JP2023042077A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2023042077A
JP2023042077A JP2021149160A JP2021149160A JP2023042077A JP 2023042077 A JP2023042077 A JP 2023042077A JP 2021149160 A JP2021149160 A JP 2021149160A JP 2021149160 A JP2021149160 A JP 2021149160A JP 2023042077 A JP2023042077 A JP 2023042077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
water
heat exchanger
drying machine
air passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021149160A
Other languages
English (en)
Inventor
真司 上野
Shinji Ueno
幸太郎 高橋
Kotaro Takahashi
智史 小沼
Tomohito Konuma
晴樹 額賀
Haruki Nukaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority to JP2021149160A priority Critical patent/JP2023042077A/ja
Priority to PCT/JP2022/014591 priority patent/WO2023042463A1/ja
Publication of JP2023042077A publication Critical patent/JP2023042077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】筐体サイズを大きくすることなく、除湿性能を向上できる洗濯乾燥機を提供する。【解決手段】本発明の洗濯乾燥機4Sは、外郭を成す箱体1と、箱体1に収容され水が貯留可能な外槽2と、外槽2に内包され回転自在な内槽3と、外槽2内に循環空気を供給する送風機4と、循環空気を加熱するヒーター6と、外槽2に設けられリントを捕集する第1のリントフィルター26と、循環空気を除湿する熱交換器48と、熱交換器48が内包される上循環風路25と、熱交換器48の伝熱管48bに接続され水道水を供給する給水弁17とを備えている。【選択図】図10

Description

本発明は、洗濯乾燥機に関する。
衣類の洗濯と乾燥を一連で行う洗濯乾燥機がある。
洗濯乾燥機は、水を貯める槽と送風機と循環風路と循環風路と送風機の間に設けられた乾燥フィルターとヒーターとを備えている。
循環風路は、槽と送風機を繋ぐ。乾燥フィルターは、ユーザーが機外へ取り外し可能な状態で循環風路と送風機の間に設けられている。
乾燥工程において、循環風路の一部に水道水を流し、湿った循環空気と水道水を接触させることで除湿する水冷除湿方式の洗濯乾燥機が知られている。
特開2018-79173号公報(図6、段落0036~0039等)
従来の洗濯乾燥機は、循環風路の内壁面に水道水を流す構成である。そのため、湿った循環空気は循環風路壁面付近を流れる部分は除湿されるものの循環風路の中央付近の循環空気は除湿されず、除湿効率が悪いという課題がある。
上記課題の解決手段として、水道水が流れる循環風路につづら折り状のリブを設けることで水道水と湿った循環空気との接触面積を増やす方法を特徴とした洗濯乾燥機が知られている。
しかしながら、この解決手段においても冷却水が流れる範囲を拡大するものである。最大面積は循環風路の内壁面積を超えることはできない。循環風路の内壁面積を大きくすることで除湿効率を高める方法もあるが、洗濯乾燥機の筐体が大型化するため、設置性の悪化やコスト増加などの課題がある。また、循環風路の中央付近の循環空気が除湿されない課題は解決できない。
発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、筐体サイズを大きくすることなく、除湿性能を向上できる洗濯乾燥機の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の洗濯乾燥機は、外郭を成す箱体と、前記箱体に収容され水が貯留可能な外槽と、前記外槽に内包され回転自在な内槽と、前記外槽内に循環空気を供給する送風機と、前記循環空気を加熱するヒーターと、前記外槽に設けられリントを捕集する第1のリントフィルターと、前記循環空気を除湿する熱交換器と、前記熱交換器が内包される上循環風路と、前記熱交換器の伝熱管に接続され水道水を供給する給水弁とを備えている。
本発明によれば、筐体サイズを大きくすることなく、除湿性能を向上できる洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の洗濯乾燥機を側方から見た要部断面構成図。 第1実施形態の洗濯乾燥機の熱交換器を側方から見た要部断面図。 第2実施形態の洗濯乾燥機を側方から見た要部断面構成図。 第2実施形態の洗濯乾燥機の熱交換器を側方から見た要部断面図。 第3実施形態の洗濯乾燥機を側方から見た要部断面構成図。 第3実施形態の洗濯乾燥機の熱交換器を側方から見た要部断面図。 熱交換器の実施形態例1を示す図。 熱交換器の実施形態例2を示す図。 図8のI-I断面の熱交換器の水路構造例1を示す図。 図8のI-I断面の熱交換器の水路構造例2を示す図。 図8のI-I断面の熱交換器の水路構造例3を示す図。 図8のI-I断面の熱交換器の水路構造例4を示す図。 第4実施形態の洗濯乾燥機を側方から見た要部断面構成図。 第4実施形態の熱交換器の斜視図。 第4実施形態の洗濯乾燥機の外槽と第1のリントフィルターとを前方から見た概念図。 第4実施形態の熱交換器を内包する部位の循環風路を示す斜視図。 第4実施形態の洗濯乾燥機を側方から見た乾燥時の風の流れ(破線矢印)と循環空気の冷却水の流れ(実線矢印)を示す断面構成図。 熱交換器の実施形態例3を示す図。
本発明の洗濯乾燥機は、水を溜める槽と衣類乾燥用のヒーター及び送風機とを繋ぐ循環風路内に熱交換器を備えた洗濯乾燥機であり、当該熱交換器は外部に複数のリブ形状を備え、内部に水道水を流す水路を備えたことを特徴としている。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<<第1実施形態>>
図1に、本発明に係る第1実施形態の洗濯乾燥機Sを側方から見た要部断面構成図を示す。図2に、第1実施形態の洗濯乾燥機Sの熱交換器8を側方から見た要部断面図を示す。
なお、実施形態として示す洗濯乾燥機はドラム式洗濯乾燥機Sを挙げるが、本発明は、略鉛直方向に延びる回転軸をもつ内槽を有するタテ(縦)型洗濯乾燥機で実施しても良く、構成及び特徴、それによってもたらされる効果は同じである。
ドラム式洗濯乾燥機Sは、洗濯物の洗濯から乾燥までを行う。
ドラム式洗濯乾燥機Sは、箱体1、外槽2、内槽3、送風機4、循環風路5、ヒーター6、乾燥フィルター7、および熱交換器8を備えている。
ドラム式洗濯乾燥機Sは、箱体1で外郭が形成されている。箱体1の前部には、洗濯物を出し入れするためのドア1dが設けられている。箱体1の上部には、ドラム式洗濯乾燥機Sの制御を担う制御装置1cが設けられている。制御装置1cは、マイクロコンピューター、センサ回路、内槽3回転用の駆動回路等の各種回路で構成されている。
外槽2の内部には、洗濯水が溜められる。箱体1内の後上部には、外槽2に水を供給する給水弁(図示せず)が設けられている。
内槽3は、外槽2内に設けられ、洗濯物が入れられ略水平な回転軸O廻りに回転する。
送風機4は、乾燥工程時、内槽3内に洗濯物を乾燥させる風(循環風)を供給する。
循環風路5は、外槽2と送風機4とを接続する。循環風路5には、乾燥風が流れるダクト5d、第1蛇腹ホース5j1、第2蛇腹ホース5j2が設けられている。なお、循環風路5は、ダクト5dに入る吸込み口5iから内槽3への吹き出し口5oまでとする。ちなみに、吸込み口5iは、後記する第4実施形態での開口部2iと同様に、外槽後部の循環空気を(循環風路に)吸い込む吸込み口である。
第1蛇腹ホース5j1、第2蛇腹ホース5j2は、内槽3の回転時に発生する外槽2の振動を、変形することで箱体1に固定される構成要素(送風機4、ヒーター6等)に伝搬しないようにする。
ヒーター6は、循環風路5内の内部に設けられている。ヒーター6は、乾燥工程時、循環風路5内で送風機4から送られる循環風を加熱する。
乾燥フィルター7は、循環風路5内の内部に設けられている。乾燥フィルター7は、乾燥工程時、送風機4の手前で循環風に乗ったリント(糸くず)を捕集する。
熱交換器8は、循環風路5内に設けられ、循環風を冷却して除湿する。熱交換器8は内部に水路8a2が設けられている。熱交換器8の循環風が当たる面は熱交換面8a1を形成している。
外槽2の下端部には、第1内部配水ホース9aの一端部が設けられている。第1内部配水ホース9aの他端部は、洗濯、すすぎ時のリント(糸くず)を捕集するリントフィルター10に接続されている。
リントフィルター10の下流には、洗濯水を循環させる循環ポンプ11が設置されている。循環ポンプ11の下流は、第2内部配水ホース9bと排水弁12に接続される第3内部配水ホース9cとに接続されている。第2内部配水ホース9bは外槽2の上部に接続されており、内槽3内に洗濯水を供給する。排水弁12は、機外に排水するための外部排水ホース13に接続されている。
<洗濯水の循環と排水>
洗濯、すすぎ時の循環時には、洗濯水、すすぎ水は、外槽2から、図1の矢印α11、α12に示すように、第1内部配水ホース9a、リントフィルター10、循環ポンプ11、第2内部配水ホース9bを通って、内槽3の上部からシャワー状に循環させる。
洗濯水、すすぎ水の排水時には、外槽2から、図1の矢印α11、α13、α14に示すように、第1内部配水ホース9a、リントフィルター10、循環ポンプ11、第3内部配水ホース9c、排水弁12、外部排水ホース13を通って排水される。
乾燥工程時、洗濯物を乾燥させる乾燥風は、送風機4により発生させる。内槽3内の洗濯物を通過した乾燥風は、内槽3から、外槽2(図1の破線矢印β11)、吸込み口5i(図1の破線矢印β12)、ダクト5d(図1の破線矢印β13)、第1蛇腹ホース5j1(図1の破線矢印β14)、乾燥フィルター7、送風機4、ヒーター6(図1の破線矢印β15)、第2蛇腹ホース5j2を通って、吹き出し口5oから内槽3内に循環させる(図1の破線矢印β16)。
<熱交換器8>
図2に示すように、熱交換器8は、外側の熱交換面8a1および熱交換リブ8bと内部の水路8a2を有している。熱交換器8は、循環風路5内に固定されている。
熱交換器8は、例えば、熱伝導性の高いアルミニウムを含む部材(アルミニウム合金等)を用いて形成される。熱交換器8の外部には複数のリブが熱交換リブ8bとして形成され、内部に水路8a2が形成された成形品である。
水路8a2には除湿用の水道水が流れる。
ところで、循環空気が下から上に流れる(図1、図2の矢印β13)ダクト5bは略鉛直方向に設けられている。そこで、熱交換器8は、ダクト5b内を流れる循環空気に沿って水路8a2が略鉛直方向に設けられる。これにより、熱交換器8は、ダクト5b内の循環空気との熱伝導面積を広くとれる。
熱交換器の外面は、熱交換面8a1を形成している。熱交換面8a1は、ダクト5dを流れる循環空気(図2の破線矢印β13)と内部の水路8a2を流れる水(図2の矢印γ11)とが熱交換する。これにより、水路8a2を流れる除湿用の水道水は、ダクト5dを流れる循環空気を冷却して除湿する。
熱交換リブ8bは、熱交換面8a1に立設され、熱交換面8a1の表面積を拡大して熱交換を促進する。つまり、熱交換器8の熱交換面8a1には複数のリブ形状の熱交換リブ8bを有するため、熱交換面8a1を広げることができる。
熱交換器8の本体取付体8Hの上部には水道水を給水するための給水口8kを水路8a2に続くように備えている。一方、熱交換器8の本体取付体8Hの下部には水道水を排出するための排水口8hを水路8a2に続いて備えている。
排水口8hは、水路8a2を上方から下方に流れた水道水を循環風路5の下部から外槽2内の一部2a(図2参照)を通過し機外に排水される。
熱交換器8は、水路8a2に水道水を供給する給水口8kと機外に排出する排水経路(排水口8h、外槽2内の一部2a)を有している。
この構成により、風速が増加する循環風路5の内部において、水路8a2を流れる水道水と、熱交換器8の外部を流れる循環空気(風)との接触範囲(領域)を限りなく少なくすることができる。そのため、ダクト5d内を流れる循環風(循環空気)による除湿用の水道水の巻き上がりを抑制する効果を持つ。
また、内部の水路8a2を流れた水道水が外槽2内を流れるので、排水口8hとの接続部の構成が簡素であり、部品点数が削減される。また、組み立て性がよい。そのため、低コスト化を図れる。
<<第2実施形態>>
図3に、本発明に係る第2実施形態の洗濯乾燥機2Sを側方から見た要部断面構成図を示す。図4に、第2実施形態の洗濯乾燥機2Sの熱交換器28を側方から見た要部断面図を示す。
第2実施形態の洗濯乾燥機2Sは、除湿用水道水の排出経路8h2を外槽2の外側に設けたことを特徴としている。その他の構成は、第1実施形態と同様であるから、同一の構成要素には同一の符号を付して示して説明は省略する。
第2実施形態では、外槽2の外側に、第1内部配水ホース9aと接続される排出経路8h2が設けられている。
そして、熱交換器28において除湿用水道水が流れる水路28a2の排水口28hが排出経路8h2に接続されている。
これにより、熱交換器28の水路28a2を流れる除湿用の水は、排水口28hから外槽2の外側の排出経路8h2を通って、第1内部配水ホース9aに流れて排水される。
第2実施形態によれば、ダクト5dを流れる循環風(図4の破線矢印β13)と水道水(図4の矢印γ11)を完全に隔離することが可能となる。そのため、循環風(図4の破線矢印β13)に水道水(図4の矢印γ11)が接触せず、除湿性能がより向上する。また、水道水の巻き上がりを防止することが可能となる。
<<第3実施形態>>
図5に、第3実施形態の洗濯乾燥機3Sを側方から見た要部断面構成図を示す。
図6に、第3実施形態の洗濯乾燥機3Sの熱交換器38を側方から見た要部断面図を示す。
第3実施形態は、外槽2と循環風路5の接続部にリント捕集用のフィルター16を備えていることを特徴とする。
第3実施形態では、外槽2の背面である循環風路5(ダクト5d)との境界にリント捕集用のフィルター16を形成している。リント捕集用のフィルター16は、メッシュ状に構成され、主に乾燥工程時のリント(糸くず)を補集する。リント捕集用のフィルター16を設けることで、図1に示す乾燥フィルター7が不要になり、乾燥フィルター7の占有スペースを空けることができる。
リント(糸くず)は下記のようにして発生する。
洗い工程時やすすぎ工程時における内槽3内の洗濯物同士が擦れあう機械力や、乾燥工程時における内槽3に供給される風による機械力等により、洗濯物の繊維が剥離しリントが発生する。発生したリントは、乾燥工程の初期には湿った状態で重いため浮遊しないが、乾燥が進展するにつれリントから水が蒸発して軽くなり浮遊し始める。浮遊したリントのうち、リント捕集用のフィルター16の網目より大きいリントは、リント捕集用のフィルター16で捕集され、以後の洗い工程やすすぎ工程の終了後に外槽排水孔2oから第1内部排水ホース9aに排出される。
第1・第2の実施形態では、熱交換器8、28の下流側にリント捕集用の乾燥フィルター7を備えるが、本第3実施形態によれば、熱交換器28の上流側のリント捕集用のフィルター16でリントを捕集する。そのため、熱交換器28の外部に備える熱交換リブ28bをより細かいものとしても、リントが熱交換リブ28bの間に詰まることを抑制できる。そのため、熱交換リブ28bの間隔を狭めて熱交換面積を更に広く確保することが可能となり、より高い除湿性能が期待できる。
<熱交換器8、28の実施形態例>
第1~第3の実施形態における熱交換器8、28の実施形態例を図7~図9に示す。
図7に、熱交換器8、28の実施形態例1を示す。
図7に示す実施例1の熱交換器8、28では、水路8sを有する熱交換器外郭8bと複数のリブ形状のフィン8b2とを有している。
水路8sには、除湿用の水道水が流れる。
リブ形状のフィン8b2は、水路8sが形成される熱交換器外郭8bが成す熱交換面8a1に多数立設されている。
複数のリブ形状のフィン8b2が循環風路5を流れる循環空気との接触面積を拡大することで、乾燥時の循環空気の除湿性能を向上することができる。
図8に、熱交換器8、28の実施形態例2を示す。
図8に示す実施例1の熱交換器8、28では、熱交換器外郭8bの両外面に複数のリブ形状のフィン8b3を有している。両外面の複数のリブ形状のフィン8b3により熱交換面の面積が拡大し、熱交換器8、28の両面に単に循環風を流す場合により効率的な除湿が可能となる。
なお、前述の実施例では水路8sは熱交換器8、28の内部に中空に形成されているが、図15のように熱交換器8、28と循環風路5の壁面5aとで水路8sを形成しても良く、この場合、熱交換器8、28の構造を簡素化して低コスト化出来る利点がある。
図9A~図9Dに、図8のI-I断面の熱交換器8、28の水路構造例1~例4を示す。
熱交換器8、28の内部の水路8sの構造については、図9A~図9Dの水路構造例1~例4が挙げられる。
図9Aの例1は、熱交換器8、28の内部の水路8sを空洞したものである。
図9Bの例2は、熱交換器8、28の内部の水路8sに水が流れる方向(図9Bの矢印γ11)に延びるジグザグ状のリブr1を複数形成している。ジグザグ状のリブr1により、水路8sを流れる水が広範囲に広がり流れの速度が緩慢になる。そのため、循環風路5を流れる循環空気との熱交換容量を向上させることができる。
図9Cの例3は、熱交換器8、28の内部の水路8sに水が流れる方向(図9Bの矢印γ11)に交差する方向に、長さが短いリブr2を互い違いに形成している。互い違いのリブr2により、水路8sを流れる水が広範囲に広がり流れの速度が緩慢になる。そのため、循環風路5を流れる循環空気との熱交換容量を向上させることができる。なお、水が流れる方向(図9Bの矢印γ11)のリブr2間の間隔、または、水が流れる方向(図9Bの矢印γ11)に交差する方向のリブr2間の間隔を調整することで、水路8sを流れる水の速度を容易に調整できる。
図9Dの例3は、熱交換器8、28の内部の水路8sに水が流れる方向(図9Bの矢印γ11)に沿って、ジグザグ状に長さが短いリブr2を互い違いに形成したものである。ジグザグ状の長さが短いリブr2により、水路8sを流れる水が広範囲に広がり流れの速度が緩慢になる。そのため、循環風路5を流れる循環空気との熱交換容量を向上させることができる。
図9B~図9Dに示すように、水路8sの壁面に、道水の流れの抵抗となる少なくとも二つ以上のリブr1、r2、r3を形成している。これにより、循環風路5を流れる循環空気との熱交換容量が増加し、除湿効率を向上できる。
第1~第3実施形態の構成によれば、熱交換器8の内部に設けられた水路8a2、8sを水道水等の冷却水が流れるため、循環風路5を流れる循環風(空気)による冷却水の巻き上がりを抑制できる。また、熱交換器8、28の外部に複数のリブ形状の熱交換リブ8b、28bを設けることで熱交換面積を広く確保できる。そのため、乾燥時の効率的かつ高い除湿性能を得ることが可能である。なお、熱交換リブ8b、28bはフィンに代替してもよい。
なお、上述の内部の水路8sの実施例図9A乃至図9Dの形状は、図15のように熱交換器8、28と循環風路5の壁面5aとで水路8sを形成する場合においては、いずれも循環風路5の壁面5aに形成されていても良い。
したがって、湿った循環空気を効率的に除湿することができるため、乾燥運転時間の短縮および消費電力量抑制効果がある。また、従来の課題であった水冷除湿方式における乾燥フィルター及びヒーターへの水道水飛散による乾燥性能の低下も抑制できる。
以上のことから、外郭の筐体(箱体1)のサイズを大きくすることなく、乾燥中の循環風路5を流れる循環風(空気)による冷却水の巻き上がりを抑制し、高い除湿性能をもつ水冷除湿部(ダクト5d、熱交換器8、28)を有する洗濯乾燥機S~3Sを提供できる。
なお、第1~第3実施形態で説明した各構成は適宜組み合わせて構成してもよい。
<<第4実施形態>>
本発明の第4実施形態を図10~図14に示す。
図10に、第4実施形態の洗濯乾燥機4Sを側方から見た要部断面構成図を示す。図11に、第4実施形態の熱交換器48の斜視図を示す。
第4実施形態の洗濯乾燥機4Sは、熱交換器48が薄板状のフィン48aと水路を兼ねる伝熱管48bとで構成されることが特徴である。
熱交換器48は、洗濯乾燥機4Sの後上部にある第1蛇腹ホース5j1と送風機4との間に配置されている。その他の構成は、第3実施形態と同様であるから、同一の構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
<糸くずの捕集方法>
図10に示すように、外槽2とダクト5dを接続する外槽2の背面にある開口部2iには、第1のリントフィルター26を備えている。
図12に、第4実施形態の洗濯乾燥機4Sの外槽2と第1のリントフィルター26とを前方から見た概念図を示す。
第1のリントフィルター26はメッシュ26aとメッシュ26aに張りを持たせて固定するフレーム26bとで構成されている。メッシュ26aは合成繊維や樹脂などの繊維、金属細線等で構成されている。フレーム26bは樹脂、防錆の軽金属等で形成されている。
第1のリントフィルター26は外槽2とダクト5dとを接続する開口部2iにフレーム26bをはめ込むことで固定される。第1のリントフィルター26は、図1に示す乾燥フィルター7の代替構造となる。なお、開口部2iは、第1実施形態の吸込み口5iと同様に、外槽後部の循環空気を吸い込む吸込み口である。
乾燥時に発生した糸くずは、第1のリントフィルター26で捕集され、次回の洗濯運転時または専用のフィルター洗浄運転時に洗い流される。洗い流された糸くずは、第1内部排水ホース9aを経由してリントフィルター10に捕集される。従来構成の洗濯乾燥機では、糸くずフィルター(図10のリントフィルター10に相当)は洗濯時に発生する糸くずを捕集し、乾燥フィルター(図1の乾燥フィルター7に相当)は乾燥時に発生する糸くずを捕集していた。異なる工程で発生する糸くずを2つのフィルターでそれぞれ捕集していた。
これに対して、第4実施形態の洗濯乾燥機4Sでは、各工程で発生した糸くずを全てリントフィルター10で捕集する。
これによって、図1に示す洗濯乾燥機Sの上部に配置されていた乾燥フィルター7は廃止される。
<熱交換器48の構成>
乾燥フィルター7(図1参照)が配置されていた場所には、図10に示すように、熱交換器48を内包した上循環風路25が新たに配置される。つまり、熱交換器48は上循環風路25内に収容されている。
<熱交換器48の構造>
図11に示すように、熱交換器48は、熱伝導性の良い材質(例えばアルミニウム)でできた薄板状のフィン48aが複数離隔配置されている。複数の薄板状のフィン48aには、通水可能な中空筒状の伝熱管48bが貫通して接続されている。なお、フィン48aは薄板状に限らず、リブ形状のものでもよい。
伝熱管48bは熱伝導性の良い材質(例えば銅)でできている。伝熱管48bの中空筒内面は、溝をつけることで伝熱管8bの内面の表面積を大きくしている。これにより、伝熱管8bの大きくした内面を介して熱伝導が行われる。そのため、伝熱管8bの内部を流れる流体(水道水)(図11の矢印γ32)の熱を効率良くフィン48aに伝達できる。
<伝熱管の給水経路>
伝熱管48bは、水道水が供給される給水口48b1と熱交換後の水道水が排出される排水口48b2とを有している。
伝熱管48bの開口部(給水口48b1、排水口48b2)は水路によって他部品と接続される。
図10に示す洗濯乾燥機4Sの後上部には給水弁17が備えられている。給水弁17には、洗濯に際して給水ホース(図示せず)が接続される。
給水弁17は、伝熱管48bの一方の開口部である給水口48b1とホース28oを介して接続されている。また、伝熱管48bの他方の開口部である排水口48b2は、ホース18を介して循環ポンプ11と接続されている。本構成により、伝熱管48b内には給水弁17からホース28oを通して水道水が供給される。これにより、伝熱管48bに循環空気を冷却して除湿するための冷却水を供給できる。
そして、水道水は、伝熱管48bを通過して熱交換が行われ、伝熱管48bの他方端の排水口48b2からは排水される。排水された水道水は、ホース18を通って循環ポンプ11から排水弁12を経由して機外へと流れる。そのため、伝熱管48bを冷却した水道水は上循環風路25内を流れず、循環空気に水気が入ることが抑制される。
熱交換器48内で伝熱管48bは分岐せず、ワンパスとすることで流速を高くし温度差の低下を防ぎ、冷却効率を高めている。
<上循環風路25の構成>
図10に示す循環風路25の構成について説明する。
上循環風路25は、乾燥工程時に外槽2から送られる衣類(洗濯物)から水分を回収した湿った循環空気を除湿する。そして、除湿した循環空気を送風機4へ搬送する部品である。
上循環風路25は、熱交換器48と後記の第2のリントフィルター27と注水口28a1を内包している。
熱交換器48は、洗濯物を乾かした水気を含む循環空気を除湿する。
第2のリントフィルター27は、第1のリントフィルター26のメッシュより小さく送風機4へ飛散する第1のリントフィルター26で捕れなかった糸くずを捕集する。
注水口28a1は、熱交換器48と第2のリントフィルター27とを注水洗浄する。
<熱交換器48の配置>
熱交換器48の伝熱管48bは上循環風路25を貫通して配置されている。そして、伝熱管48bの開口部(給水口48b1、排水口48b2)が上循環風路25の外側に位置して熱交換器48を支持する構成となっている。これにより、他部品を介することなく熱交換器48を支持できる。また、コンパクトな占有スペースで熱交換器48を配置できる。
伝熱管48bと上循環風路25の接触部には図示しないシリコーンなど熱伝導性の低い材料からなる弾性のブッシュ(図示せず)が取り付けられている。熱伝導性の低いブッシュが伝熱管48bと上循環風路25との間に設けられ、伝熱管48bの温度が上循環風路25の温度に影響しない構成としている。
図13に、第4実施形態の熱交換器48を内包する部位の上循環風路25を示す斜視図を示す。
熱交換器48は、上循環風路25内に傾斜して配置している。つまり、伝熱管48bが水平面に対して傾斜して配置されている。
これにより、下記の3つの効果を得られる。
第1の効果は、伝熱管48bが水平面に対して傾斜しているので、伝熱管48b内に残水しなくなることである。伝熱管48b内に水が充填した状態で低温環境に晒されると、凍結により伝熱管48b内の水の体積が膨張し、水より熱膨張率が低い伝熱管48bが破裂する。熱交換器48を傾斜して配置し伝熱管48b内の水の排水を促進させることで、伝熱管48bに残水しない構成とし、伝熱管48bの破裂を防止する。
第2の効果は、伝熱管48b内の結露水の残水を抑制することである。乾燥運転の詳細は後記する。
乾燥運転時の熱交換器48の機能は、伝熱管48b内に水道水を給水することでフィン48aを冷却し、洗濯物の水気で湿った循環空気と接触させる。これにより、フィン48aと循環空気との温度差により循環空気が含む水分をフィン48aに結露させ、循環空気を除湿する。フィン48aには親水加工が施されており、フィン48aに付着した結露水は表面張力が大きくなるため接触角が0°に近づき、フィン48aの上を移動しやすくしている。これにより、フィン48aの上を移動する結露水は、風に吹き飛ばされることなく排水できる。フィン48aの上の結露水が残水しないようにすることで、上循環風路25の内部で冷却したフィン48aを露出させることができ、除湿性能の低下を防止している。
第3の効果は、フィン48aの上の結露水の水はねを抑制することである。フィン48aの表面は結露水が付着している。熱交換器48のフィン48aを上循環風路25内に傾斜して配置し、上循環風路25と直交させないことでフィン48aの上の結露水にかかる風圧が傾斜方向に分散し、水はねを抑制している。
<結露水の処理方法>
図13に示すように、上循環風路25内の熱交換器48の下方には、凹断面をもつ排水溝19が設けられている。排水溝19は、熱交換器48のフィン48aに付着する結露水を排水するためのものである。排水溝19には排水口19aが接続されている。排水口19aは、排水ホース19b(図10参照)に接続されている。
傾斜する熱交換器48の下端となる各フィン48aは上循環風路25の排水溝19に接触している。熱交換器48の下端のフィン48aまたは一部を他部品の排水溝19の壁やリブに接触させている。これにより、フィン48aから流れる結露水を他部品の排水溝19に速やかに移動させる構成になっている。本第4実施形態では、フィン48aの表面に親水加工が施されているため、熱交換器48の傾斜に沿って結露水が流れ、熱交換器48の下端に集合する。熱交換器48のフィン48aの下端と上循環風路25の排水溝19とが接触している。そのため、結露水はフィン48aから排水溝19へと移動する。排水溝19へ到達した結露水は排水口19aへと流れ、排水ホース19b(図10参照)を通って(図13の矢印γ23)上循環風路25の外に排出される。
<熱交換器48内の伝熱管48bが冷却する領域>
図13に示すように、熱交換器48の一部は排水溝19内に配置される。上循環風路25内を流れる循環空気が排水溝19内のフィン48aに直接当たらない。そのため、図11に示す結露水処理領域R2である排水溝19内の領域は除湿への寄与度が低い。そこで、本第4実施形態では伝熱管48bを循環空気が直接当たる領域である除湿処理領域R1に配置する構成としている。
<第2のリントフィルター27の配置>
図13に示す上循環風路25の送風機側開口部には第2のリントフィルター27が備えられている。
ところで、第1のリントフィルター26を通過した微細な粉状のリントは蛇腹ホース5j1(図10参照)や熱交換器48で集積し塊となる。塊となったリントが風に乗って、下流に配置される送風機4やヒーター6へと運ばれるおそれがある。そこで、図10に示すように、送風機4やヒーター6の上流に第2のリントフィルター27を配置することで、リントの塊が送風機4やヒーター6に付着することを防いでいる。
図13に示す第2のリントフィルター27は、メッシュ27aとメッシュ27aに張りを持たせて固定するフレーム27bとで構成されている。第2のリントフィルター27は上循環風路25の送風機4側の開口部25oと熱交換器48との間にフレーム27bをはめ込むことで固定される。
第2のリントフィルター27は熱交換器48の側が下端27sとなるように傾斜して配置される。後記する第2のリントフィルター27を洗浄する洗浄水が第2のリントフィルター27のメッシュ27aに当たりやすくするためである。また、排水溝19へ洗浄水が流れやすいようにして、上循環風路25内に水が溜まらない構成としている。これにより、結露水が乾燥機能に影響を及ぼし、乾燥機能が低下することを抑制している。
<注水口の配置>
図13に示すように、上循環風路25の天面内側には上循環風路25内に注水可能に開口した注水口28a1が備えられている。
詳細には、上循環風路25の天面内側には、熱交換器48と第2のリントフィルター27を洗浄するための洗浄水が流れる配管28kが上循環風路25の上部を横断するように設けられている。配管28kからは、上循環風路25の循環空気が流れる方向に複数の分岐管28aが配置されている。各分岐管28aには、複数の注水口28a1が形成されている。各分岐管28aは、洗浄水が通過して注水口28a1に至る水路を形成する。
上循環風路25の天面内側には熱交換器48と第2のリントフィルター27を覆うように流路の分岐管28aが配置されている。流路の分岐管28aは上循環風路25内に開口した注水口28a1を複数備えている。
流路の分岐管28aは水路の配管28k(図10参照)によって給水弁17と接続されている。給水弁17から水路の配管28k、流路の分岐管28aを介して注水口28a1に、水道水が供給可能な構成となっている。
図13に示すように、給水弁17からの水道水は水路の配管28kに流れ(図13の矢印γ21)、分岐管28a内を流れ(図13の矢印γ22)、注水口28a1に供給される。
こうして、流路の分岐管28aへ到達した水は、注水口28a1を経由して上循環風路25の天面内側から熱交換器48と第2のリントフィルター27に洗浄水として散水される。洗浄水は熱交換器48や第2のリントフィルター27の表面に付着したリント(糸くず)を洗い流し、排水溝19を経由して排水口19aより排水ホース19b(図10参照)を通って上循環風路25の外に排出される(図10の矢印γ23)。
<第4実施形態の運転制御>
第4実施形態の洗濯乾燥機4Sにおける乾燥運転について説明する。
乾燥運転は、制御装置1c(図10参照)によって制御される。
図14に、第4実施形態の洗濯乾燥機4Sを側方から見た乾燥時の風の流れ(破線矢印)と循環空気の冷却水の流れ(実線矢印)の断面構成図を示す。
送風機4から発生した風はヒーター6を通過し(図14の破線矢印β26)、加熱されて温風となり、吹き出し口5oから内槽3へと送られる(図14の破線矢印β20)。内槽3の中にある湿った衣類(洗濯物)は、温風によって加熱され、水分が蒸発する。蒸発した水分は、外槽2内の空気に蒸気として回収され、湿った空気となる。
外槽2内の湿った空気が第1のリントフィルター26を通過する(図14の破線矢印β23)して、空気と衣類から発生したリントに分離される。第1のリントフィルター26にリントが捕集される。
第1のリントフィルター26を通過した湿った空気(図14の破線矢印β23)はダクト5dを経由して(図14の破線矢印β24)、上循環風路25へと到達する。
上循環風路25内の熱交換器48の伝熱管48bは、給水弁17から水道水(冷却水)が給水口48b1に供給される(図14の矢印γ31、図11の矢印γ31)。伝熱管48b内を流れる冷却水(図11、図13の矢印γ32)によって、図11、図13に示すフィン48aは冷却水と同じ温度を維持するようになり、熱交換器48の全体が冷却される。
冷却された熱交換器48と温風によって加熱された湿った空気が接触する。両者の温度差によって加熱された湿った空気が含む水分がフィン48aの表面に結露する。これにより、加熱された湿った空気が除湿される。フィン48aに結露した結露水は排水溝19(図13参照)へと移動し、上循環風路25の外に排出される(図13、図14の矢印γ23)。
熱交換器48で除湿された空気は、第2のリントフィルター27で微細なリントの塊と分離される。第2のリントフィルター27に微細なリントの塊が捕集される。除湿された空気は送風機4によってヒーター6へ送られる(図14の矢印β26)。除湿された空気は熱交換器48によって冷却されている(図13、図14の矢印β25)。そのため、除湿された空気はヒーター6によって再加熱し、再び内槽3の中に送られることで衣類が含む水分を蒸発させ、外槽2内の空気に回収させる。
上述の一連の流れを繰り返すことで湿った衣類が含む水分が除去され、衣類は乾燥される。
乾燥運転によって、第1のリントフィルター26、第2のリントフィルター27、熱交換器48には衣類から発生したリントが付着している。
これらのリントは洗濯工程によって洗浄される。給水弁17より注水口28a1(図13参照)から洗浄水が散水され、第2のリントフィルター27と熱交換器48を洗浄する。
これにより、熱交換器48と第2のリントフィルター27とに付着するリントが除去される。洗濯工程に、熱交換器48と第2のリントフィルター27を洗浄することで、給水弁17を開く制御が増加することを抑制できる。
なお、注水口28a1(図13参照)から、第2のリントフィルター27または熱交換器48に対して洗浄水を散水することにしてもよい。
リントを含む洗浄水は排水溝19(図13参照)、洗浄排水ホース19b(図14参照)を経由して循環ポンプ11へと流れる。
外槽2内に洗浄水が溜まると、内槽3を回転させ水流によって第1のリントフィルター26を洗浄する。外槽2内に溜まった洗浄水は、第1のリントフィルター26、第2のリントフィルター27、熱交換器48から回収したリントを含む。
図14に示す循環ポンプ11を駆動させると、外槽2内の洗浄液はリントフィルター10を通過し、洗浄水が含むリントを捕集する。排水弁12を開くと洗浄水は機外へと排水され、洗浄水とリントが分離される。
以上のようにすることで、第1のリントフィルター26、第2のリントフィルター27、熱交換器48に付着したリントをリントフィルター10に捕集できる。
ユーザーはリントフィルター10に捕集されたリントを廃棄するだけで良く、第1のリントフィルター26、第2のリントフィルター27、熱交換器48をメンテナンスする必要がない。
なお、第4実施形態の例では洗濯工程でリントを捕集したが、同様の動作をする専用の洗浄コースを実行しても良い。
<第4実施形態による効果>
第4実施形態によれば、伝熱管48b内に水道水を流すことによって熱交換器48を冷却する。熱交換器48と湿った循環空気と接触することで温度差により循環空気が含む水分をフィン48aに結露させる。
循環空気が含む水分の結露により、循環空気を除湿することができる。熱交換器48と上循環風路25は排水溝19(図13参照)に点または線で接触しているだけなので、従来の構成と比較すると接触面積を大きく低減できる。そのため、上循環風路25の冷却による加熱損失を抑制できる。
また、従来構成では、冷却のための水道水は循環風路の槽内壁面に流しているため、循環風路の壁面面積以上の冷却面積を確保することができず、冷却効率に限界があった。
これに対して、第4実施形態によれば、図13に示すように、上循環風路25の中央部に熱交換器48を配置することで循環空気との接触面積を増やすことができる。そのため、除湿効率を向上できる。
更に、外槽2に第1のリントフィルター26を設けることで上循環風路25と送風機4の間に乾燥フィルターを設ける必要がなく、そのスペースに熱交換器48を設置できる。
そのため、熱交換器48を大型化でき、筐体サイズ(箱体1のサイズ)を大きくすることなく除湿効率を向上できる。
以上のことから、湿った循環空気と上循環風路25内に設置した熱交換器48との接触面積が増えるため、筐体サイズを大きくすることなく除湿効率を高くすることができる。
したがって、従来構成と比較し、第4実施形態では、除湿効率が向上した洗濯乾燥機4Sとすることができる。
<<その他の実施形態>>
1.なお、前記実施形態の水道水は井戸水、海水から採取した水を含むものとする。
2.本発明は、前記した実施形態、変形例の構成に限られることなく、添付の特許請求の範囲内で様々な変形形態、具体的形態が可能である。
1 箱体
1c 制御装置
2 外槽
2i 開口部(吸込み口)
3 内槽
4 送風機
5o 吹き出し口
6 ヒーター
17 給水弁
25 上循環風路
26 第1のリントフィルター
27 第2のリントフィルター
28a1 注水口
48 熱交換器
48a フィン
48b 伝熱管
4S 洗濯乾燥機

Claims (12)

  1. 外郭を成す箱体と、
    前記箱体に収容され水が貯留可能な外槽と、
    前記外槽に内包され回転自在な内槽と、
    前記外槽内に循環空気を供給する送風機と、
    前記循環空気を加熱するヒーターと、
    前記外槽に設けられリントを捕集する第1のリントフィルターと、
    前記循環空気を除湿する熱交換器と、
    前記熱交換器が内包される上循環風路と、
    前記熱交換器の伝熱管に接続され水道水を供給する給水弁とを
    備えていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記送風機、前記ヒーター、および前記給水弁を制御して洗濯運転および乾燥運転を実行させる制御装置とを更に備え、
    前記熱交換器は、並列に複数離隔して配置されるフィンと、前記フィンを貫通するように接続される中空筒状の伝熱管とを有し、
    前記制御装置は、乾燥運転時に前記給水弁を制御して前記伝熱管内に水道水を供給する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記伝熱管は、前記上循環風路を貫通して前記熱交換器を支持する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記伝熱管を含む水路は、前記上循環風路を貫通し、水道水が供給される側の反対側の端部は排水できるように開口され、前記伝熱管内を流れる水は前記上循環風路内に流出しない
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 請求項2に記載の洗濯乾燥機において、
    前記伝熱管は、水平面に対して傾斜して設けられている
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 請求項2に記載の洗濯乾燥機において、
    前記上循環風路は水道水を注水する注水口を備え、
    前記注水口は前記給水弁に接続され、
    前記制御装置は、前記給水弁を制御して前記注水口より水道水を散水し、前記熱交換器を洗浄する
    ことを特徴と洗濯乾燥機。
  7. 請求項2に記載の洗濯乾燥機において、
    前記上循環風路は水道水を注水する注水口を備え、
    前記注水口は前記給水弁に接続され、
    前記制御装置は、前記給水弁を制御して前記注水口より水道水を散水し、前記洗濯運転時に前記熱交換器を洗浄する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  8. 請求項7に記載の洗濯乾燥機において、
    前記熱交換器と前記送風機の間に第2のリントフィルターを備えている
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  9. 請求項8に記載の洗濯乾燥機において、
    前記制御装置は、前記洗濯運転時に前記熱交換器と前記第2のリントフィルターとを洗浄する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  10. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記熱交換器は親水加工されている
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  11. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記熱交換器は、前記上循環風路を流れる前記循環空気に対して傾斜して配置されている
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  12. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記熱交換器のフィンの端部は前記上循環風路に接触している
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
JP2021149160A 2021-09-14 2021-09-14 洗濯乾燥機 Pending JP2023042077A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021149160A JP2023042077A (ja) 2021-09-14 2021-09-14 洗濯乾燥機
PCT/JP2022/014591 WO2023042463A1 (ja) 2021-09-14 2022-03-25 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021149160A JP2023042077A (ja) 2021-09-14 2021-09-14 洗濯乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023042077A true JP2023042077A (ja) 2023-03-27

Family

ID=85717257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021149160A Pending JP2023042077A (ja) 2021-09-14 2021-09-14 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023042077A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7757521B2 (en) Washing and drying machine
JP4531414B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4561488B2 (ja) 乾燥装置
TWI289621B (en) Drum type washing/drying machine
CN106968079B (zh) 具有冷却水回路的洗涤-烘干机
US20140250710A1 (en) Laundry treating apparatus
WO2006090552A1 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
CN106436234B (zh) 热泵烘干机
JP2008264164A (ja) 衣類乾燥機
WO2014017004A1 (ja) 衣類乾燥機
KR20220004528A (ko) 세탁물 처리기기
WO2014010181A1 (ja) 衣類乾燥機および洗濯乾燥機
JP4413639B2 (ja) 洗濯乾燥機
WO2023042463A1 (ja) 洗濯乾燥機
JP2023042077A (ja) 洗濯乾燥機
JP5446901B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2023042078A (ja) 洗濯乾燥機
JP4243336B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
KR102568205B1 (ko) 의류 처리 장치
JP4889428B2 (ja) 洗濯乾燥機
KR100465192B1 (ko) 건조장치를 갖춘 드럼세탁기
JP7368565B1 (ja) 洗濯乾燥機
JP2012179268A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
KR20220135095A (ko) 세탁물 처리기기
KR20220135096A (ko) 세탁물 처리기기