JP2023032880A - 情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】システム起動時の処理に要する時間をより削減することのできる情報処理システムを提供する。【解決手段】第1情報処理装置(12)及び第2情報処理装置(14)と、これらの間の有線通信を行う通信装置(15)と、を備える情報処理システム(10)を提供する。通信装置は、第1通信ケーブル(16)と、該第1通信ケーブルを介した通信を制御する通信用コントローラ(18)と、第1通信ケーブルとは別に設けられた第2通信ケーブル(20)と、を有する。第2情報処理装置は、補助記憶装置(44)と、主記憶装置(43)と、を有する。そして、第1情報処理装置は、システム起動要求信号を検出すると、起動指令(復帰指令)を生成して第2通信ケーブルを介して送信する。一方、第2情報処理装置は、起動指令を受信すると、補助記憶装置から主記憶装置に読み出されて保持されている起動処理データに基づいて起動処理(復帰処理)を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
各種情報処理装置により提供される機能の複雑化にともない、当該機能を実現するための処理を複数のコントローラに分散させるシステムが知れられている。特許文献1には、通信用コネクタを介して接続された第1のコントローラ及び第2のコントローラから成る情報処理システムを構成し、両コントローラの間においてシステム起動時の処理を分散させて起動時間の短縮を図る制御が開示されている。
特に、特許文献1の制御では、システムの待機状態において、第2のコントローラをスリープ状態としつつ第1のコントローラを稼働させて所定のデータを監視し、当該データを検出すると、第1のコントローラが第2のコントローラに起動のための準備処理を実行させる。
国際公開第2016/072071号
近年、所望機能を実現するための第1のコントローラ及び第2のコントローラによる分散処理を適切に行うために、これらコントローラの間の通信を制御するための通信用コントローラを要する場合がある。この場合、システムの待機状態中に第1のコントローラから第2のコントローラに起動のための準備処理を実行させるためには、先ず、これらの間の通信を行うために通信用コントローラを起動させる処理(初期化処理)を実行する必要ある。このため、通信用コントローラの初期化処理を経た後に第2のコントローラの起動処理を実行することとなるので、システムを待機状態から稼働状態に遷移させるために要する時間(以下、単に「システム起動時間」)が長くなる。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、システム起動時間をより削減することのできる情報処理システム及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、所望の機能を実現するための処理を分散して実行する第1情報処理装置及び第2情報処理装置と、第1情報処理装置と第2情報処理装置の間の有線通信を行う通信装置と、を備えた情報処理システムが提供される。
この情報処理システムにおいて、通信装置は、第1通信ケーブルと、当該第1通信ケーブルを介した通信を制御する通信用コントローラと、第1通信ケーブルとは別に設けられた第2通信ケーブルと、を有する。また、第2情報処理装置は、休止状態から通常作動に遷移するための起動処理を規定した起動処理データを記憶する補助記憶装置と、補助記憶装置から読み出した起動処理データを保持する主記憶装置と、を有する。そして、第1情報処理装置は、第2情報処理装置の休止状態において、所定のシステム起動要求信号を検出すると第2情報処理装置に対する起動指令を生成して第2通信ケーブルを介して送信する。また、第2情報処理装置は、起動指令を受信すると、補助記憶装置から主記憶装置に読み出されて保持されている起動処理データに基づいて、起動処理を実行する。
これにより、システム起動時の処理に要する時間をより削減することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による情報処理システムの構成を説明する図である。 図2は、本実施形態のシステム起動処理を説明するシーケンス図である。 図3は、参考例のシステム起動処理を説明するシーケンス図である。 図4は、第2実施形態による情報処理システムの構成を説明する図である。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の情報処理システム10の構成を説明する図である。なお、本実施形態において情報処理システム10は、図示しない車両に搭載された車載ネットワークIVNの一部として構成される。
情報処理システム10は、第1情報処理装置として機能するメインユニット12と、第2情報処理装置として機能するサブユニット14と、通信装置15と、を有する。なお、通信装置15は、USBケーブル16(第1通信ケーブル)と、USBケーブル16を介した通信を制御する通信用コントローラ18と、USBケーブル16とは別に設けられた復帰時通信ケーブル20(第2通信ケーブル)を備えている。
(メインユニット12の構成)
メインユニット12は、CAN(Controller Area Network)等のプロトコルにしたがって構成される車載ネットワークIVNに設けられる一又は複数のECU(Electronic Control Unit)により構成される。より具体的に、メインユニット12は、車載ネットワークIVN内の他のECU(以下、「外部装置101」とも称する)からの指令に応じて、車載カメラ、オーディオ機器、各種センサ類、及びその他の所定の車載ソフトウェアなどの対象に対する処理を行い所望の機能を実現するECUとして構成される。
特に、メインユニット12は、メインプロセッサ32と、USBポート34と、復帰時通信ポート36と、メイン側電源回路38と、IVN通信部39と、を有している。
メインプロセッサ32は、メインユニット12が提供する機能を実現するための主要な処理を実行するCPU又はMPU等の演算/制御装置である。より詳細には、メインプロセッサ32は、メイン側電源回路38からの給電を受けて、図示しないRAM等の主記憶装置(メモリ)から規定のプログラムを読み出し、所望の機能を実現するための各種処理を実行する。
USBポート34は、USBケーブル16を介したサブユニット14との間の通信を行うためのUSBコネクタ等の通信インターフェースである。復帰時通信ポート36は、復帰時通信ケーブル20を介した通信を行うための通信インターフェースである。
メイン側電源回路38は、メインプロセッサ32による制御の下、例えば車載バッテリにより構成される電源22から、メインユニット12内の各要素に対する給電を行う。より詳細には、メイン側電源回路38は、メインプロセッサ32、USBポート34、IVN通信部39、及びその他の要素(図示しないRAMなど)に対する給電を行う。
IVN通信部39は、メインプロセッサ32による制御の下、車載ネットワークIVNの内におけるメインユニット12と外部装置101との間の通信を実現するための各種の通信プロトコル(通信インターフェース及びID識別のためのアーキテクチャーなど)により構成される。
(サブユニット14の構成)
サブユニット14は、メインユニット12に通信装置15を介して接続されるコンピュータである。より具体的に、サブユニット14は、メインユニット12からの指令に応じて、ナビゲーションシステム、バーチャルパーソナルアシスタント(VPA:Virtual Personal Assistant)、及びWebアプリケーションなどの機能を実現するための任意のコンピュータにより構成される。
特に、本実施形態のサブユニット14は、車載ネットワークIVNに設けられるメインユニット12の機能を拡張するECUとして設けられる。したがって、本実施形態の情報処理システム10は、メインユニット12単体で実現可能な機能に対してより拡張された機能をメインユニット12及びサブユニット14の双方で実現する分散処理システムとなる。
より具体的に、サブユニット14は、サブプロセッサ42と、サブ側RAM43と、サブ側補助記憶装置44と、USBポート45と、復帰時通信ポート46と、サブ側電源回路47と、休止時用プロセッサ48と、を有している。
サブプロセッサ42は、サブユニット14が提供する機能(上記制御対象に対する制御)を実現するための処理を行うCPU又はMPU等の演算/制御装置である。より詳細には、サブプロセッサ42は、サブ側電源回路47からの給電を受けて、サブ側RAM43から規定のプログラムを読み出し、求められる機能を実現するための各種処理を実行する。
サブ側RAM43は、サブ側電源回路47からの給電を受けて、当該サブプロセッサ42により実行される各種処理を規定するプログラムを一時的に記憶する装置である。サブ側RAM43は、サブユニット14の通常動作中(情報処理システム10の通常稼働中)及び復帰処理中においては、サブプロセッサ42の指令の下、当該通常動作におけるサブプロセッサ42の処理を規定する通常動作プログラムを保持する。なお、復帰処理とは、サブユニット14が休止状態(スタンバイ状態)から通常作動に復帰するための要求される準備にあたる処理である。一方、サブ側RAM43は、サブユニット14の休止状態中(情報処理システム10の待機状態)においては、休止時用プロセッサ48の指令の下、サブ側電源回路47からの給電を受けて上記復帰処理を規定する復帰処理プログラムを保持する。
サブ側補助記憶装置44は、上記通常動作プログラム及び上記復帰処理プログラムを記憶させる不揮発性の記憶装置である。具体的に、サブ側補助記憶装置44は、HDD、SDD、及びフラッシュメモリ等の任意の不揮発性メモリにより実現することができる。
USBポート45は、USBケーブル16を介したメインユニット12との間の通信を行うためのUSBコネクタ等の通信インターフェースである。特に、本実施形態において、USBポート45は、サブユニット14との間で、後述するシステム起動処理における通信を除く各種通信を行う通信インターフェースとして機能する。
復帰時通信ポート46は、復帰時通信ケーブル20を介してシステム起動処理にメインユニット12との通信を行うシステム起動時専用の通信インターフェースである。
サブ側電源回路47は、サブプロセッサ42又は休止時用プロセッサ48による制御の下、メインユニット12からUSBケーブル16を介して供給される電力を、サブユニット14内の各要素に給電する。より詳細には、サブ側電源回路47は、サブプロセッサ42、サブ側RAM43、USBポート45、休止時用プロセッサ48、及びその他の要素に対する給電を行う。特に、サブユニット14の復帰処理中及び通常動作中において、サブ側電源回路47は、サブプロセッサ42による制御の下で、サブプロセッサ42、サブ側RAM43、USBポート45、及びその他の要素に対する給電を行う。一方、サブユニット14の待機状態において、サブ側電源回路47は、休止時用プロセッサ48による制御の下で、サブ側RAM43、及び休止時用プロセッサ48に対する給電を行う。
休止時用プロセッサ48は、サブユニット14の待機状態中において必要な制御を実行する休止時制御部として機能するCPU又はMPU等の演算/制御装置である。特に、休止時用プロセッサ48は、サブユニット14の待機状態中において、復帰時通信ポート46における通信を監視するとともに、上述の復帰処理プログラムをサブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43に読み出して保持する。なお、休止時用プロセッサ48に求められる機能を実現するための処理負担は、メインプロセッサ32、サブプロセッサ42、及び通信用コントローラ18のそれと比べて小さいため、要求される電力も相対的に小さくすることができる。
(通信装置15の構成)
USBケーブル16は、メインユニット12及びサブユニット14の間を相互に接続するユニバーサルシリアルバス規格(例えば、USB2.0、USB3.0、USB3.1、USB3.2、TYPE-A、又はTYPE-Cなど)に準拠するデータ通信路として機能するケーブルである。また、USBケーブル16は、メインユニット12及びサブユニット14の間のデータ通信路としての機能に加え、電源22からの供給電力をメインユニット12からサブユニット14に送るための給電路としても機能する。
通信用コントローラ18は、情報処理システム10の通常稼働中において、USBケーブル16を介したメインユニット12とサブユニット14の間の通信を制御する。より詳細には、通信用コントローラ18は、情報処理システム10の通常稼働中において、メインユニット12及びサブユニット14における分散処理を適切に実行する観点から、これらの間の通信を制御するUSBハブなどで構成される。なお、本実施形態の通信用コントローラ18には、情報処理システム10の通常稼働中において、車載ネットワークIVNにサブユニット14における処理結果を好適に組み込むためのゲートウェイとしての機能を具備させても良い。
復帰時通信ケーブル20は、メインユニット12及びサブユニット14の間の一対一の通信を行うための伝送路として機能する。復帰時通信ケーブル20としては、後述するメインユニット12からサブユニット14への復帰指令の送信を実行可能な任意のタイプのケーブル(例えば、クロスケーブルなど)を採用することができる。
次に、上記構成を備える情報処理システム10におけるシステム起動処理について説明する。
なお、本実施形態において、情報処理システム10の待機状態(以下、「システム待機状態」とも称する)では、メインユニット12のメインプロセッサ32が一部の機能のみを実行可能な状態で稼働しており、サブユニット14のサブプロセッサ42及び通信用コントローラ18がともに停止している。
図3は、情報処理システム10におけるシステム起動処理を説明するシーケンス図である。
図示のように、システム待機状態において、サブユニット14は休止状態に維持されている(S100)。ここで、本実施形態において、サブユニット14の休止状態では、当該サブユニット14に求められる主要な機能を実現するためのサブプロセッサ42は停止しており(給電されておらず)、休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43が稼働している(給電されている)。このため、休止状態では、サブプロセッサ42を稼働させている通常動作時と比べて電力消費が抑制されている。
また、サブユニット14の休止状態において、休止時用プロセッサ48は、復帰時通信ケーブル20における通信(復帰指令の送信)を監視するとともに、復帰処理プログラムをサブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43に読み出して保持する処理を実行する。特に、休止時用プロセッサ48は、USBケーブル16を介してメインユニット12から供給される電力を用いて、休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電を行うように、サブ側電源回路47に対する指令を行う。
一方、メインユニット12(特に、メインプロセッサ32)は、外部装置101からシステム起動要求信号を検出すると(S101)、メインプロセッサ起動処理を実行する(S102)。なお、システム起動要求信号は、外部装置101において、ユーザによる所定の操作の検知など、情報処理システム10を通常稼働状態に遷移させる要求が生じたと推定可能な任意のイベントをトリガとして生成される。
特に、メインプロセッサ起動処理において、メインプロセッサ32は、メインユニット12に要求する機能を発揮する通常動作を開始するための準備処理、及びサブユニット14に対する復帰指令を生成する。
次に、メインユニット12は、メインプロセッサ起動処理を完了させると、生成した復帰指令を復帰時通信ケーブル20を介してサブユニット14に送信するとともに(S103)、通信用コントローラ18に対する初期化処理を実行する(S104)。なお、メインユニット12が、メインプロセッサ起動処理の実行中に復帰指令を送信する構成を採用しても良い。これにより、サブユニット14の復帰処理の開始をより早めることができる。
一方、サブユニット14は、メインユニット12から復帰指令を受信すると、サブプロセッサ42を起動して復帰処理を実行する(S105)。
より詳細には、休止時用プロセッサ48が、復帰時通信ケーブル20を介した復帰指令の受信を検知すると、サブ側電源回路47を制御してサブプロセッサ42への給電を開始してサブプロセッサ42を起動させる。そして、サブプロセッサ42は、休止状態中にサブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43に読み出されて保持されている復帰処理プログラムを参照して、復帰処理を実行する。
特に、本実施形態では、サブユニット14の待機状態中に復帰処理プログラムを予めサブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43に読み出して保持しておくことで、サブユニット14の復帰処理に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、メインユニット12からサブユニット14への復帰指令の送信が復帰時通信ケーブル20を用いて行われる。このため、当該復帰指令の送信を、通信用コントローラ18の初期化処理の完了を待たずに実行することができる。したがって、図3に示すように、通信用コントローラ18の初期化処理(S104)と、サブユニット14における復帰処理(S105)と、を並行して実行することができる。
そして、通信用コントローラ18の初期化処理及びサブユニット14の復帰処理が完了すると、メインユニット12及びサブユニット14がともに通常動作に移行する。すなわち、情報処理システム10の起動が完了して通常稼働状態への遷移が完了する(S106)。
なお、図4に、参考例におけるシステム起動処理を説明するシーケンス図を示す。特に、参考例のシステム起動処理では、メインユニット12からサブユニット14への復帰指令の送信を、USBケーブル16を介して実行する場合を想定している。
参考例の場合、メインユニット12で生成した復帰指令をサブユニット14へ送信するためには、通信用コントローラ18の初期化処理(S104)の完了を待つ必要がある。このため、通信用コントローラ18の初期化処理(S104)及びサブユニット14における起動処理(S105)を順番に実行せざるを得ないので、システム起動時間が長くなる。
これに対して、本実施形態の情報処理システム10であれば、上述したように、初期化処理(S104)及び起動処理(S105)を並行させることができるので、システム起動時間をより短縮することができる。
以下、上記実施形態の構成及び当該構成による作用効果についてまとめて説明する。
本実施形態によれば、所望の機能を実現するための処理を分散して実行する第1情報処理装置(メインユニット12)及び第2情報処理装置(サブユニット14)と、メインユニット12とサブユニット14の間の有線通信を行う通信装置15と、を備えた情報処理システム10が提供される。
通信装置15は、第1通信ケーブル(USBケーブル16)と、USBケーブル16を介した通信を制御する通信用コントローラ18と、USBケーブル16とは別に設けられた第2通信ケーブル(復帰時通信ケーブル20)と、を有する。また、サブユニット14は、休止状態から通常動作に遷移するための起動処理(復帰処理)を規定した起動処理データ(復帰処理プログラム)を記憶する補助記憶装置(サブ側補助記憶装置44)と、サブ側補助記憶装置44から読み出した復帰処理プログラムを保持する主記憶装置(サブ側RAM43)と、を有する。
そして、メインユニット12は、サブユニット14の休止状態において、所定のシステム起動要求信号を検出すると、サブユニット14に対する起動指令(復帰指令)を生成して復帰時通信ケーブル20を介して送信する。一方、サブユニット14は、復帰指令を受信すると、サブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43の保持されている復帰処理プログラムに基づいて、復帰処理を実行する。
これにより、サブユニット14は、メインユニット12からの復帰指令をUSBケーブル16とは別の復帰時通信ケーブル20を介して受信し、サブ側RAM43の保持された復帰処理プログラムに基づいて起動処理を実行することができる。すなわち、サブユニット14に、USBケーブル16上の通信を行うための通信用コントローラ18の起動を待たずに、待機状態中にサブ側RAM43に準備された復帰処理プログラムを参照させて起動処理を実行させることができるので、システム起動時間を短縮することができる。
また、USBケーブル16を用いずに、メインユニット12からサブユニット14への復帰指令の送信を行うことができるため、サブユニット14の休止状態(情報処理システム10の待機状態)において通信用コントローラ18を停止させておくことができ、当該通信用コントローラ18の稼働に要する電力消費を削減することができる。
さらに、本実施形態の情報処理システム10において、サブユニット14は、休止状態中における制御を実行する休止時制御部として機能する休止時用プロセッサ48をさらに有する。この休止時用プロセッサ48は、サブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43に起動処理データを読み出して保持し、復帰時通信ケーブル20における復帰指令の通信を監視し、復帰指令の通信を検出するとサブユニット14の主制御部であるサブプロセッサ42に復帰処理を実行させる。
これにより、サブプロセッサ42を停止させる休止状態中であっても、サブ側RAM43に復帰処理プログラムを保持させつつ、メインユニット12からの復帰指令をより的確に検知してサブプロセッサ42に復帰処理を実行させるためのより具体的な構成が実現される。
また、本実施形態の情報処理システム10は、USBケーブル16は、メインユニット12からサブユニット14への給電路として機能するように構成される。また、サブユニット14は、休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電を行う電源回路として機能するサブ側電源回路47をさらに有する。さらに、サブ側電源回路47は、サブユニット14の休止状態において、USBケーブル16を介して供給される電力を用いて休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電を行う。
これにより、サブプロセッサ42を停止させているサブユニット14の休止状態中であっても、休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対して給電を行うことを可能とするより具体的なシステム構成が実現される。
なお、本構成であれば、サブユニット14の休止状態中に休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43の電力を確保するために、電源22に繋がる新たな給電路を設けることを要しない。そのため、サブユニット14が、例えばメインユニット12の機能を拡張させる目的で追加されるユニットである場合において採用されることが特に好ましい。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4は、本実施形態による情報処理システム10の構成を説明する図である。図示のように、本実施形態では、サブユニット14に対する給電路として機能するUSBケーブル16とは別に、休止状態中における休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電路として用いる第2給電路がサブ側電源回路47に接続される。
すなわち、本実施形態の情報処理システム10では、USBケーブル16は、メインユニット12からサブユニット14への第1給電路(情報処理システム10の通常動作時に用いる給電路)として機能するように構成される。また、休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電を行うサブ側電源回路47には、USBケーブル16とは別の電源22からの給電路(第2給電路)として機能する給電ケーブル51が接続される。そして、サブ側電源回路47は、サブユニット14の休止状態において、給電ケーブル51を介して供給される電力を用いて休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電を行う。
これにより、サブプロセッサ42を停止させているサブユニット14の休止状態中であっても、休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対して給電を行うことを可能とするより具体的なシステム構成が実現される。特に、本実施形態の構成であれば、システム待機状態中にUSBケーブル16を介した通信用コントローラ18への給電をより確実に遮断することができるので、電力消費をさらに抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、システム通常稼働中においてメインユニット12とサブユニット14の間の通信を行うための第1通信ケーブルをUSBケーブル16で構成する例を説明した。一方、通信用コントローラ18による通信制御が可能であるならば、第1通信ケーブルとしてUSBケーブル16に代えてLANケーブル等の他の通信ケーブルを採用しても良い。また、図1又は図4においては、通信用コントローラ18をメインユニット12及びサブユニット14と別に設けられる例を示している。一方で、これに代えて、通信用コントローラ18を、メインユニット12内、サブユニット14内、又はそれらの双方に分散させて設ける構成を採用しても良い。また、サブユニット14の休止状態中における休止時用プロセッサ48及びサブ側RAM43に対する給電を行うための給電路を、USBケーブル16や給電ケーブル51に代え、メインユニット12とサブユニット14を相互に接続する追加のケーブルにより構成しても良い。
また、上記実施形態では、休止時用プロセッサ48をサブユニット14内に設ける例について説明した。一方で、休止時用プロセッサ48をサブユニット14の外に設ける態様を採用しても良い。例えば、メインユニット12内に休止時用プロセッサ48を設け、システム起動処理の際には、休止時用プロセッサ48が復帰時通信ケーブル20を介してサブユニット14のサブプロセッサ42、サブ側RAM43、及びサブ側電源回路47に各種制御指令信号を出力する構成を採用しても良い。
さらに、情報処理システム10の通常稼働中において、メインユニット12が外部装置101からシステム待機指令を受信した際に、サブユニット14を通常動作状態から待機状態に遷移する指令を、復帰時通信ケーブル20を介して送信するようにしても良い。これにより、情報処理システム10の通常稼働中におけるUSBケーブル16を介した通信の状況に関わらず、システム待機指令に応じてサブユニット14を速やかに休止状態に遷移させることができる。
また、上記実施形態では、一台のサブユニット14を有する情報処理システム10について説明した。一方で、上記実施形態で説明した態様は、複数台のサブユニット14を有する場合であっても、若干の修正を加えつつ同様に適用することが可能である。
さらに、上記実施形態では、車載ネットワークIVN内に構築される情報処理システム10の態様について説明した。一方で、上記実施形態で説明した情報処理システム10の構成は、適宜若干の修正を加えつつ、車載ネットワークIVN以外の種々の用途に適用することが可能である。
また、本願の出願当初の明細書等に記載された事項の範囲内には、コンピュータ(メインユニット12、サブユニット14、又はその他のコンピュータ)に、所望の機能を実現するための処理を分散して実行する第1情報処理装置(メインユニット12)及び第2情報処理装置(サブユニット14)の間の通信、及びサブユニット14を待機状態から通常動作に遷移させるための起動処理を実行させる情報処理プログラムが含まれる。
この情報処理プログラムは、サブユニット14の通常動作中には、第1通信ケーブル(USBケーブル16)を介したメインユニット12とサブユニット14の間の通信を行うように所定の通信用コントローラ18に対する指令を実行させる。一方、この情報処理プログラムは、サブユニット14の休止状態中には、サブユニット14の主記憶装置(サブ側RAM43)への給電を実行させ、起動処理(復帰処理)を規定した起動処理データ(復帰処理プログラム)を、サブユニット14のサブ側補助記憶装置44からサブ側RAM43に読み出して保持させる。
さらに、情報処理プログラムは、所定のシステム起動要求信号の検出を起点としてメインユニット12にサブユニット14に対する起動指令(復帰指令)を生成させ、当該復帰指令をUSBケーブル16とは別に設けられた第2通信ケーブル(復帰時通信ケーブル20)を介してメインユニット12からサブユニット14に送信させる。そして、情報処理プログラムは、サブユニット14により復帰指令が受信されると、サブユニット14に復帰指令を実行させる。
これにより、システム起動時間をより削減することができるためのコンピュータによる具体的な処理が実現される。
1 情報処理装置、10 情報処理システム、12 メインユニット、14 サブユニット、15 通信装置、16 USBケーブル、18 通信用コントローラ、20 起動時通信ケーブル、32 メインプロセッサ、 39 CAN通信部、42 サブプロセッサ、43 サブ側RAM、44 サブ側補助記憶装置、47 サブ側電源回路、48 待機時用プロセッサ、51 給電ケーブル

Claims (5)

  1. 所望の機能を実現するための処理を分散して実行する第1情報処理装置及び第2情報処理装置と、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置の間の有線通信を行う通信装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記通信装置は、
    第1通信ケーブルと、該第1通信ケーブルを介した通信を制御する通信用コントローラと、前記第1通信ケーブルとは別に設けられた第2通信ケーブルと、を有し、
    前記第2情報処理装置は、休止状態から通常作動に遷移するための起動処理を規定した起動処理データを記憶する補助記憶装置と、前記補助記憶装置から読み出した前記起動処理データを保持する主記憶装置と、を有し、
    前記第1情報処理装置は、
    前記第2情報処理装置の休止状態において、所定のシステム起動要求信号を検出すると、前記第2情報処理装置に対する起動指令を生成して前記第2通信ケーブルを介して送信し、
    前記第2情報処理装置は、
    前記起動指令を受信すると、前記補助記憶装置から前記主記憶装置に読み出されて保持されている前記起動処理データに基づいて、前記起動処理を実行する、
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記第2情報処理装置は、休止状態中における制御を実行する休止時制御部をさらに有し、
    前記休止時制御部は、
    前記補助記憶装置から前記主記憶装置に前記起動処理データを読み出して保持し、
    前記第2通信ケーブルにおける前記起動指令の通信を監視し、
    前記起動指令の通信を検出すると、前記第2情報処理装置の主制御部に前記起動処理を実行させる、
    情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記第1通信ケーブルは、前記第1情報処理装置から前記第2情報処理装置への給電路として機能するように構成され、
    前記第2情報処理装置は、前記休止時制御部及び前記主記憶装置に対する給電を行う電源回路をさらに有し、
    前記電源回路は、
    前記第2情報処理装置の休止状態において、前記第1通信ケーブルを介して供給される電力を用いて前記休止時制御部及び前記主記憶装置に対する給電を行う、
    情報処理システム。
  4. 請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記第1通信ケーブルは、前記第1情報処理装置から前記第2情報処理装置への第1給電路として機能するように構成され、
    前記第2情報処理装置は、前記休止時制御部及び前記主記憶装置に対する給電を行う電源回路をさらに有し、
    前記電源回路には、前記第1通信ケーブルとは別に設けられた第2給電路が接続され、
    前記電源回路は、
    前記第2情報処理装置の休止状態において、前記第2給電路を介して供給される電力を用いて前記休止時制御部及び前記主記憶装置に対する給電を行う、
    情報処理システム。
  5. コンピュータに、
    所望の機能を実現するための処理を分散して実行する第1情報処理装置と第2情報処理装置の間の通信、及び前記第2情報処理装置を休止状態から通常動作に遷移させるための起動処理を実行させる情報処理プログラムであって、
    前記通常動作では、
    第1通信ケーブルを介した前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置の間の通信を行うように所定の通信用コントローラに対する指令を実行させ、
    前記休止状態では、
    該第2情報処理装置の主記憶装置への給電を実行させ、
    前記起動処理を規定した起動処理データを、前記第2情報処理装置の補助記憶装置から前記主記憶装置に読み出して保持させ、
    所定のシステム起動要求信号の検出を起点として前記第1情報処理装置に前記第2情報処理装置に対する起動指令を生成させ、
    前記起動指令を、前記第1通信ケーブルとは別に設けられた第2通信ケーブルを介して前記第1情報処理装置から前記第2情報処理装置に送信させ、
    前記第2情報処理装置により前記起動指令が受信されると、該第2情報処理装置に前記起動処理を実行させる、
    情報処理プログラム。
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