JP2023038362A - 商品データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ミスや不正による値下げを防止することを目的とする。【解決手段】商品30の商品情報を取得する取得部14と、オペレータの指示により商品30の売価を変更する変更部42とを有し、変更部42は、取得部14が取得した商品情報に商品の値下げを行う情報が含まれているときには売価の変更を禁止する商品データ処理装置10が提供される。【選択図】図5

Description

本発明は、商品データ処理装置及びプログラムに関する。
スーパーマーケット等の小売店では、様々な理由で商品を値下げして販売することがある。その場合、PLU(Price Look Up)ファイルに登録された商品のうち、店側の都合で値下げを禁止したい商品にフラグを立てておくことにより、誤ってその商品を値下げしてしまう事態を防止できる(引用文献1)。
しかしながら、この方法では、PLUファイルにおける各々の商品に対してオペレータがフラグを設定する必要があり、非常に手間がかかる。しかも、値下げが許可されている商品に対しては何度でも値下げが可能となるため、店頭での値下げに加えてレジで値下げを行うことができてしまい、店員の操作ミスや不正に起因した二重値下げを防止できない。
特開2012-58791号公報
本発明は、係る問題点に鑑みて創作されたものであり、ミスや不正による値下げを防止することを目的とする。
一側面によれば、商品の商品情報を取得する取得部と、前記商品の売価を変更する変更部とを有し、前記変更部は、前記取得部が取得した前記商品情報に前記商品の値下げを行う情報が含まれているときには前記売価の変更を禁止する商品データ処理装置が提供される。
一側面によれば、商品の値下げを行う情報が商品情報に含まれている場合には、売価の変更を変更部が禁止する。そのため、店頭とレジの両方で値下げを行うような過度な値下げを防止することができる。
第1実施形態に係る商品データ処理装置のハードウェア構成図である。 第1実施形態に係る商品ラベルを示す図である。 第1実施形態に係るバーコードの仕様を説明するための図である。 第1実施形態に係る商品情報の他の例を示す図である。 第1実施形態に係る商品データ処理装置の機能ブロック図である。 第1実施形態において店員用表示部に表示されるメニュー画面の一例である。 第1実施形態において商品データキーを押下したときに店員用表示部に表示される商品データ変更画面の一例である。 第1実施形態において表示されるポップアップの一例を示す図である。 第1実施形態において割引キーを押下したときに店員用表示部に表示される商品データ変更画面の一例である。 第1実施形態において確定キーを押下したときに店員用表示部に表示されるメニュー画面の一例である。 第1実施形態に係る商品販売データ処理方法のフローチャートである。 第1実施形態において表示されるアラートの一例について説明するための図である。 第1実施形態に係る電子ジャーナルの内容を示す図である。 第2実施形態に係る商品販売データ処理方法のフローチャートである。
以下に、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る商品データ処理装置10について説明する。
<ハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係る商品データ処理装置のハードウェア構成図である。
商品データ処理装置10は、顧客が購入する商品の登録及び精算を行うための精算装置であり、例えば小売店などで使用される。
その商品データ処理装置10は、CPU(Central ProcessingUnit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、取得部14、店員用表示部15、客用表示部16、ハードディスク17、カードリーダー18、入力部19、通信部20、ブザー21、時計部22、及び印字部23を備える。これらの各部はバス1を介して相互に接続される。
CPU11は、中央演算処理装置であり、ROM12に記憶されている商品販売データ処理プログラムを読み出してRAM13に展開する。CPU11は、展開した商品販売データ処理プログラムの各ステップを実行することによって、装置10全体の動作を制御する。例えば、CPU11は、商品に付されている商品情報を取得部14から取得した場合、その商品情報に対応する商品名や売価等を後述のPLUファイルから読み出し、これらの情報を店員用表示部15に表示する。これと共に、CPU11は、商品情報を売価と共にRAM13に記憶する商品登録も行う。
ROM12は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、本実施形態に係る商品販売データ処理プログラムを予め記憶する。
また、RAM13は、記憶部の一例となるDRAMであって、その上に商品販売データ処理プログラムが展開される。更に、装置10で発行したレシートの全印字内容が記録された電子ジャーナルもRAM13に記憶される。
取得部14は、商品に付されているバーコードを光学的に読み取るスキャナである。なお、取得部14にオブジェクトスキャン機能を持たせてもよい。オブジェクトスキャン機能は、商品に付されている「50円引き」等の値下ラベルをスキャンし、その商品が値下げの対象であるであることを認識する機能である。
店員用表示部15は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。また、店員用表示部15の表示面にはタッチパネルが備えられており、各種の操作の受付と表示とを行う。更に、店員用表示部15は、商品登録が行われた商品情報や合計金額などを表示する。
客用表示部16は、商品登録を行った商品の一覧や合計金額などを顧客に対して表示する。また、客用表示部16は、液晶ディスプレイ等を用いた発光型の表示デバイスであり、例えば、7セグメント表示やドット表示によって数字などをその表面に発光して表示する。
ハードディスク17は、例えば、磁気記録装置などの記録装置である。ハードディスク17は種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク17は、顧客の買上商品の情報を記憶する。そのような情報としては、例えば、買い上げた商品の単価、個数、及び金額等がある。
カードリーダー18は、クレジットカードや会員カード等の各種カードに記憶されている情報を読み取る。
入力部19は、キーボード、ポインティングデバイス、ボタン、及びタッチパネル等の入力デバイスである。なお、店員用表示部15の表示面上に設けられたタッチパネルを入力部19として使用してもよい。
通信部20は、有線または無線のネットワークを介して不図示の外部装置との間でデータ交換を行う。そのネットワークとして、例えばLAN(Local Area Network)がある。また、外部装置は、例えば装置10を管理するストアコントローラである。通信部20は、ストアコントローラからPLUファイルをダウンロードしたり、逆に売り上げデータを外部装置にアップロードしたりする。
ブザー21は、CPU11の指示に従ってブザー音を発生させる。時計部22は、現在時刻をCPU11に通知する。
印字部23は、レシート等の各種のシートに印字を行うためのサーマルヘッドである。
<バーコード>
次に、取得部14が読み取るバーコードについて説明する。
図2は、商品30に貼付された商品ラベル31を示す図である。
商品ラベル31は、商品30の売価32、バーコード33、及び商品名34を表示するシールである。なお、商品30の値下げが既に行われている場合には、値下げ後の価格が売価32に表示される。
図3は、バーコード33の仕様を説明するための図である。
バーコード33は、商品情報の一例であって、JANコード33a、販売期限チェックエリア33b、値下区分33c、値下情報33d、及びチェックデジット33eを有する。
JANコード33aは、生産国、メーカ、商品コード、及びチェックデジットを含む13桁のコードである。
販売期限チェックエリア33bは、商品30の販売期限を示す7桁のコードである。
また、値下区分33cは、商品30の値下げの方法を特定する1桁のコードである。例えば、コードの値が「1」のときは「割引」を表し、コードの値が「2」のときは「値引」を表す。また、コードの値が「3」のときは「新価格」による値下げを表す。
値下情報33dは、値下げ後の商品30の売価を特定する4桁のコードである。例えば、値下情報33dは、「割引」による値下げの場合には割引率(1%~99%)を表し、「値引」による値下げの場合には値引額(1円~9999円)を表す。また、「新価格」による値下げの場合には、値下情報33dは、値下げ後の売価(1円~9999円)を表す。
そして、チェックデジット33eは、バーコード33の誤りを検出するための数値である。
図2の例では、取得部14が読み取る商品情報としてバーコード33を例示したが、商品情報はバーコードに限定されない。
図4は、商品情報の他の例を示す図である。
図4の例では、前述の商品ラベル31の他に、値下ラベル35が商品30に添付される。この場合、商品ラベル31には値下げ前の売価32が表示されており、その売価32からの値下額36が値下げラベル35に表示される。
そして、オブジェクトスキャン機能を有する取得部14が、商品情報として商品ラベル31と値下ラベル35の各々の画像を取得する。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る商品データ処理装置の機能構成について説明する。
図5は、商品データ処理装置10の機能ブロック図である。
図5に示すように、商品データ処理装置10は、取得部14、入力部19、売価特定部41、変更部42、及び登録部43を備える。
このうち、取得部14は、前述のようにバーコード33を読み取るスキャナである。読み取られたバーコード33は、商品情報として売価特定部41と変更部42の各々に通知される。
また、入力部19は、オペレータによる売価の変更操作を受け付けるタッチパネルやキーボード等のデバイスである。例えば、入力部19は、オペレータが売価の変更額を入力したときに、売価の変更操作があったことを変更部42に通知すると共に、入力された売価の変更額を変更部42に通知する。
一方、売価特定部41、変更部42、及び登録部43は、CPU11(図1参照)とRAM13が協働して本実施形態に係る商品販売データ処理プログラムを実行することにより実現される。
売価特定部41は、取得部14から通知された商品情報を参照し、その中に含まれるJANコード33aから商品コードを特定する。そして、売価特定部41は、その商品コードに対応した売価をPLUファイルから読み出すことにより、商品の売価を特定する。
また、変更部42は、売価の変更操作があった旨が入力部19から通知されたときに、売価特定部41が特定した売価を変更する。なお、取得部14から通知された商品情報に、後述のように商品の値下げを行う情報が含まれている場合には、二重値下げを防止するために、変更部42は、オペレータの指示による売価の変更を禁止する。
そして、登録部43は、売価特定部41が特定した売価を、商品情報と共にRAM13に登録する。なお、変更部42により売価が変更された場合には、変更後の売価が登録部43によってRAM13に登録される。
<売価の変更方法>
次に、変更部42による売価の変更方法について説明する。
図6は、店員用表示部15に表示されるメニュー画面50の一例である。
まず、取得部14がバーコード33を読み取る。
これにより、図6に示すようなメニュー画面50が店員用表示部15に表示される。
そのメニュー画面50には、売価32、商品名34、買上点数46、及び合計金額47の各々が表示される。
このうち、売価32と商品名34は、PLUファイルにおいてJANコード33aに対応したものが表示される。
なお、当該商品が既に値下げされている場合には、レジにおいて更に値下げをすると二重値下げとなる。そのため、当該商品に対して既に値下げがされている場合には、二重値下げを禁止するマーク61を商品名34の横に表示してもよい。
また、このように既に値下げがされている場合には、売価32として値下げ後の価格を表示してもよい。
一方、当該商品がまだ値下げがされていない場合には、レジにおいてオペレータがその商品を値下げしてもよい。このように売価32を変更するには、図6の状態でオペレータが商品データキー45を押下する。
図7は、商品データキー45を押下したときに店員用表示部15に表示される商品データ変更画面の一例である。
その商品データ変更画面51には、商品名34と売価32の他に、値下げを行うための割引キー52、値引キー53、売価変更キー54、及び個数変更キー55も表示される。
このうち、割引キー52は、割引により値下げを行う場合に使用するキーである。また、値引キー53は、値引により値下げを行う場合に使用するキーである。そして、売価変更キー54は、新価格により値下げを行う場合に使用するキーである。
更に、個数変更キー55は、商品の個数を変更する場合に使用するキーである。
なお、マーク61(図6参照)が表示されているにも関わらずオペレータが商品データキー45を押下した場合には、図7のような商品データ変更画面を表示せずに、二重値引きが禁止されている旨を表示するポップアップをメニュー画面50に表示してもよい。
図8は、そのようなポップアップの一例を示す図である。
図8の例では、3,000円の売価から既に300円の値下げが行われている場合を想定している。この場合は、「既に値下げされた商品です」との文字列がポップアップ62に表示される。
一方、値下げがまだ行われておらず、図7の商品データ変更画面51を操作して商品の値下げを行うには、割引キー52、値引キー53、及び売価変更キー54のいずれかのキーを使用すればよい。
以下では、一例として割引キー52で値下げを行う場合について説明する。
まず、オペレータが割引キー52を押下する。
図9は、割引キー52を押下したときに店員用表示部15に表示される商品データ変更画面の一例である。
上記のように割引キー52を押下すると、割引キー52の横の入力欄56が入力待ちの状態になる。この状態でオペレータが入力欄56に割引率を入力する。図9の例では割引率は10%である。
次に、オペレータが確定キー57を押下する。
図10は、確定キー57を押下したときに店員用表示部15に表示されるメニュー画面の一例である。
上記のように確定キー57を押下すると、メニュー画面50に割引率58と値下額59が表示されると共に、合計金額47に割引後の売価が表示される。なお、割引後の売価は、客用表示部16(図1参照)にも表示される。
このようにオペレータの操作によって値下げを行うことで、臨機応変に商品の売価を変更することができ、商品データ処理装置10の利便性を高めることができる。
その一方で、店頭に陳列されている商品30に値下げ後の商品ラベル31が添付されている場合にレジでオペレータが操作を誤ると、店頭での値下げに加えてレジでも値下げが行われてしまい、二重に値下げをしてしまう場合も想定される。また、例えばオペレータの知人に便宜を図る等の目的により、オペレータが不正に二重の値下げを行う危険性もある。
そこで、本実施形態では、以下のようにして二重の値下げを防止する。
<商品販売データ処理方法>
図11は、本実施形態に係る商品販売データ処理方法のフローチャートである。
まず、取得部14がバーコード33を読み取ることにより、商品30の商品情報を取得する(S101)。
なお、図4のように取得部14のオブジェクトスキャン機能を使用する場合には、値下ラベル35の有無とバーコード33とが商品情報となる。
また、この例では、図3に示したように値下区分33cや値下情報33dを含むバーコード33を使用したが、値下区分33cや値下情報33dを含まないバーコード33を使用してもよい。
次に、売価特定部41が、ステップS101で取得した商品情報に基づいて、商品30の売価を特定する(S102)。
続いて、変更部42が、オペレータによる売価の変更操作があるか否かを判断する(S103)。例えば、図7の割引キー51、値引キー52、及び売価変更キー53のいずれかをオペレータが押下したときに、変更部42は、売価の変更操作があると判断する。そして、これらのキー51~53が押下されていないときは、変更部42は、売価の変更操作がないと判断する。
ここで、売価の変更操作がない(NO)と判断された場合にはステップS106に移り、登録部43が商品登録を行う。一例として、登録部43は、商品情報を売価と共にRAM13に記憶させる。
一方、ステップS103で売価の変更操作がある(YES)と判断された場合にはステップS104に移る。
そのステップS104では、ステップS101で取得した商品情報に、商品30の値下げを行う情報が含まれているか否かを変更部42が判断する。例えば、変更部42は、値
下げ区分33c(図3参照)に「1」、「2」、「3」のいずれかの数値がセットされている場合に、商品30の値下げを行う情報が商品情報に含まれていると判断する。また、「1」、「2」、「3」のいずれの数値も値下げ区分33cにセットされていない場合には、変更部42は、商品30の値下げを行う情報が商品情報に含まれていないと判断する。
なお、図4のように取得部14のオブジェクトスキャン機能を使用する場合には、値下ラベル35があるときに値下げを行う情報が商品情報に含まれていると判断する。そして、値下ラベル35がないときには、値下げを行う情報が商品情報に含まれていないと判断する。
また、値下区分33cや値下情報33dを含まないバーコード33を使用する場合には、通信部20(図1参照)が上位のストアコントローラと通信を行い、バーコード33で特定される商品が値下げの対象となっているかどうかを変更部42がストアコントローラに問い合わせてもよい。また、上位のストアコントローラと通信をせずに、バーコード33で特定される商品が値下げの対象となっているかを示すフラグがRAM13にあるかどうかを変更部42が判定してもよい。
ここで、商品30の値下げを行う情報が商品情報に含まれていない(NO)と判断された場合には、店頭において商品30の値下げが行われていないため、レジでオペレータが値下げを行っても二重値下げとはならない。
よって、この場合にはステップS105に移り、変更部42が商品30の売価を変更し、商品30の値下げを行う。値下げ方法は、図6~図10で説明した手順に従って行われ、オペレータが希望する売価に設定される。
一方、ステップS104において商品30の値下げを行う情報が商品情報に含まれている(YES)と判断された場合には、商品30に対して既に値下げが行われていることになる。
よって、店頭とレジにおける二重値下げを防止するために、この場合には変更部42が売価の変更を禁止する(ステップS107)。そして、売価の変更を伴わずに、前述のステップS106で商品登録を行う。
オペレータによる売価の変更を禁止するには、例えば、図7の商品データ変更画面51において、割引キー52、値引きキー53、又は売価変更キー54をオペレータが操作することができないようにしてもよい。更に、オペレータがこれらのキーを操作した際に、「価格の変更はできません」などのアラートを店員用表示部15に表示させるようにしてもよい。
図12は、アラートの一例について説明するための図である。
図12の例では、3,000円の売価から既に300円の値下げが行われているにも関わらず、前述のキー52~54のいずれかをオペレータが押下した場合を想定している。この場合は、「価格の変更はできません」とのポップアップ62が表示される。そのポップアップ62を客側表示部16に表示してもよい。
また、キー52~54の操作ができないことをオペレータに知らせるために、これらのキー52~54の色を他のキーと異なる色で彩色してもよい。
その商品登録の後に、印字部23がレシートの発行を行うと共に、CPU11が当該レシートの印字内容を含む電子ジャーナルをRAM13に記憶させる。なお、CPU11の制御下でその電子ジャーナルの内容を店員用表示部15に表示させてもよい。
図13は、店員用表示部15に表示された電子ジャーナル60の内容を示す図である。
図13に示すように、電子ジャーナル60には、商品名34、割引率58、及び値下額59が含まれる。更に、この例では、二重値下が禁止されていることを示すマーク61も電子ジャーナル60に含めて表示される。これにより、二重値下げが禁止されている取引を履歴に残すことができ、装置10の利便性を高めることが可能となる。
なお、このマーク61に代えて、二重値下が禁止されているにも関わらず値下げの操作を行ったことを示すマーク61を電子ジャーナル60に含めて表示してもよい。これにより、二重値下げが禁止されている取引において値下げを行う操作が行われたことを履歴に残すことができる。
以上により、本実施形態に係る商品販売データ処理方法の基本ステップを終了する。
上記した本実施形態によれば、商品を値下げする情報が商品情報に含まれている場合には、ステップS106においてオペレータの指示に基づいた売価の変更を禁止する。これにより、オペレータの操作ミスや不正に起因して商品を二重に値下げするのを防止でき、店側に金銭的な損害が発生するのを防ぐことができる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、本実施形態は上記に限定されない。例えば、上記では商品データ処理装置を例にして説明したが、本実施形態を値下げバーコードを発行するプリンタに適用してもよい。そのプリンタは、商品に貼付されたバーコード33を読み取り、そのバーコード33に基づいてラベルに売価を印字する。このとき、オペレータが売価を自由に値下げできてしまうと二重値引きとなるため、上記のようにバーコード33に値下げをする情報がある場合には、オペレータによる値下げを禁止することで、二重値引きを防止することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、商品を値下げする情報が商品情報に含まれている場合には、ステップS107(図11参照)において一律に売価の変更を禁止した。
本実施形態では、以下のようにして売価の変更を禁止する条件を緩和し、商品販売データ処理装置10の利便性を高める。
図14は、本実施形態に係る商品販売データ処理方法のフローチャートである。
まず、取得部14がバーコード33を読み取ることにより、商品30の商品情報を取得する(S201)。
次に、売価特定部41が、ステップS201で取得した商品情報に基づいて、商品30の売価を特定する(S202)。
続いて、変更部42が、オペレータによる売価の変更操作があるか否かを判断する(S203)。
ここで、売価の変更操作がない(NO)と判断された場合には登録部43が商品登録を行う(ステップS210)。
一方、ステップS203で売価の変更操作がある(YES)と判断された場合にはステップS204に移る。
そのステップS204では、ステップS201で取得した商品情報に、商品30の値下げを行う情報が含まれているか否かを変更部42が判断する。
ここで、商品30の値下げを行う情報が商品情報に含まれていない(NO)と判断された場合には、オペレータの操作により値下げを行っても二重値下げとはならない。
よって、この場合にはステップS211に移り、変更部42が商品30の売価を変更し、商品30の値下げを行う。
一方、ステップS204において商品30の値下げを行う情報が商品情報に含まれている(YES)と判断された場合には、商品30に対して既に値下げが行われていることになる。
そのような場合に更に商品30の値下げを行うと、商品30に対して二重に値下げを行うことになるが、事情によっては二重値下げを許容してもよい場合がある。そこで、本実施形態では、以下のステップS205~S208において二重値下げを許容できる事情があるかどうかを判断し、許容できる場合には二重値下げを行うようにする。
まず、ステップS204において、バーコード33に、商品30の値下げを許可する許可情報が含まれているかどうかを変更部42が判断する。許可情報は、二重値下げをしても問題にならないと店側が判断した場合にバーコード33に埋め込まれる情報である。
そして、許可情報がある(YES)と判断された場合には、二重値下げをしても店側には問題がないため、ステップS211において変更部42が商品30の値下げを行う。
また、許可情報がない(NO)と判断された場合にはステップS206に移る。
ステップS206においては、変更部42が、商品30の値下げを行う情報に含まれる値下の幅が所定値以下かどうかを判断する。一例として、変更部42は、値下情報33d(図3参照)を参照することにより値下げの幅を特定する。例えば、売価が3000円の商品30に対して値下げの幅が300円である場合を考える。この場合、予め定めた所定値が500円であれば、値下げの幅(300円)は所定値(500円)以下であると変更部42が判断することになる。
なお、その所定値は、二重値下げをしても店側の経済的な損失が少ないか否かを基準にして予め設定すればよい。
そして、値下の幅が所定値以下である場合には、二重値下げをしても経済的な損失が少ないため、ステップS211において変更部42が商品30の値下げを許容する。
一方、値下の幅が所定値以下ではない(NO)と判断された場合にはステップS207に移る。
ステップS207においては、変更部42が、店の閉店時刻と現在時刻との差が所定時間以内かどうかを判断する。なお、現在時刻は、変更部42が時計部22から取得する。
例えば、閉店時刻が20:00であり、現在時刻が19:50である場合を考える。この場合は、予め定めた所定時間が30分であれば、閉店時刻と現在時刻との差が所定時間以内であると変更部42が判断することになる。
閉店間際の場合には、二重値下げとなっても商品30を売り切った方が廃棄ロスを防げるため店側には有利である。
よって、この例のように閉店時刻と現在時刻との差が所定時間以内である(YES)と判断された場合には、ステップS211において商品30の値下げを許容する。
一方、閉店時刻と現在時刻との差が所定時間以内ではない(NO)と判断された場合にはステップS208に移る。
ステップS208においては、変更部42が、商品30の販売期限と現在時刻との差が所定時間以内かどうかを判断する。
このうち、販売期限は、バーコード33の販売期限チェックエリア33b(図3参照)を利用して変更部42が特定する。また、現在時刻は、変更部42が時計部22から取得する。
一例として、販売期限が2018年6月1日の12:00であり、現在時刻が同日の11:10である場合を考える。この場合は、予め定めた所定時間が1時間であれば、販売
期限と現在時刻との差が所定時間以内であると変更部42が判断することになる。
商品30の販売期限が迫っている場合には、二重値下げとなっても商品30を売り切ることで廃棄ロスを防止できる。
よって、この例のように販売期限と現在時刻との差が所定時間以内である(YES)と判断された場合には、ステップS211において商品30の値下げを許容する。
本実施形態において、商品を値下げする情報があるにも関わらず売価の変更が許可されるのは、前述のステップS205~S208のいずれかにおいて許可する理由があると判断された場合である。
その理由を残しておくと、後で取引履歴を検証するときに便利である。よって、ステップS211で値下げをした後は、売価の変更が許可された理由をRAM13が記憶する(ステップS212)。
例えば、前述のステップS207のように閉店時刻が近いため売価の変更が許可された場合には、例えば「閉店時刻が近いため」との理由をRAM13に記憶する。
一方、上記のステップS208において販売期限と現在時刻との差が所定時間以内ではない(NO)と判断された場合にはステップS209に移る。
ステップS209が実行されるのは、上記したステップS205~S208のいずれにおいても二重値下げを許可する理由がないと判断された場合である。よって、そのステップS209においては、二重値下げを防止するために変更部42が売価の変更を禁止する。そして、売価の変更を伴わずに商品登録を行う(ステップS210)。
以上により、本実施形態に係る商品販売データ処理方法の基本ステップを終了する。
上記した本実施形態によれば、二重値下げを一律に禁止するのではなく、ステップS205~S208のいずれかにおいて許可する理由があると判断された場合には二重値下げを許可する。これにより、二重値下げを防止するかどうかを柔軟に判断することができ、商品データ処理装置10の利便性を高めることが可能となる。
10…商品データ処理装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…取得部、15…店員用表示部、16…客用表示部、17…ハードディスク、18…カードリーダー、19…入力部、20…通信部、21…ブザー、22…時計部、23…印字部、30…商品、31…商品ラベル、32…売価、33…バーコード、33a…JANコード、33b…販売期限チェックエリア、33c…値下区分、33d…値下情報、33e…チェックデジット、34…商品名、35…値下ラベル、36…値下額、41…売価特定部、42…変更部、43…登録部、45…商品データキー、46…買上点数、47…合計金額、51…商品データ変更画面、52…割引キー、53…値引キー、54…売価変更キー、55…個数変更キー、56…入力欄、57…確定キー、58…割引率、59…値下額、60…電子ジャーナル、61…マーク。
一側面によれば、商品の商品情報を取得する取得部と、前記商品の売価を変更する変更部と、を有し、前記変更部は、前記取得部が取得した前記商品情報に前記商品の値下げ情報が含まれており、前記値下げ情報により売価から値下げが行われた場合には、オペレータの指示による前記商品の値下げ後の売価の更なる値下げを禁止する商品データ処理装置が提供される。

Claims (7)

  1. 商品の商品情報を取得する取得部と、
    前記商品の売価を変更する変更部とを有し、
    前記変更部は、前記取得部が取得した前記商品情報に前記商品の値下げを行う情報が含まれているときには前記売価の変更を禁止する、
    商品データ処理装置。
  2. 前記商品情報に、前記商品の値下げを許可する許可情報が含まれている場合には、前記変更部は、前記売価の変更を許可する請求項1に記載の商品データ処理装置。
  3. 前記商品の販売期限と現在時刻との差が所定時間以内の場合には、前記変更部は、前記売価の変更を許可する請求項1又は請求項2に記載の商品データ処理装置。
  4. 前記商品の値下げの幅が所定値以下の場合には、前記変更部は、前記売価の変更を許可する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の商品データ処理装置。
  5. 閉店時刻と現在時刻との差が所定時間以内の場合には、前記変更部は、前記売価の変更を許可する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の商品データ処理装置。
  6. 前記変更部によって前記売価の変更が許可された場合に、許可された理由を記憶する記憶部を更に有する請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の商品データ処理装置。
  7. コンピュータに、
    商品の商品情報を取得する処理と、
    オペレータの指示により前記商品の売価を変更する処理とを実行させ、
    前記取得した前記商品情報に前記商品の値下情報が含まれているときに前記売価の変更を禁止する商品データ処理プログラム。
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