JP2023044338A - 通信装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 Multi-Link通信を行う際に、Beacon frameの送信間隔を取得する際の通信のオーバーヘッドを抑制すること。【解決手段】 通信装置は第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立している際に、前記第1のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔と前記第2のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔を同一の値に設定し、同一の値に設定されたBeaconフレームの送信間隔に基づいて、前記他の通信装置はBeaconフレームの受信期間を設定する。【選択図】 図11

Description

本発明は、無線通信を行う通信装置に関する。
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子技術者協会)が策定しているWLAN通信規格として、IEEE802.11シリーズが知られている。なお、WLANとはWireless Local Area Networkの略である。IEEE802.11シリーズ規格としては、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax規格などの規格がある。
特許文献1には、IEEE802.11ax規格ではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)による無線通信を実行することが開示されている。IEEE802.11ax規格では、OFDMAによる無線通信を実行することで、高いピークスループットを実現している。
IEEEでは、さらなるスループットの向上や周波数利用効率の改善のため、IEEE802.11シリーズの新たな規格として、IEEE802.11be規格の策定が検討されている。IEEE802.11be規格では、1台のAP(Access Point)が異なる複数の周波数チャネルを介して1台のSTA(Station)と複数のリンクを確立し、並行して通信を行うMulti-Link通信が検討されている。
またAPはBeacon frameを所定の間隔で送信し、Beacon frameの送信間隔(Beacon Interval:BI)の情報はBeacon frameに格納される。STAは受信したBeacon frameの送信間隔の情報から、省電力動作時の起床間隔であるListen Intervalを決定し、APへ接続する際に当該にListen Intervalを通知する。APはSTAのListen Interval値に合わせて、STAへ送信するデータのバッファ保持期間を決定する。
特開2018-50133号公報
Multi-Link通信において、各リンクのBeacon frameの送信間隔が異なる場合、STAは各リンクのBeacon frameの送信間隔を取得し、当該情報に基づき、全リンクで共通のListen Intervalを決定する必要がある。
しかしながら、既存のBeacon frameでは他のリンクのBeacon frameの送信間隔を通知することができないため、STAはListen Intervalを決定するために、全リンクのBeacon frameを受信する必要がある。そのため、Multi-Link通信を行っているAPのBeacon frameの送信間隔を取得する際に通信のオーバーヘッドが増大するおそれがあった。
上記課題を鑑み、本発明は、Multi-Link通信を行う際に、Beacon frameの送信間隔を取得する際の通信のオーバーヘッドを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信装置は、第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立する確立手段と、前記確立手段によって前記第1のリンクと前記第2のリンクを介して前記他の通信装置と接続を確立する場合に、前記第1のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔と前記第2のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔を同一の値にするように制御する手段と、を有する。
さらに、本発明の通信装置は、第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立する確立手段と、前記他の通信装置から受信し、IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームに含まれる前記第1のリンクと前記第2のリンクとで同一の値に設定されたBeacon送信間隔を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記Beacon送信間隔に基づいて、前記第1のリンクにおいてBeaconフレームを受信する期間と前記第2のリンクにおいてBeaconフレームを受信する期間を設定する設定手段と、を有する。
本発明によれば、Multi-Link通信を行う際に、Beacon frameの送信間隔を取得する際の通信のオーバーヘッドを抑制することができるようになる。
AP102とSTA103が参加するネットワークの構成例を示す図である。 AP102とSTA103のハードウェア構成を示す図である。 AP102の機能構成を示す図である。 STA103の機能構成を示す図である。 AP102とSTA103の接続処理の例を示すシーケンス図である。 AP102のAP設定処理の例を示すフローチャートである。 AP102のMulti-Link通信設定の画面の一例を示す図である。 AP102のMulti-Link通信設定の画面の一例を示す図である。 AP102の各周波数バンドの通信設定の画面の一例を示す図である。 AP102の各周波数バンドの通信設定の画面の一例を示す図である。 AP102が通信処理を行う際のフローチャートである。 STA103が接続処理を行う際のフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
図1は、本実施形態にかかるAP(Access Point、アクセスポイント)102とSTA(Station、ステーション)103が参加するネットワークの構成を示す。AP102はネットワーク101を構築する役割を有する通信装置である。なお、ネットワーク101は無線ネットワークである。
また、STA(Station、ステーション)103はネットワーク101に参加する役割を有する通信装置である。各通信装置は、IEEE802.11be(EHT)規格に対応しており、ネットワーク101を介してIEEE802.11be規格に準拠した無線通信を実行することができる。なお、IEEEはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略である。また、EHTは、Extremely High Throughputの略である。なお、EHTは、Extreme High Throughputの略であると解釈してもよい。各通信装置は、2.4GHz帯、5GHz帯、および6GHz帯の周波数帯において通信することができる。各通信装置が使用する周波数帯は、これに限定されるものではなく、例えば60GHz帯のように、異なる周波数帯を使用してもよい。また、各通信装置は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、および320MHzの帯域幅を使用して通信することができる。
AP102およびSTA103は、IEEE802.11be規格に準拠したOFDMA通信を実行することで、複数のユーザの信号を多重する、マルチユーザ(MU、Multi User)通信を実現することができる。OFDMA通信とは、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(直交周波数分割多元接続)の略である。OFDMA通信では、分割された周波数帯の一部(RU、Resource Unit)が各STAに夫々重ならないように割り当てられ、各STAに割り当てられた搬送波が直交する。そのため、APは複数のSTAと並行して通信することができる。
また、AP102およびSTA103は、複数の周波数チャネルを介してリンクを確立し、通信するMulti-Link通信を実行する。Multi-Link通信を実行するAPはAP MLD(Multi-Link Device)ともいう。ここで、周波数チャネルとは、IEEE802.11シリーズ規格に定義された周波数チャネルであって、IEEE802.11シリーズ規格に準拠した無線通信を実行できる周波数チャネルを指す。IEEE802.11シリーズ規格では、2.4GHz帯、5GHz帯、および6GHz帯の各周波数帯に複数の周波数チャネルが定義されている。また、IEEE802.11シリーズ規格では、各周波数チャネルの帯域幅は20MHzとして定義されている。なお、隣接する周波数チャネルとボンディングすることで、1つの周波数チャネルにおいて40MHz以上の帯域幅を利用してもよい。例えば、AP102は、STA103と2.4GHz帯の第1の周波数チャネルを介した第1のリンク104と、5GHz帯の第2の周波数チャネルを介した第2のリンク105とを確立し、両方のリンクを介して通信することができる。この場合に、AP102は、第1の周波数チャネルを介した第1のリンク104と並行して、第2の周波数チャネルを介した第2のリンク105を維持する。このように、AP102は、互いに異なる複数の周波数チャネルにそれぞれ対応する複数のリンクをSTA103と確立することで、STA103との通信におけるスループットを向上させることができる。なお、AP102とSTA103とは、Multi-Link通信において、周波数帯の異なるリンクを複数確立してもよい。例えば、AP102とSTA103とは、2.4GHz帯における第1のリンク104と、5GHz帯における第2のリンク105に加えて、6GHz帯における第3のリンクを確立するようにしてもよい。あるいは同じ周波数帯に含まれる複数の異なるチャネルを介してリンクを確立するようにしてもよい。例えば2.4GHz帯における1chを介した第1のリンク104と、2.4GHz帯における5chを介した第2のリンク105を確立するようにしてもよい。なお、周波数帯が同じリンクと、異なるリンクとが混在していてもよい。例えば、AP102とSTA103とは、2.4GHz帯における1chを介した第1のリンク104と、2.4GHz帯における5chを介した第2のリンク105に加えて、5GHz帯における36chを介した第3のリンクを確立してもよい。AP102は、STA103と周波数帯の異なる複数の接続を確立することで、ある帯域が混雑している場合であっても、STA103と他方の帯域で通信することができるため、STA103との通信におけるスループットの低下を防ぐことができる。
Multi-Link通信において、AP102とSTA103とが確立する複数のリンクは、少なくともそれぞれの周波数チャネルが異なればよい。なお、Multi-Link通信において、AP102とSTA103とが確立する複数のリンクの周波数チャネルのチャネル間隔は、少なくとも20MHzより大きければよい。なお、本実施形態では、AP102とSTA103とは第1のリンク104と第2のリンク105とを確立するとしたが、3つ以上のリンクを確立してもよい。
なお、Multi-Link通信を実行する場合、AP102はそれぞれのリンクに対応するように、複数の無線ネットワークを構築する。この場合、AP102は内部的に複数のAPを有し、夫々について無線ネットワークを構築するように動作させる。AP102が内部に有するAPは、1つ以上の物理的なAPで合っても良いし、1つの物理的なAP上に構成される複数の仮想的なAPであっても良い。なお、複数のリンクが共通の周波数帯に属する周波数チャネルにおいて確立される場合、該複数のリンクで共通の無線ネットワークを用いるようにしてもよい。
Multi-Link通信を行う場合、AP102とSTA103とは、1つのデータを分割して複数のリンクを介して相手装置に送信する。あるいはAP102とSTA103とは、複数のリンクのそれぞれを介して同じデータを送信することで、一方のリンクを介した通信を、他方のリンクを介した通信に対するバックアップの通信としてもよい。具体的には、AP102が、第1の周波数チャネルを介した第1のリンクと第2の周波数チャネルを介した第2のリンクとを介して同じデータをSTA103に送信するとする。この場合に、例えば第1のリンクを介した通信においてエラーが発生しても、第2のリンクを介して同じデータを送信しているため、STA103はAP102から送信されたデータを受信することができる。あるいは、AP102とSTA103とは、通信するフレームの種類やデータの種類に応じてリンクを使い分けてもよい。AP102は、例えばマネジメントフレームは第1のリンクを介して送信し、データを含むデータフレームは第2のリンクを介して送信するようにしてもよい。なお、マネジメントフレームとは、具体的にはBeaconフレームや、Probe Requestフレーム/Responseフレーム、Association Requestフレーム/Responseフレームを指す。また、これらのフレームに加えて、Disassociationフレーム、Authenticationフレームや、De-Authenticationフレーム、Actionフレームも、マネジメントフレームと呼ばれる。Beaconフレームは、ネットワークの情報を報知するフレームである。また、Probe Requestフレームとはネットワーク情報を要求するフレームであり、Probe Responseフレームはその応答であって、ネットワーク情報を提供するフレームである。Association Requestフレームとは、接続を要求するフレームであり、Association Responseフレームはその応答であって、接続を許可やエラーなどを示すフレームである。Disassociationフレームとは、接続の切断を行うフレームである。Authenticationフレームとは、相手装置を認証するフレームであり、De-Authenticationフレームは相手装置の認証を中断し、接続の切断を行うフレームである。Actionフレームとは、上記以外の追加の機能を行うためのフレームである。AP102およびSTA103は、IEEE802.11シリーズ規格に準拠したマネジメントフレームを送受信する。あるいは、AP102は、例えば撮像画像に関するデータを送信する場合、日付や撮像時のパラメータ(絞り値やシャッター速度)、位置情報などのメタ情報は第1のリンクを介して送信し、画素情報は第2のリンクを介して送信するようにしてもよい。
また、AP102およびSTA103はMIMO(Multiple-Input And Multiple-Output)通信を実行できてもよい。この場合、AP102およびSTA103は複数のアンテナを有し、一方がそれぞれのアンテナから異なる信号を同じ周波数チャネルを用いて送る。受信側は、複数のアンテナを用いて複数ストリームから到達したすべての信号を同時に受信し、各ストリームの信号を分離し、復号する。このように、MIMO通信を実行することで、AP102およびSTA103は、MIMO通信を実行しない場合と比べて、同じ時間でより多くのデータを通信することができる。また、AP102およびSTA103は、Multi-Link通信を行う場合に、一部のリンクにおいてMIMO通信を実行してもよい。
尚、AP102およびSTA103は、IEEE802.11be規格に対応するとしたが、これに加えて、IEEE802.11be規格より前の規格であるレガシー規格やIEEE802.11be規格の後継規格の少なくとも何れか一つに対応していてもよい。レガシー規格とは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax規格のことである。なお、本実施形態では、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be規格及び後継規格の少なくとも何れか一つを、IEEE802.11シリーズ規格と呼ぶ。また、IEEE802.11シリーズ規格に加えて、Bluetooth(登録商標)、NFC、UWB、Zigbee、MBOAなどの他の通信規格に対応していてもよい。なお、UWBはUltra Wide Bandの略であり、MBOAはMulti Band OFDM Allianceの略である。なお、OFDMはOrthogonal Frequency Division Multiplexingの略である。また、NFCはNear Field Communicationの略である。UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、Winetなどが含まれる。また、有線LANなどの有線通信の通信規格に対応していてもよい。
AP102の具体例としては、無線LANルーターやPCなどが挙げられるが、これらに限定されない。AP102は、他の通信装置とMulti-Link通信を実行することができる通信装置であれば何でもよい。また、AP102は、IEEE802.11be規格に準拠した無線通信を実行することができる無線チップなどの情報処理装置であってもよい。また、STA103の具体的な例としては、カメラ、タブレット、スマートフォン、PC、携帯電話、ビデオカメラなどが挙げられるが、これらに限定されない。STA103は、他の通信装置とMulti-Link通信を実行することができる通信装置であればよい。また、STA103は、IEEE802.11be規格に準拠した無線通信を実行することができる無線チップなどの情報処理装置であってもよい。また、図1のネットワークは1台のAPと1台のSTAによって構成されるネットワークであるが、APおよびSTAの台数はこれに限定されない。なお、無線チップなどの情報処理装置は、生成した信号を送信するためのアンテナを有する。
なお、本実施形態では、AP102はアクセスポイントであって、STA103はステーションであるとしたが、これに限らず、AP102もSTA103もステーションであってもよい。この場合、AP102はステーションであるが、STA103とリンクを確立するための無線ネットワークを構築する役割を有する装置として動作する。
図2に、AP102のハードウェア構成例を示す。AP102は、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206およびアンテナ207を有する。
記憶部201は、ROMやRAM等の1以上のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのコンピュータプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。ROMはRead Only Memoryの、RAMはRandom Access Memoryの夫々略である。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部201が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部202は、例えば、例えばCPUやMPU等の1以上のプロセッサにより構成され、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、AP102全体を制御する。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムとOS(Operating System)との協働により、AP102全体を制御するようにしてもよい。また、制御部202は、他の通信装置との通信において送信するデータや信号(無線フレーム)を生成する。なお、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの略である。また、制御部202がマルチコア等の複数のプロセッサを備え、複数のプロセッサによりAP102全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、無線通信や、撮像、印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、AP102が所定の処理を実行するためのハードウェアである。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、モニタ画面やスピーカーを介して、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、モニタ画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力などであってもよい。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。また、入力部204および出力部205は、夫々AP102と一体であってもよいし、別体であってもよい。
通信部206は、IEEE802.11be規格に準拠した無線通信の制御を行う。また、通信部206は、IEEE802.11be規格に加えて、他のIEEE802.11シリーズ規格に準拠した無線通信の制御や、有線LAN等の有線通信の制御を行ってもよい。通信部206は、アンテナ207を制御して、制御部202によって生成された無線通信のための信号の送受信を行う。AP102は、通信部206を複数有していてもよい。通信部206を複数有するAP102は、Multi-Link通信において複数のリンクを確立する場合に、1つの通信部206あたり少なくとも1つのリンクを確立する。あるいは、AP102は、1つの通信部206を用いて複数のリンクを確立してもよい。この場合、通信部206は時分割で動作する周波数チャネルを切り替えることで、複数のリンクを介した通信を実行する。なお、AP102が、IEEE802.11be規格に加えて、NFC規格やBluetooth規格等に対応している場合、これらの通信規格に準拠した無線通信の制御を行ってもよい。また、AP102が複数の通信規格に準拠した無線通信を実行できる場合、夫々の通信規格に対応した通信部とアンテナを個別に有する構成であってもよい。AP102は通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のデータをSTA103と通信する。なお、アンテナ207は、通信部206と別体として構成されていてもよいし、通信部206と合わせて一つのモジュールとして構成されていてもよい。
アンテナ207は、2.4GHz帯、5GHz帯、および6GHz帯における通信が可能なアンテナである。本実施形態では、AP102は1つのアンテナを有するとしたが、周波数帯ごとに異なるアンテナを有していてもよい。また、AP102は、アンテナを複数有している場合、各アンテナに対応した通信部206を有していてもよい。
なおSTA103もAP102と同様のハードウェア構成を取ることができる。
図3には、本実施形態におけるAP102の機能構成を示す。
Multi-Link制御部301は、AP102がSTA103との無線通信に用いる1以上のリンクを確立するための通信開始処理や、通信開始後のリンクの追加・削除処理、全リンクを削除する通信終了処理を制御するブロックである。接続処理は、具体的にAuthentication処理・Association処理・4-Way-Hand-Shake(4WHS)処理から構成される。
Multi-Link通信設定UI(User Interface)部302は、例えばWebブラウザを用いてAP102にアクセスし、AP102のMulti-Link通信の設定をユーザが入力するためのUIを提供するブロックである。このUI部でMulti-Link通信の有効化・無効化の設定、各リンクのチャネル設定、全リンク共通で使用するBI値設定などを行う。各周波数バンド通信設定UI部303は、Multi-Link通信を行わず、各周波数バンドのAPを独立して動作させたい場合に、各周波数バンドのAPの通信設定を行うUIを提供するブロックである。このUI部で各周波数バンドのAPのチャネル設定やBI値設定などを行う。
BI設定部304は、UI部を介して設定したBI値を各リンクのBeacon/Probe ResponseフレームのBeacon Intervalとして設定するブロックである。
Beacon/Probe Responseフレーム生成部305は、BI設定部304で設定したBeacon Interval fieldを含むBeacon/Probe Responseフレームを生成するブロックである。
フレーム送受信部306は、Beacon/Probe Responseフレームやデータフレームを含む無線フレームの送信および相手装置からの無線フレームの受信を行う。
図4には、本実施形態におけるSTA103の機能構成を示す。
Multi-Link制御部401は、STA103がAP102との無線通信に用いる1以上のリンクを確立するための通信開始処理や、通信開始後のリンクの追加・削除処理、全リンクを削除する通信終了処理を制御するブロックである。接続処理は、具体的にAuthentication処理・Association処理・4-Way-Hand-Shake(4WHS)処理から構成される。
Listen Interval設定部402は、AP102から受信したBI値に基づいて、STAが省電力動作時の起床間隔を示すListen Intervalの値を算出し決定するブロックである。IEEE802.11規格において、Listen Interval値はBI値の倍数とすることが定められている。
Association Requestフレーム生成部404はListen Interval設定部402で定めたListen Intervalを含み、AP102との接続時に使用されるAssociation Requestフレームを生成する。
Beacon/Probe Responseフレーム解析部405は、AP102からBeacon/Probe Responseフレームを受信して、全リンク共通のBI値をはじめとしたパラメータを解析するブロックである。
フレーム送受信部406は、Association Requestフレームやデータフレームを含む無線フレームの送信および相手装置からのBeacon/Probe Responseフレームやデータフレームを含む無線フレームの受信を行う。
図5に、AP102とSTA103の接続処理のシーケンス図の一例を示す。本実施形態ではリンク1とリンク2のBI値を同じ100msとしている。
AP102はS501において、複数リンク共通のBI値である100msをBeacon Interval fieldに設定したBeaconフレームをリンク1で送信する。また、S505、S508においても100ms間隔でBeaconフレームを送信する。STA103はS501で送信されたBeaconフレームを受信し、受信したBeaconフレームのBI値を取得する。STA103は取得したBI値に基づき、省電力動作時の起床間隔を示すListen Intervalの値を算出する。さらに、Association Requestフレームに当該Listen Interval値を格納してS503においてAP102へ送信する。
AP102はS504、S507で示すように、リンク2でもリンク1と同じBeacon送信間隔である100ms間隔でBeaconフレームを送信する。
本実施形態では、AP102が送信したBeaconフレームからBI値を取得する例を示したが、これに限定されない。Probe RequestフレームをAP102に送信して、AP102が応答として送信するS502のProbe Responseフレームを受信することでBI値を取得しても良い。
以上のように、AP102は複数リンクのBI値を同じ値に設定して、複数リンク共通のBI値をSTA103へ送信し、STA103も1つのリンクで受信したBI値を複数リンク共通のBI値として使用することができる。そのため、STA103が複数リンクのそれぞれで個別にBI値を取得する必要がなくなり、BI値取得処理のオーバーヘッドを抑制することが可能になる。
図6は、Multi-Link通信を実行可能なAP102の記憶部201に記憶されているプログラムを制御部202が実行することによって行われる処理の流れを示すフローチャートである。
本フローチャートはWebブラウザ等を用いてAP102にアクセスした際に起動される。
S601においてMulti-Link設定画面を選択したか否かを判定する。
図7にAP102のMulti-Link設定画面の一例を示す。図7では701を選択することで、Multi-Linkの設定画面であることを示す。尚、本実施形態では701のMulti-Linkのタブを選択した場合に、Multi-Link設定画面を選択したと判定される。また、図7における2.4GHz、5GHz、6GHzの少なくとも2つの周波数帯が選択されている場合において、Multi-Link通信の設定画面であると判定されてもよい。
S601において、Multi-Link設定画面を選択されたと判定された場合、Multi-Link通信を有効化したか否かを判定する(S602)。S602の判定は、図7の702においてMulti-Link通信が有効化されているか否かを判定する。
S602においてMulti-Link通信を有効化したと判定された場合、S603において各周波数バンドのBI入力を無効化する。
S602においてMulti-Link通信を有効化したと判定された場合に、S603において各周波数バンドのBI入力を無効化する流れを図7、図9を用いて説明する。
図9にAP102の各周波数バンドの設定画面の一の例を示す。図9は図7においてMulti-Link通信が有効に設定された状態で、各周波数バンドの設定に遷移した画面の一例を示している。図7の702においてMulti-Link機能を有効化している場合には、各リンクでBeacon送信間隔を設定しないようにするために、図9に示すように周波数バンドの通信設定は自動的に無効化される。そのため、2.4GHz帯のチャネルを選択したり、903で2.4GHz帯の周波数バンドで用いるBI値を設定したりできない状態になっている。
S603において、各周波数バンドのBI入力を無効化すると、S604において全リンク共通のBI入力画面を有効化し、全リンク共通のBIを入力する(S605)。図7を例に説明すると、各リンクのチャネルを選択したり、703において全リンク共通で用いるBI値を設定したりできる。図7の例ではBI値として100msが設定されている。
S608において開始ボタンが押下されたか否か判定し、開始ボタンが押下されたと判定された場合は、本フローチャートを終了する。図7の例では、704の開始ボタンを押下されると、UIで設定したパラメータを用いてAPの動作を開始し、本フローチャートを終了する。また本画面で705の終了ボタンを押下すると、APの動作を終了する。
S602において、Multi-Link通信が有効化されていないと判定された場合、S606において各周波数バンドのBI入力を有効化し、全リンク共通のBI入力の無効化を行う(S607)。
図8にAP102のMulti-Link設定画面の一例を示す。S602においてMulti-Link通信が有効化されていない場合の画面を、図8を用いて説明する。図8の例では801においてMulti-Link機能が無効化されている。そのため各リンクのチャネルを選択したり、802で全リンク共通で用いるBI値を設定したりできない状態となっている。
S602においてMulti-Link通信が有効化されていないと判定された場合は、シングルリンク通信であるため各周波数バンドのBI値は所望の値を選択されてもよい。そのため、各周波数バンドのBI入力を有効化する。また、AP102の設定はシングルリンク通信であり、全リンク共通の設定は存在しないため、全リンク共通のBI入力は無効化する。
図10にAP102の各周波数バンドの設定画面の一例を示す。図10では各周波数バンドの画面が選択されている。図8においてMulti-Link通信を有効に設定されていない場合は、図10のように各周波数バンドの通信設定の無効化は解除される。
S601において、Multi-Link通信の設定画面ではないと判定された場合、S609において各周波数バンドの設定画面が選択されたか否かを判定する。
S609の判定は、例えば図10のUI画面で2.4GHz帯のタブが選択された場合に各周波数バンドの設定画面が選択されたと判定される。S609において各周波数バンドの設定画面が選択されたと判定された場合は、S610において各周波数バンドの設定画面においてMulti-Link通信が有効化したか否かを判定する。S610において有効化された場合には、各周波数バンド設定においてBeacon送信間隔が共通の値に設定されるため、S608においてAP102の開始ボタンが押下されたかどうかを判定し、押下された場合にはAP設定処理を終了する。S610で各周波数バンドの設定画面においてMulti-Link通信が有効化されていないと判定された場合には、S611において各周波数バンドのBI値を入力する。これは図10の1002の入力に相当する。S611において各周波数バンドのBI値を入力し、S608においてAP102の開始ボタンが押下されたか否かを判定し、押下された場合にはAP設定処理を終了する。
本実施形態によると、Multi-Link通信を行うことが指示された場合に、確立されるリンクのBeacon送信間隔を共通の値に設定するように制御することができる。また、Multi-Link通信を行うことが指示されていない場合は各周波数バンドにおいてBeacon送信間隔を設定することができる。以上のように、Multi-Link通信を行う際は、各リンクのBeacon送信間隔を共通の値に設定することで、各リンクのBeacon送信間隔を取得する必要がなくなる。そのため、複数のリンクからBeacon送信間隔を取得する際のオーバーヘッドを抑制することが可能になる。
図11はMulti-Link通信を実行可能なAP102の記憶部201に記憶されているプログラムを制御部202が実行することによって行われる処理の流れを示すフローチャートである。
本フローチャートはAP102においてUIの設定画面等で開始ボタンを押下した場合に開始される。
S1101においてAP102はMulti-Link機能が有効か否かを判定する。S1101においてMulti-Link通信機能が有効であると判定された場合には、S1102において、Multi-Link通信設定画面で設定した全リンク共通のBI値を各リンクのBeacon Interval fieldに格納する。S1102において全リンク共通のBI値を格納したBeacon Interval fieldをBeaconフレームに含めて、各リンクにおいてBeaconフレームを送信する(S1103)。また、各リンクで同一のBI値を設定していることを示す情報をBeaconフレームに格納してもよい。また、BI値や各リンクで同一のBI値を設定していることを示す情報はBeaconフレームに格納して、AP102とSTA103の間で確立される少なくとも1つのリンクで送信してもよい。
一方、S1101においてMulti-Link通信機能が有効ではないと判定された場合は、S1106において各周波数バンドの通信設定画面で設定したBI値のそれぞれを、各周波数バンドのBeacon Interval fieldに格納する。S1107において各周波数バンドのBeacon Interval fieldをBeaconフレームに含めて、各周波数バンドのBeaconフレームを送信する。Multi-Link通信機能が有効ではない場合は、各周波数バンドのAPは独立して動作するため、BI値は互いに異なっていても良い。
S1103で受信したBeaconフレームの情報に基づいて、S1104において他のSTAとの接続処理やデータ通信処理を含む通信処理を行う。
S1105においてAP102のUIで終了ボタンが押下されたか否かを判定し、終了ボタンが押下された場合にはAPの通信処理を終了する。
本実施形態によると、Multi-Link通信を実行している際に、確立している全リンクにおいてBeacon送信間隔を同一の値にし、設定された当該Beacon送信間隔をBeaconフレームに格納して送信することができる。Beacon送信間隔を同一の値に設定しBeaconフレームに格納することで、Beacon送信間隔を取得したい通信装置は、何れかのリンクのBeacon frameの送信間隔を取得することで全リンクのBeacon送信間隔を取得することができる。各リンクのBeacon送信間隔を取得する必要がなくなるため、複数のリンクからBeacon送信間隔を取得する際のオーバーヘッドを抑制することが可能になる。
図12はSTA102の記憶部201に記憶されているプログラムを制御部202が実行することによって行われるSTA103の接続処理の流れを示すフローチャートである。
本フローチャートはSTA103においてUI部で接続動作を実行した場合に起動される。STA103がUIを持たない場合には自動的に接続処理を実行するようにしても良い。
S1201において、STA103はAP102からBeaconフレームを受信する。
次にS1202で、取得したBeaconフレームのBeacon Interval fieldからBeacon送信間隔であるBI値を取得し、その倍数を全リンクのListen Intervalとして設定する。STA103は省電力モードで動作している際に、Awake状態とDoze状態との間を規則的に遷移する。Listen Intervalとは、STA103がBeaconフレームを受信するためにAwake状態となる期間を示す。
S1203で設定したListen IntervalをAssociation Requestフレームに格納する。最後に、S1204でAssociation RequestフレームをAP102へ送信して、Association処理を含む接続処理を実行する。
尚、上述の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、システムあるいは装置のコンピュータ(CPU、MPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するようにしてもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述の実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は上述の装置を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSが実際の処理の一部または全部を行い、上述の機能を実現してもよい。OSとは、Operating Systemの略である。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行い、上述の機能を実現してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201 記憶部
202 制御部
203 機能部
204 入力部
205 出力部
206 通信部
207 アンテナ

Claims (14)

  1. 通信装置であって、
    第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立する確立手段と、
    前記確立手段によって前記第1のリンクと前記第2のリンクを介して前記他の通信装置と接続を確立する場合に、前記第1のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔と前記第2のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔を同一の値にするように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御手段によって同一の値に設定された前記Beaconフレームの送信間隔をIEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームに格納して送信する送信手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は前記第1のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔と前記第2のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔の設定を受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記受付手段によって前記第1のリンクと前記第2のリンクを介して通信を実行することが指示された場合に、前記受付手段は前記第1のリンクと前記第2のリンクでBeacon送信間隔を同一の値に設定するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記受付手段によって前記第1のリンクと前記第2のリンクを介して通信を実行することが指示された場合に、前記受付手段は前記第1のリンクのBeacon送信間隔と前記第2のリンクのBeacon送信間隔のそれぞれを設定しないように制御することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記受付手段によって前記第1のリンクと前記第2のリンクを介して通信を実行することが指示されなかった場合に、前記受付手段は指示されたリンクにおけるBeacon送信間隔を設定するように制御することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 通信装置であって、
    第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立する確立手段と、
    前記他の通信装置から受信し、IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームに含まれる前記第1のリンクと前記第2のリンクとで同一の値に設定されたBeacon送信間隔を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記Beacon送信間隔に基づいて、前記第1のリンクにおいてBeaconフレームを受信する期間と前記第2のリンクにおいてBeaconフレームを受信する期間を設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  7. 前記設定手段は前記Beaconフレームを受信する期間を前記Beacon送信間隔の倍数に設定することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記Beaconフレームを受信する期間をIEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームに格納して前記他の通信装置に送信することを特徴とする請求項6または7に記載の通信装置。
  9. 前記マネジメントフレームはAssociation Requestフレームであることを特徴とする請求項6から8の何れか一項に記載の通信装置。
  10. 前記Beaconフレームを受信する期間は前記Association RequestフレームのListen Interval fieldに格納されることを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記Beaconフレームを受信する期間は、IEEE802.11規格に準拠したListen Intervalであることを特徴とする請求項6から10の何れか一項に記載の通信装置。
  12. 通信装置の通信方法であって、
    第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立する確立工程と、
    前記確立工程によって前記第1のリンクと前記第2のリンクを介して前記他の通信装置と接続を確立する場合に、前記第1のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔と前記第2のリンクで送信されるBeaconフレームの送信間隔を同一の値にするように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の通信方法。
  13. 通信装置の通信方法であって、
    第1のリンクと第2のリンクを介して他の通信装置と接続を確立する確立工程と、
    前記他の通信装置から受信し、IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームに含まれる前記第1のリンクと前記第2のリンクとで同一の値に設定されたBeacon送信間隔を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記Beacon送信間隔に基づいて、前記第1のリンクにおいてBeaconフレームを受信する期間と前記第2のリンクにおいてBeaconフレームを受信する期間を設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の通信方法。
  14. コンピュータを請求項1から11の何れか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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