JP2023049838A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明によれば、ユーザの手間を削減しながら、記憶装置に保存するデータを決定することができる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】 本発明に記載の情報処理装置は、被検体を撮影した撮影データに基づいて、第一の医用画像データを取得する第一の画像取得部102と、撮影データに基づいて、第一の医用画像データと異なる第二の医用画像データを取得する第二の画像取得部103と、第二の医用画像データに対して、異常の有無の推論を行う推論部と、推論部による推論結果に基づいて、外部の記憶装置に保存する第二の医用画像データの保存形態を決定する決定部106と、を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本明細書の開示は、推論結果に基づいて、記憶装置に保存するデータを決定する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
昨今、CTやMRIをはじめとする医用画像撮影装置の性能の向上に伴い、高精細な断層画像データを生成することができるようになった。しかしながら、読影に使用する医用画像データを保存する記憶装置の容量には限界があり、全ての症例について高精細な断層画像データを生成して保存しておくことはできない。
特許文献1には、スキャン時にユーザが指定した関心領域における医用画像データを高精細に保存し、解像度を落とした画像と合わせて閲覧する方法が開示されている。
特開2015-84968号公報
特許文献1では、高精細に保存する関心領域をユーザが指定する必要があり手間がかかった。またスキャン時に関心領域を指定した者と、読影者とが異なる場合には、読影者が意図した領域の高精細な医用画像データが作成されていないことがあった。
本発明に記載の情報処理装置は、被検体を撮影した撮影データに基づいて、第一の医用画像データを取得する第一の画像取得部と、撮影データに基づいて、第一と異なる第二の医用画像データを取得する第二の画像取得部と、第二の医用画像データに対して、異常の有無の推論を行う推論部と、推論部による推論結果に基づいて、外部の記憶装置に保存するデータを決定する決定部と、を備える。
本発明によれば、ユーザの手間を削減しながら、記憶装置に保存するデータの保存形態を決定することができる。
第一の実施形態に係る医用画像診断システムの機能構成図。 第一の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。 第一の実施形態に係る情報処理装置の処理を示すフローチャート図。 第一の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 第一の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図。 第一の実施形態に係る推論結果と送信画像の種類を対応付けた対応情報を示す図。 第二の実施形態に係る情報処理装置の機能構成図。 第二の実施形態に係る医用画像と推論結果を対応付けた対応情報の一例を示す図。 第二の実施形態に係る読影端末の画面表示の一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第一の実施形態]
第一の実施形態では、本発明を医用画像診断システムに適用した場合の例について説明する。
医療の分野では、X線CT装置(Computer Tomography)やMRI装置(Magnetic Resonance Imaging)等の撮影装置により得られた撮影データから生成される、医用画像データに基づいて診断する「画像診断」が行われている。ここで、医用画像データを観察して診断を導きだす作業を「読影」という。画像診断では、例えば主治医からの依頼に応じて、画像診断を専門とする医師である読影医が読影を行う。読影医は医用画像データから得られる所見(以下、画像所見と称する)や各種の測定値から総合的に判断して、医用画像データに描出される病変や被検体である患者の症状を特定する。そして読影医は、画像所見や測定値を利用してその診断に至った経緯を読影レポートに記載し、依頼元の主治医へ返答する。
第一の実施形態に係る医用画像診断システムは、情報処理装置100、撮影装置200、記憶装置300、読影端末400により構成される。図1は、医用画像診断システムの構成の一例を示す図である。図1は、情報処理装置100の機能構成の一例を示す図でもある。
撮影装置200は、診療に用いるデータ(信号や画像)を撮影する装置である。単純X線撮影装置(またはレントゲン装置)、CT装置、MRI装置、PET装置、PET/CT装置、SPECT装置、超音波画像診断装置、眼底カメラ(または眼底写真撮影装置)、OCT装置等の他、一般的なカメラも含む。撮影装置200で撮影されたデータ(以下、撮影データと称する)は、情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は撮影装置200及び記憶装置300と通信可能に接続され、撮影装置200から受信した撮影データを基に画像診断で使用する医用画像データを生成する。生成された医用画像データは、記憶装置300に送信する。
記憶装置300は、医用画像データを電子的に保存、検索、通信するための装置であり、例えばPACS(Picture Archiving and Communication Systems)である。情報処理装置100から受信した医用画像データを保存する。
読影端末400は、読影医が読影に用いる端末である。記憶装置300と通信可能に接続され、記憶装置300から読影対象となる医用画像データを受信し、モニタ等の出力デバイスに表示する。更に、読影医の操作に応じて、画像の閲覧、編集、レポートの作成に関する様々な処理を実行する。
なお、医用画像診断システムの構成は上記に限定しない。例えば、医療事務会計システム、診療予約システム、診療情報システム等を含む包括的なシステムであるHIS(Hospital Information Systems)を構成に加えてもよい。また、放射線科部門における撮影予約、読影管理、材料在庫管理等を行うRIS(Radiology Information Systems)や、読影レポートを管理するシステム等を構成に加えてもよい。
図2は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU11は、主として各構成要素の動作を制御する。
主メモリ12は、CPU11が実行する制御プログラムを格納したり、CPU11によるプログラム実行時の作業領域を提供したりする。
磁気ディスク13は、オペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライバ、後述する処理等を行うためのプログラムを含む各種アプリケーションソフトを実現するためのプログラムを格納する。CPU11が主メモリ12、磁気ディスク13に格納されているプログラムを実行することにより、図2に後述する情報処理装置100の機能(ソフトウェア)が実現される。
表示メモリ14は、たとえばモニタ15に表示させるための表示用データを一時記憶する。モニタ15は、たとえばCRTモニタや液晶モニタ等であり、表示メモリ14からのデータに基づいて画像やテキスト等の表示を行う。マウス16及びキーボード17は、ユーザによるポインティング入力及び文字等の入力をそれぞれ行う。
上記各構成要素は、共通バス18により互いに通信可能に接続されている。
なお、情報処理装置100の構成は上記に限定しない。例えば、情報処理装置100は複数のプロセッサを有していてもよい。また、GPUや、一部の処理をプログラムしたFPGA(Field-Programmable Gate Array)を有していてもよい。
情報処理装置100は、図1に示すように、撮影データ保存部101と、第一の画像取得部102と、第二の画像取得部103と、送信部104と、推論部105と、決定部106とを有する。
撮影データ保存部101は、撮影装置200で撮影された撮影データを保存する。
第一の画像取得部102は、撮影データを基にして、読影で使用される医用画像データ又は医用画像データ群を、再構成等によって生成・取得する。第一の画像取得部102によって、取得される画像を、以下では第一の医用画像データと称する。
第二の画像取得部103は、撮影データを基にして、読影で使用される医用画像データ又は医用画像データ群を生成・取得する。第二の画像取得部103で取得される医用画像データは、第一の画像取得部102で取得される第一の医用画像データとは異なる。第二の画像取得部103によって取得される医用画像データを、以下では第二の医用画像データと称する。
送信部104は、後述する決定部106によって、外部の記憶装置に保存すると決定されたデータ(医用画像データ又は医用画像データ群)を、記憶装置300に送信する。例えば、送信部104は、第一医用画像データ及び第二の医用画像データを、記憶装置300に送信する。
推論部105は、第二の医用画像データに対して、異常の有無を推論する推論処理を実行する。推論部105は、機械学習や深層学習に基づく学習済みの推論モデルによって推論されてもよい。推論部105は、異常として、診断名や所見、良悪性鑑別に関する推論を実施する。また推論部105は、異常の有無の推論を行う第一の推論と、推論された異常に対して良悪性鑑別を行う第二の推論を行う。
決定部106は、推論部105の推論結果に基づいて、外部の記憶装置300に保存するデータの保存形態を決定する。ここでは、第二の医用画像データを記憶装置300に保存するか否かの保存形態を決定する。決定部106によって保存すると決定された医用画像データは、送信部104を介して、記憶装置300に送信する。
即ち情報処理装置100は、被検体を撮影した撮影データに基づいて、第一の医用画像データを取得する第一の画像取得部102と、該撮影データに基づいて、第一と異なる第二の医用画像データを取得する第二の画像取得部103と、第二の医用画像データに対して異常の有無の推論を行う推論部105と、推論部105による推論結果に基づいて、外部の記憶装置300に保存するデータを決定する決定部106とを含み構成される。
第一の実施形態において、撮影データはCT装置で撮影された信号データであり、第一の医用画像データ及び第二の医用画像データは、信号データを再構成して得られる断層画像データであるとする。また、第一の医用画像データはスライス厚が5mmになるように生成されたThickスライスデータであり、第二の医用画像データはスライス厚が0.5mmになるように生成されたThinスライスデータであるとする。なお、第二の医用画像データは、第一の医用画像データよりも高精細な画像データである。高精細な画像データとは、スライス厚や解像度によってデータ容量が第一の医用画像データよりも大きいことを指す。
また、推論部105は、第二の医用画像データであるThinスライスデータから病変等の異常を抽出し、さらに推論された病変部について、良性か悪性かを推論する。なお、病変部が複数抽出された場合は、抽出された病変部のそれぞれについて推論を行ってもよい。
図3は、情報処理装置100において、推論部105が取得された医用画像データに対して推論処理をして、決定部106が外部の記憶装置に保存するデータを決定、送信部104が記憶装置300に送信する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS3001において、第一の画像取得部102は、撮影データから第一の医用画像データを生成・取得する。医用画像データを生成するためのパラメータは放射線技師等によって手動で設定されてもよい。
ステップS3002において、第二の画像取得部103は、撮影データから第二の医用画像データを生成・取得する。第二の画像取得部103における該処理は情報処理装置100により自動的に行い、生成のためのパラメータは推論部105への入力として最適なものを予め設定しておく。生成された画像は自動的に推論部105へ送信する。
ステップS3003において推論部105は、第二の医用画像データに対して、異常の有無を推論する第一の推論処理を適用する。また推論された異常の良悪性を推論する第二の推論処理を実行する。ここでは、推論部105は、第一の医用画像データに対して、異常の有無を推論する推論処理を適用しない。第一の医用画像データよりも、第二の医用画像データのほうが、高精細であるため、推論部105は、より詳細な特徴に基づいた推論を実施することができる。なお、推論部105で利用する学習済みの推論モデルや、推論モデルの学習データによって、第二の医用画像データに対して処理や加工をした医用画像データに対して推論を行ってもよい。推論部105は、推論処理の結果を決定部106へと送信し、次のステップへと処理を進める。
ステップS3004において、判定部106は、推論部105の推論結果に基づいて、外部の記憶装置300に保存するデータを決定する。決定部106は、例えば、第二の医用画像データを外部の記憶装置に保存するか否かを決定する。
本実施形態では、決定部106は、推論部105で推論された異常のうち、悪性の異常が存在する場合には、第二の医用画像データがその後の診断に必要であるとして、外部の記憶装置300に保存するデータとして決定し、該決定した情報を送信部104へと送信し、次のステップへと処理を進める。決定部106は、第二の医用画像データの悪性の異常が存在する領域(関心領域)に対応する医用画像データ(第二の医用画像データの一部)を外部の記憶装置300に保存するデータとして決定してもよい。本構成によって、保存するデータの容量が小さくなるため、記憶装置300の保存容量の圧迫を防ぐことができる。
なお、第二の医用画像データに異常がないと推論部105が推論した場合には、決定部106は第二の医用画像データを外部の記憶装置300に保存しないと決定する。
ステップS3005において、送信部104は、決定部106によって外部の記憶装置300に保存すると決定されたデータを記憶装置300へと送信し、処理を終了させる。
上記で説明した処理により、情報処理装置100は、推論部105によって、第二の医用画像データに悪性の病変が存在すると推論された場合に、Thinスライスデータである第二の医用画像データを外部の記憶装置300に保存することができる。
ここで、Thickスライスデータである第一の医用画像データは読影に原則として使用される画像データであり、外部の記憶装置300へと送信される。一方、Thinスライスデータは、読影時に補助的に使用する画像であり、読影医がThickスライスデータを観察する中で、より詳細に病変部を観察したい場合に参照される。ThinスライスデータはThickスライスデータに比べて容量が大きく、全ての症例において記憶装置300に保存することは難しい。
本実施形態によって、悪性の病変が第二の医用画像データに存在すると推論された場合には、読影医による読影に先立ってThinスライスデータを記憶装置300に送信することができる。事前にThinスライスデータを記憶しておくことで、読影医が高精細な医用画像データを参照したい場合において、スピーディに高精細な医用画像データを参照することができる。また、推論部105による推論結果に基づいて、決定部106が記憶装置300に保存するデータを決定しているため、不要な画像データが保存されることによる記憶装置300の保存容量の圧迫を防ぐことができる。
(第一の実施形態の変形例1)
上記で説明した第二の画像取得部103は、第二の医用画像データとして、第一の医用画像データよりも薄いスライス厚の断層画像データを生成・取得したが、他の画像データを第二の医用画像データとして生成・取得してもよい。
第二の画像取得部103は、例えば、スライス厚は同一で解像度が第一の医用画像データよりも高くなるように、信号データ等の撮影データを再構成して第二の医用画像データを生成・取得してもよい。また、第二の画像取得部103によって、生成される画像データは1種類でなくてもよく、推論部105の入力に合わせて複数種類の医用画像データを生成してもよい。なお、第二の医用画像の生成元となるデータは信号データに限らず、第一の医用画像データを使用してもよいし、信号データと第一の医用画像データとを組み合わせて使用してもよい。
これにより、読影の補助としてより有用な生成される第二の医用画像データを送信することが可能となる。
(第一の実施形態の変形例2)
上記で説明した送信部104は第一の医用画像データと第二の医用画像データを記憶装置300に送信しているが、さらに他の医用画像データを合わせて送信してもよい。
例えば図4及び図5に示すように、情報処理装置100が、さらに第三画像生成部107を有し、第三の画像取得部107が生成する第三の医用画像データも合わせて、送信部104が外部の記憶装置300へと送信するようにしてもよい。
ここで、図4は、放射線技師がその後の診断に必要であると推測して、第三の画像取得部107を介して、第三の医用画像データを生成・取得する場合の機能構成を示した図である。
一方、図5は、第三の画像取得部107が推論部105の推論結果に基づいて、自動的に第三の医用画像データを生成・取得する場合を表す。第三の画像取得部107が第三の医用画像データを自動的に生成する場合には、図6(a)に示すような対応情報を用いる。第三の画像取得部107は、第二医用画像データに対する推論部105の推論結果に基づいて、対応情報を参照し生成する医用画像データを決定する。第三の画像取得部107は、第一の画像取得部102及び第二の画像取得部103が取得していない種類の医用画像データを第三の医用画像データとして生成・取得する。
これにより、第二の医用画像データに加えて、さらに第三の医用画像データを読影に先立って記憶装置300に送信することが可能となる。
(第一の実施形態の変形例3)
上記で説明判定部106が、第二の医用画像データを外部の記憶装置300へ保存するか否かを判定する例について説明した。しかしながら、決定部106は、第一の医用画像データや、第三の医用画像データに対しても、保存の要否を決定してもよい。例えば決定部106は、図6(a)に示すような対応情報を参照し、推論部105の推論結果から外部の記憶装置300へと保存する画像の種類を決定する。これにより、読影の補助として有用な医用画像データを医用画像診断システムの構成に合わせて選択的に送信することが可能となる。
(第一の実施形態の変形例4)
上記で説明した推論部105は病変等の異常に対して、さらに良悪性について推論を行ったが、別の推論を行ってもよい。例えば、病変等の異常に対して、さらに画像所見について推論を行ってもよい。また決定部106は、図6(b)に示すような表を持つなどして、推論部105の推論結果に応じて、外部の記憶装置300に保存する医用画像データを決定する。なお、推論部105が良悪性の推論と画像所見の推論の両方を行い、決定部106が、それらの結果を基に記憶装置300に保存する医用画像データを決定してもよい。例えば決定部106は、肺のCT画像データにおいて、ある病変が悪性であり、かつスピキュラのような細かい画像所見が得られる場合にThinスライスデータを記憶装置300に保存する医用画像データとして決定する。また、推論部105は病変の検出を行い、決定部106は病変の数に応じて外部の記憶装置300に保存する医用画像データを決定してもよい。
また、現在処理している撮影データよりも、以前の撮影データがある場合には、推論部105は病変の大きさや形状の変化を求め、決定部106は、その結果に基づいて外部の記憶装置に保存する医用画像データを決定してもよい。
また、推論部105は、病変以外の診療情報も合わせて用いて、「診断前」、「治療中」、「経過観察」等の診療フェーズや予後の予測を行い、決定部106はその結果に基づいて、外部の記憶装置300に保存するデータを決定してもよい。
これにより、決定部106は外部の記憶装置300に保存するか否かの決定をより正確にすることが可能となる。
(第一の実施形態の変形例5)
図6(a)(b)に示すような、推論部105の推論結果と、外部の記憶装置300に保存するデータの種類との対応情報は、情報処理装置100に対して複数所持してもよい。例えば読影医ごとに対応情報を用意し、決定部106は、読影する読影医に合わせて保存する画像の種類を変えてもよい。これにより、決定部106は、読影医の好みに合わせた医用画像データを、読影に先立って記憶装置300に送信することが可能となる。なお、図6(a)(b)に示す対応表に読影医の名前又はIDを追加する方法でも、同様の効果を得ることができる。
[第二の実施形態]
第一の実施形態において、記憶装置300に保存された第一の医用画像データ、第二の医用画像データは、読影端末400を介して読影医が閲覧する。
本実施形態では、推論部105の推論結果を記憶装置300にさらに保存することで、第一の医用画像データと第二の医用画像データとをさらに効率的に閲覧することを可能とする。第二の実施形態では、第一の実施形態と同様に、第一医用画像データはThickスライスデータで、第二の医用データはThinスライスデータあるとして説明をする。また、推論部105は、Thinスライスデータに対して推論処理を実施し、病変部等の異常を推論する第一の推論をし、推論された異常に対して良性か悪性かを推論する第二の推論を実施する。
図7は、第二の実施形態における情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。第一の実施形態における情報処理装置100の機能に加え、画像対応生成部108を有する。画像対応生成部108は、推論部105の推論結果を元に、第一の医用画像及び第二の医用画像のスライス位置、それぞれのスライス画像データにおける病変部の位置と大きさ、更にそれぞれの病変に対する良悪性の分類結果を対応付けた対応表を作成する。ここで画像対応生成部108は、作成する対応表の例を図8に示す。なお、同等の情報が保存されるのであれば保存形式は問わず、XML等で保存してもよい。画像対応生成部108が作成した対応表は、第一の医用画像データ及び第二の医用画像データと関連付けて、記憶装置300に保存する。
図9は、読影端末400の画面表示の一例である。第二の実施形態において、読影端末400は、記憶装置300から読影対象の第一の医用画像データ及び第二の医用画像データ及び図8に示す対応情報を取得し、適宜参照することで以下の処理を実現する。
画像表示部401には、第一の医用画像データ又は第二の医用画像データのスライスデータを表示する。表示するスライスデータは、スライス位置調節部402により変更することができる。表示されているスライスデータ上に病変が存在し、かつ病変の推論結果が悪性である場合は、その位置や大きさに基づき病変提示枠403を表示する。なお、病変の推論結果が良性である場合にも病変提示枠403を表示してもよく、その場合は悪性の場合と良性の場合で枠の色や太さを変える等して区別可能にする。
画像選択部404には、第一の医用画像データ及び第二の医用画像データのプレビューを選択可能に表示する。プレビューが選択されると、画像表示部401に選択された医用画像データを表示する。その際、元々表示されていた医用画像データのスライス位置に対応するスライスデータを表示する。
なお、画面表示は上記に限ったものではない。例えば病変の一覧を別途表示して、選択した病変を含むスライスデータを画像表示部401に表示するようにしてもよい。
以上で説明した処理により、推論部105の推論結果を活用して、第一の医用画像データと第二の医用画像データの表示を切替えながら効率的に読影を進めることができるようになる。
(第二の実施形態の変形例1)
上記で説明した画像対応生成部108は、情報処理装置100に含まれなくてもよい。例えば画像対応生成部108が記憶装置300や読影端末400に含まれるように構成してもよい。この場合は、推論部105の推論結果をそのまま記憶装置300に保存しておき、読影時に図8に示す対応情報と同等の情報を生成することで、同等の効果を得ることができる。
(第二の実施形態の変形例2)
なお決定部106は、推論部105による推論結果に基づいて、異常があると推論された含まれるスライスや領域を含む部分画像データを外部の記憶装置300に保存するデータとして決定してもよい。
これにより、記憶装置300に保存するデータ量を必要最低限に抑えることができるようになる。
[変形例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(たとえば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の各実施形態における診断支援装置は、単体の装置として実現してもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組合せて上述の処理を実行する形態としてもよく、いずれも本発明の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。診断支援装置および情報処理システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
本発明の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
上述の実施形態を適宜組み合わせた形態も、本発明の実施形態に含まれる。
102 第一の画像取得部
103 第二の画像取得部
105 推論部
106 決定部

Claims (17)

  1. 被検体を撮影した撮影データに基づいて、第一の医用画像データを取得する第一の画像取得部と、
    前記撮影データに基づいて、前記第一の医用画像データと異なる第二の医用画像データを取得する第二の画像取得部と、
    前記第二の医用画像データに対して、異常の有無の推論を行う推論部と、
    前記推論部による推論結果に基づいて、外部の記憶装置に保存する前記第二の医用画像データの保存形態を決定する決定部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定部は、前記推論の結果に基づいて、前記第二の医用画像データを保存するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第二の医用画像データは、前記第一の医用画像データよりも高精細な画像データであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第二の医用画像データは断層画像データであって、第一の医用画像データよりも断層の厚みが薄いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第一の医用画像データがThickスライスデータ、前記第二の医用画像データがThinスライスデータであることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部は、前記推論部が前記第二の医用画像データに異常があると推論した場合に、前記第二の医用画像データを前記外部の記憶装置に保存するデータとして決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部は、前記推論部が推論した第二の医用画像データのうち、前記異常があると推論されたスライスを含む部分画像データを前記外部の記憶装置に保存するデータとして決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記推論部は、学習済みの推論モデルを用いて、異常の有無を推論することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記決定部は、前記推論部が前記第二の医用画像データに異常がないと推論した場合に、前記第二の医用画像データを前記外部の記憶装置に保存しないことを決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記推論部は、前記異常があると推論した場合に、該異常の良悪性をさらに推論することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記決定部は、前記推論部による悪性の異常があると推論された第二の医用画像データを前記外部の記憶装置に保存するデータとして決定することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記決定部は、前記推論部による推論結果をさらに、前記外部の記憶装置に保存するデータとして決定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記決定部が決定した前記外部の記憶装置に保存するデータを、前記外部の記憶装置に送信する送信部をさらに有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記決定部は、前記第一の医用画像データをさらに外部の記憶装置に保存することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記決定部は、さらに前記撮影データを外部の記憶装置に保存するデータとして決定することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. 被検体を撮影した撮影データに基づいて、第一の医用画像データを取得する第一の画像取得ステップと、
    前記撮影データに基づいて、前記第一の医用画像データと異なる第二の医用画像データを取得する第二の画像取得ステップと、
    前記第二の医用画像データに対して、異常の有無の推論を行う推論ステップと、
    前記推論ステップにおける推論結果に基づいて、外部の記憶装置に保存する前記第二の医用画像データの保存形態を決定する決定ステップと
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  17. 請求項16に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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