JP2023039361A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータの支持力の安定性を一段と向上したモータを提供する。【解決手段】本発明のモータ(1)は、ロータ(15)と、ロータ(15)と対向して配置されたコイル(139)を有するステータ(13)と、ステータ(13)を保持するホルダ(11)と、を備え、ステータ(13)は、円環部(132)と、円環部(132)から外周側へ向かって突出し、コイル(139)が巻き回される磁極部(133,134)とを有し、ホルダ(11)は、円環部(132)の軸方向における一方の面(132a)に接触する第1腕部(117)と、円環部(132)の軸方向における他方の面(132b)に接触する第2腕部(118)と、を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、モータに関する。
従来、軸受部が固定されたベース部における外周側のステータ支持筒部の外周面に対してステータが接着等により固定された支持構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特許文献1のモータにおいては、熱や振動等の要因によってステータを支持する支持力が低減するおそれがあり、従来に比してステータの支持力を安定させたいという要望があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、ステータの支持力の安定性を向上したモータを提供することを課題の一例とする。
上記課題は、以下の本発明により解決される。即ち、本発明のモータは、ロータと、前記ロータと対向して配置されたコイルを有するステータと、前記ステータを保持するホルダと、を備え、前記ステータは、円環部と、前記円環部から外周側へ向かって突出し、コイルが巻き回される磁極部とを有し、前記ホルダは、前記円環部の軸方向における一方の面に接触する第1腕部と、前記円環部の軸方向における他方の面に接触する第2腕部とを有する。
<本発明の実施の形態>
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるアウターロータ型のモータの全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態にかかるモータの斜視断面図である。図3は、本発明の一実施の形態にかかるモータからロータ、軸受、およびロータハウジングを取り除いた構成を示す斜視断面図である。図4は、本発明の一実施の形態にかかるモータのステータホルダの構成を示す斜視図である。図5は、本発明の一実施の形態にかかるモータのステータコアの構成を示す斜視図である。図6は、本発明の一実施の形態にかかるモータのステータホルダとステータコアとの取付状態を示す斜視図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるアウターロータ型のモータの全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態にかかるモータの斜視断面図である。図3は、本発明の一実施の形態にかかるモータからロータ、軸受、およびロータハウジングを取り除いた構成を示す斜視断面図である。図4は、本発明の一実施の形態にかかるモータのステータホルダの構成を示す斜視図である。図5は、本発明の一実施の形態にかかるモータのステータコアの構成を示す斜視図である。図6は、本発明の一実施の形態にかかるモータのステータホルダとステータコアとの取付状態を示す斜視図である。
なお、本実施の形態の説明において、以下の説明では、便宜上、モータ1が回転する際の軸Xが延びる方向を軸方向または回転軸方向とする。また、以下の説明では、便宜上、軸方向において矢印a方向を上側または上方、矢印b方向を下側または下方とする。軸Xに垂直な径方向において、軸Xから遠ざかる矢印c方向を外周側または外側とし、軸Xに近づく矢印d方向を内周側または内側とする。モータ1の周方向において矢印e方向を時計回り方向とし、矢印f方向を反時計回り方向とする。以下の説明において、上側(矢印a方向)および下側(矢印b方向)は、図面上におけるモータ1の上下関係を意味し、重力方向における上下関係とは、必ずしも一致しない。
図1乃至図6に示すように、モータ1は、例えばドローン(図示せず)などの浮遊式移動体に搭載されるアウターロータ型のブラシレスモータである。ドローンにおいては、組み立て時に締結具や接着により各部材同士が取り付けられているが、着陸時や落下時の機体への衝撃がモータ1の破損に繋がることが知られている。このため、本実施の形態におけるモータ1は、組み立てを簡素化すると共に各部材を支持する支持力の安定性を従来に比して一段と向上させている。
図1乃至図3に示すように、モータ1は、上側(矢印a方向)のロータハウジング17にドローンのプロペラ(図示せず)が取り付けられ、下側(矢印b方向)のホルダとしてのステータホルダ11(図2)にドローンの機体が取り付けられる。図2に示すように、モータ1は、主に、ステータホルダ11(図2)、ステータ13(図3)、ロータ15(図2)、ロータハウジング17(図1、図2)、および、軸受19(図2)を有している。
ステータホルダ11は、アルミニウム合金等の金属からなり、軸受19およびステータ13(図3)を保持する部材である。ステータホルダ11は、径方向における内周側(矢印d方向)に設けられた円筒形状の円筒部(以下、これを「内周側円筒部」と言う。)111を有している。
ステータホルダ11の内周側円筒部111は、回転軸方向に延びる全体的に円筒形状または略円筒形状に形成されている。この内周側円筒部111は、内周側(矢印d方向)の面(以下、これを「内周面」と言う。)111nに2つの軸受19を保持している。
2つの軸受19(19a、19b)は、内周側円筒部111の内周面111nに対して嵌着された状態で接着剤等により一体に固定されている。なお、固定する手段はこれに限定されずに、ステータホルダ11における内周側円筒部111の内周面111nに軸受19の外輪を圧入して固定しても構わない。
すなわち、ステータホルダ11の内周側円筒部111は、2つの軸受19に対する軸受ホルダとしても機能する。軸受19は、例えばボールベアリングである。但し、軸受19としては、これに限るものではなく、例えばスリーブベアリング等のその他種々のベアリングを用いるようにしてもよい。
ステータホルダ11における内周側円筒部111のロータハウジング17とは反対側(下側(矢印b方向))の端部には、薄板状の円盤形状からなるプレート12が固定されている。
プレート12は、径方向における外周側(矢印c方向)の面(以下、これを「外周面」と言う。)12gが内周側円筒部111の内周面111nに対して嵌着された状態で接着剤等により一体に固定されている。また、プレート12は、径方向における外周側の端部に段差部12aを有し、その段差部12aに対して軸受19bが下側(矢印d方向)から支持されている。
図3および図4に示すように、ステータホルダ11は、内周側円筒部111の下側(矢印b方向)の端部から径方向の外周側(矢印c方向)へ向かって延びる円盤状の連結部113を有している。
連結部113は、内周側円筒部111と一体に形成され、内周側円筒部111と後述する斜面部115とを互いに連結している。連結部113は、軸Xを中心とした薄板状の円環状部分であり、斜面部115の内周側(矢印d方向)の端部と接続されている。
ステータホルダ11は、連結部113の径方向における外周側(矢印c方向)の端部からステータ13へ向かって上側(矢印a方向)へ斜めに延びる斜面部115を有している。斜面部115は、連結部113の外周側(矢印c方向)の端部と一体に形成され、後述する外周側部分円筒片117および外周側部分突出片118と一体に形成されている。
ステータホルダ11においては、斜面部115の外周側(矢印c方向)の端部から軸方向に沿ってロータハウジング17へ向かうように上側(矢印a方向)へ延び、周方向において一定間隔毎に円筒形状の一部をそれぞれ形成する部分である円筒片(以下、これを「外周側部分円筒片」と言う。)117を有している。
第1腕部としての外周側部分円筒片117は、周方向において一定間隔毎に6個設けられている。外周側部分円筒片117は、内周側(矢印d方向)の面(以下、これを「内周面」と言う。)117n、および、外周側(矢印c方向)の面(以下、これを「外周面」と言う。)117gが円弧状に形成されており、内周面117nと外周面117gとの間は一定の厚さを有している。
外周側部分円筒片117(外周面117g)の外径は、ステータコア131の円環部132(内周面132n(図5))の内径と同じである。但し、これに限らず、外周側部分円筒片117(外周面117g)の外径が円環部132(内周面132n)の内径よりも僅かに小さい、または、僅かに大きくてもよい。
外周側部分円筒片117においては、上側(矢印a方向)の端部が外周側(矢印c方向)へ向かって約90度に屈曲された屈曲部117k(図4)を有している。屈曲部117kは外周側(矢印c方向)へ向かうに連れて周方向の幅が次第に拡がる略扇形形状を有している。
屈曲部117kは、外周側部分円筒片117の外周面117gから所定の長さだけ外周側(矢印c方向)へ突出しているが、後述するコイル139および隣接するコイル139同士を繋ぐ渡り線139w(図3)にまでは到達しない程度の長さである。これにより屈曲部117kがコイル139および渡り線139wに接触して破損させることを予め回避している。
また、屈曲部117kの上側(矢印a方向)を向く面(以下、これを「上側面」と言う。)117ka(図3、図4)は、ロータハウジング17と接触していない。一方、屈曲部117kの下側(矢印b方向)を向く面(以下、これを「下側面」と言う。)117kb(図3、図4)は、ステータ13の円環部132の上側面132a(図3)と当接されている。
図3に示すように、外周側部分円筒片117の屈曲部117kは、ステータホルダ11がステータコア131を保持する際にカシメられる部分である。外周側部分円筒片117の屈曲部117kは、カシメられた際に屈曲部117kの下側面117kbがステータ13の円環部132の上側面132aに当接されることになる。したがって、外周側部分円筒片117の屈曲部117kは、ステータホルダ11がステータコア131を保持する前には屈曲しておらず、上側(矢印a方向)に延びた状態(図示せず)にある。
さらに、ステータホルダ11は、斜面部115の外周側(矢印c方向)の端部から更に外周側(矢印c方向)へ向かって突出し、周方向において一定間隔毎にリング形状の一部をそれぞれ形成する部分である突出片(以下、これを「外周側部分突出片」と言う。)118を有している。
外周側部分突出片118(図4)は、径方向に沿って外周側(矢印c方向)へ直線状に所定の長さだけ延びており、上側(矢印a方向)を向く上側面118aと、下側(矢印b方向)を向く下側面118bを有している。
外周側部分突出片118の上側面118aは、ステータ13の円環部132の下側面132bと当接されており、スタータ13を下側(矢印b方向)から支持している。外周側部分突出片118の下側面118bは、連結部113および斜面部115よりも上側(矢印a方向)の位置にあり、いずれの部材とも接触していない。
複数の外周側部分円筒片117と、複数の外周側部分突出片118とは、それぞれ交互に配置されている。外周側部分円筒片117と外周側部分突出片118との間には、周方向において所定の幅を有する間隙g1がそれぞれ形成されている。なお、間隙g1は、プレス成型時の形状出しのため、所定の大きさに設定される空隙である。
因みに、内周側円筒部111、外周側部分円筒片117、および、外周側部分突出片118は、全て軸Xを中心軸とする同軸上に形成されている。複数の外周側部分円筒片117および複数の外周側部分突出片118は、ステータコア131を保持し、外周側部分円筒片117および外周側部分突出片118によってステータ保持部119が形成されている。
このように、内周側円筒部111、連結部113、斜面部115、複数の外周側部分円筒片117、および、複数の外周側部分突出片118からなるステータ保持部119によってステータホルダ11が構成されている。
ステータホルダ11におけるステータ保持部19(外周側部分円筒片117および外周側部分突出片118)には、ステータ13が固定されている。ステータ13は、図3に示すように、ステータコア131と、コイル139とを有している。
図5に示すように、ステータコア131は、磁性体としての珪素鋼板等の積層体となっている。ステータコア131は、環状体からなる円環部132と、円環部132から外周側(矢印d方向の側)へ向かって延びる複数のティース部133と、それぞれのティース部133に接続された先端部134と、を備える。なお、ティース部133および先端部134を含めて磁極部と称する。
ステータコア131においては、円環部132と先端部134との間に、円環部132から外周側(矢印c方向)へ向かって先端部134まで延びるティース部133が設けられている。
ステータコア131の円環部132の内周面132nがステータホルダ11の外周側部分円筒片117の外周面117gに接触している。また、ステータコア131の先端部134は、周方向において時計回り方向(矢印e方向)及び反時計回り方向(矢印f方向)に向けてそれぞれ突出した凸部分を有し、隣り合う凸部分同士の間隙が、隣り合うティース部133同士の間隙(スロット)と比較して狭くなっている。
図3に示すように、ステータコア131のティース部133には、絶縁部材で形成されたインシュレータ(図示せず)が装着されており、そのインシュレータを介してコイル139が巻回されている。すなわち、ステータコア131のティース部133とコイル139との間は、インシュレータを介して電気的に絶縁されている。なお、絶縁性を有する樹脂膜をステータコア131の表面に形成して、樹脂膜をインシュレータとして用いても構わない。
ロータ15(図2)は、ヨーク151およびマグネット153を有している。ヨーク151は、軸Xに沿って延びる環状かつ円筒形状からなる鉄芯である。ヨーク151はマグネット153を取り囲んだ状態でマグネット153を一体に保持している。マグネット153は、ヨーク151と同様に軸Xに沿って延びる円筒形状を有している。
具体的には、ヨーク151の内周面151nに対してマグネット153が接着剤を用いて固定されている。ただし、これに限るものではなく、例えばマグネット153が圧入等によってヨーク151の内周面151nに接触して保持されていても構わない。
ヨーク151は、鉄等の磁性体により形成されている。ヨーク151は、回転軸方向においてマグネット153よりも高く形成されている。
マグネット153は、磁性体の一体成形物である。マグネット153は、ステータコア131の先端部134に対向する内周面が、S極に着磁された領域と、N極に着磁された領域とに分けられ、周方向に沿って交互に配置されている。マグネット153の回転軸方向における高さは、ヨーク151の回転軸方向における高さよりも低く形成されている。
すなわちマグネット153は、ヨーク151によってマグネット153の外周面153gが外周側(矢印c方向)から覆われた状態で保持されていればよい。なお、ヨーク151の内周面151nとマグネット153の上側(矢印c方向)の端面153aとによってロータハウジング17の外周部173(後述する)が保持されている。
ロータハウジング17は、アルミニウム合金などの比較的軽い金属によって形成されており、全体的に円盤形状を有している。ただし、これに限るものではなく、ロータハウジング17は、樹脂やプラスチック等の他の素材によって形成されていてもよい。
図1および図2に示すように、ロータハウジング17は、内周側(矢印c方向)に設けられた内周部171、外周側(矢印d方向)の端部に設けられた外周部173、および、スポーク部175を有している。
図2に示すように、ロータハウジング17の内周部171は、軸Xを中心とした貫通孔171hが設けられた円柱状の凸部171dと、凸部171dの外周側の端部から径方向へ延びるフランジ部171fを有している。フランジ部171fは、上側(矢印a方向)からステータホルダ11の内周側円筒部111を覆うことが可能な外径を有している。
ロータハウジング17における内周部171の凸部171dは、軸Xを中心として上下方向(矢印ab方向)に延びる円筒形状の回転軸172を有している。回転軸172の外周面172gには、軸受19(19a、19b)の内輪が保持されている。すなわち、ロータハウジング17の回転軸172は、モータ1においてロータ15と共に回転する。なお、回転軸172は内周側に空間を有しない円柱形状であってもよい。
フランジ部171fの外周側(矢印c方向)の端部には複数(例えば6本)のスポーク部175が接続されており、スポーク部175における外周側の先端部には環状の外周部173が接続されている。すなわちスポーク部175は、内周部171のフランジ部171fと外周部173とを接続している。
外周部173は、径方向における外周側(矢印c方向)の端部によって、ヨーク151の内周面151nに固定されたマグネット153を上側(矢印a方向)から覆う部分である。ロータハウジング17の外周部173は、ヨーク151の内周面151nに圧入されることにより一体に取り付けられ、外周部173の周側面173mとヨーク151の内周面151nとが密着される。
以上の構成において、モータ1は、外周側部分円筒片117の屈曲部117kが上側(矢印a方向)へ延びた屈曲前のステータホルダ11(図4)の上からステータコア131を被せるように重ねる。
このとき、ステータコア131の円環部132の内周面132nが外周側部分円筒片117の外周面117gに沿うようにステータコア131がステータホルダ11に挿入される。
これにより、ステータコア131の円環部132は、ステータホルダ11における外周側部分突出片118の上側面118aの上に載置された状態が形成される。この段階では、ステータコア131の円環部132の下側面132bが、ステータホルダ11における外周側部分突出片118の上側面118aに当接されて支持された状態となっている。
すなわち、第2腕部としての外周側部分突出片118は、ステータコア131の円環部132の軸方向における他方の面である下側面132bに接触した状態で下側(矢印b方向)から支持した状態となる。
その後、ステータホルダ11の外周側部分円筒片117の屈曲部117kが外周側(矢印c方向)へ向かって約90度カシメられる。
これにより、屈曲部117kの下側面117kbがステータコア131の円環部132の上側面132aに押し付けられた状態で当接される。この場合、第1腕部としての外周側部分円筒部117は、ステータコア131の円環部132の軸方向におけるの一方の面である上側面132aに接触した状態で上側から支持した状態となる。
かくして、ステータコア131は、ステータホルダ11における外周側部分円筒片117の屈曲部117kの下側面117kbと、外周側部分突出片118の上側面118aとの間に挟み付けられた状態で保持される。
同時に、ステータホルダ11の外周側部分円筒片117は、当該外周側部分円筒片117の外周面117gとステータコア131の円環部132の径方向における内周面132nとが接触している。
したがって、ステータホルダ11は、外周側部分円筒片117の屈曲部117k、外周側部分円筒片117の外周面117g、複数の外周側部分突出片118の3点によってステータコア131を強固に保持することができる。このように、ステータホルダ11は接着剤等を用いることなくステータコア131を一体化した状態で強固に保持することができる。
以上の構成によれば、モータ1では、ステータホルダ11のステータ保持部119によってステータコア131を回転軸方向において上下および径方向の内周面側から保持することにより、接着剤や固定部材等を用いることなくステータコア131を容易かつ強固に保持することができる。かくしてモータ1は、ステータホルダ11によってステータ13を支持する際の支持力の安定性を従来に比して一段と向上させることができる。
<他の実施の形態>
なお、本実施の形態のモータ1は、アウターロータ型のブラシレスモータとして構成されているが、本発明はブラシレスモータ以外のモータにも適用可能である。また、本発明は、インナーロータ型のモータにも適用可能である。
なお、本実施の形態のモータ1は、アウターロータ型のブラシレスモータとして構成されているが、本発明はブラシレスモータ以外のモータにも適用可能である。また、本発明は、インナーロータ型のモータにも適用可能である。
以上、本発明のモータについて、好ましい実施の形態を挙げて説明したが、本発明のモータは上記実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、本実施の形態においては、外周側部分円筒片117と外周側部分突出片118とが1つずつ交互にそれぞれ6個ずつ配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、隣接する外周側部分円筒片117同志の間に2個の外周側部分突出片118が配置されていたり、隣接する外周側部分突出片118同士の間に2個の外周側部分円筒片117が配置されていてもよく、外周側部分円筒片117および外周側部分突出片118の数および配置については任意に設定することが可能である。
また、本実施の形態においては、スポーク175を有するロータハウジング17を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、スポークの存在しない円盤形状のロータハウジングを用いるようにしてもよい。
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明のモータを適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1…モータ、11…ステータホルダ、13…ステータ、15…ロータ、17…ロータハウジング、19(19a、19b)…軸受、111…内周側円筒部、113…連結部、115…斜面部、117…外周側部分円筒片、118…外周側部分突出片、119…ステータ保持部、g1…間隙、131…ステータコア、132…円環部、133…ティース、134…先端部、139…コイル、151…ヨーク、153…マグネット、171…内周部、171d…凸部、171f…フランジ部、171h…貫通孔、173…外周部、175…スポーク部。
Claims (4)
- ロータと、
前記ロータと対向して配置されたコイルを有するステータと、
前記ステータを保持するホルダと、を備え、
前記ステータは、円環部と、前記円環部から外周側へ向かって突出し、コイルが巻き回される磁極部とを有し、
前記ホルダは、前記円環部の軸方向における一方の面に接触する第1腕部と、前記円環部の軸方向における他方の面に接触する第2腕部とを有する
モータ。 - 前記第1腕部は、前記円環部の径方向における内周側の面と接触する
請求項1に記載のモータ。 - 前記第1腕部と前記第2腕部とは、周方向に隣接して配置されている
請求項1または2に記載のモータ。 - 前記第1腕部と前記第2腕部との間には、周方向において空隙が形成されている
請求項3に記載のモータ。
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JP2021146503A JP2023039361A (ja) | 2021-09-08 | 2021-09-08 | モータ |
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2021
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