JP2023040637A - 液体供給システム - Google Patents

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隆一 小菅
Ryuichi Kosuge
孝史 山▲崎▼
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Abstract

【課題】流量制御機器の校正又は調整にかかる時間を抑制できる液体供給システムを提供することを目的とする。【解決手段】液体供給システム100の液体供給装置10は、供給ライン11と、第1流量制御弁12と、第1流量計13と、第1流量制御弁12の開度を閉ループ制御する第1コントローラ14と、を有する第1CLCユニットC1と、を備える。液体供給システム100の校正装置20は、第1CLCユニットC1より上流側の分岐部16に接続する校正ライン21と、第2流量制御弁22と、第2流量計23と、第2流量制御弁22の開度を閉ループ制御する第2コントローラ24と、を有する第2CLCユニットC2と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、液体供給システムに関する。
従来、ウェーハを研磨するポリッシング装置に備わる液体供給装置において、ワークに作用する研磨テーブル上に供給するスラリーや、研磨パッド洗浄機構のDIW(Deionized water)等の流量は、基準値を設定するレシピに基づいて、流量制御機器によって制御されることがあった。
流量制御機器としては、指令値に応じて流路の開度を調整する比例制御バルブや、上流側の流量又は圧力の変動に関わらず、指令値に応じて下流側の流量を制御するCLC(Closed Loop Controller)がある。
特開2003-303023号公報
しかしながら、従来の液体供給装置は、流量制御機器の品質にばらつきがある。また、流量制御機器を校正(キャリブレーション)又は調整するには、ワークに液体を供給する通常のプロセスを停止する必要があり、ウェーハ製造の歩留まりを低下させる要因となる場合があった。そして、CLC等の流量制御機器の校正又は調整には、相応の時間を要するものであった。
本発明は、流量制御機器の校正又は調整にかかる時間を抑制できる液体供給システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
(1)本発明に係る一態様の液体供給システムは、液体をウェーハ加工機に供給する液体供給装置を備える液体供給システムであって、前記液体供給システムは、校正装置を有し、前記液体供給装置は、供給ライン、及び、第1流量制御弁と、前記供給ラインを流れる液体の第1測定流量を測定する第1流量計と、前記第1測定流量及び第1流量指令値に基づいて前記第1流量制御弁の開度を閉ループ制御する第1コントローラと、を有する第1CLCユニット、を備え、前記校正装置は、前記第1CLCユニットより上流側の分岐部に接続する校正ライン、及び、第2流量制御弁と、前記校正ラインを流れるダミー液体の第2測定流量を測定する第2流量計と、前記第2測定流量及び第2流量指令値に基づいて前記第2流量制御弁の開度を閉ループ制御する第2コントローラと、を有する第2CLCユニット、を備える。
(2)上記(1)において、前記液体供給装置は、前記分岐部より上流側に設けられる開閉弁を備え、前記校正装置は、前記開閉弁を閉制御した後に、前記第1CLCユニット及び前記第2CLCユニットに前記ダミー液体を供給するダミー液体供給ポンプを駆動する校正モードに切り替え可能な校正コントローラ、を備えてよい。
(3)上記(2)において、前記校正コントローラは、前記校正モードにおいて、前記第2流量指令値に基づく前記第2測定流量を標準とする前記第1測定流量の誤差を算出する誤差算出部と、前記第2流量指令値に基づいて前記誤差を修正して前記第1流量計を調整する誤差調整部と、を備えてよい。
(4)上記(3)において、前記校正コントローラは、誤差閾値を記憶する記憶部と、前記誤差が前記誤差閾値を超える場合にアラートを出力する報知部と、を備えてよい。
本発明によれば、流量制御機器の校正又は調整にかかる時間を抑制できる液体供給システムを提供できる。
第1実施形態に係る液体供給システムの説明図である。 第2実施形態に係る液体供給システムの説明図である。 第3実施形態に係る液体供給システムの説明図である。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態に係る液体供給システム100を説明する。図1は、第1実施形態に係る液体供給システム100の説明図である。
(液体供給システム)
図1に示すように、第1実施形態に係る液体供給システム100は、液体Lをウェーハ加工機Tとなるウェーハ研磨用ターンテーブルに供給する液体供給装置10を備えるシステムに適用できる。
ウェーハ研磨用ターンテーブルで研磨するウェーハは、例えば、半導体の素材となるシリコンウェーハである。
液体Lは、例えば、ウェーハを研磨する研磨パッドに供給するCMPスラリーであってよい。CMPスラリーは、例えば、化学薬品中に研磨剤成分を分散させた液体である。
液体Lは、例えばウェーハを洗浄するための薬液であってよい。薬液は、例えば、塩酸、硫酸等である。
液体Lは、例えば、研磨パッド又はウェーハを洗浄するためのDIWであってよい。
ウェーハ研磨用ターンテーブルは、回転軸に垂直で平坦な上面を有する回転台である。ウェーハ研磨用ターンテーブルは、ウェーハの表面を化学的機械的に研磨して平坦化仕上げを行うCMP装置に備えられている。
液体供給システム100は、液体供給装置10と校正装置20とを備えている。
(液体供給装置)
液体供給装置10は、供給ライン11、及び、第1流量制御弁12と、供給ライン11を流れる液体Lの第1測定流量q1を測定する第1流量計13と、第1測定流量q1及び第1流量指令値Cq1に基づいて第1流量制御弁12の開度を閉ループ制御する第1コントローラ14と、を有する第1CLCユニットC1、を備えている。なお、第1流量計13は、供給ライン11の液体Lの流量を超音波を利用して測定する、いわゆる超音波流量計であってよい。
液体供給装置10は、後述する校正装置20が接続される分岐部16より上流側に設けられる開閉弁17を備えている。これにより、後述する校正モードにおいて、校正装置20から分岐部16に合流するダミー液体DLを、供給ライン11において上流に逆流させることなく、下流に向けて流すことができる。よって、校正モードにおいて、校正ライン21を流れるダミー液体DLの流量と供給ライン11を流れるダミー液体DLの流量とを同じにできる。
液体供給装置10は、適宜、第1CLCユニットC1より上流側に、メイン圧力計18、フィルタ19、エントランスバルブ10v1、メンテナンスバルブ10v2を備えている。また、液体供給装置10は、適宜、第1CLCユニットC1より下流側に、イグジットバルブ10v3を備えている。また、液体供給装置10は、適宜、供給ライン11に液体Lを供給する不図示の液体供給ポンプを備えている。
(フラッシング装置)
液体供給装置10は、適宜、供給ライン11、ウェーハ又はウェーハ加工機Tとなるウェーハ研磨用ターンテーブルを洗浄するDIWを供給ライン11に流すためのフラッシング装置30を備えていてよい。
フラッシング装置30は、供給ライン11の中間部Mに合流している。
フラッシング装置30は、適宜、フラッシングライン31と、バルブ32と、逆止弁33と、を備えている。
フラッシング装置30は、適宜、DIWを供給する不図示のポンプを備えている。
(校正装置)
液体供給システム100は、校正装置20を有している。
校正装置20は、第1CLCユニットC1より上流側の分岐部16に接続する校正ライン21、及び、第2流量制御弁22と、校正ライン21を流れるダミー液体DLの第2測定流量q2を測定する第2流量計23と、第2測定流量q2及び第2流量指令値Cq2に基づいて第2流量制御弁22の開度を閉ループ制御する第2コントローラ24と、を有する第2CLCユニットC2、を備えている。このように、液体供給システム100は、液体供給装置10と、校正装置20と、を有している。これにより、流量制御機器(第1CLCユニットC1)を校正又は調整する都度、データロガー、配管部品、インターフェース、ソフトフェア等を含む特別な校正装置を設計して検証する必要をなくすことができる。そして、液体Lをウェーハに作用させるプロセス期間を除くアイドリング期間に、液体供給装置10に備わる第1CLCユニットC1の第1流量計13を、液体供給装置10に接続された校正装置20に備わる第2CLCユニットC2の第2流量計23を用いて校正及び調整できる。よって、流量制御機器(第1CLCユニットC1)の校正又は調整にかかる時間を抑制できる。
なお、この際、供給ライン11と、ダミー液体DLが流れる校正ライン21とを、別系統とし、供給ライン11に液体Lを流すポンプ(前述の供給ライン11に液体Lを供給する液体供給ポンプ)等の供給源と、校正ライン21にダミー液体DLを流すポンプ(後述のダミー液体供給ポンプ25)等の供給源とを、それぞれ独立させて設けると、校正ライン21に流れるダミー液体DLは供給源の設定に沿った流量となり、流量変動を抑えやすい。
なお、処理装置として処理時に利用するポンプ(前述の供給ライン11に液体Lを供給する液体供給ポンプ)、工場備え付けの処理液送水施設につながる送水管、又は、処理時に利用する薬液供給源から供給する場合は、液体供給システム100以外への供給に伴う校正ライン21に流れるダミー液体DLの設定流量の変動が生じるが、その変動が校正に影響ない範囲に抑えられるのであれば、校正ライン21にダミー液体DLを流すための後述のダミー液体供給ポンプ25を独立して設けずに、処理装置として処理時に利用するポンプ(前述の供給ライン11に液体Lを供給する液体供給ポンプ)、工場備え付けの処理液送水施設につながる送水管、又は、処理時に利用する薬液供給源を利用して、ダミー液体DLを校正ライン21に流してもよい。この場合、供給ライン11(通常の送液用配管)と校正ライン21とが並列になるように校正ライン21を含む治具を供給ライン11に接続し、その接続部に三方弁等のバルブを設け、そのバルブのポートを切り替えることにより、供給ライン11に液体Lを流す場合と校正ライン21にダミー液体DLを流す場合とで、切り替えられるようにしてもよい。
ここで、第2流量計23は、例えば、コリオリ式流量計のように、第1流量計13より精度のよい流量計であることが好ましい。これにより、精度のよい第2流量計23を標準として、第1流量計13を正確に校正できる。
校正装置20は、開閉弁17を閉制御した後に、第1CLCユニットC1及び第2CLCユニットC2にダミー液体DLを供給するダミー液体供給ポンプ25を駆動する校正モードに切り替え可能な校正コントローラC3、を備えている。
校正コントローラC3は、校正モードにおいて、第2流量指令値Cq2に基づく第2測定流量q2を標準とする第1測定流量q1の誤差eを算出する誤差算出部C31と、第2流量指令値Cq2に基づいて誤差eを修正して第1流量計13を調整する誤差調整部C32と、を備えている。これにより、校正装置20は、校正モードにおいて、第1流量計13を校正し、調整できる。なお、校正コントローラC3は、アイドリング期間において、例えば、プロセス期間が終了する度等、定期的に、自動的に校正モードに切り替わるように設定されていてもよい。
また、校正コントローラC3は、誤差閾値thを記憶する記憶部C33と、誤差eが誤差閾値thを超える場合にアラートを出力する報知部C34と、を備えてもよい。これにより、第1流量計13の測定値である第1測定流量q1の誤差eが大きい場合に、ユーザに報知することができる。よって、ユーザに、第1流量計13の調整を促すことができる。
校正装置20は、適宜、第2CLCユニットC2の上流側と下流側との間の差圧を測定するための第1圧力計26及び第2圧力計27を有していてもよい。これにより、供給ライン11の吐出口のレベルとダミー液体供給ポンプ25のレベルとの間の水頭差が比較的大きい場合であっても、ダミー液体DLが校正ライン21から供給ライン11へ向かって流れているか否かを確認できる。
校正装置20は、適宜、補助流量計28と、補助バルブ29と、を有していてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る液体供給システム200を説明する。図2は、第2実施形態に係る液体供給システム200の説明図である。なお、以下、第1実施形態に係る液体供給システム100と第2実施形態に係る液体供給システム200との共通する事項については説明が省略される場合がある。また、以下、第1実施形態に係る液体供給システム100と第2実施形態に係る液体供給システム200との共通する構成には、同じ符号又は記号が付される場合がある。
図2に示すように、第2実施形態に係る液体供給システム200は、液体Lをウェーハ加工機Tとなるウォータステーションに供給する液体供給装置10を備えるシステムに適用できる。
ウォータステーションは、例えば、ウェーハを洗浄するために硫酸、塩酸等の薬液である液体Lをウェーハに作用させる装置である。ウォータステーションは、ウェーハの表面を化学的機械的に研磨して平坦化仕上げを行うCMP装置に備えられている。
液体供給システム200は、第1実施形態に係る液体供給システム100と同様に、液体供給装置10と校正装置20とを備えている。
(液体供給装置)
液体供給装置10は、供給ライン11、及び、第1流量制御弁12と、供給ライン11を流れる液体Lの第1測定流量q1を測定する第1流量計13と、第1測定流量q1及び第1流量指令値Cq1に基づいて第1流量制御弁12の開度を閉ループ制御する第1コントローラ14と、を有する第1CLCユニットC1、を備えている。なお、第1流量計13は、供給ライン11に設けたオリフィスの上流側及び下流側で測定された液体Lの液圧の差に基づいて流量を求める、いわゆる差圧式流量計であってよい。
液体供給装置10は、校正装置20が接続される分岐部16より上流側に設けられる開閉弁17を備えている。これにより、校正モードにおいて、校正装置20から分岐部16に合流するダミー液体DLを、供給ライン11において上流に逆流させることなく、下流に向けて流すことができる。よって、校正モードにおいて、校正ライン21を流れるダミー液体DLの流量と供給ライン11を流れるダミー液体DLの流量とを同じにできる。
液体供給装置10は、適宜、第1CLCユニットC1より上流側に、メイン圧力計18、メンテナンスバルブ10v2を備えている。また、液体供給装置10は、適宜、第1CLCユニットC1より下流側に、イグジットバルブ10v3を備えている。また、液体供給装置10は、適宜、供給ライン11に液体Lを供給する不図示の液体供給ポンプを備えている。
(フラッシング装置)
液体供給装置10は、適宜、供給ライン11、ウェーハ又はウォータステーションを洗浄するDIWを供給ライン11に流すためのフラッシング装置30を備えていてよい。
フラッシング装置30は、供給ライン11の中間部Mに合流している。
フラッシング装置30は、適宜、フラッシングライン31と、バルブ32と、逆止弁33と、を備えている。
フラッシング装置30は、適宜、DIWを供給する不図示のポンプを備えている。
(リンス装置)
液体供給装置10は、適宜、供給ライン11、ウェーハ又はウォータステーションを洗浄するDIWを供給ライン11に流すためのリンス装置40を備えていてよい。
リンス装置40は、供給ライン11の中間部Nに合流している。
リンス装置40は、適宜、リンスライン41と、バルブ42と、逆止弁43と、を備えている。
リンス装置40は、適宜、DIWを供給する不図示のポンプを備えている。
(校正装置)
液体供給システム200は、校正装置20を有している。
校正装置20は、第1CLCユニットC1より上流側の分岐部16に接続する校正ライン21、及び、第2流量制御弁22と、校正ライン21を流れるダミー液体DLの第2測定流量q2を測定する第2流量計23と、第2測定流量q2及び第2流量指令値Cq2に基づいて第2流量制御弁22の開度を閉ループ制御する第2コントローラ24と、を有する第2CLCユニットC2、を備えている。このように、液体供給システム200は、液体供給装置10と、校正装置20と、を有している。これにより、流量制御機器(第1CLCユニットC1)を校正又は調整する都度、データロガー、配管部品等を含む校正装置を設計して検証する必要をなくすことができる。そして、液体Lをウェーハに作用させるプロセス期間を除くアイドリング期間に、液体供給装置10に備わる第1CLCユニットC1の第1流量計13を、液体供給装置10に接続された校正装置20に備わる第2CLCユニットC2の第2流量計23を用いて校正及び調整できる。よって、流量制御機器(第1CLCユニットC1)の校正又は調整にかかる時間を抑制できる。
校正装置20は、開閉弁17を閉制御した後に、第1CLCユニットC1及び第2CLCユニットC2にダミー液体DLを供給するダミー液体供給ポンプ25を駆動する校正モードに切り替え可能な校正コントローラC3、を備えている。
校正コントローラC3は、校正モードにおいて、第2流量指令値Cq2に基づく第2測定流量q2を標準とする第1測定流量q1の誤差eを算出する誤差算出部C31と、第2流量指令値Cq2に基づいて誤差eを修正して第1流量計13を調整する誤差調整部C32と、を備えている。これにより、校正装置20は、校正モードにおいて、第1流量計13を校正し、調整できる。なお、校正コントローラC3は、アイドリング期間において、例えば、プロセス期間が終了する度等、定期的に、自動的に校正モードに切り替わるように設定されていてもよい。
また、校正コントローラC3は、誤差閾値thを記憶する記憶部C33と、誤差eが誤差閾値thを超える場合にアラートを出力する報知部C34と、を備えてもよい。これにより、第1流量計13の測定値である第1測定流量q1の誤差eが大きい場合に、ユーザに報知することができる。よって、ユーザに、第1流量計13の調整を促すことができる。
校正装置20は、適宜、第2CLCユニットC2の上流側と下流側との間の差圧を測定するための第1圧力計26及び第2圧力計27を有していてもよい。これにより、供給ライン11の吐出口のレベルとダミー液体供給ポンプ25のレベルとの間の水頭差が比較的大きい場合であっても、ダミー液体DLが校正ライン21から供給ライン11へ向かって流れているか否かを確認できる。
校正装置20は、適宜、補助流量計28と、補助バルブ29と、を有していてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る液体供給システム300を説明する。図3は、第3実施形態に係る液体供給システム300の説明図である。なお、以下、第1実施形態に係る液体供給システム100又は第2実施形態に係る液体供給システム200と第3実施形態に係る液体供給システム300との共通する事項については説明が省略される場合がある。また、以下、第1実施形態に係る液体供給システム100又は第2実施形態に係る液体供給システム200と第3実施形態に係る液体供給システム300との共通する構成には、同じ符号又は記号が付される場合がある。
図3に示すように、第3実施形態に係る液体供給システム300は、液体Lを、アトマイザATを介して、ウェーハ加工機Tとなるウェーハ研磨用ターンテーブルに供給する液体供給装置10を備えるシステムに適用できる。
アトマイザATは、例えば、適宜のガスを含むDIW等の液体Lを複数のノズルからウェーハ研磨用ターンテーブル上の研磨パッドに向けて噴出する装置である。
アトマイザATは、ウェーハの表面を化学的機械的に研磨して平坦化仕上げを行うCMP装置に備えられている。
液体供給システム300は、第1実施形態に係る液体供給システム100及び第2実施形態に係る液体供給システム200と同様に、液体供給装置10と校正装置20とを備えている。
(液体供給装置)
液体供給装置10は、供給ライン11、及び、第1流量制御弁12と、供給ライン11を流れる液体Lの第1測定流量q1を測定する第1流量計13と、第1測定流量q1及び第1流量指令値Cq1に基づいて第1流量制御弁12の開度を閉ループ制御する第1コントローラ14と、を有する第1CLCユニットC1、を備えている。
液体供給装置10は、校正装置20が接続される分岐部16より上流側に設けられる開閉弁17を備えている。これにより、校正モードにおいて、校正装置20から分岐部16に合流するダミー液体DLを、供給ライン11において上流に逆流させることなく、下流に向けて流すことができる。よって、校正モードにおいて、校正ライン21を流れるダミー液体DLの流量と供給ライン11を流れるダミー液体DLの流量とを同じにできる。
液体供給装置10は、適宜、第1CLCユニットC1より上流側に、メイン圧力計18、エントランスバルブ10v1、メンテナンスバルブ10v2を備えている。また、液体供給装置10は、適宜、第1CLCユニットC1より下流側に、イグジットバルブ10v3を備えている。また、液体供給装置10は、適宜、供給ライン11に液体Lを供給する不図示の液体供給ポンプを備えている。
(校正装置)
液体供給システム300は、校正装置20を有している。
校正装置20は、第1CLCユニットC1より上流側の分岐部16に接続する校正ライン21、及び、第2流量制御弁22と、校正ライン21を流れるダミー液体DLの第2測定流量q2を測定する第2流量計23と、第2測定流量q2及び第2流量指令値Cq2に基づいて第2流量制御弁22の開度を閉ループ制御する第2コントローラ24と、を有する第2CLCユニットC2、を備えている。このように、液体供給システム300は、液体供給装置10と、校正装置20と、を有している。これにより、流量制御機器(第1CLCユニットC1)を校正又は調整する都度、データロガー、配管部品等を含む校正装置を設計して検証する必要をなくすことができる。そして、液体Lをウェーハに作用させるプロセス期間を除くアイドリング期間に、液体供給装置10に備わる第1CLCユニットC1の第1流量計13を、液体供給装置10に接続された校正装置20に備わる第2CLCユニットC2の第2流量計23を用いて校正及び調整できる。よって、流量制御機器(第1CLCユニットC1)の校正又は調整にかかる時間を抑制できる。
校正装置20は、開閉弁17を閉制御した後に、第1CLCユニットC1及び第2CLCユニットC2にダミー液体DLを供給するダミー液体供給ポンプ25を駆動する校正モードに切り替え可能な校正コントローラC3、を備えている。
校正コントローラC3は、校正モードにおいて、第2流量指令値Cq2に基づく第2測定流量q2を標準とする第1測定流量q1の誤差eを算出する誤差算出部C31と、第2流量指令値Cq2に基づいて誤差eを修正して第1流量計13を調整する誤差調整部C32と、を備えている。これにより、校正装置20は、校正モードにおいて、第1流量計13を校正し、調整できる。なお、校正コントローラC3は、アイドリング期間において、例えば、プロセス期間が終了する度等、定期的に、自動的に校正モードに切り替わるように設定されていてもよい。
また、校正コントローラC3は、誤差閾値thを記憶する記憶部C33と、誤差eが誤差閾値thを超える場合にアラートを出力する報知部C34と、を備えてもよい。これにより、第1流量計13の測定値である第1測定流量q1の誤差eが大きい場合に、ユーザに報知することができる。よって、ユーザに、第1流量計13の調整を促すことができる。
校正装置20は、適宜、第2CLCユニットC2の上流側と下流側との間の差圧を測定するための第1圧力計26及び第2圧力計27を有していてもよい。これにより、供給ライン11の吐出口のレベルとダミー液体供給ポンプ25のレベルとの間の水頭差が比較的大きい場合であっても、ダミー液体DLが校正ライン21から供給ライン11へ向かって流れているか否かを確認できる。
校正装置20は、適宜、補助流量計28と、補助バルブ29と、を有していてもよい。
以上、図面を参照して実施形態について説明したが、本発明は上述のものに限られない。実施形態として挙げられた複数の特徴を、自由に組み合わせてもよい。
本実施形態に係る液体供給システム100,200,300は、液体Lをウェーハ加工機Tに供給する液体供給装置10を備えている。液体供給システム100,200,300は、校正装置20を有している。液体供給装置10は、供給ライン11、及び、第1流量制御弁12と、供給ライン11を流れる液体Lの第1測定流量q1を測定する第1流量計13と、第1測定流量q1及び第1流量指令値Cq1に基づいて第1流量制御弁12の開度を閉ループ制御する第1コントローラ14と、を有する第1CLCユニットC1、を備えている。校正装置20は、第1CLCユニットC1より上流側の分岐部16に接続する校正ライン21、及び、第2流量制御弁22と、校正ライン21を流れるダミー液体DLの第2測定流量q2を測定する第2流量計23と、第2測定流量q2及び第2流量指令値Cq2に基づいて第2流量制御弁22の開度を閉ループ制御する第2コントローラ24と、を有する第2CLCユニットC2、を備えている。これにより、流量制御機器(第1CLCユニットC1)を校正又は調整する都度、データロガー、配管部品、インターフェース、ソフトフェア等を含む特別な校正装置を設計して検証する必要をなくすことができる。そして、液体Lをウェーハに作用させるプロセス期間を除くアイドリング期間に、液体供給装置10に備わる第1CLCユニットC1の第1流量計13を、液体供給装置10に接続された校正装置20に備わる第2CLCユニットC2の第2流量計23を用いて校正及び調整できる。よって、流量制御機器(第1CLCユニットC1)の校正又は調整にかかる時間を抑制できる。
10 液体供給装置
10v1 エントランスバルブ
10v2 メンテナンスバルブ
10v3 イグジットバルブ
11 供給ライン
12 第1流量制御弁
13 第1流量計
14 第1コントローラ
16 分岐部
17 開閉弁
18 メイン圧力計
19 フィルタ
20 校正装置
21 校正ライン
22 第2流量制御弁
23 第2流量計
24 第2コントローラ
25 ダミー液体供給ポンプ
26 第1圧力計
27 第2圧力計
28 補助流量計
29 補助バルブ
30 フラッシング装置
31 フラッシングライン
32 バルブ
33 逆止弁
40 リンス装置
41 リンスライン
42 バルブ
43 逆止弁
100,200,300 液体供給システム
AT アトマイザ
C1 第1CLCユニット
C2 第2CLCユニット
C3 校正コントローラ
C31 誤差算出部
C32 誤差調整部
C33 記憶部
C34 報知部
Cq1 第1流量指令値
Cq2 第2流量指令値
DL ダミー液体
L 液体
M,N 中間部
q1 第1測定流量
q2 第2測定流量
T ウェーハ加工機

Claims (4)

  1. 液体をウェーハ加工機に供給する液体供給装置を備える液体供給システムであって、
    前記液体供給システムは、校正装置を有し、
    前記液体供給装置は、供給ライン、及び、第1流量制御弁と、前記供給ラインを流れる液体の第1測定流量を測定する第1流量計と、前記第1測定流量及び第1流量指令値に基づいて前記第1流量制御弁の開度を閉ループ制御する第1コントローラと、を有する第1CLCユニット、を備え、
    前記校正装置は、前記第1CLCユニットより上流側の分岐部に接続する校正ライン、及び、第2流量制御弁と、前記校正ラインを流れるダミー液体の第2測定流量を測定する第2流量計と、前記第2測定流量及び第2流量指令値に基づいて前記第2流量制御弁の開度を閉ループ制御する第2コントローラと、を有する第2CLCユニット、を備える液体供給システム。
  2. 前記液体供給装置は、前記分岐部より上流側に設けられる開閉弁を備え、
    前記校正装置は、
    前記開閉弁を閉制御した後に、前記第1CLCユニット及び前記第2CLCユニットに前記ダミー液体を供給するダミー液体供給ポンプを駆動する校正モードに切り替え可能な校正コントローラ、を備える請求項1に記載の液体供給システム。
  3. 前記校正コントローラは、
    前記校正モードにおいて、前記第2流量指令値に基づく前記第2測定流量を標準とする前記第1測定流量の誤差を算出する誤差算出部と、
    前記第2流量指令値に基づいて前記誤差を修正して前記第1流量計を調整する誤差調整部と、を備える請求項2に記載の液体供給システム。
  4. 前記校正コントローラは、
    誤差閾値を記憶する記憶部と、
    前記誤差が前記誤差閾値を超える場合にアラートを出力する報知部と、を備える請求項3に記載の液体供給システム。
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