JP2023034564A - 流量制御装置および流量制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 アンダーシュートの発生を防止しながら立下り応答が改良された流量制御装置を提供する。【解決手段】 流量制御装置8は、絞り部2と、絞り部上流側のコントロール弁6と、絞り部とコントロール弁との間の上流圧力センサ3と、コントロール弁および上流圧力センサに接続された制御機構7とを備え、上流圧力センサの出力に基づいてコントロール弁を制御して流量制御するように構成されており、絞り部の下流側に流れるガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させるためにコントロール弁を閉じる動作を行うとき、コントロール弁は、所定間隔で制御目標値を更新する内部流量信号に基づいて制御され、内部流量信号は、時定数τ2を含む次の制御式に基づいて生成され、制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(τ2+1)、ここで、時定数τ2は、初期値A%から最終目標値0%に低下させるときの時定数τ1よりも小さい。【選択図】 図1
Description
本発明は、流量制御装置および流量制御方法に関し、特に、流量立ち下げ応答性を向上させることができる流量制御装置および流量制御方法に関する。
半導体製造装置や化学プラントにおいて、材料ガスやエッチングガスの流量を制御するために、種々の流量計および流量制御装置が利用されている。このなかで圧力式流量制御装置は、コントロール弁と絞り部(例えばオリフィスプレートや臨界ノズル)とを組み合せた比較的簡単な機構によって各種流体の質量流量を高精度に制御することができるので広く利用されている。圧力式流量制御装置は、熱式流量制御装置とは異なり、コントロール弁の上流側の一次側供給圧が大きく変動しても、安定した流量制御が行えるという、優れた流量制御特性を有している(例えば、特許文献1)。
圧力式流量制御装置には、絞り部の上流側の流体圧力(以下、上流圧力P1と呼ぶことがある)を制御することによって流量を調整するものがある。上流圧力P1は、通常、絞り部上流側に設けたコントロール弁の開度を調整することによって制御される。臨界膨張条件(上流圧力P1/下流圧力P2≧約2:アルゴンガスの場合)を満たすとき、絞り部を流れるガスの速度は音速に維持され、絞り部の下流側に流れるガスの質量流量は、絞り部下流側の下流圧力P2の大きさにかかわらず上流圧力P1に比例する。このため、コントロール弁を用いて上流圧力P1を制御することによって流量の制御が可能である。
ただし、圧力式流量制御装置では、コントロール弁の下流側に絞り部が設けられているので、コントロール弁を閉鎖した後にも、コントロール弁と絞り部との間の残留ガスが絞り部を介して下流側に流出する。このため、コントロール弁を急速に閉じたとしても流量は急速には低下せず、流量立ち下げに比較的時間がかかりやすいという特徴がある。流量立下がりの応答性を向上させるためには、コントロール弁と絞り部との間の流路容積を極力小さく設計することが考えられるが、圧力センサの接続が必要であり、小容積化にも限界がある。
一方で、圧力式流量制御装置では、急速に流量を低下させるステップ状の目標流量信号を与えると、コントロール弁が一時的に過剰に閉じられることによってアンダーシュートが生じる場合がある。これは、コントロール弁の開度は、上流圧力P1に基づくフィードバック制御によって制御されているため、上流圧力P1が目標圧力に到達するまで、コントロール弁が完全に閉じられた状態に維持されてしまい、その後の開度制御に遅延が生じることがあるからである。
この問題に対して、本出願人による特許文献2には、指数関数的に目標流量を減衰させる内部流量制御信号を用い、一次遅れ制御によってコントロール弁を閉じることによって、アンダーシュートを防止しながら、なるべく応答性を損なわずに流量を低下させることができる流量制御装置が開示されている。特許文献2に記載の流量制御装置では、目標流量の減衰速度を決定する一次遅れ制御の時定数τの値を、必要以上に小さくしすぎないことによって、コントロール弁が閉じ切った状態となることを避け、アンダーシュートの発生を防止している。
しかしながら、特許文献2に記載の流量制御装置では、立ち下げ後の目標流量にかかわらず同様の方式で内部流量制御信号を生成していたため、アンダーシュートの発生は防止できたとしても、応答性については改良の余地が残されていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、アンダーシュートの発生を防止しながら流量立下がりの応答性を向上させることができる流量制御装置および流量制御方法を提供することを主たる目的とする。
本発明の実施形態による流量制御装置は、絞り部と、前記絞り部の上流側に設けられたコントロール弁と、前記絞り部と前記コントロール弁との間の圧力を検出する上流圧力センサと、前記コントロール弁および前記上流圧力センサに接続された制御機構とを備え、前記上流圧力センサの出力に基づいて前記コントロール弁の制御を行うことによって流量制御するように構成されており、前記絞り部の下流側に流れるガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させるために前記コントロール弁を閉じる動作を行うときに、前記コントロール弁の開度は、所定間隔で制御目標値を更新する内部流量信号に基づいて制御され、前記内部流量信号は、時定数τ2を含む次の制御式に基づいて生成され、制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(τ2+1)、ここで、時定数τ2は、初期値A%から最終目標値0%に低下させるときの時定数τ1よりも小さい。
ある実施形態において、前記時定数τ2は、ガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させる期間にわたって固定の値であり、τ2=τ1×(A-B)/A-B/Aによって決定される。
ある実施形態において、前記時定数τ2は、ガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させる期間において、前記所定間隔で制御目標値を更新するごとに更新される。
本発明の実施形態による流量制御方法は、絞り部と、前記絞り部の上流側に設けられたコントロール弁と、前記絞り部と前記コントロール弁との間の圧力を検出する上流圧力センサと、前記コントロール弁および前記上流圧力センサに接続された制御機構とを備える流量制御装置において実行され、前記絞り部の下流側に流れるガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させる信号を受け取るステップと、流量を低下させる信号を受け取ったときに、前記コントロール弁の開度を制御するための内部流量信号を生成するステップと、前記内部流量信号に従うように、前記上流圧力センサの出力に基づいて前記コントロール弁の開度をフィードバック制御するステップとを含み、前記内部流量信号は、所定間隔で制御目標値を更新する信号として、時定数τ2を含む次の制御式に基づいて生成され、制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(τ2+1)、時定数τ2は、初期値A%から最終目標値0%に低下させるときの時定数τ1よりも小さく、ただし、時定数τ2を用いて前記制御式によって規定されるカーブが、任意の時刻において、前記時定数τ1を用いて前記制御式によって規定されるカーブを上回るように設定される。
本発明の実施形態の流量制御装置および流量制御方法によれば、アンダーシュートの発生を防止しながら流量立下がりの応答性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態による流量制御装置8の構成を示す。流量制御装置8は、圧力式の流量制御装置であり、ガスGが通過する流路(ガス供給路)1に介在する絞り部2(例えばオリフィスプレート)と、絞り部2の上流側に設けられたコントロール弁6と、コントロール弁6と絞り部2との間に設けられた上流圧力センサ3および温度センサ5と、絞り部2の下流側に設けられた下流圧力センサ4とを備えている。上流圧力センサ3は、コントロール弁6と絞り部2との間の流体圧力である上流圧力P1を測定し、下流圧力センサ4は、絞り部2と遮断弁9との間の流体圧力である下流圧力P2を測定する。
流量制御装置8の上流側は、材料ガス、エッチングガスまたはキャリアガスなどのガス供給源(図示せず)に接続されており、下流側は遮断弁9を介して半導体製造装置のプロセスチャンバ10に接続されている。プロセスチャンバ10には真空ポンプ11が接続されており、ガスGの供給時にプロセスチャンバ10の内部やこれに接続された流路を真空引きすることができる。図1に示す態様では、遮断弁9が流量制御装置8の外側に配置されているが、遮断弁9は流量制御装置8に内蔵されていてもよい。遮断弁9としては、例えばAOV(空気駆動弁)や電磁弁などのオンオフ弁が好適に用いられる。
流量制御装置8において、上流圧力センサ3および下流圧力センサ4としては、例えば、半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサやキャパシタンスマノメータが用いられ、温度センサ5としては、例えば測温抵抗体やサーミスタが用いられる。コントロール弁6としては、例えば金属製ダイヤフラム弁体をピエゾアクチュエータによって開閉するピエゾ素子駆動型バルブ(以下、ピエゾバルブと称することがある)が用いられる。ピエゾバルブは、ピエゾ素子に印加する駆動電圧を調整することによって任意開度に開くことができる弁(比例弁)である。また、絞り部2としては、例えばオリフィスプレートや臨界ノズルが用いられる。絞り部2の開口径は、例えば10~2000μmに設定される。
流量制御装置8はまた、上流圧力センサ3および下流圧力センサ4の出力などに基づいてコントロール弁6の開閉動作を制御する制御機構(または制御回路)7を備えている。制御機構7は、外部制御装置12からの外部指令信号によって決定される設定流量と、上流圧力センサ3の出力から演算により求めた演算流量とを比較し、演算流量が設定流量に近づくように、すなわち、演算流量と設定流量との差がゼロに近づくように、コントロール弁6をフィードバック制御する。
制御機構7は、典型的には流量制御装置8に内蔵されているが、流量制御装置8の外部に設けられたものであってもよい。制御機構7は、典型的には、回路基板上に設けられたCPU、ROMやRAMなどのメモリ(記憶装置)M、A/Dコンバータ等を含んでおり、後述する流量制御動作を実行するように構成されたコンピュータプログラムを含んでいてよい。制御機構7は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによって実現される。制御機構7は、コンピュータ等の外部装置と情報を交換するためのインターフェイスを備えていてもよく、ROMへのプログラム及びデータの書込みなどを外部から行うこともできる。制御機構7の構成要素は、すべてが一体的に設けられている必要はなく、CPUなどの一部の構成要素が別の場所に配置されていてもよい。これらは、有線または無線によって通信されてよい。
流量制御装置8は、図示する態様とは異なり、下流圧力センサ4を備えていなくてもよい。この場合、制御機構7は、上流圧力センサ3の出力に基づいて流量を演算するように構成される。また、制御機構7は、温度センサ5が検出した流体温度に基づいて演算流量を補正するように構成されていてもよい。さらに、流量制御装置8は、コントロール弁6の上流側に、ガス供給圧を測定するための流入側圧力センサ(図示せず)を備えていてもよい。流入側圧力センサは、接続されたガス供給装置(例えば原料気化器)から供給されるガスの圧力を測定することができ、一次側ガス供給圧を制御するため等に用いられる。
以上に説明した圧力式の流量制御装置8において、臨界膨張条件P1/P2≧約2(アルゴンガスの場合)を満たすとき、絞り部2の下流側に流れるガスの質量流量は、下流圧力P2によらず、上流圧力P1によって決定される。臨界膨張条件を満たすとき、絞り部2の下流側の流量Qは、Q=K1・P1(K1は流体の種類と流体温度に依存する定数)によって与えられ、流量Qは、上流圧力センサ3によって測定される上流圧力P1に比例する。また、下流圧力センサ4を備える場合、上流圧力P1と下流圧力P2との差が小さく、上記の臨界膨張条件を満足しない場合であっても流量を算出することができ、測定された上流圧力P1および下流圧力P2に基づいて、Q=K2・P2m(P1-P2)n(ここでK2は流体の種類と流体温度に依存する定数、m、nは実際の流量を元に導出される指数)から流量Qを算出することができる。
流量制御を行うために、外部制御装置12において設定された設定流量が、外部制御装置12から制御機構7に送られる。制御機構7は、臨界膨張条件または非臨界膨張条件における上記の流量計算式:Q=K1・P1またはQ=K2・P2m(P1-P2)nから演算流量を随時算出し、絞り部2を通過する流体の流量が設定流量に近づくように(すなわち、演算流量と設定流量との差が0に近づくように)、上流圧力センサ3の出力に基づいてコントロール弁6をフィードバック制御する。演算流量は、外部制御装置12に出力され、流量出力値として表示されてもよい。
以下、流量立ち下げ時の流量制御装置8の動作を説明する。なお、本明細書において、設定流量・目標流量等の流量値または上流圧力値はすべて、所定の流量値(典型的には定格流量値)または対応する上流圧力値を100%とした比率で表記することがある。
図2は、流量の立ち下げをステップ状に行う流量設定信号A1を外部から受け取ったとき、これに応じて流量制御装置8の内部で生成される流量目標信号A2を示す。図2に示すように、流量目標信号A2は、指数関数的に減衰するように生成され、これにより、コントロール弁6は一次遅れ系の制御によって閉じられることになる。流量立ち下げ時においても、コントロール弁6の駆動電圧は、上流圧力センサ3の出力から求められる演算流量と、設定された流量目標値A2との差が0となるように随時変動する。ここで、一次遅れ系の伝達関数G(s)は、G(s)=K/(τs+1)で表され、ここで、Kはゲイン、τは時定数である。一次遅れ系の立ち上げステップ応答は、上記伝達関数を逆ラプラス変換することによって導かれるように、指数関数y(t)=K(1-exp(-t/τ))で表される。
また、本実施形態において、流量目標信号A2は、基準圧力降下特性と等価の基準流量低下特性を下回らない信号、すなわち、基準流量低下特性よりも緩やかな信号として生成される。ここで、基準圧力降下特性とは、コントロール弁6を瞬時に閉じた後に、コントロール弁6と絞り部2との間の残留ガスが、絞り部2を介して下流側に流出するときの圧力降下特性を意味し、基準流量低下特性も基準圧力降下特性を流量に変換しただけで同様のものである。基準圧力降下特性は、流量制御装置8における、最速の流量減少特性を示すものと考えることができる。
流量目標信号A2が基準流量低下特性を下回る場合、コントロール弁6は閉鎖状態を継続することになり、事実上、無制御状態となる。このことによって、アンダーシュートが生じるおそれがある。そこで、基準流量低下特性を下回らないように流量目標信号A2を生成することで、コントロール弁6は無制御状態とならずに流量目標信号A2にしたがってコントロール弁6の閉動作制御を行うことが可能になる。
上記の基準圧力降下特性は、典型的には、指数的減衰を表す式であるP(t)=P0・exp(-t/τ)で表される。また、基準流量低下特性は、Q(t)=Q0・exp(-t/τ)で表される。ここで、P(t)およびQ(t)は、時間tに対する上流圧力P1および流量Qの関数であり、P0はおよびQ0は初期上流圧力および初期流量であり、τは減衰の速さを示す時定数(いずれの式においても実質同じ値)である。時定数τが小さいほど、より速く減衰が生じ、時定数τが大きいほど、よりゆっくりと減衰が生じることになる。より詳細には、指数的減衰において、時定数τは、初期値を100%としたときに、出力が約36.8%(ネイピア数eの逆数)まで低下するのに要する時間に対応している。流量制御装置8において、基準圧力降下特性または基準流量低下特性の時定数τは、例えば絞り部2の口径やガス種によってさまざまな値をとり得る。
このため、流量制御装置8における基準流量低下特性の時定数τを予め測定によって求めておき、流量目標信号A2の時定数τを、基準流量低下特性の時定数τより大きく設定した一次遅れ系制御を行うことによって、コントロール弁6の無制御状態を防止することができ、流量目標信号A2に従う流量制御を行うことができる。
なお、流量目標信号A2の時定数τを、基準流量低下特性の時定数τよりもマージンを多めにとって大きめに設定しておくことで、流量制御装置の機器ごとの特性差を吸収することができ、流量制御装置ごとの応答性のばらつきをなくして統一させることが可能である。
また、所定の制御間隔で目標値を設定・更新する場合、上記の一次遅れ系制御を行うための内部流量制御信号は、以下の制御式にしたがって生成することができる。
制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(時定数+1)
制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(時定数+1)
上記の制御式は、Anをn回目の制御目標値(現在値)とし、An-1を、n-1回目の目標値すなわちAnの前回値とし、外部指令値である一定の最終目標値をBとし、τを時定数(パラメータ)とすると、以下の式で表される。
An=An-1+(B-An-1)/(τ+1)
An=An-1+(B-An-1)/(τ+1)
上記式において、最終目標値Bは一定値であり、前回値An-1に対する変化量(すなわち(B-An-1)/(τ+1)の絶対値)は、時間経過に伴い減少する前回値に対応して小さくなり、これは、一次遅れ制御に対応する。一次遅れ制御においては、流量立ち下げ開始時の時間当たり変化量が最も大きく、時間が経過するとともに変化量は減少して曲線は徐々になだらかになり、十分な時間が経過すると曲線は最終目標値Bに漸近する。また、パラメータとして設定可能な時定数τは、これが大きいほど、なだらかに降下する曲線を形成し、これが小さいほど、急峻に降下する曲線を形成する。
図3は、上記式に従う一次遅れ系の内部流量制御信号を示す比較例のグラフである。ここでは、減衰前の100%の流量設定から、最終目標値Bである0%、10%、20%、40%および80%の流量設定へ移行するときの各グラフC0、C1、C2、C3およびC4が示されている。
ただし、図3に示す比較例においては、上記式の時定数τとして、100%から0%への流量立ち下げを行うときの時定数τ1、すなわち、グラフC0における時定数τ1が、最終目標値の大きさに関わらず共通に用いられている。ここで、グラフC0における時定数τ1は、上述したように、アンダーシュートを防止するために、基準流量低下特性の時定数よりも少し大きい値(例えば基準の105~120%)に設定されたものである。
例えば、初期値100%から最終目標値0%へと0.5msec間隔で一次遅れ制御するとき、最初の制御目標値A1がA1=100+(0-100)/(τ+1)で与えられ、時定数τが99に設定されている場合、0.5msec後の制御目標値A2は、A2=99+(0-99)/(τ+1)となる。これを最終目標値0%まで繰り返すと、図3に示すグラフC0のような指数関数的減衰を示すグラフが得られる。
そして、最終目標値がそれぞれ異なる場合にも、同じ共通の時定数τ1(上記例では99)を適用した場合、上記式からわかるように、初期値と各最終目標値との設定差に比例する変化量で減衰が生じるので、各グラフC0~C4は、同時刻において、設定差に対して同じ比率で与えられる値をとることになる。
例えば、ある時刻tにおいて、最終目標値0%のグラフC0の値が1/2の50%である場合、同時刻tにおいて、最終目標値10%(すなわち設定差90%)のグラフC1の値は、100-90/2=55%となり、最終目標値20%(すなわち設定差80%)のグラフC2の値は、100-80/2=60%となり、最終目標値40%(すなわち設定差60%)のグラフC3の値は、100-60/2=70%となり、最終目標値80%(すなわち設定差20%)のグラフC4の値は、100-20/2=90%となり、グラフC1~C4は、設定差に応じてグラフC0を縦軸方向に圧縮したような曲線を描くことになる。
その結果、最終目標値によらずおおむね一定の立下り時間が得られるという利点があるものの、グラフC4などから明らかなように、最終目標値が大きい場合には、基準圧力降下特性を考慮した限界速度よりも遅い速度での減衰が生じることになり、立下り時間が必要以上に長くなる。現実として、最終目標値が0%でないときにはプロセスチャンバでの処理が継続している場合が多いので、できるだけ早く流量を所望値まで立下げることが求められていることが多いが、同じ共通の時定数τ1を用いた場合には、このことが達成できなくなる。
そこで、以下に具体的に説明する実施例では、固定の一次遅れ時定数を用いるのではなく、最終目標値に応じて一次遅れの時定数を変化させることによって、アンダーシュートを防止しながらも、それぞれで各最終目標値になるべく早く到達できるように流量制御を行う。
図4は、一次遅れ系の内部流量制御信号を示す実施例のグラフであり、図3と同様に、減衰前の100%の流量設定から、最終目標値Bである0%、10%、20%、40%および80%の流量設定へ移行するときの各グラフE0、E1、E2、E3およびE4が実線で示されている。なお、図3に示した比較例の各グラフC0~C4は、本図において破線で示されている。
ただし、図4に示す実施例のグラフE0、E1、E2、E3およびE4では、比較例と異なり、可変の一次遅れ時定数が用いられており、最終目標値Bごとに異なる時定数τ2が用いられている。より具体的には、最終目標値Bが0%のときには、時定数τ2として、図3に示したグラフC0における時定数τ1がそのまま用いられる一方で、最終目標値Bが10%、20%、40%、80%と大きくなるにつれて、より小さい値を有する個別の時定数τ2が用いられている。
各最終目標値Bに対して適切に設定される時定数τ2は、例えば、次のようにして求めることができる。まず、いずれの場合においても、アンダーシュートを生じさせないためには、基準降下特性に対応する限界速度の立下り波形を指令値が下回らないことが要求される。また、設定流量を初期値A%(上記例では100%)から最終目標値B%へ変更する場合において、設定A%から0%への時定数τ1での立下りカーブY1(t)と、設定A%からB%への時定数τ2での立下りカーブY2(t)とでは、任意の時刻tにおいて、後者Y2(t)が前者Y1(t)を下回らないことが要求される。
以上の条件を満たすτ2は、設定A%から0%へと減衰させる場合の時定数τ1と初期値A(%)と最終目標値B(%)とを用いて、例えば、以下の式(1)で規定することができる。
τ2=τ1×(A-B)/A-B/A ・・・(1)
τ2=τ1×(A-B)/A-B/A ・・・(1)
以下、式(1)の導出過程を説明する。ここでは、時定数τ2は、最終目標値Bによって異なるものに設定される一方で、各最終目標値Bを有する減衰過程においては時間によらず一定のものが用いられるものとする。また、ここでは、減衰開始直前の初期値A0を用いる場合を説明するが、任意の起点値A0から目標値Bに向かう制御を行う場合にも、以下と同様の説明が適用される。
最終目標値が0%以外であるカーブY2(t)において、初期値A0から目標値Bに向かう制御目標値Anは、以下の式で表される。
An=An-1-(An-1-B)/(τ2+1) ・・・(2a)
一方、最終目標値が0%であるカーブY1(t)において、初期値A0から目標値0に向かう制御目標値A'nは、以下の式で表される。
A'n=A'n-1-A'n-1/(τ1+1) ・・・(2b)
An=An-1-(An-1-B)/(τ2+1) ・・・(2a)
一方、最終目標値が0%であるカーブY1(t)において、初期値A0から目標値0に向かう制御目標値A'nは、以下の式で表される。
A'n=A'n-1-A'n-1/(τ1+1) ・・・(2b)
ここで、最初の1制御期間が経過したとき(1サイクル目)の制御指令値の大きさを考える。カーブY2(t)に対応する1サイクル目の値A1は、A1=A0-(A0-B)/(τ2+1)であり、カーブY1(t)に対応する1サイクル目の値A'1は、B=0
を代入すると、A'1=A0-A0/(τ1+1)である。
を代入すると、A'1=A0-A0/(τ1+1)である。
そして、Y2(t)がY1(t)を下回らないためには、A1≧A'1であることが求
められるので、A0-(A0-B)/(τ2+1)≧A0-A0/(τ1+1)を満足する必要がある。この式を変形すると、τ2+1≧(A0-B)/A0×(τ1+1)より、以下の式(3)が得られる。
τ2≧τ1(A0-B)/A0-B/A0 ・・・(3)
められるので、A0-(A0-B)/(τ2+1)≧A0-A0/(τ1+1)を満足する必要がある。この式を変形すると、τ2+1≧(A0-B)/A0×(τ1+1)より、以下の式(3)が得られる。
τ2≧τ1(A0-B)/A0-B/A0 ・・・(3)
したがって、1サイクル目において、条件を満たすτ2の最小値は、τ2=τ1(A0-B)/A0-B/A0で表され、上記の式(1)に対応する。なお、τ2=τ1(A0-B)/A0-B/A0のとき、A1=A'1である。
そして、式(3)を満足するτ2を用いた場合、時定数τによって減衰速度が決まる指数的減衰においては、2サイクル目以降の任意時刻tにおいても、Y2(t)≧Y1(t)が成立し、特に、B≠0のときにはY2(t)>Y1(t)が成立する(B=0のときは、Y2(t)=Y1(t)である)。これは、上記の式(2a)、(2b)や、図4のグラフからわかるように、本例の指数的減衰では時定数τの違いや設定差に応じて1サイクルあたりの変化量の差が時間とともに拡大し、Y2(t)とY1(t)とは次第に大きく乖離するような関係を有しているからである。
したがって、式(3)から求められるτ2の最小値を用いれば、AからBに遷移する過程で、Y2(t)がY1(t)を下回ることはない。すなわち、式(1)で規定される時定数τ2=τ1×(A-B)/A-B/Aを用いれば、設定A%からB%へ低下させるときの時定数τ2のカーブが、設定A%から0%への時定数τ1のカーブを下回ることはなく、アンダーシュートが生じることなく、比較的早く最終目標値Bに到達させることができる。
また、式(1)によって規定される時定数τ2は、最終目標値Bの大きさによって異なる値を取り、典型的には、最終目標値Bが大きくなるほど、τ2の値は小さくなる。例えば、B=0のときの時定数τ1が100の場合に、最終目標値が10%のときの時定数τ2は、τ2=100×(100-10)/100-10/100=89.9となるのに対して、最終目標値が40%のときの時定数τ2は、τ2=100×(100-40)/100-40/100=59.6となり、また、最終目標値が80%のときの時定数τ2は、τ2=100×(100-80)/100-80/100=19.2となる。これは、最終目標値が0%に近いほど、時定数τ1に近い時定数τ2を用いる必要があり、最終目標値が高いほど、より小さい時定数τ2を用いて立下り時間短縮を行い得る余地が多く残されていることを意味している。
このようにして、式(1)によって時定数τ2を決定する上記の実施例においては、最終目標値B%が第1最終目標値B1%(例えば80%)であるときに用いられる時定数τ21が、より小さい第2最終目標値B2%(例えば20%)であるときに用いられる時定数τ22よりも小さく設定される。すなわち、各最終目標値Bに合わせて、アンダーシュートを防止しながらなるべく早く最終目標値Bに到達できる時定数τ2が、最終目標値Bごとに個別に設定される。
以下、図5に示すフローチャートを参照しながら、流量制御方法の具体例について説明する。ステップダウンを行うための一次遅れ制御による流量制御動作は、通常の流量制御動作が実行されている状態で現在の制御値Anよりも小さい最終目標値Bが与えられたときに開始され、図5に示す制御ループによって行われる。
まず、図5のステップS1に示されるように、一次遅れ制御開始からのサイクル数nが1であるか否か、すなわち、ステップダウン流量制御の最初のサイクルであるかどうかが判定される。ここで、n=1のときには、ステップS2に示すように、最終目標値Bに基づく時定数τ2を計算する。時定数τ2は、例えば、上記の式(1)に基づいて、初期値A、最終目標値B、および、予め測定されメモリに格納されていた、設定A%から0%に変更するときのアンダーシュートを防止できる時定数τ1を用いて決定される。なお、ステップS1において、n=1ではなく、すでに決定された時定数τ2による一次遅れ制御が実行されているサイクルであることが判別された場合、時定数τ2を求めるステップS2を飛ばして、次の制御目標値を決定するステップS3に進む。
そして、ステップS3では、一次遅れ制御による制御目標値の更新が行われる。具体的には、τ=τ2を代入し、上記式(2a)として示したように、An=An-1-(An-1-B)/(τ2+1)に基づいて制御目標値を決定する。また、ステップS4に示すように、nをインクリメントし、求めた制御目標値を次の制御目標値に指定する。
その後、ステップS5に示すように、ステップS3で求めた制御目標値Anにしたがってコントロール弁6のフィードバック(FB)制御を行う。コントロール弁6のフィードバック制御は、上流圧力センサの出力に基づいて、現在流量が制御目標値Anに適合するように開度調整を行うことによって実行される。
このような制御ループを繰り返すことで、最終目標値Bに対して適切に設定された時定数τ2を用いて、コントロール弁6の無制御状態を防ぎ、アンダーシュートを防止しながらも、時定数τ1を用いたときよりも高速に最終目標値Bへと流量をステップダウンさせることができる。
以下、別の実施例の流量制御装置および流量制御方法について説明する。
上記の実施例では、最終目標値Bに応じて異なる値に設定された時定数τ2を用いて一次遅れ制御を行ったが、各ステップダウン制御中に時定数τ2は固定された値が用いられていた。これに対して、以下に示す別の実施例では、各ステップダウン制御中にも、適用可能な時定数τ2の最小値を計算し直す制御を行うことによって、設定A%から0%への時定数τ1のカーブにより近いカーブを描く制御を実現することができる。
図6は、別の実施例における一次遅れ系の内部流量制御信号を示すグラフであり、図3、図4と同様に、減衰前の100%の流量設定から、最終目標値Bである0%、10%、20%、40%および80%の流量設定へ移行するときの各グラフE0、E11、E12、E13およびE14が示されている。なお、0%への遷移を示すグラフE0は、比較例におけるC0および前述の実施例におけるグラフE0と同じである。
図6に示すように、本実施例では、ステップダウン中にも時定数τ2の再計算を繰り返して行うことによって、減衰の期間中は、いずれのグラフE11~E14も、グラフE0とほぼ同じ曲線を示す。ただし、制御目標値が最終目標値Bに達したときは、上記式(2a)からわかるように制御変化量が0となり、その後は、最終目標値Bと同じ制御目標値Anが継続して与えられる。
時定数τ2のリアルタイム更新は、例えば、上記の式(1)において、固定値であった初期値Aの代わりに、現在の制御目標値Anを用いることによって、以下の式(4)に基づいて、リアルタイムで更新される現在の時定数τ2nを求めることができる。
τ2n=τ1×(An-1-B)/An-1-B/An-1 ・・・(4)
このようにして、時定数τ2のリアルタイム更新を行うことによって、各最終目標値Bについて、さらに立下り時間を短縮し、ステップダウン時の応答性を向上させ得る。
τ2n=τ1×(An-1-B)/An-1-B/An-1 ・・・(4)
このようにして、時定数τ2のリアルタイム更新を行うことによって、各最終目標値Bについて、さらに立下り時間を短縮し、ステップダウン時の応答性を向上させ得る。
図7は、別の実施例における流量制御方法の具体例を示すフローチャートある。本実施例においても、ステップダウンを行うための一次遅れ制御による流量制御動作は、通常の流量制御動作が実行されている状態で現在の制御値Anよりも小さい最終目標値Bが与えられたときに開始され、図7に示す制御ループによって行われる。
図7に示すように、本実施例で採用される制御ループでは、図5に示した態様とは異なり、最初の1サイクル目の制御であるか否かは特に判定せず、ステップS11およびステップS12に示すように、時定数τのリアルタイム更新が選択され、用いるべき時定数τ2nが、例えば上記の式(4)にしたがって制御サイクルごとに毎回計算される。
その他は、図5に示したフローチャートと同様に、計算されたτ2を用いて一次遅れ制御による制御目標値の更新が行われ、具体的には、An=An-1-(An-1-B)/(τ2+1)に基づいて制御目標値を決定し(ステップS13)、nをインクリメントし(ステップS14)、その後、ステップS15に示すように、ステップS13で求めた制御目標値Anにしたがってコントロール弁6のフィードバック(FB)制御を行う。
以上に説明したように、本発明の実施形態による流量制御装置および流量制御方法によれば、最終目標値に応じた時定数τ2を用いて、コントロール弁の一次遅れ制御を行うことによって、アンダーシュートを防止しながらより応答性良く流量ステップダウンを行うことができる。
本発明の実施形態による流量制御装置および流量制御方法は、半導体製造設備等において供給するガスの流量を制御するために利用される。
1 流路
2 絞り部
3 上流圧力センサ
4 下流圧力センサ
5 温度センサ
6 コントロール弁
7 制御機構
8 流量制御装置
9 遮断弁
10 プロセスチャンバ
11 真空ポンプ
12 外部制御装置
2 絞り部
3 上流圧力センサ
4 下流圧力センサ
5 温度センサ
6 コントロール弁
7 制御機構
8 流量制御装置
9 遮断弁
10 プロセスチャンバ
11 真空ポンプ
12 外部制御装置
Claims (4)
- 絞り部と、前記絞り部の上流側に設けられたコントロール弁と、前記絞り部と前記コントロール弁との間の圧力を検出する上流圧力センサと、前記コントロール弁および前記上流圧力センサに接続された制御機構とを備え、前記上流圧力センサの出力に基づいて前記コントロール弁の制御を行うことによって流量制御するように構成された流量制御装置であって、
前記絞り部の下流側に流れるガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させるために前記コントロール弁を閉じる動作を行うときに、前記コントロール弁の開度は、所定間隔で制御目標値を更新する内部流量信号に基づいて制御され、
前記内部流量信号は、時定数τ2を含む以下の制御式に基づいて生成され、
制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(τ2+1)
ここで、時定数τ2は、初期値A%から最終目標値0%に低下させるときの時定数τ1よりも小さく設定される、流量制御装置。 - 前記時定数τ2は、ガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させる期間にわたって固定の値であり、前記時定数τ2は、以下の式によって決定される、請求項1に記載の流量制御装置。
τ2=τ1×(A-B)/A-B/A - 前記時定数τ2は、ガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させる期間において、前記所定間隔で制御目標値を更新するごとに更新される、請求項1に記載の流量制御装置。
- 絞り部と、前記絞り部の上流側に設けられたコントロール弁と、前記絞り部と前記コントロール弁との間の圧力を検出する上流圧力センサと、前記コントロール弁および前記上流圧力センサに接続された制御機構とを備える流量制御装置において実行される流量制御方法であって、
前記絞り部の下流側に流れるガスの流量を初期値A%から最終目標値B%に低下させる信号を受け取るステップと、
流量を低下させる信号を受け取ったときに、前記コントロール弁の開度を制御するための内部流量信号を生成するステップと、
前記内部流量信号に従うように、前記上流圧力センサの出力に基づいて前記コントロール弁の開度をフィードバック制御するステップと
を含み、
前記内部流量信号は、所定間隔で制御目標値を更新する信号として、時定数τ2を含む以下の制御式に基づいて生成され、
制御目標値=前回目標値+(最終目標値-前回目標値)/(τ2+1)
時定数τ2は、初期値A%から最終目標値0%に低下させるときの時定数τ1よりも小さく、ただし、時定数τ2を用いて前記制御式によって規定されるカーブが、任意の時刻において、前記時定数τ1を用いて前記制御式によって規定されるカーブを上回るように設定される、流量制御方法。
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JP2021140865A JP2023034564A (ja) | 2021-08-31 | 2021-08-31 | 流量制御装置および流量制御方法 |
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