JP2023039275A - 衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】内ポケットに収納された収納物の重さによる着用者の負担を軽減することができる衣服を提供する。【解決手段】衣服本体20と、衣服本体20の内側に取り付けられて収納物が収納される内ポケット30と、衣服本体20の内側に配置されると共に着用者の身体に装着可能なベルト50と、を備えた衣服10である。そして、ベルト50は、内ポケット30に設けられたベルトループ36に通されて、内ポケット30に係合されている。【選択図】図2

Description

本発明は、着用者が着用する衣服に関するものである。
従来、衣服本体を構成する表地と裏地の間に長尺体を配置し、長尺体を表地又は裏地に固定すると共に、衣服本体に設けたポケットの内側に長尺体の一部を露出させて、当該露出部を引っ張って衣服本体の身幅を収縮する衣服が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、衣服本体の内側に設けた内ポケットの底を下衣のウエスト部分に入れ込み可能とすると共に、内ポケットの下部を衣服本体の裏面に固定し、内ポケットに収納された収納物を下衣のウエスト部分に載せた状態で保持する衣服が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2019-183310号 実用新案登録第3044506号
ところで、従来の衣服では、衣服本体の生地と着用者の身体との間の空間を狭くして、収納物の揺れを低減したり、収納物の重さを下衣で支持させたりすることで、内ポケットに収納された収納物の重さによる着用者の負担軽減を図っている。しかしながら、収納物の重さは全て着用者が着用している衣服に掛かってしまう。そのため、内ポケットに収納された収納物の重さで衣服が引っ張られ、襟元が締まる等して着用者の動作が阻害されてしまい、着用者の負担を軽減することが難しいという課題がある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、内ポケットに収納された収納物の重さによる着用者の負担を軽減できる衣服を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、衣服本体と、前記衣服本体の内側に取り付けられた内ポケットと、前記衣服本体の内側に配置されると共に、着用者の身体に装着可能なベルトと、を備え、前記ベルトは、前記内ポケットに係合されている構成とした。
これにより、本発明では、内ポケットに収納された収納物の重さによる着用者の負担を軽減することができる。
実施例1の衣服を示す正面図である。 実施例1の衣服の前面を開放して衣服本体の内側を示す平面図である。 図2のA-A断面図である。 内ポケットを開けた状態での図2におけるB部の拡大図である。 実施例1の内ポケットを示す斜視図である。 実施例1の衣服の第1変形例を示す要部断面図である。 実施例1の衣服の第2変形例を示す要部断面図である。 実施例1の衣服の第3変形例を示す要部断面図である。
本発明の衣服を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。なお、以下の説明では、衣服10を着用する着用者を基準として「上下」「左右」「前後」等の用語を用いる。また、「身幅方向」は左右方向を意味する。
実施例1の衣服10は、着用者が上半身に着る上衣である。衣服10は、図1及び図2に示すように、着用者の前面を覆う前身頃21と、着用者の背面を覆う後身頃22と、着用者の腕が差し込まれる一対の袖23と、を有する衣服本体20を備えている。また、衣服本体20の裾には、ベルト状の裾ゴム24aを有する裾部24(伸縮部)が設けられている。裾ゴム24aは、胴回りに沿って身幅方向(左右方向)に伸縮する伸縮材であり、自身の持つ伸縮力により、裾部24を着用者の身体(ウエスト部分)に沿わせ、着用者と衣服本体20との隙間を抑制する。なお、裾ゴム24aは、前身頃21や後身頃22の生地と同一の生地で覆われ、前身頃21及び後身頃22の裾に取り付けられている。
前身頃21は、中央から左右に分かれ、左前身頃21aと右前身頃21bによって構成されている。また、左前身頃21aと右前身頃21bとの間は、線ファスナー21c(図2参照)を介して開閉自在である。なお、線ファスナー21cは、左前身頃21aの端部に設けた前立て21dに覆われている(図1参照)。
さらに、左前身頃21a及び右前身頃21bには、それぞれ腰ポケット25が設けられている。各腰ポケット25は、左前身頃21aと右前身頃21bのそれぞれに設けられたスリットに、前身頃21の内側に配置されたポケット袋25a(図2参照)の開口を縫製することで形成されている。
後身頃22の下部には、図2に示すように、送風ファン(不図示)を取付可能な一対の取付孔26が身幅方向に並んで形成されている。取付孔26は、後身頃22の生地を貫通する円形の貫通孔である。後身頃22の内側には、取付孔26の周縁部を補強する補強板26aが設けられている。なお、取付孔26は、メッシュ布によって衣服本体20の外側から覆われてもよい。取付孔26をメッシュ布で覆うことで、送風ファンによる外気の取り込みを妨害せずに、送風ファンの破損に伴う部品の落下を防ぐことができる。
そして、衣服本体20の内側には、図2に示すように、内ポケット30と、ベルト保持部40と、ハーネス保持部41と、ベルト50と、が設けられている。
内ポケット30は、送風ファンを駆動するバッテリー100(図3参照)を収容可能なポケットである。内ポケット30は、衣服本体20の内側、実施例1では左前身頃21aの内側に配置された腰ポケット25のポケット袋25aに取り付けられている。
内ポケット30は、図2~図5に示すように、上方に開放すると共にバッテリー100を収納可能なポケット空間Pを有する袋部31と、袋部31の開口部32を開閉自在に覆うフラップ33と、を備えている。
袋部31は、図3~図5に示すように、衣服本体20に対向する第1側面31aと、着用者に対向する第2側面31bと、第1側面31aと第2側面31bとの間に設けられた一対のマチ部31cと、底面31dと、を有している。
第1側面31aは、開口部32から上方に延びた第1延在部31eを有している。第1延在部31eは、上部に衣服本体20(ポケット袋25a)に縫い付けられる縫着部34が設定されている。すなわち、内ポケット30は、衣服本体20に対向する袋部31の第1側面31aの上部がポケット袋25aに固定され、下方に垂れ下がった状態となる。そして、内ポケット30は、衣服本体20の内側を正面から見たとき、下部(少なくとも袋部31の底面31d)が裾部24に設けられた裾ゴム24aに重なる位置に配置されている。そして、内ポケット30は、袋部31の底面31dが裾部24から下方に出ない大きさに設定されている。また、フラップ33は、第1延在部31eの上部から連続しており、縫着部34がフラップ33と袋部31との境界になっている。
第2側面31bは、開口部32から上方に延びた第2延在部31fを有している。第2延在部31fは、フラップ33に覆われる部分に第1スナップボタン35aが設けられている。第1スナップボタン35aは、フラップ33の先端部に設けられた第2スナップボタン35bと着脱可能に係合する。
そして、内ポケット30の第1側面31aには、ベルトループ36が設けられている。ベルトループ36は、上下方向に延びる帯状の布帛であり、上部と下部とがそれぞれ第1側面31aに縫い付けられている。図3及び図5に示すように、ベルトループ36と第1側面31aとの間には、ベルト50が挿通される。ベルト50は、ベルトループ36と第1側面31aとによって衣服本体20の内側に保持される。
ベルト保持部40は、リング状に形成された帯状布帛である。ベルト保持部40は、図2に示すように、右前身頃21bの下部と、後身頃22の中央下部と、にそれぞれ縫い付けられている。ベルト保持部40には、ベルト50が通され(図2参照)、ベルト50はベルト保持部40によって衣服本体20の内側に保持される。
なお、二つのベルト保持部40と、内ポケット30に設けられたベルトループ36とは、裾部24から上方に同等距離だけ離れた位置に配置されている。このため、ベルトループ36及びベルト保持部40に挿通されたベルト50は、裾部24よりも上方の位置で、裾部24に対し平行に延びた状態で保持される。つまり、ベルト50は、裾部24から下方に出ない位置に保持される。また、二つのベルト保持部40と、内ポケット30に設けられたベルトループ36は、身幅方向にほぼ等間隔に配置されている。
ハーネス保持部41は、帯状の布帛である。ハーネス保持部41は、一対の取付孔26の近傍位置(ここでは、身幅方向に並んだ一対の取付孔26の間の位置)に配置されている。ハーネス保持部41は、長手方向の一端が後身頃22に縫い付けられて長手方向の他端が下方に垂れ下がっている。ハーネス保持部41には、図示しないスナップボタンが設けられ、適宜リング状に折り畳み可能である。ハーネス保持部41には、バッテリー100と送風ファンとを繋ぐハーネス(不図示)が挟まれる。
ベルト50は、ナイロンや綿等からなる伸縮性を有していない帯状の布帛である。ベルト50は、着用者の胴部に巻回可能な長さを有し、着用者の胴部に装着可能である。また、ベルト50は、内ポケット30のベルトループ36と、一対のベルト保持部40に挿通され、衣服本体20の内側に保持されている。すなわち、ベルト50は、内ポケット30のベルトループ36に通されることで、内ポケット30に係合される。
また、ベルト50には、ワンタッチバックルであるバックル51が取り付けられている。つまり、ベルト50は、長手方向の一端部にバックル51のプラグ52が取り付けられ、長手方向の他端部にバックル51のソケット53が取り付けられている。バックル51は、プラグ52をソケット53に差し込むことで、プラグ52の係止片52aがソケット53の被係止部53aに係合する。これにより、ベルト50の両端部が連結される。また、バックル51は、係止片52aを撓ませて被係止部53aから取り外すことで、プラグ52をソケット53から外すことができる。
衣服10の着用者は、衣服本体20を着用した状態でベルト50を自身の胴部に巻回し、バックル51のプラグ52とソケット53を連結することで、ベルト50を自身に装着できる。
以下、実施例1の衣服10の着用手順を説明する。
実施例1の衣服10は、着用者が着用する際、後身頃22に形成された取付孔26に送風ファンが取り付けられ、内ポケット30にバッテリー100が収納される。そして、内ポケット30のフラップ33は閉じられ、フラップ33によって第2延在部31fが覆われる。このとき、第1スナップボタン35aと第2スナップボタン35bとが係合されることで、衣服10はバッテリー100の脱落を抑制することができる。また、送風ファンとバッテリー100とは、図示しないハーネスを介して電気的に接続される。さらに、衣服10が着用される前には、ベルト50に取り付けられたプラグ52とソケット53とは分離されており、ベルト50は裾部24に沿って伸びている。衣服10は、このような状態で着用者に着用される。
着用者は、衣服本体20の袖23に腕を差し込んで衣服本体20を着ると、次に、ベルト50を自身の胴部に巻回する。続いて、着用者は、ベルト50の一端に設けられたプラグ52を、ベルト50の他端に設けられたソケット53に差し込み、バックル51を連結する。これにより、ベルト50の両端部が連結され、ベルト50は着用者の胴部に装着される。
そして、着用者は、ベルト50を装着した後、前身頃21の線ファスナー21cを引き上げて、左前身頃21aと右前身頃21bを閉じ、衣服10の着用を完了する。
以下、実施例1の衣服10の特徴的作用を説明する。
実施例1の衣服10は、衣服本体20の内側に取り付けられた内ポケット30と、衣服本体20の内側に配置されて着用者の身体に装着可能なベルト50と、を備えている。そして、ベルト50は、内ポケット30に設けられたベルトループ36に通される。つまり、ベルト50は、内ポケット30に係合(保持)されている。
これにより、着用者が衣服10を着用したとき、内ポケット30は、縫着部34を介して衣服本体20に支持される。さらに、内ポケット30に係合したベルト50が着用者に装着されるため、内ポケット30は着用者によって支持される。このため、内ポケット30に収納されたバッテリー100の重さは、衣服本体20と着用者に分散して作用し、衣服本体20と着用者とでバッテリー100を支持することになる。この結果、バッテリー100の重さによる衣服本体20を引っ張る力を低減し、衣服10の襟元が締まる等の型崩れを抑制できる。この結果、実施例1の衣服10は、着用者の動作を阻害することがなく、内ポケット30に収納されたバッテリー100の重さによる着用者の負担を軽減できる。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30は、バッテリー100を収納するポケット空間Pを有する袋部31を備えている。そして、袋部31は、ポケット袋25a(衣服本体20)に対向する第1側面31aと、着用者に対向する第2側面31bと、を有しており、ベルト50は、第1側面31aに係合されている。
このため、ベルト50は、内ポケット30の外側(衣服本体20側)からバッテリー100を押さえることができ、バッテリー100は、内ポケット30ごと着用者の胴部に密着させられる。これにより、衣服10では、袋部31内でのバッテリー100の移動を規制し、着用者が感じるバッテリー100の重量感をさらに軽減することができる。また、バッテリー100の移動が規制されることにより、着用者が動いてもバッテリー100が邪魔にならず、着用者は快適に動作を行うことができる。
しかも、実施例1では、内ポケット30は、衣服本体20の内側を正面から見たときに下部が裾ゴム24aに重なる位置に配置されている。このため、内ポケット30は、ベルト50に加えて裾ゴム24aによっても外側(衣服本体20側)から押さえられる。これにより、バッテリー100のぶらつきをさらに抑制し、着用者の負担感をさらに軽減することができる。
また、実施例1の衣服10は上衣であり、内ポケット30及びベルト50が衣服本体20の裾部24から下方に出ない位置に配置されている。そのため、内ポケット30やベルト50は、下衣の腰ベルトよりも上方に位置し、下衣の腰ベルトに干渉することがない。これにより、例えば下衣の腰ベルトに工具収納用の腰袋等を装着する際に、内ポケット30やベルト50が妨げとなることを防止できる。
さらに、実施例1の衣服10では、衣服本体20の内側にベルト保持部40を設け、ベルト50はベルト保持部40に通されている。そのため、ベルト50は、内ポケット30に設けられたベルトループ36に通された位置だけでなく、ベルト保持部40に通された位置も衣服本体20によって支持される。これにより、ベルト50の脱落が抑制される。そして、ベルト50が脱落しないことで、下衣の腰ベルトとベルト50との干渉抑制効果を向上させることができる。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30にベルトループ36が設けられ、ベルト50は、ベルトループ36と内ポケット30との間に通されることで内ポケット30に係合される。これにより、ベルト50を内ポケット30及び衣服本体20から取り外すことができる。このため、着用者が衣服本体20の洗濯やアイロン掛けを行うときにベルト50が邪魔にならず、洗濯やアイロン掛けを容易に行うことができる。
以上、本発明の衣服10を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1の衣服10では、ベルトループ36が袋部31の衣服本体20の対向した第1側面31aに設けられ、ベルトループ36に通されたベルト50によって内ポケット30が外側から押さえられる例が示されたが、これに限らない。例えば、図6に示すように、内ポケット30の着用者に対向する第2側面31bにベルトループ36が設けられ、ベルト50は、ベルトループ36に通されて第2側面31bに係合されてもよい。
この場合、ベルト50を着用者の胴部に装着した際、バッテリー100がベルト50と着用者との間に挟まれることがない。そのため、着用者が動いてもバッテリー100の位置がずれたり、バッテリー100が着用者に接触したりすることがない。これにより、着用者は、バッテリー100の存在を気にすることなく動くことができ、作業性の向上を図ることができる。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30の第1延在部31eの上部に衣服本体20に縫い付けられる縫着部34が設定された例が示された。しかしながら、縫着部34は、例えば第1側面31aの下部や、中間部等任意の位置に設定されてもよい。すなわち、図7に示すように、内ポケット30の第1側面31aの下部に縫着部34が設定され、衣服本体20のうち、裾ゴム24aが配置された位置に縫着部34が取り付けられてもよい。
この場合、裾ゴム24aによって衣服本体20の生地の撓みが抑制される位置で内ポケット30を支持することができる。このため、バッテリー100の重みで衣服本体20が引っ張られることをさらに抑制でき、バッテリー100の重さによる着用者の負担をさらに軽減することができる。
また、例えば、内ポケット30の第1側面31aと底面31dとの境界部分を、裾部24の上端に縫い付けた場合には、衣服本体20を着用した際、着用者はバッテリー100を裾ゴム24aの上に載せた状態で保持することができる。これにより、着用者の負担をさらに軽減することができる。
さらに、内ポケット30は、図8に示されるように、底面31dが裾部24の上端付近に位置するように配置されてもよい。つまり、内ポケット30は、衣服本体20の内側を正面から見たとき、下部(少なくとも袋部31の底面31d)が裾部24に設けられた裾ゴム24aに重ならない位置に配置されてもよい。この場合、内ポケット30は裾部24よりも上側に位置する。このため、着用者が衣服本体20を着用した際、裾ゴム24aと内ポケット30とが干渉せず、内ポケット30は裾ゴム24aによって挟まれることがない。これにより、裾部24が着用者の身体に沿うことができ、裾部24と身体との間に隙間が発生することを防止できる。この結果、裾部24からの衣服本体20内の空気の漏れを抑制できる。
なお、図8に示す例では、内ポケット30の第1延在部31eの上部に縫着部34が設定されている。しかしながら、内ポケット30を裾部24の上側に配置した場合であっても、縫着部34は、例えば第1側面31aの下部や、中間部等任意の位置に設定されてもよい。また、ベルトループ36は、第2側面31bに設けられてもよい。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30にベルトループ36を設け、袋部31とベルトループ36との間にベルト50を通すことで、ベルト50が内ポケット30に係合される例が示された。しかしながら、内ポケット30とベルト50の係合の形態は、これに限らない。例えば、内ポケット30の第1側面31a又は第2側面31bにベルト50を直接縫い付けることで、ベルト50が内ポケット30に係合されてもよい。
ベルト50を内ポケット30に直接縫い付けた場合には、ベルト50と内ポケット30との位置ずれが生じることがない。そのため、着用者は、自身の動きに拘らず収納物であるバッテリー100を安定して支持することができる。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30が、第1側面31aと、第2側面31bと、一対のマチ部31cと、底面31dとを有する袋部31を備えた例が示された。しかしながら、袋部31は、必ずしもマチ部31cや底面31dを有さなくてもよく、第1側面31aの周縁部と第2側面31bの周縁部を縫製して袋状にしてもよい。また、袋部31は、第1延在部31eや第2延在部31fを有していなくてもよい。さらに、内ポケット30は、フラップ33や、第1スナップボタン35a及び第2スナップボタン35bを必ずしも備えなくてもよい。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30の袋部31が縫着部34を介して衣服本体20に縫い付けられ、内ポケット30が衣服本体20から取り外せない例が示された。しかし、内ポケット30の袋部31は、例えば面ファスナーやスナップボタン等を介して衣服本体20に対して着脱可能に取り付けられてもよい。
さらに、内ポケット30は、ポケット布の両側縁及び下縁を衣服本体20に縫製することで形成される、いわゆるパッチポケットであってもよい。この場合、内ポケット30は、着用者に対向する第2側面31bのみを有するものとなる。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30が左前身頃21aの内側に取り付けられた例が示された。しかしながら、内ポケット30は、衣服本体20の内側であって、ベルト50を介して着用者に保持可能な位置であれば、任意の位置に取り付けることができる。
なお、内ポケット30が取り付けられるより好ましい位置は、後身頃22の中央部であって、一対の取付孔26の間の位置である。この場合は、着用者の左右にほぼ均等にバッテリー100等の収納物の重さを掛けることができる。このため、収納物による着用者の負担をより軽減することができる。
また、実施例1の衣服10では、内ポケット30が一つだけ設けられた例が示された。しかしながら、内ポケット30は衣服本体20の内側に複数設けてもよい。
また、実施例1の衣服10では、ベルト50が伸縮性を有していない帯状の布帛である例が示された。しかしながら、ベルト50は、内ポケット30に係合可能であって、着用者に装着することができればよい。そのため、ベルト50は、伸縮可能なゴムベルト等であってもよいし、長手方向の中間部に伸縮部分を有する帯状布帛であってもよい。また、バックル51は、ベルト50の長さを調節する機能を有するものであってもよい。
さらに、実施例1の衣服10は、後身頃22に取付孔26が形成され、内ポケット30に、取付孔26に取り付けられる送風ファンへ給電するためのバッテリー100が収納される例が示された。しかしながら、内ポケット30に収納される収納物はバッテリー100に限らない。着用者は、例えばスマートフォンや無線機等の任意の物品を内ポケット30に収納することが可能である。なお、バッテリー100以外の物品を内ポケット30に収納する場合には、必ずしも送風ファンを衣服本体20に取り付ける必要はない。つまり、衣服本体20は、取付孔26が形成されていなくてもよい。
そして、本発明を適用する衣服10は、実施例1に示された上衣に限らず、ツナギ服や下衣であってもよい。
10 衣服
20 衣服本体
21 前身頃
22 後身頃
24 裾部(伸縮部)
24a 裾ゴム
25a ポケット袋
30 内ポケット
31 袋部
31a 第1側面
31b 第2側面
31c マチ部
31d 底面
31e 第1延在部
31f 第2延在部
32 開口部
33 フラップ
34 縫着部
36 ベルトループ
40 ベルト保持部
50 ベルト
51 バックル
100 バッテリー(収納物)
P ポケット空間

Claims (6)

  1. 衣服本体と、
    前記衣服本体の内側に取り付けられた内ポケットと、
    前記衣服本体の内側に配置されると共に、着用者の身体に装着可能なベルトと、を備え、
    前記ベルトは、前記内ポケットに係合されている
    ことを特徴とする衣服。
  2. 請求項1に記載された衣服において、
    前記内ポケットは、収納物を収納するポケット空間を有する袋部を備え、
    前記袋部は、前記衣服本体に対向する第1側面と、前記着用者に対向する第2側面と、を有し、
    前記ベルトは、前記第1側面に係合されている
    ことを特徴とする衣服。
  3. 請求項1に記載された衣服において、
    前記内ポケットは、前記着用者に対向する第2側面を有し、
    前記ベルトは、前記第2側面に係合されている
    ことを特徴とする衣服。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記内ポケットは、ベルトループが設けられ、
    前記ベルトは、前記ベルトループに通される
    ことを特徴とする衣服。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記衣服本体の内側には、前記ベルトが通されるベルト保持部が設けられている
    ことを特徴とする衣服。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記衣服本体は、前記着用者の胴回りに沿って伸縮する伸縮部を有し、
    前記内ポケットは、少なくとも一部が前記伸縮部に重なる位置に配置されている
    ことを特徴とする衣服。
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