JP2023044438A - 暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱部に均等に空気を当てることできる暖房装置を提供する。【解決手段】暖房装置Xは、吸気口と排気口とを有し且つ吸気口から排気口に空気を送風する送風部2と、送風部2の下流に配され且つ送風された空気を加熱する加熱部35と、送風部2の排気口に接続され且つ加熱部35を収容するダクト部3とを備え、送風部2は、駆動軸21が第1方向に延伸する駆動モータ20と、駆動軸21に接続される一対のシロッコファン22と、シロッコファン22を収容し且つ排気口を有するケーシング23とを備え、ダクト部3は、一対のケーシング23の排気口と接続する一対の接続口30cを第1方向に沿って有し、加熱部35は第1方向に長い。【選択図】図3

Description

本発明は、吸込口から吸い込んだ空気を温めて吹出口から吹き出す暖房装置に関する。
暖房装置として、筐体の外部から空気を吸い込んで温風を形成し、温風を特定方向に吹き出す電気暖房機があった。吸込口から筐体内に空気を吸い込んで吹出口に向かって送風する送風部と、吹出口に向かって送風される空気を加温する加温部とを備える。
特開2010-203760号公報
上記従来の電気暖房機は、送風部が前後方向に回転軸を有するシロッコファンで送風を行う構造であるため、ダクト内の左右位置で送風の偏りが生じ、加温部(PTCヒータ)に均一に空気が当たらないという課題があった。
本発明は、加熱部に均等に空気を当てることできる暖房装置を提供することを目的とする。
本発明に係る暖房装置は、吸気口と排気口とを有し且つ前記吸気口から前記排気口に空気を送風する送風部と、前記送風部の下流に配され且つ送風された空気を加熱する加熱部と、前記送風部の前記排気口に接続され且つ前記加熱部を収容するダクト部とを備え、前記送風部は、駆動軸が第1方向に延伸する駆動モータと、前記駆動軸に接続される一対のシロッコファンと、前記シロッコファンを収容し且つ前記排気口を有するケーシングとを備え、前記ダクト部は、一対の前記ケーシングの前記排気口と接続する一対の接続口を前記第1方向に沿って有し、前記加熱部は前記第1方向に長い。
上記構成によれば、加熱部に空気を均等に当てることができる。
実施形態に係る暖房装置の斜視図であり、(a)は後側下方から見た図であり、(b)は前側上方から見た図である。 筐体から加湿ユニットを取り外した状態を後側上方から見た斜視図である。 暖房装置の断面図であり、(a)はシロッコファンがある位置での左右方向と直交する断面であり、(b)は(a)で示す変則断面を矢印側から見た図である。 筐体と加湿ユニットとを取り外した状態の斜視図であり、前側上方から見た図である。 筐体と加湿ユニットとを取り外した状態の斜視図であり、後側下方から見た図である。 (a)はフレームを後側上方から見た斜視図であり、(b)はフレームから送風ユニット、ダクトユニット、制御ユニット、加湿ユニットを取り外した状態を前側上方から見た斜視図である。 筐体から取り外した、送風ユニット、分解状態のダクトユニット、制御ユニットを見た図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は前側下方から見た図である。 筐体から取り外した、送風ユニット、分解状態のダクトユニット、制御ユニットを見た図であり、(a)は後側上方から見た図であり、(b)は後側下方から見た図である。 1組のシロッコファンとケーシングを取り外した送風ユニットを前側下方から見ると共に、ダクトユニットを前側上方から見た図である。 給紙タンクと加湿ユニット本体との接続部分の断面拡大図である。 分解状態の加湿ユニット本体の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は前側下方から見た図である。 (a)は加湿ユニット本体を上方から見た図であり、(b)は外トレーを上方から見た図である。 使用状態を説明するための断面図であり、(a)は暖房機能のみを使用している場合であり、(b)は暖房機能と加湿機能を使用している場合である。
<概要>
実施形態の一態様に係る第1の送風装置は、吸気口と排気口とを有し且つ前記吸気口から前記排気口に空気を送風する送風部と、前記送風部の下流に配され且つ送風された空気を加熱する加熱部と、前記送風部の前記排気口に接続され且つ前記加熱部を収容するダクト部とを備え、前記送風部は、駆動軸が第1方向に延伸する駆動モータと、前記駆動軸に接続される一対のシロッコファンと、前記シロッコファンを収容し且つ前記排気口を有するケーシングとを備え、前記ダクト部は、一対の前記ケーシングの前記排気口と接続する一対の接続口を前記第1方向に沿って有し、前記加熱部は前記第1方向に長い。これにより、一対のシロッコファンからダクト部における第1方向の両側から空気が供給され、第1方向に長い加熱部に広い範囲で空気を均等に当てることができる。また、これにより、加熱部で発生する熱量を効率よく利用して、温風を発生させることができる。
ダクト部は、第2の送風装置の上流側風路と下流側風路の少なくとも1つの風路を有してもよいし、両風路を有しなくてもよい。両風路を有する場合、加熱部は、上流側風路に配されてもよいし、下流側風路に配されてもよいし、上流側風路と下流側風路とに跨るように配されてもよい。一対の接続口の合計の面積は、加熱部が配される部分の面積と同じであってもよいし、大きくてもよいし、小さくてもよい。ダクト部は、第4の送風装置の傾斜面となった接続壁を有してもよいし、有しなくてもよい。ダクト部は、第5の送風装置のガイド板部を有してもよいし、有しなくてもよい。傾斜面を有する接続壁とガイド板部とを有する場合は、ガイド板部の傾斜角度は、接続壁の傾斜面の傾斜角度と同じでもよいし、大きくてもよいし、小さくてもよい。送風部と加熱部を制御する制御部を備える場合は、制御部は、シロッコファンの回転軸を挟んで、排気口と反対側に配されてもよいし、同じ側に配されてもよいし、両側に跨るように配されてもよい。加湿部を備えてもよいし、備えなくてもよい。
実施形態の別態様に係る第2の送風装置は、第1の送風装置において、前記ダクト部は、前記排気口から送風される空気を前記第1方向と直交する第2方向に案内する上流側風路と、前記上流側風路を通過した空気を方向変換して前記第1方向と前記第2方向と直交する方向に沿う第3方向に案内する下流側風路とを有し、前記加熱部は、前記上流側風路内に配されている。これにより、ダクト部内での空気の流れを方向変換することとなり、装置をコンパクトにできる。また、加熱部を通過することによる圧力損失を抑え、風量を確保できる。
実施形態の別態様に係る第3の送風装置は、第1又は第2の送風装置において、前記ダクト部は、前記一対の接続口の合計の面積よりも、前記加熱部が配される部分の面積が大きくなるように、構成されている。これにより、接続口から送られてくる気流の速度を低下させ、加熱部に空気が接触する前に空気の流れる範囲を広げることができる。このため、加熱部の広い範囲に空気を当てることができ、加熱部で発生する熱量を効率よく利用できる。
実施形態の別態様に係る第4の送風装置は、第1~第3の送風装置において、前記ダクト部は、前記第1方向に隣接する前記一対の接続口における前記第1方向の外方側の両端から前記第2方向に延伸する一対の端壁と、前記第1方向に隣接する前記一対の接続口における前記第1方向の内方側の両端からダクト内に張り出し且つ前記内方側の両端を接続する接続壁とを有し、前記接続壁の前記ダクト内の面が、前記内方側の両端から前記第2方向の下流側に移るにしたがって前記隣接する他の接続口に近づく傾斜面となっている。これにより、ダクト部の第1方向の両端部側から内部側へ空気の流れを拡げることができ、加熱部の第1方向の中間位置を含む広範囲に空気が当たることとなり、加熱部で発生する熱量を効率よく利用できる。
実施形態の別態様に係る第5の送風装置は、第4の送風装置において、前記ダクト部は、前記接続口の下流側に、前記第2方向を下流側に移るにしたがって前記隣接する他の接続口に近づくガイド板部を有する。これにより、ダクトの第1方向の両側に接続されたケーシングから吹き出される空気を内側へ案内して、加熱部の第1方向の中間位置を含む広範囲に空気を当てることができ、加熱部で発生する熱量を効率よく利用できる。
実施形態の別態様に係る第6の送風装置は、第5の送風装置において、前記ガイド板部における前記第2方向に対する傾斜角度は、前記ガイド板部の上流側の前記接続口に接続する前記傾斜面における前記第2方向に対する傾斜角度より小さい。これにより、ダクト部内の空気の流れを第1方向の中央側へスムーズに案内でき、気流の圧力損失を低減できる。
実施形態の別態様に係る第7の送風装置は、第1~第6の送風装置において、前記送風部と前記加熱部を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、前記シロッコファンの回転軸を挟んで、前記排気口と反対側に配されている。これにより、制御部(電気基板)が加熱部の熱の影響を受け難くなり、故障を防止できる。
実施形態の別態様に係る第8の送風装置は、第1~第7の送風装置において、前記加熱部の下流側に配され且つ前記加熱部で加熱された空気を加湿する加湿部をさらに備え、前記加湿部は、前記加熱された空気を加湿する加湿フィルタと、前記加湿フィルタに給水するための加湿トレーと、前記加湿トレーに給水するための水を貯留する給水タンクと、前記加湿トレーに載置され且つ前記加湿フィルタを収容するフィルタケースとを備え、前記フィルタケースの上壁は閉塞されている。これにより、加湿フィルタを通過する空気が、加湿フィルタの脇の空間に逃げてしまうことを防止でき、加湿の効率を向上できる。
<実施形態>
1.全体構成
実施形態の一例である暖房装置について説明する。
暖房装置Xは、図1~図3に示すように、送風ユニット2と、加熱手段35を収容するダクトユニット3とを筐体1に備える。送風ユニット2は送風部の一例に相当し、加熱手段は加熱部に一例に相当し、ダクトユニットはダクト部の一例に相当する。
暖房装置Xは、主に、筐体1の吸込口12a(図では、フィルタ19に覆われている)から吸い込んだ空気を筐体1の吹出口11aから吹き出す。加熱手段35は、送風ユニット2によりダクトユニット3内に送り出される空気を、ダクトユニット3から吹き出される前に加熱する。
暖房装置Xは、操作手段41と表示手段43とを備える操作表示ユニット4と、操作手段41の操作内容に従って送風ユニット2、加熱手段35及び表示手段43等を制御する制御ユニット5(図3の(a)参照)とを有する。なお、制御ユニット5には、送風ユニット2や加熱手段35や制御ユニット5に供給する電力を生成する電源手段が設けられている。なお、制御ユニットは制御部の一例に相当する。
暖房装置Xは、さらに、送風ユニット2により送り出される空気を加湿する加湿ユニット6を備える。なお、加湿ユニットは加湿部の一例に相当する。加湿ユニット6は、図2に示すように、加湿ユニット本体60と給水タンク61とから構成され、加湿ユニット本体60は筐体1における吹出口11aと反対側に挿抜可能に設置され、給水タンク61は、筐体1に対して取り外し可能に構成されている。
なお、筐体1の吹出口11aがある側を前側とし、吹出口11aを真正面に見たときに、左右方向において右側に位置する側を、便宜上、右側とする。
以下、各部について説明する。
2.筐体
筐体1は、図1及び図2に示すように、箱状(直方体状)をしている。ここでは、例えば、前後方向に薄く、正面視略方形状をしている。筐体1は前壁11に吹出口11aを有している。吹出口11aには、吹き出す空気の向きを変更するルーバ59が1枚又は複数枚設けられている。前壁11の上部であって左右の中央部には人感センサ53が設けられ、図1では、人感センサ53を保護するカバー57が現れている。
筐体1は後壁12に吸込口12aを有している。後壁12には吸込口12aに対応してフィルタ19が着脱可能に取り付けられている。後壁12の吸込口12aの下側には、加湿ユニット本体60用の開口部12bが設けられている。なお、開口部12bは左右方向の略全長に設けられている。これにより、加湿能力を高めることができる。
筐体1の上壁13には操作表示ユニット4が設けられている。操作表示ユニット4は、左右方向の中央部に設けられ、その左右方向の一方側(右側)には、給水タンク61用の開口部13aと、開口部13aを開閉可能とする蓋体17bとが設けられている。
筐体1の内部には、送風ユニット2、ダクトユニット3、制御ユニット5が収容され支持されている。ここでは、図3に示すように、吹出口11aは下部側に、吸込口12aは上部側に設けられ、送風ユニット2が上部側であって左寄りに配され、ダクトユニット3が上下方向の中間であって左寄りに配され、加湿ユニット本体60が下部側であって左寄りに配され、右側の上下に給水タンク61が配され、制御ユニット5が送風ユニット2の前側上方に配されている。これにより、暖房装置Xを小型化できる。
制御ユニット5と操作表示ユニット4とが上部側に配され、下部側に加湿ユニット本体60が配されているため、電気系部品が水に濡れ難い構成とされている。制御ユニット5と操作表示ユニット4とがシロッコファン22の回転軸よりも上方に配され、シロッコファン22よりも下流側に加熱手段35が配されているため、加熱手段35により加熱された空気が電気系部品側に流れ難い構成とされている。
加熱手段35は上下方向の中央に配され、加湿ユニット本体60が下部側に配されているため、加熱手段35と加湿ユニット本体60とが近くに位置することとなり、加湿ユニット本体60を通過する空気の熱損失を小さくできる構成とされている。
筐体1は、図4及び図5に示すように、送風ユニット2、ダクトユニット3、制御ユニット5が取り付けられるフレーム14と、フレーム14の前側を覆う前カバー15と、フレームの右側と右側後側とを覆う右後カバー16と、フレーム14の上側を覆う上カバー17a及び蓋体17bとを備える。
フレーム14は、給水タンク61を収容する空間と、送風ユニット2、ダクトユニット3等を収容する空間とを区画する区画壁部141と、区画壁部141の前端から右側に延伸する前右壁部142と、区画壁部141の後端から左側に延伸する後左壁部143と、前右壁部142の右端から後側に延伸する右壁部144と、後左壁部143の左端から前側に延伸する左壁部145とを底壁部140から立設状態で一体で有する。これにより、フレーム14の後面側が給水タンク61を収容する空間となり、フレーム14の前面側が送風ユニット2等を収容する空間となり、簡単な構成で、水を貯蔵する給水タンク61と、送風ユニット2、加熱手段35、制御ユニット5及び操作表示ユニット4等の電気系部品とを配置上区画できる。
なお、送風ユニット2、ダクトユニット3、制御ユニット5及び操作表示ユニット4を収容するユニット収容部(収容空間)146は、フレーム14の区画壁部141、後左壁部143及び左壁部145、前カバー15、上カバー17aとで構成される。給水タンク61を収容する給水タンク収容部(収容空間)147は、フレーム14の区画壁部141、前右壁部142及び右壁部144、右後カバー16とで構成される。
フレーム14には、図6の(b)に示すように、送風ユニット2、ダクトユニット3、制御ユニット5を取り付けるための取付部148aや、各ユニット等を位置決めする位置決部148b等を有している。
図6の(a)に示すように、区画壁部141の下部側には欠け部141aが、後左壁部143の下部側には欠け部143aが、図5に示すように右後カバー16の後壁部163の下部側には欠け部163aがそれぞれ形成され、欠け部141a,143a,163a同士は連続している。これにより、図2に示すような、筐体1の下部側の後部が開放した空間が形成され、この空間が加湿ユニット本体60を収容する加湿ユニット収容部(収容空間)151となる。
図6の(b)に示すように、フレーム14は、前右壁部142と略面一状に左側に延伸する前左壁部152と、前左壁部152の左側端から後側に延伸して後左壁部143に接続する中左壁部153とを有している。加湿ユニット収容部151は、図4~図6に示すように、フレーム14の底壁部140、前左壁部152、前右壁部142の下部側、右壁部144の下部側及び中左壁部153、右後カバー16の右壁部161の下部側(図4等参照)で構成される。
フレーム14は、前左壁部152の上部側と中左壁部153の上部側とに跨る状態で水平方向であって加湿ユニット収容部151と反対側に張り出す延伸部154を有している。前左壁部152の上端部と中左壁部153の上端部は、ダクトユニット3の嵌合部30gと嵌合し、延伸部154は、図4に示すように、ダクトユニット3の嵌合部30gの延伸部30hに下方から当接しダクトユニット3を支持する。
フレーム14は、前カバー15を取り付けるための取付部155を前左壁部152に有する。
3.送風ユニット
送風ユニット2は、図9に示すように、吸気口23aから吸引した空気を排気口23bから排出する。送風ユニット2は、図7~図9に示すように、駆動軸21が左右方向(第1方向)に延伸する駆動モータ20と、駆動軸21に接続される一対のシロッコファン22と、シロッコファン22を収容するケーシング23とを備える。
ここでの送風ユニット2は、シロッコファン22を収容するケーシング23が、左右方向に駆動モータ20を挟んで設けられている。
各ケーシング23は、図9に示すように、左右方向の両端面に吸気口23aを有している。これにより、例えば左右方向に2つのシロッコファンを並べた場合の長さに相当する1台のシロッコファンであって1つのケーシングの両端面の吸気口から吸気するよりも、吸引力を高めることができる。
2個のケーシング23は、排気口23bを下方に向けて有している。なお、2つの排気口23bは、左右方向に間隔を置いて設けられている。排気口23bを構成する開口側端部の外周面には外側に張り出す鍔部23cを有している。2個のケーシング23は、駆動モータ20を挟んで結合するための結合部24を有している。
4.ダクトユニット
(1)風路
ダクトユニット3は、図9に示すように、一対のケーシング23の排気口23bと接続する2つの接続口30cを左右方向に沿って有している。なお、ダクトユニット3内の風路に加熱部であるヒータ35が収容されている。
ダクトユニット3は、左右方向から見ると、前側に延伸する「L」字状をしている。つまり、接続口30cから入った空気は、図3の(a)の矢印のように、下方向に向かった後に前方向に向かう「L」字状の風路30を内部に有している。換言すると、ダクトユニット3は、送風ユニット2の排気口23bから送出される空気を左右方向と直交する下方向に案内する上流側風路30aと、上流側風路30aを通過した空気を方向変換して左右方向と下方向とに直交する前方向に案内する下流側風路30bとを有している。なお、ヒータ35は上流側風路30aに配されている。なお、下方向は第2方向の一例であり前方向は第3方向の一例である。
ヒータ35は、例えば、PTCヒータを利用している。なお、ヒータ35は、上下方向の貫通孔を多数有しているが、図では、便宜上、板状で示している。ヒータ35は、板状をし、その主面が上下方向と直交する状態で支持されている。
ダクトユニット3は、図9に示すように、2つの接続口30cと、1つの送出口30dとを有する。2つの接続口30cは、左右方向に離間して設けられ、上流側風路30a内で合流し、下流側風路30bの1つの送出口30dから送出される。なお、送出された空気はルーバ59を通って吹出口11aから吹き出される(図1の(b)参照)。
2つの接続口30cの合計の面積は、ヒータ35が配される部分の面積よりも小さい。
ダクトユニット3は、図3の(b)や図9に示すように、2つの接続口30cから入った空気がヒータ35の上流側で合流するように、2つの接続口30cの間に下流側に張り出し且つ一対の接続口30cの左右方向の内方端同士を接続するV字状部30eと、接続口30cの下流側に左右方向の中央側に空気をガイドするガイド板部30fとを有している。
V字状部30eにおけるダクトユニット3の内部に接する面が、下方に移るにしたがって左右方向の中央(一対の接続口30cの中央を通り且つ上下方向に延伸する仮想線)に近づく傾斜面となっている。換言すると、V字状部30eの内面は、接続口30cの左右方向の内方側の両端から下方に移るにしたがって隣接する他の接続口30cに近づく傾斜面となっている。なお、V字状部30eは接続壁の一例に相当する。
ガイド板部30fは、下方に移るにしたがって左右方向の中央(一対の接続口30cの中央を通り且つ上下方向に延伸する仮想線)に近づくように傾斜している。換言すると、ガイド板部30fは、下方に移るにしたがって隣接する他の接続口30cに近づくように傾斜している。
風路30、V字状部30e及びガイド板部30fは、一対の接続口30cの並ぶ方向(左右方向)の中央、つまり、一対の接続口30cの間の中央を通り、左右方向と直交する仮想面に対して、面対称に構成されている。これにより、左右方向において、風路30内の空気の流動性(風量)のバラつきを小さくできる。なお、流動性のバラつきを小さくすることで、左右方向に長いヒータ35により均等に空気が加熱される。
ダクトユニット3は、図7及び図8に示すように、複数のダクト部材により構成される。ここでは、前後に別れ、前ダクト体31と後ダクト体33とを備える。
(2)前ダクト体
前ダクト体31は、上流側風路30aの前壁を構成する前壁部311と、下流側風路30bの上壁を構成する上壁部312と、前壁部311と上壁部312の左右両端から後方及び下方に延伸して風路30の側壁の前側部分を構成する前側壁部313と、上壁部312の下方で前後方向に延伸しかつ下流側風路30bの下壁の後端部を除いて下壁を構成する前下壁部314とを有する。なお、送出口30dは、上壁部312と前側壁部313と前下壁部314との前端縁で構成される。
前ダクト体31は、一対の接続口30cの間に位置する天壁部315を有する。つまり、前ダクト体31は、前壁部311の上端であって左右方向の中間部から後方に延伸する天壁部315を有している。接続口30cの前側部分は、前壁部311の上端と、前側壁部313の上端と、天壁部315の左右端とで構成される。前ダクト体31は、前壁部311の上端と、前側壁部313の上端と、天壁部315の左右端とから上方であって前側又は左右側に広がる段差状の前嵌合部316を有する。
前ダクト体31は、図8に示すように、天壁部315の左右方向の端縁から下方に移るにしたがって互いに近づく傾斜面を有する前V字状部317と、前壁部311における接続口30cの前側部分の下方から後方に延伸し且つ下方に移るにしたがって左右方向の中央に近づく前ガイド板部318とを有する。
前ダクト体31は、ヒータ35の上下端を支持する前支持部319を前壁部311に複数有している。
前下壁部314は、図8の(b)に示すように、送風ユニット2から送出された空気を加湿ユニット6に流入させるための流入口314aを後部側に、加湿ユニット6を通過した空気を下流側風路30bに流出させるための流出口314bを前部側にそれぞれ有する。なお、流入口314aは、複数個の小さな開口により構成されている。流出口314bは、流入口314aよりも大きな複数個(ここでは4個)の開口により構成され、開口の間の連結部分314cより前下壁部314が補強される。
前ダクト体31は、前下壁部314の左端及び前端から下方に延伸する前嵌合部321と、前嵌合部321から外側に水平に延伸する前延伸部323とを有する。
(3)後ダクト体
後ダクト体33は、図7及び図8に示すように、上流側風路30aの後壁を構成する後壁部331と、後壁部331の左右両端から前方に延伸して風路30の側壁の後側部分を構成する後側壁部333と、下流側風路30bの下壁の後部を構成する後下壁部334とを有する。後側壁部333と前側壁部313は、図9に示すダクトユニット3の側壁30jを構成し、下方向(第2方向)に延伸する端壁の一例に相当する。
後ダクト体33は、一対の接続口30cの間に位置する天壁部335を有する。つまり、後ダクト体33は、後壁部331の上端であって左右方向の中間部から前方に延伸する天壁部335を有している。接続口30cの後側部分は、後壁部331の上端と、後側壁部333の上端と、天壁部335の左右端とで構成される。そして、接続口30cは、前ダクト体31の前壁部311の上端と、前側壁部313の上端と、天壁部315の左右端と、後ダクト体33の後壁部331の上端と、後側壁部333の上端と、天壁部335の左右端とで構成される。
後ダクト体33は、図7に示すように、後壁部331の上端と、後側壁部333の上端と、天壁部335の左右端とから上方であって後側又は左右側に広がる段差状の後嵌合部336を有する。そして、前嵌合部316と後嵌合部336とで嵌合部326(図9参照)が構成され、当該嵌合部326に送風ユニット2のケーシング23の排気口23bを構成する開口側端部の鍔部23cが嵌合する。これにより、密閉性を高めた状態で送風ユニット2が接続される。
後ダクト体33は、図7に示すように、天壁部335の左右方向の端縁から下方に移るにしたがって互いに近づく傾斜面を有する後V字状部337と、後壁部331における接続口30cの後側部分の下方から前方に延伸し且つ下方に移るにしたがって左右方向の中央に近づく後ガイド板部338とを有する。
前V字状部317と後V字状部337とで、図9に示すV字状部30eが構成され、前ガイド板部318と後ガイド板部338とで図9に示すガイド板部30fが構成される。また、ガイド板部30fの上下方向に対する傾斜角度は、当該ガイド板部30fの上方に位置する接続口30cに接続するV字状部30eの傾斜面における上下方向に対する傾斜角度より小さい。これにより、接続口30cから入った空気を左右方向の内側にスムーズに案内でき、圧力損失を低減できる。
後ダクト体33は、ヒータ35の上下端を支持する後支持部339を後壁部331に複数有している。
後下壁部334は、図7に示すように、前下壁部314の後方に張り出す部分と嵌合するように欠け部334aを有している。後下壁部334は、欠け部334aに面して、前下壁部314の張り出し部分が挿入する溝部分334bを有している。これにより、前下壁部314と後下壁部334とを確実に接続できる。
後ダクト体33は、後下壁部334の左端から下方に延伸する後嵌合部341と、後嵌合部341から左右方向の外側に水平に延伸する後延伸部343とを有する。後嵌合部341と前嵌合部321とで、図9に示す嵌合部30gが構成され、後延伸部343と前延伸部323とで、図9に示す延伸部30hが構成される。
(4)切り替え手段
ダクトユニット3は、前下壁部314の後部側の流入口314aと前部側の流出口314bを有し、加湿ユニット6側に空気を送る構成を有している。つまり、ダクトユニット3は、送風ユニット2から入った空気を下流側風路30bの下流端の送出口30dから送出する第1状態と、加湿ユニット6を経由して送出口30dから送出する第2状態とを切り替える切替手段36を内部に備える。
切替手段36は、回動可能に支持された切り替え板361と、切り替え板361を第1状態と第2状態になるように回動させる駆動モータ363とを有し、操作手段41の操作により制御ユニット5が駆動モータ363を駆動させる。なお、切り替え板361は、1枚であるが、図7及び図8では、切り替え板361が第1状態と第2状態の両方を示している。切り替え板361は、左右方向に長い矩形状し、一方の長辺が回動軸となり、左右方向の両端から左右方向の外方へ回動軸部365が延出し、前ダクト体31の前側壁部313に支持されている。なお、一方の回動軸部365は、前側壁部313の貫通孔313aを挿通して駆動モータ363に接続される。
(5)センサ
ダクトユニット3は、図9に示すように、ヒータ35の温度又は温度に対応した温度を検知する温度センサを有している。ここでの温度センサは、前ダクト体31の前壁部311の外面であってヒータ35に対応した部位に設けられている。なお、温度センサは保護ケース37に収容された状態で設けられている。
5.操作表示ユニット
操作表示ユニット4は、操作手段41や表示手段43が1枚の基板45に実装されてなり、図5に示すように、当該基板45が上カバー17aの裏面に取り付けられている。操作表示ユニット4は、装置として左右方向の中間部分に配されている。
6.制御ユニット
制御ユニット5は、複数の電子部品とこれらを実装する基板とを備え、これらは、ケース51に収容された状態で、図6に示すように、フレーム14の後左壁部143の凹部149に取付部148を介して取り付けられる。なお、基板には、駆動電力生成用の複数の電子部品も実装されている。また、フレーム14の凹部149は、暖房装置Xを持ち運びする際に利用される。
制御ユニット5のケース51には、人感センサ53を備える固定板55が設けられている。これにより、人感センサ53と、制御ユニット5の基板との距離近くにできる。
7.加湿ユニット
加湿ユニット6は、図2に示すように加湿ユニット本体60と給水タンク61とを有している。
(1)給水タンク
給水タンク61は、図2に示すように、下部に下方に円筒状に突出する筒部612(図10参照)を有するタンク本体611と、タンク本体611の筒部612に着脱可能に装着されるキャップ613とを有する。筒部612の下端は開口しており、水の出し入れを可能としている。
タンク本体611は上下に長い形状をし、上部に取手部611aを有している。
キャップ613は、図10に示すように、有底円筒状のキャップ本体614の底部に、筒軸方向(上下方向)に延伸する円筒部615と、円筒部615に支持されたリング部616と、下端にフランジ部617aを有し且つリング部616を筒軸方向に挿通するロッド体617と、ロッド体617のフランジ部617aの上方の突条部617bとリング部616との間に配されたばね体618と、ロッド体617の上端に設けられた弁体619とを有する。
弁体619は、暖房装置Xから外された状態では、ロッド体617がばね体618により下方に付勢されるため、円筒部615の上端の開口を塞ぎ、暖房装置Xにセットされた状態では、ロッド体617が加湿ユニット本体60の凸部分661aにより上方に移動し、円筒部615の上端の開口を開放する。
(2)加湿ユニット本体
加湿ユニット本体60は、水分を含んだ加湿フィルタ63を空気が通過する、所謂、気化式である。加湿ユニット本体60は、図11に示すように、ヒータ35により加熱された空気が通過することで加湿する加湿フィルタ63と、加湿フィルタ63に給水するための加湿トレー64と、加湿トレー64に載置され且つ加湿フィルタ63を収容するフィルタケース65とを少なくとも備える。
ここでの加湿ユニット本体60は、給水タンク61から受けた水を貯留する外トレー66を有し、外トレー66内に配された加湿トレー64に水が供給される。加湿ユニット本体60は、外トレー66に貯留する水及び加湿トレー64に供給する水に対して、水に関する所定の処理を行うための処理部材や、外トレー66に貯留する水の水位を検知するためのフロート68を外トレー66内に備える。
(2-1)加湿フィルタ
加湿フィルタ63は、例えば、不織布を折り曲げて形成されるプリーツフィルタ等を利用できる。加湿フィルタ63は、矩形状の紙状をし、長手方向に所定間隔で前後に折り返されたジグザグ状をし、左右方向に沿って複数枚(例えば、2枚)配されている。
(2-2)加湿トレー
加湿トレー64は、図11に示すように、の上面が開放する箱状のトレー本体部641と、トレー本体部641の底部分に設けられた開口部643と、フィルタケース65を前後方向に位置規制するための複数の縦リブ部645を有している。
トレー本体部641は、上方から見ると左右方向に長い矩形状をしている。
開口部643は、複数個設けられ、フィルタケース65に下側であって左右方向の両側に合計2個、フィルタケース65の後側であって左右方向に間隔をおいて合計4個設けられている。これにより、加湿トレー64内に均等に水が貯留される。
縦リブ部645は、トレー本体部641の短辺側の端壁(左右端壁)であってフィルタケース65の前後に1本ずつ、合計で4本設けられている。なお、フィルタケース65は、前後一対の縦リブ部645に沿って加湿トレー64内に上方から差し込まれる。
(2-3)フィルタケース
フィルタケース65は、左右方向に長い箱状をし、前面と後面が略開放し、下面が前後方向の中央で左右方向に亘る開口部651を有している。開口部651は、加湿トレー64の開口部643と対向する。これにより、加湿トレー64内に水がスムーズに流入する。
フィルタケース65は、加湿フィルタ63を収容するために前後の2つの部材から構成されているが、左右の端壁と上壁は塞がれている。これにより、フィルタケース65の後側から流入した空気は、加湿フィルタ63を通過して前側から流出する。つまり、上壁及び左右端壁が塞がっているため、後部側から流入した空気のほとんどが加湿フィルタ63を通り、フィルタケース65の前部側から流出することとなり、加湿効率を高めることができる。
(2-4)外トレー
外トレー66は、図11の(a)及び図12に示すように、給水タンク61の下方に位置し且つ給水タンク61から水を受ける水受部661と、加湿トレー64が配されるトレー配置部662と、外トレー66を筐体1に対して挿抜する際の把持部663aを構成するための把持部構成部663とを有する。
水受部661は、トレー配置部662と仕切壁部664で仕切られ、仕切壁部664を含めて上面が開放する箱状をする。水受部661は、給水タンク61がセットされた際に弁体619を押し上げるための凸部分661aと、凸部分661aを囲繞し且つ給水タンク61のキャップ613の円筒部615の外側を当該円筒部615の下端よりも高い位置まで延伸する延伸部分661bと、フロート68を収容するフロート収容部分661cと、フロート68を上下動可能に支持するフロート支持部分661d(図11の(a)参照)と、処理部材の一例として抗菌作用を付与する銀含有部材(図示省略)を収容するケース67を収容するケース収容部分661eとを有する。
なお、仕切壁部664の下部側には、水受部661からトレー配置部662側に水を流すための貫通孔664aが設けられている。
トレー配置部662は、水受部661に対して左右方向に配されている。これにより、前後方向の寸法を小さくできる。なお、左右方向は、2つのシロッコファン22と駆動モータ20とが並ぶ方向であり、前後方向よりも長くなっている。なお、トレー配置部662は加湿トレー64がガタつくのを抑制するためのリブ662aを複数本有する。
把持部構成部663は水受部661とトレー配置部662に跨るように構成され、把持部663aは、外トレー66の後壁部66aの裏側の凹入部分により構成される。
(2-5)フロート
フロート68は、水受部661に貯留する水量により上下動する。ここでは、フロート68の左右方向に突出する一対の凸部681が、水受部661のフロート支持部分661dである凹部により可動可能に支持される。フロート68内にはマグネット(図示省略)が収容されており、図4に示すように、フレーム14に取り付けられた磁界センサ58に検知される。
8.使用
暖房装置Xは、暖めた空気を吹き出せる暖房機能と、暖めた空気を加湿して吹き出させる暖房加湿機能を有している。
以下、各機能の使用状態について説明する。
(1)暖房機能
図13を用いて説明する。
使用者が操作手段41を操作して、加湿機能をオフにしてスタートさせると、図13の(a)に示すように、切替手段36の切り替え板361が加湿ユニット6側への流入口314aを塞ぎ。これにより、図の矢印Aに示すように、送風ユニット2により送り出された空気が、上流側風路30aの通過中にヒータ35により加熱され、下流側風路30bを通り、筐体1の吹出口11aから外部に吹き出される。
(2)暖房加湿機能
使用者が操作手段41を操作して、加湿機能をオンにしてスタートさせると、図13の(b)に示すように、切替手段36の切り替え板361が、下流側風路30bの上流側を塞ぎ、加湿ユニット6側への流入口314aが開く。これにより、図の矢印Bに示すように、送風ユニット2により送り出された空気が、上流側風路30aの通過中にヒータ35により加熱され、加湿ユニット6側の流入口314aから、加湿フィルタ63を通った後、流出口314bから下流側風路30bに入る。下流側風路30bに入った加湿された空気は、ヒータ35により加熱され且つダクトユニット3の前ダクト体31の延伸部分311aと切り替え板361との間から下流側風路30bに入った空気(図の矢印Cである)と共に筐体1の吹出口11aから外部に吹き出される。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
<変形例>
1.暖房装置
暖房装置Xは、加湿ユニット6を備えていたが、備えていなくてもよい。また、加湿以外の機能を有するユニットを備えてもよい。加湿以外の機能としては、例えば、除湿機能、サーキュレーター機能、空気清浄機能等がある。これらの機能を単独で備えてもよいし、加湿ユニットと共に備えてもよい。
2.送風部
(1)位置
送風ユニット2は、筐体1の上部であって駆動軸21が左右方向に延伸するように配されているが、例えば、筐体1の下部であって駆動軸21が左右方向に延伸するように配されてもよいし、筐体の左右部であって駆動軸21が上下方向に延伸するように配されてもよい。
(2)シロッコファンの個数
送風ユニット2は、第1方向の一例である左右方向に、2個のシロッコファン22と駆動モータ20とを備えていたが、例えば、3個以上のシロッコファンを備えてもよい。
この場合1つの駆動モータで複数個のシロッコファンを回転させてもよいし、1つの駆動モータと2個のシロッコファンとを1組として、第1方向に複数組備えてもよい。
(3)駆動軸
駆動軸21が延伸する第1方向が、左右方向であったが、上下方向、前後方向、又はこれらと交差する方向であってもよい。実施形態では、駆動モータ20の駆動軸21が延伸して、当該延伸部分にシロッコファン22が取り付けられていたが、例えば、シロッコファンの回転軸に駆動モータ回転軸が連結してもよい。
(4)シロッコファンの位置
一対のシロッコファン22は、第1方向に配されていればよく、駆動モータ20を挟んで配されてもよいし、駆動モータ20の一方側で互いに隣接してもよい。
(5)吸気口及び排気口
ケーシング23は、第1方向と直交する2つの端壁に吸気口23aを有していたが、駆動モータ20と離れた側の端面にのみ吸気口23aを有してもよいし、駆動モータ20と近い端面にのみ吸気口23aを有してもよい。なお、両端面に吸気口23aを有する方が吸引力の面で好ましい。
排気口23bは、下方を向いていたが、ダクトユニット3との接続関係により他の方向を向いてもよい。
3.ダクトユニット
(1)風路30は、駆動モータ20の駆動軸21の延伸方向から見ると、「L」字状をしている。つまり、上流側風路30aと下流側風路30bとが略直交している。これにより、上流側風路30aから下流側風路30bに空気の進行方向を変換する構造を利用して、加湿ユニット6側に行く風路と、加湿ユニット6側に行かない風路とを容易に構成している。
しかしながら、加湿ユニット6を備えない場合は、駆動軸21の延伸方向から見たときに、「I」字状(一直線状)をしていてもよい。また、加湿ユニット6を備える場合でも、上流側風路30aと下流側風路30bとの間の角度は、90度でなくてもよく、75度から105度の範囲内にあればよい。
(2)接続壁
接続壁の一例であるV字状部30eは、下端で2つの傾斜面が接続していたが、下端は接続していなくてもよいし、空気の流れに影響を与えない範囲内で下端部が平坦状をしてもよい(この場合、下側の底の長さが短い台形状に似て形状となる)。
接続壁は、傾斜面が直線状のV字状でもよいし、傾斜面が湾曲するU字状でもよいし、半円状、反楕円状であってもよい。但し、空気の流動性を考慮すると、直線状のV字状が好ましい。また、空気の圧力損失を考慮すると、第2方向に対する傾斜面の角度は、40~80度が好ましい。
(3)ガイド板部
ガイド板部30fは、各接続口30cに1個設けられていたが、左右方向に複数個設けてもよいし、上下方向に複数個設けてもよい。
ガイド板部30fは、各接続口30cに1個設けられ、直線状をしていたが、例えば、湾曲状をしてもよいし、直線状をしてその傾斜角度が複数個あるような形状をしてもよいし、曲線状をしてその曲率半径が複数個あるような形状をしてもよいし、直線部分と曲線部分とを有するような形状をしてもよい。
また、空気の圧力損失を考慮すると、第2方向に対するガイド板部の角度は、10~40度が好ましい。
(4)天壁部
前ダクト体31は天壁部315を、後ダクト体33は天壁部335をそれぞれ有していたが、例えば、V字状部30eの外面によりダクトユニット3の外面を構成して、天壁部を有しない構成としてもよい。
4.加熱部
加熱部は、左右方向に長い1個のヒータ35により構成されていたが、長手方向に複数個のヒータ35により構成してもよい。但し、複数個用いた場合、隣接するヒータ間で温度ムラが生じ可能性があるため、1個のヒータが好ましいい。
5.加湿ユニット
加湿ユニット6は、所謂、気化式であったが、例えば、超音波式、加熱式、ハイブリッド式であってもよい。
加湿ユニット本体60(加湿フィルタ63)に供給される空気は、風路30から、加湿フィルタ63を通過して、風路30に戻るように構成されているが、加湿フィルタ63を通過した空気を風路30とは別の経路で吹き出させるようにしてもよい。なお、別経路の構造、空間、経路構成部品等を考慮すると、風路30を利用する方が好ましい。
6.操作表示ユニット及び制御ユニット
操作表示ユニット4は、上壁13に設けられていたが、他の部位に設けられてもよい。但し、ヒータ35の熱を考慮すると、シロッコファン22の回転軸に対してヒータ35と反対側領域に配されるのが好ましい。
制御ユニット5は、上壁13の裏側であって前壁11の裏側に位置する状態で、フレーム14に取り付けられているが、他の部材、他の場所に設けられてもよい。但し、ヒータ35の熱を考慮すると、シロッコファン22の回転軸に対してヒータ35と反対側領域に配されるのが好ましい。また、駆動モータ20の回転振動を考慮すると、送風ファン以外の部材、例えば、前壁や上壁に設けるのが好ましい。
1 筐体
2 送風ユニット(送風部)
3 ダクトユニット(ダクト部)
20 駆動モータ
21 駆動軸
22 シロッコファン
23 ケーシング
23a 吸気口
23b 排気口
30c 接続口
35 ヒータ(加熱部)
X 暖房装置

Claims (8)

  1. 吸気口と排気口とを有し且つ前記吸気口から前記排気口に空気を送風する送風部と、
    前記送風部の下流に配され且つ送風された空気を加熱する加熱部と、
    前記送風部の前記排気口に接続され且つ前記加熱部を収容するダクト部と
    を備え、
    前記送風部は、駆動軸が第1方向に延伸する駆動モータと、前記駆動軸に接続される一対のシロッコファンと、前記シロッコファンを収容し且つ前記排気口を有するケーシングとを備え、
    前記ダクト部は、一対の前記ケーシングの前記排気口と接続する一対の接続口を前記第1方向に沿って有し、
    前記加熱部は前記第1方向に長い、
    暖房装置。
  2. 前記ダクト部は、前記排気口から送風される空気を前記第1方向と直交する第2方向に案内する上流側風路と、前記上流側風路を通過した空気を方向変換して前記第1方向と前記第2方向と直交する方向に沿う第3方向に案内する下流側風路とを有し、
    前記加熱部は、前記上流側風路内に配されている、
    請求項1に記載の暖房装置。
  3. 前記ダクト部は、前記一対の接続口の合計の面積よりも、前記加熱部が配される部分の面積が大きくなるように、構成されている、
    請求項1又は2に記載の暖房装置。
  4. 前記ダクト部は、
    前記第1方向に隣接する前記一対の接続口における前記第1方向の外方側の両端から前記第2方向に延伸する一対の端壁と、
    前記第1方向に隣接する前記一対の接続口における前記第1方向の内方側の両端からダクト内に張り出し且つ前記内方側の両端を接続する接続壁とを有し、
    前記接続壁の前記ダクト内の面が、前記内方側の両端から前記第2方向の下流側に移るにしたがって前記隣接する他の接続口に近づく傾斜面となっている、
    請求項1~3の何れか1項に記載の暖房装置。
  5. 前記ダクト部は、前記接続口の下流側に、前記第2方向を下流側に移るにしたがって前記隣接する他の接続口に近づくガイド板部を有する、
    請求項4に記載の暖房装置。
  6. 前記ガイド板部における前記第2方向に対する傾斜角度は、前記ガイド板部の上流側の前記接続口に接続する前記傾斜面における前記第2方向に対する傾斜角度より小さい、
    請求項5に記載の暖房装置。
  7. 前記送風部と前記加熱部を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記シロッコファンの回転軸を挟んで、前記排気口と反対側に配されている、
    請求項1~6の何れか1項に記載の暖房装置。
  8. 前記加熱部の下流側に配され且つ前記加熱部で加熱された空気を加湿する加湿部をさらに備え、
    前記加湿部は、前記加熱された空気を加湿する加湿フィルタと、前記加湿フィルタに給水するための加湿トレーと、前記加湿トレーに給水するための水を貯留する給水タンクと、前記加湿トレーに載置され且つ前記加湿フィルタを収容するフィルタケースとを備え、
    前記フィルタケースの上壁は閉塞されている、
    請求項1~7の何れか1項に記載の暖房装置。
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