JP2023032474A - 遊技場用システム - Google Patents

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佑斗 近藤
Yuto Kondo
太 入江
Futoshi Irie
靖裕 藤巻
Yasuhiro Fujimaki
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Abstract

【課題】景品の過剰取得といった不正行為を未然に防ぐことができる遊技場用システムを提供すること。【解決手段】遊技場用システム1は、遊技者が遊技の結果により獲得した遊技価値を景品と交換する景品交換処理を実行し、景品のうち特定の景品の遊技価値に満たない端数景品が陳列される景品棚を監視する監視状態を設定可能なシステムであって、景品棚を撮像することにより景品棚に陳列される端数景品の個数を特定する端数景品数特定手段と、予め定められた判定条件の成立時点の前後で端数景品の個数が減少している場合に遊技者による端数景品の取得を判定する景品取得判定手段と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技場用システムに関する。
遊技者が交換を望む景品の多くは、換金を目的としたいわゆる特殊景品であり、特殊景品の単価に満たない遊技媒体数は、端数景品(端玉景品)と交換するのが普通になっている。具体的には、例えば特殊景品の単価が200円であれば、200円未満に相当する遊技媒体数が端数となり、遊技者は、その端数分の端数景品(例えばお菓子等)を受け取ることができる。
近年、端数景品の景品交換作業をスピーディーに行うために、従来のように景品交換コーナーでの景品交換を行わず、別エリアに設けられた端数景品コーナーで遊技者が自由に端数景品を選択できるフリー交換方式を採用する遊技場が増えている(例えば下記の特許文献1参照)。また、人件費を削減するために従業員を配置しない無人店舗といった運用形態が注目されている。
特開2016-195712号公報
しかしながら、無人店舗といった遊技場の運用形態の下で、上述した端数景品のフリー交換方式を採用している場合、遊技者によっては自身の端数の遊技価値である端数遊技価値に対応する端数景品の把握ができておらず、端数景品を余分に持って帰ってしまったり、意図的に端数景品を多く持って帰ってしまったりする遊技者も存在する。そのため、特に無人店舗にあっては防犯上、フリー交換方式による景品取得を監視する必要があり、遊技場側の負担となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされるものであり、仮に従業員を配置しない遊技場であっても、景品の過剰取得といった不正行為を未然に防ぐことができる遊技場用システムを提供することを目的にする。
本発明の遊技場用システムは、遊技者が遊技の結果により獲得した遊技価値を景品と交換する景品交換処理を実行し、景品のうち特定の景品の遊技価値に満たない端数景品が陳列される景品棚を監視する監視状態を設定可能なシステムである。
この遊技場用システムは、景品棚を撮像することにより景品棚に陳列される端数景品の個数を特定する端数景品数特定手段と、予め定められた判定条件の成立時点の前後で端数景品の個数が減少している場合に遊技者による端数景品の取得を判定する景品取得判定手段と、を備えている。
本発明の遊技場用システムによれば、景品棚を撮像することで陳列された端数景品の個数を特定でき、個数が減少していれば端数景品が取得されたと判定できる。このように本発明の遊技場用システムでは、景品棚の端数景品の個数を管理することが可能になっている。本発明の遊技場用システムは、仮に従業員を配置しない遊技場であっても、景品の過剰取得といった不正行為を未然に防ぐことができる有用なシステムである。
遊技場用システムの構成を示すシステム図。 計数貸出ユニットと遊技機との組み合わせを示す正面図。 計数貸出ユニットの電気的な構成を示すブロック図。 景品棚の斜視図。 管理サーバの電気的な構成を示すブロック図。 POS端末の斜視図。 POS端末の電気的構成を示すブロック図。 景品交換処理の流れを示すフロー図。 POS端末による遊技者の撮像画像を例示する説明図。 景品交換遊技者特定処理の流れを示すフロー図。 カテゴリ「PACK」に関する学習過程の説明図。 カテゴリ「BOX」に関する学習過程の説明図。 手の挿抜判定用の基準画像を例示する説明図。 手が挿入されたと判定する際の撮像画像を例示する説明図。 挿抜判定処理の流れを示すフロー図。 端数景品取得判定処理の流れを示すフロー図。 端数景品の取得判定処理の説明図。 景品取得遊技者特定処理の流れを示すフロー図。 景品棚による遊技者の撮像画像を例示する説明図。 遊技者判定処理の流れを示すフロー図。 端数情報記憶処理の流れを示すフロー図。 データベースの記録レコードを例示する説明図。 遊技価値比較処理の流れを示すフロー図。 景品棚による過剰取得報知を例示する説明図。 景品棚による景品位置の報知例を示す説明図。 補充判定処理の流れを示すフロー図。 景品棚の状態切替処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、景品棚2に陳列された端数景品200を管理可能な遊技場用システム1に関する例である。遊技場用システム1(図1)は、遊技場の場内システムと、場外に設置された管理サーバ10と、の組合せにより構成されている。以下、図1~図27を参照して遊技場用システム1の内容を説明する。
本例の遊技場用システム1が管理する遊技場には、端玉等の端数遊技価値を景品に交換するための端玉バイキングコーナー2Cが設けられている。遊技場用システム1では、無人で運用される端玉バイキングコーナー2Cの監視が、管理サーバ10によってインターネットを介してリモートで行われる。管理サーバ10は、複数の遊技場と接続されており、各遊技場の端玉バイキングコーナー2Cを監視可能である。
管理サーバ10は、遊技場の外部に設けられ、第三者により管理されている。管理サーバ10は、各遊技場のPOS端末3や端玉バイキングコーナー2Cなどに設けられたカメラによる撮像画像を取得する。詳しくは後述するが、管理サーバ10は、撮像画像に画像解析処理を施すことにより、遊技者情報や、端数遊技価値による景品取得状況である端数景品取得状況、等を特定し管理する。
遊技場では、図1のごとく、パチンコ遊技機51(以下、単に遊技機51という。)に対して、計数貸出ユニット4や遊技情報表示装置(図示略)等が個別に設置されている。計数貸出ユニット4は、玉などの遊技媒体の貸出機能や計数機能を備える遊技用装置の一例である。なお、例示する遊技機51は、入賞に応じて玉が払い出される払出式の遊技機であり、遊技媒体である玉が遊技価値をなしている。遊技情報表示装置は、従業員を呼び出す機能のほか、対応する遊技機51に関する各種の遊技情報を表示可能な遊技用装置である。図示しない遊技情報表示装置は、例えば遊技機51の上方に設置される。
計数貸出ユニット4は、遊技機51に対応して設けられ、貨幣の投入等に応じて遊技価値を貸与できる。計数貸出ユニット4は、遊技者が遊技により獲得した玉の数量(遊技価値の大きさ)を特定し、入金残高や持玉数(遊技価値)を記録した遊技カード(記録媒体の一例)を発行する。計数貸出ユニット4は、対応する遊技機51と隣り合う他の遊技機51との間の隙間のスペースに設置されている。パチンコ遊技機の場合、対応する遊技機51の左側に計数貸出ユニット4が配置される。なお、遊技場には、パチンコ遊技機51以外にスロットマシンなども設置されている。スロットマシンの場合は、対応する遊技機の右側に計数貸出ユニットが設置される。
遊技場では、通路に面して遊技機51が横並びで配列された遊技機島が複数、設けられている。遊技機島には、遊技機51側から送信される遊技信号を中継する中継装置55が設置されている。中継装置55は、複数台の遊技機51及び計数貸出ユニット4に対応している。
遊技場内には、遊技場の管理者等が詰める管理スペースや、遊技者が獲得した遊技価値を景品に交換するための景品交換カウンタ等が設けられている。管理スペースには、遊技場内の各種の機器の稼動状況を集中的に管理するための遊技場管理装置12が設置されている。景品交換カウンタ(景品交換コーナー)には、獲得価値の一例をなす持玉等を景品に交換するためのPOS端末3が設置されている。さらに、遊技場内には、精算装置57が設置されている。精算装置57は、遊技カード18などの記録媒体に記録されている入金残高を読み取り、入金残高に対応する貨幣を返却する。
遊技場管理装置12(図1)は、遊技場に設けられた複数の遊技機51、計数貸出ユニット4、POS端末3、精算装置57、場内監視撮像カメラ(図示略)、場内監視撮像カメラ等の撮像画像を処理するための画像処理装置(図示略)、等を管理する。また、遊技場管理装置12は、遊技機51側から送信される遊技信号を受信することにより、遊技機51毎の遊技データや会員登録された遊技者の個人データ等を管理する。
本例の遊技場用システム1における遊技場管理装置12は、遊技場従業員に景品棚2(図4)への端数景品200の補充を報知する補充報知手段としての機能を有する。補充報知手段としての遊技場管理装置12は、液晶ディスプレイ等の表示装置による表示、あるいはプリンタによる印刷出力等により、端数景品200の補充が必要である旨を、遊技場従業員など遊技場側に報知する。
POS端末3(図1)は、遊技カード18などの記録媒体に記録されている持玉数や貯玉数などの遊技価値を読み取り、景品交換処理を実行する端末である。特に、本例のPOS端末3は、遊技者を撮像するカメラ(景品交換遊技者撮像手段の一例。)を備えている。POS端末3による撮像画像(遊技者画像)は、遊技場管理装置12を介して管理サーバ10に送信される。
本例の遊技場では、景品交換カウンタに隣接する遊技場内の一角に、端玉バイキングコーナー2Cが設けられている。端玉バイキングコーナー2Cには、遊技者が端数遊技価値と交換できる端数景品200を陳列する景品棚2(図4を参照して後述する。)が設置されている。
なお、遊技場では、遊技場管理装置12が通信可能に接続された有線LAN等の場内ネットワーク500が構築されている。遊技機51に対応して個別に設置された遊技情報表示装置(図示略)及び計数貸出ユニット4は、中継装置55を介して場内ネットワーク500に接続されている。遊技場用システム1では、計数貸出ユニット4などの遊技機51の周辺装置と、遊技場管理装置12と、の間の各種の通信が、場内ネットワーク500を利用して実現されている。
以下、計数貸出ユニット4、景品棚2、管理サーバ10、POS端末3の各構成を説明し、続けて、本例の遊技場用システム1の動作内容を説明する。
(計数貸出ユニット)
計数貸出ユニット4(図2)は、上記のごとく、遊技機51毎に個別に設置され、遊技価値であって遊技媒体でもある玉の貸出処理(払出処理)を行う装置である。計数貸出ユニット4は、遊技用の玉の払出機能、獲得された玉の計数機能、一般カード182を発行する機能などを備えている。
計数貸出ユニット4の説明に先立って、まず、遊技機51の概要を説明する。本例の遊技機51(図2)は、入賞口などが設けられた遊技領域510に玉を打ち込んで遊技されるパチンコ遊技機である。遊技機51は、遊技領域510の下方に、発射装置に供給される玉を貯留する上皿513を有し、さらにその下方に、上皿513から溢れた玉や計数玉を貯留する下皿517を有している。上皿513の右下方には、玉を発射するための操作ハンドル518が配設されている。
遊技機51は、計数貸出ユニット4から払出(貸出)を受けた玉を利用して遊技可能である。遊技機51の遊技では、遊技領域510に打ち込まれた玉が入賞口に入賞すると、入賞特典として賞球である玉の払出を受けることができる。賞球の玉は、通常、上皿513に払出されるが、上皿513が満杯のときには下皿517に払出される。下皿517には、玉抜きレバー517Lが設けられている。玉抜きレバー517Lが操作されると、下皿517の底が抜けるようになっている。
上皿513の縁、遊技者側から見て右側に当たる部分には、計数貸出ユニット4の動作に関わる操作ボタンである貸出ボタン514及び返却ボタン515が配設されている。貸出ボタン514は、遊技機51の払出機構から貸玉を払い出させる操作ボタンである。計数貸出ユニット4は、貸出ボタン514の操作信号を受信すると、入金残高から貸玉の対価を差し引く処理を実行すると共に、貸玉の払出を指示する払出信号を遊技機51に送信する。返却ボタン515は、計数貸出ユニット4が受付中の遊技カード18(会員カード181か一般カード182)を返却させるか、あるいは一般カード182を新規に発行させるための操作ボタンである。
計数貸出ユニット4の前面には、図2のごとく、状態表示部41、貸玉代金となる紙幣を投入する紙幣投入口42、タッチパネルディスプレイ43、持玉あるいは貯玉から玉を払い出させる払出ボタン44、遊技機51の上皿513に払出玉を供給する払出ノズル45、遊技カード18を挿抜するためのカードスリット46、等が設けられている。
計数貸出ユニット4の最下部には、玉を計数する計数部47が設けられている。計数47からは中空ダクト471が延設され、この中空ダクト471の先端側には、遊技機51の下皿517から流下した玉を受け止める計数受け皿472が設けられている。下皿517の玉抜きレバー517Lを操作すると、下皿517から計数受け皿472に玉を流下させることができる。計数受け皿472に流下した玉は、中空ダクト471を経由して計数部47に供給され、計数される。
カードスリット46には、会員カード181や一般カード182等の遊技カード18を挿入可能である。上記の通り、会員カード181は、会員登録(仮登録を含む)した遊技者に発行される遊技カードであり、会員ID(遊技者ID)としてのカードIDが記録されている。一般カード182は、遊技終了時に入金残高あるいは持玉が残っているときに発行される当日限りの遊技カードである。
計数貸出ユニット4は、入金残高を対価として貸玉を払い出し可能であるほか、持玉あるいは貯玉から玉を払い出し可能である。入金残高は、紙幣投入口42に投入された紙幣のうち貸玉の代金として消費されていない残りの金額である。持玉は、遊技を通じて獲得された計数済みの玉である。貯玉は、前日までの遊技で遊技者が獲得しており、遊技場側に預け入れた玉である。なお、貯玉の払出は、会員限定の会員サービスのひとつである。
計数貸出ユニット4は、図3のごとく、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、I/O(Input/Output)404等を備える制御部40を中心として電気的に構成されている。制御部40に対しては、上記の構成のほか、I/F部400、投入紙幣の種別等を検知する紙幣処理部421、タッチパネルディスプレイ43を構成する液晶表示部431及びタッチスクリーンシート432、遊技カード18の記録情報を読み書きするカードリーダライタ(カードRW)462、新規発行用の一般カード182を最大10枚ストックするカードストック部463、リモコン受光部48(図2は図示略)、貸玉等を払い出す払出部441、計数玉を計数する計数部47、等が電気的に接続されている。計数貸出ユニット4は、I/F部400を介して遊技場管理装置12及び遊技機51と通信可能な状態で接続されている。
制御部40は、ROM402から読み出したプログラムをCPU401に実行させることにより、以下の各手段としての機能を実現する。
(1)所有価値情報取得手段:持玉や貯玉や入金残高など遊技者の所有価値情報を、遊技場管理装置12から取得する手段。
(2)所有価値情報記憶手段:持玉や貯玉や入金残高など遊技者の所有価値情報を記憶する手段。
(3)計数手段:計数部47に供給された玉数を計数する手段。計数された玉数は、所有価値情報記憶手段が記憶する持玉に加算される。
(4)所有価値情報出力手段:遊技終了の際、持玉や貯玉や入金残高など遊技者の所有価値情報を、遊技場管理装置12に対して出力する手段。
(5)遊技カード返却手段:遊技終了の際、持玉や貯玉や入金残高など遊技者の所有価値情報を記録あるいはひも付けた(対応付けた)遊技カード18を、遊技者に返却あるいは新規発行する手段。
(景品棚)
景品棚2(図4)は、端玉バイキングコーナー2Cに設置される端数景品陳列用の棚である。景品棚2は、縦型のボックス形状をなし、上下2段の棚20を備えている。景品棚2の各棚20には、端数景品200が遊技価値毎に区別して陳列されている。各棚20の手前側には、遊技価値を表示する遊技価値表示プレート201が取り付けられている。端数遊技価値を端数景品200に交換しようとする遊技者は、遊技価値表示プレート201の表示に基づき、陳列された端数景品200の遊技価値を直ちに把握(特定)できる。
景品棚2では、最下部の袴部分に、制御部27などを収容するためのスペースが設けられている。景品棚2の上面には、液晶ディスプレイを含む表示部21が配設されている。また、景品棚2の天板の手前側の側端面には、遊技者が所持する端数遊技価値を照合するための照合部23が埋設され、最下部の袴部分をなす側板には、人物検出部25が埋設されている。さらに、各棚20の天井には、景品撮像部をなす図示しない撮像カメラが吊下げ状態にて取り付けられている。
人物検出部25は、赤外線センサなどを利用して構成されている。人物検出部25は、景品棚2の正面側の領域において人物を検出する。人物検出部25によれば、POS端末3での景品交換処理後、端数景品200を取得するために近づいて来る遊技者や、景品棚2に端数景品200を補充しようとする遊技場従業員を検出できる。
照合部23は、遊技者を撮像する撮像部231、及びPOS端末3で発行されたレシートを読み取るスキャナ233、を備えている。撮像部231は、景品取得遊技者撮像手段及び人物撮像手段の一例をなし、遊技者の撮像画像である遊技者画像あるいは人物の撮像画像である人物画像を取得する。照合部23により撮像した遊技者画像を、制御部27から管理サーバ10に向けて送信し、その遊技者が所持する端数遊技価値を照合する。さらに照合部23は、遊技者が提示するレシートから読み取った遊技者ID等の識別情報を、制御部27から管理サーバ10に向けて送信し、その識別情報を対応付けて記録された端数遊技価値を照合する。
照合部23は、人物検出部25により人物の接近が検出されたとき、その人物を撮像する。照合部23による撮像画像である人物画像を、制御部27から管理サーバ10に送信する。詳しくは後述するが、管理サーバ10では、受信した人物画像に所定の画像解析処理が施され、人物画像中の人物である遊技者の特定、あるいは遊技場従業員か否かの特定が行われる。
表示部21は、遊技者が所持する端数遊技価値や、取得(交換)可能な端数景品200等、に関する情報を表示する表示部である。表示部21が表示する情報は、照合部23による端数遊技価値の照合の結果、照合した端数遊技価値、端数遊技価値により取得可能な端数景品200、取得可能な端数景品200の位置、等に関する情報等である。また、表示部21は、遊技者による端数景品取得状況に対応する各報知を表示する。例えば、表示部21は、過剰取得報知手段としての機能を有し、過剰取得である旨を遊技者に対して報知可能である。
景品撮像部は、景品棚2に陳列された端数景品200を撮像する上記の撮像カメラを含めて構成されている。景品撮像部は、撮像カメラによる撮像画像を管理サーバ10に向けて送信する。詳しくは後述するが、管理サーバ10では、受信した撮像画像に所定の画像解析処理が施され、棚20に陳列された端数景品200の種類や個数が特定される。さらに景品撮像部は、遊技者及び従業員が棚20にアクセスする動作を撮像可能である。
(管理サーバ)
管理サーバ10は、遊技場の場外に設けられ、第三者により管理されるコンピュータ装置である。管理サーバ10は、各遊技場に設置された撮像カメラによる撮像画像を受信し、様々な画像解析処理を実行する。上記の通り、各遊技場では、景品交換カウンタに設置されたPOS端末3や、端玉バイキングコーナー2C(端数景品コーナー)に設置された景品棚2、などに撮像カメラが組み込まれている。撮像カメラとしては、遊技者や遊技場の従業員などの人物を撮像するカメラや、景品棚2の端数景品200を撮像するカメラなどがある。管理サーバ10は、遊技場側から受信した撮像画像に画像解析処理を施すことで、遊技者情報、端数情報、端数景品取得状況、等を特定し管理する。
管理サーバ10は、図5のごとく、制御部101を中心として構成されている。制御部101は、CPUやROM・RAMなどの電子部品が実装されていると共に、データや信号の入出力のためのI/Oを備える電子基板を含めて構成されている。制御部101には、画像解析処理によって特定された情報等を記憶するデータベース102(記憶手段の一例。)、インターネットを介して各種のデータを通信するための通信部103が接続されている。管理サーバ10では、制御部101のCPUが各種の画像解析処理を実行する。
制御部101(CPU)は、POS端末3や景品棚2による撮像画像を受信すると、所定の画像解析プログラムに基づく画像解析処理をその撮像画像に施す。制御部101は、POS端末3にて景品交換処理を行った遊技者、景品棚2に近付く遊技者や従業員、景品棚2に陳列された端数景品200、遊技者や従業員による景品棚2に対する振舞い(動作)、などの撮像画像に画像解析処理を施し、各種の情報や状況などの特定を試みる。画像解析処理によって特定される情報としては、例えば、遊技者情報や、遊技者が所持する端数遊技価値を表す端数情報や、端数景品取得状況、などの情報がある。制御部101は、画像解析処理により特定した情報をデータベース102に記憶させる(記録する)。
制御部101が実行する画像解析処理としては、例えば、以下の3種類の各画像解析処理がある。
(1)POS端末3による撮像画像に関する画像解析処理。
制御部101は、POS端末3による撮像画像(遊技者画像)に画像解析処理を施し、遊技者の顔認証情報を取得する。なお、制御部101は、その遊技者が行った景品交換に由来する端数情報を、顔認証情報に対応付けてデータベース102に記憶させる。
(2)景品棚2の照合部23による撮像画像に関する画像解析処理
制御部101は、景品棚2の照合部23による撮像画像(遊技者画像)に画像解析処理を施し、遊技者の顔認証情報に対応付けられた端数情報をデータベース102から読み出す。なお、制御部101は、読み出した端数情報に基づき、遊技者が取得可能な端数景品200を特定する。
(3)景品棚2の棚20の内部の撮像画像に関する画像解析処理
制御部101は、棚20の天井に設けられた撮像カメラによる撮像画像に、後述する所定の学習モデルを利用する画像解析処理を施し、棚20の内部の端数景品200の種類、個数を特定する。また、制御部101は、遊技者による景品取得状況を監視することで端数景品200の増減を監視する。
データベース102は、制御部101(CPU)の画像解析処理により特定された情報等を記憶するデータベースである。データベース102が記憶する情報は、景品交換を行った遊技者情報(景品交換遊技者情報)、景品交換により生じた端数遊技価値を表す端数情報、端玉バイキングコーナー2Cに接近した遊技者情報(景品取得遊技者情報)、遊技者が取得した端数景品情報、端数景品情報に対応する遊技価値、等の情報である。
制御部101は、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)端数景品数特定手段:棚20の内部の撮像画像に基づき、景品棚2に陳列される端数景品200の個数を特定する手段。
(2)基準端数景品数特定手段:景品棚2の各棚20に陳列する端数景品200の基準個数である基準端数景品数を特定する手段。
(3)景品取得判定手段:予め定められた判定条件が成立したとき、当該判定条件の成立時点の前後で端数景品200の個数が減少している場合に遊技者による端数景品200の取得を判定する手段。
(4)取得端数景品特定手段:景品取得判定手段により端数景品200の取得が判定された場合に、取得された端数景品200の種類を特定する手段。
(5)取得可能景品特定手段:遊技者が所持する端数遊技価値により取得可能な端数景品200を特定する手段。
(6)端数景品遊技価値特定手段:取得端数景品特定手段により取得と特定された端数景品200に対応する遊技価値を特定する手段。
(7)端数遊技価値算出手段:景品交換処理により発生した端数遊技価値を算出する手段。
(8)景品交換遊技者情報特定手段:景品交換遊技者撮像手段としての撮像カメラ308(POS端末3)による撮像画像(遊技者画像)に対応する遊技者の情報である景品交換遊技者情報を特定する手段。
(9)景品取得遊技者情報特定手段:景品取得遊技者撮像手段としての撮像部231(景品棚2)による撮像画像(遊技者画像)に対応する遊技者の情報である景品取得遊技者情報を特定する手段。
(10)従業員判定手段:人物撮像手段の一例をなす撮像部231(景品棚2)による撮像画像である人物画像に対応する人物が予め定められた遊技場従業員であるか否かを判定する手段。
(12)遊技者判定手段:景品交換遊技者情報と景品取得遊技者情報とが一致しているか否かを判定する手段。
(13)遊技価値比較手段:端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値(端数景品200に対応する遊技価値)と、データベース102(記憶手段)に記憶された端数遊技価値と、を比較する手段。
(14)遊技価値判定手段:端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値と、データベース102(記憶手段)に記憶された端数遊技価値と、を比較し、いずれの遊技価値が大きいかを判定する手段。
(15)過剰取得判定手段:端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値が、前記端数遊技価値算出手段により算出された端数遊技価値よりも大きい場合に、過剰取得を判定する手段。
(16)照合手段:前記端数遊技価値算出手段により算出される端数遊技価値を特定可能な識別情報を照合する手段。
(17)状態切替手段:従業員判定手段により遊技場従業員が撮像されたと判定された場合に、通常の監視状態とは異なる所定の補充状態に景品棚2の動作状態を切り替える手段。
(POS端末)
POS端末3(図6、図7)は、上記のごとく、遊技場内の景品交換カウンタ(景品交換コーナー)に設置され、景品交換を行う遊技者により操作される端末である。POS端末3は、遊技カード18などの記録媒体に記録されているか或いはひも付け(対応付け)られている遊技価値(持玉や貯玉)を読み取り、景品交換処理を実行する。POS端末3は、遊技者を撮像する撮像カメラ308を備えている。撮像カメラ308の撮像画像は、遊技場管理装置12を経由して管理サーバ10に送信される。
POS端末3は、図6のごとく、タッチ操作が可能な2つのタッチパネル300、310を備える本体30と、専用線を用いて本体30に接続された外部ユニット33と、により構成されている。外部ユニット33は、カードリーダライタ333、スキャナ331、プリンタ335等を備えている。
本体30が備える2つのタッチパネル300、310は、本体30の表側と裏側とに設けられている。一方のタッチパネルは、景品交換カウンタの外側、つまり景品交換を行う遊技者側に対面するフロントパネル300である。他方のタッチパネルは、景品交換カウンタの内側、つまり遊技場従業員側に対面するバックパネル310であり、無人店舗といった運用を行わない場合に、遊技場従業員が景品交換を行う際に操作する。フロントパネル300の上部の枠には、景品交換遊技者撮像手段の一例をなす撮像カメラ308が埋設されている。本体30には、フロントパネル300やバックパネル310を制御するほか、各種の演算処理を実行可能な制御部30C(図7参照。)が収容されている。
制御部30C(図7)は、CPUやROM・RAMなどの電子部品が実装されていると共に、データや信号の入出力のためのI/Oを備える電子基板を含めて構成されている。制御部30Cには、バックパネル310を構成する従業員用表示部311及び従業員用タッチスクリーンシート312、フロントパネル300を構成する遊技者用表示部301及び遊技者用タッチスクリーンシート302、景品交換遊技者撮像手段の一例をなす撮像カメラ308、外部インターフェースをなすI/F部309、等が接続されている。
POS端末3は、図7のごとく、I/F部309を介して遊技場管理装置12や管理サーバ10と接続されている。より正確には、POS端末3は、遊技場管理装置12を介在して、場外の管理サーバ10と通信可能に接続されている。さらに、POS端末3には、I/F部309を介して景品払出機14が接続されている。景品払出機14は、遊技者の持玉の範囲内で景品交換可能な個数の特殊景品(特定の景品の一例)を払い出す機器である。なお、図1では、景品払出機14の図示を省略している。
制御部30Cには、さらに、外部ユニット33のカードリーダライタ333、スキャナ331及びプリンタ335が接続されている。カードリーダライタ333は、会員カード181や一般カード182などの遊技カード18に仕込まれたICチップの記録情報を読み書きするユニットである。スキャナ331は、遊技場に設けられた図示しない島端計数機により出力される、計数された遊技価値が記録されたレシートを読み取るユニットである。プリンタ335は、遊技者が取得した特殊景品数や景品交換処理で生じた端数遊技価値(端玉の数)等が印刷されたレシートを出力するプリンタである。
POS端末3は、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)カード処理手段:遊技者がカードリーダライタ333に挿入した遊技カード18に記録されている遊技価値(持玉、貯玉)等の情報を読み出すカード受付処理を実行する手段。
(2)景品交換処理手段:遊技カード18から読み出した、あるいは遊技カード18にひも付けられた遊技価値で交換可能な特殊景品数を算出する景品交換処理を実行する手段。なお、特定の景品の一例をなす特殊景品は、POS端末3に接続された景品払出機14から払い出される。
(3)端数遊技価値算出手段:景品交換処理の際、特殊景品の最低単価に満たない遊技価値がある場合に、その遊技価値を端数遊技価値として算出する手段。
(4)レシート発券手段:景品交換処理の後、交換した特殊景品数と端数遊技価値を記録(印刷)したレシートをプリンタ335から発券する手段。
(5)過剰取得報知手段:端数景品200の過剰取得の履歴がある景品交換遊技者に対し、過剰取得を行った旨を報知する手段。
以下、本例の遊技場用システム1における景品交換の大まかな流れを説明した後、遊技場用システム1の動作について説明する。
(景品交換の大まかな流れ)
遊技を終了した遊技者は、景品交換カウンタへ赴き、持玉が記録された一般カード182、または持玉・貯玉がひも付けられた(対応付けられた)会員カード181を、カードリーダライタ333に挿入する必要がある。遊技カード18を受け付けたPOS端末3は、遊技カード18に記録されている遊技価値(持玉、貯玉)等を読み出すカード受付処理を実行する。
POS端末3は、読み出した遊技価値で交換可能な特殊景品数を算出し、景品交換処理を行う。その際、特殊景品の最低単価に満たない遊技価値が残る場合には、その遊技価値を端数遊技価値として算出する。POS端末3は、景品交換終了後、景品交換処理の結果である特殊景品数と端数遊技価値とが記録されたレシートをプリンタ335から発行する。景品交換処理を済ませた遊技者は、交換した特殊景品とレシートを取得し、端数遊技価値がある場合は、端玉バイキングコーナー2Cにて端数景品200を自由に選択できる。なお、レシートには、特殊景品数や端数遊技価値が記録されたQRコード(登録商標)などの2次元コードが印刷され、この2次元コードには、遊技カード18から読み取ったカードIDなどの識別情報等も記録されている。なお、会員カード181のカードIDは会員ID(遊技者ID)として利用できる。
景品交換の際には、POS端末3のフロントパネル300の上部に設けられた撮像カメラ308により遊技者が撮像される。POS端末3による撮像画像(遊技者画像)は、遊技場管理装置12を介して管理サーバ10へ送信される。管理サーバ10は、POS端末3から撮像画像を受信すると、その撮像画像をデータベース102に記憶させる。
管理サーバ10は、撮像画像(遊技者画像)に所定の画像解析処理を施すことにより撮像データに含まれる遊技者を特定する。管理サーバ10では、特定された遊技者に関する情報(景品交換遊技者情報)が、対応する遊技者のデータベース102(記憶手段の一例。)に記録される。
景品交換処理の結果、端数遊技価値が有ると判定された場合、POS端末3から管理サーバ10へ、端数遊技価値を表す端数情報が送信される。管理サーバ10は、端数情報を受信すると、対応する遊技者のデータベース102に、その端数情報を記憶させる。管理サーバ10では、景品交換遊技者情報と端数情報とが対応づけられて記憶される。これにより後述する通り、端玉バイキングコーナー2Cでの監視が可能になっている。
次に、遊技場用システム1の動作を構成する以下の各処理の内容を順番に説明し、続いて遊技場用システム1が実行する報知の内容を説明する。
(1)景品交換処理:POS端末3を利用して、遊技者が所持する遊技価値を景品に交換する処理。
(2)景品交換遊技者特定処理:POS端末3を利用して景品交換を行う遊技者を特定するための処理。
(3)端数景品数特定処理:景品棚2に陳列された端数景品200の個数を特定する処理。
(4)挿抜判定処理:景品棚2に対する遊技者等の手の挿抜を判定する処理。
(5)端数景品取得判定処理:端数景品200の取得を判定する処理。
(6)景品取得遊技者特定処理:端数景品200を取得した遊技者を特定するための処理。
(7)遊技者判定処理:景品交換遊技者と景品取得遊技者との一致を判定する処理。
(8)端数情報記憶処理:端数情報を含む遊技者情報をデータベース102に記憶させるための処理。
(9)遊技価値比較処理:端数景品200の取得が適正かどうかを判断するための処理。
(1)景品交換処理
POS端末3が、管理サーバ10との連携により実行する景品交換処理の流れは、図8のフロー図に示す通りである。POS端末3は、遊技を終了した遊技者の遊技カード18(会員カード181あるいは一般カード182)を受け付けると(S101)、撮像カメラ308で遊技者を撮像する(S102)。POS端末3は、撮像画像である遊技者画像を管理サーバ10に送信する。
管理サーバ10は、遊技者画像を受信すると、図10を参照して後述する景品交換遊技者特定処理を実施して遊技者を特定し、データベース102に遊技者を登録する。一方、POS端末3は、遊技者画像を送信した後、景品交換処理を実行する(S103)。景品交換処理の結果、端数遊技価値が発生した場合は(S104:YES)、POS端末3は、その端数遊技価値を表す端数情報を管理サーバ10に送信する。さらに、POS端末3は、端数遊技価値を特定可能な識別情報の一例である2次元コードが印刷(記録)されたレシートを発行すると共に(S105)、特殊景品情報を景品払出機14に送信し(S106)、処理を終了する。ここで、特殊景品情報は、遊技者に払い出す特殊景品数などの情報である。一方、端数遊技価値が発生しなかった場合は(S105:NO)、POS端末3は、レシートを発行することなく、特殊景品情報を景品払出機14に送信して処理を終了する。
管理サーバ10は、POS端末3から端数情報を受信すると、端数情報記憶処理を実行する。この端数情報記憶処理では、データベース102に登録した遊技者に、端数情報に係る端数遊技価値が対応付けられ、データベース102の記憶情報(記録情報)が更新される。
上記のように管理サーバ10は、POS端末3から遊技者画像(撮像画像)を受信すると、所定の画像解析プログラムに基づく画像解析処理をその遊技者画像に適用する。管理サーバ10は、まず、遊技者画像(図9参照。)において遊技者特定用領域30Aを特定する。そして、管理サーバ10(景品交換遊技者情報特定手段)は、特定した遊技者特定領域30Aの画像データを解析する。この画像解析処理では、遊技者の顔から特異点が抽出され、特異点の位置関係等により遊技者(景品交換遊技者)が特定される。管理サーバ10は、遊技者を特定すると、撮像日時と特定した遊技者の識別情報を撮像画像(遊技者画像)にひも付けて(対応付けて)データベース102に記憶させる。この撮像画像は、遊技者IDと同様、遊技者の識別情報となる。さらに、撮像画像から抽出された特異点の情報等を含む景品交換遊技者情報を識別情報として利用することも良い。
(2)景品交換遊技者特定処理
管理サーバ10は、図10に示すごとく、遊技者画像の受信(S201)を契機として、景品交換遊技者特定処理を実行する。この景品交換遊技者特定処理では、ステップS201で受信した遊技者画像(図9参照。)について、遊技者の顔の領域である遊技者特定用領域30Aが特定される(S202)。管理サーバ10は、遊技者特定用領域30Aの顔画像を解析し(S203)、遊技者を特定する(S204)。そして、管理サーバ10は、特定された遊技者に関する景品交換遊技者情報を、識別情報としてデータベース102に記憶させ、その遊技者を景品交換遊技者として登録する(S205)。
(3)端数景品数特定処理
管理サーバ10は、景品棚2が取得する棚20の内部の撮像画像に、所定の画像解析処理を施し、陳列された端数景品200の種類、個数を特定するための端数景品数特定処理を実行する。管理サーバ10は、予め用意した学習モデルを利用した画像解析処理を、棚20の内部の撮像画像に適用することにより、上記の端数景品数特定処理を実行する。
管理サーバ10は、景品棚2の電源投入時の撮像画像に基づいて計数された端数景品200の個数を基準端数景品数として記憶する。景品取得判定手段としての管理サーバ10は、予め定められた判定条件が成立した場合に再度、端数景品200の個数を特定し、基準端数景品数と比較して個数が減少している場合、端数景品200が取得されたと判定する。管理サーバ10は、端数景品200が取得されたと判定した場合、基準端数景品数と比較した端数景品200の個数を、新たな基準端数景品数として記憶する。
ここで、管理サーバ10が端数景品数特定処理に利用する学習モデルについて、図11及び図12を用いて説明する。本例の遊技場用システム1では、景品棚2に陳列される複数種類の端数景品200を検知するために予め学習を済ませた学習モデルが用意されている。学習の方法は、大きさ、輪郭といった形状に応じて複数種類の端数景品200をカテゴリ分けし、棚20の内部の撮像画像(図11、図12参照。)に含まれる端数景品200がいずれのカテゴリに属するかを振り分ける「アノテーション」を、機械学習により学習させる方法である。
カテゴリとしては、大きさや輪郭に応じて「BOX」、「PACK」、「PACK_LARGE」、「CUP」、「TOWER」、「BOTTLE」などの複数のカテゴリが設定されている。管理サーバ10は、棚20の内部の撮像画像(図11、図12参照。)に含まれる端数景品200を検知し、検知された端数景品200について、それぞれ、カテゴリとの一致度を示す値(推論値)をカテゴリ毎に算出する。そして、撮像画像中で検知された各端数景品200について、予め定めた閾値を超えるカテゴリを特定し、これにより各端数景品200が属するカテゴリ、つまり端数景品200の種類を特定する。
図11及び図12は、推論値の閾値として0.90が設定された場合の例示である。撮像画像中の各端数景品200には、特定されたカテゴリ及び推論値を示すタグ20Bが対応付けされている。図11は、撮像画像中の端数景品200が「PACK」のカテゴリに属するものと特定された場合の例示である。図12は、撮像画像中の端数景品200が「BOX」のカテゴリに属するものと特定された場合の例示である。管理サーバ10は、撮像画像に含まれるすべての端数景品200に対して処理を行い、各端数景品200に対してタグ20Bを対応付け、カテゴリ毎に端数景品200の数を特定する。なお、図11及び図12に例示するごとく、特定結果(端数景品が属するカテゴリや個数など。)は、撮像画像の左上の特定結果表示枠20Tに示される。
(4)挿抜判定処理
管理サーバ10は、棚20(景品棚2)の内部の撮像画像について、遊技者あるいは従業員による手の挿入(差し入れ)や抜去(引き抜き)の判定、すなわち挿抜判定処理を実行する。本例の遊技場用システム1では、予め棚20の内部を撮像した基準画像(図13)が用意されている。そして本例では、図13のごとく判定領域20Dを設定し、最新の撮像画像と基準画像との差分画像を求めている。この差分画像において、動きのない領域では差分がゼロとなる一方、動きが生じた領域では差分が大きくなる。本例では、差分画像のこのような特性から動きを検知するという公知の背景差分法を利用し、棚20への手の挿抜を判定する。
具体的には、管理サーバ10は、基準画像における判定領域20D(図13)と、最新の撮像画像における判定領域20D(図14)と、を比較し、どの程度差分(違い)があるか算出する。管理サーバ10は、差分の大きさが閾値以上のとき手の挿入を判定し、手の挿入を判定した後、差分の大きさが閾値以下になったときに手の抜去を判定する。図14のごとく人の手111が棚20に挿入された場合、管理サーバ10が手の挿入を判定し、判定結果を表すINの文字20Eが撮像画像にインポーズ表示される。
以上の挿抜判定処理の流れについて、図15のフロー図を参照しながら説明する。挿抜判定処理では、まず、管理サーバ10が景品棚2から基準画像(図13)を受信する(S301)。景品棚2の運用中に管理サーバ10は、景品棚2から随時、送信されてくる撮像画像(図14)を受信する(S302)。管理サーバ10は、最新の撮像画像を受信すると、上記のステップS301で取得した基準画像と、最新の撮像画像と、の差分を算出する(S303)。管理サーバ10は、判定領域20D(図13、図14)の差分(絶対値)について閾値判断を実行する(S304)。
管理サーバ10は、判定領域20Dの差分が閾値未満であれば(S304:NO)、手の挿入を特定することなく、最新の撮像画像の受信を繰り返し実行する(S304:NO→S302)。一方、判定領域20Dの差分の大きさが閾値以上であれば(S304:YES)、管理サーバ10は、手の挿入を特定する(S305)。
管理サーバ10は、手の挿入を特定すると(S305)、新たな撮像画像の受信を待機する。管理サーバ10は、撮像画像の受信に応じて(S306)、上記のステップS301で受信した基準画像と、受信した最新の撮像画像と、の差分を算出する(S307)。管理サーバ10は、判定領域20D(図13、図14)の差分の大きさについて閾値判断を実行する(S308)。
管理サーバ10は、判定領域20Dの差分の大きさが閾値を超えていれば(S308:NO)、手の抜去を特定することなく、最新の撮像画像の受信を繰り返し実行する(S308:NO→S306)。一方、判定領域20Dの差分の大きさが閾値以下であれば(S308:YES)、管理サーバ10は、手の抜去を特定する(S309)。
(5)端数景品取得判定処理
管理サーバ10は、端数景品200(景品棚2)の取得判定のための処理を実行する。この端数景品取得判定処理の流れについて、図16のフロー図を参照して説明する。管理サーバ10は、景品棚2の棚20の内部(天井)に設けられた撮像カメラが起動した際の棚20の内部の撮像画像を受信する(S401)。管理サーバ10は、上述の端数景品数特定用の学習モデルを利用する端数景品数特定処理を、受信した撮像画像に適用し、基準となる端数景品200の個数である基準端数景品数を特定する(S402)。
管理サーバ10は、基準となる端数景品200の個数である基準端数景品数を特定すると、遊技者の手の挿抜判定処理を実行する(図15参照。)。管理サーバ10は、挿抜判定処理により手の挿抜を特定すると(S403、図17(a)参照。)、棚20の内部の撮像画像を景品棚2から受信する(S404)。管理サーバ10は、新たに受信した撮像画像に対して端数景品数特定処理を適用し、端数景品200の個数を特定する(S405、図17(b)参照。)。なお、端数景品200の個数は、図17中の左上の個数表示20Fに示される。同図(a)における個数は、上記の基準端数景品数(基準の端数景品200の個数)である。同図(b)における個数は、手の挿抜が判定された後の端数景品200の個数である。
管理サーバ10は、ステップS405で特定した端数景品200の個数が、上記の基準端数景品数(基準となる端数景品200の個数)と比較して減少したか否かを判定する(S406)。端数景品200が減少している場合(S406:YES)、管理サーバ10は、遊技者が端数景品200を取得したと特定する(S407)。一方、端数景品200が減少していない場合(S406:NO)、管理サーバ10は、遊技者が端数景品200を取得していないと判定する(S417)。端数景品200が取得されていないと判定したとき、管理サーバ10は、手の挿抜判定処理を再度、実行する。
遊技者が端数景品200を取得したと特定された場合(S407)、取得端数景品特定手段としての管理サーバ10は、減算した端数景品200の種類(カテゴリ)を特定する(S408)。さらに管理サーバ10は、上記の基準の端数景品200の個数である基準端数景品数から、取得された端数景品200の個数を減算し、基準端数景品数を更新する(S409)。このように本例の遊技場用システム1では、遊技者の手の挿抜が判定されたことを条件(予め定められた判定条件の一例)として、景品棚2の内部の端数景品200の個数を算出している。このような構成を採用すれば、判定条件が成立した場合にのみ、処理負荷の大きい端数景品数特定処理を実行すれば良くなり、その実行頻度を減らすことで演算負荷を低減できる。
(6)景品取得遊技者特定処理
遊技場用システム1では、景品棚2に人が近づいたとき、人物検出部25により接近した人物が検出され、景品棚2の撮像部231により撮像される。景品棚2は、人物検出部25による人物検出信号、及び人物検出信号を契機とした撮像画像を、管理サーバ10に送信する。管理サーバ10では、人物検出信号の受信を契機として景品取得遊技者特定処理(図18)が開始される。
管理サーバ10は、人物検出信号を受信し(S501)、撮像画像を受信すると(S502)、所定の画像解析処理を実行し、遊技者を特定する。管理サーバ10は、撮像画像について解析対象領域である遊技者特定用領域20A(図19)を特定(選定)し(S503)、遊技者特定領域20Aにおいて画像解析を実行する(S504)。景品取得遊技者特定手段としての管理サーバ10は、遊技者の顔の特異点を抽出する画像解析を実行し、特異点の位置関係等により遊技者を特定する(S505)。そして、管理サーバ10は、特定された遊技者に関する景品取得遊技者情報を、識別情報としてデータベース102に記憶させ、その遊技者を景品取得遊技者として登録する(S506)。
(7)遊技者判定処理
ここで管理サーバ10が実行する遊技者判定処理について、図20のフロー図を参照して説明する。遊技者判定処理は、POS端末3にて景品交換を行った景品交換遊技者と、景品棚2で端数景品200を取得する景品取得遊技者と、の一致を判定する処理である。
管理サーバ10は、POS端末3における景品交換処理の際、景品交換遊技者特定処理(図10)を実行する。また、景品棚2から端玉景品を取得しようとする遊技者について、景品取得遊技者特定処理(図18)を実行する。景品交換遊技者に係る景品交換遊技者情報、及び景品取得遊技者に係る景品取得遊技者情報は、データベース102によって記憶される(図10中のステップS205、あるいは図18中のS506の処理。)。
管理サーバ10は、遊技者が景品棚2から端数景品200を取得する際、データベース102の記憶領域を参照し、景品交換遊技者情報に係る遊技者と、景品取得遊技者情報に係る遊技者と、が一致しているか否かを判定する(S601)。両者が一致している場合(S601:YES)、管理サーバ10は、景品交換遊技者情報に係る遊技者と、景品取得遊技者情報に係る遊技者と、が同一遊技者であると判定する(S602)。
管理サーバ10は、景品交換遊技者と景品取得遊技者とが同一と判定すると、景品交換遊技者情報に景品取得遊技者情報をひも付ける(対応付ける)。このような景品交換遊技者情報に対する景品取得遊技者情報のひも付けにより、景品取得遊技者が所持する端数遊技価値が特定可能になる。
一方、両者が不一致の場合(S601:NO)、管理サーバ10は、景品交換遊技者情報に係る遊技者と、景品取得遊技者情報に係る遊技者と、が同一遊技者でないと判定する(S602)。なお、景品交換遊技者と景品取得遊技者とが一致しているにも関わらず、例えば、マスクやサングラスや帽子の有無や、映り方の違い、等に起因して、同一である旨が判定されない場合も起こり得る。本例の構成では、このような場合を考慮し、POS端末3で発行されたレシートを、景品棚2のスキャナ233に読み取らせることで端数景品200の取得が可能になっている。
(8)端数情報記憶処理
本例では、POS端末3における景品交換の際、遊技者が交換可能な特殊景品(特定の景品の一例)のうち、対価となる遊技価値が最も少ない特殊景品の遊技価値に満たない端数の遊技価値が端数遊技価値となる。景品交換の結果、端数遊技価値が発生したときには、遊技場管理装置12を介して管理サーバ10へ、端数遊技価値を表す端数情報が送信される。
管理サーバ10は、図21のごとく、端数情報を受信すると(S701)、データベース102に記録された景品交換遊技者に対し、端数情報を対応付けるようデータベース102の記憶情報を更新する(S702)。
ここで、管理サーバ10が生成するデータベース102について、図22を参照して説明する。同図のごとく、データベース102では、遊技者毎のレコードが管理されている。管理サーバ10は、POS端末3及び景品棚2から受信した撮像画像や各種情報に基づいてデータベース102を生成する。管理サーバ10は、POS端末3から遊技者画像(撮像画像)を受信すると、景品交換遊技者を特定し、特定した遊技者(景品交換遊技者)の識別情報としての景品交換遊技者情報を、データベース102に記憶させる。景品交換遊技者情報には、遊技者画像、遊技者IDなど、遊技者の特定に利用可能な各種の情報が含まれる。
管理サーバ10は、図22のごとく、POS端末3から景品交換処理に関する情報(遊技者ID、特殊景品数、端数情報、遊技者画像、時刻など。)を受信すると、遊技者IDを付した遊技者毎のレコードに、景品交換時刻、交換した特殊景品の数、及び発生した端数遊技価値を記録する。また、管理サーバ10は、景品棚2から景品取得状況に関する情報(取得した端数景品の種類と個数、遊技者画像、時刻など。)を受信すると、景品取得遊技者と一致する景品交換遊技者を特定する。そして、その景品交換遊技者のレコードに、遊技者が取得した端数景品200に関する情報を記録する。端数景品200が取得された場合は、レコード中の端数景品取得状況の項目に、端数景品取得済を示す情報が記録される。なお、データベース102では、要注意客と特定された遊技者については、レコード中の要注意の項目に、その旨を表すフラグが記録される。
(9)遊技価値比較処理
管理サーバ10は、景品棚2の撮像部231による撮像画像について、上記の遊技者判定処理(図20参照。)を実行し、景品交換遊技者と同一の景品取得遊技者を特定する(S801)。さらに、管理サーバ10は、景品交換遊技者と同一と特定された景品取得遊技者について、データベース102に記憶されている端数遊技価値を特定する(S802)。そして管理サーバ10は、景品取得遊技者に関する上記の端数景品取得判定処理(図16参照。)の結果、端数景品200の取得を判定すると、景品取得遊技者が取得した端数景品200を特定する(S803)。
ここで、端数景品200の陳列位置は、遊技価値(景品交換に必要な遊技価値)に応じて決まっている。そのため、取得された端数景品200の陳列位置に関する情報(例えば端数景品200を撮像した撮像カメラの識別番号や撮像範囲などの情報)に基づいて、取得された端数景品200に対応する遊技価値を特定可能である。
取得された端数景品200の遊技価値が特定されると、遊技価値比較手段としての管理サーバ10が、遊技者に対応付けられている端数遊技価値と、取得された端数景品200の遊技価値と、の比較を実行する(S804)。遊技者に対応付けられている端数遊技価値が、取得された端数景品200の遊技価値以上の場合(S804:YES)、管理サーバ10は、遊技者の端数遊技価値から取得した端数景品200の遊技価値を減算する(S805)。減算の結果、遊技者の端数遊技価値がゼロになれば(S806:YES)、取得可能な端数景品200をすべて取得した端数景品取得済の状態と判定する(S807)。一方、減算した後の端数遊技価値がゼロに到達していない場合には(S806:NO)、管理サーバ10は、端数景品取得判定処理を再度実行し、端数景品200の取得を待機する。
遊技者に対応付けられている端数遊技価値と取得された端数景品200の遊技価値とを比較した結果、遊技者の端数遊技価値の方が、取得された端数景品200の遊技価値より小さい場合(S804:NO)、過剰取得判定手段としての管理サーバ10が、遊技者による過剰取得があったと判定する(S816)。この場合、過剰取得報知手段としての機能を備える景品棚2(表示部21)が、過剰取得報知画面(図24を参照して後述する。)を表示することにより、過剰取得である旨を該当する遊技者に報知する(S817)。管理サーバ10は、過剰取得を判定された遊技者を、データベース102において、過剰取得を行った要注意の遊技者(要注意客)として記録する(S818)。
遊技場用システム1では、端数景品200に関連して各種の報知が行われる。報知としては、遊技者が端数景品200を過剰に取得したときの過剰取得報知、交換可能な端数景品200を報知するための景品位置報知、遊技場従業員に対して端数景品200の補充が必要であることを報知する補充報知、などがある。以下、各報知について詳しく説明する。
(過剰取得報知)
過剰取得報知は、上述の図23のフロー図におけるステップS817で実行される報知である。管理サーバ10によって、景品棚2における景品取得監視の結果、遊技者の景品過剰取得が判定されたとき、景品棚2に設けられた表示部21において遊技者の過剰取得が報知される。過剰取得報知手段としての表示部21は、例えば、図24の過剰取得報知画面を表示することにより、該当する遊技者に対して過剰取得であって、端数景品200を選び直す必要がある旨を報知する。
なお、過剰取得報知は、表示部21による表示以外に、景品棚2に設けられたスピーカー(図示略)による音出力でも良いし、遊技場管理装置12の出力部において報知する構成でもよい。また、本例では、過剰取得を判定された遊技者について、データベース102に要注意客である旨を記録するように構成している。要注意の旨が記録された遊技者に対しては、以降の景品交換処理の際、注意喚起を示す報知を行うと良い。
(景品位置報知)
管理サーバ10は、遊技者が所持する端数遊技価値を特定すると、その端数遊技価値により取得可能な端数景品200を特定する。景品位置報知手段としての管理サーバ10は、特定した端数景品200が陳列されている位置を表す情報を、景品棚2に設けられた表示部21において報知する。
景品棚2では、例えば、遊技価値によって区分して、例えば下記のように端数景品200を陳列できる。この場合、赤色の棚、青色の棚など、下記の陳列位置に関する情報が、端数景品200の位置を表す情報となる。
(1)赤色の棚=120円に相当する遊技価値で交換可能な端数景品(4円の貸出単価で30個)
(2)青色の棚=60円に相当する遊技価値で交換可能な端数景品(4円の貸出単価で15個)
(3)黄色の棚=40円に相当する遊技価値で交換可能な端数景品(4円の貸出単価で10個)
(4)白色の棚=4円に相当する遊技価値で交換可能な端数景品(4円の貸出単価で1個)
例えば、端数遊技価値が48個である遊技者が取得可能な端数景品の組合せとしては、例えば、赤色の棚から1個、青色の棚から1個、白色の棚から3個、あるいは例えば青色の棚から3個、白色の棚から3個などが考えられる。景品棚2の表示部21による報知では、例えば、取得される端数景品200の総数が最も少なくなる組合せを報知しても良い。この場合、表示部21には、図25(a)のごとく、「赤色の棚から1個、青色の棚から1個、白色の棚から3個 お取りください」といった内容が表示される。ここで遊技者が赤色の棚から端数景品を1個取得した場合には、例えば同図(b)のごとく、表示部21による表示内容を「青色の棚から1個、白色の棚から3個 お取りください」というように、取得済の端数景品200の遊技価値を減算した結果(端数遊技価値)に応じて変更すると良い。また、「赤色の棚から1個、青色の棚から1個、白色の棚から3個 お取りください」との報知を受けた遊技者が黄色の棚から3個取得した場合、残りの端数遊技価値が「48個-10個×3個=18個」となることから、「青色の棚から1個、白色の棚から3個」というように報知内容を変更すると良い。
取得される端数景品200の総数が少なくなる組合せを報知する構成に代えて、考えられる全ての端数景品200の組合せを報知しても良いし、遊技者の過去の取得状況を記録しておき、過去の取得状況に基づいて遊技者の好みに合わせて、取得可能な端数景品200の組合せを報知可能なように構成することも良い。また、本例では、景品棚2が備える表示部21によって取得可能な端数景品200の組合せを報知しているが、これに代えて、景品棚2の各棚20にLED(Light Emitting Diode)を設け、これらを発光させることで取得可能な端数景品200が陳列された棚20を目立たせることも良い。
(補充報知)
遊技場用システム1では、端数景品200の景品取得判定の結果、景品棚2に陳列される端数景品200が所定の個数未満になった場合に遊技場従業員に対して端数景品200の補充要である旨が報知される。遊技場用システム1では、景品棚2による撮像画像(人物画像)に基づく顔認証の結果、遊技場従業員であると判定すると、景品棚2の動作状態が、通常の監視状態とは異なる補充状態に切り替えられる。
管理サーバ10は、図26のごとく、端数景品取得判定処理(図16参照。)の結果、景品棚2から端数景品200が取得されたと判定すると、景品棚2に陳列された端数景品200の個数を特定する(S901、端数景品数特定手段)。管理サーバ10は、特定した端数景品200の個数を、予め定められた端数景品200の個数である所定数と比較し(S902)、特定した個数が所定数未満の場合に(S902:YES)、補充が必要と判定する(S903)。
補充報知手段としての管理サーバ10は、端数景品200の補充要と判定した場合、遊技場管理装置12に対し、端数景品200の補充が必要である旨を報知する(S904)。この場合、補充報知手段としての遊技場管理装置12により、端数景品200の補充が必要である旨が遊技場従業員に報知される。一方、上記のステップS902において端数景品数が所定数以上である場合には(S902:NO)、補充の必要がないと判定される(S913)。
ここで、景品棚2に端数景品200を補充するための補充状態への切替動作(状態切替)について図27を参照して説明する。本例の遊技場用システム1では、景品棚2に設けられる撮像部231により景品棚2に近付く人物が撮像され、撮像画像(人物画像)が管理サーバ10に送信される。管理サーバ10は、景品棚2から撮像画像を受信すると(S1001)、まず、その撮像画像について、人物特定領域を設定する(S1002)。そして、設定した人物特定領域に対して所定の画像解析を適用し(S1003)、人物を特定する(S1004)。
従業員判定手段としての管理サーバ10は、特定された人物が予め定められた遊技場従業員であるかを判定し(S1005)、遊技場従業員である場合に(S1005:YES)、景品棚2の動作状態を、通常の監視状態から補充状態に切り替える(S1006、状態切替手段)。補充状態では、端数景品200の補充が特定されると、端数景品200の個数が加算される。一方、特定された人物が予め定められた遊技場従業員ではない場合は(S1005:NO)、景品棚2の動作状態が通常の監視状態のまま、維持される(S1016)。
以上のように本例の遊技場用システム1は、遊技者が遊技の結果により獲得した遊技価値を景品と交換する景品交換処理を実行し、特殊景品(特定の景品の一例)の遊技価値に満たない遊技価値に対応する端数景品200が陳列される景品棚2を監視する監視状態を設定可能なシステムである。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、景品棚2の棚20の内部を撮像することにより景品棚2に陳列される端数景品200の個数を特定する端数景品数特定手段としての機能と、予め定められた判定条件が成立したとき、当該判定条件の成立時点の前後で端数景品200の個数が減少している場合に遊技者による端数景品200の取得を判定する景品取得判定手段としての機能と、を備えている。
本例の遊技場用システム1は、景品棚2を撮像することで景品棚2の端数景品200の個数を特定し、端数景品数が減少していれば端数景品が取得されたと判定する。このように、遊技場用システム1では、景品棚2の端数景品200の個数を管理することが可能である。遊技場用システム1は、仮に従業員を配置しない遊技場であっても、端数景品の過剰取得といった不正行為を未然に防ぐことができるという優れた特性を備えている。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、遊技者により取得された端数景品200の種類を特定する取得端数景品特定手段としての機能と、該取得端数景品特定手段により特定された端数景品200の種類に対応する遊技価値を特定する端数景品遊技価値特定手段としての機能と、を備えている。管理サーバ10は、遊技者が取得した端数景品200の種類を特定し、その遊技価値を特定する。遊技場用システム1では、管理サーバ10が、遊技者が取得した端数景品200の遊技価値を特定可能であるため、端数景品200を陳列する景品棚2を無人にて運用することが可能となっている。
遊技場用システム1におけるPOS端末3は、景品交換処理を実行する際に遊技者を撮像する景品交換遊技者撮像手段としての撮像カメラ308を有し、景品棚2には、端数景品200を取得する遊技者を撮像する景品取得遊技者撮像手段としての撮像部231が設けられている。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、
景品交換処理により発生する端数遊技価値を算出する端数遊技価値算出手段としての機能と、
景品交換遊技者撮像手段としての撮像カメラ308により撮像された遊技者画像に対応する遊技者に係る景品交換遊技者情報を特定する景品交換遊技者情報特定手段としての機能と、
景品取得遊技者撮像手段としての撮像部231により撮像された遊技者画像に対応する遊技者に係る景品取得遊技者情報を特定する景品取得遊技者情報特定手段としての機能と、
景品交換遊技者情報と景品取得遊技者情報とが一致しているか否かを判定する遊技者判定手段としての機能と、
端数遊技価値と景品交換遊技者情報とを対応付けて記憶すると共に、遊技者判定手段により一致していると判定された場合に、端数遊技価値と景品取得遊技者情報とをさらに対応付けて記憶するデータベース102(記憶手段の一例)と、端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値とデータベース102に記憶された端数遊技価値とを比較していずれの遊技価値が大きいかを判定する遊技価値判定手段としての機能と、
を備えている。
このような構成の遊技場用システム1によれば、景品交換処理時に遊技者を撮像し、端数景品価値を遊技者に対応付けると共に、景品棚2において取得した端数景品200の遊技価値が遊技者が所持する端数遊技価値以内であるか否かを判定できる。この遊技場用システム1によれば、管理サーバ10がリモートにて端数景品200が適正に取得されたか否かを判定できるため、無人での端玉バイキングコーナー2Cの運用が可能である。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、遊技価値判定手段による判定の結果、端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値(取得された端数景品200に対応する遊技価値)の方が、端数遊技価値算出手段により算出された端数遊技価値(遊技者が所持する端数遊技価値)より大きい場合に、過剰取得を判定する過剰取得判定手段としての機能を備えている。遊技場用システム1では、取得された端数景品200の遊技価値の方が、遊技者が所持する端数遊技価値よりも大きい場合、過剰取得と判定される。このように遊技場用システム1では、管理サーバ10がリモートにて端数景品200の過剰取得を判定するため、無人による端玉バイキングコーナー2Cにおいても、遊技者による端数景品200の過剰取得を確実性高く規制できる。
遊技場用システム1における景品棚2は、過剰取得判定手段により過剰取得を判定された場合にその旨を報知する過剰取得報知手段の一例をなす表示部21を備えている。遊技者の中には、自分の端数遊技価値を正確に把握できていない遊技者も多く存在し得る。景品棚2が過剰取得を報知すれば、不注意による過剰取得を遊技者に知らしめることができる。故意に端数景品200を過剰取得する遊技者に対しては、過剰取得の報知によって過剰取得がシステム側で把握されていることを知らしめることができ、不正行為を行わないように促すことができる。
遊技場用システム1におけるデータベース102(管理サーバ10)は、過剰取得判定手段に対応する遊技者情報を記録し、過剰取得報知手段の一例をなすPOS端末3は、過剰取得判定手段に対応する遊技者が新たに景品交換処理を実行した場合に、過剰取得に関する報知を実行する。このように過剰取得を行った遊技者情報を記録しておき、景品交換の際に過剰取得に関する報知を実行すれば、新たな景品交換に応じて再度、過剰取得を行わないよう、遊技者を促すことができる。
遊技場用システム1では、遊技者による端数景品200の取得を判定するために予め定められた判定条件として、景品棚2の棚20の内部の撮像画像に基づいて遊技者の手の挿抜が検出されたこと、という条件が設定されている。遊技者の手の挿抜が検出されたという判定条件の成立に応じて端数景品200の取得を判定する場合であれば、端数景品200の取得を判定する処理の実行頻度を抑制でき、管理サーバ10の演算負荷を低減できる。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、景品交換処理により発生する端数遊技価値を算出する端数遊技価値算出手段としての機能と、端数遊技価値により取得可能な端数景品200を特定する取得可能景品特定手段としての機能と、を備えている。上記のごとく、景品棚2には、取得可能景品特定手段により特定された端数景品200の位置を表す情報を報知する景品位置報知手段としての表示部21が設けられている。
本例の遊技場用システム1は、遊技を通じて遊技者が獲得した遊技価値を景品交換して発生する端数遊技価値を特定し、その端数遊技価値をレシートに記録する。端玉バイキングコーナー2Cでは、レシートに記録された端数遊技価値を、景品棚2のスキャナ233に読み取らせることが可能である。なお、レシートには、景品交換した特殊景品数や端数遊技価値に加えて、遊技者IDなどの識別情報が記録された2次元コードが印刷されている。レシートの2次元コードに記録された遊技者ID等の識別情報は、遊技者が所持する端数遊技価値を特定するための識別情報として利用可能である。なお、端数遊技価値を特定するための識別情報としては、遊技者IDのほか、遊技者画像なども利用可能である。
管理サーバ10は、端数遊技価値を特定するための識別情報(遊技者IDや遊技者画像など。)を照合できたことを条件として、端数遊技価値の範囲内で取得可能な端数景品200の種類を特定する。そして、遊技場用システム1では、取得可能な端数景品200の陳列位置を表す情報が報知される。景品棚2において、遊技者が取得可能な端数景品200の陳列位置を報知することは、遊技者による過剰取得を未然に防止するのに役立つ。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、端数遊技価値算出手段により算出される端数遊技価値を特定するための識別情報(遊技者IDや遊技者画像など。)を照合する照合手段としての機能を備えている。取得可能景品特定手段としての管理サーバ10は、識別情報が照合できたことを条件として、その識別情報に対応する端数遊技価値により取得可能な端数景品200を特定する。本例では、識別情報として、遊技者画像や、レシートの2次元コードに記録された遊技者IDなど、を利用している。これに代えてあるいは加えて、遊技者画像から抽出された特異点に関する情報など、を識別情報として利用することも良い。
遊技場用システム1におけるPOS端末3は、景品交換処理を実行する際に遊技者を撮像する景品交換遊技者撮像手段の一例である撮像カメラ308を備えている。また、景品棚2には、端数景品200を取得する遊技者を撮像する景品取得遊技者撮像手段の一例である撮像部231が設けられている。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、
景品交換遊技者撮像手段により撮像された遊技者画像に対応する遊技者に係る情報である景品交換遊技者情報を特定する景品交換遊技者情報特定手段としての機能と、
景品取得遊技者撮像手段により撮像された遊技者画像に対応する遊技者に係る情報である景品取得遊技者情報を特定する景品取得遊技者情報特定手段としての機能と、
景品交換遊技者情報と景品取得遊技者情報とが一致しているか否かを判定する遊技者判定手段としての機能と、
端数遊技価値と景品交換遊技者情報と識別情報とを対応付けて記憶するとともに、遊技者判定手段により一致していると判定された場合に端数遊技価値と景品取得遊技者情報と識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段としてのデータベース102、
を備えている。識別情報の照合手段としての管理サーバ10は、景品取得遊技者情報に対応する遊技者画像や遊技者ID等を照合する。
遊技場用システム1では、遊技者ID等が遊技者の顔などの撮像画像(遊技者画像)にひも付けて(対応付けて)記憶される。景品交換処理時と、端数景品200の取得時と、で遊技者の撮像画像が一致するか否かの判定を行えば、遊技者の一致判定をさらに確実性高く実行できる。
遊技場用システム1における管理サーバ10は、棚20の内部を撮像することにより景品棚2に陳列される端数景品200の個数を特定する端数景品数特定手段としての機能と、予め定められた判定条件の成立時点の前後で端数景品200の個数が減少している場合に遊技者による端数景品200の取得を判定する景品取得判定手段としての機能と、景品取得判定手段により端数景品200の取得を判定した場合に、取得された端数景品200の種類を特定する取得端数景品特定手段としての機能と、取得端数景品特定手段により特定された端数景品200に対応する遊技価値を特定する端数景品遊技価値特定手段としての機能と、端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値とデータベース102(記憶手段)に記憶された端数遊技価値とを比較する遊技価値比較手段としての機能と、を備えている。
景品位置報知手段の一例をなす景品棚2の表示部21は、取得可能景品特定手段により特定される取得可能な端数景品200が、端数景品200の取得に応じて更新されたとき、当該更新された端数景品200に対応する位置を表す情報を報知する。この場合には、遊技者が端数景品200を取得している最中に、残りの端数遊技価値により取得可能な端数景品200を随時、更新して報知できる。
遊技場用システム1における遊技場管理装置12は、端数景品200の補充が必要である旨を、遊技場従業員に報知する補充報知手段としての機能を備えている。補充報知手段としての遊技場管理装置12は、予め定められた判定条件が成立したとき、端数景品200の個数が予め定められた個数未満の場合に補充要の報知を実行する。景品棚2の棚20の内部を監視し、端数景品200の個数が少なくなったときに補充の必要がある旨を報知すれば、景品棚2に陳列された端数景品200の目視等によるチェック等の手間をかけることなく、景品棚2に端数景品200を随時、補充できるようになる。景品棚2の端数景品200が足りずに、遊技者が端数景品200を選択できなくなったり取得できなくなったりするような事態を未然に回避できる。
景品棚2には、人物を撮像する人物撮像手段としての撮像部231が設けられている。遊技場用システム1における管理サーバ10は、人物撮像手段により撮像された人物画像に対応する人物が予め定められた遊技場従業員であるか否かを判定する従業員判定手段としての機能と、従業員判定手段により従業員が撮像されたと判定された場合に通常の監視状態とは異なる所定の補充状態に景品棚2の動作状態を切り替える状態切替手段としての機能と、を備えている。この場合には、遊技場従業員が景品棚2に近付いたとき、景品棚2の動作状態を、端数景品200の補充が可能な動作状態に切替でき、これにより、遊技場従業員による補充作業を効率良く実施できるようになる。
遊技場用システム1では、上記の従業員判定手段により遊技場従業員が撮像されたと判定されると共に、景品棚2への手の挿抜が検出された場合に、端数景品数特定手段としての管理サーバ10が端数景品200の個数を特定する。この場合には、計算負荷が比較的高い端数景品200の個数を特定する処理を、効率良く実行できるようになり、管理サーバ10の処理負荷を低減できる。
また、本例の構成では、補充用の報知を実行するための予め定められた判定条件として、景品棚2への遊技者の手の挿抜が検出されたこと、が設定されている。このような判定条件を設定すれば、景品棚2への遊技者の手の挿抜が検出された際、残りの端数景品200の個数を特定する処理を効率良く実行でき、その個数に応じて補充要の報知を実行できる。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
本例では、基準となる端数景品数を特定するタイミングを景品棚2の電源投入時としたが、それ以外のタイミングで基準を特定してもよい。
景品交換時において遊技者の撮像画像を取得するための手段として、本例では、POS端末3に撮像カメラ308を設けている。これに代えて、POS端末3とは別に単独のカメラを設置することも良い。この場合は、カメラが直接遊技者を特定してもいいし、カメラと管理サーバ10とを通信可能にし、カメラから管理サーバ10へ撮像画像を送信するようにしても良い。
管理サーバ10における画像解析処理は本構成に限定されることなく、既存の画像解析処理ソフトを利用してもよい。
本例では、管理サーバ10を遊技場外に設ける構成を例示したが、遊技場内に管理サーバ10の各機能を設けても良いし、管理サーバ10による処理を遊技場管理装置12が実行しても良い。画像解析処理については、各カメラの処理回路が実行しても良い。
本例では、過剰取得を判定された遊技者については、景品交換時に要注意客として記録し、適宜報知する構成を示したが、景品交換後に発行されるレシートに端数景品の取り間違いに関する注意を促す旨を記載することも良い。
遊技媒体として玉を用いるパチンコ遊技機を例示したが、遊技媒体としてメダルを用いるスロットマシンを遊技として設置してもよい。さらに、遊技媒体を払い出さず電子データとして加算記憶する封入式の遊技機であってもよい。
遊技者による端数景品取得の結果、対応する端数遊技価値がゼロになるまで処理を繰り返してもいいし、人物検出部25で人物を検出できなくなったタイミングで取得が終了されたと判定するようにしてもよい。
本例では、カメラによる遊技場従業員の判定を条件として、監視状態の切替を実行したが、例えば遊技場従業員による景品棚2へのリモコン操作や、表示部21での切替操作等により、景品棚2の動作状態を切り替えることも良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 遊技場用システム
10 管理サーバ(端数景品数特定手段、基準端数景品数特定手段、景品取得判定手段、取得端数景品特定手段、取得可能景品特定手段、端数景品遊技価値特定手段、端数遊技価値算出手段、景品交換遊技者情報特定手段、景品取得遊技者情報特定手段、従業員判定手段、遊技者判定手段、遊技価値比較手段、遊技価値判定手段、過剰取得判定手段、照合手段、状態切替手段、記憶手段)
12 遊技場管理装置(補充報知手段)
2 景品棚
20 棚
200 端数景品
23 照合部
21 表示部(過剰取得報知手段、景品位置報知手段)
231 撮像部(景品取得遊技者撮像手段、人物撮像手段)
233 スキャナ
3 POS端末(カード処理手段、景品交換処理手段、端数遊技価値算出手段、レシート発券手段、過剰取得報知手段)
308 撮像カメラ(景品交換遊技者撮像手段)
4 計数貸出ユニット(所有価値情報取得手段、所有価値情報記憶手段、計数手段、所有価値情報出力手段、遊技カード返却手段)
51 遊技機

Claims (7)

  1. 遊技者が遊技により獲得した遊技価値を景品と交換する景品交換処理を実行し、前記景品のうち特定の景品の遊技価値に満たない端数景品が陳列される景品棚を監視する監視状態を設定可能な遊技場用システムにおいて、
    前記景品棚を撮像することにより当該景品棚に陳列される前記端数景品の個数を特定する端数景品数特定手段と、
    予め定められた判定条件が成立したとき、当該判定条件の成立時点の前後で前記端数景品の個数が減少している場合に前記遊技者による端数景品の取得を判定する景品取得判定手段と、
    を備えることを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記景品取得判定手段により端数景品の取得が判定された場合に、取得された端数景品の種類を特定する取得端数景品特定手段と、
    前記取得端数景品特定手段により特定された端数景品の種類に対応する遊技価値を特定する端数景品遊技価値特定手段と、を備える請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記景品交換処理により発生する端数遊技価値を算出する端数遊技価値算出手段と、
    前記景品交換処理を実行する際に遊技者を撮像する景品交換遊技者撮像手段と、
    前記景品交換遊技者撮像手段により撮像された遊技者画像に対応する遊技者に関する情報である景品交換遊技者情報を特定する景品交換遊技者情報特定手段と、
    前記景品棚に設けられ、端数景品を取得する遊技者を撮像する景品取得遊技者撮像手段と、
    前記景品取得遊技者撮像手段により撮像された遊技者画像に対応する遊技者に関する情報である景品取得遊技者情報を特定する景品取得遊技者情報特定手段と、
    前記景品交換遊技者情報と前記景品取得遊技者情報とが一致しているか否かを判定する遊技者判定手段と、
    前記端数遊技価値と前記景品交換遊技者情報とを対応付けて記憶すると共に、前記遊技者判定手段により一致していると判定された場合に、前記端数遊技価値と前記景品取得遊技者情報とをさらに対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値と、前記記憶手段に記憶された端数遊技価値と、を比較し、いずれの遊技価値が大きいかを判定する遊技価値判定手段と、を備える請求項2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記遊技価値判定手段による判定の結果、前記端数景品遊技価値特定手段により特定された遊技価値が、前記記憶手段により記憶された端数遊技価値より大きい場合に、過剰取得と判定する過剰取得判定手段を備える請求項3に記載の遊技場用システム。
  5. 前記過剰取得判定手段により過剰取得を判定された場合に過剰取得を報知する過剰取得報知手段を備える請求項4に記載の遊技場用システム。
  6. 前記記憶手段は、前記過剰取得判定手段が過剰取得と判定したとき、前記景品取得遊技者情報をさらに記録し、
    前記過剰取得報知手段は、前記過剰取得判定手段による過剰取得の判定に応じて記憶された景品取得遊技者情報に対応する遊技者が景品交換処理を実行した場合に、報知を実行する請求項5に記載の遊技場用システム。
  7. 前記予め定められた判定条件は、前記景品棚への遊技者の手の挿抜が検出されたことである請求項1~6のいずれか1項に記載の遊技場用システム。
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