JP2023043290A - 光沢度検出装置、画像形成装置及び用紙搬送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】光沢度センサの補正精度を向上させることができる光沢度検出装置、画像形成装置及び用紙搬送システムを提供する。【解決手段】光沢度検出装置は、光沢度センサと、光沢度補正部と、基準板と、を備えている。光沢度補正部は、光沢度センサが検出した光沢度を補正する。基準板は、光沢度センサの補正処理に用いられる。そして、光沢度補正部は、予め検出された基準板の光沢反射プロファイルを取得する。光沢度補正部は、光沢反射プロファイルと光沢度センサで検出した基準板の光沢分布に基づいて、基準板に応じた光沢度の補正を行う。【選択図】図7
Description
本発明は、光沢度検出装置、画像形成装置及び用紙搬送システムに関する。
画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部を有しており、出力されたジョブ情報に基づいて、画像形成部を用いて記録媒体に画像を形成している。また、画像形成装置には、記録媒体や、記録媒体に形成された画像の光沢度を検出する光沢度センサを有する光沢度検出装置が設けられている。
光沢度検出装置は、光源や受光部のアライメント誤差や、光源の光量変動、駆動回路の電気的なばらつき等を補正するために、光沢度センサの補正処理(キャリブレーション)を行っている。この光沢度検出装置の補正処理としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、光沢度検出装置のキャリブレーションを行うために、基準板としてガラス板を用いている。そして、ガラス板に光を照射し、ガラス板からの反射した光量を受光部で検出することで、補正処理を行っている。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、基準板を用いた光沢分布のばらつきが発生する。また、基準板として、ガラス板の代わりに、安価な光沢のある白紙や、白板等を基準板として用いた場合、ガラス板と比較して、基準板ごとの光沢分布のばらつきが大きくなっていた。その結果、光沢度センサの補正値に誤差が発生し、記録媒体や、記録媒体に形成された画像の光沢度を正確に検出することができなくなる、という問題を有していた。
本発明は、上述のような従来の問題点に鑑み、光沢度センサの補正精度を向上させることができる光沢度検出装置、画像形成装置及び用紙搬送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、光沢度検出装置は、光沢度センサと、光沢度補正部と、基準板と、を備えている。光沢度センサは、光を照射する光源及び光源から照射された光を受光する受光部を有する。光沢度補正部は、光沢度センサが検出した光沢度を補正する。基準板は、光沢度センサの補正処理に用いられる。
そして、光沢度補正部は、予め検出された基準板の光沢反射プロファイルを取得する。光沢度補正部は、光沢反射プロファイルと光沢度センサで検出した基準板の光沢分布に基づいて、基準板に応じた光沢度の補正を行う。
そして、光沢度補正部は、予め検出された基準板の光沢反射プロファイルを取得する。光沢度補正部は、光沢反射プロファイルと光沢度センサで検出した基準板の光沢分布に基づいて、基準板に応じた光沢度の補正を行う。
本発明の画像形成装置は、上述した光沢度検出装置を備える。また、本発明の用紙搬送システムは、画像形成装置に上述した光沢度検出装置を備える。
上記構成の光沢度検出装置、画像形成装置及び用紙搬送システムによれば、光沢度センサの補正精度を向上させることができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図1~図8を参照しながら説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
1.実施の形態例
1-1.画像形成装置の構成
まず、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本例の画像形成装置1の概略構成図である。
1-1.画像形成装置の構成
まず、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本例の画像形成装置1の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。
画像形成装置1は、自動原稿給送装置(ADF:Auto Document Feeder)22を備えた原稿読取部21と、操作表示部23と、を備えている。
原稿読取部21は、ADF22の原稿給紙台上の原稿から画像を光学的に読み取り、読み取った画像をA/D変換して画像データ(スキャンデータ)を生成する。
操作表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどよりなる表示部に、操作入力部としてのタッチセンサが重畳されたタッチパネルで構成される。なお、本例では、表示部と操作入力部とが一体に形成される例を挙げたが、これに限定されない。ボタンやキーなどによる操作入力部と、LCD等による表示部とが、それぞれ別々に構成されてもよい。
操作表示部23は、操作部に入力されたユーザーからの操作の内容を表す操作信号を生成し、該操作信号を制御部10(図6参照)に供給する。例えば、ユーザーより、画像形成処理の開始を指示する操作が入力された場合には、操作表示部23は、画像形成処理を開始させる信号を生成して、制御部10に供給する。また、例えば、操作表示部23は、制御部10から供給される表示信号に基づいて、表示部に、ユーザーによる操作内容や設定情報等を表示する。
また、画像形成装置1は、給紙トレイ24と、搬送経路25と、排紙トレイ26と、画像形成部30と、光沢度センサ40を備えている。
給紙トレイ24は、画像形成部30で画像形成が行われる用紙Shを収容する容器である。図1に示す画像形成装置1では、給紙トレイ24が2つある例を示すが、これに限定されるものではなく、給紙トレイ24の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。
搬送経路25は、給紙トレイ24から給紙された用紙Shを排紙トレイ26まで搬送する。搬送経路25には、用紙Shを搬送するための複数のローラ(搬送ローラ)が設けられる。なお、搬送経路25が両面印刷用の経路及び機構を有さない場合の構成を例示しているが、本発明はこれに限定されず、本発明は、両面印刷用の経路及び機構を有する画像形成装置に適用されてもよい。
画像形成部30は、Y、M、C、Kの各色のトナー画像を形成するための、4つの画像形成ユニット31Y、31M、31C及び31Kを備える。画像形成ユニット31Y、31M、31C及び31Kはそれぞれ、帯電部、LED書き込みユニット(レーザ光源)(いずれも図示略)、感光体ドラム32Y、32M、32C及び32K、並びに、現像部33Y、33M、33C及び33Kを備える。
現像部33Y、33M、33C及び33Kは、感光体ドラム32Y、32M、32C及び32Kの表面(外周部)に潜像を形成するとともに、該潜像に不図示の現像器から供給されたトナーを付着させる。これにより、感光体ドラム32Y、32M、32C及び32K上にトナー画像が形成される。
なお、以下の説明において、画像形成ユニット31Y、31M、31C、31Kを個々に区別する必要がない場合には、これらを画像形成ユニット31と総称する。また、感光体ドラム32Y、32M、32C、32Kを個々に区別する必要がない場合には、これらを感光体ドラム32と総称する。さらに、現像部33Y、33M、33C、33Kを個々に区別する必要がない場合には、これらを現像部33と総称する。
また、画像形成部30は、中間転写ベルト34と、2次転写部35と、定着部36と、を有している。中間転写ベルト34は、無端状に形成されており、複数のプーリに巻き掛けられている。そして、中間転写ベルト34は、不図示の駆動モータで感光体ドラム32の回転方向とは逆方向の時計回り(図中に矢印で示す方向)に回転する。
2次転写部35は、中間転写ベルト34に1次転写された各色のトナー画像を、搬送経路25上を搬送された用紙Shに2次転写するローラである。
定着部36は、搬送経路25の搬送方向における2次転写部35の配置位置の下流に設けられている。定着部36は、2次転写部35で用紙Shに転写されたトナー画像を、用紙Sh上に定着させる定着処理を行う。定着部36によってトナー画像が定着された用紙Shは、搬送経路25上を搬送され、排紙トレイ26に排出される。
光沢度センサ40は、定着部36の搬送方向の下流側に配置される。光沢度センサ40は、搬送経路25により搬送される用紙Shや、用紙Shに形成された画像の光沢度を検出する。なお、本例では、光沢度センサ40を定着部36の下流側に配置した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、定着前の用紙Shの光沢度を検出する場合は、光沢度センサ40を定着部36や、2次転写部35の搬送方向の上流側に設置してもよい。
1-2.光沢度センサの構成
次に、光沢度センサ40の構成例について図2から図5を参照して説明する。
図2は、光沢度センサ40を上面から見た平面図である。図3は、光沢度センサ40を示す概略構成図である。
次に、光沢度センサ40の構成例について図2から図5を参照して説明する。
図2は、光沢度センサ40を上面から見た平面図である。図3は、光沢度センサ40を示す概略構成図である。
図2及び図3に示すように、光沢度センサ40は、複数の光源41と、複数の受光部42とを有している。複数の光源41は、用紙Shの搬送方向と直交する幅方向に沿って並べて配置されている。光源41は、例えば、LED(Light Emitting Diode)や、レーザ発振器等で構成されている。そして、光源41は、白色光や紫外線を搬送される用紙Shや用紙Shに形成された画像Pに光Lを照射する。本例では、光源41は、照射される光Lの用紙Shの表面に対する入射角θが所定の角度となるように配置されている。受光部42によって正反射光を検出するため、光源41から照射される光はある程度の指向性を有することが好ましい。
複数の受光部42は、光源41と同様に、用紙Shの搬送方向と直交する幅方向に沿って並べて配置されている。受光部42は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の受光素子が用紙Shの搬送方向に沿う方向に一次元状に配列されたリニアセンサで構成されている。受光部42は、光源41から照射され、用紙Shの表面で反射された正反射光を取得する。なお、複数の光源41及び複数の受光部42を幅方向に沿って並べた例を説明したが、これに限定されるものではなく、複数の光源41及び複数の受光部42を搬送方向に沿って配置してもよい。
また、光沢度センサ40には、シェーディング補正処理を行うための基準板を示す白基準板43(図4及び図5参照)が設けられている。白基準板43としては、例えば、白紙、又はPETのような樹脂材料で構成されている。そして、白基準板43は、光源41から照射された光を受光部42に向けて反射する。なお、本例では、基準板として、白色の白基準板43を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、基準板としては、有色の板を適用してもよい。
白基準板43は、1枚だけでもよく、あるいは複数の光源41及び複数の受光部42ごとに複数設けてもよい。
図4及び図5は、白基準板43の配置例を示す説明図である。
図4に示す例では、白基準板43は、用紙Shが搬送される搬送経路25上に設置される。この場合、白基準板43は、不図示の可動機構により搬送経路25上から移動可能に支持されている。画像形成装置1により用紙Shに画像を形成するときは、白基準板43は、可動機構により搬送経路25から離れた位置に退避している。そして、光沢度センサ40のシェーディング補正処理を行う際に、白基準板43は、可動機構により搬送経路25上に移動する。
図4に示す例では、白基準板43は、用紙Shが搬送される搬送経路25上に設置される。この場合、白基準板43は、不図示の可動機構により搬送経路25上から移動可能に支持されている。画像形成装置1により用紙Shに画像を形成するときは、白基準板43は、可動機構により搬送経路25から離れた位置に退避している。そして、光沢度センサ40のシェーディング補正処理を行う際に、白基準板43は、可動機構により搬送経路25上に移動する。
図5に示す例では、白基準板43は、搬送経路25よりも下方に配置されている。そのため、白基準板43が予め搬送経路25から退避した位置に配置されているため、白基準板43を可動させる可動機構が不要となる。なお、白基準板43を設ける位置は、後述するマスターセンサを用いて白基準板43の光沢度を検出し、光沢反射プロファイルを取得するときと同じような位置に配置される。
1-3.画像形成装置のハードウエア構成
次に、図6を参照して画像形成装置のハードウエア構成について説明する。
図6は、画像形成装置1のハードウエア構成を示すブロック図である。
次に、図6を参照して画像形成装置のハードウエア構成について説明する。
図6は、画像形成装置1のハードウエア構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、制御部10と、記憶部14と、原稿読取部21と、操作表示部23と、画像形成部30と、光沢度センサ40と、光沢度補正部50とを有している。
制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)12と、CPU11の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)13と、を有する。
CPU11は、画像形成装置1を構成する各部とシステムバスBを介して接続される。そして、CPU11は、システムバスBを介して接続されたこれらの各部と通信を行うことにより、各部の動作を制御する。
CPU11は、画像形成部30を制御することにより、画像形成用のトナー画像を感光体ドラム32(図1参照)上に形成させ、該トナー画像を中間転写ベルト34(図1参照)に1次転写させる。また、CPU11は、光沢度センサ40を制御して、用紙Shや、用紙Sh上の画像の光沢度を検出させる。
RAM13は、CPU11がプログラムを実行する為に必要なデータ等を一時的に記憶する。ROM12は、半導体メモリ等の不揮発性メモリ等により構成され、画像形成装置1に対応するシステムプログラム、及び、該システムプログラム上で実行可能な各種プログラム等を記憶する。ROM12に記憶されたプログラムは、コンピューターが読取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
記憶部14は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、光沢度補正部50が反射率の補正に使用する補正テーブルや、予め取得した白基準板43の光沢反射プロファイルM(図8参照)等を記憶する。なお、補正係数や光沢反射プロファイルMは、記憶部14ではなくROM12や、光沢度補正部50に記憶されてもよい。また、光沢反射プロファイルMは、記憶部14に記憶するのではなく、光沢度センサ40のシェーディング補正処理を行う際に、外部のサーバから取得してもよい。
光沢度センサ40は、検出した用紙Shや用紙Shに形成された画像の光沢度を制御部10や光沢度補正部50にシステムバスBを介して出力する。光沢度補正部50は、白基準板43の光沢反射プロファイルMに基づいて、補正係数を算出する。さらに、光沢度補正部50は、算出した補正係数に基づいて、光沢度センサ40のアライメント誤差や光沢度を補正(校正)する。そして、光沢度センサ40と光沢度補正部50により光沢度検出装置60が構成される。
また、本例では、光沢度検出装置60を画像形成装置1に設置した例を説明したが、これに限定されるものではない。光沢度検出装置60は、画像形成装置1に用紙を給紙したり、画像形成装置1から排出された用紙を搬送したりする用紙搬送システムに設置してもよい。
2.光沢度センサの補正処理動作例
次に、上述した構成を有する画像形成装置1における光沢度センサ40の補正処理動作例について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、補正処理動作例を示すフローチャートである。図8は、補正処理動作例を示す説明図である。図8に示す縦軸は光量を示し、横軸は画素数を示している。
次に、上述した構成を有する画像形成装置1における光沢度センサ40の補正処理動作例について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、補正処理動作例を示すフローチャートである。図8は、補正処理動作例を示す説明図である。図8に示す縦軸は光量を示し、横軸は画素数を示している。
まず、画像形成装置1に設置する白基準板43の光沢反射プロファイルMを取得する(ステップS11)。光沢反射プロファイルMは、光沢度センサ40と同種、又は同等の性能を有するマスターセンサを用いて、白基準板43に光を照射し、反射した光を受光した光沢分布波形(Target波形)を計測することで取得される。ステップS11の処理で取得した光沢反射プロファイルMは、記憶部14や光沢度補正部50に格納される。または、後述するステップS13の処理を行う際に、光沢度補正部50が画像形成装置1の外部に設けられたサーバから取得してもよい。
例えば、白基準板43に識別番号を付与し、サーバに白基準板43の識別番号と、該当する白基準板43の光沢反射プロファイルMを紐付けて格納する。そして、ユーザーが白基準板43の識別番号を画像形成装置1に入力、又は白基準板43の識別番号を光沢度補正部50が読み取ることで、光沢度補正部50は、設置した白基準板43に該当する光沢反射プロファイルMをサーバから取得する。
次に、光沢反射プロファイルMを取得した白基準板43を画像形成装置1に設置する(ステップS12)。なお、ステップS11とステップS12の処理は、例えば、画像形成装置1を組み立てる際や、画像形成装置1の出荷検査工程時、白基準板43の交換時等で行われる。
白基準板43を画像形成装置1に設置した後、画像形成装置1に設けられた光沢度センサ40を用いて白基準板43の光沢分布波形Nを取得する(ステップS13)。次に、光沢度補正部50は、画像形成装置1内に設けた光沢度センサ40で読み取った光沢分布波形Nと光沢反射プロファイルMを比較する(ステップS14)。
次に、光沢度補正部50は、光沢反射プロファイルMと光沢分布波形Nの差分A1に基づき補正係数を算出する(ステップS15)。そして、光沢度補正部50は、算出した補正係数を記憶部14等に格納する。
ステップS15における補正係数の算出処理では、例えば、光沢度補正部50は、光沢反射プロファイルMと光沢分布波形Nのピーク位置を検出する。図8に示す例では、光沢反射プロファイルMのピーク位置は、64画素の位置であり、光沢分布波形Nのピーク位置は、74画素の位置である。そして、光沢度補正部50は、各ピーク位置のずれ量を差分A1として算出する。図8に示す例では、差分A1は、10画素に相当する。
次に、光沢度補正部50は、光沢分布波形Nの画素ごとに参照する光沢反射プロファイルMとの光量のGain値、すなわち補正係数Bを算出する。図8に示す例では、光沢分布波形Nの74画素で比較する光沢反射プロファイルMの画素は、64画素の位置となる。そして、光沢分布波形Nの74画素に対する、光沢反射プロファイルMの64画素のGain値B2を算出する。また、光沢分布波形Nの35画素の位置で比較する光沢反射プロファイルMの画素は、画素位置が10画素ずれているため、25画素の位置とする。そして、光沢分布波形Nの35画素に対する、光沢反射プロファイルMの35画素のGain値B1を算出する。上述した処理を、光沢度補正部50は、光沢分布波形Nの全ての画素ごとに行い、各画素の補正係数を算出する。これにより、光沢分布波形Nの歪みを補正することができる。
次に、ステップS15の処理で算出した補正係数を光沢分布波形Nにかけて、白基準板43の光沢分布波形Nのピーク及び幅を補正する。すなわち、光沢度補正部50は、光沢分布波形Nに補正係数をかけることで、図8の点線で示す補正後波形Kを得る。さらに、光沢反射プロファイルMと光沢分布波形Nの差分A1に基づいて、白基準板43や光沢度センサ40のアライメント誤差を校正する(ステップS16)。
このように、本例では、予めマスターセンサを用いて装置に設置する白基準板43の光沢反射プロファイルMを取得している。そして、この光沢反射プロファイルMと実際に装置に設置した際の白基準板43の光沢分布波形Nを比較することで、補正係数を算出している。これにより、図8に示す補正後波形Kを光沢反射プロファイルMに近づけることができる。その結果、マスターセンサで白基準板43を読み取ったデータと、画像形成装置1に設置した白基準板43を読み取ったデータとを一致させることができる。そのため、白基準板43にばらつきが発生しても光沢度センサ40の補正精度を向上させることができる。
このように、白基準板43に応じた補正係数を得ることができる。また、光沢度補正部50は、算出した補正係数を用いて、光沢度センサ40が検出した用紙Shや用紙Shに形成された画像の光沢度を補正する。これにより、光沢度検出装置60における光沢度の検出精度を向上させることができる。
また、ステップS13からステップS16の処理は、定期的に行ってもよい。これにより、白基準板43の撓みや、汚れ等により生じる光沢分布波形のばらつきを補正することができる。さらに、光沢分布波形Nと光沢反射プロファイルMとの差分や補正係数が閾値を超えた場合には、白基準板43の交換や清掃、又は光沢度センサ40のメンテナンスを行う必要があることをユーザーに報知することができる。
以上、実施の形態例について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、上述の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、4組の画像形成ユニットを用いてカラー画像を形成する構成としたが、本発明にかかる画像形成装置としては、1つの画像形成ユニットを用いて単色画像を形成する構成としてもよい。
さらに、画像形成装置としては、電子写真方式の画像形成装置を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、インクを記録媒体に向けて吐出するインクジェットプリンタやその他各種の画像形成装置を適用してもよい。
また、上記の各構成要素、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路の設計などによりハードウエアで実現してもよい。また、上記の各構成要素、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、記録媒体として用紙を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、記録媒体としては、フィルムや布地等その他各種のものが適用可能である。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…画像形成装置、 10…制御部、 11…CPU、 12…ROM、 13…RAM、 14…記憶部、 21…原稿読取部、 22…自動原稿給送装置、 23…操作表示部、 24…給紙トレイ、 25…搬送経路、 26…排紙トレイ、 30…画像形成部、 31…画像形成ユニット、 32…感光体ドラム、 33…現像部、 34…中間転写ベルト、 35…2次転写部、 36…定着部、 40…光沢度センサ、 41…光源、 42…受光部、 43…白基準板(基準板)、 50…光沢度補正部、 60…光沢度検出装置
Claims (14)
- 光を照射する光源及び前記光源から照射された光を受光する受光部を有する光沢度センサと、
前記光沢度センサが検出した光沢度を補正する光沢度補正部と、
前記光沢度センサの補正処理に用いられる基準板と、を備え、
前記光沢度補正部は、予め検出された前記基準板の光沢反射プロファイルを取得し、前記光沢反射プロファイルと前記光沢度センサで検出した前記基準板の光沢分布に基づいて、前記基準板に応じた前記光沢度の補正を行う
光沢度検出装置。 - 前記光沢度補正部は、前記光沢反射プロファイルと前記光沢度センサで検出した前記基準板の光沢分布に基づいて、前記基準板の光沢分布を補正するための補正係数を算出する
請求項1に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢度補正部は、前記補正係数に基づいて、前記基準板における前記光沢分布の形状を補正する
請求項2に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢反射プロファイルを記憶する記憶部を有する
請求項1に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢度センサは、前記受光部を複数含み、各受光部に対応して前記光沢反射プロファイルを複数有し、
前記記憶部は、複数の前記光沢反射プロファイルを関連づけて記憶する
請求項4に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢度補正部は、前記光沢反射プロファイルのピーク位置と、前記光沢分布のピーク位置から前記光沢度センサのずれ量を算出し、前記ずれ量に基づいて前記補正係数を算出する
請求項2に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢度センサの前記受光部は、複数の受光素子を有するリニアセンサであり、
前記光沢度補正部は、前記ずれ量に基づいて、前記光沢度センサにおける画素ごとの前記補正係数を算出する
請求項6に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢度補正部は、算出した前記補正係数に基づいて、前記光沢度センサ又は前記基準板の異常を判断する
請求項2に記載の光沢度検出装置。 - 前記基準板には、識別番号が付与されており、
前記光沢反射プロファイルは、前記識別番号と紐付けられており、
前記光沢度補正部は、前記識別番号に基づいて、前記光沢反射プロファイルを取得する
請求項1に記載の光沢度検出装置。 - 前記基準板は、白紙、有色紙、又は樹脂材料で形成されている
請求項1に記載の光沢度検出装置。 - 前記光沢反射プロファイルは、前記光沢度センサと同種のマスターセンサを用いて計測される
請求項1に記載の光沢度検出装置。 - 前記基準板は、シェーディング補正を行うための基準板である
請求項1から11のいずれか1項に記載の光沢度検出装置。 - 請求項1から12に記載の光沢度検出装置を備えた
画像形成装置。 - 請求項1から12に記載の光沢度検出装置を備えた
用紙搬送システム。
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JP2021150810A JP2023043290A (ja) | 2021-09-16 | 2021-09-16 | 光沢度検出装置、画像形成装置及び用紙搬送システム |
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