JP2023032120A - 環境数値収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】環境数値を検出して送信するデータロガーと環境数値を受信するゲートウェイとを備えるシステムにおいて、データロガーとゲートウェイとの組み合わせを自動的に行なうようにし、導入が容易な環境数値収集システムを提供する。【解決手段】データロガー2とゲートウェイ3とが通信可能に接続されていて、データロガー2はグループ情報12を送信して、ゲートウェイ3は予め記憶しているグループ情報12の何れかとデータロガー2から受信したグループ情報12とが一致した時に、データロガー2とゲートウェイ3との通信を許可して、データロガー2からの環境数値をゲートウェイ3が受信するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、温度や湿度などの変化する環境数値を検出して収集し、検出場所と離れた位置で環境数値を閲覧できる環境数値収集システムに関するものである。
倉庫などの施設内に、温度や湿度などの環境数値を検出する検出装置(温度センサ・湿度センサ)を配置し、その検出装置から環境数値を収集して閲覧することで、施設内の環境を把握し易くする試みが従来から行われている。そして、近年にあっては、温度や湿度などの検出を行なっている場所から離れた場所で、パーソナルコンピュータや携帯端末を介して環境数値の閲覧などができるシステムが提案されている。
例えば、特許文献1には測定機器を用いたシステムが挙げられ、測定機器による測定値情報(温泉の温度)を、公衆回線(インターネット)に接続されたサービス提供サーバに蓄積する点が示されている。そして、測定機器が測定して得られた測定結果情報を公衆回線に接続した閲覧者の端末機器に表示する点が示されている。
特許文献1における測定機器は、RC232、RS458、RS422などのシリアルインターフェイスを介して、コンピュータやシリアルサーバに検出値情報をデジタル信号として出力できるデジタル測定機器を用いるものとしている。そして、測定機器を温度計とするばかりでなく、測定対象に応じて温湿度計、湿度計、酸素濃度計、電流・電圧計などの各種物理量の測定を行なうものとすることが可能としている。
特許文献1に示されている測定装置は、測定者のシステム内では上述のように有線にて変換器などの電子機器に接続していて、その電子機器の出力をルータなどを介して公衆回線側に出力できるようにしている。
測定機器と測定値情報を受ける電子機器との間を有線で接続している場合は、測定機器と電子機器との間の距離が限定されてしまうため、測定機器と前記電子機器とを無線で接続する製品が流通している。そして、特許文献2、3にあっては、子機として測定情報を無線で送信する測定機器と測定情報を受信する親機との間に中継器を介在させ、無線通信を利用して測定情報を収集するシステムが提案されている。
再公表特許2010/123044号公報 特開2010-101698号公報 特開2000-215377号公報
近年、環境数値を収集するシステムの利用者から、検出装置と受信側の機器との間を長くして環境数値を収集したいとの要望がある。そして、この要望に対応するシステムとしては、検出装置を設置している場所と受信側の機器を設置している場所との間に複数台の中継器を設置し、それらの中機器で環境数値をリレーして受信側の機器に送信する形態が提案されている。
しかしながら、この通信形態の場合、中継器を複数台用意する必要があり、システムを導入するときのコストが上昇するという問題がある。また、導入に際し、検出機器と複数台の中継器と受信側の機器のそれぞれの間で通信し合えるように、通信相手機器の情報を事前に設定するなどの初期設定を利用者が行なう必要がある。そして、上記システムで用いる中継器は、電源として電池を用いているが、システムを維持するためには中継器の電池を定期的に交換する必要があって、中継器の維持管理が煩雑となる。
これに対し、複数台の中継器を設けるのではなく、ゲートウェイと呼ばれる通信機器を1台設けると共に、ゲートウェイと検出装置とを中長距離での情報伝送が可能な方式で通信させるシステムも考え得る。しかしながら、検出装置から送信される情報のセキュリティーを担保するため、検出装置とゲートウェイとが通信を開始する際、検出装置とゲートウェイの双方でペアリング等の認証処理が実行されるところ、検出装置とゲートウェイに対し、ペアリング認証で通信許可されるための設定を別途行う必要がある。また、ペアリング認証による場合、検出装置において、通信可能なゲートウェイが例えば1つに限定される。そのため、これまでペアリング設定されたゲートウェイ以外のゲートウェイと検出装置とを通信させる場合、別途ペアリング設定を行う必要があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、検出装置(例えば、後述するデータロガー)で検出された環境数値を随時閲覧するためのシステムを過度なコストを掛けずに構築できると共に、ペアリング設定を別途行わなくても、例えばゲートウェイにおいて通信可能な検出装置を自動で検出し、双方の通信を確立可能な環境数値収集システムを提供することを目的とする。
(請求項1の発明)
本発明は、上記課題を考慮してなされたもので、データロガーとゲートウェイとが通信可能に接続され、
前記データロガーは、
温度や湿度を含む環境数値を検出するセンシング手段と、
自身の固有情報を記憶する固有情報記憶手段と、
前記ゲートウェイに前記固有情報を送信する固有情報送信手段と、
前記固有情報に基づき前記ゲートウェイが前記データロガーからの通信を許可した場合、前記センシング手段によって検出された前記環境数値を送信する環境数値送信手段と、
を備え、
前記ゲートウェイは、
通信可能なデータロガーのグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、
前記データロガーから受信した前記固有情報から該データロガーのグループ情報を抽出し、前記グループ情報記憶手段に記憶されたグループ情報と、前記固有情報に含まれる該データロガーのグループ情報とが一致する場合、該データロガーとの通信を許可する通信許可手段と、
通信が許可された前記データロガーから前記環境数値を受信する環境数値受信手段と、
を備えることを特徴とする環境数値収集システムを提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明において、ゲートウェイに通信可能に接続される端末をさらに備え、
前記端末は、データロガーとゲートウェイとの関連付けをゲートウェイに対して記憶させるロガー情報設定手段を備えていることが良好である。
(請求項3の発明)
また、上記発明において、ゲートウェイと端末とに通信可能に接続されるサーバをさらに備え、サーバは、閲覧者に付した閲覧者番号と前記固有情報とを紐付けして記憶し、端末は、サーバに送信された環境数値を閲覧するためのデータ閲覧手段を有し、端末からデータ閲覧手段を介して前記閲覧者番号と固有情報がサーバに送信されたとき、サーバは、固有情報に対応するデータロガーが検出した環境数値を、前記端末に対して閲覧可能にすることが良好である。
(請求項4の発明)
また、上記発明において、端末は、ゲートウェイを外部接続するためのルータ情報設定手段を有し、前記ルータ情報設定手段は、ゲートウェイとコンピュータネットワークに事前接続されているルータとを接続するときのルータ情報設定作業内容を、グラフィカル表示形態で表示し、前記表示に基づいて入力された情報をゲートウェイに登録することが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、ゲートウェイが、データロガーのグループ情報との一致をみてそのデータロガーとの通信を許可するようにしている。そのため、データロガーとゲートウェイとを設置して稼動するだけで、データロガーとゲートウェイとの間で、一つのグループとしての組み合わせが自動的に形成される。
従って、データロガーとゲートウェイとのそれぞれに、同一グループであることを示す情報を初期設定として入力する必要がなくなる。そして、長距離無線通信にて見通しが長くてそれぞれの機器の設置位置を目視確認できず、複数のグループ機器が混在する場合でも、別途ペアリング設定を行わず、通信範囲にあるデータロガーとの通信認証をゲートウェイが自動的に行うことができる。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、グループ内でデータロガーを特定できるようになる。よって、特定されたデータロガーからの環境数値を収集することが、ゲートウェイに対する設定で簡単に行なえるという効果を奏する。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、端末からサーバに接続して閲覧者番号とロガー固有番号とを入力することで、ロガー固有番号に対するデータロガーからの記憶データを閲覧できるようにしている。
複数の環境数値収集システムをコンピュータネットワーク(インターネット)に接続すれば、複数の利用者それぞれが、コンピュータネットワークを通じて環境数値収集システムを使用することができる。その際、利用者それぞれは、サーバにアクセスするプログラムをインストールした端末を用いてサーバに接続することになるが、閲覧者番号を閲覧者以外が使用できないように秘密にしておくことで、収集された記憶データが、閲覧者番号を入力した利用者以外に不適切に閲覧されるのを簡単に防止できる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、ゲートウェイとルータとを接続するときには、ルータ情報設定手段の表示に従えばよく、ゲートウェイとルータの接続作業が簡単に行なえるという効果を奏する。
本発明の環境数値収集システムの実施の形態を概略的に示す説明図である。 データロガーの固有情報をゲートウェイに送信する状態を概略的に示す説明図である。 無線通信念とワークを概略的に示す説明図である。 制御手段であるランチャー画面を示す説明図である。
つぎに本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は環境数値収集システム1を示している。この環境数値収集システム1は、例えば物品を収納する倉庫の内部環境や農作物などの育成ハウスの内部環境を、その倉庫や育成ハウスなどの監視対象から離れた場所で随時閲覧可能なシステムである。
図1に示すように環境数値収集システム1は、センサー(検出装置)としての役割を持つデータロガー2と、データロガー2との間で無線通信接続を行なうゲートウェイ3と、コンピュータネットワーク(インターネット)4上に構築していて、前記データロガー2が検出したデータを記憶し、閲覧請求に応じてデータを閲覧可能にする構成を組み込んでいるサーバ5と、コンピュータネットワーク4上のサーバ5に接続して、本環境数値収集システム1の利用者の操作端末となるデスクトップパソコンやノートパソコンなどの端末6とを備えてなるものである。
(データロガー)
データロガー2は、温度や湿度などを含む環境数値を検出する場所に設置していて、設置された環境での環境数値を検出して記憶する。そして、記憶データを無線で出力する機能を有している。本実施形態におけるデータロガー2は、CPU等の演算部、ROM等の記憶部、通信インターフェイス部、温度・湿度センサー等を備える。ここで、データロガー2の演算部は、温度・湿度センサーなどのセンサーを介して入力される信号から、記憶部に格納されたプログラムやデータに基づき、例えば後述の機能を実行するための演算を行う。更に、演算部は、例えばゲートウェイ3に対し、演算結果から生成される信号を出力する。
図2に示されるように、前記プログラムに基づく処理によって、データロガー2は、温度や湿度などを含む環境数値を検出するセンシング手段7、固有情報記憶手段8、固有情報送信手段9、環境数値送信手段10等として機能する。
そして、本環境数値収集システム1を形成するときに、データロガー2とゲートウェイ3との間で互いが同一のグループの機器であるか否かを判断して、同じグループの機器として事前登録されている機器であれば、データのやり取りを行なえるように通信可能にする仕組みが施されている。
(センシング手段)
本実施形態におけるセンシング手段7は、検出する対象に応じて選択される温度・湿度などを含む環境数値を検出するセンサー(検出装置)である。検出される環境数値はこのデータロガー2の内部で記憶データとして変換されて、無線通信にて出力することができるように設けられている。
(固有情報記憶手段-固有情報、グループ情報)
固有情報記憶手段8は、データロガー2自身の固有情報11を記憶している。固有情報11は、複数で存在するデータロガー2それぞれが区別できるように重複することないユニーク値であり、データロガー2の製造元が設定して事前に記憶した情報である。
また、固定情報11は一部にグループ情報12を含んで構成されている。後述するようにこのグループ情報12はグループの一致、不一致の判断に利用される。図2においては、固定情報11の一例を示していて、図中の「AK001」を、一つのデータロガー2の固定情報11としている例である。固定情報11の文字列中、「AK」が、前記データロガー2を含むグループのグループ情報12である。
(固定情報送信手段)
データロガー2とゲートウェイ3との組み合わせを自動的に行なうために、ゲートウェイ3に対してデータロガー2の存在を知らせるようにしている。そして、その働きを上記固有情報送信手段9が行なっている。
固有情報送信手段9は、データロガー2の無線通信範囲に向けて固定情報11を出力する。そして、ゲートウェイ3は、データロガー2の無線通信の領域に存在することで固定情報11を受信する。即ち、固定情報送信手段9はゲートウェイ3に対して固定情報11を送信する。
(環境数値送信手段)
環境数値送信手段10は、データロガー2が検出し記憶した環境数値(温度・湿度情報を含む数値)からなる記憶データを、該データロガー2との無線通信可能に接続されているゲートウェイ3に送信する働きをする。そして、環境数値送信手段10は、後述するように固有情報11に基づくゲートウェイ3での判定によってゲートウェイ3がデータロガー2からの通信を許可した場合に、前記記憶データを送信するものである。
(ゲートウェイ)
ゲートウェイ3はデータロガー2とは離れた場所に設置されている。本実施形態におけるゲートウェイ3は、CPU等の演算部、ROM等の記憶部、通信インターフェイス部等を備える。ここで、ゲートウェイ3の演算部は、例えば、通信インターフェイスを介して入力されるデータロガー2からの送信情報等から、記憶部に格納されたプログラムやデータに基づき、例えば後述の機能を実行するための演算を行う。更に、演算部は、例えばサーバ5に対し、演算結果から生成される信号を出力する。
図2に示されるように、前記プログラムに基づく処理によって、ゲートウェイ3は、データロガー2のグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段13、データロガー2との通信を許可する通信許可手段14、データロガー2から送信される環境数値を受信する環境数値受信手段15等として機能する。
ここで、データロガー2が、例えばLoRa(小電力広域無線、周波数920MHz)の長距離無線通信タイプのものであれば、ゲートウェイ3についても同一の出力仕様に揃えられていて、LoRa(小電力広域無線 周波数920MHz)の長距離無線通信タイプのものである。このLoRaの長距離無線通信は、見通し約2.5kmの通信距離を実現できる。
また、データロガー2が、RF(特定小電力無線、周波数430MHz)の中距離無線通信タイプとしても構成でき、この場合、ゲートウェイ3も同一の出力仕様にしてRFの中距離無線通信タイプとする。なお、RF(特定小電力無線)の中距離無線通信は、見通し約100mの通信距離を実現できる。
(グループ情報記憶手段)
グループ情報記憶手段13は、通信可能なデータロガー2のグループ情報を記憶するものである。このグループ情報記憶手段13で記憶されるグループ情報は、事前に製造元が複数用意して記憶してもよい(ただし、これに限定されない)。例えば、図2に示すように、AK、BK、CK、…の文字列を本実施の形態ではグループ情報として事前に準備されていて、これらをゲートウェイ3のグループ情報記憶手段13が記憶している。
(通信許可手段)
通信許可手段14は、以下に示す条件が満たされることでデータロガー2との通信が許可(環境数値などの受け渡し)するものであり、通信許可手段14が許可した状態の下でデータロガー2とゲートウェイ3が接続されることにより、無線通信ネットワーク16が形成される。通信許可手段14の通信を許可する条件は、グループ情報記憶手段13に記憶されたグループ情報12と、データロガー2が送信するグループ情報とが一致する場合である。
データロガー2は、このデータロガー2の固有情報11をゲートウェイ3に送信する動作を行なっている。一方、ゲートウェイ3の通信許可手段14は、前記データロガー2から受信した固有情報11からこのデータロガー2のグループ情報12を抽出する。
そして、上述したように通信許可手段14は、グループ情報記憶手段13に記憶されているグループ情報12と、データロガー2のグループ情報12との突き合わせを行なって、グループ情報記憶手段13の何れかのグループ情報12とデータロガー2のグループ情報12とが一致したときに、データロガー2との通信を許可するものである。
これにより、データロガー2から送信される固有情報11のグループ情報12とゲートウェイ3に記憶されたグループ情報12とが一致すれば、データロガー2とゲートウェイ3との通信が可能となる。そのため、無制限に通信を許可する場合に比べて情報セキュリティーを担保できると共に、ペアリング設定を別途行わなくても、データロガー2とゲートウェイ3とが自動で通信可能となる。また、データロガー2のグループ情報の照合による簡便な通信認証処理により、複数のデータロガー2と複数のゲートウェイ3とが存在する場合であっても、通信可能なデータロガー2とゲートウェイ3の組み合わせを簡易に構築することができる。
(無線通信ネットワークの例)
図3は、データロガー2とゲートウェイ3とで無線通信ネットワーク16を形成している一例を概略的に図示している。この一例では、五台のデータロガー2があるとともに、二台のゲートウェイ3がある。
そして、五台中、三台のデータロガー2は、それぞれの固有情報11のグループ情報12が同じ「AK」であって、固有情報11は、AK001、AK002、AK003としている。また、二台中の一方のゲートウェイ3は、グループ情報記憶手段13で上述のようにAK、BK、CK、…の文字列をグループ情報12として記憶している。
残り二台のデータロガー2は、固有情報11のグループ情報12が同じ「R2」であり、一方のデータロガー2の固有情報11をR2Aとし、他方のデータロガー2の固有情報11をR2Bとしている。さらに残りのゲートウェイ3は、グループ情報記憶手段13によって、R1、R2、R3、…の文字列をグループ情報12として記憶している。
そして、上述したようにデータロガー2のグループ情報12の照合をゲートウェイ3側で行なって通信許可とすることにより、固有情報11をAK001、AK002、AK003とする三台のデータロガー2と「AK」のグループ情報12を有するデータロガー2からの通信を許可したゲートウェイ3との間で、図3に示すように無線通信ネットワーク16が形成される。
また、同様に、固有情報11をR2A、R2Bとする二台のデータロガー2と「R2」のグループ情報12を有するデータロガー2からの通信を許可したゲートウェイ3との間で、無線通信ネットワーク16が形成される。
このように、一方のゲートウェイ3は、グループ情報12を「AK」としているデータロガー2とで一つの無線通信ネットワーク16を形成し、他方のゲートウェイ3は、グループ情報12を「R2」としているデータロガー2とでもう一つの無線通信ネットワーク16を形成しており、二つの無線通信ネットワーク16が重複(nodeの重複)しないように図られている。
(環境数値受信手段)
ゲートウェイ3の環境数値受信手段15は、データロガー2からの環境数値からなる記憶データを受信するものであり、上記通信許可手段14によって許可されたデータロガー2からの環境数値を受信する。
さらにゲートウェイ3は、形成された上記無線通信ネットワーク16とコンピュータネットワーク(インターネット)4とを中継する役目も有する。後述するように、無線通信ネットワーク16とコンピュータネットワーク4とのネットワーク同士がゲートウェイ3によって中継されてデータの送受信ができる状態となれば、記憶データをコンピュータネットワーク4側に送信できることになる。
(端末)
つぎに、図1に示される端末6について説明する。本実施形態における端末6は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の汎用の情報端末であって、演算部(例えば、CPU等のプロセッサ)、記憶部(例えば、ROMやRAM等のメインメモリ、HDDやSSD等のストレージ)、入出力部(キーボード、マウス、ディスプレー等)、通信インターフェイス部等を備える。
ここで、端末6の演算部は、通信インターフェイス部や入出力部を介して入力される各種信号から、記憶部に格納されたプログラムやデータに基づき下記の機能を実行するための演算を行う。更に、演算部は、例えばサーバ5に対し、演算結果から生成される信号を出力する。図1に示されるように、前記プログラムに基づく処理によって、端末6は、ルータ情報設定手段17、ロガー情報設定手段19、データ閲覧手段20等として機能する。
(ルータ情報設定手段)
ルータ情報設定手段17は、ゲートウェイ3とコンピュータネットワーク4に事前接続されているルータ18とを接続するために、ルータ18側の諸情報を入力する手段である。そして、ゲートウェイ3にルータ18側の諸情報を登録することでゲートウェイ3とルータ18とはデータの通信が可能に接続される。
具体的に、ルータ情報設定手段17は、ゲートウェイ3とルータ18とを接続するときのルータ18の設定作業内容を、端末6にてグラフィカル表示形態で操作ステップごとに表示する。そして、利用者が、端末6の表示に基づいてルータ18の設定を行うための情報を入力すれば、この情報がゲートウェイ3に初期設定として登録(記憶)される。
登録によって上述したようにゲートウェイ3とルータ18とはデータの通信が可能に接続される。即ち、無線通信ネットワーク16とコンピュータネットワーク4とは、ゲートウェイ3を中継してデータ送信可能に接続される。
(ロガー情報設定手段)
ロガー情報設定手段19は、データロガー2とゲートウェイ3とから無線通信ネットワーク16を構築した利用者がその無線通信ネットワーク16を使用するときに、データロガー2とゲートウェイ3との関連付けを本環境数値収集システム1内で設定し、記憶する手段である。そしてロガー情報設定手段19は、データロガー2を特定する固有情報11の入力を促すページを端末6のディスプレーに表示する。
無線通信ネットワーク16を使用しながら特定のデータロガー2から環境数値を収集する利用者は、端末6に表示された入力項目に基づいて固有番号11等を入力すればよい。ロガー情報設定手段19は固有番号11をロガー情報としてゲートウェイ3と関連付けし、その関連付けをデータとしてゲートウェイ3に記憶させる。
また、上記ロガー情報設定手段19は、ゲートウェイ3に対しての関連付けしたデータロガー2の動作、例えば、環境数値の検出間隔、環境数値を記憶した記憶データの通信間隔、記憶データの送信先であるサーバのIPアドレスなどのシステム運用条件を設定する手段であってもよい。
(閲覧限定)
本発明の環境数値収集システム1では、データロガー2が設置環境で検出した環境数値を検出し記憶する。そして、無線通信接続しているゲートウェイ3に向けて記憶データを送信する。ゲートウェイ3は、データロガー2の固有情報11を伴なった状態で受信した記憶データをコンピュータネットワーク4上のサーバ5に送信し、サーバ5は、受信した記憶データを蓄積し、管理する。
端末6は、サーバ5に蓄積している記憶データからなる環境数値を閲覧するためのデータ閲覧手段20として機能する。サーバ5に蓄積されている環境数値を端末6で閲覧する場合、端末6をサーバ5にアクセスした状態にして、データ閲覧手段20を起動させればよく、所望のデータロガー2の固有情報11を特定することで、それに関連付けられた環境数値を端末6で閲覧できる。なお、データ閲覧手段20は、第三者からの不適切な閲覧を防止するために、ユーザー名とパスワード(閲覧者番号)の入力ページを端末6のディスプレーに表示する。
サーバ5にアクセスして閲覧する環境数値は、事前に用意されている各種の表示形式で示すことができる。例えば、データロガー2ごとに、そのデータロガー2から出力された環境数値を表形式で表示したり、円グラフ、折れ線グラフなどの表示形式で表示させることも可能であり、環境数値の変化を見易くするとともに、分析、管理が行ない易くなる。
(ランチャーlauncher)
また、端末6は、ルータ情報設定手段17、ロガー情報設定手段19、データ閲覧手段20の実行を制御する制御手段21を有している。制御手段21もアプリケーションプログラムであり、端末6にランチャーとしてインストールしている。
図4は、制御手段21の稼働時画面22(ランチャー画面)に、ルータ情報設定手段17とロガー情報設定手段19とデータ閲覧手段20の起動に関連付けられたショートカットアイコン23、24、25を配置しており、ルータ情報設定手段17とロガー情報設定手段19とデータ閲覧手段20との起動が容易に行なえるようにしている。
1…環境数値収集システム
2…データロガー
3…ゲートウェイ
4…コンピュータネットワーク
5…サーバ
6…端末
7…センシング手段
8…固有情報記憶手段
9…固有情報送信手段
10…環境数値送信手段
11…固有情報
12…グループ情報
13…グループ情報記憶手段
14…通信許可手段
15…環境数値受信手段
16…無線通信ネットワーク
17…ルータ情報設定手段
18…ルータ
19…ロガー情報設定手段
20…データ閲覧手段
21…制御手段
23、24、25…ショートカットアイコン

Claims (4)

  1. データロガーとゲートウェイとが通信可能に接続され、
    前記データロガーは、
    温度や湿度を含む環境数値を検出するセンシング手段と、
    自身の固有情報を記憶する固有情報記憶手段と、
    前記ゲートウェイに前記固有情報を送信する固有情報送信手段と、
    前記固有情報に基づき前記ゲートウェイが前記データロガーからの通信を許可した場合、前記センシング手段によって検出された前記環境数値を送信する環境数値送信手段と、
    を備え、
    前記ゲートウェイは、
    通信可能なデータロガーのグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、
    前記データロガーから受信した前記固有情報から該データロガーのグループ情報を抽出し、前記グループ情報記憶手段に記憶されたグループ情報と、前記固有情報に含まれる該データロガーのグループ情報とが一致する場合、該データロガーとの通信を許可する通信許可手段と、
    通信が許可された前記データロガーから前記環境数値を受信する環境数値受信手段と、
    を備えることを特徴とする環境数値収集システム。
  2. ゲートウェイに通信可能に接続される端末をさらに備え、
    前記端末は、データロガーとゲートウェイとの関連付けをゲートウェイに対して記憶させるロガー情報設定手段を備えている請求項1に記載の環境数値収集システム。
  3. ゲートウェイと端末とに通信可能に接続されるサーバをさらに備え、
    サーバは、閲覧者に付した閲覧者番号と前記固有情報とを紐付けして記憶し、
    端末は、サーバに送信された環境数値を閲覧するためのデータ閲覧手段を有し、
    端末からデータ閲覧手段を介して前記閲覧者番号と固有情報がサーバに送信されたとき、サーバは、固有情報に対応するデータロガーが検出した環境数値を、前記端末に対して閲覧可能にする請求項2に記載の環境数値収集システム。
  4. 端末は、ゲートウェイを外部接続するためのルータ情報設定手段を有し、
    前記ルータ情報設定手段は、ゲートウェイとコンピュータネットワークに事前接続されているルータとを接続するときのルータ情報設定作業内容を、グラフィカル表示形態で表示し、前記表示に基づいて入力された情報をゲートウェイに登録する請求項2または3に記載の環境数値収集システム。
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