JP2023035194A - ロールオン式塗布具及びロールオン式塗布容器 - Google Patents

ロールオン式塗布具及びロールオン式塗布容器 Download PDF

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芳夫 紀陸
Yoshio Kiriku
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Abstract

【課題】内部の汚れを取り除いて再利用することが可能なロールオン式塗布具及びロールオン式塗布容器を提供する。【解決手段】ロールオン式塗布具20は、塗布ボール60と、塗布ボール60を回動可能に保持する保持用ケース30を有し、この保持用ケース30の上端側に塗布ボール60の上部Uを外方へ露出する吐出口58を、その下端側に容器体2の口頸部6への連通口36をそれぞれ開口し、かつこの連通口36の周囲から前記口頸部6への装着するための装着筒24を垂設してなる主部材22とを具備する。前記保持用ケース30は、下側保持壁32と上側保持壁50とに分割されており、下側保持壁32の上端部46と上側保持壁50の下端部52とは相互に液密にかつ着脱可能に当接されており、前記下側保持壁32から上側保持壁50を離脱させた状態で前記塗布ボール60の出し入れが可能に形成した。【選択図】図1

Description

本発明は、ロールオン式塗布具及びロールオン式塗布容器に関する。
一般的なロールオン式塗布容器は、容器体の口頸部と連通する垂直な保持筒の上半部に、塗布ボールが当該ボールの上部を残して回動可能に保持された構造を有する(例えば特許文献1の図1参照)。
保持筒の内周面からは、塗布ボールを支えるための環状の支持壁が内方へ突設されている。また保持筒の上端部は、塗布ボールの抜出し防止のため、当該ボールよりやや小内径に形成されている。
この容器を使用する際には、倒立状態で塗布ボールを目的面の上に転動することで容器体内の液体が目的面に付着するように構成されている。
特開2021-70483
従来のロールオン式の容器では、制汗材や化粧品などのように人の皮膚に対して塗るものに使用される場合が多くある。このような製品の内容液としてパウダーが入っていることにより、使用していると固化してしまうおそれがある。
また長期間不使用でボール部分が固化することにより、使用者に不快感を与えている。
故に固化部分を取り除き、簡易に再使用できるようにしたいという要望があった。
そのためには、塗布ボールを取り外して塗布ボール及び保持箇所の内部を洗浄することができることが望ましい。
特許文献1も塗布ボールを保持筒から取り外すための方法を提案している。この方法は、金属製の塗布ボールを容器の残りの部分から分別廃棄するための方法であり、取り外した塗布ボールを再び容器に組み込むことが想定されていない。すなわち、前記口頸部に螺合されたオーバーキャップ及び保持筒に内蔵された押込み棒を利用して、ネジの力で塗布ボールが強制的に小内径の先端部を通過するようにするのである(同文献図3~図4)。故に、取り出した塗布ボールを再び小内径の先端部を通して保持筒内に戻すことは困難である。
本発明の第1の目的は、内部の汚れを取り除いて再利用することが可能なロールオン式塗布具及びロールオン式塗布容器を提供することである。
本発明の第2の目的は、前述の内部の汚れを取り除くために、塗布ボールの出し入れを簡易的に行うことができるようにすることである。
第1の手段は、ロールオン式塗布具であり、
塗布ボール60と、
塗布ボール60を回動可能に保持する保持用ケース30を有し、この保持用ケース30の上端側に塗布ボール60の上部Uを外方へ露出する吐出口58を、その下端側に容器体2の口頸部6への連通口36をそれぞれ開口し、かつこの連通口36の周囲から前記口頸部6への装着するための装着筒24を垂設してなる主部材22と、
を具備し、
前記保持用ケース30は、下側保持壁32と上側保持壁50とに分割されており、
下側保持壁32の上端部46と上側保持壁50の下端部52とは相互に液密にかつ着脱可能に当接されており、
前記下側保持壁32から上側保持壁50を離脱させた状態で前記塗布ボール60の出し入れが可能に形成している。
本手段では、図1(A)及び図5(A)に示す如く、塗布ボール60を回動可能に保持する保持用ケース30が容器体2の内部に連通させて設けられており、この前記保持用ケース30は、下側保持壁32と上側保持壁50とに分割されており、かつ、下側保持壁32の上端部46と上側保持壁50の下端部52とは相互に着脱可能とした簡易な構成である。
この構造によれば、たとえ保持用ケース30の内周面に内容物が固着していても、下側保持壁32に対して上側保持壁50を単に引っ張り上げるだけで容易に両者を分離できる。そして塗布ボール60を下側保持壁32から取り出せば、塗布ボール60と下側保持壁32と上側保持壁50とからそれぞれ固化物を洗い流せばよいから、洗浄作業が簡単になる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記下側保持壁32及び上側保持壁50がヒンジ48を介して連結されており、ヒンジ48を中心とする上側保持壁50の回転動作により下側保持壁32の上面を開閉可能に設けた。
本手段では、下側保持壁32及び上側保持壁50がヒンジ48を介して連結されている。そして、ヒンジ48を中心とする上側保持壁50の回転動作により下側保持壁32の上面を開閉可能に設けている。
この構造によれば、ヒンジ48と反対側で下側保持壁32に指を掛け、引き上げるだけで、図3(A)に示す如く、上側保持壁50の上面が開放されるので、塗布ボール60を取り出して簡単に洗浄することができる。
また上側保持壁50は、ヒンジ48を中心とする回転により、下側保持壁32と隣接する位置へ移動するので、図4(B)に示す如く、下側保持壁32の第1内表面I1及び上側保持壁50の第2内表面I2を順次洗浄すればよく、2つの内表面を効率的に洗浄できる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記ヒンジ48を、保持用ケース30の外周面に形成された凹み部r内に配置した。
本手段では、図1(A)及び図5(A)に示す如く、前記ヒンジ48を、保持用ケース30の外周面に形成された凹み部r内に配置している。
この構造によれば、保持用ケース30の輪郭からのヒンジ48の出っ張りをなくし、或いは小さくすることができ、これにより、塗布作業中に当該ヒンジ48が触れてしまい、使用感を損なうなどの不都合を回避することができる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段を有し、かつ前記連通口36内に漏出規制弁Vを設けた。
本手段では、前記連通口36内に漏出規制弁Vを設けた。
この構造によれば、洗浄作業のために塗布ボール60を取り外した状態で容器体を倒した場合に液体が漏出することを規制できる。従ってこうした漏出のアクシデントにより周囲が汚れる不都合が減り、また、その後片付けで洗浄作業が中断される不手際も生じにくいので、効率的に作業を行うことができる。
第5の手段は、ロールオン式塗布容器であり、
口頸部6を起立する容器体2と、
前記口頸部6に装着された第1の手段から第4の手段のいずれかに記載のロールオン式塗布具20とを具備する。
本手段では、容器体2の口頸部6に、前記第1手段から第4の手段のいずれかに記載したロールオン式塗布具を装着しており、前述の通り、これらのロールオン式塗布具は、内容物が固化しても簡単な操作で洗浄して、再使用することができる。
従って、ロールオン塗布具の内部で液体が固化しても、新しい塗布容器に買い替える必要がなく、経済的である。
本発明によれば、ロールオン式塗布具の内部の汚れを取り除くことができ、従って当該塗布具を交換しなくても、ロールオン式塗布容器を再利用することができる。
また、前述の内部の汚れを取り除くために、塗布ボールの出し入れを簡易的に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るロールオン式塗布容器の構造を示しており、同図(A)は当該塗布容器を側方から見た断面図、同図(B)は、オーバーキャップを透視して描いた当該容器の平面図である。 図1の容器の主要部(ロールオン式塗布具の主部材)の構造を示しており、同図(A)は主部材を側方から見た断面図、同図(B)は主部材の平面図である。 図2に示す塗布容器からオーバーキャップを外して上側保持壁を開放した状態での構造を示しており、同図(A)は当該容器の側方から見た断面図、同図(B)は、平面図である。 図1の容器の作用の説明図であり、同図(A)は塗布作業の工程を、同図(B)は塗布容器を洗浄する工程をそれぞれ描いている。 本発明の第2実施形態に係るロールオン式塗布容器の構造を示しており、同図(A)は当該塗布容器を側方から見た断面図、同図(B)は同図(A)のV(B)-V(B)方向から見た断面図である。 図5の容器の作用の説明図であり、同図(A)は塗布作業の工程を、同図(B)は塗布容器を洗浄する工程をそれぞれ描いている。
図1から図4は、本発明の実施形態に係るロールオン式塗布容器を示している。
このロールオン式塗布容器は、本実施形態において、容器体2と、ロールオン式塗布具20と、カバー部材62とで形成されている。もっともカバー部材は省略することができる。これら各部材は、例えば合成樹脂材や金属などで形成することができる。
容器体2は、胴部4から口頸部6を起立している。図示例の口頸部6は、大径の下半部6aから小径の上半部6bを起立している。そして下半部6a及び上半部6bの各外面にはオネジ部8が形成されている。
ロールオン式塗布具20は、図1(A)に示す如く、主部材22と、塗布ボール60とで形成される。
まず塗布ボール60は塗布用球体であり、完全な球形として形成される、塗布ボール60の素材は任意であるが、合成樹脂、金属、セラミックなどで形成することが公知である。
前記主部材22は、塗布ボール60を収容した保持用ケース30と、保持用ケース30から垂設された装着筒24とを有し、この装着筒24を前記容器体2の口頸部6に装着させている。
前記保持用ケース30は、塗布ボール60を回動可能に保持する部位である。
この保持用ケース30の下端側には、小径の連通口36が、その上端側には、大径の吐出口58がそれぞれ開口されている。
前記連通口36は、容器体の口頸部6へ向かって開口しており、容器体2の内部と連通している。
前記吐出口58は、塗布ボール60の上部Uを外部へ露出されている。
これら連通口36及び吐出口58を設けることにより、本実施形態の保持用ケース30は、全体としてほぼ部分球状に付形されている。
好適な図示例では、前記保持用ケースの内周面Iは、塗布ボール60の外表面Оに沿った形状となっている。
仮に塗布ボール60の外表面Оとの間に大きな空間がある構造とすると、その空間内にある液体の量が多くなる。それでは、洗浄作業の際に洗い流すべき液体乃至固化物の量が増すことになり、適当ではない。
もっとも、そのような構造も本発明の保護範囲からは除外されたと解釈されるべきではない。
前記保持用ケース30の内表面Iが塗布ボール60の外表面Оに接するのは、内表面Iの上端側及び下端側である。
内表面Iの上端側は塗布ボール60の外表面Оの上半側まで僅かに延びており、塗布ボール60の上方への抜出しを防止している。
内表面Iの下端側では、図2(A)に示す如く、連通口36の近傍に位置して背の低いシールリング44が付設されている。
内表面Iの上端側及び下端側の2点で塗布ボール60の外表面Оに接する構造とすることにより、それら内表面Iと外表面Оの間の摩擦抵抗を少なくし、円滑な塗布ボール60の回動が得られるように設けている。
また、図示例において、保持用ケース30の外側の表面は、内表面Iに比べて凹凸(例えば後述の凹み部r)の多い形状であるが、全体としては、内表面Iに準じた曲がり面に形成されている。
前記装着筒24は、連通口36の周囲から垂設されており、前記口頸部6の適所(図示例では上半部6b)に嵌合されている。
図示例では、装着筒24の内面には前記オネジ部8とかみ合うメネジ部26が形成されている。
なお、「連通口の周囲」という言葉は、連通口36の近傍に限定する意味ではなく、連通口36を囲むように配置されていればよい。
なお、本実施形態では、保持用ケース30を後述の第1保持壁32及び第2保持壁50に分割した箇所の真下付近に装着筒24を配置している。
そして装着筒24の内側に位置して口頸部6の内面上端部に液密に当接するシール筒34を垂設している。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記保持用ケース30は、図1(A)に示す容器体の正立状態において下側保持壁である第1保持壁32と上側保持壁である第2保持壁50とに分割されている。
具体的には、図2(A)に想像線で示すように、保持用ケース30を横断する仮想の水平面Hを想定し、この水平面Hを目安として、おおよそ水平面Hより下側の部分を第1保持壁32とするとともに、水平面Hより上側の部分を第2保持壁50とすればよい。
「おおよそ」という言葉を用いたのは、第1保持壁32と第2保持壁50との当接箇所において側方から見て重なり合う部分(後述の第1シール条46及び第2シール条52)がある構造を本発明の保護範囲から除外しないというという趣旨である。
保持用ケース30の分割ラインである水平面Hの高さは、図2(A)に示す如く、水平面H上での保持用ケースでの内径Dが最も大きくなる高さ、換言すれば、保持用ケース30内に保持された塗布ボール60の中心を通る高さとすることが好適である。
その理由は次の通りである。
まず分割ラインが塗布ボール60の中心より低い位置にあると、第2保持壁50を第1保持壁32から離脱させる際に第2保持壁50の下端部が塗布ボール60に擦り付けられる可能性がある。他方、分割ラインが塗布ボール60の中心より高い位置にあると、第1保持壁32から塗布ボール60を取り出す際に第1保持壁32の上端部が塗布ボール60に擦り付けられる可能性がある。
従って塗布ボール60を抵抗感なく簡易に取り出すためには、分割ラインである水平面Hが図1(A)に示す位置にあることが望ましい。
前記第1保持壁32の上端部46と第2保持壁50の下端部52とは相互に液密にかつ着脱可能に当接されている。
本実施形態では、図1(A)に示す如く、第1保持壁32の上端部を小外径の第1シール条46に、また第2保持壁50の下端部を大内径の第2シール条52に形成している。
これら第1シール条46及び第2シール条52は、図1(A)に示すように、側外方から見て相互に重なり合うように配置されている。そしてこれら第1シール条46及び第2シール条52が相互にかみ合い、かつ液密に接することで、嵌合手段を兼ねたシール手段Sを形成している。
第1シール条46及び第2シール条52が重なり合う範囲の上下長さは、第2保持壁50を後述のヒンジ48を中心として開位置へ回転させる際にこの回転動作を妨げることが無い程度に小さく、かつ、十分なシール性が得られる程度に大きくなるように設計するとよい。
図示例では、第1シール条46及び第2シール条52の厚みは、図1(A)に示すように、分割ラインの近傍での第1保持壁32及び第2保持壁50の厚みを超えないように設けている。
前記第1シール条46及び第2シール条52は、図1(A)に示す縦断面において液密状態で相互にかみ合う凹凸形状であればどのような構造であってもよい。例えば第1シール条46を大内径に、また第2シール条52を小外径に形成してもよい。
本実施形態において、第1保持壁32の上部と第2保持壁50の下部とはヒンジ48を介して連結されており、このヒンジ48を介する第2保持壁50の回転により、第1保持壁32及び塗布ボール60の上方から第2保持壁50を離脱させることが可能に設けている。
この状態から塗布ボール60を取り出して洗浄し、第1保持壁32の内表面(第1内表面という)I1及び第2保持壁50の内表面(第2内表面という)I2をそれぞれ洗浄することができる。
第1保持壁32及び第2保持壁50をヒンジ48で連結した構造を、第2保持壁50を第1保持壁32から完全に分離させる(例えば螺脱させる)構造と比較すると、次の利点がある。
第1に、第2保持壁50を離脱させるためには、ヒンジ48と反対側で第2保持壁50に指を掛けて押し上げればよく、第1保持壁部に対して第2保持壁部を螺脱させる方法に比べて、操作が容易である。
第2に、本実施形態によれば、第2保持壁50はヒンジ48をはさんで第1保持壁32と隣接する位置に移動するだけなので、第1保持壁32及び第2保持壁50を共に手に持ったままで順次洗浄をすることができ(図4(B)参照)、第1保持壁32から第2保持壁を螺脱する場合の如く前者を洗浄する間に後者を仮の置き場に載置するなどの手間が必要ないので、作業の効率がよい。
第3に、本実施形態では、図3(A)に示すように、第2保持壁50はヒンジ48を中心として反転位置に移動し、第2内表面I2が上側に現れるので、汚れた位置などを視認し易く、第2保持壁の離脱及び反転が一つの操作でできるので、作業が簡単である。
第4に、水道の蛇口からの流水などを用いて洗浄する場合には、ヒンジ48を中心とする第2保持壁50の反転により、図4(B)に示す如く、第1内表面I1と第2内表面I2とが隣接位置に現れるから、前者を流水で洗浄した後に、保持用ケース30を横方向に動かしては後者を洗浄すればよく、手際よく洗浄作業を遂行できる。
また本実施形態では、図1(A)に示す如く、前記保持用ケース30の外周面に凹み部rを形成し、この凹み部内にヒンジ48を配置している。
図示例では、装着筒24の上端と第1保持壁32の上部との間に環状の上向き段部29を形成するとともに、前記第2保持壁50の下部外面に環状リブ54を周設している。そして、この環状リブ54の下面側に形成する下向き段部56と前記上向き段部29との間の凹部を前記凹み部rとしている。もっともこの構造は適宜変更することができる。
この構造によれば、保持用ケース30の輪郭からのヒンジ48の出っ張りを小さくし、或いは出っ張らなくすることができる。これにより、塗布作業中に当該ヒンジ48が触れてしまうなどの不都合を回避できる。
カバー部材62は、天板64の周端からカバー周壁66を垂設してなり、このカバー周壁66を前記口頸部6の下半部6aに嵌合させている。図示例では、カバー周壁66の下部内面に、前記オネジ部8とかみあうメネジ部68が形成されている。
また天板64の中央部から、塗布ボール60への当接部である当接筒部65が垂設されている。
前記構成において、図1(A)の状態から、カバー部材62を外し、上下反転させて、図4(A)に示す如く、目的面T上に塗布ボール60を転がすと、液体を目的面に塗布させることができる。
次に長期間の不使用などにより、ロールオン式塗布具20の内部で液体が固化したときには、第2保持壁50のヒンジ48と反対側の端部を摘まんで引き上げると、図3(A)に示すように、ヒンジ48を中心とする第2保持壁50の回動により、第1保持壁32及び塗布ボール60が現れる。そこで塗布ボール60を取り出して洗浄し、さらに第1保持壁32及び第2保持壁50の各内部を洗浄すればよい。
洗浄が完了したら、第1保持壁32内に塗布ボール60を収納して第2保持壁50をヒンジ48を中心として回転させ、第1保持壁32に対して嵌着させると、塗布容器を再び使用することができる。
前記構成・作用によれば次の効果を生ずる。
塗布ボール60を回動可能に保持する保持用ケース30は、第1保持壁32と第2保持壁50とに分割されており、前記第1保持壁32から第2保持壁50を離脱させた状態で前記塗布ボール60の出し入れが可能に形成したから、塗布ボール60を取り外した後に当該塗布ボール60と第1保持壁32及び第2保持壁50を容易に洗浄することが容易にできる。
また第1保持壁32及び第2保持壁50がヒンジ48を介して連結されているから、塗布ボールの取り出しがより簡単であるとともに、2つの保持壁も手際よく洗浄することができる。
また前記ヒンジ48を保持用ケース30の外周面の凹み部r内に配置したから、塗布作業中に当該ヒンジ48が触れてしまい、使用感を損なうなどの不都合を改善できる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構造については解説を省略する。
図5から図6は、本発明の第2実施形態に係る塗布容器を示している。本実施形態は、第1実施形態の構成のうちで連通口36の構造を変更したものである。
すなわち、第1保持壁32のうちで連通口36を開口した箇所から延長筒部35を延設し、これにより連通口36を延長筒部35の下端まで延長する。
そしてこの連通口36の内部に漏出規制弁Vを設ける。この漏出規制弁Vは、洗浄作業のために塗布ボール60を第1保持壁32から外した状態で、誤って容器体2を倒したときに容器体2の内溶液が連通口36から外部へ漏出することを規制する役割を有する。
これにより漏出した液体で周囲が汚れたり、その汚れの後始末のために洗浄作業が中断するなどの不利益を低減することができる。
前述の漏出規制弁Vを構成するときには、図5(B)に示す如く、連通口36の周面の一端から突設した支承部38を弁板40の基端部40aに連結するとともに、弁板40の先端部40bを、周面の反対側から突設した係合突部42の上に掛止させればよい。
前記弁板40は、塗布具20を金型で成形する場合には、図5(A)に想像線で示す形態で成型し、成形後に弁板40を押し上げて係合突部42の上に掛止させればよい。
前記構成において、塗布操作をする場合には、図6(A)に示す如く、漏出規制弁Vを通って供給された液体が塗布ボール60の転動により目的面に付着される。
塗布具の内部で液体が固化した場合には、第1実施形態と同じ手順で塗布ボール60を取り出す。
この際に、前述のように、連通口36内に漏出規制弁Vを設けたから、洗浄作業の途中で塗布ボール60を取り外した段階で容器体を倒したときでも、液体の漏出が生じにくく、効率的に洗浄作業を遂行できる。
2…容器体 4…胴部 6…口頸部 6a…下半部 6b…上半部 8…オネジ部
20…ロールオン式塗布具 22…主部材 24…装着筒 26…メネジ部
29…上向き段部
30…保持用ケース 32…下側保持壁(第1保持壁) 34…シール筒
35…延長筒部
36…連通口 38…支承部 40…弁板 40a…基端部 40b…先端部
42…係合突部 44…シールリング
46…上端部(第1シール条) 48…ヒンジ 50…上側保持壁(第2保持壁)
52…下端部(第2シール条) 54…環状リブ 56…下向き段部 58…吐出口
60…塗布ボール
62…カバー部材 64…天板 65…当接部(当接筒部) 66…カバー周壁
68…メネジ部
D…内径 H…水平面 I…内表面 I1…第1内表面 I2…第2内表面
O…外表面 r…凹み部 S…シール手段 T…目的面 U…上部
V…漏出規制弁

Claims (5)

  1. 塗布ボール(60)と、
    塗布ボール(60)を回動可能に保持する保持用ケース(30)を有し、この保持用ケース(30)の上端側に塗布ボール(60)の上部Uを外方へ露出する吐出口(58)を、その下端側に容器体(2)の口頸部(6)への連通口(36)をそれぞれ開口し、かつこの連通口(36)の周囲から前記口頸部(6)への装着するための装着筒(24)を垂設してなる主部材(22)と、
    を具備し、
    前記保持用ケース(30)は、下側保持壁(32)と上側保持壁(50)とに分割されており、
    下側保持壁(32)の上端部(46)と上側保持壁(50)の下端部(52)とは相互に液密にかつ着脱可能に当接されており、
    前記下側保持壁(32)から上側保持壁(50)を離脱させた状態で前記塗布ボール(60)の出し入れが可能に形成したことを特徴とする、ロールオン式塗布具。
  2. 前記下側保持壁(32)及び上側保持壁(50)がヒンジ(48)を介して連結されており、ヒンジ(48)を中心とする上側保持壁(50)の回転動作により下側保持壁(32)の上面を開閉可能に設けたことを特徴とする、請求項1に記載のロールオン式塗布具。
  3. 前記ヒンジ(48)を、保持用ケース(30)の外周面に形成された凹み部(r)内に配置したことを特徴とする、請求項2に記載のロールオン式塗布具。
  4. 前記連通口(36)内に漏出規制弁(V)を設けたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のロールオン式塗布具。
  5. 口頸部(6)を起立する容器体(2)と
    前記口頸部(6に装着された請求項1から請求項4のいずれかに記載のロールオン式塗布具(20)とを具備するロールオン式塗布容器。







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