JP2023043799A - 衣類処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉の開閉方向を変更可能でありながら、開閉方向によらず使い勝手の良い衣類処理機を提供する。【解決手段】本体ケース1は、その前面に、左右方向で対向するように設けられた第1連結部12b及び第2連結部12cを有する。扉2は、それらの連結部の各々に選択的に連結自在なヒンジ部23と、所定の表示内容を表示するタッチパネル22とを有する。ヒンジ部23は、連結部の一方に連結することによって、扉2を本体ケース1に開閉自在に連結する。タッチパネル22は、ヒンジ部23が連結した連結部に応じて、表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転させる。【選択図】図3A

Description

本発明は、衣類、タオル、シーツ等に洗濯、乾燥等の処理を行う衣類処理機に関する。
従来、衣類等(いわゆる洗濯物であり、衣服の他、タオル、シーツ等の布製品も含む。)を、処理室に収容し、その衣類等に、洗濯、乾燥等の処理を行う衣類処理機がある。この種の衣類処理機としては、例えば、回転式のドラム等からなる乾燥室(処理室)を収容する本体ケースと、本体ケースの前面パネルに形成されている開口部を、開閉自在に覆う扉とを備えた乾燥機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の衣類乾燥機では、開口部を介して乾燥室に洗濯後の衣類等が投入された後、乾燥室の内部に温風を供給するとともに、乾燥室を回転させることによって、その衣類等の乾燥が行われる。その乾燥を実行させるための操作は、扉に設けられた操作パネルを介して行われる。
特開2001-170399号公報
ところで、衣類処理機では、その設置位置等に応じて、扉の開閉方向(すなわち、扉が本体ケースに対して支持されている位置)を変更することが望まれることがある。
そのような要望に対応する構成としては、本体ケースの開口部の周縁部に複数の連結部を設けるとともに、扉にそれらの連結部に選択的に連結自在なヒンジ部を設け、ヒンジ部を複数の連結部のうちから選択された1つの連結部に連結することによって、本体ケースと扉とを連結するという構成が考えられる。この構成によれば、ヒンジ部を連結する連結部を変更することによって、扉の開閉方向を変更することができる。
しかし、このような構成を特許文献1の衣類処理機に適用すると、その衣類処理機の扉には操作パネルが設けられているので、ヒンジ部を連結する連結部(すなわち、扉の開閉方向)を変更したときに、操作パネルの表示内容の向きも変更されてしまう。その結果、連結する連結部によっては、ユーザが表示内容を把握しにくくなってしまい、衣類処理機の使い勝手が悪くなってしまうおそれがあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、扉の開閉方向を変更可能でありながら、開閉方向によらず使い勝手の良い衣類処理機を提供することを目的とする。
本発明の衣類処理機は、
処理室を収容する本体ケースと、前記本体ケースの前面に形成されている開口部を開閉自在に覆う扉とを備えている衣類処理装置において、
前記本体ケースは、前記本体ケースの前面に、上下方向で対向するように、又は、左右方向で対向するように設けられた一対の連結部を有し、
前記扉は、前記一対の連結部の各々に選択的に連結自在なヒンジ部と、所定の表示内容を表示する表示部とを有し、
前記ヒンジ部は、前記一対の連結部の一方に連結することによって、前記扉を前記本体ケースに開閉自在に連結し、
前記表示部は、前記ヒンジ部が連結した前記連結部に応じて、前記表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能であることを特徴とする。
このように、本発明の衣類処理機では、一対の連結部を、本体ケースの前面に、上下方向又は左右方向で対向するように設けるとともに、ヒンジ部を、一対の連結部の各々に選択的に連結自在としている。これにより、ヒンジ部を連結する連結部(ひいては、扉の開閉方向)を変更した際における表示部そのものの向きを、変更前後で、所定の向き、又は、扉の中心点を中心として所定の向きに対して180度回転した向きのいずれかになるように限定している。
これに加え、この衣類処理装置では、表示部は、ヒンジ部が連結した連結部に応じて、表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能になっている。そのため、例えば、表示部が180度回転した向きになった際には、表示部そのものの向き(すなわち、扉の向き)に対する表示内容の向きを、上下反転した向きに変更して、所定の向きで維持することができる。これにより、扉の開閉方向によらず、表示内容の向きを、上下方向において常に所定の向きに維持することができる。
したがって、本発明の衣類処理機によれば、扉の開閉方向を変更した場合であっても、表示内容の向きを所定の向きに維持することができるので、ユーザが表示内容を容易に把握することができ、使い勝手の良さを維持することができる。
また、本発明の衣類処理機においては、
前記扉は、円盤状又は矩形状の部材であり、
前記表示部は、前記扉の上下方向における中心を通り、水平方向に延びる仮想横線よりも、上方側又は下方側に位置していることが好ましい。
衣類処理機の設置位置等によっては、表示部が上方側又は下方側に偏った位置に位置している方が、内容を把握しやすく、使い勝手がよい場合がある。そこで、このように、表示部を水平方向に延びる仮想横線よりも上方側又は下方側に位置させると、ヒンジ部を連結する連結部を変更するだけで、表示部の位置を、上方側又は下方側に偏った位置(すなわち、表示内容を把握しやすい位置)に変更することができる。
また、本発明の衣類処理機においては、
前記表示内容は、少なくとも1つの表示項目からなる第1のグループと、他の少なくとも1つの表示項目からなる第2のグループとを含み、
前記ヒンジ部が前記一対の連結部の一方に連結されている場合、及び、前記ヒンジ部が前記一対の連結部の他方に連結されている場合のいずれの場合であっても、前記表示部は、前記第1のグループと前記第2のグループとを、左右方向又は上下方向で所定の位置関係になるように、並べ替え可能であることが好ましい。
表示部の表示内容は、人間工学の観点等から、所定のルールでグループ分けされた表示項目をグループごとに所定の位置関係で表示する方が、ユーザが表示内容を把握しやすい場合がある。例えば、正面視で、左側にコース選択に関する表示内容のグループを表示し、そのグループよりも右側に選択されたコースの実行/停止に関する表示内容のグループを表示すると、ユーザが表示内容を把握しやすい場合がある。
そこで、このように、表示部は、複数のグループを、ヒンジ部が連結されている連結部を問わず、左右方向又は上下方向で所定の位置関係になるように、並べ替え可能に構成することが好ましい。このように構成すると、扉の開閉方向を変更した場合であっても、グループの位置関係を、ユーザが表示内容を把握しやすい位置関係に維持することができる。
また、本発明の衣類処理機においては、
前記表示内容は、第1の表示項目と、第2の表示項目とを含み、
前記ヒンジ部が前記一対の連結部の一方に連結されている場合、及び、前記ヒンジ部が前記一対の連結部の他方に連結されている場合のいずれの場合であっても、前記表示部は、前記第1の表示項目と前記第2の表示項目とを、左右方向又は上下方向で所定の位置関係になるように、並べ替え可能であることが好ましい。
表示部の表示内容は、人間工学の観点等から、その表示項目ごとに所定の位置関係で表示する方が、ユーザが表示内容を把握しやすい場合がある。例えば、正面視で、左側にタイマー予約に関する表示項目を表示し、その表示項目よりも右側に設定時間に関する表示項目を表示すると、ユーザが表示内容を把握しやすい場合がある。
そこで、このように、表示部は、複数の表示項目を、左右方向又は上下方向で所定の位置関係になるように、並べ替え可能に構成することが好ましい。このように構成すると、扉の開閉方向を変更した場合であっても、表示項目の位置関係を、ユーザが表示内容を把握しやすい位置関係に維持することができる。
また、本発明の衣類処理機においては、
前記一対の連結部の各々は、前記ヒンジ部が連結されたことを検知するセンサを有し、
前記表示部は、前記センサの検知結果に基づいて、前記表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能であることが好ましい。
このように構成すると、煩雑な設定を行うことなく、ヒンジ部を連結部に連結するだけで、自動的に表示内容を所定の向きにすることができる。
また、本発明の衣類処理機においては、
前記表示部は、前記ヒンジ部が連結した前記連結部に応じて、前記表示内容、及び、接触位置に基づいて発信される信号を変更可能なタッチパネルであることが好ましい。
このように、表示部として操作パネルを兼ねるタッチパネルを採用すると、表示内容の変更に伴って、操作のためにユーザが触れる必要のある位置も変更できる。これにより、扉の開閉方向を変更した場合であっても、操作についての使い勝手を維持することができる。
また、本発明の衣類処理機においては、
複数のスイッチからなる操作受付部と、前記複数のスイッチのいずれかが押下された際に発信された信号に基づいて所定の処理を実行する制御部とを備え、
前記表示部は、前記扉に着脱自在であり、前記操作受付部に重ねて配置される、又は、前記操作受付部に隣接して配置されるプレートであり、
前記制御部は、前記ヒンジ部が連結された前記連結部に応じて、前記操作受付部から発信される信号に基づいて実行する処理を、切り替え可能であることが好ましい。
このように構成すると、表示部による表示内容の変更に伴って、操作のために押下するスイッチの位置も変更できる。これにより、扉の開閉方向を変更した場合であっても、操作についての使い勝手を維持することができる。
第1実施形態に係る衣類乾燥機の斜視図。 図1の衣類乾燥機の構成を模式的に示す縦断面図。 図1の衣類乾燥機の正面図であって、ヒンジ部を第1連結部に連結した状態を示す図。 図1の衣類乾燥機の正面図であって、ヒンジ部を第2連結部に連結した状態を示す図。 図3Aの要部拡大図。 図3Bの要部拡大図。 第2実施形態に係る衣類乾燥機の正面図であって、ヒンジ部を第1連結部に連結した状態を示す図。 第2実施形態に係る衣類乾燥機の正面図であって、ヒンジ部を第2連結部に連結した状態を示す図。 図5Aの衣類乾燥機のプレートを操作受付部に装着する前の状態を拡大して示す正面図。 図5Aの要部拡大図。 図5Bの要部拡大図。
以下においては、本発明の衣類処理装置が、衣類乾燥機である場合について説明する。しかし、本発明の衣類処理装置は、衣類乾燥機に限定されるものではなく、衣類等(いわゆる洗濯物であり、衣服の他、タオル、シーツ等の布製品も含む。)について洗濯、乾燥等の処理を行うものであればよい。そのため、例えば、本発明の衣類処理機は、衣類洗濯機であってもよい。
[第1実施形態]
以下、図1,図2,図3A,図3B,図4A及び図4Bを参照して、第1実施形態に係る衣類乾燥機D1(衣類処理装置)について説明する。
[衣類乾燥機の概略構成]
まず、図1を参照して、衣類乾燥機D1の概略構成について説明する。
図1に示すように、衣類乾燥機D1は、略立方体形状の本体ケース1と、本体ケース1に連結されている扉2とを備えている。扉2は、本体ケース1に対して連結する向きを、所定の向き、及び、扉2の中心点を中心として所定の向きに対して180度回転させた向きのいずれかを選択することができるようになっている(図3A及び図3B参照)。
[本体ケースの構成]
本体ケース1は、対向するように配置されている天板10及び底板11と、天板10と底板11との間に位置し、上下方向に延設されている前板12、後蓋13及び左右一対の側板14とにより構成されている。
前板12の中央には、ドラム3に衣類を投入するための衣類投入口12a(開口部)が設けられている。衣類投入口12aは、片開き式の扉2で、開閉自在に覆われている。後蓋13は、後述の背面壁1aを構成している。前板12の衣類投入口12aの周縁部には、第1連結部12b及び第2連結部12cが設けられている(図3A及び図3B参照)。
[本体ケースに収容されている機器の構成]
次に、図2を参照して、本体ケース1の内部に収容されている機器について説明する。
図2に示すように、本体ケース1の内部には、衣類Wを収容して回転しつつ乾燥する回転式のドラム3(処理室)と、ドラム3から排出された空気を機外に排出するための排湿機構4と、ドラム3及び排湿機構4を駆動させるためのモータ5(電動機)と、温風を生成する温風生成ユニット6と、乾燥運転時にモータ5の駆動、温風生成ユニット6の点消火動作等を制御する制御装置7とが、収容されている。
ドラム3は、本体ケース1の内部で左右方向に配置されている筒状のドラム本体部3aと、ドラム本体部3aの前端側に位置する正面開放部3bと、ドラム本体部3aの後端側に位置する奥壁3cと、奥壁3cの背面側に設けられたドラム回転軸3dと、奥壁3cを補強するための補強板3eとを有している。
本体ケース1の正面側には、正面開放部3bに対応する位置に、片開き式の扉2で覆われた衣類投入口12aが設けられている。衣類投入口12aの外周には、リング板1cが装着されている。リング板1cには、正面開放部3bを介して、ドラム3が回動自在な状態で支持されている。
ドラム回転軸3dは、奥壁3cを貫くようにして設けられている。ドラム回転軸3dのドラム本体部3aの内部側の端部には、排湿機構4のフィルタユニット4aが取り付けられている。また、ドラム回転軸3dのドラム本体部3aの外部側の端部には、軸支された奥壁3cを補強するための補強板3eが取り付けられている。
ドラム回転軸3dは、本体ケース1の背面壁1aから正面に向かって延設されている支持軸1bに、回転自在に装着されている。これにより、ドラム3は、横倒姿勢(軸線が左右方向になる姿勢)で、本体ケース1に対し、回転自在に支持されている。
排湿機構4は、ドラム3のドラム本体部3aの内部に設けられているフィルタユニット4aと、ドラム3の奥壁3cと本体ケース1の背面壁1aとの間に設けられている排気路4bと、排気路4bの下流端に設けられ、本体ケース1の上部で開口する排気口4cと、排気路4bの上流側に設けられているファンケース4dと、ファンケース4dの内部に収容されている排湿ファン4eと、排湿ファン4eを本体ケース1の支持軸1bに回転自在に支持するファン回転軸4fとを有している。
排湿ファン4eは、衣類Wの乾燥に伴い高湿度になったドラム3のドラム本体部3aの内部の空気を排出するとともに、ドラム本体部3aの内部に温風を引き込む気流を発生させる。
具体的には、排湿ファン4eが回転すると、まず、外気が本体ケース1の底部に形成されている給気口1dから本体ケース1の内部に取り込まれる。次に、本体ケース1の内部に取り込まれた外気は、後述するように、ガスバーナ6aの炎に加熱されて温風になり、温風ダクト6eを通ってドラム本体部3aの内部に送られる。
ドラム本体部3aの内部に送り込まれた温風は、ドラム本体部3aに収容されている衣類Wから湿気を吸収してその衣類Wを乾燥させる。衣類Wの乾燥に伴い高湿度になった温風(高湿温風)は、フィルタユニット4aを通過して排湿ファン4eへ向かう。このとき、衣類Wから発生した糸屑類がフィルタユニット4aに捕捉される。
フィルタユニット4aを経て排湿ファン4eへ向かった高湿温風は、排湿ファン4eの正面側から入って排湿ファン4eの外周に向かい、排気路4bに集約されて排気口4cから機外に排出される。
モータ5は、モータ本体部5aと、モータ本体部5aの駆動力によって回転する第1駆動軸5b及び第2駆動軸5cと、駆動軸からの駆動力を伝達する第1伝動ベルト5d及び第2伝動ベルト5eとを有している。
第1伝動ベルト5dは、第1駆動軸5bとドラム3のドラム本体部3aとに掛け渡されている。第2伝動ベルト5eは、第2駆動軸5cと排湿ファン4eのファン回転軸4fとに掛け渡されている。
第1駆動軸5bの回転力は、第1伝動ベルト5dを介してドラム本体部3aに伝達され、ドラム3を回転させる。このドラム3の回転により、ドラム3の内部に収容されている衣類Wは、定位置に留まることなく常に動かされる。
第2駆動軸5cの回転力は、第2伝動ベルト5eを介してファン回転軸4fに伝達され、排湿ファン4eを回転させる。この排湿ファン4eの回転により、ドラム本体部3aの内部に気流が形成される。
温風生成ユニット6は、ガスバーナ6aと、ガス噴射ノズル6bと、ガス供給弁装置6cと、放電装置6dと、温風ダクト6eとを有している。
ガス供給弁装置6cから供給された燃料ガスは、ガス噴射ノズル6bからガスバーナ6aのガス入口へ向けて噴射される。噴射された燃料ガスは、ガス入口周辺の燃焼用空気とともにガスバーナ6aに導かれる。その後、その燃焼ガス及び燃焼用空気は、放電装置6dによって着火されて燃焼し、その燃焼によって外気が加熱され温風が生成される。
なお、燃焼ガスとともにガスバーナ6aに供給される燃焼用空気は、加熱するための外気と同様に本体ケース1の底部の給気口1dから取り込まれる。
温風ダクト6eは、ガスバーナ6aの上方からリング板1cに形成された温風出口1eまで延設されている。ガスバーナ6aにより加熱生成された温風は、温風ダクト6eを通って温風出口1eへ導かれ、ドラム3の内部へ送り込まれる。
制御装置7は、扉2に設けられたタッチパネル22(図3A等参照)を介してユーザに入力された内容に基づいて、乾燥運転時におけるモータ5の駆動、温風生成ユニット6の点火・消火動作、扉2のタッチパネル22の表示内容等に関する制御を行う。
[扉の構成]
次に、図3A及び図3Bを参照して、扉2の構成について説明する。
図3Aに示すように、扉2は、略円盤状の部材であり、本体ケース1の前板12の中央部に設けられている衣類投入口12aを、開閉自在に覆っている。これにより、扉2を閉鎖した状態では、その扉2によって、衣類投入口12aが閉鎖される。一方、扉2を開放した状態では、衣類投入口12aも開放されるので、衣類投入口12aを介して、ドラム3のドラム本体部3aの内部に衣類Wを収容したり、ドラム本体部3aの内部から衣類Wを取り出したりすることができる。
なお、衣類処理装置D1では、扉2として後述する窓部21を有している円盤状の部材を採用している。しかし、本発明の扉として採用する部材は、そのような構成に限定されるものではなく、衣類処理機の開口部を開閉自在な形状の部材であればよい。そのため、例えば、扉として、多角形状(例えば、矩形状)の部材、窓部を有していない部材等を採用してもよい。多角形状の部材には、例えば、角部を曲線状とした形状も含まれる。
扉2と本体ケース1との連結の状態は、後述する連結構造によって、図3Aに示すように、衣類投入口12aの縁部のうち正面視左側部分を支点として、扉2の先端部が本体ケース1に対して左側に移動するように開く状態(以下、この状態を「第1状態」という。)と、図3Bに示すように、衣類投入口12aの縁部のうち正面視右側部分を支点として、扉2の先端部が本体ケース1に対して右側に移動するように開く状態(以下、この状態を「第2状態」という。)とを、選択できるようになっている。
扉2は、扉2の外形を規定する環状の枠体20と、枠体20に嵌め込まれている円形の窓部21と、窓部21と一体に設けられているタッチパネル22(表示部)と、枠体20の周縁部に設けられているヒンジ部23と、枠体20の周縁部であって、枠体20の中心を挟んでヒンジ部23の反対側になる位置に設けられている取手部24とを有している。
窓部21は、本体ケース1の外側から順に配置されているアクリル板と耐熱ガラスとによる二層構造になっている。このアクリル板と耐熱ガラスは、いずれも透明の材料であるので、窓部21を介して、ドラム3のドラム本体部3aの内部を外部から観察可能になっている。
なお、本発明の窓部は、このような構成に限定されるものではなく、ドラム本体部の内部を外部から観察可能なものであればよい。そのため、必ずしもアクリル板と耐熱ガラスを用いた二層構造にする必要はなく、他の透明な部材を用いたり、一層構造又は三層以上に構成したりしてもよい。
タッチパネル22は、所定の表示内容を表示するとともに、ユーザの手指の接触を検知して、その接触位置に応じた信号を制御装置7へと発信する。タッチパネル22の表示内容、及び、接触位置に基づいて発信される信号は、後述するように、ヒンジ部23が本体ケース1の第1連結部12b及び第2連結部12cのいずれに連結したかに応じて変更可能になっている。
[本体ケースと扉との連結構造]
次に、図3A及び図3Bを参照して、本体ケース1と扉2との連結構造について説明する。
図3A及び図3Bに示すように、本体ケース1は、前板12の衣類投入口12aの周縁部であって、左右方向で対向する位置に、第1連結部12b及び第2連結部12cを有している。
第1連結部12bは、正面視で、衣類投入口12aの周縁部の左側であって、扉2を第1状態における向きにした場合に(図3A参照)、ヒンジ部23に対応する位置に位置している。
第2連結部12cは、正面視で、衣類投入口12aの周縁部の右側であって、扉2を第1状態から扉2の中心点を中心として180度回転させて第2状態における向きにした場合に(図3B参照)、ヒンジ部23に対応する位置に位置している。
第1連結部12b及び第2連結部12cの各々に対して、扉2のヒンジ部23は、選択的に連結自在に構成されている。第1連結部12b及び第2連結部12cのいずれにヒンジ部23を連結するかは、衣類乾燥機D1の設置者等によって、適宜判断される。
なお、第1連結部12b及び第2連結部12cは、本体ケース1の衣類投入口12aの周縁部に設けられているが、本発明の連結部は、本体ケースの前面に設けられているものであればよい。そのため、例えば、扉が本体ケースの前板よりもわずかに小さいような大きさ又は一致するような大きさである場合には、本体ケースの前板の周縁部に連結部を設けてもよい。
このように、衣類乾燥機D1では、第1連結部12b及び第2連結部12cの2つの連結部と、それらに選択的に連結可能なヒンジ部23とによって、本体ケース1に扉2を連結するための連結構造が構成されている。そのため、衣類乾燥機D1では、ヒンジ部23の連結する連結部を変更することによって、扉2の向き(ひいては、開閉方向)を、第1状態と第2状態とのいずれかに変更自在になっている。
ここで、扉2のタッチパネル22は、円盤状の部材である扉2の上下方向における中心を通り、水平方向に延びる仮想軸線aよりも、第1状態では、上方側に位置し、第2状態では、下方側に位置する位置に設けられている。具体的には、タッチパネル22は、第1状態における位置と、第2状態における位置とが、仮想軸線aを挟んで、線対称になる位置に設けられている。
これにより、衣類乾燥機D1では、タッチパネル22を水平方向に延びる仮想横線aよりも上方側又は下方側に位置させると、ヒンジ部23を連結する連結部を変更するだけで、タッチパネル22の位置を、上方側又は下方側に偏った位置に変更することができるようになっている。
これは、衣類乾燥機D1の設置位置等の状況によっては、タッチパネル22が上方側又は下方側に偏った位置に位置している方が、ユーザが内容を把握しやすく、使い勝手がよい場合があるので、状況に応じて、タッチパネル22の位置を適切な位置に容易に変更することができるようにするためである。
さらに、衣類乾燥機D1では、ヒンジ部23と連結する連結部を変更した際に線対称なる位置にタッチパネル22を設けているので、連結部を変更した場合においても、左右方向における位置が所定の位置になるようにして、その変更の前後における使い勝手が近いものになるようになっている。
なお、本発明の表示部を設ける位置は、このような位置に限定されるものではなく、衣類処理機を構成する他の部材、衣類処理機の設置位置といった使用状況等を考慮して、ユーザにとって見やすい位置に設けられていればよい。そのため、例えば、表示部は、扉の中央に設けられていてもよい。また、仮想軸線よりも上方側又は下方側に設ける場合であっても、仮想軸線を挟んで、線対称になる位置に設けなくてもよい。
第1連結部12b及び第2連結部12cは、連結されたヒンジ部23によって押圧される位置に、スイッチ(不図示)を有している。このスイッチが押圧されると、スイッチを押圧されている連結部から、制御装置7を介して、タッチパネル22に、いずれの連結部に連結するかを示す信号(すなわち、タッチパネル22の向きを示す信号)が通知される。タッチパネル22は、その信号に基づいて表示内容を変更する。
これにより、衣類乾燥機D1では、ヒンジ部23を第1連結部12b及び第2連結部12cのいずれかに連結するだけで、煩雑な設定を行うことなく、自動的にタッチパネル22の表示内容を変更することができるようになっている。
なお、本発明の衣類処理機は、このような構成に限定されるものではなく、連結部に設けたスイッチからの信号を用いずに、タッチパネル等の表示部の表示内容を変更するように構成してもよい。
そのため、例えば、衣類処理機は、本体ケースに扉を取り付ける際に、設置者が表示部を直接制御して、表示内容を変更するようにしてもよい。また、例えば、衣類処理機は、扉に加速度センサを設け、その加速度センサの検知結果に基づいて、ヒンジ部の位置又は向きを認識し、認識されたヒンジ部の位置又は向きに応じて、表示内容を変更するようにしてもよい。また、例えば、衣類処理機は、表示部の駆動用の配線コネクタを本体ケースの2箇所に設け、いずれの配線コネクタに表示部が接続されたかに基づいて、表示内容を変更するようにしてもよい。
[タッチパネルの表示内容]
次に、図3A,図3B,図4A及び図4Bを参照して、タッチパネル22の表示内容、及び、本体ケース1に対する扉2の向きを変更した際における処理について説明する。
まず、図4Aを参照して、タッチパネル22に表示される表示内容について説明する。
図4Aに示すように、タッチパネル22で表示内容を表示するための表示領域は、第1状態(図3A参照)で、正面視で左下に位置している第1領域22aと、第1領域22aの右側に位置している第2領域22bと、第1領域22aの上方側に位置している第3領域22cと、第2領域22bの上方側に位置している第4領域22dとに、区分できる。
第1領域22aには、第1状態では、衣類Wの処理内容の設定に関する複数の表示項目からなる第1のグループが表示される。具体的には、第1領域22aには、第1状態では、正面視で左側から順に、タイマー運転ボタン22eと、2つで1セットの時間調節ボタン22fと、コース切り替えボタン22gとが、選択可能に表示される。
第2領域22bには、第1状態では、衣類乾燥機D1によって実行される処理の駆動及び停止に関する複数の表示項目からなる第2のグループが表示される。具体的には、第2領域22bには、第1状態では、正面視で左側から順に、スタート/一時停止ボタン22hと、電源入/切ボタン22iとが、選択可能に表示される。
第3領域22cには、第1状態では、衣類Wに関する表示項目からなる第3のグループが表示される。具体的には、第3領域22cには、第1状態では、タイマー運転に関する残り時間、選択されたコース、衣類Wの状態等が表示される。
また、第4領域22dには、第1状態では、衣類処理機D1の状態に関する表示項目からなる第4のグループが表示される。具体的には、第4領域22dには、衣類処理機D1の内部温度、フィルターの状態等が表示される。
タッチパネル22の表示領域に表示される表示項目のグループ同士の位置関係、及び、各グループに含まれる表示項目同士の位置関係は、ユーザが表示内容を把握しやすいように(ひいては、ユーザの使い勝手を向上させるために)、人間工学的な観点等から、定められている。
ところで、前述のように、衣類乾燥機D1では、扉2のヒンジ部23を本体ケース1の第1連結部12b及び第2連結部12cのいずれに連結するかによって、扉2の向き(ひいては、開閉方向)を、第1状態(図3A参照)と第2状態(図3B参照)とのいずれかに変更自在になっている。
このとき、第1連結部12bと第2連結部12cとは、左右方向で対向する位置に位置しているので、第1状態における扉2の向きと第2状態における扉2の向きとは、互いに、扉2の中心点を中心として所定の向きに対して180度回転した向きになっている。具体的には、それらの向きは、互いに、左右方向及び上下方向が反転した向きになる。
同時に、当然のことながら、扉2に設けられているタッチパネル22の第1状態における向きと第2状態における向きとは、左右方向及び上下方向が反転した向きになる。そして、そのようにタッチパネル22が反転した向きになっていると、そのタッチパネル22に表示される表示内容も反転した向きになってしまうので、ユーザが表示内容を把握しにくくなってしまい、衣類乾燥機D1の使い勝手が悪くなってしまうおそれがある。
そこで、衣類乾燥機D1は、ヒンジ部23が第1連結部12b及び第2連結部12cのいずれかに連結されたかに応じて(すなわち、扉2が第1状態であるか第2状態であるかに応じて)、ユーザの使い勝手を維持できるように、タッチパネル22に表示される表示内容の向き及び位置関係を変更可能に構成されている。また、それに伴って、タッチパネル22に対する接触位置に応じて発信される信号の種類も変更可能に構成されている。
例えば、ヒンジ部23が連結する連結部を、第1連結部12bから第2連結部12cに変更することによって、第1状態(図3A、図4A参照)から第2状態(図3B、図4B参照)に、扉2の向きを変更したとする。
そのように扉2の向きの変更した場合、表示項目のグループの各々が表示される表示領域は、図4Bに示すように、第1状態(図4A)における相対的な位置関係を維持するように変更される。
具体的には、衣類Wの処理内容の設定に関する複数の表示項目からなる第1のグループの表示される表示領域が、第1状態で左下に位置していた第1領域22aから、第2状態で左下に位置している第4領域22dに変更される。
また、衣類乾燥機D1によって実行される処理の駆動及び停止に関する複数の表示項目からなる第2のグループの表示される表示領域が、第1状態で右下に位置していた第2領域22bから、第2状態では右下に位置している第3領域22cに変更される。
また、衣類Wに関する表示項目からなる第3のグループの表示される表示領域が、第1状態で左上に位置していた第3領域22cから、第2状態で左上に位置している第2領域22bに変更される。
また、衣類処理機D1の状態に関する表示項目からなる第4のグループの表示される表示領域が、第1状態で右上に位置していた第4領域22dから、第2状態で右上に位置している第1領域22aに変更される。
また、各グループに含まれる表示項目の表示位置も、図4Bに示すように、第1状態(図4A)における相対的な位置関係を維持するように変更される。
具体的には、第1のグループに含まれる表示項目は、第2状態で第1のグループが表示されている第4領域22dの内部で、第1状態の第1領域22aにおける配置と同様に、正面視で左側から順に、タイマー運転ボタン22e、2つで1セットの時間調節ボタン22f、コース切り替えボタン22gの順で表示される。また、これに伴って、タッチパネル22に対する接触位置に応じて発信される信号の種類も、各ボタンの位置に応じたものに変更される。
また、第2のグループに含まれる表示内容は、第2状態で第2のグループが表示されている第3領域22cの内部で、第1状態の第2領域22bにおける配置と同様に、正面視で左側から順に、スタート/一時停止ボタン22h、電源入/切ボタン22iの順で表示される。また、これに伴って、タッチパネル22に対する接触位置に応じて発信される信号の種類も、各ボタンの位置に応じたものに変更される。
同様に、第3のグループに含まれる表示内容は、第2状態で第3のグループが表示されている第2領域22bの内部で、第1状態の第3領域22cにおける配置と同様の配置になるように表示される。
また、第4のグループに含まれる表示内容は、第2状態で第4のグループが表示されている第1領域22aの内部で、第1状態の第4領域22dにおける配置と同様の配置になるように表示される。
さらに、タッチパネル22そのものの向き(すなわち、扉2の向き)に対する表示項目の向きも、図4Bに示すように、第1状態(図4A)における状態を維持するように変更される。具体的には、各表示項目を示すマーク及び文字向き、並びに、マークと文字との位置関係は、第1状態における向き及び位置関係から、上下に反転するように変更される。
これらの変更により、第1状態(図3A、図4A参照)から第2状態(図3B、図4B参照)に扉2の向きを変更した場合であっても、タッチパネル22の表示内容(厳密には、その向き及び位置関係)を、所定の状態に維持することができる。なお、第2状態から第1状態に扉2の向きを変更した場合であっても、表示内容を、同様に変更して、所定の状態に維持することができる。
以上説明したように、衣類乾燥機D1では、一対の連結部である第1連結部12b及び第2連結部12cを、本体ケース1の前面(具体的には、衣類投入口12aの周縁部)に、左右方向で対向するように設けるとともに、扉2のヒンジ部23を、一対の連結部の各々に選択的に連結自在としている。
これにより、ヒンジ部23を連結する連結部(ひいては、扉2の開閉方向)を変更した際におけるタッチパネル22そのものの向きを、変更前後で、所定の向き(例えば、図3Aに示す第1状態における向き)、又は、扉2の中心点を中心として所定の向きに対して180度回転した向き(例えば、図3Bに示す第2状態における向き)のいずれかになるように限定している。
これに加え、この衣類乾燥機D1では、タッチパネル22は、ヒンジ部23が連結した連結部に応じて、表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能になっており、表示内容の位置関係を、所定の位置関係になるように、移動可能になっている。
そのため、前述のように、第1状態から第2状態に変更したことによってタッチパネル22が180度回転した向きになった際には、タッチパネル22そのものの向き(すなわち、扉2の向き)に対する表示内容の向きを、上下反転した向きに変更して、所定の向きで維持することができる。また、その際には、表示内容の位置関係を、上下方向及び左右方向の少なくとも一方で変更して、所定の位置関係で維持することができる。
これにより、扉2の開閉方向によらず、表示内容の向きを、上下方向において常に所定の向きに維持することができ、表示内容の位置関係を、常に所定の位置関係に維持することができる。
したがって、衣類乾燥機D1によれば、扉2の開閉方向を変更した場合であっても、表示内容の向きを所定の向きに維持することができ、表示内容の位置関係を所定の位置関係に維持することができるので、ユーザが表示内容を容易に把握することができ、使い勝手の良さを維持することができる。
なお、衣類乾燥機D1では、一対の連結部である第1連結部12b及び第2連結部12cを、本体ケース1の衣類投入口12aの周縁部に、左右方向で対向するように設けている。しかし、本発明の一対の連結部は、本体ケースの前面に、互いに対向するように配置されているものであればよい。そのため、例えば、一対の連結部は、上下方向又は斜め方向で対向するように構成されていてもよい。
さらに、衣類処理機は、3つ以上の連結部を等間隔に配置するとともに、そのいずれかの連結部にヒンジ部を選択的に連結自在に構成してもよい。そのように構成した場合には、表示内容の反転(すなわち、回転)する方向及び移動方向は、所定の向き及び位置関係を維持するように、上下方向及び左右方向を問わず、適宜変更するとよい。
また、衣類乾燥機D1では、タッチパネル22は、少なくとも1つの表示項目からなるグループ同士の位置関係を、ヒンジ部23が連結する連結部に応じて、変更可能になっている。これは、タッチパネル22の表示内容は、人間工学の観点等から、所定のルールでグループ分けされた表示項目をグループごとに所定の位置関係で表示する方が、ユーザが表示内容を把握しやすい場合があるためである。
また、衣類乾燥機D1では、タッチパネル22は、表示項目そのものの位置関係を、ヒンジ部23が連結する連結部に応じて、変更可能になっている。これは、タッチパネル22の表示内容は、人間工学の観点等から、その表示項目ごとに所定の位置関係で表示する方が、ユーザが表示内容を把握しやすい場合があるためである。
しかし、本発明の衣類処理機の表示部は、このような構成に限定されるものではなく、ヒンジ部が連結した連結部に応じて、表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能であるものであればよい。
そのため、例えば、表示部は、表示項目の向きのみを、変更可能に構成されていてもよい。また、例えば、表示部は、表示項目の向きに加え、グループごとの位置関係のみを変更し、グループの内部における表示項目ごとの位置関係を変更しないように構成されていてもよい。
また、衣類乾燥機D1では、タッチパネル22の表示領域を上下左右に2つずつの4つの領域に区切って、表示内容を変更している。しかし、本発明の衣類処理機は、そのような構成に限定されるものではなく、表示部として用いるタッチパネルの表示領域は、表示内容等に応じて、適宜規定してよい。
[第2実施形態]
以下、図5A,図5B,図6,図7A及び図7Bを参照して、第2実施形態に係る衣類乾燥機D2(衣類処理装置)について説明する。
なお、本実施形態の衣類乾燥機D2は、表示部の構成を除き、第1実施形態の衣類乾燥機D1と同様の構成を備えている。そのため、以下の説明においては、第1実施形態の衣類乾燥機D1の構成と同一の構成又は対応する構成については、同一の符号を付すとともに、詳細な説明は省略する。
[扉の構成]
図5A,図5B、図6、図7A及び図7Bを参照して、衣類乾燥機D2の扉2の構成について説明する。
図5A及び図5Bに示すように、扉2は、扉2の外形を規定する環状の枠体20と、枠体20に嵌め込まれている円形の窓部21と、枠体20の周縁部に設けられているヒンジ部23と、枠体20の周縁部であって、枠体20の中心を挟んでヒンジ部23の反対側になる位置に設けられている取手部24と、窓部21に設けられた操作受付部25と、操作受付部25を着脱自在に覆うプレート26(表示部)とを有している。
図6に示すように、操作受付部25は、複数の操作用スイッチ25aを有している基盤であり、窓部21に固定されている。いずれかの操作用スイッチ25aが押圧された際には、制御装置7(制御部)に、押圧された操作用スイッチ25aに応じた信号が発信される。制御装置7(制御部)は、その信号に応じて、衣類乾燥機D2の動作を制御する。
操作用スイッチ25aは、上段と下段とに分かれている。上段のスイッチと下段のスイッチとは、操作受付部25の中心点を中心として点対象になるように、同様の機能のものが、左右反転した順序で配置されている。
また、操作受付部25は、一対の向き規定用スイッチ25bを有している。それらの向き規定用スイッチ25bは、操作受付部25の中心点を中心として、互いに180度回転した位置に位置している。
操作受付部25から発信される信号は、後述するプレート26のピン26cで一対の向き規定用スイッチ25bのいずれを押圧させるかによって変更可能になっている。
プレート26は、略矩形の板状のプレート本体部26aと、プレート本体部26aを貫く孔部に可撓性材料を配置して構成されている複数のボタン26bと、取り付け時に操作受付部25側になる面に立設されたピン26cとを有している。
プレート本体部26aは、操作受付部25に対応した形状を有している。そのため、操作受付部25の表面にプレート26を取り付けた際には、操作受付部25の前面が、プレート26によって覆われる。また、プレート本体部26aには、LEDランプ等の光学機器が内蔵されている。それらの光学機器は、制御装置7からの信号に応じて、点灯又は消灯したり、時間等の数値を表示したりする。
図7A及び図7Bに示すように、複数のボタン26bの各々は、操作受付部25の表面にプレート26を取り付けた状態で、操作受付部25の上下一対の操作用スイッチ25aの一方に対応する位置に設けられている。これにより、その状態では、いずれかのボタン26bが押圧された際には、そのボタン26bの背面側に位置する操作用スイッチ25aも押圧される。
ピン26cは、操作受付部25の表面にプレート26を取り付けた状態で、操作受付部25の一対の向き規定用スイッチ25bのいずれかを押圧する。制御装置7は、いずれの向き規定用スイッチ25bが押圧されているか(すなわち、いずれの向き規定用スイッチ25bから信号が発信されているか)に基づいて、操作受付部25及びプレート26の向きを認識する。
[プレートの表示内容]
図6、図7A及び図7Bを参照して、プレート26の表示内容、及び、本体ケース1に対する扉2の向きを変更した際における処理について説明する。
まず、図6を参照して、プレート26の表示内容について説明する。
図6に示すように、プレート26の上段部分には、LEDランプ等の光学機器によって、タイマー運転に関する残り時間、選択されたコース、衣類Wの状態、衣類処理機D2の内部温度、フィルターの状態等が表示される。
また、プレート26の下段部分には、複数のボタン26bが、所定の順序で配置されている。具体的には、正面視で左側から順に、タイマー運転ボタン26dと、2つで1セットの時間調節ボタン26eと、コース切り替えボタン26fと、スタート/一時停止ボタン26gと、電源入/切ボタン26hとが、押圧可能に設けられている。
プレート26の表示内容の位置関係は、ユーザが表示内容を把握しやすいように(ひいては、ユーザの使い勝手を向上させるために)、人間工学的な観点等から、定められている。
ところで、衣類乾燥機D2では、扉2のヒンジ部23を本体ケース1の第1連結部12b及び第2連結部12cのいずれに連結するかによって、扉2の向き(ひいては、開閉方向)を、第1状態(図5A参照)と第2状態(図5B参照)とのいずれかに変更自在になっている。
このとき、第1連結部12bと第2連結部12cとは、左右方向で対向する位置に位置しているので、第1状態における扉2の向きと第2状態における扉2の向きとは、互いに、扉2の中心点を中心として所定の向きに対して180度回転した向きになっている。具体的には、それらの向きは、互いに、左右方向及び上下方向が反転した向きになる。
同時に、当然のことながら、扉2に設けられている操作受付部25の第1状態における向きと第2状態における向きとは、左右方向及び上下方向が反転した向きになる。そして、そのように操作受付部25が反転した向きになった際に、それを覆うプレート26も一緒に反転した向きになってしまうと、ユーザがプレート26の表示内容を把握しにくくなってしまい、衣類乾燥機D2の使い勝手が悪くなってしまうおそれがある。
そこで、衣類乾燥機D2は、ヒンジ部23が連結される連結部を第1連結部12b及び第2連結部12cの一方から他方へと切り替えた場合(すなわち、扉2が第1状態及び第2状態の一方から他方に切り換えた場合)、ユーザの使い勝手を維持できるように、プレート26の向きを、変更可能に構成されている。
具体的には、プレート26は、操作受付部25に対して、所定の向き(例えば、図7Aで示す向き)でも、所定の向きとは180度回転させた向き(例えば、図7Bで示す向き)でも、プレート26自体は一定の向きのまま、着脱自在になっている。
また、いずれかの向きでプレート26を操作受付部25に装着した際には、プレート26に1つだけ設けられているピン26cが、操作受付部25の設けられている一対の向き規定用スイッチ25bの一方のみを押圧することになる。これにより、操作受付部25から押圧された向き規定用スイッチに応じた信号が制御装置7に発信される。
その信号を受信した制御装置7は、それ以降においては、操作受付部25の操作用スイッチ25aが押圧された際における処理を、その信号の種類に応じて切り替える。具体的には、制御装置7は、操作受付部の各スイッチから信号に基づいて実行する処理を、それらのスイッチ対応するプレート26の各ボタンに定められた機能と一致させるように、切り替える。
このように構成した本実施形態に係る衣類乾燥機D2によっても、第1実施形態に係る衣類乾燥機D1と同様に、扉2の開閉方向を変更した場合であっても、表示内容の向きを所定の向きに維持することができ、表示内容の位置関係を所定の位置関係に維持することができるので、ユーザが表示内容を容易に把握することができ、使い勝手の良さを維持することができる。
なお、衣類乾燥機D2では、表示部として1枚のプレート26を採用している。しかし、本発明の表示部として採用し得るプレートは、そのような構成に限定されるものではなく、操作受付部に重ねて配置されるもの、又は、操作受付部に隣接して配置されるものであればよい。
そのため、例えば、複数のプレートを用いて表示部を構成してもよい。そのように構成した場合には、プレートで覆う操作受付部の分け方を調整すると、ヒンジ部が連結する連結部を変更するに際してプレートの向きを変更する際に、各々のプレートを独立して移動させることができるので、表示項目、又は、複数の表示項目からなるグループの位置関係を、維持することも変更することもできるようになる。
また、例えば、プレートを操作受付部に隣接して配置されるものとする場合には、本実施形態の衣類乾燥機D2の操作受付部25とは異なり、スイッチは、上下一対の2列ではなく、1列だけでよい。
また、衣類乾燥機D2では、一対の向き規定用スイッチ25bのいずれが押圧されているかによって、操作用スイッチ25aから発信される信号によって実行する処理の内容が切り替わるように構成されている。ひいては、これによって、表示部であるプレート26の向きを反転可能に構成している。しかし、本発明における表示部の向きの反転のための構成は、このような構成に限定されるものではない。
そのため、例えば、第1実施形態の衣類乾燥機D1の場合と同様に、本体ケースに扉を取り付ける際に、設置者が表示部を直接制御して、表示内容を変更するようにしてもよいし、扉に設けた加速度センサ、表示部の駆動用の配線コネクタからの信号に基づいて、表示内容を変更するようにしてもよい。
[その他の実施形態]
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では、表示部として、タッチパネル22を用いて構成している。これは、表示部として操作パネルを兼ねるタッチパネルを採用すると、表示内容の変更に伴って、操作のためにユーザが触れる必要のある位置も変更できるので、扉の開閉方向を変更した場合であっても、操作についての使い勝手を維持することができるためである。
また、上記第2実施形態では、表示部として、操作受付部25を覆うプレート26を採用している。これは、このような構成を採用すると、表示部による表示内容の変更に伴って、操作のために押下するスイッチの位置も変更できるので、扉の開閉方向を変更した場合であっても、操作についての使い勝手を維持することができるためである。
しかし、本発明の表示部は、このような構成に限定されるものではなく、ヒンジ部が連結した連結部に応じて、表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能であればよい。
そのため、例えば、表示部の一部を、タッチパネルを用いて構成し、他の一部をスイッチ、及び、そのスイッチ上に着脱自在なプレートを用いて構成してもよい。また、例えば、第1実施形態において、扉2の窓部21を構成するアクリル板と耐熱ガラスとの間に、無機エレクトロルミネッセンス又は有機エレクトロルミネッセンスを配置して、情報を表示するだけの表示部を構成してもよい。
また、上記実施形態では、いずれも、表示部を窓部21に配置している。しかし。本発明の表示部は、そのような構成に限定されるものではなく、扉に設けられているものであればよい。そのため、例えば、第1実施形態のように扉が枠体と窓部を有する場合には、窓部ではなく枠体に、表示部を設けてもよい。
1…本体ケース、1a…背面壁、1b…支持軸、1c…リング板、1d…給気口、1e…温風出口、2…扉、3…ドラム(処理室)、3a…ドラム本体部、3b…正面開放部、3c…奥壁、3d…ドラム回転軸、3e…補強板、4…排湿機構、4a…フィルタユニット、4b…排気路、4c…排気口、4d…ファンケース、4e…排湿ファン、4f…ファン回転軸、5…モータ、5a…モータ本体部、5b…第1駆動軸、5c…第2駆動軸、5d…第1伝動ベルト、5e…第2伝動ベルト、6…温風生成ユニット、6a…ガスバーナ、6b…ガス噴射ノズル、6c…ガス供給弁装置、6d…放電装置、6e…温風ダクト、7…制御装置(制御部)、10…天板、11…底板、12…前板、12a…衣類投入口(開口部)、12b…第1連結部、12c…第2連結部、13…後蓋、14…側板、20…枠体、21…窓部、22…タッチパネル(表示部)、23…ヒンジ部、24…取手部、22a…第1領域、22b…第2領域、22c…第3領域、22d…第4領域、22e…タイマー運転ボタン、22f…時間調節ボタン、22g…コース切り替えボタン、22h…スタート/一時停止ボタン、22i…電源入/切ボタン、25…操作受付部、25a…操作用スイッチ、25b…向き規定用スイッチ、26…プレート(表示部)、26a…プレート本体部、26b…ボタン、26c…ピン、26d…タイマー運転ボタン、26e…時間調節ボタン、26f…コース切り替えボタン、26g…スタート/一時停止ボタン、26h…電源入/切ボタン、D1,D2…衣類乾燥機、a…仮想軸線。

Claims (7)

  1. 処理室を収容する本体ケースと、前記本体ケースの前面に形成されている開口部を開閉自在に覆う扉とを備えている衣類処理装置において、
    前記本体ケースは、前記本体ケースの前面に、上下方向で対向するように、又は、左右方向で対向するように設けられた一対の連結部を有し、
    前記扉は、前記一対の連結部の各々に選択的に連結自在なヒンジ部と、所定の表示内容を表示する表示部とを有し、
    前記ヒンジ部は、前記一対の連結部の一方に連結することによって、前記扉を前記本体ケースに開閉自在に連結し、
    前記表示部は、前記ヒンジ部が連結した前記連結部に応じて、前記表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能であることを特徴とする衣類処理装置。
  2. 請求項1に記載の衣類処理装置において、
    前記扉は、円盤状又は矩形状の部材であり、
    前記表示部は、前記扉の上下方向における中心を通り、水平方向に延びる仮想横線よりも、上方側又は下方側に位置していることを特徴とする衣類処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の衣類処理装置において、
    前記表示内容は、少なくとも1つの表示項目からなる第1のグループと、他の少なくとも1つの表示項目からなる第2のグループとを含み、
    前記ヒンジ部が前記一対の連結部の一方に連結されている場合、及び、前記ヒンジ部が前記一対の連結部の他方に連結されている場合のいずれの場合であっても、前記表示部は、前記第1のグループと前記第2のグループとを、左右方向又は上下方向で所定の位置関係になるように、並べ替え可能であることを特徴とする衣類処理装置。
  4. 請求項3に記載の衣類処理装置において、
    前記表示内容は、第1の表示項目と、第2の表示項目とを含み、
    前記ヒンジ部が前記一対の連結部の一方に連結されている場合、及び、前記ヒンジ部が前記一対の連結部の他方に連結されている場合のいずれの場合であっても、前記表示部は、前記第1の表示項目と前記第2の表示項目とを、左右方向又は上下方向で所定の位置関係になるように、並べ替え可能であることを特徴とする衣類処理装置。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の衣類処理装置において、
    前記一対の連結部の各々は、前記ヒンジ部が連結されたことを検知するセンサを有し、
    前記表示部は、前記センサの検知結果に基づいて、前記表示内容の向きを、所定の向きになるように、上下反転可能であることを特徴とする衣類処理装置。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の衣類処理装置において、
    前記表示部は、前記ヒンジ部が連結した前記連結部に応じて、前記表示内容、及び、接触位置に基づいて発信される信号を変更可能なタッチパネルであることを特徴とする衣類処理装置。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の衣類処理装置において、
    複数のスイッチからなる操作受付部と、前記複数のスイッチのいずれかが押下された際に発信された信号に基づいて所定の処理を実行する制御部とを備え、
    前記表示部は、前記扉に着脱自在であり、前記操作受付部に重ねて配置される、又は、前記操作受付部に隣接して配置されるプレートであり、
    前記制御部は、前記ヒンジ部が連結された前記連結部に応じて、前記操作受付部から発信される信号に基づいて実行する処理を、切り替え可能であることを特徴とする衣類処理装置。
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