JP2023037513A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックアップ制御を担保しつつ電池劣化を抑制できる電源装置を提供すること。【解決手段】実施形態に係る電源装置は、第1系統と、第2系統と、系統間スイッチと、電源用スイッチと、制御部とを備える。第1系統は、第1電源の電力が第1負荷に供給される。第2系統は、第2電源の電力が第2負荷に供給される。系統間スイッチは、第1系統と第2系統とを接続または遮断する。電源用スイッチは、第2電源と第2系統とを接続または遮断する。制御部は、第1系統の電源失陥が検出された場合に、系統間スイッチを遮断して電源用スイッチを接続することで第2電源から第2負荷へ電力を供給するバックアップ制御を行うとともに、第2電源の充電状態をバックアップ制御が実行可能な設定値以上となるように充電制御を行う。制御部は、設定値を、第2電源の温度が高い程低く設定するとともに、バックアップ制御に必要な最小電力量に寄せた値に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置に関する。
従来、複数の電源系統を備え、車両の走行中に一方の電源系統に失陥が生じた場合に、他方の電源系統に切り替えて車載器へ電力供給を行うバックアップ制御を行うことで、安全な場所まで退避走行させる技術がある。
特開2019-62727号公報
上記技術では、電源失陥の発生に備えて、他方の電源系統における電源の充電状態をバックアップ制御が実行可能な充電状態で維持するよう充電制御を行う必要がある。しかしながら、リチウムイオン電池等の電源は、温度が高いほど、電池劣化が大きくなる傾向にあるため、例えば、高温条件下において、充電状態を満充電付近で維持してしまうと電池劣化が大きくなるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バックアップ制御を担保しつつ電池劣化を抑制できる電源装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電源装置は、第1系統と、第2系統と、系統間スイッチと、電源用スイッチと、制御部とを備える。前記第1系統は、第1電源の電力が第1負荷に供給される。前記第2系統は、第2電源の電力が第2負荷に供給される。前記系統間スイッチは、前記第1系統と前記第2系統とを接続または遮断する。前記電源用スイッチは、前記第2電源と前記第2系統とを接続または遮断する。前記制御部は、前記第1系統の電源失陥が検出された場合に、前記系統間スイッチを遮断して前記電源用スイッチを接続することで前記第2電源から前記第2負荷へ電力を供給するバックアップ制御を行うとともに、前記第2電源の充電状態を前記バックアップ制御が実行可能な設定値以上となるように充電制御を行う。前記制御部は、前記設定値を、前記第2電源の温度が高い程低く設定するとともに、前記バックアップ制御に必要な最小電力量に寄せた値に設定する。
本発明によれば、バックアップ制御を担保しつつ電池劣化を抑制できる。
図1は、実施形態に係る電源装置を含む自動運転システムの構成例を示す図である。 図2は、バックアップ制御の動作例を示す図である。 図3は、充電制御の動作例を示す図である。 図4は、SOCおよび温度の組み合わせにおける第2電源の劣化量を示す図である。 図5は、実施形態に係る電源装置によって実行される充電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する電源装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。実施形態に係る電源装置は、自動運転機能を有する車両に搭載され、自動運転制御に関わる負荷へ電力を供給する。
図1は、実施形態に係る電源装置1を含む自動運転システムSの構成例を示す図である。図1に示すように、自動運転システムSは、電源装置1と、第1電源10と、車両制御装置100と、第1負荷101と、第2負荷102とを備える。
第1負荷101は、自動運転に関わる負荷を含む。例えば、第1負荷101は、自動運転中に動作するステアリングモータ、電動ブレーキ装置、車載カメラ、およびレーダ等を含む。なお、第1負荷101は、ディスプレイ、エアコン、オーディオ、ビデオ、各種ライト等の自動運転とは関わりの無い一般負荷が含まれてもよい。
第2負荷102は、自動運転に関わる負荷を含む。例えば、第1負荷101は、自動運転中に動作するステアリングモータ、電動ブレーキ装置、車載カメラ、およびレーダ等を含む。
車両制御装置100は、第1負荷101および第2負荷102を動作させて、車両の自動運転制御を行う制御装置である。
第1電源10は、DC/DCコンバータ11(以下、DC/DC11と記載する)と、鉛バッテリ12(以下、PbB12と記載する)とを含む。なお、第1電源10の電池は、PbB12以外の任意の2次電池であってもよい。
DC/DC11は、上流側において、車両の回生エネルギーを電力に変換して発電する発電機(不図示)に接続され、発電機から入力される入力電圧を変圧して出力する。発電機は、車両がエンジンを備える場合、エンジンの回転力を電力に変換して発電するオルタネータであってもよい。DC/DC11は、PbB12の充電、第1負荷101への電力供給、第2負荷102への電力供給、および後述する第2電源20の充電を行う。
電源装置1は、第1負荷101および第2負荷102への電力供給を制御する装置である。図1に示すように、電源装置1は、第2電源20と、系統間スイッチ4と、制御部31と、記憶部32と、電圧センサ51,52とを備える。
第2電源20は、第1電源10による電力供給ができなくなった場合のバックアップ用電源である。第2電源20は、リチウムイオンバッテリ21(以下、「LiB21」と記載する)と、電源用スイッチ22とを備える。電源用スイッチ22は、LiB21と第2負荷102とを接続/切断可能に接続する。なお、第2電源20の電池は、LiB21以外の任意の2次電池であってもよい。
また、電源装置1は、第1電源10から第1負荷101へ電力を供給する第1系統110と、第2電源20から第2負荷102へ電力を供給する第2系統120とを備える。
系統間スイッチ4は、第1系統110と第2系統120とを接続/切断可能に接続する。
電圧センサ51は、第1電源10と第1負荷101との間に接続され、第1系統110の電圧値を検出する。電圧センサ52は、第2電源20と第2負荷102との間に接続され、第2系統120の電圧値を検出する。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。なお、制御部31は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。記憶部32は、例えば、不揮発性メモリやデータフラッシュ、ハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成される記憶部である。かかる記憶部32には、各種プログラムなどが記憶される。
制御部31は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより、電源装置1の動作を制御する。制御部31は、電圧センサ51、52から入力される検出結果(電圧値)に基づいて、系統間スイッチ4および電源用スイッチ22をオンオフ制御することで、第1電源10または第2電源20から第1負荷101と第2負荷102とに電力を供給する。また、制御部3は、LiB21の電池監視機能を備えている。具体的には、LiB21には図示しない計測装置が設けられており、計測装置がLiB21の電圧、電流、温度等の電池パラメータを計測する。制御部3は、定期的に計測装置に対して、図示しない通信線を介して電池パラメータの計測を指示し、計測装置から取得したLiB21の電圧、電流、温度に基づいて、LiB21の充電状態(SOC:State Of Charge)を検出する。
図1では、第1系統110および第2系統120に地絡等の異常が発生していない正常時の制御(正常制御)の一例を示している。具体的には、制御部3は、正常制御時には、系統間スイッチ4をオンし、電源用スイッチ22をオフする。
これにより、第1電源10から第1系統110を介して第1負荷101へ電力が供給されるとともに、第1電源10から第1系統110、系統間スイッチ4および第2系統120を介して第2負荷102へ電力が供給される。なお、この正常制御は、車両が自動運転および手動運転のいずれの場合でも行われる。
ここで、自動運転における正常制御時において、電圧センサ51の電圧値が予め定められた閾値(地絡を判定可能な閾値)未満まで低下したとする。かかる場合、制御部31は、系統間スイッチ4をオフ、電源用スイッチ22をオンして、第1系統110および第2系統120のいずれに地絡が発生しているかを電圧センサ51、52の電圧値により特定する。
ここで、電圧センサ51の電圧値が閾値未満により第1系統110の電源失陥が検出されたとする。かかる場合には、電源装置1は、図2に示すバックアップ制御に切り替える。なお、電圧センサ52の電圧値が閾値未満により第2系統120の電源失陥が検出された場合には、系統間スイッチ4をオフ、電源用スイッチ22をオフして、第1電源10から第1負荷101へ電力供給を行うことで、後述する退避走行制御を行う。
図2は、バックアップ制御の動作例を示す図である。バックアップ制御とは、第1系統の電源失陥により第1電源10から第1負荷101および第2負荷102への電力供給が行えなくなった場合に、第2系統120の第2電源20から第2負荷102へ電力供給を行う制御である。
なお、バックアップ制御時において、車両制御装置100は、自動運転における電力供給の冗長性が担保されなくなるため、第2負荷102を制御することで、自動運転中の車両を路肩等の安全な場所へ退避して停止させる退避走行制御を実行する。
図2に示すように、制御部31は、第1系統110に電源失陥が発生した場合には、系統間スイッチ4をオフするとともに、電源用スイッチ22をオンする。そして、制御部31は、第1電源10から第1負荷101への電力供給を停止させ、第2電源20から第2負荷102への電力供給を行う。つまり、車両制御装置100は、第1系統110に電源失陥が発生した場合には、第2電源20の電力のみで退避走行制御を行うこととなる。
また、電源装置1は、例えば、図1に示す正常制御中において、第2電源20のSOCをバックアップ制御が実行可能な設定値以上となるように充電制御を行う。ここで、図3を用いて、第2電源20の充電制御について説明する。
図3は、充電制御の動作例を示す図である。充電制御は、上述した発電機から第1電源10のDC/DC11を介して第2電源20のLiB21を充電する制御である。
図3に示すように、制御部31は、第2電源20の充電状態が設定値未満となった場合に、系統間スイッチ4をオンするとともに、電源用スイッチ22をオンする充電制御を行う。これにより、第1電源10から第2電源20へ電力供給が行われ、充電状態が設定値未満となったLiB21を設定値以上まで充電することができる。なお、制御部31は、設定値からSOCが所定値高い充電完了値まで充電するが、かかる点については図4で後述する。
ここで、第2電源20におけるLiB21は、温度が高いほど、電池劣化が大きくなる傾向にある。このため、LiB21の充電状態の設定値(あるいは、後述する充電完了値)を満充電付近に設定してしまうと、例えば、高温条件下において、LiB21の充電状態が満充電付近で維持されてしまい電池劣化が大きくなるおそれがあった。
そこで、実施形態に係る電源装置1は、かかる設定値を、第2電源20におけるLiB21の温度が高い程低く設定するとともに、バックアップ制御に必要な最小電力量に寄せた値に設定する。
図4は、SOCおよび温度の組み合わせにおける第2電源20(LiB21)の劣化量を示す図である。図4に示すように、第2電源20の温度が高い程、かつ、第2電源20のSOCが高い程、第2電源20の劣化量が多くなる傾向にある。
また、図4に示すバックアップ要求温度下限値とは、バックアップ制御が実行可能な温度の下限値である。すなわち、第2電源20の温度がバックアップ要求温度下限値未満である場合には、バックアップ制御の実行が禁止される。なお、図4に示す劣化量の情報は、例えば、実験や、LiB21の製造メーカー等から取得可能である。
図4では、バックアップ制御に必要な最小電力量th1を示している。図4に示すように、LiB21の温度特性により、温度が高い程、最小電力量th1であるSOCは低くなる傾向にある。そして、制御部31は、設定値th2を、最小電力量th1の近傍に設定する。
つまり、図4に示すように、制御部31は、設定値th2を、第2電源20の温度が高い程低くする設定するとともに、最小電力量th1に寄せた値に設定値th2を設定する。換言すれば、制御部31は、設定値th2を、最小電力量th1以上となるようにし、かつ、「劣化量:大」の領域ではなく、「劣化量:中」の領域内となるように設定する。
これにより、設定値th2は、最小電力量th1以上を維持しつつ、「劣化量:大」で充電状態が維持される場合(満充電付近で維持される場合)に比べて、電池劣化を抑制することができる。すなわち、実施形態に係る電源装置1によれば、バックアップ制御を担保しつつ電池劣化を抑制できる。
また、制御部31は、最小電力量th1からSOCが所定値高い設定値th2を設定する。換言すれば、設定値th2は、最小電力量th1の曲線をSOCの高い側(紙面右方向)へスライドした曲線となる。なお、設定値th2の曲線は、図4に示す「劣化量:中」の領域に収まるようにする。
この所定値(最小電力量th1と設定値th2との差分)は、車両停止後の自然放電による低下量に応じた値である。つまり、制御部31は、車両停止後の自然放電による低下量に基づいて設定値th2を設定する。
例えば、所定値は、車両が所定期間(例えば、数十日間)停止した場合でもSOCが最小電力量th1以上となる値が設定される。これにより、車両が所定期間停止することで自然放電によりSOCが低下した場合であっても、最小電力量th1以上の充電状態を維持できる。従って、車両を所定期間停止させた後の始動時においてもバックアップ制御を即座に行うことができる。
また、制御部31は、第2電源20のSOCが設定値th2未満となった場合に充電制御を開始し、設定値th2からSOCが所定値高い値である充電完了値th3まで第2電源20を充電する充電制御を行う。
つまり、充電完了値th3は、設定値th2の曲線をSOCの高い側(紙面右方向)へスライドした曲線となる。なお、充電完了値に対応する所定値は、充電完了値th3の曲線が、図4に示す「劣化量:中」の領域に収まるような値が設定される。
これにより、充電完了値th3から充電開始位置である設定値th2までの間でSOCの多少の低下を許容できるため、設定値th2を跨いで充電制御が断続的に繰り返されることを回避できる。
また、充電完了値th3を「劣化量:中」の領域に収めることで、第2電源20のSOCが「劣化量:高」の状態で維持されることを回避できるため、電池劣化を抑制することができる。
なお、制御部31は、車両停止後における第2電源20の温度変化を予測し、予測した温度変化に基づいて設定値th2を設定してもよい。例えば、制御部31は、車両停止後における第2電源20の過去の温度変化に基づいて、第2電源20の温度の低下(あるいは上昇)を予測する。
例えば、制御部31は、車両の停車場所や、停車時間、気温に基づいて第2電源20の温度変化を予測する。具体的には、制御部31は、例えば、車両を通勤に使用している場合に、自宅における過去の気温や、停車時間(例えば、18時から8時までの14時間等)を用いて始動までの第2電源20の温度変化を予測する。
そして、制御部31は、予測した温度変化により始動時における第2電源20の温度を予測する。そして、制御部31は、予測した第2電源20の温度に対応したSOCを車両停止直前の設定値th2として設定する。
例えば、制御部31は、車両停止後に第2電源20の温度が上昇すると予測した場合、現在(車両停止前)の温度に対応したSOC、または、車両始動時の予測温度に対応したSOCを設定値th2として設定する。
これにより、車両停車後から始動時までに温度が上昇した場合であっても、第2電源20のSOCを最小電力量th1以上に維持できるため、始動後に即座にバックアップ制御を実行できない状況を高精度に回避することができる。
また、制御部31は、車両停止後に第2電源20の温度が低下すると予測した場合、車両が始動してから自動運転制御に移行するまでの期間に充電可能な電力量に基づいて設定値th2を設定する。図4に示すように、車両停止後に第2電源20の温度が低下した場合、車両停止時に比べて、始動時の最小電力量th1は高くなる。
このため、設定値th2は、始動時の最小電力量th1以上となるように車両停止時に設定されていることが好ましいものの、温度の低下度合いによっては始動時の最小電力量th1以上を満たす設定値th2を設定することが難しい場合がある。
一方で、車両が始動してから自動運転制御に移行するまでには一定時間を要するため、車両が始動してから自動運転制御に移行するまでの期間は充電制御を実行可能である。
従って、制御部31は、車両停止後に第2電源20の温度が低下すると予測した場合において、始動時の最小電力量th1以上を満たす設定値th2を設定することが難しい時には、車両が始動してから自動運転制御に移行するまでの期間に充電可能な電力量を差し引いた設定値th2を設定する。当該期間は、予め想定した時間である。
これにより、始動時には第2電源20のSOCが最小電力量th1未満であっても、自動運転制御に移行するまでの期間に充電制御を行うことで、自動運転開始時には最小電力量th1以上を満たすことが可能となる。
次に、図5を用いて、実施形態に係る電源装置1において実行される充電制御処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る電源装置1によって実行される充電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、制御部31は、第2電源20の温度を検出する(ステップS101)。つづいて、制御部31は、検出した第2電源20の温度に基づいて設定値th2を設定する(ステップS102)。
つづいて、制御部31は、第2電源20のSOCを検出する(ステップS103)。つづいて、制御部31は、検出した第2電源20のSOCが設定値th2未満であるか否かを判定する(ステップS104)。
制御部31は、第2電源20のSOCが設定値th2未満である場合(ステップS104:Yes)、系統間スイッチ4をオン、電源用スイッチ22をオンすることで充電制御を実行する(ステップS105)。なお、制御部31は、第2電源20のSOCが設定値th2以上である場合(ステップS104:No)、処理を終了する。すなわち、充電制御を実行しない。
つづいて、制御部31は、第2電源20のSOCが充電完了値th3に到達したか否かを判定する(ステップS106)。制御部31は、第2電源20のSOCが充電完了値th3に到達した場合(ステップS106:Yes)、充電制御を終了し(ステップS107)、処理を終了する。
なお、制御部31は、第2電源20のSOCが充電完了値th3に到達していない場合(ステップS106:No)、ステップS105に戻り、第2電源20のSOCが充電完了値th3に到達するまで充電制御を継続する。
上述してきたように、実施形態に係る電源装置1は、第1系統110と、第2系統120と、系統間スイッチ4と、電源用スイッチ22と、制御部31とを備える。第1系統110は、第1電源10の電力が第1負荷101に供給される。第2系統120は、第2電源20の電力が第2負荷102に供給される。系統間スイッチ4は、第1系統110と第2系統120とを接続または遮断する。電源用スイッチ22は、第2電源20と第2系統120とを接続または遮断する。制御部31は、第1系統110の電源失陥が検出された場合に、系統間スイッチ4を遮断して電源用スイッチ22を接続することで第2電源20から第2負荷102へ電力を供給するバックアップ制御を行うとともに、第2電源20の充電状態をバックアップ制御が実行可能な設定値th2以上となるように充電制御を行う。制御部31は、設定値th2を、第2電源20の温度が高い程低く設定するとともに、バックアップ制御に必要な最小電力量th1に寄せた値に設定する。これにより、バックアップ制御を担保しつつ電池劣化を抑制できる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電源装置
3 制御部
4 系統間スイッチ
10 第1電源
11 DC/DCコンバータ
12 鉛バッテリ
20 第2電源
21 リチウムイオンバッテリ
22 電源用スイッチ
31 制御部
32 記憶部
51、52 電圧センサ
100 車両制御装置
101 第1負荷
102 第2負荷
110 第1系統
120 第2系統
S 自動運転システム

Claims (5)

  1. 第1電源の電力が第1負荷に供給される第1系統と、
    第2電源の電力が第2負荷に供給される第2系統と、
    前記第1系統と前記第2系統とを接続または遮断する系統間スイッチと、
    前記第2電源と前記第2系統とを接続または遮断する電源用スイッチと、
    前記第1系統の電源失陥が検出された場合に、前記系統間スイッチを遮断して前記電源用スイッチを接続することで前記第2電源から前記第2負荷へ電力を供給するバックアップ制御を行うとともに、前記第2電源の充電状態を前記バックアップ制御が実行可能な設定値以上となるように充電制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記設定値を、前記第2電源の温度が高い程低く設定するとともに、前記バックアップ制御に必要な最小電力量に寄せた値に設定すること
    を特徴とする電源装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2電源の充電状態が前記設定値未満となった場合に、前記設定値から所定値高い値である充電完了値まで前記第2電源を充電する前記充電制御を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御部は、
    車両停止後の自然放電による低下量に基づいて前記設定値を設定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記制御部は、
    車両停止後における前記第2電源の温度変化を予測し、予測した前記温度変化に基づいて前記設定値を設定すること
    を特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の電源装置。
  5. 前記バックアップ制御は、
    車両の自動運転制御時に実行される制御であり、
    前記制御部は、
    車両停止後に前記第2電源の温度が低下すると予測した場合、車両が始動してから前記自動運転制御に移行するまでの期間に充電可能な電力量に基づいて前記設定値を設定すること
    を特徴とする請求項4に記載の電源装置。
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