JP2023035815A - 電子膨張弁及びその冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ナット座が回転する問題が発生して電子膨張弁の機能の実現に影響を及ぼすことを回避する。【解決手段】弁座10と、少なくとも一部が弁座10内に挿設されるナットアセンブリ30とを含む電子膨張弁100であって、ナットアセンブリ30は、ナット座31と、ナット座31の外周側を取り囲んでナット座31に接続される接続スリーブ32とを含み、接続スリーブ32に回転止め部が設けられ、回転止め部は弁座10と係合して、接続スリーブ32及びナット座31の周方向の回転を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は冷却の技術分野に関し、特に、電子膨張弁及びその冷却システムに関する。
電子膨張弁は、インバータエアコンの主な部材であり、予め設定されたプログラムに応じて熱交換器の給液量を調節可能であり、これは冷却システムのインテリジェント化のための重要な部分であり、冷却システムの最適化が真に実現されるための重要な手段と保障でもある。
従来の電子膨張弁は、一般に、弁座と、弁座内に挿設され、且つナット座を含むナットアセンブリとを含み、作動過程において、ナット座に回転運動が発生することがあり電子膨張弁の機能の実現に影響を及ぼす。
これに基づいて、本発明は、上述のナット座が回転しやすい問題に対して電子膨張弁を提供する。技術態様は次の通りである。
弁座と、少なくとも一部が弁座内に挿設されたナットアセンブリとを含む電子膨張弁であって、ナットアセンブリは、ナット座と、ナット座の外周側を取り囲んでナット座に接続された接続スリーブとを含み、接続スリーブに回転止め部が設けられ、回転止め部は弁座と係合して、接続スリーブ及びナット座の周方向の回転を制限することができる、電子膨張弁。
このように設けることで、回転止め部は弁座と係合して位置を制限するので、接続スリーブの回転を防止することができ、更に接続スリーブとナット座との接続により,周方向においてナット座を制限し、ナット座が回転する問題が発生して電子膨張弁の機能の実現に影響を及ぼすことを回避する。
一実施形態において、弁座の硬度は接続スリーブの硬度より小さく、弁座は接続スリーブに締り嵌めで係合される。
このように設けることで、ナット座及び接続スリーブを弁座に締り嵌めで押し込んだ後、弁座は接続スリーブの形状に応じて変形して、回転止め部と係合して回転止め機能が実現可能な形状が形成される。
一実施形態において、回転止め部は第1回転止め部を含み、接続スリーブの外側面は、第1面と、第2面とを含み、第1面は、平面であり、且つ第2面に接続され、第1面と第2面との境界部分に第1回転止め部が形成される。
このように設けることで、平面と弧面との間にエッジ様構造が形成され、弁座の内壁が少し変形した後、エッジ様構造は弁座との間に回転止め係合を形成しやすい。
一実施形態において、回転止め部は第1回転止め部を含み、接続スリーブの外側面は、第1面と、第2面とを含み、第1面及び第2面はいずれも円弧面であり、第1面及び第2面は同心ではなく、第1面は第2面に接続され、且つ第1面と第2面との境界部分に第1回転止め部が形成される。
一実施形態において、回転止め部は第2回転止め部を含み、接続スリーブの側面に第1凹溝が穿設され、第1凹溝の内壁と接続スリーブの外側壁との間の境界部分に第2回転止め部が形成され、及び/又は、接続スリーブにおける弁座から離れた端面に第2凹溝が穿設され、第2凹溝の内壁と接続スリーブの外側壁との間の境界部分に第2回転止め部が形成される。このように設けることで、単一の凹溝は接続スリーブの外側壁と複数のエッジ様構造を形成することができ、接続スリーブの回転止め機能が強化される。
一実施形態において、電子膨張弁は、弁座に取り付けられ且つ内部に弁室を有するソケットを更に含み、ナットアセンブリは、ナット座内に挿設され且つナット座に螺合されるスクリュを更に含み、ナット座に均衡化孔が設けられ、接続スリーブにおける弁座から離れた端面に第2凹溝が穿設され、均衡化孔は第2凹溝と貫通して設けられ、ナット座の内部は均衡化孔及び第2凹溝により弁室に連通される。
このように設けることで、凹溝と均衡化孔とは貫通して連通され、ナット座の内外の圧力を平衡にする目的を達成する。
一実施形態において、電子膨張弁は、弁座に取り付けられ且つ内部に弁室を有するソケットを更に含み、ナットアセンブリは、ナット座内に挿設され且つナット座に螺合されるスクリュを更に含み、ナット座の外側壁に均衡化孔が穿設され、均衡化孔は、接続スリーブにおける弁座から離れた側に位置し、接続スリーブは均衡化孔を遮蔽せず、ナット座の内部は均衡化孔により弁室に連通される。
このように設けることで、均衡化孔はナット座の外部チャンバに直接連通され、接続スリーブに均衡化孔と貫通して設けられた凹溝を更に設ける必要がないため、構造が簡素化される。
一実施形態において、接続スリーブには、接続スリーブに対して垂直に設けられ且つナット座に嵌め込まれた凸部が設けられる。
このように設けることで、接続スリーブとナット座との結合強度が増加する。
一実施形態において、接続スリーブはステンレス鋼又は粉末冶金材料で作製される。
このように設けることで、接続スリーブの強度が確保され、且つコストが低い。
本発明は、以下のような技術態様を更に提供する。
冷却システムは、上述止め弁を含む。
従来の技術と比べて、本発明が提供する止め弁において、回転止め部は弁座と係合して位置を制限することで、接続スリーブの回転を防止することができ、更に接続スリーブとナット座との接続により,周方向においてナット座を制限し、ナット座が回転する問題が発生して電子膨張弁の機能の実現に影響を及ぼすことを回避する。
本発明が提供する電子膨張弁の断面図である。 本発明が提供するナットアセンブリの一実施例の斜視図である。 本発明が提供するナットアセンブリの他の実施例の斜視図である。 本発明が提供する接続スリーブの斜視図である。 本発明が提供する接続スリーブの実施例3の斜視図1である。 本発明が提供する接続スリーブの実施例3の斜視図2である。 本発明が提供する接続スリーブの実施例1の斜視図である。
図面において、各符号の意味は以下の通りである。
100 電子膨張弁、10 弁座、11 第1開口、12 第2開口、13 第1連通管、14 第2連通管、15 弁口、20 弁芯アセンブリ、21 弁芯、22 弾性部材、24 磁気ロータ、25 第1連結ロッド、30 ナットアセンブリ、31 ナット座、311 均衡化孔、32 接続スリーブ、321 第1回転止め部、322 第2回転止め部、323 凸部、324 第1凹溝、325 第2凹溝、326 第1面、327 第2面、33 スクリュ、40 ストッパアセンブリ、41 第2連結ロッド、42 ガイド部材、43 第1止めブロック、44 第2止めブロック、50 ソケット、51 エンドカバー、52 弁室。
以下では、本発明の実施例における図面を組み合わせて、本発明の実施例における技術態様を明確且つ完全に記述するが、説明される実施例は単に本発明の一部の実施例であり、全部の実施例でないことは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力なしに得られたすべての他の実施例はいずれも本発明の保護範囲に属する。
留意すべきこととして、アセンブリが、他方のアセンブリに「装設される」と称される場合、これはそのまま他方のアセンブリの上に存在してもよく、あるいはそれらの間のアセンブリが存在してもよい。アセンブリが、他方のアセンブリに「設けられる」と見なされる場合、これはそのまま他方のアセンブリの上に設けられてもよく、あるいはそれらの間のアセンブリが同時に存在する可能性がある。アセンブリが、他方のアセンブリに「固定される」と見なされる場合、これはそのまま他方のアセンブリの上に固定されてもよく、あるいはそれらの間のアセンブリが同時に存在する可能性がある。
特段の断りのない限り、本明細書で使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本発明が属する技術分野の通常の当業者により一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本発明の明細書で使用される用語は、具体的な実施例を説明することのみを目的としており、本発明を制限するためのものではない。本明細書で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の列挙された要素の任意の組み合わせと全ての組み合わせを含む。
図1から図3を参照すると、このような電子膨張弁100は、冷却システム内に取り付けられ、パイプラインの連通と遮断を実現するために用いられる。
電子膨張弁100は、弁座10、ソケット50、弁芯アセンブリ20及びナットアセンブリ30を含む。ソケット50は弁座10に接続され、電子膨張弁100に密閉空間を提供するために用いられ、ソケット50内に弁室52を有し、弁芯アセンブリ20の一端は弁座10内に挿入され、電子膨張弁100の開度を制御するために用いられ、ナットアセンブリ30は、少なくとも一部が弁室52内に位置し、且つ弁芯アセンブリ20を連動してソケット50に沿って軸方向に移動させることができる。
具体的には、弁座10に第1開口11、第2開口12及び弁口15が設けられ、第2開口12は弁口15と連通される。本実施例において、明細書の図面のように、電子膨張弁100が垂直に取り付けられる場合(上、下、左及び右等の方位語に関しては、いずれも電子膨張弁100が垂直に取り付けられた状態が黙認され、以下では説明を省略する)。
第1開口11における弁芯アセンブリ20から離れた側に第1連通管13が接続されており、第1開口11は第1連通管13により冷却システムのパイプラインに連通され、第2開口12における弁芯アセンブリ20から離れた側に第2連通管14が接続されており、第2開口12は第2連通管14により冷却システムのパイプラインに連通される。第1連通管13及び第2連通管14をそれぞれ媒体の入口又は出口とする。
第1連通管13を媒体の入口とする際に、媒体は第1連通管13から電子膨張弁100へ流入し、第1開口11を通過して弁座10の内部に入り込み、電子膨張弁100が開弁状態になると、媒体は弁口15を通過して、第2連通管14を介して電子膨張弁100から流出する。その逆も同様であり、媒体は第2連通管14から第2開口12口を介して弁座10に入り込み、更に弁口15及び第1連通管13を通過して電子膨張弁100から流出してもよい。
選択可能に、第1開口11及び第2開口12の位置は、本実施例における弁座10の下側及び左側に穿設されることに制限されない。他の実施例において、第1開口11及び第2開口12は弁座10の下側及び右側等に設けられてもよい。
ソケット50における弁座10から離れた一端にエンドカバー51が設けられ、エンドカバー51は、ソケット50に接続されてソケット50の端口を密封することで、ソケット50と連係して電子膨張弁100全体を密封する。選択可能に、エンドカバー51は、密封を実現するために、ソケット50における弁座10から離れた端部の外周側に嵌合されてもよく、ソケット50における弁座10から離れた端部の内部に設けられ、且つエンドカバー51の外周側がソケット50の内壁に当接されもよい。エンドカバー51とソケット50との接続方法は、上述の個別態様に制限されず、電子膨張弁100に対する密封機能が実現できればよい。
エンドカバー51の内壁にストッパアセンブリ40が接続され、弁芯アセンブリ20の無制限の上昇を止めると同時に、弁芯アセンブリ20の無制限の降下を止めるために用いられ、つまり、弁芯アセンブリ20に対して上部又は下部の制限作用を果たす。
具体的には、ストッパアセンブリ40は、ガイド部材42、第2連結ロッド41、第1止めブロック43及び第2止めブロック44を含み、第2連結ロッド41の一端はナットアセンブリ30に突き当たり、他端はガイド部材42内に嵌め込まれ、ガイド部材42の外側壁はらせん状であり、第1止めブロック43及び第2止めブロック44はそれぞれガイド部材42の両端に位置する。
作動過程において、電子膨張弁100が開弁作動状態である場合、ナットアセンブリ30は回転して上昇し、第2連結ロッド41がナットアセンブリ30に突き当たるため、ナットアセンブリ30は第2連結ロッド41も連動して回転して上昇させ、第2連結ロッド41の回転軸の軸心はガイド部材42と同軸である。第2連結ロッド41がガイド部材42の最頂端まで上昇すると、第1止めブロック43により制限され、上昇し続けることが不可能となり、これによりナットアセンブリ30の回転上昇運動も停止され、第2連結ロッド41がガイド部材42の底端まで降下すると、第2止めブロック44により制限され、降下し続けることが不可能となり、これによりナットアセンブリ30の回転降下運動も停止される。
ナットアセンブリ30は、ナット座31、スクリュ33及び接続スリーブ32を含む。ナット座31の少なくとも一部が弁芯アセンブリ20の外周側に係合し、スクリュ33はナット座31内に設けられてナット座31に螺合され、スクリュ33は弁芯アセンブリ20に接続される。ナット座31におけるエンドカバー51から離れた一端は弁座10内に挿入される。接続スリーブ32はナット座31を取り囲んでナット座31に接続され、ナット座31及び接続スリーブ32により形成されたアセンブリは弁座10に締り嵌めで係合される。
ナット座31はエンジニアリングプラスチックを用いて作製され、接続スリーブ32は、金属又は粉末冶金材料を用いて作製され、接続スリーブ32はナット座31を保護する作用がある。ナット座31は、エンジニアリングプラスチックを用いて作製され、射出成形により成形可能であり、射出成形過程において、ナット座31内のネジの品質を確保することができ、接続スリーブ32は、金属又は粉末冶金材料を用いて作製され、金属又は粉末冶金材料が硬いため、弁座10に締り嵌めで係合される際に、接続スリーブ32は、ナット座31を損傷から保護し、ナット座31の完全性を確保することができる。ナット座31と接続スリーブ32は、射出成形により固定接続される。
具体的には、ナット座31に均衡化孔311が穿設され、ナット座31の内部と弁室52との圧力を平衡にするために用いられる。
図3を参照すると、一実施例において、均衡化孔311はナット座31の外側壁に設けられ、均衡化孔311は接続スリーブ32における弁座10から離れた側に位置し、つまり、接続スリーブ32は均衡化孔311を遮蔽せず、ナット座31の内部・外部の連通を実現することで、スクリュ33の上下の圧力を平衡にし、スクリュ33の下端の圧力が大き過ぎてスクリュ33が下へ移動できなくなる、あるいは移動しにくくなることを防止する。
図2を参照すると、他の実施例において、均衡化孔311は接続スリーブ32の内壁によって被覆された範囲内に穿設されており、接続スリーブ32における弁座10から離れた端面に第2凹溝325が穿設され、第2凹溝325は均衡化孔311と貫通して設けられ、ナット座31の内部は、均衡化孔311及び第2凹溝325により弁室52との連通が実現される。
スクリュ33に第1連結ロッド25が設けられ、第1連結ロッド25はスクリュ33における弁座10から離れた一端に接続され、第2連結ロッド41と係合してスクリュ33の軸方向の運動行程を制限するために用いられる。
接続スリーブ32の硬度は弁座10の硬度より大きいため、接続スリーブ32が弁座10に締り嵌めで押し込まれる際に、接続スリーブ32の変形が微小であるか、あるいはほぼ変形しないことを確保する。
一実施例において、接続スリーブ32は環状を呈し、環状の接続スリーブ32はナット座31の外側を取り囲む。
他の実施例において、接続スリーブ32は長尺状であり、且つ接続スリーブ32は複数あり、複数の接続スリーブ32はナット座31の外側を取り囲む。
具体的には、接続スリーブ32に回転止め部が設けられ、回転止め部は弁座10と係合して、接続スリーブ32の周方向の回転を制限することで、ナット座31の周方向の回転を制限することができる。接続スリーブ32の硬度は弁座10の硬度より大きいため、このように設けることで、接続スリーブ32が弁座10内に挿入されると、弁座10は接続スリーブ32に締り嵌めで係合され、且つ接続スリーブ32の形状に応じて変形して接続スリーブ32に密着する。接続スリーブ32の硬度も同様にナット座31の硬度よりも大きいため、ナット座31と接続スリーブ32とを締り嵌めで係合させることで、更に緊密に結合する。
更に、図7を参照すると、実施例1において、回転止め部は第1回転止め部321を含み、接続スリーブ32の外側面に第1面326及び第2面327が含まれ、第1面326は平面として設けられ、第1面326と第2面327とが接続され、且つ第1面326と第2面327との境界部分に第1回転止め部321が形成される。接続スリーブ32が弁座10内に挿入されると、接続スリーブ32は弁座10に締り嵌めで係合され、弁座10は、上述第1面326と第2面327との境界部分のエッジ様形状に応じて変形して、第1回転止め部321と係合し、接続スリーブ32の回転を制限する。
接続スリーブ32の外側面に更に第3面及び第4面が含まれてもよく、第3面は平面であり、第4面は弧面であり、つまり、接続スリーブ32の外側は2つの平面が間隔をおいて設けられ、2つの平面の間に2つの弧面が設けられ、接続スリーブ32の外側の平面と弧面との組み合わせは、本実施例における上述の1つ平面と1つ弧面との組み合わせ又は2つの平面と2つ弧面との組み合わせに限定されるべきではないことが理解できる。
実施例2において、接続スリーブ32における第1面326及び第2面327はいずれも円弧面として設けられ、第1面326と第2面327との円弧面は同心ではなく、第1面326と第2面327とが接続され、且つ両者の境界部分に第1回転止め部321が形成される。
選択可能に、接続スリーブ32の外側に更に第3面が設けられてもよく、第3面も円弧面であり、接続スリーブ32の外側の弧面の組み合わせは、本実施例における2つ円弧面の組み合わせに限定されるべきではない。
実施例3において、図5から図6を参照すると、接続スリーブ32に第1凹溝324が穿設され、接続スリーブ32における第1凹溝324の内壁と接続スリーブ32の外側壁との間の境界部分に第2回転止め部322が形成され、上述のように、接続スリーブ32が弁座10内に挿入されると、第2回転止め部322は、第1回転止め部321と同様に弁座10と係合して接続スリーブ32の回転を制限することができる。又は、第2凹溝325の内壁と接続スリーブ32の外側壁との間の境界部分に第2回転止め部322が形成されるか、あるいは接続スリーブ32に同時に第1凹溝324及び第2凹溝325が設けられ、第1凹溝324及び第2凹溝325と接続スリーブ32の外側壁との間の境界部分に、それぞれ第2回転止め部322が形成される。
選択可能に、図4を参照すると、実施例1と実施例2において、又は、実施例1及び実施例2の組み合わせにおいて、接続スリーブ32の側面にも1つ又は複数の第1凹溝324が穿設されてもよく、第1凹溝324が穿設されても上述の実施例における平面と円弧面との設置に影響を及ぼさない。あるいは、接続スリーブ32における弁座10から離れた端面に1つ又は複数の第2凹溝325が穿設され、均衡化孔311と弁室52とが連通できるように、第2凹溝325は均衡化孔311と貫通して設けられる。
接続スリーブ32にナット座31内に嵌め込まれた凸部323が設けられ、接続スリーブ32とナット座31との間の接続を補強するために用いられる。
好ましくは、本実施例において、接続スリーブ32と凸部323との間の夾角が直角である。他の実施例において、接続スリーブ32と凸部323との間の夾角が鈍角又は鋭角であってもよい。
弁芯アセンブリ20は、弁芯21及び弾性部材22を含み、電子膨張弁100の流量制御が実現されるように、弁芯21は弁口15に挿入するために用いられる。スクリュ33と弁芯21とは回転接続され、弾性部材22はスクリュ33内に設けられ、弾性部材22の一端は弁芯21に当接され、他端はスクリュ33に当接される。弁芯21が弁口15に挿入されると、弾性部材22はスクリュ33及び弁芯21に対して緩衝作用を果たすことができる。
電子膨張弁100は、スクリュ33における弁座10から離れた頂端の外側壁に接続された磁気ロータ24を更に含み、電磁コイル(図示せず)に通電して磁界が生成されると、磁気ロータ24が駆動されて回転することで、スクリュ33を連動して回転させ、ナット座31はストッパ部により制限された後に回転せず、これによりスクリュ33が弁芯21を連動して昇降運動を実現する。選択可能に、弁芯アセンブリ20は他の駆動部材を選択してもよく、弁芯アセンブリ20の回転を駆動させることができればよい。
本発明は、更に、上述の電子膨張弁100を含む冷却システムを提供し、電子膨張弁100は冷却システムの媒体の通路内に取り付けられて通路の流量を制御する。
電子膨張弁100の作動過程において、電子膨張弁100を大きく開く必要があるとき、外部の電磁コイルにより磁気ロータ24の回転を駆動することで、スクリュ33を連動して回転させ、スクリュ33はナット座31とのネジ係合により、弁芯21を連動して上昇させ、スクリュ33における第1連結ロッド25は第2連結ロッド41に突き当たり、第2連結ロッド41は、ガイド部材42における案内経路に従って上昇し、頂端に到達すると、上昇運動を停止することで、弁芯21の上昇運動も停止させる。電子膨張弁100を小さく開く必要があるとき、磁気ロータ24が逆方向に回転されるように、電磁コイルは逆に通電し、最終に弁芯21の降下を実現し、弁芯21は弁口15内に挿入されることで、弁芯21と弁口15の内壁との間の隙間を減少させ、媒体の流通量を減少させる。
従来の技術と比べて、本発明の回転止め部は弁座10と係合して位置を制限することで、接続スリーブ32の回転を防止することができ、更に接続スリーブ32とナット座31との接続により,周方向にナット座31を制限し、ナット座31が回転する問題が発生して電子膨張弁100の機能の実現に影響を及ぼすことを回避する。
上述の実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることができ、説明を簡単にするために、上述の実施例における各技術的特徴の全て可能な組み合わせについて説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、本明細書に記載の範囲と見なすべきである。
上述の実施例では本発明のいくつかの実施態様を表しているに過ぎず、その説明はより具体的且つ詳細であるが、本発明の範囲に対する制限として理解するべきではない。なお当業者にとって、本発明の構想から逸脱しないことを前提として多くの変形及び改善を行うことができ、それは本発明の請求の範囲に属する。従って、本発明の請求の範囲は添付の請求の範囲に従うものとする。

Claims (10)

  1. 弁座(10)と、少なくとも一部が前記弁座(10)内に挿設されるナットアセンブリ(30)とを含む電子膨張弁であって、
    前記ナットアセンブリ(30)は、ナット座(31)と、前記ナット座(31)の外周側を取り囲んで前記ナット座(31)に接続される接続スリーブ(32)とを含み、前記接続スリーブ(32)に回転止め部が設けられ、前記回転止め部は前記弁座(10)と係合して、前記接続スリーブ(32)及び前記ナット座(31)の周方向の回転を制限することができる、電子膨張弁。
  2. 前記弁座(10)の硬度は前記接続スリーブ(32)の硬度より小さく、前記弁座(10)は前記接続スリーブ(32)に締り嵌めで係合される、請求項1に記載の電子膨張弁。
  3. 前記回転止め部は第1回転止め部(321)を含み、前記接続スリーブ(32)の外側面は、第1面(326)と、第2面(327)とを含み、前記第1面(326)は、平面であり、且つ前記第2面(327)に接続され、前記第1面(326)と前記第2面(327)との境界部分に前記第1回転止め部(321)が形成される、請求項2に記載の電子膨張弁。
  4. 前記回転止め部は第1回転止め部(321)を含み、前記接続スリーブ(32)の外側面は、第1面(326)と、第2面(327)とを含み、前記第1面(326)及び前記第2面(327)はいずれも円弧面であり、前記第1面(326)及び前記第2面(327)は同心ではなく、前記第1面(326)は前記第2面(327)に接続され、且つ前記第1面(326)と前記第2面(327)との境界部分に前記第1回転止め部(321)が形成される、請求項2に記載の電子膨張弁。
  5. 前記回転止め部は第2回転止め部(322)を含み、前記接続スリーブ(32)の側面に第1凹溝(324)が穿設され、前記第1凹溝(324)の内壁と前記接続スリーブ(32)の外側壁との間の境界部分に前記第2回転止め部(322)が形成され、及び/又は、前記接続スリーブ(32)における前記弁座から離れた端面に第2凹溝(325)が穿設され、前記第2凹溝(325)の内壁と前記接続スリーブ(32)の外側壁との間の境界部分に前記第2回転止め部(322)が形成される、請求項2又は3又は4に記載の電子膨張弁。
  6. 前記電子膨張弁は、前記弁座(10)に取り付けられ且つ内部に弁室(52)を有するソケット(50)を更に含み、前記ナットアセンブリ(30)は、前記ナット座(31)内に挿設され且つ前記ナット座(31)に螺合されるスクリュ(33)を更に含み、前記ナット座(31)に均衡化孔(311)が設けられ、前記接続スリーブ(32)における前記弁座から離れた端面に第2凹溝(325)が穿設され、前記均衡化孔(311)は前記第2凹溝(325)と貫通して設けられ、前記ナット座(31)の内部は前記均衡化孔(311)及び前記第2凹溝(325)により前記弁室(52)に連通される、請求項1に記載の電子膨張弁。
  7. 前記電子膨張弁は、前記弁座(10)に取り付けられ且つ内部に弁室(52)を有するソケット(50)を更に含み、前記ナットアセンブリ(30)は、前記ナット座(31)内に挿設され且つ前記ナット座(31)に螺合されたスクリュ(33)を更に含み、前記ナット座(31)の外側壁に均衡化孔(311)が穿設され、前記均衡化孔(311)は、前記接続スリーブ(32)における前記弁座(10)から離れた側に位置し、前記接続スリーブ(32)は前記均衡化孔(311)を遮蔽せず、前記ナット座(31)の内部は前記均衡化孔(311)により前記弁室(52)に連通される、請求項1に記載の電子膨張弁。
  8. 前記接続スリーブ(32)には、前記接続スリーブ(32)に対して垂直に設けられ且つ前記ナット座(31)に嵌め込まれた凸部(323)が設けられる、請求項1に記載の電子膨張弁。
  9. 前記接続スリーブ(32)は、ステンレス鋼又は粉末冶金材料で作製される、請求項1に記載の電子膨張弁。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の電子膨張弁を含む、冷却システム。
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