JP2023033902A - タイラバ仕掛け用ネクタイ - Google Patents

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誠 ▲桑▼原
Makoto Kuwabara
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Abstract

Figure 2023033902000001
【課題】優れた釣果が得られるタイラバ仕掛け用ネクタイを提供する。
【解決手段】本発明のタイラバ仕掛け用ネクタイは、布製であることを特徴とする。前記布は、不織布、織物又は編物であることが好ましい。前記布はメッシュ状、又は表面が凹凸状であることが更に好ましい。前記布は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、シルク、レーヨン、ウール、麻及び綿のうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることがより好ましい。前記布の色は、オレンジ、レッド、ピンク、ブルー、コーラ、ホワイト、ブラック及びグリーンのうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることが好ましい。前記布の一面側をホワイトに着色したものとすることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、タイラバ仕掛け用ネクタイに関する。
従来、鯛釣りをするための「タイラバ」という仕掛けが知られている。例えば図1に示すタイラバ1は、リーダーライン50に取り付けたヘッド30と、ヘッド30の下部のリーダーライン50に接続した取付部材20と、取付部材20に接続されたネクタイ10(11、12)と、取付部材20に接続したハリス60と、ハリス60の先端に取り付けられた針70と、を備えている。
釣りに際しては、海中において、このタイラバ1のネクタイ10が水圧を受けて揺動する。そうすると、鯛が、揺動するネクタイ10を生きた餌と間違えることで、ネクタイ10に誘い込まれる。鯛がネクタイ10に接近すると、針70に引っ掛かって釣り上げられることになる。
従来、ネクタイの素材は軟質材からなり、典型的にはゴム組成物が使用される(例えば、特許文献1の段落〔0022〕参照。)。
また、ネクタイの素材として、シート状のシリコンも開示されている(例えば、特許文献2の段落〔0036〕参照。)。
実用新案登録第3212533号公報 実用新案登録第3220614号公報
しかし、ゴム、樹脂などの素材からなるシート、フィルムなどの成形体を使用したネクタイでは、十分な釣果が得られていないのが実情である。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、優れた釣果が得られるタイラバ仕掛け用ネクタイを提供するものである。
上記課題を解決するために、発明者は、タイラバのネクタイの素材について鋭意研究を重ね、以下の解決手段を見出すに至った。
1.請求項1に記載のネクタイは、タイラバ仕掛け用ネクタイであって、布製であることを特徴とする。
2.請求項2に記載のネクタイは、請求項1に記載のネクタイにおいて、前記布は、不織布、織物又は編物であることである。
3.請求項3に記載のネクタイは、請求項1又は2に記載のネクタイにおいて、前記布はメッシュ状、又は表面が凹凸状であることである。
4.請求項4に記載のネクタイは、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のネクタイにおいて、前記布が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、シルク、レーヨン、ウール、麻及び綿のうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることである。
5.請求項5に記載のネクタイは、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のネクタイにおいて、前記布の色が、オレンジ、レッド、ピンク、ブルー、コーラ及び、ホワイト、ブラック及びグリーンのうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることである。
6.請求項6に記載のネクタイは、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のネクタイにおいて、前記布の一面側をホワイトに着色したことである。
1.本発明のネクタイは、布製であるため、魚の食い込みがよく、噛みやすい素材であると考えられる。
2.布の中でも不織布であれば、特に魚の食い込みがよいものとなる。
3.布は、メッシュ状又は表面が凹凸状であれば、更に魚の食い込みがよいものとなる。
4.布が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、シルク、レーヨン、ウール、麻及び綿のうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることである場合には、更に効果的である。
5.布の色が、オレンジ、レッド、ピンク、ブルー、コーラ、ホワイト、ブラック及びグリーンのうちのいずれか又はこれらの組み合わせである場合には、更に効果的である。
6.布の一面側をホワイトに着色したものであれば、魚の腹部の色と類似しているため、餌としての小魚と間違えやすいものとなるため、更に好ましい。
タイラバ仕掛けの一例を示す模式図である。 (a)、(b)実施形態に係るネクタイを示す模式図である。 図2(a)のネクタイの一部拡大写真である。 図2(a)のA-A断面図である。 メッシュ状のネクタイを示す模式的な部分断面図である。 一面側を着色したネクタイを示す模式的な断面図である。 実施例に係る釣果を示すグラフである。
以下、本発明を実施形態により更に具体的に説明する。
図2は、本発明に係る本実施形態のネクタイの模式図である。ネクタイは、通常、長尺扁平の帯状であり、図2(a)に示す直線状のネクタイ11の他、同図(b)に示すらせん状のネクタイ12も例示される。
本発明のネクタイの素材は、布製である。布製であれば特に限定はなく、不織布、織物又は編物が例示される。繊維素材である布は、伝統的な素材でもあり、ゴム製などと異なり、魚の食い込みがよい。すなわち、魚が噛みやすい素材であると考えられる。
また、布は繊維素材であるため、ゴム等とは海中での波動が異なり、魚にとって好ましい波動が出せるものと考えられる。
特に不織布であれば、表面の毛羽立ちにより、更に好ましい波動が出せるものと考えられる。また、不織布は海中での使用によっても劣化したり縮んだりしにくいという利点もある。
不織布であれば、図2(a)における拡大図及び写真に示すように、構成する繊維がランダムに交絡しており、表面は不規則に毛羽立っている。更に、図3の拡大写真によれば、その表面形状が更に明確である。このような不織布の繊維の表面形状が、魚にとって噛んで遊ぶ効果が高いと考えられる。
ネクタイは、メッシュ状、又は表面が凹凸状であることであることが更に好ましい。
図2(a)、(b)に示すネクタイ11、12は、図4に示すように、表面が凹凸の格子状に形成されており、凸部11aと凹部11bが交互に表面に現れている。こうすることで、更に魚の食い込みがよく、よい波動が出せるものと考えられる。
図5に示すネクタイ13(全体形状は省略)は、メッシュ状に形成されており、ネクタイ11の凹部11bに代えて、孔部13hが形成されている。こうすることによっても、水通しがよく自然の波動が再現しやすくなる。
ネクタイを構成する布の素材は特に限定はないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、シルク、レーヨン、ウール、麻及び綿のうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることが好ましい。
これらの中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエステルのうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることが更に好ましい。
なお、単独で用いる場合には、ポリエステルであることが特に好ましい。
ネクタイを構成する色は、特に限定はないが、オレンジ、レッド、ピンク、ブルー、コーラ、ホワイト、ブラック及びグリーンのうちのいずれか又はこれらの組み合わせであることが好ましい。
これらの中でも、ホワイトとレッドを含む組み合わせ、又はレッドとコーラを含む組み合わせであることが更に好ましい。
なお、ブルーは、イワシ、サバ、アジにとっては水深60mでも識別できるとされている。
ネクタイ14は、図6に示すように、布の一面側をホワイトに着色したものである。ネクタイ14は、布本体14Bの一面側にホワイトの着色層14Aを備えている。こうすることで、小魚のお腹周りの色を醸し出し、より疑似餌としての効果が高められる。この着色方法は特に限定はなく、塗布、スクリーン印刷などにより着色することができる。
[実施例]
本発明に係るネクタイを使用したタイラバ仕掛けを用いて釣りを行い、釣果を調査する試験を行った。
表1に示す日付、場所において同一船に乗り組んだ人員により、同一時間の釣りを行い、本願発明に係る実施例の布製ネクタイと、比較例のゴム製ネクタイの釣果を試験した。
実施例に係るネクタイ:ポリエチレン製、ポリプロピレン製、及びポリエステル製のうちのいずれか又はこれらの組み合わせからなる不織布(エンボス加工)
比較例に係るネクタイ:シリコンゴム製フィルム(表面加工無し)
ネクタイの形状、長さ等のその他の条件は、ほぼ同一とした。
表1及び図6に示すように、2021年2月14日~6月24日に亘って、タイラバ仕掛けにより、釣りを行った。表1は、釣り上げられた魚のうちの、真鯛のみの釣果を示す。釣果率(釣果/釣り人数)は、実施例においては、1~4であるのに対して、比較例においては、0~1.33である。
実施例1~17の合計では、釣り人数延べ19人に対して、釣り上げた鯛の数49匹であり、釣果率が、49/19=2.58である。
一方、比較例の合計では、釣り人数延べ94人に対して、釣り上げた鯛の数49匹であり、釣果率が、49/94=0.52である。
すなわち、釣果率が2.58/0.52=4.96倍(約5倍)もの格段の差があることが実証された。
実施例の中では、釣果率3.0以上という特に優れた釣果率を挙げた実施例2、5、6、8、9、10、15、16については、ネクタイの素材が、ポリエチレン製、ポリプロピレン製、及びポリエステル製の3種類の組み合わせからなるもの(実施例6、8、9、10)が、特に優れている傾向にあった。
また、ネクタイを構成する色については、ホワイトとレッドを含むもの(実施例2、6、8、9、16)、レッドとコーラを含むもの(実施例2、10、15、16)が、特に優れている傾向にあった。
なお、実施例11の真鯛は、全長81cm、実施例13のうちの一匹の真鯛は、全長81.5cm、実施例15のうちの一匹の真鯛は、全長88.5cmと、特に大物を釣り上げることができた。ネクタイの使用素材については、実施例11が、ポリエステル、実施例13が、ポリエステルとポリエチレンの組み合わせ、実施例15がポリエステルとポリプロピレンの組み合わせであった。また、実施例11、13、15のいずれもネクタイの色は、レッドとコーラの組み合わせであった。
なお、実施例10のネクタイもレッドとコーラの組み合わせであり、釣果率4.0という好結果が得られている。
ここで、詳細なデータは示していないが、全体的に、実施例の真鯛は、比較例の真鯛よりも大きい傾向にあった。
Figure 2023033902000002
1・・・タイラバ仕掛け、10、11、12、13、14・・・ネクタイ、11a・・・凸部、11b・・・凹部、12h・・・孔部、20・・・取り付け部材、30・・・ヘッド、50・・・リーダーライン、
60・・・ハリス、70・・・釣り針

Claims (6)

  1. タイラバ仕掛け用ネクタイであって、布製であることを特徴とするネクタイ。
  2. 前記布は、不織布、織物又は編物である請求項1に記載のネクタイ。
  3. 前記布はメッシュ状、又は表面が凹凸状である請求項1又は2に記載のネクタイ。
  4. 前記布は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、シルク、レーヨン、ウール、麻及び綿のうちのいずれか又はこれらの組み合わせである請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のネクタイ。
  5. 前記布の色は、オレンジ、レッド、ピンク、ブルー、コーラ、ホワイト、ブラック及びグリーンのうちのいずれか又はこれらの組み合わせである請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のネクタイ。
  6. 前記布の一面側をホワイトに着色した請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のネクタイ。
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