JP4902174B2 - ユビキタスサービスシステム及びユビキタスサービス提供方法 - Google Patents

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本発明は、主にユーザの周辺に存在するデバイスを利用してサービスを提供するユビキタスサービスシステム及びユビキタスサービス提供方法に関する。
ユビキタスサービス(以降、サービスと記載)の目標の1つとして、移動するユーザに対して、そのユーザの周辺にある情報を計測するセンサや情報を出力するアクチュエータなどのユビキタスデバイス(以下、デバイスと記載)を利用して、センサなどから取得したユーザ周辺の情報に基づき、アクチュエータ等によりユーザ周辺のデバイスを動作させるようなサービスを実現することがある。
このようなサービスを実現する方法として、従来の技術では、図16に示すように、ある特定のエリアに存在するユビキタスデバイスを制御するシステム(場所システム1、場所システム2)を複数組み合わせ、ユーザの移動する範囲を複数のシステムのエリアで覆うようにして実現している。このシステムでは、ユーザの移動に応じて、ユーザが属するエリアのシステムを用いて、ユビキタスサービスを実現することになる(例えば、非特許文献1及び2参照)。
J.P.Sousa and D.Garlan, Aura: an architectural framework for user mobility in ubiquitous computing environments, In Proc. of WICSA, p.29-43, Aug. 2002. M. Langheinrich, A privacy awareness system for ubiquitous computing environments, In Proc. of UbiComp, pp.237-245, Sep. 2002.
非特許文献1に記載の技術では、システム側でユーザが場所を移動したことを検出し、検出に応じてサービスを実施するコンピュータプログラム(以下、サービスプログラムと記載)が利用するシステムを自動的に変更することを支援する方法が提案されている。つまり、この方法では、ユーザの場所間の移動と共にサービスプログラムをシステム間で移動させることになる。これにより、ユーザが場所を移動するたびに、サービスプログラムが利用するシステムを変更する手間を省くことができる。
しかし、この方法は、複数のシステムを構築する必要があり、かつ、サービスプログラムの移動元のシステムとサービスプログラムの移動先のシステムとに互換性を必要としており、システム構築が複雑になりコスト増となる問題がある。さらに、ユーザのシステム間の移動をシステム側で管理する必要があり、この移動管理に係る制御が複雑であるという問題がある。
また、非特許文献2に記載の技術では、システム側でユーザが場所を移動したことを検出し、検出に応じて処理を行うシステムにユーザの保護ポリシを自動的に設定することを支援する方法が提案されている。これにより、ユーザは、場所を移動するたびに処理を行うシステムに保護ポリシを設定する手間を省くことができる。
しかし、この方法は、移動先の場所に構築されたシステムがすべて信頼できる必要があり、信頼を確保するために、システム間におけるユーザの移動に応じてシステムに保護ポリシを自動的に設定する機能がシステムに必要となる問題がある。
上記の問題を整理すると、移動するユーザに対して、ユーザ周辺にあるデバイスを随時利用したユビキタスサービスの提供を実現するにあたり、従来技術では、以下の問題があることになる。
(1)広範なユーザの移動範囲を、1つのシステムで全エリアを包括する方法もあるが、当該方法ではエリア内に設置するデバイス数が膨大になり、全てのデバイスを管理するために要するシステム構築費用が非常に高額となり、実現は非現実的であるという問題がある。
(2)移動するユーザに対してそのユーザに一番近いデバイスを選択する必要があるため、システム又は提供されているサービスにおいて、ユーザ及びデバイスの位置として絶対位置を管理しておく必要がある。例えば、複数のシステムでシステムを構築する従来の技術の場合、少なくともユーザ、及びユーザが利用しているデバイスがどのシステムのエリアに属しているかの情報はシステム及び提供されているサービス側で管理されている必要がある。このため、ユーザの現在位置、及びユーザが利用しているデバイスの位置の情報を、システム及び提供されているサービスから隠蔽して、悪意あるシステムやサービスの提供者からユーザを保護することができないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、全てのデバイスを管理することなく、移動するユーザに対して、ユーザ周辺にあるデバイスを随時利用しつつ、ユーザ及び周辺デバイスの位置情報をシステム及びサービスシステムから隠蔽することを可能とするユビキタスサービスシステム及びサービス提供方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、ユーザごとに設けられ前記ユーザに携帯されるシステムノードと、内部に有するデバイスにより当該デバイスの機能に応じた処理を実行する複数のデバイスノードと、前記システムノードに対し、デバイスノードに当該デバイスノードが有するデバイスの機能に応じた処理を実行させるための情報を含んだ操作要求情報を送信するサービスノードとを備えたユビキタスサービスシステムであって、前記システムノードは、一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから当該デバイスノードが有するデバイスの機能を示したタイプ情報と当該デバイスノードへの参照情報を受信するデバイス検出部と、前記デバイス検出部が受信したタイプ情報と参照情報とを対応付けてデバイス情報リスト記憶部に記録するデバイス管理部と、前記サービスノードから前記タイプ情報を含む前記操作要求情報を受信し、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に対応するデバイスノードへの参照情報を前記デバイス情報リスト記憶部から読み出し、読み出した参照情報と受信した操作要求情報とに基づいてデバイス操作情報を生成し、前記参照情報に対応するデバイスノードへ、当該生成したデバイス操作情報を送信するデバイス操作部と、を備え、前記サービスノードは、前記システムノードへの参照情報と処理を要求する所望のデバイスの機能に対応するタイプ情報を含む要求情報とを対応付けて記憶する要求情報記憶部と、予め定められる前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信する操作要求部と、を備え、前記デバイスノードは、自ノードが有するデバイスの機能に対応するタイプ情報を記憶するデバイス情報記憶部と、前記システムノードによって検出された場合、前記デバイス情報記憶部からタイプ情報を読み出して前記システムノードに送信するデバイス被検出部と、前記システムノードから前記デバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行うデバイス被操作部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載に発明において、前記システムノードは、複数存在し、前記サービスノードの前記操作要求部は、複数の前記システムノードの中から予め定められる前記システムノード選択し、選択した前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記デバイス検出部及び前記デバイス被検出部は、互いに近距離通信を行い、前記デバイス検出部は、当該近距離通信に基づいて、前記デバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから前記タイプ情報と前記参照情報を受信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記タイプ情報は、機能が同じデバイスについては、同一の情報で示されることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載に発明において、前記要求情報記憶部に記憶される前記要求情報には、サービス情報収集元として、第2のシステムノードへの第2の参照情報が含まれており、前記デバイス被操作部は、前記システムノードから前記デバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行い、当該処理により得られた情報を含むデバイス応答情報を当該システムノードに送信し、前記デバイス操作部は、前記デバイス操作情報を送信したデバイスノードから前記デバイス応答情報を受信し、受信したデバイス応答情報に含まれる情報を含む操作応答情報を前記サービスノードに送信し、前記操作要求部は、予め定められる前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した要求情報に前記第2の参照情報が含まれている場合、当該第2の参照情報に一致する参照情報を前記要求情報記憶部から検索し、一致した参照情報に対応する第2の要求情報を読み出し、当該第2の参照情報と読み出した第2の要求情報とに基づいて第2の操作要求情報を生成し、当該第2の参照情報に対応する第2のシステムノードへ生成した第2の操作要求情報を送信し、当該第2のシステムノードから前記操作応答情報を受信し、前記第2の参照情報が含まれていた前記要求情報と当該要求情報に対応する参照情報と当該操作応答情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載に発明において、前記システムノードは、前記タイプ情報に対応付けて、前記デバイス操作情報をデバイスノードへ送信するか否かを示した可否情報を記憶する保護ポリシ記憶部を備え、前記デバイス操作部は、前記サービスノードから前記操作要求情報を受信した場合、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に基づいて前記保護ポリシ記憶部から可否情報を検索し、検索した可否情報が「」である場合には、前記デバイス操作情報を前記デバイスノードに送信しないことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載に発明において、前記システムノードは、ユーザに携帯される検出システムノードと、位置が固定されて設けられ、前記検出システムノード及び前記サービスノード及び前記デバイスノードとネットワークを介して通信する操作システムノードとから構成され、前記検出システムノードには、前記デバイス検出部が含まれ、前記操作システムノードには、前記デバイス情報リスト記憶部と、前記デバイス管理部と、前記デバイス操作部と、が含まれることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載に発明において、ユーザごとに設けられ前記ユーザに携帯されるシステムノードと、内部に有するデバイスにより当該デバイスの機能に応じた処理を実行する複数のデバイスノードと、前記システムノードに対し、デバイスノードに当該デバイスノードが有するデバイスの機能に応じた処理を実行させるための情報を含んだ操作要求情報を送信するサービスノードとを備えたユビキタスサービスシステムにおけるユビキタスサービス提供方法であって、前記システムノードの、デバイス検出部が、一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから当該デバイスノードが有するデバイスの機能を示したタイプ情報と当該デバイスノードへの参照情報を受信し、デバイス管理部が、前記デバイス検出部が受信したタイプ情報と参照情報とを対応付けてデバイス情報リスト記憶部に記録し、デバイス操作部が、前記サービスノードから前記タイプ情報を含む前記操作要求情報を受信し、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に対応するデバイスノードへの参照情報を前記デバイス情報リスト記憶部から読み出し、読み出した参照情報と受信した操作要求情報とに基づいてデバイス操作情報を生成し、前記参照情報に対応するデバイスノードへ、当該生成したデバイス操作情報を送信し、前記サービスノードの、要求情報記憶部が、前記システムノードへの参照情報と処理を要求する所望のデバイスの機能に対応するタイプ情報を含む要求情報とを対応付けて記憶し、操作要求部が、予め定められる前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信し、前記デバイスノードの、デバイス情報記憶部が、自ノードが有するデバイスの機能に対応するタイプ情報を記憶し、デバイス被検出部が、前記システムノードによって検出された場合、前記デバイス情報記憶部からタイプ情報を読み出して前記システムノードに送信し、デバイス被操作部が、前記システムノードから前記デバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行うことを特徴とする。
この発明によれば、ユビキタスサービスシステムにおけるシステムノードは、デバイスノードが有するデバイスの機能を示したタイプ情報と当該デバイスノードへの参照情報とを対応付けてデバイス情報リスト記憶部に記録するデバイス管理部と、予め定められるタイプ情報に対応する参照情報をデバイス情報リスト記憶部から読み出し、当該タイプ情報を含むデバイス操作情報を生成し、読み出した参照情報に対応するデバイスノードに生成したデバイス操作情報を送信するデバイス操作部を備える構成とした。また、ユビキタスサービスシステムにおけるデバイスノードは、システムノードからデバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行うデバイス被操作部を備える構成とした。
これにより、システムノードやデバイスノードの絶対位置によらず、ユーザの周囲に存在するデバイスノードをシステムノードにより実行させることが可能となる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムにおけるシステムノードは、一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから前記タイプ情報と前記参照情報を受信するデバイス検出部を備え、デバイスノードは、自ノードが行う処理を示したタイプ情報を記憶するデバイス情報記憶部と、システムノードによって検出された場合、デバイス情報記憶部からタイプ情報を読み出してシステムノードに送信するデバイス被検出部を備える構成とした。
これにより、ユーザが移動しても、ユーザから一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードが、ユーザに携帯されるシステムノードにより随時検出され、システムノードに検出されたデバイスノードのデバイス情報が登録される。そのため、システムノードやデバイスノードの絶対位置によらず、ユーザ、すなわちシステムノードから一定の距離の範囲内のデバイスノードを実行させることが可能となる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムにおけるシステムノードは、一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから当該デバイスノードが有するデバイスの機能を示したタイプ情報と当該デバイスノードへの参照情報を受信するデバイス検出部と、デバイス検出部が受信したタイプ情報と参照情報とを対応付けてデバイス情報リスト記憶部に記録するデバイス管理部と、サービスノードからタイプ情報を含む操作要求情報を受信し、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に対応する参照情報をデバイス情報リスト記憶部から読み出し、読み出した参照情報と受信した操作要求情報とに基づいてデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をデバイスノードに送信するデバイス操作部とを備える構成とした。また、ユビキタスサービスシステムにおけるサービスノードは、システムノードへの参照情報と、デバイスノードに対して処理を要求する要求情報とを対応付けて記憶する要求情報記憶部と、予め定められるシステムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する要求情報とを要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信する操作要求部とを備える構成とした。また、ユビキタスサービスシステムにおけるデバイスノードは、自ノードが行う処理を示したタイプ情報を記憶するデバイス情報記憶部と、システムノードによって検出された場合、デバイス情報記憶部からタイプ情報を読み出してシステムノードに送信するデバイス被検出部と、システムノードからデバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行うデバイス被操作部と、を備える構成とした。
これにより、ユーザが移動しても、ユーザから一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードが、ユーザに携帯されるシステムノードにより随時検出され、システムノードに検出されたデバイスノードのデバイス情報が登録される。また、サービスノードはデバイスノードが備えるデバイスの機能を示したタイプ情報により操作要求情報を生成することができる。そのため、システムノードやデバイスノードの絶対位置によらず、さらに、デバイスノードが備えるデバイスに固有の設定情報をサービスノードに設定することなく、タイプ情報を設定しさえすれば、ユーザ、すなわちシステムノードから一定の距離の範囲内のデバイスノードを実行させることが可能となる。
また、本発明によれば、システムノードは、複数存在し、サービスノードの操作要求部は、複数のシステムノードの中から予め定められるシステムノード選択し、選択したシステムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する要求情報とを要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信する構成とした。これにより、ユーザが複数存在し、それぞれのユーザによりシステムノードが携帯されている場合であっても、それぞれのユーザ、すなわちシステムノードから一定の距離の範囲内のデバイスノードを実行させることが可能となる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムにおけるデバイス検出部及びデバイス被検出部は、互いに近距離通信を行い、デバイス検出部は、当該近距離通信に基づいて、デバイスノードを検出し、検出したデバイスノードからタイプ情報と参照情報を受信する構成とした。
これにより、近距離通信の信号の受信範囲に存在するデバイスノードをシステムノードから検出することが可能となる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムにおけるタイプ情報は、機能が同じデバイスについては、同一の情報で示される構成とした。
これにより、デバイス固有の設定情報が異なる場合であっても、機能が同じであればサービスノードには、タイプ情報を利用して要求情報を予め設定しておくことができ、そのため、ユーザから一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードが変更されても、要求情報を変更する必要がなくなる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムのサービスノードにおける要求情報記憶部に記憶される要求情報には、システムノードへの第2の参照情報が含まれており、サービスノードの操作要求部は、予め定められるシステムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する要求情報とを要求情報記憶部から読み出し、読み出した要求情報に第2の参照情報が含まれている場合、当該第2の参照情報に一致する参照情報を要求情報記憶部から検索し、一致した参照情報に対応する要求情報を読み出し、読み出した要求情報と検索した参照情報とに基づいて操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信し、当該システムノードから操作応答情報を受信し、第2の参照情報が含まれていた要求情報と当該要求情報に対応する参照情報と当該操作応答情報とに基づいて操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信し、デバイスノードのデバイス被操作部は、システムノードからデバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行い、当該処理により得られた情報を含むデバイス応答情報を当該システムノードに送信する構成とした。
これにより、ユーザから一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードにより得られた情報を利用して、得られた情報を含む操作要求情報を他のデバイスノードに送信することが可能となる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムのシステムノードは、タイプ情報に対応付けて、当該デバイス操作情報をデバイスノードへ送信するか否かを示した可否情報を記憶する保護ポリシ記憶部を備えており、デバイス操作部は、サービスノードから操作要求情報とを受信した場合、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に基づいて保護ポリシ記憶部から可否情報を検索し、検索した可否情報が「可」である場合、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に対応するデバイスノードへの参照情報をデバイス情報リスト記憶部から読み出し、読み出した参照情報と受信した操作要求情報とに基づいてデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をデバイスノードに送信する構成とした。
これにより、保護ポリシ記憶部に記憶される情報をデバイス情報の検索時にフィルタとして適用することにより、ユーザの周辺に存在するデバイスノード30の変更にかかわらず、所望のタイプ情報に対応するデバイスノードのデバイスをサービスノードから送信される操作要求情報により実行させないようにすることができる。また、保護ポリシ記憶部に記憶させる情報をユーザに対応付けられるシステムノードに設定しておきさえすればよく、サービスノード等に分散させて設定する必要がなくなるため、設定コストを削減することができる。
また、本発明によれば、ユビキタスサービスシステムにおけるシステムノードは、ユーザに携帯される検出システムノードと、位置が固定されて設けられ、検出システムノード及びサービスノード及びデバイスノードとネットワークを介して通信する操作システムノードとを備えており、検出システムノードには、デバイス検出部が含まれ、操作システムノードには、デバイス情報リスト記憶部と、デバイス管理部と、デバイス操作部と、が含まれる構成とした。
これにより、ユーザに携帯される構成について軽量化を図り、持ち運び易くすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるユビキタスサービスシステム1を示す概略ブロック図である。図1に示すユビキタスサービスシステム1は、周辺の照度を計測する照度センサ(照度計)あるいは情報を出力するアクチュエータに相当するディスプレイの機能を有するデバイスノード30A〜30Dを利用して、明るいエリア300と、暗いエリア400の間で、ユーザ100とユーザ200が互いに移動する場合に、ユーザ100が存在するエリアが明るいかあるいは暗いか(状況把握)を示す情報をユーザ200に文字情報(働きかけ)により通知を行うサービスを提供する構成を備えている。ここで、ユーザに通知する情報をユビキタスサービスシステム1が提供するサービスに関する情報として、以下サービス情報と呼ぶ。
ユビキタスサービスシステム1は、サービスノード60、操作システムノード10a、10b、検出システムノード20a、20b、デバイスノード30A〜30D、及びこれらを相互に接続するネットワーク500を備えている。また、検出システムノード20a、20bとデバイスノード30A〜30Bは、無線や赤外線により一定の距離の範囲内で情報の送受信を行う近距離通信機能を備えている。ここで、一定の距離の範囲は、例えば、図1では、エリア300やエリア400によって示される範囲に相当する。以下、検出システムノード20aや20bから一定の距離の範囲内に存在するデバイスノード30A〜30Dについて、検出システムノード20aや20bの周辺に存在するデバイスノード30A〜30Dと記載する。
ユビキタスサービスシステム1において、操作システムノード10a、10bと検出システムノード20a、20bは、それぞれユーザに対応付けられて設けられている。図1では、操作システムノード10aと検出システムノード20aは、ユーザ100に対応付けられ、操作システムノード10bと検出システムノード20bは、ユーザ200に対応付けられている。
検出システムノード20a、20bは、それぞれユーザ100、200に携帯され、ユーザとともに移動し、周辺に存在するデバイスノード30A〜30Dを近距離通信により検出する。また、検出システムノード20a、20bは、検出したデバイスノード30A〜30Dからデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報を対応する操作システムノード10a、10bに通知する。ここで、デバイス情報とは、デバイスノード30A〜30Dのそれぞれが内部に有する機能を示した情報であり、詳細については後述する。
操作システムノード10a、10bは、対応する検出システムノード20a、20bから通知されたデバイス情報を内部に記憶する。また、操作システムノード10a、10bは、サービスノード60からデバイスノード30A〜30Dにそれぞれが内部に備えるデバイスの機能に基づいて処理を実行させるための情報を含んだ操作要求情報を受信する。また、操作システムノード10a、10bは、サービスノード60から受信した操作要求情報と内部に記憶しているデバイス情報とに基づいて、デバイスノード30A〜30Dのいずれかを特定して処理を実行させるためのデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をネットワーク500に送出する。
デバイスノード30A〜30Dは、上述したように近距離通信により検出システムノード20a、20bにより検出される。また、デバイスノード30A〜30Dのそれぞれには予め所定の処理を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されており、操作システムノード10a、10bから送信されるデバイス操作情報に従って、内部に記憶しているコンピュータプログラムを読み出して実行し、内部に備えるデバイスを起動して上述した照度センサやディスプレイとして動作する。
図1では、デバイスノード30A、30Cは、周囲の照度を計測する照度センサをデバイスとして備え、当該照度センサを起動するためのコンピュータプログラムを備えており、操作システムノード10a、10bからのデバイス操作情報に従って、コンピュータプログラムを実行させて照度センサを起動し、起動した照度センサが周囲の照度を計測し、計測した照度値の情報を含むデバイス応答情報をデバイス操作情報の送信元の操作システムノード10a、10bへ送信する。デバイスノード30B、30Dは、液晶画面に情報を表示するディスプレイをデバイスとして備え、当該ディスプレイを起動して受信したサービス情報を出力するコンピュータプログラムを備えており、当該コンピュータプログラムを実行させてディスプレイを起動し、起動したディスプレイが操作システムノード10a、10bから送信されるデバイス操作情報に含まれる文字情報、例えば、“明るい”あるいは“暗い”などを表示する。
サービスノード60は、予め内部にユーザ100が存在するエリアが明るいかあるいは暗いかを示す情報をユーザ200に文字情報により通知を行う処理を行うための情報が予め記憶しており、当該情報に基づいて生成した操作要求情報を操作システムノード10a、10bに送信する。
なお、以下の説明で各ノードの内部構成について説明する際に、操作システムノード10a、10b、検出システムノード20a、20b、デバイスノード30A〜30Dについてはそれぞれ内部構成が同じであるため、以下の符号によって示すこととする。すなわち、操作システムノード10a、10bについては、操作システムノード10と記載し、検出システムノード20a、20bについては検出システムノード20と記載し、デバイスノード30A〜30Dについてはデバイスノード30と記載する。
また、以下の説明で、操作システムノード10a、10b、検出システムノード20a、20b、デバイスノード30A〜30Dのそれぞれの内部構成を区別して記載する場合、それぞれの添え字(例えば、a、b、A、B、C、D)を符号に付加して記載することとする。
次に、図2から図8を参照して、デバイスノード30、検出システムノード20、操作システムノード10、サービスノード60の内部構成について説明する。
図2は、デバイスノード30の内部構成を示したブロック図である。
デバイスノード30は、デバイス被操作部31と、プログラム記憶部32と、デバイス被検出部32と、デバイス情報記憶部33とを備えている。プログラム記憶部32は、デバイス被操作部31が備えるデバイスを起動させるためのコンピュータプログラムを予め記憶している。デバイス被操作部31は、コンピュータプログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)等のメモリとデバイスとを備えている。上述したように、デバイスとしては、照度センサやディスプレイが備えられる。また、デバイス被操作部31は、操作システムノード10からのデバイス操作情報を受信し、プログラム記憶部32に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して、内部のメモリにロードし、CPUによりコンピュータプログラムを実行して、デバイスを起動する。また、デバイス被操作部31は、コンピュータプログラムを実行した際の実行結果、例えば正常終了したことを示す情報や、異常終了したことを示す情報を戻り値として含むデバイス応答情報を生成し、生成したデバイス応答情報をデバイス操作情報の送信元の操作システムノード10に送信する。また、デバイス操作部31は、照度センサなど起動することにより、照度値などの情報が得られるデバイスを備えている場合、得られた情報と戻り値とを含むデバイス応答情報を生成し、生成したデバイス応答情報をデバイス操作情報の送信元の操作システムノード10に送信する。
デバイス被検出部33は、例えば、無線通信装置や赤外線通信装置を有しており、近距離通信により検出システムノード20により検出され、検出されたことを検知した場合、デバイス情報記憶部34に記憶されているデバイス情報を読み出して検出元の検出システムノード20に送信する。
図3は、デバイス情報記憶部34のデータ構成を示した図である。デバイス情報記憶部34に記憶されるデータは、デバイスノード30が備えているデバイスの機能を示す「タイプ」とデバイスノード30を一意に識別可能な参照情報を示す「参照」の項目とを有している。「タイプ」の項目は更に、「方向」と「メディア」の項目の組を有しており、「方向」には、デバイスの入出力の方向を示す情報が記憶され、「メディア」には、入出力メディアを示す情報が記憶される。例えば、照度センサの場合、「方向」と「メディア」の項目にはそれぞれ「sense」、「光」が記憶され、光を検出するデバイスであることを示すこととなる。ディスプレイの場合には、「方向」と「メディア」の項目にはそれぞれ「actuate」と「文字」が記憶され、文字情報を出力するデバイスであることを示すこととなる。なお、以下の説明では、「方向」と「メディア」に記憶されている情報を組み合わせた情報をタイプ情報と記載する。
上記の「タイプ」の項目を利用することで、タイプごとにデバイス非依存の抽象インターフェース(以下、I/Fと記載)を規定することができる。デバイス被操作部31は、このデバイス非依存の抽象I/Fをデバイス依存の固有I/F、すなわち具体的な照度センサやディスプレイを起動するためのI/Fに対応付け、抽象I/Fで入力された場合にデバイスを起動できるよう実装する。なお、「タイプ」の項目に含まれる「方向」や「メディア」に記憶される語彙、およびそれらの組みに対応する抽象I/Fの引数や、戻り値の型はユビキタスサービスシステム1内で統一的に規定されている。
「参照」の項目は、更に「アドレス」と「名前」の項目を有しており、「アドレス」の項目には、デバイスノード30に予め付与されているデバイスノード30を一意に識別可能なアドレス情報が記憶される。「名前」には、デバイスノード30がプログラム記憶部32に記憶しているコンピュータプログラムのファイル名が記憶される。例えば、デバイスノード30Aの場合、デバイスノード30Aに予め付与されているデバイスノード30Aを一意に識別可能な「A」というアドレス情報が記憶され、デバイスノード30Aのプログラム記憶部32Aに記憶されているコンピュータプログラムのファイル名「α」が記憶される。デバイスノード30Bの場合、デバイスノード30Bに予め付与されているデバイスノード30Bを一意に識別可能な「B」というアドレス情報が記憶され、デバイスノード30Bのプログラム記憶部32Bに記憶されているコンピュータプログラムのファイル名「β」が記憶される。なお、以下の説明では、「アドレス」と「名前」に記憶されている情報を組み合わせた情報を参照情報と記載する。
図4は、検出システムノード20の内部構成を示したブロック図である。デバイス検出部20は、例えば、無線通信装置や赤外線通信装置を有しており、後述する操作システムノード10のデバイス管理部11から検出要求を受信して近距離通信によりデバイスノード30を検出する。また、デバイス検出部20は、検出したデバイスノード30から送信されるデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報を操作システムノード10のデバイス管理部11に送信する。
図5は、操作システムノード10の内部構成を示したブロック図である。操作システムノード10は、デバイス管理部11と、デバイス情報リスト記憶部12と、デバイス操作部13と、保護ポリシ記憶部14とを備えている。デバイス管理部11は、当該操作システムノード10に予め対応付けられている検出システムノード20に検出要求を送信し、検出要求の応答としてデバイス検出部21からデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報をデバイス情報リスト記憶部12に記録する。デバイス操作部13は、サービスノード60から操作要求情報を受信し、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に基づいて、デバイス管理部11にタイプ情報に対応する参照情報の検索を要求する。また、デバイス操作部13は、検索結果に含まれる参照情報に基づいてデバイスノード30を起動させるためのデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をデバイスノード30に送信する。また、デバイス操作部13は、デバイスノード30からデバイス応答情報を受信し、デバイス応答情報に含まれる戻り値やデバイスノード30のデバイスを起動することにより得られた情報を読み出し、読み出した戻り値や情報を含む操作応答情報を生成し、生成した操作応答情報をサービスシステムノード60に送信する。また、デバイス操作部13は、サービスノード60から操作要求情報を受信した場合、操作要求情報に含まれるタイプ情報に基づいて、保護ポリシ記憶部14を検索し、当該タイプ情報に基づくデバイス操作情報を生成するか否かを判定する。
図6は、操作システムノード10に備えられるデバイス情報リスト記憶部12と、保護ポリシ記憶部14とのデータ構成を示した図である。デバイス情報リスト記憶部12は、図6(a)に示されるようにデバイス管理部11により記録されるデバイス情報がリストで記憶される。保護ポリシ記憶部14は、悪意のあるアクセスから操作システムノード10を保護するための保護ポリシ情報を設定するために用いられ、図6(b)に示されるように保護ポリシ記憶部14に記憶される保護ポリシ情報のデータは、「タイプ」の項目と「パーミッション」の項目を有しており、「タイプ」の項目にはタイプ情報が記憶され、「パーミッション」の項目には、「タイプ」の項目に記憶されるタイプ情報によって示されるデバイスノード30に送信するためのデバイス操作情報を生成させるか否かを示す可否情報が記憶される。生成を許可する場合には「OK」が記憶され、生成を許可しない場合「NG」が記憶される。
図7は、サービスノード60の内部構成を示したブロック図である。
サービスノード60において、操作要求部62は、要求情報記憶部63に記憶されている情報に基づいて操作要求情報を生成し、生成した操作要求情報をネットワーク500に送出する。また、操作要求部62は、操作要求情報の応答として操作応答情報を操作システムノード10から受信した際、受信した操作応答情報をサービス情報処理部61に出力する。
サービス情報処理部61は、操作要求部62から操作応答情報が入力されると、入力される操作応答情報に含まれる情報がサービス情報として出力する必要のある情報の場合、当該情報からサービス情報を生成し、生成したサービス情報を操作要求部62に出力する。ここで、操作応答情報に含まれる情報としては、デバイスノード30による実行結果を示す戻り値や、照度センサとして機能するデバイスノード30により計測された照度値の情報などがあり、照度値は、サービス情報として出力する必要のある情報となる。ここで、サービス情報とは、例えば、操作応答情報に含まれる情報が照度値である場合、サービス情報処理部61により出力される“明るい”や“暗い”といった文字情報となる。“明るい”という文字情報は、サービス情報処理部61が、内部に予め設定される閾値に基づいて、操作応答情報に含まれる照度値が当該閾値以上であると判定した場合に、サービス情報処理部61から出力され、“暗い”という文字情報は、照度値が当該閾値未満であると判定した場合に出力される。
図8は、要求情報記憶部63のデータ構成を示した図である。
要求情報記憶部63に記憶されるデータは、「送信先操作システムノードアドレス」と「要求情報」の項目とを有している。「送信先操作システムノードアドレス」には、操作要求情報に含まれる送信先アドレスとなる操作システムノード10のアドレスが記憶される。図8では、操作システムノード10bのアドレスと、操作システムノード10aのアドレスとが記憶されている例が示されている。
「要求情報」の項目は、更に、「タイプ」と「サービス情報収集元」の項目を有している。「タイプ」には、タイプ情報が記憶される。「サービス情報収集元」には、操作システムノード10のアドレスが設定される。例えば、タイプ情報が(actuate,文字)の場合、「文字」の部分に“明るい”や“暗い”といった文字情報を設定して操作要求情報を生成しなければならない。しかし、これらの“明るい”や“暗い”といった文字情報はサービス情報処理部61により出力され、さらにサービス情報処理部61は、照度値に基づいてこれらも文字情報を出力するため、先に照度値の情報を収集しておかなければならない。このとき、「サービス情報収集元」に、照度値の情報を収集させる操作システムノード10のアドレスが設定されることになる。図8の例では、「サービス情報収集元」に操作システムノード10aのアドレスが設定されている例が示されている。
図8に示される例について説明すると、「送信先操作システムノードアドレス」がユーザ200に対応付けられた操作システムノード10bが設定される行は、ユーザ200に何らかの文字情報をデバイスノード30に通知する処理を定義している。そして、当該行の「サービス情報収集元」には、当該文字情報の収集元がユーザ100に対応付けられた操作システムノード10aであることが示されている。
「送信先操作システムノードアドレス」に操作システムノード10aのアドレスが設定されている行は、操作システムノード10aがデバイスノード30に要求する情報がタイプ情報(sense,光)に基づく情報、すなわちデバイスノード30に照度値を計測させることを定義している。つまり、図8の設定例は、当該ユビキタスサービスシステム1が提供するサービスである、ユーザ100が存在するエリアが明るいかあるいは暗いかを示す情報をユーザ200に文字情報により通知を行う処理の手順を定義していることとなる。
次に、図9を参照して、サービスノード60、操作システムノード10、検出システムノード20、デバイスノード30の動作について説明する。
最初に、デバイスノード30の検出過程について説明する。操作システムノード10のデバイス管理部11は、当該操作システムノード10に対応付けられている検出システムノード20に検出要求を送信する(ステップ1a)。検出システムノード20のデバイス検出部21は、デバイス管理部11から検出要求を受信すると、一定の距離の範囲内に近距離通信により信号を送出する(ステップ1b)。デバイノード30のデバイス被検出部32は、デバイス検出部21から送出される信号を受信すると、デバイス情報記憶部34からデバイス情報を読み出し、読み出したデバイス情報を含む信号を検出システムノード20に対して送信する(ステップ1c)。検出システムノード20のデバイス検出部21は、デバイス被検出部32から送信される信号を受信し、受信した信号からデバイス情報を読み出し、読み出したデバイス情報を検出要求の送信元のデバイス管理部11に送信する(ステップ1d)。デバイス管理部11は、デバイス検出部21からデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報をデバイス情報リスト記憶部12に記録する。これにより、デバイスノード30が検出され、検出されたデバイスノード30のデバイス情報が操作システムノード10のデバイス情報リスト記憶部34に記録される。
上記のような動作により、デバイスノード30の中から当該ユーザにより携帯される検出システムノード20と一定の距離の範囲内に存在するデバイスノード30をアドホックにその場その場で検出することで、ユーザにとって情報の入出力となるデバイスノード30の情報を、検出システムノード20やデバイスノード30の絶対位置によらず、検出システムノード20とデバイスノード30との相対位置により特定して管理することが可能となる。これにより、ユーザにとっては、ユーザ自身の位置情報をユビキタスサービスシステム1に登録する必要がなくなるため、ユーザ自身の位置情報をユビキタスサービスシステム1から隠蔽し、ユーザ自身の位置情報を情報の漏洩等から保護することが可能となる。また、デバイスノード30を提供する者にとっては、設置したデバイスノード30の位置情報をユビキタスサービスシステム1に登録する必要がなくなるため、デバイスノード30の設置のコストを削減することが可能となる。
次に、操作システムノード10がデバイスノード30を操作する操作過程について説明する。まず最初に、サービスノード60の操作要求部62は、要求情報記憶部63に記憶されている「送信先操作システムノードアドレス」と「要求情報」の項目からなる複数のエントリの中から予め定められている1つのエントリを読み出す。操作要求部62は、読み出したエントリに含まれる情報から操作要求情報を生成し、生成した操作要求情報をネットワーク500に送出する(ステップ2a)。当該操作要求情報は、操作要求情報に含まれる送信先操作システムノードのアドレスに従って、ネットワーク500により転送され、操作システムノード10のデバイス操作部13により受信される。デバイス操作部13は、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報を読み出し、読み出したタイプ情報の検索が許可されているか否かを保護ポリシ記憶部14を参照することにより判定する。デバイス操作部13は、許可されていると判定した場合、読み出したタイプ情報をデバイス管理部11に出力する。一方、デバイス操作部13は、許可されていないと判定した場合、操作要求情報を破棄する(ステップ2b)。デバイス管理部11は、デバイス操作部13から入力されるタイプ情報に一致する参照情報をデバイス情報リスト記憶部12から検索し、一致したデバイス情報をデバイス操作部13に出力する(ステップ2c)。
デバイス操作部13は、デバイス管理部11から出力されるデバイス情報を含むデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をネットワーク500に送出する(ステップ2d)。デバイス操作情報は、デバイス操作情報の参照情報に含まれるデバイスノード30のアドレスに従って、ネットワーク500によって転送され、デバイスノード30のデバイス被操作部31により受信される。デバイス操作情報を受信したデバイス被操作部31は、デバイス操作情報から参照情報を読み出し、読み出した参照情報に含まれるコンピュータプログラムのファイル名に基づいて、プログラム記憶部32からコンピュータプログラムを読み出して実行し、内部に備えるデバイスを起動する。そして、デバイス被操作部31は、上述した戻り値を含むデバイス応答情報をデバイス操作部13に送信するが、このとき、照度の計測のようにデバイスの起動により情報が得られた場合には、更に当該情報を含めてデバイス応答情報を生成し、生成したデバイス応答情報をデバイス操作部13に送信する(ステップ2e)。デバイス操作部13は、受信したデバイス応答情報に基づいて操作応答情報を生成し、生成した操作応答情報をサービスノード60に送信する(ステップ2f)。
上記の実施形態の構成により、デバイス情報リスト記憶部12に記憶されている検出システムノード10に対応付けられているデバイスノード30のデバイス情報の参照情報をサービスノード60から隠蔽することが可能となる。すなわち、デバイス操作部13が提供しているサービスAPI(Application Program Interface)として、デバイスノード30が備えるデバイスの機能を抽象的に示したタイプ情報により定義することで、サービスノード60の要求情報記憶部63にユーザの周囲に存在するデバイスノード30の参照情報を設定する必要がなくなり、ユーザ自身の周辺に存在するデバイスノード30が変更されても、サービスノード60に設定される情報を変更する必要がなく、また、デバイスノード30のデバイス情報はサービスノード60の操作要求から保護されることになる。
また、操作システムノード10とサービスシステム60間で送受信される操作要求情報及び操作応答情報や、操作システムノード10とデバイスノード30間で送受信されるデバイス操作情報及びデバイス応答情報についてフォーマットを統一化することによりインタフェースの共通化を図ることができ、ユビキタスサービスシステム1の開発コストを削減することが可能となる。
また、保護ポリシ情報をデバイス情報の検索時に起動させるデバイスノード30と、起動させないデバイスノード30とを区別するためのフィルタとして適用することにより、ユーザ自身の周辺に存在するデバイスノード30の変更にかかわらず、所望のタイプ情報に対応するデバイスノード30をサービスノード60の操作要求情報により実行させるか実行させないかを選択することが可能となる。
また、保護ポリシ情報をユーザに対応付けられる操作システムノード10に設定しておきさえすればよく、サービスノード60等に分散させて設定する必要がなくなるため、設定コストを削減することができる。また、サービスノード60を運用する者にとっては、対象とするユーザの周辺に存在するデバイスノード30の変更に関わらず、デバイス操作部13が提供しているインタフェースを利用することで、所望のタイプ情報に対応するデバイスノード30に操作要求情報を送信して実行させることができるため、サービスの開発コストを削減することが可能となる。
また、タイプ情報ごとに保護ポリシを設定することができるため、サービスノード60が複数存在する場合に、他のサービスノード60からのアクセスや、ネットワーク500に接続可能な他の装置等からの悪意のあるアクセスからデバイスノード30の不正使用を防ぐことが可能となり、安全性の高いユビキタスサービスシステム1の構築を行うことができる。
次に、図10から図15を参照して、図1に示すユビキタスサービスシステム1において、ユーザ100がエリア300に存在し、ユーザ200がエリア400に存在する場合から、ユーザ100がエリア400に移動し、ユーザ200がエリア300に移動した場合のそれぞれのノードにおける処理について説明する。
(ユーザ移動前の処理)
最初に、図10から図12を参照して、ユーザ100がエリア300に存在し、ユーザ200がエリア400に存在する場合について説明する。下記の処理が行われる前提として、サービスノード60の操作情報記憶部60には、図8に示すデータが記憶されており、また、操作システムノード10aの保護ポリシ記憶部14aには、図11に示す情報が記憶され、操作システムノード10bの保護ポリシ記憶部14bには、図12に示す情報が記憶されているものとする。
図10に示すようにユーザ100は、検出システムノード20aを携帯してエリア300に存在しているため、図11に示すように、検出システムノード20aは、操作システムノード10aのデータ管理部11aからの検出要求を受信すると、デバイスノード30Aとデバイスノード30Bとを近距離通信により検出し、それぞれのデバイスノード30A、30Bについて図9で説明したステップ1a〜1dまでの処理を行う。そして、操作システムノード10aのデバイス情報リスト記憶部12aには、図11に示すように、デバイスノード30Aのデバイス情報であるタイプ情報(sense,光)、参照情報(A,α)と、デバイスノード30Bのデバイス情報であるタイプ情報(actuate,文字)、参照情報(B,β)とがデバイス管理部11aにより記録される。
同様にして、ユーザ200は、検出システムノード20bを携帯してエリア400に存在しているため、図12に示すように、検出システムノード20bは、操作システムノード10bのデータ管理部11bからの検出要求を受信すると、デバイスノード30Cとデバイスノード30Dとを近距離通信により検出し、それぞれのデバイスノード30C、30Dについて図9で説明したステップ1a〜1dまでの処理を行う。そして、操作システムノード10bのデバイス情報リスト記憶部12bには、図12に示すように、デバイスノード30Bのデバイス情報であるタイプ情報(sense,光)、参照情報(C,γ)と、デバイスノード30Dのデバイス情報であるタイプ情報(actuate,文字)、参照情報(D,γ)とがデバイス管理部11bにより記録される。
次に、サービスノード60の操作要求部62は、サービスの提供を開始するため、要求情報記憶部63から、「送信先操作システムノードアドレス」の項目が、予め定められている操作システムノード10bのアドレスに一致するエントリを検索し、一致したエントリに記憶されている情報を読み出す。操作要求部62は、要求情報記憶部63から読み出した情報から「要求情報」の「タイプ」の項目に記憶されているタイプ情報である(actuate,文字)と「サービス情報収集元」の項目に記憶されている操作システムノード10aのアドレスを読み出す。
「サービス情報収集元」の項目に、操作システムノード10aのアドレスが記憶されているため、次に、操作要求部62は、要求情報記憶部63から、「送信先操作システムノードアドレス」の項目が操作システムノード10aのアドレスに一致するエントリを検索し、一致したエントリに記憶されている情報を読み出す。操作要求部62は、要求情報記憶部63から読み出した情報から「要求情報」の「タイプ」の項目に記憶されているタイプ情報である(sense,光)を読み出す。
次に、図11に示すように、操作要求部62は、当該エントリには「サービス情報収集元」の項目に情報が設定されていないため、タイプ情報(sense,光)と、操作システムノード10aのアドレスを含む操作要求情報を生成し、生成した操作要求情報をネットワーク500へ送出する(図10のステップSA1、図11のステップSa1)。
ネットワーク500へ送出された操作要求情報は、操作システムノード10aに転送され、操作システムノード10aのデバイス操作部13aにより受信される(ステップSa2)。デバイス操作部13aは、受信した操作要求情報からタイプ情報(sense,光)を読み出し、読み出したタイプ情報に一致するエントリを保護ポリシ記憶部14aから検索し、一致したエントリの「パーミッション」の項目に記憶されている情報を読み出す。デバイス操作部13aは、読み出した情報がOKであるかNGであるかを判定する。図11に示されるように、デバイス操作部13aが読み出す情報が「OK」であるため、デバイス操作部13aは、OKであると判定する(ステップSa2)。
次に、デバイス操作部13aは、読み出したタイプ情報をデバイス管理部11aに入力する。デバイス管理部11aは、デイバス情報リスト記憶部12aから入力されるタイプ情報に一致するエントリを検索し、一致したエントリに含まれる参照情報(A,α)を読み出し、読み出した参照情報(A,α)を検索結果としてデバイス操作部13aに出力する(ステップSa3)。
デバイス操作部13aは、デバイス管理部11aから検索結果として参照情報(A、α)が出力されると、送信先をデバイスノード30Aのアドレスである「A」と、デバイスノード30Aに実行させるコンピュータプログラムの名称「α」とを含むデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をネットワーク500に送出する(図10のステップSA2、図11のステップSa4)。
当該デバイス操作情報は、ネットワーク500により転送され、デバイスノード30Aのデバイス被操作部31Aによって受信される。デバイス被操作部31Aは、受信したデバイス操作情報からコンピュータプログラムの名称「α」を読み出し、読み出した「α」に対応するコンピュータプログラムをプログラム記憶部32Aから読み出して実行し、照度センサを起動する。そして、デバイス被操作部31Aは、照度センサにより計測されたエリア300における照度値の情報を含むデバイス応答情報を生成し、生成したデバイス応答情報をネットワーク500を介してデバイス操作情報の送信元であるデバイス操作部13aに送信する(ステップSa5)。
デバイス操作部13aは、デバイス被操作部31Aから送信されるデバイス応答情報を受信し、受信したデバイス応答情報に基づいて操作応答情報を生成し、操作応答情報をサービスノード60の操作要求部62に送信する。操作要求部62は、操作応答情報を受信し、受信した操作応答情報から照度値を読み出し、読み出した照度値をサービス情報処理部61に入力する(ステップSa6)。サービス情報処理部61は、入力される照度値が、予め設定される閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上である場合、“明るい”という文字情報を、閾値未満である場合、“暗い”という文字情報を操作要求部62に出力する。エリア300の照度値は閾値以上であり“明るい”という文字情報が出力されることになる。
次に、図12に示すように、サービス情報処理部61からの“明るい”という文字情報の出力を受けて、サービスノード60の操作要求部62は、最初に要求情報記憶部63から読み出した、「送信先操作システムノードアドレス」が操作システムノード10bのエントリについて、「メディア」の項目の文字に、“明るい”という文字情報を対応付けた操作要求情報を生成する。具体的には、操作システムノード10bのアドレスと(actuate(文字、“明るい”))を含む操作要求情報が生成される。そして、操作要求部62は、生成した操作要求情報をネットワーク500に送出する(ステップSa7)。
当該操作要求情報は、ネットワーク500により転送され、操作システムノード10bのデバイス操作部13bにより受信される。デバイス操作部13bは、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報(actuate,文字)を読み出し、読み出したタイプ情報に一致するエントリを保護ポリシ記憶部14bから検索し、一致したエントリの「パーミッション」の項目に記憶されている情報を読み出す。デバイス操作部13bは、読み出した情報がOKであるかNGであるかを判定する。図12に示されるように、デバイス操作部13bが読み出す情報が「OK」であるため、デバイス操作部13bは、「OK」であると判定する(ステップSa8)。
次に、デバイス操作部13bは、読み出したタイプ情報をデバイス管理部11bに入力する。デバイス管理部11bは、デイバス情報リスト記憶部12bから入力されるタイプ情報に一致するエントリを検索し、一致したエントリに含まれる参照情報(D,δ)を読み出し、読み出した参照情報(D,δ)を検索結果としてデバイス操作部13bに出力する(ステップSa9)。
デバイス操作部13bは、デバイス管理部11bから検索結果として参照情報(D、δ)が出力されると、送信先をデバイスノード30Dのアドレスである「D」と、デバイスノード30Dに実行させるコンピュータプログラムの名称「δ」と、“明るい”の文字情報を含むデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をネットワーク500に送出する(図10のステップSA3、図12のステップSa10)。
当該デバイス操作情報は、ネットワーク500により転送され、デバイスノード30Dのデバイス被操作部31Dによって受信される。デバイス被操作部31Dは、受信したデバイス操作情報からコンピュータプログラムの名称「δ」を読み出し、読み出した「δ」に対応するコンピュータプログラムをプログラム記憶部32Dから読み出して実行し、ディスプレイを起動する。そして、デバイス被操作部31Dは、ディスプレイに“明るい”という文字情報を表示する。デバイス被操作部31Dは、ディスプレイに表示した後に、図9で説明したステップ2e、2fの処理を行い処理を終了する。
(ユーザ移動後の処理)
次に、図13から図15を参照して、ユーザ100がエリア400に移動し、ユーザ200がエリア300に移動した場合のそれぞれのノードにおける処理について説明する。
図13に示すようにユーザ100は、検出システムノード20aを携帯してエリア300からエリア400に移動したため、図14に示すように、検出システムノード20aは、操作システムノード10aのデータ管理部11aからの検出要求を受信すると、デバイスノード30Cとデバイスノード30Dとを近距離通信により検出し、それぞれのデバイスノード30C、30Cについて図9で説明したステップ1a〜1dまでの処理を行う。そして、操作システムノード10aのデバイス情報リスト記憶部12aには、図14に示すように、デバイスノード30Aのデバイス情報であるタイプ情報(sense,光)、参照情報(C,γ)と、デバイスノード30Bのデバイス情報であるタイプ情報(actuate,文字)、参照情報(D,δ)とがデバイス管理部11aにより記録される。
同様にして、ユーザ200は、検出システムノード20bを携帯してエリア400からエリア300に移動したため、図15に示すように、検出システムノード20bは、操作システムノード10bのデータ管理部11bからの検出要求を受信すると、デバイスノード30Aとデバイスノード30Bとを近距離通信により検出し、それぞれのデバイスノード30A、30Bについて図9で説明したステップ1a〜1dまでの処理を行う。そして、操作システムノード10bのデバイス情報リスト記憶部12bには、図15に示すように、デバイスノード30Bのデバイス情報であるタイプ情報(sense,光)、参照情報(A,α)と、デバイスノード30Dのデバイス情報であるタイプ情報(actuate,文字)、参照情報(B,β)とがデバイス管理部11bにより記録される。
サービスノード60の操作要求部62は、再びサービスの提供を開始するため、要求情報記憶部63から、「送信先操作システムノードアドレス」の項目が、予め定められている操作システムノード10bのアドレスに一致するエントリを検索し、一致したエントリに記憶されている情報を読み出す。操作要求部62は、要求情報記憶部63から読み出した情報から「要求情報」の「タイプ」の項目に記憶されているタイプ情報である(actuate,文字)と「サービス情報収集元」の項目に記憶されている操作システムノード10aのアドレスを読み出す。
「サービス情報収集元」の項目に、操作システムノード10aのアドレスが記憶されているため、操作要求部62は、次に、要求情報記憶部63から、「送信先操作システムノードアドレス」の項目が操作システムノード10aのアドレスに一致するエントリを検索し、一致するエントリに記憶されている情報を読み出す。操作要求部62は、要求情報記憶部63から読み出した情報から「要求情報」の「タイプ」の項目に記憶されているタイプ情報である(sense,光)を読み出す。
次に、図14に示すように、操作要求部62は、当該エントリには「サービス情報収集元」の項目に情報が設定されていないため、タイプ情報(sense,光)と、操作システムノード10aのアドレスを含む操作要求情報を生成し、生成した操作要求情報をネットワーク500へ送出する(図13のステップSB1、図14のステップSb1)。
ネットワーク500へ送出された操作要求情報は、操作システムノード10aに転送され、操作システムノード10aのデバイス操作部13aにより受信される(ステップSb2)。デバイス操作部13aは、受信した操作要求情報からタイプ情報(sense,光)を読み出し、読み出したタイプ情報に一致するエントリを保護ポリシ記憶部14aから検索し、一致したエントリの「パーミッション」の項目に記憶されている情報を読み出す。デバイス操作部13aは、読み出した情報がOKであるかNGであるかを判定する。図14に示されるように、デバイス操作部13aが読み出す情報が「OK」であるため、デバイス操作部13aは、「OK」であると判定する(ステップSb2)。
次に、デバイス操作部13aは、読み出したタイプ情報をデバイス管理部11aに入力する。デバイス管理部11aは、デイバス情報リスト記憶部12aから入力されるタイプ情報に一致するエントリを検索し、一致したエントリに含まれる参照情報(C,γ)を読み出し、読み出した参照情報(C,γ)を検索結果としてデバイス操作部13aに出力する(ステップSb3)。
デバイス操作部13aは、デバイス管理部11aから検索結果として参照情報(C,γ)が出力されると、送信先をデバイスノード30Cのアドレスである「C」と、デバイスノード30Cに実行させるコンピュータプログラムの名称「γ」とを含むデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をネットワーク500に送出する(図13のステップSB2、図14のステップSb4)。
当該デバイス操作情報は、ネットワーク500により転送され、デバイスノード30Cのデバイス被操作部31Cによって受信される。デバイス被操作部31Cは、受信したデバイス操作情報からコンピュータプログラムの名称「γ」を読み出し、読み出した「γ」に対応するコンピュータプログラムをプログラム記憶部32Cから読み出して実行し、照度センサを起動する。そして、デバイス被操作部31Cは、照度センサにより計測されたエリア400における照度値を含むデバイス応答情報を生成し、生成したデバイス応答情報をネットワーク500を介してデバイス操作情報の送信元であるデバイス操作部13aに送信する(ステップSb5)。
デバイス操作部13aは、デバイス被操作部31Cから送信されるデバイス応答情報を受信し、受信したデバイス応答情報に基づいて操作応答情報を生成し、操作応答情報をサービスノード60の操作要求部62に送信する。操作要求部62は、操作応答情報を受信し、受信した操作応答情報から照度値を読み出し、読み出した照度値をサービス情報処理部61に入力する(ステップSb6)。サービス情報処理部61は、入力される照度値が、予め設定される閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上である場合、“明るい”という文字情報を、閾値未満である場合、“暗い”という文字情報を操作要求部62に出力する。エリア400の照度値は閾値未満であり“暗い”という文字情報が出力されることになる。
次に、図15に示すように、サービス情報処理部61からの“暗い”という文字情報の出力を受けて、サービスノード60の操作要求部62は、最初に要求情報記憶部63から読み出した、「送信先操作システムノードアドレス」が操作システムノード10bのエントリについて、「メディア」の項目の文字に、“暗い”という文字情報を対応付けた操作要求情報を生成する。具体的には、操作システムノード10bのアドレスと(actuate(文字、“明るい”))を含む操作要求情報が生成される。そして、操作要求部62は、生成した操作要求情報をネットワーク500に送出する(ステップSb7)。
当該操作要求情報は、ネットワーク500により転送され、操作システムノード10bのデバイス操作部13bにより受信される。デバイス操作部13bは、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報(actuate,文字)を読み出し、読み出したタイプ情報に一致するエントリを保護ポリシ記憶部14bから検索し、一致したエントリの「パーミッション」の項目に記憶されている情報を読み出す。デバイス操作部13bは、読み出した情報がOKであるかNGであるかを判定する。図15に示されるように、デバイス操作部13bが読み出す情報が「OK」であるため、デバイス操作部13bは、OKであると判定する(ステップSb8)。
次に、デバイス操作部13bは、読み出したタイプ情報をデバイス管理部11bに入力する。デバイス管理部11bは、デイバス情報リスト記憶部12bから入力されるタイプ情報に一致するエントリを検索し、検索したエントリに含まれる参照情報(B,β)を読み出し、読み出した参照情報(B,β)を検索結果としてデバイス操作部13bに出力する(ステップSb9)。
デバイス操作部13bは、デバイス管理部11bから検索結果として参照情報(B,β)が出力されると、送信先をデバイスノード30Bのアドレスである「B」と、デバイスノード30Bに実行させるコンピュータプログラムの名称「β」と、“暗い”の文字情報を含むデバイス操作情報を生成し、生成したデバイス操作情報をネットワーク500に送出する(図13のステップSB3、図15のステップSb10)。
当該デバイス操作情報は、ネットワーク500により転送され、デバイスノード30Bのデバイス被操作部31Bによって受信される。デバイス被操作部31Bは、受信したデバイス操作情報からコンピュータプログラムの名称「β」を読み出し、読み出した「β」に対応するコンピュータプログラムをプログラム記憶部32Dから読み出して実行し、ディスプレイを起動する。そして、デバイス被操作部31Bは、ディスプレイに“暗い”という文字情報を表示する。デバイス被操作部31Bは、ディスプレイに表示した後に、図9で説明したステップ2e、2fの処理を行い処理を終了する。
上記の実施形態の構成により、ユーザが移動しても、ユーザ周辺に存在するデバイスノード30が、ユーザに携帯される検出システムノード20により随時検出され、操作システムノード10に検出されたデバイスノード30のデバイス情報が登録される。そして、登録されたデバイスノード30を利用してサービスノード60によるサービスの提供が行われるため、ユーザに一番近い場所に存在するデバイスノード30が備えるデバイスを実行させサービスの提供を行うことが可能となる。
また、上記の実施形態のように構成することで、場所ごとにシステムを設置することなく、1つのユビキタスサービスシステム1で実現することができるため、低コストで構成できるという利点がある。また、上記の実施形態では、ユーザの広範な移動範囲内に存在するデバイスノード30の全てを操作システムノード10で管理する必要がなくなるため、低コストで実現できるという利点がある。
また、上記の実施形態のように構成することで、検出システムノード20が、一定の距離の範囲内に存在するデバイスノード30を自動的に検出するため、ユビキタスサービスシステム1において検出システムノード20の位置、すなわちユーザの位置や、デバイスノード30の位置を絶対位置により管理する必要がなく、常にユーザに一番近い場所に存在するデバイスノード30を利用してサービスを提供することが可能となる。
また、上記の実施形態において、ユビキタスサービスシステム1は、検出システムノード20と、デバイスノード30のデバイス被検出部33の構成を備えず、ユーザが操作システムノード10を携帯し、ユーザの操作により、操作システムノード10のデバイス管理部11がデバイス情報リスト記憶部12にユーザの周辺に存在するデバイスノード30のタイプ情報と参照情報を記録するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、絶対位置を用いて管理しないことにより、検出システムノード20及びデバイスノード30の位置情報を操作システムノード10及びサービスノード60から完全に隠蔽することができ、情報漏洩等の観点においてユーザに対して安全性の高いシステムを構築することができる。また、デバイスノード30の絶対位置を利用しないことからデバイスを簡単に設置することができ、デバイス設置コストを削減することが可能となる。
また、上記の実施形態において、操作システムノード10及び検出システムノード20並びにサービスノード60を構築する者にとっては、対象とするデバイスノード30の範囲をユーザにとって入出力となるユーザの周辺デバイスのみに局所化できるため、操作システムノード10及び検出システムノード20の構築コストやサービスノード60におけるサービス開発のコストを削減することができる。
また、上記の実施形態において、操作システムノード10と検出システムノード20をユーザごとに設置するため、ユーザにとっては、常に同一の操作システムノード10と検出システムノード20によって処理が行われるため、保護ポリシ情報を操作システムノード10にのみ設定しておけばよく、保護ポリシ情報に関する設定コストを削減することができる。
また、上記の実施形態において、操作システムノード10と当該操作システムノード60に対応する検出システムノード20が一体で構成され、一体で構成されたシステムノードをユーザが携帯するようにするようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、操作システムノード10と当該操作システムノード60に対応する検出システムノード20とサービスノード60が一体で構成されるようにしてもよく、操作システムノード10とサービスノード60が一体で構成されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、デバイスノード30は、上記の実施形態のようにエリア内に2つずつではなく、実空間に多数設置し、ユーザに携帯される検出システムノード20は、移動した場所ごとに近距離通信で良好に検出できるデバイスノード30を操作システムノード10に登録させるようにしてもよい。例えば、上記の実施形態では、エリア300とエリア400の境界と、デバイスノード30A、30B及びデバイスノード30C、30Dが検出される境界が一致しているが、エリア300とエリア400の間に、ユーザが移動する場合、ユーザに携帯される検出システムノード20は、デバイスノード30Bと、デバイスノード30Cとを検出することになる。
また、上記の実施形態において、デバイスノード30は、幾つかの機能を有するデバイス被操作部31と、それぞれの機能に対応するコンピュータプログラムをプログラム記憶部32に記憶させて構成することも可能である。
また、上記の実施形態において、デバイスノード30は、ユーザにより携帯され、ユーザの移動とともに移動するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、サービスノード60は、ネットワーク500に複数接続されていてもよいし、サービスノード60が、コンピュータであり、サービスを実行するコンピュータプログラムが予め複数記憶されており、これらの複数のコンピュータプログラムが実行されることにより、複数のサービスノード60がネットワーク50に接続されているように構成してもよい。
また、本発明において、デバイスノードに備えられるデバイスは、照度センサやディスプレイに限られず、情報を計測するセンサや、情報を出力するアクチュエータであればどのようなデバイスであってもよい。
なお、本発明の請求項1に記載のシステムノードは、操作システムノード10とサービスノード60とが一体として構成されたものに対応し、請求項2に記載のシステムノードは、操作システムノード10と当該操作システムノード10に対応する検出システムノード20とサービスノード60とが一体として構成されたものに対応する。また、請求項3に記載のシステムノードは、操作システムノード10と当該操作システムノード10に対応する検出システムノード20とが一体として構成されたものに対応する。
上述のサービスノード60、操作システムノード10、検出システムノード20、デバイスノード30は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した検出システムノード20によるデバイスノード30の検出処理、サービスノード60によるサービスの提供に係る処理、操作システムノード10とデバイスノード30との間における処理は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
本実施形態によるユビキタスサービスシステムの構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるデバイスノードの内部構成を示した図である。 同実施形態におけるデバイス記憶部のデータ構成を示した図である。 同実施形態における検出システムノードの内部構成を示した図である。 同実施形態における操作システムノードの内部構成を示した図である。 同実施形態におけるデバイス情報リスト記憶部及び保護ポリシ記憶部のデータ構成を示した図である。 同実施形態におけるサービスノードの内部構成を示した図である。 同実施形態における操作情報記憶部のデータ構成を示した図である。 同実施形態におけるユビキタスサービスシステムの動作を示した図である。 同実施形態におけるユーザ移動時におけるユビキタスサービスシステムのユーザ移動前の全体的な構成を示した図である。 同実施形態におけるユーザ移動時におけるユビキタスサービスシステムのユーザ移動前の動作(その1)を示した図である。 同実施形態におけるユーザ移動時におけるユビキタスサービスシステムのユーザ移動前の動作(その2)を示した図である。 同実施形態におけるユーザ移動時におけるユビキタスサービスシステムのユーザ移動後の全体的な構成を示した図である。 同実施形態におけるユーザ移動時におけるユビキタスサービスシステムのユーザ移動後の動作(その1)を示した図である。 同実施形態におけるユーザ移動時におけるユビキタスサービスシステムのユーザ移動後の動作(その2)を示した図である。 従来の技術を示した図である。
符号の説明
1 ユビキタスサービスシステム
10a 操作システムノード
10b 操作システムノード
20a 検出システムノード
20b 検出システムノード
30A デバイスノード
30B デバイスノード
30C デバイスノード
30D デバイスノード
60 サービスノード
500 ネットワーク

Claims (8)

  1. ユーザごとに設けられ前記ユーザに携帯されるシステムノードと、内部に有するデバイスにより当該デバイスの機能に応じた処理を実行する複数のデバイスノードと、前記システムノードに対し、デバイスノードに当該デバイスノードが有するデバイスの機能に応じた処理を実行させるための情報を含んだ操作要求情報を送信するサービスノードとを備えたユビキタスサービスシステムであって、
    前記システムノードは、
    一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから当該デバイスノードが有するデバイスの機能を示したタイプ情報と当該デバイスノードへの参照情報を受信するデバイス検出部と、
    前記デバイス検出部が受信したタイプ情報と参照情報とを対応付けてデバイス情報リスト記憶部に記録するデバイス管理部と、
    前記サービスノードから前記タイプ情報を含む前記操作要求情報を受信し、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に対応するデバイスノードへの参照情報を前記デバイス情報リスト記憶部から読み出し、読み出した参照情報と受信した操作要求情報とに基づいてデバイス操作情報を生成し、前記参照情報に対応するデバイスノードへ、当該生成したデバイス操作情報を送信するデバイス操作部と、を備え、
    前記サービスノードは、
    前記システムノードへの参照情報と処理を要求する所望のデバイスの機能に対応するタイプ情報を含む要求情報とを対応付けて記憶する要求情報記憶部と、
    予め定められる前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信する操作要求部と、を備え、
    前記デバイスノードは、
    自ノードが有するデバイスの機能に対応するタイプ情報を記憶するデバイス情報記憶部と、
    前記システムノードによって検出された場合、前記デバイス情報記憶部からタイプ情報を読み出して前記システムノードに送信するデバイス被検出部と、
    前記システムノードから前記デバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行うデバイス被操作部と、を備えた
    ことを特徴とするユビキタスサービスシステム。
  2. 前記システムノードは、複数存在し、
    前記サービスノードの前記操作要求部は、
    複数の前記システムノードの中から予め定められる前記システムノード選択し、選択した前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信する
    ことを特徴とする請求項に記載のユビキタスサービスシステム。
  3. 前記デバイス検出部及び前記デバイス被検出部は、
    互いに近距離通信を行い、
    前記デバイス検出部は、
    当該近距離通信に基づいて、前記デバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから前記タイプ情報と前記参照情報を受信する
    ことを特徴とする請求項に記載のユビキタスサービスシステム。
  4. 前記タイプ情報は、機能が同じデバイスについては、同一の情報で示される
    ことを特徴とする請求項記載のユビキタスサービスシステム。
  5. 前記要求情報記憶部に記憶される前記要求情報には、サービス情報収集元として、第2のシステムノードへの第2の参照情報が含まれており、
    前記デバイス被操作部は、
    前記システムノードから前記デバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行い、当該処理により得られた情報を含むデバイス応答情報を当該システムノードに送信し、
    前記デバイス操作部は、
    前記デバイス操作情報を送信したデバイスノードから前記デバイス応答情報を受信し、受信したデバイス応答情報に含まれる情報を含む操作応答情報を前記サービスノードに送信し、
    前記操作要求部は、
    予め定められる前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した要求情報に前記第2の参照情報が含まれている場合、当該第2の参照情報に一致する参照情報を前記要求情報記憶部から検索し、一致した参照情報に対応する第2の要求情報を読み出し、当該第2の参照情報と読み出した第2の要求情報とに基づいて第2の操作要求情報を生成し、当該第2の参照情報に対応する第2のシステムノードへ生成した第2の操作要求情報を送信し、当該第2のシステムノードから前記操作応答情報を受信し、前記第2の参照情報が含まれていた前記要求情報と当該要求情報に対応する参照情報と当該操作応答情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信する
    とを特徴とする請求項に記載のユビキタスサービスシステム。
  6. 前記システムノードは、
    前記タイプ情報に対応付けて、前記デバイス操作情報をデバイスノードへ送信するか否かを示した可否情報を記憶する保護ポリシ記憶部を備え、
    前記デバイス操作部は、
    前記サービスノードから前記操作要求情報を受信した場合、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に基づいて前記保護ポリシ記憶部から可否情報を検索し、検索した可否情報が「」である場合には、前記デバイス操作情報を前記デバイスノードに送信しない
    ことを特徴とする請求項に記載のユビキタスサービスシステム。
  7. 前記システムノードは、
    ユーザに携帯される検出システムノードと、
    位置が固定されて設けられ、前記検出システムノード及び前記サービスノード及び前記デバイスノードとネットワークを介して通信する操作システムノードとから構成され
    前記検出システムノードには、
    前記デバイス検出部が含まれ、
    前記操作システムノードには、
    前記デバイス情報リスト記憶部と、前記デバイス管理部と、前記デバイス操作部と、が含まれる
    ことを特徴とする請求項に記載のユビキタスサービスシステム。
  8. ユーザごとに設けられ前記ユーザに携帯されるシステムノードと、内部に有するデバイスにより当該デバイスの機能に応じた処理を実行する複数のデバイスノードと、前記システムノードに対し、デバイスノードに当該デバイスノードが有するデバイスの機能に応じた処理を実行させるための情報を含んだ操作要求情報を送信するサービスノードとを備えたユビキタスサービスシステムにおけるユビキタスサービス提供方法であって、
    前記システムノードの、
    デバイス検出部が、
    一定の距離の範囲内に存在するデバイスノードを検出し、検出したデバイスノードから当該デバイスノードが有するデバイスの機能を示したタイプ情報と当該デバイスノードへの参照情報を受信し、
    デバイス管理部が、
    前記デバイス検出部が受信したタイプ情報と参照情報とを対応付けてデバイス情報リスト記憶部に記録し、
    デバイス操作部が、
    前記サービスノードから前記タイプ情報を含む前記操作要求情報を受信し、受信した操作要求情報に含まれるタイプ情報に対応するデバイスノードへの参照情報を前記デバイス情報リスト記憶部から読み出し、読み出した参照情報と受信した操作要求情報とに基づいてデバイス操作情報を生成し、前記参照情報に対応するデバイスノードへ、当該生成したデバイス操作情報を送信し、
    前記サービスノードの、
    要求情報記憶部が、
    前記システムノードへの参照情報と処理を要求する所望のデバイスの機能に対応するタイプ情報を含む要求情報とを対応付けて記憶し、
    操作要求部が、
    予め定められる前記システムノードへの参照情報と当該参照情報に対応する前記要求情報とを前記要求情報記憶部から読み出し、読み出した参照情報と要求情報とに基づいて前記操作要求情報を生成し、当該参照情報に対応するシステムノードへ生成した操作要求情報を送信し、
    前記デバイスノードの、
    デバイス情報記憶部が、
    自ノードが有するデバイスの機能に対応するタイプ情報を記憶し、
    デバイス被検出部が、
    前記システムノードによって検出された場合、前記デバイス情報記憶部からタイプ情報を読み出して前記システムノードに送信し、
    デバイス被操作部が、
    前記システムノードから前記デバイス操作情報を受信した場合、受信したデバイス操作情報に含まれるタイプ情報に基づいて処理を行う
    ことを特徴とするユビキタスサービス提供方法。
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