JP2023039170A - 車両用導光体及び車両用灯具ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】配光パターンを適切な照度で照射する。【解決手段】車両用導光体20は、入射面21と、入射した光を内面反射する第1反射面22と、第1反射面22で反射される光を前方に向けて内面反射する第2反射面23と、第2反射面23で反射された光の一部を遮光する遮光部24と、第2反射面23の前側端部から前方に延びる調整面25と、調整面25の前側端部から上下方向の上方に延びた状態で設けられ、第2反射面23で反射される光の一部を導光体外部に透過する透過面26と、透過面26の上側端部と遮光部24とを接続し、第2反射面23で内面反射された光の一部を前方に内面反射する接続面27と、透過面26に対して前方かつ遮光部24に対して下方に配置され、透過面26から導光体外部に透過した光を再入射する再入射面28と、第2反射面23で内面反射された光及び再入射面28から入射した光を出射する出射面29とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用導光体及び車両用灯具ユニットに関する。
リフレクタ、シェード、投影レンズ等のそれぞれに対応する機能を1つの車両用導光体に集約させた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。つまり、このような車両用導光体は、光源からの光を入射する入射面と、入射した光を内面反射する内面反射面(リフレクタに対応)と、内面反射された光の一部を遮光する遮光部(シェードに対応)と、内面反射されて遮光部を通過する光を出射して車両前方に配光パターンを照射する出射面(投影レンズに対応)とを備えている。
特許第6130602号公報
上記のような車両用導光体では、車両前方に配光パターンを適切な照度で照射することが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、車両前方に配光パターンを適切な照度で照射すること可能な車両用導光体及び車両用灯具ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用導光体は、光源からの光を入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光を内面反射して略平行光とする第1反射面と、前記第1反射面で反射される前記光を前方に向けて内面反射する第2反射面と、前記第2反射面で反射された前記光の一部を遮光する遮光部と、前記第2反射面の前側端部から前方に延びる調整面と、前記調整面の前側端部から上下方向の上方に延びた状態で設けられ、前記第2反射面で反射される光の一部を導光体外部に透過する透過面と、前記透過面の上側端部と前記遮光部とを接続し、前記第2反射面で内面反射された前記光の一部を前方に向けて内面反射する接続面と、前記透過面に対して前方かつ前記遮光部に対して下方に配置され、前記透過面から前記導光体外部に透過した前記光を再入射する再入射面と、前記第2反射面で内面反射されて前記遮光部又は前記遮光部の上方を通過する前記光と前記再入射面から入射した前記光とを出射する出射面とを備える。
上記の車両用導光体は、前記透過面に配置され、前記第2反射面で反射される光の一部を上方に内面反射する第1グレア抑制面を更に備える。
上記の車両用導光体において、前記透過面は、前記第1グレア抑制面により分割されて複数個所に配置される。
上記の車両用導光体は、前記再入射面に配置され、前記透過面から前記導光体外部に透過した前記光の一部を下方に反射する第2グレア抑制面を更に備える。
上記の車両用導光体において、前記再入射面は、段部により分割されて複数個所に配置される。
上記の車両用導光体において、前記出射面は、車両前方に配光パターンを照射する。
上記の車両用導光体において、前記配光パターンは、前記第2反射面で内面反射され、前記接続面の上方を通過し、前記遮光部又は前記遮光部の上方を通過して前記出射面から出射された前記光により形成される第1パターンと、前記第2反射面で内面反射され、前記接続面により内面反射され、前記遮光部又は前記遮光部の上方を通過して前記出射面から出射された前記光により形成される第2パターンとが車両前方で重なったメインパターンを含む。
上記の車両用導光体において、前記第1パターン及び前記第2パターンは、互いに重なるカットオフラインを上端部に有し、前記第2パターンは、前記第1パターンよりも、下端部が前記カットオフラインに近い。
本発明に係る車両用灯具ユニットは、光源を備え、前記光源からの光を導光して出射する、上記の車両用導光体を複数備える。
本発明によれば、車両前方に配光パターンを適切な照度で照射することができる。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具の一例を示す平面図である。 図2は、図1におけるA-A断面に沿った構成を示す図である。 図3は、図2の一部を拡大して示す図である。 図4は、透過面を車両用導光体の外部から見た場合の一例を示す斜視図である。 図5は、再入射面を車両用導光体の外部から見た場合の一例を示す斜視図である。 図6は、車両用導光体によって導光される光路の例を示す図である。 図7は、車両用導光体によって導光される光路の例を示す図である。 図8は、車両前方の仮想のスクリーンに照射される配光パターンの一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係る車両用灯具ユニットの一例を示す図である。 図10は、他の例に係る車両用導光体を示す斜視図である。 図11は、他の例に係る車両用導光体を示す斜視図である。 図12は、右側通行の車両前方の仮想のスクリーンに照射される配光パターンの一例を示す図である。
以下、本発明に係る車両用導光体及び車両用灯具ユニットの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用前照灯が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具100の一例を示す平面図である。図2は、図1におけるA-A断面に沿った構成を示す図である。図3は、図2の一部を拡大して示す図である。
車両用灯具100は、後述する配光パターンPF(図7参照)を車両前方に照射可能である。本実施形態において、配光パターンPFは、例えばメインパターンであるロービームパターンP1と、上方パターンであるオーバーヘッドパターンP2とを含む。車両用灯具100は、光源10と、車両用導光体20とを備えている。なお、車両用灯具100は、光源、リフレクタ、シェード、投影レンズ等を有する他のユニットをさらに備える構成であってもよい。以下、本実施形態では、左側通行の道路を走行する車両に搭載する車両用灯具100の構成を例に挙げて説明する。
[光源]
光源10は、本実施形態において、例えばLEDやOLED(有機EL)などの半導体型光源、レーザ光源等が用いられる。発光面11は、後述の車両用導光体20の入射面21に対向して配置される。発光面11が車両用導光体20に向けられた状態で配置される。本実施形態において、光源10は、左右方向に複数、例えば4つ配置される。なお、光源10の個数は、4つに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
[車両用導光体]
車両用導光体20は、光源10からの光を導光して車両搭載状態における前方に出射する。本実施形態に係る車両用導光体20は、例えば従来のプロジェクタ型の車両用前照灯におけるリフレクタ、シェード、投影レンズ等のそれぞれに対応する機能を集約させた構成である。図1から図3に示すように、車両用導光体20は、入射面21と、第1反射面22と、第2反射面23と、遮光部24と、調整面25と、透過面26と、接続面27と、再入射面28と、出射面29とを備える。
[入射面]
入射面21は、複数、例えば光源10毎に設けられる。なお、入射面21は、光源10とは1対1に対応しない位置に設けられてもよい。例えば、1つの光源10に対して、入射面21が複数設けられる構成であってもよい。複数の入射面21は、車両搭載状態における左右方向に並んで配置される。入射面21は、例えば円錐台状に形成される。本実施形態では、例えば4つの入射面21が配置される。なお、左右方向の中央側に配置される入射面21の径よりも、左右方向の外側に配置される入射面21の径の方が小さくてもよい。本実施形態では、左右方向の中央側の2つの入射面21の径よりも、左右方向の外側に配置される2つの入射面21径の方が小さい。
各入射面21は、図2に示すように、第1面21a及び第2面21bと、を有する。第1面21a及び第2面21bは、光源10からの光が入射する。第1面21aは、発光面11に対向する。第1面21aは、例えば光源10側に突出する凸面であるが、平面であってもよい。第2面21bは、光源10の側方に配置され、光源10の発光面11及び第1面21aを囲うように円筒面状に配置される。
[第1反射面]
第1反射面22は、入射面21から入射した光を内面反射して略平行光にする。第1反射面22は、入射面21の第2面21bを囲うように配置され、当該第2面21bから入射した光を第2反射面23に向けて反射する。本実施形態において、第1反射面22は、入射面21に対応して設けられる。第1反射面22は、車両搭載状態における左右方向に複数並んで配置される。複数の第1反射面22は、集光パターン用反射面と、拡散パターン用反射面とを含む。例えば、左右方向の中央側に配置される2つの第1反射面22を集光パターン用反射面とし、左右方向の両側に配置される2つの第1反射面22を拡散パターン用反射面とすることができる。
第1反射面22は、第1後方領域22aと、第1前方領域22bとを有する。第1後方領域22aは、光源10に対して後方に配置される。本実施形態において、第1後方領域22aは、例えば、光源10の光軸AXに対して前後方向の後方に配置される。第1前方領域22bは、光源10に対して前方に配置される。本実施形態において、第1前方領域22bは、例えば、仮想平面Sに対して前方に配置される。
[第2反射面]
第2反射面23は、回転放物面を基調とする形状を有する。第2反射面23は、当該回転放物面の焦点に一致又はほぼ一致する焦点Pを有する。焦点Pは、後述する出射面29の焦点の近傍の位置に配置される。第2反射面23は、第1反射面22からの光を焦点P側、つまり車両前方に向けて反射する。第2反射面23は、第1反射面22で反射される光の光軸に平行又は略平行な軸を有し、当該光を回転放物面の焦点P側に向けて内面反射する。
第2反射面23は、第1反射面22の集光パターン用反射面に対応して配置される集光パターン形成領域と、第1反射面22の拡散パターン用反射面に対応して配置される拡散パターン形成領域とを含む。集光パターン形成領域は、第2反射面23の左右方向の中央に配置される。拡散パターン形成領域は、第2反射面23のうち、集光パターン形成領域に対して左右方向の外側に配置される。集光パターン形成領域は、例えば左右方向の中央に配置され、焦点P及び焦点Pの近傍を通過するように第1反射面22からの光を内面反射する。拡散パターン形成領域は、焦点Pを含め当該焦点Pに対して車両搭載状態における水平方向の外側にずれた位置を通過するように第1反射面22からの光を内面反射する。拡散パターン形成領域は、複数の第1反射面22のうち拡散パターン用反射面に対応して配置される。
第2反射面23は、第2後方領域23aと、第2前方領域23bとを有する。第2後方領域23aは、第1後方領域22aで反射される光が入射する。第2後方領域23aは、第1後方領域22aで反射される光を前方に向けて内面反射する。
第2前方領域23bは、第2後方領域23aの前側端部に接続される。第2前方領域23bは、第1前方領域22bで反射される光が入射する。第2前方領域23bは、第1前方領域22bで反射される光を前方に向けて内面反射する。第2前方領域23bは、例えば第2後方領域23aの前側端部から前方に延長した状態で設けられる。第2前方領域23bは、第2後方領域23aに対して滑らかに接続される。なお、第2前方領域23bは、第2後方領域23aに対して滑らかではない態様で接続されてもよい。例えば、第2前方領域23bと第2後方領域23aとの間に段差が設けられてもよい。第2前方領域23bは、後述する遮光部24に対して上下方向の下方に配置される。
[遮光部]
遮光部24は、第2反射面23の第2後方領域23aで内面反射される光の一部を遮光する。遮光部24は、後述の接続面27の前側端部(角部20g)に設けられる。角部20gは、車両用導光体20を外部側(下方)から見た場合に凹状である。角部20gは、左右方向に直線状又は湾曲した状態で延びている。遮光部24は、角部20gにおいて、後述する配光パターンPFのうち、ロービームパターンP1のカットオフラインCL(図8参照)を形成する。カットオフラインCLは、水平カットオフラインCLaと斜めカットオフラインCLbとを含む。角部20gは、水平カットオフラインCLaを形成するための水平部分(不図示)と、斜めカットオフラインCLbを形成するための傾斜面分(不図示)とを有する。
遮光部24は、当該角部20gを含む領域に設けられる。遮光部24は、例えば当該遮光部24に到達する光を出射面29の方向とは異なる方向に屈折または内面反射させることで光を遮光してもよいし、角部20gを含む接続面27のうち当該遮光部24に対応する部分に光吸収層を配置しておき、当該光吸収層により光を吸収することで遮光してもよい。なお、遮光部24によって内面反射又は屈折される光は、車両用導光体20の外部に出射され、当該車両用導光体20の外部に配置されるインナーハウジング等によって吸収される。
[調整面]
調整面25は、第2反射面23の前側端部、つまり第2前方領域23bの前側端部から前方に延びる。調整面25は、水平面に沿った状態で設けられる。本実施形態において、調整面25は、例えば平面状である。なお、調整面25は、平面状に限定されず、曲面状であってもよい。調整面25は、水平面に沿った構成に限定されず、前方側が水平面に対して下方に傾いた構成であってもよい。調整面25は、第2反射面23で内面反射された光の一部を、出射面29から出射されない方向、例えば後述する上面20hが配置される方向等に内面反射する。
[透過面]
透過面26は、調整面25の前側端部から上方に突出する。図4は、透過面26を車両用導光体20の外部から見た場合の一例を示す斜視図である。透過面26は、第2前方領域23bに対応した状態で設けられる。透過面26は、例えば平面状であり、後方から前方に向けて上方に傾いた形状を有する。透過面26は、第2前方領域23bで反射される光を導光体外部に透過して前方に向ける。
透過面26は、第2反射面23からの光を車両用導光体20の外部に透過し、前方に向けて出射する(図7参照)。透過面26から導光体外部に透過して前方に向かう光は、後述する再入射面28に入射され、出射面29から出射されて車両前方に後述するオーバーヘッドパターンP2(図8参照)を形成する。
透過面26には、第1グレア抑制面31が配置される。第1グレア抑制面31は、第2前方領域23bで反射される光の一部を上方に内面反射する。例えば、第1グレア抑制面31は、第2前方領域23bで内面反射される光の一部を、後述する上面20hが配置される方向に内面反射する。第1グレア抑制面31は、H-H線付近の領域PA(図8参照)に対応する光を上方に内面反射することにより、出射面29から出射されないようにする。第1グレア抑制面31は、透過面26に対して、上側が斜め前方に延び出した状態で配置される。
第1グレア抑制面31は、例えば透過面26の上部に配置される。第1グレア抑制面31は、図4に示すように、帯状に形成される。第1グレア抑制面31の配置及び形状については、上記構成に限定されない。
[接続面]
接続面27は、透過面26の上側端部と遮光部24との間を接続する。接続面27は、車両用導光体20の下側に位置し、水平面に沿って配置される。接続面27は、遮光部24から透過面26の上側端部との接続部分にかけて設けられる。このため、接続面27では、前後方向に亘って内面反射可能な領域が確保される。
接続面27の前後方向の寸法は、上記した調整面25の前後方向の寸法に応じて設定することができる。つまり、第2反射面23から遮光部24までの前後方向の距離が一定の場合、調整面25の前後方向の寸法を相対的に大きくすることで接続面27の前後方向の寸法を相対的に小さくすることができ、調整面25の前後方向の寸法を相対的に小さくすることで接続面27の前後方向の寸法を相対的に大きくすることができる。例えば調整面25の前後方向の寸法は、接続面27の前後方向の寸法に対して0.5倍以上2倍以下の範囲で設定することができる。
[再入射面]
再入射面28は、接続面27に対して下方に屈曲した状態で設けられる。再入射面28は、上部から下部にかけて前方に傾いた状態で形成される。再入射面28は、透過面26から外部に透過した光を再入射する。再入射面28から再入射する光は、遮光部24の下方側から出射面29に向けて進行する。
再入射面28の上部には、第2グレア抑制面32が配置される。図5は、再入射面28を車両用導光体20の外部から見た場合の一例を示す斜視図である。第2グレア抑制面32は、透過面26から外部に透過した光の一部を下方に反射する。第2グレア抑制面32で反射された光は、再入射面28に到達せずに車両用導光体20の外部に放出される。第2グレア抑制面32は、H-H線付近の領域PA(図8参照)に対応する光を下方に内面反射することにより、出射面29から出射されないようにする。第2グレア抑制面32は、透過面26に対して、上側が斜め後方に延び出した状態で配置される。また、図5に示すように、第2グレア抑制面32は、左側端部から左右方向の中央部にかけて、上下方向に一定の幅で形成される。第2グレア抑制面32の配置及び形状については、上記構成に限定されない。
[出射面]
出射面29は、第2反射面23で内面反射されて遮光部24により遮光されなかった光、及び再入射面28から入射した光を出射して車両前方に配光パターンPF(図8参照)を照射する。本実施形態において、出射面29は、例えば曲面状であり、不図示の焦点と、光軸とを有する。なお、出射面29が例えば平面状であり、出射面29から出射される光を車両前方に照射する他の光学要素が配置された構成であってもよい。出射面29の焦点は、第2反射面23の焦点Pの近傍の位置に配置される。また、本実施形態では、出射面29の左右方向の幅が、第2反射面23の左右方向の幅よりも狭くてもよい。この場合、外部から見た場合の出射面29の寸法を抑制できる。
車両用導光体20の上面20hには、プリズム部等の光拡散部が形成されてもよい。光拡散部は、第2反射面23で内面反射された光を拡散する。このため、上面20hから車両用導光体20の外部に出射される光がグレアとなるのを抑制できる。
[動作]
次に、上記のように構成された車両用灯具100の動作を説明する。図6及び図7は、車両用導光体20によって導光される光路の例を示す図である。なお、光路を判別しやすくするため図6と図7とに分けて記載したものであり、実際には、光源10で発せられる光は、図6に示す光路と図7に示す光路とに分離されない。車両用灯具100の光源10を点灯させることにより、発光面11から光が放射される。この光は、入射面21の第1面21a及び第2面21bから車両用導光体20に入射する。第1面21aから入射した光は、第1反射面22側に向けて進行する。第2面21bから入射した光は、第1反射面22において第2反射面23に向けて内面反射される。
図6に示すように、例えば、第1反射面22の第1後方領域22aで反射され、第2反射面23の第2後方領域23aに到達した光のうち一部の光L1は、第2後方領域23aで内面反射され、接続面27及び遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する。出射面29に到達した光L1は、出射面29から車両前方に出射される。
また、第2後方領域23aに到達した光のうち一部の光L2は、第2後方領域23aで内面反射されて接続面27に到達する。本実施形態において、接続面27は、遮光部24から透過面26にかけて前後方向の全体に亘って形成される。このため、接続面27に到達する光L2は、無駄なく車両前方に内面反射される。接続面27によって内面反射された光L2は、遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する。出射面に到達した光L2は、出射面29から車両前方に出射される。
また、第2後方領域23aに到達した光のうち一部の光L3は、第2後方領域23aで内面反射されて調整面25に到達する。調整面25に到達する光L3は、調整面25により内面反射されて上面20hから車両用導光体20の外部に出射される。この光L3は、出射面29からは出射されない。このように、第2後方領域23aで内面反射された光のうち一部を調整面25に到達させることにより、出射面29から出射される光L2によるパターンの形状が調整される。
また、第1反射面22の第2前方領域23bに到達した光の一部である光L4は、第2前方領域23bで内面反射され、調整面25の上方を通過して透過面26に到達する。本実施形態において、透過面26は、調整面25の前側端部から上方に突出した状態で当該第2前方領域23bに対向して配置される。このため、第2前方領域23bで反射された光L4は、透過面26から無駄なく導光体外部に透過される。透過面26によって導光体外部に透過した光L4は、導光体外部を前方に向けて進行し、遮光部24の下方を通過して、再入射面28から車両用導光体20の内部に再入射する。再入射した光L4は、出射面29に到達し、出射面29から車両前方に出射される。
これに対して、第2前方領域23bに到達した光の一部である光L5は、第2前方領域23bで内面反射され、調整面25の上方を通過して第1グレア抑制面31に到達する。第1グレア抑制面31に到達した光L5は、第1グレア抑制面31により上方に内面反射され、上面20hから車両用導光体20の外部に出射される。この光L5は、出射面29からは出射されない。また、第2前方領域23bに到達した光の一部である光L6は、透過面26から導光体外部に透過され、第2グレア抑制面32に到達する。第2グレア抑制面32に到達した光L6は、第2グレア抑制面32により下方に内面反射される。この光L6は、再入射面28には入射せず、出射面29からは出射されない。
また、図7に示すように、第1面21aから入射した光の一部である光L7は、第2反射面23の第2後方領域23aで内面反射され、接続面27及び遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する。出射面29に到達した光L7は、出射面29から車両前方に出射される。また、第1面21aから入射した光の一部である光L8は、第2反射面23の第2後方領域23aで内面反射され、遮光部24を通過して出射面29に到達する。出射面29に到達した光L8は、出射面29から車両前方に出射される。
また、第1面21aから入射した光の一部である光L9は、第2後方領域23aで内面反射されて接続面27に到達し、接続面27によって車両前方に内面反射される。接続面27によって内面反射された光L9は、遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する。出射面に到達した光L9は、出射面29から車両前方に出射される。
図8は、車両前方の仮想のスクリーンに照射される配光パターンの一例を示す図である。図8では、左側通行の車両に対応するパターンを示している。また、図8において、V-V線がスクリーンの垂直線を示し、H-H線がスクリーンの左右の水平線を示す。また、ここでは、垂直線と水平線との交点が、水平方向の基準位置であるとする。
出射面29から出射された光L1、L2、L4は、図8に示すように、配光パターンPFとして車両前方に照射される。具体的には、遮光部24の上方を通過して出射面29に到達した光L1、L2は、カットオフラインCLを含むロービームパターンP1を形成する。図8では、カットオフラインCLのうち斜めカットオフラインCLbが右側に向けて下方に傾くように形成された状態を例に挙げて説明しているが、これに限定されず、斜めカットオフラインCLbが左側に向けて下方に傾く場合においても同様の説明が可能である。本実施形態において、第2後方領域23aで内面反射され、接続面27及び遮光部24の上方を通過して出射面29に到達した光L1により、パターンP1aが形成される。また、第2後方領域23a及び接続面27で内面反射され、遮光部24の上方を通過して出射面29に到達した光L2により、パターンP1bが形成される。本実施形態では、第2後方領域23aと接続面27との間に調整面25が配置されている。この配置により、第2後方領域23aで反射される光の一部(光L3)が、調整面25を介して、車両用導光体20の出射面29以外の部分から外部に放出される。この構成では、調整面25が設けられずに第2前方領域23bの前側端部に透過面26が配置される比較構成に比べて、接続面27の面積が小さくなる。この結果、光L2によるパターンP1bの照射領域が比較構成における比較パターンPBの照射領域よりも狭くなる。図8に示す例では、パターンP1bの下端部が比較パターンPBの下端部よりも上側に位置している。つまり、パターンP1a及びパターンP1bは、互いに重なるカットオフラインCLを上端部に有し、パターンP1bは、パターンP1aよりも、下端部がカットオフラインCLに近い。ロービームパターンP1は、パターンP1aとパターンP1bとを重ね合わせたパターンである。したがって、パターンP1bの照射領域を狭くすることにより、ロービームパターンP1の下部の照度を低下させることができ、パターン全体としての照度を適切に調整することができる。
また、透過面26により導光体外部に放出されて遮光部24の下方を通過して出射面29に到達した光L4は、オーバーヘッドパターンP2を形成する。第1反射面22の第1前方領域22bで反射される光の一部をオーバーヘッドパターンP2として無駄なく利用することにより、光の利用効率の向上を図ることができる。また、本実施形態では、第1グレア抑制面31で上方に内面反射される光L5及び第2グレア抑制面32で下方に反射される光L6が出射面29から出射されないため、H-H線付近の領域PAに対応する領域にパターンが形成されない。これにより、グレアの発生が抑制される。
[車両用灯具ユニット]
図9は、本実施形態に係る車両用灯具ユニット200の一例を示す図である。図9は、車両搭載状態における前方から見た例を示している。図9に示す車両用灯具ユニット200は、ハウジング201と、アウターレンズ202と、光源10と、複数の車両用導光体20とを有する。車両用灯具ユニット200は、ハウジング201とアウターレンズ202とで囲まれる灯室内に、ここでは例えば2つの車両用導光体20が配置された構成である。なお、灯室内に配置される車両用導光体20は、1つ又は3つ以上であってもよい。また、車両用導光体20は、前方から見た場合において、左右方向に並ぶ配置に限定されず、上下方向に並ぶ配置であってもよいし、斜め方向に並ぶ配置であってもよいし、左右方向、上下方向、斜め方向の2つ以上を組み合わせた状態で並ぶ配置であってもよい。なお、異なる車両用導光体20に対して、光源10の個数及び配置が異なるように構成してもよい。
例えば、一つの車両用導光体20については、左右方向の中央側の入射面21に対して光を入射させるように光源10を配置した集光用の構成とし、他の車両用導光体20については、左右方向の外側の入射面21に対して光を入射させるように光源10を配置した拡散用の構成としてもよい。また、集光用の構成及び拡散用の構成の少なくとも一方を複数設けてもよい。この場合、各車両用導光体20からの発熱を抑制しつつ、車両用灯具ユニット200全体として、車両前方にロービームパターンP1を適切に形成できる。
以上のように、本実施形態に係る車両用導光体20は、光源10からの光を入射する入射面21と、入射面21から入射した光を内面反射して略平行光とする第1反射面22と、第1反射面22で反射される光を前方に向けて内面反射する第2反射面23と、第2反射面23で反射された光の一部を遮光する遮光部24と、第2反射面23の前側端部から前方に延びる調整面25と、調整面25の前側端部から上下方向の上方に延びた状態で設けられ、第2反射面23で反射される光の一部を導光体外部に透過して前方に向ける透過面26と、透過面26の上側端部と遮光部24とを接続し、第2反射面23で内面反射された光の一部を前方に向けて内面反射する接続面27と、透過面26に対して前方かつ遮光部24に対して下方に配置され、透過面26から導光体外部に透過した光を再入射する再入射面28と、第2反射面23で内面反射された光及び再入射面28から入射した光を出射する出射面29とを備える。
この構成によれば、第2反射面23で反射され、接続面27の上方を通過し遮光部24又は遮光部24の上方を通過して出射面29から出射される光L1と、接続面27で内面反射され遮光部24又は遮光部24の上方を通過して出射面29から出射される光L2とにより、主となるパターン(ロービームパターンP1)が形成される。本実施形態では、第2反射面23と接続面27との間に調整面25が配置されているため、第2反射面23で反射される光の一部(光L3)が、接続面27に到達せずに調整面25に到達し、調整面25を介して車両用導光体20の出射面29以外の部分から外部に放出される。この構成では、調整面25が設けられずに第2反射面23の前側端部に透過面26が配置される比較構成に比べて、接続面27の面積が小さくなる。この結果、光L2によるパターンP1bの照射領域が比較構成における比較パターンPBの照射領域よりも狭くなる。したがって、光L2によるパターンP1bの照射領域を狭くすることにより、ロービームパターンP1の一部の照度を低下させることができ、パターン全体としての照度を適切に調整することができる。
上記の車両用導光体20は、透過面26に配置され、第2反射面23で反射される光の一部(光L5)を上方に内面反射する第1グレア抑制面31を更に備える。また、上記の車両用導光体20は、再入射面28に配置され、透過面26から導光体外部に透過した光の一部(光L6)を下方に反射する第2グレア抑制面32を更に備える。この構成によれば、配光パターンPF(オーバーヘッドパターンP2)の一部の領域に照射される光が減光される。これにより、例えば先行車側又は対向車側の幻惑を抑制したり、グレア光の発生を抑制したりすることができる。なお、第1グレア抑制面31及び第2グレア抑制面32は、両方設けられていてもよいし、一方のみが設けられてもよい。
上記の車両用導光体20において、出射面29は、車両前方に配光パターンPFを照射する。この構成では、入射面21から出射面29までが一体の車両用導光体20により光を有効利用しつつ、車両前方に配光パターンPFを形成することができる。
上記の車両用導光体20において、配光パターンPFは、第2反射面23で内面反射され、接続面27の上方を通過し、遮光部24又は遮光部24の上方を通過して出射面29から出射された光L1により形成されるパターンP1aと、第2反射面23で内面反射され、接続面27により内面反射され、遮光部24又は遮光部24の上方を通過して出射面29から出射された光L2により形成されるパターンP1bとが車両前方で重なったロービームパターンP1を含む。この構成によれば、ロービームパターンP1が光L1によるパターンP1aと、光L2によるパターンP1bとを重ね合わせたパターンであるため、光L2によるパターンP1bの照射領域を狭くすることにより、ロービームパターンP1の一部の照度を低下させることができ、パターン全体としての照度を適切に調整することができる。
上記の車両用導光体20において、パターンP1a及びパターンP1bは、互いに重なるカットオフラインCLを上端部に有し、パターンP1bは、パターンP1aよりも、下端部がカットオフラインCLに近い。この構成によれば、ロービームパターンP1の下部の照度を低下させることができ、パターン全体としての照度を適切に調整することができる。
本発明に係る車両用灯具ユニット200は、光源10を備え、光源10からの光を導光して出射する、上記の車両用導光体20を複数備える。この構成によれば、車両用灯具ユニット200全体として、複数の車両用導光体20の照射パターンを組み合わせた配光パターンPFを得ることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上記実施形態では、左側通行の道路を走行する車両に搭載する車両用灯具100の構成を例に挙げて説明したが、これに限定されず、右側通行の道路を走行する車両に車両用前照灯を搭載する場合においても同様の説明が可能である。
図10及び図11は、他の例に係る車両用導光体120を示す斜視図である。図10及び図11に示すように、車両用導光体120は、透過面126、接続面127、再入射面128及び第1グレア抑制面131の構成が上記実施形態とは異なっている。他の構成については、上記実施形態と同様である。以下、車両用導光体120のうち、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。
図10に示すように、透過面126には、第1グレア抑制面131が配置される。第1グレア抑制面131は、帯状部131a、131bと、拡幅部131cと、切り欠き部131dとを有する。帯状部131aは、透過面126の右側端部から左右方向の中央部に向けて、上下方向に一定又は略一定の幅で形成される。帯状部131bは、透過面126の左側端部から左右方向の中央部に向けて、上下方向に一定又は略一定の幅で形成される。拡幅部131cは、透過面126の左右方向の中央部において帯状部131aと帯状部131bとの間に配置され、左右方向の中央部から左側に向けて下方に拡幅される。切り欠き部131dは、例えば透過面126の左側端部の上部に設けられる。切り欠き部131dには、上記した透過面126の一部が配置される。つまり、透過面126は、第1グレア抑制面131により分離されて複数個所に配置されている。図10に示す例において、透過面126は、第1グレア抑制面131により上下方向に分離されて2か所(透過面126a、126b)に配置された構成となっている。第1グレア抑制面131の配置及び形状については、上記構成に限定されない。
図11に示すように、再入射面128は、段部133により分離されて複数個所に配置されている。図11に示す例において、再入射面128は、段部133により上下方向及び前後方向に分離されて2か所(再入射面128a、128b)に配置された構成となっている。上下方向の上側の再入射面128bは、例えば第2グレア抑制面132の左側に配置することができる。上下方向の上側の再入射面128bは、上下方向の下側の再入射面128aに対して、後方に配置される。再入射面128の配置及び形状については、上記構成に限定されない。
図12は、右側通行の車両前方の仮想のスクリーンに照射される配光パターンの一例を示す図である。図12において、V-V線がスクリーンの垂直線を示し、H-H線がスクリーンの左右の水平線を示す。また、ここでは、垂直線と水平線との交点が、水平方向の基準位置であるとする。
車両用導光体120の出射面29から出射された光は、図12に示すように、配光パターンPF2として車両前方に照射される。具体的には、遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する光により、カットオフラインCL2を含むロービームパターンP3が形成される。図12では、カットオフラインCL2のうち斜めカットオフラインCLdが左側に向けて下方に傾くように形成された状態を例に挙げて説明している。車両用導光体120では、第2後方領域23aで内面反射され、接続面27及び遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する光により、パターンP3aが形成される。また、第2後方領域23a及び接続面27で内面反射され、遮光部24の上方を通過して出射面29に到達する光により、パターンP3bが形成される。図12に示す例では、パターンP3bの下端部が比較パターンPDの下端部よりも上側に位置している。つまり、パターンP3a及びパターンP3bは、互いに重なるカットオフラインCL2を上端部に有し、パターンP3bは、パターンP3aよりも、下端部がカットオフラインCL2に近い。ロービームパターンP3は、パターンP3aとパターンP3bとを重ね合わせたパターンである。したがって、パターンP3bの照射領域を狭くすることにより、ロービームパターンP3の下部の照度を低下させることができ、パターン全体としての照度を適切に調整することができる。
また、透過面126により導光体外部に放出されて遮光部24の下方を通過して出射面29に到達する光は、オーバーヘッドパターンP2(P2a、P2b)を形成する。第1反射面22で反射される光の一部をオーバーヘッドパターンP2として無駄なく利用することにより、光の利用効率の向上を図ることができる。また、車両用導光体120では、第1グレア抑制面131で上方に内面反射される光及び第2グレア抑制面132で下方に反射される光が出射面29から出射されないため、H-H線付近の領域PCに対応する領域にパターンが形成されない。これにより、グレアの発生が抑制される。
また、上記実施形態では、配光パターンPFとして、ロービームパターンを例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えばハイビームパターン等、他のパターンであってもよい。また、複数の車両用導光体20が設けられる車両用灯具ユニット200においては、異なる種類のパターンを形成する車両用導光体20が設けられてもよい。
AX…光軸、CL,CL2…カットオフライン、CLa,CLc…水平カットオフライン、CLb,CLd…斜めカットオフライン、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8,L9…光、P…焦点、P1,P3…ロービームパターン、P1a,P1b,P3a,P3b…パターン、P2,P4(P4a,P4b)…オーバーヘッドパターン、PA,PC…領域、PB,PD…比較パターン、PF,PF2…配光パターン、10…光源、11…発光面、20…車両用導光体、20g…角部、20h…上面、21…入射面、21a…第1面、21b…第2面、22…第1反射面、22a…第1後方領域、22b…第1前方領域、23…第2反射面、23a…第2後方領域、23b…第2前方領域、24…遮光部、25…調整面、26…透過面、27…接続面、28…再入射面、29…出射面、31…第1グレア抑制面、32…第2グレア抑制面、100…車両用灯具、200…車両用灯具ユニット、201…ハウジング、202…アウターレンズ

Claims (9)

  1. 光源からの光を入射する入射面と、
    前記入射面から入射した前記光を内面反射して略平行光とする第1反射面と、
    前記第1反射面で反射される前記光を前方に向けて内面反射する第2反射面と、
    前記第2反射面で反射された前記光の一部を遮光する遮光部と、
    前記第2反射面の前側端部から前方に延びる調整面と、
    前記調整面の前側端部から上下方向の上方に延びた状態で設けられ、前記第2反射面で反射される光の一部を導光体外部に透過する透過面と、
    前記透過面の上側端部と前記遮光部とを接続し、前記第2反射面で内面反射された前記光の一部を前方に向けて内面反射する接続面と、
    前記透過面に対して前方かつ前記遮光部に対して下方に配置され、前記透過面から前記導光体外部に透過した前記光を再入射する再入射面と、
    前記第2反射面で内面反射されて前記遮光部又は前記遮光部の上方を通過する前記光と前記再入射面から入射した前記光とを出射する出射面と
    を備える車両用導光体。
  2. 前記透過面に配置され、前記第2反射面で反射される光の一部を上方に内面反射する第1グレア抑制面を更に備える
    請求項1に記載の車両用導光体。
  3. 前記透過面は、前記第1グレア抑制面により分割されて複数個所に配置される
    請求項2に記載の車両用導光体。
  4. 前記再入射面に配置され、前記透過面から前記導光体外部に透過した前記光の一部を下方に反射する第2グレア抑制面を更に備える
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用導光体。
  5. 前記再入射面は、段部により分割されて複数個所に配置される
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用導光体。
  6. 前記出射面は、車両前方に配光パターンを照射する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用導光体。
  7. 前記配光パターンは、前記第2反射面で内面反射され、前記接続面の上方を通過し、前記遮光部又は前記遮光部の上方を通過して前記出射面から出射された前記光により形成される第1パターンと、前記第2反射面で内面反射され、前記接続面により内面反射され、前記遮光部又は前記遮光部の上方を通過して前記出射面から出射された前記光により形成される第2パターンとが車両前方で重なったメインパターンを含む
    請求項6に記載の車両用導光体。
  8. 前記第1パターン及び前記第2パターンは、互いに重なるカットオフラインを上端部に有し、
    前記第2パターンは、前記第1パターンよりも、下端部が前記カットオフラインに近い
    請求項7に記載の車両用導光体。
  9. 光源を備え、
    前記光源からの光を導光して出射する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両用導光体を複数備える
    車両用灯具ユニット。
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