JP2023045943A - 多目的台および多目的台ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】平常時と異なる態様で災害時等に使用可能であって、かつ、シンプルな構成で災害時の現場で邪魔になる残余の構成部材の発生が抑制され、また災害時での使用が終了した後、再度、平常時の使用態様に戻し易い多目的台及び多目的台ユニットを提供する。【解決手段】多目的台100は、第1面301および第1面301の反対側面である第2面302を有する主面30と、主面30に接続された4本以上の脚部20と、を有し、脚部20は、主面30の第1面301に対し少なくとも4本の脚部20が法線方向に伸長することで主面30を支持可能な第1姿勢と、主面30に対し少なくとも4本の脚部20のいずれかまたは全てが、第1姿勢の脚部20とは異なる方向に伸長する第2姿勢と、に繰り返し変更可能であり、これによって第1姿勢と第2姿勢とで異なる用途を提供し、また、多目的台は少なくとも2台有し、互いが繰り返し取り外し可能に連結されて構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、多用途に使用するために変形可能な多目的台および多目的台ユニットに関する。
災害発生時の対策として、国や地方自治体などでは各種の防災製品を備蓄している。しかし備蓄スペースは限られているため、なるべく備蓄スペースを減らし、あるいは有効に活用することが求められる。
このような要求に対し、平常時には公園や公共施設等で長椅子として使用され、災害や事項が発生した場合には、当該長椅子を担架として使用可能な防災関連用品が提案されている。具体的には、特許文献1には、緊急使用時に担架として使用できる背凭れ部及び座面部とを備える担架兼用長椅子が開示されている。
特開2012-176210号公報
上述する特許文献1に開示される担架兼用長椅子は、具体的には一対の袖部と、袖部同士を固定する複数の横架部材と、担架兼用の座部と、担架兼用の背凭れ部とから構成されている。かかる担架兼用長椅子は、緊急時に座部と背凭れ部を担架として使用可能であるものの、緊急時の混乱した状況下において、残余の構成部材(袖部と横架部材)は特段の用途がなく、現場において邪魔になり、あるいは災害時の混乱で構成部材の一部を損失し再度長椅子として組立できない場合があり問題であった。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、平常時の使態様とは異なる他の態様で災害時等に使用可能であって、かつ、シンプルな構成で、災害時の現場において邪魔になる残余の構成部材の発生が抑制され、また災害時等における使用が終了した後、再度、平常時の使用態様に戻し易い多目的台及び多目的台ユニットを提供することを課題とする。
本発明の多目的台は、第1面および上記第1面の反対側面である第2面を有する主面と、上記主面に接続された4本以上の脚部と、を有し上記脚部は、上記主面の上記第1面に対し少なくとも4本の脚部が法線方向に伸長することで上記主面を支持可能な第1姿勢と、上記主面に対し上記少なくとも4本の脚部のいずれかまたは全てが、上記第1姿勢における脚部とは異なる方向に伸長する第2姿勢と、に繰り返し変更可能であり、上記第1姿勢と上記第2姿勢とで用途が異なることを特徴とする。
また本発明の多目的台ユニットは、本発明の多目的台を少なくとも2台有し、互いが繰り返し取り外し可能に連結されてなることを特徴とする。
上記構成を備える本発明の多目的台は、主面と脚部とから構成されるシンプルな構成の台であって、平常時は椅子、テーブル、荷物置台、ベッドなどの種々の台として使用可能であり、災害時には脚部の伸長方向を変更するだけで、他の使用態様に変更可能である。したがって、本発明は平常時の収納場所(備蓄スペース)が不要であり、また災害時の使用態様において残余の構成部材の発生が抑制され、かつ災害時の使用が終了した後、脚部の伸長方向を変更するだけで容易に平常時の使用態様に戻すことができる。
また本発明の多目的台を複数用いる多目的台ユニットは、さらに本発明の用途を広げ、あるいは、設置場所のスペースを節約可能である。
(1A)は本発明の第一実施形態である多目的台の第1姿勢における斜視図であり、(1B)は第一実施形態の担架である第2姿勢の上面図である。 (2A)は本発明の第一実施形態における接続部の斜視図であり、(2B)は接続部を構成するホルダーと嵌合部の斜視図である。 (3A)は本発明の第一実施形態のパーテションである第2姿勢を示す斜視図であり、(3B)は第一実施形態の変形例のパーテションである第2姿勢の斜視図である。 (4A)は本発明の第二実施形態の多目的台の第1姿勢における斜視図であり、(4B)は第二実施形態の背凭れを有する長椅子である第1姿勢の斜視図であり、(4C)は第二実施形態の担架である第2姿勢の斜視図である。 (5A)は第三実施形態に用いられる第1多目的台の脚部を折り畳んだ状態の斜視図であり、(5B)は第1多目的台を屈曲線において屈曲させた状態の斜視図である。 本発明の第三実施形態の多目的台ユニットの斜視図である。 (7A)は本発明の第一実施形態の変形例である多目的台の第1姿勢における側面図であり、(7B)は第一実施形態の変形例の担架である第2姿勢の側面図である。
発明の多目的台は、第1面および第1面の反対側面である第2面を有する主面と、上記主面に接続された4本以上の脚部と、を備える。
本発明における脚部は、第1姿勢及び第2姿勢に繰り返し変更可能であり、これによって本発明の多目的台は、第1姿勢の台としての用途と、第2姿勢における台とは異なる用途に使用可能である。
本発明において、上記第1姿勢とは、主面の第1面に対し少なくとも4本の脚部が法線方向に伸長することで主面を支持可能な姿勢をいう。また第2姿勢とは、主面に対し第1姿勢における上記少なくとも4本の脚部のいずれかまたは全てが、第1姿勢における脚部とは異なる方向に伸長する姿勢をいう。一つの実施形態において、第1姿勢は1つに限定されることなく2以上であってもよく、また第2姿勢も1つに限定されることなく2以上であってもよい。
上述するとおり本発明の多目的台は、主面と脚部というシンプルな構成であって、脚部の伸長方向を変更するだけで、複数の用途に使用可能である。つまり、本発明は、平常時には台として使用することができ、災害時等には台以外の用途に使用することができる。
本発明に関し、台とは第1姿勢における使用態様を指し、4本以上の脚部に主面が支持されることによって構成される物品を広く含み、たとえば、椅子、長椅子、テーブル、荷物置用台、ベッドなどが例示される。一方、本発明に関し、第2姿勢とは、第1姿勢以外の使用態様を意味する。第2姿勢としての用途は特に限定されないが、備蓄スペースを節約可能であり、また災害等発生時に倉庫等に取りに行く時間および労力をかけずに速やかに使用可能であるという観点から、防災関連用品であることが好適である。
以下に図面を用いて本発明をさらに詳細に説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、1つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること等を許容する。
以下の説明では、本発明の第1姿勢の用途として主として長椅子を例に説明し、また第2姿勢の用途としては、担架およびパーテションとするが、これは本発明を何ら限定するものではない。尚、以下の説明において脚部の脚部上端部とは、当該脚部が主面に対して接続される側の一端を含む所定領域を指し、脚部下端部とは、上記脚部上端部とは反対側の他端を含む所定領域を指す。また主面の面方向とは、当該主面が板状体などによって構成され水平方向に延在する態様である場合には当該水平方向を面方向といい、当該主面が外縁をフレームなどで区画され当該フレームの内部にシートなどが張られた態様である場合には、当該フレームで区画された面の面方向を指す。
[第一実施形態]
以下に図1~図3を用いて本発明の第一実施形態である多目的台100について、説明する。
図1Aは本発明の第一実施形態である多目的台100の第1姿勢(長椅子)における斜視図であり、図1Bは多目的台100の第2姿勢(担架)の上面図である。図2Aは多目的台100における接続部40の斜視図であり、図2Bは接続部40を構成するホルダー410と嵌合部420の斜視図である。図3Aは本発明の多目的台100の異なる第2姿勢(パーテション)を示す斜視図であり、図3Bは多目的台100の変形例(多目的台105)の第2姿勢(パーテション)の斜視図である。
第1姿勢:
まず多目的台100の第1姿勢について説明する。
多目的台100は、図1Aに示すとおり、第1面301および第1面301の反対側面である第2面302を有する主面30と、主面30に接続された4本以上の脚部20と、を有している。本実施形態では、脚部20が4本である態様の多目的台100を例に説明するが、本発明の多目的台は、脚部20が5本以上である態様を包含する。
4本の脚部20は、主面30の第1面301において接続されており、第1面301の面方向に対し法線方向に伸長しており、4本の脚部20の脚部下端を設置面に当接することで主面30を支持可能である。4本の脚部20の形状および長さは限定されないが、本実施形態では、4本は同一の長さで形成された長尺体である。多目的台100の第1姿勢は、4本の脚部20において主面30が支持された長椅子をなす。このように多目的台100は、平常時においては公園、公共施設、体育館などの任意の場所において上記第1姿勢である長椅子として設置され使用される。
第1姿勢である多目的台100は、上述する4本の脚部20の何れか又は全てを、第1姿勢における脚部20とは異なる方向に伸長するよう変更されることで第2姿勢に変更される。このように脚部20の伸長方向を変更するだけの簡単な操作により、多目的台100は、第1姿勢と第2姿勢とにおいて異なる用途を提供することができる。
第2姿勢:
次に本実施形態における第2姿勢について説明する。
長椅子である第1姿勢から長椅子以外の用途を提供可能な第2姿勢に変更させる具体例として、多目的台100を、図1Aに示す長椅子である第1姿勢から、図1Bに示すように4本の脚部20を、主面30の面方向に対し平行方向に伸長する第2姿勢に変更する例が挙げられる。この例において、主面30の第2面302を正面視した際、4本の脚部20の脚部下端部が主面30の外縁の外側に位置するとともに、平行に隣り合う2本の脚部20(第1脚部20a、第2脚部20b)と、他の平行に隣り合う2本の脚部20(第3脚部20c、第4脚部20d)とが、180度反対方向に伸長するよう変更することで、第2姿勢である多目的台100は担架として使用することができる。上記担架である第2姿勢では、第1脚部20aおよび第2脚部20bを把持する者と、第3脚部20cおよび第4脚部20dを把持する者とで、主面30に載せられた者(被搬送者)を運ぶことができる。
このように長椅子から担架に変更可能な多目的台100は、平常時は公園や体育館、公共等の任意のエリアにおいてベンチ等として第1姿勢で設置され、災害、事故、急病人などが発生した際に、速やかに第2姿勢である担架に変形させて使用することができる。かかる多目的台100によれば、担架を備蓄する場所を確保する必要がなくなるとともに、緊急時に倉庫から担架を持ち出す手間と時間を省き速やかに救助等を開始することができる。担架としての使用が終了した場合には、4本の脚部20の伸長方向を変更することによって上述する長椅子である第1姿勢に戻すことができる。
また多目的台100は、上述する担架である第2姿勢とは異なる方向に脚部20の伸長方向を変更させることで、異なる用途を提供することができる。つまり本実施形態の多目的台100は、第1姿勢から、少なくとも2種類の第2姿勢に変更され得る。
具体的には、多目的台100は、たとえば、図1Aに示す第1姿勢から、図3Aに示すように少なくとも2本の脚部20(第1脚部20a、第2脚部20b)を主面30の面方向に対し法線方向に伸長させるとともに他の2本の脚部20(第3脚部20c、第4脚部20d)を主面30の面方向に対し平行方向に伸長させてもよい。このとき、主面30の第2面302を正面視した際、主面30に対し平行方向に伸長する上記他の2本の脚部20(第3脚部20c、第4脚部20d)の脚部下端部を主面30の外縁の内側に位置させるとよい。かかる第2姿勢では、主面30に対し法線方向に伸長する第1脚部20aおよび第2脚部20bを支持部として、主面30を設置面に対し、起立させることで多目的台100をパーテションとして使用することができる。もちろん、多目的台100は、担架である第2姿勢からパーテションである第2姿勢に変更することも可能であり、またこの逆も可能である。
このように長椅子からパーテションに変形可能な多目的台100は、平常時は公園や体育館、公共等の任意のエリアにおいてベンチ等として第1姿勢で設置され、災害、事故、急病人などが発生した際に、速やかに第2姿勢であるパーテションに変形させて使用することができる。かかる第2姿勢の多目的台100によれば、たとえば、避難所における個人スペースあるいは急病人や怪我人の処置スペース等のプライベート空間を構成するための間仕切りとして用いることができる。もちろんこの場合において上述する担架と同様、パーテションを備蓄する場所を確保する必要がなくなるとともに、緊急時に倉庫からパーテションを持ち出す手間と時間を割愛し速やかにプライベート空間を構成することが可能である。
図3Aに示す多目的台100は、第1脚部20aおよび第2脚部20bの脚部上端部が主面30の外縁に接続されており、パーテションである第2姿勢において、第1脚部20aおよび第2脚部20bは、主面30を介して互いに180度反対方向に伸長している。このように主面30に対し法線方向に伸長する第1脚部20aおよび第2脚部20bの伸長方向を異ならしめることで、主面30を床面に対し垂直に起立させた際の姿勢を安定させることができる。
ただし図示省略するが、本発明の多目的台は、第1脚部20aおよび第2脚部20bの脚部上端部が主面30の外縁ではなく主面30の一方側の面において外縁より内側に接続されてもよい。かかる場合には、主面30に対し第1脚部20aおよび第2脚部20bを同方向に伸長させるとともに、第1脚部20aおよび第2脚部20bが設けられた面と設置面とでなす角度が90度未満となるよう、主面30をやや傾けて起立させることでパーテションとして使用することも可能である。
また第2姿勢としてパーテションを想定する場合、図3Bに示す多目的台105のように、長方形の主面30の外縁において、向かい合う短辺の一方側に脚部20が2本(第3脚部20c、第4脚部20d)接続され、他方側に脚部20が3本(第1脚部20a、第2脚部20b、第5脚部20e)接続されてもよい。これら3本の脚部20のうち、中間部に設けられた第5脚部20eと、この両側に設けられた第1脚部20a、第2脚部20bとを、主面30を介して180度反対方向に伸長させ、かかる3本の脚部20を設置面に設置することで、パーテションの起立姿勢をより安定させることができる。
またかかる多目的台105によれば、さらに脚部20の伸長方向を変更して担架として使用する場合に、第1脚部20a、第2脚部20bと、第3脚部20c、第4脚部20dと、がそれぞれ180度反対方向であって主面30に対して平行方向に伸長させるとともに、第5脚部20eを脚部上端部が主面30の外縁の内側位置するよう主面30に対して平行に伸長させるとよい。かかる態様では、担架で運ばれる被搬送者の頭を、第3脚部20c、第4脚部20dが設けられた短辺側に配置させることで、パーテションの起立姿勢の安定化のために設けられた第5脚部20eが被搬送者の頭に当たることを防止することができる。
上述するとおり多目的台100は、主面30に接続された脚部20の伸長方向を変更することによって、長椅子である第1姿勢と、これとは用途が異なる第2姿勢とに繰り返し変更可能である。第2姿勢は、たとえば上述するとおり、担架であってもよいし、パーテションであってもよいし、担架およびパーテションのいずれにも変更可能であってもよい。
本発明において、第2姿勢の用途に合わせて、脚部20の伸長方向を所望の方向に変更する手段は特に限定されず、脚部20の脚部上端部を、脚部20の方向を変更可能な接続手段で主面30に対し接続すればよい。主面30に対する脚部20の接続手段は、例えば脚部20の脚部上端部を主面30に対し接続するための接続部を回動支点として所望の方向に脚部20を回動させるとともに所定の角度で固定可能な手段(たとえば後述する接続部40)、あるいは、脚部20の脚部上端部を挿入離脱自在である脚部挿入穴(脚部挿入穴57)を有し当該穴に脚部上端部を挿入した状態で脚部20を支持可能な脚部支持部(たとえば後述する脚部支持部56)を、予め主面30に複数設けておいても良い。脚部支持部を接続手段として用いる場合には、第1姿勢および第2姿勢における脚部20の所望の伸長方向に沿って脚部挿入穴57の開口方向の向きを決定すればよい。
また多目的台100における主面30は、第1姿勢および第2姿勢の用途における実施を満たす範囲で適宜設計されればよい。以下に、本実施形態の多目的台100に設けられた主面30、脚部20および接続部40について具体的に説明する。
主面:
主面30は、多目的台100の人や任意の物を載せるための面を含む所定領域である。
本実施形態における主面30は、主面30の外縁を構成するフレーム311と、フレーム311の内側に張られた支持部材312と、を備える。本実施形態におけるフレーム311は、長辺と短辺とからなる長方形の枠であるが、長椅子や担架として使用可能な範囲で、長軸と短軸とを備える適宜の形状(たとえば楕円形など)の枠に変更可能である。
フレーム311を構成する部材は主面30に求められる強度を満たせばよく、特に限定されないが、たとえばステンレスや樹脂などの軽量で錆び難い部材が好ましい。たとえばステンレス製であって、直径が25mm~45mm程度で内部が空洞の管状体からなる部材を組み合わせてフレーム311とすることができる。
支持部材312は、第1姿勢および第2姿勢における用途に見合う強度が示される範囲で、適宜の部材から構成することができる。例えば本実施形態では、柔軟性のあるシート状物から構成された支持部材312を用いている。シート状物は、布または樹脂シートなどから構成することができるがこれに限定されない。
シート状物である支持部材312は、長方形のフレーム311の長辺に固定されている。固定の方法は特に限定されないが、たとえばシート状物である支持部材312の長辺にフレーム311を貫通させる貫通孔を形成し、これにフレーム311を挿通させることで支持部材312をフレーム311に取り付けることができる。
脚部:
脚部20は、第1姿勢において主面30を支持することで長椅子などの台としての実施を可能するとともに、第2姿勢において他の用途の実施を可能とする部材である。たとえば第2姿勢が担架である場合には把持部となり、第2姿勢がパーテションである場合には、主面30を起立した状態で支持するための脚となる。
脚部20の形状は特に限定されないが、所定長さの長尺体であることが好ましい。
接続部:
多目的台100において、脚部20の脚部上端部は、主面30に対し接続部40により接続されている。接続部40は、接続部40を回動支点として脚部20を回動させる回動機構と、脚部20を所定の角度で固定する固定機構を有する。
本実施形態において接続部40は、フレーム311の短辺の所定の箇所に設けられており、フレーム311を回転軸として回動する。したがって、脚部20は、接続部40を回動支点としてフレーム311の短辺を回転軸として回転する方向に動作可能である。そのため脚部20は、主面30に対する伸長方向を、法線方向および平行方向に変更されうる。
本実施形態に設けられた接続部40は図2に示すとおり、ホルダー410、嵌合部420、ばね430および押さえリング440を備える。これらはいずれも、フレーム311を挿通させることでフレーム311に取り付け可能な管状の構成を有する。
本実施形態では、フレーム311の短辺に対し、当該短辺の端部側から、嵌合部420、ホルダー410、ばね430、押さえリング440の順に互いに当接した状態で取り付けられており、フレーム311の角部と押さえリング440とで取り付け位置が固定されている。
ホルダー410は、フレーム311を挿入させるためのフレーム挿入孔414を有する両端開口の環状の本体413と、本体413の軸方向に対し垂直方向に延在し脚部挿入穴416を有する環状の脚部挿入部415を有する。環状の本体413の一方側の開口端には当該開口端の円周方向に配置された複数の凸部412が設けられている。本体413のフレーム挿入孔414にフレーム311を挿通させるとともに、脚部挿入穴416に脚部20の脚部上端部を挿入し固定することよって脚部20をフレーム311に接続することができる。
嵌合部420は、フレーム311を挿入させるためのフレーム挿入孔424を有する両端開口の環状体である。環状体の篏合部420のホルダー410に対向する側の開口端には当該開口端の円周方向において、上述するホルダー410の開口端に設けられた凸部412それぞれに対向する位置に凹部422が設けられている。ホルダー410と篏合部420とを対向させ凸部412と凹部422を篏合させることで、両者は相対的な位置が固定され篏合状態となり、さらにばね430により付勢されることで嵌合状態が維持される。このような状態から、図2Aの矢印方向にホルダー410をスライドさせてばね430を収縮させることで嵌合部420とホルダー410とを非嵌合状態とし、この状態でホルダー410を回動させ、再度、嵌合部420とホルダー410とを嵌合状態とすることで脚部20の伸長方向を変更することができる。本実施形態では、環状の本体413の一方側の開口端には当該開口端の円周方向に均等配置された4つの凸部412が設けられている。そのため、脚部20は、90度ずつ360度回動方向を変更して固定することが可能である。
以上にフレーム311と支持部材312とから構成される主面30と、フレーム311において回動機構を有する接合部40により接合された脚部20を備える多目的台100について説明したが、本発明はこれに限定されない。
たとえば本発明は、図7に示す本実施形態の変形例である多目的台140を包含する。図7Aは本発明の第一実施形態の変形例である多目的台140の長椅子である第1姿勢における側面図であり、図7Bは多目的台140の変形例の担架である第2姿勢の側面図である。多目的台140は、図7Aにおいて図示された2本の脚部20の奥方向に、さらに図示されない2本の脚部20を有する。
多目的台140は、板状体からなる主面30を備える。ここで板状体とはたとえば木製、樹脂製、発泡樹脂製、硬質ゴム製、金属製などの種々の材料からなる中実または中空の板状体が例示される。多目的台14の主面30の形状は、特に限定されず、長軸と短軸を有する形状であることが望ましく、たとえば長方形である。多目的台140は、板状体からなる主面30の第1面301の外縁より内側に設けられた4つの接続部40によって、4本の脚部20が主面30に対し接続されている。
多目的台140に設けられた接続部40は、側面視L字状であって、L字の一端に第1穴450を有し、他端に第2穴460を有している。第1穴450および第2穴460は、いずれも脚部20の脚部上端部が挿入可能な内径を有している。第1穴450は、主面30の面方向に対し法線方向に開口しており、一方、第2穴460は、主面30の面方向に対し平行方向であって主面30の外縁に向かって開口している。従って、第1穴450に脚部20の脚部上端部を挿入し、適宜固定することによって、図7Aに示すとおり多目的台140は、長椅子などの台である第1姿勢をとることができる。そして、脚部上端部を第1穴450から引き抜き第2穴460に挿入して適宜固定することによって、図7Bに示すとおり、多目的台140は、担架である第2姿勢に変更される。図7Bに示す多目的台140は、第2面302が被搬送者を載せる面となり、主面30に平行であって主面30の外縁より外方向に伸長する脚部20を担架の把持部とすることができる。このように本発明は、接続部40として、接続する脚部20の方向を変更するために、所望の方向に開口し脚部上端部を挿入脱離可能な穴を複数設けてもよい。また、図示省略するが、1つの多目的台において、主面30に対し接続される複数の脚部20のうち、いずれか1本または複数本を回動可能な接続部40で主面30に対し接続し、残りの脚部20を非回動可能な接続部(たとえば図7に示す接続部40など)で接続してもよい。
[第二実施形態]
次に図4を用いて本発明の第二実施形態として多目的台110について説明する。図4Aは多目的台110の第1姿勢における斜視図であり、図4Bの多目的台110の第1姿勢であって背凭れを有する長椅子である状態の斜視図であり、図4Cは多目的台110の担架である第2姿勢の斜視図である。
多目的台110は、図4Aに示すとおり主面30と、脚部20を備える台である。多目的台110における主面30は、上述する多目的台100と同様に、フレーム311と、フレーム311の内部に張られた支持部材312とを備える。本実施形態では長方形のフレーム311の短辺それぞれに脚部20が3本ずつ、接続部40により接続されている。具体的には各短辺は、当該短辺の両端寄りに設けられた2本の脚部20(第1脚部20a・第2脚部20b/第3脚部20c・第4脚部20d)と、これらの中間部に設けられた1本の脚部20(第5脚部20e/第6脚部20f)とを少なくとも有し、かつ中間部に設けられた脚部20の近傍にフレーム311を所定角度に屈曲させるための屈曲部52が設けられている。
多目的台110における支持部材312は、少なくともフレーム311の各短辺における屈曲部52を結んでなる仮想線である屈曲線50において、屈曲部52の屈曲に追従して屈曲可能な部材より構成されている。ここでフレーム311の短辺それぞれに設けられた3本の脚部20のうち、中間部に設けられた第5脚部20eおよび第6脚部20fは、主面30の正面視において、屈曲部52の近傍であって屈曲線50を基準に同じ側(紙面手前側)に設けられている。
本実施形態では、主面30の外縁の一点から他点までを結んだ屈曲線50において当該主面30を所定の角度に折り畳み可能な折り畳み機構を備える点で、多目的台100と相違している。具体的には、多目的台110は、屈曲部52を屈曲させることによって、屈曲部52同士を結んだ屈曲線50またはこの近傍において、図4Bに示すように主面30の第2面302を中表にして屈曲させ、所定の屈曲角度で固定することができる。
上記折り畳み機構により、多目的台110は、図4Bに示すとおり、屈曲部52を屈曲させて屈曲線50よりも紙面奥方向の主面30を所定角度まで起立させ所定角度に固定される。これによって、主面30の屈曲により起立した領域を背凭れ部340とし、残りの領域を座部330とすることで、多目的台110は、第1姿勢として背凭れ付きの長椅子として使用される。
換言すると、屈曲部52を備える多目的台110は、屈曲線50により二分される主面30のうち、脚部20が4本接続されている側を座部330とし、2本接続されている側を背凭れ部340とすることができる。このとき、背凭れ部340に接続されている2本の脚部20(第1脚部20aおよび第3脚部20c)は、適宜、フレーム311を回動支点として、第1面301に沿うよう、主面30に平行に回動させて伸長方向を変更されるとよい。
図4Aに示す台である多目的台110または図4Bに示す背凭れ部340を備える長椅子である多目的台100は、緊急時等には、図4Cに示すとおり、担架である第2姿勢に変更することができる。多目的台110を担架として使用することを予定する場合には、フレーム311の各短辺に設けられた3本ずつの脚部20のうち、短辺の両端側に設けられた脚部20(第1脚部20a~第4脚部20d)の脚部上端部は、上述する多目的台100に設けられた接続部40と同様に回動可能な構造を有する接続部40によりフレーム311に接続されているとよい。一方、フレーム311の短辺の中間部に設けられた脚部20(第5脚部20e、第6脚部20f)は、上述する多目的台140に設けられた接続部40と同様に脚部20を取り外し可能な構造を有する接続部40(脚部支持部56)によりフレーム311に接続されているとよい。
上記構成を備える多目的台110を、図4Aまたは図4Bに示す第1姿勢から図4Cに示す第2姿勢(担架)に変更するには、フレーム311の各短辺の両端寄りに設けられた脚部20(第1脚部20a~第4脚部20d)が主面30に対し平行方向となるよう伸長方向が変更されればよい。このとき、主面30の第2面302を正面視した際、脚部20(第1脚部20a~第4脚部20d)の脚部下端部は主面30の外縁の外側に位置するとともに、平行に隣り合う2本の脚部20(第1脚部20aおよび第2脚部20b)と、他の平行に隣り合う2本の脚部20(第3脚部20cおよび第4脚部20d)とが、180度反対方向に伸長するよう、接続部40を回動支点としてこれら4本の脚部20を回転させればよい。
一方、フレーム311の短辺の中間部に設けられた脚部20(第5脚部20e、第6脚部20f)は脚部支持部56から抜き取られる。抜き取られた脚部20(第5脚部20e、第6脚部20f)は、適宜に保管されてもよいが、現場で邪魔になったり、無くなったりしないよう、予めフレーム311に脚部20(第5脚部20e、第6脚部20f)を保持するための脚部収納部を設けておき、抜き取られた脚部20を収納するとよい。脚部収納部は、多目的台110において第1姿勢および第2姿勢としての使用の際に邪魔にならない位置で脚部20を収納することができればよい。本実施形態では、脚部収納部として、フレーム311の短辺において屈曲部52の両側に脚部20を保持可能なリング54が設けられている。図4Cに示すように、脚部支持部56から抜き取られた脚部20をリング54に通してフレーム311の短辺に沿って収納することで、担架である第2姿勢において、脚部20が無くなる恐れがない。
[第三実施形態]
次に図5、6を用いて本発明の第三実施形態として多目的台ユニット500について説明する。図5Aは第三実施形態に用いられる第1多目的台120の脚部20を折り畳んだ状態の斜視図であり、図5Bは第1多目的台120を屈曲線50において屈曲させた状態の斜視図である。図6は、本発明の第三実施形態の多目的台ユニット500の斜視図である。
図6に示すとおり、多目的台ユニット500は、上述する本発明の多目的台を少なくとも2台有し、互いが繰り返し取り外し可能に連結されて構成されている。複数の多目的台を連結させることによって、種々の用途に添加することが可能である。多目的台ユニット500は、第1姿勢において互いに連結されて使用される場合、第2姿勢において互いに連結されて使用される場合、またはその両方のいずれも含む。
たとえば、第1姿勢である多目的台を設置面上に並列的に複数連結することで、所望の広さの高床台(図示省略)とすることができる。隣り合う多目的台を連結する方法は特に限定されず、フレーム311の任意の箇所を紐などで結んでもよく、また隣り合う多目的台を接続するための係止部または嵌合部をフレーム311の所定の箇所に予め設けておき、これによって互いをジョインとしてもよい。
本実施形態では、具体的には第1多目的台120および第2多目的台130を備える多目的台ユニット500を例に本発明を説明する。
本実施形態における多目的台ユニット500を構成する第1多目的台120および第2多目的台130は、いずれも主面30の外縁を構成する長方形のフレーム311と、フレーム311の内側に張られた支持部材312と、フレーム311の各短辺に設けられた脚部20とを有する。
図5に示すとおり、第1多目的台120は、フレーム311の向い合う短辺それぞれにおいて屈曲部52が設けられており、脚部20が設けられた第1面301を中表にする方向で、かかる屈曲部52を屈曲させることができる。第1多目的台120は、図5Aに示す屈曲部52が180度開いた状態(つまり主面30が平坦である状態)から、図5Bに示す屈曲角度θが90度以下である状態に屈曲可能に構成されている。所定の角度に屈曲されたフレーム311は、それ以上屈曲しないよう図示省略するストッパーなどでフレーム311のさらなる屈曲が回避されるか、あるいは当該所定の角度で固定されるとよい。尚、ここでいう屈曲角度θとは、第1面301を中表に屈曲させたときの第1面301がなす角度をいう。上記ストッパーとは、たとえばフレーム311の短辺の一の箇所において設けられた所定高さの構造物であって、フレーム311が所定の角度まで屈曲されたとき、屈曲することで上記一の箇所と対向するフレーム311の他の箇所に当接する構造物などが挙げられる。
一方、第2多目的台130は、上述で説明した図1(A)に示される多目的台100と同様の構成を有する。あるいは変形例として、第2多目的台130は、上述する第1多目的台120と同様の構成であってもよい。
本実施形態では図6に示すとおり、図5Bに示す屈曲した状態である第1多目的台120を、第1姿勢(つまり台の状態)である第2多目的台130に対し、第2多目的台130の主面30の一部と第1多目的台120の主面30の一部とが対向する向きで設置することで多目的台ユニット500が構成される。このとき、第1多目的台120の露出する面と、第2多目的台130を露出する面とを連続させることで、第2多目的台130の露出する主面30を座部330とし、第1多目的台120の露出する主面30を背凭れ部340とした長椅子として使用することができる。第1多目的台120と、この上に設置された第2多目的台130とは、適宜の手段で連結される。
第2多目的台130の上に第1多目的台120を安定して設置させるという観点からは、第2多目的台130のフレーム311と、第1多目的台120のフレーム311とが同寸法の長方形状であることが好ましい。
上述する多目的台500は、緊急時等には、第1多目的台120と第2多目的台130との連結を解除し、それぞれを担架および/またはパーテンション等の第2姿勢に変更して使用することができる。第1多目的台120と第2多目的台130を第2姿勢とする手段は、上述する第一実施形態または第二実施形態が参照されるため、ここでは説明を割愛する。
第1多目的台120と第2多目的台130とから構成される本実施形態の多目的台ユニット500は、平常時はこれらを1つの背凭れ付きの長椅子として使用することができ、非常時にはそれぞれを第2姿勢に変更して使用することができる。つまり1つの長い椅子から、2つの担架、2つのパーテションまたは1つの担架と1つのパーテションとして使用することが可能である。かかる多目的ユニット500は、平常時には、実質的に長い椅子1台分の設置スペースを要し、緊急時には、担架やパーテンション2台として使用することができるため、限られた設置スペースを有効に利用することができる。
以上に本発明の第一実施形態から第三実施形態までを説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更することができる。たとえば、第二実施形態において示す多目的台110の主面30の代わりに、2枚の板状体が蝶番などで屈曲可能に連結された主面や、2枚の板状体の中間部が屈曲可能なシート部材で構成された主面などを用い、当該主面を屈曲可能にする態様を本発明は包含する。
上述する本発明は、下記の技術的思想を包含する。
(1)第1面および前記第1面の反対側面である第2面を有する主面と、前記主面に接続された4本以上の脚部と、を有し、
前記脚部は、
前記主面の前記第1面に対し少なくとも4本の脚部が法線方向に伸長することで前記主面を支持可能な第1姿勢と、
前記主面に対し前記少なくとも4本の脚部のいずれかまたは全てが、前記第1姿勢における脚部とは異なる方向に伸長する第2姿勢と、
に繰り返し変更可能であり、
前記第1姿勢と前記第2姿勢とで用途が異なることを特徴とする多目的台。
(2)前記第2姿勢において、
前記少なくとも4本の脚部が、前記主面に対し平行方向に伸長し、
前記主面の前記第2面を正面視した際、前記脚部の脚部下端部が前記主面の外縁の外側に位置するとともに、平行に隣り合う2本の脚部と、他の平行に隣り合う2本の脚部とが、180度反対方向に伸長する上記(1)に記載の多目的台。
(3)前記第2姿勢において、
少なくとも2本の脚部が前記主面に対し法線方向に伸長するとともに他の2本の脚部が前記主面に対し平行方向に伸長し、
前記主面の前記第1面を正面視した際、前記主面に対し平行方向に伸長する前記他の2本の脚部の脚部下端部が前記主面の外縁の内側に位置する上記(1)または(2)に記載の多目的台。
(4)前記主面は、当該主面の外縁を構成するフレームと、前記フレームの内側に張られた支持部材と、を備える上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の多目的台。
(5)前記フレームが長方形であり、
向かい合う短辺の一方側に前記脚部が2本接続されており、他方側に前記脚部が3本接続されている上記(4)に記載の多目的台。
(6)前記脚部の脚部上端部と、前記主面とを接続する接続部を有し、
前記接続部は、当該接続部を回動支点として前記脚部を回動させる回動機構と、前記脚部を所定の角度で固定する固定機構を有する上記(1)から(5)のいずれか一項に記載の多目的台。
(7)前記主面の外縁の一点から他点までを結んだ屈曲線において当該主面を所定の角度に折り畳み可能な折り畳み機構を備える上記(1)から(6)のいずれか一項に記載の多目的台。
(8)前記主面は、当該主面の外縁を構成する長方形のフレームと、前記フレームの内側に張られた支持部材と、を備え、
前記長方形のフレームの向かい合う短辺それぞれには、当該短辺の両端寄りに設けられた2本の脚部と、これらの中間部に設けられた少なくとも1本の脚部と、前記折り畳み機構をなすための屈曲部を有し、
前記支持部材は、少なくとも各短辺における前記屈曲部を結んでなる前記屈曲線において、前記屈曲部の屈曲に追従可能なシート部材から構成されている上記(7)に記載の多目的台。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の前記多目的台を少なくとも2台有し、
互いが繰り返し取り外し可能に連結されてなることを特徴とする多目的台ユニット。
(10)第1多目的台および第2多目的台からなる多目的台ユニットであって、
前記第1多目的台および前記第2多目的台は、いずれも主面の外縁を構成する長方形のフレームと、前記フレームの内側に張られた支持部材と、前記フレームの各短辺に設けられた脚部とを有し、
前記第1多目的台における前記フレームは、向い合う短辺それぞれに屈曲部を有し、
前記屈曲部を屈曲させることで当該主面の屈曲角度が90度以下となるよう折り畳まれた状態である前記第1多目的台を、前記第1姿勢である前記第2多目的台に対し、前記第2多目的台の前記主面の一部と前記第1多目的台の前記主面の一部とが対向する向きで設置し、
前記第2多目的台の露出する前記主面を座部とし、前記第1多目的台の露出する前記主面を背凭れ部とした長椅子として使用可能な上記(9)に記載の多目的台ユニット。
20・・・脚部
20a・・・第1脚部
20b・・・第2脚部
20c・・・第3脚部
20d・・・第4脚部
20e・・・第5脚部
20f・・・第6脚部
30・・・主面
301・・・第1面
302・・・第2面
311・・・フレーム
312・・・支持部材
320・・・板状体
330・・・座部
340・・・背凭れ部
40・・・接続部
410・・・ホルダー
412・・・凸部
413・・・本体
414・・・フレーム挿入孔
415・・・脚部挿入部
416・・・脚部挿入穴
420・・・篏合部
422・・・凹部
424・・・フレーム挿入孔
430・・・ばね
440・・・押さえリング
450・・・第1穴
460・・・第2穴
50・・・屈曲線
52・・・屈曲部
54・・・リング
56・・・脚部支持部
57・・・脚部挿入穴
100、105、110、140・・・多目的台
120・・・第1多目的台
130・・・第2多目的台
500・・・多目的台ユニット
θ・・・角度


Claims (10)

  1. 第1面および前記第1面の反対側面である第2面を有する主面と、前記主面に接続された4本以上の脚部と、を有し、
    前記脚部は、
    前記主面の前記第1面に対し少なくとも4本の脚部が法線方向に伸長することで前記主面を支持可能な第1姿勢と、
    前記主面に対し前記少なくとも4本の脚部のいずれかまたは全てが、前記第1姿勢における脚部とは異なる方向に伸長する第2姿勢と、
    に繰り返し変更可能であり、
    前記第1姿勢と前記第2姿勢とで用途が異なることを特徴とする多目的台。
  2. 前記第2姿勢において、
    前記少なくとも4本の脚部が、前記主面に対し平行方向に伸長し、
    前記主面の前記第2面を正面視した際、前記脚部の脚部下端部が前記主面の外縁の外側に位置するとともに、平行に隣り合う2本の脚部と、他の平行に隣り合う2本の脚部とが、180度反対方向に伸長する請求項1に記載の多目的台。
  3. 前記第2姿勢において、
    少なくとも2本の脚部が前記主面に対し法線方向に伸長するとともに他の2本の脚部が前記主面に対し平行方向に伸長し、
    前記主面の前記第1面を正面視した際、前記主面に対し平行方向に伸長する前記他の2本の脚部の脚部下端部が前記主面の外縁の内側に位置する請求項1または2に記載の多目的台。
  4. 前記主面は、当該主面の外縁を構成するフレームと、前記フレームの内側に張られた支持部材と、を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の多目的台。
  5. 前記フレームが長方形であり、
    向かい合う短辺の一方側に前記脚部が2本接続されており、他方側に前記脚部が3本接続されている請求項4に記載の多目的台。
  6. 前記脚部の脚部上端部と、前記主面とを接続する接続部を有し、
    前記接続部は、当該接続部を回動支点として前記脚部を回動させる回動機構と、前記脚部を所定の角度で固定する固定機構を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の多目的台。
  7. 前記主面の外縁の一点から他点までを結んだ屈曲線において当該主面を所定の角度に折り畳み可能な折り畳み機構を備える請求項1から6のいずれか一項に記載の多目的台。
  8. 前記主面は、当該主面の外縁を構成する長方形のフレームと、前記フレームの内側に張られた支持部材と、を備え、
    前記長方形のフレームの向かい合う短辺それぞれには、当該短辺の両端寄りに設けられた2本の脚部と、これらの中間部に設けられた少なくとも1本の脚部と、前記折り畳み機構をなすための屈曲部を有し、
    前記支持部材は、少なくとも各短辺における前記屈曲部を結んでなる前記屈曲線において、前記屈曲部の屈曲に追従可能なシート部材から構成されている請求項7に記載の多目的台。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の前記多目的台を少なくとも2台有し、
    互いが繰り返し取り外し可能に連結されてなることを特徴とする多目的台ユニット。
  10. 第1多目的台および第2多目的台からなる多目的台ユニットであって、
    前記第1多目的台および前記第2多目的台は、いずれも主面の外縁を構成する長方形のフレームと、前記フレームの内側に張られた支持部材と、前記フレームの各短辺に設けられた脚部とを有し、
    前記第1多目的台における前記フレームは、向い合う短辺それぞれに屈曲部を有し、
    前記屈曲部を屈曲させることで当該主面の屈曲角度が90度以下となるよう折り畳まれた状態である前記第1多目的台を、前記第1姿勢である前記第2多目的台に対し、前記第2多目的台の前記主面の一部と前記第1多目的台の前記主面の一部とが対向する向きで設置し、
    前記第2多目的台の露出する前記主面を座部とし、前記第1多目的台の露出する前記主面を背凭れ部とした長椅子として使用可能な請求項9に記載の多目的台ユニット。
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