JP2023047384A - Double-sided adhesive tape sticking device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ロール状に巻かれた両面テープを引き出して剥離紙が付いたままの状態でワークに貼り付け、所定の長さで切断する貼付装置に関する。
BACKGROUND OF THE
この種の貼付装置としては、特許文献1に記載されるような自動貼付装置が提案されている。この自動貼付装置は、操作パネルでワークに対する両面テープの貼り始め位置と両面テープの長さを入力することで、ワークの所定の位置に両面テープが貼付される。
As this type of sticking device, an automatic sticking device as described in
ところで、上記自動貼付装置では、反射式光センサを用いて搬送されるワークの先端エッジを検出し、検出した時刻から何秒後に両面テープの貼り付けを開始して何秒後に両面テープを切断するかを算出する。ところが、この方法ではワークの搬送手段とワークとの滑りやワークの波打ち等に起因して両面テープの貼り終わり位置にずれが生じるという問題があった。 By the way, in the above-mentioned automatic pasting device, the leading edge of the work being conveyed is detected using a reflective optical sensor, and after how many seconds the double-sided tape is started to be pasted from the detection time, and after how many seconds the double-sided tape is cut. or However, in this method, there is a problem that the end position of the double-faced tape is deviated due to slippage between the work conveying means and the work, waviness of the work, and the like.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、両面テープの貼り終わり位置のずれを低減することができる両面テープ貼付装置を提供することを目的としている。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a double-faced tape sticking apparatus capable of reducing deviation of the sticking end position of the double-faced tape.
本発明は、シート状のワークを、ワークが供給されるワーク供給位置からワークの搬送が終了する搬送終了位置まで搬送するワーク搬送手段と、前記ワーク供給位置にワークを供給するワーク供給手段と、前記ワーク搬送手段によって前記ワーク供給位置から前記搬送終了位置へ向かって搬送されている前記ワークに、両面が粘着面とされ、かつ、片面に剥離紙が貼付された帯状の両面テープを供給し、供給された両面テープの、剥離紙で覆われていない側の粘着面をワークに貼り付けながら、該両面テープを所定の長さで切断する両面テープ貼付手段と、搬送されている前記ワークの先端エッジを検出する第1検出手段と、搬送されている前記ワークの後端エッジを検出する第2検出手段と、前記第1、第2検出手段の検出結果に基づき、前記両面テープを前記先端エッジから後方へ離間した貼付開始位置から貼り付け始めるタイミングと、切断された前記両面テープを前記後端エッジから前方へ離間した貼付終了位置で貼り付け終わるタイミングとを算出して前記両面テープ貼付手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする両面テープ貼付装置である。 The present invention comprises a work conveying means for conveying a sheet-shaped work from a work supply position where the work is supplied to a conveyance end position where conveyance of the work is completed; a work supply means for supplying the work to the work supply position; supplying a band-shaped double-sided tape having adhesive surfaces on both sides and having a release paper attached to one side to the work being transported from the work supply position toward the transport end position by the work transport means; double-sided tape applying means for cutting the double-sided tape to a predetermined length while applying the adhesive surface of the supplied double-sided tape on the side not covered with the release paper to the work; and the leading edge of the conveyed work. first detecting means for detecting an edge; second detecting means for detecting the trailing edge of the conveyed work; and based on the detection results of the first and second detecting means, the double-sided tape is A timing to start pasting from a pasting start position spaced rearward from the edge of the double-sided tape and a timing to finish pasting the cut double-sided tape at a pasting end position spaced forward from the trailing edge are calculated, and the double-faced tape pasting means is operated. and control means for controlling.
本発明では、第2検出手段が搬送されているワークの後端エッジを検出すると、制御手段が切断された両面テープを後端エッジから前方へ離間した貼付終了位置で貼り付け終わるタイミングを算出するから、後端エッジの検出から貼付終了までの時間を短くすることができる。したがって、その間に搬送されるワークの距離を短くすることができ、両面テープの貼付終了位置に対するワーク搬送手段とワークとの滑りやワークの波打ち等の影響を軽減することができる。 In the present invention, when the second detection means detects the trailing edge of the conveyed work, the control means calculates the timing at which the cut double-faced tape is pasted at the pasting end position spaced forward from the trailing edge. Therefore, the time from the detection of the trailing edge to the end of pasting can be shortened. Therefore, the distance of the work conveyed during that time can be shortened, and the influence of slippage between the work conveying means and the work with respect to the end position of sticking of the double-faced tape and waviness of the work can be reduced.
なお、本発明では第1検出手段と第2検出手段の配置は任意であり、ワークの搬送方向の前側に第1検出手段を配置し、後側に第2検出手段を配置してもよく、その逆の配置でもよい。あるいは、第1検出手段と第2検出手段を、ワークを搬送する方向と直交する方向に並べて配置することもできる。さらに、第1検出手段に第2検出手段の機能を持たせることもできる。たとえば、第1検出手段がワークを検出後にオンの信号を制御手段に送信し続け、ワークを検出しなくなると信号がオフになるようにすると、オンとオフの切り替えでワークの先端エッジと後端エッジの検出が可能となる。 In the present invention, the arrangement of the first detection means and the second detection means is arbitrary, and the first detection means may be arranged on the front side in the conveying direction of the work, and the second detection means may be arranged on the rear side. The arrangement may be reversed. Alternatively, the first detection means and the second detection means can be arranged side by side in a direction perpendicular to the direction in which the work is conveyed. Furthermore, the function of the second detection means can be given to the first detection means. For example, if the first detection means continues to send an ON signal to the control means after detecting a workpiece, and the signal is turned OFF when the first detection means stops detecting a workpiece, switching on and off will cause the leading edge and the trailing edge of the workpiece to Edge detection becomes possible.
本発明によれば、両面テープの貼り終わり位置のずれを低減することができる両面テープ貼付装置が提供される。 According to the present invention, there is provided a double-sided tape sticking device that can reduce the deviation of the sticking end position of the double-sided tape.
以下、図面を参照して本発明に係る一実施形態を説明する。
[1]両面テープ貼付装置の全体構成
図1は、シート状のワーク1に帯状の両面テープを剥離紙が剥離されない状態で一面側の糊面を貼り付け、所定の長さで両面テープを切断する両面テープ貼付装置10の全体図である。この両面テープ貼付装置10は、箱状のケース11の側面11aに回転自在に取り付けられた巻取枠12にロール状に巻回されて蓄積されている両面テープ2をワーク1に貼り付ける両面テープ貼付手段20と、ベース16の上方に配設され、ワーク1を搬送するワーク搬送手段40と、ワーク1を所定位置に位置決めし、ワーク1をワーク搬送手段40に供給するワーク供給手段50と、ケース11内に設けられ、両面テープ貼付装置10の動作を制御する制御部11cとを具備している。
An embodiment according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[1] Overall structure of a double-sided tape application device Fig. 1 shows a strip-shaped double-sided tape applied to a sheet-
図1では、ワーク供給手段50からワーク搬送手段40に供給されたワーク1が手前側から奥側へ向かって搬送される。巻取枠12の回転軸はワーク1の搬送方向に直交する水平方向を軸として回転するようになっており、両面テープ2は、巻取枠12が図1においてA方向に回転することにより、ワーク搬送方向とは逆方向に引き出され、両面テープ貼付手段20に供給される。
In FIG. 1, the
図2は、両面テープ貼付手段20を示している。両面テープ貼付手段20は、図3にも示すように、ケース11の側面11aに該装置10の奥側から手前側(図3(a)で右側から左側)に向かって、かつ、互いに平行に配列されたテーパーガイド21、テーパーロール22、繰出しロール23およびニップロール24を備えている。テーパーガイド21は側面11aに固定され、各ロール22,23,24は、巻取枠12の回転軸と平行な方向を軸として回転するようになっている。
FIG. 2 shows the double-sided tape sticking means 20 . As shown in FIG. 3, the double-faced tape applying means 20 is attached to the
テーパーガイド21は、ケース11側に向かって縮径する円錐状の胴体21aの両端につば21bを有するもので、側面11aに固定されている。テーパーロール22は、均一径の円筒状の胴体22aの両端につば22bを有するもので、側面11aに回転自在に支持されている。繰出しロール23は均一径の円筒胴体のみからなるもので、側面11aに回転自在に支持されている。この繰出しロール23は、図示せぬ回転駆動手段によってワーク供給方向に回転させられるようになっている(図3(b)で矢印B方向)。この繰出しロール23には、ワーク供給方向にしか回転しないように回転を規制するワンウェイクラッチが内蔵されている。
The
ニップロール24は、アーム25の先端部に回転自在に支持されている。アーム25はほぼ上下方向に延びており、上端部の基端部がケース11の側面11aに回転自在に支持されている。アーム25は図示せぬ回転駆動手段によって、図3(b)に示すように、ニップロール24が繰出しロール23から離れた退避位置と、ニップロール24が繰出しロール23に近接あるいは接触して該繰出しロール23との間にワーク搬送のためのニップを形成するニップ位置との間を揺動させられる。
The
上記テーパーガイド21および各ロール22~24は、例えばテフロン(登録商標)などの比較的剥離性が良好な材質で形成されている。ニップロール24は、円筒状の胴体をなす芯金24aの周囲に、シリコン等の樹脂で形成されたリング24bが、間隔をおいて複数巻回された構成となっている。
The
図3(a)は、巻取枠12に巻回された両面テープ2が引き出されて両面テープ貼付手段20に供給されている状態を示している。図3(a)では、両面テープ貼付手段20から引き出される両面テープ2の上面が糊面(粘着面)2a、下面が剥離紙面2bとされている。巻取枠12に巻回された両面テープ2は、まず最初に、剥離紙面2bがテーパーガイド21の胴体21aに接触する。この時、胴体21aがケース11側に向かって縮径しているため、両面テープ2は、テーパーガイド21のケース11側のつば21bに向かってスライドさせられる。これにより、両面テープ2の横方向の供給位置が一定な状態に位置決めされる。
FIG. 3A shows a state in which the double-
次いで両面テープ2は、テーパーロール22の胴体22aに糊面2aが接触し、繰出しロール23に剥離紙面2bが接触する。繰出しロール23は、該装置10の運転時には常時回転している。しかしながら、両面テープ2の剥離紙面2bが繰出しロール23に接触するため、繰出しロール23と両面テープ2は滑合し、両面テープ2は繰出しロール23によって搬送はされない。両面テープ2を搬送させるには、図3(b)に示すように、アーム25を繰出しロール23方向に揺動させてニップロール24を繰出しロール23に近接あるいは接触する状態とし、繰出しロール23とニップロール24の間に両面テープ2を挟み込ませる。これにより、繰出しロール23の回転力が両面テープ2に伝達され、両面テープ2がさらに搬送される。
Next, the
図2および図3(a)に示すように、繰出しロール23およびニップロール24の下方には、上刃26aと下刃26bとを備え、両面テープ2を所定の位置で切断するカッター26が配設されている。このカッター26とニップロール24との間には、切断された両面テープ2の先端を支持するガイド27が配設されている。このガイド27の表面28は、両面テープ2を供給する供給方向に傾斜しており、この傾斜方向に延びる鋭角な峰部と谷部が交互に配された凹凸面に形成されている。このガイド27は、ステー29を介してケース11の側面11aに取り付けられている。
As shown in FIGS. 2 and 3(a), a
カッター26の下方には、繰出しロール23およびニップロール24によって供給された両面テープ2をワーク1へ誘導する断面コ字状の貼付ガイド30が配設されている。貼付ガイド30は両面テープが内部を通ることが可能な断面凹状に形成されたもので、両面テープ2が滑動する底面が供給方向に傾斜している。
Below the
図2に示すように、貼付ガイド30の前方には、供給された両面テープ2を剥離紙面2b側からワークへ押し付ける貼付ロール32が配設されている。この貼付ロール32は、フレーム31が有する左右一対の側板31aの間に挟み込まれた状態で、上記各ロール22~24と平行な方向を軸として該フレーム31の後端部に回転自在に支持されている。
As shown in FIG. 2, in front of the sticking
フレーム31の側板31aには貼付ロール32の軸32aと平行な方向に延びるロッド13が貫通しており、このロッド13を介してフレーム31がケース11に支持されている。フレーム31の前端部には、各ロール22~24の回転軸と平行なピン33が取り付けられており、図1に示すように、このピン33と、ケース11の側面11aからロッド13と平行に延びる支持バー14との間に、引張りばね15が架け渡されている。
A
貼付ロール32は、該貼付ロール32の軸32aが傾斜可能に設けられており、その軸32aは、図2で手前側の側板31aに取り付けられた貼付ロール調整ねじ34によって傾斜角度が調整され、これに応じて、ワークの進行方向に対する両面テープ2の貼付方向角度が調整されるようになっている。すなわち、貼付ロール調整ねじ34を右回転させてねじ込むと貼付ロール32の軸32aの一端部が押し下げられて傾斜角度が両面テープ2の送り方向に対して右下がりとなり、これによって両面テープ2の貼付方向角度が右方向に調整される。逆に貼付ロール調整ねじ34を緩む方向に左回転させると貼付ロール32の軸32aの一端部がばね等に付勢手段で押し上げられ、傾斜角度が両面テープ2の送り方向に対して左下がりとなり、これによって両面テープ2の貼付方向角度が左方向に調整される。
The sticking
ワーク搬送手段40は、図1および図5に示すように、ベース16の側板17とケース11の側面11aとの間に回転自在に架け渡された前後(図5で左右)一対の下側ロール41と、ロッド13および支持バー14を介してケース11に支持されたプレート18とケース11の側面11aとの間に回転自在に架け渡された前後一対の上側ロール42および中間ロール42Aと、各下側ロール41に巻回された複数の下側ベルト43と、各上側ロール42に巻回された複数(図1では3つ)の上側ベルト44とを備えている。上流側の上側ロール42は下側ロール41に対して上方に離間し、中間ロール42Aは、上側ベルト44を下側ベルト43押圧している。上側ロール42から中間ロール42Aまでの間に楔状の隙間が形成され、その隙間にワーク1が挿入されるようになっている。中間ロール42Aから下流側の上側ロール42までの間では、上側ベルト44と下側ベルト43とが接触し、ワーク1を確実に搬送する。
As shown in FIGS. 1 and 5, the
また、ワーク1の進行方向に向かって左側では、図6に示すように、両面テープ貼付手段20よりワーク1の進行方向手前側に配設された小ベルトロール45と、この小ベルトロール45に巻回された小ベルト46とを備え、小ベルトロール45に押圧されるバックアップロール47を備えている。すなわち本実施形態のワーク搬送手段40は、前後一対の上側ロール42に上側ベルト44が巻回されたベルト回転体44Aと、前後一対の下側ロール41に下側ベルト43が巻回されたベルト回転体43Aとを具備している。
On the left side of the
図1では、手前側をワーク1が供給される供給側(前側、ワーク搬送の上流側)、奥側を両面テープが貼り付けられたワーク1が排出される排出側(後側、ワーク搬送の下流側)とされている。ワーク搬送手段40の供給側には、ワーク供給手段50を構成する送り台51が配設されている。ベース16の側板17の上端面17aと、プレート18の下端面18aとの間には隙間が形成されている。ワーク1は上下のベルト44,43間に挟まれて搬送されるが、ワーク1が各ロール41、42の長さより大きな幅であっても、隙間より厚さが薄いワーク1であれば、その隙間からワーク1がはみ出るからワーク1を搬送させることができ、すなわち両面テープ2を貼り付けることができる。
In FIG. 1, the front side is the supply side to which the
ワークが供給される供給側の下側ロール41には、図示せぬ回転駆動機構が連結されており、供給側の下側ロール41が駆動ロールとされている。すなわちこの供給側の下側ロール41は、ワークを搬送させる方向(図5で時計回り方向)へ回転させられる。この回転駆動機構は、下側ロール41の回転に連動させて供給側の上側ロール42を回転させる従動機構(図示省略)を備えており、下側ロール41を回転駆動機構によって回転させることで、上側ロール42がワーク1を搬送させる方向(図では左回転)へ回転させられる。すなわち本実施形態では、供給側の上側ロール42も駆動ロールとして構成されており、排出側の上下のロール41,42がベルト43,44の回転によって従動させられる従動ロールとなっている。供給側の各ロール41、42が回転すると、排出側の各ロール41、42および小ベルトコロ45は、ワークの搬送方向に各ベルト43,44,46を介して回転させられる。ワーク1は、各ロール41、42および小ベルトコロ45によって回転するベルト43と、ベルト44,46のと間に挟まれることによって供給側から排出側に搬送される。
A rotation driving mechanism (not shown) is connected to the supply-side
上記ワーク供給手段50は、送り台50と、この送り台51の上面51aに配設され、ワークの進行方向と水平な基準面52aを有するガイド板52と、図示せぬ回転駆動機構から延びる回転軸54の先端に、周囲にOリング56が装着されたワーク接触部55が形成された送りロール53と、ガイド板52の上面52bに配設され、送りロール53を支持するために回転軸54の先端部に係合されたフック58を具備したロール押さえ板57とを備えている。
The work supply means 50 includes a
送りロール53は、回転することにより、送り台51の上面51aに供給されてワーク接触部55のOリング56に接触したワーク1を前方のワーク搬送手段40に送り込む。送りロール53の回転軸54の中間部分はコイル状のスプリング54aで構成されており、このスプリング54aが弾性変形して前後に湾曲自在となっている。送りロール53はスプリング54aが湾曲した状態でも回転可能となっている。スプリング54aを含む回転軸54は上記各ロール41,42の軸方向と平行な状態が基準とされるが、ロール押さえ板57を前後に移動させることによりスプリング54aが前後方向に湾曲し、送りロール53によるワーク1の送り角度が調整されるようになっている。スプリング54aの湾曲程度に伴うワーク1の送り角度は、ロール押さえ板57をガイド板52にねじ57aで固定することで規定される。
By rotating, the
通常、スプリング54aは図4に示すように前方にやや湾曲した状態とされる。そして、シート状のワーク1が送り台51の上面51aに任意の状態で投入されると、ワーク1は送りロール53で前方へ搬送されながら、送りロール53によってガイド板52方向へ斜めに指向する応力を受けることにより、ガイド板52の方向、すなわち左側に回転させられる。これにより図4に示すように、後端の左側の角がガイド板52の基準面52aに接触し、この時、ワーク1は、左側の端縁1aがガイド板52aと角度θを形成する斜めの状態となる。続いて。送りロール53で前方に搬送されるワーク1は、送りロール53によって左側の端縁1aが基準面52aにぴったりと押し当てられる。このようにしてワーク1は搬送方向に対して真っ直ぐな状態に矯正されてから、ワーク搬送手段40に供給される。
Normally, the
ケース11の上面11bには、両面テープ2の貼り始め位置(ワークの先端エッジから貼り始める位置までの距離)と両面テープ2の貼り終わり位置(ワークの内路側エッジから貼り終わるまでの距離)などを入力する操作パネル60が設けられている。この操作パネル60によって調整されたデータが図示せぬ制御手段に供給され、両面テープ貼付手段20およびワーク搬送手段40の動作が制御される。
On the
[2]ワークのエッジセンサの構成
図6に示すように、バックアップロール47の近傍には第1エッジセンサ(第1検出手段)Aが配置されている。第1エッジセンサAは発光部と受光部とを備えた反射型の光電センサであり、発光部から照射された光がワーク1で反射して受光部に受光されることでワーク1を検出する。具体的には、受光部が光を受光しないオフ状態から光を受光するオン状態になることでワーク1の先端エッジを検出する。
[2] Configuration of Work Edge Sensor As shown in FIG. The first edge sensor A is a reflective photoelectric sensor that includes a light emitting portion and a light receiving portion. Light emitted from the light emitting portion is reflected by the
また、第1エッジセンサAの後方であってロール41とバックアップロール47の中間部には、第2エッジセンサBが配置されている。第2エッジセンサBは、第1エッジセンサAと同等の光電センサであり、受光部が光を受光するオフ状態から光を受光しないオン状態になることでワーク1の後端エッジを検出する。なお、第1、第2エッジセンサA,Bとして透過型の光電センサを用いることもできる。
A second edge sensor B is arranged behind the first edge sensor A and in an intermediate portion between the
[3]両面テープ貼付装置の動作
次に、上記両面テープ貼付装置10の使用方法ならびに動作を説明する。
まず、作業者は、操作パネル60で貼付開始位置と貼付終了位置および搬送速度やその他の必要事項を入力する。次いで、スタートボタンを押すと両面テープ貼付装置10は以下のように作動する。
[3] Operation of Double-sided Tape Applicator Next, the usage and operation of the double-
First, the operator inputs a sticking start position, a sticking end position, a conveying speed, and other necessary items on the
まず、巻取枠12に巻回された両面テープ2の先端を引き出して、テーパーガイド21の胴体21aの上面側に剥離紙面2bを接触させ、次いでテーパーロール22の下面側に糊面2aを接触させ、さらに先端を繰出しロール23とニップロール24とによって挟み込める位置まで引き出す。
First, the tip of the double-
次いで、ワーク1を送り台51の上面51aに投入し、回転する送りロール53に接触させる。するとワーク1は送りロール53によって前方に送られながら、端縁1aがガイド板52の基準面52aに押し当てられて真っ直ぐな状態に矯正され、その状態でワーク搬送手段40に供給される。ワーク搬送手段40に供給されたワーク1は、上下のベルト43と44および46間に挟み込まれ、供給側から排出側へ向かって搬送される。
Next, the
次いで、アーム25が繰出しロール23側に揺動し、繰出しロール23とニップロール24との間に両面テープ2を挟み込む。繰出しロール23は常時回転しているため、繰出しロール23とニップロール24との間に挟み込まれた両面テープ2はすぐにワーク1へ向けて供給される。
Next, the
ワーク1が各ベルト43,44によって搬送され、ワーク1の先端エッジ1aが第1エッジセンサAに達すると、第1エッジセンサAはオンの状態となり、その信号が制御部11cに入力される。制御部11cには、第1エッジセンサAの検出位置からロール32のニップポイントPまでの距離、ワークの搬送速度、およびワーク1の先端エッジ1aから貼付開始位置までの距離(例えば1cm)が入力されており、それらのデータから第1エッジセンサAからオンの信号を受信した時刻から、両面テープ2の貼付開始位置がロール32のニップポイントPに到達するまでの時間T1を計算する。そして、制御部11cは、時間T1経過後に両面テープ2の先端部がニップポイントPに到達するように両面テープ貼付手段20を制御し、貼付ロール32とワーク1との間に両面テープ2の先端部が挟み込まれ、ワーク1の貼付開始位置から端縁1cと平行に両面テープ2の貼付が開始される。両面テープ2は剥離紙が剥離されない状態で、例えば端縁1cから数mm内側に、端縁1cと平行に貼付される。
When the
次いで、ワーク1の後端エッジ1bが第2エッジセンサBに到達すると、第2エッジセンサBはオンの状態となり、その信号が制御部11cに入力される。制御部11cには、第1エッジセンサBの検出位置からロール32のニップポイントPまでの距離と、ワーク1の後端エッジ1bから貼付終了位置までの距離(例えば1cm)が入力されており、それらのデータから第2エッジセンサBからオンの信号を受信した時刻から両面テープ2の貼付終了位置がロール32のニップポイントPに到達するまでの時間T2を計算する。そして、制御部11cは、時間T2経過後にカッター26によって切断された両面テープ2の後端部がニップポイントPに到達するように両面テープ貼付手段20を制御する。残った側の両面テープ2の先端は、ガイド27の表面によって支持される。これにより、次のワーク1の両面テープ貼付時に、両面テープ2が供給側へ円滑に供給される。両面テープ2が貼り付けられたワーク1は排出側まで搬送され、ワーク搬送手段40から排出される。これにより、所定の位置に両面テープ2が貼り付けられたワーク1が得られる。
Next, when the trailing
本実施形態の両面テープ貼付装置10の作用を従来技術と比較して説明する。従来においては、両面テープ2の貼り始め位置と両面テープ2の長さを入力する。図7に示すように、第1エッジセンサAがワーク1の先端エッジ1aを検出すると(A)、ニップポイントPにてワーク1の所定の位置から両面テープ2を貼り始める(B)。そして、入力された両面テープ2の長さだけワーク1を搬送すると、ニップポイントPにて両面テープ2を貼り終わる(C)。このやり方では、第1エッジセンサAがワーク1の先端エッジ1aを検出してから両面テープ2を貼り終わるまでワーク1を距離L1搬送することになる。
The operation of the double-faced
一方、上記実施形態の両面テープ貼付装置10では、図8に示すように、第1エッジセンサAがワーク1の先端エッジ1aを検出すると(A)、ニップポイントPにてワーク1の所定の位置から両面テープ2を貼り始め、第2エッジセンサBがワーク1の後端エッジ1bを検出する(B)。そして、制御部11cによって計算された時間T2後にワーク1へ両面テープ2を貼り終わる(C)。本実施形態によれば、第2エッジセンサBがワーク1の後端エッジ1bを検出してワーク1へ両面テープ2を貼り終わるまでワーク1を距離L2搬送すれば良い。
On the other hand, in the double-faced
このように、本実施形態の両面テープ貼付装置10では、第2エッジセンサBが後端エッジ1bを検出した時刻から両面テープ2の貼付終了位置がロール32のニップポイントPに到達するまでの時間T2を短くすることができるので、その間に搬送されるワーク1の距離を短くすることができ、両面テープ2の貼付終了位置に対するワーク搬送手段40とワーク1との滑り等の影響を軽減することができ、両面テープの貼付終了位置のずれを軽減することができる。
As described above, in the double-faced
なお、本発明において両面テープを貼付する対象は、封筒などの紙類に限定されず、プラスチックや金属製の板材であってもよい。対象が金属製の場合には検出手段として磁気センサを用いることができる。また、第2エッジセンサBを省略して第1エッジセンサAに第2エッジセンサBの機能を持たせることができる。ただし、その場合には、先端エッジ1aを検出した後に後端エッジ1bを検出するまでに、ワーク1をその全長分搬送する必要があるので、両面テープ貼付装置10が大型化することは否めない。
In the present invention, the object to which the double-sided tape is attached is not limited to paper such as an envelope, and may be a plate made of plastic or metal. If the object is made of metal, a magnetic sensor can be used as the detection means. Also, the second edge sensor B can be omitted and the first edge sensor A can have the function of the second edge sensor B. FIG. However, in this case, it is necessary to convey the entire length of the
1…ワーク、1a…先端エッジ、1b…後端エッジ、2…両面テープ、2a…糊面(粘着面)、2b…剥離紙面、10…両面テープ貼付装置、11c…制御部(制御手段)、20…両面テープ貼付手段、40…ワーク搬送手段、50…ワーク供給手段、A…第1エッジセンサ(第1検出手段)、B…第2エッジセンサ(第2検出手段)。
REFERENCE SIGNS
Claims (2)
前記ワーク供給位置にワークを供給するワーク供給手段と、
前記ワーク搬送手段によって前記ワーク供給位置から前記搬送終了位置へ向かって搬送されている前記ワークに、両面が粘着面とされ、かつ、片面に剥離紙が貼付された帯状の両面テープを供給し、供給された両面テープの、剥離紙で覆われていない側の粘着面をワークに貼り付けながら、該両面テープを所定の長さで切断する両面テープ貼付手段と、
搬送されている前記ワークの先端エッジを検出する第1検出手段と、
搬送されている前記ワークの後端エッジを検出する第2検出手段と、
前記第1、第2検出手段の検出結果に基づき、前記両面テープを前記先端エッジから後方へ離間した貼付開始位置から貼り付け始めるタイミングと、切断された前記両面テープを前記後端エッジから前方へ離間した貼付終了位置で貼り付け終わるタイミングとを算出して前記両面テープ貼付手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする両面テープ貼付装置。 Work transport means for transporting a sheet-like work from a work supply position where the work is supplied to a transport end position where transport of the work ends;
Work supply means for supplying a work to the work supply position;
supplying a band-shaped double-sided tape having adhesive surfaces on both sides and having a release paper attached to one side to the work being transported from the work supply position toward the transport end position by the work transport means; double-sided tape attaching means for cutting the supplied double-sided tape to a predetermined length while attaching the adhesive surface of the supplied double-sided tape on the side not covered with the release paper to the work;
a first detection means for detecting a leading edge of the workpiece being conveyed;
a second detecting means for detecting the trailing edge of the conveyed work;
Timing to start pasting the double-faced tape from a pasting start position spaced rearward from the leading edge, based on the detection results of the first and second detecting means, and to move the cut double-faced tape forward from the rear edge. A double-faced tape sticking device comprising: control means for calculating a sticking end timing at a spaced sticking end position and controlling the double-faced tape sticking means.
2. The double-faced tape sticking apparatus according to claim 1, wherein said first detection means also serves as said second detection means.
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