施例1の眼科データ管理システム1では、眼検査部11を有する眼科検査装置10と、データ管理部21とが、情報の相互伝送を可能とする通信ネットワーク30を介して接続されている。これにより、病院や眼鏡店等の様々な場所に設置された眼科検査装置10によって取得された眼情報を、一括して管理することができる。
(実施例2)
実施例2の眼科データ管理システム1は、眼科検査装置10からデータ管理部21に第1眼情報を送信する前に、第1眼情報と第2眼情報とを照合し、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する。なお、実施例2の眼科データ管理システム1のシステム構成は、実施例1と同様であるので詳細な説明を省略する。
すなわち、実施例2の眼科検査装置10は、被検者の眼検査を実施した際、図6に示す眼情報送信処理を実施する。以下、図6に基づいて、実施例2の眼情報の送信処理の手順を説明する。なお、図6に示す眼情報の送信処理は、全て制御部14によって行われる。また、図6に示す眼情報の送信処理は、図3に示す実施例1のデータ管理処理におけるステップS3とステップS4の間に実施される。
ステップS31では、眼科検査装置10の眼検査部11によって眼検査が実施された後、制御部14は、第1眼情報に添付する予定の識別情報を確認し、ステップS32へ進む。なお、第1眼情報に添付する予定の識別情報及び検査情報は、図3のステップS1、ステップS2に示すように、眼検査の実施前に予め入力される。
ステップS32では、ステップS31での識別情報の確認に続き、制御部14は、第1眼情報に添付する予定の識別情報が明白であるか否かを判断する。YES(識別情報が明白)の場合にはステップS33へ進む。NO(識別情報が不明)の場合には、眼情報の照合ができないとしてステップS36へ進む。つまり、識別情報が不明な場合は、制御部14は直ちに第1眼情報をデータ管理部21に送信する。
ステップS33では、ステップS32での識別情報が明白との判断に続き、制御部14は、ステップS32にて確認した識別情報(第1眼情報に添付する予定の識別情報)を検索キーとしてデータベース22に既に保存されている眼情報をスクリーニングする。そして、制御部14は、データベース22に既に保存されている眼情報の中から、添付情報に含まれる識別情報に関連付けられた眼情報(以下、「第2眼情報A」という)を取得し、ステップS34へ進む。
ステップS34では、ステップS33での第2眼情報Aの取得に続き、制御部14は、第1眼情報と、ステップS33にて取得した第2眼情報Aとを照合し、ステップS35へ進む。なお、ステップS34における識別情報が明白な場合の眼情報の照合処理は、図4に示す処理と同様である。
ステップS35では、ステップS34での眼情報の照合に続き、制御部14は、照合結果が「添付情報=正確」であるか否かを判断する。つまり、制御部14は、第1眼情報に添付する予定の添付情報の正誤を判定する。YES(添付情報=正確)の場合にはステップS36へ進む。NO(識別情報=不正確)の場合はステップS37へ進む。なお、「添付情報」とは、第1眼情報に添付されて眼科検査装置10から管理サーバに送信される予定の情報であり、識別情報及び検査情報である。
ステップS36では、ステップS35での「添付情報=正確」との照合結果又はステップS32での識別情報不明との判断に続き、制御部14は、眼検査前に入力された識別情報及び検査情報を第1眼情報に添付し、第1眼情報をデータ管理部21に送信する。
ステップS37では、ステップS35での「添付情報=不正確」との照合結果に続き、制御部14は、添付情報(識別情報又は検査情報のいずれか)が間違っていることを検者に通知し、ステップS38へ進む。
ステップS38では、ステップS37での添付情報の間違いの通知に続き、検者は、間違っていると通知を受けた添付情報及び添付情報が添付された第1眼情報を確認し、識別情報又は検査情報、或いはその双方を訂正し、ステップS31へ戻る。
このように、実施例2の眼科データ管理システム1は、眼科検査装置10の制御部14において、データ管理部21に第1眼情報を送信する前に、第1眼情報と第2眼情報との照合を行い、制御部14によって添付情報の正誤を判定する。そして、制御部14は、正しいと判定された識別情報及び検査情報を第1情報に添付し、データ管理部21に送信する。
これにより、データ管理部21によって、さらに第1眼情報と第2眼情報との照合を行い、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を再度判定することができる。つまり、実施例2の眼科データ管理システム1は、第1眼情報に添付された添付情報の正誤判定を二回行うことができ、いわゆるダブルチェックとすることができる。このため、実施例2の眼科データ管理システム1は、添付情報の正誤判定の精度をさらに向上させることができる。
(実施例3)
実施例2の眼科データ管理システム1では、制御部14は、管理サーバ20に搭載されているデータベース22に通信ネットワーク30を介してアクセスし、データベース22に保存されてる眼情報(第2眼情報)を取得する。これに対し、実施例3の眼科データ管理システム1Aでは、図7に示すように、データベースが眼科検査装置10Aに搭載された第1データベース22Aと、管理サーバ20に搭載された第2データベース22Bと、を有している。
第1データベース22Aと第2データベース22Bとは、いずれも所定の識別情報及び所定の検査情報に関連付けられた眼情報を保存する。実施例3では、第1データベース22Aと第2データベース22Bに保存された眼情報は同一であり、通信ネットワーク30に接続された全ての眼科検査装置10Aにおいて第1データベース22Aに保存された眼情報が共有されている。そのため、検者は、識別情報或いは検査情報を検索キーとして眼情報を取得する場合、第1データベース22A及び第2データベース22Bの双方からそれぞれ同じ眼情報を取得することができる。
実施例3のデータ管理部21Aは、眼科検査装置10Aから第1眼情報が送信された際、第2データベース22Bに既に保存されている保存済みの眼情報(第2眼情報)と照合する。そして、データ管理部21Aは、照合結果に基づいて、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する。なお、眼情報の照合手順及び出力される照合結果は、実施例1と同様であるので説明を省略する。さらに、データ管理部21Aは、添付情報等の所定の識別情報及び検査情報に関連付けた第1眼情報を、第1データベース22A及び第2データベース22Bに保存する。
また、実施例3の眼科検査装置10Aは、眼検査部11によって取得した第1眼情報をデータ管理部21A送信する際、まず、制御部14によって、第1眼情報と第1データベース22Aに既に保存されている第2眼情報とを照合する。そして、制御部14は、第1眼情報と第1データベース22Aに保存されている第2眼情報との照合結果に基づいて、第1眼情報に添付する予定の添付情報の正誤を判定する。さらに、制御部14は、照合結果に基づいて正しいと判定された識別情報及び検査情報を第1情報に添付し、データ管理部21Aに送信する。
実施例3の眼科検査装置10Aにおいて、第1眼情報と第2眼情報とを照合し、添付情報の正誤を判定してから第1情報を送信することは、実施例2と同様である。しかしながら、実施例3の眼科データ管理システム1Aでは、制御部14は、眼科検査装置10Aに搭載されている第1データベース22Aに保存されている第2眼情報と第1眼情報とを照合する。
これにより、実施例3の眼科データ管理システム1Aでは、制御部14が第2データベース22Bにアクセスする必要がなく、実施例2と比較して制御部14の通信負担を軽減することができる。このため、添付情報の正誤判定にかかる時間の短縮を図ることができる。
(実施例4)
実施例4の眼科データ管理システム1Bは、図8に示すように、複数の眼科検査装置10Bと、データベース22と、通信ネットワーク30とによって構築されている。そして、各眼科検査装置10Bは、眼検査部11と、ユーザインターフェイス部12と、通信部13と、制御部14と、データ管理部21Bと、を備えている。
そして、データ管理部21Bは、眼検査部11によって取得した第1眼情報と、データベース22から取得した保存済みの前記第2眼情報との照合結果に基づいて、第1眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する。さらに、データ管理部21Bは、第1眼情報と第2眼情報との照合結果に基づいて正しいと判定された添付情報に第1眼情報を関連付けた上で、第1眼情報をデータベース22に保存する。
すなわち、実施例4の眼科検査装置10Bは、データ管理部21Bを備えていることから、眼検査部11によって取得された眼情報に添付された添付情報の正誤判定を、眼科検査装置10Bの内部で実施することができる。これにより、管理サーバ20にデータ管理部21を搭載した実施例1の眼科データ管理システム1と比較して、データ管理部21Bの処理負担を軽減し、第1眼情報の保存処理を速やかに行うことができる。
以上、本発明の眼科データ管理システム及び眼科装置を実施例1から実施例4に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1の眼科データ管理システム1では、複数の眼科検査装置10と、データ管理部21及びデータベース22を搭載した管理サーバ20とを通信ネットワーク30を介して接続した例が示されたが、これに限らない。眼科データ管理システム1は、例えば、管理サーバ20を設置せず、データ管理部21とデータベース22とが異なる場所に設置され、通信ネットワーク30を介して接続されていてもよい。
また、実施例3では、第1データベース22Aに保存された眼情報と第2データベース22Bに保存された眼情報とが同一である例が示された。しかしながら、第1データベース22Aと第2データベース22Bとで、異なるデータを保存していてもよい。つまり、眼科検査装置10Aの設備負担を軽減するため、眼科検査装置10Aに搭載する第1データベース22Aに保存する眼情報は、第2データベース22Bに保存する眼情報よりも保存項目を少なくしたり、添付情報の正誤判定に必要な第1眼情報との照合に用いるデータのみを保存したりしてもよい。
また、第1データベース22Aに保存される眼情報は、自身が搭載された眼科検査装置10Aの眼検査部11によって取得された眼情報のみとし、第2データベース22Bに保存される眼情報は、通信ネットワーク30に接続された全ての眼科検査装置10から送信された眼情報としてもよい。
また、実施例1の眼科データ管理システム1では、データ管理部21によって添付情報の正誤判定を行い、添付情報が正しいと判定された場合は、自動的に眼情報が添付情報に関連付けられてデータベース22に保存される例が示された。しかしながら、これに限らない。例えば、データ管理部21は、添付情報の正誤判定を行った後、判定結果を検者やデータ管理者等に提示してもよい。そして、眼情報を添付情報に関連付けた上でデータベース22へ登録することは、検者やデータ管理者等が行ってもよい。
また、実施例1では、眼検査部11が、被検眼の前眼部画像を取得する機能を有する場合、検査情報に拘らず前眼部画像を取得し、取得した前眼部画像を眼情報に含める例が示された。ここで、眼情報に含める前眼部画像は、眼検査とは別のタイミング(例えば、眼検査の実施前或いは眼検査の実施後)で取得されたものだけでなく、眼検査部11のアライメントを行うために取得された前眼部画像であってもよい。
眼検査のアライメントを行うために取得された前眼部画像を眼情報に含め、添付情報の正誤判定に使用する場合では、「アライメント」という眼検査の実施に必要な作業に伴って取得された前眼部画像を用いることになる。そのため、前眼部画像の取得を眼検査とは別のタイミングで行う必要がない。これにより、被検者の負担を軽減しつつ、添付情報の正誤判定の精度を高めることができる。
また、実施例1の眼科データ管理システム1では、添付情報に含まれる識別情報が不明な場合、識別情報の紐付けの可否を判断し、紐付けが可能な場合には関連確率を算出した上で、関連確率が最も高い紐付け識別情報に関連付けてデータベース22に眼情報を保存する例が示された。しかしながら、これに限らない。
添付情報に含まれる識別情報が不明な場合において、複数の紐付け識別情報が選択された場合には、データ管理部21は、複数の紐付け識別情報を、関連確率の高い順(或いは関連確率の低い順)に並べて、検者やデータ管理者等に提示してもよい。また、この場合、眼情報のデータベース22への保存は保留され、検者等の操作によって選択された所定の識別情報に眼情報を関連付けて保存してもよい。
なお、複数の紐付け識別情報が選択される場合の具体的な例は、以下の通りである。
すなわち、識別情報が不明な第1眼情報に含まれる眼底画像αが、第1の紐付け識別情報(患者ID番号SS22202)の眼底画像βに類似している。しかし、識別情報が不明な第1眼情報に含まれる眼屈折検査測定値の結果が、「左眼S:-2.00、C:0.25、A:79」であるのに対し、第1の紐付け識別情報(患者ID番号SS22202)の眼屈折検査測定値の結果は、「左眼S:-4.00、C:0.75、A:30」である。そのため、第1の紐付け識別情報の関連確率は、85%となる。
また、識別情報が不明な第1眼情報に含まれる眼底画像αが、第2の紐付け識別情報(患者ID番号PP34502)の眼底画像γに全体的には類似している。しかし、乳頭から出る血管の形状が異なっている。そのため、第2の紐付け識別情報の関連確率は、65%となる。
この結果、関連確率85%の第1の紐付け識別情報(患者ID番号SS22202)と、関連確率65%の第2の紐付け識別情報(患者ID番号PP34502)との二つの紐付け識別情報が選択される。データ管理部21は、これら二つの紐付け識別情報を、関連確率と共に検者やデータ管理者等に提示する。これにより、検者等は、例えば、識別情報が不明な第1眼情報と、提示された二つの紐付け識別情報に関連付けられた眼情報と改めて照合することで、新たに取得された眼情報の識別情報を判別することが可能となる。
そして、このように、関連確率が異なる紐付け識別情報が複数選択される場合があるが、この場合、例えば関連確率の高い順に複数の前記紐付け識別情報を並べて検者等に提示することで、検者等は、識別情報が不明な第1眼情報を、関連確率の高い紐付け識別情報に関連付けられた眼情報から、順に照合していくことができる。つまり、検者等は、第1眼情報を関連付けるべき識別情報を効率よく調べることが可能となる。
1 眼科データ管理システム
10 眼科検査装置(眼科装置)
11 眼検査部
12 ユーザインターフェイス部
13 通信部
14 制御部
20 管理サーバ
21 データ管理部
22 データベース
30 通信ネットワーク

Claims (16)

  1. 被検者の眼情報を取得する眼検査部と、
    前記被検者を特定する識別情報に関連付けられた前記眼情報を保存するデータベースと、
    前記眼検査部によって取得されると共に前記識別情報を含む添付情報が添付された眼情報を受信し、前記データベースに保存するデータ管理部と、を備え、
    前記データ管理部は、前記眼検査部によって新たに取得された眼情報である取得眼情報と前記データベースに既に保存されている眼情報である保存済み眼情報との照合結果に基づいて、前記添付情報の正誤を判定する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  2. 請求項1に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記データ管理部は、前記添付情報が間違っていると判定したとき、前記添付情報の間違いを通知する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記被検者ごとに固有の特徴点である固有特徴点を有する眼情報を識別子データとし、
    前記データ管理部は、前記取得眼情報に含まれる第1識別子データと、前記保存済み眼情報に含まれる第2識別子データと、を照合し、
    前記第1識別子データと第2識別子データとが一致するとき、前記取得眼情報に添付された添付情報が正しいと判定する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  4. 請求項3に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記第1識別子データ及び前記第2識別子データは、光干渉断層画像、眼底画像、前眼部画像の少なくともいずれかである
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記被検者ごとに固有の特徴点である固有特徴点を有していない眼情報を非識別子データとし、
    前記データ管理部は、前記取得眼情報に含まれる第1非識別子データと、前記保存済み眼情報に含まれる第2非識別子データと、を照合し、
    前記第1非識別子データと前記第2非識別子データとの差異が所定範囲内のとき、前記取得眼情報に添付された添付情報が正しいと判定する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  6. 請求項5に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記第1非識別子データ及び前記第2非識別子データは、レフラクトメータ、ケラトメータ、眼圧計、スペキュラーマイクロスコープ、自覚検査装置、視野計の少なくともいずれかを用いて得られた眼情報である
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記眼検査部は、被検眼の前眼部画像を取得する機能を有する場合、前記取得眼情報に前記前眼部画像を含める
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  8. 請求項7に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記前眼部画像は、前記眼検査部のアライメントを行うために取得される
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記眼検査部は、制御部を有する共に前記データ管理部に接続された眼科装置に設けられ、
    前記制御部は、前記取得眼情報と前記保存済み眼情報との照合結果に基づいて、前記取得眼情報に添付する予定の添付情報の正誤を判定し、正しいと判定した添付情報を添付して前記取得眼情報を前記データ管理部に送信する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記眼検査部は、制御部を有する共に前記データ管理部に接続された眼科装置に設けられ、
    前記データベースは、前記眼科装置に搭載された第1データベースと、前記眼科装置に接続された管理サーバに搭載された第2データベースと、を有し、
    前記制御部は、前記取得眼情報と前記第1データベースに既に保存されている眼情報との照合結果に基づいて、前記取得眼情報に添付する予定の添付情報の正誤を判定し、正しいと判定した添付情報を添付して前記取得眼情報を前記データ管理部に送信し、
    前記データ管理部は、前記取得眼情報と、前記第2データベースに既に保存されている保存済みの眼情報との照合結果に基づいて、前記取得眼情報に添付された添付情報の正誤を判定する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記データ管理部は、前記取得眼情報に添付された識別情報によって前記被検者を特定できない場合、前記取得眼情報と前記保存済み眼情報との照合結果に基づいて、前記取得眼情報を関連付けることが可能な所定の識別情報である紐付け識別情報を選択する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  12. 請求項11に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記データ管理部は、前記取得眼情報と前記紐付け識別情報との関連確率を算出し、前記関連確率を前記取得眼情報に含めて前記データベースに保存する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  13. 請求項11に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記データ管理部は、前記紐付け識別情報を複数選択した場合、前記取得眼情報と複数の前記紐付け識別情報との関連確率をそれぞれ算出し、複数の前記紐付け識別情報を前記関連確率の順に並べて提示する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記データ管理部は、前記取得眼情報に添付された識別情報によって前記被検者を特定できないことを通知する
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載された眼科データ管理システムにおいて、
    前記眼検査部を有する眼科装置と、前記データ管理部とは、情報の相互伝送を可能とする通信ネットワークを介して接続されている
    ことを特徴とする眼科データ管理システム。
  16. 被検者の眼情報を取得する眼検査部を備えた眼科装置において、
    前記眼検査部によって取得されると共に前記被検者を特定する識別情報を含む添付情報が添付された眼情報を受信し、前記識別情報に関連付けられた前記眼情報を保存するデータベースに前記眼情報を保存するデータ管理部を備え、
    前記データ管理部は、前記眼検査部によって新たに取得された眼情報と前記データベースに既に保存されている眼情報との照合結果に基づいて、前記添付情報の正誤を判定する
    ことを特徴とする眼科装置。
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