JP2023009600A - スロット型光ファイバケーブル - Google Patents

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【課題】曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装可能であり、かつ識別性も良好なスロット型光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】複数のリブ22を有するスロットロッド2と、複数の光ファイバテープ心線が束ねられ、リブ22に仕切られたスロット溝21に配置されるサブユニット3と、サブユニット3を覆うチューブ材4と、を備え、光ファイバテープ心線は、一部または全ての光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部と、が長手方向に間欠的に設けられ、スロット溝21には、800心以上の光ファイバ心線が収容されており、チューブ材4の厚さは0.2mm以下であり、スロット溝21の条数は3または4である、スロット型光ファイバケーブル1。【選択図】図1

Description

本開示は、スロット型光ファイバケーブルに関する。
特許文献1は、6条のスロット溝を有するスロット型光ファイバケーブルを開示している。
特開2020-204687号公報
特許文献1に係るスロット型光ファイバケーブルは、6条のスロット溝が形成されたスロットロッド(スペーサともいう)を備えており、当該スロット溝はリブで区分されている。リブは通常、断面視において周方向に均一に配置されているため、曲げの異方性(曲げやすい方向の有無)が生じにくい。しかしながら、リブが存在する分だけ、光ファイバの実装密度を高めることが難しかった。また、高密度に光ファイバを実装する場合、スロット溝1条あたりに収容される光ファイバが多くなるため、光ファイバの識別性が低下することがありうる。
本開示は、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装可能であり、かつ識別性も良好なスロット型光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
複数のリブを有するスロットロッドと、
複数の光ファイバテープ心線が束ねられ、前記リブに仕切られたスロット溝に配置されるサブユニットと、
前記サブユニットを覆うチューブ材と、を備え、
前記光ファイバテープ心線は、一部または全ての光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部と、が長手方向に間欠的に設けられ、
前記スロット溝には、800心以上の前記光ファイバ心線が収容されており、
前記チューブ材の厚さは0.2mm以下であり、
前記スロット溝の条数は3または4である。
本開示によれば、曲げの異方性を抑制しつつ、光ファイバを高密度に実装可能であり、かつ識別性も良好なスロット型光ファイバケーブルを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るスロット型光ファイバケーブルの断面図である。 図2は、本実施形態に係るスロット型光ファイバケーブルに備わるファイバテープ心線の平面図である。
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(1)複数のリブを有するスロットロッドと、
複数の光ファイバテープ心線が束ねられ、前記リブに仕切られたスロット溝に配置されるサブユニットと、
前記サブユニットを覆うチューブ材と、を備え、
前記光ファイバテープ心線は、一部または全ての光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部と、が長手方向に間欠的に設けられ、
前記スロット溝には、800心以上の前記光ファイバ心線が収容されており、
前記チューブ材の厚さは0.2mm以下であり、
前記スロット溝の条数は3または4である。
この構成によれば、スロット型光ファイバケーブルは、複数のリブを有するスロットロッドを備えており、当該リブに仕切られたスロット溝の条数は3または4である。このように、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルが有するスロット溝の条数は比較的少ないので、スロットロッドが有するリブの条数も比較的少ない。このため、上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて光ファイバ心線を収容できる空間は比較的広くなり、より多くの光ファイバ心線をスロットロッドに収容することができる。その一方で、スロット溝の条数は3または4であり、リブの条数もまた3または4であり、2より多いため、曲げの異方性が小さい。またスロット溝には、複数の光ファイバテープ心線が束ねられたサブユニットが複数配置されて、比較的多くの光ファイバ心線が収容されている。当該光ファイバテープ心線は間欠連結型の光ファイバテープ心線であるため、スロット溝に800心以上の光ファイバ心線を高密度に収容してもロスが増加しない。さらに当該サブユニットは、厚さが0.2mm以下と比較的薄いチューブ材で覆われている。上記構成に係るスロット型光ファイバケーブルによれば、光ファイバを高密度に実装しつつ、光ファイバの識別性を高めることができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(2)前記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きテープをさらに備え、
断面視において、複数の前記リブのうち隣接するリブ同士の頂点部を結ぶことで形成される線と前記リブとで囲まれた中心部領域と、前記線と前記押さえ巻きテープの間に位置する外縁部領域と、に前記光ファイバ心線が配置されていてもよい。
この構成によれば、外縁部領域にも光ファイバ心線が配置されているので、光ファイバを高密度に実装することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて、
(3)前記スロット溝には複数の前記サブユニットが配置されており、
複数の前記サブユニットの間には吸水性繊維が設けられていてもよい。
この構成によれば、スロット型光ファイバケーブルの一部に生じた亀裂等から水等の液体が侵入した場合に、当該液体がスロット型光ファイバケーブルの内部で広がってしまうことを抑制することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて、
(4)前記チューブ材は、低密度ポリエチレンまたは難燃性を有する低密度ポリエチレンから形成されており、
前記チューブ材には、液晶ポリマーが添加されていてもよい。
この構成によれば、チューブ材は、低密度ポリエチレンまたは難燃性を有する低密度ポリエチレンから形成されているため、耐熱性または耐熱性および難燃性が高い。またチューブ材には、線膨張係数が比較的低い液晶ポリマーが添加されているので、光ファイバケーブルの内部におけるサブユニットの膨張または収縮を低減することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルは、
(5)ケーブル外被をさらに備え、
前記ケーブル外被は、繊維強化プラスチックを含んでいてもよい。
この構成によれば、スロット型光ファイバケーブルに備わるケーブル外被は、繊維強化プラスチックを含んでいる。繊維強化プラスチックはケーブル外被よりも線膨張係数が小さいので、例えば低温時のケーブル外被の収縮を抑制することができる。
また、本開示の一態様に係るスロット型光ファイバケーブルにおいて、
(6)前記光ファイバ心線の外径は170μm以上200μm以下であってもよい。
この構成によれば、光ファイバ心線の外径は170μm以上200μm以下であり、比較的細いので、高密度実装しやすく、またスロット型光ファイバケーブルの径を小さくすることができる。
(本開示の実施形態の詳細)
本開示の実施形態に係るスロット型光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照して説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1および図2を参照しつつ、本実施形態に係るスロット型光ファイバケーブル1について説明する。図1は、スロット型光ファイバケーブル1の断面図である。図2は、スロット型光ファイバケーブル1に備わる光ファイバテープ心線30の平面図である。
図1に例示するように、スロット型光ファイバケーブル1は、スロットロッド2と、サブユニット3と、チューブ材4と、押さえ巻きテープ5と、ケーブル外被6と、を備える。スロット型光ファイバケーブル1の外径は、例えば24.5mmである。スロット型光ファイバケーブル1は、中央にテンションメンバ23を有するスロットロッド2に、放射状に複数のスロット溝21が設けられた構造となっている。なお、複数のスロット溝21は、スロット型光ファイバケーブル1の長手方向に螺旋状またはSZ状等に撚られた形状で設けられていてもよい。各スロット溝21には、並列状態から丸められて密集状態にされた光ファイバテープ心線30がそれぞれ複数収容されている。スロットロッド2の周囲には押さえ巻きテープ5が巻かれている。押さえ巻きテープ5の周囲にはケーブル外被6が形成されている。
スロットロッド2は、複数のスロット溝21を形成するための複数のリブ22を有する。本実施形態において、スロットロッド2は3つのリブ22(第一リブ221、第二リブ222および第三リブ223)を有しており、当該3つのリブ22は、テンションメンバ23を中心として120度間隔で規則的に配置されている。したがって、スロット型光ファイバケーブル1は、3条のスロット溝21を有する3溝型のスロット型光ファイバケーブルである。なお、複数のスロット溝21は、スロットロッド2の内側の空間がリブ22によって仕切られることで形成される。各スロット溝21には、例えば6個のサブユニット3が収容されている。
第一リブ221は頂点部220A,220Bを、第二リブ222は頂点部220C,220Dを、第三リブ223は頂点部220E,220Fを、それぞれ有している。頂点部220A~220Fは、各リブ22の角部であり、リブ22が押さえ巻きテープ5に接する点に対応する。ここで、複数のリブ22のうち周方向において隣接する各リブ22の頂点部(頂点部220Bと頂点部220C、頂点部220Dと頂点部220E、頂点部220Aと頂点部220F)を結ぶことで形成される線L1~L3とリブ22とで囲まれる領域を中心部領域CRとする。また線L1~L3と押さえ巻きテープ5との間に位置する領域を外縁部領域ORとする。中心部領域CRと外縁部領域ORの両領域には、光ファイバテープ心線30が配置されている。
サブユニット3は、複数の光ファイバテープ心線30が束ねられることで形成されている。本実施形態において、サブユニット3は、例えば16枚の光ファイバテープ心線30を有する。
図2に例示するように、光ファイバテープ心線30は、複数の光ファイバ心線31を含む。光ファイバ心線31の外径は、例えば170μm以上200μm以下であり、比較的細い。複数の光ファイバ心線31は、その長手方向に直交する方向に並列に配列されている。リボン樹脂32は、並列された複数の光ファイバ心線31の外周を覆い、複数の光ファイバ心線31を一体化するように形成されている。リボン樹脂32は、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂等の樹脂からなる。
光ファイバテープ心線30の少なくとも一部の隣接する光ファイバ心線31間には、当該隣接する光ファイバ心線31間が連結された状態の連結部33と、当該隣接する光ファイバ心線31間が連結されていない状態の非連結部34とが、光ファイバ心線31の長手方向に間欠的に設けられている。本実施形態においては、2心毎に連結部33と非連結部34とが光ファイバ心線31の長手方向に間欠的に設けられている。非連結部34は、例えば、リボン樹脂32の一部を回転刃等で切断することにより形成される。
リボン樹脂32は、並列された複数の光ファイバ心線31の片面にのみ塗布されてもよい。リボン樹脂32は、並列された複数の光ファイバ心線31の外周を含めて塗布されるだけではなく、光ファイバ心線31間のみに塗布することによっても形成されうる。リボン樹脂32が所定の光ファイバ心線31間に塗布されることにより、連結部33と非連結部34とが間欠的に設けられるとともに、各光ファイバ心線31が並列状態で一体化される。
本実施形態に係る光ファイバテープ心線30においては、例えば12本の光ファイバ心線31が互いに接した状態で並列している。つまり、各サブユニット3は192心の光ファイバ心線31を有し、各スロット溝21には1152心の光ファイバ心線31が収容されている。したがって、スロット型光ファイバケーブル1は、3456心の光ファイバ心線31を有する。
図1に例示するように、複数のサブユニット3の間には、複数の吸水性繊維40が設けられている。本実施形態では、1つのスロット溝21につき4つの吸水性繊維40が設けられているが、1つ以上の吸水性繊維40が設けられていればよく、吸水性繊維40の個数は4つに限られない。吸水性繊維40は、例えば、プラスチック繊維に吸水性パウダーを塗布したものや、繊維そのものに吸水性を保たせたものである。吸水性繊維40は、例えばスロット型光ファイバケーブル1の一部に生じた亀裂等から侵入した水等を吸水することができる。
チューブ材4は、サブユニット3を覆うように配置されている。チューブ材4は、例えば、0.05mmから0.2mmの厚さを有する。チューブ材4は、例えば、低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene)または難燃性を有する低密度ポリエチレンから形成されている。チューブ材4にはそれぞれ異なる着色やマーキングが施されており、サブユニット3の識別性が良好である。
チューブ材4には、例えば液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer)が添加されている。液晶ポリマーは、細長い構造の液晶であり異方性がある。このような液晶ポリマーが添加されたチューブ材4は、例えば押出成形等により、薄いシート状に形成される。また、液晶ポリマーは線膨張係数が比較的低いので、チューブ材4は、温度変化による膨張または収縮が生じにくい。
押さえ巻きテープ5は、スロット溝21にサブユニット3が収容された状態でスロットロッド2の周囲に横巻きされている。押さえ巻きテープ5は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)をテープ状に形成したものや、PET等の基材と、不織布と、を貼り合わせたもの等が用いられうる。なお、押さえ巻きテープ5の内側には、吸水剤(例えば吸水パウダ)が付与されていてもよい。
ケーブル外被6は、例えば、ポリエチレン(PE)等の、熱可塑性の樹脂で形成されている。ケーブル外被6には、例えば、シリコン系の滑剤が含まれている。ケーブル外被6は、押さえ巻きテープ5が巻回されたスロットロッド2および複数の光ファイバテープ心線30の周囲に樹脂を押出成形することにより形成される。
ケーブル外被6の層内には、スロット型光ファイバケーブル1の長手方向に沿って、抗張力体60が埋め込まれて設けられている。抗張力体60は、例えば繊維強化プラスチック(FRP)から形成されている。繊維強化プラスチックとしては、例えば、アラミドFRP、ガラスFRP、カーボンFRP等である。なお、抗張力体60は、液晶ポリマーで形成されていてもよい。抗張力体60は、無誘導性であると好ましい。抗張力体60は、断面視で円形状である。本実施形態において、ケーブル外被6の層内には8本の抗張力体60が設けられている。8本の抗張力体60は、2本ずつが対になって設けられている。対になっている2本の抗張力体60は、例えば、互いに近接した状態、または少なくとも一部が接触した状態で設けられている。なお、以降の説明において、対になっている2本の抗張力体60のことをまとめて抗張力体ユニット61と称す。
本実施形態では4本の抗張力体ユニット61が設けられている。4本の抗張力体ユニット61は、スロット型光ファイバケーブル1の断面視において、スロット型光ファイバケーブル1の中心を挟んで対向する位置に、対になる2本の抗張力体ユニット61が2対設けられている。4本の抗張力体ユニット61の断面視における位置は、対になる2本の抗張力体ユニット61をそれぞれ結ぶ2本の直線が直交するようになる位置となっている。4本の抗張力体ユニット61は、スロット型光ファイバケーブル1の断面視において、スロット型光ファイバケーブル1の周方向に等間隔で配置されている。
以上のようなスロット型光ファイバケーブル1によれば、スロット型光ファイバケーブル1に備わるスロットロッド2に含まれるスロット溝21は3条と比較的少ないので、スロットロッド2が有するリブ22の条数も比較的少ない。このため、スロット型光ファイバケーブル1において光ファイバ心線31を収容できる空間は比較的広くなり、より多くの光ファイバ心線31をスロットロッド2に収容することができる。その一方で、スロット溝21とリブ22の条数は3であり、2より多いため、曲げの異方性が小さい。さらに光ファイバテープ心線30は間欠連結型の光ファイバテープ心線であるため、高密度に収納しても、ロス増しにくい。したがって、3条のスロット溝21は、合計3456心と比較的多くの光ファイバ心線31を高密度に収容しやすい。さらにサブユニット3は、厚さが0.05mmから0.2mmである比較的薄いチューブ材4で覆われている。したがって、スロット型光ファイバケーブル1によれば、光ファイバを高密度に実装しつつ、光ファイバの識別性を高めることができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、外縁部領域ORにも光ファイバ心線31が配置されているので、光ファイバを高密度に実装することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、複数の吸水性繊維40を有しているため、スロット型光ファイバケーブル1の一部に生じた亀裂等から水等の液体が侵入した場合に、当該液体が複数のサブユニット3の間に形成された空間内において、スロット型光ファイバケーブル1の長手方向に広がってしまうこと(水走り)を抑制することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、チューブ材4は、低密度ポリエチレンまたは難燃性を有する低密度ポリエチレンから形成されているため、耐熱性または耐熱性および難燃性が高い。またチューブ材4には、線膨張係数が比較的低い液晶ポリマーが添加されているので、スロット型光ファイバケーブル1の内部におけるサブユニット3の膨張または収縮を低減することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、ケーブル外被6は、例えば繊維強化プラスチックを含んでいる。繊維強化プラスチックはケーブル外被6よりも線膨張係数が小さいので、例えば低温時のケーブル外被6の収縮を抑制することができる。
また、スロット型光ファイバケーブル1によれば、光ファイバ心線31の外径は170μm以上200μm以下であり、比較的細いので、高密度実装しやすく、またスロット型光ファイバケーブル1の径を小さくすることができる。
以上、本開示を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本開示の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本開示を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
上記の実施形態において、スロット型光ファイバケーブル1は、3条のスロット溝21を有しているが、4条のスロット溝21を有していてもよい。
上記の実施形態において、各スロット溝21には1152心の光ファイバ心線31が収容されているが、スロット溝21に収容されている光ファイバ心線31の心数は800心以上であればよく、1152心に限られない。
上記の実施形態において、ケーブル外被6の層内には8本の抗張力体60が設けられているが、ケーブル外被6の層内に設けられる抗張力体60の数はこれに限られない。例えば、ケーブル外被6の層内には、8本以上の抗張力体60が設けられてもよいし、1本以上7本以下の抗張力体60が設けられてもよい。
上記の実施形態において、4本の抗張力体ユニット61は、スロット型光ファイバケーブル1の断面視において、スロット型光ファイバケーブル1の周方向に等間隔で配置されているが、異なる間隔で配置されていてもよい。
1:スロット型光ファイバケーブル
2:スロットロッド
3:サブユニット
4:チューブ材
5:押さえ巻きテープ
6:ケーブル外被
21:スロット溝
22:リブ
23:テンションメンバ
30:光ファイバテープ心線
31:光ファイバ心線
32:リボン樹脂
33:連結部
34:非連結部
40:吸水性繊維
60:抗張力体
61:抗張力体ユニット
220A,220B,220C,220D,220E,220F:頂点部
221:第一リブ
222:第二リブ
223:第三リブ
CR:中心部領域
L1,L2,L3:線
OR:外縁部領域

Claims (6)

  1. 複数のリブを有するスロットロッドと、
    複数の光ファイバテープ心線が束ねられ、前記リブに仕切られたスロット溝に配置されるサブユニットと、
    前記サブユニットを覆うチューブ材と、を備え、
    前記光ファイバテープ心線は、一部または全ての光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部と、が長手方向に間欠的に設けられ、
    前記スロット溝には、800心以上の前記光ファイバ心線が収容されており、
    前記チューブ材の厚さは0.2mm以下であり、
    前記スロット溝の条数は3または4である、スロット型光ファイバケーブル。
  2. 前記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きテープをさらに備え、
    断面視において、複数の前記リブのうち隣接するリブ同士の頂点部を結ぶことで形成される線と前記リブとで囲まれた中心部領域と、前記線と前記押さえ巻きテープの間に位置する外縁部領域と、に前記光ファイバ心線が配置されている、請求項1に記載のスロット型光ファイバケーブル。
  3. 前記スロット溝には複数の前記サブユニットが配置されており、
    複数の前記サブユニットの間には吸水性繊維が設けられている、請求項1または請求項2に記載のスロット型光ファイバケーブル。
  4. 前記チューブ材は、低密度ポリエチレンまたは難燃性を有する低密度ポリエチレンから形成されており、
    前記チューブ材には、液晶ポリマーが添加されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のスロット型光ファイバケーブル。
  5. ケーブル外被をさらに備え、
    前記ケーブル外被は、繊維強化プラスチックを含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスロット型光ファイバケーブル。
  6. 前記光ファイバ心線の外径は170μm以上200μm以下である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスロット型光ファイバケーブル。
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