JP2023039475A - クロック再生装置、クロック再生方法およびクロック再生用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】RTPパケットに基づいて再生されるRTPクロックの周波数をより安定させることを可能にする。【解決手段】出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成し、RTPパケットを受信し、前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力し、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである。【選択図】 図2
Description
本発明は、クロック再生装置等に関する。
RTP(Real-time Transport Protocol)は、データストリーム転送のための転送プロトコルである。RTPは、IETF(Internet Engineering Task Force) RFC(Request for Comments)3550で規定されている。
RTPを使用したデータ転送では、送信装置は、RTPパケットのヘッダにタイムスタンプ(RTPタイムスタンプ)を含めてデータを送信する。そして、受信装置は、RTPタイムスタンプに基づいて、受信したデータを再生する。RTPタイムスタンプは、RTPクロックによってカウントアップされる。
RTPタイムスタンプを使用して受信装置がRTPクロックを再生する場合、受信装置は、受信したRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプ値とを参照してRTPクロックを再生する。しかし、伝送路でのデータ伝送の遅延が大きく変動する場合、受信したRTPパケットの到着間隔が大きく変動する。その結果、RTPパケットに基づいて再生されたRTPクロックの周波数が安定しなくなってしまう。RTPクロックの周波数が安定していない場合、受信装置におけるデータの再生に異常が発生する可能性がある。たとえば、転送されるデータが映像や音声の場合、再生された映像や音声に乱れが発生することがある。
これに対し、受信装置が再生する再生クロック信号の周波数を安定させる技術が開示されている(たとえば、特許文献1)。特許文献1に記載の方法では、受信装置は、目標値として、現在読み出されたパケットのタイムスタンプ値と、前回読み出されたパケットに係るタイムスタンプ値との差分ΔTTを算出する。また、受信装置は、制御値として、再生クロック信号に基づくタイムスタンプ値について、現在の値と、パケットが前回読み出されたタイミングにおける値との差分ΔRTを算出する。次に、受信装置は、目標値と制御値との差として、差分ΔTTと差分ΔRTとの差分である比較出力値CTを算出し、比較出力値CTを示す比較出力をD/A変換部に出力する。これにより、差分ΔRTが差分ΔTTに近似するように再生クロック信号のクロック周波数が制御される。
しかし、特許文献1に記載の方法では、差分ΔRTが差分ΔTTに近似するように再生クロック信号のクロック周波数がフィードバック制御される。そのため、ΔRT=ΔTTでない状態が存在するので、伝送路の遅延の変動の影響により、周波数が不安定になる場合があり得る。
本発明の目的は、RTPパケットに基づいて再生されるRTPクロックの周波数をより安定させることを可能にするクロック再生装置等を提供することにある。
本発明の一態様において、クロック再生装置は、出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成するカウントアップ用クロック生成部と、RTPパケットを受信する受信部と、前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力する平滑化部と、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生するクロック再生部と、を備え、前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである。
また、本発明の他の態様において、クロック再生方法は、出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成し、RTPパケットを受信し、前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力し、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである。
また、本発明の他の態様において、クロック再生用プログラムは、コンピュータに、RTPパケットを受信する受信機能と、前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出してクロック再生部に出力する平滑化機能とを実現させ、前記クロック再生部は、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、前記出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、前記カウントアップ用クロックは、カウントアップ用クロック生成部で生成され、前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである。
本発明によれば、RTPパケットに基づいて再生されるRTPクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。第一の実施の形態におけるクロック再生装置10の具体的な一例が、後述する第二の実施の形態におけるクロック再生装置20である。
本発明の第一の実施の形態について説明する。第一の実施の形態におけるクロック再生装置10の具体的な一例が、後述する第二の実施の形態におけるクロック再生装置20である。
図1に本実施形態のクロック再生装置10の構成例を示す。本実施形態のクロック再生装置10は、受信部11、平滑化部12、クロック再生部13およびカウントアップ用クロック生成部14を含む。
カウントアップ用クロック生成部14は、カウントアップ用クロックを生成する。カウントアップ用クロックは、出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用される。
受信部11は、RTPパケットを受信する。
平滑化部12は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、平滑化部12は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。
クロック再生部13は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。
出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである。
このようにクロック再生装置10を構成することによって、受信部11は、RTPパケットを受信する。平滑化部12は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、平滑化部12は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。クロック再生部13は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数である。このように、出力RTPカウンタ値は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数のカウントアップ用クロックでカウントアップされる。平滑化部12は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。その結果、平滑化部12は、RTPタイムスタンプの増加量と一致する出力間隔でRTPパケットを出力することになる。これにより、クロック再生部13に到着するRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプの増加量とを一致させることができる。そのため、RTPパケットに基づいて再生されるクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
次に、図2に本実施形態のクロック再生装置10の動作フローの例を示す。
受信部11は、RTPパケットを受信する(ステップS101)。
平滑化部12は、RTPパケットをバッファに記憶させる(ステップS102)。また、平滑化部12は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する(ステップS103)。
クロック再生部13は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する(ステップS104)。
クロック再生装置10は、このように動作することによって、受信部11は、RTPパケットを受信する。平滑化部12は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、平滑化部12は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。クロック再生部13は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数である。これにより、クロック再生部13に到着するRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプの増加量とを一致させることができる。そのため、RTPパケットに基づいて再生されるクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、受信部11は、RTPパケットを受信する。平滑化部12は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、平滑化部12は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。クロック再生部13は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数である。これにより、クロック再生部13に到着するRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプの増加量とを一致させることができる。そのため、RTPパケットに基づいて再生されるクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態におけるクロック再生装置20について説明する。
次に、本発明の第二の実施の形態におけるクロック再生装置20について説明する。
まず、図3に本実施形態のクロック再生装置20を含む伝送システム70の構成例を示す。本実施形態の伝送システム70は、符号化装置50とクロック再生装置20とを含む。
本実施形態では、伝送システム70は、MPEG(Moving Picture Experts Group)-2 TS(Transport Stream) over IP(Internet Protocol)によって、映像・音声を伝送する。MPEG-2 TS over IPは、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers) ST 2022-2で規定されている。
符号化装置50は、映像と音声を符号化し、生成されたパケットを出力する装置である。また、クロック再生装置20は、符号化装置50から出力されたパケットを受信して、映像と音声を復号する復号装置である。
次に、図4に本実施形態の符号化装置50の構成例を示す。符号化装置50は、SDI受信部501と、映像・音声抽出部502と、映像符号化部503と、音声符号化部504と、映像TS変換部505と、音声TS変換部506と、PSIパケット生成部507とを含む。また、符号化装置50は、さらに、STCクロック生成部508と、STCカウンタ509と、PCRパケット生成部510と、TS多重部511と、TS/IP変換部512と、発振器513と、RTPカウンタ514とIP送信部515とを含む。
SDI受信部501は、SDI(Serial Digital Interface)信号を受信する。
STCクロック生成部508は、SDI信号に基づいてSTC(System Time Clock)クロックを生成する。STCクロックは、SDI信号のクロックに同期する。
STCカウンタ509は、STCクロックを用いてSTC値をカウントアップする。
映像・音声抽出部502は、SDI信号に重畳された映像信号と音声信号とを抽出する。
映像符号化部503は、映像信号を符号化して、映像PES(Packetized Elementary Stream)パケットを生成する。映像符号化部503は、映像信号を符号化する際、STCカウンタ509が生成したSTC値に基づいてPTS(Presentation Time Stamp)を生成する。また、映像符号化部503は、PTSに基づいてDTS(Decode Time Stamp)を生成する。そして、映像符号化部503は、PTSとDTSとを映像PESパケットのヘッダに挿入する。
音声符号化部504は、音声信号を符号化して、音声PESパケットを生成する。音声符号化部504は、映像符号化部503と同様に、音声信号を符号化する際、STCカウンタ509が生成したSTC値に基づいてPTSを生成する。そして、音声符号化部504は、PTSを音声PESパケットのヘッダに挿入する。
映像TS変換部505は、映像PESパケットをMPEG-2 TS形式の映像TSパケットに変換する。音声TS変換部506は、音声PESパケットをMPEG-2 TS形式の音声TSパケットに変換する。
PSIパケット生成部507は、PSI(Program Specific Information)パケットを生成する。PSIパケットには、多重されたTSパケットをクロック再生装置20(復号装置)が分離するための情報が記述されている。
PCRパケット生成部510は、STCカウンタ509が生成したSTC値が付与されたPCR(Program Clock Reference)パケットを生成する。
TS多重部511は、映像TSパケット、音声TSパケット、PSIパケット、PCRパケットを多重する。
発振器513は、RTPタイムスタンプをカウントアップするためのRTPクロックを生成する。RTPカウンタ514は、発振器513で生成されたクロックを用いて、RTPタイムスタンプをカウントアップする。
TS/IP変換部512は、多重されたTSパケットをRTPパケットに変換する。TS/IP変換部512は、RTPカウンタ514で生成されたRTPタイムスタンプをRTPパケットのヘッダ(RTPヘッダ)に挿入する。
IP送信部515は、RTPパケットをIPパケットへ変換して、IPパケットを送信する。IP送信部515は、所定の送出ビットレートでRTPパケットを一定周期で送出する。TS/IP変換部512でRTPヘッダに挿入されるRTPタイムスタンプは、この一定周期のタイミングで付与される。つまり、最初に送出されるRTPパケットのRTPタイムスタンプと2番目に送出されるRTPパケットのRTPタイムスタンプの差分と、2番目に送出されるRTPパケットのRTPタイムスタンプと3番目に送出されるRTPパケットのRTPタイムスタンプの差分は、同じである。
次に、図5に、本実施形態のクロック再生装置20の構成例を示す。本実施形態のクロック再生装置20(復号装置)は、IP受信部201と、RTPパケット平滑化部202と、RTPクロック再生部203と、カウントアップ用クロック生成部213を含む。RTPパケット平滑化部202は、第一の実施形態のクロック再生装置10(図1)の受信部11および平滑化部12に相当する。また、RTPクロック再生部203は、クロック再生装置10のクロック再生部13に相当する。また、カウントアップ用クロック生成部213は、クロック再生装置10のカウントアップ用クロック生成部14に相当する。
また、クロック再生装置20は、さらに、IP/TS変換部204と、TS分離部205と、STCクロック再生部206と、STCカウンタ207と、ストリームバッファ208と、映像復号化部209と、音声復号化部210と、映像・音声重畳部211と、SDI送信部212とを含む。
IP受信部201は、IPパケットを受信し、IPパケットからRTPパケットを抽出する。 RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットを一時的に蓄積して出力する。IP受信部201へのIPパケットの到着間隔は、符号化装置50とクロック再生装置20との間の伝送路80のキューイング等により、変動することが想定される。この到着間隔の変動は、ネットワークジッタと呼ばれる。RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットを、出力RTPカウンタ値に基づいてRTPクロック再生部203へ出力することで、ネットワークジッタの影響を吸収する。出力RTPカウンタ値については後述する。
図6にRTPパケット平滑化部202の構成例を示す。RTPパケット平滑化部202は、処理部221、入力RTPカウンタ222、出力RTPカウンタ223および平滑化バッファ224を含む。
処理部221は、所定の条件が満たされた場合に、RTPパケットのRTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ222にロードする。RTPタイムスタンプの値が入力RTPカウンタ222にロードされると、その時点で入力RTPカウンタ222が記憶している入力RTPカウンタ値は、ロードされたRTPタイムスタンプの値になる。また、所定の条件が満たされた場合とは、たとえば、処理部221がRTPパケットを最初に受信した場合や、RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ222にロードすることを指示するロード指示を受信した場合などである。
入力RTPカウンタ222は、クロック再生装置20のカウントアップ用クロックを用いて入力RTPカウンタ値をカウントアップする。なお、入力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックの周波数は、符号化装置50のRTPカウンタ514においてRTPタイムスタンプのカウントアップに使用されるクロックと同じ周波数である。また、カウントアップ用クロックは、カウントアップ用クロック生成部213で生成される。たとえば、カウントアップ用クロック生成部213は、発振器である。
出力RTPカウンタ223は、出力RTPカウンタ値を記憶する。出力RTPカウンタ値は、入力RTPカウンタ値から固定遅延時間の値を減算した値である。固定遅延時間は、伝送路80で発生することが想定されるネットワークジッタの量(変動時間)である。固定遅延時間は、あらかじめクロック再生装置20に設定されている。
また、処理部221は、IP受信部201から受信したRTPパケットを平滑化バッファ224に記憶させる。また、処理部221は、平滑化バッファ224に記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が、出力RTPカウンタ223に記憶されている出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを平滑化バッファ224から取り出す。また、処理部221は、平滑化バッファ224から取り出したRTPパケットをRTPクロック再生部203へ送信する。
前述のとおり、RTPパケットは、符号化装置50から一定周期で送出される。また、RTPパケットには、この一定周期のタイミングでRTPタイムスタンプが付与されている。そのため、RTPパケット平滑化部202が上記のように構成されていることによって、RTPパケットは、RTPパケット平滑化部202から一定周期で出力される。このように、RTPパケット平滑化部202は、平滑化バッファ224に一時的にRTPパケットを記憶させて一定周期で出力するので、ネットワークジッタの影響を軽減することができる。
RTPクロック再生部203は、RTPパケット平滑化部202から受信したRTPパケットのRTPタイムスタンプと、RTPパケットのRTPクロック再生部203への到着間隔とに基づいて、RTPクロックを再生する。RTPクロック再生部203には、一定周期でRTPパケットが到着するので、RTPクロック再生部203は、安定したクロック再生を行うことができる。
IP/TS変換部204は、IP受信部201から受信したRTPパケットからTSパケットを抽出する。このとき、IP/TS変換部204は、RTPクロック再生部203で再生されたRTPクロックを使用して、TSパケットを抽出する。また、IP/TS変換部204は、抽出したTSパケットをTS分離部205へ出力する。
TS分離部205は、多重されたTSパケットから映像TSパケット、音声TSパケット、PSIパケットおよびPCRパケットを分離する。TS分離部205は、PSIパケットの情報に基づいて、パケットを分離する。TS分離部205は、映像TSパケットと音声TSパケットとをストリームバッファ208へ出力する。また、TS分離部205は、PCRパケットをSTCクロック再生部206およびSTCカウンタ207へ出力する。
ストリームバッファ208は、映像TSパケットおよび音声TSパケットを記憶する。
STCクロック再生部206は、受信したPCRパケットに含まれているSTC値とPCRパケットのSTCクロック再生部206への到着間隔とに基づいてSTCクロックを再生する。
PCRパケットは、IP/TS変換部204で抽出されたTSパケットに含まれている。IP/TS変換部204は、RTPクロック再生部203で再生されたRTPクロックを用いてTSパケットを抽出する。そのため、RTPクロックの偏差は、PCRパケットのSTCクロック再生部206への到着間隔の変動につながる。本実施形態のクロック再生装置20は、RTPクロックをより安定させることができるので、STCクロック再生部206で再生されるSTCクロックもより安定させることができる。
STCカウンタ207は、STCクロック再生部206で再生されたSTCクロックを用いてSTC値をカウントアップする。STCカウンタ207は、最初に受信したPCRパケットのSTC値をロードする。そして、STCカウンタ207は、以後、STCクロックを使用してSTC値をカウントアップする。
映像復号化部209は、映像TSパケットに含まれているPTSおよびDTSと、PCRパケットのSTC値とに基づいて、ストリームバッファ208から映像TSパケットを取り出す。そして、映像復号化部209は、STCクロックを用いて、映像信号を復号する。
音声復号化部210は、音声TSパケットに含まれているPTSと、PCRパケットのSTC値とに基づいて、ストリームバッファ208から音声TSパケットを取り出す。そして、音声復号化部210は、STCクロックを用いて、音声信号を復号する。
映像・音声重畳部211は、映像信号と音声信号とを重畳したSDI信号を生成する。
SDI送信部212は、SDI信号を送信する。
次に、図7に、RTPパケット平滑化部202を含まないクロック再生装置のクロック再生に関するタイムチャートの例を示す。図7は、本発明が解決しようとする課題を説明するための図である。
図7の「送信RTPカウンタ」は、符号化装置50におけるRTPカウンタ514の値を示し、発振器513が生成したRTPクロックにより0から単調増加する。
「送信RTP値」は、符号化装置50におけるRTPパケットのRTPタイムスタンプ値を示す。送信RTP値には、RTPパケットが生成される都度、RTPカウンタ514の値が付与される。符号化装置50のRTPパケット生成タイミングが一定間隔であるため、送信RTP値は単調増加する。図7では、送信RTP値は500刻みで増加する。
また、「送信パケット間隔」は、符号化装置50におけるIP送信部515から出力されるIPパケットの送信時間間隔を示す。符号化装置50は一定間隔でIPパケットを送信するので、送信パケット間隔は単調増加する。図7では送信時間間隔は500刻みで増加する。
「受信パケット間隔」は、クロック再生装置のRTPクロック再生部のIPパケットの受信時間間隔を示す。伝送路遅延が一定であれば、受信パケット間隔は、送信パケット間隔と一致する。
「受信RTP値」は、クロック再生装置が受信したRTPパケットのRTPタイムスタンプ値を示す。送信RTP値は、符号化装置50によって付与されたRTPタイムスタンプ値と一致する。そのため、図7では、受信RTP値も、500刻みで増加する。
「RTP増加量-受信パケット間隔」は、クロック再生装置における、RTP値増加量から受信パケット間隔を減算した結果を示す。RTP増加量-受信パケット間隔は、伝送路遅延が一定であれば0になる。
「RTPクロック再生部の周波数追従動作」は、クロック再生装置におけるRTPクロック再生部で再生されるRTPクロックの周波数増減の状態を示す。RTP増加量-受信パケット間隔が0であれば、周波数は維持される。
図7では、送信RTP値が1000のパケットについて、伝送路80における遅延が2減少し、受信パケット間隔が498となっている。この場合、受信RTP値の増加量は500であるが、受信パケット間隔は498である。そのため、RTP増加量-受信パケット間隔の値は+2となる。このとき、RTPクロック再生部は、498の時間が経過する間にRTPタイムスタンプの値が500増加するよう、RTPクロックの周波数を上昇させる。
また、図7では、送信RTP値が1500のパケットについて、伝送路80における遅延が2増加し、受信パケット間隔が504となっている。この場合、受信RTP値の増加量は500であるが、受信パケット間隔は504である。そのため、RTP増加量-受信パケット間隔の値は-4となる。このとき、RTPクロック再生部は、504の時間が経過する間にRTPタイムスタンプの値が500増加するよう、周波数を低下させる。
このように、RTPパケット平滑化部202を含まないクロック再生装置では、受信パケットの到着間隔が変動すると、RTPクロックが変動し、安定的にクロック再生できない。RTPクロックが変動すると、クロック再生装置(復号装置)におけるIP/TS変換部のTS出力タイミングが変動する。TS出力タイミングが変動すると、PCRパケットのSTCクロック再生部への到着間隔が変動する。PCRパケットの到着間隔が変動すると、STCクロックが変動する。STCクロックが変動すると、STCカウンタのカウントアップ周期、映像復号処理および音声復号処理に影響する。そして、ストリームバッファのオーバーフロー、アンダーフローによる信号の欠落、または映像・音声復号処理タイミングずれによるデコード遅延が発生し、その結果、映像や音声のデコード処理が安定しないことにつながる。
次に、図8に、RTPパケット平滑化部202を含むクロック再生装置20、すなわち本実施形態のクロック再生装置20のクロック再生に関するタイムチャートの例を示す。
図8の「出力RTPカウンタ値」は、出力RTPカウンタ223が記憶している出力RTPカウンタ値を示す。出力RTPカウンタ値は、入力RTPカウンタ222が記憶している入力RTPカウンタ値から固定遅延時間を減算した値である。そのため、出力RTPカウンタ値は、単調増加する。
「出力RTP値増加量」は、出力RTPカウンタ値の増加量を示す。RTPタイムスタンプは符号化装置50において一定間隔で付与される。そのため、出力RTP値増加量は一定の値となる。図8では、出力RTP値増加量は500となっている。
「平滑化後受信パケット間隔」は、RTPパケット平滑化部202から出力されるRTPパケットの出力間隔を示す。「出力RTP増加量-平滑化後受信パケット間隔」は、出力RTP増加量から平滑化後受信パケット間隔を減算した値である。
図8では、送信RTP値が1000のパケットについて、伝送路80における遅延が2減少し、受信パケット間隔が498となっている。RTPパケット平滑化部202は、出力RTPカウンタ値が1000となったタイミングで当該パケットをRTPクロック再生部203へ出力する。その結果、平滑化後パケット間隔は500になる。そして、出力RTP値増加量-平滑化後受信パケット間隔の値が0となるので、周波数が維持される。
また、図8では、送信RTP値が1500のパケットについて、伝送路80における遅延が2増加し、受信パケット間隔が504となっている。RTPパケット平滑化部202は、出力RTPカウンタ値が1500となったタイミングで当該パケットをRTPクロック再生部203へ出力する。その結果、平滑化後パケット間隔は500になる。そして、出力RTP値増加量-平滑化後受信パケット間隔の値は0となり、周波数が維持される。
このように、本実施形態のクロック再生装置20は、RTPパケット平滑化部202がネットワークジッタの影響を吸収するので、RTPクロックの安定的な再生が可能となる。そして、RTPクロックが安定することにより、映像や音声が安定的にデコードされる。
このようにクロック再生装置20を構成することによって、RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットを受信する。RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、RTPパケット平滑化部202は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。RTPクロック再生部203は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数である。これにより、RTPクロック再生部203に到着するRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプの増加量とを一致させることができる。そのため、RTPパケットに基づいて再生されるクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
次に、図9に、本実施形態のクロック再生装置20の動作フローの例を示す。
IP受信部201は、IPパケットを受信し、IPパケットからRTPパケットを抽出する(ステップS201)。
RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットを一時的に蓄積して出力する(ステップS202)。
RTPクロック再生部203は、RTPパケット平滑化部202から受信したRTPパケットのRTPタイムスタンプと、RTPパケットのRTPクロック再生部203への到着間隔とに基づいて、RTPクロックを再生する(ステップS203)。
IP/TS変換部204は、IP受信部201から受信したRTPパケットからTSパケットを抽出する(ステップS204)。このとき、IP/TS変換部204は、RTPクロック再生部203で再生されたRTPクロックを使用して、TSパケットを抽出する。
TS分離部205は、多重されたTSパケットから映像TSパケット、音声TSパケット、PSIパケットおよびPCRパケットを分離する(ステップS205)。
STCクロック再生部206は、受信したPCRパケットに含まれているSTC値とPCRパケットのSTCクロック再生部206への到着間隔とに基づいてSTCクロックを再生する(ステップS206)。
STCカウンタ207は、STCクロック再生部206で再生されたSTCクロックを用いてSTC値をカウントアップする(ステップS207)。
映像復号化部209は、映像TSパケットに含まれているPTSおよびDTSと、PCRパケットのSTC値とに基づいて、ストリームバッファ208から映像TSパケットを取り出す。そして、映像復号化部209は、STCクロックを用いて、映像信号を復号する。
音声復号化部210は、音声TSパケットに含まれているPTSと、PCRパケットのSTC値とに基づいて、ストリームバッファ208から音声TSパケットを取り出す。そして、音声復号化部210は、STCクロックを用いて、音声信号を復号する(ステップS208)。
映像・音声重畳部211は、映像信号と音声信号とを重畳したSDI信号を生成する。SDI送信部212は、SDI信号を送信する(ステップS209)。
次に、図10に、図9のステップS202について、本実施形態のクロック再生装置20のより具体的な動作フローの例を示す。
処理部221は、IP受信部201から受信したRTPパケットを平滑化バッファ224に記憶させる(ステップS301)。
また、処理部221は、所定の条件が満たされた場合に(ステップS302でYES)、RTPパケットのRTPタイムスタンプ値を入力RTPカウンタ222にロードする(ステップS303)。
また、処理部221は、平滑化バッファ224に記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が、出力RTPカウンタ223に記憶されている出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを平滑化バッファ224から取り出す。また、処理部221は、平滑化バッファ224から取り出したRTPパケットをRTPクロック再生部203へ送信する(ステップS304)。
クロック再生装置20は、このように動作することによって、RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットを受信する。RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、RTPパケット平滑化部202は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。RTPクロック再生部203は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数である。これにより、RTPクロック再生部203に到着するRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプの増加量とを一致させることができる。そのため、RTPパケットに基づいて再生されるクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットを受信する。RTPパケット平滑化部202は、RTPパケットをバッファに記憶させる。また、RTPパケット平滑化部202は、バッファに記憶されているRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットをバッファから取り出して出力する。RTPクロック再生部203は、出力されたRTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生する。出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、カウントアップ用クロックの周波数は、RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックと同じ周波数である。これにより、RTPクロック再生部203に到着するRTPパケットの到着間隔とRTPタイムスタンプの増加量とを一致させることができる。そのため、RTPパケットに基づいて再生されるクロックの周波数をより安定させることが可能になる。
また、本実施形態のクロック再生装置20は、所定の条件が満たされた場合に、RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とする。また、入力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックでカウントアップされる。また、出力RTPカウンタ値は、入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である。これにより、より適切なタイミングでRTPクロック再生部203にRTPパケットを出力することが可能になる。
また、本実施形態では、所定の条件は、RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である。これにより、クロック再生装置20は、RTPパケットを最初に受信した場合やロード指示を受信した場合に、クロック再生装置20でカウントアップされているRTPタイムスタンプの値を、受信したRTPパケットのRTPタイムスタンプの値にすることができる。
また、本実施形態のクロック再生装置は、RTPパケットで伝送されるデータの復号装置である。これにより、本実施形態のクロック再生装置をデータの復号装置に適用することが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態におけるクロック再生装置(10、20)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、クロック再生装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、クロック再生装置は、専用の装置として実現してもよい。また、クロック再生装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現してもよい。
上述した本発明の各実施形態におけるクロック再生装置(10、20)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、クロック再生装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、クロック再生装置は、専用の装置として実現してもよい。また、クロック再生装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現してもよい。
図11は、本発明の各実施形態のクロック再生装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94、不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を含む。
たとえば、図1の受信部11、平滑化部12およびクロック再生部13は、演算装置93で実現することが可能である。
通信インタフェース91は、各実施形態のクロック再生装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、クロック再生装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続してもよい。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置や複数の電気回路によって実現される。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であってもよい。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図11に例示した情報処理装置90によりクロック再生装置を構成し、このクロック再生装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、クロック再生装置に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、クロック再生装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、クロック再生装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用してクロック再生装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成するカウントアップ用クロック生成部と、
RTP(Real-time Transport Protocol)パケットを受信する受信部と、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力する平滑化部と、
出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生するクロック再生部と
を備え、
前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生装置。
出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成するカウントアップ用クロック生成部と、
RTP(Real-time Transport Protocol)パケットを受信する受信部と、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力する平滑化部と、
出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生するクロック再生部と
を備え、
前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生装置。
(付記2)
前記平滑化部は、所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
付記1に記載のクロック再生装置。
前記平滑化部は、所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
付記1に記載のクロック再生装置。
(付記3)
前記所定の条件は、前記平滑化部が前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、前記平滑化部がロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
付記2に記載のクロック再生装置。
前記所定の条件は、前記平滑化部が前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、前記平滑化部がロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
付記2に記載のクロック再生装置。
(付記4)
前記クロック再生装置は、前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置である
付記1から付記3のいずれかに記載のクロック再生装置。
前記クロック再生装置は、前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置である
付記1から付記3のいずれかに記載のクロック再生装置。
(付記5)
出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成し、
RTPパケットを受信し、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、
前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力し、
出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、
前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生方法。
出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成し、
RTPパケットを受信し、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、
前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力し、
出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、
前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生方法。
(付記6)
所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
付記5に記載のクロック再生方法。
所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
付記5に記載のクロック再生方法。
(付記7)
前記所定の条件は、前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
付記6に記載のクロック再生方法。
前記所定の条件は、前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
付記6に記載のクロック再生方法。
(付記8)
前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置のクロック再生方法である
付記5から付記7のいずれかに記載のクロック再生方法。
前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置のクロック再生方法である
付記5から付記7のいずれかに記載のクロック再生方法。
(付記9)
コンピュータに、
RTPパケットを受信する受信機能と、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出してクロック再生部に出力する平滑化機能と
を実現させ、
前記クロック再生部は、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、
前記出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックは、カウントアップ用クロック生成部で生成され、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生用プログラム。
コンピュータに、
RTPパケットを受信する受信機能と、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出してクロック再生部に出力する平滑化機能と
を実現させ、
前記クロック再生部は、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、
前記出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックは、カウントアップ用クロック生成部で生成され、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生用プログラム。
(付記10)
前記平滑化機能は、所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
付記9に記載のクロック再生用プログラム。
前記平滑化機能は、所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
付記9に記載のクロック再生用プログラム。
(付記11)
前記所定の条件は、前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
付記10に記載のクロック再生用プログラム。
前記所定の条件は、前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
付記10に記載のクロック再生用プログラム。
(付記12)
前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置のクロック再生用プログラムである
付記9から付記11のいずれかに記載のクロック再生用プログラム。
前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置のクロック再生用プログラムである
付記9から付記11のいずれかに記載のクロック再生用プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10、20 クロック再生装置
11 受信部
12 平滑化部
13 クロック再生部
14 カウントアップ用クロック生成部
201 IP受信部
202 RTPパケット平滑化部
203 RTPクロック再生部
204 IP/TS変換部
205 TS分離部
206 STCクロック再生部
207 STCカウンタ
208 ストリームバッファ
209 映像復号化部
210 音声復号化部
211 映像・音声重畳部
212 SDI送信部
213 カウントアップ用クロック生成部
221 処理部
222 入力RTPカウンタ
223 出力RTPカウンタ
224 平滑化バッファ
50 符号化装置
501 SDI受信部
502 映像・音声抽出部
503 映像符号化部
504 音声符号化部
505 映像TS変換部
506 音声TS変換部
507 PSIパケット生成部
508 STCクロック生成部
509 STCカウンタ
510 PCRパケット生成部
511 TS多重部
512 TS/IP変換部
513 発振器
514 RTPカウンタ
515 IP送信部
70 伝送システム
80 伝送路
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体
11 受信部
12 平滑化部
13 クロック再生部
14 カウントアップ用クロック生成部
201 IP受信部
202 RTPパケット平滑化部
203 RTPクロック再生部
204 IP/TS変換部
205 TS分離部
206 STCクロック再生部
207 STCカウンタ
208 ストリームバッファ
209 映像復号化部
210 音声復号化部
211 映像・音声重畳部
212 SDI送信部
213 カウントアップ用クロック生成部
221 処理部
222 入力RTPカウンタ
223 出力RTPカウンタ
224 平滑化バッファ
50 符号化装置
501 SDI受信部
502 映像・音声抽出部
503 映像符号化部
504 音声符号化部
505 映像TS変換部
506 音声TS変換部
507 PSIパケット生成部
508 STCクロック生成部
509 STCカウンタ
510 PCRパケット生成部
511 TS多重部
512 TS/IP変換部
513 発振器
514 RTPカウンタ
515 IP送信部
70 伝送システム
80 伝送路
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体
Claims (10)
- 出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成するカウントアップ用クロック生成部と、
RTP(Real-time Transport Protocol)パケットを受信する受信部と、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力する平滑化部と、
出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生するクロック再生部と、
を備え、
前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生装置。 - 前記平滑化部は、所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
請求項1に記載のクロック再生装置。 - 前記所定の条件は、前記平滑化部が前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、前記平滑化部がロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
請求項2に記載のクロック再生装置。 - 前記クロック再生装置は、前記RTPパケットで伝送されるデータの復号装置である
請求項1から請求項3のいずれかに記載のクロック再生装置。 - 出力RTPカウンタ値のカウントアップに使用されるカウントアップ用クロックを生成し、
RTPパケットを受信し、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、
前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が前記出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出して出力し、
出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、
前記出力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生方法。 - 所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
請求項5に記載のクロック再生方法。 - 前記所定の条件は、前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
請求項6に記載のクロック再生方法。 - コンピュータに、
RTPパケットを受信する受信機能と、
前記RTPパケットをバッファに記憶させ、前記バッファに記憶されている前記RTPパケットに付与されているRTPタイムスタンプの値が出力RTPカウンタ値と一致した場合に、当該RTPパケットを前記バッファから取り出してクロック再生部に出力する平滑化機能と
を実現させ、
前記クロック再生部は、出力された前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプに基づいて受信側のRTPクロックを再生し、
前記出力RTPカウンタ値は、カウントアップ用クロックを使用してカウントアップされ、
前記カウントアップ用クロックは、カウントアップ用クロック生成部で生成され、
前記カウントアップ用クロックの周波数は、前記RTPタイムスタンプのカウントアップに使用されている送信側のRTPクロックの周波数と同じである
クロック再生用プログラム。 - 前記平滑化機能は、所定の条件が満たされた場合に、前記RTPパケットに付与されている前記RTPタイムスタンプの値を入力RTPカウンタ値とし、
前記入力RTPカウンタ値は、前記カウントアップ用クロックでカウントアップされ、
前記出力RTPカウンタ値は、前記入力RTPカウンタ値から所定の遅延時間を減算した値である
請求項8に記載のクロック再生用プログラム。 - 前記所定の条件は、前記RTPパケットを最初に受信したこと、および、ロード指示を受信したこと、のいずれか一つ以上の条件である
請求項9に記載のクロック再生用プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2021146589A JP2023039475A (ja) | 2021-09-09 | 2021-09-09 | クロック再生装置、クロック再生方法およびクロック再生用プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021146589A JP2023039475A (ja) | 2021-09-09 | 2021-09-09 | クロック再生装置、クロック再生方法およびクロック再生用プログラム |
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