JP2023044166A - 液体循環装置及び液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドに液体が充填されたことを効果的に検知する液体循環装置及び液体吐出装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、循環装置は、加圧ポンプと、減圧ポンプと、バッファタンクと、センサと、プロセッサと、を備える。加圧ポンプは、タンクから液体吐出ヘッドに液体を供給する。減圧ポンプは、前記液体吐出ヘッドから前記液体を回収する。バッファタンクは、前記加圧ポンプと前記減圧ポンプとの間に前記液体吐出ヘッドと並列に接続され、前記液体を格納する。センサは、前記バッファタンクの圧力を検出する。プロセッサは、検出された前記圧力に基づいて前記液体吐出ヘッドが備える圧力室に前記液体が充填されたかを判定する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、液体循環装置及び液体吐出装置
液体(インク)を吐出する液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)と、液体吐出ヘッドを含む循環路において液体を循環させる液体循環装置と、を備える液体吐出装置が知られている。
液体循環装置は、液体吐出ヘッドへの液体の充填状態を検知するために、流路の特定の箇所に液体検知センサを備える。たとえば、液体検知センサは、静電容量型又はフロート型などのセンサである。
しかしながら、静電容量型の液体検知センサは、サイズが大きいために設置場所が制限される。また、フロート型の液体検知センサは、可動部が液体によって固着することがあり信頼性が低い。
特開2019-137021号公報 特開2010-105169号公報
上記の課題を解決するため、液体吐出ヘッドに液体が充填されたことを効果的に検知する液体循環装置及び液体吐出装置を提供する。
実施形態によれば、循環装置は、加圧ポンプと、減圧ポンプと、バッファタンクと、センサと、プロセッサと、を備える。加圧ポンプは、タンクから液体吐出ヘッドに液体を供給する。減圧ポンプは、前記液体吐出ヘッドから前記液体を回収する。バッファタンクは、前記加圧ポンプと前記減圧ポンプとの間に前記液体吐出ヘッドと並列に接続され、前記液体を格納する。センサは、前記バッファタンクの圧力を検出する。プロセッサは、検出された前記圧力に基づいて前記液体吐出ヘッドが備える圧力室に前記液体が充填されたかを判定する。
図1は、実施形態に係るインクジェット記録装置の構成例についての説明図である。 図2は、実施形態に係る液体吐出装置の構成例についての説明図である。 図3は、実施形態に係る液体吐出ヘッドの構成例についての説明図である。 図4は、実施形態に係る圧電ポンプの構成例についての説明図である。 図5は、実施形態に係るモジュール制御部の構成例についての説明図である。 図6は、実施形態に係るバッファタンク内の圧力を示すグラフである。 図7は、実施形態に係る循環装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施形態に係る循環装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 図9は、実施形態に係る循環装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施形態に係る循環装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態に係る液体循環装置及び液体吐出装置について図面を参照して説明する。
以下、実施形態に係る液体吐出装置10及び液体吐出装置10を備えるインクジェット記録装置1について、図1乃至図7を参照して説明する。各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小または省略して示している。図1は、インクジェット記録装置1の構成を示す側面図である。図2は、液体吐出装置10の構成を示す説明図である。図3は、液体吐出ヘッド20の構成を示す説明図である。図4は、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36の構成を示す説明図である。
図1に示すインクジェット記録装置1は、複数の液体吐出装置10と、液体吐出装置10を移動可能に支持するヘッド支持機構11と、記録媒体Sを移動可能に支持する媒体支持機構12と、ホスト制御装置13と、を備える。
図1に示すように、複数の液体吐出装置10が、所定の方向に並列して配置されヘッド支持機構11に支持される。液体吐出装置10は、液体吐出ヘッド20及び循環装置30を一体に備える。液体吐出装置10は、液体として例えばインクを液体吐出ヘッド20から吐出することで、対向して配される記録媒体Sに所望の画像を形成する。
複数の液体吐出装置10は、複数の色、例えばシアンインク、マゼンタインク、イエロインク、ブラックインク、ホワイトインクを、それぞれ吐出するが、使用するインクの色あるいは特性は限定されない。たとえばホワイトインクに換えて、透明光沢インク、赤外線または紫外線を照射したときに発色する特殊インク等を吐出可能である。複数の液体吐出装置10は、それぞれ使用するインクが異なるものの同じ構成である。
まず液体吐出ヘッド20について説明する。
図3に示される液体吐出ヘッド20は、インクジェットヘッドであり、インクが流入する供給口20a、インクが流出する回収口20b、複数のノズル孔21aを有するノズルプレート21と、基板22と、基板22に接合されたマニフォルド23と、を備える。
基板22は、ノズルプレート21に対向して接合され、ノズルプレート21との間に複数のインク圧力室25を含む所定のインク流路28を形成する所定形状に構成されている。基板22は、同じ列の複数のインク圧力室25の間に配される隔壁を備える。基板22の、各インク圧力室25に面する部位には、電極24a及び24bを備えるアクチュエータ24が設けられている。
アクチュエータ24は、ノズル孔21aに対向配置されており、アクチュエータ24とノズル孔21aとの間にインク圧力室25が形成される。アクチュエータ24は、駆動回路に接続される。液体吐出ヘッド20は、モジュール制御部38の制御によりアクチュエータ24が電圧に応じて変形することで、対向配置されたノズル孔21aから液体を吐出させる。
次に循環装置30(液体循環装置)について説明する。
図2に示すように、循環装置30は、金属製の連結部品により液体吐出ヘッド20の上部に一体的に連結されている。循環装置30は、液体吐出ヘッド20を通り液体が循環可能に構成された所定の循環路31、第1循環ポンプ33、バイパス流路34、バッファタンク35、第2循環ポンプ36、開閉バルブ37、及び液体吐出動作を制御するモジュール制御部38を備える。
また、循環装置30は、循環路31の外部に設けられるインク補給タンク(液体補給タンク)としてのカートリッジ51を備える。
カートリッジ51は、インクを保有可能に構成され、内部の空気室は大気開放されている。
まず循環路31について説明する。
循環路31は、第1流路31a、第2流路31b、第3流路31c、及び第4流路31dを備える。第1流路31aは、インク補給タンクであるカートリッジ51と第1循環ポンプ33を接続する。第2流路31bは、第1循環ポンプ33と液体吐出ヘッド20の供給口20aとを接続する。第3流路31cは、液体吐出ヘッド20の回収口20bと第2循環ポンプ36とを接続する。第4流路31dは、第2循環ポンプ36とカートリッジ51とを接続する。第1流路31a及び第4流路31dは、金属または樹脂材料で構成されるパイプと、パイプの外面を覆うチューブとを備える。第1流路31a及び第4流路31dのパイプの外面を覆うチューブは、例えばPTFEチューブである。
循環路31を循環するインクは、カートリッジ51から第1流路31a、第1循環ポンプ33、第2流路31b、及び液体吐出ヘッド20の供給口20aを通って液体吐出ヘッド20内に至る。また、循環路31を循環するインクは、液体吐出ヘッド20から液体吐出ヘッド20の回収口20b、第3流路31c、第2循環ポンプ36、及び第4流路31dを通ってカートリッジ51に至る。
次に第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36について説明する。
第1循環ポンプ33は、液体を送り出すポンプである。第1循環ポンプ33は、第1流路31aから第2流路31bに向けて液体を送り出す。即ち、第1循環ポンプ33は、アクチュエータの動作によりインク補給タンクであるカートリッジ51からインクを吸い上げ、液体吐出ヘッド20に供給する加圧ポンプである。
第2循環ポンプ36は、液体を送り出すポンプである。第2循環ポンプ36は、第3流路31cから第4流路31dに向けて液体を送り出す。即ち、第2循環ポンプ36は、アクチュエータの動作により液体吐出ヘッド20からインクを回収し、カートリッジ51に補給する減圧ポンプである。
第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36は、例えば図4に示されるように圧電ポンプ60として構成されている。圧電ポンプ60は、ポンプ室58と、ポンプ室58に設けられ電圧により振動する圧電アクチュエータ59と、ポンプ室58の入口及び出口に配された逆止弁61及び62と、を備える。圧電アクチュエータ59は、例えば約50Hzから200Hzの周波数で振動可能に構成される。第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36は、配線により駆動回路に接続されモジュール制御部38の制御によって制御可能に構成されている。
例えば、圧電アクチュエータ59に印加される電圧が変化することにより、図4の上下で示されるように、ポンプ室58を収縮させる方向、またはポンプ室58を拡張させる方向に圧電アクチュエータ59が変形する。これにより、ポンプ室58の容積が変化する。例えば、圧電アクチュエータ59がポンプ室58を拡張させる方向に変形した場合、ポンプ室58の入口の逆止弁61が開き、ポンプ室58にインクが引き入れられる。また例えば、圧電アクチュエータ59がポンプ室58を収縮させる方向に変形した場合、ポンプ室58の出口の逆止弁62が開き、ポンプ室58のインクが他方に送り出される。この動作の繰り返しにより、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36は、それぞれ一方からインクを引き入れ、他方からインクが送り出す。
なお、圧電アクチュエータ59の最大変化量は、圧電アクチュエータ59に印加される電圧に応じている。圧電アクチュエータ59に印加される電圧が大きくなると、圧電アクチュエータ59の最大変化量が大きくなる。また、圧電アクチュエータ59に印加される電圧が小さくなると、圧電アクチュエータ59の最大変化量が小さくなる。また、圧電ポンプ60の送液能力は、圧電アクチュエータ59の最大変化量に応じている。即ち、モジュール制御部38は、圧電アクチュエータ59に印加する電圧を制御することにより、圧電ポンプ60の送液能力を制御する。
次にバイパス流路34及びバッファタンク35について説明する。
バイパス流路34は、第2流路31bと、第3流路31cとを接続する流路である。バイパス流路34は、循環路31における液体吐出ヘッド20の一次側である供給口20aと、液体吐出ヘッド20の二次側である回収口20bとを、液体吐出ヘッド20を通らずに短絡的に接続する。
バイパス流路34にはバッファタンク35が接続されている。具体的には、バイパス流路34は、バッファタンク35の一対の側壁の下部の所定箇所と第2流路31bとを接続する第1バイパス流路34aと、バッファタンク35の一対の側壁の下部の所定箇所と第3流路31cとを接続する第2バイパス流路34bとを備える。
例えば、第1バイパス流路34a及び第2バイパス流路34bは、同じ長さ及び同じ径を有し、いずれも循環路31よりも小径に構成されている。例えば、循環路31の直径は、第1バイパス流路34a及び第2バイパス流路34bの直径の2倍~5倍程度に設定される。第1バイパス流路34a及び第2バイパス流路34bは、第2流路31bと第1バイパス流路34aとの接続位置と液体吐出ヘッド20の供給口20aとの距離と、第3流路31cと第2バイパス流路34bとの接続位置と液体吐出ヘッド20の回収口20bとの距離とが等しくなるように設けられている。
バッファタンク35は、第1循環ポンプ33と第2循環ポンプ36との間に液体吐出ヘッド20と並列に接続されている。バッファタンク35は、バイパス流路34の流路断面積よりも大きい流路断面積を有し、液体を貯留可能に構成されている。バッファタンク35は、例えば上壁、下壁、後壁、前壁、及び左右一対の側壁を有し、内部に液体を貯留する収容室35aを形成する矩形の箱状に構成されている。第1バイパス流路34aとバッファタンク35との接続位置と、第2バイパス流路34bとバッファタンク35との接続位置とは、同じ高さに設定される。バッファタンク35内の収容室35aの下部領域には、バイパス流路34を流れるインクが配され、収容室35aの上部領域には空気室が形成される。すなわちバッファタンク35は、所定量の液体及び空気が貯留可能である。また、バッファタンク35には、バッファタンク35内の空気室を大気開放可能に構成された開閉バルブ37及び圧力センサ39が設けられている。
開閉バルブ37は、例えば電源が入った時に開き、電源が切れたら閉じる、ノーマルクローズのソレノイド開閉バルブである。開閉バルブ37は、モジュール制御部38の制御により開閉されることで、バッファタンク35の空気室を大気に対して開閉可能に構成される。
圧力センサ39は、バッファタンク35内の空気室の圧力を検出し、圧力の値を示す圧力データをモジュール制御部38へ送る。開閉バルブ37が開いており、バッファタンク35の空気室が大気に対して開放されている場合、圧力センサ39が検出する圧力データは、大気圧と等しい値になる。圧力センサ39は、開閉バルブ37が閉じており、バッファタンク35の空気室が大気に対して開放されていない場合のバッファタンク35の空気室の圧力を検出する。
圧力センサ39は、例えば半導体ピエゾ抵抗圧力センサを利用して圧力を電気信号として出力する。半導体ピエゾ抵抗圧力センサは、外部からの圧力を受けるダイヤフラムと、このダイヤフラムの表面に形成された半導体歪ゲージとを備える。半導体ピエゾ抵抗圧力センサは、外部からの圧力によるダイヤフラムの変形に伴い歪ゲージに生じるピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換して圧力を検出する。
次に、モジュール制御部38について説明する。
図5は、モジュール制御部38の構成例について説明する為の説明図である。
モジュール制御部38は、液体吐出ヘッド20、第1循環ポンプ33、第2循環ポンプ36、及び開閉バルブ37の動作を制御する。モジュール制御部38は、プロセッサ71、メモリ72、通信インターフェース73、循環ポンプ駆動回路74、バルブ駆動回路76、及び液体吐出ヘッド駆動回路77を備える。
プロセッサ71は、演算処理を実行する演算素子(たとえば、CPU(Central Processing Unit))である。プロセッサ71は、メモリ72に記憶されているプログラムなどのデータに基づいて種々の処理を行う。プロセッサ71は、メモリ72に格納されているプログラムを実行することにより、種々の制御を実行可能な制御回路として機能する。
メモリ72は、種々の情報を記憶する記憶装置である。メモリ72は、例えばROM(Read Only Memory)72a、及びRAM(Random Access Memory)72bを備える。
ROM72aは、読み出し専用の不揮発性メモリである。ROM72aは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。例えば、ROM72aは、圧力制御に用いられる制御データとして、ノズル孔21aのインク圧力を算出する算出式や、目標圧力範囲、各ポンプの調整最大値などの各種設定値を記憶する。
RAM72bは、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM72bは、プロセッサ71の処理中のデータなどを一時的に格納する。また、RAM72bは、プロセッサ71が実行するプログラムを一時的に格納する。
通信インターフェース73は、他の機器と通信するインターフェースである。通信インターフェース73は、例えば、液体吐出装置10に印刷データを送信するホスト制御装置13との通信を中継する。
循環ポンプ駆動回路74は、プロセッサ71の制御に基づき、圧電ポンプ60の圧電アクチュエータ59に駆動電圧を印加し、圧電ポンプ60を駆動する。これにより、循環ポンプ駆動回路74は、循環路31にインクを循環させる。循環ポンプ駆動回路74は、循環ポンプ毎に設けられている。第1循環ポンプ33に接続された循環ポンプ駆動回路74は、第1循環ポンプ33の圧電アクチュエータ59に駆動電圧を印加する。第2循環ポンプ36に接続された循環ポンプ駆動回路74は、第2循環ポンプ36の圧電アクチュエータ59に駆動電圧を印加する。
バルブ駆動回路76は、プロセッサ71の制御に基づき、開閉バルブ37を駆動させ、バッファタンク35の空気室を大気開放させる。
液体吐出ヘッド駆動回路77は、プロセッサ71の制御に基づき、液体吐出ヘッド20のアクチュエータ24に電圧を印加して液体吐出ヘッド20を駆動させ、液体吐出ヘッド20のノズル孔21aからインクを吐出させる。
上記の構成において、プロセッサ71は、通信インターフェース73によってホスト制御装置13と通信することにより、動作条件等の各種情報を受信する。また、プロセッサ71が取得する各種情報は、通信インターフェース73を通じてインクジェット記録装置1のホスト制御装置13に送られる。
また、プロセッサ71は、圧力センサ39から検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいて、循環ポンプ駆動回路74、及びバルブ駆動回路76の動作を制御する。例えば、プロセッサ71は、圧力センサ39の検知結果に基づき、循環ポンプ駆動回路74を制御することにより、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36の送液能力を制御する。これにより、プロセッサ71は、ノズル孔21aのインク圧力を調整する。
また、プロセッサ71は、バルブ駆動回路76を制御することにより、開閉バルブ37を開閉させる。これにより、プロセッサ71は、バッファタンク35の液位を調整する。
また、プロセッサ71は、圧力センサ39から検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいて、液体吐出ヘッド駆動回路77を制御することにより、液体吐出ヘッド20のノズル孔21aから記録媒体にインク滴を吐出させる。具体的には、プロセッサ71は、画像データに応じた画像信号を液体吐出ヘッド駆動回路77に入力する。液体吐出ヘッド駆動回路77は、画像信号に応じた液体吐出ヘッド20のアクチュエータ24を駆動させる。液体吐出ヘッド駆動回路77が液体吐出ヘッド20のアクチュエータ24を駆動した場合、アクチュエータ24が変形し、アクチュエータ24と対向する位置のノズル孔21aのインク圧力(ノズル面圧)が変化する。ノズル面圧は、ノズル孔21aにインクによって形成されたメニスカスMeに対してインク圧力室25のインクが与える圧力である。ノズル面圧がノズル孔21aの形状及びインクの特性などによって定まる所定の値を超えた場合、ノズル孔21aからインクが吐出される。これにより、プロセッサ71は、画像データに応じた画像を記録媒体に形成させる。
次に、バッファタンク35内の圧力について説明する。
ここでは、インク圧力室25が空の状態からインクが充填されるまでに間におけるバッファタンク35内の圧力の変化について説明する。
図6は、インク圧力室25が空の状態からインクが充填されるまでに間におけるバッファタンク35内の圧力の変化について説明するためのグラフである。即ち、図6は、圧力センサ39が検知する圧力の変化を示す。図6では、横軸は、時間を示す。また、縦軸は、バッファタンク35内の圧力を示す。
図6が示す例では、時点T1において、液体吐出ヘッド20及び循環路31には、インクが充填されていないものとする。また、開閉バルブ37は、閉じているものとする。また、時点T1におけるバッファタンク35内の圧力は、「0kPa」であるものとする。
プロセッサ71は、時点T1において、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36を用いてカートリッジ51からのインクの循環を開始する。
カートリッジ51からのインクの供給が開始すると、バッファタンク35内の圧力は、減少する。インクが第1流路31a及び第2流路31bに流入し液体吐出ヘッド20のインク圧力室25、第1バイパス流路34a及びバッファタンク35内に流入するまでバッファタンク35内の圧力は、低下し続ける。ここでは、時点T2において、複数のノズル孔21aがインクでふさがり、また、バッファタンク35内にインクが流入し始めるものとする。即ち、バッファタンク35内の圧力は、時点T2において最小となる。
複数のノズル孔21aがインクでふさがり、また、バッファタンク35内にインクが流入すると、バッファタンク35内の圧力は、上昇する。インクが第2循環ポンプ36に到達するまで、バッファタンク35内の圧力は、上昇し続ける。ここでは、時点T3において、インクが第2循環ポンプ36に到達するものとする。即ち、バッファタンク35内の圧力は、時点T3においてピークを生じる。
インクが第2循環ポンプ36に到達すると、バッファタンク35内の圧力は、再度低下する。その後、インク圧力室25及び循環路31内の気泡が排出されて、バッファタンク35の液面が安定する。バッファタンク35の液面が安定すると、バッファタンク35内の圧力も安定する。ここでは、時点T4において、バッファタンク35内の圧力は、安定するものとする。即ち、時点T4の近辺においては、バッファタンク35内の圧力の変化が小さくなる。
また、時点T4において、インク圧力室25にインクが充填されたものとする。
次に、循環装置30が実現する機能について説明する。循環装置30が実現する機能は、プロセッサ71がメモリ72などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力に基づいて、インク圧力室25にインクが充填されたかを判定する機能を有する。
プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力を時系列で取得する。プロセッサ71は、時系列で取得された圧力に基づいてインク圧力室25にインクが充填されたかを判定する。
即ち、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が下限(下限圧力)に達し(時点T2に対応)、その後に上限(上限圧力)に達し(時点T3に対応)、その後に安定したこと(時点T4に対応)を検知する。
まず、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを検知する。
たとえば、プロセッサ71は、通信インターフェース73を通じて、インクの循環を開始させる制御信号をホスト制御装置13から受信する。当該制御信号を受信すると、プロセッサ71は、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36を用いてカートリッジ51からのインクの循環を開始する。
インクの循環を開始すると、プロセッサ71は、圧力センサ39にバッファタンク35内の圧力を検出させる。なお、ここでは、開閉バルブ37は、閉じているものとする。
プロセッサ71は、圧力センサ39から、圧力の値を示す圧力データを取得し続ける。また、プロセッサ71は、圧力の最小値を格納する変数(P_min_temp)を設定する。ここでは、プロセッサ71は、P_min_tempに初期値(たとえば、500Pa)を代入する。
プロセッサ71は、圧力センサ39が検出した圧力(P)がP_min_tempよりも小さい場合、P_min_tempにPを代入する。プロセッサ71は、所定の期間(たとえば、2s)、P_min_tempが更新されない場合(即ち、PがP_min_tempより大きい場合)、バッファタンク35内の圧力が下限(下限圧力)に達したと判定する。
バッファタンク35内の圧力が下限(下限圧力)に達したと判定すると、プロセッサ71は、下限圧力を格納する変数(P_min)にP_min_tempを代入する。P_minにP_min_tempを代入すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを示すフラグをセットする。
次に、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを検知する。
下限圧力を検知したことを示すフラグをセットすると、プロセッサ71は、圧力の最大値を格納する変数(P_max_temp)を設定する。ここでは、プロセッサ71は、P_max_tempに初期値としてP_minを代入する。
プロセッサ71は、圧力センサ39が検出した圧力(P)がP_max_tempよりも大きい場合、P_max_tempにPを代入する。プロセッサ71は、所定の期間(たとえば、2s)、P_max_tempが更新されない場合(即ち、PがP_max_temp以下である場合)、P_max_tempとP_minとの差を算出する。
差を算出すると、プロセッサ71は、算出された差が所定の閾値(たとえば、2kPa)より大きいかを判定する。算出された差が所定の閾値より大きいと判定すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が上限(上限圧力)に達したと判定する。
バッファタンク35内の圧力が上限(上限圧力)に達したと判定すると、プロセッサ71は、上限圧力を格納する変数(P_max)にP_max_tempを代入する。P_maxにP_max_tempを代入すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを示すフラグをセットする。
算出された差が所定の閾値以下であると判定すると、プロセッサ71は、再度、圧力センサ39が検出した圧力(P)がP_max_tempよりも大きいか判定する動作に戻る。
次に、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が安定したことを検知する。
上限圧力を検知したことを示すフラグをセットすると、プロセッサ71は、圧力の分散が所定の閾値(たとえば、40)を下回った回数をカウントするカウンタ(count_stb)を設定する。
カウンタを設定すると、プロセッサ71は、圧力の分散(σm)を算出する。ここでは、プロセッサ71は、過去の2.5sにおいて50msごとに圧力を取得し、取得された圧力の分散を算出する。
σmを算出すると、プロセッサ71は、σmが所定の閾値(たとえば、40)より小さいかを判定する。σmが所定の閾値よりも小さいと判定すると、プロセッサ71は、count_stbをインクリメント(count_stbに1を加算)する。
プロセッサ71は、所定の期間(たとえば、10s)、上記の動作を繰り返す。所定の期間が経過すると、プロセッサ71は、count_stbが所定の閾値(たとえば、180)を超えたかを判定する。count_stbが所定の閾値を超えたと判定すると、プロセッサ71は、圧力が安定したものと判定して、バッファタンク35内の圧力が安定したことを示すフラグをセットする。
count_stbが所定の閾値以下であると判定すると、プロセッサ71は、再度、圧力の分散を算出する動作に戻る。
バッファタンク35内の圧力が安定したことを示すフラグをセットすると、プロセッサ71は、インク圧力室25にインクが充填されたと判定する。たとえば、インク圧力室25にインクが充填されたと判定すると、プロセッサ71は、通信インターフェース73を通じて、インク圧力室25にインクが充填されたことを示す制御信号をホスト制御装置13に送信する。
次に、プロセッサ71の動作例について説明する。
図7は、プロセッサ71の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ71は、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36を用いてカートリッジ51からのインクの循環を開始する(ACT11)。インクの循環を開始すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを検知する(ACT12)。
バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを検知すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを検知する(ACT13)。バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを検知すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が安定したことを検知する(ACT14)。
バッファタンク35内の圧力が安定したことを検知すると、プロセッサ71は、インク圧力室25にインクが充填されたものと判定する(ACT15)。インク圧力室25にインクが充填されたものと判定すると、プロセッサ71は、動作を終了する。
なお、プロセッサ71は、インク圧力室25にインクが充填されたものと判定すると、ホスト制御装置13の制御に従ってインク圧力室25からインクを吐出させてもよい。
次に、プロセッサ71が、バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを検知する動作例(ACT12)について説明する。
図8は、プロセッサ71が、バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを検知する動作例(ACT12)について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ71は、P_min_tempに500Paを代入する(ACT21)。P_min_tempに500Paを代入すると、プロセッサ71は、タイマt_minを開始する(ACT22)。
タイマt_minを開始すると、プロセッサ71は、タイマt_min>2sであるか(2秒が経過したか)を判定する(ACT23)。タイマt_min>2sでないと判定すると(ACT23、NO)、プロセッサ71は、圧力センサ39が検出した圧力(P)<P_min_tempであるかを判定する(ACT24)。
P<P_min_tempであると判定すると(ACT24、YES)、プロセッサ71は、P_min_tempにPを代入する(ACT25)。P_min_tempにPを代入すると、プロセッサ71は、タイマt_minをリセット(タイマt_minを0とする)する(ACT26)。
P<P_min_tempでないと判定した場合(ACT24、NO)、又は、タイマt_minをリセットした場合(ACT26)、プロセッサ71は、ACT23に戻る。
タイマt_min>2sであると判定すると(ACT23、YES)、プロセッサ71は、下限圧力を格納するP_minにP_min_tempを代入する(ACT27)。P_minにP_min_tempを代入すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを示すフラグをセットする(ACT28)。
バッファタンク35内の圧力が下限圧力に達したことを示すフラグをセットすると、プロセッサ71は、動作を終了する。
次に、プロセッサ71が、バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを検知する動作例(ACT13)について説明する。
図9は、プロセッサ71が、バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを検知する動作例(ACT13)について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ71は、P_max_tempにP_minを代入する(ACT31)。P_max_tempにP_minを代入すると、プロセッサ71は、タイマt_maxを開始する(ACT32)。
タイマt_maxを開始すると、プロセッサ71は、タイマt_max>2sであるか(2秒が経過したか)を判定する(ACT33)。タイマt_max>2sでないと判定すると(ACT33、NO)、プロセッサ71は、圧力センサ39が検出した圧力(P)>P_max_tempであるかを判定する(ACT34)。
P>P_max_tempであると判定すると(ACT34、YES)、プロセッサ71は、P_max_tempにPを代入する(ACT35)。P_max_tempにPを代入すると、プロセッサ71は、タイマt_maxをリセット(タイマt_maxを0とする)する(ACT36)。
P>P_max_tempでないと判定した場合(ACT34、NO)、又は、タイマt_maxをリセットした場合(ACT36)、プロセッサ71は、ACT33に戻る。
タイマt_max>2sであると判定すると(ACT33、YES)、プロセッサ71は、P_max_temp-P_min>2kPaであるかを判定する(ACT37)。P_max_temp-P_min>2kPaでないと判定すると(ACT37、NO)、プロセッサ71は、ACT36に戻る。
P_max_temp-P_min>2kPaであると判定する(ACT37、YES)、プロセッサ71は、上限圧力を格納するP_maxにP_max_tempを代入する(ACT38)。P_maxにP_max_tempを代入すると、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを示すフラグをセットする(ACT39)。
バッファタンク35内の圧力が上限圧力に達したことを示すフラグをセットすると、プロセッサ71は、動作を終了する。
次に、プロセッサ71が、バッファタンク35内の圧力が安定したことを検知する動作例(ACT14)について説明する。
図10は、プロセッサ71が、バッファタンク35内の圧力が安定したことを検知する動作例(ACT14)について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ71は、タイマt_σを開始する(ACT41)。タイマt_σを開始すると、プロセッサ71は、圧力の分散σmを算出する(ACT42)。σmを算出すると、プロセッサ71は、σm<40であるかを判定する(ACT43)。
σm<40であると判定すると(ACT43、YES)、プロセッサ71は、count_stbをインクリメントする(ACT44)。
σm<40でないと判定した場合(ACT43、NO)、又は、count_stbをインクリメントした場合(ACT44)、プロセッサ71は、タイマt_σ>10sであるか(10秒が経過したか)を判定する(ACT45)。
タイマt_σ>10sでないと判定すると(ACT45、NO)、プロセッサ71は、50ms待機する(S46)。50ms待機すると、プロセッサ71は、ACT42に戻る。
タイマt_σ>10sであると判定すると(ACT45、YES)、プロセッサ71は、count_stb>180であるかを判定する(ACT47)。count_stb>180でないと判定すると(ACT47、NO)、プロセッサ71は、タイマt_σをリセット(タイマt_σを0とする)する(ACT48)。
タイマt_σをリセットすると、プロセッサ71は、ACT42に戻る。
count_stb>180であると判定すると(ACT47、YES)、プロセッサ71は、バッファタンク35内の圧力が安定したことを示すフラグをセットする(ACT49)。
バッファタンク35内の圧力が安定したことを示すフラグをセットすると、プロセッサ71は、動作を終了する。プロセッサ71は、圧力の分散σmに基づいて、バッファタンク35内の圧力が安定したと判定する。
なお、吐出する液体は印字用のインクに限られるものではなく、例えばプリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する装置等であってもよい。
液体吐出ヘッド20は、上記の他、例えば静電気で振動板を変形してインク滴を吐出する構造、あるいはヒータ等の熱エネルギーを利用してノズルからインク滴を吐出する構造等でもよい。
また、実施形態において、液体吐出ヘッドは、インクジェット記録装置等に用いられる例を示したが、これに限られるものではなく、例えば3Dプリンタ、産業用の製造機械、医療用途にも用いることが可能である。
以上のように構成された循環装置は、バッファタンク内の圧力に基づいてインク圧力室にインクが充填されたことを検知する。その結果、循環装置は、流路などに液体検知センサを備えなくとも、インク圧力室にインクが充填されたことを検知することができる。よって、循環装置は、インク圧力室に液体が充填されたことを効果的に検知することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…インクジェット記録装置、10…液体吐出装置、11…ヘッド支持機構、12…媒体支持機構、13…ホスト制御装置、20…液体吐出ヘッド、20a…供給口、20b…回収口、21…ノズルプレート、21a…ノズル孔、22…基板、23…マニフォルド、24…アクチュエータ、24a…電極、24b…電極、25…インク圧力室、28…インク流路、30…循環装置、31…循環路、31a…第1流路、31b…第2流路、31c…第3流路、31d…第4流路、33…第1循環ポンプ、34…バイパス流路、34a…第1バイパス流路、34b…第2バイパス流路、35…バッファタンク、35a…収容室、36…第2循環ポンプ、37…開閉バルブ、38…モジュール制御部、39…圧力センサ、51…カートリッジ、58…ポンプ室、59…圧電アクチュエータ、60…圧電ポンプ、61…逆止弁、62…逆止弁、71…プロセッサ、72…メモリ、72a…ROM、72b。RAM、73…通信インターフェース、74…循環ポンプ駆動回路、76…バルブ駆動回路、77…液体吐出ヘッド駆動回路。

Claims (5)

  1. タンクから液体吐出ヘッドに液体を供給する加圧ポンプと、
    前記液体吐出ヘッドから前記液体を回収する減圧ポンプと、
    前記加圧ポンプと前記減圧ポンプとの間に前記液体吐出ヘッドと並列に接続され、前記液体を格納するバッファタンクと、
    前記バッファタンクの圧力を検出するセンサと、
    検出された前記圧力に基づいて前記液体吐出ヘッドが備える圧力室に前記液体が充填されたかを判定するプロセッサと、
    を備える液体循環装置。
  2. 前記プロセッサは、前記センサから時系列で前記圧力を取得し、時系列で取得された前記圧力に基づいて前記圧力室に前記液体が充填されたかを判定する、
    請求項1に記載の液体循環装置。
  3. 前記プロセッサは、前記圧力が下限圧力に達し、前記圧力が上限圧力に達し、前記圧力が安定したことを検知すると、前記圧力室に前記液体が充填されたと判定する、
    請求項2に記載の液体循環装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記圧力の最小値が所定の期間、更新されない場合に、前記圧力が下限に達したと判定し、
    前記圧力の最大値が所定の期間、更新されない場合に、前記圧力が上限に達したと判定し、
    前記圧力の分散に基づいて前記圧力が安定したと判定する、
    請求項3に記載の液体循環装置。
  5. 圧力室を備える液体吐出ヘッドと、
    タンクから前記液体吐出ヘッドに液体を供給する加圧ポンプと、
    前記液体吐出ヘッドから前記液体を回収する減圧ポンプと、
    前記加圧ポンプと前記減圧ポンプとの間に前記液体吐出ヘッドと並列に接続され、前記液体を格納するバッファタンクと、
    前記バッファタンクの圧力を検出するセンサと、
    検出された前記圧力に基づいて前記圧力室に前記液体が充填されたかを判定するプロセッサと、
    を備える液体吐出装置。
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