JP2023043653A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】SVD-MIMO方式の伝送システムにおいて、合計変調ビット数を適切に切り替えることで、誤りが発生し難く、かつ最大の伝送レートを得る。【解決手段】無線通信装置2の適応制御決定部21のビット・電力配分制御部100-iは、合計変調ビット数Niについて、各固有モードの電力配分後のMERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を決定する。符号化率選択部42-iは、合計変調ビット数Niについて、テーブル43を用いて、MERマージンが所要MERマージンを上回る符号化率を抽出し、実効伝送ビット数が最大の符号化率を選択する。最大伝送効率選択部44は、合計変調ビット数N1,・・・,NIのうち、実効伝送ビット数が最大のものを選択し、これに対応する変調方式の組み合わせ、電力配分比率及び符号化率を選択する。【選択図】図2
Description
本発明は、MIMO(Multiple Input and Multiple Output:多入力多出力)固有モード伝送システムに係り、特に、各固有モードへ割り当てる変調方式等を適応的に制御する無線通信装置に関するものである。
番組素材伝送用の無線伝送装置はFPU(Field Pickup Unit)と呼ばれており、番組の中継、映像または取材した映像を放送局へ送信する装置として重要になっている。特に、駅伝、マラソン等の番組中継では、移動する中継車からの映像及び音声を伝送するために必須なものとなっている。
従来、FPUの伝送方式としてSVD-MIMO(Singular Value Decomposition-Multiple-Input Multiple-Output)方式の検討が進んでいる(例えば特許文献1及び非特許文献1を参照)。
SVD-MIMO方式では、伝搬路行列を特異値分解して得られるウェイトを用いて、 MIMO伝搬路を固有モードと呼ばれる単一伝搬路に変換し、各固有モードの品質に応じて、各固有モードの変調方式及び電力配分を適応的に制御する。これにより、大容量の伝送を実現することができる。
図7は、特許文献1に記載されたSVD-MIMO方式による従来技術の適応変調手法を説明する図である。無線通信装置に備えたビット・電力配分制御部100は、電力配分算出部101、MER(Modulation Error Ratio:変調誤差比)マージン算出部102及び変調方式・電力決定部103を備えている。固有モード全体で伝送する変調ビット数の合計は固定である。
ビット・電力配分制御部100は、各固有モードの初期MERとMER閾値との間の差をMERマージンとして、各固有モードの電力配分後のMERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を決定する。
初期MERは、固有モードの品質の程度を表す値であり、伝搬路行列を特異値分解することによって得られる固有値に基づいて算出する方法、トレーニング信号を用いて等電力配分時のMERを通信中に測定する方法等により得ることができる。MER閾値は、所定のBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)を達成する値である。MERマージンは、前述のとおり、初期MERとMER閾値との間の差であり、その値が大きいほど、BERが低いことを意味する。
電力配分算出部101は、初期MER及びMER閾値に基づいて電力配分比率を算出し、MERマージン算出部102は、電力配分比率に基づいてMERマージンを算出する。そして、変調方式・電力決定部103は、全ての変調方式の組み合わせに対するMERマージンに基づいて、最大のMERマージンが得られる変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を決定する。尚、ビット・電力配分制御部100の詳細については、特許文献1を参照されたい。
図8は、従来技術の適応変調手法におけるMERマージンの計算結果例を説明する図である。4つの固有モードを用いるSVD-MIMO方式の伝送システムにおいて、固有モード全体で伝送する変調ビット数の合計は16ビット、各固有モードで伝送する変調ビット数の最大値を10とする。この場合、変調方式の組み合わせは48通り存在する。
説明を簡単にするため、変調方式の組み合わせは、以下の(1)~(3)の3通りから選択される場合を考える。
(1)変調ビット数:10ビット(変調方式:1024QAM),6ビット(64QAM)
(2)7ビット(128QAM),5ビット(32QAM),4ビット(16QAM)
(3)6ビット(64QAM),5ビット(32QAM),3ビット(8QAM),2ビット(QPSK)
(1)変調ビット数:10ビット(変調方式:1024QAM),6ビット(64QAM)
(2)7ビット(128QAM),5ビット(32QAM),4ビット(16QAM)
(3)6ビット(64QAM),5ビット(32QAM),3ビット(8QAM),2ビット(QPSK)
図8の左側に示すように、1番目の固有モードの初期MERとして27.8dBが算出され、2番目の固有モードの初期MERとして21.6dBが算出され、3番目の固有モードの初期MERとして16.7dBが算出され、4番目の固有モードの初期MERとして8.9dBが算出されたものとする。また、図8(1)~(3)に示すように、各変調方式が所定のBER(例えば訂正符号無しでBER=10-4)を達成するMERであるMER閾値が予め設定されるものとする。
図11は、変調方式毎のMER閾値の例を示す図である。変調ビット数が1の変調方式:BPSKのMER閾値は8.4[dB]であり、変調ビット数2の変調方式:QPSKのMER閾値は11.4[dB]である。その他の変調方式:8QAM等のMER閾値は、図11に示すとおりである。このようなMER閾値が変調方式毎に予め設定されているものとする。例えば、図11に示す変調ビット数10の変調方式:1024QAMのMER閾値である36.1[dB]が、図8(1)の固有モード1におけるMER閾値に設定されている。
図8に戻って、(1)~(3)のそれぞれにおいて、初期MERとMER閾値との間の差であるMERマージンが全ての固有モードで等しくなるように電力配分が決定され、電力配分によるゲイン(電力配分比率)が決定され、電力配分後の換算MERが算出される。そして、電力配分後のMERマージンが算出される。尚、電力配分によるゲインは、合計送信電力を1としたとき、電力配分を行わない場合の1ストリームあたりの送信電力(=0.25)に対するゲインである。
(1)~(3)のうち、電力配分後のMERマージンが最大となる変調方式の組み合わせが選択される。図8の例では、(2)の電力配分後のMERマージン(+1.0dB)が最大であるため、(2)の変調方式の組み合わせ及び電力配分比率が選択されることとなる。
図8では説明を簡単にするため、(1)~(3)の3通りのMERマージンを計算する例を示したが、実際の運用では48通りの全てに対してMERマージンを計算する。図9は、従来技術の適応変調手法における実際の運用でのMERマージンの計算結果例を説明する図である。
No.1~48は、変調方式の組み合わせを示す。弧内の4つの数字[n1,n2,n3,n4]は、それぞれ1番目から4番目の固有モードに割り当てる変調ビット数を示す。n1~n4において、「10」は変調ビット数:10ビット(変調方式:1024QAM)を示し、「9」は変調ビット数:9ビット(変調方式:512QAM)を示す。また、「8」は変調ビット数:8ビット(変調方式:256QAM)を示し、「7」は変調ビット数:7ビット(変調方式:128QAM)を示し、「6」は変調ビット数:6ビット(変調方式:64QAM)を示し、「5」は変調ビット数:5ビット(変調方式:32QAM)を示し、「4」は変調ビット数:4ビット(変調方式:16QAM)を示し、「3」は変調ビット数:3ビット(変調方式:8QAM)を示し、「2」は変調ビット数:2ビット(変調方式:QPSK)を示し、「1」は変調ビット数:1ビット(変調方式:BPSK)を示す。「0」は変調ビット数が0ビット、すなわち該当する固有モードは伝送に使用しないことを示す。
例えばNo.1[10,6,0,0]は、図8に示した(1)と同様に、1番目の固有モードの変調ビット数が10ビット(変調方式:1024QAM)、2番目の固有モードの変調ビット数が6ビット(変調方式:64QAM)であることを示し、3番目及び4番目の固有モードは使用しないことを示す。
図8と同様に、No.1~48のそれぞれについて、電力配分後のMERマージンが算出され、電力配分後のMERマージンが最大となる変調方式の組み合わせが選択される。
図9の例では、No.16[7,5,4,0]の電力配分後のMERマージン(1.00dB)が最大であるため、1番目の固有モードの変調方式:7ビット(128QAM)、2番目の固有モードの変調方式:5ビット(32QAM)及び3番目の固有モードの変調方式:4ビット(16QAM)の組み合わせが選択されることとなる。
超高精細度テレビジョン放送番組素材伝送用可搬形準マイクロ波帯OFDM方式デジタル無線伝送システム、ARIB STD-B75、1.0版、一般社団法人電波産業会
一般的に、単一のデジタル伝送では、変調方式が64QAM(6ビット)及び256QAM(8ビット)のように変調多値数が大きいほど、多くのデータを送信することができるが、誤りが発生し易くなる。これに対し、変調方式がQPSK(2ビット)及びBPSK(1ビット)のように変調多値数が小さいほど、送信可能なデータは少なくなるが、誤りは発生し難くなる。したがって、伝搬路状況が厳しい場合は変調多値数を下げ、良好な場合は変調多値数を上げればよい。
これは、前述のSVD-MIMO方式による適応変調手法においても同様である。例えば、固有モード全体で伝送する変調ビット数の合計(合計変調ビット数)が16ビットの場合と20ビットの場合とを比較すると、20ビットの方が多くのデータを送信することができるが、誤りが発生し易くなる。これに対し、16ビットの方が送信可能なデータは少なくなるが、誤りは発生し難くなる。したがって、伝搬路状況が厳しい場合は合計変調ビット数を下げ、良好な場合は合計変調ビット数を上げればよい。
このように、SVD-MIMO方式による適応変調手法において、伝搬路状況に応じて合計変調ビット数を適応的に制御することで、安定伝送及び大容量伝送の両立を図ることができ、伝搬路状況の変動に幅広く対応することが可能となる。
しかしながら、前述の特許文献1に記載されたSVD-MIMO方式による従来技術の適応変調手法に、異なる複数の合計変調ビット数を適用したとしても、合計変調ビット数を適応的に制御することができないという問題があった。
前述の特許文献1の手法では、合計変調ビット数を固定とした条件において、ビット・電力配分を決定している。この手法において、合計変調ビット数も含めた制御を行うため には、合計変調ビット数を複数通り想定し、それぞれの合計変調ビット数に対してビット・電力配分を行うことが必要となる。
一般的に、合計変調ビット数の小さい方がMERマージンは大きくなる。これは、初期MERが同一であっても、合計変調ビット数の小さい方が、MER閾値が大きくなるからである。このため、最大となるMERマージンの変調方式の組み合わせを選択すると、必然的に合計変調ビット数の小さい変調方式の組み合わせが選択されてしまう。
図10は、特許文献1に記載されたSVD-MIMO方式による従来技術の適応変調手法に、異なる2つの合計変調ビット数を適用した場合を説明する図である。4つの固有モードを用いるSVD-MIMO方式の伝送システムにおいて、合計変調ビット数は16ビット及び20ビットである。
図10(1)は、合計変調ビット数が16ビットの場合を示し、この変調方式には48通りの組み合わせがある。図10(2)は、合計変調ビット数が20ビットの場合を示し、この変調方式には55通りの組み合わせがある。初期MERは、図8の左側に示した値とする。
図10(1)を参照して、図9と同様に、No.16[7,5,4,0]の電力配分後のMERマージン(1.00dB)が最大である。このため、合計変調ビット数が16ビットの場合には、1番目の固有モードの変調方式:7ビット(128QAM)、2番目の固有モードの変調方式:5ビット(32QAM)及び3番目の固有モードの変調方式:4ビット(16QAM)の組み合わせが選択されることとなる。
図10(2)を参照して、No.38[8,6,4,2]の電力配分後のMERマージン(-2.31dB)が最大である。このため、合計変調ビット数が20ビットの場合には、1番目の固有モードの変調方式:8ビット(256QAM)、2番目の固有モードの変調方式:6ビット(64QAM)、3番目の固有モードの変調方式:4ビット(16QAM)及び4番目の固有モードの変調方式:2ビット(QPSK)の組み合わせが選択されることとなる。
そして、合計変調ビット数が16ビットの場合において選択されたNo.16[7,5,4,0]の電力配分後のMERマージン(1.00dB)と、合計変調ビット数が20ビットの場合において選択されたNo.38[8,6,4,2]の電力配分後のMERマージン(-2.31dB)とを比較すると、合計変調ビット数が16ビットのMERマージンの方が大きい。このため、最終的には、合計変調ビット数が16ビットの場合のNo.16[7,5,4,0]の変調方式の組み合わせが選択される。
前述のとおり、合計変調ビット数の小さい方がMERマージンは大きくなるため、MERマージンが最大のものを選ぶと、常に合計変調ビット数が16ビットの場合の変調方式の組み合わせが選択されることとなる。
伝搬路状況が良好であり、合計変調ビット数が20ビットの場合の変調方式の組み合わせを選択できる場合であったとしても、合計変調ビット数が16ビットの場合の変調方式の組み合わせが選択されてしまう。
このように、前述の特許文献1に記載されたSVD-MIMO方式による適応変調手法では、合計変調ビット数を伝搬路状況に応じて適応的に制御することができない。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、SVD-MIMO方式の伝送システムにおいて、合計変調ビット数を適切に切り替えることで、誤りが発生し難く、かつ最大の伝送レートを得ることが可能な無線通信装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の無線通信装置は、情報ビット系列に対し、所定の符号化率にて誤り訂正符号化が行われ、固有モードの振り分けが行われ、各固有モードの情報ビットに対し、所定の変調方式の組み合わせにて変調が行われ、所定の電力配分比率にて送信電力が配分されることで、SVD-MIMO方式にて送信が行われる際の、前記符号化率、前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率を決定する無線通信装置であって、前記各固有モードの情報ビットの合計を合計変調ビット数とし、前記固有モードの品質の程度を初期MERとし、所定のBERを達成する値をMER閾値とし、前記初期MERと前記MER閾値との間の差をMERマージンとし、前記合計変調ビット数及び前記符号化率の積を実効伝送ビット数として、前記合計変調ビット数、前記変調に用いる前記変調方式の組み合わせ、前記送信電力の配分に用いる前記電力配分比率、及び前記誤り訂正符号化に用いる前記符号化率を決定する適応制御決定部を備え、前記適応制御決定部が、複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、各固有モードの電力配分後の前記MERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率を決定するビット・電力配分制御部と、前記複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、前記ビット・電力配分制御部により前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率が決定されたときの最大の前記MERマージンが予め設定された所要MERマージンを上回る前記符号化率であって、かつ前記実効伝送ビット数が最大となる前記符号化率を選択する符号化率選択部と、前記複数の合計変調ビット数のうち、前記符号化率選択部により前記符号化率が選択されたときの前記複数の合計変調ビット数のそれぞれに対応する最大の前記実効伝送ビット数の中で最大値に対応する前記合計変調ビット数を選択し、前記ビット・電力配分制御部により当該合計変調ビット数について決定された前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率を選択し、前記符号化率選択部により当該合計変調ビット数について選択された前記符号化率を選択する最大伝送効率選択部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の無線通信装置は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記適応制御決定部が、さらに、前記複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、前記符号化率、前記実効伝送ビット数及び前記所要MERマージンの組み合わせを保持するテーブルを備え、前記符号化率選択部が、前記複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、最大の前記MERマージンと前記テーブルに保持された前記所要MERマージンとを比較し、前記MERマージンが前記所要MERマージンを上回る前記符号化率を前記テーブルから抽出し、抽出した前記符号化率について、前記テーブルに保持された前記実効伝送ビット数を比較し、前記実効伝送ビット数が最大の前記符号化率を選択する、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、SVD-MIMO方式の伝送システムにおいて、合計変調ビット数を適切に切り替えることで、誤りが発生し難く、かつ最大の伝送レートを得ることができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔伝送システム〕
まず、本発明の実施形態による無線通信装置を含む伝送システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態による無線通信装置を含む伝送システムの構成例を示すブロック図であり、Mt本の送信アンテナとMr本の受信アンテナを用いて固有モード伝送方式を実現するMt×MrのSVD-MIMO方式の機能構成ブロックを示す。図1においては、K個のチャネルの固有モードが形成されるものとする。固有モードの数はKである。Mt,Mr,Kは正の整数である。
〔伝送システム〕
まず、本発明の実施形態による無線通信装置を含む伝送システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態による無線通信装置を含む伝送システムの構成例を示すブロック図であり、Mt本の送信アンテナとMr本の受信アンテナを用いて固有モード伝送方式を実現するMt×MrのSVD-MIMO方式の機能構成ブロックを示す。図1においては、K個のチャネルの固有モードが形成されるものとする。固有モードの数はKである。Mt,Mr,Kは正の整数である。
この伝送システム1は、情報ビット系列を含む放送波を送信すると共に、チャネル情報及び初期MERを受信する無線通信装置2と、情報ビット系列を含む放送波を受信すると共に、チャネル情報及び初期MERを送信する無線通信装置3とを備えて構成される双方向通信を実現する。
図1では、情報ビット系列を送受信するためのアンテナ及び構成について示しており、チャネル情報及び初期MERを送受信するための構成については省略してある。以下、無線通信装置2を送信側の無線通信装置2といい、無線通信装置3を受信側の無線通信装置3として説明する。
送信側の無線通信装置2は、適応制御決定部21、誤り訂正符号化部22、S(シリアル)/P(パラレル)変換部23、変調部24、電力配分部25、特異値分解部26、送信ウェイト部27及びMt本の送信アンテナ28を備えている。変調部24は、K個の変調部24-1,24-2,・・・,24-Kを備えている。
受信側の無線通信装置3は、Mr本の受信アンテナ31、特異値分解部32、受信ウェイト部33、復調部34、P/S変換部35、誤り訂正復号部36及び初期MER算出部37を備えている。復調部34は、K個の復調部34-1,34-2,・・・,34-Kを備えている。
尚、図1には、本発明に直接関連する構成部のみを示しており、直接関連しない構成部は省略してある。
〔送信側〕
次に、図1に示した送信側の無線通信装置2について説明する。送信側の無線通信装置2が送信対象の情報ビット系列を入力する。
次に、図1に示した送信側の無線通信装置2について説明する。送信側の無線通信装置2が送信対象の情報ビット系列を入力する。
適応制御決定部21は、各固有モードの初期MERを入力し、MER及び伝搬路状況に応じた適応制御を行うことで、合計変調ビット数、誤り訂正符号化部22の誤り訂正符号化処理にて使用する最適な符号化率、変調部24-1,24-2,・・・,24-Kの各固有モードに割り当てる最適な変調方式の組み合わせ、及び、電力配分部25の各固有モードに割り当てる最適な電力配分比率を決定する。
適応制御決定部21は、符号化率を誤り訂正符号化部22に出力し、合計変調ビット数及び変調方式の組み合わせを変調部24に出力し、電力配分比率を電力配分部25に出力する。
具体的には、適応制御決定部21は、異なる複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、各固有モードの電力配分後のMERマージンが等しくかつ最大のときの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を決定する。そして、適応制御決定部21は、例えば後述するテーブル43を用いて、合計変調ビット数毎に、MERマージンが所要MERマージンを上回る符号化率のうち、実効伝送ビット数が最大の符号化率を特定する。
適応制御決定部21は、合計変調ビット数毎の最大の実効伝送ビット数のうち、最大の実効伝送ビット数を特定し、これに対応する合計変調ビット数を選択する。
適応制御決定部21は、選択した合計変調ビット数に対応する符号化率、変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を最適な符号化率、最適な変調方式の組み合わせ及び最適な電力配分比率に決定する。適応制御決定部21の詳細については後述する。
尚、図9にて説明したとおり、各固有モードに割り当てる変調方式が決定されると、各固有モードへ割り当てる変調ビット数も一義的に決定される。また、各固有モードの電力配分比率を加算すると1であるものとする。また、適応制御決定部21は、受信側の無線通信装置3の初期MER算出部37により算出された各固有モードの初期MERを、別途の伝送路(無線通信路または有線通信路)を介して、受信側の無線通信装置3から取得するものとする。
誤り訂正符号化部22は、情報ビット系列を入力すると共に、適応制御決定部21から符号化率を入力する。そして、誤り訂正符号化部22は、情報ビット系列に対し、入力した符号化率にて誤り訂正符号化を行い、誤り訂正符号化された情報ビット系列をS/P変換部23に出力する。
S/P変換部23は、誤り訂正符号化部22から誤り訂正符号化された情報ビット系列を入力し、シリアルの情報ビット系列をK系統のパラレルのサブストリームの情報ビットに変換して振り分ける。そして、S/P変換部23は、K系統のサブストリームの情報ビットを、変調部24に出力する。
ここで、Kは、MtとMrの数字のうち小さい方に等しく、K=min(Mt,Mr)である。尚、固有モード伝送方式を実現するSVD-MIMO方式の伝送システム1では、サブストリームは固有モードと同義である。以下、独立した直交するサブストリームを固有モードと称して説明する。
変調部24を構成する変調部24-1,24-2,・・・,24-Kは、S/P変換部23からサブストリームの情報ビット(固有モードの情報ビット)をそれぞれ入力する。また、変調部24-1,24-2,・・・,24-Kは、適応制御決定部21から合計変調ビット数及び変調方式の組み合わせを入力し、合計変調ビット数及び変調方式の組み合わせの示す変調方式をそれぞれ特定する。
変調部24-1,24-2,・・・,24-Kは、情報ビットに対し、特定した変調方式に対応する変調ビット数の独立した変調を行い、変調後の情報ビットを電力配分部25に出力する。
電力配分部25は、変調部24を構成する変調部24-1,24-2,・・・,24-Kから固有モードの変調後の情報ビットをそれぞれ入力すると共に、適応制御決定部21から電力配分比率を入力する。そして、電力配分部25は、固有モード毎の情報ビットに対し、電力配分比率に相当する重みをそれぞれ乗算する。電力配分部25は、固有モード毎の乗算後の情報ビットを送信ウェイト部27に出力する。
特異値分解部26は、Mt本の送信アンテナ28とMr本の受信アンテナ31との間で形成される伝搬路のチャネル情報を、例えば無線通信装置3から取得する。そして、特異値分解部26は、チャネル情報を表すチャネル行列Hを特異値分解して右特異行列を求め、右特異行列を送信ウェイトとし、送信ウェイト部27に出力する。
尚、特異値分解部26は、受信側の無線通信装置3により推定された伝搬路のチャネル情報を、別途の伝送路を介して、受信側の無線通信装置3から取得するものとする。または、受信側の無線通信装置3の特異値分解部32は、計算した右特異行列を、別途の伝送路を介して無線通信装置2へ指示するようにしてもよい。または、TDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式を用いる双方向通信システムでは、無線通信装置2から無線通信装置3の伝搬路と、無線通信装置3から無線通信装置2の伝搬路が同一であるとみなして、送信側の無線通信装置2で伝搬路のチャネル情報を推定し、この情報を特異値分解部26が直接取得して利用するようにしてもよい。
送信ウェイト部27は、電力配分部25から各固有モードの情報ビットを入力すると共に、特異値分解部26から送信ウェイトを入力し、情報ビットに送信ウェイトを乗算し、Mt本の送信アンテナ28のそれぞれに対応した送信アンテナ系統毎の信号を生成する。これにより、固有モード毎に直交した固有ビームが生成される。また、送信ウェイト部27により生成された信号の放送波は、送信アンテナ系統毎に送信アンテナ28から送信される。
〔受信側〕
次に、図1に示した受信側の無線通信装置3について説明する。受信側の無線通信装置3が送信側の無線通信装置2により送信された放送波を受信する。
次に、図1に示した受信側の無線通信装置3について説明する。受信側の無線通信装置3が送信側の無線通信装置2により送信された放送波を受信する。
特異値分解部32は、図示しない伝搬路推定部が推定した伝搬路のチャネル情報を取得する。そして、特異値分解部32は、チャネル情報を表すチャネル行列Hを特異値分解して左特異行列を求め、左特異行列の複素共役転置を受信ウェイトとし、受信ウェイト部33に出力する。
受信ウェイト部33は、Mr本の受信アンテナ31を介して、受信アンテナ系統毎の受信信号を入力すると共に、特異値分解部32から受信ウェイトを入力する。そして、受信ウェイト部33は、受信アンテナ系統毎の受信信号に受信ウェイトを乗算し、固有モード毎の受信信号を生成する。これにより、固有モード毎に送信された信号が、理想的には干渉を受けることなく検出される。そして、受信ウェイト部33は、各固有モードの受信信号を復調部34に出力する。
復調部34を構成する復調部34-1,34-2,・・・,34-Kは、受信ウェイト部33から対応する固有モードの受信信号をそれぞれ入力する。そして、復調部34-1,34-2,・・・,34-Kは、対応する変調部24-1~24-Kと同じ変調方式にて独立した復調を行い、復調後の誤り訂正符号化された情報ビット(K系統のパラレルのサブストリームの情報ビット)をP/S変換部35に出力する。
尚、復調部34-1,34-2,・・・,34-Kは、送信側の無線通信装置2に備えた変調部24-1,24-2,・・・,24-Kが使用した変調方式(最適な変調方式の組み合わせ)を、送信側の無線通信装置2から受信したヘッダ等の制御情報から得て保持しているものとする。または、無線通信装置3が変調方式を決定し、別途の伝送路を介して無線通信装置2へ指示する場合、復調部34-1,34-2,・・・,34-Kは、無線通信装置3にて決定した変調方式を保持しているものとする。
P/S変換部35は、復調部34を構成する復調部34-1,34-2,・・・,34-Kから固有モードの情報ビットをそれぞれ入力する。そして、P/S変換部35は、K系統のパラレルのサブストリームの誤り訂正符号化された情報ビットをシリアルの誤り訂正符号化された情報ビット系列に変換し、シリアルの誤り訂正符号化された情報ビット系列を誤り訂正復号部36に出力する。
誤り訂正復号部36は、P/S変換部35からシリアルの誤り訂正符号化された情報ビット系列を入力し、誤り訂正符号化された情報ビット系列に対し、対応する誤り訂正符号化部22と同じ符号化率にて誤り訂正復号を行い、元の情報ビット系列を復元して出力する。
尚、誤り訂正復号部36は、送信側の無線通信装置2に備えた誤り訂正符号化部22が使用した符号化率を、送信側の無線通信装置2から受信したヘッダ等の制御情報から得て保持しているものとする。または、無線通信装置3が符号化率を決定し、別途の伝送路を介して無線通信装置2へ指示する場合、誤り訂正復号部36は、無線通信装置3にて決定した符号化率を保持しているものとする。
初期MER算出部37は、送信側の無線通信装置2が各固有モードの信号を同じ電力配分で伝送した場合(固有モード間で送信電力を等しく配分して伝送した場合)の、各固有モードの初期MERを算出する。そして、図示しない通信部は、初期MER算出部37により算出された各固有モードの初期MERを、別途の伝送路を介して、送信側の無線通信装置2へ送信する。
初期MERを算出する手法については、例えばチャネル行列Hの特異値の平方が固有モード伝送における各固有モードのチャネル利得を表すことを利用してもよい。すなわち、初期MER算出部37は、チャネル行列Hの特異値を算出し、特異値の平方を、別途推定したガウス雑音電力で除算し、除算結果の値をMERに換算することにより、各固有モードの初期MERを算出する。また、初期MERを算出する他の手法として、実際にトレーニング信号を用いて等電力配分時のMERを通信中に測定するようにしてもよい。
尚、図示しない通信部は、図示しない伝搬路推定部により推定された伝搬路のチャネル情報を、別途の伝送路を介して、送信側の無線通信装置2へ送信する。
このように、送信側の無線通信装置2から送信された放送波が、受信アンテナ31にて受信され、各固有モードのサブストリームに復元され、元の情報ビット系列に復元される。
(適応制御決定部21)
次に、図1に示した適応制御決定部21について詳細に説明する。図2は、適応制御決定部21の構成例を示すブロック図であり、図3は、適応制御決定部21の処理例を示すフローチャートである。
次に、図1に示した適応制御決定部21について詳細に説明する。図2は、適応制御決定部21の構成例を示すブロック図であり、図3は、適応制御決定部21の処理例を示すフローチャートである。
図2を参照して、この適応制御決定部21は、異なる合計変調ビット数を取り扱うI個(系統)のビット・電力配分制御部100-1,・・・,100-i,・・・,100-I、及び選択部41を備えている。Iは正の整数である。ビット・電力配分制御部100-1が取り扱う合計変調ビット数はN1であり、・・・、ビット・電力配分制御部100-iが取り扱う合計変調ビット数はNiであり、・・・、ビット・電力配分制御部100-Iが取り扱う合計変調ビット数はNIである。i=1,・・・,Iである。
ビット・電力配分制御部100-1,・・・,100-i,・・・,100-Iのそれぞれは、同じ処理を行う。以下、ビット・電力配分制御部100-1,・・・,100-i,・・・,100-Iを総称して「ビット・電力配分制御部100-i」とする。
選択部41は、I個(系統)の符号化率選択部42-1,・・・,42-i,・・・,42-I及び最大伝送効率選択部44を備えている。符号化率選択部42-1,・・・,42-i,・・・,42-Iは、それぞれビット・電力配分制御部100-1,・・・,100-i,・・・,100-Iに対応している。
符号化率選択部42-1,・・・,42-i,・・・,42-Iのそれぞれは、同じ処理を行う。以下、符号化率選択部42-1,・・・,42-i,・・・,42-Iを総称して「符号化率選択部42-i」とする。
図2及び図3を参照して、無線通信装置2が、無線通信装置3の初期MER算出部37により算出された各固有モードの初期MERを、別途の伝送路を介して受信すると、ビット・電力配分制御部100-1,・・・,100-i,・・・,100-Iは、各固有モードの初期MERを入力する(ステップS301)。
ビット・電力配分制御部100-iは、図7に示したビット・電力配分制御部100と同様の処理を行う。すなわち、ビット・電力配分制御部100-iは、合計変調ビット数Niについて、各固有モードの電力配分後のMERマージン(初期MERとMER閾値との間の差)が等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を決定する(ステップS302)。これにより、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、BERを最小化する際のMERマージン、並びに各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率が得られる。
ビット・電力配分制御部100-iは、合計変調ビット数Ni、各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びにMERマージン(最大のMERマージン)を、選択部41(の符号化率選択部42-i)に出力する。
選択部41の符号化率選択部42-iは、ビット・電力配分制御部100-iから合計変調ビット数Ni、各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びにMERマージンを入力する。
符号化率選択部42-iは、予め設定されたテーブル43を用いて、入力したMERマージンとテーブル43に保持された所要MERマージンとを比較し、入力したMERマージンにて所望のBER特性が得られる符号化率、すなわちMERマージンが所要MERマージンを上回る符号化率を抽出する。そして、符号化率選択部42-iは、抽出した符号化率に対応する実効伝送ビット数を比較し、実効伝送ビット数が最大の符号化率を選択する(ステップS303)。これにより、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、最大の実効伝送ビット数、及びこれに対応する符号化率が得られる。
符号化率選択部42-iは、合計変調ビット数Ni、各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びに選択した符号化率及び当該符号化率に対応する実効伝送ビット数を最大伝送効率選択部44に出力する。
図4は、テーブル43のデータ構成例を示す図である。合計変調ビット数を、昇順に{N1,・・・,Ni,・・・,NI}(i=1,・・・,I)とする。また、誤り訂正符号化処理にて使用する符号化率を、昇順に{R1,R2,・・・,Rj,・・・,RJ-1,RJ}(j=1,・・・,J)とする。
合計変調ビット数Ni、符号化率RjにおけるSVD-MIMO方式の伝送が、所定のBER(例えば誤り訂正復号後のBER=10-4)を達成するのに必要な所要MERマージンM(Ni,Rj)を予め用意しておく。所要MERマージンM(Ni,Rj)は、計算機シミュレーションによって求められた値を用いてもよいし、図1に示した実際の伝送システム1にて測定した値を用いてもよい。
実効伝送ビット数は、合計変調ビット数Ni及び符号化率Rjの積Ni×Rjで算出されるビット数であり、予め用意しておく。
図4に示すように、テーブル43は、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、符号化率R、実効伝送ビット数N×R及び所要MERマージンM(N,R)の組み合わせを保持する。
具体的には、テーブル43は、合計変調ビット数N1について、符号化率RJ,RJ-1,・・・,Rj,・・・,R2,R1、実効伝送ビット数N1×RJ,N1×RJ-1,・・・,N1×Rj,・・・,N1×R2,N1×R1、及び所要MERマージンM(N1,RJ),M(N1,RJ-1),・・・,M(N1,Rj),・・・,M(N1,R2),M(N1,R1)を保持し、・・・、合計変調ビット数Niについて、符号化率RJ,RJ-1,・・・,Rj,・・・,R2,R1、実効伝送ビット数Ni×RJ,Ni×RJ-1,・・・,Ni×Rj,・・・,Ni×R2,Ni×R1、及び所要MERマージンM(Ni,RJ),M(Ni,RJ-1),・・・,M(Ni,Rj),・・・,M(Ni,R2),M(Ni,R1)を保持し、・・・、合計変調ビット数NIについて、符号化率RJ,RJ-1,・・・,Rj,・・・,R2,R1、実効伝送ビット数NI×RJ,NI×RJ-1,・・・,NI×Rj,・・・,NI×R2,NI×R1、及び所要MERマージンM(NI,RJ),M(NI,RJ-1),・・・,M(NI,Rj),・・・,M(NI,R2),M(NI,R1)を保持する。
尚、図4に示したテーブル43は、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、全ての符号化率Rj、実効伝送ビット数Ni×Rj及び所要MERマージンM(Ni,Rj)の組み合わせを保持するようにした。
これに対し、テーブル43は、実際に使用する組み合わせのみを保持するようにしてもよい。例えば、合計変調ビット数がN1のときに符号化率R1を使用しない場合には、図4に示したテーブル43は、左下の符号化率R1、実効伝送ビット数N1×R1及び所要MERマージンM(N1,R1)の組み合わせを保持しなくてもよい。これにより、テーブル43のデータ量を削減することができる。
また、テーブル43は、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIに対応する実効伝送ビット数Ni×Rjの範囲が重複しないように、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、符号化率R、実効伝送ビット数N×R及び所要MERマージンM(N,R)の組み合わせを保持するようにしてもよい。これにより、テーブル43のデータ量を削減することができる。
例えば、後述する図6に示すテーブル43において、合計変調ビット数N2=20ビットについての6.60,8.80,10.80,13.00の実効伝送ビット数は、合計変調ビット数N1=16ビットについての5.28から13.92までの間の範囲の実効伝送ビット数に含まれる。
そこで、実効伝送ビット数の重複を避けるため、テーブル43は、合計変調ビット数N1=16ビットについて、前述と同様に、(符号化率R1(=0.33),実効伝送ビット数=5.28,所要MERマージン=-13.5),(R2(=0.44),7.04,-11.0),・・・,(R7(=0.92),14.72,-2.0)の全ての組み合わせを保持する。また、テーブル43は、合計変調ビット数N2=20ビットについて、(符号化率R5(=0.76),実効伝送ビット数=15.20,所要MERマージン=-6.0),(R6(=0.87),17.40,-3.5),(R7(=0.92),18.40,-2.5)の組み合わせのみを保持する。
図2及び図3に戻って、最大伝送効率選択部44は、符号化率選択部42-1から、合計変調ビット数N1、各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びに符号化率及び実効伝送ビット数を入力し、・・・、符号化率選択部42-iから、合計変調ビット数Ni、各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びに符号化率及び実効伝送ビット数を入力し、・・・、符号化率選択部42-Iから、合計変調ビット数NI、各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びに符号化率及び実効伝送ビット数を入力する。
最大伝送効率選択部44は、入力した合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIに対応する実効伝送ビット数を比較する。そして、最大伝送効率選択部44は、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのうち、実効伝送ビット数が最大の合計変調ビット数を選択する(ステップS304)。
最大伝送効率選択部44は、選択した合計変調ビット数に対応する各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びに符号化率を選択して出力する(ステップS305)。最大伝送効率選択部44は、符号化率を誤り訂正符号化部22に、合計変調ビット数及び各固有モードの変調方式の組み合わせを変調部24に、各固有モードの電力配分比率を電力配分部25にそれぞれ出力する。
〔具体例〕
次に、図2及び図3に示した適応制御決定部21による処理について、具体例を挙げて説明する。図5は、適応制御決定部21による処理の具体例を説明する図であり、図6は、テーブル43のデータ構成の具体例を示す図である。
次に、図2及び図3に示した適応制御決定部21による処理について、具体例を挙げて説明する。図5は、適応制御決定部21による処理の具体例を説明する図であり、図6は、テーブル43のデータ構成の具体例を示す図である。
4つの固有モードを用いるSVD-MIMO方式の伝送において、合計変調ビット数として、N1=16ビット及びN2=20ビットの2通りを用いるものとする。初期MERは、図8に示した例と同じ値が算出されたものとする。
図5に示すように、適応制御決定部21は、合計変調ビット数N1=16ビットを取り扱うビット・電力配分制御部100-1、合計変調ビット数N2=20ビットを取り扱うビット・電力配分制御部100-2、及び選択部41を備えている。また、選択部41は、合計変調ビット数N1=16ビットを取り扱う符号化率選択部42-1、合計変調ビット数N2=20ビットを取り扱う符号化率選択部42-2、テーブル43及び最大伝送効率選択部44を備えている。
図6に示すように、テーブル43は、合計変調ビット数N1=16ビットについて、(符号化率R1(=0.33),実効伝送ビット数=5.28,所要MERマージン=-13.5),(R2(=0.44),7.04,-11.0),・・・,(R7(=0.92),14.72,-2.0)の組み合わせを保持する。また、テーブル43は、合計変調ビット数N2=20ビットについて、(符号化率R1(=0.33),実効伝送ビット数=6.60,所要MERマージン=-15.0),(R2(=0.44),8.80,-12.5),・・・,(R7(=0.92),18.40,-2.5)の組み合わせを保持する。
このような構成において、ビット・電力配分制御部100-1により、合計変調ビット数N1=16ビットについて、各固有モードの電力配分後のMERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの変調方式の組み合わせ[7,5,4,0]及び電力配分比率[0.27,0.29,0.44,0.0]が決定される。
これにより、合計変調ビット数N1=16ビットについて、変調方式の組み合わせ[7,5,4,0]、電力配分比率[0.27,0.29,0.44,0.0]及びMERマージン1.0dBが得られる。
また、ビット・電力配分制御部100-2により、合計変調ビット数N2=20ビットについて、各固有モードの電力配分後のMERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの変調方式の組み合わせ[8,6,4,2]及び電力配分比率[0.20,0.22,0.08,0.50]が決定される。
これにより、合計変調ビット数N2=20ビットについて、変調方式の組み合わせ[8,6,4,2]、電力配分比率[0.20,0.22,0.08,0.50]及びMERマージン-2.31dBが得られる。
次に、符号化率選択部42-1により、図6に示したテーブル43を用いて、MERマージン1.0dBが所要MERマージンを上回る符号化率R1(=0.33),・・・,R7(=0.92)が抽出される。そして、符号化率選択部42-1により、抽出された符号化率R1(=0.33),・・・,R7(=0.92)のうち、実効伝送ビット数が最大(14.72)の符号化率R7(=0.92)が選択される。
これにより、合計変調ビット数N1=16ビットについて、変調方式の組み合わせ[7,5,4,0]、電力配分比率[0.27,0.29,0.44,0.0]、符号化率0.92及び実効伝送ビット数14.72が得られる。
また、符号化率選択部42-2により、図6に示したテーブル43を用いて、MERマージン-2.31dBが所要MERマージンを上回る符号化率R1(=0.33),・・・,R7(=0.92)が抽出される。そして、符号化率選択部42-2により、抽出された符号化率R1(=0.33),・・・,R7(=0.92)のうち、実効伝送ビット数が最大(18.40)の符号化率R7(=0.92)が選択される。
これにより、合計変調ビット数N2=20ビットについて、変調方式の組み合わせ[8,6,4,2]、電力配分比率[0.20,0.22,0.08,0.50]、符号化率0.92及び実効伝送ビット数18.40が得られる。
次に、最大伝送効率選択部44により、合計変調ビット数N1=16ビットに対応する実効伝送ビット数14.72と合計変調ビット数N2=20ビットに対応する実効伝送ビット数18.40とが比較され、実効伝送ビット数が最大値(18.40)に対応する合計変調ビット数N2=20ビットが選択される。
このようにして、実効伝送ビット数が最大となるときの合計変調ビット数N2=20ビット、変調方式の組み合わせ[8,6,4,2]、電力配分比率[0.20,0.22,0.08,0.50]及び符号化率0.92が選択されることとなる。
一方、他の例として、図5に示した構成及び図6に示したテーブル43において、ビット・電力配分制御部100-1により、MERマージン-2.9dBが得られ、ビット・電力配分制御部100-2により、MERマージン-6.21dBが得られたとする。
この場合、符号化率選択部42-1により、図6に示したテーブル43を用いて、MERマージン-2.9dBが所要MERマージンを上回る符号化率R1(=0.33),・・・,R6(=0.87)が抽出される。そして、符号化率選択部42-1により、実効伝送ビット数が最大(13.92)の符号化率R6(=0.87)が選択される。
これにより、合計変調ビット数N1=16ビットについて、変調方式の組み合わせ[7,5,4,0]、電力配分比率[0.27,0.29,0.44,0.0]、符号化率0.87及び実効伝送ビット数13.92が得られる。
また、符号化率選択部42-2により、図6に示したテーブル43を用いて、MERマージン-6.31dBが所要MERマージンを上回る符号化率R1(=0.33),・・・,R4(=0.65)が抽出される。そして、符号化率選択部42-2により、実効伝送ビット数が最大(13.00)の符号化率R4(=0.65)が選択される。
これにより、合計変調ビット数N2=20ビットについて、変調方式の組み合わせ[8,6,4,2]、電力配分比率[0.20,0.22,0.08,0.50]、符号化率0.65及び実効伝送ビット数13.00が得られる。
次に、最大伝送効率選択部44により、合計変調ビット数N1=16ビットに対応する実効伝送ビット数13.92と合計変調ビット数N2=20ビットに対応する実効伝送ビット数13.00とが比較され、実効伝送ビット数が最大(13.92)の合計変調ビット数N1=16ビットが選択される。
このようにして、実効伝送ビット数が最大となるときの合計変調ビット数N1=16ビット、変調方式の組み合わせ[7,5,4,0]、電力配分比率[0.27,0.29,0.44,0.0]及び符号化率0.87が選択されることとなる。
以上のように、本発明の実施形態の無線通信装置2によれば、適応制御決定部21のビット・電力配分制御部100-iは、合計変調ビット数Niについて、各固有モードの電力配分後のMERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率を決定する。
これにより、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、BERを最小化する際のMERマージン、並びに各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率が得られる。
選択部41の符号化率選択部42-iは、合計変調ビット数Niについて、テーブル43を用いて、MERマージンが所要MERマージンを上回る符号化率を抽出し、抽出した符号化率から、実効伝送ビット数が最大の符号化率を選択する。
これにより、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのそれぞれについて、最大の実効伝送ビット数、及びこれに対応する符号化率が得られる。
最大伝送効率選択部44は、合計変調ビット数N1,・・・,Ni,・・・,NIのうち、これらに対応する実効伝送ビット数が最大の合計変調ビット数を選択し、当該合計変調ビット数に対応する各固有モードの変調方式の組み合わせ及び電力配分比率、並びに符号化率を選択する。
これにより、選択された符号化率を用いて、誤り訂正符号化部22にて誤り訂正符号化が行われ、選択された合計変調ビット数及び各固有モードの変調方式の組み合わせを用いて、変調部24にて変調が行われる。また、選択された各固有モードの電力配分比率を用いて、電力配分部25にて電力配分が行われる。
このように、MER及び伝搬路状況に応じた適応制御が行われ、合計変調ビット数、誤り訂正符号化部22にて使用する最適な符号化率、変調部24の各固有モードに割り当てる最適な変調方式の組み合わせ、及び、電力配分部25の各固有モードに割り当てる最適な電力配分比率が決定される。
本発明の実施形態では、合計変調ビット数を固定としたときの適応制御の特性を維持しながら、実効伝送ビット数が最大となるように、適切に合計変調ビット数を切り替えることができる。
したがって、SVD-MIMO方式の伝送システム1において、MERマージンではなく、実効伝送ビット数が最大となる合計変調ビット数を適切に切り替えることで、誤りが発生し難く、かつ最大の伝送レートを得ることができ、合計変調ビット数も含めた適応制御が可能となる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば前記実施形態では、図1に示したように、送信側の無線通信装置2が適応制御決定部21を備えるようにした。これに対し、受信側の無線通信装置3が適応制御決定部21を備えるようにしてもよい。
この場合、無線通信装置3に備えた適応制御決定部21は、図2及び図3に示した構成及び処理にて、合計変調ビット数、変調方式の組み合わせ、電力配分比率及び符号化率を決定する。そして、図示しない通信部は、合計変調ビット数、変調方式の組み合わせ、電力配分比率及び符号化率を、別途の伝送路を介して、送信側の無線通信装置2へ送信する。
1 伝送システム
2,3 無線通信装置
21 適応制御決定部
22 誤り訂正符号化部
23 S/P変換部
24 変調部
25 電力配分部
26,32 特異値分解部
27 送信ウェイト部
28 送信アンテナ
31 受信アンテナ
33 受信ウェイト部
34 復調部
35 P/S変換部
36 誤り訂正復号部
37 初期MER算出部
41 選択部
42 符号化率選択部
43 テーブル
44 最大伝送効率選択部
100 ビット・電力配分制御部
101 電力配分算出部
102 MERマージン算出部
103 変調方式・電力決定部
2,3 無線通信装置
21 適応制御決定部
22 誤り訂正符号化部
23 S/P変換部
24 変調部
25 電力配分部
26,32 特異値分解部
27 送信ウェイト部
28 送信アンテナ
31 受信アンテナ
33 受信ウェイト部
34 復調部
35 P/S変換部
36 誤り訂正復号部
37 初期MER算出部
41 選択部
42 符号化率選択部
43 テーブル
44 最大伝送効率選択部
100 ビット・電力配分制御部
101 電力配分算出部
102 MERマージン算出部
103 変調方式・電力決定部
Claims (2)
- 情報ビット系列に対し、所定の符号化率にて誤り訂正符号化が行われ、固有モードの振り分けが行われ、各固有モードの情報ビットに対し、所定の変調方式の組み合わせにて変調が行われ、所定の電力配分比率にて送信電力が配分されることで、SVD-MIMO(Singular Value Decomposition-Multiple-Input Multiple-Output)方式にて送信が行われる際の、前記符号化率、前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率を決定する無線通信装置であって、
前記各固有モードの情報ビットの合計を合計変調ビット数とし、前記固有モードの品質の程度を初期MER(Modulation Error Ratio:変調誤差比)とし、所定のBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)を達成する値をMER閾値とし、前記初期MERと前記MER閾値との間の差をMERマージンとし、前記合計変調ビット数及び前記符号化率の積を実効伝送ビット数として、
前記合計変調ビット数、前記変調に用いる前記変調方式の組み合わせ、前記送信電力の配分に用いる前記電力配分比率、及び前記誤り訂正符号化に用いる前記符号化率を決定する適応制御決定部を備え、
前記適応制御決定部は、
複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、各固有モードの電力配分後の前記MERマージンが等しく、かつ当該MERマージンが最大のときの前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率を決定するビット・電力配分制御部と、
前記複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、前記ビット・電力配分制御部により前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率が決定されたときの最大の前記MERマージンが予め設定された所要MERマージンを上回る前記符号化率であって、かつ前記実効伝送ビット数が最大となる前記符号化率を選択する符号化率選択部と、
前記複数の合計変調ビット数のうち、前記符号化率選択部により前記符号化率が選択されたときの前記複数の合計変調ビット数のそれぞれに対応する最大の前記実効伝送ビット数の中で最大値に対応する前記合計変調ビット数を選択し、前記ビット・電力配分制御部により当該合計変調ビット数について決定された前記変調方式の組み合わせ及び前記電力配分比率を選択し、前記符号化率選択部により当該合計変調ビット数について選択された前記符号化率を選択する最大伝送効率選択部と、
を備えたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1に記載の無線通信装置において、
前記適応制御決定部は、さらに、
前記複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、前記符号化率、前記実効伝送ビット数及び前記所要MERマージンの組み合わせを保持するテーブルを備え、
前記符号化率選択部は、
前記複数の合計変調ビット数のそれぞれについて、最大の前記MERマージンと前記テーブルに保持された前記所要MERマージンとを比較し、前記MERマージンが前記所要MERマージンを上回る前記符号化率を前記テーブルから抽出し、抽出した前記符号化率について、前記テーブルに保持された前記実効伝送ビット数を比較し、前記実効伝送ビット数が最大の前記符号化率を選択する、ことを特徴とする無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021151380A JP2023043653A (ja) | 2021-09-16 | 2021-09-16 | 無線通信装置 |
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2021
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