JP2023045954A - 空気調和装置、空気調和システム、プログラム、及び空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置、空気調和システム、プログラム、及び空気調和装置の制御方法 Download PDF

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Hideyuki Kobayashi
拓真 木下
Takuma Kinoshita
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Abstract

Figure 2023045954000001
【課題】外乱による影響を低減して、空気調和装置を適正に動作させる空気調和装置、空気調和システム及び空気調和装置の制御方法を提供する。
【解決手段】室内機10及び室外機50を備える空気調和装置5であって、室内機10が設置された室内に設けられた第1センサの第1測定値と、室内機10の内部に設けられた第2センサの第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する判定部35Aと、判定部35Aにより相関関係があると判定された場合に、第1測定値に基づいて室内機10及び室外機50を制御し、判定部35Aにより相関関係がないと判定された場合に、第2測定値に基づいて室内機10及び室外機50を制御する空調制御を行う運転制御部35Bと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和装置、空気調和システム、プログラム、及び空気調和装置の制御方法に関する。
従来、複数のセンサの測定値に基づいて空調調和装置を制御する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に開示の空調システムは、内蔵温度センサを備える空調機器と、外付け温度センサと、空調管理装置と、を備える。空調管理装置は、内蔵温度センサが測定した第1の測定値と、外部温度センサが測定した第2の測定値とを取得し、取得した第1の測定値と、第2の測定値とにそれぞれ重み付け値を積算した積算値を算出し、算出した積算値の和を環境変数として算出する。空調管理装置は、算出した環境変数が設定温度を示す設定値と等しくなるように空調機器を制御する。
特開2020-853723号公報
本開示は、外乱による影響を低減して、空気調和装置を適正に動作させる空気調和装置、空気調和システム、プログラム、及び空気調和装置の制御方法を提供することを目的とする。
本開示の空気調和装置は、室内機及び室外機を備える空気調和装置であって、前記室内機が設置された室内に設けられた第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する判定部と、前記判定部により相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行い、前記判定部により相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う制御部と、を備える。
本開示の空気調和システムは、室外機及び室内機を備える空気調和装置と、前記室内機が設置された室内に設置される第1センサと、を備える空気調和システムであって、前記空気調和装置は、前記第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する判定部と、前記判定部により相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行い、前記判定部により相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う制御部と、を備える。
本開示のプログラムは、室内機及び室外機を備える空気調和装置に搭載されたコンピュータに、前記室内機が設置された室内に設けられた第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する手順と、前記判定する手順により相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行い、前記判定する手順により相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う手順と、を実行させる。
本開示の空気調和装置の制御方法は、室外機及び室内機を備える空気調和装置の制御方法であって、前記室内機が設置された室内に設けられた第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定するステップと、前記判定するステップにより相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行い、前記判定するステップにより相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う空調制御ステップと、を有する。
本開示によれば、第1センサ及び第2センサの測定値の変化に相関関係がある場合は、室内に設置された第1センサの第1測定値に基づいて空調制御を行い、第1センサ及び第2センサの測定値の変化に相関関係がない場合には、室内機に収納された第2センサの第2測定値に基づいて空調制御を行う。このため、外乱等の影響により第1センサの測定精度が低下した場合には、第2センサの第2測定値に基づいて空調制御が行われるため、外乱等の影響を低減して空調調和装置を適正に動作させることができる。
空気調和装置の室内機の側断面図。 空気調和システムの機能構成を示すブロック図。 外部センサの設置位置を示す図。 空気調和装置の第1動作を示すフローチャート。 空気調和装置の第2動作を示すフローチャート。
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、内蔵温度センサが測定した第1の測定値と、外部温度センサが測定した第2の測定値とを取得し、取得した第1の測定値と、第2の測定値とにそれぞれ重み付け値を積算した積算値を算出し、算出した積算値の和を環境変数として算出し、算出した環境変数が設定温度を示す設定値と等しくなるように空調機器を制御する技術があった。
しかしながら、従来の技術では、外乱等の影響により外部温度センサの測定精度が低下した場合、この測定精度が低下した外部温度センサの測定値に基づいて空気調和装置を動作させると、空調調和装置を適正に動作させることができないという課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、外乱等の影響を低減して空調調和装置を適正に動作させることができる空気調和装置、空気調和システム、プログラム、及び空気調和装置の制御方法を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態1を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
以下、図面を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
図1は、空気調和装置5が備える室内機10の側断面図である。
空気調和システム1は、室内機10及び室外機50を備える空気調和装置5と、外部センサ70とを備える。外部センサ70は、第1センサに相当する。室内機10と室外機50とは、冷媒配管及び制御配線によって接続され、室内機10と室外機50とによってヒートポンプが構成される。室外機50の構成については、図2を参照しながら説明する。
室内機10は、室内の壁面に取付けられる筐体11を備える。
筐体11の上面には、室内の空気を吸い込む吸気口12が設けられている。筐体11の下面には、室内に向けて空気を吹出す吹出口13が設けられている。吸気口12及び吹出口13は、いずれも筐体11の幅方向の全域に亘って形成される。
筐体11の内部には、室内熱交換器14が収容されている。室内熱交換器14は、側面視において略逆V字状に形成されており、筐体11の内部において、吸気口12と吹出口13との間の空間を仕切るように配置されている。これにより、吸気口12から吸い込まれた室内空気は、吹出口13に至る間に、室内熱交換器14を通過するように構成される。
室内熱交換器14の内側には、室内送風機15が配置されている。室内送風機15は、図示しない送風機駆動モータによって回転駆動されることで、吸気口12から室内空気を吸い込み、室内熱交換器14を通過させて熱交換させた空気を吹出口13から室内に吹き出する。
吸気口12には、フィルタ16が配置されている。フィルタ16は、可撓性を有する材料で構成されており、吸気口12から吸い込まれる空気中の塵芥などを除去する。フィルタ16の前方部分には、クリーニング駆動ローラ17が回転駆動自在に設けられており、このクリーニング駆動ローラ17を回転駆動してフィルタ16を巻き取ることで、フィルタ16に付着した塵芥などの汚れがクリーニングされる。
吹出口13の近傍には、吹き出す空気の左右方向の風向を調整する左右風向板18が左右方向に揺動自在に設けられている。左右風向板18は、手動によって風向を調整可能である。左右風向板18の下方には、吹き出す空気の上下方向の風向を調整する上下風向板19が揺動自在に設けられている。上下風向板19は、図示しない風向板駆動モータによって上下の風向を調整可能である。
筐体11の内部であって吸気口12の近傍には、第2センサに相当する内部センサ20が配置されている。内部センサ20は、第2センサに相当する。内部センサ20は、吸気口12から室内機10の内部に流入する空気の温度や湿度を測定するセンサである。内部センサ20は、一定時間ごとに、吸気口12から流入する室内の空気の温度や湿度を測定し、測定した温度や湿度を示す測定値を、図2に示す制御部30に順次出力する。内部センサ20の測定値を、以下では第2測定値という。制御部30は、入力された第2測定値を記憶部33に一時的に記憶させる。
筐体11の内部であって吹出口13の近傍には、静電霧化装置21が配置されている。静電霧化装置21は、例えば、供給される水分に放電して帯電微粒子水を含むミストを生成する放電部と、放電部に印加する高電圧を発生させる電源回路とを備える。放電部及び電源回路の図示は省略する。静電霧化装置21は、帯電微粒子水を含むミストを発生させることで、空気中のウイルス、カビ、アレルギーの原因となる物質、菌等を抑制したり、脱臭したりする。帯電微粒子水には、除菌作用や脱臭作用などを発揮する静電霧等の有効成分が含まれる。
図2は、空気調和システム1の機能構成を示すブロック図である。図2を参照しながら空気調和装置5の構成について説明する。
室外機50は、制御配線を介して室内機10と相互に通信する室外機通信部51を備える。室外機通信部51は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成される。
また、室外機50は、冷媒を圧縮する圧縮機53、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒回路を切り替える四方弁54、冷媒と外気の熱を交換する室外熱交換器55、冷媒を減圧する減圧器を備える膨張機構56、外気を室外熱交換器55に送風する室外送風機57等を備える。
室内機10は、室内熱交換器14、室内送風機15、内部センサ20、静電霧化装置21、リモコン受光部22、無線通信部23、室内機通信部24を備え、これらが制御部30に接続される。
リモコン受光部22は、リモコン27から送信される赤外線信号を受信する。リモコン27は、風量や、風向、室温設定、運転モード等の空気調和装置5を設定する複数のボタンやスイッチを備える。リモコン27は、これらのボタンやスイッチが操作されると、操作されたボタンやスイッチに対応した赤外線信号を出力する。リモコン受光部22は、リモコン27が出力した赤外線信号を受信し、受信した赤外線信号に対応した操作信号を制御部30に出力する。
無線通信部23は、外部装置と無線通信する無線通信インターフェイスである。本実施形態の無線通信部23は、外部装置である外部センサ70と無線通信を行う。無線通信部23は、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により外部センサ70と無線通信を行う。
外部センサ70は、第1センサに相当し、一定時間ごとに、温度や湿度を測定し、測定した温度や湿度を測定値として室内機10に順次送信する。この測定値を、以下では第1測定値という。室内機10は、外部センサ70から受信した第1測定値を無線通信部23により受信する。無線通信部23は、受信した第1測定値を制御部30に出力する。制御部30は、入力された第1測定値を記憶部33に一時的に記憶させる。
図3は、外部センサ70の設置場所の一例を示す図である。
外部センサ70は、内部センサ20とは異なり、室内機10の外部に設置されるセンサである。外部センサ70は、例えば、図3に斜め線のハッチングにより示す設置範囲75に設置される。この設置範囲75は、例えば、寝床に就寝するユーザの頭部の上側、左側又は右側を含む範囲である。また、外部センサ70は、寝床の近くサイドボード等が設置されている場合、このサイドボード上に配置してもよい。
室内機通信部24は、制御配線を介して室外機50の室外機通信部51に接続され、室外機通信部51との間で相互にデータ通信を行う。室内機通信部24は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成される。
制御部30は、入出力31、記憶部33及びプロセッサ35を備えるコンピュータである。入出力31を、以下ではI/O31と表記する。
I/O31は、制御配線に接続するためのインターフェイスであり、所定の通信規格に従ったハードウェアを備える。制御部30は、室内機10に設けられた内部センサ20や、リモコン受光部22、無線通信部23等の各部や、室内機10に設けられた圧縮機53や室外送風機57と、I/O31を介して相互にデータを送受信する。
記憶部33は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の半導体メモリを備える。RAMは、各種データ等の一時記憶に用いられ、ROMは、空気調和装置5の動作を制御するための制御プログラムや、各種設定情報等を記憶する。
また、記憶部33は、外部センサ70により測定された第1測定値や、内部センサ20により測定された第2測定値を一時的に記憶する。
プロセッサ35は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)により構成される演算処理装置である。プロセッサ35は、制御プログラムを実行して空気調和装置5の各部を制御する。プロセッサ35は、単一のプロセッサにより構成してもよいし、複数のプロセッサにより構成することも可能である。
制御部30は、機能ブロックとして、判定部35A及び運転制御部35Bを備える。これらの機能ブロックは、プロセッサ35が制御プログラムに従って処理を行うことで実現される機能である。運転制御部35Bは、制御部に相当する。
判定部35Aは、空気調和装置5の動作モードが通常モードからお休みモードに変更されると、動作を開始する。
通常モードは、ユーザが就寝していないときの空気調和装置5の動作モードであり、内部センサ20の測定する第2測定値に基づいて空調制御を実行する。空気調和装置5は、通常モードで動作する場合、内部センサ20の測定する第2測定値、及び、外部センサ70の測定する第1測定値に基づいて空調制御を実行する構成であってもよい。
お休みモードは、ユーザが就寝中の空気調和装置5の動作モードである。空気調和装置5は、動作モードが通常モードからお休みモードに変更されると、外部センサ70の測定する第1測定値に基づいて空調制御を行う。ユーザが就寝している場合、ユーザの近傍に配置した外部センサ70により測定される第1測定値に基づいて空調制御を行うことで、就寝中のユーザの近傍の温度を設定温度により近い温度に制御することができ、就寝中のユーザの快適性を向上させることができる。
判定部35Aは、動作を開始すると、記憶部33に記憶された第1測定値及び第2測定値を読み出す。判定部35Aは、読み出した第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する。
まず、判定部35Aは、第1測定値が示す温度と、第2測定値が示す温度との温度差を算出する。次に、判定部35Aは、算出した温度差が予め設定された設定範囲内にあるか否かを判定する。設定範囲は、第1設定範囲と第2設定範囲とを含む。第1設定範囲は、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合の設定範囲であり、第2設定範囲は、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合の設定範囲である。
判定部35Aは、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合であって、算出した温度差が、-6.6℃以上、5.4℃以下である場合、温度差は第1設定範囲内にあると判定し、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合であって、算出した温度差が、-6.6℃未満、又は、5.4℃よりも大きい状態が一定時間以上継続した場合、温度差は第1設定範囲内にはないと判定する。一定時間は、任意の時間に設定できるが、例えば、10分以上~20分以下の範囲で設定することができる。本実施形態では、一定時間を15分に設定した。判定部35Aは、算出した温度差が、-6.6℃未満、又は、5.4℃よりも大きい状態が15分以上継続した場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないと判定する。
外部センサ70は、配置が自由であるため、例えば、誤って室内機10が設置された部屋以外の部屋に置き忘れたり、外部センサ70をベッドの上に置いたことにより布団の中に潜り込んでしまったりする場合がある。このような状態では、外部センサ70の測定する第1測定値は、室内機10が設置された部屋の温度や湿度を正しく測定することができない。このような問題を改善するため、本発明の発明者らは、被験者により複数回、実験を行い、第1測定値が示す温度と、第2測定値が示す温度との温度差についてヒストグラムを作成した。作成したヒストグラムの分布を正規分布と見立てて平均値±4σ(σは標準偏差)の範囲内を第1設定範囲とした。平均値±4σの範囲の境界となる温度差が、-6.6℃であり、5.4℃であった。このため、-6.6℃以上、5.4℃以下の範囲を第1設定範囲とした。判定部35Aは、算出した温度差がこの第1設定範囲内にある場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合であって、算出した温度差が、-10.0℃以上、10.0℃以下の場合、温度差は第2設定範囲内にあると判定し、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合であって、算出した温度差が、-10.0℃未満、又は、10.0℃よりも大きい状態が一定時間以上継続した場合、温度差は第2設定範囲内にはないと判定する。この一定時間も任意の時間に設定できるが、例えば、10分以上~20分以下の範囲で設定することができる。暖房運転の場合も、本施形態では一定時間を15分に設定した。判定部35Aは、算出した温度差が、-10.0℃未満、又は、10.0℃よりも大きい状態が15分以上継続した場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないと判定する。空気調和装置5が暖房運転を行っている場合の第2設定範囲も、平均値±4σの範囲の境界となる温度差に基づいて設定した。
判定部35Aは、空気調和装置5の運転状態が冷房運転であり、第1測定値が示す温度と、第2測定値が示す温度との温度差が第1設定範囲内にあると判定した場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があるとの通知を運転制御部35Bに出力する。以下、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があるとの通知を第1通知という。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が暖房運転を行っており、第1測定値が示す温度と、第2測定値が示す温度との温度差が第2設定範囲内にあると判定した場合も第1通知を運転制御部35Bに出力する。
また、判定部35Aは、空気調和装置5の運転状態が冷房運転であり、第1測定値が示す温度と、第2測定値が示す温度との温度差が第1設定範囲内にないとの判定が一定時間以上継続した場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないとの通知を運転制御部35Bに出力する。以下、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないとの通知を第2通知という。
また、判定部35Aは、空気調和装置5の運転状態が暖房運転であり、第1測定値が示す温度と、第2測定値が示す温度との温度差が第2設定範囲内にないとの判定が一定時間以上継続した場合も第2通知を運転制御部35Bに出力する。
運転制御部35Bは、リモコン27により受け付けた温度設定や、第1測定値、第2測定値に基づき、室内の温度や湿度、各部の動作等がユーザの要求を満足するように、室内機10及び室外機50を構成する各部を制御する。具体的には、運転制御部35Bは、四方弁54を制御して冷媒回路を変更する。
冷房運転時には、運転制御部35Bは、圧縮機53の吐出側と室外熱交換器55とが連通するように四方弁54を切り替える。これにより、冷房運転時には、室外熱交換器55を凝縮器、室内熱交換器14を蒸発器として動作させ、室内の空気を冷却する。
また、暖房運転時には、運転制御部35Bは、圧縮機53の吐出側と室内機10とが連通するように切り替える。これにより暖房運転時には、室内熱交換器14を凝縮器、室外熱交換器55を蒸発器として動作させ、室内の空気を暖房する。
また、お休みモードによる動作中、運転制御部35Bには、判定部35Aから第1通知又は第2通知が一定時間ごとに入力される。運転制御部35Bは、判定部35Aから第1通知が入力されている間、お休みモードによる空調制御を継続する。すなわち、運転制御部35Bは、外部センサ70が測定した第1測定値に基づく温度に基づいて空調制御を行う。また、運転制御部35Bは、判定部35Aから第2通知が入力されると、第1測定値に基づく温度から、第2測定値に基づく温度を使用して空調制御を行う。すなわち、運転制御部35Bは、判定部35Aから第2通知が入力された場合、外乱等の影響によって室内の温度の測定精度が低下したと判定する。外部センサ70は、自由に配置することができるため、例えば、室内機10が設置された部屋以外の部屋に置かれたり、ユーザが使用する布団の中に潜り込んだりする場合がある。このような場合、外部センサ70の測定する第1測定値は、室内機10が設置された部屋の温度や湿度を正しく測定することができない。このため、運転制御部35Bは、判定部35Aから第2通知が入力されると、内部センサ20の測定する第2測定値に基づいて空調制御を行う。
[1-2.動作]
次に、実施の形態1の動作について説明する。
図4は、空気調和装置5の第1動作を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートを参照しながら空気調和装置5の第1動作について説明する。この第1動作では、第1測定値が第1設定範囲又は第2測定範囲を外れていると判定した場合、お休みモードの終了時刻まで、第2測定値に基づいて空調運転を行う。
まず、制御部30は、動作モードがお休みモードに設定されたか否かを判定する(ステップS1)。制御部30は、動作モードがお休みモードに設定されていない場合(ステップS1/NO)、動作モードがお休みモードに設定されるまで処理の開始を待機する。
制御部30は、動作モードがお休みモードに設定されると(ステップS1/YES)、記憶部33から第1測定値を取得する(ステップS2)。外部センサ70は、一定時間ごとに室内の温度及び湿度を測定し、測定した温度及び湿度を第1測定値として室内機10に送信する。制御部30は、無線通信部23が受信した第1測定値を記憶部33に記憶させる。制御部30は、取得した第1測定値が示す温度と、お休みモードの設定温度とに基づき、第1測定値が示す温度が設定温度に近づくように空調制御を実行する(ステップS3)。
次に、制御部30は、記憶部33から第1測定値及び第2測定値を取得する(ステップS4)。内部センサ20も一定時間ごとに室内の温度及び湿度を測定し、測定した温度及び湿度を第2測定値として制御部30に出力する。制御部30は、入力される第2測定値を記憶部33に記憶させる。制御部30は、取得した第1測定値の示す温度と、第2測定値が示す室温との温度差を算出する(ステップS5)。
制御部30は、算出した温度差が予め設定された設定範囲内であるか否かを判定する(ステップS6)。制御部30は、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合には、算出した温度差が第1設定範囲内であるか否かを判定する。また、制御部30は、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合には、算出した温度差が第2設定範囲内であるか否かを判定する。
制御部30は、冷房運転時に、算出した温度差が第1設定範囲内にある場合(ステップS6/YES)、ステップS7の判定に移行する。また、制御部30は、暖房運転時に、算出した温度差が第2設定範囲内にある場合も(ステップS6/YES)、ステップS7の判定に移行する。
ステップS7において、制御部30は、予め設定されたお休みモードの終了時刻になったか否かを判定する(ステップS7)。制御部30は、お休みモードの終了時刻になっていない場合には(ステップS7/NO)、ステップS2の処理に移行する。また、制御部30は、お休みモードの終了時刻になっている場合(ステップS7/YES)、冷房運転又は暖房運転の空調運転を終了させ(ステップS8)、この処理フローを終了させる。
また、制御部30は、冷房運転時に、算出した温度差が第1設定範囲内にない場合(ステップS6/NO)、ステップS9の判定に移行する。また、制御部30は、暖房運転時に、算出した温度差が第2設定範囲内にない場合も(ステップS6/NO)、ステップS9の判定に移行する。
ステップS9において、制御部30は、温度差が第1設定範囲内にない、又は、第2設定範囲内にない状態が一定時間以上継続したか否かを判定する(ステップS9)。制御部30は、温度差が第1設定範囲内にない、又は、第2設定範囲内にない状態が一定時間以上継続していない場合には(ステップS9/NO)、ステップS2の処理に戻る。
制御部30は、温度差が第1設定範囲内にない、又は、第2設定範囲内にない状態が一定時間以上継続している場合(ステップS9/YES)、内部センサ20が測定した第2測定値に基づく空調制御に変更する。制御部30は、記憶部33から第2測定値を取得し(ステップS10)、取得した第2測定値が示す温度と、お休みモードの設定温度とに基づき、第1測定値が示す温度が設定温度に近づくように空調制御を実行する(ステップS11)。
次に、制御部30は、予め設定されたお休みモードの終了時刻になったか否かを判定する(ステップS12)。制御部30は、お休みモードの終了時刻になっていない場合には(ステップS12/NO)、ステップS10の処理に戻る。また、制御部30は、お休みモードの終了時刻になった場合(ステップS12/YES)、冷房運転又は暖房運転の空調運転を終了させ(ステップS13)、この処理フローを終了させる。
図5は、空気調和装置5の第2動作を示すフローチャートである。
図5に示すフローチャートを参照しながら空気調和装置5の第2動作について説明する。第1動作では、第1測定値が第1設定範囲又は第2測定範囲を外れていると判定した場合、お休みモードの終了時刻まで、第2測定値に基づいて空調運転を行った。
第2動作では、第1測定値が第1設定範囲又は第2測定範囲を一度外れても、第1測定値が第1設定範囲内又は第2測定範囲内である状態が一定時間以上継続した場合、第2測定値に基づく空調制御から第1測定値に基づく空調制御に戻す。
なお、図5に示すフローチャートのステップS1~ステップS11までの動作は、図4に示すフローチャートのステップS1~11と同一であるため説明は省略する。
ステップS11において、制御部30は、内部センサ20が測定した第2測定値に基づいて空調制御を行う。次に、制御部30は、記憶部33から第1測定値及び第2測定値を取得し(ステップS12)、取得した第1測定値の示す温度と、第2測定値が示す室温との温度差を算出する(ステップS13)。
制御部30は、算出した温度差が予め設定された設定範囲内であるか否かを判定する(ステップS14)。制御部30は、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合には、算出した温度差が第1設定範囲内であるか否かを判定する。また、制御部30は、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合には、算出した温度差が第2設定範囲内であるか否かを判定する。
制御部30は、冷房運転時に、算出した温度差が第1設定範囲内にはない場合(ステップS14/NO)、ステップS10の処理に移行する。また、制御部30は、暖房運転時に、算出した温度差が第2設定範囲内にはない場合も(ステップS14/NO)、ステップS10の処理に移行する。
また、制御部30は、冷房運転時に、算出した温度差が第1設定範囲内にある場合、又は、暖房運転時に、第2設定範囲内にある場合(ステップS14/YES)、算出した温度差が第1設定範囲内又は第2設定範囲内にある状態が、一定時間以上継続しているか否かを判定する(ステップS15)。
制御部30は、温度差が第1設定範囲内又は第2設定範囲内にある状態が、一定時間以上継続している場合(ステップS15/YES)、ステップS2の処理に移行し、第1測定値に基づく空調制御を開始する。
また、制御部30は、温度差が第1設定範囲内又は第2設定範囲内にある状態が、一定時間以上継続していない場合(ステップS15/NO)、事前に設定されたお休みモードの終了時刻であるか否かを判定する(ステップS16)。制御部30は、お休みモードの終了時刻ではない場合(ステップS16/NO)、ステップS10の処理に戻る。また、制御部30は、お休みモードの終了時刻である場合(ステップS16/YES)、冷房運転又は暖房運転の空調運転を終了させ(ステップS17)、この処理フローを終了させる。
[1-3.効果]
以上、説明したように本実施の形態の空気調和装置5は、室内機10及び室外機50を備える装置であって、室内機10に搭載された制御部30は、判定部35A及び運転制御部35Bを機能ブロックとして備える。
判定部35Aは、室内機10が設置された室内に設けられた外部センサ70の第1測定値と、室内機の内部に設けられた内部センサ20の第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する。
運転制御部35Bは、判定部35Aにより相関関係があると判定された場合に、第1測定値に基づいて室内機10及び室外機50を制御する空調制御を行う。また、運転制御部35Bは、判定部35Aにより相関関係がないと判定された場合に、第2測定値に基づいて室内機10及び室外機50を制御する空調制御を行う。
これにより外部センサ70の第1測定値と、内部センサ20の第2測定値との変化に相関関係がないと判定された場合に、第1測定値に基づく空調運転から、第2測定値に基づく空調運転に変更される。このため、外乱等の影響によって外部センサ70の測定精度が低下しても、第2測定値に基づく空調運転に変更されるため、空気調和装置5の空調運転を好適に維持することができる。
判定部35Aは、第1測定値と第2測定値との差が設定された設定範囲にある場合に、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。また、判定部35Aは、第1測定値と第2測定値との差が設定範囲にない場合に、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないと判定する。
これにより第1測定値と第2測定値との差に基づいて第1測定値との第2測定値との変化に相関関係があるか否かが判定される。このため、第1測定値との第2測定値との変化に相関関係があるか否かを精度よく判定することができる。
また、第1測定値は、室内の温度であり、第2測定値は、室内機10に流入する空気の温度である。
これにより外部センサ70の測定する温度が外乱等の影響によって異常値になったとしても、空気調和装置5を異常値に基づいて運転させることなく、空気調和装置5を好適に動作させることができる。
また、第1測定値は、室内の湿度であり、第2測定値は、室内機10に流入する空気の湿度である。
これにより外部センサ70の測定する湿度が外乱等の影響によって異常値になったとしても、空気調和装置5を異常値に基づいて運転させることなく、空気調和装置5を好適に動作させることができる。
また、外部センサ70は、室内で就寝する就寝者の周囲の所定範囲内に設置される。
これにより就寝者の近くの温度や湿度等の環境を外部センサ70により精度よく測定することができる。また、外部センサ70が就寝者の布団のなかに入り込み、外部センサ70の測定する温度が異常になった場合には、内部センサ20の測定する温度に基づいて空気調和装置5を運転させるため、空気調和装置5を好適に運転させることができる。
[1-4.変形例]
変形例では、判定部35Aは、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係が否かの判定を、外部センサ70により測定された第1測定値が示す湿度と、内部センサ20により測定された第2測定値が示す湿度との差に基づいて判定する。判定部35Aは、第1測定値が示す湿度と、第2測定値が示す湿度との差が設定範囲内である場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。また、判定部35Aは、第1測定値が示す湿度と、第2測定値が示す湿度との差が設定範囲外の場合、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないと判定する。設定範囲は、冷房運転の場合の第3設定範囲と、暖房運転の場合の第4設定範囲とを含む。
判定部35Aは、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合であって、算出した湿度の差が、-18.0%以上、30.1%以下である場合、湿度の差は第3設定範囲内にあると判定し、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が冷房運転を行っている場合であって、算出した湿度の差が、-18.0%未満、又は、30.1%よりも大きい状態が一定時間以上継続した場合、湿度の差は第3設定範囲内にはないと判定する。この場合、判定部35Aは、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないと判定する。一定時間は、任意の時間に設定できるが、例えば、10分以上~20分以下、より好ましくは15分に設定することができる。
この湿度の差が-18.0%以上、30.1%以下の第3設定範囲も、範囲も上述した実施の形態1で説明したように第1測定値が示す湿度と、第2測定値が示す湿度との差について複数回の実験を行ってヒストグラムを作成し、作成したヒストグラムの分布を正規分布と見立てて平均値±4σ(σは標準偏差)の範囲内を第3設定範囲とした。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合であって、算出した湿度の差が、-19.7%以上、15.6%以下である場合、湿度の差は第4設定範囲内にあると判定し、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係があると判定する。
また、判定部35Aは、空気調和装置5が暖房運転を行っている場合であって、算出した湿度の差が、-19.7%未満、又は、15.6%よりも大きい状態が一定時間以上継続した場合、湿度の差は第4設定範囲内にはないと判定する。この場合、判定部35Aは、第1測定値と第2測定値との変化に相関関係がないと判定する。この一定時間は、任意の時間に設定できるが、例えば、10分以上~20分以下、より好ましくは15分に設定することができる。この第4設定範囲も、作成したヒストグラムの分布を正規分布と見立てて平均値±4σ(σは標準偏差)の範囲内を第4設定範囲とした。
また、プロセッサ35は複数のプロセッサにより構成されてもよいし、単一のプロセッサで構成されてもよい。プロセッサ35は、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、プロセッサ35は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)により構成してもよい。
図2に示した空気調和装置5の各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、図4及び図5に示す動作のステップ単位は、空気調和装置5の各部の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、動作が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
以上のように、本発明に係る空気調和装置、空調調和装置の制御方法は、空調調和装置を測定した温度に基づいて好適に動作させる用途に利用可能である。
1 空気調和システム
5 空気調和装置
10 室内機
11 筐体
12 吸気口
13 吹出口
14 室内熱交換器
15 室内送風機
16 フィルタ
17 クリーニング駆動ローラ
18 左右風向板
19 上下風向板
20 内部センサ
21 静電霧化装置
22 リモコン受光部
23 無線通信部
24 室内機通信部
27 リモコン
30 制御部
31 I/O
33 記憶部
35 プロセッサ
35A 判定部
35B 運転制御部
50 室外機
51 室外機通信部
53 圧縮機
54 四方弁
55 室外熱交換器
56 膨張機構
57 室外送風機
70 外部センサ

Claims (8)

  1. 室内機及び室外機を備える空気調和装置であって、
    前記室内機が設置された室内に設けられた第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御し、
    前記判定部により相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記判定部は、前記第1測定値と前記第2測定値との差が設定された設定範囲にある場合に、前記第1測定値と前記第2測定値との変化に相関関係があると判定し、
    前記第1測定値と前記第2測定値との差が前記設定範囲にない場合に、前記第1測定値と前記第2測定値との変化に相関関係がないと判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記第1測定値は、前記室内の温度であり、
    前記第2測定値は、前記室内機に流入する空気の温度である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和装置。
  4. 前記第1測定値は、前記室内の湿度であり、
    前記第2測定値は、前記室内機に流入する空気の湿度である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和装置。
  5. 室外機及び室内機を備える空気調和装置と、
    前記室内機が設置された室内に設置される第1センサと、を備える空気調和システムであって、
    前記空気調和装置は、
    前記第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御し、
    前記判定部により相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする空気調和システム。
  6. 前記第1センサは、前記室内で就寝する就寝者の周囲の所定範囲内に設置される、
    ことを特徴とする請求項5記載の空気調和システム。
  7. 室内機及び室外機を備える空気調和装置に搭載されたコンピュータに、
    前記室内機が設置された室内に設けられた第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定する手順と、
    前記判定する手順により相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御し、
    前記判定する手順により相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行う手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  8. 室外機及び室内機を備える空気調和装置の制御方法であって、
    前記室内機が設置された室内に設けられた第1センサにより測定された第1測定値と、前記室内機の内部に設けられた第2センサにより測定された第2測定値との変化に相関関係があるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップにより相関関係があると判定された場合に、前記第1測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御し、
    前記判定するステップにより相関関係がないと判定された場合に、前記第2測定値に基づいて前記室内機及び前記室外機を制御する空調制御を行うステップと、
    を有することを特徴とする空気調和装置の制御方法。
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