JP2023037036A - 通信システム、通信方法、タイミングコントローラ、ディスプレイシステム、自動車 - Google Patents

通信システム、通信方法、タイミングコントローラ、ディスプレイシステム、自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の課題の少なくとも一つを解決可能な通信システムを提供する。【解決手段】マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスの間の通信方法が提供される。マスターデバイスが、宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDを発行する。複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスSLAVE#が、識別番号を含むリプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDを返信する。マスターデバイスは、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDに含まれる識別番号が、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDに含まれる識別番号と一致するか否かを判定する。【選択図】図7

Description

本発明は、双方向通信に関する。
図1は、本発明者が検討した通信システム600Rのブロック図である。この通信システム600Rは、複数の半導体デバイス602,604A~604Cを備える。複数の半導体デバイス602,604A~604Cはパーティライン状に接続され、それらのひとつ(この例では602)がマスターに、残り604A~604Cがスレーブに割り当てられる。なお、図1の通信システム600Rの構成および図2~図6で説明するトランザクションを公知技術と認定してはならない。
通信システム600Rは、半二重通信のためのプロトコルを採用しており、複数の半導体デバイス602,604A~604Cはそれぞれ、TX(送信)モードとRX(受信)モードが切り替え可能となっており、ひとつだけがTXモードとなることで、通信の競合を防止している。
複数のスレーブデバイス604A,604B,604Cには、予め固有の番号(スレーブID、以下、A,B,Cとする)が割り当てられている。マスターデバイス602は、複数のスレーブデバイス604A,604B,604Cのうち、アクセス対象のひとつのスレーブIDを出力する。複数のスレーブデバイス604A,604B,604Cは、マスターデバイス602の出力を監視しており、あるスレーブデバイス604#(#=A~C)において、自身のIDがマスタ-デバイスから受信したIDと一致すると、そのスレーブデバイス604#は、それ以降、マスターデバイスが出力したコマンドが、自分自身に対象としたものであることを知ることができる。
図2は、図1の通信システム600Rにおけるトランザクションのタイムチャートである。初期状態では、すべての半導体デバイス602,604がRXモードである。はじめにマスターデバイス602がTXモードとなり、アクセス先のスレーブIDを含むリクエストコマンド700を発行する。リクエストコマンド700の発行後、マスターデバイス602はRXモードとなり、スレーブデバイスからのリプライコマンドを受信可能な状態で待機する。
そして、リプライ時間tREPLYの経過後に、スレーブIDが示すスレーブデバイス604#がTXモードとなり、タイムアウト時間tREPLY_TIME_OUTより前に、リプライコマンド702を返信する。
特開2019-197995号公報
本発明者は、図1の通信システム600Rについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
(課題1)
図3および図4は、図1の通信システム600Rにおける課題1を説明する図である。はじめに、マスターデバイス602が、スレーブデバイス604Aを指定するスレーブID(=A)を含むリクエストコマンド700を発行する。
スレーブIDを含むパケットの伝送中に、ノイズ704が混入し、スレーブIDの値が、AからBに化けたとする。そうすると、マスターデバイス602が意図したスレーブデバイス604Aではなく、それとは別のスレーブデバイス604Bが誤って選択され、TXモードとなる。スレーブデバイス604Bは、本来スレーブデバイス604Aに対して発行されたコマンド700に応答して、誤ったリプライコマンド702eを返す。その結果、マスターデバイス602は、誤ったリプライコマンド702eを、スレーブデバイス604Aからの返信として処理を行うこととなり、通信システム600Rが誤動作する。
(課題2)
図5および図6は、図1の通信システム600Rにおける課題2を説明する図である。はじめに、マスターデバイス602がTXモードとなり、スレーブデバイス604Aを指定するスレーブID(=A)を含むリクエストコマンド700を発行する。
リクエストコマンド700を受信したスレーブデバイス604Aにおいて異常が発生し、マスターデバイス602に対するリプライコマンド702の送信が、タイムアウト時間を超えて大幅に遅延したとする。マスターデバイス602は、タイムアウト時間の経過を待って、スレーブデバイス604からの返信はなかったものと見なし、次の処理に移る。この例では、別のスレーブデバイス604Bを指定した新たなリクエストコマンド706を発行する。このリクエストコマンド706の発行後に、マスターデバイス602が、前回送ったリクエストコマンド700に対するリプライコマンド702をスレーブデバイス604Aから受信する。そうすると、マスターデバイス602は、このリプライコマンド702を、後発のリクエストコマンド706に対する返信として処理することとなり、通信システム600Rが誤動作する。
スレーブデバイス604Bがリクエストコマンド706に応答して返信したリプライコマンド708は、たとえタイムアウト時間内にマスターデバイス602に到達したとしても、無視されることとなる
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、上述の課題の少なくとも一つを解決可能な通信システムの提供にある。
本発明のある態様は通信システムに関する。通信システムは、マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスと、を備える。マスターデバイスは、宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスは、識別番号を含むリプライコマンドを返信する。
本発明の別の態様は、通信システムである。この通信システムは、マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスと、を備える。マスターデバイスは、宛先のスレーブデバイスの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスは、識別番号と、受信したリクエストコマンドに含まれるトランザクション番号を含むリプライコマンドを返信する。
本発明のさらに別の態様は、タイミングコントローラである。このタイミングコントローラは、ディスプレイユニットを有するディスプレイシステム用のタイミングコントローラであって、ディスプレイユニットは、ディスプレイパネルと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のパネルドライバを含む。タイミングコントローラは、グラフィックコントローラから画像データを受信する画像入力インタフェース回路と、画像データにもとづいて、複数のパネルドライバを制御するための制御信号を生成する信号処理部と、画像データおよび制御信号をシリアルデータに変換するシリアライザと、シリアライザの出力を、複数のパネルドライバに送信する差動トランスミッタと、補助インタフェースを介して接続され、複数のパネルドライバとの間で双方向通信可能な補助インタフェース回路と、を備える。インタフェース回路は、宛先のパネルドライバの識別番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のパネルドライバのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスから、識別番号を含むリプライコマンドを受信し、受信したリプライコマンドに含まれる識別番号が、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致するか否かを判定する。
本発明のさらに別の態様もまた、タイミングコントローラである。このタイミングコントローラは、ディスプレイユニットを有するディスプレイシステム用のタイミングコントローラであって、ディスプレイユニットは、ディスプレイパネルと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のパネルドライバを含む。タイミングコントローラは、グラフィックコントローラから画像データを受信する画像入力インタフェース回路と、画像データにもとづいて、複数のパネルドライバを制御するための制御信号を生成する信号処理部と、画像データおよび制御信号をシリアルデータに変換するシリアライザと、シリアライザの出力を、複数のパネルドライバに送信する差動トランスミッタと、補助インタフェースを介して接続され、複数のパネルドライバとの間で双方向通信可能な補助インタフェース回路と、を備える。インタフェース回路は、宛先のパネルドライバの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のパネルドライバのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスから、トランザクション番号を含むリプライコマンドを受信する。
本発明のさらに別の態様は、マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスの間の通信方法に関する。この通信方法は、マスターデバイスが、宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドを発行するステップと、複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスが、識別番号を含むリプライコマンドを返信するステップと、マスターデバイスが、リプライコマンドに含まれる識別番号が、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致するか否かを判定するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスの間の通信方法に関する。通信方法は、マスターデバイスが、宛先のスレーブデバイスの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行するステップと、複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスが、トランザクション番号を含むリプライコマンドを返信するステップと、マスターデバイスが、リプライコマンドに含まれるトランザクション番号が、リクエストコマンドに含まれるトランザクション番号と一致するか否かを判定するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、上述の課題の少なくともひとつを解決できる。
本発明者が検討した通信システム600Rのブロック図である。 図1の通信システムにおけるトランザクションのタイムチャートである。 図1の通信システムにおける課題1を説明するブロック図である。 図1の通信システムにおける課題1を説明するタイムチャートである。 図1の通信システムにおける課題2を説明するブロック図である。 図1の通信システムにおける課題2を説明するタイムチャートである。 実施の形態1に係る通信システムの通信プロトコルのトランザクションを説明するタイムチャートである。 図7の通信プロトコルにもとづくシーケンス図である。 ノイズが発生したときの通信システムの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2に係る通信システムの通信プロトコルのトランザクションを説明するタイムチャートである。 図10の通信プロトコルにもとづくシーケンス図である。 選択スレーブデバイスにおいて処理遅延が発生したときのタイムチャートである。 実施の形態3に係る通信システムの通信プロトコルのトランザクションを説明するタイムチャートである。 実施の形態に係るディスプレイシステムのブロック図である。 一実施例に係るタイミングコントローラICのブロック図である。 一実施例に係るソースドライバICのブロック図である。 補助チャンネルの物理層の一例を説明する図である。 ディスプレイシステムを備える自動車の車室内を示す図である。
(実施の形態の概要)
本明細書には、通信システムが開示される。通信システムは、マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスと、を備える。マスターデバイスは、宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスは、識別番号を含むリプライコマンドを返信する。
この構成によると、マスターデバイスは、自らが送信した識別番号と、戻ってきた識別番号を比較することにより、意図しないスレーブデバイスからの誤返信を検出することができ、課題1を解決できる。
リクエストコマンドは、トランザクションごとに固有のトランザクション番号をさらに含んでもよい。選択スレーブデバイスは、受信したリクエストコマンドに含まれるトランザクション番号をリプライコマンドに含めて返信してもよい。
この構成によると、マスターデバイスは、戻ってきたリプライコマンドに含まれるトランザクション番号を参照することにより、そのリプライコマンドがどのリクエストコマンドに対応するものであるかを識別することができ、課題2を解決できる。
リクエストコマンドは、エラー検出用の検査データを含んでもよい。これにより、選択スレーブデバイスは、リクエストコマンドの伝送エラーを検出できる。
リプライコマンドは、エラー検出用の検査データを含んでもよい。これにより、マスターデバイスは、リプライコマンドの伝送エラーを検出できる。
検査データは、(i)巡回冗長検査により生成される情報、(ii)パリティ、(iii)チェックサムの少なくともひとつを含んでもよい。
本明細書には、別の通信システムが開示される。この通信システムは、マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスと、を備える。マスターデバイスは、宛先のスレーブデバイスの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のスレーブデバイスのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスは、識別番号と、受信したリクエストコマンドに含まれるトランザクション番号を含むリプライコマンドを返信する。
この構成によると、マスターデバイスは、戻ってきたリプライコマンドに含まれるトランザクション番号を参照することにより、そのリプライコマンドがどのリクエストコマンドに対応するものであるかを識別することができ、課題2を解決できる。
マスターデバイスと複数のスレーブデバイスは、クロック埋め込みの差動シリアルインタフェースで接続されてもよい。
通信システムはディスプレイシステムに実装され、ディスプレイシステムは、ディスプレイパネルおよびディスプレイパネルを駆動する複数のパネルドライバを含むディスプレイユニットと、画像データを生成するグラフィックコントローラと、グラフィックコントローラから画像データを受信し、差動シリアル形式のメインチャンネルを介して複数のパネルドライバを制御するとともに、双方向シリアル形式の補助チャンネルを介して複数のパネルドライバそれぞれと通信可能なタイミングコントローラと、を備えてもよい。補助チャンネルに関して、タイミングコントローラがマスターデバイスとして実装され、複数のパネルドライバが複数のスレーブデバイスとして実装されてもよい。
本明細書には、ディスプレイユニットを有するディスプレイシステム用のタイミングコントローラが開示される。ディスプレイユニットは、ディスプレイパネルと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のパネルドライバを含む。タイミングコントローラは、グラフィックコントローラから画像データを受信する画像入力インタフェース回路と、画像データにもとづいて、複数のパネルドライバを制御するための制御信号を生成する信号処理部と、画像データおよび制御信号をシリアルデータに変換するシリアライザと、シリアライザの出力を、複数のパネルドライバに送信する差動トランスミッタと、補助インタフェースを介して接続され、複数のパネルドライバとの間で双方向通信可能な補助インタフェース回路と、を備える。インタフェース回路は、宛先のパネルドライバの識別番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のパネルドライバのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスから、識別番号を含むリプライコマンドを受信し、受信したリプライコマンドに含まれる識別番号が、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致するか否かを判定する。
この構成によると、タイミングコントローラは、自らが送信した識別番号と、戻ってきた識別番号を比較することにより、意図しないパネルドライバからの誤返信を検出することができ、課題1を解決できる。
リクエストコマンドは、トランザクションごとに固有のトランザクション番号をさらに含んでもよい。選択スレーブデバイスは、受信したリクエストコマンドに含まれるトランザクション番号をリプライコマンドに含めて返信するように構成されてもよい。
この構成によると、タイミングコントローラは、戻ってきたリプライコマンドに含まれるトランザクション番号を参照することにより、そのリプライコマンドがどのリクエストコマンドに対応するものであるかを識別することができ、課題2を解決できる。
インタフェース回路は、リクエストコマンドに、検査データを付加してもよい。
検査データは、(i)巡回冗長検査により生成される情報、(ii)パリティ、(iii)チェックサムの少なくともひとつを含んでもよい。
本明細書には、別のタイミングコントローラが開示される。タイミングコントローラは、グラフィックコントローラから画像データを受信する画像入力インタフェース回路と、画像データにもとづいて、複数のパネルドライバを制御するための制御信号を生成する信号処理部と、画像データおよび制御信号をシリアルデータに変換するシリアライザと、シリアライザの出力を、複数のパネルドライバに送信する差動トランスミッタと、補助インタフェースを介して接続され、複数のパネルドライバとの間で双方向通信可能な補助インタフェース回路と、を備える。インタフェース回路は、宛先のパネルドライバの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行し、複数のパネルドライバのうち、リクエストコマンドに含まれる識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスから、トランザクション番号を含むリプライコマンドを受信する。
この構成によると、タイミングコントローラは、戻ってきたリプライコマンドに含まれるトランザクション番号を参照することにより、そのリプライコマンドがどのリクエストコマンドに対応するものであるかを識別することができ、課題2を解決できる。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る通信システム600は、図1と同様に、ひとつのマスターデバイス602と、複数のスレーブデバイス604A,604B,604Cを備える。複数のスレーブデバイス604A~604Cには、固有の識別番号(スレーブID)が付与されている。以下、複数のスレーブデバイス604A~604CそれぞれのスレーブIDの値は,A,B,Cであるとする。またマスターデバイス602と複数のスレーブデバイス604の接続形態は、図1と同様のマルチドロップ形式であり、パーティラインを構成している。なお、通信システム600の物理層については特に限定されず、クロック埋め込み型のシリアル伝送であってもよいし、クロックとデータが分離した2線方式の伝送を用いてもよい。
図7は、実施の形態1に係る通信システム600の通信プロトコルのトランザクションを説明するタイムチャートである。はじめにマスターデバイス602がTXモードとなり、複数のスレーブデバイス604A~604Cのうち、宛先のスレーブデバイス604#のスレーブID(送信スレーブIDという)を含むリクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDを発行する。その後、マスターデバイス602は、RXモードとなり、タイムアウト時間の間、スレーブデバイスからの応答を待機する。リクエストコマンドの種類は特に限定されないが、たとえばリード命令やライト命令を含みうる。
一方、マスターデバイス602によって選択されたスレーブデバイス604#(選択スレーブデバイス)は、TXモードとなり、受信したリクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDに応じた処理を実行し、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDを返信する。リプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDは、自身のスレーブIDを含んでいる。
図8は、図7の通信プロトコルにもとづくシーケンス図である。マスターデバイス602は、複数のスレーブデバイス604A~604Cのうち、宛先のスレーブデバイス604#のスレーブID(送信スレーブIDという)を含むリクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDを発行する(S100)。このリクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDは、すべてのスレーブデバイス604A~604Cによって受信される。
複数のスレーブデバイス604A~604Cはそれぞれ、受信したリクエストコマンドに含まれる送信スレーブID(値#=A~C)を、自身のスレーブIDと比較する(1202)。そして、送信スレーブIDの値#と一致するスレーブIDを有するスレーブデバイス604#が選択される。このスレーブデバイス604#を選択スレーブデバイスという。図8の例では、#=Bであり、スレーブデバイス604Bが選択スレーブデバイスとなる(S104)。
選択スレーブデバイス604#は、TXモードとなり、自身のスレーブIDおよびトランザクションを含むリプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDを返信する(S106)。
マスターデバイス602は、送信スレーブIDと、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDに含まれるスレーブIDを比較する(S108)。一致した場合は、意図したスレーブデバイス604からの返信として処理することができる。一致しない場合は、意図しないスレーブデバイス604からの返信であるため、エラー処理を行うことができる。
以上が実施の形態1に係る通信システム600の通信プロトコルである。続いて、具体的な通信の例を説明する。
図9は、ノイズが発生したときの通信システム600の動作を示すタイムチャートである。マスターデバイス602は、スレーブデバイス604Aを宛先に指定して、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDを発行する。このリクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDの伝送中に、ノイズが発生し、送信スレーブIDの値がAからBに化けたとする。
その結果、スレーブデバイス604Aではなく、スレーブデバイス604Bが選択スレーブデバイスとなり、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVIDに応じた処理を実行し、スレーブID(=B)を含むリプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDを返信する。
マスターデバイス602は、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDを受信し、それに含まれるスレーブIDの値(=B)を参照する。自身が送信したスレーブID(=A)と、受信したスレーブIDの値(=B)が異なっているため、マスターデバイス602は、伝送エラーが発生したことを検出できる。たとえばリプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDが、リード命令に対する応答である場合には、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVIDを破棄して、リクエストコマンドを再送してもよい。
このように、実施の形態1に係る通信システム600によればノイズに起因する誤動作を防止できる。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係る通信システムの通信プロトコルのトランザクションを説明するタイムチャートである。実施の形態2では、マスターデバイス602が送信するリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSIDは、スレーブIDに加えて、トランザクションIDを含む。トランザクションIDは、1回のトランザクションに固有に割り振られる。たとえばマスターデバイス602は、トランザクションの回数をカウントするカウンタを含み、カウンタの値を、トランザクションIDとして利用してもよい。
一方、マスターデバイス602によって選択されたスレーブデバイス604#(選択スレーブデバイス)は、TXモードとなり、受信したリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSIDに応じた処理を実行し、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSIDを返信する。リプライコマンドRPLY_WITH_TRNSIDは、自身のスレーブIDに加えて、受信したリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSIDに含まれていたトランザクションIDを含む。
図11は、図10の通信プロトコルにもとづくシーケンス図である。マスターデバイス602は、複数のスレーブデバイス604A~604Cのうち、宛先のスレーブデバイス604#のスレーブID(送信スレーブIDという)およびトランザクションIDを含むリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSIDを発行する(S200)。このリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSIDは、すべてのスレーブデバイス604A~604Cによって受信される。
複数のスレーブデバイス604A~604Cはそれぞれ、受信したリクエストコマンドに含まれる送信スレーブID(値#=A~C)を、自身のスレーブIDと比較する(S202)。そして、送信スレーブIDの値#と一致するスレーブIDを有するスレーブデバイス604#が選択される。このスレーブデバイス604#を選択スレーブデバイスという。図11の例では、#=Bであり、スレーブデバイス604Bが選択スレーブデバイスとなる(S204)。
選択スレーブデバイス604#は、TXモードとなり、自身のスレーブIDおよびトランザクションIDを含むリプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSIDを返信する(S206)。
マスターデバイス602は、送信スレーブIDと、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSIDに含まれるスレーブIDを比較する(S208)。一致した場合は、意図したスレーブデバイス604からの返信として処理することができる。一致しない場合は、意図しないスレーブデバイス604からの返信であるため、エラー処理を行うことができる。
またマスターデバイス602は、自身が管理するトランザクションIDと、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSIDに含まれるトランザクションIDを比較し、トランザクションのマッチング処理を行う(S210)。
以上が実施の形態2に係る通信システム600の通信プロトコルである。続いて、具体的なトランザクションを説明する。
続いて、具体的な通信の例を説明する。図12は、選択スレーブデバイスにおいて処理遅延が発生したときのタイムチャートである。
マスターデバイス602は、スレーブデバイス604Aを宛先に指定して、トランザクションIDが1であるリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID[1]を発行する。
宛先に指定されたスレーブデバイス604Aが選択スレーブデバイスとなる。このスレーブデバイス604Aにおいて、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID[1]に応じた処理の実行に遅延が発生する。
そしてタイムアウト時間が経過すると、マスターデバイス602は次のトランザクションに移行し、スレーブデバイス604Bを宛先に指定して、トランザクションIDが2であるリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNS[2]を発行する。
その後、スレーブデバイス604Aにおいて、先のリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID[1]に応じた処理が完了し、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID[1]が送信され、マスターデバイス602がそれを受信する。マスターデバイス602は、トランザクションIDを参照し、そのリプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID[1]が、既にタイムアウト済みの先のリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID[1]に対応するものであることを知ることができる。
その後、スレーブデバイス604Bにおいて、後のリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID[2]に応じた処理が完了し、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID[2]が送信され、マスターデバイス602がそれを受信する。マスターデバイス602は、トランザクションIDを参照し、そのリプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID[2]が、現在待ち受け中の、後ろのリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID[2]に対応するものであることを知ることができ、正しく処理することができる。
このように、実施の形態2に係る通信システム600によれば、スレーブデバイスの遅延に起因する誤動作を防止できる。
なお実施の形態2において、マスターデバイス602は、タイムアウト後に遅れて受信したリプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID[1]を、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID[1]に対応する正しい応答として処理してもよい。
(実施の形態3)
図13は、実施の形態3に係る通信システムの通信プロトコルのトランザクションを説明するタイムチャートである。実施の形態3では、マスターデバイス602が送信するリクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID/CDは、スレーブID、トランザクションIDに加えて、エラー検出用の検査データCDmを含む。検査データCDmは、(i)巡回冗長検査により生成される情報、(ii)パリティ、(iii)チェックサムの少なくともひとつを含んでもよい。これにより、リクエストコマンドRQ_WITH_SLVID/TRNSID/CDを受信したスレーブデバイス604は、検査データCDmを利用することにより、受信したリクエストコマンドの伝送エラーを検出可能となる。
また実施の形態3において、選択スレーブデバイス604が送信するリプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID/CDは、スレーブID、トランザクションIDに加えて、エラー検出用の検査データCDsを含む。検査データCDsは、(i)巡回冗長検査により生成される情報、(ii)パリティ、(iii)チェックサムの少なくともひとつを含んでもよい。これにより、リプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID/CDを受信したマスターデバイス602は、検査データCDsを利用することにより、受信したリプライコマンドRPLY_WITH_SLVID/TRNSID/CDの伝送エラーを検出可能となる。
(変形例)
実施の形態2あるいは3において、スレーブデバイス604からマスターデバイス602に送信されるリプライコマンドからスレーブIDを省略してもよい。
(ディスプレイシステム)
続いて実施の形態に係る通信プロトコルの適用例を説明する。上述の通信プロトコルは、ディスプレイシステムに適用することができる。
図14は、実施の形態に係るディスプレイシステム100のブロック図である。ディスプレイシステム100は、ディスプレイユニット110およびコントロールユニット130を備える。ディスプレイユニット110は、ディスプレイパネル112、複数のパネルドライバIC300,302を備える。ディスプレイパネル112は、典型的には液晶(LCD)パネルであるが、有機ELパネルやマイクロLEDパネルであってもよい。
パネルドライバIC300は、ディスプレイパネル112のデータライン(ソースライン)と接続され、データラインを駆動する。またパネルドライバIC302は、ディスプレイパネル112のスキャンライン(ゲートライン)と接続され、スキャンラインを駆動する。パネルドライバIC300や302の個数は、パネルドライバ12のサイズ(解像度)にもとづいて決定される。以下、必要がある場合には、パネルドライバIC300をソースドライバIC300、パネルドライバIC302をゲートドライバIC302と呼んで区別する。
コントロールユニット130は、グラフィックコントローラ132、マイクロコントローラ134およびタイミングコントローラIC200を備える。グラフィックコントローラ132は、グラフィックプロセッサを含むSOC(System On Chip)であり、ディスプレイパネル112に表示すべき画像データIMGを生成する。そしてグラフィックコントローラ132は、画像データIMGの各画素のRGB値を、ピクセルクロックCLK、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、データイネーブル信号DEなどの制御信号とともに、その出力ポートOUTからタイミングコントローラIC200へと送信する。
タイミングコントローラIC200は、グラフィックコントローラ132から画像データIMGを受信し、画像データIMGについて、ディスプレイユニット110のパネルドライバIC300,302を制御するためのドライバ制御信号(タイミング信号)CNTを生成する。タイミングコントローラIC200におけるドライバ制御信号CNTの生成については、公知技術と同様であるため説明を省略する。ドライバ制御信号CNTは複数のタイミング信号を含む。当業者には各ドライバ制御信号の名称および記号が、メーカによって異なる場合があることが理解される。
1.ソースドライバに対するドライバ制御信号
1.1 スタートパルス(STH)
ディスプレイパネルのパネルサイズ(解像度)に応じて、ソースドライバあるいはゲートドライバが、複数個、カスケード接続される場合がある。タイミングコントローラから出力された画像データおよびドライバ制御信号は、複数のソースドライバを順に経由していく。複数のソースドライバは、スタートパルスSTHをシフトレジスタのように順に先送りする。スタートパルスSTHが入力されているソースドライバが、画像データを取り込む。
1.2 ラッチパルス(LOAD)
ラッチパルスLOADは、1走査ラインごとにアサートされる。ソースドライバは、ラッチパルスLOADがアサートされると、1走査線分の画像データを取り込む。
1.3 交流化信号(POL)
ソースドライバは、極性を交互に反転しながらディスプレイパネルを駆動する。交流化信号POLによってソースドライバの極性が決定される。
2.ゲートドライバに対するドライバ制御信号
2.1 垂直シフト方向入出力信号(STV)
複数のゲートドライバがカスケード接続される場合に使用される。垂直シフト方向入出力信号STVは、複数のゲートドライバによって順にシフトされる。
2.2 垂直転送クロック(CPV)
各ゲートドライバは、入力された上述の垂直シフト方向入出力信号STVを、この垂直転送クロックCPVのポジティブエッジのタイミングで取り込む。
2.3 出力イネーブル(OE)
ゲートドライバの出力端子の状態を制御するデータである。出力イネーブルOEがアサートされると、ゲート線(走査線)GLに駆動電圧が印加され、ネゲートされるとゲート線GLの電位が固定される。
なお、ドライバ制御信号CNTの種類や個数やここに例示したものに限定されない。
タイミングコントローラIC200は、画像データIMGをドライバ制御信号CNTとともに、複数のパネルドライバIC300および302に送信してそれらを制御することにより、ディスプレイパネル112に画像IMGを表示する。
ディスプレイユニット110とコントロールユニット130は、1m~10m程度離れて配置されており、ディスプレイユニット110_iとコントロールユニット130の間は、長距離伝送が可能なパネルインタフェース150を介して接続される。パネルインタフェース150は物理的には、FPC(Flexible Printed Circuit)基板に形成される、あるいはケーブルに収容された差動配線で構成される。
本実施の形態において、パネルインタフェース150は、画像伝送用のメインチャンネル152と補助(AUX)チャンネル154と、を備える。
画像データIMGおよび表示のためのドライバ制御信号(タイミング信号)は、メインチャンネル152を介して伝送される。メインチャンネル152に関しては、タイミングコントローラIC200と複数のソースドライバIC300の間は、PtoP(Point to Point)形式で接続される。なおメインチャンネル152に関して、タイミングコントローラIC200と複数のソースドライバIC300の間を、マルチドロップ形式で接続してもよい。
本実施の形態において、ゲートドライバIC302とタイミングコントローラIC200は直接接続されておらず、ソースドライバIC300を介して間接的に接続される。ゲートドライバIC302のためのドライバ制御信号は、複数のソースドライバIC300のうちひとつを経由して、ゲートドライバIC302に供給される。
補助チャンネル154は、タイミングコントローラIC200に、ディスプレイユニット110のステータス情報、具体的には、複数のソースドライバIC300あるいはゲートドライバIC302のエラー情報等を集約するために追加されたチャンネルである。
補助チャンネル154に関しては、タイミングコントローラIC200と複数のソースドライバIC300の間は、マルチドロップ形式で接続するとよい。これにより、補助チャンネル154を追加したことにともなうタイミングコントローラIC200の出力ポート数の増加を1個(ピン数は差動なので2個)に抑えることができる。
補助チャンネル154を介した通信プロトコルは、タイミングコントローラIC200がマスター、複数のソースドライバIC300がスレーブである。たとえば補助チャンネル154を介した通信には、IC(Inter IC)互換のプロトコルを利用することができ、これをI2C over Auxと称する。
マイクロコントローラ134は、機能安全のために設けられる。マイクロコントローラ134とタイミングコントローラIC200は、IC(Inter IC)などのインタフェースで接続される。ディスプレイユニット110のステータス情報は、補助チャンネル154を介してタイミングコントローラIC200に集約され、タイミングコントローラIC200内のレジスタに書き込まれる。
マイクロコントローラ134は、タイミングコントローラIC200内のレジスタにアクセスすることにより、ディスプレイユニット110の各ICのステータス情報を知ることができる。
タイミングコントローラIC200が取得可能なステータス情報を説明する。
(1)メインチャンネル152の伝送エラー
タイミングコントローラIC200から各ソースドライバIC300に対して送信されるシリアルデータは、画像データ、ドライバ制御信号に加えて、検査データを含むことができる。検査データは公知のものを用いることができ、たとえば(i)巡回冗長検査(CRC)により生成される情報(多項式除算の余り)、(ii)タイミングコントローラIC200が送信したパケット数、(iii)パリティ、(iv)チェックサムの少なくともひとつを含んでもよい。
各ソースドライバIC300は、検査データを利用して、メインチャンネル152の伝送エラーを検出する。そして検出したエラーをステータス情報として、補助チャンネル154を介してタイミングコントローラIC200に送信する。
(2)ソースドライバIC300以外の回路ブロックの異常
ディスプレイユニット110には、ソースドライバIC300のほかに、ゲートドライバIC302、ディスプレイパネル112、図示しない電源回路などが実装されている。ソースドライバIC300は、ディスプレイユニット110におけるホストデバイスとして動作し、周辺回路のステータス情報を収集し、それらを補助チャンネル154を介してタイミングコントローラIC200に送信してもよい。
以上がディスプレイシステム100の構成である。このディスプレイシステム100によれば、タイミングコントローラIC200とパネルドライバ300間のパネルインタフェース150に、画像用のメインチャンネル152に加えて、双方向シリアル形式の補助チャンネル154を追加することにより、タイミングコントローラIC200は、パネルドライバ300の詳細な状態を取得することができる。
図14のディスプレイシステム100において、補助チャンネルのプロトコルに、上述の実施の形態1~3で説明した通信プロトコルを好適に用いることができる。具体的には、タイミングコントローラIC200がマスターデバイス602に対応し、ソースドライバIC300がスレーブデバイス604に対応する。
(タイミングコントローラICの構成)
続いてタイミングコントローラIC200の構成を説明する。図15は、一実施例に係るタイミングコントローラIC200のブロック図である。タイミングコントローラIC200は、画像入力インタフェース回路202、MPUインタフェース回路204、レジスタ206、AUXインタフェース回路208、信号処理部210、複数のシリアライザ220、複数のドライバ(トランスミッタ)230を備える。シリアライザ220、トランスミッタ230およびAUXインタフェース回路208は、メインチャンネル152、補助チャンネル154とともにパネルインタフェース150の一部分を構成する。
画像入力インタフェース回路202は、グラフィックコントローラ132から、画像データIMGを、ピクセルクロックCLK、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、データイネーブル信号DEなどの制御信号とともに受信する。画像入力インタフェース回路202とグラフィックコントローラ132の間のインタフェースの種類は、公知技術を用いることができる。たとえば物理層としては、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)を用いられる。
信号処理部210は、画像データIMGにもとづいて、ソースドライバIC300およびゲートドライバIC302を制御するためのドライバ制御信号CNTを生成する。信号処理部210の処理は、従来のタイミングコントローラの処理と同様である。
複数のシリアライザ220および複数のトランスミッタ230は、複数のソースドライバIC300に対応して設けられる。各シリアライザ220は、画像データIMGのうち、対応するソースドライバIC300に送信すべき領域のピクセル値と、ドライバ制御信号CNTを、シリアルデータに変換する。シリアルデータへの変換は、特に限定されないが、たとえば8b10bエンコードや、本出願人が特願2019-066764において提案している9b10bエンコードを採用することができる。
またシリアライザ220は、メインチャンネル152の伝送エラーの検出のために、検査データをシリアルデータに追加する。
トランスミッタ(ドライバともいう)230は、対応するシリアライザ220の出力を、対応するソースドライバIC300に差動シリアル伝送する。トランスミッタ230の構成は特に限定されないが、たとえばmini-LVDS、RSDS(Reduced Swing Differential Signaling)などを採用できる。トランスミッタ230と、対応するパネルドライバIC300の間は、複数のレーンで接続されてもよく、レーン数は、伝送すべき画像データのサイズに応じて決めればよい。
AUXインタフェース回路208は、補助チャンネル154を介して複数のソースドライバIC300と接続される。AUXインタフェース回路208はマスター、複数のソースドライバIC300はスレーブとして動作する。
上述のように、補助チャンネル154に関してはマルチドロップ形式が採用されている。AUXインタフェース回路208は、アクセス先のソースドライバIC300のデバイスIDを出力する。そしてアクセス先のソースドライバIC300からのアクナリッジを受領すると、リードコマンドを発行し、ソースドライバIC300内のレジスタに格納されるステータス情報を読み出し、レジスタ206に格納する。
AUXインタフェース回路208は、実施の形態1~3において説明したリクエストコマンドを発行する。つまり、送信するコマンドに、スレーブIDに加えて、トランザクションIDや、検査データを追加する。
MPUインタフェース回路204は、たとえばICインタフェースであり、マイクロコントローラ134と接続される。ディスプレイユニット110(ソースドライバIC300)から、タイミングコントローラIC200に集約されたステータス情報は、タイミングコントローラIC200のレジスタ206に格納されている。マイクロコントローラ134は、MPUインタフェース回路204を介してレジスタ206にアクセスすることにより、ディスプレイユニット110のステータス情報を得ることができる。
以上がタイミングコントローラIC200の構成である。
(ソースドライバICの構成)
図16は、一実施例に係るソースドライバIC300のブロック図である。ソースドライバIC300は、レシーバ310、デシリアライザ320、駆動部330、AUXインタフェース回路340、レジスタ350を備える。レシーバ310は、タイミングコントローラIC200から、画像データIMGの一部分およびドライバ制御信号CNTを含む差動シリアル信号を受信する。デシリアライザ320は、レシーバ310が受信した差動シリアル信号を、パラレルデータに変換(デシリアライズ)する。
駆動部330は、ディスプレイパネル112の複数のソース線(データ線)SLの一部分と接続されており、デシリアライザ320の出力に応じて、各ソース線SLに、画素値に応じた駆動信号を印加する。
デシリアライザ320は、エラーチェック処理を行い、メインチャンネル152の伝送エラーの有無を検出し、その結果をレジスタ350に書き込む。
AUXインタフェース回路340は、補助チャンネル154を介してタイミングコントローラIC200のAUXインタフェース回路208と接続される。AUXインタフェース回路340は、AUXインタフェース回路208からリード命令を受けると、レジスタ350の指定されたアドレスの値を、AUXインタフェース回路208に送信する。
AUXインタフェース回路340は、実施の形態1~3において説明したリプライコマンドを発行する。つまり、リプライコマンドに、スレーブIDやトランザクションID、検査データを追加する。
以上がソースドライバIC300の構成である。
図17は、補助チャンネル154の物理層の一例を説明する図である。この実施例において、タイミングコントローラIC200とソースドライバIC300は、半二重通信を行うように構成される。タイミングコントローラIC200のAUXインタフェース回路208は、差動トランスミッタ250および差動レシーバ252を含む。ソースドライバIC300のAUXインタフェース回路340は、差動トランスミッタ342および差動レシーバ344を含む。AUXチャンネルの差動伝送ラインは、キャパシタC1,C2によってAC結合されている。これによりソースドライバIC300のAUXインタフェース回路340のトランシーバと、タイミングコントローラ200のAUXインタフェース回路208のトランシーバを異なる電圧で動作させることができる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
図14において、1枚のディスプレイパネル112に対して複数のソースドライバIC300が接続されたが、ソースドライバIC300は1個であってもよい。
(変形例2)
図14において、タイミングコントローラIC200と複数のソースドライバIC300が、PtoP接続される場合を説明したが、その限りでなく、マルチドロップ接続されてもよい。
(変形例3)
図14において、ゲートドライバIC302がソースドライバIC300とは別のチップとして構成されたがその限りでない。ゲートドライバIC302は、ソースドライバIC300と同じチップに集積化されてもよい。
(用途)
最後に、ディスプレイシステム100の用途を説明する。図18は、ディスプレイシステム100を備える自動車500の車室内を示す図である。自動車500は、クラスターパネル502、センターインフォメーションディスプレイ504、電子ルームミラー506、サイドミラー508L,508Rなどを備える。実施の形態に係るディスプレイシステム100によれば、これらの複数のディスプレイパネルを、コントロールユニット(表示用のECU(Electronic Control Unit))130によって一括制御することができる。
ディスプレイシステム100の用途は車載には限定されず、産業機械などの高い信頼性が要求されるアプリケーションにも適用可能である。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100 ディスプレイシステム
110 ディスプレイユニット
112 ディスプレイパネル
130 コントロールユニット
132 グラフィックコントローラ
134 マイクロコントローラ
200 タイミングコントローラIC
202 画像入力インタフェース回路
204 MPUインタフェース回路
206 レジスタ
210 信号処理部
220 シリアライザ
230 トランスミッタ
300 パネルドライバIC
310 レシーバ
320 デシリアライザ
330 駆動部
600 通信システム
602 マスターデバイス
604 スレーブデバイス

Claims (16)

  1. マスターデバイスと、
    それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスと、
    を備え、
    前記マスターデバイスは、宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドを発行し、
    前記複数のスレーブデバイスのうち、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスは、前記識別番号を含むリプライコマンドを返信することを特徴とする通信システム。
  2. 前記リクエストコマンドは、トランザクションごとに固有のトランザクション番号をさらに含み、
    前記選択スレーブデバイスは、受信した前記リクエストコマンドに含まれる前記トランザクション番号を前記リプライコマンドに含めて返信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記リクエストコマンドは、エラー検出用の検査データを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記リプライコマンドは、エラー検出用の検査データを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 前記検査データは、(i)巡回冗長検査により生成される情報、(ii)パリティ、(iii)チェックサムの少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項3または4に記載の通信システム。
  6. マスターデバイスと、
    それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスと、
    を備え、
    前記マスターデバイスは、宛先のスレーブデバイスの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行し、
    前記複数のスレーブデバイスのうち、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスは、前記識別番号と、受信した前記リクエストコマンドに含まれる前記トランザクション番号を含むリプライコマンドを返信することを特徴とする通信システム。
  7. 前記マスターデバイスと前記複数のスレーブデバイスは、クロック埋め込みの差動シリアルインタフェースで接続されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記通信システムはディスプレイシステムに実装され、
    前記ディスプレイシステムは、
    ディスプレイパネルおよび前記ディスプレイパネルを駆動する複数のパネルドライバを含むディスプレイユニットと、
    画像データを生成するグラフィックコントローラと、
    前記グラフィックコントローラから前記画像データを受信し、差動シリアル形式のメインチャンネルを介して前記複数のパネルドライバを制御するとともに、双方向シリアル形式の補助チャンネルを介して前記複数のパネルドライバそれぞれと通信可能なタイミングコントローラと、
    を備え、
    前記補助チャンネルに関して、前記タイミングコントローラが前記マスターデバイスとして実装され、前記複数のパネルドライバが前記複数のスレーブデバイスとして実装されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の通信システム。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の通信システムを備えることを特徴とする自動車。
  10. ディスプレイユニットを有するディスプレイシステム用のタイミングコントローラであって、
    前記ディスプレイユニットは、ディスプレイパネルと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のパネルドライバを含み、
    前記タイミングコントローラは、
    グラフィックコントローラから画像データを受信する画像入力インタフェース回路と、
    前記画像データにもとづいて、前記複数のパネルドライバを制御するための制御信号を生成する信号処理部と、
    前記画像データおよび前記制御信号をシリアルデータに変換するシリアライザと、
    前記シリアライザの出力を、前記複数のパネルドライバに送信する差動トランスミッタと、
    補助インタフェースを介して接続され、前記複数のパネルドライバとの間で双方向通信可能な補助インタフェース回路と、
    を備え、
    前記補助インタフェース回路は、
    宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドを発行し、
    前記複数のパネルドライバのうち、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスから、前記識別番号を含むリプライコマンドを受信し、
    受信した前記リプライコマンドに含まれる前記識別番号が、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致するか否かを判定することを特徴とするタイミングコントローラ。
  11. 前記リクエストコマンドは、トランザクションごとに固有のトランザクション番号をさらに含み、
    前記選択スレーブデバイスは、受信した前記リクエストコマンドに含まれる前記トランザクション番号を前記リプライコマンドに含めて返信するように構成され、
    前記補助インタフェース回路は、前記リプライコマンドに含まれる前記トランザクション番号が、前記リクエストコマンドに含まれる前記トランザクション番号と一致するか否かを判定することを特徴とする請求項10に記載のタイミングコントローラ。
  12. 前記補助インタフェース回路は、前記リクエストコマンドに、検査データを付加することを特徴とする請求項10または11に記載のタイミングコントローラ。
  13. 前記検査データは、(i)巡回冗長検査により生成される情報、(ii)パリティ、(iii)チェックサムの少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項12に記載のタイミングコントローラ。
  14. ディスプレイユニットを有するディスプレイシステム用のタイミングコントローラであって、
    前記ディスプレイユニットは、ディスプレイパネルと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のパネルドライバを含み、
    前記タイミングコントローラは、
    グラフィックコントローラから画像データを受信する画像入力インタフェース回路と、
    前記画像データにもとづいて、前記複数のパネルドライバを制御するための制御信号を生成する信号処理部と、
    前記画像データおよび前記制御信号をシリアルデータに変換するシリアライザと、
    前記シリアライザの出力を、前記複数のパネルドライバに送信する差動トランスミッタと、
    補助インタフェースを介して接続され、前記複数のパネルドライバとの間で双方向通信可能な補助インタフェース回路と、
    を備え、
    前記補助インタフェース回路は、
    宛先のスレーブデバイスの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行し、
    前記複数のパネルドライバのうち、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスから、前記トランザクション番号を含むリプライコマンドを受信し、
    受信した前記リプライコマンドに含まれる前記トランザクション番号が、前記リクエストコマンドに含まれる前記トランザクション番号と一致するか否かを判定することを特徴とするタイミングコントローラ。
  15. マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスの間の通信方法であって、
    前記マスターデバイスが、宛先のスレーブデバイスの識別番号を含むリクエストコマンドを発行するステップと、
    前記複数のスレーブデバイスのうち、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスが、前記識別番号を含むリプライコマンドを返信するステップと、
    前記マスターデバイスが、前記リプライコマンドに含まれる前記識別番号が、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致するか否かを判定するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  16. マスターデバイスと、それぞれに固有の識別番号が付与された複数のスレーブデバイスの間の通信方法であって、
    前記マスターデバイスが、宛先のスレーブデバイスの識別番号と、トランザクションごとに固有のトランザクション番号を含むリクエストコマンドを発行するステップと、
    前記複数のスレーブデバイスのうち、前記リクエストコマンドに含まれる前記識別番号と一致する識別番号を有するひとつである選択スレーブデバイスが、前記トランザクション番号を含むリプライコマンドを返信するステップと、
    前記マスターデバイスが、前記リプライコマンドに含まれる前記トランザクション番号が、前記リクエストコマンドに含まれる前記トランザクション番号と一致するか否かを判定するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
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