この出願の実施形態は、端末のスケジューリングモードを切り替えることを指示し、スケジューリングモードの適用時間を明確にするためのスケジューリング切り替え方法及び装置を提供する。
上記の目的を達成するために、以下の技術的解決策がこの出願の実施形態において使用される。
第1の態様によれば、この出願の実施形態は、スケジューリング切り替え方法を提供する。端末は、ネットワークデバイスにより送信され且つ第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される切り替え指示を受信し、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定し、それにより、端末は、第2のスケジューリングモードの適用時間が到達したときに第2のスケジューリングモードを使用することにより、データチャネルをスケジューリングし、及び/又は参照信号の時間をトリガする。
切り替え指示は、K0の最小値、K2の最小値、非周期CSI-RSトリガオフセットの最小値、及び非周期SRSトリガオフセットの最小値のうち1つ以上を含んでもよい。代替として、切り替え指示は、1つ以上のインデックスを含んでもよい。インデックスは、K0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、又は非周期的SRSトリガオフセットの最小値を示すために使用されてもよい。K0は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCHが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。K2は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCHが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。非周期的CSI-RSトリガオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりトリガされた非周期的CSI-RSが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。非周期的SRSトリガオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりトリガされた非周期的SRSが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。
第1のスケジューリングモードは第2のスケジューリングモードとは異なる。第1のスケジューリングモードは同一スロットスケジューリングであり、第2のスケジューリングモードはクロススロットスケジューリングである。第1のスケジューリングモードはクロススロットスケジューリングであり、第2のスケジューリングモードは同一スロットスケジューリングである。代替として、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであるが、第1のスケジューリングモードにおいて、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットとの間のスロットオフセットは、第1のスケジューリングモードにおいて、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットとの間のスロットオフセットとは異なる。同一スロットスケジューリングでは、データチャネル及び/又は参照信号の送信信頼性を確保するために、端末は、データチャネル及び/又は参照信号をバッファするために端末の無線周波数モジュールを常に有効にする必要がある。しかし、クロススロットスケジューリングでは、端末は、エネルギーを節約するために端末の無線周波数モジュールを一時的に無効にしてもよい。
第1の態様による方法では、端末は、ネットワークデバイスにより送信され且つ端末のスケジューリングモードを切り替えるように指示するために使用される切り替え指示を受信し、切り替え指示を受信した後の切り替えスケジューリングモードの適用時間を決定してもよく、それにより、端末は、切り替えスケジューリングモードの適用時間が到達したとき、スケジューリングモードを使用することにより、データチャネルをスケジューリングし、及び/又は参照信号をトリガする。特に、切り替えスケジューリングモードがクロススロットスケジューリングであるとき、端末は、省電力状態に入るために端末の無線周波数モジュールを無効にする。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な設計では、切り替え指示は、PDCCHに含まれ、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボル、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット、又はPDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。PDCCHのフィードバック情報は、端末がPDCCHを正しく受信したか否かを示すために使用される。スケジューリング情報監視機会は、端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視する機会である。
PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルは、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。これは、この出願では限定されない。
PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットは、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの後の、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。
PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい。
この可能な設計に基づいて、端末により切り替え指示を含むPDCCHを受信する信頼性又は精度を確保するために、第2のスケジューリングモードは、PDCCHのフィードバック情報が送信された後に有効になってもよい。
第1の態様を参照して、第1の態様の第2の可能な設計では、切り替え指示は、PDCCHに含まれ、PDCCHは、端末のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用され、第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボル、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット、又はダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。データチャネルのフィードバック情報は、端末がデータチャネルを受信したか否かを示すために使用される。スケジューリング情報監視機会は、端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視する機会である。
ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。
ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの後の、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。
ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい。例えば、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会でもよい。
この可能な設計に基づいて、端末により切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する信頼性又は精度を確保するために、第2のスケジューリングモードは、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報が送信された後にのみ有効になってもよい。
第1の態様の第3の可能な設計では、切り替え指示は、PDCCHに含まれ、PDCCHは、端末のアップリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用され、第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボル、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット、又はアップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。スケジューリング情報監視機会は、端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視する機会である。
リンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルは、リンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、リンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。
アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットは、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの後の、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。
アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい。
この可能な設計に基づいて、端末により切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルを円滑に送信する信頼性又は精度を確保するために、第2のスケジューリングモードは、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルが送信された後に有効になってもよい。
第1の態様を参照して、第1の態様の第4の可能な設計では、切り替え指示は、PDCCHに含まれ、PDCCHは、第Nのスロットに位置し、Nは整数であり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロット、又は第(N+M)のスロットよりも早くない第1のスケジューリング情報監視機会である。Mは、端末が切り替え指示を受信したときのスロットオフセットの適用可能な最小値に基づいて決定される。スロットオフセットは、データチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHにより占有されるスロットと、データチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットとの間のスロットオフセットである。
Mは最小値に等しいか、Mは最小値と第1の値との和に等しいか、或いは、Mは第2の値と最小値との間の最大値に等しい。
この可能な設計に基づいて、端末が切り替え指示を含むPDCCHを解析した後に第2のスケジューリングモードが有効になることをできるだけ確保するために、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替え指示を含むPDCCHにより占有されるスロットと、端末によりPDCCHを処理する能力とに基づいて決定されてもよい。
第1の態様の第4の可能な設計を参照して、第1の態様の第5の可能な設計では、切り替え指示は、MAC CEに含まれ、MAC CEは、PDSCHに含まれる。第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDSCHのフィードバック情報により占有されるスロットよりも遅い。第2のスケジューリングモードの適用時間とPDSCHのフィードバック情報により占有されるスロットとの間のオフセットは、第1の持続時間である。PDSCHのフィードバック情報は、端末がPDSCHを正しく受信したか否かを示すために使用される。
第1の持続時間は、端末の物理層がPDSCHを受信し、PDSCHを端末のMAC層に送信する時間に関係する。
この可能な設計に基づいて、端末により切り替え指示を含むMAC CEを受信する信頼性又は精度を確保するために、第2のスケジューリングモードは、端末がPDSCHから切り替え指示を含むMAC CEを取得した後に有効になってもよい。
第1の態様を参照して、第1の態様の第6の可能な設計では、当該方法は以下を更に含む。端末は、適用指示を受信する。適用指示は、第2のスケジューリングモードの適用時間を示すために使用される。端末が第2のスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、適用指示に基づいて第2のスケジューリングモードの適用時間を決定する。
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第2のスケジューリングモードの適用時間を端末に直接指示してもよく、それにより、端末は、ネットワークデバイスの指示に基づいて第2のスケジューリングモードの適用時間を決定する。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第1の態様の第6の可能な設計を参照して、第1の態様の第7の可能な設計では、適用指示は、PDCCH又はPDSCHに含まれる。例えば、適用指示は、PDCCHのDCIに含まれてもよく、或いは、適用指示は、PDSCHのMAC CEに含まれる。
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスは、PDCCH又はPDSCHを使用することにより、第2のスケジューリングモードの適用時間を端末に指示してもよい。指示方式は柔軟且つ多様である。
第1の態様を参照して、第1の態様の第8の可能な設計では、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボル、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット、又は第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。第1のスケジューリング情報の時間領域位置は、切り替え指示により占有される時間領域位置よりも遅くない。スケジューリング情報監視機会は、端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視する機会である。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの後の、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい。例えば、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会であり、Nは正の整数である。
この可能な設計に基づいて、データチャネル送信の信頼性及び精度を確保するために、第2のスケジューリングモードは、切り替え指示よりも遅くないスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが送信された後に有効になってもよい。
第1の態様を参照して、第1の態様の第9の可能な設計では、切り替え指示は、PDCCHに含まれ、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボル、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット、又は第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。第1のスケジューリング情報の時間領域位置は、切り替え指示により占有される時間領域位置よりも遅くない。スケジューリング情報監視機会は、端末がPDCCHを監視し始める機会である。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの次のスロットは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの後の、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい。
この可能な設計に基づいて、ダウンリンクデータチャネルの送信信頼性を確保するために、第2のスケジューリングモードは、切り替え指示よりも遅くないスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルに対応するフィードバック情報が送信された後に有効になってもよい。
第1の態様の第8の可能な設計又は第1の態様の第7の可能な設計を参照して、第1の態様の第10の可能な設計では、第1のスケジューリング情報は、切り替え指示よりも遅くない全てのスケジューリング情報の中で、最後に送信されるデータチャネルをスケジューリングするスケジューリング情報である。
この可能な設計に基づいて、切り替え指示よりも遅くない全てのスケジューリングの信頼性を確保するために、第2のスケジューリングモードは、切り替え指示よりも遅くないスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされた全てのデータチャネルが送信された後に有効になってもよい。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第11の可能な設計では、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードは、以下のパラメータ、すなわち、K0の適用可能な最小値、K2の適用可能な最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの適用可能な最小値、及び非周期的SRSトリガオフセットの適用可能な最小値のうち少なくとも1つで示される。K0は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCHが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。K2は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCHが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。非周期的CSI-RSトリガオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりトリガされた非周期的CSI-RSが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。非周期的SRSトリガオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりトリガされた非周期的SRSが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。
この可能な設計に基づいて、端末のスケジューリングモードは、K0の適用可能な最小値、K2の適用可能な最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの適用可能な最小値、及び非周期的SRSトリガオフセットの適用可能な最小値のうちいずれかの値により示されてもよい。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、更に他の可能な設計では、切り替え指示は、PDCCHに含まれる。切り替え指示は、第1のBWPから第2のBWPに切り替えるように端末に指示するために更に使用される。端末が、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及びターゲット係数に基づいて、ターゲットBWP上の第2のスケジューリングモードの適用時間を決定する。Nは自然数である。ターゲット係数は、ターゲットBWPのシステムパラメータnumerology及び第1のダウンリンクBWPのnumerologyに基づいて決定される。第1のダウンリンクBWPは、端末が切り替え指示を受信したときのアクティブなダウンリンクBWPである。
この可能な設計に基づいて、端末のBWPが切り替えられるとき、BWPのシステムパラメータが異なるという問題を回避するために、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替えの後に端末により使用されるBWPのシステムパラメータと、端末により現在アクティブにされているダウンリンクBWPのシステムパラメータとに基づいて決定され、すなわち、端末のBWPのサブキャリア間隔が変化するとき、スケジューリングモードの適用時間が変化する。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、更に他の可能な設計では、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Qのスロットよりも早くない。Qは
に等しい。Mは適用可能な最小スロットオフセットに等しいか、Mは適用可能な最小スロットオフセットと第1の値との和に等しいか、或いは、Mは第2の値と適用可能な最小スロットオフセットとの間の最大値である。
この可能な設計に基づいて、端末が切り替え指示を含むPDCCHを解析した後に第2のスケジューリングモードが有効になることを確保するために、第2のスケジューリングモードは、端末が切り替え指示を受信するスロットの後の第Qのスロット内の最小スケジューリングスロットオフセットに基づいて、ターゲットBWP上で有効になってもよい。これは、PDCCHを受信する精度を改善する。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、更に他の可能な設計では、第2のスケジューリングモードの適用時間が第Qのスロットよりも早くないことは、以下を含む。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Qのスロットの開始位置である。
この可能な設計に基づいて、第Qのスロットの開始位置は、スケジューリングモードの適用時間として使用されてもよく、すなわち、第2のスケジューリングモードは、第Qのスロットが到達するとすぐに有効になる。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、更に他の可能な設計では、ターゲット係数は、
に等しい。μ
TはターゲットBWPのパラメータnumerologyであり、μ
1は第1のダウンリンクBWPのnumerologyである。
この可能な設計に基づいて、BWPのシステムパラメータの比は、ターゲット係数として直接使用されてもよい。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、更に他の可能な設計では、第1のBWPは第1のダウンリンクBWPであり、第2のBWPは第2のダウンリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のダウンリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のダウンリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第2のダウンリンクBWPである。第1のBWPは第1のダウンリンクBWPであり、第2のBWPは第2のダウンリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のアップリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のアップリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第1のアップリンクBWPである。第1のBWPは第1のアップリンクBWPであり、第2のBWPは第2のアップリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のダウンリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のダウンリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第1のダウンリンクBWPである。代替として、第1のBWPは第1のアップリンクBWPであり、第2のBWPは第2のアップリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のアップリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のアップリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第2のアップリンクBWPである。
この可能な設計に基づいて、この出願において提供されるスケジューリング方法は、アップリンクスケジューリングモード及びアップリンクBWPが切り替えられる場合、アップリンクスケジューリングモード及びダウンリンクBWPが切り替えられる場合、ダウンリンクスケジューリングモード及びアップリンクBWPが切り替えられる場合、又はダウンリンクスケジューリングモード及びダウンリンクBWPが切り替えられる場合のような複数の場合において実行されてもよい。様々な適用シナリオが存在する。これは、この出願のこの実施形態において提供されるスケジューリングモードの適用性を改善する。
第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つを参照して、更に他の可能な設計では、切り替え指示は、以下のパラメータ、すなわち、端末のPDCCHスキップskipping、端末がPDCCHを監視する周期、端末のマルチプルインプット・マルチプルアウトプットMIMOパラメータ、及び端末により監視される探索空間及び/又はCORESETのうち1つ以上を示すために更に使用される。1つ以上のパラメータの適用時間は、第2のスケジューリングモードの適用時間と同じである。
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスがスケジューリングモードを切り替えてBWPを切り替えるように指示するとき、端末の他のパラメータ情報が指示される。他のパラメータ情報の適用時間は、スケジューリングモードの適用時間と同じであることが指定される。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第2の態様によれば、この出願は、通信装置を提供する。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよく、或いは、端末内にあり且つ第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つによる方法を実現するように構成された機能モジュールでもよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計において端末により実行される機能を実現してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、通信装置は、受信ユニット及び決定ユニットを含んでもよい。
受信ユニットは、ネットワークデバイスにより送信され且つ第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される切り替え指示を受信するように構成される。
決定ユニットは、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するように構成される。
通信装置の具体的な実現方式については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法における端末の挙動及び機能を参照する。詳細は、ここでは再び繰り返されない。したがって、提供される通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つと同じ有利な効果を達成できる。
第3の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計において端末により実行される機能を実現してもよく、機能はハードウェアにより実現されてもよい。可能な設計では、通信装置は、プロセッサ及び通信インタフェースを含んでもよい。プロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つに従って機能を実現する際に、通信装置をサポートするように構成されてもよい。例えば、プロセッサは、通信インタフェースを通じて、ネットワークデバイスにより送信され且つ第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される切り替え指示を受信し、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい。更に他の可能な設計では、通信装置は、メモリを更に含んでもよい。メモリは、通信装置に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成される。通信装置が動作するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行する。
第4の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、読み取り可能不揮発性記憶媒体でもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第1の態様又は上記の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第5の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第1の態様又は上記の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置は、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリを含む。1つ以上のメモリは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のメモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成される。コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含む。1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を実行したとき、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第3の態様~第6の態様の設計のうちいずれか1つにより達成される技術的効果については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つにより達成される技術的効果を参照する。詳細は、再び説明しない。
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、第2の態様~第6の態様のいずれか1つによる端末及びネットワークデバイスを含む通信システムを提供する。
第8の態様によれば、この出願の実施形態は、更に他のスケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含む。端末は、ネットワークデバイスにより送信された最小スロットオフセット指示情報を受信する。最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを示すために使用される。端末は、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのシステムパラメータnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、ターゲットBWPのnumerologyに基づく。
第8の態様に基づいて、端末は、ネットワークデバイスにより指示された、ターゲットBWPに関連する最小スロットオフセット情報に基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定してもよい。ターゲットBWPは、切り替えの後に端末により使用されるBWPでもよく、或いは、端末が最小スロットオフセット指示情報を受信したときのアクティブなBWPでもよい点に留意すべきである。これは限定されない。
第8の態様を参照して、可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応する値を含む。この可能な設計に基づいて、ターゲットBWPに関連する最小スロットオフセットの値(value)は、端末に指示されてもよく、それにより、端末は、当該値に基づいてターゲットBWPの最小時間オフセットを直接決定する。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第8の態様を参照して、可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、基準最小スロットオフセットに対応する値を含む。端末が、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。端末は、基準最小スロットオフセットに対応する値、基準numerology及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。
この可能な設計に基づいて、基準numerologyに対応する基準最小スロットオフセットの値(value)が端末に指示されてもよく、それにより、端末は、基準最小スロットオフセットの値と、基準numerologyとターゲットBWPのnumerologyとの間の比例関係とに基づいて、ターゲットBWPの最小時間オフセットを間接的に決定する。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第8の態様を参照して、可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、第1のインデックスを含む。端末が、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。端末は、第1のインデックス、第1の対応関係及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。第1の対応関係は、インデックスとターゲットBWPの最小スロットオフセットとの間の対応関係を含む。
この可能な設計に基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットの値に対応するインデックスが端末に指示されてもよく、それにより、端末は、インデックスに基づいて最小スロットオフセットの値を間接的に決定し、最小スロットオフセットの値と、基numerologyとターゲットBWPのnumerologyとの間の比例関係とに基づいてターゲットBWPの最小時間オフセットを決定する。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第8の態様を参照して、可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、第2のインデックスを含む。端末が、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。端末は、第2のインデックス、第2の対応関係、基準numerology及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。第2の対応関係は、インデックスと基準最小スロットオフセットとの間の対応関係を含む。
この可能な設計に基づいて、基準最小スロットオフセットに対応するインデックスが端末に指示されてもよく、それにより、端末は、インデックスに基づいて基準最小スロットオフセットを間接的に決定し、基準最小時間オフセットと、基準numerologyとターゲットBWPのnumerologyとの間の比例関係とに基づいてターゲットBWPの最小時間オフセットを決定する。これは簡単且つ容易である。ターゲットBWPの最小時間オフセットが決定される。これは簡単且つ容易である。
第9の態様によれば、この出願は、通信装置を提供する。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよく、或いは、端末内にあり且つ第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つによる方法を実現するように構成された機能モジュールでもよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計において端末により実行される機能を実現してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、通信装置は、受信ユニット及び決定ユニットを含んでもよい。
受信ユニットは、ネットワークデバイスにより送信された最小スロットオフセット指示情報を受信するように構成される。最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを示すために使用される。
決定ユニットは、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのシステムパラメータnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定するように構成される。ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、ターゲットBWPのnumerologyに基づく。
通信装置の具体的な実現方式については、第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法における端末の挙動及び機能を参照する。詳細は、ここでは再び繰り返されない。したがって、提供される通信装置は、第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つと同じ有利な効果を達成できる。
第10の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計において端末により実行される機能を実現してもよく、機能はハードウェアにより実現されてもよい。可能な設計では、通信装置は、プロセッサ及び通信インタフェースを含んでもよい。プロセッサは、第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つに従って機能を実現する際に、通信装置をサポートするように構成されてもよい。例えば、プロセッサは、通信インタフェースを通じて、ネットワークデバイスにより送信された最小スロットオフセット指示情報を受信してもよい。最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを示すために使用される。プロセッサは、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのシステムパラメータnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、ターゲットBWPのnumerologyに基づく。更に他の可能な設計では、通信装置は、メモリを更に含んでもよい。メモリは、通信装置に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成される。通信装置が動作するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、通信装置は、第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行する。
第11の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、読み取り可能不揮発性記憶媒体でもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第8の態様又は上記の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第12の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第8の態様又は上記の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第13の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置は、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリを含む。1つ以上のメモリは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のメモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成される。コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含む。1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を実行したとき、通信装置は、第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第9の態様~第13の態様の設計のうちいずれか1つにより達成される技術的効果については、第8の態様又は第8の態様の可能な設計のうちいずれか1つにより達成される技術的効果を参照する。詳細は、再び説明しない。
第14の態様によれば、この出願の実施形態は、第9の態様~第13の態様のいずれか1つによる端末及びネットワークデバイスを含む通信システムを提供する。
第15の態様によれば、この出願の実施形態は、更に他のスケジューリング方法を提供する。当該方法は以下を含む。端末は、ネットワークデバイスにより送信された切り替え指示を受信する。切り替え指示は、端末を第1の帯域幅部分BWPから第2のBWPに切り替えるように指示するために使用される。端末は、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのシステムパラメータnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定する。
第15の態様に基づいて、BWPが切り替えられるとき、切り替え後に使用されるBWPの最小スロットオフセットは、切り替え前に使用されるBWPのシステムパラメータ及び切り替え後に使用されるBWPのシステムパラメータに基づいて決定されてもよい。このように、切り替え前に使用されるBWPのサブキャリア間隔及び切り替え後に使用されるBWPのサブキャリア間隔が異なるとき、最小スロットオフセットの同じ時間長を確保するために、切り替え後に使用されるBWPの最小スロットオフセットは、タイムリーに調整されてもよい。
第15の態様を参照して、可能な設計では、端末が、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。
端末は、第1のBWPの最小スロットオフセット及び第1の係数に基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定する。第1の係数は、第2のBWPのnumerology及び第1のBWPのnumerologyに基づいて決定される。
第15の態様の可能な設計を参照して、可能な設計では、第1の係数は、
に等しい。μ
2は第2のBWPのパラメータnumerologyであり、μ
1は第1のダウンリンクBWPのnumerologyである。
この可能な設計に基づいて、切り替え後に使用されるBWPの最小スロットオフセットは、切り替え前に使用されるBWPのシステムパラメータと切り替え後に使用されるBWPのシステムパラメータとの比に基づいて決定されてもよい。これは実現するのが簡単且つ容易である。
第16の態様によれば、この出願は、通信装置を提供する。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよく、或いは、端末内にあり且つ第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つによる方法を実現するように構成された機能モジュールでもよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計において端末により実行される機能を実現してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、通信装置は、受信ユニット及び決定ユニットを含んでもよい。
受信ユニットは、ネットワークデバイスにより送信された切り替え指示を受信するように構成される。切り替え指示は、端末を第1の帯域幅部分BWPから第2のBWPに切り替えるように指示するために使用される。
決定ユニットは、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのシステムパラメータnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定するように構成される。
通信装置の具体的な実現方式については、第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法における端末の挙動及び機能を参照する。詳細は、ここでは再び繰り返されない。したがって、提供される通信装置は、第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つと同じ有利な効果を達成できる。
第17の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計において端末により実行される機能を実現してもよく、機能はハードウェアにより実現されてもよい。可能な設計では、通信装置は、プロセッサ及び通信インタフェースを含んでもよい。プロセッサは、第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つにおける機能を実現する際に、通信装置をサポートするように構成されてもよい。例えば、プロセッサは、通信インタフェースを通じて、ネットワークデバイスにより送信された切り替え指示を受信してもよい。切り替え指示は、端末を第1の帯域幅部分BWPから第2のBWPに切り替えるように指示するために使用される。プロセッサは、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのシステムパラメータnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定する。更に他の可能な設計では、通信装置は、メモリを更に含んでもよい。メモリは、通信装置に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成される。通信装置が動作するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、通信装置は、第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行する。
第18の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、読み取り可能不揮発性記憶媒体でもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第15の態様又は上記の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第19の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第15の態様又は上記の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第20の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置は、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリを含む。1つ以上のメモリは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のメモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成される。コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含む。1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令を実行したとき、通信装置は、第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つによるスケジューリング切り替え方法を実行することが可能になる。
第15の態様~第20の態様の設計のうちいずれか1つにより達成される技術的効果については、第15の態様又は第15の態様の可能な設計のうちいずれか1つにより達成される技術的効果を参照する。詳細は、再び説明しない。
第21の態様によれば、この出願の実施形態は、第15の態様~第19の態様のいずれか1つによる端末及びネットワークデバイスを含む通信システムを提供する。
この出願の実施形態において提供される方法の理解を容易にするために、この出願の実施形態が記載される前に、この出願の実施形態におけるいくつかの用語について説明する。
物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel, PDCCH):物理ダウンリンク制御チャネルは、主にダウンリンク制御情報(downlink control information, DCI)を搬送するために使用される。DCIは、共通制御情報(例えば、システム情報)及びユーザ固有情報(例えば、ダウンリンクリソース割り当て指示、アップリンクスケジューリング、ランダムアクセス応答及びアップリンク電力制御パラメータ)を含んでもよい。PDCCHは、PDCCHにより搬送されるDCIを使用することにより、データチャネルをスケジューリングするために使用されてもよい。例えば、DCIは、データチャネルの送信パラメータ(例えば、データチャネルの時間領域リソース位置)を示すために使用されてもよい。データチャネルを送信する前に、ネットワークデバイスは、PDCCHを端末に送信してもよい。PDCCHを受信した後に、端末は、まず、PDCCH内のDCIを復調し、次いで、DCIを使用することにより示される時間領域リソース位置においてデータチャネルを送信してもよい。
データチャネル:データチャネルは、データを搬送するために使用されてもよい。3GPPプロトコルでは、データチャネルは、データチャネル内で搬送される異なるデータに基づいて、物理アップリンクデータチャネル(physical uplink shared channel, PUSCH)(或いはアップリンクデータチャネルと呼ばれる)及び物理ダウンリンクデータチャネル(physical downlink channel, PDSCH)(或いはダウンリンクデータチャネルと呼ばれる)に分類される。PUSCHは、端末からネットワークデバイスに送信されるデータ(或いはアップリンクデータと呼ばれる)を搬送するために使用される。PDSCHは、ネットワークデバイスから端末に送信されるデータ(或いはダウンリンクデータと呼ばれる)を搬送するために使用される。
さらに、PDCCHは、非周期的(nonperiodic)CSI-RSの送信をトリガするために、PDCCHにより搬送されるDCIを使用することにより、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal, CSI-RS)の時間領域リソース位置を更に示してもよく、PDCCHは、非周期的SRSの送信をトリガするために、PDCCHにより搬送されるDCIを使用することにより、サウンディング参照信号(sounding reference signal, SRS)の時間領域リソース位置を示してもよい、等である。例えば、PDCCHはCSI-RSの送信をトリガするために使用される。ネットワークデバイスは、PDCCHを端末に送信してもよく、PDCCHにより搬送されるDCIは、CSI-RSの時間領域リソース位置を示すために使用される。PDCCHを受信した後に、端末は、PDCCH内のDCIを復調し、DCIを使用することにより示される時間領域リソース位置において、ネットワークデバイスにより送信されたCSI-RSを受信してもよい。
CSI-RS:CSI-RSは、端末とネットワークデバイスとの間のチャネルの状態を測定するために端末により使用され、CSI-RSは、1つ以上のチャネル状態測定リソースを含んでもよい。例えば、ネットワークデバイスは、CSI-RSの時間領域リソース位置及びCSI-RSを示すために使用されるDCIを端末に送信してもよい。端末は、DCIを使用することにより示される時間領域リソース位置においてCSI-RSを受信し、CSI-RSに含まれるチャネル状態測定リソースを測定し、測定結果に基づいてチャネル状態情報(channel state information, CSI)をネットワークデバイスに報告する。
SRS:SRSは、ネットワークデバイスと端末との間のチャネルに関する情報を測定するために、ネットワークデバイスにより使用される。例えば、ネットワークデバイスは、SRSの時間領域リソース位置を示すために使用されるDCIを端末に送信してもよい。端末は、DCIを受信し、DCIを使用することにより示される時間領域リソース位置において、端末の一部又は全部のアンテナを通じてSRSをネットワークデバイスに送信する。ネットワークデバイスは、SRSを受信し、受信したSRSに基づいて、ネットワークデバイスと端末との間のチャネルに関する情報を測定する。
帯域幅部分(bandwidth part, BWP):帯域幅部分は、信号を送信するために使用される。3GPP標準では、帯域幅部分は、BWP上で送信される信号の方向に基づいて、2つのタイプ、すなわち、アップリンク帯域幅部分(uplink bandwidth part, UP BWP)及びダウンリンク帯域幅部分(downlink bandwidth part, DL BWP)に分類されてもよい。UP BWPは、端末からネットワークデバイスに送信される信号を送信するために使用してもよく、すなわち、端末は、UL BWP上でアップリンク信号を送信してもよい。ダウンリンクBWPは、ネットワークデバイスから端末に送信される信号を送信するために使用されてもよく、端末は、DL BWP上でダウンリンク信号を受信してもよい。
異なるBWPパラメータは、異なるBWPについて構成されてもよく、BWPパラメータは、BWPのnumerology(システムパラメータ又はパラメータ)を含んでもよい。numerologyは、BWPのサブキャリア間隔、BWPのスロット長及びBWPのサイクリックプレフィックス(cyclic prefix, CP)長のようなパラメータに対応する。BWPのサブキャリア間隔は、2μ×15[kHz]に等しく、μはBWPのnumerologyである。BWPのより大きいnumerologyは、BWPのより大きいサブキャリア間隔及びより短いシンボル長に対応する。例えば、BWPのサブキャリア間隔が15kHzであるとき、BWPに対応するスロット長は1msである。BWPのサブキャリア間隔が30kHzであるとき、BWPに対応するスロット長は0.5msである。
例えば、以下の表aはBWPパラメータテーブルである。表aに示すように、numerologyは、0から4までの5つの値を含んでもよく、5つの値に対応するサブキャリア間隔は、それぞれ、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz及び240kHzである。
3GPP標準では、端末が1つのセルにおいて動作するとき、1つのアクティブなUL BWP及び1つのアクティブなDL BWPのみが存在する。言い換えると、端末は、同時に1つのアクティブなUL BWP及び1つのアクティブなDL BWPにおいてのみ動作する。アクティブな変化してもよく、すなわち、BWPは、いつでも切り替えられてもよい。例えば、ネットワークデバイスは、端末のために2つのDL BWP、すなわち、DL BWP1及びDL BWP2を構成し、DL BWP1はアクティブなDL BWPである。この場合、ネットワークデバイスは、DL BWP1からDL BWP2に切り替えるように端末に指示するために、PDCCHを通じてBWP切り替え指示を送信してもよい。同様に、ネットワークデバイスは、PDCCHを使用することにより、アクティブなUL BWPに対して切り替えを実行するように端末に指示してもよい。切り替え前に使用されるBWPのnumerologyは、切り替え後に使用されるBWPのnumerologyと異なってもよい。
1つのPDCCHは、1つのスロット(slot)内で1つ以上のシンボルを占有してもよい。PDCCHにより占有されるスロット、スロット内でPDCCHにより占有されるシンボルの開始位置、及びスロット内でPDCCHにより占有されるシンボルの数は、この出願の実施形態では限定されない。任意選択で、PDCCHがデータチャネルをスケジューリングするために使用されるとき、ネットワークデバイスは、端末のためにスケジューリング情報監視機会(scheduling information monitoring occasion)を予め構成する。端末は、ネットワークデバイスにより構成されたスケジューリング情報監視機会が到達したとき、PDCCHを監視し始める。スケジューリング情報監視機会は、端末のために周期的に構成されてもよく、それにより、端末はPDCCHを周期的に監視する。
PDCCHにより占有されるスロットは、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロット、及び/又はPDCCHを使用することによりトリガされた参照信号により占有されるスロットと同じでもよく或いは異なってもよい。3GPPプロトコルでは、端末のスケジューリングモードは、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロット及び/又はPDCCHを使用することによりトリガされた参照信号により占有されるスロットとに基づいて、同一スロットスケジューリング(single slot scheduling)及びクロススロットスケジューリング(cross-slot scheduling)スケジューリングに分類される。同一スロットスケジューリングは、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネル及び/又はPDCCHを使用することによりトリガされた参照信号とが、同じスロットに位置することを示してもよい。クロススロットスケジューリングは、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネル及び/又はPDCCHを使用することによりトリガされた参照信号とが、異なるスロットに位置することを示してもよい。例えば、
PDCCHがPDSCHをスケジューリングするために使用されるとき、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCHとは、同じスロットに位置してもよく、すなわち、同一スロットスケジューリングでもよく、或いは、異なるスロットに位置してもよく、すなわち、クロススロットスケジューリングでもよい。3GPPプロトコルでは、K0は、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCHとが、同一スロットスケジューリングであるかクロススロットスケジューリングであるかを示すために使用される。K0は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCHが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。K0は値集合を有し、値集合は、端末のためにネットワークデバイスにより構成される。例えば、値集合は{0,1,2,....}でもよい。K0=0である場合、これは、PDCCH及びPDSCHが同じスロットにあり、すなわち、「同一スロットスケジューリング」であることを示す。K0>0である場合、これは、PDCCH及びPDSCHが同じスロットになく、すなわち、「クロススロットスケジューリング」であることを示す。ネットワークデバイスは、K0を端末に直接指示してもよく、或いは、端末のために時間領域リソース割り当て(time domain resource allocation, TDRA)テーブルを構成してもよい。TDRAテーブルは、インデックス(index)及びインデックスに対応するK0を含む。ネットワークデバイスは、K0を端末に間接的に指示するためにインデックスを端末に指示してもよい。
例えば、以下の表1は、PDCCHがPDSCHをスケジューリングするために使用されるとき、端末のためにネットワークデバイスにより構成されるTDRAテーブルの概略図である。TDRAテーブルは、インデックスとK0との間の対応関係を含む。表1に示すように、インデックスが0であるとき、K0は0であり、インデックスが1であるとき、K0は1であり、インデックスが2であるとき、K0は1である。ネットワークデバイスがPDCCHを使用することにより端末のためにPDSCHをスケジューリングするとき、ネットワークデバイスは、端末のために表1に示すTDRAテーブルを構成してもよい。その後、ネットワークデバイスがインデックス1を端末に指示した場合、端末は、インデックス1をインデックスとして使用することにより表1を検索し、インデックス1に対応するK0が1であると決定してもよい。したがって、PDCCH及びPDSCHは異なるスロットにあり、すなわち、クロススロットスケジューリングである。
PDCCHがPUSCHをスケジューリングするために使用されるとき、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCHとは、同じスロットに位置してもよく、すなわち、同一スロットスケジューリングでもよく、或いは、異なるスロットに位置してもよく、すなわち、クロススロットスケジューリングでもよい。3GPPプロトコルでは、K2は、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCHとが、同一スロットスケジューリングであるかクロススロットスケジューリングであるかを示すために使用される。K2は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCHが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。K2は値集合を有し、値集合は、端末のためにネットワークデバイスにより構成される。例えば、値集合は{0,1,2,....}でもよい。K2=0である場合、これは、PDCCH及びPUSCHが同じスロットにあり、すなわち、「同一スロットスケジューリング」であることを示す。K2>0である場合、これは、PDCCH及びPUSCHが同じスロットになく、すなわち、「クロススロットスケジューリング」であることを示す。ネットワークデバイスは、K2を端末に直接指示してもよく、或いは、端末のためにTDRAテーブルを構成してもよい。TDRAテーブルは、インデックス(index)及びインデックスに対応するK2を含む。ネットワークデバイスは、K2を端末に間接的に指示するためにインデックスを端末に指示してもよい。
例えば、以下の表2は、PDCCHがPUSCHをスケジューリングするために使用されるとき、端末のためにネットワークデバイスにより構成されるTDRAテーブルの概略図である。TDRAテーブルは、インデックスとK2との間の対応関係を含む。表2に示すように、インデックスが0であるとき、K2は0である。インデックスが1であるとき、K2は2である。ネットワークデバイスがPDCCHを使用することにより端末のためにPUSCHをスケジューリングするとき、ネットワークデバイスは、端末のために表2に示すTDRAテーブルを構成してもよい。その後、ネットワークデバイスがインデックス1を端末に指示した場合、端末は、インデックス1をインデックスとして使用することにより表2を検索し、インデックス1に対応するK2が2であると決定してもよい。したがって、PDCCH及びPUSCHは異なるスロットにあり、2つのスロットのオフセットを有し、すなわち、クロススロットスケジューリングである。
表1及び表2は単なる例示的な表である点に留意すべきである。表1及び表2に示す内容に加えて、表1及び表2は、他の内容を更に含んでもよく、例えば、開始及び長さ指示値(starting and length indication value)、マッピングタイプ(mapping type)等を更に含んでもよい。これは、この出願では限定されない。
PDCCHがCSI-RSをトリガするために使用されるとき、PDCCHと、PDCCHを使用することによりトリガされたCSI-RSとは、同じスロットに位置してもよく、すなわち、同一スロットスケジューリングでもよく、或いは、異なるスロットに位置してもよく、すなわち、クロススロットスケジューリングでもよい。3GPPプロトコルでは、非周期的CSI-RSトリガオフセット(triggering offset)は、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたCSI-RSとが、同一スロットスケジューリングであるかクロススロットスケジューリングであるかを示すために使用される。非周期的CSI-RSトリガオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりトリガされたCSI-RSが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。非周期CSI-RSトリガオフセットの値は、値集合{0,1,2...}に含まれてもよい。値集合は、端末のためにネットワークデバイスにより構成されてもよい。非周期的CSI-RSトリガオフセットが0に等しい場合、これは、PDCCHと、PDCCHを使用することによりトリガされたCSI-RSとが同じスロットにあり、すなわち、「同一スロットスケジューリング」であることを示す。非周期的CSI-RSトリガオフセットが0よりも大きい場合、これは、PDCCHと、PDCCHを使用することによりトリガされたCSI-RSとが異なるスロットにあり、すなわち、「クロススロットスケジューリング」であることを示す。ネットワークデバイスは、非周期的CSI-RSトリガオフセットを端末に直接指示してもよく、或いは、ネットワークデバイスは、他の方式で非周期的CSI-RSトリガオフセットを指示する。これに限定されない。
PDCCHがSRSをトリガするために使用されるとき、PDCCHと、PDCCHを使用することによりトリガされたSRSとは、同じスロットに位置してもよく、すなわち、同一スロットスケジューリングでもよく、或いは、異なるスロットに位置してもよく、すなわち、クロススロットスケジューリングでもよい。3GPPプロトコルでは、非周期的SRSトリガオフセット(triggering offset)は、PDCCHと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたSRSとが、同一スロットスケジューリングであるかクロススロットスケジューリングであるかを示すために使用される。非周期的CSI-RSトリガオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりトリガされたSRSが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。非周期CSI-RSトリガオフセットの値は、値集合{0,1,2...}に含まれてもよい。値集合は、端末のためにネットワークデバイスにより構成されてもよい。非周期的SRSトリガオフセットが0に等しい場合、これは、PDCCHと、PDCCHを使用することによりトリガされたSRSとが同じスロットにあり、すなわち、「同一スロットスケジューリング」であることを示す。非周期的SRSトリガオフセットが0よりも大きい場合、これは、PDCCHと、PDCCHを使用することによりトリガされたSRSとが異なるスロットにあり、すなわち、「クロススロットスケジューリング」であることを示す。ネットワークデバイスは、非周期的SRSトリガオフセットを端末に直接指示してもよく、或いは、ネットワークデバイスは、他の方式で非周期的SRSトリガオフセットを指示する。
例えば、PDCCHはスロット0を占有し、PDCCHは、PDSCH及びPUSCHをスケジューリングするために使用される。図1に示すように、PDSCHにより占有されるスロットの位置はK0によって変化し、PUSCHにより占有されるスロットの位置はK2によって変化する。例えば、PDCCHがPDSCH0をスケジューリングするために使用されるとき、K0=0であり、これは、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCH0により占有されるスロットとの間のスロットオフセットが0であることを示す。したがって、PDSCH0はまた、第0のスロット、すなわち、図1におけるスロット0に位置する。PDCCHがPDSCH1をスケジューリングするために使用されるとき、K0=1であり、これは、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCH1により占有されるスロットとの間のスロットオフセットが1であることを示す。したがって、PDSCH1は第(0+1=1)のスロット、すなわち、スロット1に位置する。PDCCHがPDSCH2をスケジューリングするために使用されるとき、K0=1であり、これは、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPDSCH2により占有されるスロットとの間のスロットオフセットが1であることを示す。したがって、PDSCH1は、第(0+1=1)のスロット、すなわち、スロット1に位置する。PDCCHがPUSCH0をスケジューリングするために使用されるとき、K2=2であり、これは、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCH0により占有されるスロットとの間のスロットオフセットが2であることを示す。したがって、PUSCH0は、第(0+2=2)のスロット、すなわち、スロット2に位置する。PDCCHがPUSCH1をスケジューリングするために使用されるとき、K2=2であり、これは、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたPUSCH1により占有されるスロットとの間のスロットオフセットが2であることを示す。したがって、PUSCH0は、第(0+2=2)のスロット、すなわち、スロット2に位置する。
現在、端末の電力消費を低減するために、2つの側面で最適化が実行されてもよい。1.サービスが搬送されるとき(言い換えると、データが送信される必要があるとき)、データ送信効率が改善される。2.サービスが搬送されないとき(言い換えると、データが送信される必要がないとき)、端末の電力消費が低減される。2については、国際電気通信連合無線通信部門(international telecommunication union-radiocommunicationssector, ITU-R)のレポートにおいて、端末がスリープ状態にある割合を増加させることにより、端末の電力消費が低減され得ることが述べられている。
例えば、図2に示すように、端末は、期間t1においてPDCCHを受信する。図2の左側に示すように、端末が、現在のスロット内に同一スロットスケジューリングが存在するか否かを認識しない場合(基地局により構成されたTDRAテーブルがK0=0を含む限り、同一スロットスケジューリングが存在してもよい)、データロス及び/又は信号ロスを回避するために、PDCCHを受信した後に、端末は、PDCCHを復号するときにデータ及び/又は信号をバッファする必要がある。図2の左側に示す期間t2において、端末は、データ及び/又は信号をバッファするために端末の無線周波数モジュールを常に有効にする必要がある。図2の右側に示すように、端末が、PDCCHとデータチャネルとの間でクロススロットスケジューリングが実行されることを事前に認識できる場合、現在のスロットにおいて、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネル、及び/又はPDCCHを使用することによりトリガされた参照信号は存在しない。端末がPDCCHを受信した後にPDCCHを復号するプロセスにおいて、端末は、電力を節約するために、端末の無線周波数モジュールを無効にし、如何なるデータ及び/又は信号もバッファしなくてもよい。図2の右側に示すように、期間t2に対応する斜線部は、端末のために節約される電力である。
上記の説明によれば、端末のためのデータサービスが存在しないとき、端末は、電力消費を低減するために「クロススロットスケジューリング」状態になるべきである(前提条件は全てのK0>0であることである)。端末のためのデータサービスが到達したとき、データが迅速に送信されることを確保して遅延を低減するために、端末は、「同一スロットスケジューリング」状態になるべきである。端末のスケジューリングモードが端末の現在のサービスタイプに迅速に一致することを可能にするために、動的シグナリングが、スケジューリングモードの切り替えを指示するために、例えば、TDRAテーブルにおいて「有効(valid)」サブセットを指示するために使用されてもよい。例えば、テーブルには3つの行が存在する。第1の行では、K0=0であり、最後の2つの行では、K0>0である。動的シグナリングは、最後の2つの行のみが有効であることを指示するために使用されてもよい。代替として、ネットワークデバイスは、「有効(valid)」テーブルを動的に指示するために、複数のTDRAテーブルを構成する(例えば、表1に示す複数のTDRAテーブルを構成する)。例えば、2つのTDRAテーブルが構成される。第1のTDRAテーブルでは、K0=0が存在する。第2のTDRAテーブルでは、全てのK0が≧2である。代替として、ネットワークデバイスは、K0の最小値を動的に指示する。例えば、ネットワークデバイスは、K0の最小値が3であることを動的に指示する。しかし、この解決策は、どのようにスケジューリングモードを指示するかを単に簡単に記載するが、スケジューリングモードの適用時間を詳細に指定しない。スケジューリングモードの適用時間が明示的に指定されない場合、ネットワークデバイスと端末との間でシグナリングのぶれが引き起こされる。例えば、どちらが有効であるかを動的に指示するために2つのTDRAテーブルが構成される上記の方法において、ネットワークデバイス及び端末は、特定の時点において、異なるテーブルが有効であると考える可能性がある。この問題を解決するために、この出願の実施形態は、スケジューリングモードを切り替えるための適用時間を明確にするための、スケジューリング切り替えモードを提供する。
この出願の実施形態において提供されるスケジューリング切り替え方法について、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
この出願の実施形態において提供されるスケジューリング切り替え方法は、複数のスケジューリングモードをサポートする通信システムに適用可能でもよく、例えば、第4世代(4th generation, 4G)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、第5世代(5th generation, 5G)システム、新無線(new radio, NR)システム又はNR車両対全部(vehicle-to-everything, V2X)システムのうちいずれか1つに適用可能でもよく、他の次世代通信システムに更に適用可能でもよい。これは限定されない。以下に、この出願の実施形態において提供される方法を説明するための例として、図3に示す通信システムを使用する。
図3は、この出願の実施形態による通信システムの概略図である。図3に示すように、通信システムは、ネットワークデバイス及び複数の端末(例えば、端末1及び端末2)を含んでもよい。端末は、ネットワークデバイスのカバレッジエリアに位置しもよく、ネットワークデバイスに接続される。図3に示すシステムでは、端末は、ネットワークデバイスにより送信されたPDCCHを受信してもよく、PDCCHに含まれるDCIの指示に基づいて、PUSCHをネットワークデバイスに送信してもよく或いはネットワークデバイスにより送信されたPDSCHを受信してもよく、或いは、PDCCHに含まれるDCIの指示に基づいて、ネットワークデバイスにより送信されたCSI-RSを受信してもよく或いはSRSをネットワークデバイスに報告してもよい。
ネットワークデバイスは、主に、端末のリソーススケジューリング、無線リソース管理及び無線アクセス制御のような機能を実現するように構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、小型基地局のいずれかのノード、無線アクセスポイント、送信及び受信ポイント(transmission receive point, TRP)、送信ポイント(transmission point, TP)及び他のアクセスノードでもよい。この出願の実施形態では、ネットワークデバイスの機能を実現するために使用される装置は、ネットワークデバイスでもよく、或いは、機能を実現する際にネットワークデバイスをサポートできる装置又は機能モジュール、例えば、チップシステムでもよい。以下に、ネットワークデバイスの機能を実現するために使用される装置がネットワークデバイスである例を使用することにより、この出願の実施形態において提供されるスケジューリング切り替え方法について説明する。
端末は、端末機器(terminal equipment)、ユーザ機器(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、移動端末(mobile terminal, MT)等でもよい。例えば、図3における端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、又は無線トランシーバ機能を有するコンピュータでもよく、或いは、仮想現実(virtual reality, VR)端末、拡張現実(augmented reality, AR)端末、産業用制御における無線端末、無人運転における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマート家庭、車載端末等でもよい。この出願の実施形態では、端末の機能を実現するための装置は、端末でもよく、或いは、機能を実現する際に端末をサポートできる装置、例えば、チップシステムでもよい。以下に、端末の機能を実現するための装置が端末である例を使用することにより、この出願の実施形態において提供されるスケジューリング切り替え方法について説明する。
図3に示すシステムでは、ネットワークデバイスは、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように、例えば、同一スロットスケジューリングからクロススロットスケジューリングに切り替えるように、或いは、クロススロットスケジューリングから同一スロットスケジューリングに切り替えるように、端末に指示するために、切り替え指示を端末に送信してもよい。切り替え指示を受信した後に、端末は、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定し、第2のスケジューリングモードの適用時間が到達したとき、第2のスケジューリングモードを使用することにより、データチャネルをスケジューリングしてもよく、及び/又は参照信号をトリガしてもよい。特に、第2のスケジューリングモードがクロススロットスケジューリングであるとき、端末は、電力を節約するために、端末の無線周波数モジュールを無効にする。具体的には、このプロセスについては、図5に対応する実施形態における説明を参照する。
図3は、単なる例示的なフレームワーク図である点に留意すべきである。図3に含まれるノードの数は限定されない。図3に示す機能ノードに加えて、図3に示す通信システムは、他のノード、例えば、コアネットワークデバイス、ゲートウェイデバイス又はアプリケーションサーバを更に含んでもよい。これは限定されない。
具体的な実現方式では、図4に示す端末は、図4に示す構成構造を使用してもよく、或いは、図4に示すコンポーネントを含んでもよい。
図4は、この出願の実施形態による通信装置400の概略構成図である。通信装置400は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置400は、プロセッサ401、通信線402及び通信インタフェース403を含んでもよい。さらに、通信装置400は、メモリ404を更に含んでもよい。プロセッサ401、メモリ404及び通信インタフェース403は、通信線402を通じて互いに接続されてもよい。
プロセッサ401は、中央処理装置(central processing unit, CPU)、汎用プロセッサ、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、ディジタルシグナルプロセッサ(digital signal processing, DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)又はこれらのいずれかの組み合わせでもよい。代替として、プロセッサ401は、処理機能を有するいずれかの他の装置、例えば、回路、コンポーネント又はソフトウェアモジュールでもよい。
通信線402は、通信装置400に含まれるコンポーネントの間で情報を送信するように構成される。
通信インタフェース403は、他のデバイス又は他の通信ネットワークと通信するように構成される。他の通信ネットワークは、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)等でもよい。通信インタフェース403は、無線周波数モジュール、トランシーバ、又は通信を実現できるいずれかの装置でもよい。この出願のこの実施形態では、通信インタフェース403が無線周波数モジュールである例のみが説明に使用される。無線周波数モジュールは、アンテナ、無線周波数回路等を含んでもよい。無線周波数回路は、無線周波数集積チップ、電力増幅器等を含んでもよい。
メモリ404は命令を記憶するように構成される。命令はコンピュータプログラムでもよい。
メモリ404は、静的情報及び/又は命令を記憶できる読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)又は他のタイプの静的記憶デバイスでもよく、情報及び/又は命令を記憶できるランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)又は他のタイプの動的記憶デバイスでもよく、或いは、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)、他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ光ディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体、他の磁気記憶デバイス等でもよい。
メモリ404は、プロセッサ401から独立していてもよく、或いは、プロセッサ401と統合されてもよい点に留意すべきである。メモリ404は、命令、プログラムコード、データ等を記憶するように構成されてもよい。メモリ404は、通信装置400の内部に位置してもよく、或いは、通信装置400の外部に位置してもよい。これは限定されない。
プロセッサ401は、メモリ404に記憶された命令を実行し、この出願の以下の実施形態において提供されるスケジューリング切り替え方法を実現するように構成される。例えば、通信装置400が端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップであるとき、プロセッサ401は、メモリ404に記憶された命令を実行し、この出願の以下の実施形態において端末により実行されるステップを実現してもよい。他の例では、通信装置400が機能エンティティ、機能エンティティ内のチップ又はシステム・オン・チップであるとき、プロセッサ401は、メモリ404に記憶された命令を実行し、この出願の以下の実施形態において機能エンティティにより実行されるステップを実現してもよい。
一例では、プロセッサ401は、1つ以上のCPU、例えば、図4におけるCPU0及びCPU1を含んでもよい。
任意選択の実現方式では、通信装置400は、複数のプロセッサを含む。例えば、図4におけるプロセッサ401に加えて、通信装置400は、プロセッサ407を更に含んでもよい。
任意選択の実現方式では、通信装置400は、出力デバイス405及び入力デバイス406を更に含む。例えば、入力デバイス406は、キーボード、マウス、マイクロホン、ジョイスティックのようなデバイスであり、出力デバイス405は、ディスプレイ又はスピーカ(speaker)のようなデバイスである。
通信装置400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末、埋め込みデバイス、チップシステム、又は図4におけるものと同様の構造を有するデバイスでもよい点に留意すべきである。さらに、図4に示す構成構造は、通信装置に対する限定を構成しない。図4に示すコンポーネントに加えて、通信装置は、図面に示すものよりも多くのコンポーネント又は少ないコンポーネントを含んでもよく、或いは、いくつかのコンポーネントが組み合わされてもよく、或いは、異なるコンポーネントの配置が使用されてもよい。
この出願の実施形態では、チップシステムは、チップを含んでもよく、或いは、チップ及び他のディスクリートコンポーネントを含んでもよい。
さらに、この出願の実施形態における動作、用語等については、互いに参照する。これは限定されない。この出願の実施形態では、デバイスの間で交換されるメッセージの名称、メッセージ内のパラメータの名称等は単なる例であり、他の名称も具体的な実現方式において使用されてもよい。これに限定されない。例えば、以下の実施形態における切り替え指示はまた、省電力信号(power saving signal)として記述されてもよい。これは限定されない。
以下に、図3に示す通信システムを参照して、この出願の実施形態において提供されるスケジューリング切り替え方法について説明する。
図5は、この出願の実施形態によるスケジューリング切り替え方法のフローチャートである。図5に示すように、当該方法は、ステップ501及びステップ502を含んでもよい。
ステップ501:ネットワークデバイスは、切り替え指示を端末に送信する。
ネットワークデバイスは、図3におけるネットワークデバイスでもよく、端末は、図3に示すシステムにおけるいずれかの端末でもよい。
切り替え指示は、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用されてもよい。第1のスケジューリングモードは第2のスケジューリングモードとは異なる。第1のスケジューリングモードは同一スロットスケジューリングでもよく、第2のスケジューリングモードはクロススロットスケジューリングでもよい。代替として、第1のスケジューリングモードはクロススロットスケジューリングであり、第2のスケジューリングモードは同一スロットスケジューリングである。代替として、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであるが、第1のスケジューリングモードにおいて、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットとの間のスロットオフセットは、第1のスケジューリングモードにおいて、PDCCHにより占有されるスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットとの間のスロットオフセットとは異なる。例えば、第1のスケジューリングモードではK0は1であり、第2のスケジューリングモードではK0は2である。これは、この出願では限定されない。同一スロットスケジューリング及びクロススロットスケジューリングに関する説明については、上記の説明を参照する。詳細は、再び記載しない。
可能な設計では、切り替え指示は、第2のスケジューリングモードを明確にするために使用されるインジケータを含んでもよい。インジケータは、バイナリビット番号でもよい。例えば、切り替え指示がバイナリビット0を含むとき、これは、端末のスケジューリングモードが同一スロットスケジューリングであることを示す。切り替え指示がバイナリビット1を含むとき、これは端末のスケジューリングモードがクロススロットスケジューリングであることを示す。
他の可能な設計では、切り替え指示は、第2のスケジューリングモードに対応するパラメータを含んでもよい。例えば、切り替え指示は、以下のパラメータ、すなわち、K0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、及び非周期的SRSトリガオフセットの最小値のうちいずれか1つ以上を含んでもよい。端末は、切り替え指示に含まれるパラメータに基づいて、切り替えられるべきスケジューリングモードを決定してもよい。例えば、切り替え指示がK0の最小値を含み、K0の最小値が0よりも大きい場合、端末はクロススロットスケジューリングに切り替えることを決定する。切り替え指示がK0の最小値を含み、K0の最小値が0に等しい場合、同一スロットスケジューリング及びクロススロットスケジューリングの双方が存在してもよいと決定される。切り替え指示がK0を含み、K0が0に等しい場合、端末は同一スロットスケジューリングに切り替えることを決定する。
更に他の可能な設計では、切り替え指示は、インデックス(index)を含んでもよく、インデックスは、第2のスケジューリングモードを示すために使用されてもよい。例えば、インデックス(index)は、K0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、又は非周期的SRSトリガオフセットの最小値に対応してもよい。端末は、インデックスを使用することにより、K0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、又は非周期的SRSトリガの最小値を決定してもよく、それにより、端末は、K0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、又は非周期的SRSトリガオフセットの最小値に基づいて、端末のスケジューリングモードを決定する。
例えば、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスと端末との間の通信リンクを通じて切り替え指示を端末に送信してもよい。具体的には、切り替え指示は、PDCCHを通じて端末に送信されてもよい。例えば、切り替え指示は、PDCCHを通じて送信されるDCI内のフィールドを使用することにより端末に送信されてもよく、或いは、切り替え指示は、他のシグナリングを使用することにより端末に送信されてもよい。例えば、切り替え指示は、PDSCH上で送信される媒体アクセス制御制御エレメント(media access control control element, MAC CE)を使用することにより端末に送信されてもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態では、切り替え指示の名称は限定されない点に留意すべきである。任意選択で、切り替え指示は、代替として他のメッセージと命名されてもよい。例えば、切り替え指示は、代替として省電力信号と命名されてもよい。これは、この出願では限定されない。
ステップ502:端末は、切り替え指示を受信し、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定する。
例えば、切り替え指示がPDCCHを通じて送信されたDCIを使用することにより端末に送信されたとき、端末は、ネットワークデバイスにより送信されたPDCCHを受信し、PDCCHに含まれるDCIから切り替え指示を取得してもよい。切り替え指示がPDSCH上で送信されたMAC CEを使用することにより端末に送信されたとき、端末は、ネットワークデバイスにより送信されたPDSCHを受信し、PDSCHに含まれるMAC CEから切り替え指示を取得してもよい。
第2のスケジューリングモードの適用時間は、端末が第2のスケジューリングモードを使用することによりデータチャネル(例えば、PDSCH又はPUSCH)をスケジューリングしてもよく、及び/又は参照信号(例えば、CSI-RS又はSRS)をトリガしてもよい時間、又は第2のスケジューリングモードが有効になり始める時間でもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間が到達したとき、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間が到達した後且つ次の切り替え指示が到達する前に、端末は、端末の機能モジュール(例えば、無線周波数モジュール、又はPDCCHを復調するように構成された処理モジュール)を調整し、第2のスケジューリングモードを使用することによりデータチャネルをスケジューリングしてもよく、及び/又は参照信号をトリガしてもよい。例えば、第2のスケジューリングモードがクロススロットスケジューリングであるとき、端末は、第2のスケジューリングモードの適用時間後に(或いは第2のスケジューリングモードの適用時間に)端末の無線周波数モジュールを無効にし、端末の電力を節約してもよい。
この出願のこの実施形態では、切り替え指示を送信する信頼性、端末とネットワークデバイスとの間で送信されるデータチャネルの信頼性等を確保するために、第2のスケジューリングモードの適用時間は、端末がPDCCHを正しく受信したか否か、端末がPDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルを正しく受信したか否か、及び端末によりPDCCHを処理する能力のような1つ以上の要因に基づいて決定されてもよい。具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するプロセスについては、以下の方式1~方式7を参照する。
図5に示す方式に基づいて、切り替え指示を受信した後に、端末は、切り替え後に使用されるスケジューリングモードの適用時間を明確にしてもよく、それにより、端末は、第2のスケジューリングモードの適用時間が到達したとき、第2のスケジューリングモードを使用することにより、データチャネルをスケジューリングし、及び/又は参照信号をトリガする。特に、第2のスケジューリングモードがクロススロットスケジューリングであるとき、端末が端末の省電力状態にあることを端末が想定した場合、端末は、第2のスケジューリングモードの適用時間の後の期間(例えば、端末がデータをスケジューリングするためのためにPDCCHを受信した後、且つ、端末がPDCCHの復調を完了する前の期間)に、端末の無線周波数モジュールを無効にし、省電力状態に入ってもよい。
以下に、以下の方式1~方式6を参照して、第2のスケジューリングモードの適用時間のいくつかの可能な値について説明する。
方式1:切り替え指示はPDCCHに含まれる。PDCCHは、データチャネルをスケジューリングするために、及び/又は参照信号をトリガするために使用されなくてもよく、或いは、データチャネルをスケジューリングするために、及び/又は参照信号をトリガするために使用されてもよい。これは、この出願では限定されない。
切り替え指示がPDCCHに含まれることはまた、切り替え指示がPDCCH上で搬送されること、切り替え指示がPDCCHを通じて端末に送信されること、切り替え指示がPDCCH内のDCIに含まれ且つDCI内のフィールドであること、切り替え指示がPDCCH内のDCIを使用することにより端末に送信されること、切り替え指示がPDCCH内のDCIであること等として記述されてもよい。これは、この出願では限定されない。
方式1では、PDCCHに含まれる切り替え指示の信頼性(又は精度)を確保するために、PDCCHは、対応してフィードバック情報を有してもよい。端末がPDCCHを受信すると、端末は、受信状態をネットワークデバイスにフィードバックし、それにより、ネットワークデバイスは、端末がPDCCHを正しく受信したか否かを習得する。端末がPDCCHを正しく受信していないことを習得した場合、ネットワークデバイスは、切り替え指示を含むPDCCHを再送する。
切り替え指示を含むPDCCHに対応するフィードバック情報は、PDCCHのフィードバック情報と呼ばれてもよい。PDCCHのフィードバック情報は、PUCCH又はPUSCHに含まれてもよい。PDCCHのフィードバック情報は、1つのスロット内の1つ以上のシンボルを占有してもよく、1つのシンボルは、数十マイクロ秒(us)を占有してもよい。PDCCHのフィードバック情報は、端末が切り替え指示を含むPDCCHを正しく受信したか否かを示すために使用されてもよい。PDCCHのフィードバック情報は、肯定応答(acknowledge, ACK)又は否定確認応答(non-acknowledge, NACK)でもよい。端末がPDCCHを正しく受信した場合、端末は、ACKをネットワークデバイスに送信する。そうでなく、端末が切り替え指示を含むPDCCHを正しく受信しなかった場合、端末は、NACKをネットワークデバイスに送信し、それにより、ネットワークデバイスは、切り替え指示を再送し、PDCCHに含まれる切り替え指示の信頼性を確保する。例えば、端末は、周期冗長検査(cyclic redundancy check, CRC)方式で、端末が切り替え指示を含むPDCCHを正しく受信したか否かを検証してもよい。詳細はここでは説明しない。
端末がPDCCHのフィードバック情報をネットワークデバイスに送信できないので、PDCCHに含まれる切り替え指示の信頼性が低減されるという問題を回避するために、方式1では、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替え指示を含むPDCCHのフィードバック情報が送信された後でもよい。
具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間は、以下の(1.1)、(1.2)又は(1.3)に示すように設計されてもよい。
(1.1)第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボル(symbol)である。
PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルは、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるシンボルは、特定の長さを有し、1つのシンボルの時間長は、数十マイクロ秒(us)でもよい。例えば、シンボルの時間長は71usでもよい。シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間がPDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの開始時点であるか、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルのいずれかの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの第Qのusでもよく、Qは正の整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図6aに示すように、端末は、スロット1内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを受信し、スロット1内の第12のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHのフィードバック情報をネットワークデバイスに送信する。図6aの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1内の第12のシンボルの後の第13のシンボル又は第14のシンボルでもよい。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1内の第13のシンボルであり、各シンボルの時間長は、71usである。第2のスケジューリングモードの適用時間は、具体的には、第13のシンボルの第1のusでもよく、第13のシンボルの第50のusでもよく、或いは、第13のシンボルの第71のusでもよい。これは、この出願では限定されない。
(1.2)第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットである。
PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットは、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの後の、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるスロットは、複数のシンボルを含んでもよい。例えば、1つのスロットは、12個又は14個のシンボルを含んでもよい。1つのスロットが複数のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内の開始シンボルであるか、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のいずれかの他のシンボルである。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内の第Rのシンボルでもよく、Rは正の整数である。代替として、1つのスロットが複数のシンボルを含み、1つのシンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル、例えば、第Rのシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボルのいずれかの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、シンボルの第Qのusであり、Qは整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図6bに示すように、端末は、スロット1内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを受信し、スロット1内で、切り替え指示を含むPDCCHのフィードバック情報をネットワークデバイスに送信する。図6bの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1の次のシンボル、すなわち、スロット2でもよい。例えば、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第1のシンボルでもよく、スロット2内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット2内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第1のシンボルの第1のusでもよく、或いは、スロット2内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット2内の第1のシンボルの第50のusでもよい。
(1.3)第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。
スケジューリング情報監視機会(scheduling information monitoring occasion)は、端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視する機会でもよい。スケジューリング情報監視機会は、1つのスロット内の1つ以上のシンボルを占有してもよい。これは、この出願では限定されない。端末は、スケジューリング情報監視機会が到達したとき、データチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視し始めてもよい。実際の用途では、ネットワークデバイスは、端末のために複数のスケジューリング情報監視機会を構成してもよい。2つの隣接するスケジューリング情報監視機会の間に1つ以上のスロットが存在し、それにより、端末は、データチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを周期的に監視する。
端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを検出できないので、データチャネルが正しく送信できないという問題を回避するために、第2のスケジューリングモードは、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会が到達したときに有効になり始める。第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会の開始シンボルであるか、或いは、第1のスケジューリング情報監視機会のいずれかの他のシンボルでもよい。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有し、各シンボルが何十usを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。これは、この出願では限定されない。
(1.3)において、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい点に留意すべきである。例えば、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会でもよく、Nは正の整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図6cに示すように、端末は、スロット1内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを受信し、スロット1内で、DCIを含むPDCCHのフィードバック情報をネットワークデバイスに送信する。DCIを含むPDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視の機会がスロット3に位置する場合、図6cの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間はスロット3でもよい。例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の開始シンボルでもよく、例えば、スロット3内の第1のシンボルでもよく、スロット3内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット3内の第14のシンボルでもよい。代替として、例えば、各シンボルの時間長は数十usであり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット3内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット3内の第1のシンボルの第50のusでもよい。
方式2:切り替え指示はPDCCHに含まれる。切り替え指示に加えて、PDCCHは、スケジューリング情報を更に含んでもよい。スケジューリング情報は、端末のダウンリンクデータチャネル(例えば、PDSCH)をスケジューリングするために使用される。
切り替え指示がPDCCHに含まれることはまた、切り替え指示がPDCCH上で搬送されること、切り替え指示がPDCCHを通じて端末に送信されること、切り替え指示がPDCCH内のDCIに含まれ且つDCI内のフィールドであること、切り替え指示がPDCCH内のDCIを使用することにより端末に送信されること、切り替え指示がPDCCH内のDCIであること等として記述されてもよい。これは、この出願では限定されない。
方式2では、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの信頼性を確保するために、端末は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報をネットワークデバイスに送信する必要がある。例えば、端末がPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信すると、端末は、受信状態をネットワークデバイスにフィードバックし、それにより、ネットワークデバイスは、端末がPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを正しく受信したか否かを習得する。ネットワークデバイスが、端末がPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを正しく受信しなかったことを習得した場合、ネットワークデバイスは、ダウンリンクデータチャネルを端末に再送し、ダウンリンクデータチャネルの送信信頼性を確保する。
ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、PUCCH又はPUSCHに含まれてもよい。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、1つのスロット内の1つ以上のシンボルを占有してもよく、1つのシンボルは、数十マイクロ秒(us)を占有してもよい。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、端末が切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを正しく受信したか否かを示すために使用されてもよい。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、ACK又はNACKでもよい。端末がダウンリンクデータチャネルを正しく受信した場合、端末は、ACKをネットワークデバイスに送信する。そうでなく、端末がダウンリンクデータチャネルを正しく受信しなかった場合、端末は、NACKをネットワークデバイスに送信し、それにより、ネットワークデバイスは、ダウンリンクデータチャネルを再送し、ダウンリンクデータチャネルの信頼性を確保する。具体的には、端末は、従来技術を使用することにより、端末がPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを正しく受信したか否かを決定してもよい。詳細はここでは説明しない。
端末がダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報をネットワークデバイスに送信できないので、ダウンリンクデータチャネルの信頼性が低減されるという問題を回避するために、方式2では、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報が送信された後でもよい。
具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間は、以下の(2.1)、(2.2)又は(2.3)に示すように設計されてもよい。
(2.1)第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルである。
ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。これは、この出願では限定されない。
シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間がダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの開始時点であるか、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの第Qのusでもよく、Qは正の整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図7aに示すように、端末は、スロット0内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを検出し、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは、スロット0に位置し、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、スロット1内の第12のシンボルに位置する。図7aの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1内の第12のシンボルの後の次のシンボル、例えば、スロット1内の第13のシンボル又は第14のシンボルでもよい。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1内の第13のシンボルであり、各シンボルの時間長は、71usである。第2のスケジューリングモードの適用時間は、具体的には、第13のシンボルの開始時点でもよく、例えば、第13のシンボルの第1のusでもよく、第13のシンボルの第50のusでもよく、或いは、第13のシンボルの第71のusでもよい。これは、この出願では限定されない。
(2.2)第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットである。
ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの後の、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるスロットは、複数のシンボルを含んでもよく、例えば、12個又は14個のシンボルを含んでもよい。1つのスロットが複数のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内の開始シンボルであるか、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のいずれかの他のシンボルである。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内の第Rのシンボルでもよく、Rは正の整数である。代替として、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットが複数のシンボルを含み、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点、又はダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボルの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボルの第Qのusであり、Qは整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図7bに示すように、端末は、スロット0内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを検出し、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは、スロット0に位置し、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、スロット1内の第12のシンボルに位置する。図7bの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1の次のスロットでもよく、例えば、スロット2の開始時点でもよい。具体的には、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の開始シンボルでもよく、例えば、第1のシンボルでもよく、スロット2内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット2内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第1のシンボルの開始時点でもよく、例えば、スロット2内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット2内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット2内の第1のシンボルの第50のusでもよい。
(2.3)第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。
スケジューリング情報監視機会に関する説明は方式1に記載されており、詳細はここでは再び説明しない。(2.3)において、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい点に留意すべきである。例えば、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会でもよく、Nは正の整数である。
端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを検出できないので、データチャネルが正しく送信できないという問題を回避するために、第2のスケジューリングモードは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会が到達したときに有効になり始める。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会の開始シンボルであるか、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のいずれかの他のシンボルでもよい。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有し、各シンボルが何十usを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。これは、この出願では限定されない。
例えば、図7cに示すように、端末は、スロット0内の第1のシンボル内で、切り替え指示を含むPDCCHを検出し、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルはスロット0に位置し、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報はスロット1内の第12のシンボルに位置する。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会がスロット3に位置する場合。図7cの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の開始時点又は他の時点でもよい。例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第1のシンボルでもよく、スロット3内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット3内の第14のシンボルでもよい。代替として、例えば、各シンボルの時間長は数十usであり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット3内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット3内の第1のシンボルの第71のusでもよい。
方式3:切り替え指示はPDCCHに含まれる。切り替え指示に加えて、PDCCHは、スケジューリング情報を更に含んでもよい。スケジューリング情報は、端末のアップリンクデータチャネル(例えば、PUSCH)をスケジューリングするために使用される。
切り替え指示がPDCCHに含まれることはまた、切り替え指示がPDCCH上で搬送されること、切り替え指示がPDCCHを通じて端末に送信されること、切り替え指示がPDCCH内のDCIに含まれ且つDCI内のフィールドであること、切り替え指示がPDCCH内のDCIを使用することにより端末に送信されること、切り替え指示がPDCCH内のDCIであること等として記述されてもよい。これは、この出願では限定されない。
方式3では、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルの信頼性を確保するために、第2のスケジューリングモードは、端末がPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルを受信した後に有効になる。
具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間は、以下の(3.1)、(3.2)又は(3.3)に示すように設計されてもよい。
(3.1)第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルである。
アップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルは、アップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。これは、この出願では限定されない。
シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間がアップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルの開始時点であるか、或いは、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの第Qのusでもよく、Qは正の整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図8aに示すように、端末は、スロット0内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを検出し、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルは、スロット0内の第12のシンボルに位置する。図8aの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット0内の第12のシンボルの後の次のシンボル、例えば、スロット0内の第13のシンボル又は第14のシンボルでもよい。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット0内の第13のシンボルであり、各シンボルの時間長は、71usである。第2のスケジューリングモードの適用時間は、具体的には、スロット0内の第13のシンボルの開始時点でもよく、例えば、第13のシンボルの第1のusでもよく、第13のシンボルの第50のusでもよく、或いは、第13のシンボルの第71のusでもよい。これは、この出願では限定されない。
(3.2)第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットである。
アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットは、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの後の、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるスロットは、複数のシンボルを含んでもよく、例えば、12個又は14個のシンボルを含んでもよい。1つのスロットが複数のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内の開始シンボルであるか、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のいずれかの他のシンボルである。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内の第Rのシンボルでもよく、Rは正の整数である。
アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットが複数のシンボルを含み、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点、又はアップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のシンボルの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のシンボルの第Qのusであり、Qは整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含む。図8bに示すように、端末は、スロット0内の第1のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを検出し、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルは、スロット0内の第12のシンボルに位置する。図8bの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1の次のスロットでもよく、例えば、スロット1の開始時点でもよい。具体的には、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1内の開始シンボルでもよく、例えば、スロット1内の第1のシンボルでもよく、スロット1内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット1内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット1内の第1のシンボルの開始時点でもよく、例えば、スロット1内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット1内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット1内の第1のシンボルの第71のusでもよい。
(3.3)第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。
スケジューリング情報監視機会に関する説明は方式1に記載されており、詳細はここでは再び説明しない。(3.3)において、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい点に留意すべきである。例えば、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会でもよく、Nは正の整数である。
端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを検出できないので、データチャネルが正しく送信できないという問題を回避するために、第2のスケジューリングモードは、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会が到達したときに有効になり始める。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会の開始シンボルであるか、或いは、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のいずれかの他のシンボルでもよい。代替として、第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有し、各シンボルが何十usを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。これは、この出願では限定されない。
例えば、図8cに示すように、端末は、スロット0内の第1のシンボル内で、切り替え指示を含むPDCCHを検出し、切り替え指示を含むPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルはスロット0内の第12のシンボルに位置し、アップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会はスロット2に位置する。図8cの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の開始時点又は他の時点でもよい。例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第1のシンボルでもよく、スロット2内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット2内の第14のシンボルでもよい。代替として、例えば、各シンボルの時間長は数十usであり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット2内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット2内の第1のシンボルの第71のusでもよい。
上記の方式2又は方式3では、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替え指示を含むPDCCHがデータチャネルをスケジューリングするために使用される例を使用することにより記載されている点に留意すべきである。切り替え指示を含むPDCCHが参照信号をトリガするために、例えば、CSI-RS及び/又はSRSをトリガするために更に使用されるとき、CSI-RS及び/又はSRSのトリガに影響を及ぼさないために、第2のスケジューリングモードは、CSI-RS及び/又はSRSがトリガされた後に有効になる必要があることが理解され得る。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりトリガされた参照信号により占有される最後のシンボルの次のシンボルでもよく、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりトリガされた参照信号により占有されるスロットの次のスロットでもよく、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりトリガされた参照信号により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会でもよい。
方式4:切り替え指示はPDCCHに含まれ、PDCCHは第Nのスロットにある。例えば、PDCCHは、第Nのスロット内の1つ以上のシンボルを占有してもよく、Nは整数である。切り替え指示を含むPDCCHは、データチャネル及び/又は参照信号をスケジューリングするために使用されてもよく、或いは、データチャネル及び/又は参照信号をスケジューリングするために使用されなくてもよい。これは、この出願では限定されない。
方式4では、第2のスケジューリングモードの適用時間は、端末によりPDCCHを処理速度に関係する。端末によりPDCCHを処理する速度は、PDCCHに対応するK0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、及び非周期的SRSトリガオフセットの最小値のうち1つ以上の値に関係する。例えば、端末によりPDCCHを処理する速度は、PDCCHに対応するK0の最小値に関係する。K0の最小値が比較的大きいとき、端末によりPDCCHを処理する速度は比較的遅く、第2のスケジューリングモードの適用時間は比較的遅い。K0の最小値が比較的小さいとき、端末によりPDCCHを処理する速度は比較的高く、第2のスケジューリングモードの適用時間は比較的早い。
具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間は、以下の(4.1)又は(4.2)に示すように設計されてもよい。
(4.1)第2のスケジューリングモードの適用時間は第(N+M)のスロットである。
Nは、PDCCHにより占有されるスロットの位置を示すために使用されてもよい。具体的には、Nは、PDCCHにより占有されるスロットに対応するインデックスでもよい。例えば、PDCCHにより占有されるスロットがスロット0である場合、Nは0である。
例えば、各スロットが複数のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が第(N+M)のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロット内の開始シンボル、又は第(N+M)のスロット内のいずれかの他のシンボルであり、例えば、第(N+M)のスロット内の第Rのシンボルでもよく、Rは整数である。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が第(N+M)のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点、又は第(N+M)のスロット内のシンボルの他の時点であり、例えば、第(N+M)のスロットのシンボルの第Qのusでもよく、Qは整数である。
(4.2)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視期間よりも早くない。
スケジューリング情報監視機会に関する説明は方式1に記載されており、詳細はここでは再び説明しない。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視機会よりも早くないことは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視機会の開始シンボルよりも早くないか、或いは、第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視機会のいずれかの他のシンボルよりも早くない。代替として、第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有し、各シンボルが何十usを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視機会よりも早くないことは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点も早くないか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(N+M)のスロットの第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点よりも早くない。これは、この出願では限定されない。
Mは、端末が切り替え指示を受信したときのスロットオフセットの適用可能な最小値(min value)に基づいて決定され、スロットオフセットは、データチャネル(及び/又は参照信号)をスケジューリングするために使用されるPDCCHにより占有されるスロットと、データチャネル(及び/又は参照信号)をスケジューリングするために使用されるPDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネル(及び/又は参照信号)により占有されるスロットとの間のスロットオフセットである。例えば、最小値は、K0の最小値、K2の最小値、非周期的CSI-RSトリガオフセットの最小値、又は非周期的SRSトリガオフセットの最小値でもよい。Mに対応するスロットは、最小値に対応するスロットよりも早くない。例えば、最小値は、端末のためにネットワークデバイスにより構成されたTDRAテーブルを参照して、端末に指示されてもよい。例えば、ネットワークデバイスは、端末のためにTDRAテーブルを構成し、TDRAテーブル内の複数のインデックスを端末に指示してもよく、それにより、端末は、TDRAテーブル内にあり且つ複数のインデックスに対応する複数の値から最小値を決定する。例えば、端末のためにネットワークデバイスにより構成されたTDRAテーブルが表1に示されている。ネットワークデバイスは、TDRAテーブルにおける最初の3つの行、すなわち、インデックス0、インデックス1及びインデックス2が全て有効であることを端末に指示する。したがって、表1は、最小値が0であることを決定するために照会される。
具体的には、Mと最小値との間の関係は、(4.2.1)、(4.2.2)又は(4.2.3)に示すように記述されてもよい。
(4.2.1)Mは最小値に等しい。
第2のスケジューリングモードの適用時間が、粒度としてスロットを使用することにより定義されるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Nのスロットの後の第(N+M)のスロットでもよい。例えば、切り替え指示を含むPDCCHにより占有されるスロットがスロット0であり、最小値が2である場合、第2のスケジューリングモードの適用時間はスロット2である。
各スロットが複数のシンボルを含み、第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてシンボルを使用することにより定義されるとき、Mは最小値と(各スロットに含まれるシンボルの数)との積に等しくてもよい。この場合、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替え指示を含むPDCCHにより占有される最後のシンボルの後の、切り替え指示を含むPDCCHにより占有される最後のシンボルからのオフセットが最小値と(各スロットに含まれるシンボルの数)との積であるシンボルでもよい。例えば、切り替え指示を含むPDCCHがスロット0を占有し、PDCCHにより占有される最後のシンボルがスロット0内の第5のシンボルであり、最小値が2であり、各スロットが14個のシンボルを含む場合、第2のスケジューリングモードの適用時間とスロット0内の第5のシンボルとの間に28個のシンボルのオフセットが存在する。したがって、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第10のシンボルでもよい。
(4.2.2)Mは最小値と第1の値との和に等しい。
第1の値は、更なる適用遅延と呼ばれてもよい。第1の値はスロットの単位でもよく、第1の値は1つのスロットでもよい。代替として、第1の値は、シンボルの単位でもよい。例えば、第1の値は14個のシンボル又は12個のシンボルでもよい。
第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてスロットを使用することにより定義されるとき、第1の値はスロットの単位であり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Nのスロットの後の第(N+最小値+第1の値)のスロットでもよい。例えば、切り替え指示を含むPDCCHにより占有されるスロットがスロット0であり、最小値が2である場合、第2のスケジューリングモードの適用時間はスロット3である。
各スロットが複数のシンボルを含み、第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてシンボルを使用することにより定義されるとき、第1の値はシンボルの単位であり、Mは第1の値と、最小値と(各スロットに含まれるシンボルの数)との積との和に等しくてもよい点に留意すべきである。この場合、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替え指示を含むPDCCHにより占有される最後のシンボルの後の、切り替え指示を含むPDCCHにより占有される最後のシンボルからのオフセットが第1の値と、最小値と(各スロットに含まれるシンボルの数)との積との和であるシンボルでもよい。例えば、切り替え指示を含むPDCCHがスロット0を占有し、PDCCHにより占有される最後のシンボルがスロット0内の第5のシンボルであり、最小値が2であり、各スロットが14個のシンボルを含み、第1の値が12個のシンボルである場合、第2のスケジューリングモードの適用時間とスロット0内の第5のシンボルとの間に40個のシンボルのオフセットが存在する。したがって、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第8のシンボルでもよい。
(4.2.3)Mに対応するスロットは、最小値に対応するスロットよりも早くなく、Mに対応するスロットは、第2の値に対応するスロットよりも早くない。具体的には、Mは、第2の値と最小値との間の最大値でもよい。
第2の値は、最小切り替え値と呼ばれてもよく、第2の値は、端末によりPDCCHを復調する能力に関係する。端末のより強い復調能力は、より小さい第2の値を意味し、端末のより弱い復調能力は、より大きい第2の値を意味する。第2の値はまた、端末のために現在構成されているサブキャリア間隔にも関係する。より小さいサブキャリア間隔は、より長いスロット長及びより小さい第2の値を意味する。より大きいサブキャリア間隔は、より短いスロット長及びより大きい第2の値を意味する。
第2の値は、スロットの単位でもよい。例えば、第2の値は、1(スロット)又は他の値でもよい。代替として、第1の値は、シンボルの単位でもよい。例えば、第1の値は14個のシンボル又は12個のシンボルでもよい。
第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてスロットを使用することにより定義されるとき、第2の値はスロットの単位であり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Nのスロットの後の第max(第2の値,最小値)のスロットでもよい。例えば、切り替え指示を含むPDCCHにより占有されるスロットがスロット0であり、最小値が2であり、第2の値が1である場合、第2のスケジューリングモードの適用時間はスロット2である。
各スロットが複数のシンボルを含み、第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてシンボルを使用することにより定義されるとき、第2の値はシンボルの単位であり、Mはmax(第2の値,最小値と(各スロットに含まれるシンボルの数)との積)に等しくてもよい点に留意すべきである。この場合、第2のスケジューリングモードの適用時間は、切り替え指示を含むPDCCHにより占有される最後のシンボルの後の、切り替え指示を含むPDCCHにより占有される最後のシンボルからのオフセットがmax(第2の値,最小値と(各スロットに含まれるシンボルの数)との積)であるシンボルでもよい。例えば、切り替え指示を含むPDCCHがスロット0を占有し、PDCCHにより占有される最後のシンボルがスロット0内の第5のシンボルであり、最小値が2であり、各スロットが14個のシンボルを含み、第2の値が12個のシンボルである場合、第2のスケジューリングモードの適用時間とスロット内0の第5のシンボルとの間に28個のシンボルのオフセットが存在する。したがって、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第10のシンボルでもよい。
例えば、図9aに示すように、端末は、スロット0及びスロット3内でスケジューリング情報を検出し、スロット1内の第10のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを受信する。端末が切り替え指示を含むPDCCHを受信したとき、K0の適用可能な最小値は0である。第2の値が粒度としてスロットを使用すると仮定すると、第2の値は1(シンボルの数)であり、M=max(1,K0の最小値)=1である。したがって、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(1+1)のスロット、すなわち、スロット2でもよい。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2の第1のスケジューリング情報監視機会よりも早く有効にならない。代替として、M=K0+1の最小値=1であると仮定すると、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(1+1)のスロット、すなわち、スロット2でもよい。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2の第1のスケジューリング情報監視機会よりも早く有効にならない。第2の値が粒度としてシンボルを使用し、第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてシンボルを使用し、第2の値が5つのシンボルであり、第1の値が8つのシンボルであり、各スロットが14個のシンボルを含むと仮定すると、M=max(5,0)=5である。第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第1のシンボルでもよい。代替として、M=8+K0の最小値と各スロットに含まれるシンボルの数との積=8であると仮定すると、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第4のシンボルでもよい。
他の例として、図9bに示すように、端末は、スロット0、スロット2及びスロット4内でスケジューリング情報を検出し、スロット1内の第10のシンボル上で、切り替え指示を含むPDCCHを受信する。端末が切り替え指示を含むPDCCHを受信したとき、K0の適用可能な最小値は2である。第2の値が粒度としてスロットを使用すると仮定すると、第2の値は1であり、M=max(1,K0の最小値)=2である。したがって、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(1+2)のスロット、すなわち、スロット3でもよい。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3の第1のスケジューリング情報監視機会よりも早く有効にならない。代替として、M=K0の最小値+1=3であると仮定すると、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第(1+2)のスロット、すなわち、スロット3でもよい。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第1のスケジューリング情報監視機会よりも早く有効にならない。第2の値が粒度としてシンボル使用し、第2のスケジューリングモードの適用時間が粒度としてシンボルを使用し、第2の値が5つのシンボルであり、第1の値が8つのシンボルであり、各スロットが14個のシンボルを含むと仮定すると、M=max(5,2×14)=28である。第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第10のシンボルでもよい。代替として、M=8+K0の最小値と各スロットに含まれるシンボルの数との積=28+8=36であると仮定すると、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4内の第4のシンボルでもよい。
方式4では、切り替え指示を含むPDCCHがデータチャネル及び/又は参照信号をスケジューリングするために使用されないとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置に無関係であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置に関係する点に留意すべきである。第2のスケジューリングモードの適用時間は、方式4における(4.1)又は(4.2)において決定された適用時間と、PDCCHのフィードバック情報により占有される時間領域位置の中の最も遅い時間に従う。第2のスケジューリング時間は、最も遅い時間の後に有効になる。
切り替え指示を含むPDCCHがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用されるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域とは無関係である。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置に関係する。第2のスケジューリングモードの適用時間は、方式4における(4.1)又は(4.2)において決定された適用時間と、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の中の最も遅い時間に従う。第2のスケジューリング時間は、最も遅い時間の後に有効になる。
切り替え指示を含むPDCCHがアップリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用されるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルにより占有される時間領域とは無関係である。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置に関係する。第2のスケジューリングモードの適用時間は、方式4における(4.1)又は(4.2)において決定された適用時間と、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルにより占有される時間領域位置の中の最も遅い時間に従う。第2のスケジューリング時間は、最も遅い時間の後に有効になる。
方式5:切り替え指示は媒体アクセス制御制御エレメント(media access control control element, MAC CE)に含まれ、MAC CEはPDSCHに含まれる。
MAC CEがPDSCHに含まれることはまた、MAC CEがPDSCH上で搬送されること、又はMAC CEがPDSCHを通じて端末に送信されこと等として記述されてもよい。これは、この出願では限定されない。
方式5では、端末がMAC CEを受信し、受信したMAC CEに基づいて、切り替え指示を使用することにより示されるスケジューリングモードを更に習得することを確保するために、第2のスケジューリングモードは、PDSCHのフィードバック情報により占有されるスロットの後に有効になる必要がある。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDSCHのフィードバック情報により占有されるスロットよりも遅く、第2のスケジューリングモードの適用時間とPDSCHのフィードバック情報により占有されるスロットとの間のオフセットは、第1の持続時間である。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、PDSCHのフィードバック情報により占有されるスロットの後の第1の持続時間の後である。
PDSCHのフィードバック情報は、端末がPDSCHを正しく受信したか否かを示すために使用される。第1の持続時間は、端末の物理層がPDSCHを受信し、PDSCHに含まれるMAC CEを端末のMAC層に送信する時間に関係する。例えば、第1の持続時間は、端末の物理層がPDSCHを受信し、PDSCHに含まれるMAC CEを端末のMAC層に送信する時間以上でもよい。例えば、第1の持続時間は3msでもよい。
方式6:第2のスケジューリングモードの適用時間は、データチャネルの正常な送信を確保するために、切り替え指示より遅くないスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされた全てのデータチャネルが送信された後である。
方式6では、切り替え指示は、PDCCHに含まれてもよい。PDCCHは、データチャネル及び/又は参照信号をスケジューリングするために使用されてもよく、或いは、データチャネル及び/又は参照信号をスケジューリングするために使用されなくてもよい。これは、この出願では限定されない。データチャネルはダウンリンクデータチャネル又はアップリンクデータチャネルでもよく、参照信号はCSI-RS又はSRSでもよい。
具体的には、例えば、切り替え指示よりも遅くないスケジューリング情報は、第1のスケジューリング情報であり、第2のスケジューリングモードの適用時間は、(6.1)、(6.2)又は(6.3)に記述されるように設計されてもよい。
(6.1)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルである。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるシンボルは、特定の長さを有し、1つのシンボルの時間長は、数十usでもよい。例えば、シンボルの時間長は71usでもよい。シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルの開始時点であるか、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される最後のシンボルの次のシンボルの第Qのusでもよく、Qは正の整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであり、第1のスケジューリングモードにおけるK0は2であり、第2のスケジューリングモードにおけるK0は1である。例えば、スケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。図10aに示すように、端末は、スロット1内で切り替え指示を検出する。切り替え指示の前に(切り替え指示が位置する時間領域位置を含む)、スケジューリング情報1が存在する。スケジューリング情報1はスロット0に位置し、スケジューリング情報1を使用することにより呼び出されたデータチャネルは、スロット2内の第5のシンボル~第14のシンボルに位置する。図10aの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第14のシンボルの後の次のシンボルでもよく、例えば、スロット3内の第1のシンボルでもよい。例えば、各シンボルの時間長は71usである。第2のスケジューリングモードの適用時間は、具体的には、スロット3内の第1のシンボルの開始時点、例えば、スロット3内の第1のシンボルの第1のus、スロット3内の第1のシンボルの第50のus、又はスロット3内の第1のシンボルの第71のusでもよい。これは、この出願では限定されない。図10aの破線により示す位置の前に、第1のスケジューリングモードがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。例えば、破線の前に、スケジューリング情報1がスロット0にあり、スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット2で受信され、スケジューリング情報2を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット4で受信される。破線の後に、スケジューリング情報3を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット5で受信される。
(6.2)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットである。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの後の、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるスロットは、複数のシンボルを含んでもよい。例えば、1つのスロットは、12個又は14個のシンボルを含んでもよい。1つのスロットが複数のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内の開始シンボルであるか、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内の他のシンボルである。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内の第Rのシンボルでもよく、Rは正の整数である。代替として、1つのスロットが複数のシンボルを含み、1つのシンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有されるスロットの次のスロット内のシンボルの第Qのus(開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)であり、Qは整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであり、第1のスケジューリングモードにおけるK0は2であり、第2のスケジューリングモードにおけるK0は1である。例えば、スケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。図10bに示すように、端末は、スロット1内で切り替え指示を検出する。切り替え指示の前に(切り替え指示が位置する時間領域位置を含む)、スケジューリング情報1が存在する。スケジューリング情報1はスロット0に位置し、スケジューリング情報1を使用することにより呼び出されたデータチャネルは、スロット2内の第5のシンボル~第10のシンボルに位置する。図10bの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2の次のスロットでもよく、例えば、スロット3の開始時点でもよい。具体的には、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の開始シンボルでもよく、例えば、スロット3内の第1のシンボルでもよく、スロット3内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット3内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第1のシンボルの開始時点でもよく、例えば、スロット3内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット3内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット3内の第1のシンボルの第71のusでもよい。図10bの破線により示す位置の前に、第1のスケジューリングモードがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。例えば、破線の前に、スケジューリング情報1がスロット0にあり、スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット2で受信され、スケジューリング情報2を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット4で受信される。破線の後に、スケジューリング情報3を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット5で受信される。
(6.3)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。
スケジューリング情報監視機会に関する説明は方式1に記載されており、詳細はここでは再び説明しない。(6.3)において、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい点に留意すべきである。例えば、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会でもよく、Nは正の整数である。
端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを検出できないので、データチャネルが正しく送信できないという問題を回避するために、第2のスケジューリングモードは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会が到達したときに有効になり始める。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会の開始シンボルであるか、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会内のいずれかの他のシンボルでもよい。代替として、第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有し、各シンボルが何十usを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。これは、この出願では限定されない。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであり、第1のスケジューリングモードにおけるK0は2であり、第2のスケジューリングモードにおけるK0は1である。例えば、スケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。図10cに示すように、端末は、スロット1内で切り替え指示を検出する。切り替え指示の前に(切り替え指示が位置する時間領域位置を含む)、スケジューリング情報1が存在する。スケジューリング情報1はスロット0に位置し、スケジューリング情報1を使用することにより呼び出されたデータチャネルは、スロット2内の第5のシンボル~第10のシンボルに位置する。スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたデータチャネルにより占有される時間領域位置の第1のスケジューリング情報監視機会はスロット4に位置する。図10cの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4の開始時点でもよい。具体的には、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4内の開始シンボルでもよく、例えば、スロット4内の第1のシンボルでもよく、スロット4内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット4内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4内の第1のシンボルの開始時点でもよく、例えば、スロット4内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット4内の第1シンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット4内の第1のシンボルの第71のsでもよい。図10cの破線により示す位置の前に、第1のスケジューリングモードがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。例えば、破線の前に、スケジューリング情報1がスロット0にあり、スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット2で受信され、スケジューリング情報2を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット4で受信される。破線の後に、スケジューリング情報3を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット5で受信される。
方式6では、スケジューリング情報がダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用されるとき、ダウンリンクデータチャネルの送信信頼性を確保するために、端末がスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報を送信した後に、第2のスケジューリングモードが有効になる。具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間は、(6.4)、(6.5)又は(6.6)において記述されるものでもよい。
(6.4)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルである。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルに隣接するシンボルでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの後のいずれかのシンボルでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるシンボルは、特定の長さを有し、1つのシンボルの時間長は、数十usでもよい。例えば、シンボルの時間長は71usでもよい。シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの開始時点であるか、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルのいずれかの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される最後のシンボルの次のシンボルの第Qのusでもよく、Qは正の整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであり、第1のスケジューリングモードにおけるK0は2であり、第2のスケジューリングモードにおけるK0は1である。例えば、スケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。図11aに示すように、端末は、スロット1内で切り替え指示を検出する。切り替え指示の前に(切り替え指示が位置する時間領域位置を含む)、スケジューリング情報1が存在する。スケジューリング情報1はスロット0に位置し、スケジューリング情報1を使用することにより呼び出されたダウンリンクデータチャネルは、スロット2内の第1のシンボル~第7のシンボルに位置する。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、スロット2内の第12のシンボルに位置する。図11aの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2内の第12のシンボルの後の次のシンボルでもよく、例えば、スロット2内の第13のシンボルでもよい。例えば、各シンボルの時間長は71usである。第2のスケジューリングモードの適用時間は、具体的には、スロット2内の第13のシンボルの開始時点、例えば、スロット2内の第13のシンボルの第1のus、スロット2内の第13のシンボルの第50のus、又はスロット2内の第13のシンボルの第71のusでもよい。これは、この出願では限定されない。図11aの破線により示す位置の前に、第1のスケジューリングモードがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。例えば、破線の前に、スケジューリング情報1がスロット0にあり、スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット2で受信され、スケジューリング情報2を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット4で受信される。破線の後に、スケジューリング情報3を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット5で受信される。
(6.5)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットである。
第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの次のスロットは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの後の、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットに隣接するスロットでもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの後のいずれかのスロットでもよい。これは、この出願では限定されない。
この出願のこの実施形態におけるスロットは、複数のシンボルを含んでもよい。例えば、1つのスロットは、12個又は14個のシンボルを含んでもよい。1つのスロットが複数のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの次のスロット内の開始シンボルであるか、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの次のスロット内の他のシンボルである。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有されるスロットの次のスロット内の第Rのシンボルでもよく、Rは正の整数である。代替として、1つのスロットが複数のシンボルを含み、1つのシンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロットであることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有されるスロットの次のスロット内のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、シンボル(開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の第Qのusであり、Qは整数である。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであり、第1のスケジューリングモードにおけるK0は2であり、第2のスケジューリングモードにおけるK0は1である。例えば、スケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。図11bに示すように、端末は、スロット1内で切り替え指示を検出する。切り替え指示の前に(切り替え指示が位置する時間領域位置を含む)、スケジューリング情報1が存在する。スケジューリング情報1はスロット0に位置し、スケジューリング情報1を使用することにより呼び出されたダウンリンクデータチャネルは、スロット2内の第1のシンボル~第7のシンボルに位置する。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、スロット2内の第12のシンボルに位置する。図11bの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット2の次のスロットでもよく、例えば、スロット3の開始時点でもよい。具体的には、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の開始シンボルでもよく、例えば、スロット3内の第1のシンボルでもよく、スロット3内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット3内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット3内の第1のシンボルの開始時点でもよく、例えば、スロット3内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット3内の第1のシンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット3内の第1のシンボルの第71のusでもよい。図11bの破線により示す位置の前に、第1のスケジューリングモードがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。例えば、破線の前に、スケジューリング情報1がスロット0にあり、スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット2で受信され、スケジューリング情報2を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット4で受信される。破線の後に、スケジューリング情報3を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット5で受信される。
(6.6)第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会である。
スケジューリング情報監視機会に関する説明は方式1に記載されており、詳細はここでは再び説明しない。(6.6)において、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後に最初に現れるスケジューリング情報監視機会でもよく、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後のいずれかの他のスケジューリング情報監視機会でもよい点に留意すべきである。例えば、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第Nのスケジューリング情報監視機会でもよく、Nは正の整数である。
端末がデータチャネルをスケジューリングするために使用されるPDCCHを検出できないので、データチャネルが正しく送信できないという問題を回避するために、第2のスケジューリングモードは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会が到達したときに有効になり始める。
第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会の開始シンボルであるか、或いは、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会内のいずれかの他のシンボルでもよい。代替として、第1のスケジューリング情報監視機会が複数のシンボルを占有し、各シンボルが何十usを占有するとき、第2のスケジューリングモードの適用時間が、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会であることは、以下を含んでもよい。第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)の開始時点であるか、或いは、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第1のスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのフィードバック信号により占有される時間領域位置の後の第1のスケジューリング情報監視機会のシンボル(例えば、開始シンボル又はいずれかの他のシンボル)のいずれかの他の時点である。これは、この出願では限定されない。
例えば、各スロットは14個のシンボルを含み、第1のスケジューリングモード及び第2のスケジューリングモードの双方はクロススロットスケジューリングであり、第1のスケジューリングモードにおけるK0は2であり、第2のスケジューリングモードにおけるK0は1である。例えば、スケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。図11cに示すように、端末は、スロット1内で切り替え指示を検出する。切り替え指示の前に(切り替え指示が位置する時間領域位置を含む)、スケジューリング情報1が存在する。スケジューリング情報1はスロット0に位置し、スケジューリング情報1を使用することにより呼び出されたダウンリンクデータチャネルは、スロット2内の第1のシンボル~第7のシンボルに位置する。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報は、スロット2内の第14のシンボルに位置する。ダウンリンクデータチャネルのフィードバック情報により占有される時間領域位置の第1のスケジューリング情報監視機会(スケジューリング情報3)はスロット4に位置する。図11cの破線により示すように、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4の開始時点でもよい。具体的には、スロットが14個のシンボルを含むとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4内の開始シンボルでもよく、例えば、スロット4内の第1のシンボルでもよく、スロット4内の第10のシンボルでもよく、或いは、スロット4内の第14のシンボルでもよい。代替として、各シンボルの時間長が数十usであるとき、第2のスケジューリングモードの適用時間は、スロット4内の第1のシンボルの開始時点でもよく、例えば、スロット4内の第1のシンボルの第1のusでもよく、スロット4内の第1シンボルの第10のusでもよく、或いは、スロット4内の第1のシンボルの第71のsでもよい。図11cの破線により示す位置の前に、第1のスケジューリングモードがダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用される。例えば、破線の前に、スケジューリング情報1がスロット0にあり、スケジューリング情報1を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット2で受信され、スケジューリング情報2を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット4で受信される。破線の後に、スケジューリング情報3を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルがスロット5で受信される。
方式6では、切り替え指示よりも遅くないスケジューリング情報を使用することによりスケジューリングされた全てのダウンリンクデータチャネルが送信された後に、第2のスケジューリングモードが有効になることを確保するために、第1のスケジューリング情報は、具体的には、切り替え指示よりも遅くない全てのスケジューリング情報内の最後に送信されるダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするスケジューリング情報でもよい。
方式1~方式6において第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するためのルールは、プロトコルにおいて予め指定されてもよい点に留意すべきである。端末が切り替え指示を含むPDCCHを受信すると、端末は、プロトコルを検索し、プロトコルに従って第2のスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい。さらに、方式1~方式6のうちいずれか1つ又は組み合わせが、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するために使用されてもよく、すなわち、方式1~方式6のうちいずれか1つ以上において決定された時間の中の最も遅い時間が、第2のスケジューリングモードの適用時間として使用されてもよい。例えば、方式1の(1.1)に示す時間、方式2の(2.1)に示す時間及び方式4の(4.1)に示す時間のうち最も遅い時間が、第2のスケジューリングモードの適用時間として使用されてもよい。代替として、方式1の(1.1)に示す時間、方式2の(2.1)に示す時間、方式3の(3.1)に示す時間、方式4の(4.1)に示す時間、方式5に示す時間、方式6の(6.1)に示す時間等のうち最も遅い時間が、第2のスケジューリングモードの適用時間として使用される。
上記の方式1~方式6に加えて、ネットワークデバイスは、以下の方式7に記載のように、動的シグナリングを通じて、第2のスケジューリングモードの適用時間を端末に更に指示してもよい。
方式7:端末は、ネットワークデバイスにより送信された適用指示を受信し、適用指示は、第2のスケジューリングモードの適用時間を示すために使用されてもよく、端末は、適用指示に基づいて第2のスケジューリングモードの適用時間を決定する。
適用指示は、PDCCH又はPDSCHに含まれてもよい。例えば、適用指示は、PDCCH内のDCI又はPDCCHに含まれるDCIでもよく、或いは、適用指示は、PDSCH内のMAC CE又はPDSCHに含まれるMAC CEでもよい。これは、この出願では限定されない。
このように、ネットワークデバイスは、第2のスケジューリングモードの適用時間を端末に指示してもよい。これは実現するのが簡単且つ容易である。
この出願のこの実施形態では、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定した後に、第2のスケジューリングモードの適用時間が到達したとき、或いは第2のスケジューリングモードの適用時間の後に、端末は、第2のスケジューリングモードを使用することにより、データチャネル及び/又は参照信号をスケジューリングしてもよい点に留意すべきである。端末が新たな切り替え指示を再び受信し、新たな切り替え指示が第2のスケジューリングモードから第1のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される場合にのみ、端末は、第2のスケジューリングモードを停止する。
上記の解決策において第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するための方法は、端末が動作するBWPのサブキャリア間隔が変化しないままであるシナリオに適用可能でもよい。実際の用途では、端末が動作するBWP(アップリンクBWP及び/又はダウンリンクBWP)は切り替えられてもよい。切り替え後に使用されるBWPのnumerologyは、切り替え前に使用されるBWPのnumerologyとは異なってもよい。切り替え後に使用されるBWPのサブキャリア間隔は、切り替え前に使用されるBWPのサブキャリア間隔とは異なってもよい。
BWPのサブキャリア間隔が異なるとき、BWPに対応するスロット長は異なる。したがって、端末のスケジューリングモードが切り替えられたとき、端末が動作するBWPも切り替えられた場合、上記の方式で決定された適用時間は、BWPのシステムパラメータに基づいて調整され、第2のスケジューリングモードの適用時間を取得する必要がある。具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するプロセスについて、以下の通り説明する。
ステップ501における切り替え指示がPDCCHに含まれ、切り替え指示が第1のBWPから第2のBWPに切り替えるように端末に指示するために更に使用されるとき、端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及びターゲット係数に基づいて、ターゲットBWP上の第2のスケジューリングモードの適用時間を決定する。
適用可能な最小スロットオフセットは、端末が切り替え指示を受信したときのK0の適用可能な最小値でもよい。
Nは自然数である。例えば、Nは0又は1でもよい。
ターゲット係数は、ターゲットBWPのnumerology及び第1のダウンリンクBWPのnumerologyに基づいて決定される。第1のダウンリンクBWPは、端末が切り替え指示を受信したときのアクティブなダウンリンクBWPである。
ターゲットBWPはアップリンクBWPでもよく、或いは、ダウンリンクBWPでもよい。第2のスケジューリングモードが、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルが位置するスロットとの間のオフセットを示すために使用されるとき、ターゲットBWPはアップリンクBWPである。第2のスケジューリングモードが、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルが位置するスロットとの間のオフセットを示すために使用されるとき、ターゲットBWPはダウンリンクBWPである。
例えば、ターゲットBWPは、スケジューリングモード及びBWP切り替え状態に基づいて決定されてもよい。例えば、
第1のBWPは第1のダウンリンクBWPであり、第2のBWPは第2のダウンリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のダウンリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のダウンリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第2のダウンリンクBWPである。
第1のBWPは第1のダウンリンクBWPであり、第2のBWPは第2のダウンリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のアップリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のアップリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第1のアップリンクBWPである。
第1のBWPは第1のアップリンクBWPであり、第2のBWPは第2のアップリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のダウンリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のダウンリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第1のダウンリンクBWPである。
第1のBWPは第1のアップリンクBWPであり、第2のBWPは第2のアップリンクBWPであり、第1のスケジューリングモードは第1のアップリンクスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードは第2のアップリンクスケジューリングモードであり、ターゲットBWPは第2のアップリンクBWPである。
例えば、ターゲット係数は、
に等しくてもよく、μ
TはターゲットBWPのパラメータnumerologyであり、μ
1は第1のダウンリンクBWPのnumerologyである。代替として、ターゲット係数は
に等しい等として記述されてもよい。これは限定されない。
例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は第Qのスロットよりも早くない。例えば、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Qスロットの開始位置又は第Qスロット内の開始シンボルでもよい。代替として、第2のスケジューリングモードの適用時間は、第Qスロット内のいずれかの他のシンボル、第Qスロットの後の他のスロット等でもよい。これは限定されない。
Qは
に等しい。Mは適用可能な最小スロットオフセットに等しいか、Mは適用可能な最小スロットオフセットと第1の値との和に等しいか、或いは、Mは第2の値と適用可能な最小スロットオフセットとの間の最大値である。
上記のように、第1の値は1でもよく、第2の値は1でもよい。M=K0の最小値であり、M=max[1,K0の最小値]又はM=K0の最小値+1である。
端末は、アップリンクスケジューリングモード、ダウンリンクスケジューリングモード、アップリンクBWP及びダウンリンクBWPが切り替えられるシナリオにおいて、上記の方式を参照して、切り替えられるスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい点に留意すべきである。詳細は説明しない。
以下に、以下の場合1~場合5を参照して、端末のスケジューリングモード及び端末が動作するBWPが切り替えられるシナリオにおけるスケジューリングモードの適用時間を説明するために、M=max[1,K0の最小値]を例として使用する。
場合1:ネットワークデバイスから端末により受信された切り替え指示は、第1のダウンリンクスケジューリングモードから第2のダウンリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用され、第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWPに切り替えるように端末に指示するために使用される。
端末が第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第2のダウンリンクBWP上の第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定する。
例えば、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、第
のスロットよりも早くなく、すなわち、端末は、第2のダウンリンクBWPのスロット
よりも早くないときに第2のダウンリンクスケジューリングモードを使用する。
K0
minは端末が第1のダウンリンクBWP上で切り替え指示を受信したときのK0の適用可能な最小値であり、μ
DL,newは第2のダウンリンクBWPのnumerologyであり、μ
DL,oldは第1のダウンリンクBWPのnumerologyであり、
は天井演算を表す。
例えば、端末により現在アクティブにされているダウンリンクBWPはDL BWP1であり、DL BWP1のnumerologyは1であり、DL BWP1のサブキャリア間隔は30kHzである。端末がスロットnにおいて切り替え指示を含むPDCCHを受信し、切り替え指示が第1のダウンリンクスケジューリングモードから第2のダウンリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示する(例えば、K0の新たな最小値を示す)ためにのみ使用されるが、BWP切り替えを指示しない場合、端末に対応するK0の現在適用可能な最小値が2であると仮定すると、図11dに示すように、DL BWP1上で、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、第(n+max(1,2))のスロットよりも早くなく、例えば、第(n+2)のスロットの開始位置でもよい。切り替え指示がDL BWP1からDL BWP2に切り替えるように端末に指示するために更に使用され、DL BWP2のnumerologyが0であり、DL BWP1のサブキャリア間隔が15kHzである場合、図11dに示すように、DL BWP2のスロット長はDL BWP1の長さの2倍であるので、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、DL BWP2の第
のスロットであり、例えば、DL BWP2の第
のスロットの開始位置である。
他の例として、端末に対応するK0の現在適用可能な最小値が3であると仮定すると、図11dに示すように、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、DL BWP1上の第(n+max(1,3))のスロットであり、例えば、第(n+3)のスロットの開始位置でもよい。切り替え指示がDL BWP1からDL BWP2に切り替えるように端末に指示するために更に使用され、DL BWP2のnumerologyが0であり、DL BWP1のサブキャリア間隔が15kHzである場合、図11dに示すように、DL BWP2のスロット長はDL BWP1の長さの2倍であるので、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、DL BWP2上の第
のスロットであり、例えば、DL BWP2上の第
のスロットの開始位置である。
場合2:ネットワークデバイスから端末により受信された切り替え指示は、第1のアップリンクスケジューリングモードから第2のアップリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用され、第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替えるように端末に指示するために使用される。
端末が第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第2のアップリンクBWP上の第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定する。
例えば、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、第
のスロットよりも早くなく、すなわち、端末は、第2のアップリンクBWP上でスロット
よりも早くないときに第2のアップリンクスケジューリングモードを使用する。
K0
minは端末が第1のダウンリンクBWP上で切り替え指示を受信したときのK0の適用可能な最小値であり、μ
UL,newは第2のアップリンクBWPのnumerologyであり、μ
DL,oldは第1のダウンリンクBWPのnumerologyであり、
は天井演算を表す。
例えば、端末により現在アクティブにされているアップリンクBWPはUL BWP1であり、ダウンリンクBWPはDL BWP1であり、UL BWP1及びDL BWP1のnumerologyは1であり、サブキャリア間隔は30kHzである。端末がスロットnにおいて切り替え指示を含むPDCCHを受信し、切り替え指示が第1のアップリンクスケジューリングモードから第2のアップリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示する(例えば、K2の新たな最小値を示す)ためにのみ使用されるが、BWP切り替えを指示しない場合、端末に対応するK0の現在適用可能な最小値が2であると仮定すると、図11eに示すように、UL BWP1上で、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、第(n+2))のスロットよりも早くなく、例えば、第(n+2)のスロットの開始位置でもよい。切り替え指示がUL BWP1からUL BWP2に切り替えるように端末に指示するために更に使用され、UL BWP2のnumerologyが0であり、UL BWP1のサブキャリア間隔が15kHzである場合、図11eに示すように、UL BWP2のスロット長はUL BWP1の長さの2倍であるので、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、UL BWP2の第
のスロットであり、例えば、UL BWP2の第
のスロットの開始位置である。
他の例として、端末に対応するK0の現在適用可能な最小値が3であると仮定すると、図11dに示すように、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、UL BWP1上の第(n+3)のスロットであり、例えば、第(n+3)のスロットの開始位置でもよい。切り替え指示がUL BWP1からUL BWP2に切り替えるように端末に指示するために更に使用され、UL BWP2のnumerologyが0であり、UL BWP1のサブキャリア間隔が15kHzである場合、図11dに示すように、UL BWP2のスロット長はUL BWP1の長さの2倍であるので、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、UL BWP2上の第
のスロットであり、例えば、UL BWP2上の第
のスロットの開始位置である。
場合3:切り替え指示は、第1のダウンリンクスケジューリングモードから第2のダウンリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用され、第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替えるように端末に指示するために使用される。
場合3では、ネットワークデバイスは、ダウンリンクスケジューリングモード切り替え及びアップリンクBWP切り替えを指示する。この場合、ダウンリンクBWPは切り替えられず、端末が動作するダウンリンクBWPは、依然として端末が切り替え指示を受信したときにアクティブにされている第1のダウンリンクBWPである。したがって、端末が第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第1のダウンリンクBWP上の第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定する。
例えば、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、第1のダウンリンクBWP上の第
のスロットよりも早くなく、
であり、すなわち、端末は、第1のダウンリンクBWP上でスロットN+max(1,K0
min)よりも早くないときに第2のダウンリンクスケジューリングモードを使用する。
K0minは端末が第1のダウンリンクBWP上で切り替え指示を受信したときのK0の適用可能な最小値であり、μDL,oldは第1のダウンリンクBWPのnumerologyである。
場合3では、切り替え指示は、第1のアップリンクスケジューリングモードから第2のアップリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために更に使用されてもよい。この場合、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、場合2を参照して決定されてもよい。例えば、端末が第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第2のアップリンクBWP上の第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定する。
具体的には、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、第
のスロットよりも早くなく、すなわち、端末は、第2のアップリンクBWP上でスロット
よりも早くないときに第2のダウンリンクスケジューリングモードを使用する。
場合4:切り替え指示は、第1のアップリンクスケジューリングモードから第2のアップリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用され、第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWPに切り替えるように端末に指示するために使用される。
場合4では、ネットワークデバイスは、アップリンクスケジューリングモード切り替え及びダウンリンクBWP切り替えを指示する。この場合、アップリンクBWPは切り替えられず、端末が動作するアップリンクBWPは、依然として端末が切り替え指示を受信したときにアクティブにされている第1のアップリンクBWPである。したがって、端末が第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定することは、以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第1のアップリンクBWP上の第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定する。
例えば、第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、第1のアップリンクBWP上の第
のスロットよりも早くなく、すなわち、端末は、第1のアップリンクBWP上でスロット
よりも早くないときに第2のアップリンクスケジューリングモードを使用する。
K0minはK0の適用可能な最小値であり、μDL,oldは第1のダウンリンクBWPのnumerologyである。
場合4では、切り替え指示は、第1のダウンリンクスケジューリングモードから第2のダウンリンクスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために更に使用されてもよい。この場合、端末が場合1を参照して第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定してもよいことは以下を含む。端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第2のダウンリンクBWP上の第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定する。
例えば、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間は、第
のスロットよりも早くなく、すなわち、端末は、第2のダウンリンクBWP上でスロット
よりも早くないときに第2のダウンリンクスケジューリングモードを使用する。
場合5:端末は、第1のダウンリンクスケジューリングモードから第2のダウンリンクスケジューリングモードに切り替え、第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWPに切り替え、第1のアップリンクスケジューリングモードから第2のアップリンクスケジューリングモードに切り替え、第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替える。
端末は、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第2のダウンリンクBWP上の第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間を決定し、PDCCHが位置するスロットN、適用可能な最小スロットオフセット及び係数
に基づいて、第2のアップリンクBWP上の第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい。
言い換えると、第2のダウンリンクスケジューリングモードの適用時間及び第2のアップリンクスケジューリングモードの適用時間は、場合1及び場合2に記載のプロセスを参照して決定されてもよい。詳細は再び説明しない。
場合1~場合5では、端末は周波数分割複信(frequency division duplexing, FDD)システムに位置してもよい点に留意すべきである。場合5では、端末は、時分割複信(time division duplexing, TDD)システムに位置してもよい。TDDシステムでは、アップリンクBWP及びダウンリンクBWPはペアで切り替えられる。アップリンクBWPが切り替えられると、ダウンリンクBWPは確実に切り替えられる。言い換えると、同時に、アップリンクBWPが切り替えられた場合、ダウンリンクBWPは必然的に切り替えられる。FDDシステムでは、アップリンクBWP切り替え及びダウンリンクBWP切り替えが切り離され、アップリンクBWP切り替え又はダウンリンクBWP切り替えは同時に実行されてもよい。
さらに、ネットワークデバイスにより端末に指示される内容は、この出願のこの実施形態では限定されない。スケジューリングモードを切り替えるように及び/又はBWPを切り替えるように端末を指示することに加えて、ネットワークデバイスにより端末に送信される切り替え指示は、以下のパラメータ、すなわち、端末のPDCCHスキップ(skipping)、端末がPDCCHを監視する周期、端末のマルチインプット・マルチアウトプット(multi-input multi-out, MIMO)パラメータ、端末により監視される探索空間及び/又はCORESET等のうち1つ以上を示すために更に使用されてもよい。ネットワークデバイスにより指示された1つ以上のパラメータを受信した後に、端末は、これらのパラメータの適用時間を決定し、決定された適用時間が到達したとき、これらのパラメータを使用してもよい。
具体的には、1つ以上のパラメータの適用時間は、第2のスケジューリングモードの適用時間と同じでもよい。例えば、端末のBWPが切り替えられないとき、上記の1つ以上のパラメータの適用時間は、第(N+max(1,K0の最小値))のスロットよりも早くなくてもよく、Nは、端末により受信された切り替え指示を含むPDCCHが位置するスロットである。
PDCCHスキップは、端末がデータをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視するために、1つ以上のスロット/サブフレーム/監視機会(monitor occasion, MO)をスキップすることを示してもよい。
端末がPDCCHを監視する周期は、端末がデータをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視する周期でもよい。
端末のMIMOパラメータは、端末の送信/受信アンテナ(antenna)の数、アンテナポート(antenna port)の数、トランスポート層(layer)の数又はトランスポート層の最大数でもよい。
端末により監視される探索空間(search space)及び/又はCORESETは、データをスケジューリングするために使用されるPDCCHを監視するために端末により監視される必要があるCORESET及び/又は探索空間を示してもよい。
この出願の実施形態では、ネットワークデバイスは、BWPの最小スロットオフセットを端末に指示してもよく、それにより、端末は、ネットワークデバイスの指示に基づいてデータチャネルをスケジューリングする。具体的には、当該プロセスは以下のステップを含んでもよい。
端末は、ネットワークデバイスにより送信された最小スロットオフセット指示情報を受信する。最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを示すために使用される。端末は、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、ターゲットBWPのnumerologyに基づく。
ターゲットBWPはアップリンクBWPでもよく、或いは、ダウンリンクBWPでもよい。これは限定されない。さらに、ターゲットBWPは、端末が最小スロットオフセット指示情報を受信したときのアクティブなアップリンクBWP又はアクティブなダウンリンクBWPでもよく、或いは、端末が切り替えられるべきアップリンクBWP又はダウンリンクBWPでもよい。
ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、ターゲットBWP上でPDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが位置するスロットとの間のスロットオフセットでもよい。ターゲットBWPがアップリンクBWPであるとき、ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、アップリンクBWP上でPDCCHを使用することによりスケジューリングされたアップリンクデータチャネルが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。ターゲットBWPがダウンリンクBWPであるとき、ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、ダウンリンクBWP上でPDCCHを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルが位置するスロットとの間のスロットオフセットである。
ターゲットBWPの最小スロットオフセットがターゲットBWPのnumerologyに基づくことはまた、ターゲットBWPの最小スロットオフセットがターゲットBWPのnumerologyに対応すること、ターゲットBWPの最小スロットオフセットがターゲットBWPのnumerologyに関連すること、ターゲットBWPの最小スロットオフセットがターゲットBWPのnumerologyに関係すること、ターゲットBWPの最小スロットオフセットがターゲットBWPのnumerologyを参照として使用すること等として記述されてもよい。
端末により最終的に決定されるターゲットBWPの最小スロットオフセットは、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが位置するスロットとの間にある、ターゲットBWPのオフセットの持続時間でもよい。端末により最終的に決定されるターゲットBWPの最小スロットオフセットの単位はmsでもよい。
例えば、ターゲットBWPのnumerologyが1であり、ターゲットBWPのサブキャリア間隔が30kHzであり、ターゲットBWPの1つのスロットの長さが0.5msであると仮定する。この場合、最小スロットオフセット指示情報を使用することにより示されるターゲットBWPの最小スロットオフセットが2つのスロットである場合、端末は、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのシステムパラメータnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットが2x0.5ms=1msであると決定してもよい。
可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応する値を含む。言い換えると、ネットワークデバイスは、最小スロットオフセットの値を端末に直接指示してもよく、それにより、端末は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットの値及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを直接決定する。
ターゲットBWPの最小スロットオフセットの値は、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが位置するスロットとの間の、ターゲットBWP上のオフセット内のスロットの数でもよい。例えば、ターゲットBWPがダウンリンクBWPであるとき、ネットワークデバイスは、K0の最小値を端末に指示してもよい。ターゲットBWPがアップリンクBWPであるとき、ネットワークデバイスは、K2の最小値を端末に指示してもよい。
この出願のこの実施形態では、ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、K0又はK2を使用することにより指示されることに限定されず、BWPの最小スロットオフセットは、他の方式で間接的に指示されてもよい点に留意すべきである。詳細については、以下のいくつかの可能な設計を参照する。
更に他の可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、基準最小スロットオフセットに対応する値を含む。端末が最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。端末は、基準最小スロットオフセットに対応する値、基準numerology及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。
基準最小スロットオフセットに対応する値は、基準numerologyに対応する最小スロットオフセットの値でもよく、或いは、基準最小スロットオフセットに対応する値が基準BWPに対応する最小スロットオフセットの値であるとして記述されてもよい。ターゲットBWPがアップリンクBWPであるとき、基準最小スロットオフセットの値は、K0の基準最小値でもよい。ターゲットBWPがダウンリンクBWPであるとき、基準最小スロットオフセットの値は、K2の最小値でもよい。
例えば、端末は、係数
と基準最小スロットオフセットに対応する値との積に基づいて、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが位置するスロットとの間にある、ターゲットBWPのオフセット内のスロットの数を決定してもよい。次いで、端末は、ターゲットBWPのnumerologyと、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが位置するスロットとの間にある、ターゲットBWPのオフセット内のスロットの数とに基づいて、PDCCHが位置するスロットと、PDCCHを使用することによりスケジューリングされたデータチャネルが位置するスロットとの間にある、ターゲットBWPのオフセットの持続時間を決定する。
μtargetはターゲットBWPのnumerologyであり、μreferenceは基準numerologyである。
例えば、基準最小スロットオフセットがK0=2の基準最小値であり、基準numerologyが1であり、ターゲットBWPのnumerologyが0である場合、ターゲットBWPの最小スロットオフセットは
スロットである。ターゲットBWPのnumerologyは0であり、ターゲットBWPの1つのスロットは1msであるので、ターゲットBWPの最小スロットオフセットは1msである。
更に他の可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、第1のインデックスを含む。端末が、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。端末は、第1のインデックス、第1の対応関係及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。
例えば、端末は、まず、第1のインデックス及び第1の対応関係に基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応するスロットの数を決定し、次いで、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応するスロットの数及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応する持続時間を決定してもよい。
第1の対応関係は、インデックスとBWPの最小スロットオフセットとの間の対応関係を含む。第1の対応関係に含まれる最小スロットオフセットは、ダウンリンクBWPの最小スロットオフセットでもよく、或いは、アップリンクBWPの最小スロットオフセットでもよい。これは限定されない。例えば、第1の対応関係に含まれるBWPの最小スロットオフセットは、ダウンリンクBWPのK0の最小値でもよく、或いは、アップリンクBWPのK2の最小値でもよい。
第1の対応関係は、配列形式の対応関係でもよく、或いは、リスト形式の対応関係でもよい。例えば、第1の対応関係は、インデックス0{BWP1のK0の最小値が0である,BWP2のK0の最小値が0である}、インデックス1{BWP1のK0の最小値が2である,BWP2のK0の最小値が1である}という配列でもよい。代替として、第1の対応関係は、以下の表3に示す。これは限定されない。
例えば、第1の対応関係は、リスト形式の対応関係であり、第1の対応関係におけるBWPの最小スロットオフセットは、ダウンリンクBWPのK0の最小値である。表3に示すように、インデックスが0であるとき、DL BWP1のK0の対応する最小値は0であり、DL BWP2のK0の対応する最小値は0である。インデックスが1であるとき、DL BWP1のK0の対応する最小値は2であり、DL BWP2のK0の対応する最小値は1である。インデックスが2であるとき、DL BWP1のK0の対応する最小値は3であり、DL BWP2のK0の対応する最小値は2である。ターゲットBWPがDL BWP2であり、DL BWP2のnumerologyが1であり、DL BWP2の1つのスロットの長さが0.5msであり、最小スロットオフセット指示情報に含まれる第1のインデックスが1である場合、表3は、インデックスとしてインデックス1を使用することにより照会され、DL BWP2のK0の最小値が1であると決定し、DL BWP2のnumerology及びDL BWP2のK0の最小値に基づいてDL BWP2の最小スロットオフセットが0.5msであると決定する。
他の例では、第1の対応関係は、リスト形式の対応関係であり、第1の対応関係におけるBWPの最小スロットオフセットは、アップリンクBWPのK2の最小値である。表4に示すように、インデックスが0であるとき、UL BWP1のK2の対応する最小値は1であり、UL BWP2のK2の対応する最小値は2である。インデックスが1であるとき、UL BWP1のK2の対応する最小値は2であり、UL BWP2のK2の対応する最小値は3である。ターゲットBWPがUL BWP2であり、UL BWP2のnumerologyが1であり、UL BWP2の1つのスロットの長さが0.5msであり、最小スロットオフセット指示情報に含まれる第1のインデックスが1である場合、表4は、インデックスとしてインデックス1を使用することにより照会され、UL BWP2のK2の最小値が3であると決定し、UL BWP2のnumerology及びUL BWP2のK2の最小値に基づいてUL BWP2の最小スロットオフセットが0.5ms×3=1.5msであると決定する。
表3及び表4は、単なる例示的な表である点に留意すべきである。表3に示すBWP1のK0の最小値及びBWP2のK0の最小値に加えて、表3は、1つ以上の他のBWPの最小値を更に含んでもよい。代替として、表3は、2つの表に分割されてもよく、各表は、インデックスと1つのBWPのK0の最小値との間の対応関係のみを含む。これは限定されない。同様に、表4に示すBWP1のK0の最小値及びBWP2のK0の最小値に加えて、表4は、1つ以上の他のBWPの最小値を更に含んでもよい。代替として、表4は、2つの表に分割されてもよく、各表は、インデックスと1つのBWPのK0の最小値との間の対応関係のみを含む。これは限定されない。
更に他の可能な設計では、最小スロットオフセット指示情報は、第2のインデックスを含む。端末が、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含む。
端末は、第2のインデックス、第2の対応関係、基準numerology及びターゲットBWPのnumerologyに基づいてターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定する。
例えば、端末は、まず、第2のインデックス及び第2の対応関係に基づいて、基準最小スロットオフセットを決定し、基準最小スロットオフセット及び
に基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応するスロットの数を決定し、次いで、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応するスロットの数及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットに対応する持続時間を決定してもよい。μ
targetはターゲットBWPのnumerologyであり、μ
referenceは基準numerologyである。
第2の対応関係は、インデックスと基準最小スロットオフセットとの間の対応関係を含む。基準最小スロットオフセットは、上記に記載されている。ターゲットBWPがダウンリンクBWPであるとき、基準numerologyは基準DL BWPのnumerologyでもよく、基準最小スロットオフセットはK0の基準最小値でもよい。ターゲットBWPがアップリンクBWPであるとき、基準numerologyは基準UL BWPのnumerologyでもよく、基準最小スロットオフセットはK2の基準最小値でもよい。
第1の対応関係は、配列形式の対応関係でもよく、或いは、リスト形式の対応関係でもよい。例えば、第2の対応関係は、{インデックス0,K0の最小値が0である}、{インデックス1,K0の最小値が1である}という配列でもよい。代替として、第2の対応関係は、以下の表5に示す。これは限定されない。
例えば、第2の対応関係は、リスト形式の対応関係であり、基準最小スロットオフセットはK0の基準最小値であり、ターゲットBWPはDL BWPである。表5に示すように、インデックスが0であるとき、K0の対応する基準最小値は0である。インデックスが1であるとき、K0の対応する基準最小値は1である。インデックスが2であるとき、K0の対応する基準最小値は2である。基準numerologyが1であり、ターゲットBWPがDL BWP1であり、DL BWP1のnumerologyが0であり、DL BWP1の1つのスロットの長さが1msであり、最小スロットオフセット指示情報に含まれる第2のインデックスが2である場合、表5は、インデックスとしてインデックス2を使用することにより照会され、K0の基準最小値が2であると決定し、DL BWP1の最小スロットオフセットが
スロットであると決定する。DL BWP1のスロットは1msであるので、BWP1の最小スロットオフセットは1msである。
例えば、第2の対応関係は、リスト形式の対応関係であり、基準最小スロットオフセットはK2の基準最小値であり、ターゲットBWPはUL BWPである。表6に示すように、インデックスが0であるとき、K2の対応する基準最小値は1である。インデックスが1であるとき、K2の対応する基準最小値は2である。基準numerologyが1であり、ターゲットBWPがUL BWP1であり、DL BWP1のnumerologyが0であり、UL BWP1上の1つのスロットの長さが1msであり、最小スロットオフセット指示情報に含まれる第2のインデックスが1である場合、表6は、インデックスとしてインデックス1を使用することにより照会され、K2の基準最小値が2であると決定し、UL BWP1の最小スロットオフセットが
スロットであると決定する。UL BWP1のスロットは1msであるので、BWP1の最小スロットオフセットは1msである。
さらに、この出願の実施形態では、以下のシナリオが存在する。端末のBWPが切り替えられ、切り替え前に使用されるBWPのnumerologyは、切り替え後に使用されるBWPのnumerologyとは異なるが、端末のスケジューリングモードは切り替えられない。このシナリオでは、切り替え前に使用されるBWPのnumerologyが切り替え後に使用されるBWPのnumerologyとは異なるので、切り替え後に使用されるBWPのスロットの長さは、切り替え前に使用されるBWPのスロットの長さと異なり、切り替え前に使用されるBWPのスロットの最小オフセットは、切り替え後に使用されるBWPでは使用されない。これを鑑みて、端末のBWPが切り替えられたとき、この出願は、切り替え後に使用されるBWPの最小スロットオフセットを決定するために以下の方法を提供する。具体的には、当該方法は以下を含んでもよい。
端末は、ネットワークデバイスにより送信された切り替え指示を受信する。切り替え指示は、端末を第1の帯域幅部分BWPから第2のBWPに切り替えるように指示するために使用される。端末は、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのシステムパラメータnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定する。
第1のBWPは第1のダウンリンクBWPでもよく、第2のBWPは第2のダウンリンクBWPでもよい。代替として、第1のBWPは第1のアップリンクBWPであり、第2のBWPは第2のアップリンクBWPである。これは限定されない。第2のBWPがダウンリンクBWPであるとき、第2のBWPの最小スロットオフセットは、ダウンリンクBWPのK0の最小値である。第2のBWPがアップリンクBWPであるとき、第2のBWPの最小スロットオフセットは、アップリンクBWPのK2の最小値である。
例えば、端末が、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定することは、以下を含んでもよい。端末は、第1のBWPの最小スロットオフセット及び第1の係数に基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定する。例えば、端末は、第2のBWPの最小スロットオフセットとして第1のBWPの最小スロットオフセットと第1の係数との積を決定してもよい。
第1の係数は、第2のBWPのnumerology及び第1のBWPのnumerologyに基づいて決定される。第1の係数は、
に等しい。μ
2は第2のBWPのnumerologyであり、μ
1は第1のBWPのnumerologyである。
具体的には、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWPに切り替えるように端末に指示したとき、K0の最小値が変化し、K0の新たな最小値は
でもよい。K0
min,newはK0の新たな最小値であり、K0
min,oldは端末が切り替え指示を受信したときのK0の適用可能な最小値であり、
は第2のダウンリンクBWPのnumerologyであり、
は第1のダウンリンクBWPのnumerologyである。
ネットワークデバイスが第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替えるように端末に指示したとき、K2の最小値が変化し、K2の新たな最小値は
でもよい。K2
min,newはK2の新たな最小値であり、K2
min,oldは端末が切り替え指示を受信したときのK2の適用可能な最小値であり、
は第2のアップリンクBWPのnumerologyであり、
は第1のアップリンクBWPのnumerologyである。
例えば、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWPに切り替えるように端末に指示し、第1のダウンリンクBWPのnumerologyが1であり、第2のダウンリンクBWPのnumerologyが0であり、最小スロットオフセットがK0=2である場合、第2のダウンリンクBWPの最小スロットオフセットは、
個のスロットである。
例えば、ネットワークデバイスが第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替えるように端末に指示し、第1のアップリンクBWPのnumerologyが0であり、第2のアップリンクBWPのnumerologyが1であり、最小スロットオフセットがK2=2である場合、第2のアップリンクBWPの最小スロットオフセットは、
個のスロットである。
上記に、主に、ノードの間の相互作用の観点から、この出願の実施形態において提供される解決策について説明した。上記の機能を実現するために、端末及びネットワークデバイスのようなノードは、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、この明細書に開示された実施形態に記載の実施例と組み合わせて、アルゴリズムステップがハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを容易に認識すべきである。機能がハードウェアにより実行されるか、コンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものであると考えられるべきではない。
この出願の実施形態では、機能モジュールへの分割は、上記の方法の例に基づいて、第1のデバイス及び第2のデバイスに対して実行されてもよい。例えば、各機能モジュールは、対応する機能に基づく分割を通じて取得されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現されてもよい。この出願の実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、単なる論理的な機能分割である点に留意すべきである。実際の実現方式では、他の分割方式が使用されてもよい。
図12は、通信装置120の構造図である。通信装置120は、端末、端末内のチップ又はシステム・オン・チップでもよい。通信装置120は、上記の実施形態において端末の機能を実行するように構成されてもよい。可能な実施形態では、図12に示す通信装置120は、受信ユニット1201及び決定ユニット1202を含む。
受信ユニット1201は、ネットワークデバイスにより送信され且つ第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される切り替え指示を受信するように構成される。例えば、受信ユニット1201は、ステップ501を実行する際に通信装置120をサポートするように構成される。
決定ユニット1202は、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するように構成される。例えば、決定ユニット1202は、ステップ502を実行する際に通信装置120をサポートするように構成される。
具体的には、第2のスケジューリングモードの適用時間は、上記の方法の実施形態に記載の方式1~方式7を参照して決定されてもよい。詳細は、再び説明しない。代替として、端末のBWPが切り替えられるとき、決定ユニット1202は、場合1~場合5を参照して、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい。詳細は、再び説明しない。
他の可能な設計では、受信ユニット1201は、ネットワークデバイスにより送信された最小スロットオフセット指示情報を受信するように構成される。最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを示すために使用される。
決定ユニット1202は、端末により、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定するように構成される。ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、ターゲットBWPのnumerologyに基づく。
このように、ネットワークデバイスは、BWPの最小スロットオフセットを端末に指示してもよく、それにより、端末は、ネットワークデバイスの指示に基づいてデータチャネルをスケジューリングする。具体的には、最小スロットオフセット指示情報のいくつかの可能な設計については、上記の方法の実施形態の説明を参照する。詳細は、再び説明しない。
更に他の可能な設計では、端末のBWPが切り替えられるシナリオにおいて、切り替え前に使用されるBWPのnumerologyは、切り替え後に使用されるBWPのnumerologyとは異なるが、端末のスケジューリングモードが切り替えらない場合、受信ユニット1201は、ネットワークデバイスにより送信された切り替え指示を受信するように構成される。切り替え指示は、端末を第1のBWPから第2のBWPに切り替えるように指示するために使用される。
決定ユニット1202は、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定するように構成される。
具体的には、更に他の可能な設計の詳細なプロセスについては、上記の方法の実施形態の説明を参照する。詳細は、再び説明しない。
更に他の可能な実施形態では、図12に示す通信装置120は、処理モジュール及び通信モジュールを含む。処理モジュールは、通信装置120の動作を制御及び管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、決定ユニット1202の機能を統合してもよく、この明細書に記載の技術のステップ502及び他のプロセスを実行する際に通信装置120をサポートするように構成されてもよい。通信モジュールは、受信ユニット1201の機能を統合してもよく、ステップ501を実行して他のネットワークエンティティと通信する際に、例えば、図2に示す機能モジュール又はネットワークエンティティと通信する際に、通信装置120をサポートするように構成されてもよい。通信装置120は、通信装置120のプログラムコード及びデータを記憶するように構成された記憶モジュールを更に含んでもよい。
処理モジュールは、プロセッサ又はコントローラでもよい。プロセッサは、この出願に開示の内容を参照して記載される様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路を実現又は実行してもよい。代替として、プロセッサは、計算機能を実現するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせでもよい。通信モジュールは、トランシーバ回路、通信インタフェース等でもよい。記憶モジュールはメモリでもよい。処理モジュールがプロセッサであり、通信モジュールが通信インタフェースであり、記憶モジュールがメモリであるとき、この出願のこの実施形態における通信装置120は、図4に示す通信装置でもよい。
図13は、この出願の実施形態によるスケジューリング切り替えシステムの構造図である。図13に示すように、通信システムは、複数の端末130及びネットワークデバイスを含んでもよい。
端末130の機能は、図12に示す通信装置120の機能と同様である。端末130は、ネットワークデバイスにより送信され且つ第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される切り替え指示を受信し、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定するように構成される。
端末130は、上記の方式1~方式7を参照して、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい。詳細は、再び説明しない。代替として、端末のBWPが切り替えられるとき、端末130は、場合1~場合5を参照して、第2のスケジューリングモードの適用時間を決定してもよい。詳細は、再び説明しない。
更に他の可能な設計では、端末130は、ネットワークデバイスにより送信された最小スロットオフセット指示情報を受信するように構成され、最小スロットオフセット指示情報は、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを示すために使用され、最小スロットオフセット指示情報及びターゲットBWPのnumerologyに基づいて、ターゲットBWPの最小スロットオフセットを決定するように構成され、ターゲットBWPの最小スロットオフセットは、ターゲットBWPのnumerologyに基づく。
このように、ネットワークデバイスは、BWPの最小スロットオフセットを端末に指示してもよく、それにより、端末は、ネットワークデバイスの指示に基づいてデータチャネルをスケジューリングする。具体的には、最小スロットオフセット指示情報のいくつかの可能な設計については、上記の方法の実施形態の説明を参照する。詳細は、再び説明しない。
更に他の可能な設計では、端末のBWPが切り替えられるシナリオにおいて、切り替え前に使用されるBWPのnumerologyは、切り替え後に使用されるBWPのnumerologyとは異なるが、端末のスケジューリングモードが切り替えらない場合、端末130は、ネットワークデバイスにより送信された切り替え指示を受信するように構成され、切り替え指示は、端末を第1のBWPから第2のBWPに切り替えるように指示するために使用され、第1のBWPの最小スロットオフセット、第1のBWPのnumerology及び第2のBWPのnumerologyに基づいて、第2のBWPの最小スロットオフセットを決定するように構成される。
具体的には、更に他の可能な設計の詳細なプロセスについては、上記の方法の実施形態の説明を参照する。詳細は、再び説明しない。
上記の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、図5に示す実施形態における対応する機能エンティティの機能説明において引用されてもよい点に留意すべきである。詳細は、ここでは再び説明しない。
図13に示す通信システムにおいて、端末130は、ネットワークデバイスから、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り替えるように端末に指示するために使用される切り替え指示を受信し、切り替え指示を受信した後に、切り替えられるスケジューリングモードの適用時間を明確にしてもよく、それにより、端末130は、第2のスケジューリングモードの適用時間が到達したとき、第2のスケジューリングモードを使用することにより、データチャネルをスケジューリングし、及び/又は参照信号をトリガする。特に、第2のスケジューリングモードがクロススロットスケジューリングであるとき、端末130は、端末の無線周波数モジュールを無効にし、省電力状態に入る。
実現方式に関する上記の説明は、便宜的且つ簡単な説明の目的で、上記の機能モジュールへの分割が例示のための一例として行われることを当業者が理解することを可能にする。実際の用途では、上記の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ、要件に従って実現でき、すなわち、装置の内部構造は、上記の機能の全部又は一部を実現するために異なる機能モジュールに分割される。
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示の装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は、単なる一例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実現方式では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わされてもよく或いは他の装置に統合されてもよく、或いは、幾つかの特徴が無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実現されてもよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離してもよく或いは分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、1つ以上の物理ユニットでもよく、1つの場所に位置してもよく、或いは、異なる場所に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いは、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるとき、統合されたユニットは読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の技術的解決策は本質的に、或いは、従来技術に寄与する部分又は技術的解決策の全部若しくは一部は、ソフトウェア製品の形式で実現されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、デバイス(シングルチップマイクロコンピュータ、チップ等でもよい)又はプロセッサ(processor)に対して、この出願の実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
上記の説明は、この出願の単なる具体的な実現方式であり、この出願の保護範囲を限定限することを意図しない。この出願に開示された技術的範囲内のいずれかの変更又は置換は、この出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。