JP2023041427A - スロット型光ファイバケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装可能なスロット型光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】複数のスロット溝を形成するための複数のリブを有するスロットロッドと、スロット溝に収容された複数の光ファイバ心線と、を備え、スロット溝の数は3または4である、スロット型光ファイバケーブル。【選択図】図1
Description
本開示は、スロット型光ファイバケーブルに関する。
特許文献1は、6条のスロット溝を有するスロット型光ファイバケーブルを開示している。
特許文献1に係るスロット型光ファイバケーブルは、6条のスロット溝が形成されたスロットロッド(スペーサともいう)を備えており、当該スロット溝はリブで区分されている。リブは通常、断面視において周方向に均一に配置されているため、曲げの異方性(曲げやすい方向の有無)が生じにくい。しかしながら、リブが存在する分だけ、光ファイバの実装密度を高めることが難しかった。
本開示は、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装可能なスロット型光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
複数のスロット溝を形成するための複数のリブを有するスロットロッドと、
前記スロット溝に収容された複数の光ファイバ心線と、を備え、
前記スロット溝の数は3または4である。
複数のスロット溝を形成するための複数のリブを有するスロットロッドと、
前記スロット溝に収容された複数の光ファイバ心線と、を備え、
前記スロット溝の数は3または4である。
本開示によれば、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装可能なスロット型光ファイバケーブルを提供することができる。
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(1)複数のスロット溝を形成するための複数のリブを有するスロットロッドと、
前記スロット溝に収容された複数の光ファイバ心線と、を備え、
前記スロット溝の数は3または4である。
この構成によれば、スロット型光ファイバケーブルは、複数の光ファイバ心線が収容されたスロット溝を形成する複数のリブを有するスロットロッドを備えており、当該スロット溝の数は3または4である。このように、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルが有するスロット溝の数は比較的少ないので、スロットロッドが有するリブの数も比較的少ない。このため、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて光ファイバ心線を収容できる空間は比較的広くなり、より多くの光ファイバ心線をスロットロッドに収容することができる。その一方で、スロット溝の数は3または4であり、リブの数もまた3または4であり、2よりも多いため、曲げの異方性が小さい。したがって、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルによれば、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装することができる。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(1)複数のスロット溝を形成するための複数のリブを有するスロットロッドと、
前記スロット溝に収容された複数の光ファイバ心線と、を備え、
前記スロット溝の数は3または4である。
この構成によれば、スロット型光ファイバケーブルは、複数の光ファイバ心線が収容されたスロット溝を形成する複数のリブを有するスロットロッドを備えており、当該スロット溝の数は3または4である。このように、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルが有するスロット溝の数は比較的少ないので、スロットロッドが有するリブの数も比較的少ない。このため、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて光ファイバ心線を収容できる空間は比較的広くなり、より多くの光ファイバ心線をスロットロッドに収容することができる。その一方で、スロット溝の数は3または4であり、リブの数もまた3または4であり、2よりも多いため、曲げの異方性が小さい。したがって、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルによれば、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(2)前記スロット溝のそれぞれには、800心以上の前記光ファイバ心線が収容されていてもよい。
この構成によれば、光ファイバ心線を高密度に実装することができる。
(2)前記スロット溝のそれぞれには、800心以上の前記光ファイバ心線が収容されていてもよい。
この構成によれば、光ファイバ心線を高密度に実装することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて、
(3)前記スロットロッドを形成する材質のヤング率は、0.6GPa以上1.8GPa以下であってもよい。
この構成によれば、リブの数は3または4と比較的少ないが、スロットロッドを形成する材質のヤング率は、0.6GPa以上1.8GPa以下であるため、光ファイバケーブルとして適切な剛性を得ることができる。
(3)前記スロットロッドを形成する材質のヤング率は、0.6GPa以上1.8GPa以下であってもよい。
この構成によれば、リブの数は3または4と比較的少ないが、スロットロッドを形成する材質のヤング率は、0.6GPa以上1.8GPa以下であるため、光ファイバケーブルとして適切な剛性を得ることができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて、
(4)前記スロットロッドの中心に配置される抗張力体と、
前記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きテープと、をさらに備え、
前記リブの厚さ方向の長さをa、前記リブのうち前記押さえ巻きテープに接する部分から前記リブの根元までの長さをbとしたとき、a/bの値は0.1以上であり、0.25より小さくてもよい。
この構成によれば、適切な機械強度を有しつつもリブの厚さは薄いので、強度を保持しつつ、光ファイバを高密度に実装することができる。
(4)前記スロットロッドの中心に配置される抗張力体と、
前記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きテープと、をさらに備え、
前記リブの厚さ方向の長さをa、前記リブのうち前記押さえ巻きテープに接する部分から前記リブの根元までの長さをbとしたとき、a/bの値は0.1以上であり、0.25より小さくてもよい。
この構成によれば、適切な機械強度を有しつつもリブの厚さは薄いので、強度を保持しつつ、光ファイバを高密度に実装することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(5)断面視において、複数の前記リブのうち隣接するリブ同士の頂点部を結ぶことで形成される線と前記リブとで囲まれた中心部領域と、前記線と前記押さえ巻きテープの間に位置する外縁部領域と、に前記光ファイバ心線が配置されていてもよい。
この構成によれば、外縁部領域にも光ファイバ心線が配置されているので、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルによれば、光ファイバを高密度に実装することができる。
(5)断面視において、複数の前記リブのうち隣接するリブ同士の頂点部を結ぶことで形成される線と前記リブとで囲まれた中心部領域と、前記線と前記押さえ巻きテープの間に位置する外縁部領域と、に前記光ファイバ心線が配置されていてもよい。
この構成によれば、外縁部領域にも光ファイバ心線が配置されているので、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルによれば、光ファイバを高密度に実装することができる。
(本開示の実施形態の詳細)
本開示の実施形態に係るスロット型光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照して説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の実施形態に係るスロット型光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照して説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1を参照しつつ、本実施形態に係るスロット型光ファイバケーブル1について説明する。図1は、スロット型光ファイバケーブル1の断面図である。
図1に例示するように、スロット型光ファイバケーブル1は、スロットロッド2と、押さえ巻きテープ3と、ケーブル外被4と、を備える。スロット型光ファイバケーブル1の外径は、例えば24.5mmである。スロット型光ファイバケーブル1は、中央に抗張力体23を有するスロットロッド2に、放射状に複数のスロット溝21が設けられた構造となっている。なお、複数のスロット溝21は、スロット型光ファイバケーブル1の長手方向に螺旋状またはSZ状等に撚られた形状で設けられていてもよい。
抗張力体23は、例えば繊維強化プラスチック(FRP)から形成されている。繊維強化プラスチックとしては、例えば、アラミドFRP、ガラスFRP、カーボンFRP等である。なお、抗張力体23は、液晶ポリマーで形成されていてもよい。抗張力体23は、無誘導性であると好ましい。抗張力体23は、断面視で円形状である。
各スロット溝21には、並列状態から丸められて密集状態にされた光ファイバテープ心線10がそれぞれ複数収容されている。スロットロッド2の周囲には押さえ巻きテープ3が巻かれている。押さえ巻きテープ3の周囲にはケーブル外被4が形成されている。
スロットロッド2は、例えば、常温でのヤング率が0.6GPa以上1.8GPa以下の樹脂で形成されている。このような樹脂は、例えば、汎用ポリエチレンおよび硬質ポリエチレンを含む。スロットロッド2は、複数のスロット溝21を形成するための複数のリブ22を有する。本実施形態において、スロットロッド2は4つのリブ22(第一リブ221、第二リブ222、第三リブ223および第四リブ224)を有しており、当該4つのリブ22は、例えば、抗張力体23を中心として90度間隔で規則的に配置されている。したがって、スロット型光ファイバケーブル1は、4条のスロット溝21を有する4溝型のスロット型光ファイバケーブルである。各スロット溝21には、例えば144枚の光ファイバテープ心線10が収容されている。
光ファイバテープ心線10は、例えば12心の光ファイバ心線を含む。当該光ファイバ心線の外径は、例えば170μm以上200μm以下であり、比較的細い。12心の光ファイバ心線は、その長手方向に直交する方向に並列に配列されている。光ファイバテープ心線10の少なくとも一部の隣接する光ファイバ心線間には、当該隣接する光ファイバ心線間が連結された状態の連結部と、当該隣接する光ファイバ心線間が連結されていない状態の非連結部とが、光ファイバ心線の長手方向に間欠的に設けられている。本実施形態においては、2心毎に連結部と非連結部とが光ファイバ心線の長手方向に間欠的に設けられている。非連結部は、例えば、連結部を形成するための連結樹脂の一部を回転刃等で切断することにより形成される。
本実施形態において、各スロット溝21には1728心の光ファイバ心線が収容されている。したがって、スロット型光ファイバケーブル1は、6912心の光ファイバ心線を有する。
第一リブ221は頂点部220A,220Bを、第二リブ222は頂点部220C,220Dを、第三リブ223は頂点部220E,220Fを、第四リブ224は頂点部220G,220Hを、それぞれ有している。頂点部220A~220Hは、各リブ22の角部であり、リブ22が押さえ巻きテープ3に接する点に対応する。ここで、複数のリブ22のうち周方向において隣接する各リブ22の頂点部(頂点部220Bと頂点部220C、頂点部220Dと頂点部220E、頂点部220Fと頂点部G、頂点部220Aと頂点部220H)を結ぶことで形成される線L1~L4とリブ22とで囲まれる領域を中心部領域CRとする。また線L1~L4と押さえ巻きテープ3との間に位置する領域を外縁部領域ORとする。中心部領域CRと外縁部領域ORの両領域には、光ファイバテープ心線10が配置されている。つまり、中心部領域CRと外縁部領域ORの両領域には、光ファイバ心線が配置されている。
押さえ巻きテープ3は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)をテープ状に形成したものや、PET等の基材と、不織布と、を貼り合わせたもの等が用いられうる。なお、押さえ巻きテープ3の内側には、吸水剤(例えば吸水パウダ)が付与されていてもよい。
ケーブル外被4は、例えば、ポリエチレン(PE)等の、熱可塑性の樹脂で形成されている。ケーブル外被4には、例えば、シリコン系の滑剤が含まれている。ケーブル外被4は、押さえ巻きテープ3が巻回されたスロットロッド2および複数の光ファイバテープ心線10の周囲に樹脂を押出成形することにより形成される。ケーブル外被4の厚さは、例えば1.2mm~1.8mmである。
次に、本実施形態の実施例について説明する。なお、本開示は以下の実施例に限定されない。
リブ22の形状(リブ22の厚さおよび高さ)を異ならせて、スロット型光ファイバケーブル1に関する温度特性と、スロット型光ファイバケーブル1に備わるリブ22が、スロットロッド製造中、若しくは下記する機械試験時に変形(リブ倒れともいう)してしまうかどうかと、を比較した。
表1は、リブ22の厚さaおよびリブ22の高さbと、温度特性に関する評価と、リブ倒れの有無と、を示している。なお、図1に例示するように、リブ22の厚さaは、リブ22の根元の位置P1におけるリブ22の厚さ方向の長さである。位置P1は、リブ22におけるスロット溝21の底部210と、リブの直線部分211との境界であって、底部210から径方向外側に直線的にまたは直線に近似するように伸びる部分(リブの直線部分)211の根元の位置である。リブ22の高さbは、リブ22の先端位置P2(リブ22の長さが最も長くなる位置)から位置P1までの長さである。また、温度特性の評価については、ドラム状態もしくは敷設を模擬した状態で、-40℃~+70℃の温度サイクルをかけた時のロスを測定し、Δα(試験中の損失変動)が0.3dB/km以下の場合は「良」(A評価)と評価し、それ以外の場合は「不良」(B評価)と評価した。リブ倒れの評価については、スロットロッド製造中、若しくは機械試験(曲げ実験、側圧実験および衝撃実験)の全実験において、リブ倒れが生じたか否かを評価した。なお、リブ倒れが生じたか否かは、リブ倒れ角度が10度以下である場合に「良」、10度よりも大きい場合には「不良」とした。リブ倒れ角度は、本来の姿勢のスロットリブの中心線と、倒れた姿勢のスロットリブの中心線とのなす角度である。曲げ実験では、スロット型光ファイバケーブル1をΦ600mmのマンドレルの周囲に、巻き付け方向を反転させながら巻き付け、サンプルの巻き付けと解放のサイクルを10回繰り返したときの伝送損失の増加が0.15dB以下であるか否かを測定した。側圧実験では、スロット型光ファイバケーブル1に2200N/100mmの圧力をかけて、11分保持したときの伝送損失の増加が0.15dB以下であるか否かを測定した。衝撃実験では、1.5kgの重さを有する略直方体状の錘を60cmの高さからスロット型光ファイバケーブル1に向けて落下させたときの伝送損失の増加が0.15dB以下であるか否かを測定した。
まず初めに、実験例1~実験例5について説明する。実験例1~実験例5において、リブ22の高さbはいずれも10mmであるが、リブ22の厚さaは各々異なっているため、a/bの値も各々異なっている。実験例1~実験例4に係るスロット型光ファイバケーブル1は、温度特性の実験において、伝送損失の増加が0.3dB/km以下であったため、A評価とした。一方で、実験例5に係るスロット型光ファイバケーブル1は、温度特性の実験において、伝送損失の増加が0.3dB/kmよりも大きかったため、B評価とした。また、実験例2~実験例5に係るスロット型光ファイバケーブル1においては、スロットロッド製造中、機械試験時にリブ倒れが発生しなかったが、実験例1に係るスロット型光ファイバケーブル1においてはリブ倒れが発生した。
次に、実験例6および実験例7について説明する。実験例6および実験例7において、リブ22の高さbはいずれも7mmであるが、リブ22の厚さaは各々異なっているため、a/bの値も各々異なっている。実験例6および実験例7に係るスロット型光ファイバケーブル1は、温度特性の実験において、伝送損失の増加が0.3dB/km以下であったため、A評価とした。さらに、実験例6および実験例7に係るスロット型光ファイバケーブルにおいては、スロットロッド製造中、機械試験時にリブ倒れが発生しなかった。
これらの結果から、a/bの値が0.25以上の場合、光ファイバの密度が高くなり、温度特性が悪化することが確認できた。また、a/bの値が0.1より小さい場合、スロット型光ファイバケーブル1の機械強度が低くなり、リブ倒れが発生してしまうことも確認できた。したがって、a/bの値が0.1以上であり、0.25より小さくなるように設計されたスロット型光ファイバケーブル1は、リブ倒れが発生しない程度の機械強度を有し、かつ高密度に光ファイバを実装することができることが確認できた。
以上のようなスロット型光ファイバケーブル1によれば、スロット型光ファイバケーブル1が有するスロット溝21の数は4であり比較的少ないので、スロットロッド2が有するリブ22の数もまた4であり比較的少ない。このため、スロット型光ファイバケーブル1において光ファイバ心線を収容できる空間は比較的広い。したがって、スロット型光ファイバケーブル1は、より多くの光ファイバ心線をスロットロッド2に収容することができる。その一方で、スロット溝21の数は4であり、リブの数もまた4であり、2より多いため、曲げの異方性が小さい。スロット型光ファイバケーブル1によれば、強度を保持しつつ、光ファイバを高密度に実装することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、スロット溝21のそれぞれに、1728心と、800心以上の比較的多くの光ファイバ心線を収容することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、リブ22の数は4と比較的少ないが、スロットロッド2は、常温でのヤング率が0.6GPa以上1.8GPa以下の樹脂で形成されているため、光ファイバケーブルとして適切な剛性を得ることができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、適切な機械強度を有しつつもリブ22の厚さbは薄いので、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、外縁部領域ORにも光ファイバ心線が配置されているので、光ファイバを高密度に実装することができる。
以上、本開示を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本開示の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本開示を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
上記の実施形態において、スロット型光ファイバケーブル1は、4条のスロット溝21を有しているが、3条のスロット溝21を有していてもよい。
上記の実施形態において、各スロット溝21には1728心の光ファイバ心線が収容されているが、スロット溝21に収容されている光ファイバ心線の心数は800心以上であればよく、1728心に限られない。
上記の実施形態において、リブ22は、その一部が湾曲しているが、リブ22の全体が湾曲していてもよい。なお、リブ22の全体が湾曲していても、リブの部分を直線近似するなどして、リブの高さと厚みを求めることができる。
1:スロット型光ファイバケーブル
2:スロットロッド
3:押さえ巻きテープ
4:ケーブル外被
10:光ファイバテープ心線
21:スロット溝
22:リブ
23:抗張力体
210:底部
211:リブの直線部分
220A,220B,220C,220D,220E,220F,220G,220H:頂点部
221:第一リブ
222:第二リブ
223:第三リブ
224:第四リブ
a:リブの厚さ
b:リブの高さ
CR:中心部領域
L1,L2,L3,L4:線
OR:外縁部領域
P1:根元の位置
P2:先端位置
2:スロットロッド
3:押さえ巻きテープ
4:ケーブル外被
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21:スロット溝
22:リブ
23:抗張力体
210:底部
211:リブの直線部分
220A,220B,220C,220D,220E,220F,220G,220H:頂点部
221:第一リブ
222:第二リブ
223:第三リブ
224:第四リブ
a:リブの厚さ
b:リブの高さ
CR:中心部領域
L1,L2,L3,L4:線
OR:外縁部領域
P1:根元の位置
P2:先端位置
Claims (5)
- 複数のスロット溝を形成するための複数のリブを有するスロットロッドと、
前記スロット溝に収容された複数の光ファイバ心線と、を備え、
前記スロット溝の数は3または4である、スロット型光ファイバケーブル。 - 前記スロット溝のそれぞれには、800心以上の前記光ファイバ心線が収容されている、請求項1に記載のスロット型光ファイバケーブル。
- 前記スロットロッドを形成する材質のヤング率は、0.6GPa以上1.8GPa以下である、請求項1または請求項2に記載のスロット型光ファイバケーブル。
- 前記スロットロッドの中心に配置される抗張力体と、
前記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きテープと、をさらに備え、
前記リブの厚さ方向の長さをa、前記リブのうち前記押さえ巻きテープに接する部分から前記リブの根元までの長さをbとしたとき、a/bの値は0.1以上であり、0.25より小さい、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のスロット型光ファイバケーブル。 - 断面視において、複数の前記リブのうち隣接するリブ同士の頂点部を結ぶことで形成される線と前記リブとで囲まれた中心部領域と、前記線と前記押さえ巻きテープの間に位置する外縁部領域と、に前記光ファイバ心線が配置されている、請求項4に記載のスロット型光ファイバケーブル。
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JP2021148801A Pending JP2023041427A (ja) | 2021-07-07 | 2021-09-13 | スロット型光ファイバケーブル |
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JP (1) | JP2023041427A (ja) |
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2021
- 2021-09-13 JP JP2021148801A patent/JP2023041427A/ja active Pending
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