JP2023044283A - 熱中症発症リスク判定システム、熱中症発症リスク判定プログラム及び熱中症発症リスク判定装置 - Google Patents

熱中症発症リスク判定システム、熱中症発症リスク判定プログラム及び熱中症発症リスク判定装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023044283000001
【課題】 従来の熱中症発症リスクの判定方法と比べてより信頼性が高い熱中症発症リスク判定システム、熱中症発症リスク判定プログラム及び熱中症発症リスク判定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 対象者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体情報に基づいて前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定部と、前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知部と、を備え、前記熱中症発症リスク判定部は、前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定することを特徴とする熱中症発症リスク判定システム。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、熱中症の発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定システム、熱中症発症リスク判定プログラム及び熱中症発症リスク判定装置に関する。
近年、地球温暖化の影響で、平均気温の上昇や夏日・真夏日・猛暑日の増加が著しい。そのため、従来と比較して熱中症を発症するリスクが高まっている。
熱中症とは、高温多湿の環境下において生じる、人体の適応障害である。熱中症は、初期段階では筋肉のけいれんや立ち眩みなどの症状が出る。熱中症が進行すると、頭痛や強い疲労感、嘔吐、下痢などの症状が出る。熱中症がさらに進行すると、高熱、意識障害、内臓機能障害などの症状が出る。このように、熱中症は、死に至る可能性のある危険な症状である。そのため、熱中症が発症するリスクが高まった時点で、機器等による警告を行うことにより、熱中症の発症を防止することが大切である。
熱中症が発症するリスクを管理するシステムとして、特許文献1には、作業者の体に装着されて作業者の生体情報を取得する生体情報取得部と、取得された生体情報に基づいて作業者の熱中症発症リスクを判断する熱中症発症リスク判定部と、熱中症発症リスクが高い場合にその旨を作業者に報知する警告報知部と、を備えた熱中症発症リスク管理システムが提案されている。
特開2018-130531号公報
特許文献1に提案されている熱中症発症リスク管理システムによれば、熱中症発症リスク判定部において、作業者の安静時に取得された生体情報(安静時データ)から、熱中症発症リスクが高まったか否かを判定するための閾値を生成し、作業に従事している状態で取得された生体情報(作業時データ)と、当該閾値と、を比較することで、当該作業者の熱中症発症リスクを判定することができる。
しかしながら、この判定システムでは、作業時データの数値が閾値を瞬間的に超えた場合であっても「熱中症発症リスクが高い」と判定する。そのため、システムの誤作動や作業者の瞬間的動作などによって、作業時データの数値が一時的に上がった場合であっても、作業者に「熱中症発症リスクが高い」旨が通知されることとなり、作業者に混乱を生じさせる恐れがある。
上記点に鑑み、本願は、従来の熱中症発症リスクの判定方法と比べてより信頼性が高い熱中症発症リスク判定システム、熱中症発症リスク判定プログラム及び熱中症発症リスク判定装置を提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ、上記課題を解決するための手段である。
<構成1>
対象者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体情報に基づいて前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定部と、前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知部と、を備え、前記熱中症発症リスク判定部は、前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定することを特徴とする熱中症発症リスク判定システム。
<構成2>
前記熱中症発症リスク判定部は、前記生体情報が前記生体情報閾値を超過する時点である第1基準時を判定し、前記所定時間は、前記第1基準時から前記第1継続時間閾値の間であることを特徴とする構成1に記載の熱中症発症リスク判定システム。
<構成3>
前記熱中症発症リスク判定システムは、さらに、温度データを取得する温度情報取得部と、湿度データを取得する湿度情報取得部と、前記対象者を対象としたWBGTを、前記温度情報取得部で取得された温度データと、前記湿度情報取得部で取得された湿度データと、に基づいて算出するWBGT算出部と、を備えることを特徴とする構成1または2に記載の熱中症発症リスク判定システム。
<構成4>
前記熱中症発症リスク判定システムは、さらに、複数の前記温度情報取得部と、複数の前記湿度情報取得部と、前記対象者の現在位置を取得する位置情報取得部と、を備え、前記WBGT算出部は、前記位置情報取得部で取得された前記対象者の現在位置に基づいて、複数の前記温度情報取得部で取得された複数の温度データと、複数の前記湿度情報取得部で取得された複数の湿度データと、から、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データを選択することを特徴とする構成3に記載の熱中症発症リスク判定システム。
<構成5>
前記熱中症発症リスク判定システムは、さらに、前記生体情報閾値を算出する生体情報閾値算出部を備え、前記生体情報閾値算出部は、前記生体情報から生体情報分布を作成し、前記生体情報分布における確率密度の総和を100%としたとき、前記生体情報分布における上位X%と下位(100-X)%との境界値を、前記生体情報閾値として算出することを特徴とする構成1ないし4のいずれか1つに記載の熱中症発症リスク判定システム。
<構成6>
前記熱中症発症リスク判定部は、前記生体情報と、回復閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記回復閾値を継続して超過する第2継続時間を算出し、前記第2継続時間が第2継続時間閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが十分に低まった旨を判定し、前記警告報知部は、前記対象者に対する、前記熱中症発症リスクが高い旨の報知を停止することを特徴とする構成1ないし5のいずれか1つに記載の熱中症発症リスク判定システム。
<構成7>
前記生体情報は、脈拍数であることを特徴とする構成1ないし6のいずれか1つに記載の熱中症発症リスク判定システム。
<構成8>
対象者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体情報に基づいて前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定部と、前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知部と、を備え、前記熱中症発症リスク判定部は、前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定することを特徴とする熱中症発症リスク判定装置。
<構成9>
コンピュータに、生体情報取得手段によって取得された対象者の生体情報に基づいて、前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定手段と、前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知手段と、を実行させ、前記熱中症発症リスク判定手段は、前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定することを特徴とする熱中症発症リスク判定プログラム。
上記各構成によれば、システムの誤作動や作業者の瞬間的動作などによって、作業時データの数値が一時的に上がった(または下がった)場合であっても、熱中症発症リスクに関する誤った判定をする可能性を低減することができ、従来の熱中症発症リスク判定方法よりも信頼性の高い判定を行うことができる。
本実施形態に係る熱中症発症リスク判定システムの概略構成を示すイメージ図である。 本実施形態に係る熱中症発症リスク判定システムの機能的構成を示すブロック図である。 作業者が作業を行う工場の平面図の例である。 ある作業者の脈拍数分布の一例を示す。 生体情報取得部(脈拍センサー)で測定された作業者の脈拍数と、WBGTと、の経時変化の一例である。 本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるウェアラブルデバイスの処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるクラウドサーバの処理を説明するフローチャートである。データ受信部でデータを受信してからウェアラブルデバイスに警告信号を送信するまでのフローを示す。 本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるクラウドサーバの処理を説明するフローチャートである。ウェアラブルデバイスに警告信号を送信した後、ウェアラブルデバイスに警告停止信号を送信するまでのフローを示す。 本実施形態の熱中症発症リスク判定システムに係る熱中症判定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す。
以下、本願発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
[熱中症発症リスク判定システム]
図1は、本実施形態に係る熱中症発症リスク判定システムの概略構成を示すイメージ図である。図2は、本実施形態に係る熱中症発症リスク判定システムの機能的構成を示すブロック図である。図1及び図2では、一例として、工場で作業する作業者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定システムを示す。
(ウェアラブルデバイス30について)
図1を参照して、工場10で作業する作業者20は、ウェアラブルデバイス30を身に着けている。図2を参照して、ウェアラブルデバイス30は、生体情報取得部31と、位置情報取得部32と、通信部33と、警告報知部34と、を備える。
生体情報取得部31は、作業者20の生体情報を取得する。ここで「生体情報」とは、作業者の生体現象に関する情報であり、脈拍数、体温、発汗量などを含む用語である。
位置情報取得部32は、作業者20の現在位置を取得する。位置情報取得部32としては、一般的に、GPS(Global Positioning System)やBLE(Bluetooth Low Energy、Bluetoothは登録商標)、赤外線や可視光を利用したものが用いられるが、これに限られず、種々の位置検出方法を用いたものを採用することができる。
通信部33は、インターネット50を介して、ウェアラブルデバイス30を、後述するクラウドサーバ60に接続し、生体情報取得部31で検出された作業者20の生体情報データと、位置情報取得部32で検出された作業者20の位置データと、をクラウドサーバ60に送信する。インターネット50との接続方法としては、無線LANなどが用いられるが、これに限られず、種々の接続方法を用いることができる。
警告報知部34は、クラウドサーバ60の熱中症発症リスク判定部64(後述)が「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定した場合、熱中症発症リスクが高まっている旨を作業者20に報知する。また、警告報知部34は、熱中症発症リスク判定部64(後述)が「作業者の熱中症発症リスクが十分に低まった」と判定した場合、作業者20に対する報知を停止する。報知の開始/停止のタイミングについては、後述する。
警告報知を行うことにより、作業者20に、自身の熱中症発症リスクが高まっていることを気づかせ、作業を中止して休息を取ることを促すことができる。その結果、作業者20の熱中症リスクを低めることができる。また、警告報知を停止することにより、作業者20に、自身の熱中症発症リスクが十分に低まったことを気づかせ、休息を終えて作業を再開することを促すことができる。
警告報知部34が行う報知手段としては、例えば、ウェアラブルデバイス30の表面に設けた液晶の表示を変更させ、かつウェアラブルデバイス30を振動させることによって作業者20に報知する方法が採用されるが、これに限られない。例えば、ウェアラブルデバイス30に設けたランプを点灯させて作業者20に報知してもよい。また、警告報知部34が備えるスピーカー(不図示)からの音声や、圧電ブザー(不図示)からのアラーム音など、音声や音を通じて作業者20に報知してもよい。
(温湿度測定デバイス40について)
図1を参照して、工場10には、複数の温湿度測定デバイス40が設けられている。図2を参照して、温湿度測定デバイス40は、温度情報取得部41と、湿度情報取得部42と、通信部43と、を備える。なお、温度情報取得部41及び湿度情報取得部42は、温湿度情報取得部として1つの筐体に収めることができる。
温度情報取得部41は、該温度情報取得部41を備える温湿度測定デバイス40の周辺の温度データを取得(測定)する。温度情報取得部41としては、種々の温度センサーを用いることができる。
湿度情報取得部42は、該湿度情報取得部42を備える温湿度測定デバイス40の周辺の湿度データを取得(測定)する。湿度情報取得部42としては、種々の湿度センサーを用いることができる。
通信部43は、インターネット50を介して、温湿度測定デバイス40を、後述するクラウドサーバ60に接続し、温度情報取得部41で測定された温度データと、湿度情報取得部42で測定された湿度データと、をクラウドサーバ60に送信する。インターネット50との接続方法については、通信部33において記載した方法と同様のため、説明を省略する。
(クラウドサーバ60について)
図1を参照して、インターネット50上には、クラウドサーバ60が設けられている。クラウドサーバ60は、インターネット50を介して、ウェアラブルデバイス30および温湿度測定デバイス40と接続されている。図2を参照して、クラウドサーバ60は、データ受信部61と、WBGT算出部62と、生体情報閾値算出部63と、熱中症発症リスク判定部64と、信号生成部65と、記憶部66と、データ送信部67と、を備える。
データ受信部61は、インターネット50を介して、各ウェアラブルデバイス30の通信部33から送られてくる生体情報データ及び位置データと、各温湿度測定デバイス40の通信部43から送られてくる温度データ及び湿度データと、を受信する。
WBGT算出部62は、データ受信部61で受信した、温度データ及び湿度データに基づいて、各作業者20を対象としたWBGTを算出する。「WBGT」とは、湿球黒球温度を意味する「Wet-Bulb Globe Temperature」の略称であり、「暑さ指数」とも呼ばれる。算出方法としては、例えば、温度データ及び湿度データと、WBGTと、の対応関係を予め求めておき、該対応関係に基づいて、温湿度測定デバイス40の温度データ及び湿度データに対応するWBGTを算出する方法を採用することができる。ただし、WBGTの算出方法はこれに限られない。
WBGT算出部62は、作業者20ごとに、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データを、データ受信部61で受信した複数の温度データ及び湿度データから選択する。この選択方法について、図3を参照して、以下に説明する。図3は、作業者が作業を行う工場の平面図の例である。上述の通り、工場10には、複数の温湿度測定デバイス40a、40b、40c、40dが設けられている。例えば、作業者20aを対象としたWBGTを算出する場合、WBGT算出部62は、作業者20aが身に着けているウェアラブルデバイス30の位置データと、予め規定された各温湿度測定デバイス40a、40b、40c、40dの位置データと、に基づき、作業者20aから各温湿度測定デバイス40a、40b、40c、40dまでの距離を算出する。この算出結果に基づき、WBGT算出部62は、「工場10に設けられた温湿度測定デバイス40のうち、温湿度測定デバイス40cが最も作業者20aに近い位置にある」と判定し、温湿度測定デバイス40cの温度データ及び湿度データを用いてWBGTを算出する。このように、WBGT算出部62は、各作業者20のウェアラブルデバイス30の位置データと、各温湿度測定デバイス40の位置データと、に基づき、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データを選択する。
ここで、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データを選択する選択方法は、作業者20から各温湿度測定デバイス40までの距離を算出する方法に限られない。図3に示すように、工場10の平面図を適宜な領域Sで区切って(図3に示す破線)、各領域S1~S4の境界を示す境界データを予め規定し、作業者20が位置する領域Sに対応する温湿度測定デバイス40の温度データ及び湿度データを、WBGTの算出に用いてもよい。例えば、作業者20aを対象としたWBGTを算出する場合、WBGT算出部62は、作業者20aが身に着けているウェアラブルデバイス30の位置データと、予め規定した各領域S1~S4の境界データと、に基づき、「作業者20aが領域S3内に位置する」と判定し、領域S3に対応した温湿度測定デバイスである温湿度測定デバイス40cの温度データ及び湿度データを用いて、WBGTを算出する。この場合、作業者20aから各温湿度測定デバイス40a、40b、40c、40dまでの距離をそれぞれ算出する必要がなく、作業者20aが位置する領域を判定するだけでよいため、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データの選択が、より簡便となる。
また、上述の温度データ及び湿度データの選択方法では、各温湿度測定デバイス40が固定されているものとして、各温湿度測定デバイス40a、40b、40c、40dの位置データを予め規定したが、これに限られない。すなわち、温湿度測定デバイス40にも別途位置情報取得部を設け(不図示)、各作業者20のウェアラブルデバイス30の位置データと、各温湿度測定デバイス40の位置データと、に基づき、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データを選択してもよい。
生体情報閾値算出部63は、ウェアラブルデバイス30から送られてくる作業者20の生体情報データに基づいて、該作業者20の生体情報閾値を算出する。生体情報閾値の算出方法については、後述する。
熱中症発症リスク判定部64は、WBGT算出部62で算出されたWBGTと、ウェアラブルデバイス30の生体情報データと、生体情報閾値算出部63で算出された生体情報閾値と、記憶部66(後述)に予め記憶されたWBGT閾値及び第1継続時間閾値と、に基づいて、作業者20が熱中症を発症するリスクが高まっているか否かを判定する。また、熱中症発症リスク判定部64は、上記判定において「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定した場合、引き続き受信したウェアラブルデバイス30の生体情報データと、記憶部66(後述)に予め記憶された回復閾値及び第2継続時間閾値と、に基づいて、作業者20が熱中症を発症するリスクが十分に低まったか否かを判定する。熱中症発症リスクの判定方法については、後述する。
信号生成部65は、熱中症発症リスク判定部64において「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定された場合に、ウェアラブルデバイス30(警告報知部34)における警告報知のトリガー信号となる警告信号を生成する。また、信号生成部65は、熱中症発症リスク判定部64において「作業者の熱中症発症リスクが十分に低まった」と判定された場合には、ウェアラブルデバイス30(警告報知部34)における警告報知を停止するトリガー信号となる警告停止信号を生成する。
記憶部66は、データ受信部61で受信した、各温湿度測定デバイス40の温度データ及び湿度データを記憶する。また、記憶部66は、データ受信部61で受信した各ウェアラブルデバイス30の生体情報データ及び位置データ、WBGT算出部62で算出されたWBGT、生体情報閾値算出部63で算出された生体情報閾値、及び熱中症発症リスク判定部64での判定結果を、作業者20ごとに記憶する。記憶部66には、熱中症発症リスク判定部64で用いられるWBGT閾値、回復閾値、第1継続時間閾値及び第2継続時間閾値が、予め記憶されている。
データ送信部67は、インターネット50を介して、ウェアラブルデバイス30の通信部33に、信号生成部65で生成された警告信号を送信する。また、データ送信部67は、インターネット50を介して、監督者端末70(後述)に、記憶部66に記憶された、各作業者20の生体情報データ及び熱中症発症リスク判定部64での判定結果を送信する。
(監督者端末70について)
図1を参照して、クラウドサーバ60のデータ(各作業者20の生体情報データ及び熱中症発症リスク判定部64での判定結果)は、インターネット50を介して、監督者が有する監督者端末70へと送られる。図2を参照して、監督者端末70は、通信部71と、情報管理部72と、を備える。
通信部71は、インターネット50を介して、監督者端末70をクラウドサーバ60に接続する。これにより、監督者端末70は、クラウドサーバ60から、作業者20の生体情報データ及び熱中症発症リスク判定部64での判定結果を受信する。インターネット50との接続方法については、通信部33において記載した方法と同様のため、説明を省略する。
情報管理部72は、工場10内の各作業者20の状況を管理する。具体的には、情報管理部72は、クラウドサーバ60から受信した、作業者20の生体情報データ及び熱中症発症リスク判定部64での判定結果に基づき、各作業者20の生体情報や熱中症発症リスクの高低についての一覧表示データを作成し、監督者端末70のモニターに表示させる。これにより、監督者(不図示)が、各作業者20の熱中症発症リスクの高低や、各作業者20が適切な休憩を取れているかを、確認することができる。例えば、「熱中症発症リスクが高い」と判定されているにも関わらず生体情報に変化が見られない作業者20を監督者が発見した場合、「熱中症の対策を行っていない」と判断し、該作業者20に対して監督者から警告を行うことができる。該警告を行う方法としては、例えば、作業者20が保有しているスマートフォン、携帯電話機またはタブレット機器などの携帯端末(不図示)に連絡して、作業者に直接警告を行う方法を採用できる。また、警告を行う他の方法として、例えば、監督者端末70に別途信号生成部(不図示)を設け、ウェアラブルデバイス30の通信部33と監督者端末70の通信部71とを接続して、監督者端末70からウェアラブルデバイス30に警告信号を送信する方法を採用できる。
(生体情報閾値算出部63における生体情報閾値の算出方法)
生体情報は、性別や年齢などによって個人で異なる。また、個人に着目しても、暑熱順化の度合いや体調などによって、生体情報は日ごと、時間ごとに大きく異なる。したがって、生体情報閾値を固定値として熱中症発症リスクを判定すると、実際には熱中症発症リスクが低い作業者を「熱中症発症リスクが高い」と判定するなど、作業者に対する熱中症発症リスクの判定結果に誤りが生じる可能性がある。
上記点を考慮し、本実施形態におけるクラウドサーバ60は、生体情報閾値算出部63によって、各作業者20の生体情報に応じた適切な生体情報閾値を算出する。生体情報閾値算出部63における生体情報閾値の算出方法について、生体情報として脈拍数を用いて、図4を参照して説明する。図4は、ある作業者の脈拍数分布の一例を示す。横軸は脈拍数(パルス)を表し、縦軸は脈拍数の確率密度を表す。図4に示すグラフAとグラフBは、それぞれ異なる時間に測定された脈拍数分布であり、グラフA→グラフBの順に作成されたものとする。
図4を参照して、生体情報閾値算出部63は、記憶部66に記憶された作業者20の脈拍数を所定時間ごとに読み出して、最新の脈拍数分布を作成し、この脈拍数分布に対する上位X%と下位(100-X)%との境界値を、生体情報閾値として算出する。具体的には、生体情報閾値算出部63は、記憶部66から脈拍数を読み出して脈拍数分布(グラフA)を作成し、確率密度の総和を100%としたときの、グラフAにおける上位X%と下位(100-X)%との境界値D1を、脈拍数閾値(生体情報閾値)として算出する。記憶部66は、脈拍数閾値(生体情報閾値)として、D1を記憶する。グラフA作成時の脈拍数の読み出しから所定時間が経過すると、生体情報閾値算出部63は、記憶部66から新たに脈拍数を読み出して脈拍数分布(グラフB)を作成し、グラフBにおける上位X%と下位(100-X)%との境界値D2を、新たな脈拍数閾値(生体情報閾値)として算出する。記憶部66は、脈拍数閾値(生体情報閾値)として、D2を新たに記憶する。
なお、「X」には任意の数値を用いることができるが、脈拍数閾値の場合、0.5≦X≦5であることが好ましい。X<0.5の場合、脈拍数閾値が過度に高くなるため、実際は熱中症発症リスクが十分に高いにも関わらず、「熱中症発症リスクが高い」と判定されない可能性がある。X>5の場合、脈拍数閾値が過度に低くなるため、実際は熱中症発症リスクが十分に低いにも関わらず、「熱中症発症リスクが低い」と判定されない可能性がある。そのため、脈拍数閾値を算出するためには、0.5≦X≦5であることが好ましい。
このように、最新の生体情報分布に基づいて、上位X%と下位(100-X)%との境界値を、生体情報閾値として算出することにより、最新の生体情報に基づいて動的に生体情報閾値を設定することができるため、現在の作業者に適した生体情報閾値を算出することができる。
なお、生体情報閾値の算出方法は、上述のものに限られず、例えば、記憶部66から読み出した作業者の生体情報から平均値を算出し、該平均値を用いて生体情報閾値を算出してもよい。該平均値は、相加平均のみならず、加重平均や移動平均などを用いて算出してもよい。また、記憶部から読み出した作業者の生体情報から最頻値や中央値を抽出して、生体情報閾値を算出してもよい。
また、生体情報閾値の算出には、機械学習を用いることができる。例えば、作業者ごとに、過去の生体情報分布や熱中症に関する情報(例えば、立ち眩みがした、嘔吐をした等)を機械学習させ、生体情報閾値を算出してもよい。機械学習は、上述の「X」の値を決定する際にも用いることができる。
(熱中症発症リスクの判定方法)
熱中症発症リスク判定部64での熱中症発症リスクの判定方法について、図5を参照して以下に説明する。以下の説明では、生体情報として脈拍数を用いている。図5は、生体情報取得部(脈拍センサー)で測定された作業者の脈拍数と、WBGTと、の経時変化の一例である。横軸は時間を表し、縦軸は、上のグラフではWBGTを表し、下のグラフでは脈拍数(パルス)を表す。
熱中症発症リスク判定部64は、(1)作業者の脈拍数が一定時間継続して脈拍数閾値を超えているかを判定するとともに、(2)該作業者を対象としたWBGTが該一定時間継続してWBGT閾値を超えているかを判定することによって、作業者の熱中症発症リスクが高まっているか否かを判定する。図5を参照して、熱中症発症リスク判定部64は、記憶部66に記憶された脈拍数を読み出し、脈拍数が、記憶部66に記憶された脈拍数閾値D2(図4参照)を超える時点(第1基準時)t1を判定する。そして、t1をスタートとして、脈拍数が脈拍数閾値D2(図4参照)を継続して超過する第1継続時間T1を算出する。この第1継続時間T1が、記憶部66に予め記憶された第1継続時間閾値Ts1を超えた場合(図5のtaを超過した場合)、WBGT算出部62で算出されたWBGT及び予め記憶されていたWBGT閾値Wを記憶部66から読み出し、この第1継続時間閾値Ts1の間(すなわち、t1~taの間)で、WBGTが継続してWBGT閾値Wを超過しているか否か(WBGTがWBGT閾値Wを下回らないか否か)を判定する。t1~taの間、WBGTが継続してWBGT閾値Wを超過している場合(WBGTがWBGT閾値Wを下回らない場合)には、熱中症発症リスク判定部64は「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定する。なお、図5では、第1継続時間T1はt1~t2まで継続している。
さらに、熱中症発症リスク判定部64は、「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定した場合、作業者20の脈拍数が一定時間継続して回復閾値D0を下回るか否かを判定することによって、作業者20の熱中症発症リスクが十分に低まったか否かを判定する。図5を再び参照して、熱中症発症リスク判定部64は、記憶部66に記憶された脈拍数を読み出し、脈拍数が、記憶部66に予め記憶された回復閾値D0を下回る時点(第2基準時)t3を判定する。そして、t3をスタートとして、脈拍数が回復閾値D0を継続して下回る第2継続時間T2を算出する。この第2継続時間T2が、記憶部66に予め記憶された第2継続時間閾値Ts2を超えた場合(図5のtbを超過した場合)、熱中症発症リスク判定部64は「作業者の熱中症発症リスクが十分に低まった」と判定する。なお、図5では、第2継続時間T2はt3~t4まで継続している。
なお、作業者の熱中症発症リスクが十分に低まったか否かを判定する際に、「作業者を対象としたWBGTが一定時間継続してWBGT閾値を下回っているか」の判定処理を追加してもよい。ここでいう「一定時間」は、上述の実施形態における「第2継続時間閾値Ts2の間(すなわち、t3~tbの間)」に相当する。また、ここでいう「WBGT閾値」は、上述のWBGT閾値Wであってもよいし、WBGT閾値Wとは別に、新たなWBGT閾値(WBGT第2閾値)を設定して記憶部66に予め記憶させてもよい。
このように、熱中症発症リスク判定部64では、「作業者の熱中症発症リスクが高まっているか否か」「作業者の熱中症発症リスクが十分に低まったか否か」を判定する際、生体情報及びWBGTが閾値を瞬間的に超過する(または下回る)か否かではなく、生体情報及びWBGTが一定時間継続して閾値を超過する(または下回る)か否かを判定する。したがって、システムの誤作動や作業者の瞬間的動作などによって、作業時データの数値が一時的に上がった(または下がった)場合であっても、熱中症発症リスクに関する誤った判定をする可能性を低減することができ、従来の熱中症発症リスク判定方法よりも信頼性の高い判定を行うことができる。
(作業者の熱中症発症リスクの管理方法)
次に、本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおける処理のフローについて説明する。
(ウェアラブルデバイス30のフローチャート)
まず、本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるウェアラブルデバイス30での処理について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるウェアラブルデバイス30の処理を説明するフローチャートである。ウェアラブルデバイス30は、電源(不図示)がON状態になることで、処理を開始する。ウェアラブルデバイス30の電源は、作業者20の操作または所定時間に設定されたタイマーによって、ON状態とすることができる。
図6を参照して、ウェアラブルデバイス30は、生体情報取得部31によって作業者20の生体情報を検出するとともに(S101)、位置情報取得部32によって作業者20の現在位置を検出する(S102)。検出された作業者20の生体情報データ及び位置データは、通信部33から、インターネット50を介してクラウドサーバ60に送信される(S103)。送信された生体情報データ及び位置データは、クラウドサーバ60(熱中症発症リスク判定部64)において、作業者20の熱中症発症リスクが高まっているか否かを判定するために利用される。クラウドサーバ60(熱中症発症リスク判定部64)において「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定した場合、クラウドサーバ60(信号生成部65)で警告信号が生成され、インターネット50を介してウェアラブルデバイス30に送信される。
ウェアラブルデバイス30は、通信部33でクラウドサーバ60からの警告信号を受信した場合には(S104 Yes)、警告報知部34によって、熱中症発症リスクが高まっている旨を作業者20に報知する(S105)。ウェアラブルデバイス30から警告報知を行うことによって、作業者20が作業を中止して休憩を取ることを促し、該作業者20の熱中症発症リスクを下げることができる。警告報知部34の報知方法については、上述したため、説明を省略する。一方、ウェアラブルデバイス30がクラウドサーバ60からの警告信号を受信するまで(警告信号を受信していない状態、S104 No)は、警告報知部34による報知は行われず、作業者20の生体情報及び現在位置を検出して、検出された生体情報データ及び位置データをクラウドサーバ60に送信する処理(S101~S103)が引き続き行われる。
ウェアラブルデバイス30は、警告報知部34における警告報知(S105)を継続しつつ、再度、生体情報取得部31によって作業者20の生体情報を検出するとともに(S106)、位置情報取得部32によって作業者20の現在位置を検出する(S107)。検出された作業者20の生体情報データ及び位置データは、通信部33から、インターネット50を介してクラウドサーバ60に送信される(S108)。送信された生体情報データ及び位置データは、クラウドサーバ60(熱中症発症リスク判定部64)において、作業者20の熱中症発症リスクが十分に低まったか否かを判定するために利用される。クラウドサーバ60(熱中症発症リスク判定部64)において「作業者の熱中症発症リスクが十分に低まった」と判定した場合、クラウドサーバ60(信号生成部65)で警告停止信号が生成され、インターネット50を介してウェアラブルデバイス30に送信される。
ウェアラブルデバイス30は、クラウドサーバ60からの警告停止信号を受信した場合には(S109 Yes)、警告報知部34による作業者20への報知を停止する(S110)。警告報知を停止することによって、該作業者20が休息を終了して作業を再開することを促すことができる。一方、ウェアラブルデバイス30がクラウドサーバ60からの警告停止信号を受信するまで(警告停止信号を受信していない状態、S109 No)は、警告報知部34による報知が引き続き行われるとともに(S105)、作業者20の生体情報及び現在位置を検出して、検出された生体情報データ及び位置データをクラウドサーバ60に送信する処理(S106~108)が引き続き行われる。
(クラウドサーバ60のフローチャート)
次に、本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるクラウドサーバ60での処理について、図7及び図8を参照して説明する。図7及び8は、本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムにおけるクラウドサーバ60の処理を説明するフローチャートである。なお、クラウドサーバ60は、インターネット50の環境上で常に処理状態にあるが、ここでは、本実施形態に係る熱中症発症リスク管理システムとしての処理を開始してから処理が終了するまでのフローを説明する。図7は、データ受信部61でデータを受信してからウェアラブルデバイス30に警告信号を送信するまでのフローを示すものであり、図8は、ウェアラブルデバイス30に警告信号を送信した後、ウェアラブルデバイス30に警告停止信号を送信するまでのフローを示すものである。
図7を参照して、クラウドサーバ60は、データ受信部61によって、インターネット50を介して、各ウェアラブルデバイス30から送信される生体情報データ及び位置データ(図6のS103)と、各温湿度測定デバイス40から送信される温度データ及び湿度データと、を受信する(S201)。クラウドサーバ60は、受信した各データを記憶部66に記憶するとともに、インターネット50を介して、監督者端末70に、各作業者20の生体情報データを送信する(S202)。
クラウドサーバ60は、データ受信部61で受信した温度データ及び湿度データに基づいて、WBGT算出部62によって、各作業者20を対象としたWBGTを算出する(S203)。WBGTの算出に際して、作業者20の位置データも用いられるが、WBGTの算出方法は上述したため、説明を省略する。算出したWBGTは、作業者20ごとに記憶部66に記憶される。
クラウドサーバ60は、データ受信部61で受信した各作業者20の生体情報データに基づいて、生体情報閾値算出部63によって、各作業者20の生体情報閾値を算出する(S204)。生体情報閾値の算出方法は、上述したため、説明を省略する。算出した生体情報閾値は、作業者20ごとに記憶部66に記憶される。
クラウドサーバ60は、熱中症発症リスク判定部64によって、各作業者20の熱中症発症リスクが高まっているか否かを判定する。熱中症発症リスク判定部64は、記憶部66から各作業者20の生体情報及び生体情報閾値を読み出し、各作業者20の生体情報が生体情報閾値を超えているかを判定する(S205)。作業者20の生体情報が生体情報閾値を超えていないと判定された場合には(S205 No)、引き続き、データ受信部61でデータ受信を行い(S201)、S202~S204までの処理を繰り返す。一方、作業者20の生体情報が生体情報閾値を超えていると判定された場合には(S205 Yes)、熱中症発症リスク判定部64は、該作業者20の生体情報が生体情報閾値を超過する時点(第1基準時)t1を判定し(S206a)、t1をスタートとして、該作業者20の生体情報が継続して生体情報閾値を超過する第1継続時間T1を算出する(S206b)。そして、熱中症発症リスク判定部64は、この第1継続時間T1が、記憶部66から読み出した第1継続時間閾値Ts1を超えているか否かを判定する(S207)。
第1継続時間T1が第1継続時間閾値Ts1を超えていないと判定された場合には(S207 No)、引き続き、データ受信部61でデータ受信を行い(S201)、S202~S206bの処理を繰り返す。一方、第1継続時間T1が第1継続時間閾値Ts1を超えていると判定された場合には(S207 Yes)、熱中症発症リスク判定部64は、WBGT算出部62で算出されたWBGT及び予め記憶されていたWBGT閾値Wを記憶部66から読み出し、第1基準時t1から第1継続時間閾値Ts1の間で、WBGTが継続してWBGT閾値Wを超過しているか否かを判定する(S208)。
第1継続時間閾値Ts1の間、WBGTが継続してWBGT閾値Wを超過していないと判定された場合(S208 No)、引き続き、データ受信部61でデータ受信を行い(S201)、S202~S207の処理を繰り返す。一方、第1継続時間閾値Ts1の間、WBGTが継続してWBGT閾値Wを超過していると判定された場合(S208 Yes)、熱中症発症リスク判定部64において「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定され、クラウドサーバ60は、信号生成部65によって警告信号を生成する(S209)。生成された警告信号は、データ送信部67によって、インターネット50を介して、ウェアラブルデバイス30の通信部33に送信され(S210)、ウェアラブルデバイス30(警告報知部34)における警告報知のトリガー信号として機能する。また、データ送信部67によって、熱中症発症リスク判定部64での「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」との判定結果が、監督者端末70に送信される。
警告信号を受信したウェアラブルデバイス30は、警告報知部34によって、熱中症発症リスクが高まっている旨を作業者20に報知して、作業者20が作業を中止して休憩を取ることを促す(図6のS105)。
その後、図8を参照して、クラウドサーバ60は、再度、データ受信部61によって、インターネット50を介して、各ウェアラブルデバイス30から送信される生体情報データ及び位置データと、各温湿度測定デバイス40から送信される温度データ及び湿度データと、を受信する(S211)。クラウドサーバ60は、受信した各データを記憶部66に記憶するとともに、インターネット50を介して、監督者端末70に、各作業者20の生体情報データを送信する(S212)。
クラウドサーバ60は、熱中症発症リスク判定部64によって、各作業者20の熱中症発症リスクが十分に低まっているか否かを判定する。熱中症発症リスク判定部64は、記憶部66から各作業者20の生体情報及び予め記憶されていた回復閾値D0を読み出し、作業者20の生体情報が回復閾値D0を下回っているか否かを判定する(S213)。作業者20の生体情報が回復閾値D0を下回っていないと判定された場合には(S213 No)、引き続き、データ受信部61でデータ受信を行い(S211)、S212の処理を繰り返す。一方、作業者20の生体情報が回復閾値D0を下回っていると判定された場合には(S213 Yes)、生体情報が回復閾値D0を下回る時点(第2基準時)t3を判定し(S214a)、t3をスタートとして、該作業者20の生体情報が継続して回復閾値D0を下回る第2継続時間T2を算出する(S214b)。そして、この第2継続時間T2が、記憶部66から読み出した第2継続時間閾値Ts2を超えているか否かを判定する(S215)。
第2継続時間T2が第2継続時間閾値Ts2を超えていないと判定された場合には(S215 No)、引き続き、データ受信部61でデータ受信を行い(S211)、S212~214bの処理を繰り返す。一方、第2継続時間T2が第2継続時間閾値Ts2を超えていると判定された場合には(S215 Yes)、熱中症発症リスク判定部64において「作業者の熱中症発症リスクが十分に低まっている」と判定され、クラウドサーバ60は、信号生成部65によって警告停止信号を生成する(S216)。生成された警告停止信号は、データ送信部67によって、インターネット50を介して、ウェアラブルデバイス30の通信部33に送信され、ウェアラブルデバイス30(警告報知部34)における警告報知を停止するトリガー信号として機能する。
警告停止信号を受信したウェアラブルデバイス30は、警告報知部34による作業者20に対する警告報知を停止することによって、該作業者20に作業の再開を促すことができる(図6のS110)。
[熱中症発症リスク判定プログラム]
上述の熱中症発症リスク判定システムを構成する各機能は、プログラムによって実現可能であり、各機能を実現するために予め用意されたコンピュータプログラムが補助記憶装置に格納され、制御部が補助記憶装置に格納されたプログラムを主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行することで、各部の機能を動作させることができる。そこで、図9を用いて、上述の熱中症発症リスク判定システムと同様の機能を有する熱中症発症リスク判定プログラムを実行するコンピュータの一例について、以下に説明する。
図9は、本実施形態の熱中症発症リスク判定システムに係る熱中症判定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す。図9に示すように、コンピュータ1000は、操作部1100と、スピーカー1200と、カメラ1300と、ディスプレイ1400と、通信部1500と、を有する。さらに、コンピュータ1000は、CPU(制御部)1600と、HDD(補助記憶装置)1700と、RAM(主記憶装置)1800と、を有する。これらの各部は、バス1900を介して接続される。
HDD1700には、図9に示すように、上述の実施形態で示した各機能部と同様の機能を発揮する熱中症発症リスク判定プログラムが予め記憶される。この熱中症発症リスク判定プログラムについては、図2に示した各々の機能部の各構成要素と同様に、適宜統合又は分離しても良い。すなわち、HDD1700に格納される各データは、常に全てのデータがHDD1700に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD1700に格納されれば良い。
そして、CPU1600が、熱中症発症リスク判定プログラムをHDD1700から読み出してRAM1800に展開する。これによって、図9に示すように、熱中症発症リスク判定プログラムは、熱中症発症リスク判定プロセスとして機能する。この熱中症発症リスク判定プロセスは、HDD1700から読み出した各種データを適宜RAM1800上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、熱中症発症リスク判定プロセスは、図2に示した各機能部にて実行される処理、例えば図6~図8に示す処理を含む。また、CPU1600上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU1600上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上述の熱中症発症リスク判定プログラムについては、必ずしも最初からHDD1700に記憶させておく必要はなく、「コンピュータ読取可能な記録媒体」に各プログラムを記憶させ、コンピュータ1000がこの「コンピュータ読取可能な記録媒体」から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。「コンピュータ読取可能な記録媒体」としては、CD-ROM等の光ディスク、DVD-ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDメモリカード、メモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、本発明の目的のために特別に設計されて構成された集積回路(ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておいてもよい。その場合、コンピュータ1000が他のコンピュータまたはサーバ装置から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
(変形例)
上述の実施形態において、WBGT算出部62と、生体情報閾値算出部63と、熱中症発症リスク判定部64と、信号作成部65と、記憶部66と、をクラウドサーバ60が備えている。しかしながら、これに限られず、WBGT算出部62と、生体情報閾値算出部63と、熱中症発症リスク判定部64と、信号作成部65と、記憶部66と、をウェアラブルデバイス30が備える構成であってもよい。この構成においては、各温湿度測定デバイス40の通信部から送られてくる温度データ及び湿度データを、ウェアラブルデバイス30の通信部33で受信し、ウェアラブルデバイス30が備える熱中症発症リスク判定部64によって、作業者20の熱中症発症リスクに関する判定を行う。すなわち、この構成では、ウェアラブルデバイス30は、熱中症発症リスク判定装置として機能する。
(変形例)
上述の実施形態に係る熱中症発症リスク判定システムは、工場10で作業する作業者20を対象としている。しかしながら、本発明は、例えば建築現場や倉庫で作業する作業者を対象とすることもでき、また、作業者以外にも、例えば高齢者や学校内の学生などを対象とすることもできる。なお、熱中症発症リスク判定システムの対象者が活動する場所に応じて、WBGT算出部において用いられる算出式などを適宜変更してもよい。
(変形例)
上述の実施形態では、温湿度測定デバイス40は、工場(作業現場)10に配置されている。しかしながら、これに限られず、例えば、温湿度測定デバイス40(温度情報取得部41及び湿度情報取得部42)をウェアラブルデバイス30に収容した構成であってもよい。
この場合、工場10内の作業者のみならず、工場10の外で作業する作業者の熱中症発症リスクも判定することができる。また、学生など、一定以上の屋外活動時間を有する者を対象として、熱中症発症リスクを判定することができる。
(変形例)
上述の実施形態では、熱中症発症リスク判定部64は、(1)作業者の生体情報が一定時間継続して生体情報閾値を超えているかを判定した後で、(2)該作業者を対象としたWBGTが一定時間継続してWBGT閾値を超えているかを判定することによって、該作業者の熱中症発症リスクが高まっているか否かを判定する構成について説明した。しかしながら、これらの判定の順序は、入れ替えることもでき、また、互いに並行して処理を実行することもできる。また、フローチャートにおける(1)(2)の判定は、各々の判定が実行されればよく、判定処理の実行順序は、図7に示す順序に限定されない。
また、上述の実施形態では、(2)における「一定時間」を、(1)における「一定時間」と同じく「第1基準時から第1継続時間閾値の間」に設定したが、これに限られない。(2)における「一定時間」を「第1継続時間閾値Ts1」より長くまたは短く設定してもよく、(2)における「一定時間」の開始時点を「第1基準時」より早くまたは遅く設定してもよい。
ただし、(2)における「一定時間」を、(1)における「一定時間」と同じく「第1基準時から第1継続時間閾値の間」に設定することにより、熱中症発症リスクが高まっているか否かの判定がさらに正確となるほか、設定が簡易となって熱中症発症リスク判定の煩雑化を抑制することができる。
(変形例)
上述の実施形態において、各作業者20を対象としたWBGTは、クラウドサーバ60が備えるWBGT算出部62によって、温度情報取得部41で取得した温度データ及び湿度情報取得部42で取得した湿度データに基づいて算出されている。しかしながら、これに限られず、各作業者20を対象としたWBGTは、例えば、インターネット50を介して取得した、各作業者20が存する地域の気象情報に含まれるWBGTを採用してもよい。また、各作業者20を対象としたWBGTは、例えば、インターネット50を介して取得した、各作業者20が存する地域の気象情報に含まれる温度データ及び湿度データに基づいて、算出されてもよい。
ただし、温度情報取得部41で取得した温度データ及び湿度情報取得部42で取得した湿度データを用いることにより、作業者が存する環境を考慮した、より正確なWBGTを算出することができる。
(変形例)
上述の実施形態において、熱中症発症リスク判定部64は、「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定した場合、作業者20の生体情報が一定時間継続して回復閾値D0を下回るか否かを判定する。しかしながら、これに限られず、熱中症発症リスク判定部64の「作業者20の生体情報が一定時間継続して回復閾値D0を下回るか否か」の判定処理を省略することができる。
ただし、熱中症発症リスク判定部64が、「作業者の熱中症発症リスクが高まっている」と判定した場合に、作業者20の生体情報が一定時間継続して回復閾値D0を下回るか否かを判定することにより、作業者20の熱中症発症リスクが十分に低まったか否かを判定することができる。したがって、熱中症発症リスクの判定をより正確に行うことができる。
(変形例)
上述の実施形態に係る熱中症発症リスク判定システムは、監督者端末70を備える。しかしながら、これに限られず、熱中症発症リスク判定システムが監督者端末70を備えない構成とすることもできる。
10 工場
20 作業者
30 ウェアラブルデバイス
31 生体情報取得部
32 位置情報取得部
33 通信部
34 警告報知部
40 温湿度測定デバイス
41 温度情報取得部
42 湿度情報取得部
43 通信部
50 インターネット
60 クラウドサーバ
61 データ受信部
62 WBGT算出部
63 生体情報閾値算出部
64 熱中症発症リスク判定部
65 信号作成部
66 記憶部
67 データ送信部
70 監督者端末
71 通信部
72 情報管理部
1000 コンピュータ

Claims (9)

  1. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報に基づいて前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定部と、
    前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知部と、
    を備え、
    前記熱中症発症リスク判定部は、
    前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、
    前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定する
    ことを特徴とする熱中症発症リスク判定システム。
  2. 前記熱中症発症リスク判定部は、
    前記生体情報が前記生体情報閾値を超過する時点である第1基準時を判定し、
    前記所定時間は、前記第1基準時から前記第1継続時間閾値の間である
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱中症発症リスク判定システム。
  3. 前記熱中症発症リスク判定システムは、さらに、
    温度データを取得する温度情報取得部と、
    湿度データを取得する湿度情報取得部と、
    前記対象者を対象としたWBGTを、前記温度情報取得部で取得された温度データと、前記湿度情報取得部で取得された湿度データと、に基づいて算出するWBGT算出部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱中症発症リスク判定システム。
  4. 前記熱中症発症リスク判定システムは、さらに、
    複数の前記温度情報取得部と、
    複数の前記湿度情報取得部と、
    前記対象者の現在位置を取得する位置情報取得部と、
    を備え、
    前記WBGT算出部は、
    前記位置情報取得部で取得された前記対象者の現在位置に基づいて、複数の前記温度情報取得部で取得された複数の温度データと、複数の前記湿度情報取得部で取得された複数の湿度データと、から、WBGTの算出に用いる温度データ及び湿度データを選択する
    ことを特徴とする請求項3に記載の熱中症発症リスク判定システム。
  5. 前記熱中症発症リスク判定システムは、さらに、
    前記生体情報閾値を算出する生体情報閾値算出部を備え、
    前記生体情報閾値算出部は、
    前記生体情報から生体情報分布を作成し、前記生体情報分布における確率密度の総和を100%としたとき、前記生体情報分布における上位X%と下位(100-X)%との境界値を、前記生体情報閾値として算出する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱中症発症リスク判定システム。
  6. 前記熱中症発症リスク判定部は、
    前記生体情報と、回復閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記回復閾値を継続して超過する第2継続時間を算出し、
    前記第2継続時間が第2継続時間閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが十分に低まった旨を判定し、
    前記警告報知部は、前記対象者に対する、前記熱中症発症リスクが高い旨の報知を停止する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱中症発症リスク判定システム。
  7. 前記生体情報は、脈拍数であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の熱中症発症リスク判定システム。
  8. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報に基づいて前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定部と、
    前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知部と、
    を備え、
    前記熱中症発症リスク判定部は、
    前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、
    前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定する
    ことを特徴とする熱中症発症リスク判定装置。
  9. コンピュータに、
    生体情報取得手段によって取得された対象者の生体情報に基づいて、前記対象者の熱中症発症リスクを判定する熱中症発症リスク判定手段と、
    前記熱中症発症リスクが高い旨を前記対象者に報知する警告報知手段と、
    を実行させ、
    前記熱中症発症リスク判定手段は、
    前記生体情報と、生体情報閾値と、に基づいて、前記生体情報が前記生体情報閾値を継続して超過する第1継続時間を算出し、
    前記第1継続時間が第1継続時間閾値を超え、かつ、前記対象者を対象としたWBGTが所定時間継続してWBGT閾値を超える場合に、前記対象者の熱中症発症リスクが高い旨を判定する
    ことを特徴とする熱中症発症リスク判定プログラム。
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