JP2023043586A - 磁気ディスク装置及びライトデータの生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性を向上可能な磁気ディスク装置及びライトデータの生成方法を提供する。【解決手段】磁気ディスク装置1は、ディスク10と、ディスクに対してデータをライトし、ディスクからデータをリードするヘッド15と、ヘッドでディスクにライトするデータに対応する記録電流を生成するプリアンプ(ヘッドアンプIC)30と、第1ライトデータの内の第1データパターンの直前の第2データパターンのパターン長に応じて、第1データパターンを、記録電流に変換する際には極性反転しない疑似的な極性反転を含む異なるデータパターンに変換する、システムコントローラ130と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及びライトデータの生成方法に関する。
一定時間毎にパルス状に立ち上がる又は立ち下がる(オーバーシュート)波形を含み、又はパルス状に立ち上がる又は立ち下がる波形の絶対値よりも小さく0よりも大きい一定の電流値に相当するDC成分を含まない記録電流の波形によるライト方式であるPBW(Pulse Based Writing)方式でライト可能な磁気ディスク装置が開発されている。この磁気ディスク装置では、所定のライトデータの内の特定のパターン長のデータパターン(以下、変換対象パターンと称する場合もある)を特定のデータパターン(以下、PBWパターンと称する場合もある)に1対1で変換する。PBWパターンは、記録電流に変換する際に極性反転しない疑似的な極性反転(以下、ダミー反転と称する場合もある)を有する。PBW方式の磁気ディスク装置は、ダミー反転の位置を示すマスク信号に基づいて、ダミー反転の位置で極性反転させないようにしてPBWパターンから記録電流を生成する。この磁気ディスク装置では、所定のライトデータの内の変換対象パターンの周囲のデータパターンに応じて、PBW方式でデータをディスクにライトした場合のBER(Bit Error Rate)等の記録品質に影響が生じ得る。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、信頼性を向上可能な磁気ディスク装置及びライトデータの生成方法を提供することである。
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記ヘッドで前記ディスクにライトするデータに対応する記録電流を生成するプリアンプと、第1ライトデータの内の第1データパターンの直前の第2データパターンのパターン長に応じて、前記第1データパターンを、前記記録電流に変換する際には極性反転しない疑似的な極性反転を含む異なるデータパターンに変換する、コントローラと、を備える。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ(バッファ)90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ(バッファ)90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクと称する)10と、スピンドルモータ(以下、SPMと称する)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)14とを有する。ディスク10は、SPM12に取り付けられ、SPM12の駆動により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10の所定の位置まで移動制御する。ディスク10及びヘッド15は、2つ以上の数が設けられてもよい。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の内周から外周へ向かう方向、又はディスク10の外周から内周へ向かう方向を半径方向と称する。半径方向において、内周から外周へ向かう方向を外方向(又は外側)と称し、内周から外周へ向かう方向を内方向(又は内側)と称する。円周方向は、ディスク10の円周に沿った方向に相当する。半径方向及び円周方向は、互いに直交している。また、ディスク10の半径方向の所定の位置を半径位置と称し、ディスク10の円周方向の所定の位置を円周位置と称する場合もある。半径位置及び円周位置をまとめて単に位置と称する場合もある。ディスク10のユーザデータ領域10aは、複数の領域に区分され得る。例えば、ユーザデータ領域10aは、半径方向において、所定の数のトラックを含む領域(以下、ゾーンと称する場合もある)毎に区分され得る。ゾーンは、半径方向において、トラック毎に区分され得る。
なお、“トラック”は、ディスク10を半径方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域、ディスク10の所定の半径位置の1周分の記録領域、ディスク10の所定の半径位置の所定の記録領域、ディスク10の円周方向に延長する記録領域、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路に相当する記録領域、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路、ディスク10を半径方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置の1周分の記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置の所定の記録領域にライトされたデータ、ディスク10の円周方向に延長する記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路に相当する記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路に沿ってライトしたデータ、ディスク10において円周方向に延長するデータ、ディスク10の所定のトラックにライトされたデータ、ディスク10の所定のトラックにライトされた1周分のデータ、ディスク10の所定のトラックにライトされたデータの一部や、その他の種々の意味で用いる。“セクタ”は、ディスク10の所定のトラックを円周方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域、ディスク10の所定の半径位置で円周方向に延長する記録領域を区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域、ディスク10の所定のトラックの所定の記録領域、ディスク10の所定のトラックの所定の円周位置、ディスク10の所定の半径位置における所定の円周位置(所定の位置)、ディスク10の所定のトラックを円周方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置で円周方向に延長する記録領域を区分した複数の記録領域の1つの記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定のトラックの所定の記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定のトラックの所定の円周位置にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置における所定の円周位置(所定の位置)にライトされたデータ、所定のセクタにライトされたデータや、その他の種々の意味で用いる。“トラックの半径方向の幅”を“トラック幅”と称する場合もある。“所定のトラックにおけるトラック幅の中心位置を通る経路”を“トラックセンタ”と称する場合もある。
ヘッド15は、スライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、後述するヘッドアンプICから出力されるライト電流(又は、記録電流)に応じてディスク10にデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10に記録されているデータをリードする。なお、“ライトヘッド15W”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“リードヘッド15R”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“ライトヘッド15W及びリードヘッド15R”をまとめて単に“ヘッド15”と称する場合もある。“ヘッド15の中心部”を“ヘッド15”と称し、“ライトヘッド15Wの中心部”を“ライトヘッド15W”と称し、“リードヘッド15Rの中心部”を“リードヘッド15R”と称する場合もある。“ライトヘッド15Wの中心部”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“リードヘッド15Rの中心部”を単に“ヘッド15”と称する場合もある。“ヘッド15の中心部を所定のトラックのトラックセンタに位置決めする”ことを“ヘッド15を所定のトラックに位置決めする”、“ヘッド15を所定のトラックに配置する”、又は“ヘッド15を所定のトラックに位置する”等で表現する場合もある。
図2は、本実施形態に係るディスク10の一例を示す模式図である。図2に示すように、円周方向において、ディスク10の回転する方向を回転方向と称する。なお、図2に示した例では、回転方向は、反時計回りで示しているが、逆向き(時計回り)であってもよい。図2において、ディスク10は、内方向に位置する内周領域IRと、外方向に位置する外周領域ORと、内周領域IR及び外周領域ORの間に位置する中周領域MRとに区分されている。
図2に示した例では、ディスク10は、ユーザデータ領域10a、及びシステムエリア10bを含む。図2では、ユーザデータ領域10a及びシステムエリア10bは、半径方向において隣接している。ここで、“隣接”とは、データ、物体、領域、及び空間等が接して並んでいることはもちろん、所定の間隔を置いて並んでいることも含む。図2では、システムエリア10bは、ユーザデータ領域10aの外方向に隣接している。なお、システムエリア10bは、ユーザデータ領域10aの内方向に隣接していてもよい。また、システムエリア10bは、半径方向においてユーザデータ領域10aの間に配置されていてもよい。
図2に示した例では、ユーザデータ領域10aは、内周領域IRから外周領域ORに亘って配置されている。システムエリア10bは、外周領域ORに配置されている。なお、システムエリア10bは、内周領域IR又は中周領域MRに配置されていてもよい。システムエリア10bは、外周領域OR、中周領域MR,又は内周領域IRに分散して配置されていてもよい。
図2に示すように、ヘッド15は、ディスク10に対してVCM14の駆動により回転軸周りで回転して内方向から外方向に向かって移動して所定の位置に配置される、又は外方向から内方向に向かって移動して所定の位置に配置される。
ドライバIC20は、システムコントローラ130(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM12及びVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル60)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル60から出力されるライトデータに応じたライト電流(又は、記録電流)をヘッド15に出力する。ヘッドアンプIC30は、ヘッド15及びR/Wチャネル60に配線等を介して電気的に接続されている。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル60)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル60から出力されるライトデータに応じたライト電流(又は、記録電流)をヘッド15に出力する。ヘッドアンプIC30は、ヘッド15及びR/Wチャネル60に配線等を介して電気的に接続されている。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
不揮発性メモリ80は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ80は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
バッファメモリ90は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ90は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ90は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
システムコントローラ(コントローラ)130は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ130は、マイクロプロセッサ(MPU)40、ハードディスクコントローラ(HDC)50、及びリード/ライト(R/W)チャネル60等を含む。MPU40、HDC50、及びR/Wチャネル60は、それぞれ、互いに電気的に接続されている。システムコントローラ130は、例えば、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、バッファメモリ90、及びホスト100等に電気的に接続されている。
MPU40は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU40は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU40は、ドライバIC20を介してSPM12を制御し、ディスク10を回転させる。MPU40は、ディスク10へのデータのライト動作を制御すると共に、ホスト100から転送されてディスク10にライトされるデータ(以下、ライトデータと称する場合もある)の保存先を選択する。MPU40は、ディスク10からのデータのリード動作を制御すると共に、ディスク10からホスト100に転送されるデータ(以下、リードデータと称する場合もある)の処理を制御する。以下、“ライトデータ”を単に“データ”と称する場合もある。“リードデータ”を単に“データ”と称する場合もある。”ライトデータ及びリードデータ“をまとめて単に”データ“と称する場合もある。また、MPU40は、データを記録する領域を管理する。MPU40は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC20、HDC50、及びR/Wチャネル60等に電気的に接続されている。
MPU40は、ホスト100からのコマンド等に従って、ディスク10からデータをリードするリード処理とディスク10にデータをライトするライト処理とを制御する。MPU40は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10の所定の位置に位置決めし、リード処理又はライト処理を実行する。以下、所定の領域にデータを記録若しくはライトすること(又はライト処理)、所定の領域からデータを読み出す若しくはリードすること(又はリード処理)や、所定の領域にヘッド15等を移動させることを含む意味で“アクセス”という用語を用いる場合もある。
HDC50は、データの転送を制御する。例えば、HDC50は、MPU40からの指示に応じて、ホスト100と後述するR/Wチャネル60との間のデータの転送を制御する。HDC50は、例えば、MPU40、R/Wチャネル60、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、及びバッファメモリ90等に電気的に接続されている。
R/Wチャネル60は、MPU40からの指示に応じて、ディスク10からホスト100に転送されリードデータとホスト100から転送されるライトデータとの信号処理を実行する。R/Wチャネル60は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル60は、ホスト100等から転送されるライトデータに信号処理を実行する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル60は、例えば、ヘッドアンプIC30、MPU40、及びHDC50等に電気的に接続されている。
以下、ヘッド15、ヘッドアンプIC30、及びシステムコントローラ130において、ホスト100から転送されるライトデータをディスク10にライトする系をライト系と称する場合もある。
以下、ヘッド15、ヘッドアンプIC30、及びシステムコントローラ130において、ホスト100から転送されるライトデータをディスク10にライトする系をライト系と称する場合もある。
図3は、本実施形態に係る磁気ディスク装置1のライト系WSYの構成例を示す模式図である。図3では、説明に必要な構成のみを示している。
ライト系WSYは、ヘッド15、ヘッドアンプIC30、及びシステムコントローラ130を含む。ライト系WSYは、ライトデータを生成する。
ライト系WSYは、ヘッド15、ヘッドアンプIC30、及びシステムコントローラ130を含む。ライト系WSYは、ライトデータを生成する。
R/Wチャネル60は、ライト系WSYとして、ライトデータ生成器601と、パターン分析器602と、テーブル管理部603と、PBW(Pulse Based Writing)ライトデータ生成器604と、マスク信号生成器605、及びPECL606等を有している。R/Wチャネル60は、ライトデータ生成器601、パターン分析器602、テーブル管理部603、PBWライトデータ生成器604、マスク信号生成器605、及びPECL606等の処理をファームウェア上で実行してもよいし、ライトデータ生成器601、パターン分析器602、テーブル管理部603、PBWライトデータ生成器604、マスク信号生成器605、及びPECL606等を回路として有していてもよい。
ヘッドアンプIC30は、ライト系WSYとして、マスク信号制御器301、及びライトドライバ302等を有している。ヘッドアンプIC30は、マスク信号制御器301、及びライトドライバ302等の処理をファームウェア上で実行してもよいし、マスク信号制御器301、及びライトドライバ302等を回路として有していてもよい。
ライトデータ生成器601は、HDC50を介してホスト100から転送されたデータに信号処理を実行してライトデータ(以下、基礎ライトデータと称する場合もある)を生成する。ライトデータ生成器601は、パターン分析器602に接続されている。ライトデータ生成器601は、生成した基礎ライトデータをパターン分析器602に出力する。
パターン分析器602は、ライトデータのデータパターン(以下、単に、パターンと称する場合もある)を分析する。例えば、パターン分析器602は、ライトデータのビット系列のデータパターン、及びデータパターンのパターン長(nT)等を分析する。ここで、nは、正の整数である。また、1Tは、パターン長の単位長さに相当する。1Tは、NRT(Non-Return to Zero)方式の1Tビットのデータパターンに相当する。nTは、1Tのn倍のパターン長である。パターン分析器602は、ライトデータ生成器601、テーブル管理部603、及びPBWライトデータ生成器604に接続されている。パターン分析器602は、分析した結果(以下、分析結果と称する場合もある)をテーブル管理部603及びPBWライトデータ生成器604に出力する。以下、“パターン長nTのデータパターン”を“nTデータパターン”と称する場合もある。また、“連続するパターン長nTのデータパターンとパターン長mTのデータパターン…”を”[nT、mT、…]データパターン”又は”nT+mT+…データパターン”と称する場合もある。ここで、mは、正の整数である。
テーブル管理部603は、パターン変換テーブルを管理する。例えば、テーブル管理部603は、パターン変換テーブルを保持するメモリとしても機能する。テーブル管理部603は、少なくとも1つのパターン変換テーブルを有している。例えば、テーブル管理部603は、複数のパターン変換テーブルを有している。テーブル管理部603は、パターン分析器602から入力された分析結果、並びにディスク10及びヘッド15の特性等に基づいて、複数のパターン変換テーブルを選択して切り替える。テーブル管理部603は、パターン分析器602とPBWライトデータ生成器604とに接続されている。テーブル管理部603は、選択したパターン変換テーブルをPBWライトデータ生成器604に出力する。
PBWライトデータ生成器604は、PBW(Pulse Based Writing)方式の記録電流に対応するライトデータ(以下、PBWライトデータと称する場合もある)を生成する。PBW方式は、極性反転する位置で記録電流をパルス状に立ち上げ又は立下げ(以下、オーバーシュートと称する場合もある)、オーバーシュートしている記録電流以外の記録電流をオーバーシュートしている記録電流よりも小さく所定の電流値、例えば、0よりも大きい一定の電流値とするDC区間を含まない記録電流の波形でデータをライトする記録方式である。そのため、PBW方式の記録電流の波形は、記録電流が極性反転する位置で磁界を強くするために高めの記録電流がパルス状に立ち上がる又は立ち下がり(オーバーシュートし)、オーバーシュートしている記録電流以外の記録電流は一定の電流値、例えば、0になっている。PBWライトデータ生成器640は、パターン分析器602、テーブル管理部603、マスク信号生成器605、及びPECL606等に接続されている。PBWライトデータ生成器604は、マスク信号生成器605及びPECL606にそれぞれPBWライトデータを出力する。なお、PBWライトデータ生成器604は、PBWライトデータを生成する際に、パターン分析器602に生成途中のPBWライトデータを出力してもよい。
PBWライトデータ生成器604は、分析結果及び選択されたパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の所定のパターン長のデータパターン(以下、変換対象パターンと称する場合もある)を記録電流に変換する際に極性反転しないように信号処理される疑似的な極性反転(以下、ダミー反転と称する場合もある)を含むデータパターン(以下、PBWパターンと称する場合もある)に変換(変更、変調、又は調整)して、基礎ライトデータをPBWライトデータに変換(変更、変調、又は調整)する。
PBWライトデータ生成器604は、分析結果及びパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の所定の変換対象パターンをその直前(直前に転送されてきた又は時間的に前に隣接する)のPBW変換後のデータパターンのパターン長に応じて、この変換対象パターンをPBWパターンに変換する。言い換えると、PBWライトデータ生成器604は、分析結果及びパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の所定の変換対象パターンの直前のPBWデータパターンのパターン長に応じて、変換対象パターンを変換した後のPBWパターンのダミー反転の位置を変更する。基礎ライトデータをPBWライトデータに変換する過程において、PBWライトデータ生成器604は、分析結果及びパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の所定の変換対象パターンの直前のPBWパターンの内のデータパターンのパターン長に応じて、この変換対象パターンをPBWパターンに変換する。言い換えると、基礎ライトデータをPBWライトデータに変換する過程において、PBWライトデータ生成器604は、分析結果及びパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の所定の変換対象パターンの直前のPBWパターンの内のデータパターンのパターン長に応じて、変換対象パターンを変換した後のPBWパターンのダミー反転の位置を変更する。PBWライトデータ生成器604は、分析結果及び選択されたパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の複数の変換対象パターンのそれぞれの複数の直前のPBWパターンの内のデータパターンのパターン長に応じて、基礎ライトデータの内の複数の変換対象パターンをPBWパターンに順次変換して、基礎ライトデータをPBWライトデータに変換する。言い換えると、PBWライトデータ生成器604は、分析結果及び選択されたパターン変換テーブルに基づいて、基礎ライトデータの内の複数の変換対象パターンのそれぞれの複数の直前のPBWパターンの内のデータパターンのパターン長に応じて、複数の変換対象パターンをそれぞれ変換した後の複数のPBWパターンのダミー反転の位置を順次変更して、基礎ライトデータをPBWライトデータに変換する。PBWライトデータ生成器604は、変換したPBWライトデータをマスク信号生成器605及びPECL606に出力する。なお、PBWライトデータ生成器604は、基礎ライトデータをPBWライトデータに変換する過程において、所定の変換対象パターンをPBWパターンに変換した基礎ライトデータに対応するように分析結果及びパターン変換テーブルを更新してもよい(又は切り替えてもよい)。以下、“変換対象パターンの直前のデータパターン”を単に“直前のデータパターン”又は“直前のパターン”と称する場合もある。
図4は、変換対象パターンの最先頭パターンと直前のデータパターンとの組み合わせによる記録品質に対する影響の一例を示す図である。図4において、縦軸は、PBW方式を適用せずにディスク10にライトしたデータに対する本実施形態に係るPBW方式を適用してディスク10にライトしたデータに対応する記録品質の改善量に相当するBER(Bit Error Rate)のゲイン(以下、単に、BERのゲイン又はBERの改善量と称する場合もある)を示し、横軸は、直前のデータパターンのパターン長を示している。図4の横軸には、直前のデータパターンのパターン長1T、2T、及び3Tを示している。以下、“パターン長nTである直前のデータパターン”又は“パターン長nTの直前のデータパターン”を“直前のnTデータパターン”と称する場合もある。以下、パターン長nTのデータパターンにおいて最初に転送されるパターン長nTよりも小さいパターン長mTのデータパターンの部分を先頭部分と称し、パターン長nTのデータパターンにおいて最後に転送される部分をパターン長nTよりも小さいパターン長lTのデータパターンの部分を最後尾部分と称し、パターン長nTのデータパターンにおいて先頭部分と最後尾部分との間のパターン長nTよりも小さいパターン長kTのデータパターンの部分を中間部分と称する場合もある。ここで、l、kは、正の整数である。図4には、変換対象パターンの先端部分のデータパターン(以下、先頭パターンと称する場合もある)を連続する[1T、1T]データパターン(PBWパターン)に変換した場合のBERのゲイン(以下、[1T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインと称する場合もある)と、変換対象パターンの先頭パターンを連続する[2T、1T]データパターン(PBWパターン)に変換した場合のBERのゲイン(以下、[2T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインと称する場合もある)とを示している。以下、“変換対象パターンの先頭部分の連続する[nT、mT、…]データパターン”を“[nT、mT、…]先頭パターン”又は“nT+mT+…先頭パターン”と称する場合もある。図4では、[1T,1T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、右下がりの斜線の矩形形状で示し、[2T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、白抜きの矩形形状で示している。[1T、1T]先頭パターンは、パターン長1Tの先頭パターンの最先頭に配置されたデータパターン(以下、最先頭パターンと称する場合もある)の直後にパターン長1Tのデータパターン(以下、最先頭隣接パターンと称する場合もある)を含むデータパターンに相当する。[2T、1T]先頭パターンは、パターン長2Tの最先頭パターンの直後にパターン長1Tの最先頭隣接パターンを含むデータパターンに相当する。
図4に示した例では、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、[2T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、[1T,1T]先頭パターンに対応するBERのゲインよりも大きい。つまり、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[1T,1T]先頭パターンに変換するよりも[2T,1T]先頭パターンに変換した方が、記録品質が改善され得る。直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、パルス電流を生成した直後に磁化反転となるためヘッド15内の磁化応答が遅れてしまう。そのため、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[1T,1T]先頭パターンに変換するよりも[2T,1T]先頭パターンに変換した方が、ヘッド15の磁化応答を高速化できるために、記録品質の改善効果も大きくなり得る。言い換えると、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、変換対象パターンの最先頭部分に配置されたデータパターン(以下、最先頭パターンと称する場合もある)を1Tデータパターンに変換するよりも2Tデータパターンに変換した方が、ヘッド15の磁化応答を高速化できるために、記録品質の改善効果も大きくなり得る。最先頭パターンは、所定のデータパターンの先頭パターンの最先頭部分に相当する。
図4に示した例では、直前のデータパターンのパターン長が2Tである場合、[1T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、[2T,1T]先頭パターンに対応するBERのゲインよりも大きい。つまり、直前のデータパターンのパターン長が2Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[2T,1T]先頭パターンに変換するよりも[1T,1T]先頭パターンに変換した方が、記録品質が改善され得る。直前のデータパターンのパターン長が2Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、パルス電流が一度ゼロにリセットされるためヘッド15内の磁化状態もリセットされる。そのため、直前のデータパターンのパターン長が2Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、最初の極性反転に対して大きな電流を必要としないため、変換対象パターンの先頭部分を[1T,1T]先頭パターンに変換し、必要最小限の電流で駆動することでNLTS(Non Linear Transition Shift)や隣接イレーズ等への影響を抑制することができる。言い換えると、直前のデータパターンのパターン長が2Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、最初の極性反転に対して大きな電流を必要としないため、変換対象パターンの最先頭パターンを1Tデータパターンに変換し、必要最小限の電流で駆動することでNLTSや隣接イレーズ等への影響を抑制することができる。
図4に示した例では、直前のデータパターンのデータ長が3Tである場合、[1T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、[2T,1T]先頭パターンに対応するBERのゲインよりも大きい。つまり、直前のデータパターンのデータ長が3Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[2T,1T]先頭パターンに変換するよりも[1T,1T]先頭パターンに変換した方が、記録品質が改善され得る。直前のデータパターンのデータ長が3Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、パルス電流が一度ゼロにリセットされるためヘッド15内の磁化状態もリセットされる。そのため、直前のデータパターンのパターン長が3Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、最初の極性反転に対して大きな電流を必要としないため、変換対象パターンの先頭部分を[1T、1T]先頭パターンに変換し、必要最小限の電流で駆動することでNLTSや隣接イレーズ等への影響を抑制することができる。言い換えると、直前のデータパターンのパターン長が2Tである場合、変換対象パターンを変換したPBWパターンに応じて生成した記録電流に基づいてヘッド15でディスク10にライト処理する際に、最初の極性反転に対して大きな電流を必要としないため、変換対象パターンの最先頭パターンを1Tデータパターンに変換し、必要最小限の電流で駆動することでNLTSや隣接イレーズ等への影響を抑制することができる。
例えば、PBWライトデータ生成器604は、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[2T、1T]先頭パターンに変換する。また、PBWライトデータ生成器604は、直前のデータパターンのパターン長が2T及び3Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[1T、1T]先頭パターンに変換する。
例えば、PBWライトデータ生成器604は、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、変換対象パターンの最先頭パターンを2Tデータパターンに変換する。また、PBWライトデータ生成器604は、直前のデータパターンのパターン長が2T及び3Tである場合、変換対象パターンの最先頭パターンを1Tデータパターンに変換する。
図5は、変換対象パターンの最先頭隣接パターンと直前のデータパターンとの組み合わせによる記録品質に対する影響の一例を示す図である。図5において、縦軸は、BERのゲインを示し、横軸は、直前のデータパターンのパターン長を示している。図5の横軸には、直前のデータパターンのパターン長1T、2T、及び3Tを示している。図5には、変換対象パターンの先頭パターンを連続する[2T、1T]先頭パターン(PBWパターン)に変換した場合のBERのゲイン(以下、[2T、1T]先頭パターンに対応するBERのゲインと称する場合もある)と、変換対象パターンの先頭パターンを連続する[2T、2T]先頭パターン(PBWパターン)に変換した場合のBERのゲイン(以下、[2T、2T]先頭パターンに対応するBERのゲインと称する場合もある)とを示している。図5では、[2T,1T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、右下がりの斜線の矩形形状で示し、[2T、2T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、白抜きの矩形形状で示している。[2T、1T]先頭パターンは、パルス状のパターン長2Tの最先頭パターンの直後に電流ゼロ区間に相当するパターン長1Tの最先頭隣接パターンを含むデータパターンに相当する。例えば、[2T、1T]先頭パターンを含むライトデータは、データ系列[11011000]等に相当する。[2T、2T]先頭パターンは、パルス状のパターン長2Tの最先頭パターンの直後に電流ゼロ区間のパターン長2Tの最先頭隣接パターンを含むデータパターンに相当する。例えば、[2T、2T]先頭パターンを含むライトデータは、データ系列[11001100]等に相当する。
図5に示した例では、直前のデータパターンのパターン長が1T、2T,及び3Tである場合、[2T、2T]先頭パターンに対応するBERのゲインは、[2T,1T]先頭パターンに対応するBERのゲインよりも大きい。つまり、直前のデータパターンのパターン長が1T、2T、及び3Tである場合、変換対象パターンの先頭パターンを[2T,2T]先頭パターンに変換するよりも[2T,1T]先頭パターンに変換した方が、記録品質が改善され得る。図5に示した例では、直前のデータパターンに依らず、パターン長2Tの最先頭隣接パターンにより記録品質が劣化し得ることがわかる。そのため、[2T,1T]データパターンを1セットとして、この1セットのデータパターンを繰り返すことで記録品質を改善することが可能である。
例えば、PBWライトデータ生成器604は、変換対象パターンの先頭パターンの次若しくは後(又は変換対象パターンの中間部分)のデータパターン(以下、中間パターンと称する場合もある)を[2T、1T]データパターンの繰り返しのデータパターンに変換する。以下、所定のライトデータの先頭パターンの次のデータパターンを中間パターンと称する場合もある。
図6は、変換対象パターンの最後尾パターンと直前のデータパターンとの組み合わせによる記録品質に対する影響の一例を示す図である。図6において、縦軸は、BERのゲインを示し、横軸は、直前のデータパターンのパターン長を示している。図6の横軸には、直前のデータパターンのパターン長1T、2T、及び3Tを示している。図6には、変換対象パターンの最後尾部分のデータパターン(以下、最後尾パターンと称する場合もある)を3Tデータパターンに変換した場合のBERのゲイン(以下、3T最後尾パターンに対応するBERのゲインと称する場合もある)と、変換対象パターンの最後尾パターンを4Tデータパターン(PBWパターン)に変換した場合のBERのゲイン(以下、4T最後尾パターンに対応するBERのゲインと称する場合もある)とを示している。以下、“変換対象パターンの最後尾部分のnTデータパターン”を“nT最後尾パターン”と称する場合もある。図6では、3T最後尾パターンに対応するBERのゲインは、右下がりの斜線の矩形形状で示し、4T最後尾パターンに対応するBERのゲインは、白抜きの矩形形状で示している。以下、“変換対象パターンの中間パターンの後のデータパターン”を“最後尾パターン”と称する場合もある。中間パターンは、先頭パターンと最後尾パターンの間に位置する。
図6に示した例では、直前のデータパターンのパターン長が1T、2T,及び3Tである場合、3T最後尾パターンに対応するBERのゲインは、4T最後尾パターンに対応するBERのゲインよりも大きい。つまり、直前のデータパターンのパターン長が1T、2T、及び3Tである場合、変換対象パターンの最後尾パターンを4Tデータパターンに変換するよりも3Tデータパターンに変換した方が、記録品質が改善され得る。図6に示した例では、直前のデータパターンに依らず、パターン長4Tの最後尾パターンにより記録品質が劣化し得ることがわかる。そのため、変換対象パターンの最後尾パターンのパターン長を1T、2T、又は3Tに設定することが望ましい。
例えば、PBWライトデータ生成器604は、変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T、又は3Tデータパターンに変換する。
図7は、本実施形態に係るパターン変換テーブルTB1の一例を示す模式図である。図7のパターン変換テーブルTB1は、変換対象パターンと、直前のデータパターンのパターン長が1Tである変換対象パターンを変換するPBWパターンセット(以下、PBWパターンセット1と称する場合もある)と、直前のデータパターンのパターン長が2T及び3Tである変換対象パターンを変換するPBWパターンセット(以下、PBWパターンセット2と称する場合もある)と、を含む。図7のパターン変換テーブルTB1において、変換対象パターンは、1T、2T、3T,4T,5T,6T,7T,8T,9T,10T,11T,12T,13T,14T,15T,及び16Tを含む。PBWパターンセット1は、PBWパターンと、NRZ(Nоn-Return tо Zero)とを含む。PBWパターンセット2は、PBWパターンと、NRZとを含む。パターン変換テーブルTB1は、図3に示したテーブル管理部603に保持されている。なお、パターン変換テーブルTB1は、PBWパターンセット1のテーブルと、PBWパターンセット2のテーブルとに別々に設けられていてもよい。
図7に示した例では、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB1に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターン及び中間パターンを[2T、1T]データパターンの繰り返しのデータパターンに変換する。また、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB1に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターン及び中間パターンを[2T、1T]データパターンの繰り返しのデータパターンに変換し、変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T,又は3Tデータパターンに変換する。
図7に示した例では、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB1に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が2T及び3Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターンをPBWパターンセット1のPBWパターンの最先頭パターンの最先頭パターンを1Tデータパターンに変換したデータパターンに変換し、この変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T、又は3Tデータパターンに変換する。また、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB1に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が2T及び3Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターンを[1T、1T]データパターンに変換し、変換対象パターンの中間パターンを[2T、1T]データパターンの繰り返しのデータパターンに変換し、この変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T、又は3Tデータパターンに変換する。
図8は、本実施形態に係るパターン変換テーブルTB2の一例を示す模式図である。図8のパターン変換テーブルTB2は、変換対象パターンと、PBWパターンセット1と、PBWパターンセット2と、を含む。図8のパターン変換テーブルTB2において、変換対象パターンは、1T、2T、3T,4T,5T,6T,7T,8T,9T,10T,11T,12T,13T,14T,15T,及び16Tを含む。PBWパターンセット1は、PBWパターンと、NRZとを含む。PBWパターンセット2は、PBWパターンと、NRZとを含む。パターン変換テーブルTB2は、図3に示したテーブル管理部603に保持されている。なお、パターン変換テーブルTB2は、PBWパターンセット1のテーブルと、PBWパターンセット2のテーブルとに別々に設けられていてもよい。
図8に示した例では、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB2に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターン及び中間パターンを[2T、1T]データパターンの繰り返しのデータパターンに変換する。また、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB2に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が1Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターン及び中間パターンを[2T、1T]データパターンの繰り返しのデータパターンに変換し、変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T,又は3Tデータパターンに変換する。
図8に示した例では、PBWライトデータ生成器604は、パターン変換テーブルTB2に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が2T及び3Tである場合、パターン長が4T以上である変換対象パターンの先頭パターンを[1T、1T]データパターン又は[2T、1T]データパターンに変換し、この変換対象パターンの最後尾パターンを1Tデータパターン以外のデータパターン、例えば、2T又は3Tデータパターンに変換する。
マスク信号生成器605は、ダミー反転をマスクするマスク信号を生成する。言い換えると、マスク信号生成器605は、ダミー反転を示すマスク信号を生成する。マスク信号生成器605は、PBWライトデータ生成器604から入力されたPBWライトデータに基づいて、マスク信号を生成する。マスク信号生成器605は、PBWライトデータ生成器604及びマスク信号制御器301に接続されている。マスク信号生成器605は、生成したマスク信号をマスク信号制御器301に出力する。
PECL606は、ライトデータに対応する電圧(又は電流)を生成する。言い換えると、PECL606は、ライトデータに対応する電圧(又は電流)波形を生成する。例えば、PECL606は、PBWライトデータ生成器604から入力されたPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)を生成する。言い換えると、PECL606は、PBWライトデータ生成器604から入力されたPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)波形を生成する。PECL606は、PBWライトデータ生成器604及びライトドライバ302に接続されている。PECL606は、生成したPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)をライトドライバ302に出力する。言い換えると、PECL606は、生成したPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)波形をライトドライバ302に出力する。
マスク信号制御器301は、マスク信号を制御する。マスク信号制御器301は、マスク信号生成器605から入力されたマスク信号を制御する。マスク信号制御器301は、マスク信号生成器606及びライトドライバ302に接続されている。マスク信号制御器301は、制御したマスク信号をライトドライバ302に出力する。
ライトドライバ302は、記録電流を生成する。ライトドライバ302は、PECL606から入力されたPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)とマスク信号制御器301から入力されたマスク信号とに基づいて、記録電流を生成する。ライトドライバ302は、マスク信号に応じてPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)の内のダミー反転を極性反転させずに記録電流を生成する。言い換えると、ライトドライバ302は、マスク信号に応じてPBWライトデータに対応する電圧(又は電流)の内のダミー反転をマスクした記録電流を生成する。ライトドライバ302は、PECL606及びマスク信号制御器301に接続されている。ライトドライバ302は、記録電流をヘッド15(ライトヘッド15W)に出力する。
図9Aは、本実施形態に係るライトデータの変換方法の一例を示す模式図である。図9Aにおいて、横軸は、時間tを示している。図9Aの横軸において、時間tの矢印の先端側を後側又は右側と称し、時間tの矢印の先端と反対側を前側又は左側と称する場合もある。図9Aには、基礎ライトデータと、PBWライトデータと、マスク信号と、記録電流とを示している。基礎ライトデータ及びPBWライトデータは、High(H)で立ち上がり、Low(L)で立ち下がる。マスク信号は、ダミー反転の位置で立ち上がり、ダミー反転の位置以外の位置で立ち下がる。記録電流は、正(+)側に立ち上がり、負(-)に立ち上がる。
図9Aに示した例では、ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、基礎ライトデータの内の4T以上の変換対象パターンをPBWパターンに変換する。例えば、ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、基礎ライトデータの前側において、直前のデータパターンのパターン長が2Tである4Tのデータパターンを[1T、1T、2T]PBWパターンに変換する。ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、基礎ライトデータの前側において、直前のデータパターンのパターン長が1Tである5Tのデータパターンを[2T、1T、2T]PBWパターンに変換する。ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、基礎ライトデータの後側において、直前のデータパターンのパターン長が1Tである4Tのデータパターンを[2T、1T、1T]PBWパターンに変換する。ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、基礎ライトデータの後側において、直前のデータパターンのパターン長が2Tである4Tのデータパターンを[1T、1T、2T]PBWパターンに変換する。
図9Aに示した例では、ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、前述したように基礎ライトデータの内の4T以上の変換対象パターンをPBWパターンに変換して、基礎ライトデータをPBWライトデータに変換する。
図9Aに示した例では、ライト系WSYは、PBWライトデータとマスク信号とに基づいて、記録電流を生成する。ライト系WSYは、マスク信号に基づいてダミー反転の位置を極性反転しないようにPBWライトデータから記録電流を生成する。
図9Bは、図9Aに示した基礎ライトデータの一部、PBWライトデータの一部、マスク信号の一部、及び記録電流の一部の拡大図である。図9Bは、図9Aに対応している。図9Bを用いて、ライトデータの変換方法について具体的に説明する。
図9Bに示した例では、基礎ライトデータは、1T、1T、5T、2Tのデータパターンで構成されている。ライト系WSYは、パターン変換テーブルTB1に基づいて、図9Bに示した同一極性の5Tのデータパターンをこの5Tのデータパターンの直前のデータパターンのパターン長が1Tに応じて5Tのデータパターンを[2T、1T、2T]PBWパターンに変換する。
図9Bに示した例では、ライト系WSYは、[2T、1T、2T]PBWパターンのライトデータとマスク信号とに基づいて、[2T、1T、2T]PBWパターンのダミー反転の位置に相当する2Tのデータパターンと2Tのデータパターンの間の1Tのデータパターンで極性判定しないように[2T、1T、2T]PBWパターンのライトデータから記録電流を生成する。
図10は、本実施形態に係るライトデータの生成方法の一例を示すフローチャートである。
磁気ディスク装置1は、基礎ライトデータのn番目のデータパターン(n番目の変換対象パターン)を変換し(B1001)、n=1であるかn=1でないかを判定する(B1002)。n=1であると判定した場合(B1002のYES)、磁気ディスク装置1は、変換対象パターンをPBWパターンセット1に基づいて変換し(B1003)、n=n+1としてB1001の処理に進む。n=1でないと判定した場合(B1002のNO)、磁気ディスク装置1は、n<maxであるかn=maxであるかを判定する(B1004)。
磁気ディスク装置1は、基礎ライトデータのn番目のデータパターン(n番目の変換対象パターン)を変換し(B1001)、n=1であるかn=1でないかを判定する(B1002)。n=1であると判定した場合(B1002のYES)、磁気ディスク装置1は、変換対象パターンをPBWパターンセット1に基づいて変換し(B1003)、n=n+1としてB1001の処理に進む。n=1でないと判定した場合(B1002のNO)、磁気ディスク装置1は、n<maxであるかn=maxであるかを判定する(B1004)。
n<maxであると判定した場合(B1005のYES)、磁気ディスク装置1は、直前のPBWデータパターンのパターン長が1Tであるか1Tでないか判定する(B1005)。直前のPBWデータパターンのパターン長が1Tであると判定した場合(B1005のYES)、磁気ディスク装置1は、変換対象パターンをPBWパターンセット1に基づいて変換し(B1006)、n=n+1としてB001の処理に進む。直前のPBWデータパターンのパターン長が1Tでない判定した場合(B1005のNO)、磁気ディスク装置1は、変換対象パターンをPBWパターンセット2に基づいて変換し(B1007)、n=n+1としてB001の処理に進む。
n=maxであると判定した場合(B1005のNO)、磁気ディスク装置1は、PBWライトデータとマスク信号に基づいてライト電流を生成し(B1008)、処理を終了する。
本実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、パターン変換テーブルTB1に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が1Tである4T以上のデータパターンに相当する変換対象パターンの先頭パターンを[2T、1T]データパターンに変換し、変換対象パターンの中間パターンを[2T、1T]データパターンを繰り返しのデータパターンに変換し、変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T、又は3Tデータパターンに変換する。磁気ディスク装置1は、パターン変換テーブルTB1に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が2T又は3Tである4T以上のデータパターンに相当する変換対象パターンの先頭パターンを[1T、1T]データパターンに変換し、変換対象パターンの中間パターンを[2T、1T]データパターンを繰り返しのデータパターンに変換し、変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T、又は3Tデータパターンに変換する。磁気ディスク装置1は、パターン変換テーブルTB2に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が1Tである4T以上のデータパターンに相当する変換対象パターンの先頭パターンを[2T、1T]データパターンに変換し、変換対象パターンの中間パターンを[2T、1T]データパターンを繰り返しのデータパターンに変換し、変換対象パターンの最後尾パターンを1T、2T、又は3Tデータパターンに変換する。磁気ディスク装置1は、パターン変換テーブルTB2に基づいて、直前のデータパターンのパターン長が2T又は3Tである4T以上のデータパターンに相当する変換対象パターンの先頭パターンを[1T、1T]データパターン又は[2T、1T]データパターンに変換し、変換対象パターンの中間パターンを[2T、1T]データパターンを繰り返しのデータパターンに変換し、変換対象パターンの最後尾パターンを2T、又は3Tデータパターンに変換する。磁気ディスク装置1は、パターン変換テーブルに基づいて、直前のデータパターンに応じて基礎ライトデータをPBWライトデータにする。そのため、磁気ディスク装置1は、PBW方式のライト処理によるBERの改善効果を向上することができる。したがって、磁気ディスク装置1は、信頼性を向上することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク、10a…ユーザデータ領域、10b…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…マイクロプロセッサ(MPU)、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…リード/ライト(R/W)チャネル、70…揮発性メモリ、80…不揮発性メモリ、90…バッファメモリ、100…ホストシステム(ホスト)、130…システムコントローラ。
Claims (10)
- ディスクと、
前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
前記ヘッドで前記ディスクにライトするデータに対応する記録電流を生成するプリアンプと、
第1ライトデータの内の第1データパターンの直前の第2データパターンのパターン長に応じて、前記第1データパターンを、前記記録電流に変換する際には極性反転しない疑似的な極性反転を含む異なるデータパターンに変換する、コントローラと、を備える、磁気ディスク装置。 - 前記コントローラは、前記第2データパターンを変換したPBWパターンのパターン長が1Tである場合、前記第1データパターンを先頭部分に連続する2T+1Tのデータパターンを含む第3データパターンに変換する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1データパターンを前記先頭部分の後の中間部分を連続する2T+1Tのデータパターンの繰り返しで構成された前記第3データパターンに変換する、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1データパターンを前記中間部分の後の最後尾部分に1T、2T、又は3Tのデータパターンを含む前記第3データパターンに変換する、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第2データパターンを変換したPBWパターンのパターン長が1T以外である場合、前記第1データパターンを先頭部分に連続する1T+1Tのデータパターンを含む第4データパターンに変換する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1データパターンを前記先頭部分の後の中間部分を連続する2T+1Tのデータパターンの繰り返しで構成された前記第4データパターンに変換する、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1データパターンを前記中間部分の後の最後尾部分に1T、2T、又は3Tのデータパターンを含む前記第4データパターンに変換する、請求項6に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第2データパターンのパターン長に応じて、前記第1データパターンを前記記録電流に変換する際には極性反転しない疑似的な極性反転を含む異なるデータパターンに変換するためのテーブルを有している、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
- ディスクと、
前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
前記ヘッドで前記ディスクにライトするデータに対応する記録電流を生成するプリアンプと、
第1ライトデータの内の第1データパターンを前記記録電流に変換する際には極性反転しない疑似的な極性反転の位置の異なる複数のデータパターンに変換する、コントローラと、を備える、磁気ディスク装置。 - ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記ヘッドで前記ディスクにライトするデータに対応する記録電流を生成するプリアンプと、を備える磁気ディスク装置に適用されるライトデータの生成方法であって、
第1ライトデータの内の第1データパターンを前記記録電流に変換する際には極性反転しない疑似的な極性反転の位置の異なる複数のデータパターンに変換する、ライトデータの生成方法。
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