JP2023037467A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示の技術は、自装置の周囲におけるユーザの存在が検知されると必ず未検知時間を初期化する場合と比較して、短い時間でエネルギーの消費が少ない第2モードに遷移しうる情報処理装置、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】プロセッサを備え、前記プロセッサは、自装置の周囲にユーザの存在を検知しない未検知時間が予め定めた経過時間に到達したとき、自装置を第1モードから前記第1モードよりエネルギー消費が少ない第2モードに遷移させ、前記経過時間に到達前の前記未検知時間の計測中に、ユーザの存在を検知した場合において、予め定めた条件を満たすときに、前記未検知時間の計測を継続する情報処理装置。【選択図】図5

Description

本発明の技術は、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
エネルギー消費が少ないモードに遷移する技術がある。
特許文献1には、商用電力電源部から電力の供給を受けて動作する被動作部を対象として、消費電力が異なる複数の電力供給状態、及び前記商用電力電源部から電力の供給を受けない、或いは予め定めた電力以下であり電力供給を行うか否かの判別制御に必要な電力の供給を受ける電力非供給状態の間で状態を遷移させる電力供給状態遷移制御手段と、前記被動作部に対して使用する使用者を含み、予め設定された相対的に広い領域内で移動体を検出すると共に、前記電力非供給状態において前記判別制御用として電力の供給を受ける第1の移動体検出手段、並びに予め設定された相対的に狭くかつ被動作部に近い領域で移動体を検出すると共に、前記第1の移動体検出手段により前記移動体を検出した時点で前記判別制御用として電力の供給を受ける第2の移動体検出手段を備えた複数の移動体検出手段と、前記複数の移動体検出手段の検出結果を含む予め定められた遷移条件に基づいて、前記電力非供給状態と電力供給状態との間の状態遷移を指示する指示手段と、前記遷移条件が成立したことによる前記指示手段の前記電力供給状態から前記電力非供給状態への遷移指示に対し、前記第2の移動体検出手段が前記移動体を検出しなくなるまでは前記電力供給状態を維持する状態維持手段と、を有する電力供給制御装置、が開示されている。
特許文献2には、商用電力電源部から電力の供給を受けて動作する被動作部を対象として、消費電力が異なる複数の電力供給状態、及び前記商用電力電源部から電力の供給を受けない或いは予め定めた電力以下であり電力供給を行うか否かの判別制御に必要な電力の供給を受ける電力非供給状態の間で状態を遷移させる電力供給状態遷移制御手段と、前記被動作部に対して使用する意志のある使用者を含み、予め設定された領域内で、移動体を検出すると共に、それぞれ検出条件が異なる複数の移動体検出手段と、前記電力供給状態の被動作部の不使用状態を計時する計時手段と、前記計時手段による計時が、予め定めた電力非供給状態遷移時間に達しても前記被動作部の不使用状態が継続されている場合に、前記電力供給状態遷移制御手段に対して前記電力非供給状態へ遷移させるように指示する遷移指示手段と、前記遷移指示手段による指示時期に、前記複数の移動体検出手段により前記移動体を検出している場合に、前記指示時期を延期する指示時期延期手段と、を有する電力供給制御装置、が開示されている。
特許文献3には、電力の供給を受けて動作する動作対象を備えた処理装置本体の周辺において、移動中の移動体を検出可能であり、少なくとも検出可能距離が相対的に長短の関係を持つ少なくとも2種類の移動体検出手段と、予め定めた条件が成立した場合に、前記動作対象へ電力を供給する電力供給状態、或いは電力供給を遮断する電力供給遮断状態の何れかの状態に遷移させる状態遷移手段と、前記状態遷移手段により電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移するときの前記条件を成立させるために操作する手動復帰操作手段と、前記移動体検出手段の内、検出距離が長い一方の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、検出距離が短い他方の移動検出手段による検出を開始し、かつ前記他方の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、前記状態遷移手段による前記電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移するときの前記条件の成立とする自動復帰制御手段と、前記自動復帰制御手段の機能を有効とする又は無効とするかを選択する選択手段と、前記状態遷移手段により電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移する時期として、前記他方の移動体検出手段で移動体を検出しなくなってから予め設定した時間が経過した時点とする電力供給遮断制御手段と、前記電力供給遮断制御手段において、前記選択手段で前記自動復帰制御手段の無効が選択されているときは、当該自動復帰制御手段の有効が選択されているときよりも、前記予め設定した時間を短く設定する時間設定手段と、を有する電力供給制御装置、が開示されている。
特開2013-029839号公報 特開2012-186720号公報 特開2016-189596号公報
第1モードと、第1モードよりもエネルギーの消費が少ない第2モードとを遷移可能な情報処理装置がある。当該情報処理装置は、例えば、画像形成装置等の機器である。機器は、自装置の周囲におけるユーザの存在を検知するために、例えば、人感センサを備え、人感センサがユーザの存在を検知しなくなると、検知していない未検知時間を計測し、計測した未検知時間が予め定めた経過時間に到達すると、第1モードから第2モードに遷移する。
未検知時間が経過時間を経過する前に人感センサがユーザの存在を検知した場合、機器は、これまで計測した未検知時間を初期化する。
ここで、人感センサの検知が機器を使用しない通行人などの検知であった場合でも、未検知時間が初期化される。このため、ユーザによって実質的に機器が使用されなかった時間が経過時間に到達しても、第2モードに遷移されない場合がある。
本開示の技術は、自装置の周囲におけるユーザの存在が検知されると必ず未検知時間を初期化する場合と比較して、短い時間でエネルギーの消費が少ない第2モードに遷移しうる情報処理装置、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、自装置の周囲にユーザの存在を検知しない未検知時間が予め定めた経過時間に到達したとき、自装置を第1モードから前記第1モードよりエネルギー消費が少ない第2モードに遷移させ、前記経過時間に到達前の前記未検知時間の計測中に、ユーザの存在を検知した場合において、予め定めた条件を満たすときに、前記未検知時間の計測を継続する。
第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記予め定めた条件は、ユーザによる操作がないことである。
第3態様に係る情報処理装置は、第1態様又は第2態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、ユーザの存在を検知していない場合において、前記未検知時間が前記経過時間に到達しているとき、前記第2モードに遷移させる。
第4態様に係る情報処理装置は、第1態様から第3態様の何れかの態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記未検知時間を計測中に、自装置の周囲にユーザの存在を検知した場合、前記計測中の未検知時間を記憶し、ユーザによる操作がない場合において、自装置の周囲にユーザの存在を検知しなくなったとき、前記記憶した未検知時間から計測を再開する。
第5態様に係る情報処理装置は、第1態様から第4態様の何れかの態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、自装置を、エネルギー消費がそれぞれ異なる3以上の複数のモードの何れかのモードに遷移させることが可能であり、遷移ごとにそれぞれ経過時間が設定されている。
第6態様に係る情報処理装置は、第5態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記未検知時間を計測中に、自装置の周囲にユーザの存在を検知した場合、前記未検知時間を計測中の一のモードを記憶し、前記未検知時間の計測は継続したまま、当該一のモードよりエネルギー消費が多いモードに遷移させ、ユーザによる操作がない場合において、自装置の周囲にユーザの存在を検知しなくなったとき、前記記憶した一のモードに遷移し戻す。
第7態様に係る情報処理装置は、第1態様から第6態様の何れかの態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、自装置の周囲の変化を検知するセンサにより、自装置の周囲のユーザの存在を検知する。
第8態様に係る情報処理装置は、第7態様に係る情報処理装置において、前記予め定めた条件は、前記周囲より狭い範囲の変化を検知する他のセンサが変化を検知しないことである。
第9態様に係る情報処理装置は、第8態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記未検知時間を計測中に、前記他のセンサが変化を検知した場合、前記未検知時間を初期化する。
第10態様に係る情報処理装置は、第1態様から第9態様の何れかの態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、ユーザが携帯する端末からの近距離無線通信の接続要求により、自装置の周囲のユーザの存在を検知する。
第11態様に係る情報処理装置は、第1態様から第10態様の何れかの態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記未検知時間を計測中に、ユーザによる操作があった場合、前記計測中の未検知時間を初期化する。
第12態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、自装置の周囲にユーザの存在を検知しない未検知時間が予め定めた経過時間に到達したとき、自装置を第1モードから前記第1モードよりエネルギー消費が少ない第2モードに遷移させ、前記経過時間に到達前の前記未検知時間の計測中に、ユーザの存在を検知した場合において、予め定めた条件を満たすときに、前記未検知時間の計測を継続する、ことを実行させる。
第1態様及び第12態様によれば、自装置の周囲におけるユーザの存在が検知されると必ず未検知時間を初期化する場合と比較して、短い時間でエネルギーの消費が少ない第2モードに遷移しうる。
第2態様によれば、ユーザによる操作がない場合に、短い時間で第2モードに遷移しうる。
第3態様によれば、ユーザの存在を検知している間に第2モードに遷移することを防げる。
第4態様によれば、ユーザの存在を検知している間は、未検知時間の計測を一時停止できる。
第5態様によれば、複数のモードを備える場合に、各モードに合わせた経過時間を設定できる。
第6態様によれば、ユーザの存在を検知した場合、エネルギー消費が多いモードにして、ユーザによる操作を待ち受けることができ、ユーザによる操作がなかった場合でも、ユーザの存在に関わらず継続して計測した未検知時間により、一のモードから更にエネルギー消費が少ないモードに遷移できる。
第7態様によれば、周囲の変化の検知をユーザの存在の検知と擬制できる。
第8態様によれば、他のセンサにより周囲の変化が検知されない限り、より広い範囲の変化を検知するセンサの検知に関わらず、未検知時間の検知を継続して、短い時間で第2モードに遷移しうる。
第9態様によれば、狭い範囲の変化が検知された場合は、ユーザが自装置を操作しているとみなして、未検知時間の計測を初期化できる。
第10態様によれば、ユーザの存在を検知するための専用の機器を用いることなくユーザの存在の検知できる。
第11態様によれば、ユーザの操作中は第2モードに遷移することを防ぐことができる。
画像形成装置の概略構成図である。 第1実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の遷移処理の流れを示すフローチャートである。 従来の画像形成装置の遷移処理を示す一例である。 第1実施形態に係る画像形成装置の遷移処理を示す一例である。 第2実施形態に係る画像形成装置の遷移処理の流れを示すフローチャートである。 従来の画像形成装置の遷移処理を示す一例である。 第2実施形態に係る画像形成装置の遷移処理を示す一例である。 第3実施形態に係る画像形成装置の遷移処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る画像形成装置の遷移処理を示す一例である。 複数センサを備える画像形成装置の概略構成図である。
以下、本発明の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本開示の画像形成装置10の概略構成図である。図1は、情報処理装置の一例である画像形成装置10が、ユーザ9の存在を検知できる範囲であるセンサ19の検知範囲1を示す。
画像形成装置10は、ユーザ9の操作により、プリント、複写、スキャン、及びファクシミリ等の処理を実行可能な装置である。画像形成装置10は、ユーザ9の存在を検知するためのセンサ19を搭載する。画像形成装置10は、周囲にユーザ9の存在を検知しない未検知時間が予め定めた経過時間に到達したとき、第1モードから第1モードよりエネルギー消費が少ない第2モードに遷移する。具体的には、画像形成装置10は、第1モードとしてプリント等の処理を実行できるスタンバイモード及び第2モードとしてスタンバイモードよりエネルギー消費が少ない節電モードに遷移可能である。エネルギー消費とは電力消費を指し、節電モードは、例えば、表示部の電源を落とすこと、画像形成ユニットのフューザの温度をスタンバイモード時より下げた状態に保つこと、又はフューザの電源を落とすこと等により、スタンバイモードよりエネルギー消費を抑える。画像形成装置10は、経過時間に到達前の未検知時間の計測中に、ユーザ9の存在を検知した場合において、ユーザ9による操作がないときは、未検知時間の計測を継続する。また、画像形成装置10は、ユーザ9の存在を検知していない場合において、未検知時間が経過時間に到達しているとき、節電モードに遷移させる。なお、経過時間は、第1モードから第2モードに遷移させるまでの猶予時間として予め定められうる。
[第1実施形態]
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ストレージ14、入力部15、表示部16、通信インタフェース(通信I/F)17、画像形成ユニット18及びセンサ19の各構成を有する。各構成は、バス20を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU11は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU11は、ROM12又はストレージ14からプログラムを読み出し、RAM13を作業領域としてプログラムを実行する。CPU11は、ROM12又はストレージ14に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM12又はストレージ14には、モードを遷移する情報処理プログラムが格納されている。
ROM12は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部15は、マウス等のポインティングデバイス、及びキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部16は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部16は、タッチパネル方式を採用して、入力部15として機能しても良い。
通信インタフェース17は、データベース等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
画像形成ユニット18は、プリントデータを紙等の記録媒体に形成するものである。画像を形成する方式としては、トナー方式やインクジェット方式等が採用される。画像形成ユニット18は、例えば、加熱によりトナーを記録媒体に定着させるフューザを備える。
センサ19は、検知範囲1の変化を検知することにより、画像形成装置10の周囲のユーザ9の存在を検知する。センサ19は、例えば、温度の変化又は物体の移動等を含む画像形成装置10の周囲の変化を検知することにより、ユーザ9の存在を検知する。センサ19は、例えば、人感センサとして赤外線を検出する焦電センサ又は反射した光を検出する反射センサ等である。センサ19がユーザ9の存在を検知していない時間が、本実施形態における「未検知時間」である。なお、画像形成装置10が複数のセンサ19を備える場合は、第3実施形態で後述する。
次に、画像形成装置10の作用について説明する。
図3は、画像形成装置10による遷移処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から遷移プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、遷移処理が行なわれる。なお、図3に示す処理は、例えば、画像形成装置10が起動された場合、又は、節電モードの状態において、ユーザが画像形成装置10を使用し始めた場合に実行される。
ステップS101では、CPU11は、スタンバイモードに遷移させる。すなわち、CPU11は、自装置である画像形成装置10をスタンバイモードに遷移させる。換言すると、画像形成装置10は、スタンバイモードに遷移する。CPU11は、ステップS102へ移行する。
ステップS102では、CPU11は、未検知時間の計測を開始する。CPU11は、ステップS103へ移行する。
ステップS103では、CPU11は、ユーザ9による操作がないか否かを判断する。ユーザ9による操作は、例えば、ユーザ9が入力部15を操作することである。ユーザ9による操作がないと判断した場合(ステップS103:YES)、CPU11は、ステップS104へ移行する。ユーザ9による操作があると判断した場合(ステップS103:NO)、CPU11は、ステップS102へ移行する。すなわち、CPU11は、ユーザ9による操作があると判断した場合(ステップS103:NO)、未検知時間を初期化し、初期化された状態から未検知時間の計測を開始する。
ステップS104では、CPU11は、センサ19が検知しているか否かを判断する。センサ19が検知していると判断した場合(ステップS104:YES)、CPU11は、ステップS103へ移行する。センサ19が検知していないと判断した場合(ステップS104:NO)、CPU11は、ステップS105へ移行する。
なお、ユーザ9による操作がなく(ステップS103:YES)、センサ19が検知している場合(ステップS104:YES)とは、例えば、画像形成装置10の前を素通りする通行人を検知する場合である。同様に、画像形成装置10が出力した印刷物を取るユーザ9を検知する場合、日光による温度変化を検知する場合、又は風による物の移動を検知する場合も含む。
ステップS105では、CPU11は、未検知時間が経過時間に到達したか否かを判断する。未検知時間が経過時間に到達したと判断した場合(ステップS105:YES)、CPU11は、ステップS106へ移行する。未検知時間が経過時間に到達していないと判断した場合(ステップS105:NO)、CPU11は、ステップS103へ移行する。
ステップS106では、CPU11は、節電モードに遷移させる。CPU11は、遷移処理を終了する。
以上、ステップS102からステップS104により、CPU11は、経過時間に到達前の未検知時間の計測中に、ユーザ9の存在を検知した場合において、ユーザ9による操作がないときは、未検知時間の計測を継続する。また、ステップS104からステップS106により、CPU11は、ユーザ9の存在を検知していない場合において、未検知時間が経過時間に到達しているとき、節電モードに遷移させる。
図4及び図5を用いて、画像形成装置の遷移処理の一例を説明する。まずは、図4を用いて、従来の画像形成装置99について説明する。次に、図5を用いて、第1実施形態に係る画像形成装置10について説明する。ここで、従来の画像形成装置99とは、未検知時間の計測中にユーザ9の存在を検知した場合、未検知時間を初期化する装置である。なお、画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、未検知時間が経過時間P1に到達した場合に、節電モードに遷移する。
図4及び図5は、横軸が時間軸であり、図の右側ほど時間が経過している。時刻T1において、画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、ユーザ9による操作を受け付け、未検知時間の計測を開始する。画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、時刻T2から時刻T3において、ユーザ9の存在を検知する。なお、時刻T1以降において、ユーザ9による操作はない。
図4に示すように、従来の画像形成装置99は、未検知時間の計測中である時刻T2において、ユーザ9の存在を検知したため、未検知時間の計測を初期化する。そして、従来の画像形成装置99は、ユーザ9の存在を検知しなくなる時刻T3から、未検知時間の計測を初期化された状態から開始する。そのため、従来の画像形成装置99は、時刻T3から計測を開始した未検知時間が経過時間P1に到達する時刻T4において、節電モードに遷移する。
図5に示すように、第1実施形態の画像形成装置10は、時刻T2から時刻T3において、ユーザ9の存在を検知する一方で、ユーザ9による操作がないため、上述したステップS103及びステップS104に対応する処理(ステップS103:YES、ステップS104:YES)として、未検知時間の計測を継続する。そのため、画像形成装置10は、時刻T1から計測を開始した未検知時間が経過時間P1に到達する時刻T5において、節電モードに遷移する。すなわち、画像形成装置10は、従来の画像形成装置99が節電モードに遷移する時刻T4より早い時刻T5において、節電モードに遷移する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の手法は、第1実施形態の構成に加えて、3以上の複数のモードに遷移する遷移処理を行う。第2実施形態のハードウェア構成は、第1実施形態のハードウェア構成と同一である。なお、第1実施形態と同様の構成及び作用となる箇所については同一符号を付して説明を省略する。
画像形成装置10は、エネルギー消費がそれぞれ異なる3以上の複数のモードの何れかのモードに遷移可能である。そして、画像形成装置10は、遷移ごとにそれぞれ経過時間が設定されている。具体的には、画像形成装置10は、プリント等の処理を実行できるスタンバイモード、スタンバイモードよりエネルギー消費が少ない低電力モード及び低電力モードよりエネルギー消費が少ないスリープモードに遷移可能である。低電力モードは、例えば、表示部16の電源を落とすこと、又は画像形成ユニット18のフューザの温度をスタンバイモード時より下げた状態に保つこと等により、スタンバイモードよりエネルギー消費を抑える。また、スリープモードは、例えば、画像形成ユニット18の電源を落とすこと等により、低電力モードよりエネルギー消費を抑える。
また、画像形成装置10は、未検知時間を計測中に、ユーザ9の存在を検知した場合、遷移済みのモードとして低電力モードを記憶し、低電力モードよりエネルギー消費が多いモードであるスタンバイモードに遷移する。そして、画像形成装置10は、スタンバイモードに遷移後に、ユーザ9による操作がない場合において、ユーザ9の存在を検知しなくなったとき、記憶したモードである低電力モードに遷移し戻す。
画像形成装置10の作用について説明する。図6は、画像形成装置10による遷移処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から遷移プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、遷移処理が行なわれる。
ステップS201では、CPU11は、スタンバイモードに遷移させる。CPU11は、ステップS202へ移行する。
ステップS202では、CPU11は、未検知時間の計測を開始する。CPU11は、ステップS203へ移行する。
ステップS203では、CPU11は、ユーザ9による操作がないか否かを判断する。ユーザ9による操作がないと判断した場合(ステップS203:YES)、CPU11は、ステップS204へ移行する。ユーザ9による操作があると判断した場合(ステップS203:NO)、CPU11は、ステップS201へ移行する。
ステップS204では、CPU11は、センサ19が検知しているか否かを判断する。センサ19が検知していると判断した場合(ステップS204:YES)、CPU11は、ステップS203へ移行する。センサ19が検知していないと判断した場合(ステップS204:NO)、CPU11は、ステップS205へ移行する。
ステップS205では、CPU11は、未検知時間が経過時間に到達したか否かを判断する。未検知時間が経過時間に到達したと判断した場合(ステップS205:YES)、CPU11は、ステップS206へ移行する。未検知時間が経過時間に到達していないと判断した場合(ステップS205:NO)、CPU11は、ステップS203へ移行する。なお、ステップS205における経過時間は、低電力モードに遷移するために予め設定された時間である。
ステップS206では、CPU11は、低電力モードに遷移させる。CPU11は、ステップS207へ移行する。
ステップS207では、CPU11は、未検知時間の計測を開始する。CPU11は、ステップS208へ移行する。
ステップS208では、CPU11は、ユーザ9による操作がないか否かを判断する。ユーザ9による操作がないと判断した場合(ステップS208:YES)、CPU11は、ステップS209へ移行する。ユーザ9による操作があると判断した場合(ステップS208:NO)、CPU11は、ステップS201へ移行する。
ステップS209では、CPU11は、センサ19が検知しているか否かを判断する。センサ19が検知していると判断した場合(ステップS209:YES)、CPU11は、ステップS210へ移行する。センサ19が検知していないと判断した場合(ステップS209:NO)、CPU11は、ステップS211へ移行する。
ステップS210では、CPU11は、スタンバイモードに遷移させる。換言すると、CPU11は、遷移済みの低電力モードよりエネルギー消費が多いモードであるスタンバイモードに遷移させる。また、CPU11は、遷移済みのモードが低電力モードであったことを記憶する。また、CPU11は、未検知時間を初期化せず、未検知時間の計測を継続する。CPU11は、ステップS208へ移行する。
ステップS211では、CPU11は、低電力モードに遷移させる。すなわち、CPU11は、ステップS210で記憶した低電力モードに遷移し戻す。なお、CPU11は、既に低電力モードに遷移済みの場合は何もしなくてもよい。CPU11は、ステップS212へ移行する。
ステップS212では、CPU11は、未検知時間が経過時間に到達したか否かを判断する。未検知時間が経過時間に到達したと判断した場合(ステップS212:YES)、CPU11は、ステップS213へ移行する。未検知時間が経過時間に到達していないと判断した場合(ステップS212:NO)、CPU11は、ステップS208へ移行する。なお、ステップS212における経過時間は、スリープモードに遷移するために予め設定された時間である。
ステップS213では、CPU11は、スリープモードに遷移させる。CPU11は、遷移処理を終了する。
以上、ステップS205及びステップS212により、CPU11は、未検知時間の計測が、遷移ごとにそれぞれ設定された経過時間に到達したか否かを判断する。また、ステップS207からステップS211により、CPU11は、未検知時間を計測中に、ユーザ9の存在を検知した場合、遷移済みのモードとして低電力モードを記憶し、未検知時間の計測は継続したまま、低電力モードよりエネルギー消費が多いモードであるスタンバイモードに遷移させる。そして、CPU11は、ユーザ9による操作がない場合において、ユーザ9の存在を検知しなくなったとき、記憶したモードである低電力モードに遷移し戻す。
図7及び図8を用いて、画像形成装置の遷移処理の一例を説明する。まずは、図7を用いて、従来の画像形成装置99について説明する。次に、図8を用いて、第2実施形態に係る画像形成装置10について説明する。ここで、従来の画像形成装置99とは、低電力モードからスタンバイモードに遷移した場合、ユーザによる操作がないときであっても、低電力モードに遷移するために経過時間の計測を開始する装置である。なお、画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、スタンバイモードに遷移済みの場合、未検知時間が経過時間P2に到達したときに、低電力モードに遷移する。また、画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、低電力モードに遷移済みの場合、未検知時間が経過時間P3に到達したときに、スリープモードに遷移する。
図7及び図8は、横軸が時間軸であり、図の右側ほど時間が経過している。画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、時刻T11において、ユーザ9による操作を受け付け、未検知時間の計測を開始する。画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、時刻T11から計測を開始した未検知時間が経過時間P2に到達するT12において、低電力モードに遷移し、未検知時間の計測を開始する。画像形成装置10及び従来の画像形成装置99は、時刻T13から時刻T14において、ユーザ9の存在を検知し、時刻T13において、スタンバイモードに遷移する。なお、時刻T11以降において、ユーザ9による操作はない。
図7に示すように、従来の画像形成装置99は、未検知時間の計測中である時刻T13において、ユーザ9の存在を検知したため、未検知時間の計測を初期化する。そして、従来の画像形成装置99は、ユーザ9の存在を検知しなくなる時刻T14から、未検知時間の計測を初期化された状態から開始し、未検知時間が経過時間P2に到達する時刻T15において、低電力モードに遷移する。そして、従来の画像形成装置99は、時刻T15から計測を開始した未検知時間が経過時間P3に到達する時刻T16において、スリープモードに遷移する。
図8に示すように、画像形成装置10は、時刻T13から時刻T14において、ユーザ9の存在を検知するが、ユーザ9による操作がないため、未検知時間の計測を継続する。そして、画像形成装置10は、ユーザ9の存在を検知しなくなった時刻T14において、上述したステップS211に対応する処理として、低電力モードに遷移する。また、画像形成装置10は、時刻T12から計測を開始した未検知時間が経過時間P3に到達する時刻T17において、スリープモードに遷移する。すなわち、画像形成装置10は、従来の画像形成装置99が節電モードに遷移する時刻T16より早い時刻T17において、スリープモードに遷移する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態の手法は、第1実施形態又は第2実施形態の構成に加えて、計測中の未検知時間を一時停止する遷移処理を行う。第3実施形態のハードウェア構成は、第1実施形態のハードウェア構成と同一である。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成及び作用となる箇所については同一符号を付して説明を省略する。
画像形成装置10は、センサ19がユーザ9の存在を検知している場合、未検知時間の計測を一時停止する。そして、画像形成装置10は、センサ19がユーザ9の存在を検知しなくなった場合、未検知時間の計測の一時停止を解除して計測を再開する。
画像形成装置10の作用について説明する。図9は、画像形成装置10による遷移処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から遷移プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、遷移処理が行なわれる。
ステップS301では、CPU11は、スタンバイモードに遷移させる。CPU11は、ステップS302へ移行する。
ステップS302では、CPU11は、未検知時間の計測を開始する。CPU11は、ステップS303へ移行する。
ステップS303では、CPU11は、ユーザ9による操作がないか否かを判断する。ユーザ9による操作がないと判断した場合(ステップS303:YES)、CPU11は、ステップS304へ移行する。ユーザ9による操作があると判断した場合(ステップS303:NO)、CPU11は、ステップS302へ移行する。
ステップS304では、CPU11は、センサ19が検知しているか否かを判断する。センサ19が検知していると判断した場合(ステップS304:YES)、CPU11は、ステップS305へ移行する。センサ19が検知していないと判断した場合(ステップS304:NO)、CPU11は、ステップS306へ移行する。
ステップS305では、CPU11は、計測中の未検知時間を記憶する。CPU11は、ステップS303へ移行する。
ステップS306では、CPU11は、記憶した未検知時間から計測を再開する。なお、CPU11は、未検知時間を記憶していない場合、ステップS302で開始した未検知時間の計測を継続する。CPU11は、ステップS307へ移行する。
ステップS307では、CPU11は、未検知時間が経過時間に到達したか否かを判断する。未検知時間が経過時間に到達したと判断した場合(ステップS307:YES)、CPU11は、ステップS308へ移行する。未検知時間が経過時間に到達していないと判断した場合(ステップS307:NO)、CPU11は、ステップS303へ移行する。
ステップS308では、CPU11は、節電モードに遷移させる。CPU11は、遷移処理を終了する。
以上、ステップS305及びステップS306により、CPU11は、センサ19が検知した場合、未検知時間の計測を一時停止する。そして、CPU11は、ユーザ9による操作がない場合において、センサ19が検知しなくなったとき、未検知時間の計測の一時停止を解除して計測を再開する。
図10を用いて、画像形成装置10の遷移処理の一例を説明する。なお、画像形成装置10は、未検知時間が経過時間P1に到達した場合に、節電モードに遷移する。図10は、横軸が時間軸であり、図の右側ほど時間が経過している。時刻T1において、画像形成装置10は、ユーザ9による操作を受け付け、未検知時間の計測を開始する。画像形成装置10は、時刻T2から時刻T3において、ユーザ9の存在を検知する。なお、時刻T1以降において、ユーザ9による操作はない。
画像形成装置10は、時刻T2から時刻T3において、ユーザ9の存在を検知するため、上述したステップS305に対応する処理として、計測中の未検知時間を記憶する。そして、画像形成装置10は、ユーザ9の存在を検知しなくなる時刻T3において、上述したステップS306に対応する処理として、記憶した未検知時間から計測を再開する。換言すると、画像形成装置10は、ユーザ9の存在を検知した時刻T2において、未検知時間の計測を一時停止し、ユーザ9の存在を検知しなくなる時刻T3において、一時停止を解除して未検知時間の計測を継続する。そのため、画像形成装置10は、時刻T1から時刻T2の未検知時間と時刻T3以降の未検知時間との合計が経過時間P1に到達する時刻T6において、節電モードに遷移する。すなわち、画像形成装置10は、従来の画像形成装置99が節電モードに遷移する時刻T4より早い時刻T6において、節電モードに遷移する。
[変形例]
以上、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の画像形成装置について説明してきた。しかし、本開示は、上記実施形態に限定されない。種々の改良または改変が可能である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、センサ19に加え、センサ19の検知範囲1より狭い範囲の変化を検知する他のセンサを備えてもよい。図11に示すように、画像形成装置10は、検知範囲1Aのユーザ9の存在を検知するセンサ19A及び検知範囲1Aより狭い範囲である検知範囲1Bのユーザ9の存在を検知するセンサ19Bを備える。画像形成装置10は、上述したステップS103、ステップS203、ステップS208又はステップS303のユーザ9による操作がないか否かの判断に代えて、他のセンサであるセンサ19Bがユーザ9の存在を検知していないか否かを判断してもよい。例えば、CPU11は、ステップS103において、センサ19Bがユーザ9の存在を検知していない場合(ステップS103:YES)、ステップS104へ移行し、センサ19Bがユーザ9の存在を検知している場合(ステップS103:NO)、ステップS102へ移行する。すなわち、CPU11は、センサ19Bがユーザ9の存在を検知している場合(ステップS103:NO)、未検知時間を初期化し、初期化された状態から未検知時間の計測を開始する。
本実施形態に係る画像形成装置10は、上述したステップS103、ステップS203、ステップS208又はステップS303のユーザ9による操作がないか否かの判断に代えて、ジョブがないか否かを判断してもよい。ジョブとは、プリント、複写、スキャン、及びファクシミリ等の処理の実行である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、ユーザ9が携帯する端末からの近距離無線通信の接続要求により、ユーザ9の存在を検知してもよい。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等である。画像形成装置10は、上述したステップS104、ステップS204、ステップS209又はステップS304のセンサ19が検知しているか否かに代えて、ユーザ9が携帯する端末からの近距離無線通信の接続要求があるか否か、としてもよい。例えば、CPU11は、ステップS104において、ユーザ9が携帯する端末からの近距離無線通信の接続要求がある場合(ステップS104:YES)、ステップS103へ移行し、ユーザ9が携帯する端末からの近距離無線通信の接続要求がない場合(ステップS104:NO)、ステップS105へ移行する。
上記の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
また、画像形成装置10を動作させるプログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリ又はストレージ等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置10の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
また、本発明は、画像形成装置に限らず、銀行などに設置される現金自動預け払い出し機や、自動販売機、テレビなどの家電など、種々の情報処理装置に適用可能である。
1、1A、1B 検知範囲
9 ユーザ
10 画像形成装置
19、19A、19B センサ
99 従来の画像形成装置

Claims (12)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    自装置の周囲にユーザの存在を検知しない未検知時間が予め定めた経過時間に到達したとき、自装置を第1モードから前記第1モードよりエネルギー消費が少ない第2モードに遷移させ、
    前記経過時間に到達前の前記未検知時間の計測中に、ユーザの存在を検知した場合において、予め定めた条件を満たすときに、前記未検知時間の計測を継続する
    情報処理装置。
  2. 前記予め定めた条件は、ユーザによる操作がないことである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    ユーザの存在を検知していない場合において、前記未検知時間が前記経過時間に到達しているとき、前記第2モードに遷移させる
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記未検知時間を計測中に、自装置の周囲にユーザの存在を検知した場合、前記計測中の未検知時間を記憶し、
    ユーザによる操作がない場合において、自装置の周囲にユーザの存在を検知しなくなったとき、前記記憶した未検知時間から計測を再開する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    自装置を、エネルギー消費がそれぞれ異なる3以上の複数のモードの何れかのモードに遷移させることが可能であり、遷移ごとにそれぞれ経過時間が設定されている
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記未検知時間を計測中に、自装置の周囲にユーザの存在を検知した場合、前記未検知時間を計測中の一のモードを記憶し、前記未検知時間の計測は継続したまま、当該一のモードよりエネルギー消費が多いモードに遷移させ、ユーザによる操作がない場合において、自装置の周囲にユーザの存在を検知しなくなったとき、前記記憶した一のモードに遷移し戻す
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    自装置の周囲の変化を検知するセンサにより、自装置の周囲のユーザの存在を検知する
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記予め定めた条件は、前記周囲より狭い範囲の変化を検知する他のセンサが変化を検知しないことである
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記未検知時間を計測中に、前記他のセンサが変化を検知した場合、前記未検知時間を初期化する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    ユーザが携帯する端末からの近距離無線通信の接続要求により、自装置の周囲のユーザの存在を検知する
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記未検知時間を計測中に、ユーザによる操作があった場合、前記計測中の未検知時間を初期化する
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 自装置の周囲にユーザの存在を検知しない未検知時間が予め定めた経過時間に到達したとき、自装置を第1モードから前記第1モードよりエネルギー消費が少ない第2モードに遷移させ、
    前記経過時間に到達前の前記未検知時間の計測中に、ユーザの存在を検知した場合において、予め定めた条件を満たすときに、前記未検知時間の計測を継続する
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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