JP6216751B2 - 情報提供サーバ、アクセスポイント、情報提供システム、情報提供方法、情報共有方法、情報提供プログラム及び情報共有プログラム - Google Patents

情報提供サーバ、アクセスポイント、情報提供システム、情報提供方法、情報共有方法、情報提供プログラム及び情報共有プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報提供サーバ、アクセスポイント、情報提供システム、情報提供方法、情報共有方法、情報提供プログラム及び情報共有プログラムに関する。
Wi−Fi(登録商標)サービス等の無線LANサービスは、無線通信の機能を有する携帯電話等の利用者端末に対して、その無線通信を利用してインターネットに接続するためのサービスである。アクセスポイントは、無線LANサービスを提供するための装置であり、店舗、公共施設、自宅等に設置されている。アクセスポイントは、プロキシサーバ等の上位サーバを介してインターネットに接続するサービスを利用者端末に提供している。
また、災害等の異常事態が発生した場合に、利用者の現在地付近に関する情報等の異常事態に対応するための情報をインターネット経由で利用者端末において取得できるサービスがある。しかし、これらのサービスは、利用者端末がインターネットに接続できる状態であることが前提である。そして、災害等の異常事態によって物理的にネットワークが切断された等の原因により、利用者端末が、インターネットに接続できなくなる状態となることも考えられる。このような異常事態の影響で利用者端末がネットワークに接続できない状態では、利用者端末は、利用者が異常事態に関する情報を取得することができない。
特開2014−192891号公報 特開2003−258702号公報
上記事情に鑑み、本発明は、異常事態の影響で利用者端末がネットワークに接続できない状態において、利用者が異常事態に関する情報を利用者端末に対して提供することができる情報提供サーバ、アクセスポイント、情報提供システム、情報提供方法、情報共有方法、情報提供プログラム及び情報共有プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数の利用者端末に無線通信サービスを提供するアクセスポイントとネットワークを介して通信を行う第1通信部と、前記アクセスポイントが設置されている位置に関する情報である位置情報を取得する取得部と、前記第1通信部を介して通信ができなくなった前記アクセスポイントの前記位置情報に基づいて、異常事態の発生した地域である第1地域を特定する地域特定部と、前記地域特定部が特定した前記第1地域の周辺の第2地域に設置されたアクセスポイントである周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定部と、前記第1地域及び前記第2地域において利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得部と、前記共有情報取得部で取得した前記共有情報に基づいて前記アクセスポイントが前記利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成部と、前記第1通信部を介して前記アクセスポイント特定部が特定した前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報生成部が生成した前記提供情報を送信する第1送信部と、を備える情報提供サーバである。
本発明の一態様は、上記の情報提供サーバであって、前記前記アクセスポイント特定部が特定した前記周辺アクセスポイントへ、利用者の認証なしで前記利用者端末からのアクセスを受け付ける動作モードへの変更を指示する動作モード指示部を更に備える。
本発明の一態様は、上記の情報提供サーバであって、前記第1通信部は、前記動作モード指示部の指示に応じて動作モードを変更した前記周辺アクセスポイントから前記提供情報の要求を受信し、前記第1送信部は、前記第1通信部が受信した前記提供情報の要求に応じて前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する。
本発明の一態様は、複数の利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードにより動作する第2通信部と、ネットワークを介して利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む前記利用者端末へ提供される提供情報を生成する機能及び前記第1動作モードから前記第2動作モードへの変更を指示する機能を有するサーバと通信を行う第3通信部と、前記第3通信部が前記サーバから前記第1動作モードから前記第2動作モードへの変更の指示を受信した場合に、前記第2通信部の動作モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードへ変更する動作モード制御部と、前記動作モード制御部による前記第2動作モードへの変更に応じて、前記サーバから前記提供情報を取得する提供情報取得部と、前記第2動作モードで動作する前記第2通信部を介して前記提供情報取得部が取得した前記提供情報を前記利用者端末へ送信する第2送信部と、を備えるアクセスポイントである。
本発明の一態様は、複数の利用者端末に無線通信サービスを提供するアクセスポイントと、前記アクセスポイントとネットワークを介して通信を行う情報提供サーバとを備える情報提供システムであって、前記情報提供サーバは、前記アクセスポイントと前記ネットワークを介して通信を行う第1通信部と、前記アクセスポイントが設置されている位置に関する情報である位置情報を取得する取得部と、通信ができなくなった前記アクセスポイントの前記位置情報に基づいて、異常事態の発生した地域である第1地域を特定する地域特定部と、前記地域特定部が特定した前記第1地域の周辺の第2地域に設置されたアクセスポイントである周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定部と、前記第1地域及び前記第2地域において利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得部と、前記共有情報取得部で取得した前記共有情報に基づいて前記アクセスポイントが前記利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成部と、前記第1通信部を介して前記アクセスポイント特定部が特定した前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報生成部が生成した前記提供情報を送信する第1送信部と、を備え、前記アクセスポイントは、前記利用者端末と無線通信を行う第2通信部と、前記ネットワークを介して前記情報提供サーバと通信を行う第3通信部と、前記第3通信部を介して前記情報提供サーバから前記提供情報を受信する受信部と、前記第2通信部を介して前記受信部が受信した前記提供情報を前記利用者端末へ送信する第2送信部と、を備える情報提供システムである。
本発明の一態様は、複数の利用者端末に無線通信サービスを提供するアクセスポイントとネットワークを介して通信を行う情報提供サーバを用いた情報提供方法であって、前記アクセスポイントが設置されている位置に関する情報である位置情報を取得する取得ステップと、通信ができなくなった前記アクセスポイントの前記位置情報に基づいて、異常事態の発生した地域である第1地域を特定する地域特定ステップと、前記地域特定ステップにおいて特定した前記第1地域の周辺の第2地域に設置されたアクセスポイントである周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定ステップと、前記第1地域及び前記第2地域において利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得ステップと、前記共有情報取得ステップにおいて取得した前記共有情報に基づいて前記アクセスポイントが前記利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成ステップと、前記アクセスポイント特定ステップにおいて特定した前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報生成ステップにおいて生成した前記提供情報を送信する送信ステップと、を有する情報提供方法である。
本発明の一態様は、上記の情報提供方法であって、前記アクセスポイント特定ステップにおいて特定した前記周辺アクセスポイントへ、利用者の認証なしで前記利用者端末からのアクセスを受け付ける動作モードへの変更を指示する動作モード指示ステップを更に有する。
本発明の一態様は、上記の情報提供方法であって、前記動作モード指示ステップの指示に応じて動作モードを変更した前記周辺アクセスポイントから前記提供情報の要求を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信した前記提供情報の要求に応じて前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する送信ステップと、を更に有する。
本発明の一態様は、ネットワークを介して利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む利用者端末へ提供される提供情報を生成するサーバと通信可能であり、前記利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードにより動作するアクセスポイントを用いた情報共有方法であって、前記サーバから前記第1動作モードから前記第2動作モードへの変更の指示を受信した場合に、前記第1動作モードから前記第2動作モードへ変更する動作モード制御ステップと、前記動作モード制御ステップによる前記第2動作モードへの変更に応じて、前記サーバから前記提供情報を取得する提供情報取得ステップと、前記第2動作モードで動作する前記第2通信部を介して前記提供情報取得ステップにおいて取得した前記提供情報を前記利用者端末へ送信する送信ステップと、を有する情報共有方法である。
本発明の一態様は、複数の利用者端末に無線通信サービスを提供するアクセスポイントとネットワークを介して通信を行う情報提供サーバで実行される情報提供プログラムであって、前記アクセスポイントが設置されている位置に関する情報である位置情報を取得する取得ステップと、通信ができなくなった前記アクセスポイントの前記位置情報に基づいて、異常事態の発生した地域である第1地域を特定する地域特定ステップと、前記地域特定ステップにおいて特定した前記第1地域の周辺の第2地域に設置されたアクセスポイントである周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定ステップと、前記第1地域及び前記第2地域において利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得ステップと、前記共有情報取得ステップにおいて取得した前記共有情報に基づいて前記アクセスポイントが前記利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成ステップと、前記アクセスポイント特定ステップにおいて特定した前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報生成ステップにおいて生成した前記提供情報を送信する送信ステップと、をコンピュータに実行させるための情報提供プログラムである。
本発明の一態様は、上記の情報提供プログラムであって、前記アクセスポイント特定ステップにおいて特定した前記周辺アクセスポイントへ、利用者の認証なしで前記利用者端末からのアクセスを受け付ける動作モードへの変更を指示する動作モード指示ステップを更に有する。
本発明の一態様は、上記の情報提供プログラムであって、前記動作モード指示ステップの指示に応じて動作モードを変更した前記周辺アクセスポイントから前記提供情報の要求を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信した前記提供情報の要求に応じて前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する送信ステップと、を更に有する。
本発明の一態様は、ネットワークを介して利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む利用者端末へ提供される提供情報を生成するサーバと通信可能であり、前記利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードにより動作するアクセスポイントで実行される情報共有プログラムであって、前記サーバから前記第1動作モードから前記第2動作モードへの変更の指示を受信した場合に、前記第1動作モードから前記第2動作モードへ変更する動作モード制御ステップと、前記動作モード制御ステップによる前記第2動作モードへの変更に応じて、前記サーバから前記提供情報を取得する提供情報取得ステップと、前記第2動作モードで動作する前記第2通信部を介して前記提供情報取得ステップにおいて取得した前記提供情報を前記利用者端末へ送信する送信ステップと、をコンピュータに実行させるための情報共有プログラムである。
本発明の一態様は、利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードで動作し、利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む共有情報を保持するアクセスポイントと無線通信を行う通信部と、表示部とを備える利用者端末で実行される情報共有プログラムであって、前記通信部を制御して前記第2動作モードの前記アクセスポイントと無線通信するための接続を行う接続ステップと、前記接続ステップにより接続した前記アクセスポイントから前記共有情報を取得する共有情報取得ステップと、前記共有情報取得ステップにおいて取得した前記共有情報を前記表示部に表示する表示ステップと、をコンピュータに実行させるための情報共有プログラムである。
本発明により、異常事態の影響で利用者端末がネットワークに接続できない状態において、利用者が異常事態に関する情報を利用者端末に対して提供することができる。
本実施形態における災害情報サーバと、アクセスポイントとを備える情報提供システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態の災害情報サーバ2、アクセスポイント4及び利用者端末6の構成例を示す図である。 現況情報DB21、共有情報DB22及びAP情報DB27に記録する情報の構成例を示す図である。 位置情報格納部43、現況情報格納部44及び現況情報保存部65に格納する情報の構成例を示す図である。 本実施形態の情報提供システム1の動作1を示すシーケンス図である。 本実施形態の情報提供システム1の動作2を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る一実施形態における災害情報サーバ(情報提供サーバ)と、アクセスポイントとを備える情報提供システムについて説明する。
<情報提供システムの概要>
図1は、本実施形態における災害情報サーバと、アクセスポイントとを備える情報提供システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の情報提供システム1は、災害情報サーバ2と、アクセスポイント4−1、4−2、4−3、…(以下、アクセスポイント4とする。)とを備える。
災害情報サーバ2は、ネットワーク3を介してアクセスポイント4と通信可能であり、現況情報DB(データベース)21を備える。ネットワーク3は、インターネットプロトコル技術を利用して通信を行うインターネット及びNGN(次世代ネットワーク)等の通信網を含むネットワークである。現況情報DB21は、災害が発生した場合に、被災地及びその周辺の交通機関に関する現時点で得られた情報や電気・ガス・水道等の公共公益設備に関する現時点で得られた情報等を、それらの情報に対して「鉄道」、「道路」、「電気」、「避難情報」等のカテゴリーに区分する情報管理区分に関連付けて格納するデータベースである。
アクセスポイント4は、例えばWi−Fi(登録商標)サービス等の無線LANサービスを、利用者端末6−1、6−2、6−3、6−4、6−5、…(以下、利用者端末6とする。)に対して提供する。アクセスポイント4は、無線ネットワーク5−1、5−2、5−3、…(以下、無線ネットワーク5とする。)を介して利用者端末6と無線通信を行う。
利用者端末6は、無線ネットワーク5を介してアクセスポイント4と無線通信可能な無線通信端末であって、例えば、Wi−Fi(登録商標)通信機能を備えた携帯電話である。
ISP(Internet Service Provider)7は、利用者端末6及びインターネットに接続可能なコンピュータ端末(図1には示していない)に対して、インターネットに接続するサービスを提供する。ISP7は、インターネットを利用した種々のサービスを利用者端末6及びコンピュータ端末に対して提供するサービス提供部71を備える。
災害情報サーバ2は、災害が発生した場合に、被災地及びその周辺に位置するアクセスポイント4に対して、被災地及びその周辺の交通機関に関する情報や電気・ガス・水道等の公共公益設備に関する情報等を提供する機能を有する。災害情報サーバ2は、特定範囲の複数のアクセスポイント4とネットワーク3を介して通信ができないことを検出する(通信不能と判断する)と、災害が発生したと判断する機能を有する。
災害情報サーバ2は、災害が発生する前に予め、アクセスポイント4の位置情報をネットワーク3経由でアクセスポイント4から受信して、アクセスポイント4の位置情報を保持する機能を有する。災害情報サーバ2は、通信不能となった特定範囲の複数のアクセスポイント4の位置情報に基づいて被災地(被災地のエリア)を特定する機能を有する。災害情報サーバ2は、特定した被災地及びその周辺の交通機関に関する情報、電気・ガス・水道等の公共公益設備に関する情報等の被災者間で共有したい情報(以下、共有情報という。)を、ネットワーク3経由で収集する機能を有する。災害情報サーバ2は、特定した被災地の周辺に位置するネットワーク3を介して通信可能な複数のアクセスポイント4(以下、周辺アクセスポイント4という)を、位置情報に基づいて特定する機能を有する。
災害情報サーバ2は、特定した周辺アクセスポイント4に対して、被災地周辺モードへ移行するよう指示する機能を有する。災害情報サーバ2は、被災地周辺モードに移行した周辺アクセスポイント4から現況情報の要求を受信する機能を有する。災害情報サーバ2は、収集した共有情報に基づいて、「鉄道」、「道路」、「電気」、「避難情報」等のカテゴリーを示す情報管理区分に対応する現況情報を生成する機能を有する。災害情報サーバ2は、周辺アクセスポイント4から受信した現況情報の要求に応じて現況情報を生成し、生成した現況情報を周辺アクセスポイント4に送信する。
ここで現況情報及び現況情報の元となる共有情報とは、災害等の異常事態の起きた地域及びその周辺において、利用者端末6の利用者が異常事態に対応するために共有した方がよい情報である。現況情報及び共有情報は、好ましくは、異常事態の推移や人的支援の状況等に応じて変化する可能性のある情報であり、現況情報が生成された時刻に関する情報又は共有情報が登録された時刻に関する情報が関連付けられている。また、現況情報及び共有情報は、時間と共に変化することのない情報である例えば避難場所や病院等の位置を示す地図の情報等を含んでもよい。
利用者が異常事態に対応するために必要な情報とは、利用者が移動するための交通機関に関する情報、利用者が食糧の確保、通信、避難等を行う際に役立つ情報及び利用者が治療を受けるための病院等に関する情報等である。本実施形態においては、災害情報サーバ2は、共有情報に基づいて、情報管理区分に対応する情報を1つの画像データにまとめたものを現況情報として生成する。
アクセスポイント4は、利用者端末6に対して無線LANサービスを提供するために、例えば利用者の自宅、店舗、公用施設等に設置されている。アクセスポイント4は、災害情報サーバ2に対して、自身の緯度経度に関する情報を含む位置情報を送信する機能と、災害情報サーバ2において生成された現況情報を、災害情報サーバ2から受信して保持する機能とを有する。
アクセスポイント4は、災害時にどの利用者の利用者端末6からでもアクセスを受け付けるモードである被災地周辺モード又は災害モードに移行する機能を有する。アクセスポイント4は、被災地周辺モードに移行した場合は、災害情報サーバ2に対して現況情報の要求を送信する機能を有する。アクセスポイント4は、要求した現況情報を災害情報サーバ2から受信して保持する機能を有する。アクセスポイント4は、災害モードに移行した場合に、アクセスしてきた利用者端末6が保持している現況情報を取得する機能を有する。
無線ネットワーク5は、アクセスポイント4が提供する無線LANサービスにより実現されるネットワークである。利用者端末6は、被災地周辺モードに移行した周辺アクセスポイント4から現況情報を取得して保存し、取得した現況情報を表示部に表示する機能を有する。利用者端末6は、災害モードに移行したアクセスポイント4へ現況情報を送信する機能を有する。利用者端末6は、被災地周辺モードに移行した周辺アクセスポイント4又は災害モードに移行したアクセスポイント4と無線通信を行い、現況情報を処理する災害用アプリケーションを実装している。
図1に示すアクセスポイント4、無線ネットワーク5、利用者端末6の各々の個数や接続状態は一例を示すものである。図1に示す通りアクセスポイント4−1は、無線ネットワーク5−1を介して利用者端末6−1、6−2と無線通信を行う。アクセスポイント4−2は、無線ネットワーク5−2を介して利用者端末6−3、6−4と無線通信を行う。アクセスポイント4−3は、無線ネットワーク5−3を介して利用者端末6−5と無線通信を行う。
次に、本実施形態の情報提供システム1が備える災害情報サーバ2及びアクセスポイント4の構成例と、利用者端末6の構成例とについて説明する。
図2は、本実施形態の災害情報サーバ2、アクセスポイント4及び利用者端末6の構成例を示す図である。
<<災害情報サーバ2の構成>>
図2に示すように、災害情報サーバ2は、現況情報DB21と、共有情報DB22と、現況情報処理部23と、情報入力部24と、通信部25と、情報収集部26と、AP情報DB27と、災害の発生の判断、被災地の特定及び周辺アクセスポイント4の特定等を行うAP情報処理部28とを備える。現況情報DB21は、上述したとおり、被災地及びその周辺の現況情報を情報管理区分に関連付けて格納するデータベースである。共有情報DB22は、情報入力部24及び情報収集部26から登録される共有情報を格納するデータベースである。
現況情報処理部23は、共有情報DB22に記録されている共有情報に基づいて、情報管理区分に対応する現況情報を生成する。現況情報処理部23は、生成した現況情報を現況情報DB21に記録させる。現況情報処理部23は、生成した現況情報を通信部25へ出力する。これにより、通信部25は、現況情報を要求したアクセスポイント4に現況情報処理部23が生成した現況情報を送信する。
なお、本実施形態の現況情報処理部23は、画像データの現況情報を生成する構成であるが、この限りではない。現況情報処理部23は、画像データと合わせて文字データを含む現況情報を生成する構成であってもよく、文字データのみを含む現況情報を生成する構成であってもよい。
情報入力部24は、共有情報DB22に登録する共有情報の一部を入力する。情報入力部24は、例えば、図2に示していないが災害情報サーバ2の管理者が操作するキーボード等の入力装置である。通信部25は、ネットワーク3を介して、アクセスポイント4及びネットワーク3上のISP7及びサーバ等(図2には示していない)と通信を行う。
また、情報収集部26は、通信部25を介してネットワーク3上からAP情報処理部28が特定した被災地及びその周辺の地域に関する共有情報を収集して、共有情報DB22に登録する。情報収集部26は、例えば、AP情報処理部28が特定した被災地及びその周辺の地域における交通機関に関する情報、電気・ガス・水道等の公共公益設備に関する情報等を収集して、共有情報DB22に登録する。また、情報収集部26は、一度共有情報DB22に記録した共有情報について、定期的または任意のタイミングで通信部25を介してネットワーク3上から再度収集して、共有情報DB22に登録されている共有情報を更新する機能も有する。現況情報処理部23は、共有情報DB22に登録されている共有情報が更新されたことに応じて、更新された共有情報に基づいて現況情報を生成する。
本実施形態の災害情報サーバ2は、情報入力部24により入力される共有情報と、情報収集部26が取得する共有情報とを共有情報DB22に登録する構成であったが、この限りではない。災害情報サーバ2は、例えば、情報入力部24により入力される共有情報のみを共有情報DB22に記録する構成であってもよく、情報収集部26が取得する共有情報のみを共有情報DB22に記録する構成あってもよい。
AP情報DB27は、アクセスポイント4に関する位置情報に各アクセスポイント4を識別するAP−IDを関連付けて記録するデータベースである。AP情報処理部28は、アクセスポイント4の位置情報をネットワーク3経由でアクセスポイント4から受信してAP情報DB27に記録する処理を行う。AP情報処理部28は、各アクセスポイント4を特定する識別子であるAP−IDを生成して、AP−IDに関連付けて位置情報をAP情報DB27に記録する。AP情報処理部28は、生成したAP−IDを対応するアクセスポイント4に通信部25を介して送信する。
AP情報処理部28は、AP情報DB27から参照する位置情報に基づいて、特定範囲の複数のアクセスポイント4とネットワーク3を介して通信ができないことを検出する(通信不能と判断する)と、災害が発生したと判断する。AP情報処理部28は、災害が発生する前に予め、アクセスポイント4の位置情報をネットワーク3経由でアクセスポイント4から受信して、AP情報DB27にアクセスポイント4の位置情報を記録する。
AP情報処理部28は、通信不能となった特定範囲の複数のアクセスポイント4の位置情報をAP情報DB27より参照して被災地を特定する。AP情報処理部28は、特定した被災地の周辺に位置する周辺アクセスポイント4を、AP情報DB27より参照した位置情報に基づいて特定する。AP情報処理部28は、特定した周辺アクセスポイント4に対して、被災地周辺モードへ移行するよう指示する。
ここで、現況情報DB21及び共有情報DB22に記録する情報について、具体例を示し説明する。図3は、現況情報DB21、共有情報DB22及びAP情報DB27に記録する情報の構成例を示す図である。
図3(A)に示すように、現況情報DB21は、情報管理区分21aに関連付けて生成日時21bと、現況情報21cとを格納するテーブルを備える。図3(A)の例では、情報管理区分21a=「鉄道運行情報」に関連付けて、生成日時21b=「201x年y月z日12:01:01」と、現況情報21c=「Realtinfo.gif」とを記録する。「鉄道運行情報」は、現況情報21cのカテゴリー及び内容を特定する情報である。「201x年y月z日12:01:01」は、現況情報21cを生成した時刻に関する情報である。「Realtinfo.gif」は、GIF形式の画像データのファイル名であり、この画像データには、被災地およびその周辺にある鉄道の運行情報が含まれている。
図3(B)に示すように、共有情報DB22は、登録時間22aと、管理区分22bと、情報区分22cと、情報22dと、…とを含む共有情報を格納するテーブルを備える。図3(B)の例では、登録時間22a=「201a年b月c日12:01:01」と、管理区分22b=「お知らせ1」と、情報区分22c=「鉄道」と、情報22d=「○○線−運休中」とが一つの共有情報として記録されている。「201a年b月c日12:01:01」は、共有情報を登録した時刻に関する情報である。「お知らせ1」は、共有情報を識別するための情報である。「鉄道」は、共有情報のカテゴリー及び内容を特定する情報である。「○○線−運休中」は、情報入力部24又は情報収集部26から入力される被災地及びその周辺の鉄道に関する運行情報である。
この情報区分22cとしては「鉄道」以外に、「道路」「水道」「公共1」「公共2」等を用いてよい。情報区分22c=「道路」に対応して情報22d=「××線−土砂崩れ」を格納してもよい。情報区分22c=「水道」に対応して情報22d=「△△−復旧」を格納してもよい。情報区分22c=「公共1」に対応して情報22d=「□□支援物資到着」を格納してもよい。情報区分22c=「公共2」に対応して情報22d=「◇◇病院受付開始」を格納してもよい。
図3(C)に示すように、AP情報DB27は、アクセスポイント4を識別するAP−ID27aに関連付けて、アクセスポイント4の位置情報である緯度27bと、経度27cとを格納するテーブルを備える。図3(C)の例では、AP−ID27a=「12345」に関連付けて、緯度27b=「36.00000」及び経度27c=「135.00000」が格納されている。
<<アクセスポイント4の構成>>
アクセスポイント4は、第1無線通信部41と、第2無線通信部42と、位置情報格納部43と、現況情報格納部44と、現況情報処理部45と、有線通信部46とを備える。アクセスポイント4は、平時に通常のアクセスポイントとして動作する通常モードと、災害時に利用者を問わずにどの利用者端末6からのアクセスでも受け付け、かつ、災害情報サーバ2から現況情報を取得して利用者端末6へ提供するモードである被災地周辺モードと、災害時に利用者を問わずにどの利用者端末6からのアクセスでも受け付け、かつ、利用者端末6と現況情報の送受信を行うモードである災害モードとを有する。
第1無線通信部41は、通常モードにおいて、無線ネットワーク5を介して利用者端末6と無線通信を行う。第1無線通信部41は、利用者端末6の利用者の認証を行った上で、無線通信するデータを所定の暗号化方式で暗号化している。
第2無線通信部42は、被災地周辺モード又は災害モードにおいて、例えば無線LANにおけるアクセスポイント4の識別名であるSSID(Service Set Identifier)として災害用SSIDを用いて、利用者の認証を不要とし(例えばオープン認証)、通信の暗号化も行わずに利用者端末6と無線通信を行う。これにより、利用者の認証が不要のため通常モード時のアクセスポイント4と無線通信ができなかった利用者端末6であっても、被災地周辺モード又は災害モード時のアクセスポイント4と無線通信を行うことができる。
位置情報格納部43は、AP−IDに関連付けてアクセスポイント4が設置されている位置の緯度及び経度に関する情報を含む位置情報を格納する。この位置情報は、アクセスポイント4を設置した際に、例えばアクセスポイント4の管理者によって登録される。また、AP−IDは、災害情報サーバ2へ位置情報を送信したことに応じて、災害情報サーバ2から受信する。現況情報格納部44は、災害情報サーバ2から受信した現況情報及び現況情報の生成日時を情報管理区分に関連付けて格納する。
現況情報処理部45は、通常モード時に位置情報格納部43から読み出した位置情報を、有線通信部46及びネットワーク3を介して災害情報サーバ2へ送信する。これにより、有線通信部46は、災害情報サーバ2からAP−IDを受信する。現況情報処理部45は、有線通信部46が受信したAP−IDを受け取り、現況情報格納部44に格納させる。有線通信部46は、ネットワーク3を介して災害情報サーバ2及びISP7と通信を行う。現況情報処理部45は、第2無線通信部42、位置情報格納部43、現況情報格納部44及び有線通信部46と接続されている。
現況情報処理部45は、被災地周辺モードに移行した場合に災害情報サーバ2に対して現況情報の要求を送信する。現況情報処理部45は、要求した現況情報を災害情報サーバ2から受信して現況情報格納部44に格納する。現況情報処理部45は、被災地周辺モードに移行した場合に現況情報格納部44から読み出した現況情報を、第2無線通信部42を介して利用者端末6へ送信する。現況情報処理部45は、災害用アプリケーションを起動後の利用者端末6に対して現況情報を配信する。
現況情報処理部45は、災害モードに移行した場合に、アクセスしてきた利用者端末6が保持している現況情報を取得する。現況情報処理部45は、利用者端末6から取得した現況情報と、現況情報格納部44に格納している現況情報との生成日時を比較する。現況情報処理部45は、比較により利用者端末6が保持している現況情報に新たな現況情報(現況情報格納部44に格納されていない現況情報)が含まれると判断した場合は、その新たな現況情報のみを現況情報格納部44に追加する。現況情報処理部45は、生成日時の比較により現況情報格納部44に格納されている現況情報に新たな現況情報(利用者端末6が保持していない現況情報)が含まれると判断した場合は、その新たな現況情報のみを利用者端末6へ送信する。すなわち、現況情報処理部45は、生成日時の比較により利用者端末6が保持している現況情報と、現況情報格納部44に格納されている現況情報との差分となる現況情報を、当該現況情報を有していない現況情報格納部44又は利用者端末6へ格納させている。利用者端末6は、災害用アプリケーションを起動後に、災害モードに移行したアクセスポイント4と無線通信可能となる。
ここで、位置情報格納部43及び現況情報格納部44に格納する情報について、具体例を示し説明する。図4は、位置情報格納部43、現況情報格納部44及び現況情報保存部65に格納する情報の構成例を示す図である。
図4(A)に示すように、位置情報格納部43は、AP−ID27aに関連付けて、アクセスポイント4の位置情報である緯度27b及び経度27cと、アクセスポイント4が設置されている場所の住所43aとが格納されたテーブルを有する。図4(A)の例では、AP−ID27a、緯度27b及び経度27cは、図3(C)に示したAP−ID27a、緯度27b及び経度27cと同じ内容が格納され、かつ、住所43a=大阪市北区○○△が格納されている。
図4(B)に示すように、現況情報格納部44は、情報管理区分21aに関連付けて生成日時21bと、現況情報21cとを格納するテーブルを備える。図4(B)の例では、情報管理区分21a、生成日時21b及び現況情報21cは、図3(A)に示した情報管理区分21a、生成日時21b及び現況情報21cと同じ内容が格納されている。
<<利用者端末6の構成>>
利用者端末6は、通常時用通信部61と、災害時用通信部62と、情報処理部63と、表示部64と、現況情報保存部65とを備える。利用者端末6は、通常モードのアクセスポイント4と無線通信を行う通常モードと、災害時に災害用アプリケーションを起動して被災地周辺モード又は災害モードのアクセスポイント4と通信を行う災害モードとを有する。利用者端末6は、災害用アプリケーションを起動することで災害モードに移行すると、被災地周辺モード又は災害モードのアクセスポイント4と無線通信を行うことができる。また、利用者端末6は、利用者が災害用アプリケーションの画面を操作することで、アクセスポイント4から現況情報を取得したり、取得した現況情報を表示部64に表示したりすることができる。
通常時用通信部61は、通常モードにおいて、無線ネットワーク5を介してアクセスポイント4と無線通信を行う。通常時用通信部61は、利用者の認証要求をアクセスポイント4へ送信する機能や、アクセスポイント4と無線通信するデータを所定の暗号化方式により暗号化する機能を有する。
利用者端末6の災害時用通信部62、情報処理部63及び現況情報保存部65は、利用者が災害用アプリケーションを起動することで機能する。災害時用通信部62は、災害モードにおいて、災害用SSIDに基づいて災害モードのアクセスポイント4と通信を行う。災害時用通信部62は、災害モードのアクセスポイント4と通信する際に通信データの暗号化・復号化を行わない。情報処理部63は、災害時用通信部62を介して現況情報の要求をアクセスポイント4へ送信する機能を有する。この要求に応じて、災害時用通信部62は、アクセスポイント4から現況情報を受信する。
情報処理部63は、災害時用通信部62が受信した現況情報を、表示部64に表示したり、現況情報保存部65に保存したりする。情報処理部63は、災害用アプリケーションの機能に応じた処理を行う。情報処理部63は、被災地周辺モードのアクセスポイント4から現況情報を取得する機能、災害モードのアクセスポイント4へ現況情報保存部65に保存している現況情報を送信する機能を有する。表示部64は、例えば液晶表示デバイスで構成されており、文字や画像を表示する。現況情報保存部65は、情報処理部63より受け取った現況情報を保存する。現況情報保存部65に保存される現況情報の構成例は、図4(B)に示した現況情報の構成例と同じである。
<<情報提供システム1の動作1>>
情報提供システム1において、アクセスポイント4−2が設置された場所において災害が発生した場合の動作について説明する。また、説明の都合上、アクセスポイント4−1は、被災地の周辺に設置されているものとする。情報提供システム1において、被災地の周辺に位置するアクセスポイント4−1が被災地周辺モードに移行する場合の動作について説明する。
図5は、本実施形態の情報提供システム1の動作1を示すシーケンス図である。図5においては、被災地の周辺に設置されているアクセスポイント4−1と、アクセスポイント4−1と無線通信可能な位置にいる利用者端末6−1の動作を示している。
アクセスポイント4−1において、アクセスポイント4−1の管理者は、アクセスポイント4−1が設置された位置に関する情報である位置情報を登録する(ステップS101)。これにより、位置情報格納部43に、アクセスポイント4−1の設置位置に応じた位置情報が登録される。
アクセスポイント4−1は、通常モード時に位置情報格納部43から読み出した位置情報を災害情報サーバ2へ送信する(ステップS102)。これにより、災害情報サーバ2の通信部25は、アクセスポイント4−1から位置情報を受信する。
AP情報処理部28は、通信部25が受信した位置情報をAP情報DB27に記録する処理を行う。(ステップS103)。AP情報処理部28は、各アクセスポイント4を特定する識別子であるAP−IDを生成して、AP−IDに関連付けて位置情報をAP情報DB27に記録する。AP情報処理部28は、生成したAP−IDを対応するアクセスポイント4に通信部25を介して送信する(ステップS104)。図5には示していないが、ステップS101〜S104の処理は、他のアクセスポイント4−2、4−3、…でも行われる。
ここで、アクセスポイント4−2の設置された地域で災害が発生したとする。
AP情報処理部28は、AP情報DB27から参照する位置情報に基づいて、特定範囲のアクセスポイント4−2を含む複数のアクセスポイント4とネットワーク3を介して通信ができないことを検出した場合に災害が発生したと判断する。AP情報処理部28は、通信不能となった特定範囲の複数のアクセスポイント4の位置情報をAP情報DB27より参照して被災地を特定する(ステップS105)。情報収集部26は、通信部25を介してネットワーク3上からAP情報処理部28が特定した被災地及びその周辺の地域に関する共有情報を収集して、共有情報DB22に登録する(ステップS105)。
AP情報処理部28は、特定した被災地の周辺に位置するアクセスポイント4−1を含む周辺アクセスポイント4を、AP情報DB27より参照した位置情報に基づいて特定する。AP情報処理部28は、特定したアクセスポイント4−1に対して、被災地周辺モードへ移行するよう指示する(ステップS106)。これにより、アクセスポイント4−1は、被災地周辺モードに移行する(ステップS107)。アクセスポイント4−1の現況情報処理部45は、被災地周辺モードに移行した場合に災害情報サーバ2に対して現況情報の要求を送信する(ステップS108)。
災害情報サーバ2の現況情報処理部23は、アクセスポイント4−1からの現況情報の要求に応じて、共有情報DB22に記録されている共有情報に基づいて、情報管理区分に対応する現況情報を生成する(ステップS109)。現況情報処理部23は、通信部25を介して、現況情報を要求したアクセスポイント4−1に生成した現況情報を送信する(ステップS110)。アクセスポイント4−1の現況情報処理部45は、要求した現況情報を災害情報サーバ2から受信して現況情報格納部44に保存する(ステップS111)。なお、図5には示していないが、ステップS106〜S111の処理は、アクセスポイント4−1を含む周辺アクセスポイント4においても行われる。
また、アクセスポイント4−1におけるステップS107、S111と並行して、利用者端末6−1においてもステップS112の動作が行われる。利用者の現在地の近くで災害が発生した場合に、利用者は利用者端末6−1において、災害用アプリケーションを起動する(ステップS112)。これにより、利用者端末6−1は災害モードとなり、災害時用通信部62が災害用SSIDを用いてアクセスポイント4−1へのアクセスを開始する(ステップS113)。アクセスポイント4−1は、利用者端末6−1の災害用SSIDを用いた帰属を許可する(ステップS114)。
利用者端末6−1の情報処理部63は、災害時用通信部62を介して現況情報の要求をアクセスポイント4−1へ送信する(ステップS115)。アクセスポイント4−1の現況情報処理部45は、第2無線通信部42を介して現況情報格納部44から読み出した現況情報を利用者端末6−1へ送信する(ステップS116)。利用者端末6−1の情報処理部63は、災害時用通信部62が受信した現況情報を、現況情報保存部65に保存し(ステップS117)、表示部64に表示する(ステップS118)。
以上の動作1により、利用者は、利用者端末6−1の表示部64に表示された現況情報を確認して、適切な避難行動等をとることができる。また、被災地周辺モードのアクセスポイント4−1は、利用者の認証を行わないので、契約している移動体通信事業者が違う等の理由で通常モードのアクセスポイント4−1と無線通信できない利用者端末(以下、他社契約端末という。)とも無線通信可能となる。被災地周辺モードのアクセスポイント4−1は、このような他者契約端末に対しても、他社契約端末において災害用アプリケーションが起動していれば、現況情報を提供することができる。よって、情報提供システム1は、被災地周辺に設置された他者契約端末に無線通信サービスを提供するアクセスポイントが、災害の影響でネットワーク3に接続できない場合には、ネットワーク3に接続できない他社契約端末に対して現況情報を提供することができる。
<<情報提供システム1の動作2>>
情報提供システム1において、アクセスポイント4−2が設置された場所において災害が発生した場合の動作について説明する。情報提供システム1において、被災地に設置されたアクセスポイント4−2が災害モードに移行する場合の動作について説明する。また、説明の都合上、利用者端末6−3は、被災地周辺において被災地周辺モードのアクセスポイント4から現況情報を取得して保持し、その後、アクセスポイント4−2と無線通信可能な位置に移動してきたとする。
図6は、本実施形態の情報提供システム1の動作2を示すシーケンス図である。図6においては、被災地に設置されているアクセスポイント4−2と、アクセスポイント4−2と無線通信可能な位置にいる利用者端末6−3の動作を示している。
アクセスポイント4−2は、災害情報サーバ2と通信ができなくなったこと及び災害用アプリケーションを起動した利用者端末6からアクセスがあったことの2つの条件を満たす場合に、災害モードへ移行する(ステップS200)。
災害の影響でアクセスポイント4−2とネットワーク3との接続が切れてしまうと、利用者端末6−3は、ネットワーク3に接続できなくなる。すなわち、利用者端末6−3は、インターネット経由でISP7が提供する様々なサービスを利用できなくなる。このような場合に、利用者は利用者端末6−3において、災害用アプリケーションを起動する(ステップS201)。これにより、利用者端末6−3は災害モードとなり、災害時用通信部62が災害用SSIDを用いてアクセスポイント4−2へのアクセスを開始する(ステップS202)。アクセスポイント4−2は、利用者端末6−3の災害用SSIDを用いた帰属を許可する(ステップS203)。なお、上述したように、利用者端末6−3は、被災地周辺において被災地周辺モードのアクセスポイント4と無線通信を行っているので、災害用アプリケーションを起動した状態のままアクセスポイント4−2と無線通信可能な位置に移動することで、ステップS202へ移行するとしてもよい。
利用者端末6−3の情報処理部63は、アクセスポイント4−2へ現況情報保存部65に保存している現況情報を送信することで、現況情報保存部65に保存している現況情報の確認を行う(ステップS204)。アクセスポイント4−2の現況情報処理部45は、受信した現況情報と、現況情報格納部44に格納している現況情報との生成日時を比較する。現況情報処理部45は、生成日時の比較により利用者端末6−3が保持している現況情報に新たな現況情報が含まれると判断した場合(ステップS205のYES)には、その新たな現況情報のみを現況情報格納部44に追加することで現況情報格納部44を更新する(ステップS206)。
生成日時の比較により利用者端末6−3が保持している現況情報に新たな現況情報が含まれていないと判断した場合(ステップS205のNO)には、現況情報処理部45は、比較により利用者端末6−3が保持している現況情報に古い現況情報が含まれるかを判断する。ここで、利用者端末6−3が保持している現況情報に古い現況情報が含まれると判断した場合(ステップS207のYES)には、現況情報処理部45は、現況情報格納部44から新しい現況情報を読み出し利用者端末6−3へ送信する(ステップS208)。利用者端末6−3が保持している現況情報に古い現況情報が含まれないと判断した場合(ステップS207のNO)には、現況情報処理部45は次の処理へ進む。
利用者端末6−3の情報処理部63は、災害時用通信部62が受信した新しい現況情報を、現況情報保存部65に保存して現況情報保存部65を更新する(ステップS209)。情報処理部63は、災害時用通信部62が受信した新しい現況情報を表示部64に表示する(ステップS210)。
以上の動作2により、被災地に設置された災害モードのアクセスポイント4−2は、例えば、被災地周辺から現況情報を保持した利用者端末6−3より現況情報を取得することができる。また、災害モードのアクセスポイント4−2は、既に、現況情報格納部44に現況情報を格納している場合は、利用者端末6−3より取得した現況情報と、現況情報格納部44に格納している現況情報との生成日時を比較して、差分となる最新の現況情報のみを現況情報格納部44に格納し、差分となる最新の現況情報のみを利用者端末6−3へ送信することができる。これにより、災害モードのアクセスポイント4−2および利用者端末6−3に保持している現況情報に基づいて、保持している現況情報を相互に最新の現況情報へと更新することができる。
<変形例>
次に、情報提供システム1の変形例として、災害情報サーバ2が定型情報をアクセスポイント4へ提供する構成をさらに備え、アクセスポイント4が利用者端末6へ定型情報を提供する構成を更に備える変形例について説明する。ここで、定型情報とは、災害時に利用者が安全に移動・避難するための情報であり、例えば、避難所や病院等の地図データ、避難所や病院の名称及び住所の文字データ等である。
災害情報サーバ2は、アクセスポイント4に対してアクセスポイント4の設置場所周辺の避難所や病院等の地図を含む定型情報を提供する機能を更に有する。災害情報サーバ2は、位置情報に基づいて定型情報を生成し、生成した定型情報をアクセスポイント4へ送信する機能を更に有する。
アクセスポイント4は、災害発生前に災害情報サーバ2において生成された定型情報を、災害情報サーバ2から受信して保持する機能と更に有する。アクセスポイント4は、災害時に災害モードに移行した場合に、保持している定型情報をアクセスしてきた利用者端末6に対して提供する機能を更に有する。利用者端末6は、災害モードに移行したアクセスポイント4から定型情報を取得して表示部に表示する機能を更に有する災害用アプリケーションを実装している。
以上に説明したとおり、本実施形態の情報提供システム1によれば、災害の影響により、被災エリアにおけるネットワーク3の機能が停止した場合に、ネットワーク3を利用することなくアクセスポイント4から現況情報を利用者端末6へ提供することができる。これにより、利用者は、利用者端末6を使って被災地における交通に関する情報や、電気、水道等のライフラインに関する情報を得ることができる。また、アクセスポイント4は、災害モード時に利用者端末6に対するアクセス制限を行わないので、より多くの利用者端末6に対して現況情報を提供することができる。また、利用者は、利用者端末6に災害用アプリケーションをインストールして、災害時に起動することで、通常は接続できないアクセスポイント4であっても接続することができる。
上述した実施形態における災害情報サーバ2、アクセスポイント4及び利用者端末6内の各機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…情報提供システム,2…災害情報サーバ,3…ネットワーク,4、4−1、4−2、4−3…アクセスポイント,5、5−1、5−2、5−3…無線ネットワーク,6、6−1、6−2、6−3、6−4、6−5…利用者端末,7…ISP,21…現況情報DB,22…共有情報DB,23…現況情報処理部,24…情報入力部,26…情報収集部,27…AP情報DB,28…AP情報処理部,41…第1無線通信部,42…第2無線通信部,43…位置情報格納部,44…現況情報格納部,45…現況情報処理部,46…有線通信部,61…通常時用通信部,62…災害時用通信部,63…情報処理部,64…表示部,65…現況情報保存部

Claims (13)

  1. 複数の利用者端末に無線通信サービスを提供する複数のアクセスポイントの位置に関する情報である位置情報を取得する取得部と、
    前記複数のアクセスポイントのうち自装置と通信ができなくなったアクセスポイントの位置情報に基づいて、異常事態の発生地域を特定する地域特定部と、
    前記地域特定部が特定した前記発生地域の周辺に存在する周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定部と、
    利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得部と、
    前記共有情報及び前記発生地域に基づいて前記周辺アクセスポイントと通信可能な利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成部と、
    前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する送信部と、
    を備える情報提供サーバ。
  2. 前記アクセスポイント特定部が特定した前記周辺アクセスポイントへ、利用者の認証なしで前記利用者端末からのアクセスを受け付ける動作モードへの変更を指示する動作モード指示部を更に備える
    請求項1に記載の情報提供サーバ。
  3. 前記送信部は、自装置の指示により動作モードを変更した前記周辺アクセスポイントの要求に応じて、前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する
    請求項2に記載の情報提供サーバ。
  4. 複数の利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードのいずれかの動作モードで動作する無線通信部と、
    ネットワークを介して利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む前記利用者端末へ提供される提供情報を生成する機能及び前記第1動作モードから前記第2動作モードへの変更を指示する機能を有するサーバの指示に応じて前記無線通信部の動作モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードへ変更する動作モード制御部と、
    前記動作モード制御部による前記第2動作モードへの変更に応じて、前記サーバから前記提供情報又は前記提供情報の差分情報を取得する提供情報取得部と、
    取得した前記提供情報又は前記差分情報を前記利用者端末へ送信する送信部と、
    を備えるアクセスポイント。
  5. 複数の利用者端末に無線通信サービスを提供する複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイントとネットワークを介して通信を行う情報提供サーバとを備える情報提供システムであって、
    前記情報提供サーバは、
    前記複数のアクセスポイントの位置に関する情報である位置情報を取得する取得部と、
    前記複数のアクセスポイントのうち自装置と通信ができなくなったアクセスポイントの位置情報に基づいて、異常事態の発生地域を特定する地域特定部と、
    前記地域特定部が特定した前記発生地域の周辺に存在する周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定部と、
    利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得部と、
    前記共有情報及び前記発生地域に基づいて前記周辺アクセスポイントと通信可能な利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成部と、
    前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する送信部と、
    を備え、
    前記アクセスポイントは、
    前記情報提供サーバから前記提供情報を受信する受信部と、
    受信した前記提供情報を前記利用者端末へ送信する送信部と、
    を備える情報提供システム。
  6. 複数の利用者端末に無線通信サービスを提供する複数のアクセスポイントとネットワークを介して通信を行う情報提供サーバを用いた情報提供方法であって、
    前記複数のアクセスポイントの位置に関する情報である位置情報を取得する取得ステップと、
    前記複数のアクセスポイントのうち前記情報提供サーバと通信ができなくなったアクセスポイントの位置情報に基づいて、異常事態の発生地域を特定する地域特定ステップと、
    前記地域特定ステップにおいて特定した前記発生地域の周辺に存在する周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定ステップと、
    利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得ステップと、
    前記共有情報及び前記発生地域に基づいて前記周辺アクセスポイントと通信可能な利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成ステップと、
    前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する送信ステップと、
    を有する情報提供方法。
  7. 前記アクセスポイント特定ステップにおいて特定した前記周辺アクセスポイントへ、利用者の認証なしで前記利用者端末からのアクセスを受け付ける動作モードへの変更を指示する動作モード指示ステップを更に有する
    請求項6に記載の情報提供方法。
  8. 前記送信ステップでは、前記情報提供サーバの指示により動作モードを変更した前記周辺アクセスポイントの要求に応じて前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する、
    請求項7に記載の情報提供方法。
  9. ネットワークを介して利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む利用者端末へ提供される提供情報を生成するサーバと通信可能であり、前記利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードのいずれかの動作モードで動作するアクセスポイントを用いた情報共有方法であって、
    前記サーバの指示に応じて前記アクセスポイントの動作モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードへ変更する動作モード制御ステップと、
    前記動作モード制御ステップによる前記第2動作モードへの変更に応じて、前記サーバから前記提供情報又は前記提供情報の差分情報を取得する提供情報取得ステップと、
    前記提供情報取得ステップにおいて取得した前記提供情報又は前記差分情報を前記利用者端末へ送信する送信ステップと、
    を有する情報共有方法。
  10. 複数の利用者端末に無線通信サービスを提供する複数のアクセスポイントとネットワークを介して通信を行う情報提供サーバで実行される情報提供プログラムであって、
    前記複数のアクセスポイントの位置に関する情報である位置情報を取得する取得ステップと、
    前記複数のアクセスポイントのうち前記情報提供サーバと通信ができなくなったアクセスポイントの位置情報に基づいて、異常事態の発生地域を特定する地域特定ステップと、
    前記地域特定ステップにおいて特定した前記発生地域の周辺に存在する周辺アクセスポイントを前記位置情報に基づいて特定するアクセスポイント特定ステップと、
    利用者が前記異常事態に関し共有すべき情報である共有情報を取得する共有情報取得ステップと、
    前記共有情報及び前記発生地域に基づいて前記周辺アクセスポイントと通信可能な利用者端末へ提供する提供情報を生成する提供情報生成ステップと、
    前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する送信ステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報提供プログラム。
  11. 前記アクセスポイント特定ステップにおいて特定した前記周辺アクセスポイントへ、利用者の認証なしで前記利用者端末からのアクセスを受け付ける動作モードへの変更を指示する動作モード指示ステップを更に有する
    請求項10に記載の情報提供プログラム。
  12. 前記送信ステップでは、前記情報提供サーバの指示により動作モードを変更した前記周辺アクセスポイントの要求に応じて前記周辺アクセスポイントへ前記提供情報を送信する、
    請求項11に記載の情報提供プログラム。
  13. ネットワークを介して利用者が異常事態に関し共有すべき情報を含む利用者端末へ提供される提供情報を生成するサーバと通信可能であり、前記利用者端末と利用者の認証を行う通信方式で無線通信を行う第1動作モード又は前記利用者端末と利用者の認証なしの通信方式で無線通信を行う第2動作モードのいずれかの動作モードで動作するアクセスポイントで実行される情報共有プログラムであって、
    前記サーバの指示に応じて前記アクセスポイントの動作モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードへ変更する動作モード制御ステップと、
    前記動作モード制御ステップによる前記第2動作モードへの変更に応じて、前記サーバから前記提供情報又は前記提供情報の差分情報を取得する提供情報取得ステップと、
    前記提供情報取得ステップにおいて取得した前記提供情報又は前記差分情報を前記利用者端末へ送信する送信ステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報共有プログラム。
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