JP2023045497A - 熱かしめ結合体 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023045497000001
【課題】一方向の熱かしめのみで結合部材をボス部の軸方向および径方向に拘束することができる熱かしめ結合体を提供する。
【解決手段】熱かしめ結合体は、本体部52および当該本体部52から突き出した樹脂製のボス部53を有する結合部材としてのコネクタ51と、ボス部53が挿通した通孔45を有する被結合部材としてのケース42と、を備える。ボス部53の先端には、通孔45よりも大きな外径をもつ熱変形部55が形成されている。通孔45のうち本体部52とは反対側にある縁部46には、周方向に離れた2箇所以上に凹部47が形成されている。熱変形部55の一部が凹部47に充填されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、熱かしめ結合体に関する。
結合部材と被結合部材との結合体として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1では、結合部材としての端子保持部を被結合部材としてのベース体の収容部に圧入することで、両者が結合されている。端子保持部の外周面には、収容部の内周面に接する複数の突起が形成されている。
特開2020-124021号公報
ところで発明者は、結合部材を熱かしめにより被結合部材に固定することを考えている。熱かしめは、結合部材に設けた樹脂製のボス部を被結合部材の通孔に挿入したあと、ボス部の先端部を加熱して径方向に拡大させることで、結合部材を被結合部材に結合する方法である。しかし熱かしめによると、ボス部の先端部の座面が被結合部材に対して滑って動くため、結合部材をボス部の径方向に拘束することができないという問題がある。対策として、例えば複数の方向から熱かしめを行う方法、または、従来文献1のように結合部材を被結合部材に圧入する方法が考えられるが、構造の複雑化および大型化を招く。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、一方向の熱かしめのみで結合部材をボス部の軸方向および径方向に拘束することができる熱かしめ結合体を提供することである。
本発明の熱かしめ結合体は、本体部(52)および当該本体部から突き出した樹脂製のボス部(53)を有する結合部材(51、61)と、ボス部が挿通した通孔(45)を有する被結合部材(42、67)と、を備える。ボス部の先端には、通孔よりも大きな外径をもつ熱変形部(55)が形成されている。通孔のうち本体部とは反対側にある縁部(46)には、周方向に離れた2箇所以上に凹部(47)が形成されている。熱変形部の一部が凹部に充填されている。
これにより、熱変形部が凹部とボス部の径方向に係合することで、熱変形部の座面が被結合部材に対して滑って動くことが抑制される。そのため、一方向の熱かしめのみで結合部材をボス部の軸方向および径方向に拘束することができる。
第1実施形態の駆動装置の縦断面図。 図1のコネクタおよびケースを矢印II向から見た図。 図2のIII部拡大図。 図3のIV-IV線断面図。 図3のV-V線断面図。 図4のボス部の熱かしめ前の状態を示す図。 第2実施形態の駆動装置の縦断面図。
以下、複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示すように駆動装置10は、モータ20と制御ユニット40とが一体に設けられた機電一体型である。制御ユニット40は、外部から入力される情報や制御ユニット40内部で検出したモータ電流等の情報に基づき、モータ20が所望のトルクを発生するように制御を行う。モータ20のトルクは、回転軸26の出力端から外部に出力される。
モータ20は、ステータ21、ロータ25、およびそれらを収容するハウジング31を備える。ステータ21は、ハウジング31に固定されたステータコア22と、ステータコア22に組み付けられた巻線組23とを有する。巻線組23は、図示しないリード線を介して制御ユニット40に接続されている。ロータ25は、リア軸受36およびフロント軸受35により支持されている回転軸26と、回転軸26に固定されたロータコア27とを有する。ロータ25は、ステータ21の内側に設けられており、ステータ21に対して相対回転可能である。回転軸26の一端には永久磁石37が設けられている。
ハウジング31は、筒状のモータケース32と、モータケース32の一端に設けられたフロントフレームエンド33と、モータケース32の他端に設けられたリアフレームエンド34とを有する。フロントフレームエンド33およびリアフレームエンド34は、図示しないボルトにより互いに締結されている。リアフレームエンド34は、制御ユニット40のヒートシンクとしても機能する。
以下、回転軸26の回転軸心Oに平行な方向のことをモータ軸方向と記載する。回転軸心Oに直交する方向のことをモータ径方向と記載する。回転軸心O周りの方向のことをモータ周方向と記載する。
制御ユニット40は、モータ20に対してモータ軸方向の一方に設けられており、基板41、ケース42、コネクタ51、端子57、およびカバー61を備える。基板41には各種電子部品が実装されている。図示は省略するが、上記の各種電子部品には、例えば、永久磁石37の磁気に基づき回転軸26の回転角を検出する回転角センサ、スイッチング動作してモータ20の通電状態を切り替えるモータ駆動素子、および、外部や回転角センサ等からの情報に基づき演算を行ってモータ駆動素子等に指令する制御回路等が含まれる。
ケース42は、リアフレームエンド34に固定された固定部43と、固定部43からモータ径方向へ突き出すように設けられたコネクタ保持部44とを有する。固定部43は、環状に形成され、スクリュー62により基板41と共にリアフレームエンド34に固定されている。コネクタ51は、固定部43に対してモータ径方向の外側に配置されている。コネクタ保持部44は、コネクタ51のモータ軸方向の他方側でコネクタ51に被さるように設けられている。
コネクタ51は、複数の端子57を保持している。複数の端子57は、基板41の信号線に接続された信号端子と、基板41の電源線に接続された電源端子とを含む。端子57は、コネクタ51から基板41まで延びており、はんだ63により基板41に電気的に接続されている。カバー61は、ケース42およびコネクタ51に対してモータ軸方向の一方側で基板41を覆うように設けられ、ケース42に例えば接着等により固定されている。
図1および図2に示すように、コネクタ51およびケース42は、熱かしめにより結合されており、熱かしめ結合体65を構成する。コネクタ51は、端子57を保持する本体部52と、本体部52から突き出したボス部53とを有する。第1実施形態では、コネクタ51の全体が樹脂製である。コネクタ51には3つのボス部53が設けられている。ボス部53はモータ軸方向へ突き出している。
以下、ボス部53の軸心に平行な方向のことをボス軸方向と記載する。ボス軸方向はモータ軸方向と平行である。ボス部53の軸心に直交する方向のことをボス径方向と記載する。ボス部53の軸心周りの方向のことをボス周方向と記載する。
図1~図4に示すように、コネクタ保持部44は、ボス部53が挿通した通孔45を有する。通孔45はボス軸方向へ貫通している円形の穴である。ボス部53は、通孔45内に位置する円柱状の基端部54と、通孔45よりも大きな外径をもつ熱変形部55とを有する。熱変形部55は、ボス部53の先端に形成されている。本体部52はボス軸方向の一方側からコネクタ保持部44に当接している。また、熱変形部55の座面56はボス軸方向の他方側からコネクタ保持部44に当接している。これにより、コネクタ51がケース42に対してボス軸方向に拘束されている。
ここで、従来の熱かしめによる固定方法の問題を説明する。従来の熱かしめによると、ボス部の先端部の座面が被結合部材に対して滑って動くため、結合部材をボス部の径方向に拘束することができないという問題がある。つまり第1実施形態の場合、熱変形部55の座面56がコネクタ保持部44に対して滑って動くと、コネクタ51をケース42に対してボス径方向に拘束できないことになる。その結果、はんだ63に負荷がかかり、断線が起こるおそれがある。対策として、例えば複数の方向から熱かしめを行う方法、または、結合部材の被結合部材への圧入を追加する方法が考えられるが、構造の複雑化および大型化を招く。
第1実施形態では、上記問題を次のように解決している。通孔45のうち本体部52とは反対側にある縁部46には、4つの凹部47が周方向に等間隔に形成されている。凹部47は、ボス径方向へ延びるようにスリット状に形成されている。図5に示すように、凹部47のボス周方向の断面形状は矩形である。凹部47は、ボス部53の挿通方向(すなわちボス軸方向)に平行な面48を有する。図4および図5に示すように凹部47には、熱変形部55の一部が充填されている。上記充填とは、必ずしも凹部47の全部が埋まっている必要はなく、熱変形部55と凹部47とが周方向の両側に係合していればよい。これにより、コネクタ51がケース42に対してボス径方向に拘束される。
熱かしめは、図6に示すようにボス部53を通孔45に挿入したあと、ボス部53の先端部58を加熱して径方向に拡大させることで行われる。このとき溶融した先端部58の一部が凹部47に流れ込んで固化し、凹部47内が熱変形部55で埋まることでボス径方向の拘束が完成する。ボス部53を通孔45に挿入した状態で、縁部46周囲の空間よりも、ボス部53のうちケース42から突出した部分の体積が大きくなっている。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、通孔45のうち本体部52とは反対側にある縁部46には、周方向に離れた2箇所以上に凹部47が形成されている。熱変形部55の一部が凹部47に充填されている。これにより、熱変形部55が凹部47とボス径方向に係合することで、熱変形部55の座面56がケース42に対して滑って動くことが抑制される。そのため、一方向(すなわちボス軸方向)の熱かしめのみでコネクタ51をボス軸方向およびボス径方向に拘束することができる。
また第1実施形態では、4つの凹部47が周方向に等間隔に形成されている。これにより、コネクタ51のボス径方向の拘束力を高めることができる。
また第1実施形態では、凹部47は、ボス部53の挿通方向に平行な面48を有する。熱変形部55は面48と係合している。これにより、コネクタ51のボス径方向の拘束力を高めることができる。
また第1実施形態では、被結合部材としてのケース42は、リアフレームエンド34に固定された固定部43と、固定部43からモータ径方向へ突き出すように設けられ、通孔45が設けられたコネクタ保持部44とを有する。オーバーハングしたコネクタをケースと一体に構成する場合、樹脂成型時の後の収縮の反りなどによる変形が大きくなり、寸法精度が低くなる。しかし熱変形部55の一部を凹部47に充填する構成を採用すれば、ケース42とコネクタ51とを別体化することで、ケース42を成型後の変形が生じにくい金属部材等に変更可能となる。またケース42とコネクタ51とを別体化しても最小限のサイズアップで両者を結合することができる。
[第2実施形態]
図7に示すように、第2実施形態では、カバー61の内側にノイズ遮断板67設けられている。カバー61およびノイズ遮断板67は、熱かしめにより結合されており、熱かしめ結合体68を構成する。カバー61にはボス部53が設けられており、コネクタ51のボス部53と同様に構成されている。これにより一方向の熱かしめのみでノイズ遮断板67をボス軸方向およびボス径方向に拘束することができる。
また、ノイズ遮断板67のカバー61への固定をインサート成型により行う場合だと両者の線膨張差でカバー61が割れるおそれがある。また従来の熱かしめだとボス部の先端部の座面が滑って音が発生するおそれがある。これらの問題を第2実施形態では解消できる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、コネクタの一部が樹脂製であってもよい。少なくともボス部が樹脂製であればよい。コネクタは2つ以下または4つ以上のボス部を有していてもよい。
他の実施形態では、通孔の縁部の凹部は、周方向に離れた2箇所以上に形成されていればよい。凹部は、ボス軸方向に貫通していてもよい。凹部のボス周方向の断面形状は、矩形に限らず、例えば三角形または半球形などの他の形状であってもよい。熱変形部と係合する凹部の面は、平面に限らず、曲面であってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
42 ケース(被結合部材)、45 通孔、46 縁部、47 凹部、
51 コネクタ(結合部材)、52 本体部、53 ボス部、55 熱変形部、
61 カバー(結合部材)、65,68 熱かしめ結合体、
67 ノイズ遮断板(被結合部材)。

Claims (5)

  1. 本体部(52)および当該本体部から突き出した樹脂製のボス部(53)を有する結合部材(51、61)と、前記ボス部が挿通した通孔(45)を有する被結合部材(42、67)と、を備える熱かしめ結合体であって、
    前記ボス部の先端には、前記通孔よりも大きな外径をもつ熱変形部(55)が形成され、
    前記通孔のうち前記本体部とは反対側にある縁部(46)には、周方向に離れた2箇所以上に凹部(47)が形成され、
    前記熱変形部の一部が前記凹部に充填されている、熱かしめ結合体。
  2. 4つの前記凹部が周方向に等間隔に形成されている、請求項1に記載の熱かしめ結合体。
  3. 前記凹部は、前記ボス部の挿通方向に平行な面(48)を有し、
    前記熱変形部は、前記面と係合している、請求項1または2に記載の熱かしめ結合体。
  4. 前記結合部材(51)はコネクタであり、
    前記被結合部材(42)は、他の部材に固定された固定部(43)と、前記固定部から突き出すように設けられ、前記通孔が設けられたコネクタ保持部(44)とを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の熱かしめ結合体。
  5. 前記結合部材(61)はカバーであり、
    前記被結合部材(67)はノイズ遮断板である、請求項1~3のいずれか一項に記載の熱かしめ結合体。
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