JP2023049535A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】制御対象の状態をより容易に判断するためのサポート情報を提供する。【解決手段】制御システムは、対象を撮像した画像を撮像時間と関連付けて収集し、対象の状態値を周期的に収集し、予め定められた長さの時間毎に当該時間において収集された状態値の代表値を取得する。制御システムは、取得された時間毎の代表値のうちからユーザ操作によって選択された代表値について、当該代表値に対応した上記時間において収集された状態値の時間波形、および、当該時間に該当する撮像時間が関連付けられた画像の動画像を並べて表示する。【選択図】図15

Description

本技術は、制御対象を制御する制御システムに関し、特に、制御に関する情報を出力する制御システムに関する。
FA(Factory Automation)が適用される様々な生産現場において、生産設備としての機械や装置に対する予兆監視により設備稼働率を向上させたいというニーズが存在する。予兆監視は、監視対象である生産設備が異常の予兆を示す状態(以下、予兆状態という)を検出する仕組みを示す。予兆監視によって予兆状態が検出されると、ユーザは、設備を停止すべき状態になる前に、整備や交換などの保守作業を行うことができる。このような予兆監視を実現するために、運転中の機械や装置から収集されるデータを用いて、当該機械や装置に何らかの異常が生じているか否かをユーザが判断するのをサポートする仕組みが実用化されている。
例えば、特開2021-60966号公報(特許文献1)では、システムは、産業機械の振動データを収集し周波数解析結果の値と閾値を比較してエラーを判定し(段落0058を参照)、いつもと違う動作のデバイスが検出されたタイミングで取得されたカメラ画像を、デバイスの出力波形のビューと同一画面で表示する(図19と段落0093を参照)。
特開2021-60966号公報
生産現場のユーザは、運転中の機械や装置から収集されるデータを用いて、当該機械や装置に何らかの異常が生じているか否かなど、制御対象の状態を、より容易に判断するためのサポート情報を得たいとのニーズがある。
本開示の一つの目的は、ユーザに、制御対象の状態をより容易に判断するためのサポート情報を提供することである。
本開示に係る対象を周期的に制御する制御システムは、対象を被写体として撮像可能な撮像範囲を有する撮像部と、撮像部によって撮像された画像を撮像時間と関連付けて収集する画像収集部と、対象の状態値を周期的に収集するデータ収集部と、周期的に収集された時系列の状態値のうち、予め定められた長さの時間毎に、当該時間において収集された状態値の代表値を取得する取得部と、取得部によって取得された予め定められた長さの時間毎の代表値のうちから、少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける選択操作受付部と、選択された各少なくとも1つの代表値について、当該代表値に対応した予め定められた長さの時間において周期的に収集された状態値の時間波形、および、当該時間に該当する撮像時間が関連付けられた画像に基づき再生される動画像を並べて表示する波形表示部と、を備える。
この開示によれば、ユーザによって1つ以上の代表値が選択されたとき、当該代表値に対応する代表値の時間波形および再生される動画像を、当該代表値のサイクルタイムの時間における制御対象の挙動など状態の判断を支援する情報として、ユーザに提示できる。
上記の開示において、制御システムは、取得部によって取得された予め定められた長さの時間毎の代表値の時間波形を表示する代表値表示部を、さらに備える。
上述の開示によれば、代表値の時間波形を表示することで、ユーザに、制御対象の挙動など状態を表す情報を、制御対象の挙動など状態の判断を支援する情報として、ユーザに提示できる。
上記の選択操作受付部は、代表値の時間波形において、少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける。
上述の開示によれば、ユーザに、代表値の選択を支援する情報として、代表値の時間波形を提供することができる。
上述の開示において、制御システムは、予め定められた長さの時間毎に、当該時間において取得された代表値と閾値に基づき対象の状態を監視する監視部を備え、代表値表示部は、代表値の時間波形において、各代表値の表示態様を当該代表値に基づく監視の結果で異ならせる。
上述の開示によれば、ユーザに、代表値の選択を支援する情報として、代表値の時間波形における各代表値の表示態様が示す監視結果を提供することができる。
上述の開示において、制御システムは、時間波形における部分波形を指定するユーザ操作を受付け、動画像は、受付けられたユーザ操作によって指定された部分波形の時間に該当する撮像時間が関連付けられた画像に基づき再生される動画像を含む。
上述の開示によれば、制御対象の挙動など状態の判断を支援する情報として、ユーザが指定した部分波形に該当する時間の部分画像のみを再生して提供できる。
上述の制御システムは、予め定められた長さの時間毎に、当該時間において取得された代表値と閾値に基づき対象の状態を監視する監視部と、予め定められた長さの時間であってユーザが指定した時間において周期的に収集された状態値から、閾値を設定する設定部と、をさらに備え、波形表示部は、さらに、閾値の設定に用いた状態値の代表値および選択された少なくとも1つの代表値それぞれについて、当該代表値に対応した予め定められた長さの時間において周期的に収集された状態値の時間波形、および、当該時間に該当する撮像時間が関連付けられた画像に基づき再生される動画像を並べて表示するよう構成される。
上述の開示によれば、代表値に対応する代表値の時間波形および再生される動画像として、ユーザが閾値を設定するために指定した時間において、周期的に収集された状態値の時間波形、および、当該時間に該当する撮像時間が関連付けられた画像を含めることができる。これにより、制御対象の挙動など状態の判断を支援する情報として、状態監視のための閾値を設定したときに用いた時間波形と画像とを、ユーザに提供できる。
本開示によれば、ユーザに、制御対象の状態をより容易に判断するためのサポート情報を提供することができる。
本実施の形態に係る制御システム1aの全体構成を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る制御システム1bの全体構成を模式的に示す図である。 本実施の形態に係るPLC100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るサーバ200のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4のDB管理プログラム211が実行されることで提供されるDBマネージャーを模式的に示す図である。 本実施の形態に係る端末300のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る撮像装置40の構成の一例を模式的に示す図である。 本実施の形態に係るUIツール340のモジュール構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る処理のシーケンスの一例を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る時系列DB250の一例を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る閾値の設定モードにおける処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る閾値の設定モードにおけるユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る閾値の設定モードにおけるユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る閾値の設定モードにおけるユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る閾値の設定モードにおけるユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る閾値の設定モードにおけるユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る運用モードにおける処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る運用モードにおいてユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る運用モードにおいてユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る運用モードにおいてユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る運用モードにおいてユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.適用例>
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る制御システム1aの全体構成を模式的に示す図である。図1を参照して、制御システム1aは、FAに適用されて、PLCシステム2と、サーバ200と、制御システム1aの開発および保守を担う端末300とを含む。
PLCシステム2は、ラインとも称され、FAの工場全体を制御するものであってもよいし、工場に設置された特定の製造設備や製造装置を制御するものであってもよい。PLCシステム2は、主たる構成要素として、制御対象を制御する「制御部」の典型例であるPLC(Programmable Logic Controller)100と、「撮像部」および画像収集部46を有する撮像装置40と、UI(ユーザインターフェイス)ツール340を有する端末300を含んで構成される。「撮像部」は、制御対象を被写体として撮像可能な撮像範囲を有するようアングルまたは光学系等が調整され得る。「撮像部」に関連して、照明装置が設けられてもよい。
PLC100は、フィールド機器10に接続される。フィールド機器10は、制御対象を制御するために必要な任意の装置を包含する。より具体的には、フィールド機器10は、制御対象(例えば、製造設備、製造装置、製造設備あるいは製造装置に含まれるセンサおよびアクチュエータなど)との間で情報をやり取りするための装置を含む。図1に示す例では、フィールド機器10はリレー群14とサーボモータ18を含む。フィールド機器10は、さらに、図1に示すサーボドライバ16およびリモートI/O(Input/Output)12など、任意のデバイスを含み得る。
PLC100は、フィールド機器10の状態値を含むデータを取得し、取得されるデータを用いて予め作成されたユーザプログラムに従って制御演算を実行することで、フィールド機器10へ与えられる指令値を含むデータを生成する。本開示において、「状態値」は、フィールド機器10から収集される当該フィールド機器10の状態を示す入力値、フィールド機器10へ出力される指令値、および、PLC100の内部で管理されるシステム状態値や内部値を含む。
図1に示す例では、PLC100とフィールド機器10とは、制御系ネットワーク4を介して接続されているが、これに限らず、ハードワイヤーで接続されていてもよい。
制御系ネットワーク4としては、産業用の通信プロトコルを採用することが好ましい。このような通信プロトコルとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、CompoNet(登録商標)などが知られている。
PLCシステム2は、情報系ネットワーク6およびゲートウェイまたはルータなどの中継装置20を介して、インターネット8上に存在するクラウドベースのサーバ200にアクセス可能になっている。情報系ネットワーク6は、例えばEtherNet/IP(登録商標)のプロトコルが適用され得る。
サーバ200は、PLC100および撮像装置40と情報系ネットワーク6およびインターネット8を介して通信する。サーバ200は、主に、PLCシステム2に関する情報を管理するととともに、各種サービスを提供する。
サーバ200は、インターネット8を介してクラウド上に配置してもよいし、インターネット8を介することなく、PLCシステム2が存在するローカルネットワーク内に配置してもよい。サーバ200の実装形態としては、要求される性能および機能などに応じて、任意に決定できる。サーバ200は、NAS(Network Attached Storage)を含んで構成されてもよい。
端末300は、例えば汎用コンピュータから構成される。端末300は、サーバ200にアクセスして、後述するような各種処理を実現するためのユーザ操作が可能になっている。本実施の形態では、このユーザ操作は、端末300の後述するアプリケーション312およびUIプログラム313が協働して、端末300からインターネット8で接続されたサーバ200のデスクトップ環境を操作するGUI(Graphical User Interface)を提供することで実現されてもよい。また、端末300は、情報系ネットワーク6およびインターネット8を介さずに、PLC00とUSB(Universal Serial Bus)通信によって情報を遣り取りしてもよい。PLC100が、汎用コンピュータの構成も兼ね備える場合は、PLC100によって、端末300が提供するUI(User Interface),GUI等のサービスが提供されてもよい。
PLC100は、制御演算を実行することにより指令値を算出し、算出した指令値を制御対象に出力することで、制御対象を制御する。PLC100は、制御対象を、予め定められた制御周期に従い周期的に制御する。PLC100は、制御周期毎に状態値を収集時間と関連付けて収集するデータ収集部118aを有する。
また、PLC100は、予め定められた長さの時間(後述するサイクルタイム)毎に、当該時間において取得された代表値と閾値に基づき制御対象の状態を監視する監視処理を実施する監視処理部119を有する。監視処理部119は、代表値取得部119aと、閾値監視部119bと、閾値設定部119cとを含む。代表値取得部119aは、制御対象から周期的に収集された時系列の状態値のうち、予め定められた長さの時間毎に、当該時間において収集された状態値の代表値を算出するなどして取得する。閾値監視部119bは、代表値取得部119aによって取得された代表値を、閾値ファイル400が有する閾値と比較する。閾値設定部119cは、閾値ファイル400に閾値を設定する、または閾値ファイル400の閾値を変更する。監視処理部119は、閾値監視部119bが出力する比較結果に基づき、監視結果を取得する。監視結果は、比較結果に基づき、例えば(代表値>閾値)または(代表値≦閾値)の条件を満たすか否かを示す。
「代表値」は、処理対象の時系列データに含まれる情報を包含する用語であり、典型的には、制御対象から収集した時系列の状態値についての、最大値、最小値、中間値、平均値、標準偏差、分散などの特徴量を含み得る。
「サイクルタイム」は、時系列の状態値において、監視対象に何らかの異常が発生しているか否かを判定するための予め定められた長さの単位時間区間を意味する。すなわち、監視対象に何らかの異常が発生しているか否かを判定する予兆監視処理は、「サイクルタイム」毎に行われることになる。本実施の形態においては、サイクルタイムの時間の長さは、ユーザが任意に設定する状態値の種類に基づいて決定されるようにしてもよい。本実施の形態では、例えば、サイクルタイムは、1つのワーク(製品の完成品または部品)について1の工程を開始してから完了するまでにかかる時間を示す。サイクルタイムの開始は状態値の収集開始時間と定義することができる。
PLC100は、撮像装置40に撮像開始指令3を送信する(ステップS1)。撮像装置40は、PLC100から撮像開始指令3を受信すると、受信した撮像開始指令3に従い撮像を開始する(ステップS5a)。画像収集部46は、撮像を開始し、撮像開始以降に撮像された画像を、撮像時間と関連付けて収集する。撮像装置40は、収集された画像をサーバ200に転送する(ステップS5b)。PLC100は、ステップS3においてデータ収集部118aが周期的に収集する状態値と、当該状態値から取得されたサイクルタイム毎の代表値と、ステップS4において監視処理部119が実施する監視処理の結果を示す監視データを、サーバ200に転送する(ステップS6、ステップS6a、ステップS6b)。サーバ200は、撮像装置40から送信される画像と、PLC100から送信される状態値と、代表値と、監視データとを格納する(ステップS14)。
端末300のUIツール340は、サイクルタイム毎の前記代表値のうちから、少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける選択操作受付部と、選択された各代表値について、当該代表値に対応したサイクルタイムにおいて周期的に収集された状態値の時間波形、および、当該サイクルタイムに該当する撮像時間が関連付けられた撮像画像に基づき再生される動画像を並べて表示する波形表示部を提供する。UIツール340は、サーバ200をWebサーバとして、Webサーバから受信するWebページなどの画面情報に基づく画面をディスプレイに表示するWebブラウザを有して構成されてもよい。
したがって、制御システム1aは、ユーザによって1つ以上の代表値が選択されたとき、当該代表値に対応する代表値の時間波形および再生画像(動画像を含む)を、当該代表値のサイクルタイムの時間における制御対象の挙動など状態を表す情報として、ユーザに提示できる。
本実施の形態では、閾値ファイル400が有する閾値は変更可能である。より具体的には、UIツール340は、閾値を設定または変更するためのユーザ操作を受け付ける閾値操作ツール311を有する。閾値操作ツール311は、受付けるユーザ操作に基づく閾値を入力し、入力した閾値をサーバ200に転送する。サーバ200は、予兆監視設定処理を実施する(ステップS17)。予兆監視設定処理では、サーバ200は、閾値操作ツール311から受信した閾値をPLC100に転送する(ステップS7)。PLC100の閾値設定部119cは、サーバ200から受信した閾値を閾値ファイル400に上書きなどにより設定する。閾値設定部119cは、状態値の時間波形および代表値の時間波形の少なくとも一方が示す値の変化の傾向に基づき閾値ファイル400の閾値を更新または設定してもよい。または、閾値設定部119cは、閾値監視部119bが出力する比較結果または監視処理部119が出力する監視結果に基づき、閾値ファイル400の閾値を更新または設定してもよい。
ユーザは、閾値操作ツール311を操作することにより、監視処理部119の閾値設定部119cが予兆監視に用いる閾値を設定または変更することができる。制御システム1aは、ユーザによって1つ以上の代表値が選択されたとき、当該代表値に対応するサイクルタイム毎の状態値の時間波形および再生画像(動画像を含む)を、閾値の設定または変更のためにユーザをサポートする情報として、ユーザに提示できる。
以下、本発明のより具体的な応用例について説明する。
<B.システム構成>
図2は、本実施の形態に係る制御システム1bの全体構成を模式的に示す図である。図2の制御システム1bは、図1に示したPLCシステム2と撮像装置40を、それぞれ、複数台有する。図2の制御システム1bは、異なる製造工程に設けられたPLCシステム2-1,PLCシステム2-2,およびPLCシステム2-3(以下、「PLCシステム2」とも総称する。)と、これら製造工程に設けられる撮像装置40-1,撮像装置40-2と有する。制御システム1bは、例えば、PLCシステム2-1を部品工程に設け、PLCシステム2-2を組み立て工程に設け、およびPLCシステム2-3を検査工程に設けることで、一連の工程に対する分散制御を実現する。制御システム1bの他の構成は図1の制御システム1aと同様なので説明は繰り返さない。撮像装置40-1と撮像装置40-2は、例えばカメラのアングルを異ならせることで、同じ制御対象(被写体)に対するカメラの向き(撮像方向)を異ならせた画像を撮像する。
以下の説明において、PLCシステム2-1,PLCシステム2-2,PLCシステム2-3は、図1に示すPLCシステム2と同様の構成を有する。また、撮像装置40-1と撮像装置40-2は、図1の撮像装置40と同様の構成を有する。ここでは3つのPLCシステム2と2台の撮像装置40とを示したが、PLCシステム2と撮像装置40の台数は、これらに限定されない。以下では、PLCシステム2-1,PLCシステム2-2およびPLCシステム2-3に共通の機能または構成の説明では「PLCシステム2」と総称し、撮像装置40-1と撮像装置40-2に共通の機能または構成の説明では「撮像装置40」と総称する。なお、本実施の形態では、撮像装置40は、制御系ネットワーク4に接続されてもよい。PLC100は、制御系ネットワーク4を介して、撮像装置40から画像を受信し、受信した画像をサーバ200に転送する。この場合、画像収集部46は、撮像装置40またはPLC100に備えられる。
<C.各装置の構成>
次に、本実施の形態に係る制御システムを構成する装置の構成の一例について説明する。
(c1:PLC100)
図3は、本実施の形態に係るPLC100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4を参照して、PLC100は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサ102と、チップセット104と、主メモリ106と、ストレージ109と、物理的回路で構成されるコネクタ121と接続する情報系ネットワークコントローラ127と、物理的回路で構成されるコネクタ123と接続する制御系ネットワークコントローラ122と、USB(Universal Serial Bus)コントローラ124と、カウンタ回路を含んで構成されるタイマ125と、メモリカードインターフェイス126とを含む。コネクタ121は、サーバ200、PLC100および撮像装置40が属する情報系ネットワーク6と接続し、コネクタ123は、情報系ネットワーク6とは異なるネットワークであって制御対象のフィールド機器10が属する制御系ネットワーク4と接続する。
プロセッサ102は、ストレージ109に格納された各種プログラムを読み出して、主メモリ106に展開して実行することで、制御対象を制御するための制御演算および外部装置(サーバ200、端末300、撮像装置40およびフィールド機器10)と通信するための通信処理を実現する。チップセット104は、プロセッサ102と各コンポーネントとのデータ伝送などを制御する。
ストレージ109には、OS(Operating System)111と、システムプログラム113と、ユーザプログラム114と、閾値ファイル400が格納される。システムプログラム113は、情報系ネットワーク6を介してサーバ200を含む外部装置と通信するための通信ファームウェアおよび制御系ネットワーク4を介してフィールド機器10と通信するための通信ファームウェアを含む。
ユーザプログラム114は、制御プログラム115、通信プログラム116およびIO(Input/Output)リフレッシュ117、収集プログラム118、およびカメラ通信プログラム120を含む。IOリフレッシュ117は、制御対象であるフィールド機器10の状態値を、制御系ネットワーク4を介して収集しIOリフレッシュ領域112に格納する。また、IOリフレッシュ117は、IOリフレッシュ領域112に格納された指令値を、制御系ネットワーク4を介して制御対象に送信する。制御プログラム115は、IOリフレッシュ領域112に格納された状態値を用いて制御対象の制御演算を実施して上記の指令値を算出する。収集プログラム118は、実行されると上記に述べたデータ収集部118aのモジュールを実現する。カメラ通信プログラム120は、実行されると撮像装置40と通信する。ストレージ109は、さらに、実行されると監視処理部119を実現する監視プログラム110を格納する。監視プログラム110は、実行されると代表値取得部119a、閾値監視部119bおよび閾値設定部119cを実現する、代表値取得プログラム110a、閾値監視プログラム110bおよび閾値設定プログラム110cを含む。ユーザプログラム114には、時刻同期プログラムを含む他の各種処理プログラムが含まれてもよい。
本実施の形態に係るユーザプログラム114は、いわゆる変数プログラムである。より具体的には、ユーザプログラム114は、当該プログラムが実行時に参照する状態値のデータ、内部計算用データなどはデータ別に入力変数、出力変数、および一時変数などを用いて利用できるよう構成される。
各PLCシステム2のPLC100は、時刻同期プログラムに従い、情報系ネットワーク6に接続される他のPLC100および撮像装置40と、タイマの計時時間を、図示しないマスタタイマーの時間に一致させる時刻同期処理を実施する。また、各PLCシステム2のPLC100は、時刻同期プログラムに従い、当該PLC100が接続する制御系ネットワーク4に接続されるフィールド機器10が有するタイマと計時時間を一致させる時刻同期処理を実施する。マスタタイマーは、限定されないが、例えば情報系ネットワーク6上に設けられる。
情報系ネットワークコントローラ127は、コネクタ121に接続される情報系ネットワーク6を介した外部装置とのデータのやり取りを制御する。
制御系ネットワークコントローラ122は、コネクタ123に接続される制御系ネットワーク4を介したフィールド機器10とのデータのやり取りを制御する。
USBコントローラ124は、USB接続を介した外部装置(例えば、サポート装置、端末300など)とのデータのやり取りを制御する。
メモリカードインターフェイス126は、メモリカード128が脱着自在に構成されており、メモリカード128に対してデータを書き込み、メモリカード128から各種データ(ユーザプログラム114およびデータなど)を読み出すことが可能になっている。
PLC100は、光学ドライブを有していてもよい。光学ドライブは、コンピュータ読取可能なプログラムを非一過的に格納する記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体)からプログラムを読み取って、ストレージ109などに格納する。
PLC100で実行される各種プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体またはメモリカード128を介してインストールされてもよいが、ネットワーク上の任意のコンピュータなどのデバイスからダウンロードする方法でインストールするようにしてもよい。
図3には、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な処理が提供される構成例を示したが、これらの提供される処理の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)など)を用いて実装してもよい。あるいは、PLC100の主要部を、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェア(例えば、汎用パソコンをベースとした産業用パソコン)を用いて実現してもよい。この場合には、仮想化技術を用いて、用途の異なる複数のOSを並列的に実行させるとともに、各OS上で必要なアプリケーションを実行させるようにしてもよい。
(c2:サーバ200)
図4は、本実施の形態に係るサーバ200のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4を参照して、サーバ200は、プロセッサ202と、メインメモリ204と、入力部206と、出力部208と、ストレージ210と、光学ドライブ215と、外部装置と通信するためのUSBコントローラ220と、インターネット8を含むネットワークを接続するネットワークコントローラ413を含む。これらのコンポーネントは、プロセッサバス218を介して接続されている。
プロセッサ202は、CPUやGPUなどで構成され、ストレージ210に格納されたプログラムを読出して、メインメモリ204に展開して実行することで、後述するような各種処理を実現する。
メインメモリ204は、DRAMやSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ210は、例えば、HDDやSSDなどの不揮発性記憶装置などで構成される。
ストレージ210には、基本的な機能を実現するためのOS212に加えて、サーバ200としての機能を提供するための各種プログラムが格納される。各種プログラムは、DB(Data Base)管理プログラム211と、閾値を管理する閾値管理プログラム213と、閾値を設定するための設定モードプログラム216と、設定された閾値に基づく予兆監視処理を運用する運用モードプログラム217とを含む。また、ストレージ210は、時系列DB250を格納する領域を有する。設定モードでは、閾値管理プログラム213および設定モードプログラム216が実行されることにより予兆監視設定処理(図1のステップS17)が実施される。
入力部206は、キーボードやマウスなどで構成され、サーバ200に対するユーザ操作を受付ける。出力部208は、ディスプレイ、各種インジケータ、プリンタなどで構成され、プロセッサ202からの処理結果などを出力する。
サーバ200は、光学ドライブ215を有しており、コンピュータ読取可能なプログラムを非一過的に格納する記録媒体214(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体)から、その中に格納されたプログラムが読取られてストレージ210などにインストールされる。
図4には、プロセッサ202がプログラムを実行することで、サーバ200として必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
図5は、図4のDB管理プログラム211が実行されることで提供されるDBマネージャーを模式的に示す図である。図5を参照して、プロセッサ202により、DB管理プログラム211が実行されることで提供されるDBマネージャー253は、例えば、SQL(Structured Query Language)に従うデータベース操作命令に従い、時系列DB250を管理(例えば、DBの生成,集約,編集,解析,出力等)する。時系列DB250の詳細は後述する。
(c3:端末300)
図6は、本実施の形態に係る端末300のハードウェア構成例を示すブロック図である。図6を参照して、端末300は、CPUやMPUなどのプロセッサ302と、光学ドライブ304と、主メモリ306と、ストレージ310と、ネットワークコントローラ320と、USBコントローラ324と、入力部326と、表示部328とを含む。これらのコンポーネントは、バス308を介して接続される。
プロセッサ302は、ストレージ310に格納された各種プログラムを読み出して、主メモリ306に展開して実行することで、端末300で必要な処理を実現する。
ストレージ310は、例えば、HDDやSSDなどで構成される。ストレージ310には、OS319と、アプリケーション312と、UI(User Interface)プログラム313とを格納する。UIプログラム313は、アプリケーション312と協働して実行されることで、UIツール340を提供する。UIプログラム313は、選択プログラム318と、波形変換プログラム314と、画像再生プログラム315と、閾値操作プログラム316と、画像調整プログラム317と、選択プログラム318を含む。選択プログラム318は、実行されると代表値取得部によって取得されたサイクルタイム毎の代表値のうちから、ユーザ操作に従い少なくとも1つの代表値を選択する。波形変換プログラム314は、選択された代表値に対応したサイクルタイムにおいて、収集された時系列の代表値を時間波形に変換し、変換後の時間波形をディスプレイに表示させる。画像再生プログラム315は、選択された代表値に対応したサイクルタイムにおいて、画像収集部46によって収集された画像を、当該画像に関連付けられた撮像時間に従いディスプレイにおいて動画(映像)で再生する。閾値操作プログラム316は、実行されると閾値操作ツール311を実現する。画像調整プログラム317は、実行されると画像再生プログラム315によって表示されている画像の再生を、ユーザ操作に従い調整する。画像調整プログラム317によって実施される再生の調整は、画像のコマ送り、早送り、巻き戻しなどの画像の再生方向、再生速度等の調整を含む。なお、ストレージ310には、図5に示すプログラム以外の必要なプログラムが格納されてもよい。
ネットワークコントローラ320は、情報系ネットワーク6を介した各PLC100およびサーバ200などの機器とのデータのやり取りを制御する。
USBコントローラ324は、USB接続を介した外部装置とのデータのやり取りを制御する。
入力部326は、マウス、キーボード、タッチパネルなどで構成され、ユーザからの指示を受け付ける。表示部328は、ディスプレイ、各種インジケータなどで構成され、プロセッサ302からの処理結果などを出力する。入力部326および表示部328は、ディスプレイ一体型のタッチスクリーンを構成してもよい。
端末300は、光学ドライブ304を有していてもよい。光学ドライブ304は、コンピュータ読取可能なプログラムを非一過的に格納する記録媒体305(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体)からプログラムを読み取って、ストレージ310などに格納する。
端末300で実行される各種プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体305を介してインストールされてもよいが、ネットワーク上の任意のサーバからダウンロードする形でインストールするようにしてもよい。
図6には、プロセッサ302がプログラムを実行することで必要な処理が提供される構成例を示したが、これらの提供される処理の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
(c4:撮像装置)
図7は、本実施の形態に係る撮像装置40の構成の一例を模式的に示す図である。図7を参照して、撮像装置40は、基本的な構成要素として、レンズを含む光学系41、撮像素子42、画像処理エンジン44および画像メモリ47を有するプロセッサ回路を構成するDSP(Digital Signal Processor)43、および情報系ネットワーク6に接続する通信回路を含む通信I/F(Inter Face)48を備える。撮像装置40は、DSP43および通信I/F48の処理系と、光学系41と撮像素子42の撮像系とを一体的に有するが、処理系は撮像系から分離して構成されてもよい。
撮像範囲にある被写体からの反射光は光学系41のレンズを介して、撮像素子42が有する、たとえばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの光電変換素子に入射し、イメージセンサによって画像信号に変換される。画像処理エンジン44は、撮像素子42から画像信号を入力し、画像信号をタイマ45が出力する時間に基づき処理し、フレーム画像単位のデジタルデータの画像に変換する。例えば1秒間にN(N>1)枚のフレーム画像に変換する。画像処理エンジン44は、フレーム画像を、タイマ45が計時する撮像時間と関連付けて静止画または動画として画像メモリ47に格納する。画像メモリ47は、画像処理エンジン44と協働することで、画像をタイマ45が計時する撮像時間と関連付けて収集する画像収集部46を構成する。
通信I/F48は、情報系ネットワーク6を介してPLC100から転送された撮像開始指令3を受信し、受信した撮像開始指令3をDSP43に出力する。DSP43は、撮像開始指令3に応答して、撮像系から出力される画像信号の画像処理を開始する。
例えば、本実施の形態では、撮像装置40は、撮像開始指令3に応答して、撮像を開始し、撮像開始以後から予め定められた期間にわたり撮像する。この期間の長さは、設定可能である。撮像開始の以降に撮像されたフレーム画像は、画像メモリ47において、例えば静止画のファイル、または、動画のファイルとして格納される。
(c5:UIツールの構成)
図8は、本実施の形態に係るUIツール340のモジュール構成の一例を示す図である。UIツール340は、プロセッサ302が、波形変換プログラム314、画像再生プログラム315、閾値操作プログラム316、画像調整プログラム317、および選択プログラム318を実行することにより実現される、「波形表示部」を構成する波形表示モジュール341、画像再生モジュール342、閾値を設定するための「閾値設定部」を構成する閾値操作モジュール343、画像調整モジュール344、および選択モジュール345をそれぞれ含む。
<D.収集処理シーケンスの概要>
図9は、本実施の形態に係る処理のシーケンスの一例を模式的に示す図である。図9のシーケンスは、PLC100と、撮像装置40と、サーバ200を含む装置間の通信と、各装置が実施する処理とのシーケンスを含む。
PLC100は、撮像装置40に撮像開始指令3を送信する(ステップS1)。撮像開始指令3は、例えば制御システム1の予兆監視処理を開始するときに送信される。
撮像装置40は、PLC100から撮像開始指令3を受信すると(ステップS1a)、受信した撮像開始指令3に従い撮像を開始する(ステップS5a)。画像処理エンジン44は撮像して取得された画像について画像処理を実施する。
PLC100は、データ収集部118aとして周期的に状態値を収集し(ステップS3)、監視処理部119として監視処理を実施する(ステップS4)。監視処理では、PLC100は、代表値取得部119aとしてサイクルタイム毎に代表値を示す代表値を取得するとともに、閾値監視部119bとしてサイクルタイム毎に代表値を閾値と比較する(ステップS4a、ステップS4b)。PLC100は、監視処理部119として監視結果を取得する。
撮像装置40は、画像処理によって、撮像時間が関連付けられて画像メモリ47に収集された撮像画像をサーバ200に送信する(ステップS5b)。例えば、撮像画像は、ファイル単位でサーバ200に転送されてもよい。PLC100も、また、収集時間が関連付けられた制御に関するデータ、サイクルタイム毎に取得された代表値、およびサイクルタイム毎の監視結果をサーバ200に送信する(ステップS6)。PLC100は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS70)。例えば、ユーザが、予兆監視処理を停止する指示を制御システム1に入力したとき、PLC100は、当該指示に基づき処理を終了すると判定する(ステップS70でYES)。処理を終了しないと判定されると(ステップS70でNO)、ステップS3に戻る。
サーバ200は、PLC100から転送されるデータと撮像装置40から転送される画像とを受信する(ステップS11、ステップS12)。サーバ200は、DBマネージャー253として、時系列DB250において、PLC100から受信したデータと撮像装置40から受信した画像とについて、それぞれ、収集時間と撮像時間を関連付けて格納する処理を実施する(ステップS14)。時系列DB250では、周期的に収集された状態値と、サイクルタイム毎の代表値と、サイクルタイム毎の監視結果と、撮像時間が関連付けされた画像データが、時系列のデータとして格納される。サーバ200は、上記指示に基づき処理を終了と判定すると(ステップS50でYES)、処理を終了し、処理を終了しないと判定すると(ステップS50でNO)、ステップS11に戻る。なお、撮像装置40も、上記の指示に基づき処理を終了するか否かを判定するようにしてもよい。
本実施の形態では、上記に述べた時刻同期処理によって、PLC100と撮像装置40との間でタイマが計時する時間は一致しているので、時系列DB250では、周期的に収集された状態値と、サイクルタイム毎の代表値と、サイクルタイム毎の監視結果と、撮像装置40の撮像画像とを、互いの時間的なずれを無くして、時系列に管理することができる。
<E.時系列DBの一例>
本実施の形態では、時系列DB250では、データは、例えばサイクルタイムに基づいて管理される。
図10は、本実施の形態に係る時系列DB250の一例を模式的に示す図である。図10を参照して、時系列DB250は、時系列DB251と、時系列DB252と、閾値を設定する場合に参照したサイクルタイムの収集データを示す参照データ700を含む。時系列DB251には、予兆監視設定処理(ステップS17)によって閾値ファイル400に閾値を設定する設定モードにおいてデータが格納される。時系列DB252には、閾値ファイル400に設定された閾値に基づき予兆監視処理を実施する運用モードにおいてデータが格納される。時系列DB251と時系列DB252は、同様の構成を有するので、時系列DB252を説明し、時系列DB251の詳細は繰り返さない。
サーバ200のプロセッサ202は、運用モードにおいて、DBマネージャー251として、PLC100から転送されるデータおよび撮像装置40から転送された撮像画像を、時系列DB252に格納する。より具体的には、プロセッサ202は、サイクルタイム毎に、当該サイクルタイムにおいて収集されたデータおよび画像メモリ47において収集されたファイル単位の撮像画像を、収集制御データ430、監視データ600および収集画像データ500として格納する。
収集制御データ430は、サイクルタイムを識別するID410と、収集対象である1つ以上の変数の状態値を収集開始した収集開始時間411と、時系列データ420とを含む。時系列データ420は、各変数について時系列の状態値421、422,・・・を含む。時系列の状態値421、422,・・・は、それそれ、当該変数の状態値と関連付けされた収集時間とを含む。PLC100は、状態値を、制御周期に同期した周期で収集することで、収集時間は、制御周期に同期した周期に基づく時間を示す。
収集画像データ500は、撮像開始指令3を受信した時間を示す撮像タイミング510と、撮像された画像を示す時系列の画像データ550とを含む。画像データ550は、制御システムに設けられた撮像装置40のそれぞれについてデータ515を含む。データ515は、対応の撮像装置40の識別子520と、収集開始時間525と、時系列のフレーム画像を表す時系列フレーム530とを含む。収集開始時間525は、当該撮像装置40が撮像開始指令3に応答して撮像し撮像画像の収集を開始した時間を示す。時系列フレーム530は、収集開始時間525以降に撮像して得られたフレーム画像の時系列の集合を示す。各フレーム画像は、撮像時間が関連付けされている。
監視データ600は、サイクルタイムを識別するID610と、収集対象である1つ以上の変数それぞれについて、当該サイクルタイムに取得されたデータ61を含む。図10では、ある変数の監視データ600について、1つのサイクルタイムについて示されているが、実際は、複数のサイクルタイムについて監視データ600が格納される。データ61は、各変数について、当該変数に対応の時系列データ420のうち、状態値から取得された代表値61aと、当該代表値61aに基づく監視結果61bとを含む。監視結果61bの“T”と“F”は、それぞれ、後述する“正常”と“異常”を示す。
参照データ700は、閾値設定の際に参照されたサイクルタイムの識別子ID710、時系列データ711および画像データ722を含む。時系列データ711は、当該サイクルタイムで収集された時系列の状態値、代表値および監視結果を含む。画像データ722は、当該サイクルタイムの動画を構成する画像であって、撮像時間が関連付けされた複数のフレーム画像を含む。
<F.設定モード>
本実施の形態に係る閾値の設定モードを説明する。図11は、本実施の形態に係る閾値の設定モードにおける処理の一例を示すフローチャートである。図12~図16は、本実施の形態に係る閾値の設定モードにおけるユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。設定モードでは、端末300のUIツール340の閾値操作ツール311は、ユーザ操作に従って、サーバ200に、時系列DB251を検索する設定モードプログラム216を起動する指令を送信する。サーバ200は、指令に応答して設定モードプログラム216を起動する。
設定モードプログラム216は、起動されると、予兆監視設定処理(ステップS17)を実施する。予兆監視設定処理では、サーバ200は、端末300の閾値操作ツール311に画面情報(例えばWebページ)に基づく図12~図16のUI画面を表示部328のディスプレイに表示させ、UI画面を介して受付けるユーザ操作に従って閾値を決定し、ユーザ操作に従い決定した閾値を、閾値ファイル400に設定するためにPLC100に転送する。
図11を参照して、端末300は、閾値の設定対象となる変数(状態値)の代表値の指定操作を受付けるために、図12の画面を表示する(ステップT1)。図12の画面では、ユーザ操作に従って、制御対象の状態値のうち太枠で示される“溶接電流”が指定されるとともに、代表値の種類(例えば“平均値”)が指定されている。指定された情報は、サーバ200に送信される。
サーバ200は、端末300から受信した情報に基づき時系列DB251から、“溶接電流”の変数に対応の“平均値”を示す時系列データ612を検索する。端末300は、検索された時系列データ612に基づく画面情報を端末300に送信する。
端末300は、サーバ200からの画面情報に基づき、ユーザが指定した変数が示す状態値のサイクルタイム毎の代表値を時系列に表示する(ステップT3)。例えば、図13の(A)の画面の領域E2において、横軸に時間をとり、縦軸に値をとるグラフにおいて、ユーザが指定した変数の状態値の代表値61aが時系列にプロットされた時間波形のグラフで表示される。このグラフでは、プロットされた各代表値61aは、対応の監視結果61bに基づきプロットされた点の形状、色など表示態様を異ならせている。また、画面の領域E1では、領域E2で示される監視結果61bに適用された閾値49a,49bが数値表示されるとともに、領域E2では、グラフにおいて閾値を示す時間軸に平行なバーとして表示される。ユーザは、画面のボタン131を操作すると、領域E2のグラフを図13の(B)に示すヒストグラムに切り替えることができる。閾値が設定される前は、表示される閾値49a,49bは、例えばデフォルト値を含む。
図13の(A)に示す代表値の時間波形のグラフは、ユーザに、時間の経過に従う代表値の変化の傾向を把握するための支援情報を提供し、ヒストグラムは、ユーザに、代表値について、監視結果61bが“正常”を示す個数と、“異常”を示す個数と、“正常”または“異常”の値の分布を値の階級毎に把握することを支援する情報を提供する。
図14の画面は、表示される特徴量の個数を調整するユーザ操作を受付ける。ユーザは、図14の図13の(A)または(B)で表示される代表値61aのトータル個数を、代表値61aの属性14bを指定することで、指定した属性に基づき絞り込むことができる。属性は例えば、対応の監視結果61b、または、閾値に近いか否か等を含む。または、ユーザは、表示される代表値61aのトータル個数を、表示個数のパーセンテージ14Aを指定することにより、または、表示される特徴量が該当するサイクルタイムが抽出される期間長さを期間14Cで指定することにより絞り込むことができる。
ユーザは、図13の(A)の領域E2にプロットされた1以上の代表値(点)を選択操作すると、端末300は、選択モジュール345によって選択操作を受け付ける(ステップT5)。端末300は、選択操作の情報をサーバ200に送信する。選択操作の情報は、選択された代表値の時間波形上のプロット位置に対応した時間(以下、プロット時間と呼ぶ)の情報を含む。サーバ200は、選択操作の情報が示すプロット時間に基づき、当該プロット時間が該当するサイクルタイムを判定し、判定されたサイクルタイムの状態値を時系列データ420から抽出するとともに、当該サイクルタイムの複数のフレーム画像を画像データ550から抽出する。サーバ200は、当該サイクルタイムについて抽出された状態値と、複数のフレーム画像とを含む画像情報を端末300に送信する。
端末300は、サーバ200から受信する画像情報に基づき図15の画面を表示する。より具体的には、端末300は、サーバ200から受信するサイクルタイムの状態値を、波形表示モジュール341によって時間波形の画像として図15の画面の領域E3に表示し、また、サーバ200から受信するサイクルタイムで撮像されたフレーム画像を画像再生モジュール342によって動画として図15の画面の領域E4において再生する(ステップT7、ステップT9)。
ステップT5では、ユーザは、例えば“異常”としてプロットされた1のサイクルの代表値と、“正常”としてプロットされた他のサイクルの代表値とを選択する。図15の画面の領域E3では、縦軸に状態値の値をとり、横軸に時間の経過をとる1のグラフにおいて、“異常”として選択された代表値の状態値に基づく時間波形と、“正常”として選択された代表値の状態値に基づく時間波形とが表示される。また、本実施の形態では、図15に示すように、ユーザが選択した“溶接電流”の時間波形に加えて、溶接電流に関連した他の変数の状態値(溶接電流に関連する電圧または溶接されるワークの温度など)の時間波形も表示されるようにしてもよい。
領域E3では、ユーザが選択した“溶接電流”の状態値について、“異常”と判定された時間波形の“正常”と判定された時間波形との両時間波形が重ねて表示されることになる。重ねて表示される両時間波形において、ズレている箇所、例えば予め定められたずれ量よりも多くズレているポイント150の部分波形は、ウィンドウ151で拡大表示することもできる。例えば、ユーザがポイント150を指定すると、指定された部分波形がウィンドウ151で拡大表示される。なお、拡大表示される箇所は、時間波形の任意の箇所であり、ポイント150に限定されない。このような時間波形画像は、ユーザに、異常時の状態値(溶接電流)が、正常時の状態値からどの程度ずれているかの特定、および、そのずれはサイクルタイムのどの時点で発生したかの特定を支援する情報を提供する。
時間波形が表示される図15と同一画面の領域E4には、例えば右側に、“異常”として選択された状態値のサイクルタイムに対応のフレーム画像(以下、異常時画像という)が表示されて、その左側に、“正常”として選択された状態値のサイクルタイムに対応のフレーム画像(以下、正常時画像という)が表示される。領域E4に再生される画像は、図15では、同一アングルからの撮像画像、すなわち同一の撮像装置40によって撮像された画像であるが、再生画像は同一アングルの撮像画像に限定されない。例えば、図16に示すように、“正常”または“異常”として選択された状態値のサイクルタイムの正常時画像または異常時画像について、制御対象を異なるアングルから撮像した画像、例えば、異なる撮像装置40によって撮像された画像であってもよい。
図15では、領域E3の時間波形のグラフにおいて、グラフの横軸が延びる方向に移動操作が可能な、より典型的にはスライド移動操作が可能なバー152を表示する。グラフの横軸は、波形が示す状態値が収集されたサイクルタイムの時間軸に対応する。したがって、バー152のグラフ横軸上の位置は、すなわち当該位置に対応するサイクルタイム中の時刻を示す。ユーザ操作によってバー152が、グラフ横軸に沿って移動すると、移動後の位置に対応の時刻(撮像時間)で撮像されたフレーム画像の正常時画像と異常時画像が、領域E4に並列に表示される。
UIツール340によって、図15のバー152は、領域E4の画像の再生速度に従ってグラフ横軸(時間軸)が延びる方向に自動的にスライド移動する。また、ユーザは、図15のバー15を操作して手動でスライド移動させる場合は、画像調整モジュール344は、ユーザ操作に基づく移動方向に従い、UIツール340によって画像は巻き戻しまたは早送り再生される。また、画像調整モジュール344は、ユーザ操作に基づき、バー152の移動速度に従い、UIツール340に再生速度を変更させることができる。
図15では、時間波形がずれているポイント150が示される。ユーザは、バー152を、時間波形上のポイント150の位置に到達するようにスライド移動させて、ポイント150の位置に到達すると、UIツール340は、当該ポイント150に対応の時間のフレーム画像を、時系列フレーム530から検索することで特定し再生する。
図15では、UIツール340は、時間波形がずれるポイント150について、ポイント150に対応の時間で撮像された異常時画像と正常時画像とを並べて同時に再生するから、再生画像が示す制御対象の挙動を、時間波形のずれ、すなわち異常の原因特定をサポートする情報として提供できる。より具体的には、領域E4に示す、ポイント150に対応の再生画像が示す制御対象の挙動に異常があれば、ユーザは異常の原因は制御対象の挙動を示す状態値(溶接電流)が異常値を示すと判定することができる。また、ポイント150に対応の再生画像が示す制御対象の挙動に異常がなければ、ユーザは、予兆監視に用いた閾値の設定が適切でないと推定することができる。
予兆監視に用いた閾値の設定が適切でないと推定した場合、ユーザは、例えば図13の画面の領域E1に示される閾値49aを操作し変更する。閾値操作ツール311は、ユーザ操作を受付け、受付けたユーザ操作によって変更された変更後の閾値49aを、閾値ファイル400に設定するためにサーバ200に送信する(図11のステップT11)。サーバ200は、端末300から受信する変更後の閾値49aを、閾値ファイル400に設定するために、PLC100に転送する。
また、サーバ200は、閾値の設定に用いたユーザ指定のサイクルタイムの代表値、例えば監視結果が“異常”または“正常”を示す代表値のサイクルタイムでの収集データを、時系列DB251から検索し、参照データ700として格納する。
<G.運用モード>
本実施の形態に係る運用モードを説明する。図17は、本実施の形態に係る運用モードにおける処理の一例を示すフローチャートである。図18~図21は、本実施の形態に係る運用モードにおいてユーザ操作を支援するための情報の表示画面の一例を示す図である。これら表示画面は、UIツール340によって表示部328のディスプレイに表示される。運用モードでは、端末300のUIツール340は、ユーザ操作に従って、サーバ200に、時系列DB252を検索する運用モードプログラム217を起動する指令を送信する。サーバ200は、指令に応答して運用モードプログラム217を起動する。
運用モードでは、運用モードプログラム217は、PLC100から受信する各変数(状態値)の代表値61aに対応の監視結果61bをモニタし、監視結果61bを表示するための画面情報を端末300に送信する。
図17を参照して、端末300は、サーバ200からの画面情報に基づく画面を表示する。UIツール340は、画面情報から異常が検出されたか否かを判定する(ステップR1)。異常が検出されないとき(ステップR1でNO)、ステップR1が繰返されるが、異常が検出されると(ステップR1でYES)、画面情報に基づき図18の画面が表示される。図18の画面は、状態値である“溶接電流”に基づく予兆監視の監視結果61bが“異常”を示したことを通知するアイコン16Aを提示する。
図18の画面において、端末300は、UIツール340によって、アイコン16Aを指定する操作を受付けると、受付けたユーザ操作の情報をサーバ200に転送する(ステップR3)。サーバ200は、端末300から受信した情報に基づき時系列DB252から、“溶接電流”の変数に対応の“平均値”を示す時系列データ612を検索する。端末300は、検索された時系列データ612に基づく画面情報を端末300に送信し、端末300は、サーバ200からの画面情報に基づき図19の(A)の画面を表示する(ステップR5)。図19の(A)の代表値をプロットしたグラフは、図13の領域E2で示したグラフと同様であり、説明は繰り返さない。図19の(A)のプロットのグラフは、図19の(B)のヒストグラムとの間で相互に切替表示できる。このヒストグラムおよび切替表示の仕組みは、図13で示したものと同様であり、説明は繰返さない。図19の(A)で表示される代表値のプロット個数を絞込むために、図14のUI画面が表示されてもよい。
端末300は、図19の(A)において、ユーザ操作に基づき選択された“異常”の代表値と“正常”の代表値の状態値に基づく時間波形画像と、撮像画像に基づく動画像とを再生する(ステップR11)。ステップR11の処理は、ステップT7とT9の処理と同様であり説明は繰返さない。例えば図20または図21の画面が表示される。
図20の画面において、バー152を移動させるユーザ操作を受付けるかが判定される(ステップR15)。このユーザ操作を受付ないと判定されると(ステップR15でNO)、ユーザ操作に基づき処理を終了するかが判定される(ステップR19)。処理は終了すると判定されると(ステップR19でYES)、処理を終了するが、処理は終了しないと判定されると(ステップR19でNO)、ステップR11に戻る。
ステップR15において、ユーザ操作に基づき、バー152の移動操作を受付けた判定されると(ステップR15でYES)、受付けた操作量に基づき、画像調整モジュール344によって、画像が再生(早送り、巻き戻し、コマ送りなど)される(ステップR15)。その後、ステップR19に移行する。
図17のフローチャートは、異常が検出されたとき、例えば図18の画面で表示されたアイコン16Aが操作されたとき、運用モードの処理(ステップR5~R19)を実施するように構成されるが、これに限定されない。例えば、運用モードの処理(ステップR5~R19)は、ユーザが任意の状態値の変数名を指定操作することで、当該変数の状態値について実施されるとしてもよい。
運用モードでは、図20の画面において、並列表示される画像の組は、監視結果が異常時および正常時の画像の組としたが、この組合せに限定されず、図21に示すように、異常時画像または正常時画像を異なるアングルから撮像した画像の組であってもよい。または、閾値を設定するために用いた参照データ700の画像データ712の画像と、当該閾値に基づく運用時の画像との組であってもよい。代表値に対応する代表値の時間波形および再生される動画像として、設定モードで閾値設定に用いた参照データ700が示す、周期的に収集された状態値の時間波形、および、当該時間に該当する撮像時間が関連付けられた画像の動画像を含めることができる。
これにより、例えば、ユーザは、並列表示される状態値の時間波形と動画像の組から、運用時の代表値の監視結果が“異常”を示しているが、状態値の時間波形は異常波形を含まない(ズレは大きくない)と判断したときは、設定モードで設定された閾値が適切でないと推定できる。
本実施の形態では、設定モードでは図13の領域E2において、また、運用モードでは図19の(A)の画面において、ユーザが任意の代表値を選択操作すると、UIツール340は、選択された代表値の時間波形と画像(動画)の組を表示するから、いずれのモードにおいても、ユーザに、制御対象の状態をより容易に判断するためのサポート情報を提供することができる。
なお、図13の領域E2、または、図19の(A)では、ユーザが選択した2つの代表値それぞれについて、状態値の時間波形と動画の組が表示されたが、表示される組数は、2つに限定されない。つまり、ユーザが選択した代表値が3つ以上であれば、状態値の時間波形と動画の組が3つ表示される。また、ユーザが選択した代表値が1つであれば、状態値の時間波形と動画の1つの組が表示される。
<H.付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
対象(10)を周期的に制御する制御システム(1a、1b)であって、
前記対象を被写体として撮像可能な撮像範囲を有する撮像部(40)と、
前記撮像部によって撮像された画像を撮像時間と関連付けて収集する画像収集部(46)と、
前記対象の状態値を前記周期的に収集するデータ収集部(118a)と、
前記周期的に収集された時系列の状態値のうち、予め定められた長さの時間毎に、当該時間において収集された前記状態値の代表値を取得する取得部(119a)と、
前記取得部によって取得された前記予め定められた長さの時間毎の前記代表値のうちから、少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける選択操作受付部(345)と、
選択された各前記少なくとも1つの代表値について、当該代表値に対応した前記予め定められた長さの時間において前記周期的に収集された前記状態値の時間波形、および、当該時間に該当する前記撮像時間が関連付けられた前記画像に基づき再生される動画像を並べて表示する波形表示部(341、342)と、を備える、制御システム。
[構成2]
前記取得部によって取得された前記予め定められた長さの時間毎の前記代表値の時間波形を表示する代表値表示部(340)を、さらに備える、構成1に記載の制御システム。
[構成3]
前記選択操作受付部は、前記代表値の時間波形において、前記少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける、構成2に記載の制御システム。
[構成4]
前記制御システムは、前記予め定められた長さの時間毎に、当該時間において取得された前記代表値と閾値に基づき前記対象の状態を監視する監視部(119)を備え、
前記代表値表示部は、
前記代表値の時間波形において、各代表値の表示態様を当該代表値に基づく前記監視の結果で異ならせる、構成3に記載の制御システム。
[構成5]
前記時間波形における部分波形(150)を指定するユーザ操作を受付け、
前記動画像は、受付けられた前記ユーザ操作によって指定された前記部分波形の時間に該当する前記撮像時間が関連付けられた前記画像に基づき再生される動画像を含む、構成1から4のいずれか1に記載の制御システム。
[構成6]
前記制御システムは、
前記予め定められた長さの時間毎に、当該時間において取得された前記代表値と閾値に基づき前記対象の状態を監視する監視部(119)と、
前記予め定められた長さの時間であってユーザが指定した時間において前記周期的に収集された前記状態値から、前記閾値を設定する設定部(216)と、をさらに備え、
前記波形表示部は、さらに、
前記閾値の設定に用いた前記状態値の前記代表値および前記選択された少なくとも1つの代表値それぞれについて、当該代表値に対応した前記予め定められた長さの時間において前記周期的に収集された前記状態値の時間波形、および、当該時間に該当する前記撮像時間が関連付けられた前記画像に基づき再生される動画像を並べて表示するよう構成される、構成1から5のいずれか1に記載の制御システム。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1a,1b 制御システム、3 撮像開始指令、4 制御系ネットワーク、6 情報系ネットワーク、61a 代表値、61b 監視結果、8 インターネット、10 フィールド機器、16A アイコン、20 中継装置、40 撮像装置、46 画像収集部、49a,49b 閾値、118a データ収集部、119 監視処理部、119a 代表値取得部、119b 閾値監視部、119c 閾値設定部、120 カメラ通信プログラム、150 ポイント、151 ウィンドウ、200 サーバ、216 設定モードプログラム、217 運用モードプログラム、250 時系列DB250、314 波形変換プログラム、315 画像再生プログラム、316 閾値操作プログラム、317 画像調整プログラム、318 選択プログラム、328 表示部、340 UIツール、341 波形表示モジュール、342 画像再生モジュール、343 閾値操作モジュール、344 画像調整モジュール、345 選択モジュール、400 閾値ファイル。

Claims (6)

  1. 対象を周期的に制御する制御システムであって、
    前記対象を被写体として撮像可能な撮像範囲を有する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された画像を撮像時間と関連付けて収集する画像収集部と、
    前記対象の状態値を前記周期的に収集するデータ収集部と、
    前記周期的に収集された時系列の状態値のうち、予め定められた長さの時間毎に、当該時間において収集された前記状態値の代表値を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記予め定められた長さの時間毎の前記代表値のうちから、少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける選択操作受付部と、
    選択された各前記少なくとも1つの代表値について、当該代表値に対応した前記予め定められた長さの時間において前記周期的に収集された前記状態値の時間波形、および、当該時間に該当する前記撮像時間が関連付けられた前記画像に基づき再生される動画像を並べて表示する波形表示部と、を備える、制御システム。
  2. 前記取得部によって取得された前記予め定められた長さの時間毎の前記代表値の時間波形を表示する代表値表示部を、さらに備える、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記選択操作受付部は、前記代表値の時間波形において、前記少なくとも1つの代表値を選択するユーザ操作を受付ける、請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記制御システムは、前記予め定められた長さの時間毎に、当該時間において取得された前記代表値と閾値に基づき前記対象の状態を監視する監視部を備え、
    前記代表値表示部は、
    前記代表値の時間波形において、各代表値の表示態様を当該代表値に基づく前記監視の結果で異ならせる、請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記時間波形における部分波形を指定するユーザ操作を受付ける指定操作受付部を、さらに備え、
    前記動画像は、受付けられた前記ユーザ操作によって指定された前記部分波形の時間に該当する前記撮像時間が関連付けられた前記画像に基づき再生される動画像を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記制御システムは、
    前記予め定められた長さの時間毎に、当該時間において取得された前記代表値と閾値に基づき前記対象の状態を監視する監視部と、
    前記予め定められた長さの時間であってユーザが指定した時間において前記周期的に収集された前記状態値から、前記閾値を設定する設定部と、をさらに備え、
    前記波形表示部は、
    前記閾値の設定に用いた前記状態値の前記代表値および前記選択された少なくとも1つの代表値それぞれについて、当該代表値に対応した前記予め定められた長さの時間において前記周期的に収集された前記状態値の時間波形、および、当該時間に該当する前記撮像時間が関連付けられた前記画像に基づき再生される動画像を並べて表示する設定波形表示部を、有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の制御システム。
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