JP2023037563A - シール台紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】個々のボトルに応じた処理を実行する。【解決手段】制御部を含む情報処理装置1であって、制御部は、飲料のボトルBTの発注内容を記憶することと、ボトルBTの識別コードをプリンタを用いて印刷することと、識別コードに関連付けて、ボトルBT内の飲料の残量の下限値を記憶することと、ボトルBT内の飲料の現在の残量を示す情報を取得することと、飲料の現在の残量が下限値を下回ると判定すると、飲料と同一の飲料を発注することと、を含む動作を実行する。【選択図】図1

Description

本開示は、シール台紙に関する。
従来、プロセッサが、飲料の量を冷蔵庫内のセンサにより検出し、その量が閾値量以下であると判定すると、商品を購入するための情報を外部サーバに出力する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開2020-024679号公報
上記特許文献1に記載の技術は、検出対象の飲料のボトルが、どのボトルであるかを識別していない。このため、その技術は、個々のボトルに応じた処理を実行することができない。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、個々のボトルに応じた処理を実行することにある。
本開示の一実施形態に係るシール台紙は、
飲料のボトルを識別するQRコードが印刷されるシール台紙であって、
第1のシールと第2のシールとを含み、
前記第1のシールと前記第2のシールとの間には間隙が設けられ、
前記QRコードは前記第1のシール及び前記第2のシールに印刷され、
前記第1のシール及び前記第2のシールは前記シール台紙から剥がして利用される、
シール台紙。
本開示の一実施形態によれば、個々のボトルに応じた処理を実行することができる。
情報処理システムの概略図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である。 測定装置の構成を示すブロック図である。 ユーザ端末の構成を示すブロック図である。 管理画面の一例を示す図である。 情報処理システムの第1の動作を示すシーケンス図である。 発注書の一例を示す図である。 ボトルDB(database)のデータ構造を示す図である。 シール台紙の一例を示す図である。 識別コードが印刷されたシール台紙の一例を示す図である。 シールの一部が剥がされた状態のシール台紙を示す図である。 ユーザ端末を用いて識別コードを読み取る段階を示す図である。 ボトル情報の一例を示す図である。 情報処理システムの第2の動作を示すシーケンス図である。 発注先情報画面の一例を示す図である。
図1は、本実施形態の情報処理システムSの概略図である。情報処理システムSは、ネットワークNWを介して互いに通信可能な情報処理装置1と測定装置2とユーザ端末3とを含む。ネットワークNWは、例えば移動体通信網又はインターネットを含む。
図1では説明の簡便のため、情報処理装置1と測定装置2とは1つずつ図示される。しかし、情報処理装置1と測定装置2とのそれぞれの数はこれに限られない。例えば、本実施形態の情報処理装置1が実行する処理は、分散配置された複数の情報処理装置1によって実行されてよい。
情報処理装置1は、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバなどのコンピュータである。情報処理装置1は、施設に設置される。施設は例えば飲食店又はデータセンタであってよい。
図2を参照して情報処理装置1の内部構成が詳細に説明される。
情報処理装置1は、制御部11と通信部12と記憶部13とを含む。情報処理装置1の各構成要素は、例えば専用線を介して互いに通信可能に接続される。
制御部11は例えば、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む1つ以上の汎用プロセッサを含む。制御部11は、特定の処理に特化した1つ以上の専用プロセッサを含んでよい。制御部11は、プロセッサを含む代わりに、1つ以上の専用回路を含んでもよい。専用回路は例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)であってよい。制御部11は、ECU(Electronic Control Unit)を含んでもよい。制御部11は通信部12を介して、任意の情報を送信及び受信する。
通信部12は、ネットワークNWに接続するための、1つ以上の有線又は無線LAN(Local Area Network)規格に対応する通信モジュールを含む。通信部12は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、又は5G(5th Generation)を含む1つ以上の移動体通信規格に対応するモジュールを含んでよい。通信部12は、Bluetooth(登録商標)、AirDrop(登録商標)、IrDA、ZigBee(登録商標)、Felica(登録商標)、又はRFIDを含む1つ以上の近距離通信の規格又は仕様に対応する通信モジュール等を含んでよい。通信部12は、ネットワークNWを介して任意の情報を送信及び受信する。
記憶部13は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせが含まれるが、これらに限られない。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部13は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部13は、制御部11によって分析又は処理された結果の情報を記憶してよい。記憶部13は、情報処理装置1の動作又は制御に関する各種情報等を記憶してよい。記憶部13は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してよい。記憶部13は情報処理装置1の外部に設けられて、情報処理装置1からアクセスされてよい。記憶部13は後述されるボトルDBを含む。
測定装置2は例えば電子はかり又はスケールである。図1に示される測定装置2は筐体型であるが、代替例としてコースター型であってよい。測定装置2の形状は任意である。
図3を参照して測定装置2の内部構成が詳細に説明される。測定装置2は、制御部21と通信部22と記憶部23と測定部24と書込部25と読取部26とを含む。測定装置2の各構成要素は、例えば専用線を介して互いに通信可能に接続される。
制御部21と通信部22と記憶部23とのハードウェア構成は、情報処理装置1の制御部11と通信部12と記憶部13とのハードウェア構成と同一であってよい。ここでの説明は省略される。
測定部24は、測定装置2の上部に置かれた物体の重量を測定する「はかり」である。
書込部25は、図1に示されるRFIDタグRFへ、電磁界又は電波等を用いた近距離無線通信により、任意の情報を書き込むライタである。RFIDタグは、電子タグ、ICタグ、無線タグ、又はRFタグと称されてもよい。代替例として書込部25は測定装置2の外部に別体として設けられてよい。
読取部26は、図1に示されるRFIDタグRFから、電磁界又は電波等を用いた近距離無線通信により、情報を読み取るリーダである。
ユーザ端末3は、ユーザによって操作される端末である。ユーザ端末3は例えば、PCなどの汎用機器、又は専用機器であってよい。「PC」は、personal computerの略語である。代替例としてユーザ端末3は、携帯電話機、スマートフォン、ウェアラブル機器、若しくはタブレットなどのモバイル機器であってよい。
図4を参照してユーザ端末3の内部構成が詳細に説明される。
ユーザ端末3は、制御部31と通信部32と記憶部33と表示部34と入力部35と撮像部36とを含む。ユーザ端末3の各構成要素は、例えば専用線を介して互いに通信可能に接続される。
ユーザ端末3の制御部31と通信部32と記憶部33とのハードウェア構成は、情報処理装置1の制御部11と通信部12と記憶部13とのハードウェア構成と同一であってよい。ここでの説明は省略される。
表示部34は例えば、ディスプレイである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。「LCD」は、liquid crystal displayの略語である。「EL」は、electro luminescenceの略語である。表示部34は、ユーザ端末3に備えられる代わりに、外部の出力機器としてユーザ端末3に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等の任意の方式を用いることができる。
入力部35は例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又はマイクである。入力部35は、ユーザ端末3の動作に用いられる情報を入力する操作を受け付ける。入力部35は、ユーザ端末3に備えられる代わりに、外部の入力機器としてユーザ端末3に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等の任意の方式を用いることができる。「USB」は、Universal Serial Busの略語である。「HDMI(登録商標)」は、High-Definition Multimedia Interfaceの略語である。
撮像部36はカメラであり、周囲の物体を撮像する。本実施形態の撮像部36は、ボトルBTに貼り付けられた識別コードCDを撮像する(図1参照)。本実施形態の識別コードCDはQRコードである。撮像された識別コードCDは制御部31によって読み取られる。追加例として又は代替例として識別コードCDは、バーコード又は数値列であってよい。
以下、本実施形態の情報処理システムSで実行される処理が詳細に説明される。ここでは一例として、情報処理システムSは飲食店によって利用される。測定装置2は店舗に設置され、顧客に提供される飲料のボトルBTの重量を測定する。図1に示される例では、1本のボトルBTの重量が測定装置2で測定されるが、代替例として複数のボトルBTの重量が測定装置2で測定されてよい。情報処理システムSは、測定された重量に基づき、残量が減少した飲料を自動的に発注する。
図5は、ユーザ端末3の表示部34に表示される管理画面を示す図である。ここでは一例として、発注元B01が選択された場合の管理画面が示される。管理画面では、発注元を切り替えて表示することができる。
表示部34には下記のアイコンが表示される。全てのアイコンの名称は任意に設定可能である。
・「発注書」61
・「発注済」62
・「在庫ボトルを閉じる」63
・「ボトルスキャン」64
・「ボトルの検索」65
・「お客様のご来店」66
・「近々の誕生日」67
「発注書」アイコン61は、過去の発注内容を含む発注書を閲覧するためのアイコンである。発注書は、発注に応じて、発注元から発注先に電子的に送信される。発注書はeメール、FAX等により送信される。
「発注済」アイコン62は、過去の発注内容を閲覧するためのアイコンである。
「在庫ボトルを閉じる」アイコン63は、店舗にあるボトルに貼り付けられた識別コードCDをスキャンして(読み取って)ボトル内の飲料の残量を手動でゼロにするためのアイコンである。このアイコンが選択されると、撮像部36が起動される。
「ボトルスキャン」アイコン64は、店舗にあるボトルに貼り付けられた識別コードCDをスキャンするためのアイコンである。スキャンされた識別コードCDに対応するボトルは、ボトルDBに在庫として登録される。
「ボトルの検索」アイコン65は、店舗にあるボトルに関連付けられたボトル情報を検索するためのアイコンである。ボトルに関するボトル情報は、ボトルDBに記憶される。
「お客様のご来店」アイコン66は、顧客の来店履歴を検索するためのアイコンである。顧客の来店履歴は記憶部13に記憶される。
「近々の誕生日」アイコン67は、記憶部13に記憶された1以上の顧客の誕生日のうち、今後所定期間内に到来する誕生日を表示するためのアイコンである。
図6を参照して、識別コード(本実施形態ではQRコード)が印刷される処理が説明される。図5に示される「発注書」アイコン61が選択されたことを検出すると、ステップS1にて情報処理装置1は、過去の発注書の情報を送信する。
発注書の一例が図7に示される。発注書には、1回の発注内容として、発注先71と、発注日72と、発注元73と、発注された飲料のボトル数74と、購入価格75とが含まれる。その他の情報が発注内容に含まれてもよい。発注内容は発注時に記憶部13に記憶される。
発注内容は、図8に示されるボトルDBに記憶された情報から生成される。ボトルDBには、ボトルIDに関連付けて、次の情報が記憶される。
・発注元:ボトルの発注元の店舗(すなわちボトルが納入される店舗)
・識別コード:各ボトルを識別するコード(すなわち本実施形態では、QRコードに埋め込まれたコード)
・飲料:ボトル内の飲料
・現在の残量:ボトル内の飲料の残量
・開始時の量:ボトルが購入されたときのボトル内の飲料の量(すなわち満杯時の量)
・購入価格:ボトルの購入金額
・発注先:ボトルの発注先(すなわちボトルを販売する店舗)
・下限値:ボトル内の飲料の残量の下限値(残量がこの下限値を下回ると、後述の発注が行われる。下限値は任意に登録可能。)
情報処理システムSの利用者が複数の店舗を運営している場合には、発注元は複数存在してよい。
「飲料」の情報は、ウイスキー、テキーラ又はワイン等の酒の種類ではなく、酒の個別銘柄であってよい。
代替例として下限値は、別のテーブルに記憶されてよい。この場合、別のテーブルでは、飲料ごとに下限値が設定されてよい。
本実施形態における現在の残量は、測定部24によって測定された全体の重量(すなわちボトルの重量と飲料の重量との合計値)から、予め登録されたボトルの重量を減算することによって算出される。代替例として現在の残量は、全体の重量であってよい。
本実施形態における飲料の単位はcL(センチリットル)であるが、代替例としてmL(ミリリットル)又はL(リットル)等であってよい。
ユーザ端末3のユーザは、発注したボトルが店舗に納入されたことを確認すると、ボトルDBを参照する。ユーザは、納入されたボトルに対応する識別コードを印刷する。ステップS2にてユーザ端末3は、ユーザから印刷操作を受け付けて、情報処理装置1に印刷指示を送信する。ステップS3にて情報処理装置1は、情報処理装置1に接続されたプリンタを用いて、識別コードを印刷する。プリンタには、図9Aに示されるシール台紙Mが、巻かれた状態で設置されている。シール台紙Mは、シールSL1及びシールSL2と、シールSL1及びSL2の間に設けられた間隙R1とを含む。一例として、幅91は80[mm]であり、外径92は80[mm]であり、内径93は12[mm]である。シール台紙Mは感熱紙であってよい。
印刷された識別コードCD1乃至CD8(以下、総称して「識別コードCD」とも称される)が図9Bに示される。識別コードCDはシール台紙Mに印刷される。シールSL1とシールSL2と間隙R1とのそれぞれの幅は、任意に設定可能である。識別コードCD1乃至CD4は、シールSL1に印刷される。識別コードCD5乃至識別コードCD8は、SL2に印刷される。
図9Bに示されるように、本実施形態のシール台紙Mにおけるシールは、シールSL1とシールSL2との2列である。代替例として、シール台紙Mにおけるシールは3列であってよい。この場合、第1の列と第2の列との間、及び、第2の列と第3の列との間には、間隙が設けられる。シール台紙Mにおけるシールの列の数は任意である。
シール台紙Mは、識別コードCDの印刷後、切断線L1、L2及びL3にて任意の切断手段によって切断されてよい。
図10に示されるように、シールSL1及びシールSL2は、シール台紙Mから剥がして利用される。シールSL1及びシールSL2が剥がされる前に切断線L1、L2及びL3に沿ってシール台紙Mが切断される場合には、識別コードCD1乃至CD8のそれぞれを、対応するボトルに貼り付ける作業が容易である。
シール台紙Mから剥がされた識別コードCD1は、図11に示されるように、対応するボトルBT01に貼り付けられる。ユーザ端末3は、任意の時点でユーザU01から読み取り指示を受け付けると、撮像部36を起動して、識別コードCD1を読み取る。読み取り指示は、図5に示される「ボトルスキャン」アイコン64が選択されたときに生成されてよい。
制御部31は、読み取られた識別コードCD1を情報処理装置1に送信して、識別コードCD1に関連付けられたボトル情報を送信するよう要求する。
制御部31は、識別コードCD1に関連付けられたボトル情報を情報処理装置1から取得する。取得されたボトル情報の一例が図12に示される。
・飲料1201:ボトルBT01内の飲料
・識別コード1202:ボトルBT01の識別コード
・購入価格1203:ボトルBT01の購入価格
・「ボトルキープ」1204:ボトルBT01を顧客にキープするときに選択されるアイコン
・現在の残量及び開始時の量1205:図12の例では、開始時の量75[cL]のうち、現在は20[cL]だけが残っていることが示される。
・「ボトルから注ぐ」1206:ボトルBT01から注いだ飲料の量を入力するときに選択されるアイコン
・「ボトルを空にする」1207:ボトルBT01の残量がゼロになったときに選択されるアイコン
詳細に説明すると、ユーザ端末3の制御部31は、「ボトルキープ」アイコン1204が選択されたことを検出すると、ボトルBT01がキープされたことを情報処理装置1に通知する。通知さされた内容は、記憶部13に記憶される。この場合、どの顧客によってキープされたかを登録することも可能である。この構成によりキープボトルの管理が容易である。
「ボトルから注ぐ」アイコン1206は、ボトルBT01内の飲料が顧客に提供されて、その残量が減少したときに選択されてよい。ユーザ端末3の入力部35は、減少量の手動入力をユーザから受け付ける。この結果、記憶部13に記憶された現在の残量は更新される。
「ボトルを空にする」アイコン1207は、ボトルBT01内の飲料の残量がゼロになったときに選択されてよい。入力部35は、残量がゼロになったことを示す手動入力をユーザから受け付ける。この結果、記憶部13に記憶された現在の残量はゼロに更新される。
上記のように、記憶部13における残量の情報は、アイコン1206又は1207を選択して、目視で確認した残量の情報を手動で入力することによって、更新されてよい。情報処理装置1の制御部11は、記憶部13から現在の残量の情報を取得することによって、ボトルBT01の現在の残量を判定する。代替例として本実施形態では、残量は、測定装置2とRFIDタグRFとを用いて自動的に更新されることができる。図13を参照して、自動更新と、その後の自動発注とを含む処理が詳細に説明される。
ステップS11にてユーザ端末3は、ボトルBT01内の飲料の下限値の入力をユーザから受け付けて、下限値の情報を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、下限値の情報を、ボトルBT01の識別コードCD1に関連付けてボトルDBに記憶する。
ユーザは任意の時点(例えばボトルBT01内の飲料の残量を測定したい時点)で、測定装置2の上部にボトルBT01を置く。図11に示されるように、ボトルBT01にはRFIDタグRFが貼り付けられる。RFIDタグRFが貼り付けられる位置は、ボトルBT01の底であってもよいし、ボトルBTの周囲であってもよい。ボトルBT01の識別コードは識別コードCD1である。
図13に戻り、ステップS12にて測定装置2の書込部25は、ユーザからの操作を受け付けて、識別コードCD1をRFIDタグRFに書き込む。
測定装置2の制御部21は、何らかのボトルが測定装置2の上部に置かれたことを判定すると(ステップS13にてYes)、測定装置2の測定部24はステップS14にて、ボトル内の飲料の残量を測定する。
ステップS15にて制御部21は、通信部22を介して、RFIDタグRFから識別コードCD1を取得する。
ステップS16にて制御部21は、通信部22を介して、識別コードCD1と現在の残量を示す残量情報とを情報処理装置1に送信する。
ステップS17にて情報処理装置1の制御部11は、記憶部13のボトルDBにて識別コードCD1を検索する。制御部11は、識別コードCD1に対応するボトルBT01を識別する。制御部11は、ボトルBT01内の飲料の現在の残量を更新する。追加例として制御部11は、更新前と更新後との間の残量の差分をユーザ端末3に通知してよい。ユーザ端末3の制御部11は例えば、差分から、顧客に請求する料金を算出してよい。
ステップS18にて制御部11は、更新後の現在の残量が、ステップS11にて登録された下限値を下回るか否かを判定する。
ステップS18にてYesのとき制御部11は、ステップS19にて、ボトルBT01内の飲料と同一の飲料の入ったボトル1本を、予め登録された発注先に発注する。発注内容は、発注元から発注先に、eメール、FAX等により送信される。代替例として、所定の日時に、複数の発注内容がまとめて発注されてよい。
発注本数は任意に設定可能である。発注内容は記憶部13に記憶され、図7に示される発注書の生成等に使用される。代替例として発注先は、ボトルBT01内の飲料と同一の飲料を販売する代替発注先のうち、同一の飲料を最も安い価格で販売する発注先であってよい。
ステップS18にてNoのとき制御部11は、ステップS19を実行しない。
図14を参照して、ユーザ端末3の表示部34に表示される発注先情報画面が説明される。発注先情報画面に表示される情報は、例えば、ボトルDBに記憶された情報を用いて生成される。
図14は、発注先W01に関連付けられた情報が表示された画面を示す。発注先情報画面には例えば次の情報が表示される。
・飲料1301:発注先W01から過去に納入されたボトル内の飲料
・開始時の量1302:飲料1301の開始時の量
・現在の残量1303:飲料1301の現在の残量
・開始時の量/購入金額1304
・飲料1301を1リットル購入する場合の見積金額1305
・飲料1301と同一の飲料を販売する代替発注先の名称1306
・発注先W02に飲料1301と同一の飲料を発注する場合の販売量/見積金額1307
・販売量/見積金額1307を1リットル換算した場合の見積金額1308
図14には発注先W01から納入された1つのボトル(ここではウイスキー)についての情報のみ表示される。代替例として、発注先W01から納入されたボトルが複数存在するとき、複数のボトルのそれぞれについての情報が表示されてよい。
図14には代替発注先が1つだけ(ここでは発注先W02)表示される。代替例として飲料1301と同一の飲料を販売する代替発注先が複数存在するとき、発注先情報画面には複数の代替発注先が表示されてよい。
上記の情報1306、1307及び1308は、任意のユーザによって予め登録されてよいし、インターネットを通じたクローリングによって収集されてよい。
以上述べたように本実施形態によれば、制御部11は、飲料のボトルの発注内容を記憶することと、ボトルの識別コードをプリンタを用いて印刷することと、識別コードに関連付けて、ボトル内の飲料の残量の下限値を記憶することと、ボトル内の飲料の現在の残量を示す情報を取得することと、飲料の現在の残量が下限値を下回ると判定すると、飲料と同一の飲料を発注することと、を含む動作を実行する。この構成により情報処理装置1は、人手による発注作業の手間、及び、人手による在庫管理の手間を低減することができる。
また本実施形態によれば、情報処理装置1は、上部に置かれた物体の重量を測定する測定装置2と通信可能に接続され、ボトルには、識別コードを記憶するRFIDタグが貼り付けられ、上記動作は、測定装置2から飲料の現在の残量を示す情報を取得することと、RFIDタグから識別コードを取得することと、識別コードから、測定装置2の上部に置かれたボトルを識別することと、を含む。この構成によりボトルを容易に識別することができる。
また本実施形態によれば、識別コードはQRコードを含む。この構成により、識別コードの読み取りが容易である。
また本実施形態によれば、上記動作は、予め登録された発注先、又は、飲料と同一の飲料を販売する代替発注先のうち同一の飲料を最も安い価格で販売する発注先に、同一の飲料を発注することを含む。この構成により、ボトルの仕入れ金額が最適化される。
また本実施形態によれば、飲料のボトルを識別するQRコードが印刷されるシール台紙は、第1のシールと第2のシールとを含み、第1のシールと第2のシールとの間には間隙が設けられ、QRコードは第1のシール及び第2のシールに印刷され、第1のシール及び第2のシールはシール台紙から剥がして利用される。このような間隙により、第1のシールと第2のシールとの分離が容易であるため、各シールを、対応するボトルに貼り付ける作業が容易である。
本開示が諸図面及び実施例に基づき説明されるが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。例えば、各手段又は各ステップに含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上記の実施形態において、情報処理装置1、測定装置2又はユーザ端末3の機能又は処理の全部又は一部を実行するプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を含み、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又は半導体メモリである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記録したDVD(Digital Versatile Disc)又はCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。またプログラムの流通は、プログラムを任意のサーバのストレージに格納しておき、任意のサーバから他のコンピュータにプログラムを送信することにより行ってもよい。またプログラムはプログラムプロダクトとして提供されてもよい。本開示は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。
コンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。サーバからコンピュータへのプログラムの転送は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP型のサービスによって処理を実行してもよい。「ASP」は、application service providerの略語である。プログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものが含まれる。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
1 情報処理装置

Claims (1)

  1. 飲料のボトルを識別するQRコードが印刷されるシール台紙であって、
    第1のシールと第2のシールとを含み、
    前記第1のシールと前記第2のシールとの間には間隙が設けられ、
    前記QRコードは前記第1のシール及び前記第2のシールに印刷され、
    前記第1のシール及び前記第2のシールは前記シール台紙から剥がして利用される、
    シール台紙。
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